JP2003108659A - 病院用多機能ターミナル装置 - Google Patents

病院用多機能ターミナル装置

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JP2003108659A
JP2003108659A JP2001295901A JP2001295901A JP2003108659A JP 2003108659 A JP2003108659 A JP 2003108659A JP 2001295901 A JP2001295901 A JP 2001295901A JP 2001295901 A JP2001295901 A JP 2001295901A JP 2003108659 A JP2003108659 A JP 2003108659A
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Toshihiro Sakurai
俊裕 櫻井
Takemi Kida
武実 貴田
Masashi Hayakawa
正史 早川
Katsuhiro Kawahara
勝広 川原
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、病院を利用する患者に対して様々な
サービスを提供する病院用多機能ターミナル装置の提供
を目的とする。 【解決手段】患者へ貸し出される場合に、その患者の識
別子情報を登録する手段と、病院内の情報を保存する手
段にアクセスすることで、病院内の情報を取得してディ
スプレイに表示する手段と、登録した患者識別子情報を
指定して、患者のとるべき行動についての情報を保存す
る手段にアクセスすることで、患者のとるべき行動につ
いての情報を取得してディスプレイに表示する手段と、
病院外への持ち出しを検出するセンサからの信号を受信
する場合に、患者に対してアラーム信号を出力する手段
とを備えるように構成する。これに加えて、患者の受け
た医療行為についての情報を取得してディスプレイに表
示する手段や、問診情報を入力する手段などを備えるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院を利用すると
きに患者に貸し出されて、病院を利用する患者に対して
様々なサービスを提供する病院用多機能ターミナル装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】総合病院などのような大きな病院で診療
を受ける場合、外来患者は戸惑うことばかりである。
【0003】外来受付としての事務的な受け付けを終え
ると、先ずは、診療を受ける受診科の受付に行かなくて
はならないが、それがどこにあるのか簡単には分からな
いことが多い。案内表示板などを見ながら探すことにな
るが、慣れない場所だけに簡単には分からないことが多
い。
【0004】また、医師から検査を受けるように指示さ
れる場合には、その検査を行う検査室に行かなくてはな
らないが、それがどこにあるのか簡単には分からないこ
とが多い。やはり、案内表示板などを見ながら探すこと
になるが、受診科とは離れた場所にあることなどにより
簡単には分からないことが多い。
【0005】外来患者ばかりでなく、総合病院などのよ
うな大きな病院で診療を受ける場合、入院患者も戸惑う
ことばかりである。
【0006】当日や任意日に、ある検査を受けることを
指示されたり、食事の制限の指示を受けることがある
が、看護婦から何回も指示されるということはないの
で、どのような指示があったのか思い出せないなど、戸
惑うことが多い。
【0007】その他にも、色々と戸惑うことが多く、総
合病院などのような大きな病院で診療を受ける場合、患
者は戸惑うことばかりである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、総合病院
などのような大きな病院で診療を受ける場合、患者は戸
惑うことばかりである。
【0009】これに対して、従来の総合病院などのよう
な大きな病院では、案内板などの充実を図ったり、医師
や看護婦や職員に対してサービスの向上に努めるように
指示することで、これに対処するようにしている。
【0010】また、病院によっては、外来患者にポケッ
トベル(登録商標)を貸し出して、診療の順番になると
そのポケットベルを鳴らすことで、診療室の前に用意さ
れる待合場所に移動することを指示するといったような
サービスを提供している所もあるが、それ以上のサービ
スについては提供されていないのが実情である。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、病院を利用するときに患者に貸し出されて、
病院を利用する患者に対して様々なサービスを提供する
新たな病院用多機能ターミナル装置の提供を目的する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の病院用多機能ターミナル装置は、病院を利
用するときに患者に貸し出されて、病院を利用する患者
に対して様々なサービスを提供する処理を行うものであ
って、(1)患者へ貸し出される場合に、その患者の識
別子情報を登録する手段(患者登録機能)と、(2)病
院内の情報を保存する手段にアクセスすることで、病院
内の情報を取得してディスプレイに表示する手段(病院
情報表示機能)と、(3)登録した患者識別子情報を指
定して、患者のとるべき行動についての情報を保存する
手段にアクセスすることで、患者のとるべき行動につい
ての情報を取得してディスプレイに表示する手段(受診
支援機能)と、(4)登録した患者識別子情報を指定し
て、患者の受けた医療行為についての情報を保存する手
段にアクセスすることで、患者の受けた医療行為につい
ての情報を取得してディスプレイに表示する手段(個人
情報表示機能)と、(5)患者に対して問診入力画面を
表示し、それに対する入力を受け取ることで問診情報を
入力して、それを該当する受診科宛に送信する手段(問
診入力機能)と、(6)登録した患者識別子情報を指定
する呼び出し通知がある場合に、その呼び出し通知を出
力する手段(患者呼び出し機能)と、(7)患者からの
緊急コール要求に応答して、装置の現在位置情報を通知
しつつ、緊急コール要求を送信する手段(緊急コール機
能)と、(8)病院外への持ち出しを検出するセンサか
らの信号を受信する場合に、患者に対してアラーム信号
を出力する手段(端末監視機能)とを備えるように構成
する。
【0013】このように構成される本発明の病院用多機
能ターミナル装置の持つ各機能について説明する。 (1)患者登録機能 外来受付時や入院受付時に、患者番号を病院用多機能
ターミナル装置に登録し、表示する情報の識別を可能と
する。患者番号の登録により、患者氏名をディスプレイ
表示する。
【0014】患者が登録内容の変更を行えないように
し、患者は受付時から会計まで、一貫して自分専用の情
報授受が可能となる。
【0015】会計終了時に病院用多機能ターミナル装
置を回収し、患者登録情報を解除する。 (2)病院情報表示機能 病院内の各ブース(各受診科、検査室、非常口、トイ
レ、会計、売店など)の案内を図解にて表示する。
【0016】患者の現在位置を認識し、到達点までの
ルートを図示する。
【0017】病院から患者へのお知らせ(病院のイベ
ント情報など)をディスプレイ表示する。
【0018】情報発信先は全端末、受診科単位、担当
医師単位、任意の患者単位で宛先を選択できる。 (3)受診支援機能 当日、患者が受診及び実施すべき内容を時系列に表示
する。
【0019】移動先、移動ルートを図解表示する。
【0020】患者の進捗状況を表示し、次に患者がす
べき内容を指示する。
【0021】医師のオーダ情報をリアルタイムに病院
用多機能ターミナル装置に反映できる。
【0022】複数科受診する患者に対して、各受診科
の待ち状況により空いている受診科から順番に受診でき
るように受診順番を指示する。 (4)個人情報表示機能 患者の個人情報(受診歴、検査歴、カルテなど)を表
示する。
【0023】特定のリモートプリンタにより参照結果
を印刷可能にする。 (5)問診入力機能 病院用多機能ターミナル装置より、受診の待ち時間
に、問診データの入力が可能になる。
【0024】音声機能を使うことで、画面と音声によ
る対話型の入力が可能となる。症状については、選択方
式により簡易入力を可能にする。
【0025】問診内容については、受診科により任意
の変更を可能とする。
【0026】入力内容については医師の手元の端末で
参照できる。
【0027】診療実施後は入力を抑止する。 (6)患者呼び出し機能 該当する患者の呼び出しを、病院用多機能ターミナル
装置の画面表示や音出力や振動出力などの呼び出しメッ
セージを使って患者に伝達する。
【0028】患者は指定される操作を使って呼び出し
を認識したことを送信し、これにより呼び出しメッセー
ジを止めることができる。このメッセージの停止操作は
呼び出し元へ通知され、患者が呼び出しを認識した時間
を確認できる。 (7)緊急コール機能 患者が自分の具合の悪いときに、病院用多機能ターミ
ナル装置を操作することで、病院職員を呼び出すことが
できる。
【0029】病院職員は、該当する患者の病院用多機
能ターミナル装置より患者の現在位置を特定して、対応
する処理を行う。 (8)端末監視機能 患者が誤って病院用多機能ターミナル装置を持ち帰ら
ないように、患者が病院用多機能ターミナル装置を携帯
したまま病院の外へ出た場合に、病院の出口センサか
ら、病院用多機能ターミナル装置に対して、画面表示や
音出力や振動出力を使ってアラーム信号を出力する。
【0030】患者が病院の出口センサで感知された場
合、病院内監視端末に対して、患者持ち出し発生の警告
が通知される。
【0031】病院用多機能ターミナル装置を病院内に
回収した場合や、患者が気がついて病院内に戻ってきた
ときには、病院内監視端末と病院用多機能ターミナル装
置で出力した警告メッセージを解除し、記録を残す。
【0032】このようにして、本発明により実現される
病院用多機能ターミナル装置によれば、病院を利用する
ときに患者に貸し出されて、病院を利用する患者に対し
て様々なサービスを提供することで、患者が病院を利用
するときに戸惑うことがなくなることを実現できるよう
になる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0034】本発明を実現する場合には、病院に来院し
た患者は、図1に示すように、受付端末1で外来や入院
の受け付けを行うことで、本発明の病院内用モバイル機
器10の貸し出しを受ける。
【0035】そして、患者は、この後に、病院内で診療
を受けたり検査を行うときに、貸し出された病院内用モ
バイル機器10を操作することで、これから説明する各
種の情報の提供を受ける。
【0036】この病院内用モバイル機器10は、通常の
モバイル機器の持つ入力機能や出力機能の他に、病院内
の各種装置と通信する通信機能や、病院内に設けられる
位置通知用センサ20-i(i=1〜n)の信号を検出す
る機能や、病院出口に設けられる持ち出し検出用センサ
30-i(i=1〜m)の信号を検出する機能や、病院内
に設けられる各種のデータベースにアクセスする機能な
どの機能を有している。
【0037】ここで、病院内用モバイル機器10のアク
セス先となるデータベースとしては、病院内の設備につ
いての情報や病院からのお知らせ情報などの情報を管理
する病院情報データベース100や、患者のとるべき行
動についての情報(これから、どのような受診科で診療
を受けるのかとか、どのような検査を受けるのかといっ
た情報で、医師や検査技師や病院職員が入力する)を管
理する受診支援用データベース200や、患者がこれま
でに受けた医療行為についての情報(医師や検査技師や
病院職員が入力する)を管理する個人情報用データベー
ス300などのデータベースが用意されている。
【0038】なお、病院情報データベース100の管理
する情報の内の設備に関する情報については、それぞれ
の病院内用モバイル機器10に予め保存しておくことも
可能である。
【0039】そして、患者は、病院内での診療や検査を
終えると、図1に示すように、会計端末2で会計を行っ
て、貸し出しを受けた病院内用モバイル機器10を返却
する。
【0040】受付端末2を操作する病院の職員は、病院
内用モバイル機器10を貸し出すときには、図2に示す
ように、初期画面の中から“患者登録機能”を選択し、
登録者ID認証画面を使って、登録者IDやパスワード
や指紋などのその他の認証事項を入力することで患者登
録処理の認証を受けてから、患者ID入力画面を使っ
て、患者IDや患者氏名を入力することで患者登録(ど
の患者にどの病院内用モバイル機器10を貸し出すのか
を登録する)を行う。
【0041】この患者登録が行われると、病院内用モバ
イル機器10には、その患者のIDと氏名とが登録され
て、その患者に貸し出されることになる。
【0042】このようにして登録される患者IDは、患
者の要求に従って、病院内用モバイル機器10がその患
者についての情報を取得するときに、その患者を識別す
るものとして使用されることになる。
【0043】そして、会計端末2で会計を終えると、病
院内用モバイル機器10が返却されることから、病院内
用モバイル機器10に登録された患者IDと患者氏名と
は消去されることになる。
【0044】患者は、貸し出された病院内用モバイル機
器10を病院内で持ち歩くことになるが、病院内用モバ
イル機器10を持ったまま病院外に出てしまうようなこ
とも起こる。
【0045】このような場合には、図3に示すように、
病院出口に設けられる病院内用モバイル機器10を検出
するための持ち出し検出用センサ30-iが警報を通知
(患者の出入りの向きに応じた警報を通知してくる)し
てくるので、病院内用モバイル機器10は、その警報通
知を受け取ると、患者が病院から出るときに通知される
警報である場合には、図4(a)に示すように、画面表
示を使って患者に対してアラーム信号を出力(音出力や
振動出力を使うこともある)する。
【0046】このアラーム信号を受けて、患者が院内に
戻ると、その動きが持ち出し検出用センサ30-iにより
検出されて病院内用モバイル機器10に通知されること
になるので、そのときには、病院内用モバイル機器10
は、アラーム表示を解除する。
【0047】更に、病院内用モバイル機器10は、病院
内に設けられている監視端末3に対して、患者IDを通
知しつつ病院内用モバイル機器10が持ち出されたこと
を通知し、これにより、監視端末3は、図4(b)に示
すように、いつ、どこで、どの病院内用モバイル機器1
0が誰により持ち出されたのかを表示することで、病院
の職員に対して、病院内用モバイル機器10の持ち出し
を通知する。そして、病院内用モバイル機器10が院内
に戻ったときには、その戻った時刻を表示して、警告を
解除する。
【0048】ここで、病院内用モバイル機器10が監視
端末3に対して持ち出しを通知するのではなくて、持ち
出し検出用センサ30-iが病院内用モバイル機器10か
ら患者IDを受け取って、監視端末3に対して持ち出し
を通知するように処理することもある。
【0049】次に、このようにして貸し出された病院内
用モバイル機器10により患者が利用できる各種サービ
スについて説明する。
【0050】(イ)病院情報表示機能 病院内用モバイル機器10は、患者から病院内の設備
(受診科や検査室やトイレや会計など)がどこにあるの
かの問い合わせ要求を受け取ると、病院情報データベー
ス100にアクセスすることで、その設備の位置や、現
在位置からその設備までのルートを取得して、それらを
図解にてディスプレイに表示する処理(音声にて出力す
ることも可能)を行う。
【0051】また、病院内用モバイル機器10は、患者
から病院からのお知らせ情報の閲覧要求を受け取ると、
病院情報データベース100にアクセスすることで、病
院からのお知らせ情報を取得して、それらをディスプレ
イに表示する処理(音声にて出力することも可能)を行
う。
【0052】すなわち、病院内用モバイル機器10は、
図5に示すように、患者からの病院情報の表示要求に応
答して病院情報の紹介画面を表示しているときに、患者
から行き先案内の問い合わせ要求を受け取ると、病院情
報データベース100にアクセスすることで、その設備
の位置を取得して、それを図解にてディスプレイに表示
する処理を行うのである。
【0053】このとき、病院内用モバイル機器10は、
病院内に設けられている位置通知用センサ20-iからの
信号に従って、自機器の位置を知ることが可能であるの
で、それを使って、現在位置からその設備までのルート
を図解にて表示するように処理することもある。
【0054】また、病院内用モバイル機器10は、図5
に示すように、患者からの病院情報の表示要求に応答し
て病院情報の紹介画面を表示しているときに、患者から
病院からのお知らせ情報の閲覧要求を受け取ると、病院
情報データベース100にアクセスすることで、病院か
らのお知らせ情報を取得して、それらをディスプレイに
表示する処理を行うのである。
【0055】ここで、病院からのお知らせ情報について
は、図6(a)に示すように、全ての患者に対して連絡
するという内容のお知らせ情報もあるし、図6(b)に
示すように、例えば内科を受診している患者とか、ある
医師の受診を受けている患者とかいうように、特定の患
者に対して連絡するという内容のお知らせ情報のことも
ある。
【0056】また、病院内用モバイル機器10は、図6
中に示す情報発信端末4に対して、機器に登録した患者
IDを指定して、病院からのお知らせ情報の閲覧要求を
発行するようにしてもよく、この場合には、情報発信端
末4は、病院情報データベース100から、その患者I
Dの指す患者向けのお知らせ情報のみを取得して、それ
を病院内用モバイル機器10に送信するように処理する
ことになる。
【0057】このようにして、病院に来院した患者は、
病院内の設備がどこにあるのかが分からないときには、
病院内用モバイル機器10に問い合わせることでそれを
知ることができるようになり、また、病院内用モバイル
機器10に問い合わせることで、病院からのお知らせ情
報を知ることができるようになることから、戸惑うこと
なく病院を利用できるようになる。
【0058】(ロ)受診支援機能 病院内用モバイル機器10は、患者から病院内でどのよ
うに行動すればよいのかについての情報の問い合わせ要
求を受け取ると、受診支援用データベース200にアク
セスすることで、患者が病院内でどのように行動すれば
よいのかについての情報を取得して、それらをディスプ
レイに表示する処理(音声にて出力することも可能)を
行う。
【0059】すなわち、受診支援用データベース200
には、医師や検査技師や病院職員により入力される各患
者のとるべき行動についての情報(これから、どのよう
な受診科で診療を受けるのかとか、どのような検査を受
けるのかといったような情報)が登録されているので、
病院内用モバイル機器10は、患者から自分のとるべき
行動についての問い合わせ要求を受け取ると、機器に登
録される患者IDを検索キーとして指定して受診支援用
データベース200にアクセスすることで、その患者の
とるべき行動についての情報を取得して、それをディス
プレイに表示する処理を行うのである。
【0060】この患者のとるべき行動についての情報を
表示する案内画面では、上述した病院情報表示機能と連
携することで、図7に示すように、各行き先の位置を図
解にてディスプレイに表示するという処理を行ってい
る。
【0061】また、患者のとるべき行動については、診
療や検査が終えると、医師や検査技師や病院職員によ
り、受診支援用データベース200に登録されている患
者のとるべき行動が更新されていくことになるので、こ
の案内画面で表示する患者のとるべき行動の情報につい
ては、図7に示すように、その都度更新されていくこと
になる。
【0062】なお、完了した指示内容については、消去
されたり、済みのマークが付与されていくことになる。
【0063】この受診支援機能の実現にあたって、受診
支援用データベース200には、各受診科の待ち時間の
情報が自動的にリアルタイムで登録できるようになって
おり、この情報が登録される場合には、病院内用モバイ
ル機器10は、患者が複数の受診科を受診するときに
は、患者が効率的に受診できるようにするために、待ち
時間の少ない方の受診科から先に受診していくことを指
示することになる。
【0064】このようにして、病院に来院した患者は、
例えば、外来の受け付けを終えると、病院内用モバイル
機器10の指示に従って、内科での診療前に採血を行っ
てから、内科で診療を受けることができるようになる。
そして、このとき、診療を行った内科の医師が次にどの
ような検査を受けるべきかの情報を自端末に入力しつ
つ、その検査を受けることを指示するので、患者は、病
院内用モバイル機器10に表示されるその指示に従っ
て、次の検査を受けることができるようになることで、
戸惑うことなく診療や検査を受けることができるように
なる。
【0065】(ハ)個人情報表示機能 病院内用モバイル機器10は、患者から受診歴や検査歴
やカルテについての問い合わせ要求を受け取ると、個人
情報用データベース300にアクセスすることで、その
患者の受診歴や検査歴やカルテについての情報を取得し
て、それをディスプレイに表示する処理(音声にて出力
することも可能)を行う。
【0066】すなわち、個人情報用データベース300
には、医師や検査技師や病院職員により入力される各患
者の受診歴や検査歴やカルテについての情報が登録され
ているので、病院内用モバイル機器10は、患者から受
診歴や検査歴やカルテについての問い合わせ要求を受け
取ると、機器に登録される患者IDを検索キーとして指
定して個人情報用データベース300にアクセスするこ
とで、その患者の受診歴や検査歴やカルテについての情
報を取得して、それをディスプレイに表示する処理を行
うのである。
【0067】この患者の個人情報を表示する画面では、
図8に示すように、先ず最初に、個人情報のメニュー画
面を使って、受診歴を参照したいのか、検査歴を参照し
たいのか、カルテ情報を参照したいのかを選択して、そ
れに従って、機器に登録される患者IDを検索キーとし
て指定して個人情報用データベース300にアクセスす
ることで、患者の受診歴や検査歴やカルテ情報を取得し
て、それをディスプレイに表示するようにしている。
【0068】そして、病院内用モバイル機器10は、こ
のようにして、個人情報をディスプレイに表示している
ときに、患者から表示している個人情報の印刷要求が発
行されると、例えば、会計端末2の近くに設けられるリ
モートプリンタに対して、その印刷を指示することで、
その個人情報を患者にプリントアウトするサービスを提
供している。
【0069】このとき、印刷する個人情報を病院内用モ
バイル機器10からリモートプリンタへと転送するよう
にしてもよいが、リモートプリンタを制御する端末に対
して、個人情報用データベース300からその個人情報
を取得して印刷するように指示してもよい。
【0070】このようにして、病院に来院した患者は、
受診歴や検査歴やカルテ情報について分からないときに
は、病院内用モバイル機器10に問い合わせることでそ
れを知ることができる。つまり、カルテは病院のための
ものではなくて患者のためのものであり、各患者は自分
のカルテを自由に参照したり印刷することができるよう
になる。
【0071】(ニ)問診入力機能 病院内用モバイル機器10は、問診入力機能を有してい
る。病院で初診の診療を受ける場合には、患者は、その
前に、自分の症状を問診表に記入するようにしている。
【0072】病院内用モバイル機器10は、図9に示す
ように、この問診表への記入を電子的に行うことで、患
者が迅速に診療を受けられるようにすることを支援して
いる。電子的な入力方法を用いているので、患者が別の
受診科にかかっているような場合にも問診情報を入力で
きるようになることで、患者は迅速に診療を受けられる
ようになるのである。
【0073】この問診入力機能は、患者により問診入力
先となる受診科が選択されると、例えば、図10に示す
ように、1問1答形式(患者が判断しかねる場合も考慮
して、「分からない」という選択肢を用意している)で
質問を出して回答を得て、それを確認していくことを各
質問項目毎に繰り返していくことで行い、最終段階で、
入力内容の確認が要求されるときに、各項目の入力内容
を訂正できるようにすることで行う。
【0074】ここで、この問診入力についても、質問内
容を音声出力したり、回答結果を音声出力するようにし
てもよい。
【0075】このようにして入力された問診情報につい
ては、医師の使用する端末で閲覧できるようになってい
るが、そのまま表示するのではなくて、医師向けに短縮
された形で同等の内容を表示するようにしてもよい。
【0076】なお、問診入力画面については、図11に
示すようなマスタ設定画面を使って、受診科に合った形
で編集されて(質問の順番はQ1→Q2→・・・という
順番になる)用いられることになる。
【0077】このようにして、病院に来院した患者は、
病院内用モバイル機器10を使って問診表を電子的に記
入できるようになることから、患者が別の受診科にかか
っているような場合にも問診情報を入力できるようにな
ることで、患者は迅速に診療を受けられるようになる。
【0078】(ホ)患者呼び出し機能 病院内用モバイル機器10は、病院の端末からの指示に
応答して、画面表示や音出力や振動出力など使って患者
を呼び出す機能を有している。病院内では、様々な理由
により患者を呼び出す必要があるので、この呼び出し機
能を有しているのである。
【0079】病院の職員は、患者を呼び出す必要がある
ときには、図12に示すように、病院内の端末から患者
を選択して、その患者のIDを宛先としてその患者を呼
び出す。このとき、必要があれば呼び出し理由や連絡先
などについて記述するメッセージを送信する。
【0080】これを受けて、その患者IDの登録されて
いる病院内用モバイル機器10は、自機器が貸し出され
ている患者の呼び出し通知であることを検出して、図1
3に示すように、画面を使って呼び出し通知があること
を患者に通知(音出力や振動出力を使ってもよい)し、
患者が了解ボタンを操作することなどによりその確認を
行うと、それを呼び出し元の端末に返信する。
【0081】このとき、病院内用モバイル機器10は、
患者が確認を入力してこない場合には、一定時間をおい
て再度呼び出しを行うように処理することになる。
【0082】この患者呼び出し処理を実現するために、
病院の職員の操作する端末では、図14(a)に示すよ
うな患者呼び出し元画面を表示することで、どの患者を
呼び出すのかを選択し、呼び出し先の患者に対応付けて
用意されるメッセージの入力ボタンが操作されると、図
14(b)に示すようなメッセージ入力画面を表示する
ことでメッセージを入力して、それを呼び出し先の患者
に送信するように処理することになる。
【0083】ここで、図14(b)に示すメッセージ入
力画面では、新規メッセージの入力域の他に、定型メッ
セージの選択域を設けており、この中から定型メッセー
ジ(使用頻度で順序付けられている)を選択させること
で、送信するメッセージを簡単に入力できるようにして
いる。
【0084】このようにして、病院に来院した患者に対
して、病院内用モバイル機器10を使って直接的に患者
呼び出しが通知されることになることから、患者は病院
からの呼び出しを見逃さずに済むようになる。
【0085】(ヘ)緊急コール機能 病院内用モバイル機器10は、患者が自分の具合の悪い
ときに、その旨を病院の職員に知らせることができる機
能を有している。
【0086】患者は具合が悪くて病院にきていることか
ら、その症状が急激に悪くなることが起こる。そのよう
な患者のために、病院内用モバイル機器10は、緊急コ
ール機能を有しているのである。
【0087】患者は、緊急に病院の職員を呼び出す必要
があるときには、図15に示すように、緊急ボタンを操
作することで職員呼び出し画面を表示して、それを使っ
て、病院の職員の呼び出しを指示する。
【0088】この指示を受け取ると、病院内用モバイル
機器10は、病院内に設けられている位置通知用センサ
20-iから取得した現在位置を通知しつつ、病院の職員
の操作する端末に対して、緊急コールを送信するように
処理するのである。
【0089】ここで、図15の例では、緊急ボタンを操
作することで職員呼び出し画面を表示し、その中から該
当する緊急理由を選択させるように処理しているが、緊
急ボタンが操作されたら、直ちに緊急コールを送信する
ように処理してもよい。
【0090】このようにして、病院に来院した患者は、
具合が悪くなったときなどには、病院内用モバイル機器
10を使ってその旨を病院の職員に知らせることができ
るようになることから、安心して病院を利用できるよう
になる。
【0091】以上に説明したように、本発明の病院内用
モバイル機器10によれば、病院を利用するときに患者
に貸し出されて、病院を利用する患者に対して様々なサ
ービスを提供することで、患者が病院を利用するときに
戸惑うことがなくなることを実現できるようになる。
【0092】図16ないし図18に、以上に説明したサ
ービス機能を実現するために、病院内用モバイル機器1
0が実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0093】ここで、この処理フローは、病院内用モバ
イル機器10に展開されるコンピュータプログラムが実
行するものであり、このコンピュータプログラムは、半
導体メモリなどの適当な記録媒体に記録して提供するこ
とができる。
【0094】次に、この処理フローに従って、病院内用
モバイル機器10が実行する処理の概要について説明す
る。
【0095】病院内用モバイル機器10は、受付端末1
からの入力に応答して患者IDを登録してから患者に貸
し出されると、図16ないし図18の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、会計端末2から機
器返却指示が発行されたのか否かを判断して、機器返却
指示が発行されたことを判断するときには、ステップ2
に進んで、登録した患者IDを取り消して、処理を終了
する。
【0096】一方、ステップ1で、会計端末2から機器
返却指示が発行されないことを判断するときには、ステ
ップ3に進んで、位置通知用センサ20-iから位置信号
が通知されてきたのか否かを判断して、位置通知用セン
サ20-iから位置信号が通知されてきたことを判断する
ときには、ステップ4に進んで、その位置信号に従って
機器の現在位置を更新してから、ステップ1に戻る。
【0097】一方、ステップ3で、位置通知用センサ2
0-iから位置信号が通知されてこないことを判断すると
きには、ステップ5に進んで、持ち出し検出用センサ3
0-iから持ち出しの警報信号又は警報解除信号が通知さ
れてきたのか否かを判断して、通知されてきたことを判
断するときには、ステップ6に進んで、どちらが通知さ
れてきたのかを判断する。すなわち、持ち出しの警報信
号(病院内から病院外へ出るときに通知される)が通知
されてきたのか、あるいは、持ち出しの警報解除信号
(病院外から病院内に戻るときに通知される)が通知さ
れてきたのかを判断するのである。
【0098】この判断処理に従って、持ち出しの警報信
号が通知されてきたことを判断するときには、ステップ
7に進んで、患者に対して、病院内用モバイル機器10
の持ち出し禁止を通知し、続くステップ8で、監視端末
に対して、患者IDを通知しつつ持ち出し情報を送信し
てから、ステップ1に戻る。
【0099】一方、ステップ6の判断処理に従って、持
ち出しの警報解除信号が通知されてきたことを判断する
ときには、ステップ9に進んで、患者に対して通知した
病院内用モバイル機器10の持ち出し禁止の警報を解除
し、続くステップ10で、監視端末に対して、患者ID
を通知しつつ持ち出し解除を送信してから、ステップ1
に戻る。
【0100】一方、ステップ5で、持ち出し検出用セン
サ30-iから持ち出しの警報信号又は警報解除信号が通
知されてこないことを判断するときには、ステップ11
に進んで、登録した患者IDを指定する患者の呼び出し
通知が送信されてきたのか否かを判断して、登録した患
者IDを指定する患者の呼び出し通知が送信されてきた
ことを判断するときには、ステップ12に進んで、患者
に対して、病院側から呼び出しがあることを通知してか
ら、ステップ1に戻る。
【0101】一方、ステップ11で、登録した患者ID
を指定する患者の呼び出し通知が送信されてこないこと
を判断するときには、ステップ13に進んで、患者が何
らかの操作を行ったのか否かを判断して、患者が操作を
行わなかったことを判断するときには、そのままステッ
プ1に戻る。
【0102】一方、ステップ13で、患者が何らかの操
作を行ったことを判断するときには、ステップ14に進
んで、患者から病院情報の提供要求(病院内の設備の情
報や病院からのお知らせ情報などの提供要求)が発行さ
れたのか否かを判断して、病院情報の提供要求が発行さ
れたことを判断するときには、ステップ15に進んで、
病院情報データベース100にアクセスすることで、患
者の必要とする病院情報を取得し、続くステップ16
で、その取得した病院情報を出力してから、ステップ1
に戻る。
【0103】一方、ステップ14で、患者の操作が病院
情報の提供要求でないことを判断するときには、ステッ
プ17に進んで、患者から受診支援サービスの提供要求
(患者から病院内でどのように行動すればよいのかにつ
いての情報などの提供要求)が発行されたのか否かを判
断して、受診支援サービスの提供要求が発行されたこと
を判断するときには、ステップ18に進んで、登録した
患者IDを検索キーとして受診支援用データベース20
0にアクセスすることで、患者の要求する受診支援情報
を取得し、続くステップ19で、その取得した受診支援
情報を出力してから、ステップ1に戻る。
【0104】一方、ステップ17で、患者の操作が受診
支援サービスの提供要求でないことを判断するときに
は、ステップ20に進んで、患者から個人情報の提供要
求(受診歴や検査歴やカルテなどの情報の提供要求)が
発行されたのか否かを判断して、個人情報の提供要求が
発行されたことを判断するときには、ステップ21に進
んで、登録した患者IDを検索キーとして個人情報用デ
ータベース300にアクセスすることで、患者の必要と
する個人情報を取得し、続くステップ22で、その取得
した個人情報を出力してから、ステップ1に戻る。
【0105】一方、ステップ20で、患者の操作が個人
情報の提供要求でないことを判断するときには、ステッ
プ23に進んで、患者の操作が問診情報の入力要求であ
るのか否かを判断して、問診情報の入力要求が発行され
たことを判断するときには、ステップ24に進んで、受
診科に応じた問診入力画面を表示して問診情報を入力
し、続くステップ25で、その入力した問診情報を受診
科宛に送信してから、ステップ1に戻る。
【0106】一方、ステップ23で、患者の操作が問診
情報の入力要求でないこと判断するときには、ステップ
26に進んで、患者の操作が緊急コール要求であるのか
否かを判断して、緊急コール要求であることを判断する
ときには、ステップ27に進んで、位置通知用センサ2
0-iから取得した現在位置を通知しつつ、病院の端末に
対して緊急コールを送信してから、ステップ1に戻る。
【0107】一方、ステップ26で、患者の操作が緊急
コール要求でないことを判断するときには、ステップ2
8に進んで、患者の要求する処理を行ってから、ステッ
プ1に戻る。
【0108】このようにして、病院内用モバイル機器1
0は、図16ないし図18の処理フローを実行すること
で、病院を利用するときに必要となる上述した様々な情
報を患者に提供するように処理するのである。
【0109】(付記1)病院を利用するときに貸し出さ
れて、病院を利用する患者に対して様々なサービスを提
供する病院用多機能ターミナル装置であって、患者へ貸
し出される場合に、その患者の識別子情報を登録する手
段と、病院内の情報を保存する手段にアクセスすること
で、病院内の情報を取得してディスプレイに表示する手
段と、上記患者識別子情報を指定して、患者のとるべき
行動についての情報を保存する手段にアクセスすること
で、患者のとるべき行動についての情報を取得してディ
スプレイに表示する手段と、病院外への持ち出しを検出
するセンサからの信号を受信する場合に、患者に対して
アラーム信号を出力する手段とを備えることを、特徴と
する病院用多機能ターミナル装置。
【0110】(付記2)付記1記載の病院用多機能ター
ミナル装置において、上記患者識別子情報を指定して、
患者の受けた医療行為についての情報を保存する手段に
アクセスすることで、患者の受けた医療行為についての
情報を取得してディスプレイに表示する手段を備えるこ
とを、特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
【0111】(付記3)付記1記載の病院用多機能ター
ミナル装置において、患者に対して問診入力画面を表示
し、それに対する入力を受け取ることで問診情報を入力
して、それを該当する受診科宛に送信する手段を備える
ことを、特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
【0112】(付記4)付記1記載の病院用多機能ター
ミナル装置において、上記患者識別子情報を指定する呼
び出し通知がある場合に、その呼び出し通知を出力する
手段を備えることを、特徴とする病院用多機能ターミナ
ル装置。
【0113】(付記5)付記1記載の病院用多機能ター
ミナル装置において、患者からの緊急コール要求に応答
して、装置の現在位置情報を通知しつつ、緊急コール要
求を送信する手段を備えることを、特徴とする病院用多
機能ターミナル装置。
【0114】(付記6)病院を利用するときに貸し出さ
れて、病院を利用する患者に対して様々なサービスを提
供する病院用多機能ターミナル装置の実現に用いられる
プログラムであって、患者へ貸し出される場合に、その
患者の識別子情報を登録する処理と、病院内の情報を保
存する手段にアクセスすることで、病院内の情報を取得
してディスプレイに表示する処理と、上記患者識別子情
報を指定して、患者のとるべき行動についての情報を保
存する手段にアクセスすることで、患者のとるべき行動
についての情報を取得してディスプレイに表示する処理
と、病院外への持ち出しを検出するセンサからの信号を
受信する場合に、患者に対してアラーム信号を出力する
処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0115】(付記7)付記6記載のプログラムにおい
て、上記患者識別子情報を指定して、患者の受けた医療
行為についての情報を保存する手段にアクセスすること
で、患者の受けた医療行為についての情報を取得してデ
ィスプレイに表示する処理をコンピュータに実行させる
ためのプログラム。
【0116】(付記8)付記6記載のプログラムにおい
て、患者に対して問診入力画面を表示し、それに対する
入力を受け取ることで問診情報を入力して、それを該当
する受診科宛に送信する処理をコンピュータに実行させ
るためのプログラム。
【0117】(付記9)付記6記載のプログラムにおい
て、上記患者識別子情報を指定する呼び出し通知がある
場合に、その呼び出し通知を出力する処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラム。
【0118】(付記10)付記6記載のプログラムにお
いて、患者からの緊急コール要求に応答して、装置の現
在位置情報を通知しつつ、緊急コール要求を送信する処
理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により実現
される病院用多機能ターミナル装置によれば、病院を利
用するときに患者に貸し出されて、病院を利用する患者
に対して様々なサービスを提供することで、患者が病院
を利用するときに戸惑うことがなくなることを実現でき
るようになる。
【0120】これから、患者は待ち時間が減り、病院か
ら短時間で帰ることが可能になり、特に具合の悪い患者
に対しては大変有意義である。また、患者が自主的に情
報を参照できることから、看護婦や窓口の職員などが患
者に対して行う説明が簡略化できるなどの手間の削減が
可能となることで、さらに、病院内の効率が向上し患者
の待ち時間の減少へとつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の説明図である。
【図5】本発明の説明図である。
【図6】本発明の説明図である。
【図7】本発明の説明図である。
【図8】本発明の説明図である。
【図9】本発明の説明図である。
【図10】本発明の説明図である。
【図11】本発明の説明図である。
【図12】本発明の説明図である。
【図13】本発明の説明図である。
【図14】本発明の説明図である。
【図15】本発明の説明図である。
【図16】本発明の実行する処理フローの一実施形態例
である。
【図17】本発明の実行する処理フローの一実施形態例
である。
【図18】本発明の実行する処理フローの一実施形態例
である。
【符号の説明】
1 受付端末 2 会計端末 10 病院内用モバイル機器 20 位置通知用センサ 30 持ち出し検出用センサ 100 病院情報データベース 200 受診支援用データベース 300 個人情報用データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 正史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川原 勝広 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病院を利用するときに貸し出されて、病
    院を利用する患者に対して様々なサービスを提供する病
    院用多機能ターミナル装置であって、 患者へ貸し出される場合に、その患者の識別子情報を登
    録する手段と、 病院内の情報を保存する手段にアクセスすることで、病
    院内の情報を取得してディスプレイに表示する手段と、 上記患者識別子情報を指定して、患者のとるべき行動に
    ついての情報を保存する手段にアクセスすることで、患
    者のとるべき行動についての情報を取得してディスプレ
    イに表示する手段と、 病院外への持ち出しを検出するセンサからの信号を受信
    する場合に、患者に対してアラーム信号を出力する手段
    とを備えることを、 特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の病院用多機能ターミナル
    装置において、 上記患者識別子情報を指定して、患者の受けた医療行為
    についての情報を保存する手段にアクセスすることで、
    患者の受けた医療行為についての情報を取得してディス
    プレイに表示する手段を備えることを、 特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の病院用多機能ターミナル
    装置において、 患者に対して問診入力画面を表示し、それに対する入力
    を受け取ることで問診情報を入力して、それを該当する
    受診科宛に送信する手段を備えることを、 特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の病院用多機能ターミナル
    装置において、 上記患者識別子情報を指定する呼び出し通知がある場合
    に、その呼び出し通知を出力する手段を備えることを、 特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の病院用多機能ターミナル
    装置において、 患者からの緊急コール要求に応答して、装置の現在位置
    情報を通知しつつ、緊急コール要求を送信する手段を備
    えることを、 特徴とする病院用多機能ターミナル装置。
JP2001295901A 2001-09-27 2001-09-27 病院用多機能ターミナル装置 Pending JP2003108659A (ja)

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