JP2003250312A - 乗用型水田作業機 - Google Patents

乗用型水田作業機

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JP2003250312A
JP2003250312A JP2002049628A JP2002049628A JP2003250312A JP 2003250312 A JP2003250312 A JP 2003250312A JP 2002049628 A JP2002049628 A JP 2002049628A JP 2002049628 A JP2002049628 A JP 2002049628A JP 2003250312 A JP2003250312 A JP 2003250312A
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working
wire
lifting
posture
working device
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JP2002049628A
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English (en)
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Takuya Morimoto
琢也 森本
Kazumasa Yoshida
和正 吉田
Yasunari Nakao
康也 中尾
Kozo Koike
康三 小池
Yasuhiro Nagata
永田  康弘
Kanmei Kobayashi
鑑明 小林
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降制御感度を調節機構に対する誤動作を阻
止して作業が安定する乗用型水田作業機を提供する点に
ある。 【解決手段】 苗植付装置の対地高さを検出するセンタ
ーフロートと苗植付装置の昇降駆動を司る昇降制御弁5
6とをレリーズワイヤ25で連係して昇降制御手段を構
成する。レリーズワイヤ25のアウタワイヤ端25eを
移動させて感度調節する感度調節具29を、四連リンク
機構14に取付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に昇降リ
ンク機構を介して作業装置を昇降自在に装着してある乗
用型水田作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】前記作業装置の対地高さを設定高さに維
持する昇降制御手段とその昇降制御手段の制御感度を調
節する感度調節手段とを設け、感度調節手段を運転座席
の横側方に設けていた。つまり、作業装置の対地高さを
検出する接地センサをもうけるとともに、接地センサの
検出結果に基づいて作業装置の対地高さを一定に維持す
る昇降制御手段を設けるとともに、接地センサの基準姿
勢を変更して昇降制御手段の制御感度を調節する手段と
して、接地センサと昇降制御弁とを連係するレリーワイ
ヤとしてのセンサワイヤを調節して接地センサの基準姿
勢を変更する感度調節レバーを設けていた(例えば、特
開平11- 313515号公報)。
【0003】前記した昇降制御弁に対して作業装置を強
制的に上昇作動させる昇降操作レバーを設け、作業装置
が上昇限に達すると作業装置の上昇作動を停止させるべ
く、昇降リンク機構のロアーリンクと昇降操作レバーと
を機械的に連係する連係ロッドを設け、昇降操作レバー
を中立位置に戻す構成を採っていた(例えば、特開平1
1−313515号公報)。
【0004】走行に伴い次回の機体走行基準線を圃場面
に引く左右一対の線引きマーカーと、前記作業装置の両
横側面においてその作業装置を保護するガード部材とを
設け、線引マーカーとガード部材とを作業装置より横側
方に向けて延出した機体フレームに取り付けていた(特
開平10−178816号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、感度調
節手段を運転座席の横側方に設けると、感度調節レバー
がフェンダー等より突出することになるので、苗補給時
の作業の邪魔になったり、誤って感度調節レバーに接触
して不測に操作して、設定感度を変更してしまう、とい
う欠点があった。
【0006】作業装置が上昇限に達した際に、昇降駆動
系を中立状態に戻す構成において、昇降操作レバーと昇
降制御弁とを近接して配置し、昇降操作レバーを中立位
置に戻す構成を採っていた。そうすると、昇降操作レバ
ーと昇降制御弁との連係に不具合があった場合に、作業
装置が上限に至った場合にも、上昇作動が停止されない
という自体が起こる。また、昇降リンク機構と昇降操作
レバーの配置に制約があり、昇降操作レバー等の自由な
配置構成に制限があった。
【0007】線引マーカーの構造は、機体フレームに対
して前後軸芯回りで揺動自在な天秤アームを取り付けと
ともに、天秤アームの一端に線引マーカーを固定して、
線引マーカーを作用姿勢と格納姿勢とに切換可能に構成
し、格納姿勢を維持するロック具を設け、天秤アームを
機体フレームに取り付ける支持ピンを線引アームとは別
部品に形成していた。また、線引マーカーに近接して配
置されている作業装置保護用のガード部材とその線引マ
ーカーとは同一の部材、つまり、機体フレームに取り付
けてあるだけで、両者が互いに連係するものはなかっ
た。
【0008】本発明の目的は、上記欠点を解消する為
に、感度調節手段の設置位置を変更し、作業性のよい誤
操作を回避できる乗用型水田作業機を提供する点にあ
る。また、本発明の目的は、作業装置の上限停止を迅速
確実に行える乗用型水田作業機を提供する点にある。更
に、本発明の目的は、線引マーカーを構成するに部品点
数少なくできるように、かつ、近接して配置されること
になる線引マーカーとガード部材とを連係させて、機器
の組立を容易迅速に行うことのできる乗用型水田作業機
を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】[構成]請求項1にかか
る発明の特徴構成は、前記作業装置の対地高さを設定高
さに維持する昇降制御手段とその昇降制御手段の制御感
度を調節する感度調節手段とを設け、前記作業装置の対
地高さを検出する接地センサと前記作業装置の昇降駆動
を司る昇降制御弁とをレリーズワイヤ式連係機構で連係
して前記昇降制御手段を構成するとともに、前記レリー
ズワイヤ式連係機構のアウタワイヤ端を移動させて感度
調節する前記感度調節具を、前記昇降リンク機構に取付
けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】[ 作用]接地センサと昇降制御弁とを連係
するレリーワイヤ式連係機構におけるアウタ端を移動調
節することによって接地センサの基準姿勢を変更する感
度調節具の設置位置として、昇降リンク機構を選定した
ので、乗用型水田作業機を運転して作業をする際や、予
備苗を補充する等の停止状態での作業時においても、昇
降リンク機構に対する作業を必要とする場合以外に、直
接的に作業者が係わることのない部位であるので、作業
者が不測に操作することを回避できる。
【0011】[効果]したがって、感度が変更されたに
も拘わらず、作業者がそのことに気づくことなく、作業
が続行されることを回避でき、作業の精度不良によるや
り直し等の作業能率の低下を未然に防止することがで
き、作業性のよい乗用型水田作業機を提供できるに至っ
た。
【0012】[構成]請求項2にかかる発明の特徴構成
は、前記作業装置の上昇作動を司る昇降制御弁の操作位
置を、前記作業装置が上昇限に達すると中立位置に強制
戻し操作する上限設定具を前記昇降リンク機構のロアー
リンクに一体揺動自在に設けてある点にあり、その作用
効果は次の通りである。
【0013】[作用効果]上限設定具を連係する対象と
して、従来のように、昇降操作レバーではなく昇降制御
弁に設定してあるので、昇降シリンダの作動を直接制御
する制御弁に作動を停止させることができるので、昇降
制御弁と昇降操作レバーの連係状態に影響されない。し
かも、昇降操作レバーを昇降リンク機構や昇降制御弁に
対して近接して配置する要請が小さくなり、昇降操作レ
バーの設置位置に制約が少なくなる。
【0014】[構成]請求項3にかかる発明の特徴構成
は、走行に伴い次回の機体走行基準線を圃場面に引くべ
く横外方に突出した作用姿勢と内方に引退した格納姿勢
とに切換え揺動自在な左右一対の線引マーカーを設け、
前記作業装置を下降させた作業状態で線引マーカーを作
用姿勢に設定するとともに、前記格納姿勢に維持するロ
ック具を設け、前記線引マーカーの基部に設ける回動支
点軸部分と前記ロック具に係合するロック係合部分とを
単一の部材で形成してある点にあり、その作用効果は次
の通りである。
【0015】[作用効果]従来、別個に設けていた、線
引マーカーを揺動自在に支持する回動支点軸部分とロッ
ク係合部分とを単一の部材に纏めて形成することによっ
て、部品点数の削減が図れるとともに、組立て工数の低
減等の製作上の効果も大きい。
【0016】[構成]請求項4にかかる発明の特徴構成
は、走行に伴い次回の機体走行基準線を圃場面に引くべ
く横外方に突出した作用姿勢と内方に引退した格納姿勢
とに切換え揺動自在な左右一対の線引マーカーと、前記
作業装置の両横側面において左右に突出する状態でその
作業装置を保護する作用姿勢と引退した格納姿勢とに切
換自在なガード部材とを設け、前記作業装置を下降させ
た作業状態で線引マーカーとガード部材とを作用姿勢に
設定するとともに、前記線引マーカーの回動支点軸部分
に対して前記ガード部材を係合させることによって、前
記ガード部材を前記格納姿勢に維持すべく構成してある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0017】[作用効果]つまり、線引マーカーの回動
支点軸部分にガード部材を係合させることによって、ガ
ード部材を格納姿勢に維持することができる。これによ
って、ガード部材を格納姿勢に維持するための専用具を
必要とせず、回動支点軸部分による兼用化が達成でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】4条植えの乗用型田植機について
説明する。図1及び図2に示すように、前車輪1と後車
輪2とを備えた走行機体3の前部にエンジン4、静油圧
式無段変速装置5、ミッションケース6を備えて原動部
を構成するとともに、ミッションケース6の後端横側面
に左右一対の後車輪ケース7,7をミッションケース6
との接続点を中心として上下揺動可能に枢支し、サスペ
ンション機構8で後車輪ケース7,7を支持し、走行機
体3の前端部に操縦ハンドル9、操縦ハンドル9の左側
に静油圧式無段変速装置5等を変速操作する変速操作レ
バー10、操縦ハンドル9の右側に後記する苗植付装置
38の昇降作動を司る昇降操作レバー11、走行機体3
の中間部に操縦座席12、操縦座席12の後方に吊上げ
式の昇降シリンダ13によって昇降駆動可能な昇降リン
ク機構としての四連リンク機構14と、その四連リンク
機構14に苗植付装置38をローリング作動自在に取付
けて、乗用型田植機を構成してある。
【0019】四連リンク機構14は、単一広幅構成のト
ップリンク14A、左右一対のロアーリンク14B、両
リンク14A、14Bを連結する後端リンク14Cとか
らなり、後端リンク14Cの下端部に前後軸芯回りで左
右揺動可能に苗植付装置38の植付ケース15を取り付
けている。苗植付装置38は、前記した植付ケース1
5、前後向き姿勢の植付伝動ケース16、植付伝動ケー
ス16の後端横側面に支持された左右一対の回転ケース
17、各回転ケース17に植付回転自在に取り付けられ
ている一対の植付アーム18、4条分の苗載せ面19a
を備えた苗載せ台19、を装備し、植付圃場面を均す整
地フロート21及び次回の植付予定走行線を圃面に印す
左右一対の線引きマーカー20,20を備えて構成され
ている。
【0020】図3,4に示すように、ミッションケース
6の上部に昇降制御弁56が取り付けられており、昇降
制御弁56の作動油の給排操作によって昇降シリンダ1
3が伸縮駆動されて、苗植付装置38が昇降駆動され
る。次に、昇降制御弁56を操作する昇降操作レバー1
1の構造について説明する。図5及び6に示すように、
エンジン搭載用の後フレーム24の右横部分24aに支
持板61が連結されて、支持板61に連結された支持軸
61aに操作板62が揺動自在に支持されており、昇降
制御弁56(図3参照)と操作板62の操作アーム62
aとが、ワイヤ64を介して連係されている。エンジン
16の動力を苗植付装置38に伝動及び伝動遮断自在な
植付クラッチ(図示せず)が、ミッションケース1の内
部に配置されており、操作板62の操作アーム62aと
植付クラッチとが、ワイヤを介して連係されている。
【0021】図5に示すように、支持板61にレバーガ
イド63が備えられており、レバーガイド63に沿って
支持軸61a周りに、昇降操作レバー11及び操作板6
2を上昇位置U、中立位置N、下降位置D及び植付位置
Aに操作することができる。植付位置Aにおいて昇降操
作レバー11を支持軸60bの軸芯周りに、右及び左マ
ーカー位置MR,MLに操作することができる。図6に
示すように、支持板61の横軸芯P7周りにデテントア
ーム65が揺動自在に支持されて、デテントアーム65
と支持軸61aとに亘って引っ張りバネ66が接続され
ており、操作板62の外周部に形成された3つの凹部に
デテントアーム65のローラー65aが入り込むよう
に、引っ張りバネ66によってデテントアーム65が上
方に付勢されている。これにより、操作板62の凹部に
デテントアーム65のローラー65aが入り込むことに
よって、昇降操作レバー11及び操作板62が中立位置
N、下降位置D及び植付位置Aに保持される。固定側フ
レーム(図示せず)と操作板62とに亘って引っ張りバ
ネ67が接続されており、引っ張りバネ67により昇降
操作レバー11及び操作板62が上昇位置Uに付勢され
ている。
【0022】一方、昇降制御弁56の操作構造は、次の
ようになっている。図6及び図7に示すように、昇降制
御弁56が昇降用の四連リンク機構14の基端部よりや
や機体前方側に備えられ、昇降制御弁56のスプール5
6aが突出側(図7の紙面右方)(昇降シリンダ13の
伸長側で苗植付装置38の下降側)に付勢されており、
昇降制御弁56のスプール56aを図7の紙面左方に押
し操作(昇降シリンダ13の収縮側で苗植付装置38の
上昇側)する駆動アーム27が備えられている。この駆
動アーム27は後記する天秤アーム55と隣接して設け
てある。
【0023】図4〜図7に示すように、駆動アーム27
は、昇降操作レバー11を駆動する操作アーム62aか
ら延出されたワイヤ64のインナーワイヤー64aに連
係されており、昇降操作レバー11の操作に連動して揺
動する。そして、駆動アーム27は、突出側に付勢され
ている昇降制御弁56のスプール56aから受ける揺動
力と、昇降操作レバー11とがバランスして、中立位置
に設定されている。
【0024】昇降操作レバー11を上昇位置Uに操作す
ると、昇降制御弁56から昇降シリンダ13に作動油が
供給され、昇降シリンダ13が収縮作動して苗植付装置
38が上昇駆動される。昇降操作レバー11を中立位置
Nに操作すると、昇降制御弁56の作動油の給排操作が
停止され昇降シリンダ13が停止して、苗植付装置38
が停止する。昇降操作レバー11を下降位置Dに操作す
ると、昇降制御弁56を介して昇降シリンダ13から作
動油が排出され、昇降シリンダ13が伸長作動して苗植
付装置38が下降駆動される。上昇位置U、中立位置N
及び下降位置Dにおいて、植付クラッチが伝動遮断側に
操作されており、右及び左の線引マーカー20が格納姿
勢に保持されている。昇降操作レバー11を植付位置A
に操作すると、植付クラッチが伝動側に操作されて、苗
植付装置38による苗の植え付けが開始されるのであ
り、後記するように、苗植付装置38が田面から設定高
さに維持されるように、昇降シリンダ13により苗植付
装置41が自動的に昇降駆動される。
【0025】次に、植付深さを一定に維持すべく、苗植
付装置38が田面から設定高さに維持される自動昇降制
御の構成について説明する。図7及び図8に示すよう
に、植付ケース15に取り付けられて左右に延出された
角パイプ状の横フレーム22と平行に、各植付伝動ケー
ス16に亘って支持軸30が回転自在に支持され、支持
軸30における植付伝動ケース16の付近の部分から2
本ずつ支持アーム31が延出されており、支持アーム3
1の横軸芯P2周りに、センターフロート21A及びサ
イドフロート21Bの後部が上下揺動自在に支持されて
いる。
【0026】図8に示すように、センターフロート21
A及びサイドフロート21Bの前部の左右中央部に、平
面視コ字状のリンク部材35が上下揺動自在に支持され
て、横フレーム22の前面に平面視コ字状のリンク部材
37が上下揺動自在に支持されており、リンク部材3
5,37の先端が揺動自在に連結されている。これによ
り、リンク機構35,37によってセンターフロート2
1A及びサイドフロート21Bの前部が左右に振れない
ように案内されながら、センターフロート21A及びサ
イドフロート21Bが横軸芯P2周りに上下揺動自在に
支持される。
【0027】図8に示すように、支持軸30に植付深さ
レバー32が連結されており、植付深さレバー32によ
り支持軸30及び支持アーム31の角度を変更し、後述
するように横軸芯P2の位置を上下に変更して、苗の植
付深さを変更するのであり、横フレーム22に連結され
たレバーガイド33に植付深さレバー32を係合させて
固定することによって、苗の植付深さを設定する。横フ
レーム22に固定されたブラケット41の横軸芯P3周
りに、平面視コ字状のフレーム43が上下揺動自在に支
持され、植付深さレバー32とフレーム43とに亘って
連係ロッド26が接続されており、植付深さレバー32
によってフレーム43の姿勢が決まるように構成されて
いる。
【0028】図8に示すように、センターフロート21
Aの前部の横軸芯P4周りに正面視コ字状のフレーム4
0が前後揺動自在に支持され、フレーム43に固定され
たピン44がフレーム40の長孔40aに挿入されて、
フレーム40の上部とピン44とに亘ってバネ45が架
設されており、バネ45によってセンターフロート21
Aが下方側に付勢されている。図8に示すように、レリ
ーズワイヤ機構としてのワイヤ25のインナー25aが
ピン44に接続され、ワイヤ25のアウター25bがフ
レーム40に接続されている。これにより、田面Gに接
地追従するセンターフロート21Aに対して、機体の上
下動等により苗植付装置38が上下動すると、苗植付装
置38に対してセンターフロート21Aが横軸芯P2周
りに上下揺動する状態となる。
【0029】一方、昇降制御弁56の操作構造は、次の
ようになっている。前記したように、昇降制御弁56が
四連リンク機構14の前方に備えられ、昇降制御弁56
のスプールを図7の紙面左方に押し操作(昇降シリンダ
13の収縮側で苗植付装置38の上昇側)する天秤アー
ム55が備えられている。この天秤アーム55の一端に
対して、駆動アーム27が植付位置に位置する側からピ
ン27aを介して当接して、天秤アーム55を上昇位置
側に駆動移動させるように構成してある。図7に示すよ
うに、天秤アーム55の他端は、センターフロート21
Aから延出されたワイヤ25のインナーワイヤー25a
に連係されており、駆動アーム27が植付位置Aにある
場合には、駆動アーム27と当接することなく、自由に
センターフロート21Aが横軸芯P2回りで揺動するに
連れて天秤アーム55が揺動すべく構成してある。
【0030】そして、天秤アーム55は、突出側に付勢
されている昇降制御弁56のスプールから受ける揺動力
と、センターフロート21Aを接地付勢するバネ45の
付勢力とのバランスによって、昇降制御弁56の中立位
置Nに保持されている。図8に示すように、センターフ
ロート21Aが横軸芯P2回りで上下揺動すると、ピン
44に対してフレーム40に取り付けられているワイヤ
25のアウタ端25bが上下に移動する。このように、
アウタ端25bが移動することによって、そのアウタ端
25bとピン44との第1間隔L1が変動する。この変
動を受けて天秤アーム55に連係されたインナー端が、
そのインナー25aを突出させたアウタ端25bに対し
て第1間隔L1を補うように第2間隔L2を変動させ
る。つまり、第1間隔L1が広くなれば第2間隔L2は
狭くなるように、かつ、第1間隔L1が狭くなれば第2
間隔L2が広くなるように、変動する。そして、この第
2間隔L2の変動を受けて天秤アーム55が中立位置N
より上下位置U、Dに揺動する。
【0031】以上のようなセンターフロート21Aの構
成に基づく、自動昇降制御を説明すると、苗植付装置3
8が圃面より設定された高さに位置する場合には、セン
ターフロート21Aに作用する接地圧によって前後方向
での所定傾斜姿勢に維持される。通常は水平状態にあ
る。所定傾斜姿勢において、走行機体3が耕盤での凹凸
部に至って沈み込みを生じた場合には、走行機体3とと
もに苗植付装置38も沈み込みを生じるためにセンター
フロート21Aにかかる接地圧が大きくなって、センタ
ーフロート21Aに前後方向での傾斜姿勢が、フロート
21Aの前端を上方に位置する上向き傾斜姿勢に変動し
ようとする。センターフロート21Aの上向き移動によ
って、接地圧を設定しているバネ45の上端を係止して
いるフレーム40が上方に移動し、フレーム40の上端
とピン44とに亘って架渡されているバネ45が伸びる
方向に変化する。このことは、ワイヤ25のアウタ端2
5bからピン44までのインナーワイヤ25aが引き出
されたことになる。
【0032】そうすると、第1間隔L1が長くなる分、
第2間隔L2が短くなるように、天秤アーム55が揺動
して昇降制御弁56を上昇側に押圧操作する為に、苗植
付装置38は上昇する。苗植付装置38が上昇すると、
センターフロート21Aに対する接地圧が低下すること
になって、第1間隔L1が基準間隔に戻ろうとする。こ
れによって、バネ45の付勢力が弱くなるとともに突出
側に付勢された昇降制御弁56のスプールにより天秤ア
ーム55が中立位置に復帰して、基準の昇降位置に維持
することができる。
【0033】上記場合と反対に、走行機体3が凸面に乗
り上げて苗植付装置38が圃面より浮上した場合には、
夫々の機構が反対の動きをして、昇降位置を維持する制
御を行う。
【0034】次に、昇降制御の制御感度調節構造につい
て説明する。圃場面の硬軟に対応して、適切なバネ付勢
力を作用させるように調節する構造を採用している。つ
まり、圃面が硬い場合にバネ45の付勢力を弱くする
と、センターフロート21Aの昇降感度が敏感になりす
ぎる為に、頻繁に苗植付装置38の昇降制御が行われる
ことになり、基準状態に戻る前に、センターフロート2
1Aの作動によって次に制御指令が入ることもあり、却
って、制御のハンチングを起こすおそれがある。これに
対して圃面が柔らかい場合に、バネ45の付勢力が大き
すぎると応答性が悪く、センターフロート21Aが前下
がり姿勢になりすぎる傾向を呈するために、苗植付装置
38が基準高さを維持できない。
【0035】以上のように、圃面の硬軟が異なる場合で
あっても、これに対応すべく昇降制御感度調節構造を設
けている。図9及び図10に示すように、センターフロ
ート21Aと昇降制御弁56とを連係しているワイヤ2
5の途中に感度調節手段としての昇降制御感度調節機構
28を設けてある。具体的には、ワイヤ25におけるア
ウタワイヤ25bをフロート側アウタワイヤ25cと制
御弁側アウタワイヤ25dとに分割し、フロート側アウ
タワイヤ25cと制御弁側アウタワイヤ25dの相対向
する端部においてフロート側アウタワイヤ25cの端部
25eを可動できるようにするとともに、制御弁側アウ
タワイヤ25dの端部25fを固定する。
【0036】つまり、フロート側アウタワイヤ25cの
端部25e近傍には、感度調節具としての感度調節レバ
ー29を設けてある。図9から図11に示すように、四
連リンク機構14における左のロアーリンク14Bに対
してレバーガイド33を取付固定するとともに、このレ
バーガイド33に横軸芯回りで揺動自在に感度調節レバ
ー29を設けてある。レバーガイド33には硬軟度を表
示したガイド溝33Aに沿ってスライド移動する可動体
34を設け、この可動体34に感度調節レバー29を係
合して、可動体34を移動させるように構成してある。
可動体34には、フロート側アウタワイヤ25cの端部
25eが取り付けてあり、感度調節レバー29を揺動操
作すると可動体34とともに、フロート側アウタワイヤ
25cの端部25eをインナーワイヤ25bに対して相
対移動させることができる。尚、硬軟度は1から7まで
の数値で示され、この数値を大きく設定するほどセンタ
ーフロート14Aの目標姿勢が前上がり状態になり、硬
い圃面に対応した鈍感状態となる。
【0037】以上のような構成により、フロート側アウ
タワイヤ25cの端部25eと制御弁側アウタワイヤ2
5dの端部25fとの間隔が広がる方向に操作すると、
第1間隔L1が狭まるようにフロート側アウタワイヤ2
5cのフレーム40に取り付けられている端部25gが
下降することになり、バネ45付勢力は弱くかつセンタ
ーフロート21Aの姿勢は前下がり姿勢となり、圃面が
柔らかい場合に対応した敏感状態に設定できる。反対側
に感度調節レバー29を操作すると、圃面が硬い場合に
対応した鈍感状態に設定できる。
【0038】上記のように、感度調節レバー29をロア
ーリンク14Bに配置する構成によって、操縦座席12
の近傍に配置する必要がなく、図2に示すように、操縦
座席12の横側方における後輪フェンダー部36を操作
具を配置しない構成とでき、その後輪フェンダー部36
を補助ステップとして形成し、予備苗を補給する際に有
効に使用できる。無意識に感度調節レバー29を操作す
ることがないので、不測に植付感度が変動することがな
い。ワイヤ25はロアーリンク14Bに沿ってその下方
に配置され、操縦座席12の下方に配置されている昇降
制御弁56まで延出されている。
【0039】次に、苗植付装置38を上昇限に操作した
際に、昇降制御弁56及び昇降操作レバー11を中立位
置Nに戻すフィードバック機構46について説明する。
図11〜図13に示すように、左側のロアーリンク14
Bの揺動支点近傍に、逆U字状に向きを設定されたフィ
ードバックアーム46Aが固着されるとともに、昇降制
御弁56を駆動操作する駆動アーム27に対して上限設
定具としての連係ロッド46Bを係合連係し、駆動アー
ム27よりフィードバックアーム46Aに向けて連係ロ
ッド46Bを延出し、その延出端をフィードバックアー
ム46Aの逆U字状空間内を貫通させてある。貫通した
連係ロッド46Bの先端部には受け止めディスク46C
が取り付け固定してあり、フィードバックアーム46A
に対して後方より当接するように構成してある。
【0040】上記した構成において、図12(イ)に示
すように、苗植付装置38が下降した状態にあると、フ
ィードバックアーム46Aは受け止めディスク46Cよ
り前方に位置して離間している。この状態より苗植付装
置38の上昇が開始されると、フィードバックアーム4
6Aが受け止めディスク46Cに当接する時点より駆動
アーム27を中立位置に戻し操作し、図12(ロ)に示
すように、苗植付装置38が上昇限に至った時点で駆動
アーム27が中立位置Nに戻り昇降操作レバー11を中
立位置に戻すようにしてある。ロアーリンク14Bと昇
降制御弁56の駆動アーム27との間は連係ロッド46
Bで連係して、確実に中立復帰が行えるようにし、昇降
操作レバー11を中立位置に戻す構成として、昇降操作
レバー11と昇降制御弁56とを連係するワイヤを利用
しているので、調整が容易である。
【0041】図1及び図2に示すように、1回の植付行
程の走行時に次の植付行程の指標を田面に形成する線引
マーカー20が、苗植付装置38の右及び左横部に備え
られており、以下、線引マーカー20について説明す
る。図14に示すように、右及び左の線引マーカー20
は田面に突入して指標を形成する作業姿勢、及び田面か
ら上方に離れた格納姿勢に操作自在に構成されており、
苗植付装置38が田面から大きく上昇駆動されると、右
及び左の線引マーカー20が格納姿勢に操作されて、後
記する右及び左のロック機構47により右及び左の線引
マーカー20、20が格納姿勢に保持されるように構成
されている。苗植付装置38を田面まで下降駆動する際
に、右又は左のロック機構47を解除操作すると、右又
は左の線引マーカー20が格納姿勢から作業姿勢に操作
される。
【0042】線引マーカー20の構造について説明す
る。図14及び図15に示すように、植付伝動ケース1
6より延出されたサイドフロート支持用のパイプ製の支
点軸30に、線引マーカー20を揺動自在に支持する支
持ブラケット48を取付けてある。支持ブラケット48
は、左右に立設された一対の立上壁48A,48Aと、
その立上壁48A、48Aを連結する底壁48Bとから
なり、底壁48Bをボルト49で支点軸30に固定し
て、取付られている。
【0043】図15に示すように、線引マーカー20は
一本の丸棒材を曲げ形成して構成したものであり、直線
状に形成した回動支点軸部分20Aを両立上壁48A、
48Aに亘って架設し、両立上壁48A、48Aに枢支
された回動支点軸部分20Aの横向き軸芯P1を中心と
して上下揺動自在に支持されており、その揺動によって
作用姿勢と格納姿勢とに切り換え可能に構成してある。
両立上壁48A、48Aに支持された回動支点軸部分2
0Aより上方の部分はその回動支点軸部分20Aと平行
な状態となるように折り返されており、この折り返され
て形成されたロック係合部20Bは後記するロック具と
してのロック金具47Aが係止して、線引マーカー20
を格納姿勢に維持するように構成する。ロック金具47
Aは両立上壁48A、48Aに架け渡された支軸回りで
上下揺動可能に支持されており、バネ47Bによりロッ
ク係合部20Bと係合方向に付勢されている。ここに、
ロック金具47Aとロック係合部20Bとでロック機構
47を構成する。
【0044】図14及び図15に示すように、線引マー
カー20の回動支点軸部分20Aとロック係合部20B
との一端部に、ワイヤ係止ブラケット50を嵌め込み固
定してあり、ワイヤ係止ブラケット50の上端部に線引
マーカー20を格納姿勢に引き上げ操作する引上げワイ
ヤ51を連係し、ワイヤ係止ブラケット50の下端部に
は線引マーカー20を作用姿勢に付勢するバネ52を連
係してある。一方、図16に示すように、四連リンク機
構14におけるロアーリンク14Bと後端リンク14C
との連結点から延出された連結フレーム14Dと、昇降
シリンダ13のピストン13Aとの連結部位に係止片1
4dを立設し、ワイヤ係止ブラケット50に連係された
引上げワイヤ51の他端を、係止片14dに抜け止め不
能に係入させてある。したがって、昇降シリンダ13を
引き上げると、係止片14dで引き上げワイヤ51を引
き操作して、線引マーカー20を格納姿勢に切換える。
線引マーカー20が格納姿勢に切換ると、入り付勢され
たロック金具47Aが線引マーカー20のロック係合部
20Bに係合して、格納姿勢をロックする。
【0045】前記したロック機構47に対する解除機構
を備えてあり、それについて説明する。図5に示すよう
に、支持板61に固定された支持軸61b周りに、正面
視で扇型の操作板68が揺動自在に支持され、左右ロッ
ク機構47のロック金具47Aと操作板68とが右及び
左のワイヤ70を介して接続されており、操作板68を
中立姿勢に付勢する引っ張りバネ71が、操作板68と
支持板61とに亘って接続されている。上記した構成に
おいて、昇降操作レバー11を植付位置Aに切り換えた
状態で、左側に傾倒させると、操作板68を支持軸61
b回りに右回りに回転させて、左側のワイヤ70を引き
操作し左側のロック金具47Aをロック係合部20Bよ
り離間させる。右側のワイヤ70は弛みを生じるだけで
右側のロック金具47Aに対しては操作力を及ぼさな
い。
【0046】以上の操作によって、左側の線引マーカー
20が作用姿勢に突出され、右側の線引マーカー20は
格納姿勢を維持する。昇降操作レバー11を植付位置A
で右側に傾倒させると、反対に、右側の線引マーカー2
0が作用姿勢に突出するとともに、左側の線引マーカー
20は格納姿勢を維持することになる。
【0047】なお、線引マーカー20は回動支点軸部分
20Aを形成するのに折り曲げ部を形成してあり、しか
も、回動支点軸部分20Aとロック係合部20Bとを連
結する折り曲げ部近傍までワイヤ係止ブラケット50を
装着してある。このような特殊な状態にワイヤ係止ブラ
ケット50を装着するには、図17に示すように、ワイ
ヤ係止ブラケット50に回動支点軸部分20Aを挿通す
る基端係合孔50aとロック係合部20Bを挿通するロ
ック用係合孔50bとを形成するが、まず、図17
(イ)に示すように、ロック用係合孔50bを回動支点
軸部分20Aに挿通し、ロック用係合部20Bの奥まで
一旦差し入れる。そして、図17(ロ)に示すように、
基端係合孔50aを回動支点軸部分20A内に差し込ん
で、図17(ハ)に示すように、所定の位置まで戻し移
動させる。このような手順によって、ワイヤ係止ブラケ
ット50を装着することができる。ワイヤ係止ブラケッ
ト50を装着した後に、回動支点軸部分20Aを両立上
壁48Aに亘って架け渡し、線引マーカー20を取り付
ける。
【0048】線引マーカー20を支持している支持ブラ
ケット48に対してパイプ製の摺動板ガード部材53を
設けてある。苗載せ台19は植付け作動に連動して一定
ストロークで左右に往復移動するが、この苗載せ台19
の横移動を支持する摺動板19Aが苗載せ台19の下方
に配置してある。この摺動板19Aが横側方に張り出し
てあるので、他物との接触による損傷を回避すべく、摺
動板ガード部材53が設けてある。
【0049】図14,15,16,18に示すように、
摺動板ガード部材53は左右に張り出した支持ピン53
Aを両立上壁48A、48Aに形成した支持孔48a内
に挿通させて支持されている。支持孔48aは、鉤状に
屈折した長孔に形成してあり、支持ピン53Aを長孔に
沿って移動させると、図14、16に示すように、摺動
板ガード部材53を横側方に張り出した作用姿勢と、図
18に示すように、下向きに折り畳んだ収納姿勢とに切
り換えることができる。支持ピン53Aの近傍には線引
マーカー20の回動支点軸部分20Aが枢支してあり、
摺動板ガード部材53の内端には、回動支点軸部分20
Aに係合可能な切り欠き部53aが設けてある。摺動板
ガード部材53を作用姿勢に切換えると、切り欠き部5
3aが回動支点軸部分20Aに係合して、作用姿勢が維
持される。支持ピン53Aと回動支点軸部分20Aとに
亘ってバネ54が架け渡してあり、摺動板ガード部材5
3の収納姿勢と作用姿勢とを維持するように機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】センターフロートと昇降制御弁との連係構造を
備えたリンク機構を示す側面図
【図4】図3における平面図
【図5】昇降操作レバーを示す正面図
【図6】昇降操作レバーを示す側面図
【図7】昇降制御弁とその操作構造を示す平面図
【図8】センサフロートの支持構造と植付け深さ検出構
造を示す側面図
【図9】植付深さの感度調節操作構造を示す平面図
【図10】図9における縦断正面図
【図11】植付深さの感度調節操作構造を示す平面図
【図12】苗植付装置を上昇限まで作動させた場合に、
昇降制御弁を中立状態に戻す構造を示す側面図
【図13】図12における正面図
【図14】線引マーカーと摺動板ガード部材とを示す側
面図
【図15】図14における縦断正面図
【図16】線引マーカーの強制上昇駆動構造を示す側面
【図17】線引マーカーをワイヤ係止ブラケットに装着
する状態を示す作用図
【図18】摺動板ガード部材を収納姿勢に設定した状態
を示す側面図
【符号の説明】
3 走行機体 14 昇降リンク機構 14B ロアーリンク 20 線引マーカー 20A 回動支点軸部分 20B ロック係合部 21A 接地センサ 25 レリーズワイヤ連係機構 28 感度調節手段 29 感度調節具 38 作業装置 46B 上限設定具 47 ロック金具 53 ガード部材 56 昇降制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01B 69/02 A01B 69/02 A 2B304 73/04 73/04 B62D 49/00 B62D 49/00 K (72)発明者 中尾 康也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 小池 康三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 永田 康弘 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 小林 鑑明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B041 AA02 AB05 AC06 BA09 2B043 AA01 AB02 BA02 CA03 CB03 CB19 2B062 AA05 AB01 BA32 BA35 BA62 2B063 AA02 AB01 AB08 BB21 CA04 CA12 2B064 AA02 AA05 AA07 AB01 AC01 2B304 KA03 LA09 LB05 LB16 MA02 MC12 PC01 PC02 PC08 QA22 QB12 QC13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に昇降リンク機構を介して作業
    装置を昇降自在に装着してある乗用型水田作業機であっ
    て、 前記作業装置の対地高さを設定高さに維持する昇降制御
    手段とその昇降制御手段の制御感度を調節する感度調節
    手段とを設け、 前記作業装置の対地高さを検出する接地センサと前記作
    業装置の昇降駆動を司る昇降制御弁とをレリーズワイヤ
    式連係機構で連係して前記昇降制御手段を構成するとと
    もに、前記レリーズワイヤ式連係機構のアウタワイヤ端
    を移動させて感度調節する前記感度調節具を、前記昇降
    リンク機構に取付けてある乗用型水田作業機。
  2. 【請求項2】 走行機体に昇降リンク機構を介して作業
    装置を昇降自在に装着してある乗用型水田作業機であっ
    て、 前記作業装置の上昇作動を司る昇降制御弁の操作位置
    を、前記作業装置が上昇限に達すると中立位置に強制戻
    し操作する上限設定具を前記昇降リンク機構のロアーリ
    ンクに一体揺動自在に設けてある乗用型水田作業機。
  3. 【請求項3】 走行機体に昇降リンク機構を介して作業
    装置を昇降自在に装着してある乗用型水田作業機であっ
    て、 走行に伴い次回の機体走行基準線を圃場面に引くべく横
    外方に突出した作用姿勢と内方に引退した格納姿勢とに
    切換え揺動自在な左右一対の線引マーカーを設け、前記
    作業装置を下降させた作業状態で線引マーカーを作用姿
    勢に設定するとともに、前記格納姿勢に維持するロック
    具を設け、前記線引マーカーの基部に設ける回動支点軸
    部分と前記ロック具に係合するロック係合部分とを単一
    の部材で形成してある乗用型水田作業機。
  4. 【請求項4】 走行機体に昇降リンク機構を介して作業
    装置を昇降自在に装着してある乗用型水田作業機であっ
    て、 走行に伴い次回の機体走行基準線を圃場面に引くべく横
    外方に突出した作用姿勢と内方に引退した格納姿勢とに
    切換え揺動自在な左右一対の線引マーカーと、前記作業
    装置の両横側面において左右に突出する状態でその作業
    装置を保護する作用姿勢と引退した格納姿勢とに切換自
    在なガード部材とを設け、前記作業装置を下降させた作
    業状態で線引マーカーとガード部材とを作用姿勢に設定
    するとともに、前記線引マーカーの回動支点軸部分に対
    して前記ガード部材を係合させることによって、前記ガ
    ード部材を前記格納姿勢に維持すべく構成してある乗用
    型水田作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014023471A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Kubota Corp 作業機

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