JP2003246046A - インクジェット記録装置およびその制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびその制御方法

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JP2003246046A JP2002047433A JP2002047433A JP2003246046A JP 2003246046 A JP2003246046 A JP 2003246046A JP 2002047433 A JP2002047433 A JP 2002047433A JP 2002047433 A JP2002047433 A JP 2002047433A JP 2003246046 A JP2003246046 A JP 2003246046A
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弘之 緒方
Tetsuya Matsuzaki
哲也 松崎
Yoshinori Ishimoto
好宣 石本
Takashi Yoshihara
孝史 吉原
Tadashi Maki
直史 牧
Masaharu Tanaka
正治 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、外部から
直接着脱可能な廃インク容器の取り外しによる装置内部
へのインク漏出を防止する。 【解決手段】 印字ヘッドからインクを印字媒体に吐出
して記録を行うインクジェット記録装置であって、装置
本体14の所定面から装置内部に向かって形成された廃
インク容器装填部50に着脱可能に装填され、廃インク
が貯留される廃インク容器51と、廃インク容器51の
離脱禁止期間には当該廃インク容器51の取り外しを不
能にする制御部27とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置およびその制御方法に関し、廃インクが貯留され
る廃インク貯留手段の離脱制御に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは銀塩写
真と同等の高画質が要求されており、このためには記録
ヘッドの性能維持・回復が重要となっている。そして、
性能の維持・回復は、記録ヘッドに残留したインクを排
出することによりなされ、この排出されたインクを貯留
するための廃インク容器(廃インク貯留手段)が装置の
内部に必要となる。
【0003】ここで、従来のインクジェット記録装置に
ついて説明する。図17は従来のインクジェット記録装
置の内部構造の概略を示す断面図である。
【0004】図17に示すように、従来のインクジェッ
ト記録装置は、インクが供給される記録ヘッド118が
設けられたキャリッジ119が、キャリッジシャフト1
20に支持されて主走査方向に往復動自在に設けられて
いる。そして、給紙トレイ110からの記録用紙を1枚
ずつ搬送する給紙ローラ124、記録ヘッド118にお
ける記録の終了した記録用紙を排出する排紙ローラ12
6が配置されている。また、記録ヘッド118から除去
されたインクが貯留される廃インク容器151が設けら
れている。
【0005】記録ヘッド118の記録待機位置には、記
録ヘッド118を覆うキャップ152が、記録ヘッド1
18に対して当接、離反可能に設けられている。キャッ
プ152には廃インク輸送チューブ153aが接続され
ている。キャップ152に接続された廃インク輸送チュ
ーブ153aの他端はポンプ154に接続されており、
ポンプ154で記録ヘッド118内を負圧吸引すること
でインク供給路に溜まった気泡や残留インクが除去され
るようになっている。さらに、ポンプ154と前述した
廃インク容器151との間は廃インク輸送チューブ15
3bで連通されており、ポンプ154により除去された
廃インクは廃インク輸送チューブ153a,153bを
通って廃インク容器151に貯留される。
【0006】このようなインクジェット記録装置におい
て、インク供給路に溜まった気泡やノズルの目詰まりの
ために吐出不良が発生した場合には、記録性能を回復す
るためにキャップ152により記録ヘッド118をキャ
ッピングし、ポンプ154により記録ヘッド118のノ
ズルからインクを負圧吸引する。
【0007】吸引されたインクは、廃インクとして廃イ
ンク輸送チューブ153a,153b中を運ばれて廃イ
ンク容器151に送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のインクジェット記録装置は次のような問題点を
有している。
【0009】すなわち、廃インク容器は、装置寿命の間
に記録ヘッドより除去されたインクを漏れなく貯留する
に足りる容量が必要であるが、使用状況により廃インク
量は区々であるので、廃インク容器に十分な容量を付与
すると装置の大型化につながってしまう。
【0010】この問題点を解決するには、廃インク容器
を装置の所定面から着脱可能とし、廃インク容器の廃イ
ンク量を記憶して適切な時期に廃インク容器を交換する
ことで、廃インク容器のサイズを小型化する構成が考え
られる。
【0011】しかしながら、このような構成のインクジ
ェット記録装置でも、次のような問題点を有している。
【0012】すなわち、廃インク容器の着脱が容易に行
えるようになった反面、誤って廃インク容器を取り外し
てしまう可能性が生じるということである。そして、こ
れにより、記録ヘッドから廃インク容器へ向けてインク
の流れがある場合に廃インク容器を取り外すと、記録ヘ
ッドから除去されたインクが装置内部に漏れ出し、装置
の機能を損なってしまうおそれがある。
【0013】そこで、本発明は、外部から直接着脱可能
な廃インク貯留手段の取り外しによる装置内部へのイン
ク漏出を防止することのできるインクジェット記録装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドか
らインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置であって、装置本体の所定面から装置内部に
向かって形成された廃インク貯留手段装填部に着脱可能
に装填され、廃インクが貯留される廃インク貯留手段
と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間には当該廃インク
貯留手段の取り外しを不能にする離脱阻止手段とを有す
るものである。
【0015】また、この課題を解決するために、本発明
のインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインクを
記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置
であって、装置本体の所定面から装置内部に向かって形
成された廃インク貯留手段装填部に着脱可能に装填さ
れ、廃インクが貯留される廃インク貯留手段と、廃イン
ク貯留手段の取り外し動作開始を検知する動作検知手段
と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間において動作検知
手段により廃インク貯留手段の取り外し動作開始が検知
されたならば、装置を記録待機状態に移行させて廃イン
ク貯留手段の取り外しを可能にする離脱制御手段とを有
するものである。
【0016】さらに、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインク
を記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装
置であって、装置本体の所定面から装置内部に向かって
形成された廃インク貯留手段装填部に着脱可能に装填さ
れ、廃インクが貯留される廃インク貯留手段と、廃イン
ク貯留手段が取り外されたことを検知する離脱検知手段
と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間において離脱検知
手段により廃インク貯留手段が取り外されたことが検知
されたならば、装置を記録待機状態に移行させる離脱制
御手段とを有するものである。
【0017】この課題を解決するために、本発明のイン
クジェット記録装置の制御方法は、廃インクが貯留され
る廃インク貯留手段が装置本体の所定面から装置内部に
向かって形成された廃インク貯留手段装填部に着脱可能
に装填されたインクジェット記録装置の制御方法であっ
て、廃インク貯留手段の離脱禁止期間には当該廃インク
貯留手段の取り外しを不能にするようにしたものであ
る。
【0018】この課題を解決するために、本発明のイン
クジェット記録装置の制御方法は、廃インクが貯留され
る廃インク貯留手段が装置本体の所定面から装置内部に
向かって形成された廃インク貯留手段装填部に着脱可能
に装填されたインクジェット記録装置の制御方法であっ
て、廃インク貯留手段の離脱禁止期間において当該廃イ
ンク貯留手段の取り外し動作が開始されたならば、装置
を記録待機状態に移行させて廃インク貯留手段の取り外
しを可能にするようにしたものである。
【0019】そして、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置の制御方法は、廃インクが
貯留される廃インク貯留手段が装置本体の所定面から装
置内部に向かって形成された廃インク貯留手段装填部に
着脱可能に装填されたインクジェット記録装置の制御方
法であって、廃インク貯留手段の離脱禁止期間において
当該廃インク貯留手段が取り外されたならば、装置を記
録待機状態に移行させるようにしたものである。
【0020】これにより、外部から直接着脱可能な廃イ
ンク貯留手段の取り外しによる装置内部へのインク漏出
を防止することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を
行うインクジェット記録装置であって、装置本体の所定
面から装置内部に向かって形成された廃インク貯留手段
装填部に着脱可能に装填され、廃インクが貯留される廃
インク貯留手段と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
は当該廃インク貯留手段の取り外しを不能にする離脱阻
止手段とを有するインクジェット記録装置であり、外部
から直接着脱可能な廃インク貯留手段の取り外しによる
装置内部へのインク漏出を防止することが可能になると
いう作用を有する。
【0022】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、廃インク貯留手段と当該廃イン
ク貯留手段を保持する保持部材との係合を解除して廃イ
ンク貯留手段を廃インク貯留手段装填部から離脱可能に
突出させるスイッチング部と、スイッチング部による廃
インク貯留手段の突出を阻止する第1の位置と許容する
第2の位置とに変位可能な取り外し防止手段とを有し、
離脱阻止手段は、離脱禁止期間では取り外し防止手段を
第1の位置に保持し、離脱禁止期間以外では取り外し防
止手段を第2の位置に保持するインクジェット記録装置
であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留手段の取
り外しによる装置内部へのインク漏出を防止することが
可能になるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、廃インク貯留手段を保持する保
持部材を廃インク貯留手段との係合位置および非係合位
置に変位させる保持部材駆動部と、保持部材駆動部によ
り保持部材を非係合位置に変位させて廃インク貯留手段
を廃インク貯留手段装填部から離脱可能に突出させるス
イッチング部とを有し、離脱阻止手段は、離脱禁止期間
ではスイッチング部による保持部材駆動部の駆動を阻止
し、離脱禁止期間以外ではこれを許容するインクジェッ
ト記録装置であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯
留手段の取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止
することが可能になるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項4に記載の発明は、記録ヘ
ッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置であって、装置本体の所定面から装置
内部に向かって形成された廃インク貯留手段装填部に着
脱可能に装填され、廃インクが貯留される廃インク貯留
手段と、廃インク貯留手段の取り外し動作開始を検知す
る動作検知手段と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
おいて動作検知手段により廃インク貯留手段の取り外し
動作開始が検知されたならば、装置を記録待機状態に移
行させて廃インク貯留手段の取り外しを可能にする離脱
制御手段とを有するインクジェット記録装置であり、外
部から直接着脱可能な廃インク貯留手段の取り外しによ
る装置内部へのインク漏出を防止することが可能になる
という作用を有する。
【0025】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の発明において、動作検知手段は、廃インク貯留
手段装填部の前面に設けられて廃インク貯留手段が当該
廃インク貯留手段装填部に装填された状態で閉鎖可能な
開閉扉の開放・閉鎖を検知し、離脱制御手段は、動作検
知手段が開閉扉の開放状態を検知したときを廃インク貯
留手段の取り外し動作開始と判断するインクジェット記
録装置であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留手
段の取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止する
ことが可能になるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項6に記載の発明は、記録ヘ
ッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置であって、装置本体の所定面から装置
内部に向かって形成された廃インク貯留手段装填部に着
脱可能に装填され、廃インクが貯留される廃インク貯留
手段と、廃インク貯留手段が取り外されたことを検知す
る離脱検知手段と、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
おいて離脱検知手段により廃インク貯留手段が取り外さ
れたことが検知されたならば、装置を記録待機状態に移
行させる離脱制御手段とを有するインクジェット記録装
置であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留手段の
取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止すること
が可能になるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、離脱禁止期
間は、記録準備動作期間およびヘッド機能回復動作期間
の少なくとも何れかの期間を含むインクジェット記録装
置であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留手段の
取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止すること
が可能になるという作用を有する。
【0028】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7の何れか一項に記載の発明において、廃インク貯
留手段と同一面から装置内部に向かって配置され、記録
媒体の供給を行う媒体供給部と、廃インク貯留手段と同
一面から装置内部に向かって配置され、記録の行われた
記録媒体が排出される媒体排出部と、廃インク貯留手段
と同一面から装置内部に向かって配置され、記録に用い
られるインクが収容されたインク供給体が着脱可能に装
填されるインク供給体装填部とを有するインクジェット
記録装置であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留
手段の取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止す
ることが可能になるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1〜8の何れか一項に記載の発明において、廃インク貯
留手段が廃インク貯留手段装填部に装填されている状態
および装填されていない状態の少なくとも何れかを報知
する報知手段が設けられているインクジェット記録装置
であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯留手段の取
り外しによる装置内部へのインク漏出を防止することが
可能になるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項10に記載の発明は、廃イ
ンクが貯留される廃インク貯留手段が装置本体の所定面
から装置内部に向かって形成された廃インク貯留手段装
填部に着脱可能に装填されたインクジェット記録装置の
制御方法であって、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
は当該廃インク貯留手段の取り外しを不能にするインク
ジェット記録装置の制御方法であり、外部から直接着脱
可能な廃インク貯留手段の取り外しによる装置内部への
インク漏出を防止することが可能になるという作用を有
する。
【0031】本発明の請求項11に記載の発明は、廃イ
ンクが貯留される廃インク貯留手段が装置本体の所定面
から装置内部に向かって形成された廃インク貯留手段装
填部に着脱可能に装填されたインクジェット記録装置の
制御方法であって、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
おいて当該廃インク貯留手段の取り外し動作が開始され
たならば、装置を記録待機状態に移行させて廃インク貯
留手段の取り外しを可能にするインクジェット記録装置
の制御方法であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯
留手段の取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止
することが可能になるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項12に記載の発明は、廃イ
ンクが貯留される廃インク貯留手段が装置本体の所定面
から装置内部に向かって形成された廃インク貯留手段装
填部に着脱可能に装填されたインクジェット記録装置の
制御方法であって、廃インク貯留手段の離脱禁止期間に
おいて当該廃インク貯留手段が取り外されたならば、装
置を記録待機状態に移行させるインクジェット記録装置
の制御方法であり、外部から直接着脱可能な廃インク貯
留手段の取り外しによる装置内部へのインク漏出を防止
することが可能になるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項10〜12の何れか一項に記載の発明において、離脱
禁止期間は、記録準備動作期間およびヘッド機能回復動
作期間の少なくとも何れかの期間を含むインクジェット
記録装置の制御方法であり、外部から直接着脱可能な廃
インク貯留手段の取り外しによる装置内部へのインク漏
出を防止することが可能になるいう作用を有する。
【0034】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図16を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0035】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図、図2は図1のインクジェット記録装置における内部
構造を示す斜視図、図3は図1のインクジェット記録装
置における廃インク容器を示す斜視図、図4は図3の廃
インク容器における内部構造を示す分解斜視図、図5は
図3の廃インク容器の一部を拡大して示す断面図、図6
は図1のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器を取り外した状態を示す説明図、図7
は図1のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器を装填して行く状態を示す説明図、図
8は図1のインクジェット記録装置における制御機構に
おいて廃インク容器を装填した状態を示す説明図、図9
は図1のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器が取り外し不能とされた状態を示す説
明図、図10は図1のインクジェット記録装置における
制御機構において廃インク容器が取り外し可能とされた
状態を示す説明図である。
【0036】図1に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置本体14の前面14aの装
置高さ方向A中央部の上部から下部に向かって、記録の
行われた記録用紙(記録媒体)が排出される排紙トレイ
(媒体排出部)11、記録用紙の供給を行う給紙トレイ
(媒体供給部)10、インクカートリッジ装填部(イン
ク供給体装填部)13に着脱可能に装填され、記録に用
いられるインクが収容されたインクカートリッジ(イン
ク供給体)12、および廃インク容器装填部(廃インク
貯留手段装填部)50に着脱可能に装填され、記録ヘッ
ドから除去された廃インクが収納される廃インク容器
(廃インク収納手段)51がそれぞれ装置本体14の内
部に向かって配置されている。
【0037】このように、廃インク容器51及びインク
カートリッジ装填部13が給紙トレイ10の下方に設け
られているので、インクカートリッジ12や廃インク容
器51の交換時に新しい記録用紙Pがインクにより汚さ
れることを防止することができる。さらに、インクカー
トリッジ装填部13及び廃インク容器51が排紙トレイ
11の下方に設けられているので、インクカートリッジ
12及び廃インク容器51の交換時に記録の終了した記
録用紙Pがインクにより汚されることも防止することが
できる。また、給紙トレイ10が排紙トレイ11の下方
に設けられているので、給紙ローラ24により記録用紙
PをUターン搬送しても記録面が上になるため、記録面
を汚すことを抑制できるとともに、記録された内容をす
ぐに確認することができる。更に、この構成では、イン
クカートリッジ12及び廃インク容器51の交換時に、
給紙トレイ10,排紙トレイ11のいずれの上方も、イ
ンクカートリッジ12が通過することなく、インクカー
トリッジ12の交換を行うことができるので、既記録、
未記録のいずれの記録用紙Pもインクにより汚される可
能性が非常に少ない、メンテナンスの容易なインクジェ
ット記録装置となっている。
【0038】廃インク容器51の横には、廃インク容器
51を廃インク容器装填部50から離脱可能に突出させ
るイジェクトボタン(スイッチング部)150、および
廃インク容器51が廃インク容器装填部50に装填され
ているときには緑色に点灯し、装填されていないときに
は赤色に点灯するLED(報知手段)16が取り付けら
れている。LED16は、インクカートリッジ12ある
いは廃インク容器51の上方もしくは側方あるいはそれ
ら自身の前面に設けられている。なお、報知手段はLE
D16である必要はなく、またインクカートリッジ12
あるいは廃インク容器51が装填されている状態および
装填されていない状態の少なくとも何れかを報知するよ
うになっていればよい。さらに、報知手段はインクジェ
ット記録装置ではなく、このインクジェット記録装置を
制御する装置(例えばパソコンやリモコン)のモニタ上
に設けられていてもよい。
【0039】このようなインクジェット記録装置によ
り、廃インク容器51およびインクカートリッジ12に
ついては、外部から直接アクセスしてそのまま取り外
し、新しい廃インク容器51あるいはインクカートリッ
ジ12を取り付けることで交換可能となっている。
【0040】そしてインクカートリッジ12(インクカ
ートリッジ装填部13の開口13a)と給紙トレイ10
の前面14a側の面10aと排紙トレイ11の開口11
aと、廃インク容器51の前面51aとはそれぞれ面一
に配置されており、使用者による記録媒体の補給、取り
出し、インクカートリッジ12及び廃インク容器51の
出し入れ等のメンテナンス動作を容易に行うことができ
るようになっている。
【0041】ここで面一とは使用者のメンテナンス動作
をやり易い範囲であることを意味し、より具体的には、
奥行き方向Cにおいて、使用者の指先で操作可能な範囲
(人によるが、±5cm以下)以内であれば、たとえ装
置本体14の上に他の機器(例えばオーディオデッキや
ビデオデッキ等)を載置したときでも、十分に目的を果
たすことができる。
【0042】また加えて、操作部15等の使用者による
操作が必要な部分の多くが、装置本体14の前面14a
側の表面付近(さらに言えば面一)に配置されているこ
とにより、更に使い勝手が良く、空間の利用効率の高い
インクジェット記録装置を実現できるので好ましい。そ
して、このようなインクジェット記録装置において、廃
インク容器51は、外部から直接アクセスしてそのまま
取り外し、新しい廃インク容器51を取り付けることで
交換可能となっている。
【0043】ここで給紙トレイ10,排紙トレイ11,
インクカートリッジ12,インクカートリッジ装填部1
3及び廃インク容器51の装置本体における載置面は、
何れも同一面とほぼ平行であることが、装置本体14を
より薄くすることができるので好ましい。特に載置面が
ほぼ水平(幅方向Bと奥行き方向Cが形成する面に略平
行)であることが、装置本体14の薄型化に最も効果が
あるので特に好ましい形態である。なお、ここでは載置
面がほぼ同一面と平行とは、それぞれの部材同士のなす
角が最大±10°以下であれば足りると考えており、ほ
ぼ水平とは、同様に、水平方向に対してそれぞれの部材
のなす角が±10°以下であれば足りると考えている。
【0044】インクカートリッジ装填部13は、装置本
体14の前面14aに設けられた開口と装置本体14の
内部に形成された空間及びインクカートリッジ12と装
置本体14との流体的接続を行う接続部(いずれも図示
せず)をインクカートリッジ12毎に備えている。
【0045】そしてインクカートリッジ12が装填され
る空間は装置本体14の幅方向Bに並んで配置されてお
り、装填されるインクカートリッジ12の形状は、高さ
方向A、幅方向B、奥行き方向Cの順に長くなっていく
略直方体の形状を有している。このように構成すること
により、装置本体14の高さ方向Aの長さがより短くな
り、結果として装置全体の高さがより低くなるので、装
置本体14の上面14bに物を載せる際に問題となる装
置本体14の側壁部14cの強度をより強固にすること
ができるので、装置本体14の許容荷重値をより大きく
することができ、空間の有効利用を促進することができ
る。またインクカートリッジ12の鉛直方向の長さを小
さくできるので、インク量の減少に伴って、インクの水
面が移動することによって発生する背圧変動を最小限に
抑制することができ、安定したインク供給を実現するこ
とができる。
【0046】なお、インクカートリッジ装填部13は、
本実施の形態ではインクカートリッジ12毎に別々の空
間を形成していたが、1つの空間に複数(例えば4つも
しくは2つ)のインクカートリッジを装填するような構
成としても良い。またインクカートリッジ12は、ここ
では全て(4つ)を幅方向Bに並べて配置したが、イン
クカートリッジ12の形状を高さ方向Aをより長くかつ
幅方向Bをより短いものにして、複数個(例えば2つず
つとか4つ全部とか)を高さ方向Aに重ねるような構成
としても良い。
【0047】そしてインクカートリッジ12を装置本体
14の外部から使用者が直接アクセスしてそのまま取り
外し、新しいインクカートリッジ12を取り付けること
により、インクカートリッジ12の交換を行うことがで
きるようになっている。
【0048】また本実施の形態に示すように、インクカ
ートリッジ12と廃インク容器51とを同一の前面14
aから同一方向に向かって着脱可能に構成したことによ
り、従来装置本体に設けられたカバーを装置本体の高さ
を大きく越えて開けなければ交換することができなかっ
たインクカートリッジと、交換することすらできなかっ
た廃インク吸収体とを非常に簡単に外部から直接交換す
ることができるので、インクジェット記録装置のメンテ
ナンス作業を非常に簡便化することができるとともに、
従来非常に大きかったインク吸収体の体積を小さくする
ことができ、ひいてはインクジェット記録装置の小型化
も実現することができる。また着脱方向を同一方向とす
ることにより、インクジェット記録装置のメンテナンス
作業の簡便化を図ることができる。従って、使い勝手の
良い小型のインクジェット記録装置を実現することがで
きる。
【0049】なお、本実施の形態においては、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローのインクがそれぞれ収
容されたインクカートリッジ12が装填されていたが、
高画質化のためにライトシアン、ライトマゼンタ、ダー
クイエロー等の一般にフォトインクと称されるインクの
カートリッジを更に設けても構わない。この場合、イン
クカートリッジ毎に設けられる空間13bは使用するイ
ンク数によって、6つもしくは7つ存在することにな
る。さらにインクの使用量に応じて、例えばブラックイ
ンクのインクカートリッジを他の色のインクカートリッ
ジに比べて大きくしたり、カラーのインクカートリッジ
を1つのカートリッジにまとめたカラーインクカートリ
ッジ化しても良い。
【0050】前面14aの側部14aaには、インクジ
ェット記録装置の操作を行う操作スイッチ(操作系)1
5が配置されている。なお、操作スイッチ15は前面1
4aと同一面ではなく、当該前面14aと同一方向に面
した他面に配置されていてもよい。
【0051】このように装置本体14の前面14aに操
作スイッチ15を配置することにより、上面14bや側
面14c等にも操作スイッチ15を配置する場合に比べ
て、使用者による操作をよりやり易くすることができる
ユーザフレンドリな装置を実現することができるととも
に、上面14bや側面14cの周囲に物を置くことがで
きる、即ち装置本体14の周辺の空間の利用効率を向上
させることができるので好ましい。
【0052】なお図1中では前面14aの法線はそれぞ
れAB方向で定義される面に対して垂直に、かつ、それ
ぞれの前面14aもそのように図示されているが、この
角度は垂直である必要はなく、より小さな角度(大きく
使用者から傾斜した形状)であっても良いし、それぞれ
の面は平面である必要はなく、複雑な曲面であっても構
わない。このように前面14a等を法線の垂直方向から
傾斜させることにより、前面14aの面積を大きくする
ことができ、そこに設けられる操作スイッチ15の大き
さや数を増大させることができるので、使用者による装
置の操作性を向上させることができる。なおここでは操
作系として、操作スイッチのみを図示していたが、液晶
やLED等で構成された表示部を設けても良いし、半導
体メモリ等の差込スロット等を設けることも考えられ
る。また表示部はタッチパネルとなっていても良い。な
お。PCやSTBとの接続のための接続端子も前面14
aに設けても構わない。特に接続端子のうち常時接続し
ているものについては、背面14hに設けることが、使
用者から接続用のコード等が見えないので、美観上好ま
しい。
【0053】そして、給紙トレイ10に記録媒体を出す
(もしくは入れる)方向と、排紙トレイ11から記録済
みの記録媒体を出す(もしくは入れる)方向と、インク
カートリッジ装填部13に対してインクカートリッジ1
2を出す(もしくは入れる)方向と、廃インク容器51
を出す(もしくは入れる)方向とが、ほぼ同一方向とな
っている。ここでほぼ同一方向とは、出すもしくは入れ
る方向を表すベクトルの主成分が同一方向でることを意
味し、ここでは高さ方向Aや幅方向Bに多少のベクトル
成分を持っていても、あくまでも主成分が奥行き方向C
であることをも意味している。
【0054】このような構成とすることにより、使用者
による装置のメンテナンスのためのすべてのアクセスを
一方向のみから行えるようになり、非常に操作性の高い
インクジェット記録装置を実現することができる。特に
インクカートリッジ12や廃インク容器51等の交換時
に、従来の技術のように装置の複数の面(例えば前面1
4aと上面14b)にわたって設けられているカバー等
を開ける必要がないので、メンテナンス性は非常に高
く、また交換に際し、装置の周辺(特に上面)を整理す
る必要も低減することができる。
【0055】なお、本実施の形態では、記録媒体の載置
場所をトレイ構成としていたが、これらを装置本体に対
して着脱可能なカセットとしても良い。また、半導体メ
モリ等のスロットを設ける場合には、その着脱方向も、
上述した方向と同一であることが好ましい。
【0056】さらに、本実施の形態では、給紙トレイ1
0、排紙トレイ11およびインクカートリッジ装填部1
3は装置前面からアクセス可能に配置されているが、本
発明は相互に装置本体14の同一面からアクセス可能に
配置されていればよく、前面である必要はない。
【0057】また、装置本体14の上面14bは、可能
な限り平面形状を有していることにより、上面14bへ
の書類やファイル等の載置を行い易くできるので好まし
い。また、オーディオデッキやビデオデッキ等のリビン
グルームに比較的多く存在する電化製品との積層を考え
ると、通常それらの製品に設けられいる脚部に対向する
部分(一般的には装置本体14の四隅)はほぼ同一の高
さに形成されていることが、安定した積み重ねが可能に
なるので好ましい。なおこの場合は四隅がほぼ同じ高さ
であれば、それ以外の部分の高さは揃っていてもいなく
ても良く、図1に示す形状でも、それ以外の、例えば四
隅にだけ突起を有するような構成でも良い。さらに多数
の機器の積み重ねに耐えられるように、他の装置が積み
重ねられる載置位置は、他の部分に比べて補強されてい
ることが好ましい。この時補強位置が使用者に分かるよ
うにしておくことが、使用者の誤った使用による装置本
体14の破壊を抑制できるので好ましい。なお使用者に
知らせる方法としては、装置本体14に表記しても良い
し、取説等に明記しても良い。
【0058】図2に示すように、装置内部には、インク
カートリッジ12からチューブ17を介してインクが供
給される記録ヘッド18が設けられたキャリッジ19
が、キャリッジシャフト20に支持されるとともにキャ
リッジモータ21に駆動されて主走査方向に往復動自在
に設けられている。なお、後述するように、キャリッジ
19は一対のプーリ22に掛け渡されたベルト23に固
定されており、一方のプーリ22にキャリッジモータ2
1の回転力が伝達されることによってベルト23が周回
動し、これによりキャリッジ19が往復動する(図14
参照)。
【0059】そして、給紙トレイ10からの記録用紙を
用紙搬送路の一部をなす下部通路上に1枚ずつピックア
ップするピックアップローラ(図示せず)、下部通路上
の記録用紙をUターンさせて用紙搬送路の一部をなす上
部通路に案内する給紙ローラ24、用紙搬送路上の記録
用紙を搬送する紙送りローラ25、および記録の終了し
た記録用紙を排紙トレイ11上に排出する排紙ローラ2
6が、記録用紙の搬送方向に沿って順次配置されてい
る。
【0060】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙の搬送とキャリッジ19の移動に
支障がないように配置されている。
【0061】記録ヘッド18の記録待機位置には、当該
記録ヘッド18を覆うキャップ52が、記録ヘッド18
に対して当接、離反可能に設けられている。キャップ1
8には廃インク輸送チューブ53aが接続されている。
キャップ52に接続された廃インク輸送チューブ53a
の他端はポンプ54に接続されており、ポンプ54で記
録ヘッド18内を負圧吸引することでインク供給路に溜
まった気泡や残留インクが除去されるようになってい
る。
【0062】さらに、ポンプ54と前述した廃インク容
器51との間は廃インク輸送チューブ53bで連通され
ており、ポンプ54により除去された廃インクは廃イン
ク輸送チューブ53a,53bを通って廃インク容器5
1に貯留される。
【0063】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙が1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に配
置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路に
案内され、この上部通路を通過しながらプラテン上で印
刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記録が終
了した記録用紙は、装置前面から直接排紙トレイ11に
アクセスして取り出される。
【0064】このようなインクジェット記録装置におい
て、インク供給路に溜まった気泡やノズルの目詰まりの
ために吐出不良が発生した場合には、記録性能を回復す
るためにキャップ52により記録ヘッド18をキャッピ
ングし、ポンプ54により記録ヘッド18のノズルから
インクを負圧吸引する。
【0065】吸引されたインクは、廃インクとして廃イ
ンク輸送チューブ53a,53b中を運ばれて廃インク
容器51に送られる。そして、廃インク容器51が一杯
になったときには、当該廃インク容器51を廃インク容
器装填部52から取り外して新たな廃インク容器51に
交換される。
【0066】図3、図4および図5に示すように、廃イ
ンク容器51は、廃インク吸収体55と、廃インク吸収
体55が収容されるとともに廃インク導入口56aおよ
び大気開放口56bとが形成されたケース56と、ケー
ス56を覆う蓋57とから構成されている。
【0067】ここで、記録準備動作(インクカートリッ
ジ12を記録ヘッド18に初めて搭載するときに、記録
ヘッド18の内部にインクを充填させるためにポンプ5
4により記録ヘッド18からインクを吸い出す動作)期
間やヘッド機能回復動作(記録ヘッド18のノズルから
ポンプ54でインクを負圧吸引して残留インクを除去し
て記録ヘッド18をクリーニングする動作など、ポンプ
54により記録ヘッド18の残留インクや塵埃などを除
去してインク吐出機能を回復させる動作)期間など、記
録ヘッド18から廃インク容器51へのインクの流れが
ある場合、つまり廃インク容器51を廃インク容器装填
部50から離脱させると記録ヘッド18から除去された
廃インクが装置内部に漏れ出すおそれがある期間(離脱
禁止期間)では、廃インク容器51を取り外すのは望ま
しくない。
【0068】なお、離脱禁止期間とは、前述した記録準
備動作期間およびヘッド機能回復動作期間に限定される
ものではなく、これら以外の期間が含まれていてもよ
い。すなわち、離脱禁止期間とは、記録ヘッド18から
廃インク容器51へのインクの流れがあるために廃イン
ク容器51を取り外すと廃インクが装置内部に漏れ出す
おそれがある期間を指す。また、離脱禁止期間とは、廃
インク容器51を取り外すと廃インクが装置内部に漏れ
出すおそれのある全ての期間が含まれるものではなく、
少なくとも何れか一つの期間であればよい。したがっ
て、離脱禁止期間は、前述した記録準備動作期間とヘッ
ド機能回復動作期間の何れか一方の期間であってもよ
い。
【0069】ここで、図6〜図10に示すように、本実
施の形態のインクジェット記録装置では、離脱禁止期間
には廃インク容器51の取り外しを不能にする制御部
(離脱阻止手段)27が設けられている。そして、この
ような制御部27により、外部から直接着脱可能な廃イ
ンク容器51の取り外しによる廃インクの装置内部への
漏出を未然に防止している。
【0070】これらの図面に示すように、インクジェッ
ト記録装置は、廃インク容器装填部50に装填された廃
インク容器51の側面に係合してこの廃インク容器51
を保持する保持フック(保持部材)28、保持フック2
8を変位させてこの保持フック28と廃インク容器51
との係合を解除して廃インク容器51を廃インク容器装
填部50から離脱可能に突出させるイジェクトボタン1
50、廃インク容器51が廃インク容器装填部50に装
填されていることを検知する検知スイッチ29が設けら
れている。
【0071】また、インクジェット記録装置には、それ
ぞれの保持フック28に対応したロックレバー(取り外
し防止手段)31が取り付けられてモータ32により回
転するロックシャフト33が設けられている。ロックレ
バー31は、保持フック28の変位可能範囲を制限して
イジェクトボタン150による廃インク容器51の突出
を阻止する第1の位置と、保持フック28の変位可能範
囲を確保してイジェクトボタン150による廃インク容
器51の突出を許容する第2の位置とに、ロックシャフ
ト33の回転により変位する。
【0072】さらに、ドライバを介してロックシャフト
33を回転させることにより、前述した離脱禁止期間で
はロックレバー31を第1の位置に保持し、離脱禁止期
間以外ではロックレバー31を第2の位置に保持する前
述した制御部27が備えられている。
【0073】次に、このような構成を有するインクジェ
ット記録装置の動作について説明する。
【0074】ロックレバー31が第2の位置になるよう
に制御部27でロックシャフト33を回転させておき、
図6に示すように、装置本体14に設けられた廃インク
容器装填部50に廃インク容器51を挿入する。これに
より、図7に示すように、図示しないバネ等により時計
回りに付勢された保持フック28は反時計回りに押しの
けられる。そして、図8に示すように、廃インク輸送チ
ューブ53bと結合する位置まで廃インク容器51を廃
インク容器装填部50の中に押し込むと、保持フック2
8が廃インク容器51の側面の溝部に嵌まり込んで廃イ
ンク容器51が保持される。
【0075】その後、ロックシャフト33に設けられた
ロックレバー31は、記録準備動作中やヘッド機能回復
動作中などの離脱禁止期間は、制御部27に回転制御さ
れたモータ32によるロックシャフト33の回転によっ
て変位され、図8に示す第2の位置から図9に示す第1
の位置になる。そして、第1の位置では、保持フック2
8の変位可能範囲がロックレバー31により制限される
ので、イジェクトボタン150を操作しても廃インク容
器51が突出することはない。
【0076】離脱禁止期間以外のときには制御部27に
よりロックシャフト33が回転してロックレバー31が
第2の位置になるので、図10に示すように、保持フッ
ク28の変位可能範囲が確保される。したがって、イジ
ェクトボタン150を押すことで保持フック28が反時
計回りに回動してこれが廃インク容器51側面の溝から
外れ、廃インク容器51が突出して取り外し可能とな
る。
【0077】このように、本実施の形態によれば、離脱
禁止期間においては、制御部27により廃インク容器5
1の取り外しが不能になるので、外部から直接着脱可能
な廃インク容器51の取り外しによる装置内部へのイン
ク漏出を防止することが可能になる。
【0078】(実施の形態2)図11は本発明の実施の
形態2のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器が取り外し不能とされた状態を示す説
明図、図12は本発明の実施の形態2のインクジェット
記録装置における制御機構において廃インク容器が取り
外し可能とされた状態を示す説明図、図13は本発明の
実施の形態2のインクジェット記録装置における制御機
構において廃インク容器が突出された状態を示す説明図
である。
【0079】なお、以下に説明する実施の形態を含め、
インクジェット記録装置の外観および内部構造は前述し
た実施の形態1で示した図1〜図5と略同一となってい
る。
【0080】本実施の形態においても、離脱禁止期間に
は廃インク容器51の取り外しを不能にする制御部27
が設けられており、外部から直接着脱可能な廃インク容
器51の取り外しによる装置内部へのインク漏出を未然
に防止している。
【0081】すなわち、図11、図12および図13に
示すように、インクジェット記録装置には、保持フック
28を廃インク容器51との係合位置および非係合位置
に変位させるアクチュエータ(保持部材駆動部)34
と、アクチュエータ34により保持フック28を非係合
位置に変位させて廃インク容器51を廃インク容器装填
部50から離脱可能に突出させるイジェクトボタン15
0とが設けられている。さらに、離脱禁止期間ではイジ
ェクトボタン150によるアクチュエータ34の駆動を
阻止し、離脱禁止期間以外ではこれを許容する前述の制
御部27が設けられている。
【0082】次に、このような構成を有するインクジェ
ット記録装置の動作について説明する。
【0083】廃インク容器51が廃インク容器装填部5
0に挿入されると、図示しないバネ等により時計回りに
付勢された保持フック28が廃インク容器51側面の溝
部に係合することによって廃インク容器51の結合状態
が保持される(図11)。
【0084】その後、記録準備動作中やヘッド機能回復
動作中などの離脱禁止期間では、イジェクトボタン15
0が操作されても制御部27によりアクチュエータ34
の駆動が阻止されるので、廃インク容器51が突出する
ことはない。
【0085】また、離脱禁止期間以外のときには、図1
2に示すように、イジェクトボタン150が操作される
と、離脱禁止期間外であることを検知した制御部27に
よりアクチュエータ34が駆動され、保持フック28が
反時計回りに回動してこれが廃インク容器51側面の溝
から外れる。これにより、図13に示すように、廃イン
ク容器51が突出して取り外し可能となる。
【0086】このように、本実施の形態によれば、離脱
禁止期間においては、制御部27により廃インク容器5
1の取り外しが不能になるので、外部から直接着脱可能
な廃インク容器51の取り外しによる装置内部へのイン
ク漏出を防止することが可能になる。
【0087】(実施の形態3)図14は本発明の実施の
形態3のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器の取り外し動作開始の検知を示す説明
図である。ここで、図14(a)は廃インク容器の取り
外し動作が開始されていない状態を示しており、図14
(b)は廃インク容器の取り外し動作が開始された状態
を示している。なお、図示を簡略化するために、制御系
は図14(b)にのみ示されている。
【0088】図14に示すように、廃インク容器装填部
50の前面には、廃インク容器51が廃インク容器装填
部50に装填された状態で閉鎖可能な開閉扉35が設け
られている。
【0089】また、この開閉扉35の開放・閉鎖を検知
し、開閉扉35が開放されたならば、これを廃インク容
器51の取り外し動作開始として検知する動作検知手段
36が設置されている。
【0090】さらに、廃インク容器51の離脱禁止期間
において動作検知手段36により廃インク容器51の取
り外し動作開始、つまり開閉扉35の開放状態が検知さ
れたならば、装置を記録待機状態に移行させて廃インク
容器51の取り外しを可能にする制御部(離脱制御手
段)37が設けられている。
【0091】このようなインクジェット記録装置によれ
ば、離脱禁止期間に廃インク容器51の交換を行おうと
して開閉扉35を開くと(図14(b))、その動作が
動作検知手段36に検出される。そして、制御部37に
より、速やかに記録動作やヘッド機能回復動作が終了さ
れて装置が記録待機状態に移行する。
【0092】したがって、離脱禁止期間に廃インク容器
51が取り外されても、装置内部へのインク漏出を防止
することが可能になる。
【0093】なお開閉扉35は、廃インク容器51及び
インクカートリッジ12を覆うような構成としても良
い。この場合開閉扉35は開閉のいずれの状態(途中の
状態も含む)においても装置本体14の高さ内に収まる
ように形成されている。このような構成とすることによ
り、開閉扉35の開閉を周辺の状況(書類や本、AV機
器等の物の置かれ方)に関わらず、比較的自由に開閉を
行うことができ、操作性の高いインクジェット記録装置
を実現することができる。なお、特にAV機器との積層
を考えた場合には、一般にAV機器に脚部が設けられて
いることから、蓋21の開閉時に装置本体の高さを脚部
の長さの分程度は越えても構わない。
【0094】さらに開閉扉35とは別にインクカートリ
ッジ12を覆う別の蓋を設けても構わない。
【0095】また開閉扉35以外でも、インクカートリ
ッジ12や廃インク容器51へのアクセスを規制する働
きを持つ規制部材であれば、どのような構成でも利用す
ることができる。さらに規制部材はインクカートリッジ
12や廃インク容器51を完全に隠蔽する必要もない。
【0096】(実施の形態4)図15は本発明の実施の
形態4のインクジェット記録装置における制御機構にお
いて廃インク容器の取り外された状態を示す説明図、図
16は本発明の実施の形態4のインクジェット記録装置
における制御機構において廃インク容器の装填された状
態を示す説明図である。
【0097】図示するように、本実施の形態のインクジ
ェット記録装置には、廃インク容器51が取り外された
ことを検知する検知スイッチ(離脱検知手段)29と、
廃インク容器51の離脱禁止期間において検知スイッチ
29により廃インク容器51が取り外されたことが検知
されたならば、装置を記録待機状態に移行させる制御部
37とが設けられている。
【0098】このようにな構成によれば、離脱禁止期間
に廃インク容器51を取り外すと、これが検知スイッチ
29に検知される。その後、制御部37により、速やか
に記録動作やヘッド機能回復動作が終了されて装置が記
録待機状態に移行する。
【0099】したがって、離脱禁止期間に廃インク容器
51が取り外されても、装置内部へのインク漏出を防止
することが可能になる。
【0100】以上の説明した実施の形態1〜4におい
て、スイッチング部はイジェクトボタン150とした
が、スイッチング部は廃インク容器51を取り外し可能
にするものならばよく、たとえばリモコンに設けられた
取り出しボタンやパソコンにインストールされたドライ
バに付与されたコマンドをスイッチング部としてもよ
い。
【0101】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、離脱禁
止期間においては、離脱阻止手段によりインク供給体の
取り外しが不能になるので、あるいは離脱制御手段によ
り記録待機状態に移行するので、外部から直接着脱可能
な廃インク貯留手段の取り外しによる装置内部へのイン
ク漏出を防止することが可能になるという有効な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置における内部構
造を示す斜視図
【図3】図1のインクジェット記録装置における廃イン
ク容器を示す斜視図
【図4】図3の廃インク容器における内部構造を示す分
解斜視図
【図5】図3の廃インク容器の一部を拡大して示す断面
【図6】図1のインクジェット記録装置における制御機
構において廃インク容器を取り外した状態を示す説明図
【図7】図1のインクジェット記録装置における制御機
構において廃インク容器を装填して行く状態を示す説明
【図8】図1のインクジェット記録装置における制御機
構において廃インク容器を装填した状態を示す説明図
【図9】図1のインクジェット記録装置における制御機
構において廃インク容器が取り外し不能とされた状態を
示す説明図
【図10】図1のインクジェット記録装置における制御
機構において廃インク容器が取り外し可能とされた状態
を示す説明図
【図11】本発明の実施の形態2のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器が取り外し
不能とされた状態を示す説明図
【図12】本発明の実施の形態2のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器が取り外し
可能とされた状態を示す説明図
【図13】本発明の実施の形態2のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器が突出され
た状態を示す説明図
【図14】本発明の実施の形態3のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器の取り外し
動作開始の検知を示す説明図
【図15】本発明の実施の形態4のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器の取り外さ
れた状態を示す説明図
【図16】本発明の実施の形態4のインクジェット記録
装置における制御機構において廃インク容器の装填され
た状態を示す説明図
【図17】従来のインクジェット記録装置の内部構造の
概略を示す断面図
【符号の説明】
10 給紙トレイ(媒体供給部) 11 排紙トレイ(媒体排出部) 12 インクカートリッジ(インク供給体) 13 インクカートリッジ装填部(インク供給体装填
部) 14 装置本体 16 LED(報知手段) 27 制御部(離脱阻止手段) 28 保持フック(保持部材) 29 検知スイッチ(離脱検知手段) 31 ロックレバー(取り外し防止手段) 34 アクチュエータ(保持部材駆動部) 35 開閉扉 36 動作検知手段 37 制御部(離脱制御手段) 50 廃インク容器装填部(廃インク貯留手段装填部) 51 廃インク容器(廃インク貯留手段) 150 イジェクトボタン(スイッチング部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石本 好宣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉原 孝史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 牧 直史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA20 EB20 EB44 EC19 EC26 EC67 JC06 JC13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された廃
    インク貯留手段装填部に着脱可能に装填され、廃インク
    が貯留される廃インク貯留手段と、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間には当該廃インク
    貯留手段の取り外しを不能にする離脱阻止手段とを有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記廃インク貯留手段と当該廃インク貯留
    手段を保持する保持部材との係合を解除して前記廃イン
    ク貯留手段を前記廃インク貯留手段装填部から離脱可能
    に突出させるスイッチング部と、 前記スイッチング部による前記廃インク貯留手段の突出
    を阻止する第1の位置と許容する第2の位置とに変位可
    能な取り外し防止手段とを有し、 前記離脱阻止手段は、前記離脱禁止期間では前記取り外
    し防止手段を前記第1の位置に保持し、前記離脱禁止期
    間以外では前記取り外し防止手段を前記第2の位置に保
    持することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】前記廃インク貯留手段を保持する保持部材
    を前記廃インク貯留手段との係合位置および非係合位置
    に変位させる保持部材駆動部と、 前記保持部材駆動部により前記保持部材を前記非係合位
    置に変位させて前記廃インク貯留手段を前記廃インク貯
    留手段装填部から離脱可能に突出させるスイッチング部
    とを有し、 前記離脱阻止手段は、前記離脱禁止期間では前記スイッ
    チング部による前記保持部材駆動部の駆動を阻止し、前
    記離脱禁止期間以外ではこれを許容することを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された廃
    インク貯留手段装填部に着脱可能に装填され、廃インク
    が貯留される廃インク貯留手段と、 前記廃インク貯留手段の取り外し動作開始を検知する動
    作検知手段と、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間において前記動作
    検知手段により前記廃インク貯留手段の取り外し動作開
    始が検知されたならば、装置を記録待機状態に移行させ
    て前記廃インク貯留手段の取り外しを可能にする離脱制
    御手段とを有することを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】前記動作検知手段は、前記廃インク貯留手
    段装填部の前面に設けられて前記廃インク貯留手段が当
    該廃インク貯留手段装填部に装填された状態で閉鎖可能
    な開閉扉の開放・閉鎖を検知し、 前記離脱制御手段は、前記動作検知手段が前記開閉扉の
    開放状態を検知したときを前記廃インク貯留手段の取り
    外し動作開始と判断することを特徴とする請求項4記載
    のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された廃
    インク貯留手段装填部に着脱可能に装填され、廃インク
    が貯留される廃インク貯留手段と、 前記廃インク貯留手段が取り外されたことを検知する離
    脱検知手段と、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間において前記離脱
    検知手段により前記廃インク貯留手段が取り外されたこ
    とが検知されたならば、装置を記録待機状態に移行させ
    る離脱制御手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】前記離脱禁止期間は、記録準備動作期間お
    よびヘッド機能回復動作期間の少なくとも何れかの期間
    を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記
    載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】前記廃インク貯留手段と同一面から装置内
    部に向かって配置され、記録媒体の供給を行う媒体供給
    部と、 前記廃インク貯留手段と同一面から装置内部に向かって
    配置され、記録の行われた記録媒体が排出される媒体排
    出部と、 前記廃インク貯留手段と同一面から装置内部に向かって
    配置され、記録に用いられるインクが収容されたインク
    供給体が着脱可能に装填されるインク供給体装填部とを
    有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】前記廃インク貯留手段が前記廃インク貯留
    手段装填部に装填されている状態および装填されていな
    い状態の少なくとも何れかを報知する報知手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に
    記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】廃インクが貯留される廃インク貯留手段
    が装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された
    廃インク貯留手段装填部に着脱可能に装填されたインク
    ジェット記録装置の制御方法であって、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間には当該廃インク
    貯留手段の取り外しを不能にすることを特徴とするイン
    クジェット記録装置の制御方法。
  11. 【請求項11】廃インクが貯留される廃インク貯留手段
    が装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された
    廃インク貯留手段装填部に着脱可能に装填されたインク
    ジェット記録装置の制御方法であって、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間において当該廃イ
    ンク貯留手段の取り外し動作が開始されたならば、装置
    を記録待機状態に移行させて前記廃インク貯留手段の取
    り外しを可能にすることを特徴とするインクジェット記
    録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】廃インクが貯留される廃インク貯留手段
    が装置本体の所定面から装置内部に向かって形成された
    廃インク貯留手段装填部に着脱可能に装填されたインク
    ジェット記録装置の制御方法であって、 前記廃インク貯留手段の離脱禁止期間において当該廃イ
    ンク貯留手段が取り外されたならば、装置を記録待機状
    態に移行させることを特徴とするインクジェット記録装
    置の制御方法。
  13. 【請求項13】前記離脱禁止期間は、記録準備動作期間
    およびヘッド機能回復動作期間の少なくとも何れかの期
    間を含むことを特徴とする請求項10〜12の何れか一
    項に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
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