JP2003245320A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2003245320A
JP2003245320A JP2002048764A JP2002048764A JP2003245320A JP 2003245320 A JP2003245320 A JP 2003245320A JP 2002048764 A JP2002048764 A JP 2002048764A JP 2002048764 A JP2002048764 A JP 2002048764A JP 2003245320 A JP2003245320 A JP 2003245320A
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rotation
outer ring
main shaft
peripheral surface
inner ring
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Application number
JP2002048764A
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English (en)
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Sousei Ikebe
宗清 池部
Suehisa Kishimoto
季久 岸本
Hiroki Yoda
裕希 依田
Junji Nakamura
潤二 中村
Shosuke Akisada
昭輔 秋定
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施療子の軌跡自体を変更して最適なマッサー
ジを可能とするマッサージ機を提供することを課題とす
るものである。 【解決手段】 モータにより正逆回転駆動される主軸1
と、前記主軸1の正逆回転と連動して所定軌跡上を正逆
方向に動作する施療子5とを具備したマッサージ機にお
いて、前記主軸1の正回転と逆回転とに応じて施療子5
の軌跡を異なる軌跡に切替える軌跡切替機構として、主
軸1と一体に回転する内輪8と、該内輪8の外周面に回
転自在に嵌合して設置される外輪9とで嵌合軸2を形成
すると共に、外輪9の外周面に施療子5を連結させて備
え、主軸1の正逆回転に応じて内輪8と外輪9とを異な
る相対位置で回転止めする回転止め手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸の回転により
施療子を動作させて揉みや擦り等のマッサージを行なう
マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機において、主軸の回
転により施療子を動作させる為の基本的な構造を図18
に示している。マッサージ機に内蔵される主軸1はモー
タ(図示せず)により正逆回転駆動されるように設置さ
れており、この主軸1には略筒状の嵌合軸2を嵌合させ
ていて、主軸1と嵌合軸2とが一体に正逆回転するよう
になっている。嵌合軸2の外周面はその中心軸が主軸1
の中心軸に対して傾斜し且つ偏心した形状となってい
て、この外周面にベアリング3を遊転自在に装着してい
る。ベアリング3からはアーム4を延設すると共に該ア
ーム4の先端側に施療子5を取付けており、アーム4を
突設した側と逆側においてベアリング3と連結リンク6
とをボールジョイントを介して連結させている。なお、
このように施療子5を間接的に嵌合軸2に連結させるの
でなく、直接嵌合軸2に連結させたものであっても良
い。
【0003】主軸1をその中心軸周りに例えば正回転さ
せると、上記したようにベアリング3の装着される嵌合
軸2の外周面はその中心軸には主軸1の中心軸に対して
傾斜し且つ偏心した形状となっていて、更に、アーム4
の動きが連結リンク6との連結により制限が加えられて
いることから、施療子5は三次元的な所定の軌跡を描く
こととなる。従って、主軸1の軸方向にX軸を設け、X
軸と直交する方向であって被施療体である使用者7から
見て上下方向となる方向にY軸を、前後方向となる方向
にZ軸を設けたとき、図19に示すように施療子5はY
Z平面上において楕円状の軌跡を描いて移動すると共
に、XY平面上においても楕円状の軌跡(図示せず)を
描いて移動する。そして、主軸1を逆回転させると、正
回転時に施療子5が移動する上記した所定軌跡上を逆方
向に移動するものである。
【0004】図18には、左側の嵌合軸2やそれと連動
する左側の施療子5だけを示しているが、通常はこのよ
うな施療子5を左右に一対設けていて、夫々の施療子
5,5が図19に示す軌跡上をa方向に移動するとき、
つまり施療子5,5が軌跡上の前方に最大に突出した地
点を通過する際に下から上に移動するときに所謂揉み上
げマッサージを行い、施療子5,5が軌跡上をb方向に
移動するとき、つまり施療子5,5が軌跡上の前方に最
大に突出した地点を通過する際に上から下に移動すると
きに所謂揉み下げマッサージを行う。つまり、主軸1の
正回転と逆回転とに応じて所定軌跡上を正逆方向に動作
する左右一対の施療子5,5の作用によって、揉み上げ
や揉み下げといった所謂練り揉みマッサージを使用者7
に与えるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のマッサージ機は施療子5が主軸1の回転方向に
関わらず一定の軌跡上を動作するだけのものであって、
主軸1の正逆回転の切替えによって施療子5が軌跡を辿
る方向は切替えられるものの軌跡そのものが変わる訳で
はないことから、揉み上げや揉み下げマッサージに夫々
最適の軌跡を実現することができなかった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、施療子の軌跡自体を変更して最適なマッサージを
使用者に与えることのできるマッサージ機を提供するこ
とを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明を、モータにより正逆回転駆動される主軸1
と、前記主軸1の正逆回転と連動して所定軌跡上を正逆
方向に動作する施療子5とを具備したマッサージ機にお
いて、前記主軸1の正回転と逆回転とに応じて施療子5
の軌跡を異なる軌跡に切替える軌跡切替機構を備えたこ
とを特徴とするマッサージ機とする。このようにするこ
とで、モータの駆動方向を切替えるといった簡単な作業
だけで、施療子5の軌跡を揉み上げや揉み下げに夫々適
した軌跡に変化させて、最適なマッサージを実現するこ
とができる。
【0008】また、前記軌跡切替機構として、主軸1と
嵌合して一体に回転する内輪8と、該内輪8の外周面に
その内周面を回転自在に嵌合させて設置される外輪9と
による二重構造で嵌合軸2を形成すると共に、外輪9の
外周面に施療子5を連結させて備え、主軸1の正逆回転
に応じて内輪8と外輪9とを異なる相対位置で回転止め
する回転止め手段を備えることも好ましく、このように
することで、主軸1の正逆回転を切替えることで外輪9
の位置を変更することができ、これに伴い施療子5の軌
跡を確実に変更することができる。
【0009】また、主軸1の回転中心軸lに対して内輪
8の外周面の中心軸mを傾斜させると共に、内輪8の外
周面の中心軸mに対して外輪9の外周面の中心軸oを傾
斜させることも好ましく、このようにすることで、内輪
8と外輪9の相対位置が変更されることに伴って主軸1
の中心軸lと外輪9の外周面の中心軸oとの傾斜角θが
変更され、その結果として外輪9の外周面に連結される
施療子5の軌跡を、主軸1の軸方向である左右方向につ
いて変更することができる。
【0010】また、主軸1の回転中心軸lに対して内輪
8の外周面の中心軸mを偏心させると共に、内輪8の外
周面の中心軸mに対して外輪の外周面の中心軸oを偏心
させることも好ましく、このようにすることで、内輪8
と外輪9の相対位置が変更されることに伴って主軸1の
中心軸lと外輪9の外周面の中心軸oとの偏心量eが変
更され、その結果として外輪9の外周面に連結される施
療子5の軌跡を、主軸1の軸方向と直交する二方向であ
る前後方向と上下方向について変更することができる。
【0011】また、主軸1の回転中心軸lに対して内輪
8の外周面の中心軸mを傾斜及び偏心させると共に、内
輪8の外周面の中心軸mに対して外輪9の外周面の中心
軸oを傾斜及び偏心させることも好ましく、このように
することで、内輪8と外輪9の相対位置が変更されるこ
とに伴って主軸1の中心軸lと外輪9の外周面の中心軸
oとの傾斜角θ及び偏心量eが変更され、その結果とし
て外輪9の外周面に連結される施療子5の軌跡を、主軸
1の軸方向である左右方向と、主軸1の軸方向と直交す
る二方向である前後方向と上下方向とについて変更する
ことができる。
【0012】また、回転止め手段により、主軸1の正回
転時には傾斜角θ大且つ偏心量e小となる位置で内輪8
と外輪9が回転止めされ、逆回転時には傾斜角θ小且つ
偏心量e大となる位置で内輪8と外輪9が回転止めされ
ることも好ましく、このようにすることで、正回転時に
は左右方向に幅が広く前後方向及び左右方向には幅の狭
い軌跡上を施療子5が移動することから擦りマッサージ
を実現することができ、逆回転時には左右方向に幅が狭
く前後方向及び左右方向には幅の広い軌跡上を施療子5
が移動することから指圧マッサージを実現することがで
きる。
【0013】また、施療子5を被施療体側に向けて下か
ら上に動作させる方向に主軸1が回転する場合に、回転
止め手段により傾斜角θ大且つ偏心量e小となる位置で
内輪8と外輪9が回転止めされ、施療子5を被施療体側
に向けて上から下に動作させる方向に主軸1が回転する
場合に、回転止め手段により傾斜角θ小且つ偏心量e大
となる位置で内輪8と外輪9が回転止めされることも好
ましく、このようにすることで、被施療体側に向けて下
から上に行われる擦りマッサージによって背中や腰等を
マッサージすることができると共に、被施療体側に向け
て上から下に行われる指圧マッサージによって肩等をマ
ッサージすることができる。
【0014】また、主軸1の正回転時と逆回転時とで、
内輪8と外輪9の相対回転角度が略180°切替えられ
る位置で回転止め手段により回転止めされることも好ま
しく、このようにすることで、主軸1の正逆回転が切替
わって軌跡が変更されても、施療子5の左右方向の動き
と前後方向及び上下方向の動きのタイミングは変更され
ず、これにより例えば左右一対設けた施療子5,5の間
が最小幅となるときに施療子5が最下点にくるといった
軌跡を常に実現することができる。
【0015】また、主軸1の正回転時と逆回転時とで、
主軸1の軸方向について一致する相対位置で内輪8と外
輪9が回転止め手段により回転止めされることも好まし
く、このようにすることで、軌跡の変更によっても軌跡
中心cは一定となり、これにより所望のつぼを集中的に
マッサージしたいとき等に軌跡の変更によってそのつぼ
を外すことがなくなる。
【0016】また、主軸1の正回転時と逆回転時とで、
主軸1の軸方向について異なる相対位置で内輪8と外輪
9が回転止め手段により回転止めされることも好まし
く、このようにすることで、軌跡の変更によって軌跡中
心cが変更され、これにより複数のつぼを効果的にマッ
サージすることができる。
【0017】また、嵌合軸2及びそれに連結される施療
子5の組を隣接して一対備え、隣接する両施療子5,5
の軌跡の最小幅dを主軸1の正回転時と逆回転時とで一
致させる相対位置で、それぞれの組の嵌合軸2,2にお
いて内輪8と外輪9が回転止め手段により回転止めされ
ることも好ましく、このようにすることで、常に最適な
最小幅dを保持することができると共に、軌跡の変更に
伴って首や頭等を挟み込むことがなくなり安全性が向上
する。
【0018】また、主軸1の正逆回転の切替え時に外輪
9が内輪8と連動して回転することを防止する外輪回転
止め手段を設けることも好ましく、このようにすること
で、主軸1の正逆回転を切替える際に外輪9が内輪8と
共に回転して軌跡が変更されなくなるといったことが防
止され、軌跡の変更が常に円滑に行われるようになる。
【0019】また、外輪回転止め手段を、外輪9の回転
軸と略平行な方向から制動力を付加する手段とすること
も好ましく、このようにすることで、外輪9の側方にあ
る空間内に外輪回転手段を成す部材を設置することがで
きるので、スペースの有効利用となる。
【0020】また、外輪回転止め手段を、外輪9の回転
軸と略垂直な方向から制動力を付加する手段とすること
も好ましく、このようにすることで、外輪9の回転中心
から離れた個所に制動力が付加されることとなって、小
さな力であっても効果的に外輪9の回転を止めることが
できるようになる。
【0021】また、外輪回転止め手段を、外輪9に設け
た凹部13と該凹部13に先端部が付勢力をもって嵌合
されるソレノイド14とから形成し、ソレノイド14の
先端部の外周面を先端側ほど中心軸寄りとなるように傾
斜させると共に、凹部13の内周面をソレノイド14の
先端形状に沿って傾斜させることも好ましく、このよう
にすることで、外輪9が内輪8と一体に回転し始めると
ソレノイド14の先端部は傾斜に沿って自動的に移動し
て凹部13から外れることとなり、外輪9が一回転する
までにソレノイド14への付勢力を解除すればその後は
継続的に内輪8と外輪9が一体に回転することとなる。
【0022】また、嵌合軸2及びそれに連結される施療
子5の組を隣接して一対備え、外輪回転止め手段を、隣
接する一対の嵌合軸2,2のそれぞれに備えられる外輪
9,9を同時に回転止めする制動力発生機とすることも
好ましく、このようにすることで、効率的に制動力を付
加することができる。
【0023】また、主軸1の正逆回転の切替えによって
も内輪8と外輪9の相対位置を変更不能とするロック機
構を備えることも好ましく、このようにすることで、正
回転時の軌道と逆回転時の軌道の両方において更にその
軌道上にて施療子5を正逆回転させることができるの
で、より一層多様なマッサージが可能となる。
【0024】また、前記軌跡切替機構として、主軸1と
嵌合して一体に回転する内輪8と、該内輪8の外周面に
その内周面を回転自在に嵌合させて設置される外輪9と
による二重構造で嵌合軸2を形成すると共に、内輪8の
外周面と外輪9の内周面とで球軸受けを形成し、外輪9
の外周面に施療子5を連結させて備えることも好まし
く、このようにすることで、外輪9の外周面の中心軸o
を主軸1の回転中心軸lに対して自在に傾斜させること
ができ、これにより回転方向が同じであっても左右方向
の移動幅の異なる様々な施療子5の軌道を実現すること
ができるので、更に多様なマッサージが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態に基づいて説明するが、従来の技術にて既述し
たマッサージ機と同様の構成については省略し、特徴的
な構成についてのみ以下に詳述する。図1(a)、
(b)には本発明の実施の形態における一例のマッサー
ジ機の主軸1に装着される嵌合軸2を示しているが、本
例の嵌合軸2は、内輪8と外輪9とによる二重構造で形
成されることを特徴としている。
【0026】内輪8は、主軸1の凹凸を有した外周面と
嵌合する内周面を備えた筒状の部材であり、常に主軸1
と一体に回転駆動されるようになっている。図4や図5
に示すように、前記内輪8の外周面からは径方向につば
部8aが延設されており、つば部8aよりも図中右側の
部分が外輪9との連結部8bとなっている。主軸1の回
転中心軸lに対して、連結部8bの外周面の中心軸mは
傾斜し且つ偏心している。ここでは図示しているように
この傾斜角をθ1、偏心量をe1とおく。
【0027】また、内輪8の連結部8bの外周面には穴
部を設けており、これに円筒状のストッパ11の一端側
を嵌合させることで、連結部8bにてストッパ11をそ
の他端側が突出した状態で保持させている。
【0028】外輪9は、その内周面を内輪8の連結部8
bの外周面に回転自在に嵌合させて設置される略筒状の
部材である。図7に示すように、外輪9の外周面の中心
軸nは、外輪9の内周面の中心軸oに対して傾斜し且つ
偏心している。ここでは図示しているようにこの傾斜角
をθ2、偏心量をe2とおく。
【0029】また、図6等にも示すように外輪9の外周
面には内周面側まで貫通した溝12が周方向に形成され
ており、外輪9を内輪8の連結部8bに嵌合させた状態
で該連結部8bから突設されるストッパ11が前記溝1
2内に位置するようになっている。なお、図8に示すよ
うに溝12は外輪9の内周面の中心軸oを中心に略18
0°の範囲で形成されているので、ストッパ11は溝1
2内にて軸中心に略180°回転可能である。
【0030】本例にあっては、嵌合軸2を上記構成の内
輪8と外輪9とで構成したことで、主軸1の正回転と逆
回転とに応じて施療子5の軌跡が異なる軌跡に切替えら
れる。例えば主軸1が正回転したときに嵌合軸2の内輪
8が図1(a)のi方向に回転し、逆回転したときに図
1(b)のj方向に回転するとすれば、正回転時には内
輪8から突設されるストッパ11が溝12内を軸中心に
回転し、溝12の一端に当った後はストッパ11を介し
て内輪8と外輪9とが一体にi方向に回転する。つま
り、正回転時には、ストッパ11と溝12の作用により
内輪8と外輪9は図2に示す相対位置のまま一体に回転
する。
【0031】そして、この相対位置にあるとき、外輪9
の内周面の中心軸nに対する外輪9の外周面の中心軸o
の傾斜方向は、主軸1の回転中心軸lに対する内輪8の
連結部8bの外周面の中心軸mの傾斜方向と一致し、且
つ、外輪9の内周面の中心軸nに対する外輪9の外周面
の中心軸oの偏心方向は、主軸1の回転中心軸lに対す
る内輪8の連結部8bの外周面の中心軸mの偏心方向と
逆方向になるように形成している。そして、内輪8の連
結部8bの外周面の中心軸mと外輪9の内周面の中心軸
nとが略一致することから、外輪9の外周面の中心軸o
は、主軸1の回転中心軸lに対して傾斜角θ=θ1
θ2、偏心量e=e1−e2で位置することとなる。
【0032】また、主軸1の逆回転時には、溝12の他
端にストッパ11が当った後に、ストッパ11と溝12
の作用により内輪8と外輪9は図3に示す相対位置のま
ま一体に回転する。そして、ストッパ11が溝12内で
軸中心に略180°回転可能であることから、上記した
正回転時の相対位置に対して逆回転時には相対回転角度
が略180°切替えられた相対位置となり、外輪9の外
周面の中心軸oが、主軸1の回転中心軸lに対して傾斜
角θ=θ1−θ2、偏心量e=e1+e2で位置することと
なる。
【0033】図15には、施療子5の正回転時の軌跡を
実線で示し、逆回転時の軌跡を点線で示している。正回
転時と逆回転時とで比較すると、正回転時には外輪9の
外周面の中心軸oが主軸1の回転中心軸lに対して傾斜
角θが大であり且つ偏心量eが小であり、逆回転時には
同様の傾斜角θが小であり且つ偏心量eが大である。従
って、施療子5は正回転時には左右方向の移動幅が大き
く上下方向及び突出方向の移動幅が小さな軌跡上を移動
し、これが所謂指圧マッサージとして利用できることか
ら、例えば使用者7側に向けて施療子5が上から下に動
作する場合にこの軌跡上を移動するようにすれば、肩の
指圧マッサージ等に都合が良い。また、施療子5は逆回
転時には左右方向の移動幅が小さく上下方向及び突出方
向の移動幅が大きな軌跡上を移動し、これが所謂擦りマ
ッサージとして利用できることから、例えば使用者7側
に向けて施療子5が下から上に動作する場合にこの軌跡
上を移動するようにすれば、背中や腰の擦りマッサージ
等に都合が良い。
【0034】なお、正回転時と逆回転時とで相対回転角
度が略180°切替えられるようにしたことで、主軸1
の正逆回転が切替わって軌跡が変更された場合にも施療
子5の左右方向の動きと突出方向や上下方向の動きのタ
イミングが変化せず、これにより例えば左右一対の施療
子5間が最小幅となるときに施療子5が最下点にくるよ
うな軌跡を常に実現することができるという利点もあ
る。
【0035】本例にあっては、図13(a)に示すよう
に、外輪9の溝12を、その両端を結ぶ直線pが主軸1
の回転中心軸lと直交するように形成しているので、回
転止めされる際の内輪8と外輪9の相対位置は、正回転
時と逆回転時とで主軸1の軸方向について一致する。従
って、外輪9に連結される施療子5の軌跡中心cは図1
5に示すように正回転時と逆回転時とで一致し、この軌
跡中心cを所望のつぼに合わせれば、正逆回転の切替え
でつぼを外すことなく効果的なマッサージができるよう
になっている。
【0036】また、図13(b)に示すように、外輪9
の溝12を、その両端を結ぶ直線pが主軸1の回転中心
軸lと直交することのないように傾斜させて形成し、こ
れにより回転止めされる際の内輪8と外輪9の相対位置
を、正回転時と逆回転時とで主軸1の軸方向について異
なる相対位置としても良い。この場合、主軸1の正逆回
転の切替えにより軌跡中心cを左右に移動させることが
できることから、効果的なマッサージが可能となる。更
に、図16に示すように、主軸1を正回転から逆回転に
切替えた際に、左右両方の外輪9,9がそれぞれ内輪
8,8に対して内側に移動すると共に、両施療子5,5
の軌跡の最小幅dが正回転時と逆回転時とで一致するよ
うに設定して、常に最適な最小幅dを保持するようにす
ると共に、軌跡の変化により両施療子5,5間に頭や首
を挟み込むことを防止することができる。
【0037】図9、図10には、本例の外輪回転止め手
段を示している。外輪9の回転軸方向を向く平面部には
凹部13を形成しており、凹部13の開口側にはソレノ
イド14を位置させている。このソレノイド14は、適
宜個所に固定されるソレノイド本体部15により凹部1
3方向に通電により付勢力を与えられて保持されるもの
であり、ソレノイド14の先端部が外輪9の回転軸と略
平行な方向から凹部13に抜差しされることで、外輪9
の回転を止めたり許したりすることが可能となってい
る。このように外輪9の回転軸と略平行な方向から制動
力を付加する構成にすることで、スペースが有効利用さ
れるという利点がある。
【0038】更に、ソレノイド14の先端部は図10
(c)に示すように先端側ほど互いに接近するように傾
斜させた円錐状を成しており、凹部13は図10(b)
に示すように前記ソレノイド14の先端形状に沿って傾
斜した断面略V字形状となっている。従って、ソレノイ
ド14の先端部が凹部13に付勢力をもって嵌合される
と、内輪8から突設されるストッパ11が外輪9の溝1
2の端に当るまでは外輪9の回転を止めることができ
る。そして、ストッパ11が溝12の端に当たった後
は、ストッパ11を介して外輪9に大きなトルクが働く
為に、ソレノイド14の先端部には凹部13の内周面に
沿って外部に押出す力が働き、自動的に嵌合が解除され
る。そして、外輪9が一回転して凹部13が元の位置に
戻る前にソレノイド本体部15への通電を停止すれば、
通電によるソレイド14への付勢力がなくなることから
ソレノイド14の先端部が凹部13に嵌合されることは
ない。
【0039】本例においては外輪9にベアリング3を遊
転自在に装着させていることから、正逆回転を切替えた
際に、内輪8と外輪9の間で滑りが生じるのでなく外輪
9とベアリング3の間で滑りが生じて思うように軌跡が
切替わらない恐れがあるが、このように外輪9に対して
内輪8が回転する間だけ外輪9の回転軸と略平行な方向
から制動力を付加させることで、軌跡の円滑な切替えを
常に実現することができる。
【0040】なお、このようにするのに、内輪8と外輪
9が一体に回転し始めるタイミングに合わせてソレノイ
ド本体部15への通電を停止させても良いが、その場合
は通電停止のタイミングを精度良く合わせる必要があ
る。これに対して本例の構成とすることで通電の停止は
外輪9が一回転するまでに行えばよいので、制御が簡単
になるという利点がある。
【0041】また、同様の外輪回転止め手段として、図
11に示すように、例えばベアリング3の内周面に固定
したソレノイド本体部15に同様のソレノイド14を中
心方向に付勢して保持させると共に、外輪9の外周面に
は同様の凹部13を形成して、外輪9に対して内輪8が
回転する間だけ外輪9の回転軸と略垂直な方向から制動
力を付加させるようにしても良い。これによれば、外輪
9の回転中心から離れた個所に制動力を付加することが
できるので、制動力が小さくて済むという利点がある。
【0042】なお、前記ソレノイド14の代りにばね等
を押し付けて外輪回転止め手段としても良い。
【0043】また、同様の外刃回転止め手段として、図
12に示すように、左右に隣接する一対の嵌合軸2,2
に備えられる外輪9,9の対向面にそれぞれ円盤状部材
16,16を取り付け、前記円盤状部材16,16とこ
れを挟むように設けたブロック体17によって、左右の
外輪9,9を一つの動力及び制御により同時に回転止め
することのできる制動力発生機として、電磁ブレーキユ
ニットを構成しても良い。
【0044】なお、円盤状部材16を外輪9と一体に形
成しても良いし、制動力発生機として、電磁ブレーキ機
構ではなく他の機構によるものを用いても構わない。
【0045】図14(a)、(b)には、本例のロック
機構を示している。このように、内輪8と外輪9が一体
に回転するとき、つまり、ストッパ11が溝12のいず
れかの端と当接した状態にあるときに、ストッパ11を
溝12の端部側の内周面との間で挟持して固定する為の
ピン状の挿入部材17を溝12内に抜差し自在に設ける
ことで、正逆回転に関わらず施療子5に同じ軌跡上を移
動させることができる。従って、ストッパ11が溝12
の一端側にある場合の軌跡と他端側にある場合の軌跡の
両方について施療子5を正逆回転させることができ、更
に多様なマッサージが可能となる。なお、挿入部材17
を抜差しする為の機構については特に限定されるもので
はなく、挿入部材17の形状についても特にピン状には
限定されない。
【0046】次に、本発明の実施の形態における他例に
ついて、図17に基づいて説明するが、一例と同様の構
成については省略して特徴的な構成についてのみ以下に
述べる。
【0047】本例にあっては、内輪8の外周面の一部を
球面状に形成すると共に外輪9の内周面を内輪8の球面
状部分と嵌合する凹曲面状に形成して、前記内輪8の外
周面と外輪9の内周面とで球軸受けを形成している。こ
れにより、外輪9の外周面の中心軸oは主軸1の回転中
心軸lに対して傾斜角θを自在に変更することができ
る。また、図示はしていないが、外輪9を所望の傾斜角
θで保持する為の機構を備えている。
【0048】そして、上記構成により、外輪9の外周面
に直接若しくは間接的に連結される施療子5の左右方向
の移動幅を、主軸1の正逆回転に関わらず自在に切替え
て効果的なマッサージを行うことが可能となるものであ
る。
【0049】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明にあっ
ては、モータの駆動方向を切替えるといった簡単な作業
だけで施療子の軌跡を揉み上げや揉み下げに夫々適した
軌跡に変化させて、最適なマッサージを実現することが
できるという効果がある。
【0050】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、主軸の正逆回転を切
替えることで外輪の位置を変更することができ、これに
伴い施療子の軌跡を確実に変更することができるという
効果がある。
【0051】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項2記載の発明の効果に加えて、内輪と外輪の相対位
置が変更されることに伴って主軸の中心軸と外輪の外周
面の中心軸との傾斜角が変更され、その結果として外輪
の外周面に連結される施療子の軌跡を、主軸の軸方向で
ある左右方向について変更することができるという効果
がある。
【0052】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項2記載の発明の効果に加えて、内輪と外輪の相対位
置が変更されることに伴って主軸の中心軸と外輪の外周
面の中心軸との偏心量が変更され、その結果として外輪
の外周面に連結される施療子の軌跡を、主軸の軸方向と
直交する二方向である前後方向と上下方向について変更
することができるという効果がある。
【0053】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項2記載の発明の効果に加えて、内輪と外輪の相対位
置が変更されることに伴って主軸の中心軸と外輪の外周
面の中心軸との傾斜角及び偏心量が変更され、その結果
として外輪の外周面に連結される施療子の軌跡を、主軸
の軸方向である左右方向と、主軸の軸方向と直交する二
方向である前後方向と上下方向とについて変更すること
ができるという効果がある。
【0054】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項5記載の発明の効果に加えて、正回転時には左右方
向に幅が広く前後方向及び左右方向には幅の狭い軌跡上
を施療子が移動することから擦りマッサージを実現する
ことができ、逆回転時には左右方向に幅が狭く前後方向
及び左右方向には幅の広い軌跡上を施療子が移動するこ
とから指圧マッサージを実現することができるという効
果がある。
【0055】また、請求項7記載の発明にあっては、請
求項6記載の発明の効果に加えて、被施療体側に向けて
下から上に行われる擦りマッサージによって背中や腰等
をマッサージすることができると共に、被施療体側に向
けて上から下に行われる指圧マッサージによって肩等を
マッサージすることができるという効果がある。
【0056】また、請求項8記載の発明にあっては、請
求項2〜7のいずれか記載の発明の効果に加えて、主軸
の正逆回転が切替わって軌跡が変更されても、施療子の
左右方向の動きと前後方向及び上下方向の動きのタイミ
ングは変更されず、これにより例えば左右一対設けた施
療子の間が最小幅となるときに施療子が最下点にくると
いった軌跡を常に実現することができるという効果があ
る。
【0057】また、請求項9記載の発明にあっては、請
求項2〜8のいずれか記載の発明の効果に加えて、軌跡
の変更によっても軌跡中心は一定となり、これにより所
望のつぼを集中的にマッサージしたいとき等に軌跡の変
更によってそのつぼを外すことがなくなるという効果が
ある。
【0058】また、請求項10記載の発明にあっては、
請求項2〜8のいずれか記載の発明の効果に加えて、軌
跡の変更によって軌跡中心が変更さることにより複数の
つぼを効果的にマッサージすることができるという効果
がある。
【0059】また、請求項11記載の発明にあっては、
請求項10記載の発明の効果に加えて、常に最適な最小
幅を保持することができると共に、軌跡の変更に伴って
首や頭等を挟み込むことがなくなり安全性が向上すると
いう効果がある。
【0060】また、請求項12記載の発明にあっては、
請求項2〜11のいずれか記載の発明の効果に加えて、
主軸の正逆回転を切替える際に外輪が内輪と共に回転し
て軌跡が変更されなくなるといったことが防止され、軌
跡の変更が常に円滑に行われるようになるという効果が
ある。
【0061】また、請求項13記載の発明にあっては、
請求項12記載の発明の効果に加えて、外輪の側方にあ
る空間内に外輪回転手段を成す部材を設置することがで
きるので、スペースの有効利用になるという効果があ
る。
【0062】また、請求項14記載の発明にあっては、
請求項12記載の発明の効果に加えて、外輪の回転中心
から離れた個所に制動力が付加されることから、小さな
力であっても効果的に外輪の回転を止めることができる
という効果がある。
【0063】また、請求項15記載の発明にあっては、
請求項13又は14記載の発明の効果に加えて、外輪が
内輪と一体に回転し始めるとソレノイドの先端部は傾斜
に沿って自動的に移動して凹部から外れることとなり、
外輪が一回転するまでにソレノイドへの付勢力を解除す
ればその後は継続的に内輪と外輪が一体に回転すること
から、例えば外輪が内輪と一体に回転し始めるタイミン
グに合わせて付勢力を解除する場合と比べれば制御が簡
単になるという効果がある。
【0064】また、請求項16記載の発明にあっては、
請求項12記載の発明の効果に加えて、効率的に制動力
を付加することができるという効果がある。
【0065】また、請求項17記載の発明にあっては、
請求項2〜16のいずれか記載の発明の効果に加えて、
正回転時の軌道と逆回転時の軌道の両方において更にそ
の軌道上にて施療子を正逆回転させることができるの
で、より一層多様なマッサージが可能になるという効果
がある。
【0066】また、請求項18記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、外輪の外周面の中
心軸を主軸の回転中心軸に対して自在に傾斜させること
ができ、これにより回転方向が同じであっても左右方向
の移動幅の異なる様々な施療子の軌道を実現することが
できるので、更に多様なマッサージが可能になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例のマッサージ
機に備えられる嵌合軸の斜視図であり、(a)は正回転
時、(b)は逆回転時を示している。
【図2】同上の正回転時の嵌合軸を示しており、(a)
は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は
背面図、(e)は正面図である。
【図3】同上の逆回転時の嵌合軸を示しており、(a)
は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は
背面図、(e)は正面図である。
【図4】同上の内輪の斜視図である。
【図5】同上の内輪を示しており、(a)は上面図、
(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図、
(e)は正面図である。
【図6】同上の外輪の斜視図である。
【図7】同上の外輪を示しており、(a)は上面図、
(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図、
(e)は正面図である。
【図8】図7(b)のA−A線断面図である。
【図9】同上の外輪回転止め手段により回転止めされた
外輪を示す説明図である。
【図10】同上の外輪回転止め手段を示しており、
(a)は外輪の正面図、(b)は(a)のB−B線断面
図、(c)はソレノイドの斜視図である。
【図11】同上の他の外輪回転止め手段を示す説明図で
ある。
【図12】同上の更に他の外輪回転止め手段を示す説明
図である。
【図13】同上の外輪に形成される溝の説明図であり、
(a)は溝を回転軸と直交するように形成した場合、
(b)は溝を回転軸と直交しないように形成した場合を
示している。
【図14】同上のロック機構を示す説明図であり、
(a)は正回転時、(b)は逆回転時を示している。
【図15】同上の施療子における軌道の一例を示す説明
図である。
【図16】同上の施療子における軌道の他例を示す説明
図である。
【図17】本発明の実施の形態における他例のマッサー
ジ機に備えられる嵌合軸を示す説明図である。
【図18】従来のマッサージ機の主要部説明図である。
【図19】同上の施療子の軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 嵌合軸 5 施療子 8 内輪 9 外輪 13 凹部 14 ソレノイド c 軌跡中心 d 最小幅 e 偏心量 l 主軸の回転中心軸 m 内輪の外周面の中心軸 o 外輪の外周面の中心軸 θ 傾斜角
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月13日(2002.5.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、回転止め手段により、主軸1の正回
転時には傾斜角θ大且つ偏心量e小となる位置で内輪8
と外輪9が回転止めされ、逆回転時には傾斜角θ小且つ
偏心量e大となる位置で内輪8と外輪9が回転止めされ
ることも好ましく、このようにすることで、正回転時に
は左右方向に幅が広く前後方向及び上下方向には幅の狭
い軌跡上を施療子5が移動することから擦りマッサージ
を実現することができ、逆回転時には左右方向に幅が狭
く前後方向及び上下方向には幅の広い軌跡上を施療子5
が移動することから指圧マッサージを実現することがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図15には、施療子5の正回転時の軌跡を
実線で示し、逆回転時の軌跡を点線で示している。正回
転時と逆回転時とで比較すると、正回転時には外輪9の
外周面の中心軸oが主軸1の回転中心軸lに対して傾斜
角θが大であり且つ偏心量eが小であり、逆回転時には
同様の傾斜角θが小であり且つ偏心量eが大である。従
って、施療子5は正回転時には左右方向の移動幅が大き
く上下方向及び前後方向の移動幅が小さな軌跡上を移動
し、これが所謂指圧マッサージとして利用できることか
ら、例えば使用者7側に向けて施療子5が上から下に動
作する場合にこの軌跡上を移動するようにすれば、肩の
指圧マッサージ等に都合が良い。また、施療子5は逆回
転時には左右方向の移動幅が小さく上下方向及び前後
向の移動幅が大きな軌跡上を移動し、これが所謂擦りマ
ッサージとして利用できることから、例えば使用者7側
に向けて施療子5が下から上に動作する場合にこの軌跡
上を移動するようにすれば、背中や腰の擦りマッサージ
等に都合が良い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項5記載の発明の効果に加えて、正回転時には左右方
向に幅が広く前後方向及び上下方向には幅の狭い軌跡上
を施療子が移動することから擦りマッサージを実現する
ことができ、逆回転時には左右方向に幅が狭く前後方向
及び上下方向には幅の広い軌跡上を施療子が移動するこ
とから指圧マッサージを実現することができるという効
果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 裕希 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 潤二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 秋定 昭輔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C100 AD23 AE06 AE07 AE11 BA01 BA07 BB03 CA06 DA05 DA06 EA10 4C101 BA01 BB05 BB06 BC22 BD01 BD02 BE07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより正逆回転駆動される主軸
    と、前記主軸の正逆回転と連動して所定軌跡上を正逆方
    向に動作する施療子とを具備したマッサージ機におい
    て、前記主軸の正回転と逆回転とに応じて施療子の軌跡
    を異なる軌跡に切替える軌跡切替機構を備えたことを特
    徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 軌跡切替機構として、主軸と嵌合して一
    体に回転する内輪と、該内輪の外周面にその内周面を回
    転自在に嵌合させて設置される外輪とによる二重構造で
    嵌合軸を形成すると共に、外輪の外周面に施療子を連結
    させて備え、主軸の正逆回転に応じて内輪と外輪とを異
    なる相対位置で回転止めする回転止め手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 主軸の回転中心軸に対して内輪の外周面
    の中心軸を傾斜させると共に、内輪の外周面の中心軸に
    対して外輪の外周面の中心軸を傾斜させることを特徴と
    する請求項2記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 主軸の回転中心軸に対して内輪の外周面
    の中心軸を偏心させると共に、内輪の外周面の中心軸に
    対して外輪の外周面の中心軸を偏心させることを特徴と
    する請求項2記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 主軸の回転中心軸に対して内輪の外周面
    の中心軸を傾斜及び偏心させると共に、内輪の外周面の
    中心軸に対して外輪の外周面の中心軸を傾斜及び偏心さ
    せたことを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 回転止め手段により、主軸の正回転時に
    は傾斜角大且つ偏心量小となる位置で内輪と外輪が回転
    止めされ、逆回転時には傾斜角小且つ偏心量大となる位
    置で内輪と外輪が回転止めされることを特徴とする請求
    項5記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 施療子を被施療体側に向けて上から下に
    動作させる方向に主軸が回転する場合に、回転止め手段
    により傾斜角大且つ偏心量小となる位置で内輪と外輪が
    回転止めされ、施療子を被施療体側に向けて下から上に
    動作させる方向に主軸が回転する場合に、回転止め手段
    により傾斜角小且つ偏心量大となる位置で内輪と外輪が
    回転止めされることを特徴とする請求項6記載のマッサ
    ージ機。
  8. 【請求項8】 主軸の正回転時と逆回転時とで、内輪と
    外輪の相対回転角度が略180°切替えられる位置で回
    転止め手段により回転止めされることを特徴とする請求
    項2〜7のいずれか記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 主軸の正回転時と逆回転時とで、主軸の
    軸方向について一致する相対位置で内輪と外輪が回転止
    め手段により回転止めされることを特徴とする請求項2
    〜8のいずれか記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 主軸の正回転時と逆回転時とで、主軸
    の軸方向について異なる相対位置で内輪と外輪が回転止
    め手段により回転止めされることを特徴とする請求項2
    〜8のいずれか記載のマッサージ機。
  11. 【請求項11】 嵌合軸及びそれに連結される施療子の
    組を隣接して一対備え、隣接する両施療子の軌跡の最小
    幅を主軸の正回転時と逆回転時とで一致させる相対位置
    で、それぞれの組の嵌合軸において内輪と外輪が回転止
    め手段により回転止めされることを特徴とする請求項1
    0記載のマッサージ機。
  12. 【請求項12】 主軸の正逆回転の切替え時に外輪が内
    輪と連動して回転することを防止する外輪回転止め手段
    を設けたことを特徴とする請求項2〜11のいずれか記
    載のマッサージ機。
  13. 【請求項13】 外輪回転止め手段を、外輪の回転軸と
    略平行な方向から制動力を付加する手段としたことを特
    徴とする請求項12記載のマッサージ機。
  14. 【請求項14】 外輪回転止め手段を、外輪の回転軸と
    略垂直な方向から制動力を付加する手段としたことを特
    徴とする請求項12記載のマッサージ機。
  15. 【請求項15】 外輪回転止め手段を、外輪に設けた凹
    部と該凹部に先端部が付勢力をもって嵌合されるソレノ
    イドとから形成し、ソレノイドの先端部の外周面を先端
    側ほど中心軸寄りとなるように傾斜させると共に、凹部
    の内周面をソレノイドの先端形状に沿って傾斜させたこ
    とを特徴とする請求項13又は14記載のマッサージ
    機。
  16. 【請求項16】 嵌合軸及びそれに連結される施療子の
    組を隣接して一対備え、外輪回転止め手段を、隣接する
    一対の嵌合軸のそれぞれに備えられる外輪を同時に回転
    止めする制動力発生機としたことを特徴とする請求項1
    2記載のマッサージ機。
  17. 【請求項17】 主軸の正逆回転の切替えによっても内
    輪と外輪の相対位置を変更不能とするロック機構を備え
    たことを特徴とする請求項2〜16のいずれか記載のマ
    ッサージ機。
  18. 【請求項18】 軌跡切替機構として、主軸と嵌合して
    一体に回転する内輪と、該内輪の外周面にその内周面を
    回転自在に嵌合させて設置される外輪とによる二重構造
    で嵌合軸を形成すると共に、内輪の外周面と外輪の内周
    面とで球軸受けを形成し、外輪の外周面に施療子を連結
    させて備えたことを特徴とする請求項1記載のマッサー
    ジ機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100932591B1 (ko) * 2005-07-28 2009-12-17 파나소닉 전공 주식회사 맛사지기
JP2020185339A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 大東電機工業株式会社 揺動機構

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