JP2003243907A - 面実装型の非可逆回路素子 - Google Patents
面実装型の非可逆回路素子Info
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- JP2003243907A JP2003243907A JP2002037078A JP2002037078A JP2003243907A JP 2003243907 A JP2003243907 A JP 2003243907A JP 2002037078 A JP2002037078 A JP 2002037078A JP 2002037078 A JP2002037078 A JP 2002037078A JP 2003243907 A JP2003243907 A JP 2003243907A
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Abstract
安定し、品質の良好な面実装型の非可逆回路素子を提供
する。 【解決手段】 本発明の面実装型の非可逆回路素子にお
いて、第1のヨーク1には、絶縁材からなる支持部材1
1が設けられ、中心導体の一端側に設けられた端子部が
支持部材11によって、第2のヨーク3の下面と略面一
になるように支持されたため、中心導体の端子部は、第
2のヨーク3と共に面実装が可能となり、従来に比し
て、組込作業が簡単で、生産性の良好なものが得られ
る。
Description
適用されるサーキュレータ、アイソレータ等の面実装型
の非可逆回路素子に関する。
づいて説明すると、従来の非可逆回路素子は、コ字状の
第1のヨーク51と、この第1のヨーク51内に配置さ
れた磁石52と、この磁石52の下部に配置されたフェ
ライト部材53と、120度の間隔でフェライト部材5
3に取り付けられ、一部が互いに交叉した状態となった
金属板からなる3個の中心導体54と、フェライト部材
53を保持する保持部材55と、コ字状の第2のヨーク
56とで構成されている。
導体54を取り付けたフェライト部材53が挿入される
と共に、このフェライト部材55上に磁石52を配置し
た状態で、上下から第1,第2のヨーク51,56を被
せる。そして、第1,第2のヨーク51,56で磁石5
2,フェライト部材53、及び保持部材55を挟持した
状態で、コ字状が互い違いに配置された第1,第2のヨ
ーク51,56を結合して、第1,第2のヨーク51,
56とで磁気閉回路が形成された構成となっている。
されて、端部に設けられた端子部54aが第1,第2の
ヨーク51,56外に突出した構成となっている。この
ような非可逆回路素子が電子機器に組み込みされた際、
中心導体54の端子部54aは、ワイヤによる配線が行
われるようになっている。
は、中心導体54の端子部54aがワイヤによる配線で
あるため、組込作業は面倒であるという問題がある。ま
た、磁石52が第1のヨーク51内に単に配置される構
成であるため、磁石52の取付位置にバラツキを生じる
という問題がある。そして、磁石52の取付位置のバラ
ツキによって、性能が一定せず、品質が悪くなるという
問題がある。
つ、磁石の取付位置が安定し、品質の良好な面実装型の
非可逆回路素子を提供することを目的とする。
の第1の解決手段として、平板状のフェライト部材と、
このフェライト部材上に位置し、誘電体を挟んで上下方
向の異なる面に設けられて、上下方向に一部が交叉する
第1,第2,第3の中心導体と、この中心導体上に配置
された磁石と、この磁石を覆うように配置された第1の
ヨークと、前記フェライト部材の下面側に配置され、前
記第1のヨークとで磁気閉回路を構成する第2のヨーク
とを備え、前記第1のヨークには、絶縁材からなる支持
部材が設けられ、前記中心導体の一端側に設けられた端
子部が前記支持部材によって、前記第2のヨークの下面
と略面一になるように支持された構成とした。
材によって、前記磁石の位置決めを行うようにした構成
とした。また、第3の解決手段として、前記支持部材が
成型加工によって前記第1のヨークと一体化された構成
とした。
んで互いに対向する第1,第2の電極部を有するチップ
型のコンデンサを備え、前記第1の電極部が前記第2の
ヨークの底板に載置されて取り付けられると共に、前記
第2の電極部上には前記中心導体が接続され、前記第2
の電極部上に位置する前記中心導体の部分が前記支持部
材によって支持された構成とした。
の先端部が平板状をなし、この平板状の下面が前記第2
のヨークの下面と略面一となした構成とした。また、第
6の解決手段として、前記端子部には凸部が設けられ、
この凸部の下面が前記第2のヨークの下面と略面一とな
した構成とした。また、第7の解決手段として、前記端
子部の先端部には略U字状の折り曲げ部が設けられ、こ
の折り曲げ部の曲げ部分の下面が前記第2のヨークの下
面と略面一となした構成とした。
説明すると、図1は本発明の面実装型の非可逆回路素子
の第1実施例に係る分解斜視図、図2は本発明の面実装
型の非可逆回路素子の第1実施例に係る要部の断面図、
図3は本発明の面実装型の非可逆回路素子の第1実施例
に係る要部の拡大断面図である。
路素子の第2実施例に係る要部の拡大断面図、図5は本
発明の面実装型の非可逆回路素子の第3実施例に係る要
部の拡大断面図、図6は本発明の面実装型の非可逆回路
素子をサーキュレータに適用した等価回路図である。
の第1実施例の構成を図1〜図3に基づいて説明する
と、コ字状の磁性板(鉄板等)からなる第1のヨーク1
は、四角状の上板1aと、この上板1aの対向する辺か
ら下方に折り曲げられた対向する一対の側板1bとを有
する。
材11は、互い分離した二つの部材、或いは一つの部材
で構成されると共に、この支持部材11は、中心部に設
けられた円筒状の空洞部11aと、下面に設けられた階
段状の第1,第2押さえ部11b、11cとを有する。
そして、この支持部材11は、第1のヨーク1内に取り
付けられると共に、支持部材11は、成型加工によって
第1のヨーク1と一体に形成されている。
11a内に挿入されて配置され、磁石2の外周面が支持
部材11によって支持されて、位置決めされた構成とな
っている。
ヨーク3は、四角状の底板3aと、この底板3aの対向
する辺から上方に折り曲げられた対向する一対の側板3
bとを有する。そして、この第2のヨーク3は、その一
対の側板3bが第1のヨーク1の一対の側板1bと結合
されて、磁気閉回路が形成されると共に、支持部材11
が第2のヨーク3内に位置した状態となる。
rnet)等からなる平板状のフェライト部材4は、第
2のヨーク3の底板3a上に載置された状態で、取り付
けられている。
のセラミック等からなる絶縁体21と、この絶縁体21
の対向する平坦な二つの外面に設けられた銀等からなる
第1,第2の電極部22,23とで構成され、そして、
互いに対向する第1,第2の電極部22,23との間で
容量が形成されている。
は、第1の電極部22が第2のヨーク3の底板3aに半
田付けされ、第2のヨーク3に取り付けられると共に、
第2のヨーク3に接地された構成となっている。
3の中心導体5,6、7は、それぞれ両端部に設けられ
た一対の折り曲げ部5a、6a、7aと、一方の折り曲
げ部5a、6a、7aの端部に設けられた接続部5b、
6b、7bと、他方の折り曲げ部5a、6a、7aの端
部において、階段状に折り曲げ形成された端子部5c、
6c、7cとを有する。
6、7は、それぞれ絶縁材からなる誘電体8を挟んで上
下方向の異なる面に配置され、且つ、互いに120度の
間隔を置いて配設されると共に、上下方向において一部
が交叉した状態となっている。また、これ等の第1,第
2,第3の中心導体5,6、7は、誘電体8を介してフ
ェライト部材4上に載置される。
6,7の端子部5c、6c、7cは、それぞれが第2の
ヨーク3外に導出されると共に、端子部5c、6c、7
cの中間部のそれぞれがチップ型のコンデンサC1の第
2の電極部23上に半田付けされて、電気的に接続され
る。また、接続部5b、6b、7bは、第2のヨーク3
の底板3aに半田付けされて、接地状態で電気的に接続
される。
組み込みされた際、第2の電極部23上に位置する端子
部5c、6c、7cは、支持部材11の第2押さえ部1
1cに当接して支持され、また、端子部5c、6c、7
cの平板状をなす先端部は、第1押さえ部11bで押さ
えられて支持される。
である平板状の下面は、第2のヨーク3の底板3aの下
面と同一位置、或いは下面から僅かに下方に突出した状
態となっている。即ち、端子部5c、6c、7cの先端
部である平板状の下面は、第2のヨーク3の底板3aの
下面と略面一の状態となっている。
6,7上には、第1のヨーク1に位置決めされた磁石2
を配置し、この状態で、第1,第2のヨーク1,3の側
板1b、3b同士を結合して、第1,第2のヨーク1,
3間で磁石2,フェライト部材4等を挟持すると、サー
キュレータ、或いはアイソレータからなる非可逆回路素
子が形成される。
素子は、ここでは図示しないが、導電パターンを有する
回路基板上に搭載されて、面実装されるようになってい
る。そして、非可逆回路素子が搭載された際、第2のヨ
ーク3の底板3aの下面と、第1,第2,第3の中心導
体5,6,7の端子部5c、6c、7cの先端部の下面
が回路基板上に面一状態で載置されて、半田付けされ、
第1,第2,第3の中心導体5,6,7の端子部5c、
6c、7cは、配線用の導電パターンに半田付けされる
と共に、第2のヨーク3の底板3aが接地用の導電パタ
ーンに半田付けされる。
の第2実施例の構成を図4に基づいて説明すると、この
第2実施例は、第1,第2,第3の中心導体5,6,7
の端子部5c、6c、7cにおいて、下方に向けて突出
した丸みのある凸部5d、6d、7dが設けられたもの
である。
さえ部11bで支持された際、端子部5c、6c、7c
の凸部5d、6d、7dの下面は、第2のヨーク3の底
板3aの下面と略面一の状態となる。また、その他の構
成は、前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同
一番号を付し、ここではその説明を省略する。
の第3実施例の構成を図5に基づいて説明すると、この
第2実施例は、第1,第2,第3の中心導体5,6,7
の端子部5c、6c、7cの先端部において、略U字状
の折り曲げ部5e、6e、7eが設けられたものであ
る。
さえ部11bで支持された際、折り曲げ部5e、6e、
7eの端部が第1押さえ部11bに当接して、端子部5
c、6c、7cの折り曲げ部5e、6e、7eの曲げ部
分の下面は、第2のヨーク3の底板3aの下面と略面一
の状態となる。また、その他の構成は、前記第1実施例
と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここで
はその説明を省略する。
設けた場合は、折り曲げ部5e、6e、7eに若干のバ
ネ性を持たせることができて、曲げ部分の下面が底板3
aの下面より下方に位置させた状態にすると、バネ性に
よって、導電パターンへの接触を良くすることができ
る。
サーキュレータに適用した等価回路図を示し、第1,第
2,第3の中心導体5,6,7のそれぞれの一端側に入
出力端子となる端子部5c、6c、7cが設けられ、ま
た、それぞれの他端側である接続部5b、6b、7bが
接地されると共に、第1,第2,第3の中心導体5,
6,7の端子部5c、6c、7cには、接地されたチッ
プ型のコンデンサC1が接続された構成となっている。
平板状のフェライト部材と、このフェライト部材上に位
置し、誘電体を挟んで上下方向の異なる面に設けられ
て、上下方向に一部が交叉する第1,第2,第3の中心
導体と、この中心導体上に配置された磁石と、この磁石
を覆うように配置された第1のヨークと、フェライト部
材の下面側に配置され、第1のヨークとで磁気閉回路を
構成する第2のヨークとを備え、第1のヨークには、絶
縁材からなる支持部材が設けられ、中心導体の一端側に
設けられた端子部が支持部材によって、第2のヨークの
下面と略面一になるように支持された構成とした。この
ような構成によって、中心導体の端子部は、第2のヨー
クと共に面実装が可能となり、従来に比して、組込作業
が簡単で、生産性の良好なものが得られる。また、中心
導体が薄い金属板で形成されているため、支持部材によ
って端子部の支持が確実となり、面実装の良好なものが
得られる。
を行うようにしたため、磁石の取付位置が安定し、且
つ、一定したものが得られ、品質の良好な非可逆回路素
子を提供できる。また、支持部材が端子部の支持と磁石
の位置決めを兼用できて、部品点数が少なく、安価なも
のが得られる。
ヨークと一体化されたため、支持部材が第1のヨークに
強固に取り付けできると共に、組立性の良好なものが得
られる。
1,第2の電極部を有するチップ型のコンデンサを備
え、第1の電極部が第2のヨークの底板に載置されて取
り付けられると共に、第2の電極部上には中心導体が接
続され、第2の電極部上に位置する中心導体の部分が支
持部材によって支持されたため、中心導体の支持が一層
強くなって、面実装の良好なものが得られる。
の平板状の下面が第2のヨークの下面と略面一となした
ため、面実装が確実で、良好なものが得られる。
部の下面が第2のヨークの下面と略面一となしたため、
面実装が確実で、良好なものが得られる。
曲げ部が設けられ、この折り曲げ部の曲げ部分の下面が
第2のヨークの下面と略面一となしたため、面実装が確
実で、良好なものが得られる。
例に係る分解斜視図。
例に係る要部の断面図。
例に係る要部の拡大断面図。
例に係る要部の拡大断面図。
例に係る要部の拡大断面図。
レータに適用した等価回路図。
Claims (7)
- 【請求項1】 平板状のフェライト部材と、このフェラ
イト部材上に位置し、誘電体を挟んで上下方向の異なる
面に設けられて、上下方向に一部が交叉する第1,第
2,第3の中心導体と、この中心導体上に配置された磁
石と、この磁石を覆うように配置された第1のヨーク
と、前記フェライト部材の下面側に配置され、前記第1
のヨークとで磁気閉回路を構成する第2のヨークとを備
え、前記第1のヨークには、絶縁材からなる支持部材が
設けられ、前記中心導体の一端側に設けられた端子部が
前記支持部材によって、前記第2のヨークの下面と略面
一になるように支持されたことを特徴とする面実装型の
非可逆回路素子。 - 【請求項2】 前記支持部材によって、前記磁石の位置
決めを行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の
面実装型の非可逆回路素子。 - 【請求項3】 前記支持部材が成型加工によって前記第
1のヨークと一体化されたことを特徴とする請求項1,
又は2記載の面実装型の非可逆回路素子。 - 【請求項4】 絶縁体を挟んで互いに対向する第1,第
2の電極部を有するチップ型のコンデンサを備え、前記
第1の電極部が前記第2のヨークの底板に載置されて取
り付けられると共に、前記第2の電極部上には前記中心
導体が接続され、前記第2の電極部上に位置する前記中
心導体の部分が前記支持部材によって支持されたことを
特徴とする請求項1から3の何れかに記載の面実装型の
非可逆回路素子。 - 【請求項5】 前記端子部の先端部が平板状をなし、こ
の平板状の下面が前記第2のヨークの下面と略面一とな
したことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の
面実装型の非可逆回路素子。 - 【請求項6】 前記端子部には凸部が設けられ、この凸
部の下面が前記第2のヨークの下面と略面一となしたこ
とを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の面実装
型の非可逆回路素子。 - 【請求項7】 前記端子部の先端部には略U字状の折り
曲げ部が設けられ、この折り曲げ部の曲げ部分の下面が
前記第2のヨークの下面と略面一となしたことを特徴と
する請求項1から4の何れかに記載の面実装型の非可逆
回路素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002037078A JP2003243907A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 面実装型の非可逆回路素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002037078A JP2003243907A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 面実装型の非可逆回路素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003243907A true JP2003243907A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27778785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002037078A Withdrawn JP2003243907A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 面実装型の非可逆回路素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003243907A (ja) |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002037078A patent/JP2003243907A/ja not_active Withdrawn
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050105 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050308 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050328 |