JP2003243362A - プラズマ処理方法及び処理装置 - Google Patents
プラズマ処理方法及び処理装置Info
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Abstract
理するプラズマ処理装置において、真空容器内壁への反
応生成物の付着を抑制するエッチング方法及び付着した
反応生成物を効率良く除去するクリーニング方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】プラズマ生成部を形成する真空容器2に処
理ガスを供給し、前記真空容器2の外周に設けられ高周
波電力を印加可能なアンテナ1及びファラデーシールド
8を用いてプラズマ6を生成し処理を行うプラズマ処理
方法において、前記ファラデーシールド8に少なくとも
500V以上の電圧を印加し、前記真空容器2内に設け
られ被エッチング材料が不揮発性材料である試料12を
エッチングする。
Description
料のエッチング及び真空容器内壁のクリーニングを行う
プラズマ処理方法及び処理装置に関する。
RAM(Dynamic Random AccessMemory)やLOGIC
等の被エッチング材料として用いられてきたSi,A
l,SiO2 等の材料に加えて、FRAM(Ferroelect
ric Random Access Memory)やMRAM(Magnetic Rand
om Access Memory)などでは不揮発性の材料が被エッチ
ング材料として使用されつつある。不揮発性の材料は、
エッチング時の反応生成物の融点が高いためエッチング
されにくい。また、エッチング後の反応生成物の蒸気圧
が低く真空容器内壁への付着係数が高いため、数枚〜数
百枚の試料を処理することにより真空容器内壁が堆積物
によって覆われ、後に剥がれ落ちることによって異物多
発の原因になっている。また、堆積物によって誘導アン
テナと反応容器内プラズマとの結合状態が変わり、エッ
チング速度や均一性,エッチング垂直性,エッチング側
壁へのサイドウオール付着状況等の経時変化を引き起こ
したりする。不揮発性材料の具体的な例としては、MR
AMや磁気ヘッドに用いられる強磁性,反強磁性材料の
Fe,NiFe,PtMn,IrMn。また、DRAMの
キャパシタ部やゲート部,FRAMのキャパシタ部,M
RAMのTMR(Tunneling Magneto Resistive)素子部
に用いられる貴金属材料のPt,Ir,Au,Ta,R
u。その他にも、高誘電体材料のAl2O3,HfO3,
Ta2O3,強誘電体材料のPZT(チタン酸ジルコン酸
鉛),BST(チタン酸バリウムストロンチウム),S
BT(タンタル酸ストロンチウムビスマス)等が挙げら
れる。
つとして、真空容器外周に設けたコイル状のアンテナに
よる誘導型のプラズマ処理装置やマイクロ波を導入する
プラズマ処理装置等があった。いずれの装置においても
不揮発性材料をエッチングする際に、真空容器内壁への
堆積物の対策が十分でなかったために大気開放を伴った
洗浄を繰り返し行っていた。一度洗浄を行うと次の試料
の処理着工までに6〜12時間も要すことから装置の稼
動効率の低下につながっていた。
にファラデーシールドを設け、このファラデーシールド
に高周波電源を接続し電力を供給することで、真空容器
内壁への反応生成物の付着を抑制し、かつ真空容器内壁
のクリーニングを可能とした装置が提案されている。そ
の一例として、特開平10−275694号公報,特開
2000−323298号公報がある。
来技術においては、具体的なエッチング方法及びクリー
ニング方法については、十分な検討が行われていなかっ
た。
点に鑑みてなされたもので、誘導アンテナとプラズマと
の間にファラデーシールドを設けたプラズマ処理装置に
おいて、試料処理中に真空容器内壁への反応生成物の付
着を抑制する、または付着した反応生成物を効率良く除
去することのできるプラズマ処理方法及び処理装置を提
供する。
する為に次のような手段を採用した。プラズマ生成部を
形成する真空容器に処理ガスを供給し、前記真空容器の
外周に設けられ高周波電力を印加可能なアンテナ及びフ
ァラデーシールドを用いてプラズマを生成し処理を行う
プラズマ処理方法において、前記ファラデーシールドに
少なくとも500V以上の電圧を印加し、前記真空容器
内に設けられ被エッチング材料が不揮発性材料である試
料をエッチングすることとした。
面を用いて説明する。図1は本発明のプラズマ処理装置
の断面図を示す。真空容器2は内部にプラズマ生成部を
形成する絶縁材料(例えば、石英,セラミック等の非導
電性材料)で成る放電部2aと、被処理物である試料1
2,試料12を配置するための電極5が配置された処理
部2bとから成る。処理部2bはアースに設置されてお
り、電極5は絶縁材を介して処理部2bに取り付けられ
る。放電部2aの外周にはコイル状の誘導結合アンテナ
1が配置されている。また、放電部2a外側には、プラ
ズマ6と静電容量的に結合する円盤状のファラデーシー
ルド8が設けられている。誘導結合アンテナ1とファラ
デーシールド8は、整合器(マッチングボックス)3を
介して第一の高周波電源10に直列に接続されている。
また、ファラデーシールド8と並列に、インピーダンス
の大きさが可変可能な回路がアースに接地してある。真
空容器2内にはガス供給装置4から処理ガスが供給され
る一方で、排気装置7によって所定の圧力に減圧排気さ
れる。ガス供給装置4より真空容器2内に処理ガスを供
給し、該処理ガスを誘導結合アンテナ1とファラデーシ
ールド8により発生する電界の作用によってプラズマ化
する。電極5には第二の高周波電源11が接続されてい
る。また、第一の高周波電源10により発生する、例え
ば、13.56MHz,27.12MHz,40.68M
Hz等のHF帯や、更に周波数が高いVHF帯等の高周
波電力を誘導結合アンテナ1とファラデーシールド8に
供給することによりプラズマ生成用の電界を得ている
が、電力の反射を抑えるために整合器(マッチングボッ
クス)3を用いて、誘導結合アンテナ1のインピーダン
スを第一の高周波電源10の出力インピーダンスに一致
させている。整合器(マッチングボックス)3は、一般
的に逆L型と呼ばれる、静電容量を可変可能な可変コン
デンサ9を2個用いたものを使用している。また、プラ
ズマ6中に存在するイオンを試料12上に引き込むため
に電極5に第二の高周波電源11によりバイアス電圧を
印加する。
く説明する。図2に示すように、たて縞状のスリットを
有する金属導体からなり、真空容器に重なる形で配置さ
れる。ファラデーシールド8への電圧印加は、図1のV
C3で表される可変コンデンサ9cで調節可能としてい
る。ファラデーシールド8への電圧印加は、試料の処理
レシピによって所定の値に設定可能とした。
最適化を図るために、ファラデーシールド8に印加され
た電圧と真空容器内壁にかかるシース電圧との関係をシ
ミュレーションにより算出した。
を印加したとき、真空容器内壁には直流電圧Vshが印
加される。このため、プラズマ中のイオンが真空容器内
壁に向かって加速され壁を叩くことになる。このイオン
加速電圧Vshは、 Vsh=Vfs/2*Dsh/((Dfs+Dch/ε)+Dsh)+Vs …(1式) で与えられる。ここでDshは真空容器内壁にできるシ
ース厚みであり、Dchは真空容器の厚み、εは真空容
器の比誘電率、Vsはプラズマ空間電位(通常約15V
程度)である。また、真空容器内壁に形成されるシース
厚みDshは、 Dsh=1E3*(25/4)/3 *(ICF/8.85E−12)-0.5 *((Mi/1.602E−19)-0.25*Vsh0.75 …(2式) で与えられる。ここでICFはプラズマの飽和電流密
度、Miはイオン質量である。上式、VshとDshの
式は連立しており、非線形な依存性を持っている。
真空容器、また、厚みが10mmの石英真空容器である場
合の、ファラデーシールド8への印加電圧Vfsとシー
ス電圧Vshとの関係を求めた結果を示す。ここでは、
プラズマは塩素プラズマ、飽和イオン電流は4mA/cm
2 とした。10mmのアルミナ真空容器においては、ファ
ラデーシールド8に500Vの電圧を印加した場合はシ
ース電圧が約60Vとなり、1500Vの電圧を印加し
た場合はシース電圧が約360Vとなることが分かる。
また、15mmのアルミナ真空容器や10mmの石英真空容
器においては、シース電圧が10mmのアルミナ真空容器
に比べ、それぞれ約7割,4割に低下しており、同等の
効果を得るためには、より高い電圧を印加する必要があ
ることが分かる。
て、試料上の被エッチング材料のPtをエッチングした
時の、真空容器内壁に堆積する反応生成物堆積速度とフ
ァラデーシールド8に電圧を印加することで真空容器内
壁に付着した反応生成物を除去する反応生成物クリーニ
ング速度を示す。図4から、ファラデーシールド電圧約
500Vにて、反応生成物堆積速度と反応生成物クリー
ニング速度がほぼ釣り合うことが分かる。すなわち、P
tを処理する際に、約500Vのファラデーシールド電
圧を印加することで、真空容器内壁には反応生成物が堆
積しないことが分かる。また、真空容器内壁は過剰にク
リーニングされることもないため、真空容器内壁のアル
ミナを損傷することなく、長期にわたって安定した処理
が可能である。これにより、エッチング中に反応生成物
が真空容器内壁に付着することを抑制することができ
る。
法について説明する。Aに示す処理方法は、試料をエッ
チングする際に真空容器内壁への反応生成物の付着を抑
制するために、ファラデーシールド電圧を印加しつつ処
理を行う方法である。この方法では反応生成物の真空容
器内壁への付着を低減できるため、安定した放電を得る
ことが可能である。また、洗浄やクリーニングの回数を
低減できるため装置の稼動効率が良い。
グする毎にクリーニングを行う方法である。ファラデー
シールドに電圧を印加しながらエッチングを行っても完
全に反応生成物を除去できない場合や、ファラデーシー
ルドに電圧を印加せずにエッチング速度を優先した処理
等に用いる処理方法である。この方法であれば、クリー
ニングする時は、試料のエッチングガスとは異なるガス
を用いることができる。よって、クリーニング効果の高
いガスを選択すれば、完全に反応生成物を除去すること
もできる。また、クリーニング時間を短縮することも可
能である。
エージング処理を実施する方法である。大気開放を伴う
洗浄を実施した後に、いち早く安定した装置状態を得る
ために用いる方法である。洗浄後の装置は真空容器内壁
に様々な物質が付着しており異物が発生し易い。そのた
め、電極5にダミーウエハを搬送しファラデーシールド
に少なくとも500V以上の電圧を印加しながら塩素ガ
スを中心としたプラズマ放電を発生させることにより、
真空容器内の異物を低減させる処理を行う。その後に、
エッチングを行うことにより異物による影響を低減する
ことができる。
ング処理方法とBで説明したクリーニングとの組み合わ
せである。異物の発生や放電状態の変化,プロセスの経
時変化が特に問題となる場合に適した処理方法である。
従来、頻繁に大気開放を伴う洗浄を実施しなければなら
なかったプロセスにおいても、この処理方法を用いるこ
とにより、異物低減を図れると共に、安定したエッチン
グ性能が得ることができ、装置の稼働効率を向上させる
ことができる。
方法にて、エッチングした例について述べる。
の電圧を印加して1ロット(8枚)連続してAuを処理
した時のエッチング速度を示す。ファラデーシールド電
圧を印加せずに処理を行うと、処理ウエハ8枚目で反応
生成物の影響によりプラズマが消失しエッチングの続行
が不可能であったが、ファラデーシールドに電圧を印加
した処理を行うことで、エッチング速度のロット内均一
性が2.6% という安定した処理が実施できることが分
かる。ロット内均一性とは、1ロット(例えば、ウエハ
8枚,12枚,25枚毎の単位)内のウエハ毎のエッチ
ング速度のバラツキを示し、数値が低い程、安定したエ
ッチングが行われたことになる。また、NiFeのエッ
チングにおいてもAuと同様に、安定したエッチング速
度が得られ、ロット内均一性が1.3% であった。ま
た、FeNのエッチングにおいても、ロット内均一性は
約3%となり安定したエッチングを得ることができる。
せずに1ロット(8枚)連続してTaを処理した時のエ
ッチング速度を示す。Taの処理においては、経時変化
よりもエッチング速度を優先するため、ファラデーシー
ルド電圧は印加せずに処理を行う。その後で、真空容器
内壁に付着した反応生成物を除去するために、1ロット
処理後にクリーニングを行った。ロット内の均一性は約
4.8%程度であり、クリーニング実施によるロット間
均一性は約1.7%となった。ロット間均一性とは、例
えば、各ロット1枚目のウエハのエッチング速度のバラ
ツキを示し、数値が低い程、安定したクリーニングが行
われたことになる。
の電圧を印加してPtを処理した時のエッチング速度を
示す。1ロット(25枚)処理後に、ファラデーシール
ドに1500Vの電圧を印加するクリーニングを約10
分行った結果、ロット内均一性,ロット間均一性共に約
1.3%の安定した処理が実施することができる。ま
た、Irにおいても、ファラデーシールドに約600V
の電圧を印加して処理を行い、1ロット(25枚)処理
後に、上記クリーニングを行えば、ロット内均一性は約
2.9% 、ロット間均一性は約3%を得ることができ
る。
内壁に付着した反応生成物を適切な時間でクリーニング
するためのクリーニング時間の終点を検出する終点判定
方法について図9,図10を用いて説明する。横軸はク
リーニング時間、縦軸は発光強度を示す。
の終点判定方法である。ファラデーシールドに電圧を印
加することで、真空容器内壁に付着した反応生成物が除
去され始める。これにより、反応生成物が電離し真空容
器内を漂うため、反応生成物の発光強度が強くなる。徐
々に真空容器内の反応生成物が除去され始めると発光強
度も下がり、2次差分も減少する。次第に2次差分が上
昇し始め0を横切るところが終点となる。
物の波長を観測した場合の終点判定方法である。例え
ば、真空容器がアルミナ製であれば発光波長は308n
m(Al),396nm(Al)等であり、石英製であれば
391nm(SiCl),437nm(SiF)等であ
る。ファラデーシールドに電圧を印加することで、真空
容器内壁に付着した反応生成物が除去され始めるが、反
応生成物が真空容器内壁を覆っているため発光強度は低
い。徐々に真空容器内壁に付着した反応生成物が減少す
るため、真空容器の表層部が現れる。これにより、発光
強度が上昇し、2次差分も上昇する。次第に2次差分が
下降し始め0を横切るところが終点となる。
容器内壁に反応生成物を残すこと無く、また過剰なクリ
ーニングにより真空容器内壁を損傷することが無いた
め、長期に渡って安定した処理を行うことが可能となり
真空容器の寿命も延ばすことができる。
クリーニング間隔の最適化について説明する。従来は、
不安定なエッチングによる製品不良を防止するために、
予め設定した間隔、例えば、1ロット毎にクリーニング
を強制的に実施していた。本実施例では、試料の処理中
にリアルタイムに異物の測定を行い、予め定めておいた
上限値(例えば、エッチングに支障をきたす恐れのある
異物個数)及び下限値(例えば、試料処理前の異物個
数)に基づいて、クリーニング間隔の最適化を図る。図
11は、処理時間と異物個数との関係を示す。試料の処
理を重ねるに従いプラズマ中の異物個数は上昇する。n
枚目の試料の処理中に所定の異物個数の上限を超えた場
合、n枚目の試料の処理後、次のn+1枚目の試料の処
理は行わず、ここで、ファラデーシールドに電圧を印加
したクリーニングを実施する。このクリーニングは自動
的に実施できるように設定しておくほうが望ましい。こ
のクリーニングにおいても、異物個数のモニタを行い、
異物個数が所定の下限を超えたらクリーニングを中止
し、n+1枚目の試料の処理を開始する。これを繰り返
すことにより、クリーニング間隔の最適化が図られ、装
置の稼動効率が向上する。
るクリーニングについて説明する。図12の(a)は、
Ruをエッチングする前のアルミナ製真空容器の放電部
2aの内側を表す。また、(b)はエッチング後の様子
を表す。黒く見える部分が反応生成物が堆積している箇
所である。この反応生成物を除去するために、クリーニ
ングガスとして塩素と酸素の混合ガスを使用して約30
分間クリーニングを行った結果を(c)に表す。反応生
成物を完全に取り除くことができなかった。次に同じ条
件においてエッチングを行い、後に三塩化ホウ素と塩素
の混合ガスを使用して約30分間のクリーニングを行っ
た結果を(d)に表す。ほぼ完全に反応生成物を除去す
ることができた。
する前のアルミナ製真空容器の放電部2aの内側を表
す。また、(b)はファラデーシールドに電圧を印加せ
ずにエッチングしたため、反応生成物が全面に付着して
いる様子が分かる。この反応生成物を除去するために、
三塩化ホウ素と塩素の混合ガスを使用して約10分間の
クリーニングを行ったところ、(c)のように、ほぼ完
全に反応生成物を除去することができた。
化ホウ素と塩素の混合ガスが効率が良く、特に三塩化ホ
ウ素=20%,塩素=80%に設定し、クリーニングし
た時が最も有効である。また、三塩化ホウ素と塩素の混
合ガスは様々な不揮発性材料のエッチングによって発生
する反応生成物に対してもクリーニングの効果があるこ
とが分かった。
れの不揮発性材料の試料においても、最適なファラデー
シールド電圧を印加することで、試料処理中に真空容器
内壁への反応生成物の付着を抑制でき、また、真空容器
内壁に堆積した反応生成物を効率良く取り除くことがで
きるプラズマ処理方法及び処理装置を提供することがで
きる。
る。
ある。
を示す図である。
ング速度及び反応生成物堆積速度との関係を示す図であ
る。
す図である。
す図である。
す図である。
2b…処理部、3…整合器(マッチングボックス)、4
…ガス供給装置、5…電極、6…プラズマ、7…排気装
置、8…ファラデーシールド、9…可変コンデンサ、1
0,11…高周波電源、12…試料。
Claims (9)
- 【請求項1】プラズマ生成部を形成する真空容器に処理
ガスを供給し、前記真空容器の外周に設けられ高周波電
力を印加可能なアンテナ及びファラデーシールドを用い
てプラズマを生成し処理を行うプラズマ処理方法におい
て、 前記ファラデーシールドに少なくとも500V以上の電
圧を印加し、 前記真空容器内に設けられ被エッチング材料が不揮発性
材料である試料をエッチングすることを特徴とするプラ
ズマ処理方法。 - 【請求項2】プラズマ生成部を形成する真空容器に処理
ガスを供給し、前記真空容器の外周に設けられ高周波電
力を印加可能なアンテナ及びファラデーシールドを用い
てプラズマを生成し処理を行うプラズマ処理方法におい
て、 前記ファラデーシールドに少なくとも500V以上の電
圧を印加し、 前記真空容器内壁に付着した反応生成物をクリーニング
することを特徴とするプラズマ処理方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のプラズマ処理方法におい
て、前記処理ガスは、三塩化ホウ素及び塩素を含む混合
ガスであることを特徴とするプラズマ処理方法。 - 【請求項4】請求項3に記載のプラズマ処理方法におい
て、前記混合ガスの割合は、三塩化ホウ素が20%、塩
素が80%となるようにガスを供給しクリーニングする
ことを特徴とするプラズマ処理方法。 - 【請求項5】請求項2に記載のプラズマ処理方法におい
て、前記ファラデーシールドに少なくとも1500V以
上の電圧を印加することを特徴とするプラズマ処理方
法。 - 【請求項6】プラズマ生成部を形成する真空容器に処理
ガスを供給し、前記真空容器の外周に設けられ高周波電
力を印加可能なアンテナ及びファラデーシールドを用い
てプラズマを生成し処理を行うプラズマ処理方法におい
て、 ダミーウエハを試料台上へ搬送し、前記ファラデーシー
ルドに少なくとも500V以上の電圧を印加し、塩素を含
むガスを用いたプラズマによって、真空容器内の異物を
除去する第1のステップと、 前記第1のステップ後、前記真空容器内の試料台上に設
けられ被エッチング材料が不揮発材料である試料をエッ
チングする第2のステップと、 前記第2のステップ後、前記ファラデーシールドに少な
くとも1500V以上の電圧を印加し、三塩化ホウ素及
び塩素を含む混合ガスを用いて、真空容器内の反応生成
物を除去する第3のステップとを有することを特徴とす
るプラズマ処理方法。 - 【請求項7】プラズマ生成部を形成する真空容器に処理
ガスを供給し、前記真空容器の外周に設けられ高周波電
力を印加可能なアンテナ及びファラデーシールドを用い
てプラズマを生成し処理を行うプラズマ処理方法におい
て、 真空容器内の異物個数を異物モニタにより検出し、異物
個数が所定の上限値を超えた場合は、ファラデーシール
ドに電圧を印加したクリーニング行い、異物個数が所定
の下限値を超えたらクリーニングを終了することを特徴
とするプラズマ処理方法。 - 【請求項8】プラズマ生成部を形成する真空容器と、前
記真空容器にガスを供給するガス供給手段と、前記プラ
ズマ生成部に電界を発生するアンテナと、前記真空容器
の外周に設けられたファラデーシールドと、前記アンテ
ナ及びファラデーシールドに高周波電力を供給する高周
波電源と終点判定検出手段とを備え、 前記終点判定検出手段においては、反応生成物の発光波
長を検出することにより、前記真空容器内壁のクリーニ
ングの終点を検出することを特徴とするプラズマ処理装
置。 - 【請求項9】プラズマ生成部を形成する真空容器と、前
記真空容器にガスを供給するガス供給手段と、前記プラ
ズマ生成部に電界を発生するアンテナと、前記真空容器
の外周に設けられたファラデーシールドと、前記アンテ
ナ及びファラデーシールドに高周波電力を供給する高周
波電源と終点判定検出手段とを備え、 前記終点判定検出手段においては、前記真空容器の材質
の発光波長を検出することにより、前記真空容器内壁の
クリーニングの終点を検出することを特徴とするプラズ
マ処理装置。
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