JP2003242944A - 鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法並びに挿入装置 - Google Patents

鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法並びに挿入装置

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JP2003242944A JP2002034912A JP2002034912A JP2003242944A JP 2003242944 A JP2003242944 A JP 2003242944A JP 2002034912 A JP2002034912 A JP 2002034912A JP 2002034912 A JP2002034912 A JP 2002034912A JP 2003242944 A JP2003242944 A JP 2003242944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極板群を電槽に挿入する作業において極板群
の両端板が座屈することなく円滑に挿入できる鉛蓄電池
用極板群の挿入法とその装置を提供する。 【解決手段】 機筐2の上部に、極板群Gの積層方向に
おける位置を決める往復動自在の左右一対の位置決め具
4a,4bと極板群Gの両側面を位置決めする前後動自
在の位置決め具9c,9dと、これら位置決め具により
位置決めされる極板群Gの直下に、機筐2の下部に昇降
装置29を設け、該左右の位置決め具4a,4bの下方
に極板群を挟持する左右一対の伸縮自在のワークホルダ
ー18a,18bを配設し、更に該左右のワークホルダ
ー18a,18bの下方に、所定の高さスペースHを存
して上下動自在で且つ伸縮自在のガイド片20a,20
bを具備したガイドホルダー21a,21bとを配設
し、該昇降装置29の昇降杆32,33a〜33dの上
端に電槽Bを固定保持する電槽載置台34を設けて成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池用極板群
の電槽への挿入法並びに挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉛蓄電池用極板群を電槽に挿入す
るに当たり、極板群を電槽内に収容したときその厚さ方
向に適度な群圧を生ずるようにするため、極板群をその
まゝ、或いはその両端板の外面に1枚又は2,3枚のス
ペーサーを積層して、その厚みを、挿入すべき電槽の厚
さ方向の対向壁間の内寸法よりも大きい寸法としたもの
を、電槽に手作業により或いは機械力により上方から大
きな押圧力をかけて電槽に押圧することが行われている
が、極板群の下端部は電槽の開口部に入りにくく、挿入
作業が非能率となり、また、極板群を一挙に電槽に押圧
挿入しようとするので、特に、極板群の両端板が電槽の
対向壁部に当たり、挿入が阻止されたとき、極板又はス
ペーサーから成る両端板は折れ曲がり、いわゆる座屈を
生じ、生産性が低下する不都合がしばしばであった。ま
た、電槽の開口部の口縁に、極板群の厚さ方向に対向す
る内面が上方に至るに従いテーパー状に広がった傾斜面
に形成された案内板を嵌着し、該極板群を該案内板を介
してピストンシリンダーにより上方から挿入することに
より、挿入作業能率を向上せしめるようにすることも公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記の公
知手段のように、電槽側を固定した状態で極板群を上方
から加圧して電槽に一挙に押圧挿入することは、案内板
を介しても、その挿入作業中に極板群の両端板が座屈す
ることがしばしば生ずることは不可避である。かゝる不
都合に鑑み、発明者は、従来とは全く異なる押圧挿入手
段により、上記の技術の課題を解決することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決し、極板群の両端板の座屈を防止して鉛蓄電池の生
産性を向上した鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法を提
供するもので、(a)往復動自在の一対のワークホルダ
ーにより極板群の下部を挟持した状態で、該極板群の該
一対のワークホルダーより下方に突出する電槽へ挿入す
べき高さ部分を、該極板群の直下に位置し且つ昇降自在
に保持された電槽を上昇させて一対のガイド片を介し電
槽に挿入する工程と(b)次で該一対のワークホルダー
による極板群の下部の挟持を解除した状態で、電槽を下
降させて該電槽の下降に伴い下降する極板群の一部を該
一対のワークホルダーの位置より下方へ次の電槽へ挿入
すべき高さ部分として引き出す工程を、極板群の大部分
が電槽に挿入されるまで繰り返し行うことを特徴とす
る。更に本発明は、座屈を生じない上記の挿入法を更に
容易になし得られる挿入法を提供するもので、極板群の
下端を電槽に挿入するときにのみ、極板群の下端部を左
右のガイド片を具備したガイドホルダーにより圧縮する
ことを特徴とする。更に本発明は、上記の挿入法におい
て、電槽に所望の圧迫力で極板群を収容し得る挿入法を
提供するもので、両端面にスペーサーを積層して成る極
板群を用い、請求項1又は2に記載の挿入法を行うこと
を特徴とする。更に本発明は、極板群の電槽への挿入に
当たり、両端板に座屈を生じない鉛蓄電池用極板群の電
槽への挿入装置を提供するもので、極板群を位置決め収
容する空間を規制する位置合わせ装置と、極板群の厚さ
方向で対向し、位置決めされた極板群の下部に対応する
高さ位置に配設され且つピストン杆を具備したワークホ
ルダーと、該一対のワークホルダーの下方に高さスペー
スを存して極板群の下端部に対応する高さ位置に配設さ
れ且つ先端にガイド片を支持したピストン杆を具備する
と共に該高さスペース内で上下動自在の一対のガイドホ
ルダーと、該位置決めされた極板群の直下に、電槽を載
置固定し且つ昇降自在に支持する昇降台を昇降杆の上端
に具備した昇降装置とから成ることを特徴とする。更に
本発明は、上記の挿入装置において、スペーサーと積層
した極板群を電槽へ挿入する挿入装置を提供するもの
で、該位置合わせ装置に具備した極板群の厚さ方向に配
設された一対の位置合わせ具の互いに対向する面にスペ
ーサー挿入用溝枠を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様の1例を添付
図面の図1乃至図9を参照し説明する。図面で1は、機
筐2に設けた本発明の鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入
装置の1例を示す。該機筐2は、床面に設置された昇降
装置取り付け用筐型基台2aと該基台2aの前後方向の
後部側に立設した背面壁2b1と天板2b2を有し、前
面を開放した筐型囲枠2bとから成る。該筐型囲枠2b
の前面の上半部に、矩形状板材の中央部に下端に開放し
た切欠部3aを形成された下向きのコ字状板3を取り付
けると共に、該コ字状板3の前面の左右に、該機筐2の
中心部を通る垂直線Cを通る前後方向の垂直面に対し左
右に等間隔の位置で且つ対称的に極板群の厚さ方向の位
置決めを行う一対の位置決め具4a,4bを、その夫々
に具備したサーボモータ5aとボールネジ5bと該コ字
状板3に穿設した水平方向に延びる長孔3bを挿通し、
且つ各位置決め具に連結する連結部材5cとから成る駆
動装置5,5の駆動により、即ちその各該サーボモータ
5aの正転、逆転により、該コ字状板3の内面の左右に
おいて、上下段に水平方向に平行に敷設した各案内レー
ル6,6上を往復動走行して互いに近づき或いは遠のく
ように配設した。尚、これらの位置決め具4a,4b
は、底壁と両側壁と前壁とから成り、且つ背面が開放し
たフレーム状囲枠で構成することが好ましく、これによ
り往復動走行が軽快に行われるようにした。また、その
下向きのコ字状板3の前方に、該垂直線Cを通る幅方向
の垂直面に対し前後方向に等間隔の位置に該コ字状板3
と同じ形状の下端を開放した切欠部7aを形成された下
向きのコ字状板7を、該板3の四周縁から前方に水平に
延びる複数本の所定長さの連結杆8,8,…を介して設
け、かくして構成された互いに前後に対向して配設され
た前側のコ字状板7と後側のコ字状板3の夫々の内側に
対向して、図面で仮想線で示す極板群Gの幅方向におけ
る位置決めを行うための極板群Gの厚さ方向にその厚さ
より長手で且つ水平に延びる長杆から成るサイド位置決
め具9c及び9dを前進後退動自在に夫々配設する。更
に詳細には、そのサイド位置決め具9cは、前側のコ字
状板7の外面に取り付けたピストンシリンダー10cの
ピストン杆と該コ字状板7に設けた貫通孔を介して連結
されており、かくして、そのピストンシリンダー10c
の駆動により前進後退動せしめられるようにした。図面
で10eは、該ピストンシリンダー10cの左右に位置
し、且つ該コ字状板7に取り付けられ且つ該位置決め具
9cに連結せしめられた案内杆を示し、これにより該位
置決め具9cが該ピストンシリンダー10cの駆動によ
り前進後退動において、水平移動を確保するようにし
た。同様に、サイド位置決め具9dは、後側のコ字状板
3の外面に取り付けたピストンシリンダー10dのピス
トン杆と該コ字状板3に設けた貫通孔を介して連結され
ており、かくして、そのピストンシリンダー10dの駆
動により前進後退動せしめられるようにした。尚、図示
を省略したが、該ピストンシリンダー10dの左右に前
記と同様に左右の案内杆を配設する。更に、該後側のコ
字状板3の切欠部3aに対し直交して極板群Gの底面を
受けて位置決め載置せしめる位置決め用ベースプレート
11を、ピストンシリンダー12により前後方向に駆動
するようにし、後退位置では、該ベースプレート11
は、前記の筐型囲枠2bの室内13に仮想線で示すよう
に収容されており、前進位置では、後側のコ字状板3と
前側のコ字状板7との間に形成された空間17内に前進
し、実線示で示すように、その上面で位置決めされる極
板群Gの底面を受け止めるようにした。(図5参照)。
而して、該ベースプレート11は、図4及び図5に明示
のように、極板群Gの厚さよりも充分広幅であり、且つ
その前進位置においてそのベースプレート11の前部で
極板群Gを載置し得るような長手の板状体から成る。1
4はベースプレート11の下面に設けた左右一対の案内
レール、15は案内レール14に接するスライドベアリ
ングを示す。更に詳細には、該ベースプレート11は上
面を水平面とし、下面を後端から前端に至るに従い漸次
肉薄となり前方へ至るに従い上向きの傾斜面とし、該ベ
ースプレート11の下面に設けた支持台16の上面を該
傾斜面と平行する傾斜面上に敷設したレール14,14
上を走行自在とし、図5に示すように、極板群Gの下面
を支承した前進位置から後部の筐型囲枠の室13内に仮
想線示のように後退するとき、ベースプレート11は斜
め下方に下がり乍ら後退するようにし、これにより、ベ
ースプレート11の該後退時に極板群の下端面から直ち
に離れて該極板群Gに不要な摩擦や応力がかゝることを
防止するようにした。16aは、支持台16を裏面から
支承する左右一対の補強板を示す。
【0006】かくして、前記の左右の位置決め具4a,
4bと前後のサイド位置決め具9c,9dを具備した前
後のコ字状板3,7とその下方前進後退動のベースプレ
ート11とにより底面及び四周側面を囲繞される極板群
位置決め用空間部17内に外部から搬送用治具により把
持された電槽へ挿入すべき極板群Gをその空間部17の
上方から挿入し、その極板群Gを前進した該ベースプレ
ート11の上面に載置すると共に、その厚さ方向は、左
右の位置決め具4a,4bを互いに前進させて、図4に
示すように、極板群の両端板に軽く接するか、或いはこ
れとの間に僅かな間隔を存して左右方向を位置決めする
一方、その幅方向即ち、前後方向は、図5に示すよう
に、ピストンシリンダー10c,10dを駆動してその
前後のサイド位置決め具9c,9dを前進させて極板群
のセパレータ群の両側縁に軽く接するか、或いはこれと
の間に僅かな間隙を存してその前後方向の位置決めし
て、図5に示すように所定の位置に極板群Gを位置決め
するようにした。
【0007】更に、本発明によれば、左右の位置決め具
4a,4bの下方に、上記のように極板群Gを位置決め
した後、その極板群Gをその積層方向の両端面を左右か
ら加圧し挟持するためのワークホルダー18a,18b
を配設する。左右のワークホルダー18a,18bは、
夫々ピストンシリンダーから成り、図示の例では、夫々
のシリンダー部で左右の位置決め具4a,4bの下面
に、左右の位置決め具4a,4bの夫々の幅方向の中央
部に固設され、夫々のピストン杆の先端に、極板群Gの
幅の少なくとも全長に亘り水平に延びる長手の加圧板1
9a,19bを具備している。かくして、左右のワーク
ホルダー18a,18bのピストン杆の前進により、そ
の加圧板19a,19bにより極板群Gの高さの中間よ
り下方を挟持するようにした。
【0008】更に、本発明によれば、左右のワークホル
ダー18a,18bの下方に、位置決めされた極板群G
の下端から僅か上方に位置して、例えば下端から5〜1
0mm程度の高さスペースhを存した位置に先端にガイ
ド片20a,20bを垂れ下げた状態に具備せしめたピ
ストンシリンダーから成るガイドホルダー21a,21
bを配設し、その左右のピストン杆の前進によりその先
端のガイド片20a,20bは、極板群Gの下端よりも
下方に所望長さ垂れ下がる垂れ下がり部が、後記する電
槽Bの上昇過程で、該左右のガイド片20a,20b
は、極板群Gの両端面と電槽の左右の対向側壁b,bと
の間に介入し挟示され得るようにし、また、同時に、該
ガイドホルダー21a,21bにより極板群の下端部を
加圧し、その厚さを圧縮し電槽への挿入を更に容易にな
し得るようにした。更に詳細には、その夫々のピストン
杆の先端に極板群の少なくとも幅全長に亘り水平に延び
且つ先端を円弧状面としたガイド片取付部材22a,2
2bを設け、その左右のガイド片取付部材22a,22
bの上面に基部をネジ止めなどの固定具23,23によ
りその幅方向に適宜の間隔を存して鋲着され、その遊離
部を該ガイド片取付部材22a,22bの先端から極板
群Gの下端よりも下方へ所望長さ垂れ下げて垂れ下がり
部を有するガイド片20a,20bを具備せしめたもの
である。該ガイド片20a,20bは、例えばステンレ
ス板を材料とし、ガイド片取付部材22a,22bと同
じ幅方向の長さを有し且つその先端から下方へ図示のよ
うに垂れ下がる縦方向の幅を有する長矩形帯状に形成し
たものであり、ガイド片20a,20bとしては、平滑
で極板群の両端板を滑らかに案内するシート面を有する
ものが好ましく用いられる。
【0009】尚、図示の例では、左右のガイドホルダー
21a,21bは、左右のワークホルダー18a,18
bの下方に所定の高さスペースHを存した位置に設置す
ると共にその高さスペースH間を上下動自在に次のよう
に配設した。即ち、左右の位置決め具4a,4bの1側
から下垂する下垂壁4a1,4b1面に取り付けられた
所定の長さ(高さ)を有する垂直板24a,24bと該
垂直板24a,24bの下端から直角に折れ曲がるスト
ッパー25a,25bとを配設し、その左右の垂直板2
4a,24bに夫々形成した嵌合用垂直案内凹条又は凸
条26a,26b(図示では凸条)に、左右のガイドホ
ルダー21a,21bのシリンダー部に固着したL字状
の板27a,27bに形成した嵌合用垂直案内凸条又は
凹条28a,28b(図示では凹条)を摺動自在に嵌合
せしめ、該左右のガイドホルダー21a,21bの夫々
のシリンダー部を左右の該L字状の板27a,27b上
に固設した。かくして、左右のガイドホルダー21a,
21bは、互いに嵌合する垂直案内凹凸条を介し、該ス
トッパー25a,25bとその上方のワークホルダー1
8a,18bのシリンダー部との間をその夫々の所定の
高さスペースH,Hに対応する一定の距離を上下方向に
往復動自在に配設した。
【0010】一方、該機筐2の筐型基台2aには、該機
筐2の中心軸C線上に前記の極板群位置決め用空間17
内に位置決めされた極板群Gの直下に、電槽昇降装置2
9を設ける。該装置29の駆動部は、その中心軸C線上
に該筐型基台2aの台板2a1の裏面に取り付けたサー
ボモータ30と、該サーボモータ30により駆動される
無端ベルト31から成り、該ベルト31は、該台板2a
1の中心を貫通するロータリーボールスクリュー杆32
に接続されている。該ロータリーボールスクリュー杆3
2の前後左右に等間隔を存して4本の昇降杆33a,3
3b,33c,33dを該台板2a1を貫通して配設
し、そのロータリーボールスクリュー杆32とこれら昇
降杆の上端に電槽載置台34を具備して電槽昇降装置2
9が構成されている。かくして、サーボモータ30の正
転により該無端ベルト31の往動走行と該ロータリーボ
ールスクリュー杆32の正転を介し電槽載置台34は昇
降し、サーボモータ30の逆転を介し該電槽載置台34
は下降するようにした。
【0011】該電槽昇降装置29は、その電槽載置台3
4に載置した仮想線で示す電槽Bを固定自在に保持する
べく、電槽クランプ装置35を設ける。該電槽クランプ
装置35は、該載置台34の中心に対し等しい距離に配
置された左右のクランプ板35a,35bと前後に配設
されたクランプ板35c,35dとから成り、且つその
各クランプ板35a,35b,35c,35dは、載置
台34上に配置したピストンシリンダー36,37の駆
動により、寸法の異なる電槽に応じて夫々のクランプ板
により前後左右から挟持固定するようにした。更に詳細
には、前後に対向配置されたクランク板35c及び35
dのうち、一方のクランク板、図示の後側のクランク板
35dは、該ピストンシリンダー36により前後動自在
に駆動されるようにした。また、左右に対向配置された
クランク板35a,35bは互いにラックアンドピニオ
ン38により連動せしめられると共に、該ピストンシリ
ンダー37のピストン杆37aをその先端に直角に延び
る連結杆39を介してクランク板35bに連結せしめる
ように構成し、該ピストンシリンダー37のピストン杆
37aの収縮伸長に伴い、対向する左右の該クランク板
35b及びクランク板35aを前記のラックアンドピニ
オン38の連動と共に互いに接近及び離隔する往復動を
行うようにした。38aは、ラックアンドピニオン取付
けベースを示す。
【0012】更に、該電槽昇降装置34は、その側方に
前後方向に台板2a1上に設置した一軸ロボット機構4
0の駆動により往復動走行する連結部材40aを介し前
後方向に載置台2a1に左右に敷設した案内レール4
1,41上を走行せしめられるようにした。かくして、
電槽Bを載置固定するときは、図1、図2及び図3に示
すように電槽昇降装置34を前進させてこれを該筐型基
台2aの前部に、前記の極板群位置決め囲枠の前方の上
面開放空間位置まで前進させ、人手又はロボットにより
電槽Bを載置固定し、載置固定後、後退させ、図4及び
図5に示すように、上方の位置決めされた極板群Gの直
下に電槽Bをその中心垂直軸線C上に整合させて停止さ
せるようにした。
【0013】次に、上記の鉛蓄電池用極板群の電槽挿入
装置を用いた挿入法を説明する。図示しない外部の極板
群搬送治具により把持された極板群Gを、前記装置の該
ベースプレート11を前進させ、その上方の左右の位置
決め具4a,4bと前後の位置決め具9c,9dを具備
した前後のコ字状板3,7とにより囲繞された空間17
内に挿入し、該ベースプレート11上に載置する。この
状態で、左右の位置決め具4a,4bを前進させ、その
極板群Gの両端板との間に僅かな間隙を存して極板群G
の厚さ方向の位置決めを行う一方、前後の位置決め具9
c,9dを前進させ極板群Gの両側面のセパレータSに
軽く接触させるか、僅かな間隔を存して、その前後方向
の位置決めを行い極板群の位置決め作業を完了する。
【0014】次いで左右のワークホルダー18a,18
bのピストン杆を前進させ、その先端の加圧板19a,
19bにより、位置決めされた極板群Gを挟持する。そ
の後、該ベースプレート11を後退させるが、そのベー
スプレート11を後退させる前又は後に、左右のガイド
ホルダー21a,21bのピストン杆を前進させ、その
先端の左右のガイド片20a,20bを極板群Gから上
記のように10〜50mm程度上方に位置する下端近傍
の両面に近接させるか圧接させ、後記するように、極板
群G直下の昇降装置の電槽載置台に載置した電槽Bが上
昇する過程で、その厚さ方向で対向する電槽側壁の上端
の上方に左右のガイド片20a,20bの下面に対応す
る位置にガイド片20a,20bを配置する。この場
合、所望に応じ、極板群Gの下端部の両端面を左右のガ
イドホルダー21a,21bのガイド片取付板22a,
22bにより該隣接させたガイド片20a,20bを介
し加圧し、極板群Gの下端部を圧縮した状態としてもよ
い。このように、極板群Gを少なくとも左右のワークホ
ルダー18a,18bで挟持した後、該ベースプレート
11を図5に示す仮想線示のように、機筐2の後部室1
3内に後退せしめる。
【0015】一方、電槽昇降装置29は、不使用時には
通常該筐型基台2aの前部に位置せしめておき、使用時
には、その電槽載置台34上に、上記の極板群を圧迫収
容するに適した電槽Gを載置すると共に電槽クランプ装
置35内に収容し、夫々のクランプ板35a,35b,
35c,35dにより前後左右から挟持して電槽Gを不
動に設置した後、一軸ロボット機構40を駆動して該電
槽昇降装置29を後退させ、上方の位置決めされた極板
群Gの直下に、図4及び図5に示すように、その中心の
垂直軸線C上に位置せしめる。
【0016】次いで、前記のサーボモータ30を正転さ
せて、無端ベルト31を介して該ロータリーボールスク
リュー杆32を正転させて、4本の昇降杆33a,33
b,33c,33dと共に上昇させ、電槽Bを支持した
載置台34を上昇させ、左右のガイド片20a,20b
の垂れ下がり部が該電槽Bの対向壁b,bの内側に臨ま
せ極板群Gの下端との間に介入する状態とし、この状態
で引き続き電槽Bを上昇させるときは、先ず極板群Gの
下端が左右のガイド片20a,20bに案内されて電槽
B内に挿入され、次いで該電槽Bの対向壁b,bは左右
のガイド片取付板22a,22bの下面に当接せしめ
る。次いで、ガイドホルダー21a,21bの押圧をシ
リンダー部の押圧を開放させることにより解除し、この
状態で更に電槽Bを上昇させると、これに伴い左右のガ
イドホルダー21a,21bも電槽Bの上昇に伴い押し
上げられて、該左右のガイドホルダー21a,21bが
その上方の左右のワークホルダー18a,18bに当接
したとき電槽Bの上昇を止める。即ち、所定の高さスペ
ースの距離H上昇したとき電槽Bの上昇を停止する。こ
の電槽Bの上昇過程で、極板群Gの下端部は、その両端
面を該左右のガイド片20a,20bの内面に摺接し案
内されて電槽B内に円滑に挿入される。この場合、極板
群Gの電槽Bへの挿入分は、上記の高さスペースHに対
応する極めて短い高さ分Hであるので、即ち、極板群G
の下端から極板群Gを挟持する左右のガイドホルダー2
1a,21bが、該左右のワークホルダー18a,18
bに当接するまでの短い高さ分であるので、極板群Gの
両端板の座屈なく、円滑且つ確実に電槽に挿入すること
ができる。尚、この場合、予め、極板群Gの下端部を左
右のガイドホルダー21a,21bにより加圧し、その
厚さを圧縮せしめたときは、極板群Gの両端面とガイド
片20a,20bとの摩擦が減少するので、極板群Gの
下端の挿入が更に容易になし得られる。従ってこの場合
は、極板群Gの下端が電槽Bに挿入された後に、左右の
ガイドホルダー21a,21bのピストン杆を少なくと
も少許後退させてその圧縮を解き、その後の引き続く電
槽Bの上昇に伴い上昇する該ガイドホルダー21a,2
1bが該左右のワークホルダー18a,18bに当接す
るまで上昇させて電槽Bの上昇を停止する。かくして、
上記の高さスペースHに対応する極板群Gの下端部の挿
入が完了する。(図6及び図7参照)。
【0017】次いで、上記の極板群Gを挟持している左
右のワークホルダー18a,18bのピストン杆を後退
させてその挟持を解いた後、尚、前後の位置決め具9
c,9dが極板群Gの両側のセパレータに接触している
場合は、そのまゝ、或いは後退させて非接触状態とした
後、電槽Bを下降させる。該左右のガイド片20a,2
0bの下垂部は、図6に明示のように、電槽Bの左右の
対向側壁b,bと該電槽B内に圧縮挿入された極板群G
の下端部との間に挟まれた状態にあるので、電槽Bの下
降に引き連られて極板群Gと該左右のガイド片20a,
20bも下降し、従って同時に、該左右のガイド片20
a,20bを保持する左右のガイドホルダー21a,2
1bも下降する。かくして、該左右のガイドホルダー2
1a,21bが下方のストッパー25a,25bに当接
したもとの下降位置まで下降し停止する。即ち、前記の
高さスペースHだけ下降する。電槽Bがこの高さスペー
スHに対応する距離下降したとき下降を停止する。この
電槽Bを前記の高さスペースHに対応する分だけ下降さ
せる電槽下降工程により、極板群Gをこの高さスペース
Hに相当する高さ分だけ下降せしめる。(図8参照)。
【0018】次いで、再び、前記の左右のワークホルダ
ー18a,18bを前進させて極板群を挟持した後、電
槽Bを再び上昇させ、電槽Bの上昇に伴い左右のガイド
片20a,20bと左右のガイドホルダー21a,21
bも押し上げられて上昇し、左右のガイドホルダー21
a,21bが上方の左右のワークホルダー18a,18
bに当接したところで、電槽Bの上昇を停止させる。こ
の電槽bの上昇工程により、極板群Gを前記と同じ所定
の高さスペースHに相当する高さ分Hだけ電槽B内に挿
入する電槽上昇工程と、次いで、再び前記の左右のワー
クホルダー18a,18bによる極板群Gの挟持を解い
た後、電槽Bを再び前記の高さスペースHに相当する分
下降させて、該電槽Bの下降に伴い極板群Gの次に挿入
すべき高さ分、即ち、前記の高さスペースHに相当する
高さ分下方へ引き出す電槽下降工程を繰り返し行う。例
えば、高さ寸法355mmを有する極板群Gを電槽Bへ
挿入する場合、上記のガイドホルダー21a,21bの
上下動するストローク、即ち、高さスペースHを70m
mとしたとき、電槽の上昇により極板群が電槽に挿入さ
れる高さ分は70mmとなり、電槽の下降により極板群
の挿入すべき高さ分として70mm下方へ引き出される
ので、電槽の上昇、下降工程を4回繰り返すことにより
280mm電槽に挿入されることゝなる。このように、
本発明によれば、電槽の上昇工程と下降工程を極板群G
の座屈を生じない短い距離H、図示の例では、僅か70
mmの短い高さ距離Hを左右のガイド片20a,20b
を介して電槽Bへの挿入を繰り返すようにしたので、極
板群Gの両端板の座屈を生ずることなく円滑且つ良好に
挿入することができる。かゝる挿入操作を繰り返した
後、高さが僅か65mmの極板群の上端部が電槽Bの上
方に未挿入状態として残ることゝなる(図9参照)の
で、極板群Gを電槽B内に完全に収容するため、極板群
押下げ装置により次のように行う。
【0019】即ち、挿入作業の最終工程として、次のよ
うに、本装置とは別個に或いは本装置と一体に設けた極
板群押圧装置により、極板群を上方から押圧して、電槽
B内に極板群Gを完全に収容して蓄電池の組立てを完了
する。図示の実施例では、極板群押圧装置42a,42
bは、左右の位置決め具4a,4bに一体に配設したも
ので、その構成は、夫々左右の位置決め具4a,4bの
上面に幅方向にその両側壁の上端間に渡されて両端を取
り付けられ、且つその長さの中央部に貫通孔43a,4
3bを穿設した長矩形状の取付板44a,44bと、そ
の夫々の取付板44a,44bの上面にシリンダー部を
取り付けられると共にそのピストン杆45a1,45b
1を該貫通孔43a,43bを貫通し、該取付板44
a,44bの下方の空間内に下垂突出して配置され、上
下動自在に往復動するピストンシリンダー45a,45
bと、各該ピストン杆の先端に取り付けられた連結部材
46a,46bと、該連結部材46a,46bに位置決
め具4a,4bの前壁の中央部に設けた垂直方向に延び
る開口を介して連結された押圧部材47a,47bとか
ら成る。該押圧部材47a,47bは、図示の例では、
極板群Gの上面に前後に配設された正,負極ストラップ
PS,NSを跨ぐに足る幅方向の長さを有し、これらス
トラップPS,PNを夫々上方から押圧する板状の押圧
部材47a,47bに形成されている。図面で48a,
48bは、MSガイドを示す。而して、上記のように、
電槽Bの昇降を繰り返す挿入作業で、極板群Gの殆どが
電槽B内に挿入され、その極板群Gが、図9に示すよう
に、左右の位置決め具4a,4bの下方に位置する状態
となったとき、挿入作業の最終段階として左右の位置決
め具4a,4bを前進させ、左右の極板群押下げ装置4
2a,42bの板状押圧部材47a,47bを極板群G
の正,負極ストラップPS,NSの上方で且つこれらと
直交する位置で停止させた後、左右のピストン杆45a
1,45a1を下動させて該正,負極ストラップPS,
NSを上方から押圧し、極板群G全体が電槽B内に完全
に挿入することにより、極板群Gの電槽B内への挿入作
業を完了し、かくして、電槽内に極板群が圧迫収容され
た鉛蓄電池が得られる。図面でPPは正極柱、PNは負
極柱を示す。
【0020】また、場合により、極板群を電槽に挿入収
容したとき、所望の圧迫力が得られるように、極板群の
両端面に1枚又は数枚のスペーサーを積層した極板群G
として電槽に挿入する必要がある。かゝる場合の挿入作
業も行うことができるように、上記の極板群挿入装置1
には、例えば図1〜図3に示すように、その左右の位置
決め具4a,4bの前面に、スペーサーガイド49a,
49bを配設する。左右のスペーサーガイド49a,4
9bは、夫々その位置決め具4a,4bの垂直な前面
に、幅方向にスペーサー(図示しない)の幅と略同幅の
間隔を存して、前後に対向する一対のL字状のスペーサ
ー挿入用溝枠50c,50dを、溶接などにより取り付
けて成り、そのスペーサー挿入用溝枠50c,50dの
溝幅は、夫々少なくとも1枚乃至数枚のスペーサーが挿
入できる溝幅、即ち、スペースSを有するものである。
図示の例では、スペーサーの厚さは例えば0.7mm〜
1.0mmのものを使用し、該コ字状溝枠50c,50
dの溝幅は2.2mmとし、その50c,50d間に1
〜3枚のスペーサーが案内挿入し得るスペーサー挿通用
空間Sを形成した。
【0021】かゝる左右にスペーサーガイド49a,4
9bを配設した図示の極板群挿入装置1を使用し、極板
群Gの両端面にスペーサーを積層するには、極板群Gを
位置決めするに当たり、先の実施例と同様に、図4、図
5に示すように、その左右の位置決め具とベースプレー
ト11を前進させ、その上面に極板群Gを載置し、左右
の位置決め具4a,4bを前進させ、その前面に配設し
たスペーサーガイド49a,49bと極板群Gの両端面
との間に僅かな隙間を存せしめた左右の位置決めを行う
と共に、前後の位置決め具4c,4dを極板群Gの両側
面に接するか接しない位置まで前進させて前後の位置決
めを行った後、電槽の極板群の厚さ方向において対向す
る電槽側壁の内寸法を考慮し、これに該極板群を挿入し
たとき所定の圧迫力で収容し得るに適した所望枚数のス
ペーサー(図示しない)を該左右のスペーサーガイド4
9a,49b内のスペーサー挿通用空間Sに上方から挿
入して、これにより案内されてその下端極板群Gの両端
面に整合した状態でペースプレート11上に載置せしめ
る。次いで、左右のワークホルダー18a,18bのピ
ストン杆を前進させて左右のスペーサーを該極板群Gの
両端面に重ね合わせた状態で極板群Gを挟持する。その
後の電槽Bへの極板群Gの挿入作業工程は、前記の実施
例で詳述したとおりに行う。かくして、電槽内に両端面
にスペーサーを積層された極板群が圧迫力で圧縮収容さ
れた鉛蓄電池が得られる。
【0022】尚、図示の実施例では、板状の極板群押圧
装置42a,42bの板状の押圧部材47a,47b
は、その板体の肉厚は、スペーサーガイド49a,49
bの溝枠50c,50dの幅より小さいものに形成し、
これを夫々のスペーサーガイド49a,49b内に収容
して配設したものであるが、この場合、その板体47
a,47bの前面にスペーサーガイド49a,49bの
溝枠50c,50dとの間に、図示のように1枚又は数
枚のスペーサー挿通用空間S,Sが予め存するようにし
たものであり、そのスペースS,Sを介して、必要時、
スペーサーを挿通せしめる一方、極板群の下押しの際に
は、ピストンシリンダー45a,45bの駆動により該
板状の押圧部材47a,47bを下動せしめ、正,負極
ストラップPS,NSの上面を上方から押圧し極板群G
を押圧下動せしめるように設けたものである。尚、図面
で51は、コード、ワイヤー等の所要の線部材を通す中
空管、51aはこれを固定する取付具を示す。
【0023】
【発明の効果】このように本発明によれば、位置決めさ
れた極板群を一対のワークホルダーで極板群の積層方向
の両端面を挟持した状態で電槽を上昇させて一対のガイ
ドを介して極板群の下端から該ワークホルダーの下方の
極板群の所定の高さ部分を挿入する工程と、一対のワー
クホルダーによる挟持を解いた状態で電槽を下降させ、
これに伴い極板群を次に挿入すべき所定の高さ部分を引
き出す工程とを繰り返し行うようにしたので、極板群を
その両端板に座屈を生じることなく電槽内に円滑且つ確
実に挿入し得られて、鉛蓄電池が生産ロスなく得られ
る。また、極板群の下端を電槽に挿入するに当たり、極
板群の下端から少許上位の下端近傍を一対のガイドホル
ダー又はガイド片を欠いた一対の加圧ホルダーで圧縮し
て極板群の厚さを電槽の極板群の積層方向において対向
する両側壁間の寸法を小さくした状態とするときは、極
板群の下端を円滑に挿入し得られる。また、極板群の挿
入装置は、極板群位置決め装置を上方に設け、その直下
に、昇降装置により電槽を昇降自在に設けたので、上記
の挿入法が実施できる。また、両端面に1枚又は数枚の
スペーサーを積層して成る極板群を上記の挿入法で挿入
するときは、電槽内に収容される極板群に所望の圧迫力
を有する鉛蓄電池が得られる。また、挿入装置として、
極板群の積層方向の左右に配設した位置決め具に左右の
スペーサーガイドを配設し、ベースプレート上に位置決
めされた極板群の左右に往復動自在の一対のワークホル
ダーを設けたので、該一対のワークホルダーの前進によ
り左右のスペーサーガイドに挿入しベースプレート上に
載置したスペーサーを外側から押送して極板群の両端面
に積層せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法
を実施する1例の挿入装置の上面図。
【図2】 同装置の正面図。
【図3】 同装置の側面図。
【図4】 前側の一部を裁除し且つ電槽を設置し、位置
決めされた極板群の直下に移動せしめたセット状態を示
す同装置の正面図。
【図5】 図4の同装置のセット状態を示す図2のV−
V線裁断側面図。
【図6】 電槽を上昇させ、極板群の下端部を挿入する
工程を示す同装置の図4に類似の正面図。
【図7】 図6示の作動状態の図5に類似の側面図。
【図8】 電槽を下降させ、極板群の次に挿入すべき部
分を下方へ引き出す工程を示す正面図。
【図9】 電槽内に大部分が挿入された極板群をストラ
ップインサーターにより押圧して電槽内に挿入する工程
を示す正面図。
【符号の説明】
1 本発明の装置 2 機筐 3,7 前後のコ字状板 4a,4b 左右の位置決め具 9a,9b 前後の位置決め具 11 ペースプレート 17 極板群位置決め用空間部 18a,18b 左右のワークホルダー 19a,19b 左右の押圧板 20a,20b 左右のガイド片 21a,21b ガイドホルダー 22a,22b ガイド片取付板 24a,24b 左右の垂直板 25a,25b 左右の水平板 26a,26b 垂直案内凹,凸条 27a,27b 左右のL字状板 28a,28b 垂直案内凹,凸条 H 高さスペース h 極板群の下端部の高さスペース 29 電槽昇降装置 34 電槽載置台 35 電槽クランプ装置 42a,42b 極板群押圧装置 47a,47b 押圧部材 49a,49b スペーサーガイド 50c,50d スペーサー挿入用溝枠 S スペーサー挿通用空間、スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)往復動自在の一対のワークホルダ
    ーにより極板群の下部を挟持した状態で、該極板群の該
    一対のワークホルダーより下方に突出する電槽へ挿入す
    べき高さ部分を、該極板群の直下に位置し且つ昇降自在
    に保持された電槽を上昇させて一対のガイド片を介し電
    槽に挿入する工程と(b)次で該一対のワークホルダー
    による極板群の下部の挟持を解除した状態で、電槽を下
    降させて該電槽の下降に伴い下降する極板群の一部を該
    一対のワークホルダーの位置より下方へ次の電槽へ挿入
    すべき高さ部分として引き出す工程を、極板群の大部分
    が電槽に挿入されるまで繰り返し行うことを特徴とする
    鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法。
  2. 【請求項2】 極板群の下端を電槽に挿入するときにの
    み、極板群の下端部を左右のガイド片を具備したガイド
    ホルダーにより圧縮することを特徴とする請求項1に記
    載の鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法。
  3. 【請求項3】 両端面にスペーサーを積層して成る極板
    群を用い、請求項1又は2に記載の挿入法を行うことを
    特徴とする鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入法。
  4. 【請求項4】 極板群を位置決め収容する空間を規制す
    る位置合わせ装置と、極板群の厚さ方向で対向し、位置
    決めされた極板群の下部に対応する高さ位置に配設され
    且つピストン杆を具備したワークホルダーと、該一対の
    ワークホルダーの下方に高さスペースを存して極板群の
    下端部に対応する高さ位置に配設され且つ先端にガイド
    片を支持したピストン杆を具備すると共に該高さスペー
    ス内で上下動自在の一対のガイドホルダーと、該位置決
    めされた極板群の直下に、電槽を載置固定し且つ昇降自
    在に支持する昇降台を昇降杆の上端に具備した昇降装置
    とから成ることを特徴とする鉛蓄電池用極板群の電槽へ
    の挿入装置。
  5. 【請求項5】 該位置合わせ装置に具備した極板群の厚
    さ方向に配設された一対の位置合わせ具の互いに対向す
    る面にスペーサーガイドを設けたことを特徴とする請求
    項4に記載の鉛蓄電池用極板群の電槽への挿入装置。
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