JP2003237658A - 自転車用フロントバスケット、その取付部材及び自転車 - Google Patents

自転車用フロントバスケット、その取付部材及び自転車

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JP2003237658A
JP2003237658A JP2002160394A JP2002160394A JP2003237658A JP 2003237658 A JP2003237658 A JP 2003237658A JP 2002160394 A JP2002160394 A JP 2002160394A JP 2002160394 A JP2002160394 A JP 2002160394A JP 2003237658 A JP2003237658 A JP 2003237658A
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locking
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Katsuji Yashiro
勝治 八代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車に対する組付け作業を容易に行うこと
ができる自転車用フロントバスケット及びその取付部材
並びに製造にかかる手間を容易に低減させることができ
る自転車を提供する。 【解決手段】 自転車用フロントバスケット11は、バ
スケット本体12と、そのバスケット本体12の側部に
設けられた合成樹脂製の側部取付部材13と、同バスケ
ット本体12の下端部に設けられた合成樹脂製の下部取
付部材14とから構成されている。側部取付部材13の
外側部にはバスケットブラケット23の先端部を下方か
ら挿入して係止する挿入孔が設けられているうえ、その
挿入孔内には同バスケットブラケット23の先端部を抜
止め係止する抜止め係止手段が設けられている。下部取
付部材14の下端部にはバスケットステー24の水平部
28を回動可能に軸着する係合突起64が設けられてい
る。取付部材は、側部取付部材13及び下部取付部材1
4とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自転車用フロン
トバスケット、その取付部材及び自転車に関するもので
ある。より詳しくは、自転車の前端部に設けられたバス
ケットブラケット及びバスケットステーに対しワンタッ
チで取付けることができるように構成された自転車用フ
ロントバスケット及びその取付部材、並びにその自転車
用フロントバスケットが組付けられた自転車に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自転車用フロントバ
スケットは、例えば、ラス鋼又はワイヤーロッドにより
有底四角筒状に形成されたバスケット本体と、そのバス
ケット本体に固定ボルト及び固定ナットを用いて固着さ
れるように構成された一対の取付金具とから構成されて
いる。さらに、前記バスケット本体の後端部側面中央及
び下面中央には、長四角板状に形成されるとともにバス
ケット本体と一体化された側部取付部及び下部取付部が
設けられている。
【0003】側部取付部は、その長手方向が車軸と平行
に延びるように設けられているうえ、その左右両端部に
は左右一対の取付孔が円孔状に貫設されている。下部取
付部は、その長手方向が車輪と平行に延びるように設け
られているうえ、その前後両端部には前後一対の取付孔
が円孔状に貫設されている。また、前記取付金具は、い
ずれも長四角板状に形成された金属板から構成されてい
るうえ、各金属板の長手方向の両端部には一対の取付孔
が円孔状に貫設されている。
【0004】そして、この自転車用フロントバスケット
を自転車に固定する際には、まず、自転車のハンドルポ
ストの下端部に固定された略T字状のバスケットブラケ
ットの先端部前端面に側部取付部を密着させるととも
に、同バスケットブラケットの先端部後端面に取付金具
を密着させる。その結果、前記側部取付部と取付金具と
の間にバスケットブラケットの先端部が挟持される。続
いて、前記側部取付部の取付孔、バスケットブラケット
先端部に貫設された左右一対の取付孔及び取付金具の取
付孔内に一対の固定ボルトを挿通して固定ナットを螺着
させる。
【0005】次に、前輪の車軸の両端部に固定された正
面逆U字状に形成された丸棒状のバスケットステーの上
端部に架設された水平部の上端縁中央に下部取付部の下
端面を密着させるとともに、同水平部の下端縁中央に取
付金具の上面中央部を密着させる。その結果、前記下部
取付部と取付金具との間にバスケットステーの水平部中
央が挟持される。最後に、前記下部取付部の取付孔及び
取付金具の取付孔内に一対の固定ボルトを挿通して固定
ナットを螺着させることによって、自転車用フロントバ
スケットが自転車の前端部に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、自転車用フロ
ントバスケットは、自転車の組立て工程における最終段
階又は小売店で組付けが行われるようになっている。こ
のため、前記従来の自転車用フロントバスケットでは、
ハンドル、ハンドルポスト、前輪、泥除け等が複雑に入
り組んだ構造の隙間を縫いながら、指やドライバー等を
巧みに使いつつ固定ボルトと固定ナットとを螺着させる
作業を行う必要があり、その作業効率は著しく悪いもの
であった。
【0007】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、自転車に対する組付け作業を容易に行う
ことができるように構成された自転車用フロントバスケ
ット及びその取付部材を提供することにある。その他の
目的とするところは、製造にかかる手間を容易に低減さ
せることができるように構成された自転車を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の自転車用フロントバスケ
ットは、略T字状に形成されたバスケットブラケット
と、前輪の車軸に固定されたバスケットステーとを備え
た自転車に組付けられる自転車用フロントバスケットで
あって、バスケット本体と、そのバスケット本体の側部
に設けられた合成樹脂製の側部取付部と、同バスケット
本体の下端部に設けられた合成樹脂製の下部取付部とを
備え、前記側部取付部の外側部にバスケットブラケット
の先端部を下方から挿入して係止するための係入孔を設
けるとともに、その係入孔内又はその近傍に同バスケッ
トブラケットの先端部を抜止め係止するための抜止め係
止手段を設け、前記下部取付部の下端部に前記バスケッ
トステーの上端部を係合させるための係合手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項1に記載の発明において、前記抜
止め係止手段を、前記バスケットブラケットの先端部に
貫設された一対の取付孔内に係入される係止突部により
構成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、前記抜止め係止手段を、前記バスケットブラケッ
トの先端側両側部下端縁と係合する係止部により構成し
たことを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項1から請求項3のいずれかに記載
の発明において、前記係合手段を、前記バスケットステ
ーの上端部を回動可能に軸着するための係合部と、その
係合部の両側方に設けられ同バスケットステーの上端縁
両端部と当接可能となるように垂下された規制板とから
構成したことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項4に記載の発明において、前記係
合部を、前記バスケットステーの上端部を挟持するよう
に対向配置した一対の係合突起により構成するととも
に、一方の係合突起の先端部が前記バスケットステーの
上端部の中心点の真下を覆うように構成したことを特徴
とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項1から請求項5のいずれかに記載
の発明において、前記バスケット本体、側部取付部及び
下部取付部をそれぞれ別体で構成したことを特徴とする
ものである。
【0014】請求項7に記載の発明の自転車用フロント
バスケットは、請求項1から請求項5のいずれかに記載
の発明において、前記バスケット本体を合成樹脂により
構成するとともに、前記バスケット本体、側部取付部及
び下部取付部を合成樹脂により一体的に形成したことを
特徴とするものである。
【0015】請求項8に記載の発明の自転車用フロント
バスケットの取付部材は、請求項6に記載の自転車用フ
ロントバスケットに設けられる取付部材であって、前記
側部取付部と下部取付部とを備え、前記側部取付部の外
側部にバスケットブラケットの先端部を下方から挿入し
て係止するための係入孔を設けるとともに、その係入孔
内又はその近傍に同バスケットブラケットの先端部を抜
止め係止するための抜止め係止手段を設け、前記下部取
付部の下端部に前記バスケットステーの上端部を係合さ
せるための係合手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項9に記載の発明の自転車は、略T字
状に形成されたバスケットブラケットと、前輪の車軸に
固定されたバスケットステーと、請求項1から請求項7
のいずれかに記載の自転車用フロントバスケットとを備
え、前記側部取付部の外側部にバスケットブラケットの
先端部を抜止め係止するとともに、前記下部取付部の下
端部にバスケットステーの上端部を係合させたことを特
徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
を具体化した第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0018】図1に示すように、自転車用フロントバス
ケット11は、ラス鋼又はワイヤーロッドを網目状に張
り巡らすことにより有底四角筒状に形成されたバスケッ
ト本体12と、そのバスケット本体12に固定される取
付部材としての一対の側部取付部材13及び下部取付部
材14とから構成されている。この自転車用フロントバ
スケット11は、自転車21のハンドルポスト22の下
端部に固定されたバスケットブラケット23と、前輪の
車軸の両端部に固定されたバスケットステー24とを介
して自転車21に固定されるように構成されている。
【0019】前記バスケットブラケット23(ランプブ
ラケット)は、鋼材により略T字状に形成されている。
このバスケットブラケット23は、その先端部に正面T
字状に形成されたT字板25が上下方向に延びるように
設けられているうえ、そのバスケットブラケット23の
中央部には水平方向に延びる水平板26が設けられてい
る。前記T字板25の先端部は、その長手方向が自転車
21の左右両側方に延びるように長四角板状に形成され
ているうえ、その左右両端部には左右一対の取付孔27
が横方向に延びる長孔状に貫設されている。また、前記
バスケットステー24は、鋼材製の丸棒を折曲げること
により正面逆U字状に形成されているうえ、その上端部
には水平方向に延びる水平部28が設けられている。
【0020】図2(c)に示すように、側部取付部材1
3は、合成樹脂により略長四角板状に形成された側部取
付部としての側部固定部材30と、合成樹脂又は金属
(鋼板)により長四角板状に形成された側部挟持板31
とを備えている。前記側部固定部材30の基端部には、
長四角板状に形成された側部固定板32が設けられてい
るうえ、その側部固定板32の各コーナ部(裏面)には
雌ねじ孔33が穿設されている。また、前記側部挟持板
31の各コーナ部には円孔34が貫設されている。そし
て、これら側部固定部材30及び側部挟持板31は、バ
スケット本体12の後端部側面中央部を挟持しつつ固定
ボルト35又はリベットにより螺着することによって、
バスケット本体12の一側部に固着されるようになって
いる。
【0021】図2(a)から(c)に示すように、側部
固定板32の一側面(外側面)中央部には、略長四角板
状(側断面逆L字状及び平断面コ字状)に形成された係
止板41がその上端部及び左右両側部を側部固定板32
の外側面に接合させるように突設されている。この係止
板41の下端部から中央部には、前記T字板25を挿入
するための係入孔としての挿入孔42が設けられてい
る。さらに、この係止板41の下端部には、長四角板状
に形成された左右一対の係合凸部43が垂下されてお
り、前記T字板25を挿入孔42の奥部まで挿入したと
き、前記水平板26の先端部両側縁が係合されて側部固
定部材30が左右にずれるのを規制するようになってい
る。
【0022】これら係合凸部43の裏面中央部には、側
断面逆三角形状に形成された抜止め係止手段としての係
止部44が突設されており、挿入孔42内に挿入された
T字板25の先端側両側部下端縁25aと係合するよう
に構成されている。さらに、これら係止部44の上方に
位置する側部固定板32の外側面中央部には、球状に形
成された抜止め係止手段としての左右一対の係止突部4
5が突設されている。即ち、係止部44と係止突部45
とはほぼ上下に揃った位置に設けられている。この係止
突部45は、前記T字板25の取付孔27の上下方向の
長さよりも大きい直径の半球状に形成されており、その
先端部が挿入孔42内に挿入されたT字板25の取付孔
27内に係合されるとともに、それら取付孔27を介し
てT字板25を係止板41側へと押圧するようになって
いる。
【0023】図1及び図3に示すように、下部取付部材
14は、合成樹脂により略長四角板状に形成された下部
取付部としての下部固定部材50と、合成樹脂又は金属
(鋼板)により長四角板状に形成された下部挟持板51
とを備えている。前記下部固定部材50の基端部(上端
部)には、長四角板状に形成された下部固定板52が設
けられているうえ、その下部固定板52の両端部(裏
面)には雌ねじ孔53が穿設されている。また、前記下
部挟持板51の両端部には円孔54が貫設されている。
そして、これら下部固定部材50及び下部挟持板51
は、バスケット本体12の下端面中央部を挟持しつつ固
定ボルト55又はリベットにより螺着されることによっ
て、バスケット本体12の下端部に固着されるようにな
っている。
【0024】下部固定板52の両端縁下面には、略四角
板状(側面半円形状)に形成された係合手段を構成する
左右一対の規制板61が垂下され、前記バスケットステ
ー24の水平部28両端部の外側方近接位置に配置さ
れ、そのバスケットステー24が左右方向に移動するの
を規制するようになっている。これら規制板61の内側
方に位置する下部固定板52の両端部下面には、底面長
四角形状に凹設された凹設部62が設けられており、バ
スケットステー24の水平部28を軸に下部固定部材5
0をほぼ360°回動させることができるように構成さ
れている。これら凹設部62の中央部間を繋ぐ下部固定
板52の下面中央部には、底面長四角形状、側面円弧状
に形成された係合部を構成する回動凹部63が凹設され
ており、バスケットステー24の水平部28上端部を回
動可能に収容することができるように構成されている。
【0025】一方、下部固定板52の下面中央部には、
側面略Ω字状に形成された係合手段及び係合部としての
係合突起64が所定間隔をおいて合計3個垂下されてい
る。各係合突起64は、側面略く字状に形成された対向
する一対の第1係合突起65及び第2係合突起66から
構成されており、水平方向に延びる丸棒状に形成された
バスケットステー24の水平部28を回動可能に嵌入さ
せて軸着することができるように構成されている。
【0026】なお、前記第2係合突起66の中央部に位
置する係合突起の先端部を構成する屈曲部内端縁66a
は、図3(b)に示されるように回動凹部63の下面中
央の真下に位置するように配設されており、これら対向
する第1係合突起65と第2係合突起66とは、前後に
非対称な形状に形成されている。即ち、前記第2係合突
起66の屈曲部内端縁66aは、図3(b)に示される
ように、バスケットステー24の水平部28の中心点O
が配置される位置の真下に配設されている。そして、前
記バスケットステー24の水平部28を係合突起64内
に嵌入させる際には、下部固定板52の斜め前方から挿
入させるようになっている。さらに、水平部28を嵌入
した後の下部固定部材50は、その下端部に設けられた
第2係合突起66の屈曲部内端縁66aが水平部28の
下端部を覆っていることから、上下方向(鉛直方向)に
は抜け難くなっている。
【0027】上記自転車用フロントバスケット11の作
用について以下に記載する。この自転車用フロントバス
ケット11は、バスケット本体12に対し、それぞれ別
体で構成された側部取付部材13と下部取付部材14と
を固着させることによって製造される。即ち、側部固定
部材30と側部挟持板31との間にバスケット本体12
の後端部側面中央部を挟持させた状態で、固定ボルト3
5によりそれら側部固定部材30及び側部挟持板31間
を締付けることによって側部取付部材13をバスケット
本体12に固着させる。さらに、下部固定部材50と下
部挟持板51との間にバスケット本体12の下面中央部
を挟持させた状態で、固定ボルト55によりそれら下部
固定部材50及び下部挟持板51間を締付けることによ
って下部取付部材14をバスケット本体12に固着させ
る。
【0028】さて、この自転車用フロントバスケット1
1は、下部固定部材50の係合突起64内にバスケット
ステー24の水平部28を挿入するとともに、側部固定
部材30の挿入孔42内にバスケットブラケット23の
T字板25先端部を挿入することにより、ほぼワンタッ
チで自転車21に組付けられる。なお、この組付け時に
は、先にバスケットステー24を下部固定部材50に取
付けた後、そのバスケットステー24の水平部28を軸
に自転車用フロントバスケット11を回動させながらバ
スケットブラケット23を側部固定部材30に取付ける
と作業性がよい。
【0029】このとき、図3(c)に示されるように、
前記下部固定部材50は、回動凹部63及び係合突起6
4に嵌入されたバスケットステー24の水平部28に係
合されており、バスケットステー24に対し上下方向及
び前後方向へのずれ(移動)が規制されている。さら
に、左右一対の規制板61の内側面がバスケットステー
24の水平部28両端部と当接されており、バスケット
ステー24に対し左右方向へのずれが規制されている。
【0030】一方、前記側部固定部材30は、挿入孔4
2内に挿入されたT字板25の周縁が係止板41の内面
と当接されているうえ、左右一対の係合凸部43の対向
する内側面が水平板26の先端部両側縁と当接されてお
り、バスケットブラケット23に対し下方及び左右方向
へのずれが規制されている。さらに、同T字板25の取
付孔27内に左右一対の係止突部45が係入されている
うえ、それら係止突部45が取付孔27を介してT字板
25を係止板41側へと押圧しており、バスケットブラ
ケット23に対し前後方向及び上下方向へのずれが規制
されている。加えて、同T字板25の先端側両側部下端
縁25aが係止部44の上端面と当接されており、バス
ケットブラケット23に対し下方へのずれが規制されて
いる。
【0031】その結果、側部固定部材30は、前記係止
突部45及び係止部44により、バスケットブラケット
23に対し上下方向への移動が規制されており、挿入孔
42内からT字板25が抜出さないように抜止め係止し
ている。従って、この自転車用フロントバスケット11
は、前記側部固定部材30及び下部固定部材50により
自転車21のバスケットブラケット23及びバスケット
ステー24に対して前後左右及び上下方向にずれないよ
うに固定された状態で半永久的に組付けられている。
【0032】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。・ 実施形態の自転車用フロン
トバスケット11は、略T字状に形成されたバスケット
ブラケット23と、前輪の車軸に固定されたバスケット
ステー24とを備えた自転車21に組付けられるもので
ある。この自転車用フロントバスケット11は、バスケ
ット本体12と、そのバスケット本体12の側部に設け
られた合成樹脂製の側部固定部材30と、同バスケット
本体12の下端部に設けられた合成樹脂製の下部固定部
材50とを備えている。さらに、前記側部固定部材30
の外側部にはバスケットブラケット23の先端部を下方
から挿入して係止するための挿入孔42が設けられてい
るうえ、その挿入孔42内には同バスケットブラケット
23の先端部を抜止め係止するための抜止め係止手段が
設けられている。加えて、前記下部固定部材50の下端
部にはバスケットステー24の水平部28を係合させる
ための係合手段が設けられている。
【0033】このため、この自転車用フロントバスケッ
ト11は、バスケットステー24の水平部28に下部固
定部材50の係合手段を係合させるとともに、バスケッ
トブラケット23のT字板25を挿入孔42内に挿入さ
せるのみで、自転車21に対しほぼワンタッチで組付け
ることができる。特に、この自転車用フロントバスケッ
ト11は、入り組んだ複雑な構造物であるハンドル、ハ
ンドルポスト、前輪、泥除け等にはほとんど触れること
なく自転車21に組付けることができることから、その
組付け作業を極めて容易かつ迅速に行うことができる。
【0034】さらに、この自転車用フロントバスケット
11は、その組付け作業において特殊な工具や技術を必
要としないうえ誰でも簡単に自転車21に組付けること
ができることから、自転車21に組付けない状態で自転
車製造工場から出荷し、小売店又はユーザーが組付ける
ようにすることもできる。このとき、工場から自転車2
1を出荷する際に、組付け状態では大きな空間を占有す
る自転車用フロントバスケット11同士を上下に積み重
ね、自転車用フロントバスケット11が組付けられてい
ない自転車21とは別々にコンテナ又はトラックに積載
する方法を採用することができる。この方法を採用した
場合には、自転車用フロントバスケット11が組付けら
れた状態の自転車21を積載する場合と比較して、その
輸送費用を著しく削減することができて経済的である。
【0035】・ 実施形態の自転車21は、ほぼワンタ
ッチで組付けられるように構成された前記自転車用フロ
ントバスケット11を備えていることから、その製造に
かかる手間、時間及びコストを容易に低減させることが
できる。さらに、この自転車21は、自転車用フロント
バスケット11を組付けていない状態での輸送を行うの
が極めて容易であり、この場合にはその輸送コストを著
しく容易に低減させることが可能である。
【0036】・ 側部固定部材30の挿入孔42内に、
バスケットブラケット23のT字板25に貫設された一
対の取付孔27内に係入される係止突部45を設けるこ
とによって、極めて簡単な構成で挿入孔42内に挿入さ
れたバスケットブラケット23の先端部を固定するとと
もに抜止め係止することができる。さらにこのとき、前
記従来の固定ボルト及び固定ナットにより固定する場合
と比較して、著しく容易かつ迅速に自転車用フロントバ
スケット11を自転車21に組付けることができる。
【0037】・ 側部固定部材30の挿入孔42内にバ
スケットブラケット23の先端側両側部下端縁25aと
係合する係止部44を設けることによって、極めて簡単
な構成で挿入孔42内に挿入されたバスケットブラケッ
ト23の先端部を抜止め係止することができる。さらに
このとき、前記従来の固定ボルト及び固定ナットにより
固定する場合と比較して、著しく容易かつ迅速に自転車
用フロントバスケット11を自転車21に組付けること
ができる。
【0038】・ 下部固定部材50の下端部にバスケッ
トステー24の水平部28を回動可能に軸着するための
係合突起64を設けることによって、下部固定部材50
を著しく容易かつ迅速にバスケットステー24に取付け
ることができる。さらに、前記バスケットステー24に
取付けられた自転車用フロントバスケット11は、水平
部28を軸に回動可能となっていることから、側部固定
部材30の取付け時の作業性を著しく容易に高めること
が可能である。
【0039】・ 下部固定部材50の両端部にバスケッ
トステー24の水平部28両端部と当接される規制板6
1を垂下させることによって、下部固定部材50を著し
く容易かつ迅速に適切な位置に位置決めしつつ取付ける
ことができる。さらに、バスケットステー24に対する
下部固定部材50の位置ずれを防止することも容易であ
る。
【0040】・ この自転車用フロントバスケット11
は、バスケット本体12、側部取付部材13及び下部取
付部材14がそれぞれ別体で構成されている。このた
め、バスケット本体12の材質やデザインを自由に選択
して自転車21に組付けられることから極めて汎用性が
高い。特に、前記従来の自転車用フロントバスケットを
含め、現在流通又は市販されているほとんど全ての自転
車用フロントバスケットに側部取付部材13及び下部取
付部材14を取付けることが可能であることから、ユー
ザーの好みにあった製品を著しく安価に提供することが
できる。
【0041】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
を上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。図4
(a)、(b)に示すように、第2実施形態の側部取付
部としての側部固定部材30は、ポリアミド樹脂により
一体成形されている。この側部固定部材30の基端部を
構成する側部固定板32の中央部(上記係止突部45が
設けられていた位置)には、抜止め係止手段を構成する
係止突部としての左右一対の第二係止突部71が設けら
れている。これら第二係止突部71は、上方ほど側部固
定板32の外側方(係止板41側)へと突出する側面逆
三角形状に形成されており、その上端部(上端縁先端
部)が前記T字板25の取付孔27の上端縁に引掛けら
れて係合されるようになっている。
【0042】これら第二係止突部71の周縁部には、側
部固定板32を正面逆U字状に切欠くことによって左右
一対の切欠き孔72が貫設されている。これら切欠き孔
72は、第二係止突部71の上方及び左右両側方に位置
する側部固定板32を切欠くことにより設けられてお
り、第二係止突部71の下端部を弾性変形可能に構成
し、その結果第二係止突部71の上部が僅かに前後動す
るようになっている。
【0043】これら第二係止突部71の外側方に位置す
る係止板41には、確認孔73が円孔状に貫設されてお
り、前記第二係止突部71の状態を外部から容易に確認
することができるようになっている。また、係止板41
の上端部には、第二係止突部71を成形する際のスライ
ドコアを挿入孔42内に挿入するための左右一対の成形
孔74が長四角孔状に貫設されている。
【0044】この側部固定部材30は、固定型及び移動
型と、第一及び第二スライドコアとを備えた成形用金型
を用いて射出成形されるように構成されている。即ち、
この側部固定部材30では、切欠き孔72を含めた側部
固定板32の裏面側が固定型のキャビティにより成形さ
れ、確認孔73を含めた係止板41及び側部固定板32
の表面側が移動型のキャビティにより成形される。さら
に、第二係止突部71を含めた挿入孔42の内部は、前
記固定型と移動型とを型締めした状態で、第一スライド
コアを挿入孔42の下方より挿入するとともに、第二ス
ライドコアを成形孔74の上方より挿入孔42内に挿入
することによって成形される。
【0045】図5(a)から(c)に示すように、第2
実施形態の下部取付部としての下部固定部材50は、ポ
リアミド樹脂により一体成形されている。この下部固定
部材50の基端部を構成する下部固定板52の下面中央
部には、係合手段及び係合部としての第二係合突起84
が所定間隔をおいて合計3個垂下されている。各第二係
合突起84は、上下方向に延びる長四角板状に形成され
た第1係合突起85と、側面略ノ字状に形成された一方
の係合突起としての第2係合突起86とを対向配置させ
ることによって構成されており、バスケットステー24
の水平部28を回動可能に嵌入して軸着させることがで
きるようになっている。また、第二係合突起84の基端
側に位置する下部固定板52には、第二成形孔87が四
角孔状に貫設されている。
【0046】前記第1係合突起85の内端部には第2係
合突起86側へと向かって僅かに突出する第1突出部8
5aが設けられ、第2係合突起86の内端部には第1係
合突起85側へと向かって僅かに突出する一方の係合突
起の先端部を構成する第2突出部86aが設けられてい
る。この第2突出部86aの先端縁(内端縁)は、上記
第1実施形態と同様に、回動凹部63の下面中央の真下
位置、即ち図5(b)、(c)に示されるバスケットス
テー24の水平部28の中心点Oが配置される位置の真
下に配設されている。また、これら第1突出部85a及
び第2突出部86aはいずれも、前記第二成形孔87を
設けることによって、固定型と移動型とのみからなる一
対の射出成形用金型により一体成形されるようになって
いる。
【0047】さて、この自転車用フロントバスケット1
1は、図6に示されるように、バスケット本体12に対
して前記側部固定部材30及び下部固定部材50を上記
第1実施形態と全く同様に固着させることにより製造さ
れるとともに、自転車21に対して第1実施形態と同様
にほぼワンタッチで組付けられる。なお、この自転車用
フロントバスケット11の側部固定部材30を自転車2
1に組付ける際には、側部固定部材30の挿入孔42内
にバスケットブラケット23のT字板25先端部を奥部
まで挿入することにより行われる。
【0048】このとき、前記T字板25の上端部は、挿
入孔42内において第二係止突部71の外側面を裏面
(側部挟持板31)側へと押圧し、第二係止突部71の
下端部を僅かに弾性変形させながら挿入孔42の奥部へ
と挿入される。そして、T字板25の先端が挿入孔42
の最奥部まで挿入されたとき、前記弾性変形されていた
第二係止突部71は、T字板25中央部の取付孔27内
に自動的に係入され、その係合関係によってT字板25
が挿入孔42内で抜止め係止される。
【0049】従って、この第2実施形態の自転車用フロ
ントバスケット11は、第二係止突部71に上記第1実
施形態の係止部44と係止突部45との両方の機能を持
たせたこと以外は、第1実施形態と全く同様の作用効果
を発揮する。さらに、この第2実施形態の自転車用フロ
ントバスケット11は、第二係止突部71に係止部44
と係止突部45との両方の機能を持たせていることか
ら、上記第1実施形態と比較して、極めて簡単な構成
で、自転車21に対する組付け作業を容易に行うことが
できる。
【0050】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ バスケット本体12を合成樹脂により構成するとと
もに、そのバスケット本体12の後端部側面中央部に側
部固定部材30を設け、同バスケット本体12の下面中
央部に下部固定部材50を設けること。さらに、これら
バスケット本体12、側部固定部材30及び下部固定部
材50を合成樹脂により一体成形すること。このように
構成した場合、バスケット本体12に側部取付部材13
及び下部取付部材14を取付ける手間を容易に省略する
ことができる。
【0051】・ バスケット本体12を合成樹脂により
構成するとともに、そのバスケット本体12の後端部側
面中央部に側部固定部材30を熱溶着又は接着し、同バ
スケット本体12の下面中央部に下部固定部材50を熱
溶着又は接着させること。このように構成した場合、バ
スケット本体12に側部固定部材30及び下部固定部材
50を極めて容易に取付けることができる。特に、自転
車用フロントバスケット11を大量生産する際にはその
製造コストを容易に低減させることができる。
【0052】・ 下部固定部材50に係合突起64(第
二係合突起84)を1個若しくは2個、又は4個以上設
けてもよい。さらに、係合突起64(第二係合突起8
4)の幅、高さ及び形状は適宜変更可能である。
【0053】・ 側部固定部材30は合成樹脂により一
体成形してもよく、或いは長四角板状に形成された側部
固定板32と、係止板41とを別々に成形した後、それ
らを熱溶着又は接着することによって一体的に構成して
もよい。
【0054】・ 係止部44又は係止突部45を省略し
てもよい。 ・ 係止部44及び係止突部45を省略するとともに、
係止板41の下端部内側面又は側部固定板32の外側面
に、T字板25の先端側両側部下端縁25aと係合する
抜止め係止手段としての抜止め突条又は抜止め凸部を突
設してもよい。なおこのとき、側部固定板32と係止板
41との間には、T字板25の厚みに相当する隙間(挿
入孔42)が形成されているのが好ましい。さらに、前
記T字板25の先端部は、前記抜止め突条又は抜止め凸
部に対して無理嵌めすることによって挿入孔42内に係
入させるように構成するのが好ましい。
【0055】・ 係止部44を側部固定板32の外側面
に突設するとともに、係止突部45を係止板41の裏面
(内側面)に突設してもよい。 ・ 規制板61を省略してもよい。また、凹設部62を
省略するとともに、回動凹部63を下部固定板52の両
端部まで延びるように形成してもよい。
【0056】・ 下部固定部材50を前後逆に組付けて
も構わない。即ち、上記実施形態では第1係合突起6
5,85が第2係合突起66,86よりも自転車21の
前方に位置するように取付けられていたが、第2係合突
起66,86が第1係合突起65,85よりも自転車2
1の前方に位置するように取付けられていてもよい。
【0057】・ 第2実施形態の下部固定部材50を図
7に示されるように構成すること。即ち、この下部固定
部材50は、上記第2実施形態の下部固定板52及び第
二係合突起84を中心点Oを中心として時計廻りに90
°回転させた形状をなしている。また、前記下部固定板
52及び第二係合突起84を中心点Oを中心として反時
計廻りに90°回転させ、第1係合突起85と第2係合
突起86とが上下逆に配置されるように構成してもよ
い。このように構成した場合、第2係合突起86又は第
1係合突起85がバスケットステー24の水平部28の
下端部をほぼ全部覆っていることから、下部固定部材5
0とバスケットステー24の水平部28との係合関係が
容易に失われないようにすることができる。特に、自転
車21の使用時には、バスケット本体12を把持して自
転車21全体を上方に引き上げる動作を行いがちである
が、この種の動作に対しても自転車用フロントバスケッ
ト11が自転車21から分離されにくくすることができ
る。
【0058】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記係入孔の下端部にバスケットブラケットの水平
板の両側縁と当接する係合凸部を設けたことを特徴とす
る請求項1から請求項7のいずれかに記載の自転車用フ
ロントバスケット。
【0059】・ 前記下部取付部の斜め下方からバスケ
ットステーの上端部を挿入して軸着させるように構成し
たことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自転
車用フロントバスケット。このように構成した場合、組
付け状態の自転車用フロントバスケットが容易に取外さ
れないようにすることができる。
【0060】・ 前記抜止め係止手段を、前記バスケッ
トブラケットの先端部に貫設された一対の取付孔内に係
入される係止突部、又は前記バスケットブラケットの先
端側両側部下端縁と係合する係止部により構成したこと
を特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の
自転車用フロントバスケット。
【0061】・ 前記係合手段を、前記バスケットステ
ーの上端部を回動可能に軸着するための係合部により構
成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれ
かに記載の自転車用フロントバスケット。
【0062】・ 前記係止突部を上方ほど取付孔側へと
傾斜するように形成したことを特徴とする請求項2から
請求項7のいずれかに記載の自転車用フロントバスケッ
ト。 ・ 前記係止突部を側面逆三角形状に形成したことを特
徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の自転
車用フロントバスケット。
【0063】・ 前記係止突部を上方ほど取付孔側へと
傾斜するように形成するとともに、その係止突部が基端
部側に弾性変形可能となるように構成したことを特徴と
する請求項2から請求項7のいずれかに記載の自転車用
フロントバスケット。
【0064】・ 前記係合部を、前記バスケットステー
の上端部を挟持するように対向配置した一対の係合突起
により構成するとともに、一方の係合突起の先端部によ
り前記バスケットステーの上端部下面が半分以上覆われ
るように構成したことを特徴とする請求項4又は請求項
5に記載の自転車用フロントバスケット。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項7に
記載の発明の自転車用フロントバスケットによれば、自
転車に対する組付け作業を容易に行うことができる。
【0066】請求項8に記載の発明の自転車用フロント
バスケットの取付部材によれば、自転車に対するバスケ
ット本体の組付け作業を容易に行うことができる。請求
項9に記載の発明の自転車によれば、製造にかかる手間
を容易に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の自転車用フロントバスケットを示
す斜視図。
【図2】 (a)は第1実施形態の側部固定部材を示す
正面図、(b)は図2(a)の2b−2b線から見た側
部固定部材を示す側断面図、(c)は同じく側部取付部
材を示す分解斜視図。
【図3】 (a)は第1実施形態の下部取付部材を示す
底面図、(b)は図3(a)の3b−3b線から見た分
解状態の下部取付部材を示す側断面図、(c)は第1実
施形態の組付け状態の自転車用フロントバスケットの一
部を示す側断面図。
【図4】 (a)は第2実施形態の側部固定部材を示す
正面図、(b)は図4(a)の4b−4b線から見た側
部固定部材を示す側断面図。
【図5】 (a)は第2実施形態の下部固定部材を示す
底面図、(b)は図5(a)の5b−5b線から見た下
部固定部材を示す側断面図、(c)は図5(a)の5c
−5c線から見た下部固定部材を示す側断面図。
【図6】 第2実施形態の自転車用フロントバスケット
を示す側断面図。
【図7】 実施形態以外の組付け状態の下部取付部材を
示す側断面図。
【符号の説明】
11…自転車用フロントバスケット、12…バスケット
本体、13…取付部材を構成する側部取付部材、14…
取付部材を構成する下部取付部材、21…自転車、23
…バスケットブラケット、24…バスケットステー、2
5…バスケットブラケットの先端部を構成するT字板、
25a…バスケットブラケットの先端側両側部下端縁、
27…取付孔、28…バスケットステーの上端部として
の水平部、30…側部取付部としての側部固定部材、4
2…係入孔としての挿入孔、44…抜止め係止手段とし
ての係止部、45…抜止め係止手段としての係止突部、
50…下部取付部としての下部固定部材、61…係合手
段を構成する規制板、63…係合部を構成する回動凹
部、64…係合手段及び係合部としての係合突起、65
…係合突起としての第1係合突起、66…一方の係合突
起としての第2係合突起、66a…一方の係合突起の先
端部を構成する屈曲部内端縁、71…係止突部としての
第二係止突部、84…係合手段及び係合部としての第二
係合突起、85…係合突起としての第1係合突起、86
…一方の係合突起としての第2係合突起、86a…一方
の係合突起の先端部を構成する第2突出部、O…中心
点。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略T字状に形成されたバスケットブラケ
    ットと、前輪の車軸に固定されたバスケットステーとを
    備えた自転車に組付けられる自転車用フロントバスケッ
    トであって、 バスケット本体と、そのバスケット本体の側部に設けら
    れた合成樹脂製の側部取付部と、同バスケット本体の下
    端部に設けられた合成樹脂製の下部取付部とを備え、 前記側部取付部の外側部にバスケットブラケットの先端
    部を下方から挿入して係止するための係入孔を設けると
    ともに、その係入孔内又はその近傍に同バスケットブラ
    ケットの先端部を抜止め係止するための抜止め係止手段
    を設け、 前記下部取付部の下端部に前記バスケットステーの上端
    部を係合させるための係合手段を設けたことを特徴とす
    る自転車用フロントバスケット。
  2. 【請求項2】 前記抜止め係止手段を、前記バスケット
    ブラケットの先端部に貫設された一対の取付孔内に係入
    される係止突部により構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の自転車用フロントバスケット。
  3. 【請求項3】 前記抜止め係止手段を、前記バスケット
    ブラケットの先端側両側部下端縁と係合する係止部によ
    り構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の自転車用フロントバスケット。
  4. 【請求項4】 前記係合手段を、前記バスケットステー
    の上端部を回動可能に軸着するための係合部と、その係
    合部の両側方に設けられ同バスケットステーの上端縁両
    端部と当接可能となるように垂下された規制板とから構
    成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の自転車用フロントバスケット。
  5. 【請求項5】 前記係合部を、前記バスケットステーの
    上端部を挟持するように対向配置した一対の係合突起に
    より構成するとともに、 一方の係合突起の先端部が前記バスケットステーの上端
    部の中心点の真下を覆うように構成したことを特徴とす
    る請求項4に記載の自転車用フロントバスケット。
  6. 【請求項6】 前記バスケット本体、側部取付部及び下
    部取付部をそれぞれ別体で構成したことを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載の自転車用フロン
    トバスケット。
  7. 【請求項7】 前記バスケット本体を合成樹脂により構
    成するとともに、前記バスケット本体、側部取付部及び
    下部取付部を合成樹脂により一体的に形成したことを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の自転
    車用フロントバスケット。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の自転車用フロントバス
    ケットに設けられる取付部材であって、 前記側部取付部と下部取付部とを備え、 前記側部取付部の外側部にバスケットブラケットの先端
    部を下方から挿入して係止するための係入孔を設けると
    ともに、その係入孔内又はその近傍に同バスケットブラ
    ケットの先端部を抜止め係止するための抜止め係止手段
    を設け、 前記下部取付部の下端部に前記バスケットステーの上端
    部を係合させるための係合手段を設けたことを特徴とす
    る自転車用フロントバスケットの取付部材。
  9. 【請求項9】 略T字状に形成されたバスケットブラケ
    ットと、前輪の車軸に固定されたバスケットステーと、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の自転車用フロ
    ントバスケットとを備え、 前記側部取付部の外側部にバスケットブラケットの先端
    部を抜止め係止するとともに、前記下部取付部の下端部
    にバスケットステーの上端部を係合させたことを特徴と
    する自転車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007302227A (ja) * 2006-04-14 2007-11-22 Ogk Co Ltd 自転車用前籠

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