JP2003236479A - 真空脱脂洗浄方法と装置 - Google Patents

真空脱脂洗浄方法と装置

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JP2003236479A
JP2003236479A JP2002308153A JP2002308153A JP2003236479A JP 2003236479 A JP2003236479 A JP 2003236479A JP 2002308153 A JP2002308153 A JP 2002308153A JP 2002308153 A JP2002308153 A JP 2002308153A JP 2003236479 A JP2003236479 A JP 2003236479A
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Japan
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cleaning
chamber
steam
solvent
immersion
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JP2002308153A
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Noboru Hiramoto
昇 平本
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JH Corp
Original Assignee
JH Corp
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄品質をより向上するとともに、コンパクト
に構成して設置面積を縮小して廉価に製造できる真空脱
脂洗浄方法と装置を提供すること。 【解決手段】洗浄機M2は、上下方向の上方位置に配置
した蒸気洗浄・乾燥室41と、中間扉43を間にして下
方位置に配置した浸漬槽42とを備えて構成し、浸漬槽
42は、蒸気発生室46内に配置する。浸漬槽42には
溶剤45を貯留し、蒸気発生室46には溶剤47を貯留
している。そして、蒸気洗浄・乾燥室41に投入した材
料Wを搬送装置56に載置した後、中間扉43を開けて
蒸気発生室46で加熱された溶剤を蒸気洗浄・乾燥室4
1内に送り込んで蒸気洗浄する。次に材料Wを下方に移
動して浸漬洗浄を繰り返し行なう。その後、乾燥工程を
経て搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属製や合成樹
脂製の機械部品・熱処理部品・メッキ部品等の材料を減
圧下で蒸気洗浄する真空脱脂洗浄方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の材料を減圧下で蒸気洗浄す
る真空脱脂洗浄機は、特開平6-220672号によっ
て知られている。この真空脱脂洗浄機M3は、作業環境
や公害の発生を防止するために、石油系溶剤を蒸気洗浄
用の溶剤として使用して、材料に付着した油脂を減圧下
で蒸気洗浄するように構成するものであって、図3に示
すように、蒸気洗浄室71と真空乾燥室72とは開閉可
能な中間扉73を介在させて横方向に隣接して並設さ
れ、浸漬槽74は蒸気洗浄室71の下方に配置されてい
る。そして、材料Wが搬入扉75側から蒸気洗浄室71
に搬入されると、浸漬槽74に下降移動して浸漬洗浄さ
れた後、蒸気洗浄室71に戻って蒸気発生室76から発
生された蒸気により蒸気洗浄される。その後、中間扉7
3が開閉されると、材料Wは真空乾燥室72に搬送され
て乾燥される。真空乾燥室72で乾燥された材料Wは洗
浄された状態で搬出扉77から搬出される。
【0003】これによって、材料Wは、蒸気洗浄と浸漬
洗浄によって材料Wの細部まで洗浄できるという洗浄効
果の優れた洗浄を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、更なる
洗浄品質の向上のため、浸漬洗浄における溶剤温度を、
100℃〜120℃の溶剤の引火点以上に引き上げる方
法がとられるようになってきた。これは、濃度の高い油
脂が付着した材料を洗浄するには極めて有効であり、洗
浄品質を向上できるものである。従って、この洗浄方法
においては、溶剤を引火点以上に上げて使用することか
ら、溶剤を引火させないためにも浸漬槽を大気に直接触
れさせることなく配置する必要が生じていた。
【0005】上記の公報に示される従来の洗浄装置は、
減圧下で蒸気洗浄・浸漬洗浄あるいは乾燥工程を行なっ
ているものの、浸漬槽74は、蒸気洗浄室71と開放し
た状態で連接されているので、搬入扉75を開くことに
よって大気に触れるように構成されていた。
【0006】また、浸漬槽74は引火点以下の温度に保
持されていて、蒸気洗浄室71に搬入された材料Wは、
浸漬洗浄工程を経て蒸気洗浄を行なっていた。
【0007】一般に、蒸気洗浄の場合、材料に付着した
油脂は、高温の溶剤蒸気が低温の材料に付着して凝縮さ
れることによって、油脂とともに溶解流下されるため、
温度差がないと溶剤が凝縮せずに油脂を溶解流下するこ
とができない。
【0008】従って、従来のように、浸漬工程を行なっ
た後で蒸気洗浄する場合には、浸漬工程で溶剤の引火点
以上に加熱された温度で材料が浸漬洗浄されると、蒸気
洗浄をする際に、材料と溶剤蒸気との温度差がなくなっ
て溶剤が凝縮できず洗浄効果を低下させていた。それゆ
え、浸漬槽を溶剤の引火点以上に加熱することができな
かった。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、第1の目的は、溶剤の引火点以上の温度で材料を
浸漬洗浄することによって、洗浄品質を向上できる真空
脱脂洗浄方法と装置を提供するものであり、第2の目的
は、さらに、駆動機構を少なくしてコンパクトに構成す
ることによって、設置面積を縮小するとともに故障率を
少なくして廉価な設備費で製作でき、しかも、浸漬溶剤
を効率よく昇温することのできる真空脱脂洗浄方法と装
置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる真空
脱脂洗浄方法は、上記の課題を解決するために、以下の
ようにするものである。すなわち、少なくとも、引火点
以上の温度で加熱された炭化水素系溶剤により減圧下で
材料を洗浄する浸漬洗浄工程及び蒸気洗浄工程、洗浄さ
れた材料を減圧下で乾燥させる乾燥工程を経て洗浄を行
う真空脱脂洗浄方法であって、前記浸漬洗浄工程が、密
閉される室内で行なわれるとともに、前記蒸気洗浄工程
の後工程で行なわれることを特徴とするものである。
【0011】又、この発明にかかわる真空脱脂洗浄装置
は、少なくとも、引火点以上の温度で加熱された炭化水
素系溶剤により減圧下で材料を洗浄する浸漬洗浄室及び
減圧蒸気洗浄室、洗浄された材料を減圧下で乾燥させる
乾燥室を備えるものであって、前記浸漬洗浄室が、大気
側に配置される前記蒸気洗浄室と開閉扉を介して密閉し
て構成されるとともに、前記蒸気洗浄室で行なわれる蒸
気洗浄工程の後工程となるように配置されていることを
特徴とするものである。
【0012】又好ましくは、前記蒸気洗浄室と前記乾燥
室とが1室で構成されるとともに、前記浸漬洗浄室が、
開閉扉を介在させて前記蒸気洗浄室と前記乾燥室の下方
に配置されていればよい。
【0013】さらに、前記浸漬洗浄室が、蒸気を発生す
る蒸気発生室内に配置されるとともに、前記浸漬洗浄室
内に貯留されている浸漬溶剤が、前記蒸気発生室内に配
置された溶剤加熱機構によって加熱可能に配置されてい
ればよい。
【0014】また、前記蒸気発生室内には、溶剤再生装
置が配置され、前記溶剤再生装置に貯留されている溶剤
が、前記蒸気発生室内に配置された溶剤加熱機構によっ
て加熱可能に配置されていればなおよい。
【0015】また、前記蒸気洗浄室が空隙部を有する二
重の壁部を備えて構成され、前記二重の壁部内の空隙部
に蒸気が導入されていればさらによい。
【0016】
【発明の効果】本発明の真空脱脂洗浄方法では、浸漬溶
剤を引火点以上(一般には約70℃以上)の温度で加熱
して行なうようにすることから、材料に付着した油脂濃
度が高くても油脂を溶解流下させることができて洗浄品
質を向上させることができる。しかも、そのために、浸
漬槽を直接大気に触れることのないように密閉状態に構
成するとともに、蒸気洗浄室に搬入された材料を、減圧
下において蒸気洗浄を行なった後で、減圧下で浸漬洗浄
を行なう。
【0017】従って、蒸気洗浄工程においては、搬入さ
れた室温状態の材料を蒸気洗浄することができることか
ら、蒸気となった高温の溶剤が低温の材料に付着する際
に凝縮され、油脂を溶解流下させることができて蒸気洗
浄の洗浄効果を効率よく行なことができる。
【0018】さらに、浸漬洗浄工程においては、通常、
浸漬液が99%の純度を必要とし、浸漬工程に持ち込む
被洗浄油の量によって再生量を変化させる必要がある。
浸漬洗浄工程を蒸気洗浄工程の後工程とすることによっ
て、浸漬槽に持ち込む被洗浄油の量を減少できることか
ら、浸漬液の再生必要量を減少させて洗浄コストを低減
することができる。
【0019】又、請求項2の発明の真空脱脂洗浄装置で
は、浸漬洗浄室は、大気側に配置された蒸気洗浄室と開
閉扉を介して配置されている。浸漬溶剤の引火点以上の
温度で加熱された浸漬洗浄室が、大気に触れることがな
く、大気に触れることによって溶剤の引火を発生させる
おそれがないことから、安全に洗浄品質を向上させるこ
とができる。
【0020】さらに、請求項3の発明の真空脱脂洗浄装
置では、1室で構成された蒸気洗浄室と乾燥室の下方
に、開閉扉を間にして浸漬洗浄室を配置するように構成
していることから、蒸気洗浄室と浸漬洗浄室とが横方向
に隣接するように並設された真空脱脂洗浄装置に比べて
コンパクトとなり、設置面積を縮小することによって、
既設ラインに設置することができる。しかも設備費用も
廉価にできてコストを低減させることができる。さら
に、蒸気洗浄室・乾燥室と浸漬洗浄室とを上下方向に配
置することによって、駆動機構を少なく構成できるとと
もに、材料を繰り返して上下動することにより、各機構
の故障率を低下させるとともに浸漬回数を短時間で繰り
返し行なうことができる。
【0021】しかも、蒸気洗浄室・乾燥室を1室で構成
することによって、蒸気洗浄室・乾燥室の両側に搬入扉
と搬出扉を配置すれば、搬入された材料は、洗浄が終了
することによって、反対側の搬出扉から外部に搬出する
ことができ、ストレートスルー型を構成でき材料の入出
を容易化することができる。
【0022】又、請求項4の発明の真空脱脂洗浄装置で
は、蒸気発生装置内に溶剤が配置されて、加熱機構で加
熱できることから、加熱機構は蒸気発生室内の溶剤とと
もに浸漬洗浄室の溶剤をも加熱することができることと
なって、浸漬洗浄室の溶剤を短時間で昇温することがで
きるとともに、浸漬洗浄室の加熱容量を減少することが
できる。
【0023】さらに請求項5の発明の真空脱脂洗浄装置
では、蒸気発生装置の加熱機構が、溶剤発生装置内の溶
剤をも加熱できるように構成されていることから、溶剤
再生装置の溶剤を短時間で昇温できるとともに、溶剤再
生装置の加熱容量を減少することができる。
【0024】また、請求項6の発明の真空脱脂洗浄装置
によれば、蒸気が蒸気洗浄室内に流入されるとともに、
蒸気洗浄室を囲う二重壁内の空隙部内に導入することか
ら、壁を加熱することができ、材料を蒸気洗浄する際、
蒸気が壁に消費されずに材料の洗浄のみ消費できること
によって、蒸気洗浄の効率を向上して省エネルギー化を
図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】本発明の真空脱脂洗浄装置(以下、洗浄機
という)は、蒸気洗浄室・乾燥室と浸漬洗浄室とを横方
向に隣接して構成する第1の形態の洗浄機と、蒸気洗浄
室・乾燥室と浸漬洗浄室とを縦方向に配置してコンパク
トに構成する第2の形態の洗浄機とで説明することとす
る。
【0027】第1の形態の洗浄機M1は、図1に示すよ
うに、蒸気洗浄室と乾燥室が1室で構成された蒸気洗浄
・乾燥室1と、蒸気洗浄・乾燥室1に開閉可能な中間扉
3を間にして左右方向に隣接して配置される浸漬洗浄室
2とを備えて構成され、両者とも真空容器4の壁で周囲
が覆われている。
【0028】蒸気洗浄・乾燥室1の材料投入側(図中左
側)には、開閉可能な外扉5が配置され、下方に蒸気発
生室6が下部に溶剤7を貯留して配置されている。又、
浸漬洗浄室2の下部には、炭化水素系で形成された溶剤
8が貯留されている。実施形態で使用する炭化水素系溶
剤は、例えば、一般的にクリーニングソルベントと呼ば
れ、「クリーンソルG」(日本石油製)や「ダフニーソ
ルベント」(出光石油製)等を使用している。
【0029】蒸気洗浄・乾燥室I内には、投入された材
料Wを載置する第1搬送装置9が配置され、中間扉3を
開いて材料Wを第1搬送装置9に載置した後、材料Wを
浸漬洗浄室2に搬送できるように構成されている。又、
浸漬洗浄室2内には、第1搬送装置9から搬送された材
料Wを載置する第2搬送装置11が配置されている。第
2搬送装置11は、エレベータ装置12によって上下方
向に移動可能に構成され、載置した材料Wを溶剤8内に
浸漬可能とするとともに、浸漬された材料Wを蒸気洗浄
・乾燥室1に搬送可能としている。
【0030】さらに、蒸気発生室6内に貯留されている
溶剤7には、加熱装置13が配置され、浸漬洗浄室2内
に貯留された溶剤8には、加熱装置14が配置され、そ
れぞれ図示しない加熱発生装置により加熱可能に構成さ
れている。
【0031】また、蒸気発生室6には、溶剤再生装置1
5が流入側配管部材16・流出側配管部材17・開閉弁
18・19を介して接続されるとともに、溶剤再生装置
15内には加熱装置21が配置されている。なお、溶剤
再生装置15は、材料に付着した油脂で汚染された溶剤
を蒸留再生分離し、油脂分を廃液とし溶剤分を再び蒸気
発生室6内に戻すものである。
【0032】さらに、蒸気発生室6から蒸気洗浄・乾燥
室1に向かって流入配管22が開閉弁23を介して接続
するとともに、蒸気洗浄・乾燥室1から蒸気発生室6に
向かって流出配管24が開閉弁25を介して接続されて
いる。
【0033】一方、蒸気発生室6からの流入配管22
は、開閉弁27・冷却装置28を介して浸漬洗浄室2の
下部に流入配管29となって接続されている。
【0034】蒸気洗浄・乾燥室1と浸漬洗浄室2及び蒸
気発生室6には、真空ポンプ31から開閉弁32・33
・34を介して配管部材34・35・36が接続され
て、蒸気洗浄・乾燥室1・浸漬洗浄室2及び蒸気発生室
6内を真空可能としている。
【0035】次に上記のように構成された洗浄機M1の
作用について説明する。
【0036】材料Wに付着した油脂を洗浄機M1に投入
して洗浄する場合、洗浄機M1では、材料Wは、準備工
程・洗浄工程(蒸気洗浄・浸漬洗浄)・乾燥工程を経て
洗浄され搬出される。
【0037】準備工程では、外扉5を開けて材料Wを第
1搬送装置9に載置する。そして、外扉3を閉めて、真
空ポンプ31を作動させて蒸気洗浄・乾燥室I内を5〜
100Torrに減圧する。この際、開閉弁32はもちろん
開けた状態に設定されている。
【0038】なお、この外扉5の開閉時においては、外
扉5を開けているときには、中間扉3が閉まっているこ
とから、浸漬洗浄室2内は減圧されたままとなり、中間
扉3を開けているときには、外扉5が閉まっていること
から、浸漬洗浄室2内は減圧された状態にあり、常に大
気に触れることがない。
【0039】従って、加熱装置13、14により溶剤
7、8を加熱すると、特に浸漬洗浄室2内の溶剤8は短
時間で昇温することとなる。
【0040】次に、洗浄工程を行なう。洗浄工程では、
まず蒸気洗浄を行なう。加熱装置13によって、溶剤7
が100〜150℃まで加熱されると、蒸気発生装置6
内では溶剤蒸気が充満されて、開放された開閉弁23を
通って流入配管22から蒸気洗浄・乾燥室1内に流入さ
れる。このときの材料Wの温度は、室温の30℃程度で
あることから、蒸気となった溶剤7が凝縮されて材料W
に付着する。
【0041】これによって、材料Wは、周りに付着して
いた油脂類が凝縮された溶剤によって溶解流下されて、
洗浄されることとなる。なお、このときに油脂類を洗浄
した溶剤は流出配管24を通って蒸気発生室6内に戻る
こととなる。油脂とともに蒸気発生室6内に戻された溶
剤7は、溶剤再生装置15に移動されて、蒸気再生分離
され油脂分を廃液とし、溶剤分を蒸気発生室6内に戻す
ことになる。
【0042】次に、材料Wは、蒸気洗浄工程から浸漬洗
浄工程に移って洗浄処理される。浸漬洗浄工程では、蒸
気洗浄で洗浄し切れなかった箇所や、元々蒸気洗浄では
洗浄しにくい材料Wの細部の箇所を洗浄する。中間扉3
を開けた後、第1搬送装置9を作動させて、材料Wを第
1搬送装置9から第2搬送装置11上に移動させる。
【0043】中間扉3を閉めた後、第2搬送装置11
を、エレベータ装置12によって、下降し、材料を溶剤
8内に浸漬させる。そして、この上下動を複数回繰り返
すことによって浸漬洗浄を行なう。なお、溶剤8は、加
熱装置14によってすでに120℃以上に昇温されてい
ることから、濃度の高い油脂を容易に溶解させて洗浄す
ることができる。
【0044】そして、材料Wの浸漬洗浄が終了すると、
材料Wを載置した第2搬送装置11を、エレベータ装置
12によって上昇して元の位置に戻し、中間扉3を開け
て、材料Wを第2搬送装置11から再び蒸気洗浄・乾燥
室1内の第1搬送装置9に移送させる。
【0045】蒸気洗浄・乾燥室1内に移送された材料W
は、次に乾燥工程に移って乾燥される。乾燥工程では、
蒸気洗浄・乾燥室1内において開閉弁32を開いてさら
に減圧することにより、材料表面に付着した溶剤を蒸発
させることにより実施される。
【0046】乾燥工程を終了すると、図示しない大気開
放弁を開けて室内に大気を導入し、大気圧に復帰させる
とともに外扉5を開けて材料Wを外部に搬出する。
【0047】このように、第1の形態の洗浄機M1で
は、浸漬溶剤8を引火点以上の温度で加熱して行なうよ
うにすることから、材料Wに付着した油脂濃度が高くて
も洗浄品質を向上させることができる。しかも、そのた
めに、浸漬洗浄室2は、大気側に配置された蒸気洗浄・
乾燥室1と中間扉3を介して配置されている。浸漬溶剤
の引火点以上(一般には約70℃以上)の温度で加熱さ
れた浸漬洗浄室2が、大気に触れることがなく、大気に
触れることによって溶剤の引火を発生させるおそれがな
いことから、安全に洗浄品質を向上させることができ
る。
【0048】さらに、浸漬洗浄工程においては、浸漬洗
浄工程を蒸気洗浄工程の後工程とすることによって、浸
漬洗浄室2内に持ち込む被洗浄油の量を減少することが
できることから、浸漬液の純度を高めるとともに、使用
する浸漬液の再生必要量を減少して洗浄コストを減少さ
せることができる。
【0049】次に、第2の形態の洗浄機M2について説
明する。
【0050】第2の形態の洗浄機M2では、第1の形態
の洗浄機1に比べて、コンパクトに形成している。つま
り、図2に示すように、蒸気洗浄室と乾燥室が1室で構
成された蒸気洗浄・乾燥室41と、開閉可能な中間扉4
3を間にして、蒸気洗浄・乾燥室1に対して上下方向の
下方に隣接して配置される浸漬槽42とを備えて構成さ
れ、浸漬槽42は、槽42内に溶剤45を貯留するとと
もに下部が蒸気発生室46に貯留された溶剤47内に浸
漬するように配置されている。蒸気洗浄・乾燥室41と
蒸気発生室46とは、真空容器44の壁で周囲が覆われ
ている。
【0051】蒸気洗浄・乾燥室41の材料投入側(図中
左側)には、開閉可能な搬入扉48が配置され、蒸気洗
浄・乾燥室41の反対側には、開閉可能な搬出扉49が
配置され、搬入扉48から投入されて洗浄された材料W
が搬出扉49から搬出してストレートスルー型を構成す
ることができる。
【0052】浸漬槽42を収納する蒸気発生室46には
溶剤再生装置51が溶剤47内に浸漬するように配置さ
れている。溶剤発生装置51には、溶解された油脂を含
んだ溶剤を回収するために、蒸気発生室46から配管部
材60が接続されるとともに、一方で廃液を流出する配
管部材61が開閉弁を介して外部に接続され、他方で蒸
気発生室46に接続する配管部材62が開閉弁及び冷却
装置63を介して配管されている。
【0053】さらに、浸漬槽42内に貯留されている溶
剤45には加熱装置54が配置され、蒸気発生室46内
に貯留されている溶剤47内には加熱装置55が配置さ
れている。なお、実施形態で使用する炭化水素系溶剤
は、前述の形態と同様、例えば、一般的にクリーニング
ソルベントと呼ばれ、「クリーンソルG」(日本石油
製)や「ダフニーソルベント」(出光石油製)等を使用
している。
【0054】一方、蒸気洗浄・乾燥室41内には、投入
された材料Wを載置する搬送装置56が配置され、ま
た、材料Wを載置した搬送装置56を下方の浸漬槽42
内に浸漬するために上下移動させるエレベータ装置57
が配置されている。
【0055】さらに、蒸気洗浄・乾燥室41内を減圧す
る真空ポンプ58が開閉弁59を介して蒸気洗浄・乾燥
室41に接続されている。
【0056】又、浸漬槽42は、上部で貯留されている
溶剤45がオーバーフローして蒸気発生室46内の溶剤
47に流入する図示しない穴が設けられるとともに、蒸
気発生室46には、浸漬槽42及び蒸気発生室46内を
減圧可能にする真空ポンプ58が開閉弁66を介して配
管されている。
【0057】この洗浄機M2の場合、図例においては、
蒸気発生室46内の溶剤47が加熱装置55によって加
熱されると、蒸気となって閉められている中間扉43の
下方で浸漬槽42の周りに貯留されることとなる。そし
て、中間扉43を開けることによって、蒸気発生室46
の溶剤蒸気が、浸漬槽42内で加熱された溶剤45が蒸
気となった溶剤蒸気とともに蒸気洗浄・乾燥室1内に上
昇されることとなって、蒸気洗浄を行なうこととなる
が、前述の第1の形態と同様に、発生した蒸気発生室4
6と浸漬槽42の蒸気とを蒸気洗浄・乾燥室41に送る
ことができるように、蒸気洗浄・乾燥室41と蒸気発生
室46とを配管部材で接続するようにしてもよい。
【0058】次に、この洗浄機M2の作用について説明
する。
【0059】材料Wに付着した油脂を洗浄機M2に投入
して洗浄する場合、洗浄機M2では、材料Wは、準備工
程・洗浄工程(蒸気洗浄・浸漬洗浄)・乾燥工程を経て
洗浄され搬出される。
【0060】準備工程では、搬入扉48を開けて材料W
を搬送装置56に載置する。そして、搬入扉48を閉め
て、真空ポンプ58を作動させて蒸気洗浄・乾燥室I内
を5〜100Torrに減圧する。なお、この搬入扉48の
開閉時においては、搬入扉48を開けているときには、
中間扉43が閉まっていることから、浸漬槽42内は減
圧されたままとなり、中間扉43を開けているときに
は、搬入扉48が閉まっていることから、浸漬槽42内
は減圧された状態にあり、常に大気に触れることがな
い。
【0061】加熱装置54により溶剤45を加熱し、加
熱装置55により溶剤47を加熱すると、加熱された溶
剤45・47は徐々に蒸気となって中間扉43の下部付
近に貯留される。
【0062】次に、洗浄工程を行なう。洗浄工程では、
まず蒸気洗浄を行なう。加熱装置55によって、溶剤4
7が120〜180℃まで加熱されると、蒸気となった
蒸気溶剤が、中間扉43を開くことによって、加熱され
た溶剤45が蒸気となった蒸気溶剤とともに蒸気洗浄・
乾燥室41内に流入され充填される。このときの材料W
の温度は、室温の30℃程度であることから、蒸気とな
った溶剤が凝縮されて材料Wに付着する。これによっ
て、材料Wに付着した油脂類は溶解流下されて洗浄され
ることとなる。
【0063】なお、このときに油脂類を洗浄した溶剤は
図示しない回路を通って蒸気発生室46内に戻ることと
なる。油脂とともに戻された溶剤47は溶剤発生装置5
1に移動されて蒸留再生分離され、油脂分を廃液とし溶
剤分を蒸気発生室46内に戻すこととなる。蒸気洗浄
は、蒸気洗浄・乾燥室41内の材料Wが溶剤蒸気とほぼ
同温(100〜150℃)に達する(約20分程度)ま
で行なわれる。
【0064】続いて、材料Wは、蒸気洗浄工程から浸漬
洗浄工程に移って洗浄処理される。浸漬洗浄工程では、
材料Wを載置した搬送装置56が、エレベータ装置57
の駆動によって、材料Wを浸漬槽42の溶剤45に浸漬
できるように上下移動を繰り返すことによって行なわれ
る。
【0065】浸漬洗浄工程では、蒸気洗浄で洗浄し切れ
なかった箇所や、元々蒸気洗浄では洗浄しにくい材料W
の細部の箇所を洗浄する。この間、中間扉43は開けら
れた状態にあるそして、材料Wの浸漬洗浄が終了する
と、材料Wを載置した搬送装置56を、エレベータ装置
57によって上昇して元の位置に戻し、中間扉43を閉
める。
【0066】蒸気洗浄・乾燥室1内に移送された材料W
は、次に乾燥工程に移って乾燥される。乾燥工程では、
約20分程度減圧状態を維持することによって、材料W
の表面や細部を乾燥させる。
【0067】乾燥工程を終了すると、図示しない大気開
放弁を開けて室内に大気を導入し、大気圧に復帰させる
とともに搬出扉49を開けて材料Wを外部に搬出する。
【0068】このように、第2の形態の洗浄機M2にお
いても、浸漬溶剤45を引火点以上の温度で加熱して材
料Wを洗浄することから、材料Wに付着した油脂濃度が
高くても洗浄品質を向上させることができる。しかも、
浸漬槽42を蒸気洗浄・乾燥室41の下方に中間扉43
を介して配置するように構成していることから、蒸気洗
浄・乾燥室41は大気側に配置されていても、浸漬槽4
2は、大気と触れることなく密閉状態にある。従って、
浸漬溶剤の引火点以上の温度で加熱された浸漬洗浄室4
2が、大気に触れることがなく、大気に触れることによ
って溶剤45の引火を発生させるおそれがないことか
ら、安全に洗浄品質を向上させることができる。
【0069】また、浸漬洗浄工程においては、浸漬洗浄
工程を蒸気洗浄工程の後工程とすることによって、浸漬
槽42内に持ち込む被洗浄油の量を減少することができ
ることから、浸漬液の純度を高めるとともに、使用する
浸漬液の再生必要量を減少して洗浄コストを減少させる
ことができる。
【0070】また、この形態の洗浄機M2では、浸漬槽
42が蒸気洗浄・乾燥室41の下方で蒸気洗浄・乾燥室
41に対して上下方向に隣接するように配置しているこ
とから、左右方向の幅を短縮することができて、設置面
積を縮小することができる。これによって、例えば、既
設のラインに、洗浄機M2を挿入することができて、ラ
イン替えの改造を容易にしかも廉価な費用で行なえる。
【0071】さらに、蒸気洗浄・乾燥室41内に配置さ
れた材料Wを、その位置からそのままエレベータ装置5
7で下方に移動させて浸漬洗浄を行なうことができるこ
とから、繰り返して浸漬洗浄を行なっても、移動距離を
少なくして短時間で洗浄することができる。
【0072】又、この形態の洗浄機M2では、上下に2
室で構成していることから、例えば、搬送装置による左
右方向の移動をなくすことができて構造がシンプルとな
って故障率を低下させることができる。
【0073】しかも、浸漬槽42・溶剤再生装置51が
蒸気発生室46内の溶剤47に浸入していることによ
り、浸漬槽42の溶剤45・溶剤再生装置51の溶剤を
加熱する際に、加熱装置55で加熱された浸漬溶剤47
及び再生溶剤を同時に加熱させることができることか
ら、第1の形態の洗浄機M1に比べて浸漬槽42・溶剤
再生装置51をさらに短時間で昇温するとともに浸漬槽
42・溶剤再生装置51の加熱容量を減少させることが
できる。
【0074】次に、第1の形態の洗浄機M1、第2の形
態の洗浄機M2における蒸気洗浄・乾燥室1、41の壁
部を二重構造にした新たな形態について図4〜5に基づ
いて説明する。なお、以下の説明にあたって同一部位に
ついては、第1の形態の洗浄機M1、第2の形態の洗浄
機M2で使用した符号と同一の符号を付記するものとす
る。
【0075】図4における洗浄機M4は、上述の第1の
形態の洗浄装置M1に基づくものであり、蒸気洗浄・乾
燥室1を構成する真空容器4の壁111は外扉5、中間
扉3及び蒸気発生室6との壁部を除いて、空隙部112
を有して外壁部113、内壁部114とからなる二重壁
部構造を構成している。空隙部112は、蒸気発生室6
から連結配管115によって接続されて蒸気発生室6で
発生した蒸気を導入可能に構成している。
【0076】これによって、蒸気洗浄工程において、蒸
気発生室6から一方で流入配管22を通って蒸気洗浄・
乾燥室1内に流入される溶剤蒸気は、他方で連結配管1
15を通って壁111の空隙部112に導入されること
となる。高温の溶剤蒸気が壁111の空隙部112に導
入することによって、外壁部113と内壁部114は、
加熱されて蒸気洗浄・乾燥室1内の蒸気温度とほぼ同温
となり、通常、蒸気洗浄・乾燥室1内の蒸気温度が壁1
11によって消費されて、材料洗浄の妨げになっていた
分、壁111によっては消費されないことから、材料W
の洗浄のみ消費することができ、省エネルギー化を図る
ことができる。
【0077】なお、その他の構成及び作用については、
第1の形態の洗浄機M1と同様であることから、ここで
はその説明を省略する。
【0078】また、図5における洗浄装置M5は、上述
の第2の形態の洗浄機M2に基づくものであり、蒸気洗
浄・乾燥室1を構成する真空容器44の壁121は搬入
48、搬出扉49及び中間扉43を除いて、空隙部12
2を有して外壁部123、内壁部124とからなる二重
壁部構造を構成している。空隙部122は、蒸気発生室
46から連結配管125によって接続されて蒸気発生室
46で発生した蒸気を導入可能に構成している。
【0079】これによって、蒸気洗浄工程において、蒸
気発生室46から一方で中間扉43が開放された開口部
あるいは図示しない流入配管を通って蒸気洗浄・乾燥室
41内に流入される溶剤蒸気は、他方で連結配管125
を通って壁121の空隙部122に導入されることとな
る。高温の溶剤蒸気が壁121の空隙部122に導入す
ることによって、外壁部123と内壁部124は、加熱
されて蒸気洗浄・乾燥室41内の蒸気温度とほぼ同温と
なり、通常、蒸気洗浄・乾燥室1内の蒸気温度が壁12
1によって消費されて、材料洗浄の妨げになっていた
分、壁121によっては消費されないことから、材料W
の洗浄のみ消費することができ、省エネルギー化を図る
ことができる。
【0080】なお、その他の構成や作用については、第
2の形態の洗浄機M2と同様であることから、ここでの
説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態による真空脱脂洗浄装置を
示す簡略構成図である。
【図2】本発明の第2の形態による真空脱脂洗浄装置を
示す簡略構成図である。
【図3】従来の真空脱脂洗浄装置を示す簡略構成図であ
る。
【図4】本発明の第1の形態に基づく別の形態による真
空脱脂洗浄装置を示す簡略構成図である。
【図5】本発明の第2の形態に基づく別の形態による真
空脱脂洗浄装置を示す簡略構成図である。
【符号の説明】
M1 第1の形態の洗浄機 1 蒸気洗浄・乾燥室 2 浸漬洗浄室 3 中間扉 6 蒸気発生室 7・8 溶剤 9 第1搬送装置 11 第2搬送装置 12 エレベータ装置 13・14 加熱装置 15 溶剤再生装置 31 真空ポンプ M2 第2の洗浄機 41 蒸気洗浄・乾燥室 42 浸漬槽 43 中間扉 45・47 溶剤 46 蒸気発生室 48 搬入扉 49 搬出扉 51 溶剤再生装置 54・55 加熱装置 56 搬送装置 57 エレベータ装置 58 真空ポンプ 111、121 壁 112、122 空隙部 113、123 外壁部 114、124 内壁部 115,125 連結配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA46 AB02 AB08 BB01 BB11 BB82 BB95 CC15 CD11 CD22 CD33 4K053 PA17 QA04 RA04 RA08 RA32 SA06 SA19 TA13 TA19 XA05 XA11 XA28 YA02 YA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、引火点以上の温度で加熱さ
    れた炭化水素系溶剤により減圧下で材料を洗浄する浸漬
    洗浄工程及び蒸気洗浄工程、洗浄された材料を減圧下で
    乾燥させる乾燥工程を経て洗浄を行う真空脱脂洗浄方法
    であって、 前記浸漬洗浄工程が、密閉される室内で行なわれるとと
    もに、前記蒸気洗浄工程の後工程で行なわれることを特
    徴とする真空脱脂洗浄方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも、引火点以上の温度で加熱さ
    れた炭化水素系溶剤により減圧下で材料を洗浄する浸漬
    洗浄室及び蒸気洗浄室、洗浄された材料を減圧下で乾燥
    させる乾燥室を備える真空脱脂洗浄装置であって、 前記浸漬洗浄室が、大気側に配置される前記蒸気洗浄室
    と開閉扉を介して密閉して構成されるとともに、前記蒸
    気洗浄室で行なわれる蒸気洗浄工程の後工程となるよう
    に配置されていることを特徴とする真空脱脂洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸気洗浄室と前記乾燥室とが1室で
    構成されるとともに、前記浸漬洗浄室が、開閉可能な扉
    を介在させて前記蒸気洗浄室と前記乾燥室の下方に配置
    されることを特徴とする請求項2記載の真空脱脂洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 前記浸漬洗浄室が、蒸気を発生する蒸気
    発生室内に配置されるとともに、前記浸漬洗浄室内に貯
    留されている浸漬溶剤が、前記蒸気発生室内に配置され
    た溶剤加熱機構によって加熱可能に配置されていること
    を特徴とする請求項3記載の真空脱脂洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記蒸気発生室内には、溶剤再生装置が
    配置され、前記溶剤再生装置に貯留されている溶剤が、
    前記蒸気発生室内に配置された溶剤加熱機構によって加
    熱可能に配置されていることを特徴とする請求項3又は
    4記載の真空脱脂洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸気洗浄室が空隙部を有する二重の
    壁部を備えて構成され、前記二重の壁部内の空隙部に蒸
    気が導入されることを特徴とする請求項2,3,4又は
    5記載の真空脱脂洗浄装置。
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