JPH06220672A - 真空脱脂洗浄方法と真空洗浄機 - Google Patents

真空脱脂洗浄方法と真空洗浄機

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JPH06220672A
JPH06220672A JP23301193A JP23301193A JPH06220672A JP H06220672 A JPH06220672 A JP H06220672A JP 23301193 A JP23301193 A JP 23301193A JP 23301193 A JP23301193 A JP 23301193A JP H06220672 A JPH06220672 A JP H06220672A
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健 久保田
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邦彦 石川
Noboru Hiramoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業環境の悪化や公害発生を防止できるとと
もに、イニシャルコストやランニングコストの低減を図
れて、さらに、支障無く洗浄効果を高めてワークを洗浄
することができる真空脱脂洗浄方法を提供すること。 【構成】 この真空脱脂洗浄方法は、ワークを減圧下で
蒸気洗浄して付着油脂の脱脂を行なうものである。そし
て、蒸気洗浄に使用する溶剤を、石油系溶剤とする構成
よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製や合成樹脂製の
機械部品・熱処理部品・メッキ部品等のワークを減圧下
で蒸気洗浄する真空脱脂洗浄方法とその方法に使用する
真空洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、ワークを蒸気洗浄する
場合、1.1.1 トリクロロエタン等の塩素系溶剤やフロン
113等のフッ素系溶剤を使用して行なっていた。その
理由は、これらの溶剤が、洗浄効果が高いからである。
【0003】しかしながら、塩素系溶剤を使用する場合
には、毒性が強いため、作業環境を悪化させ易い。
【0004】また、フッ素系溶剤を使用する場合には、
オゾン層を破壊するため、高範囲に及ぶ公害を発生させ
てしまう。
【0005】さらに、これらの溶剤を使用する場合に
は、公害防止の観点から、排水処理施設が必要となる。
また、これらの溶剤は、揮発し易いため、ワークの洗浄
室への搬入や搬出時に、大気中に拡散されることが避け
られない。そのため、使用量の50〜70%が回収でき
ない。
【0006】したがって、これらの溶剤を使用する場合
には、洗浄時のイニシャルコストやランニングコストを
上昇させていた。
【0007】なお、大気中への拡散を防止するため、蒸
気を液化させて回収するように構成する場合がある。例
えば、洗浄室の開口部に、冷却コイルを配置させるよう
に構成する場合がある。しかし、このように構成して
も、ワークが大きい場合には、ワークの搬入・搬出時
に、溶剤蒸気が大きく移動するため、溶剤蒸気が大気中
へ拡散することを避けることはできなかった。
【0008】さらに、塩素系溶剤を使用する場合には、
蒸留再生し難く、不経済となっていた。なぜなら、ワー
ク洗浄時の油脂類が溶剤に30%以上混入されている
と、沸点が上昇し、溶剤が分解して塩素ガスを発生させ
てしまう。そのため、溶剤内の油脂類の混入量が30%
を越えたならば、溶剤を交換しなければならず、蒸留再
生できないからである。
【0009】さらにまた、塩素系溶剤を使用する場合に
は、ワークに錆を発生させる場合があった。なぜなら、
洗浄室開口部に設けた冷却コイルに発生する水滴や、水
溶性切削剤の水分や、サブゼロ処理後の霜等の水分が、
溶剤に混入し易い。そして、塩素系溶剤では、これらの
水の混入による共沸現象が発生してしまう。共沸現象が
生ずると、溶剤単独の沸点より低い温度で沸騰して、塩
素を含んだ水蒸気が発生する。この塩素を含んだ水蒸気
がワークに触れて凝縮すれば、ワークに錆を発生させて
しまうからである。
【0010】この発明の目的は、上述の課題を解決する
ものであり、作業環境の悪化や公害発生を防止できると
ともに、イニシャルコストやランニングコストの低減を
図れて、支障無く洗浄効果を高めてワークを洗浄するこ
とができる真空脱脂洗浄方法とその方法に使用する真空
洗浄機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1番目の真空
脱脂洗浄方法は、石油系溶剤を使用し、ワークを減圧下
で石油系溶剤の蒸気で蒸気洗浄して付着油脂の脱脂を行
なう方法である。
【0012】本発明の第2番目の真空脱脂洗浄方法は、
上記石油系溶剤で蒸気洗浄する前に、前記石油系溶剤で
浸漬洗浄する方法である。
【0013】本発明の第1番目の真空洗浄機は、石油系
溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生装置と、該蒸気発生装
置を接続させて、ワークを減圧下で蒸気洗浄し、かつ、
前記ワークを減圧下で乾燥させる洗浄室と、を具備して
構成される。
【0014】本発明の第2番目の真空洗浄機は、上記洗
浄室の下部に前記石油系溶剤の浸漬槽が配置されている
真空洗浄機である。
【0015】本発明の第3番目の真空洗浄機は、石油系
溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生装置と、該蒸気発生装
置を接続させて、ワークを減圧下で蒸気洗浄する洗浄室
と、該洗浄室に並設され、蒸気洗浄後のワークを減圧下
で乾燥させる乾燥室と、を具備して構成される。
【0016】本発明の第4番目の真空洗浄機は、上記第
3番目の真空洗浄機の洗浄室の下部に、前記石油系溶剤
の浸漬槽が配置されている真空洗浄機である。
【0017】本発明の第5番目の真空洗浄機は、上記第
3番目の真空洗浄機において、洗浄室に、ワークを前記
石油系溶剤で浸漬洗浄する浸漬洗浄室が並設されて構成
される。
【0018】本発明で使用する上記石油系溶剤として
は、第4類第3石油類の洗浄性を有するものが、望まし
い。なぜなら、この種の溶剤では、消防法上の貯溜量
を、大容量の2000リットル未満まで可能としている
からである。かかる石油系溶剤は、一般的にクリーニン
グソルベントと呼ばれており、具体的には、「クリーン
ソルG」(日本石油製)・「ダフニーソルベント」(出
光石油製)等を使用することができる。
【0019】また、蒸気洗浄する際の減圧の程度は、使
用する石油系溶剤とワークとに応じて、洗浄室内を適宜
減圧する。例えば、ワークを鋼材とする場合には、ワー
クの焼戻温度である140℃前後以下に、使用する石油
系溶剤の沸点がなるように減圧する。また、ワークを合
成樹脂製品とする場合には、ワークの熱変形温度以下
に、使用する石油系溶剤の沸点がなるように減圧する。
一般的には、5〜100Torr程度の範囲となるが、使用
する石油系溶剤によっては、この範囲に限定されるもの
ではない。
【0020】
【発明の作用・効果】本発明の第1番目の真空脱脂洗浄
方法では、石油系溶剤を使用して、減圧下で石油系溶剤
の蒸気で蒸気洗浄するものである。そして、洗浄時に
は、石油系溶剤の蒸気が、室温となっていたワーク表面
に付着し、油脂類を溶解流下させてワークを洗浄するこ
ととなる。かかる洗浄は、ワークが溶剤の蒸気温度に達
するまで続けられることとなる。
【0021】そして、この真空脱脂洗浄方法では、蒸気
洗浄に使用する溶剤が、石油系溶剤であることから、従
来の塩素系溶剤やフッ素系溶剤と相違して、毒性が低く
無害である。そのため、本発明では、排水処理施設を利
用しなくとも、ワークを洗浄することができる。また、
本発明では、作業環境の悪化や公害の発生を防止して、
ワークを洗浄することができる。
【0022】また、減圧下で蒸気洗浄するため、ワーク
の隅々まで、溶剤が行き渡るので、良好に洗浄すること
ができる。
【0023】さらに、石油系溶剤は、塩素系溶剤やフッ
素系溶剤に比べて、略全て回収できることとなる。なぜ
なら、石油系溶剤は、比揮発度を1/300〜1/60
0として揮発し難い。そして、蒸気を発生させないよう
に大気圧に復圧させたり冷却させた後に、ワークの搬入
や搬出を行なえば、揮発分は無視できる程度となるから
である。
【0024】さらにまた、使用する石油系溶剤は、交換
することなく、長い時間にわたって、高い洗浄効果を維
持することができる。なぜなら、石油系溶剤を減圧下で
蒸発させる際、石油系溶剤と石油系溶剤に混合される油
脂類との比揮発度の差は、減圧するにしたがって広が
る。すなわち、洗浄後の石油系溶剤が、ワークの洗浄後
に汚れて油脂類との混合液となっても、純度の高い石油
系溶剤を蒸発させることが可能となる。そのため、石油
系溶剤は、交換することなく、長い時間にわたって、高
い洗浄効果を維持することができ、ランニングコストを
低減することができる。
【0025】なお、原理的には、油脂類が99.9%以
上混入しても、蒸気洗浄に使用できる。しかしながら、
実用上、蒸発コストやタクトタイム等の関係で、油脂類
の混入が70%前後までの範囲で、ワークを洗浄するこ
とが望ましい。
【0026】さらに、減圧下での蒸気洗浄であるため、
蒸発させる石油系溶剤の沸点が降下する。そのため、使
用する加熱源や、洗浄室の熱膨張対策を含めた設備に、
簡便なものを使用することができる。したがって、本発
明の第1番目の真空脱脂洗浄方法では、イニシャルコス
トを低減することができる。
【0027】さらにまた、本発明の第1番目の真空脱脂
洗浄方法では、ワークに熱の影響を与えずに洗浄でき
る。なぜなら、この洗浄方法では、減圧下での蒸気洗浄
である。そのため、石油系溶剤の沸点が降下し、ワーク
が鋼材や合成樹脂製品であっても、焼戻温度以下や熱変
形温度以下でワークを洗浄できるからである。
【0028】さらに、この洗浄方法では、ワークに錆等
を発生させる虞れが無い。なぜなら、石油系溶剤に水分
が混入しても、石油系溶剤では共沸現象が起きない。ま
た、ワークに水分が付着したとしても、減圧下であるこ
とから、石油系溶剤が蒸気となる前にその水分が蒸発し
てしまうからである。
【0029】さらにまた、この洗浄方法では、安全に洗
浄することができる。なぜなら、減圧(例えば5〜10
0Torr)した後に、石油系溶剤を蒸発させているため、
発火に必要な酸素が極めて少なくなるからである。さら
に、洗浄時に、減圧下を維持するため、洗浄室が密閉構
造となり、石油系溶剤の発火が抑えられるからである。
【0030】なお、洗浄後のワークを取り出す際にも発
火を防止することができる。すなわち、窒素ガス等の不
活性ガスを洗浄室に導入して復圧させるようにすれば、
酸素が少なくなって、かつ、蒸発していた石油系溶剤が
圧力の上昇で液化してしまうことから、ワーク取出時の
発火も防止することができるからである。
【0031】したがって、本発明の第1番目に係る真空
脱脂洗浄方法では、作業環境の悪化や公害発生を防止し
て、ワークを洗浄することができる。また、本発明の第
1番目の洗浄方法では、ワークを洗浄する際のイニシャ
ルコストやランニングコストの低減を図ることができ
る。さらに、本発明の第1番目の洗浄方法では、ワーク
に対する熱の影響を与えること無く、また、ワークに錆
を発生させること無く、安全に、洗浄効果を高めてワー
クを洗浄することができる。
【0032】本発明の第2番目の真空脱脂洗浄方法で
は、石油系溶剤で蒸気洗浄する前に石油系溶剤で浸漬洗
浄することから、洗浄効果を向上させることができ、油
脂量の汚れが多いや、ワークの汚れがグリース等の溶解
の遅い材質の場合や、ねじ孔等の孔が多数形成されてい
るワークを洗浄する場合に適する。
【0033】本発明の第1番目の真空洗浄機は、本発明
の第1番目の真空脱脂洗浄方法を実施できる他、石油系
溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生装置を洗浄室と分離さ
せていることから、洗浄室内で石油系溶剤の蒸気を発生
させる場合に比べ、つぎにような作用・効果を奏する。
【0034】すなわち、洗浄室内にワークを入れた後に
石油系溶剤を加熱する必要が無く、タクトタイムを2/
3に短縮することができる。なぜなら、常時、蒸気発生
装置で溶剤蒸気を発生させておき、ワークを洗浄室内に
入れた後に直ちに洗浄室内に蒸気を導入させるようにす
れば、蒸気洗浄工程を実施できる。そのため、洗浄室内
にワークを入れた後に石油系溶剤を加熱する場合に比
べ、石油系溶剤を加熱する準備工程が不要となるからで
ある。
【0035】また、洗浄室内にワークを入れた後に石油
系溶剤を加熱し、洗浄後に石油系溶剤とともにワークを
冷却する必要が無く、省エネルギーでワークを洗浄する
ことができる。なぜなら、蒸気発生装置内で、常時、溶
剤蒸気を発生させておけば、1サイクルでワークを蒸気
洗浄する際の、各サイクル毎に石油系溶剤を加熱・冷却
する必要が無くなるからである。
【0036】さらに、蒸気発生装置は、常時、石油系溶
剤を真空蒸留することとなることから、純度の高い溶剤
蒸気を発生させることができ、洗浄室と分離されている
ため、石油系溶剤の温度管理や交換作業が容易に行なえ
ることとなる。
【0037】本発明の第2番目の真空洗浄機は、上記第
1番目の真空洗浄機の洗浄室の下部に、ワークを石油系
溶剤で浸漬洗浄できる浸漬槽を備えていることから、本
発明の第1番目の真空洗浄機で本発明の第2番目の真空
脱脂洗浄方法を実施できることとなる。
【0038】本発明の第3番目の真空洗浄機は、蒸気発
生装置に接続させた洗浄室と乾燥室とを備えていること
から、1つの洗浄室内で、石油系溶剤の蒸気を発生させ
る蒸気洗浄工程と乾燥工程とを行なう場合に比べ、タク
トタイムを1/3に短縮することができる。なぜなら、
蒸気発生装置を洗浄室に接続させており、石油系溶剤を
加熱する準備工程が不要となって、さらに、先行のワー
クの乾燥工程中に、後続のワークを蒸気洗浄工程で処理
することができるからである。
【0039】本発明の第4番目の真空洗浄機は、洗浄室
の下部に、ワークを石油系溶剤で浸漬洗浄できる浸漬槽
を備えていることから、本発明の第3番目の真空洗浄機
で本発明の第2番目の真空脱脂洗浄方法を実施できるこ
ととなる。
【0040】本発明の第5番目の真空洗浄機は、本発明
の第3番目の真空洗浄機の、蒸気発生装置を接続させた
洗浄室に、ワークを石油系溶剤で浸漬洗浄する浸漬洗浄
室が並設されており、ワークを浸漬洗浄工程、蒸気洗浄
工程、乾燥工程の3工程を経て洗浄することができて、
多数のワークを連続的に各工程に移行させて洗浄するこ
とができる。そのため、1つの洗浄室内で、石油系溶剤
の蒸気を発生させる蒸気洗浄工程と乾燥工程とを行なう
場合に比べ、タクトタイムを1/3に短縮することがで
き、また、浸漬洗浄するため、洗浄効果を高めることが
できる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0042】実施例で使用する真空洗浄機M1は、図1
に示すように、洗浄室1の周壁が、真空容器2で構成さ
れている。真空容器2には、ワークWの搬入・搬出用の
開閉扉3が配設されている。
【0043】洗浄室1内の上部には、ワークWを載せる
図示しない架台が配設されている。洗浄室1の下部に
は、石油系溶剤4が貯溜されている。
【0044】また、洗浄室1には、所定の配管5・6が
連結されている。配管5・6は、それぞれ不活性ガス源
Gと減圧源としての真空ポンプPとに連結されている。
なお、Vは電磁弁、Cはコンデンサである。
【0045】さらに、洗浄室1内の下部には、ヒータ7
が配設されている。このヒータ7は石油系溶剤4を加熱
するためのものである。また、洗浄室1の下部には、冷
却コイル8が配設されている。この冷却コイル8は、石
油系溶剤4を冷却するためのものである。
【0046】この真空洗浄機M1を使用してワークWを
洗浄する場合には、図2の工程図に示すように、準備工
程、蒸気洗浄工程、乾燥工程の3工程を経て行なう。
【0047】まず、準備工程において、ワークWを、開
閉扉3を開けて洗浄室1の図示しない架台上に載置す
る。そして、開閉扉3を閉めた後、洗浄室1内を5〜1
00Torrに減圧する。また、ヒータ7により石油系溶剤
4を加熱し始める。
【0048】つぎに、蒸気洗浄工程において、ヒータ7
によって石油系溶剤4を50〜180℃に加熱すると、
洗浄室1内が溶剤蒸気で充満し、ワークWを蒸気洗浄す
ることとなる。なお、この時、ワークWは、室温の30
℃程度から45〜170℃まで上昇することとなる。
【0049】その際、石油系溶剤4の溶剤蒸気が、室温
となっていたワークWの表面に付着する。そして、付着
した溶剤が油脂類を溶解流下させてワークWを洗浄する
こととなる。この洗浄は、ワークWが溶剤4の蒸気温度
に達するまで続けられることとなる。
【0050】その後、乾燥工程において、ヒータ7の加
熱を停止させる。また、冷却コイル8内に冷水を通し
て、石油系溶剤4を冷却し、ワークWの表面を乾燥させ
る。そして、洗浄室1内に不活性ガス源Gからの窒素ガ
ス等を導入させて、洗浄室1内を大気圧に復圧する。そ
の後、開閉扉3を開けて、洗浄済みのワークWを搬出さ
せれば、ワークWの洗浄作業を終了させることができ
る。
【0051】なお、洗浄室1内の圧力や溶剤4を加熱す
る温度は、溶剤4の種類に応じて適宜設定する。
【0052】ちなみに、石油系溶剤4として、「クリー
ンソルG」(日本石油製)を使用する場合には、引火点
が75℃、大気圧中での沸点が194〜216℃、60
Torrでの沸点が90〜120℃である。そのため、洗浄
室1内を60Torrに減圧するようにして、まず、溶剤4
の加熱温度を120℃として蒸気洗浄する(この場合、
ワークWの温度は110℃程度となる)。その後、ワー
クWの搬出時までに、溶剤4の温度を引火点以下の例え
ば65℃に冷却すれば良い。
【0053】また、使用する洗浄機としては、図3〜7
に示す真空洗浄機M2・M3・M4・M5・M6が使用
可能である。
【0054】図3に示す真空洗浄機M2は、溶剤4の蒸
気を発生させる部位22を洗浄室21と分離させたもの
である。そして、この真空洗浄機M2を使用する場合に
は、蒸気洗浄工程と乾燥工程との2工程でワークWを洗
浄する。
【0055】この真空洗浄機M2を使用する場合には、
予め、ヒータ7で溶剤4を加熱して、蒸気発生装置22
内に溶剤蒸気を発生させておく。
【0056】そして、蒸気洗浄工程において、ワークW
を、開閉扉3を開けて洗浄室21の図示しない架台上に
載置し、開閉扉3を閉めた後、洗浄室21内を5〜10
0Torrに減圧し、左右の電磁弁Vを開弁させる。する
と、洗浄室21内が左方の電磁弁Vから流入した溶剤蒸
気で充満され、ワークWを蒸気洗浄することとなる。
【0057】なお、この時、油脂類を溶解させた溶剤
は、右方の電磁弁Vから蒸気発生装置22に戻り、循環
使用されることとなる。
【0058】その後、乾燥工程において、電磁弁V・V
を閉弁して、ワークWの表面を乾燥させる。そして、洗
浄室21内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入さ
せて、洗浄室21内を大気圧に復圧する。その後、開閉
扉3を開けて、洗浄済みのワークWを搬出させれば、ワ
ークWの洗浄作業を終了させることができる。
【0059】この真空洗浄機M2のように、蒸気発生装
置22を洗浄室21と分離させた場合には、真空洗浄機
M1を使用する場合に比べ、タクトタイムを2/3に短
縮することができる。なぜなら、常時、蒸気発生装置2
2で溶剤蒸気を発生させておき、所定時に左方の電磁弁
Vを開弁させれば、蒸気洗浄工程を実施できる。そのた
め、真空洗浄機M2を使用する場合には、真空洗浄機M
1を使用する場合の溶剤4を加熱する準備工程が不要と
なるからである。
【0060】また、この真空洗浄機M2を使用する場合
には、真空洗浄機M1を使用する場合に比べ、省エネル
ギーでワークWを洗浄することができることとなる。な
ぜなら、蒸気発生装置22内で、常時、溶剤蒸気を発生
させておけば、1サイクルでワークWを蒸気洗浄する際
の、各サイクル毎に溶剤4を加熱・冷却する必要が無く
なるからである。
【0061】なお、蒸気発生装置22では、溶剤4を真
空蒸留することとなり、純度の高い溶剤蒸気を発生させ
ることができる。また、洗浄室21と分離されているた
め、溶剤4の温度管理や交換作業が容易に行なえる。
【0062】ちなみに、溶剤4に既述の「クリーンソル
G」を使用する場合には、混入した油脂分が70%に達
すると、60Torrでの沸点が170℃になる。そのた
め、蒸気発生装置22内の温度が170℃となった場合
には、溶剤4の交換を行なう目安にすることができる。
【0063】図4に示す真空洗浄機M3は、蒸気発生装
置34を洗浄室31と分離させている。また、洗浄室3
1内の下部に、浸漬槽32を設けている。浸漬槽32に
は、溶剤4と同様な浸漬用溶剤33が貯溜されている。
この真空洗浄機M3は、洗浄室31内のワークWを載せ
る架台を昇降可能にして、蒸気洗浄する前段階におい
て、ワークWを浸漬洗浄できるように構成したものであ
る。すなわち、この真空洗浄機M3を使用する場合に
は、蒸気洗浄工程と乾燥工程との2工程でワークWを洗
浄し、蒸気洗浄工程において浸漬洗浄も行なう。
【0064】この真空洗浄機M3を使用する場合には、
予め、ヒータ7で溶剤4を加熱して、蒸気発生装置34
内に溶剤蒸気を発生させておく。
【0065】そして、蒸気洗浄工程において、まず、ワ
ークWを、開閉扉3を開けて洗浄室31の図示しない架
台上に載置し、開閉扉3を閉めた後、洗浄室31内を5
〜100Torrに減圧する。その後、図示しない架台を下
方・上方へ数回移動させて、ワークWを浸漬槽32で洗
浄した後、再度、架台を上昇させ、上下の電磁弁Vを開
弁させる。すると、洗浄室31内が上方の電磁弁Vから
流入した溶剤蒸気で充満され、ワークWを蒸気洗浄する
こととなる。なお、この時、油脂類を溶解させた溶剤
は、浸漬槽32に滴下し、下方の電磁弁Vから蒸気発生
装置34に戻り、循環使用されることとなる。
【0066】その後、乾燥工程において、電磁弁V・V
を閉弁して、ワークWの表面を乾燥させる。そして、洗
浄室31内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入さ
せて、洗浄室31内を大気圧に復圧する。その後、開閉
扉3を開けて、洗浄済みのワークWを搬出させれば、ワ
ークWの洗浄作業を終了させることができる。
【0067】この真空洗浄機M3を使用する場合には、
蒸気洗浄工程において浸漬洗浄することから、真空洗浄
機M2を使用する場合に比べて、洗浄時間が5〜20分
加算される。しかし、真空洗浄機M3を使用する場合に
は、真空洗浄機M2を使用する場合に比べ、洗浄効果を
向上させることができる。そのため、この真空洗浄機M
3では、油脂量の汚れが多いワークWや、ワークWの汚
れがグリース等の溶解の遅い材質の場合や、ねじ孔等の
孔が多数形成されているワークWを洗浄する場合に適す
る。
【0068】なお、浸漬用溶剤33は、引火点以下で温
度管理するようにする。また、汚れが多い場合には、浸
漬用溶剤33への浸漬中において、図示しない架台を利
用して、ワークWを揺動させても良い。
【0069】図5に示す真空洗浄機M4は、真空容器4
2に搬入扉43・中間扉44・搬出扉45を設けてい
る。また、真空容器42を洗浄室41と乾燥室46との
2室に分離し、洗浄室41に溶剤4の蒸気発生装置47
を接続したものである。すなわち、この真空洗浄機M4
を使用する場合には、ワークWを蒸気洗浄工程と乾燥工
程との2工程で洗浄するとともに、先行のワークWの乾
燥工程の乾燥中に後続のワークWを蒸気洗浄工程の蒸気
洗浄を行なう。
【0070】この真空洗浄機M4を使用する場合には、
予め、ヒータ7で溶剤4を加熱して、蒸気発生装置47
内に溶剤蒸気を発生させておく。
【0071】そして、蒸気洗浄工程において、まず、ワ
ークWを、搬入扉43を開けて洗浄室41の図示しない
架台上に載置し、搬入扉43を閉めた後、洗浄室41内
を5〜100Torrに減圧する。その後、左右の電磁弁V
・Vを開弁させる。すると、洗浄室41内が左方の電磁
弁Vから流入した溶剤蒸気で充満され、ワークWを蒸気
洗浄することとなる。
【0072】なお、この時、油脂類を溶解させた溶剤
は、右方の電磁弁Vを経て蒸気発生装置47に戻り、循
環使用されることとなる。
【0073】その後、乾燥工程において、電磁弁V・V
を閉弁し、乾燥室46内を5〜100Torrに減圧し、中
間扉44を開閉して、ワークWを乾燥室46に移送し
て、ワークWの表面を乾燥させる。そして、乾燥室46
内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入させて、乾
燥室46内を大気圧に復圧する。その後、搬出扉45を
開けて、洗浄済みのワークWを搬出させれば、ワークW
の洗浄作業を終了させることができる。
【0074】また、乾燥室46でワークWを乾燥してい
る間に、洗浄室41側では、不活性ガス源Gからの窒素
ガス等を導入させて、洗浄室41内を大気圧に復圧し、
搬入扉43を開閉して、洗浄室41内の図示しない架台
上に後続のワークWを搬入させる。そして、洗浄室41
内を減圧して、電磁弁V・Vを開弁させて後続のワーク
Wを蒸気洗浄しておく。
【0075】そして、先行のワークWを乾燥室46から
搬出させた後、後続のワークWを順次乾燥工程に移行し
て処理していく。
【0076】この真空洗浄機M4を使用する場合には、
真空洗浄機M1を使用する場合に比べ、タクトタイムを
1/3に短縮することができる。なぜなら、真空洗浄機
M4を使用する場合には、真空洗浄機M1を使用する場
合に比べ、溶剤4を加熱する準備工程が不要となるとと
もに、先行のワークWの乾燥工程中に、後続のワークW
を蒸気洗浄工程で処理することができるからである。
【0077】図6に示す真空洗浄機M5は、洗浄室51
が、真空洗浄機M4の洗浄室42の下部に浸漬槽32を
設けた構成としたものである。浸漬槽32は、溶剤4と
同様な浸漬用溶剤33を貯溜させている。すなわち、こ
の真空洗浄機M5を使用する場合には、真空洗浄機M4
を使用する場合の蒸気洗浄工程中に、ワークWを浸漬洗
浄も加えて洗浄するものである。
【0078】この真空洗浄機M5を使用する場合には、
予め、ヒータ7で溶剤4を加熱して、蒸気発生装置47
内に溶剤蒸気を発生させておく。
【0079】そして、蒸気洗浄工程において、まず、ワ
ークWを、搬入扉43を開けて洗浄室41の図示しない
架台上に載置し、搬入扉43を閉めた後、洗浄室51内
を5〜100Torrに減圧する。そして、図示しない架台
を下方・上方へ数回移動させて、ワークWを浸漬槽32
で浸漬洗浄した後、再度、架台を上昇させる。その後、
左右の電磁弁V・Vを開弁させる。すると、洗浄室51
内が左方の電磁弁Vから流入した溶剤蒸気で充満され、
ワークWを蒸気洗浄することとなる。
【0080】なお、この時、油脂類を溶解させた溶剤
は、右方の電磁弁Vを経て蒸気発生装置47に戻り、循
環使用されることとなる。
【0081】その後、乾燥工程において、電磁弁V・V
を閉弁し、乾燥室46内を5〜100Torrに減圧し、中
間扉44を開閉して、ワークWを乾燥室46に移送し
て、ワークWの表面を乾燥させる。そして、乾燥室46
内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入させて、乾
燥室46内を大気圧に復圧する。その後、搬出扉45を
開けて、洗浄済みのワークWを搬出させれば、ワークW
の洗浄作業を終了させることができる。
【0082】また、乾燥室46でワークWを乾燥してい
る間に、洗浄室51側では、不活性ガス源Gからの窒素
ガス等を導入させて、洗浄室51内を大気圧に復圧し、
搬入扉43を開閉して、洗浄室51内の図示しない架台
上に後続のワークWを搬入させる。そして、洗浄室51
内を減圧して、図示しない架台を上下動させて後続のワ
ークWを浸漬洗浄させるとともに、電磁弁V・Vを開弁
させて後続のワークWを蒸気洗浄しておく。
【0083】そして、先行のワークWを乾燥室46から
搬出させた後、後続のワークWを順次乾燥工程に移行し
て処理していく。
【0084】この真空洗浄機M5を使用する場合には、
真空洗浄機M4を使用する際の蒸気洗浄工程において、
浸漬洗浄を加えることとなり、真空洗浄機M4を使用す
る場合に比べ、ワークWの洗浄効果を高めることができ
る。
【0085】また、この真空洗浄機M5では、真空洗浄
機M3に比べて、後続のワークWの蒸気洗浄工程の浸漬
洗浄若しくは蒸気洗浄中に、先行のワークWの乾燥工程
を処理できるため、タクトタイムを2/3に短縮するこ
とができる。
【0086】図7に示す真空洗浄機M6は、真空容器6
2に搬入扉63・中間扉64・65・搬出扉66を設け
ている。また、真空容器62を浸漬洗浄室67・蒸気洗
浄室61・乾燥室68の3室に分離して、浸漬洗浄室6
7内に浸漬用溶剤33を貯溜している。さらに、蒸気洗
浄室61に蒸気発生装置69を接続している。すなわ
ち、この真空洗浄機M6を使用する場合には、ワークW
を浸漬洗浄工程、蒸気洗浄工程、乾燥工程の3工程を経
て洗浄するとともに、多数のワークWを連続的に各工程
に移行させて洗浄することとなる。
【0087】この真空洗浄機M6を使用する場合には、
予め、ヒータ7で溶剤4を加熱して、蒸気発生装置69
内に溶剤蒸気を発生させておく。
【0088】そして、浸漬洗浄工程において、まず、ワ
ークWを、搬入扉63を開けて浸漬洗浄室67の図示し
ない架台上に載置し、搬入扉63を閉めた後、浸漬洗浄
室67内を5〜100Torrに減圧する。そして、図示し
ない架台を下方・上方へ数回移動させて、ワークWを浸
漬用溶剤33で浸漬洗浄する。
【0089】その後、蒸気洗浄工程において、蒸気洗浄
室61内を5〜100Torrに減圧し、浸漬洗浄したワー
クWを、中間扉63を開閉して、蒸気洗浄室61の図示
しない架台上に載置する。その後、左右の電磁弁V・V
を開弁させる。すると、蒸気洗浄室61内が左方の電磁
弁Vから流入した溶剤蒸気で充満され、ワークWを蒸気
洗浄することとなる。
【0090】なお、この蒸気洗浄工程中に、浸漬洗浄室
67内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入させ
て、浸漬洗浄室67内を大気圧に復圧する。そして、搬
入扉63を開閉して、後続のワークWを浸漬洗浄室67
内に搬入する。さらに、洗浄室67内を5〜100Torr
に減圧し、後続のワークWを浸漬洗浄しておく。
【0091】そして、先行のワークWを蒸気洗浄室61
内で蒸気洗浄したならば、先行のワークWを乾燥工程に
移行させる。すなわち、左右の電磁弁V・Vを閉弁し
て、乾燥室68内を5〜100Torrに減圧し、中間扉6
5を開閉して、先行のワークWを、乾燥室68内に移送
して、ワークWの表面を乾燥させる。そして、乾燥室6
8内に不活性ガス源Gからの窒素ガス等を導入させて、
乾燥室68内を大気圧に復圧する。その後、搬出扉66
を開けて、洗浄済みのワークWを搬出させれば、ワーク
Wの洗浄作業を終了させることができる。
【0092】なお、この乾燥工程中に、浸漬洗浄した後
続のワークWを、蒸気洗浄工程に移行させて、蒸気洗浄
する。そして、先行のワークWを乾燥室68から搬出さ
せた後、後続のワークWを順次乾燥工程に移行して処理
していく。
【0093】この真空洗浄機M6を使用する場合には、
真空洗浄機M1を使用する場合に比べ、タクトタイムを
1/3に短縮することができる。また、この真空洗浄機
M6を使用する場合には、真空洗浄機M1を使用する場
合に比べ、浸漬洗浄するため、洗浄効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に使用する真空洗浄機の概略
図である。
【図2】同実施例の1サイクルの工程図である。
【図3】他の真空洗浄機を示す概略図である。
【図4】さらに他の真空洗浄機を示す概略図である。
【図5】さらに他の真空洗浄機を示す概略図である。
【図6】さらに他の真空洗浄機を示す概略図である。
【図7】さらに他の真空洗浄機を示す概略図である。
【符号の説明】
1・21・31・41・51・…洗浄室、 4…(石油系)溶剤、 7…ヒータ、 22・34・47・69…蒸気発生装置、 32…浸漬槽、 33…浸漬用溶剤、 46・68…乾燥室、 61…蒸気洗浄室、 67…浸漬洗浄室、 W…ワーク、 M1・M2・M3・M4・M5・M6…真空洗浄機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記蒸気洗浄工程と乾燥工程との2工程
    を経て洗浄する真空脱脂洗浄方法。 蒸気洗浄工程 減圧下で石油系溶剤の蒸気によりワークを蒸気洗浄す
    る。 乾燥工程 減圧下で前記ワーク表面を乾燥させる。
  2. 【請求項2】 石油系溶剤で蒸気洗浄する前に、前記石
    油系溶剤でワークを浸漬洗浄することを特徴とする請求
    項1記載の真空脱脂洗浄方法。
  3. 【請求項3】 下記構成を具備した真空洗浄機。 (a) 石油系溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生装置、 (b) 該蒸気発生装置を接続させて、ワークを減圧下で蒸
    気洗浄し、かつ、前記ワークを減圧下で乾燥させる洗浄
    室。
  4. 【請求項4】 前記洗浄室の下部に、前記石油系溶剤の
    浸漬槽が配置されている請求項3記載の真空洗浄機。
  5. 【請求項5】 下記構成を具備した真空洗浄機。 (a) 石油系溶剤の蒸気を発生させる蒸気発生装置、 (b) 該蒸気発生装置を接続させて、ワークを減圧下で蒸
    気洗浄する洗浄室、 (c) 該洗浄室に並設され、蒸気洗浄後のワークを減圧下
    で乾燥させる乾燥室。
  6. 【請求項6】 前記洗浄室の下部に、前記石油系溶剤の
    浸漬槽が配置されている請求項5記載の真空洗浄機。
  7. 【請求項7】 前記石油系溶剤を貯溜させて、ワークを
    前記石油系溶剤で浸漬洗浄する浸漬洗浄室が、前記洗浄
    室に並設されている請求項5記載の真空洗浄機。
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