JP2003231161A - 射出成形機の型締ユニット - Google Patents
射出成形機の型締ユニットInfo
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/64—Mould opening, closing or clamping devices
- B29C45/66—Mould opening, closing or clamping devices mechanical
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形機の型締ユニットにおいて、固定ダ
イプレートとリンクハウジングを連結するタイバーの送
りネジ機構の駆動部の製作コストを低減する。 【解決手段】 固定ダイプレート1とリンクハウジング
5はタイバー6を介して互いに連結され、タイバー6と
リンクハウジング5の接続部には送りネジ機構8、9が
設けられている。リンクハウジング5の下側にはギアモ
ータ11が取り付けられ、背面には第一平歯車15が取
り付けられている。ギアモータ11の駆動軸と第一平歯
車15の軸はスプロケット12、14及びチェーン13
を介して接続されている。リンクハウジング5の背面の
中央にはリングギア17が取り付けられ、このリングギ
ア17に第一平歯車15が噛み合わされている。送りネ
ジ機構の各ナット9の背面にはそれぞれ第二平歯車19
が固定され、各第二平歯車19はそれぞれアイドラギア
18を介してリングギア17に接続されている。
イプレートとリンクハウジングを連結するタイバーの送
りネジ機構の駆動部の製作コストを低減する。 【解決手段】 固定ダイプレート1とリンクハウジング
5はタイバー6を介して互いに連結され、タイバー6と
リンクハウジング5の接続部には送りネジ機構8、9が
設けられている。リンクハウジング5の下側にはギアモ
ータ11が取り付けられ、背面には第一平歯車15が取
り付けられている。ギアモータ11の駆動軸と第一平歯
車15の軸はスプロケット12、14及びチェーン13
を介して接続されている。リンクハウジング5の背面の
中央にはリングギア17が取り付けられ、このリングギ
ア17に第一平歯車15が噛み合わされている。送りネ
ジ機構の各ナット9の背面にはそれぞれ第二平歯車19
が固定され、各第二平歯車19はそれぞれアイドラギア
18を介してリングギア17に接続されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の型締
ユニットに係り、特に、型締ユニットにおいて、移動ダ
イプレートを背面から支持するハウジングと固定ダイプ
レートの間の距離を調整する、いわゆる型厚調整装置の
構成に関する。 【0002】 【従来の技術】図2に、従来のトグル式の型締ユニット
の一例を示す。 【0003】固定ダイプレート1と移動ダイプレート2
は、互いに対向するように配置されている。固定ダイプ
レート1の前面には固定金型3が取り付けられ、移動ダ
イプレート2の前面には移動金型4が取り付けられる。
移動ダイプレート2の後方にはリンクハウジング5が配
置されている。 【0004】固定ダイプレート1とリンクハウジング5
は4本のタイバー6を介して互いに連結されている。タ
イバー6は、移動ダイプレート2の四隅近傍を貫通し、
その一方の端部は固定ダイプレート1に固定され、他方
の端部は送りネジ機構を介してリンクハウジング5に接
続されている。即ち、各タイバー6がリンクハウジング
5を貫通する部分にはそれぞれ雄ネジ部8が形成され、
各雄ネジ部8にはそれぞれナット9が取り付けられ、各
ナット9はリンクハウジング5の背面に回転自在に保持
されている。各ナット9を互いに同一速度で駆動するこ
とによって、リンクハウジング5が固定ダイプレート1
に対して前進または後退し、両者の間隔が調整される。 【0005】リンクハウジング5の前面にはトグル機構
7が支持され、このトグル機構7を介して移動ダイプレ
ート2がリンクハウジング5に接続されている。トグル
機構7は、駆動源となるボールネジ72、クロスヘッド
73、トグルリンク74などから構成される。ボールネ
ジ72を用いてクロスヘッド73を軸方向に進退させる
ことにより、トグルリンク74を伸縮させ、それにより
移動ダイプレート2を前進または後退させて、型締めま
たは型開きの動作を行う。 【0006】型締めの際には、トグル機構7が伸びきる
直前に金型を合わせ、その後、トグル機構7を更に伸長
させることにより型締め力を発生させる。ボールネジ7
2による力がトグル機構7によって数倍に拡大されて、
金型3、4に加えられる。このとき、型締め力に対応す
る反力がタイバー6に作用する。 【0007】上記のようなトグル式の型締ユニットにお
いては、トグル機構7による型締め力の拡大機能を有効
に利用するため、リンクハウジング5と固定ダイプレー
ト1の間の距離を金型3、4の厚さに応じて、予め適切
な値に調整しておく必要がある。このような調整作業
は、先に述べたように、リンクハウジング5と各タイバ
ー6との接続部に設けられた送りネジ機構を互いに同一
速度で駆動することによって行われる。 【0008】図2に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9を同一の速度で駆動するため、各ナット9とその
駆動源となるギアモータ21との間は、共通の一本のチ
ェーン23を介して以下のように接続されている。即
ち、ギアモータ21はリンクハウジング5の下側に取り
付けられている。このギアモータ21の駆動軸には第一
スプロケット22が固定され、各ナット2の背面にはそ
れぞれ第二スプロケット24が固定されている。第一ス
プロケット22及び4個の第二スプロケット24の周り
には、共通の一本のチェーン23が架け渡されている。 【0009】図3から図5に、従来のトグル式の型締ユ
ニットにおける、各ナットとその駆動源との間の駆動力
伝達機構の構成の他の例を示す。 【0010】図3に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ31との間は、共
通の一個のリングギア37を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ31はリンクハウジング5
の下側に取り付けられている。リンクハウジング5の背
面の中央には、リングギア37が回転自在に取り付けら
れている。ギアモータ31の駆動軸には第一平歯車35
が固定され、この第一平歯車35とリングギア37の間
はアイドラギア36を介して接続されている。各ナット
2の背面にはそれぞれ第二平歯車39が固定され、各第
二平歯車39はリングギア37に直接噛み合わせられて
いる。 【0011】図4に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ41との間は、共
通の一個のリングギア47を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ41は、リンクハウジング
5の後方に突出するように、リンクハウジング5の背面
に取り付けられている。リンクハウジング5の背面の中
央には、リングギア47が回転自在に取り付けられてい
る。ギアモータ41の駆動軸には第一平歯車45が直接
固定され、この第一平歯車45はリングギア47に直接
噛み合わせられている。各ナット2の背面にはそれぞれ
第二平歯車49が固定され、各第二平歯車49はそれぞ
れアイドラギア48を介してリングギア47に接続され
ている。 【0012】図5に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ51との間は、共
通の一個のリングギア57を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ51はリンクハウジング5
の下側に取り付けられている。リンクウジング5の背面
の中央には、リングギア57が回転自在に取り付けられ
ている。ギアモータ51の駆動軸には第一平歯車55が
固定され、この第一平歯車55とリングギア57の間は
二個のアイドラギア56a、56bを介して接続されて
いる。各ナット2の背面にはそれぞれ第二平歯車59が
固定され、各第二平歯車59はそれぞれアイドラギア5
8を介してリングギア57に接続されている。 【0013】(従来の駆動力伝達機構の問題点) (a)図2に示した例の場合、4個の第二スプロケット
24に一本のチェーン23を架け渡しているため、下記
のような問題が生ずる。即ち、通常、チェーンは過重が
加わると伸びる性質を持っている。この例の場合、各第
二スプロケット24に均等に回転トルクが加わると、チ
ェーン23にかかる荷重は、各第二スプロケット24を
過ぎる度に段階的に減少して行く。そのため、各第二ス
プロケット24間でチェーン23の伸びが変わるので、
各第二スプロケット24の回転角度にズレが生ずる欠点
がある。 【0014】(b)図3に示した例の場合、装置が大型
になるのに伴いリングギア37の径も大きくなるので、
リングギア37の製作コストが増大する。更に、径が大
きくなると、リングギア37の製作が事実上困難にな
る。 【0015】(c)図4に示した例の場合、先の例(図
3)と比較すると、リングギア47の径を小さくするこ
とができる。しかし、ギアモータ41がリンクジング5
の後方に突出しているため、装置の全長を増大させるこ
とになる。 【0016】(d)図5に示した例の場合、先の例(図
3)と比較すると、リングギア57の径を小さく抑える
ことができる。しかし、アイドラギア(56a、56
b、58)の数が増えるので製作コストの増大を招く。 【0017】(e)上記のいずれの場合も(図2、図
3、図4、図5)、減速比“η”は次の式で表される: η=η1×η2 但し、 η1=ギアモータの減速比 η2=第二平歯車の歯数/第一平歯車の歯数 従って、第一平歯車及び第二平歯車の径からη2の値が
決まると、目標の減速比が得られるη1の値が決まる。
ここで、第一平歯車及び第二平歯車の径は、型締ユニッ
トのサイズや送りネジ機構のナットの駆動トルクなどに
よって制約されるので、η2の値を余り大きくすること
はできない。このため、ギアモータの減速比η1を非常
に大きな値にすることが要求される。しかし、大きな減
速比を備えたギアモータは、価格が高いので、型締ユニ
ットの製作コストを増大させる要因となる。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の射出成形機の型締ユニットの問題点に鑑み成さ
れたもので、本発明の目的は、各送りネジ機構の駆動速
度を正確に一致させることが可能であり、且つ製作コス
トを低く抑えることができる型締ユニットを提供するこ
とにある。 【0019】 【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機の型
締ユニットは、固定金型が取り付けられる固定ダイプレ
ートと、固定ダイプレートに対向して配置され、移動金
型が取り付けられる移動ダイプレートと、移動ダイプレ
ートの後方に配置され、型締用の加圧機構を介して移動
ダイプレートを背面から支持するハウジングと、固定ダ
イプレートとハウジングの間を連結し、一端が固定ダイ
プレートに固定され、他端に送りネジ機構の雄ネジ部が
形成され、この送りネジ機構を介してハウジングに接続
された複数のタイバーと、ハウジングに回転自在に保持
され、前記各雄ネジ部に取り付けられて前記送りネジ機
構をそれぞれ構成するナットと、を備えた射出成形機の
型締ユニットにおいて、前記ハウジングに支持されたモ
ータと、前記ハウジングの背面に回転自在に取り付けら
れた第一平歯車と、前記モータの駆動軸に固定された第
一スプロケットと前記第一平歯車の軸に固定された第二
スプロケットの間に架け渡され、前記モータの回転運動
を前記第一平歯車に伝達するチェーンと、前記ハウジン
グの背面の中央に回転自在に取り付けられ、前記第一平
歯車に噛み合わされた一つのリングギアと、前記各ナッ
トにそれぞれ固定された第二平歯車と、前記リングギア
と前記各第二平歯車の間にそれぞれ設けられ、前記リン
グギアの回転運動を前記各第二平歯車に伝達するアイド
ラギアと、を備えたことを特徴とする。 【0020】本発明の射出成形機の型締ユニットによれ
ば、ハウジングとタイバーの接続部に設けられた送りネ
ジ機構を駆動することによって、ハウジングを固定ダイ
プレートに対して前進または後退させる。このとき、送
りネジ機構の駆動源となるモータの回転運動は、第一ス
プロケット、チェーン及び第二スプロケットを介して第
一平歯車に伝達され、次いで、第一平歯車からリングギ
ア、各アイドラギア及び各第二平歯車を順に介して、各
送りネジ機構のナットに伝達される。 【0021】モータから各送りネジ機構のナットまでの
駆動力の伝達経路を上記のように構成することによっ
て、各送りネジ機構を正確に同一速度で駆動することが
できる。また、リングギアと各第二平歯車の間をアイド
ラギアを介して接続することによって、リングギアの径
を大きくする必要がなくなるので、リングギアの製作コ
ストを低く抑えることができる。 【0022】更に、モータの駆動軸と第一平歯車の軸と
の間を、スプロケット及びチェーンを介して接続するこ
とによって、モータと第一平歯車との間の減速比を大き
く取ることができるので、モータ自体の減速比を大きく
する必要がない。従って、減速比が小さい比較的低価格
のギアモータ(または、減速機無しのモータ単体)を使
用することができる。また、上記のようにチェーンを介
して接続することによって、モータをハウジングの上下
または側面に配置することができるので、装置の全長を
増大させることがない。 【0023】 【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく射出成形
機の型締ユニットの構成の一例を示す。図中、1は固定
ダイプレート、2は移動ダイプレート、3は固定金型、
4は移動金型、5はリンクハウジング(ハウジング)、
6はタイバー、7はトグル機構(型締用の加圧機構)、
8は送りネジ機構の雄ネジ部、9は送りネジ機構のナッ
ト、11はギアモータ、12は第一スプロケット、13
はチェーン、14は第二スプロケット、15は第一平歯
車、17はリングギア、18はアイドラギア、19は第
二平歯車を表す。なお、この型締ユニットと先に図2に
示した従来の型締ユニットとの相違は、送りネジ機構の
ナット9への駆動力の伝達機構の構成のみにあるので、
それ以外の共通部分については、図2と同一の符号を付
してその説明は省略する。 【0024】この例では、送りネジ機構の各ナット9と
その駆動源となるギアモータ11との間は、共通の一本
のチェーン13及び共通の一個のリングギア17を介し
て、以下のように接続されている。即ち、ギアモータ1
1はリンクハウジング5の下側に取り付けられている。
リンクウジング5の背面には、第一平歯車15が回転自
在に取り付けられている。ギアモータ11の駆動軸には
第一スプロケット12が固定され、第一平歯車15の軸
には第二スプロケット14が固定され、第一スプロケッ
ト12及び第二スプロケット14の間には、チェーン1
3が架け渡されている。リンクウジング5の背面の中央
にはリングギア17が回転自在に取り付けられ、上記の
第一平歯車15はこのリングギア17に直接噛み合わさ
れている。各ナット2の背面にはそれぞれ第二平歯車1
9が固定され、各第二平歯車19はそれぞれアイドラギ
ア18を介してリングギア17に接続されている。 【0025】上記の型締ユニットにおいて、リンクハウ
ジング5とタイバー6の接続部に設けられた送りネジ機
構8、9を駆動することによって、リンクハウジング5
を固定ダイプレート1に対して前進または後退させ、リ
ンクハウジング5と固定ダイプレート1の間の距離を調
整する。このとき、送りネジ機構の駆動源となるギアモ
ータ11の回転運動は、一対のスプロケット12、14
及びチェーン13を介して第一平歯車15に伝達され、
次いで、第一平歯車15からリングギア17、各アイド
ラギア18及び各第二平歯車19を順に介して、各送り
ネジ機構のナット9に伝達される。 【0026】上記の型締ユニットにおいて、減速比
“η”は次の式で表される: η=η1×η2×η3 但し、 η1=ギアモータの減速比 η2=第二平歯車の歯数/第一平歯車の歯数 η3=第二スプロケットの歯数/第一スプロケットの歯
数 上記のように、全体としての減速比ηをスプロケットの
歯数の比η3によっても調整することができるので、ギ
アモータ11に要求される減速比η2の値を小さく抑え
ることができる。 【0027】 【発明の効果】本発明の射出成形機の型締ユニットによ
れば、共通の一本のチェーン及び共通の一個のリングギ
アを介して、各送りネジ機構のナットに駆動力が伝達さ
れるので、各送りネジ機構を正確に同一速度で駆動する
ことができる。また、リングギアと第二平歯車の間をア
イドラギアを介して接続することによって、リングギア
の径を大きくする必要がなくなるので、リングギアの製
作コストを低く抑えることができる。 【0028】更に、モータの駆動軸と第一平歯車の軸と
の間を、チェーン及び一対のスプロケットを介して接続
することによって、モータと第一平歯車との間の減速比
を大きく取ることができるので、モータ自体には大きな
減速比が要求されない。従って、減速比が比較的小さい
低価格のギアモータを使用することができる。また、上
記のようにチェーンを介して接続することによって、モ
ータをハウジングの上下または側面に配置することがで
きるので、装置の全長を増大させることがない。
ユニットに係り、特に、型締ユニットにおいて、移動ダ
イプレートを背面から支持するハウジングと固定ダイプ
レートの間の距離を調整する、いわゆる型厚調整装置の
構成に関する。 【0002】 【従来の技術】図2に、従来のトグル式の型締ユニット
の一例を示す。 【0003】固定ダイプレート1と移動ダイプレート2
は、互いに対向するように配置されている。固定ダイプ
レート1の前面には固定金型3が取り付けられ、移動ダ
イプレート2の前面には移動金型4が取り付けられる。
移動ダイプレート2の後方にはリンクハウジング5が配
置されている。 【0004】固定ダイプレート1とリンクハウジング5
は4本のタイバー6を介して互いに連結されている。タ
イバー6は、移動ダイプレート2の四隅近傍を貫通し、
その一方の端部は固定ダイプレート1に固定され、他方
の端部は送りネジ機構を介してリンクハウジング5に接
続されている。即ち、各タイバー6がリンクハウジング
5を貫通する部分にはそれぞれ雄ネジ部8が形成され、
各雄ネジ部8にはそれぞれナット9が取り付けられ、各
ナット9はリンクハウジング5の背面に回転自在に保持
されている。各ナット9を互いに同一速度で駆動するこ
とによって、リンクハウジング5が固定ダイプレート1
に対して前進または後退し、両者の間隔が調整される。 【0005】リンクハウジング5の前面にはトグル機構
7が支持され、このトグル機構7を介して移動ダイプレ
ート2がリンクハウジング5に接続されている。トグル
機構7は、駆動源となるボールネジ72、クロスヘッド
73、トグルリンク74などから構成される。ボールネ
ジ72を用いてクロスヘッド73を軸方向に進退させる
ことにより、トグルリンク74を伸縮させ、それにより
移動ダイプレート2を前進または後退させて、型締めま
たは型開きの動作を行う。 【0006】型締めの際には、トグル機構7が伸びきる
直前に金型を合わせ、その後、トグル機構7を更に伸長
させることにより型締め力を発生させる。ボールネジ7
2による力がトグル機構7によって数倍に拡大されて、
金型3、4に加えられる。このとき、型締め力に対応す
る反力がタイバー6に作用する。 【0007】上記のようなトグル式の型締ユニットにお
いては、トグル機構7による型締め力の拡大機能を有効
に利用するため、リンクハウジング5と固定ダイプレー
ト1の間の距離を金型3、4の厚さに応じて、予め適切
な値に調整しておく必要がある。このような調整作業
は、先に述べたように、リンクハウジング5と各タイバ
ー6との接続部に設けられた送りネジ機構を互いに同一
速度で駆動することによって行われる。 【0008】図2に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9を同一の速度で駆動するため、各ナット9とその
駆動源となるギアモータ21との間は、共通の一本のチ
ェーン23を介して以下のように接続されている。即
ち、ギアモータ21はリンクハウジング5の下側に取り
付けられている。このギアモータ21の駆動軸には第一
スプロケット22が固定され、各ナット2の背面にはそ
れぞれ第二スプロケット24が固定されている。第一ス
プロケット22及び4個の第二スプロケット24の周り
には、共通の一本のチェーン23が架け渡されている。 【0009】図3から図5に、従来のトグル式の型締ユ
ニットにおける、各ナットとその駆動源との間の駆動力
伝達機構の構成の他の例を示す。 【0010】図3に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ31との間は、共
通の一個のリングギア37を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ31はリンクハウジング5
の下側に取り付けられている。リンクハウジング5の背
面の中央には、リングギア37が回転自在に取り付けら
れている。ギアモータ31の駆動軸には第一平歯車35
が固定され、この第一平歯車35とリングギア37の間
はアイドラギア36を介して接続されている。各ナット
2の背面にはそれぞれ第二平歯車39が固定され、各第
二平歯車39はリングギア37に直接噛み合わせられて
いる。 【0011】図4に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ41との間は、共
通の一個のリングギア47を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ41は、リンクハウジング
5の後方に突出するように、リンクハウジング5の背面
に取り付けられている。リンクハウジング5の背面の中
央には、リングギア47が回転自在に取り付けられてい
る。ギアモータ41の駆動軸には第一平歯車45が直接
固定され、この第一平歯車45はリングギア47に直接
噛み合わせられている。各ナット2の背面にはそれぞれ
第二平歯車49が固定され、各第二平歯車49はそれぞ
れアイドラギア48を介してリングギア47に接続され
ている。 【0012】図5に示した例では、送りネジ機構の各ナ
ット9とその駆動源となるギアモータ51との間は、共
通の一個のリングギア57を介して以下のように接続さ
れている。即ち、ギアモータ51はリンクハウジング5
の下側に取り付けられている。リンクウジング5の背面
の中央には、リングギア57が回転自在に取り付けられ
ている。ギアモータ51の駆動軸には第一平歯車55が
固定され、この第一平歯車55とリングギア57の間は
二個のアイドラギア56a、56bを介して接続されて
いる。各ナット2の背面にはそれぞれ第二平歯車59が
固定され、各第二平歯車59はそれぞれアイドラギア5
8を介してリングギア57に接続されている。 【0013】(従来の駆動力伝達機構の問題点) (a)図2に示した例の場合、4個の第二スプロケット
24に一本のチェーン23を架け渡しているため、下記
のような問題が生ずる。即ち、通常、チェーンは過重が
加わると伸びる性質を持っている。この例の場合、各第
二スプロケット24に均等に回転トルクが加わると、チ
ェーン23にかかる荷重は、各第二スプロケット24を
過ぎる度に段階的に減少して行く。そのため、各第二ス
プロケット24間でチェーン23の伸びが変わるので、
各第二スプロケット24の回転角度にズレが生ずる欠点
がある。 【0014】(b)図3に示した例の場合、装置が大型
になるのに伴いリングギア37の径も大きくなるので、
リングギア37の製作コストが増大する。更に、径が大
きくなると、リングギア37の製作が事実上困難にな
る。 【0015】(c)図4に示した例の場合、先の例(図
3)と比較すると、リングギア47の径を小さくするこ
とができる。しかし、ギアモータ41がリンクジング5
の後方に突出しているため、装置の全長を増大させるこ
とになる。 【0016】(d)図5に示した例の場合、先の例(図
3)と比較すると、リングギア57の径を小さく抑える
ことができる。しかし、アイドラギア(56a、56
b、58)の数が増えるので製作コストの増大を招く。 【0017】(e)上記のいずれの場合も(図2、図
3、図4、図5)、減速比“η”は次の式で表される: η=η1×η2 但し、 η1=ギアモータの減速比 η2=第二平歯車の歯数/第一平歯車の歯数 従って、第一平歯車及び第二平歯車の径からη2の値が
決まると、目標の減速比が得られるη1の値が決まる。
ここで、第一平歯車及び第二平歯車の径は、型締ユニッ
トのサイズや送りネジ機構のナットの駆動トルクなどに
よって制約されるので、η2の値を余り大きくすること
はできない。このため、ギアモータの減速比η1を非常
に大きな値にすることが要求される。しかし、大きな減
速比を備えたギアモータは、価格が高いので、型締ユニ
ットの製作コストを増大させる要因となる。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の射出成形機の型締ユニットの問題点に鑑み成さ
れたもので、本発明の目的は、各送りネジ機構の駆動速
度を正確に一致させることが可能であり、且つ製作コス
トを低く抑えることができる型締ユニットを提供するこ
とにある。 【0019】 【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機の型
締ユニットは、固定金型が取り付けられる固定ダイプレ
ートと、固定ダイプレートに対向して配置され、移動金
型が取り付けられる移動ダイプレートと、移動ダイプレ
ートの後方に配置され、型締用の加圧機構を介して移動
ダイプレートを背面から支持するハウジングと、固定ダ
イプレートとハウジングの間を連結し、一端が固定ダイ
プレートに固定され、他端に送りネジ機構の雄ネジ部が
形成され、この送りネジ機構を介してハウジングに接続
された複数のタイバーと、ハウジングに回転自在に保持
され、前記各雄ネジ部に取り付けられて前記送りネジ機
構をそれぞれ構成するナットと、を備えた射出成形機の
型締ユニットにおいて、前記ハウジングに支持されたモ
ータと、前記ハウジングの背面に回転自在に取り付けら
れた第一平歯車と、前記モータの駆動軸に固定された第
一スプロケットと前記第一平歯車の軸に固定された第二
スプロケットの間に架け渡され、前記モータの回転運動
を前記第一平歯車に伝達するチェーンと、前記ハウジン
グの背面の中央に回転自在に取り付けられ、前記第一平
歯車に噛み合わされた一つのリングギアと、前記各ナッ
トにそれぞれ固定された第二平歯車と、前記リングギア
と前記各第二平歯車の間にそれぞれ設けられ、前記リン
グギアの回転運動を前記各第二平歯車に伝達するアイド
ラギアと、を備えたことを特徴とする。 【0020】本発明の射出成形機の型締ユニットによれ
ば、ハウジングとタイバーの接続部に設けられた送りネ
ジ機構を駆動することによって、ハウジングを固定ダイ
プレートに対して前進または後退させる。このとき、送
りネジ機構の駆動源となるモータの回転運動は、第一ス
プロケット、チェーン及び第二スプロケットを介して第
一平歯車に伝達され、次いで、第一平歯車からリングギ
ア、各アイドラギア及び各第二平歯車を順に介して、各
送りネジ機構のナットに伝達される。 【0021】モータから各送りネジ機構のナットまでの
駆動力の伝達経路を上記のように構成することによっ
て、各送りネジ機構を正確に同一速度で駆動することが
できる。また、リングギアと各第二平歯車の間をアイド
ラギアを介して接続することによって、リングギアの径
を大きくする必要がなくなるので、リングギアの製作コ
ストを低く抑えることができる。 【0022】更に、モータの駆動軸と第一平歯車の軸と
の間を、スプロケット及びチェーンを介して接続するこ
とによって、モータと第一平歯車との間の減速比を大き
く取ることができるので、モータ自体の減速比を大きく
する必要がない。従って、減速比が小さい比較的低価格
のギアモータ(または、減速機無しのモータ単体)を使
用することができる。また、上記のようにチェーンを介
して接続することによって、モータをハウジングの上下
または側面に配置することができるので、装置の全長を
増大させることがない。 【0023】 【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく射出成形
機の型締ユニットの構成の一例を示す。図中、1は固定
ダイプレート、2は移動ダイプレート、3は固定金型、
4は移動金型、5はリンクハウジング(ハウジング)、
6はタイバー、7はトグル機構(型締用の加圧機構)、
8は送りネジ機構の雄ネジ部、9は送りネジ機構のナッ
ト、11はギアモータ、12は第一スプロケット、13
はチェーン、14は第二スプロケット、15は第一平歯
車、17はリングギア、18はアイドラギア、19は第
二平歯車を表す。なお、この型締ユニットと先に図2に
示した従来の型締ユニットとの相違は、送りネジ機構の
ナット9への駆動力の伝達機構の構成のみにあるので、
それ以外の共通部分については、図2と同一の符号を付
してその説明は省略する。 【0024】この例では、送りネジ機構の各ナット9と
その駆動源となるギアモータ11との間は、共通の一本
のチェーン13及び共通の一個のリングギア17を介し
て、以下のように接続されている。即ち、ギアモータ1
1はリンクハウジング5の下側に取り付けられている。
リンクウジング5の背面には、第一平歯車15が回転自
在に取り付けられている。ギアモータ11の駆動軸には
第一スプロケット12が固定され、第一平歯車15の軸
には第二スプロケット14が固定され、第一スプロケッ
ト12及び第二スプロケット14の間には、チェーン1
3が架け渡されている。リンクウジング5の背面の中央
にはリングギア17が回転自在に取り付けられ、上記の
第一平歯車15はこのリングギア17に直接噛み合わさ
れている。各ナット2の背面にはそれぞれ第二平歯車1
9が固定され、各第二平歯車19はそれぞれアイドラギ
ア18を介してリングギア17に接続されている。 【0025】上記の型締ユニットにおいて、リンクハウ
ジング5とタイバー6の接続部に設けられた送りネジ機
構8、9を駆動することによって、リンクハウジング5
を固定ダイプレート1に対して前進または後退させ、リ
ンクハウジング5と固定ダイプレート1の間の距離を調
整する。このとき、送りネジ機構の駆動源となるギアモ
ータ11の回転運動は、一対のスプロケット12、14
及びチェーン13を介して第一平歯車15に伝達され、
次いで、第一平歯車15からリングギア17、各アイド
ラギア18及び各第二平歯車19を順に介して、各送り
ネジ機構のナット9に伝達される。 【0026】上記の型締ユニットにおいて、減速比
“η”は次の式で表される: η=η1×η2×η3 但し、 η1=ギアモータの減速比 η2=第二平歯車の歯数/第一平歯車の歯数 η3=第二スプロケットの歯数/第一スプロケットの歯
数 上記のように、全体としての減速比ηをスプロケットの
歯数の比η3によっても調整することができるので、ギ
アモータ11に要求される減速比η2の値を小さく抑え
ることができる。 【0027】 【発明の効果】本発明の射出成形機の型締ユニットによ
れば、共通の一本のチェーン及び共通の一個のリングギ
アを介して、各送りネジ機構のナットに駆動力が伝達さ
れるので、各送りネジ機構を正確に同一速度で駆動する
ことができる。また、リングギアと第二平歯車の間をア
イドラギアを介して接続することによって、リングギア
の径を大きくする必要がなくなるので、リングギアの製
作コストを低く抑えることができる。 【0028】更に、モータの駆動軸と第一平歯車の軸と
の間を、チェーン及び一対のスプロケットを介して接続
することによって、モータと第一平歯車との間の減速比
を大きく取ることができるので、モータ自体には大きな
減速比が要求されない。従って、減速比が比較的小さい
低価格のギアモータを使用することができる。また、上
記のようにチェーンを介して接続することによって、モ
ータをハウジングの上下または側面に配置することがで
きるので、装置の全長を増大させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく射出成形機の型締ユニットの構
成の一例を示す図、(a)は左側面図、(b)は正面図
である。 【図2】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の一例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図3】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図4】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図5】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【符号の説明】 1・・・固定ダイプレート、 2・・・移動ダイプレート、 3・・・固定金型、 4・・・移動金型、 5・・・リンクハウジング(ハウジング)、 6・・・タイバー、 7・・・トグル機構(型締用の加圧機構)、 72・・・ボールネジ、 73・・・クロスヘッド、 74・・・トグルリンク、 8・・・雄ネジ部(送りネジ機構)、 9・・・ナット(送りネジ機構)、 11・・・ギアモータ、 12・・・第一スプロケット、 13・・・チェーン、 14・・・第二スプロケット、 15・・・第一平歯車、 17・・・リングギア、 18・・・アイドラギア、 19・・・第二平歯車、 21、31、41、51・・ギアモータ、 22・・・第一スプロケット、 23・・・チェーン、 24・・・第二スプロケット、 35、45、55・・・第一平歯車、 36、56a、56b・・・アイドラギア、 37、47、57・・・リングギア、 48、58・・・アイドラギア、 39、49、59・・・第二平歯車。
成の一例を示す図、(a)は左側面図、(b)は正面図
である。 【図2】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の一例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図3】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図4】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【図5】従来の射出成形機の型締ユニットにおけるタイ
バー用の送りネジの駆動力伝達機構の他の例を示す図、
(a)は左側面図、(b)は正面図である。 【符号の説明】 1・・・固定ダイプレート、 2・・・移動ダイプレート、 3・・・固定金型、 4・・・移動金型、 5・・・リンクハウジング(ハウジング)、 6・・・タイバー、 7・・・トグル機構(型締用の加圧機構)、 72・・・ボールネジ、 73・・・クロスヘッド、 74・・・トグルリンク、 8・・・雄ネジ部(送りネジ機構)、 9・・・ナット(送りネジ機構)、 11・・・ギアモータ、 12・・・第一スプロケット、 13・・・チェーン、 14・・・第二スプロケット、 15・・・第一平歯車、 17・・・リングギア、 18・・・アイドラギア、 19・・・第二平歯車、 21、31、41、51・・ギアモータ、 22・・・第一スプロケット、 23・・・チェーン、 24・・・第二スプロケット、 35、45、55・・・第一平歯車、 36、56a、56b・・・アイドラギア、 37、47、57・・・リングギア、 48、58・・・アイドラギア、 39、49、59・・・第二平歯車。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 西津 康郎
静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式
会社内
Fターム(参考) 4F202 AR12 CA11 CB01 CL01 CL22
CL32 CL38 CL43
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定金型が取り付けられる固定ダイプレ
ートと、 固定ダイプレートに対向して配置され、移動金型が取り
付けられる移動ダイプレートと、 移動ダイプレートの後方に配置され、型締用の加圧機構
を介して移動ダイプレートを背面から支持するハウジン
グと、 固定ダイプレートとハウジングの間を連結し、一端が固
定ダイプレートに固定され、他端に送りネジ機構の雄ネ
ジ部が形成され、この送りネジ機構を介してハウジング
に接続された複数のタイバーと、 ハウジングに回転自在に保持され、前記各雄ネジ部に取
り付けられて前記送りネジ機構をそれぞれ構成するナッ
トと、 を備えた射出成形機の型締ユニットにおいて、 前記ハウジングに支持されたモータと、 前記ハウジングの背面に回転自在に取り付けられた第一
平歯車と、 前記モータの駆動軸に固定された第一スプロケットと前
記第一平歯車の軸に固定された第二スプロケットの間に
架け渡され、前記モータの回転運動を前記第一平歯車に
伝達するチェーンと、 前記ハウジングの背面の中央に回転自在に取り付けら
れ、前記第一平歯車に噛み合わされた一つのリングギア
と、 前記各ナットにそれぞれ固定された第二平歯車と、 前記リングギアと前記各第二平歯車の間にそれぞれ設け
られ、前記リングギアの回転運動を前記各第二平歯車に
伝達するアイドラギアと、 を備えたことを特徴とする射出成形機の型締ユニット。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029832A JP2003231161A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 射出成形機の型締ユニット |
US10/358,308 US20030147988A1 (en) | 2002-02-06 | 2003-02-05 | Die clamping unit of an injection molding machine |
DE10304844A DE10304844A1 (de) | 2002-02-06 | 2003-02-06 | Formenschliesseinheit einer Spritzgiessmaschine |
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---|---|---|---|
JP2002029832A JP2003231161A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 射出成形機の型締ユニット |
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DE202009013875U1 (de) | 2008-10-29 | 2009-12-17 | Sumitomo (Shi) Demag Plastics Machinery Gmbh | Spindelanordnung zur Relativverstellung eines Maschinenelements zu einer Spindel |
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-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029832A patent/JP2003231161A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-05 US US10/358,308 patent/US20030147988A1/en not_active Abandoned
- 2003-02-06 DE DE10304844A patent/DE10304844A1/de not_active Ceased
- 2003-02-08 CN CNB031043739A patent/CN1195618C/zh not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008284788A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形機の型厚調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10304844A1 (de) | 2003-08-21 |
CN1436653A (zh) | 2003-08-20 |
US20030147988A1 (en) | 2003-08-07 |
CN1195618C (zh) | 2005-04-06 |
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