JP2005059539A - 電動式射出成形機 - Google Patents
電動式射出成形機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005059539A JP2005059539A JP2003296100A JP2003296100A JP2005059539A JP 2005059539 A JP2005059539 A JP 2005059539A JP 2003296100 A JP2003296100 A JP 2003296100A JP 2003296100 A JP2003296100 A JP 2003296100A JP 2005059539 A JP2005059539 A JP 2005059539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- timing
- timing belt
- injection molding
- servo motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pulleys (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】 タイミングベルト17として、内面に横に隣接する2列の歯列22,23を備え、両歯列を構成する歯24がベルト長手方向に同一ピッチpで並び、かつベルト長手方向に対して同一の斜角で互いに反対方向に傾斜し、両歯列を構成する歯の中心線a,bがベルト長手方向にピッチpの2分の1だけ互いにずれたものを用いる。タイミングプーリーは、その外面にタイミングベルトに18に対応する2列の歯列を備える。この伝動機構は、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と駆動用のサーボモータの間に設置される。例えば射出装置のプッシャープレートに連結したねじ機構と駆動用サーボモータの間、あるいは型締め装置のトグル機構に連結するねじ機構と駆動用サーボモータの間である。
【選択図】 図3
Description
電動式射出成形機に一般に用いられるタイミングベルトは、直歯型(歯がベルトの長手方向に対し直角に形成されている)であり、タイミングベルトが作動中にタイミングプーリーの軸方向に位置ずれしたり、さらにタイミングプーリーから抜け出したりする可能性がある。それを防止するため、駆動プーリーと従動プーリーのいずれか一方又は双方に、タイミングベルトの位置ずれを防止するためのフランジが設けられている(下記特許文献2参照)。
また、下記特許文献6では、タイミングベルト及びタイミングプーリーからなる伝動機構の周囲をカバーで被って、騒音が外部に漏れないようにしている。この場合、発生する騒音を遮断するに十分な構造にするには、カバーの取付スペースの確保、部品点数の増加によるコスト増等の新たな問題が出てくる。
従って、本発明は、射出成形機の伝動機構(タイミングベルトとタイミングプーリー)が発生する騒音を軽減することを目的とする。
前記伝動機構を設ける箇所は、主として回転運動を直線運動に変換するねじ機構と駆動用のサーボモータの間である。例えば射出装置のプッシャープレートに連結するねじ機構と駆動用サーボモータの間、あるいは型締め装置のトグル機構に連結するねじ機構と駆動用サーボモータの間である。また、射出装置の移動用ねじ機構とサーボモータの間、あるいはエジェクト機構のねじ機構とサーボモータとの間に設けてもよい。前記ねじ機構は例えばボールねじ機構である。射出用のスクリューと計量用サーボモータの間に設けることもできる。
まず、タイミングベルトの負荷容量を上げてその幅を小さくすれば、タイミングプーリーの幅も小さくでき、かつタイミングプーリーにはタイミングベルトの外れ防止のためのフランジが不要であるから、タイミングプーリーの重量を従来のものに比べて小さくできる。これにより、モータ軸換算イナーシャが小さくなり、同じサーボモータであれば加速性能が向上する。この伝動機構を例えば射出装置のプッシャープレートを移動させるねじ機構と連結させれば、射出の立ち上がりが速くなり、特に薄物の射出成形に有利となる。
また、射出装置や型締め装置にはねじ機構として一般にボールねじ機構が用いられているが、従来はタイミングベルトとタイミングプーリーが噛み合うときに発生する振動の影響で、ボールねじ機構の寿命が低下していた。しかし、本発明では、タイミングベルトとタイミングプーリーの歯の当たりが滑らかで、強い振動の発生がなく、ボールねじ機構の寿命が向上する。
図1,2に示すのは型締め装置であり、本発明に係る伝動機構が設置されている。
この型締め装置は、機台1に固定され固定金型2が取り付けられた固定ダイプレート3と、固定ダイプレート3に固定されかつテールプレート4に架け渡されたタイバー5と、タイバー5に沿って移動可能で移動金型6が取り付けられた移動ダイプレート7と、移動ダイプレート7とテールプレート4の間に配設され、移動ダイプレート7をタイバー5に沿って進退させ型開閉及び型締めを行うトグル機構8と、トグル機構8を作動させる型開閉用サーボモータ9と、テールプレート4をタイバー5に沿って移動させることにより該テールプレート4とともにトグル機構8及び移動ダイプレート7を一体に移動させる型厚調整機構10と、型厚調整機構10を作動させる型厚モータ11を備える。
型厚調整機構10は、各タイバー5の端部に形成された雄ねじに螺合するタイナット19と、各タイナット19の外周に噛み合う共通のメインギヤ20からなり、型厚モータ11が駆動してモータギヤ21を介しメインギヤ20及び各タイナット19を回転させ、これによりテールプレート4、トグル機構8及び移動ダイプレート7が一体としてタイバー5に沿って移動(前進・後退)するようになっている。
タイミングプーリー17は、図4に示すように、タイミングベルト18の歯列22,23に対応する歯列28,29が外周面に形成されている。なお、31は歯、32は溝である。タイミングプーリー16も同様の構造である。
この射出装置において、加熱シリンダ保持プレート41と固定プレート42が図示しない機体フレームに固定され、両者の間に複数本のスライドバー43が固定されている。加熱シリンダ保持プレート41には加熱シリンダ44が固定され、その内部にスクリュー45が回転、前後進自在に配置され、加熱シリンダ44の先端にはノズル46が固定されている。加熱シリンダ保持プレート41と固定プレート42の間には、プッシャプレート47がスライドバー43に沿って摺動(前後進)自在に配置され、その内側に軸部48が回転自在に支持され、この軸部48の前端に前記スクリュー45の後端が固定されている。また、プッシャプレート47には計量用サーボモータ49が固定され、この計量用サーボモータ49と軸部48の間に、計量用サーボモータ49の出力軸に固定されたタイミングプーリー50、軸部48に固定されたタイミングプーリー51、及び両プーリーに巻き掛けられたタイミングベルト52からなる伝動機構が設けられている。
この射出成形機において、計量用サーボモータ49を駆動するとスクリュー45が回転し、射出用サーボモータ55を駆動してボールねじ軸57を回転させると、ボールねじナット56がボールねじ軸57に沿って前進又は後退し、それに伴いプッシャプレート47及びスクリュー45が前進又は後退する。
前記伝動機構において、タイミングベルト52,62は前記タイミングベルト17と同様の構造を有し、タイミングプーリー50,51,60,61は前記タイミングプーリー18と同様の構造を有する。
3 固定ダイプレート
4 テールプレート
5 タイバー
6 移動金型
7 移動ダイプレート
8 トグル機構
9 型開閉用サーボモータ
14 クロスヘッド
15 ボールねじ軸
16,17,50,51、60,61 タイミングプーリー
18、52,62 タイミングベルト
22,23、28,29 歯列
24,31 歯
25,32 溝
42 固定プレート
43 スライドバー
45 スクリュー
47 プッシャープレート
49 計量用サーボモータ
54 ボールねじ機構
55 射出用サーボモータ
56 ボールねじナット
57 ボールねじ軸
Claims (4)
- 駆動用のサーボモータの駆動力が、複数のタイミングプーリーにタイミングベルトが巻き掛けられた伝動機構を介して伝達される電動式射出成形機において、前記タイミングベルトは、その内面に横に隣接する2列の歯列を備え、両歯列を構成する歯はベルト長手方向に同一ピッチで並び、かつベルト長手方向に対して同一の斜角で互いに反対方向に傾斜し、前記タイミングプーリーは、その外面に前記タイミングベルトに対応する2列の歯列を備えることを特徴とする電動式射出成形機。
- 前記タイミングベルトにおいて、さらに両歯列を構成する歯の中心線がベルト長手方向に互いにずれていることを特徴とする請求項1に記載された電動式射出成形機。
- 前記伝動機構が、回転運動を直線運動に変換するねじ機構と駆動用のサーボモータの間に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載された電動式射出成形機。
- 前記伝動機構が、射出装置のプッシャープレートに連結するねじ機構と駆動用サーボモータの間、又は型締め装置のトグル機構に連結するねじ機構と駆動用サーボモータの間のいずれか又は双方に設けられていることを特徴とする請求項3に記載された電動式射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003296100A JP4198010B2 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 電動式射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003296100A JP4198010B2 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 電動式射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005059539A true JP2005059539A (ja) | 2005-03-10 |
JP4198010B2 JP4198010B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=34372117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003296100A Expired - Fee Related JP4198010B2 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 電動式射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4198010B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105479666A (zh) * | 2014-10-03 | 2016-04-13 | 发那科株式会社 | 注塑成型机的驱动机构 |
WO2020012264A1 (en) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | Meccanica Pi.Erre S.R.L. Di Pederzoli Ruggero & C. | Trimming-deburring assembly |
-
2003
- 2003-08-20 JP JP2003296100A patent/JP4198010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105479666A (zh) * | 2014-10-03 | 2016-04-13 | 发那科株式会社 | 注塑成型机的驱动机构 |
CN105479666B (zh) * | 2014-10-03 | 2017-11-10 | 发那科株式会社 | 注塑成型机的驱动机构 |
WO2020012264A1 (en) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | Meccanica Pi.Erre S.R.L. Di Pederzoli Ruggero & C. | Trimming-deburring assembly |
US11433454B2 (en) | 2018-07-10 | 2022-09-06 | Meccanica Pi.Erre S.R.L. Di Pederzoli Ruggero & C. | Trimming-deburring assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4198010B2 (ja) | 2008-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2571500B2 (ja) | 成形機の電動式型締装置 | |
JP4626870B2 (ja) | 射出成形機の駆動装置 | |
JP4198010B2 (ja) | 電動式射出成形機 | |
US20030147988A1 (en) | Die clamping unit of an injection molding machine | |
JP4009552B2 (ja) | 電動射出成形機の動力伝達機構 | |
JP2000097288A (ja) | タイミングベルト及び伝動装置並びに射出成形機 | |
JP3207171B2 (ja) | エジェクタ装置 | |
JP4685570B2 (ja) | 射出成形機 | |
JP2000110901A (ja) | 駆動装置及び射出成形機 | |
TWI495551B (zh) | Injection molding machine | |
JP3338651B2 (ja) | エジェクタ装置 | |
JP4213051B2 (ja) | 射出成形機の型締め装置 | |
JP2002103399A (ja) | 電動射出機の射出装置 | |
US7214050B2 (en) | Adjusting structure of an adjusting seat of an injection molding machine | |
JP2000218662A (ja) | 射出成形機のエジェクタ装置 | |
JP5457711B2 (ja) | 射出成形機 | |
JP3302922B2 (ja) | エジェクタ装置 | |
JP5089310B2 (ja) | 射出成形機の構築方法 | |
JP2003136568A (ja) | 電動式射出成形機の射出装置 | |
JP2002001755A (ja) | 電動射出成形機の駆動装置 | |
JP4340624B2 (ja) | 成形機 | |
JP4822361B2 (ja) | スライド駆動装置 | |
JP2008284788A (ja) | 射出成形機の型厚調整装置 | |
JP5688446B2 (ja) | 射出成形機 | |
JP2016120606A (ja) | 型締装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080930 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |