JP4213051B2 - 射出成形機の型締め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可動型を固定型に近接および離間させる動力を発生するフィード用モータと、可動型を固定型に圧接させる動力を発生させる圧接用モータと、各モータの回転力を伝達されて回転し可動型を軸方向に移動させる回転軸部材と、この回転軸部材と圧接用モータとの間における動力の伝達を断続させるクラッチ機構部とを備える射出成形機の型締め装置に関する。
従来の射出成形機の型締め装置は、固定型と、この固定型に対向する可動型とを備えている。固定型および可動型は、溶融樹脂を成形するための金型である。可動型は、直線的に移動する可動体に固定されている。可動体は、周側面に螺旋溝が形成され回転可能に支持される回転軸部材に取付けられており、回転軸部材の回転に伴って回転軸部材の軸方向に移動するようになっている。回転軸部材は、ボールねじからなり、可動型と反対側で可動体の中央に取付けられるボールナットに螺合している。
また、従来の射出成形機の型締め装置は、可動型を固定型に近接および離間させる際に、回転軸部材を回転させるための回転力を出力するフィード用モータと、このフィード用モータが出力する回転力を回転軸部材に伝達するフィード用伝達機構部とを備えている。フィード用伝達機構部は、フィード用モータの出力軸に固定されるプーリと、回転軸部材に固定されるプーリと、これらのプーリ間に架け回される伝達ベルト、すなわち、タイミングベルトから構成されている。
また、従来の射出成形機の型締め装置は、型締めを行う際に、すなわち、固定型に可動型を圧接させる際に、回転軸部材を回転させるための回転力を出力する圧接用モータと、この圧接用モータが出力する回転力を回転軸部材に伝達する圧接用伝達機構部とを備えている。圧接用伝達機構部は、圧接用モータの出力軸に固定されるプーリと、回転軸部材に固定されるプーリと、これらのプーリ間に架け回される伝達ベルト、すなわち、タイミングベルトから構成されている。
また、従来の射出成形機の型締め装置は、圧接用伝達機構部と回転軸部材との間で回転力の伝達を断続させるクラッチ機構部を備えている。このクラッチ機構部は、回転軸部材に取付けられるクラッチ部と、圧接伝達機構部のプーリに取付けられるクラッチ部とから構成されており、これらのクラッチ部が連結および離反することによって、圧接用伝達機構部と回転軸部材との間の回転力の伝達が断続されるようになっている。
特許第3232225号公報
従来の射出成形機の型締め装置では、上述したように圧接用伝達機構部と回転軸部材との間にクラッチ機構部が設けられているために、可動型の移動方向の長さ寸法が大きくなり、これに伴って、射出成形機の寸法が大きくなるという問題がある。
また、従来の射出成形機の型締め装置では、上述したように回転軸部材が可動型の反対側で可動体の中央に螺合しているために、成形物を可動型から押し出すための押出しピンを、可動型の反対側における可動体の中央に対向する位置に配置することができない。つまり、回転軸部材を避けた位置に押出しピンを配置しなければならいことから、押出しピンを設けにくいという問題がある。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたもので、その目的は、可動型の移動方向の長さ寸法を短くできるとともに、可動型と反対側における可動体の中央に対向する位置に押出しピンを配置することができる射出成形機の型締め装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、周側面に螺旋溝が形成され軸回りに回転可能な回転軸部材と、この回転軸部材に螺合して回転軸部材の回転に伴って直線的に移動する可動体と、この可動体に固定され可動体とともに移動する可動型と、この可動型に対向する位置に固定され可動型が近接および離間する固定型と、前記可動型を前記固定型に近接および離間させる際に、前記回転軸部材を回転させるための回転力を出力するフィード用モータと、このフィード用モータが出力する回転力を前記回転軸部材に伝達するフィード用伝達機構部と、型締めを行う際に、前記回転軸部材を回転させるための回転力を出力する圧接用モータと、この圧接用モータが出力する回転力を前記回転軸部材に伝達する圧接用伝達機構部と、前記圧接用モータと前記回転軸部材との間における回転力の伝達を断続させるクラッチ機構部とを備える射出成形機の型締め装置であって、前記回転軸部材が複数、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、これらの回転軸部材間に前記可動体が架設され、クラッチ機構部が、前記圧接用伝達機構部と前記圧接用モータとの間に設けられることを特徴とする。
このように構成した本発明では、回転軸部材が複数互いに平行に配置され、これらの回転軸部材間に可動体が架設される。これにより、可動型と反対側における可動体の中央に対向する位置に空間を形成することができる。つまり、可動型と反対側における可動体の中央に対向する位置に押出しピンを配置することができる。また、本発明では、クラッチ機構部が、圧接用伝達機構部と圧接用モータとの間に設けられる。これにより、可動型の移動方向の長さ寸法を短くできる。
また、本発明は、前記発明において、前記フィード用伝達機構部が、前記複数の回転軸部材間に架け回され前記フィード用モータが出力する回転力を前記複数の回転軸部材に伝達するフィード用伝達ベルトを備え、前記圧接用伝達機構部が、前記複数の回転軸部材間に架け回され前記圧接用モータが出力する回転力を前記複数の回転軸部材に伝達する圧接用伝達ベルトを備えることを特徴とする。
このように構成した本発明では、各回転軸部材に確実に動力を伝達することができる。
また、本発明は、前記発明において、前記フィード用モータと前記複数の回転軸部材との間に前記フィード用伝達ベルトが架け回され、前記圧接用モータが出力する回転力を前記クラッチ機構部により前記圧接用伝達機構部に伝達させている間、前記フィード用モータをサーボフリー状態にする制御を行うように設定された制御装置を備えることを特徴とする。
このように構成した本発明は、クラッチ機構部を圧接用モータと圧接用伝達機構部との間にのみ設けるだけで、圧接用モータから回転軸部材への動力の伝達と、フィード用モータから回転軸部材への動力の伝達を切り換えることができる。これにより、装置を小型化できる。
また、本発明は、前記発明おいて、前記クラッチ機構部が、前記圧接用モータ側に設けられる第1クラッチ部と、前記圧接用伝達機構部側に設けられ、前記第1クラッチ部が連結および離反する第2クラッチ部とを有し、前記第1クラッチ部と前記第2クラッチ部を連結する際、前記第1クラッチ部が前記第2クラッチ部の回転に同期するように、前記圧接用モータの回転の制御を行うように設定された制御装置を備えることを特徴とする。
このように構成した本発明では、第1クラッチ部と第2クラッチ部が連結する際の衝撃を低減できる。これにより、第1クラッチ部と第2クラッチ部の磨耗や、第1クラッチ部と第2クラッチ部の連結に伴う音を低減できる。
以上で説明したように、本発明によれば、可動型と反対側における可動体の中央に対向する位置に押出しピンを配置することができるので、押出しピンを設けやすくすることに貢献できる。また、可動型の移動方向の長さ寸法を短くできるので、射出成形機の小型化に貢献できる。
以下で、本発明の射出成形機の型締め装置の一実施形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の基本構成を示す側面図、図2は、図1に示す実施形態に備えたれる可動型が固定型から離間した状態を示す側面図、図3は、図1のIII方向矢視図である。
本実施形態は、固定型1と、この固定型1に対向する可動型2とを備えている。固定型1および可動型2は、溶融樹脂を成形するための金型である。可動型2は、直線的に移動する可動体3に固定してある。可動体3は、周側面に螺旋溝4aが形成され回転可能な回転軸部材4に取付けてあり、回転軸部材4の回転に伴って回転軸部材4の軸方向に移動するようにしてある。回転軸部材4は、固定型1と可動型2を挟んで対向する2つの固定板、すなわち第1固定板5および第2固定板6に回転可能に支持してある。第1固定板5および第2固定板6は、図示しない基台に固定してある。第1固定板には、前記固定型1を固定してある。
特に本実施形態では、前記回転軸部材4を複数本、例えば2本、所定の間隔をあけて互いに平行に配置してある。そして、2本の回転軸部材4間に可動体3を架設してある。
また、第1固定板5と第2固定体6の間には、ガイドレール7を2本、所定の間隔をあけて平行に取付けてある。これらの2本のガイドレール7間には、前記可動体3を摺動可能に架設してある。
また、回転軸部材4やガイドレール7に囲まれる第2固体板6の中央には、可動型2に貼り付いた成形物を押出す押出しピン8を、可動型2方向に突出させてある。可動体3および可動型2には、押出しピン8が挿入される孔(図示せず)を形成してある。
また、固定型1には、図示しない樹脂通路が形成してある。この樹脂通路には、図示しない射出装置による溶融樹脂の射出が行われるようにしてある。
また、本実施形態は、可動型2を固定型1に近接および離間させる際に、回転軸部材4を回転させるための回転力を出力するフィード用モータ9と、このフィード用モータ9が出力する回転力を回転軸部材4に伝達するフィード用伝達機構部10とを備えている。フィード用モータ9は、高速・小トルクで回転するモータからなる。フィード用伝達機構部10は、2本の回転軸部材4のそれぞれに固定される第1従動歯車11および第2従動歯車12と、フィード用モータ9の出力軸9aに固定される第1原動歯車13と、これら第1従動歯車11、第2従動歯車12、第1原動歯車13間に架け回されるフィード用伝達ベルト14とから構成してある。第1従動歯車11と第2従動歯車12は、同じ歯車である。また、第1原動歯車13は、第1従動歯車11と第2従動歯車12よりも歯数を少なくしてある。
また、本実施形態は、型締めを行う際に、すなわち、固定型1に可動型2を圧接させる際に、回転軸部材4を回転させるための回転力を出力する圧接用モータ15と、この圧接用モータ15が出力する回転力を回転軸部材4に伝達する圧接用伝達機構部16とを備えている。圧接用モータ15には、減速機19を付設してあり、この減速機19により低速・大トルクが出力されるようにしてある。圧接用伝達機構部16は、2本の回転軸部材4のそれぞれに固定される前記第1従動歯車11および前記第従動2歯車12と、圧接用モータ15の出力軸(図示しない)に連動して回転する第2原動歯車17と、これらの第1従動歯車11、第2従動歯車12、第1原動歯車17間に架け回される圧接用伝達ベルト18とから構成してある。第2原動歯車17は、第1従動歯車11および第2従動歯車12よりも歯数が少なく、第1原動歯車13よりも歯数を多くしてある。
また、本実施形態は、圧接用モータ15と回転軸部材4との間における回転力の伝達を断続させるクラッチ機構部20を備えている。
特に、本実施形態では、前記クラッチ機構部20が、圧接用モータ15側に設けられる第1クラッチ部21と、圧接用伝達機構部16側に設けられ第1クラッチ部21が連結および離反する第2クラッチ部22とを有する。第1クラッチ部21は、圧接用モータ15に付設される減速機19の出力軸19aに固定してある。第2クラッチ部22は、圧接用伝達機構部16の第2原動歯車17の回転軸17aに固定してある。第1クラッチ部21は、電磁力で駆動するものであり、電力を供給されていないときに、第2クラッチ22部から離れた離反位置に位置し、電力を供給されたときに、第2クラッチ部22に連結する連結位置に移動するようになっている。
また、本実施形態は、クラッチ機構部20、フィード用モータ9および圧接用モータ15を制御する図示しない制御装置を備えている。この制御装置は、圧接用モータ15が出力する回転力がクラッチ機構部20により圧接用伝達機構部16に伝達させている間、フィード用モータ9をサーボフリー状態にする制御を行うように設定してある。
また、この制御装置は、第1クラッチ部21と第2クラッチ部22を連結する際、第1クラッチ部21が第2クラッチ部22の回転に同期するように、圧接用モータ15の回転の制御を行うように設定してある。
このように構成した本実施形態は、次の(1)〜(3)のように動作する。
(1)可動型2の固定型1に対する近接動作
可動型2を固定型1に近接させる際、制御装置では、クラッチ機構部20の第1クラッチ部21への電力の供給を停止することにより第1クラッチ部21を離反位置に保持する制御が行われる。これにより、圧接用伝達機構部16と圧接用モータ15は、分断された状態に保持される。また、制御装置では、フィード用モータ9を一方向に回転させる制御が行われる。
フィード用モータ9が一方向に回転すると、フィード用モータ9の出力軸9aとともに第1原動歯車13が一方向に回転し、フィード用モータ9から出力される回転力が、フィード用伝達ベルト14を介して第1従動歯車11および第2従動歯車12に伝達される。すると、第1従動歯車11および第2従動歯車12とともに2本の回転軸部材4が一方向に回転する。そして、2本の回転軸部材4の一方向の回転に伴って、可動体3が固定型1に近接する方向(A方向)に高速で移動し、可動体3とともに可動型2が固定型1に近接する方向に高速で移動する。
(2)可動型2の固定型1に対する圧接動作
可動型2を固定型1に圧接させる際、制御装置では、第1クラッチ部21が第2クラッチ部22の回転に同期するように、圧接用モータ15の回転の制御が行いつつ、クラッチ機構部20の第1クラッチ部21に電力の供給して第1クラッチ部21を連結位置に移動させる制御が行われる。これにより、圧接用伝達機構部16と圧接用モータ15は、連結される。また、制御装置では、フィード用モータ9をサーボフリー状態にする制御が行われる。そして、制御装置では、圧接用モータ9を一方向に回転させる制御が行われる。
圧接用モータ9が一方向にすると、減速機19の出力軸19aとともに第2原動歯車が一方向に回転し、減速機19から出力される回転力が、圧接用伝達ベルト15を介して第1従動歯車11および第2従動歯車12に伝達される。すると、第1従動歯車11および第2従動歯車12とともに2本の回転軸部材4が一方向に回転する。そして、2本の回転軸部材4の一方向の回転に伴って、可動体3が固定型1に近接する方向(A方向)に低速で移動し、この可動型2の移動に伴って可動型2が固定型1に圧接される。つまり、可動型2と固定型1の型締めが行われる。このように型締めが行われると、射出装置によって溶融樹脂が固定型1のキャビティ内へ射出され、保圧工程、冷却工程を経て樹脂が成形される。
(3)可動型2の固定型1に対する離間動作
冷却工程が終了すると、可動型2の固定型1に対する離間動作が行われる。この際、制御装置では、上述の(1)と同様に第1クラッチ部21の制御が行われ、圧接用伝達機構部16と圧接用モータ15が分断される。また、制御装置では、フィード用モータ9を他方向に回転させる制御が行われる。
フィード用モータ9が他方向に回転すると、フィード用モータ9の出力軸9aとともに第1原動歯車11が他方向に回転し、フィード用モータ9から出力される回転力が、フィード用伝達ベルト14を介して第1従動歯車11および第2従動歯車12に伝達される。すると、第1従動歯車11および第2従動歯車12とともに2本の回転軸部材4が他方向に回転する。そして、2本の回転軸部材4の他方向の回転に伴って、可動体2が固定型1から離間する方向(B方向)に高速で移動し、可動体3とともに可動型2が固定型1から離間する方向に高速で移動する。
可動体3および可動型2が固定型1から離間していくと、図2に示すように、押出しピン8が可動体3および可動型2の孔に挿入され、可動型2に貼り付いた成形物が押出しピン8によって押出され、可動型2から成形物が取除かれる。
本実施形態では、次の効果を得られる。
本実施形態では、回転軸部材4を2本、互いに平行に配置し、これらの回転軸部材4間に可動体3を架設してある。これにより、可動型2と反対側における可動体3の中央に対向する位置に空間を形成することができる。つまり、可動型2と反対側における可動体3の中央に対向する位置に押出しピン8を配置することができる。したがって、押出しピン8を設けやすくすることに貢献できる。
また、本実施形態では、クラッチ機構部20を、圧接用伝達機構部16と圧接用モータ9との間に設けてある。これにより、可動型2の移動方向の長さ寸法を短くできる。したがって、射出成形機の小型化に貢献できる。
また、本実施形態では、フィード用伝達機構部10が、各回転軸部材4に固定される第1従動歯車11および第2従動歯車12間に架け回され、フィード用モータ9が出力する回転力を各回転軸部材4に伝達するフィード用伝達ベルト14を備えている。また、圧接用伝達機構部16が、各回転軸部材4に固定される第1従動歯車11および第2従動歯車12間に架け回され、圧接用モータ15に付設される減速機19が出力する回転力を各回転軸部材4に伝達する圧接用伝達ベルト18を備えている。これにより、各回転軸部材4に確実に動力を伝達することができる。
また、本実施形態は、フィード用モータ9と回転軸部材4との間にフィード用伝達ベルト14を架け回してある。また、圧接用モータ15に付設される減速機19が出力する回転力をクラッチ機構部20により圧接用伝達機構部16に伝達させている間、フィード用モータ9をサーボフリー状態にするようにした。これらにより、クラッチ機構部20を圧接用モータ15と圧接用伝達機構部16との間にのみ設けるだけで、圧接用モータ15から各回転軸部材4への動力の伝達と、フィード用モータ9から各回転軸部材4への動力の伝達を切り換えることができ、したがって、装置を小型化できる。
また、本実施形態は、クラッチ機構部20の第1クラッチ部21と第2クラッチ部22を連結する際、第1クラッチ部21と第2クラッチ部22の回転を同期させるようにした。これにより、第1クラッチ部21と第2クラッチ部22が連結する際の衝撃を低減できる。したがって、第1クラッチ部21と第2クラッチ部22の磨耗や、第1クラッチ部21と第2クラッチ部22の連結に伴う音を低減できる。
本発明の一実施形態の基本構成を示す図である。 図1に示す実施形態に備えられる可動型が固定型から離間した状態を示す図である。 図1のIII方向矢視図である。
符号の説明
1 固定型
2 可動型
3 可動体
4 回転軸部材
5 第1固定板
6 第2固定板
7 ガイドレール
8 押出しピン
9 フィード用モータ
10 フィード用伝達機構部
11 第1従動歯車
12 第2従動歯車
13 第1原動歯車
14 フィード用伝達ベルト
15 圧接用モータ
16 圧接用伝達機構部
18 第2原動歯車
19 減速機
20 クラッチ機構部
21 第1クラッチ部
22 第2クラッチ部

Claims (4)

  1. 周側面に螺旋溝が形成され軸回りに回転可能な回転軸部材と、この回転軸部材に螺合して回転軸部材の回転に伴って回転軸部材の軸方向に移動する可動体と、この可動体に固定され可動体とともに移動する可動型と、この可動型に対向する位置に固定され可動型が近接および離間する固定型と、前記可動型を前記固定型に近接および離間させる際に、前記回転軸部材を回転させるための回転力を出力するフィード用モータと、このフィード用モータが出力する回転力を前記回転軸部材に伝達するフィード用伝達機構部と、型締めを行う際に、前記回転軸部材を回転させるための回転力を出力する圧接用モータと、この圧接用モータが出力する回転力を前記回転軸部材に伝達する圧接用伝達機構部と、前記圧接用モータと前記回転軸部材との間における回転力の伝達を断続させるクラッチ機構部とを備える射出成形機の型締め装置であって、
    前記回転軸部材が複数、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、これらの回転軸部材間に前記可動体が架設され、クラッチ機構部が、前記圧接用伝達機構部と前記圧接用モータとの間に設けられることを特徴とする射出成形機の型締め装置。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記フィード用伝達機構部が、前記複数の回転軸部材間に架け回され前記フィード用モータが出力する回転力を前記複数の回転軸部材に伝達するフィード用伝達ベルトを備え、前記圧接用伝達機構部が、前記複数の回転軸部材間に架け回され前記圧接用モータが出力する回転力を前記複数の回転軸部材に伝達する圧接用伝達ベルトを備えることを特徴とする射出成形機の型締め装置。
  3. 請求項2記載の発明において、
    前記フィード用モータと前記複数の回転軸部材との間に前記フィード用伝達ベルトが架け回され、
    前記圧接用モータが出力する回転力を前記クラッチ機構部により前記圧接用伝達機構部に伝達させている間、前記フィード用モータをサーボフリー状態にする制御を行うように設定された制御装置を備えることを特徴とする射出成形機の型締め装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
    前記クラッチ機構部が、前記圧接用モータ側に設けられる第1クラッチ部と、前記圧接用伝達機構部側に設けられ、前記第1クラッチ部が連結および離反する第2クラッチ部とを有し、
    前記第1クラッチ部と前記第2クラッチ部を連結する際、前記第1クラッチ部が前記第2クラッチ部の回転に同期するように、前記圧接用モータの回転の制御を行うように設定された制御装置を備えることを特徴とする射出成形機の型締め装置。
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