JP2005326009A - ボールねじ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高いボールねじ駆動装置を提供する。
【解決手段】スピンドル1のボールねじ駆動装置において、スピンドルナット2が、内周面上に、螺旋に沿って配置され、ボール5のための耐荷重チャネル6を画定しているボール溝3と、前記スピンドルナット2の外周面に配置された、前記ボール5のためのリターンチャネル8を備えた外部デフレクター7と、を備えており、前記外部デフレクター7が2つのボール用開口部E1、E2を備えており、前記2つのボール用開口部のそれぞれは、前記耐荷重チャネル6の一端に接続され、前記ボール5を前記耐荷重チャネル6の一端から前記耐荷重チャネル6の他端へと偏向しており、前記外部デフレクター7は、前記2つのボール用開口部の一方E1から前記2つのボール用開口部の他方E2まで、少なくとも、前記スピンドルナット2の回転軸回りの略完全な一巻きに渡って延びている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、自動車のステアリング装置における電気機械式ステアリングブーストの構成部品として使用されるボールねじ駆動装置に関するものである。
例えば、EP 0 814 012 B1は、ボールねじ駆動装置が組み込まれた電動ステアリングブースタ装置を開示している。この従来技術では、歯付きラックの軸方向延長部がスピンドルを備えており、このスピンドル上にスピンドルナットが配置されている。スピンドル及びスピンドルナットの間に配置されたボールは、スピンドルナットの内周面及びスピンドルの外周面に構成されたボール溝を転がる。これらのボール溝は、ボールが荷重をかけられた状態で転がる耐荷重チャネルを画定している。ボールの循環回路を形成するために、スピンドルナットはいわゆる外部デフレクターを備えている。この外部デフレクターは2つのボール用開口部を有し、各ボール用開口部は耐荷重チャネルのそれぞれの端部に接続され、耐荷重チャネルの一方の端部から耐荷重チャネルの他方の端部へと永久にボールが偏向されるようにしている。外部デフレクターは、スピンドルナットの外周面の回りに約180°巻かれている。一般に数回巻かれている耐荷重チャネルの端部では、ボールが外部デフレクターの中へと偏向されている。このデフレクターの中では、ボールが荷重がかからないリターンチャネルを移動する。ボールは、リターンチャネルから耐荷重チャネルの最初の部分へと偏向され、再びボール溝に沿って転がる。スピンドルナットは、その軸方向の端部において、溝玉軸受けによって径方向に支持されている。さらに、歯車が、スピンドルナット上に、回転しないように固定されており、かつ、電動モータの駆動用ピニオンと噛み合っている。従動スピンドルナットを使用する場合には、ほとんど外乱のない状態で作動することを保証することが重要である。
(発明の目的)
本発明の目的は、先に挙げたボールねじ駆動装置で信頼性の高い方法で作動するものを提供することである。
本発明の目的は、先に挙げたボールねじ駆動装置で信頼性の高い方法で作動するものを提供することである。
本発明の上記及び他の目的並びに利点は、以下の詳細な説明で明らかになる。
(発明の開示)
本発明は、外部デフレクターが2つのボール用開口部の一方から2つのボール用開口部の他方まで、少なくとも、スピンドルナットの回転軸回りのほぼ完全な一巻きに渡って延びている、という事実により上記目的を達成する。例えば、スピンドルナットを定置型駆動用ピニオンによって駆動する場合には、スピンドルナットは、その外部デフレクターと共に力が加えられる位置に対して相対的に回転する。外部デフレクターがスピンドルの軸を約360°に渡って囲んでいるという事実から、スピンドルナットが一回転している間じゅう、力が加えられる領域における耐荷重チャネルで荷重を同じ数のボールが伝達することが保証される。一方、従来のボールねじ駆動装置より、約180°で偏向を行う外部デフレクターが公知である。このことは、径方向の力が作用している面では、0−180°の範囲で、180−360°の範囲よりも多くのボールが荷重を伝達することを意味する。本発明のボールねじ駆動装置ではスピンドルナットが一回転している間じゅう荷重が一様に分散することから、一定の剛性が実現される。従来のボールねじ駆動装置のスピンドルナットの剛性に比べて、回転しているナットの剛性はより高い。耐荷重チャネルにおいて、作用している力を伝達するボールの数が常に等しいので、振動と騒音の発生が少ない。換言すれば、外部デフレクターの2つのボール用開口部はスピンドル軸に対して約360°間隔をおいて配置されており、このために、力が作用する面では、耐荷重チャネルにおいて力を伝達する、スピンドル軸に平行に配置されたボールの数が、スピンドルナットのどの角度位置でも等しい。
本発明は、外部デフレクターが2つのボール用開口部の一方から2つのボール用開口部の他方まで、少なくとも、スピンドルナットの回転軸回りのほぼ完全な一巻きに渡って延びている、という事実により上記目的を達成する。例えば、スピンドルナットを定置型駆動用ピニオンによって駆動する場合には、スピンドルナットは、その外部デフレクターと共に力が加えられる位置に対して相対的に回転する。外部デフレクターがスピンドルの軸を約360°に渡って囲んでいるという事実から、スピンドルナットが一回転している間じゅう、力が加えられる領域における耐荷重チャネルで荷重を同じ数のボールが伝達することが保証される。一方、従来のボールねじ駆動装置より、約180°で偏向を行う外部デフレクターが公知である。このことは、径方向の力が作用している面では、0−180°の範囲で、180−360°の範囲よりも多くのボールが荷重を伝達することを意味する。本発明のボールねじ駆動装置ではスピンドルナットが一回転している間じゅう荷重が一様に分散することから、一定の剛性が実現される。従来のボールねじ駆動装置のスピンドルナットの剛性に比べて、回転しているナットの剛性はより高い。耐荷重チャネルにおいて、作用している力を伝達するボールの数が常に等しいので、振動と騒音の発生が少ない。換言すれば、外部デフレクターの2つのボール用開口部はスピンドル軸に対して約360°間隔をおいて配置されており、このために、力が作用する面では、耐荷重チャネルにおいて力を伝達する、スピンドル軸に平行に配置されたボールの数が、スピンドルナットのどの角度位置でも等しい。
外部デフレクターは、複数の部品からなる偏向部材として作ることができ、この偏向部材は第1分割面を備え、第1分割面はリターンチャネル内にリターンチャネルに沿って配置され、偏向部材を複数の偏向部品に分割する。原則として、リターンチャネルは略円形の断面を有し、各偏向部品はボール溝を備えており、このボール溝がリターンチャネルを画定する。リターンチャネルに沿って、かつ、リターンチャネルの内側で分割することにより、簡単な構成のボール溝を外部デフレクターに設けることができる。例えば、必要なボール溝を既に備えている簡単な構成の射出成形品を利用することが可能になる。このようにして、外部デフレクターをプラスチックから射出成形法により経済的に製造することができる。
本発明の有益な提案によれば、本発明のボールねじ駆動装置を簡単に組み立てられるようにするために、第2分割面をリターンチャネルに交差するように配置し、複数の部品からなる偏向部材として構成された外部デフレクターを半部に分割する。この第2分割面は、外部デフレクターにおける2つのボール開口部の間の少なくともほぼ中央位置に配置されることが好ましい。従って、この第2分割面の両側に偏向部品の半部が形成され、各半部がスピンドル軸を約180°囲む。偏向部品の2つの半部が合わさってスピンドル軸を約360°囲む。半部の組み立てはより簡単になっている。外部デフレクターが十分可撓性のある材料から作られれば、スピンドルナットが外部デフレクターのボール用開口部の間にはまるまで外部デフレクターを曲げて開けることができる。この場合、第2分割面を省略することができる。
本発明のボールねじ駆動装置の有益な実施形態であって、製造と組み立ての観点から都合の良いものでは、第1及び第2の分割面が外部デフレクターを、それぞれが2つの半部からなる2つの偏向部品に分割する。これら偏向部品は、好ましくは同一の構成を有する。
外部デフレクターは、好ましくは、リターンチャネルが耐荷重チャネルに接線方向に、かつ、スピンドルナットのボール溝のリード角で接続されるようにスピンドルナットに配置される。このことは、リターンチャネルに入るとき及び出るときにボールが大きく加速されることが回避されることを意味する。リターンチャネル自体は、好ましくは、2つのボール用開口部の間に曲率が異なる領域を備えており、これら領域は互いに非連続的となることなく一体化している。ボールが積み重なることにつながる可能性のあるいわゆるポリゴン効果が、このようにして回避される。
外部デフレクターが複数の部品からなる構造をしている場合、これら偏向部品を互いにポジティブエンゲージメント、若しくはフォースエンゲージメントにより、又は材料の融着によって接続し、リターンチャネルが完璧に形成されることが保証されるようにすると都合がよい。
外部デフレクターは、好ましくはプラスチックから、通常は射出成形法により作られる。適切な材料を選択することで、例えば、非常に小さい騒音で作動することを保証できる。都合の良いことに、雑音を減らすために、ゴム、ゴム状の材料、及びエラストマーを外部デフレクター用の材料として使用することも可能である。
本発明のさらなる特徴によれば、スピンドルナットを駆動するためにベルト歯車をスピンドルナットに配置する場合には、外部デフレクターをベルト歯車の長さの範囲内に収める。このようにすることにより、軸方向に形状が小型であるボールねじ駆動装置が形成される。
上記に既に記載したように、リターンチャネル内にリターンチャネルに沿って配置された第1分割面が、複数部品からなる偏向部材として構成された外部デフレクターを偏向部品に分割する場合には、これら分割部品の1つをベルト歯車と一体に作ることが有益となり得る。このようにすれば、部品の総数を減らすことができる。
次に、全部で20の図面に図示した2つの実施形態の例を参照しながら、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明のボールねじ駆動装置の斜視図であり、図2は、本発明のこのボールねじ駆動装置の縦半断面図である。スピンドル1に配置されたスピンドルナット2が、その内周面に、螺旋に沿って配置されたボール溝3を備えている。スピンドル1は、その外周面に、螺旋に沿って配置されたボール溝4を備えている。ボール5がスピンドルナット2及びスピンドル1の間に配置されており、スピンドルナット2がスピンドル1に対して回させられると、ボール溝3及び4を転がる。ボール溝3及び4は耐荷重チャネル6を画定しており、この耐荷重チャネル6の中では、ボール5が荷重を受けながらボール溝3及び4を転がることができる。スピンドルナット2はさらに、外部デフレクター7を備えている。この外部デフレクター7は、ボール5のためのリターンチャネル8を備えている。リターンチャネル8は、耐荷重チャネル6の端部を輪になるように互いに接続し、ボール5が耐荷重チャネル6及びリターンチャネル8の中で永久に循環することを保証している。
スピンドル1は、部分的に歯付きラックとして構成されおり、歯付きラック形状部9を備えている。ベルト歯車10がスピンドルナット2に回転しないように配置されている。外部デフレクター7は、実質的に、ベルト歯車10の軸方向長さの範囲内に配置されている。スピンドルナット2は、機械側部位12上で回転するように、ラジアル(径方向)溝玉軸受け11を介して取り付けられている。スピンドルナット2を駆動するには、ベルト歯車10を不図示の歯付きベルトで駆動する。
図3は、スピンドル1の斜視図であり、ボールねじ駆動装置のためのボール5がリターンチャネル及び耐荷重チャネルの中に配置されているように示している。ボール5がスピンドル1のボール溝4を出る場所、すなわち、ボール5が外部デフレクター7に入る場所には、外部デフレクターのボール用開口部E1が配置されている。この図では示されていないが、ボール5が外部デフレクター7を出る場所には、外部デフレクター7の別のボール用開口部E2が配置されている。外部デフレクター7のボール用開口部E1及びE2の位置は、図4に示されている。図3から、ボール用開口部E1及びボール用開口部E2の間に、スピンドルナット2の回転軸回りのほぼ完全な一巻きがあることがわかる。図3は、さらに、外部デフレクター7が、一方のボール用開口部E1から他方のボール用開口部E2まで、スピンドルナット2の回転軸回りの完全な一巻きにわたって延びていることを示している。
2つのボール用開口部E1及びE2の間の経路は、図3で図示されていないリターンチャネル8の経路に対応している。
図4は、外部デフレクター7付きのベルト歯車10及び一組のボール5の斜視図を示している。
図5は、図4に図示した構成部品の上面図である。
図2から、リターンチャネル8内にリターンチャネル8に沿って配置されている分割面T1が、複数の部品からなる偏向部材13として構成されている外部デフレクター7を偏向部品14、15に分割している、ということがさらに分かる。
図6から9には、偏向部品14の1つの半部14aがいろいろな斜視図で示されている。図8に大まかに示した第2分割面T2が、外部デフレクター7の2つのボール用開口部E1及びE2の間のほぼ中央に配置され、偏向部品14を2つの半部に分割している。図8は、半部14aに分割面T1に沿って構成され、リターンチャネル8を画定しているボール溝18を明確に示している。
偏向部品14の他方の半部14bがいろいろな斜視図で図10から13に示されている。これらの2つの半部14a及び14bが一緒になって偏向部品14を形成する。分割面T2が図12に示されている。偏向部品15は、偏向部品14と同じ構成を有する。図10は、半部14bに分割面T1に沿って構成され、リターンチャネル8を画定しているボール溝19を明確に示している。
このように、本発明のこのボールねじ駆動装置では、複数の部品からなる偏向部材13が合計2つの偏向部品14、15を備えており、2つの偏向部品14、15のそれぞれは、半部14a及び14bから構成されている。第1分割面T1は、簡単な射出成形金型を利用可能にする。第2分割面T2は、それぞれがスピンドルの軸の回りに約180°にわたって延在する2つの半部14a及び14bを難しくない方法で組み立てて、それぞれの偏向部品14及び15を形成することを可能にする。
半部14aは、その端部の一方に受け部16を備えており、半部14bは、その端部の一方に突出部17を備えている。分割面T1において、半部14aは突出したくい(ペグ)20を備えており、このくい20は、分割面T1に対して交差するように配置されている。半部14bは、分割面T1に穴21を備えており、この穴21は、分割面T1に対して交差するように配置されている。2つの半部14a及び14bは、それらの面を分割面T1に沿って配置して互いに向き合わせ、これにより、くい20を穴21と係合させることにより組み立てられる。2つの半部14a及び14bは、それらの端部の分割面T2に隣接する方を互いに前後するように配置して、これにより突出部17を受け部16と係合させることにより組み立てられる。組み立てられた4つの半部は、図14の斜視図に示すように、偏向部材13を形成する。
図15から20に図示した本発明のボールねじ駆動装置は、外部デフレクター7が、リターンチャネル8内にリターンチャネル8に沿って配置された第1分割面T1のみを有し、かつ、本実施形態では、複数の部品からなる偏向部材22を合計2つの偏向部品23、24に分割する点で、既に説明した本発明のボールねじ駆動装置と主に異なる。図15は、外部デフレクター7付き歯車14及び一組のボール5の斜視図を示している。図16は、図15に図示した本発明のボールねじ駆動装置の上面図である。図17及び18は偏向部品23を示しており、この偏向部品23はベルト歯車10と一体に作られている。偏向部品23はボール溝25を備えており、このボール溝25はリターンチャネル8を画定している。
他方の偏向部品24は、図19及び20に斜視図で示されている。偏向部品24はボール溝26を備えており、このボール溝26はリターンチャネル8を画定している。本実施形態では、外部デフレクター7が、ベルト歯車10と一体に作られている偏向部品23、及び別部品として作られている偏向部品24のみで構成されている。
本発明の実施形態の両例に共通の特徴は、外部デフレクター7の2つのボール用開口部E1及びE2の間のスピンドル軸回りの角度が約360°に及ぶことである。このようにすることにより、定常な径方向の力がベルト歯車10に作用している場合に、スピンドルナット2が一回転している間じゅう、確実に、ボール5が耐荷重チャネル6に一様に装填される。
図2では、図示した面において、2つのボール5が前後に配置されていることがわかる。したがって、スピンドルナット2に作用している仮想の力がこの面に位置しているとすると、スピンドルナットのどの角度位置でもこの面に4つのボール5が、すなわち、スピンドル軸の上に2つ、そして下に2つが配置される。さらに、どちらの場合でも、リターンチャネル8は耐荷重チャネル6に接線方向に、かつ、スピンドルナット2のボール溝3のリード角で接続されている。リターンチャネル8は、異なる曲率の領域を有しており、これらの領域は不連続となることなく互いに一体化している。
Claims (10)
- スピンドル上に配置可能なスピンドルナットを備えたボールねじ駆動装置であって、前記スピンドルナットが、内周面上に、螺旋に沿って配置され、ボールのための耐荷重チャネルを画定しているボール溝と、前記スピンドルナットの外周面に配置された、前記ボールのためのリターンチャネルを備えた外部デフレクターと、を備えており、前記外部デフレクターが2つのボール用開口部を備えており、前記2つのボール用開口部のそれぞれは、前記耐荷重チャネルの一端に接続され、前記ボールを前記耐荷重チャネルの一端から前記耐荷重チャネルの他端へと偏向しており、前記外部デフレクターは、前記2つのボール用開口部の一方から前記2つのボール用開口部の他方まで、少なくとも、前記スピンドルナットの回転軸回りの略完全な一巻きに渡って延びている、ボールねじ駆動装置。
- 前記リターンチャネルの中に前記リターンチャネルに沿って配置された第1分割面が、複数の部品からなる偏向部材として構成されている前記外部デフレクターを偏向部品に分割する、請求項1に記載のボールねじ駆動装置。
- 第2分割面がリターンチャネルに交差するように配置されて、複数の部品からなる偏向部材として構成されている前記外部デフレクターを半部に分割しており、前記第2分割面は、少なくとも、前記外部デフレクターにおける前記2つのボール用開口部の間におけるほぼ中央の位置に配置されている、請求項1に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記外部デフレクターが、前記第1及び第2分割面で、それぞれが2つの半部から構成されている2つの偏向部品に分割されている、請求項2又は3に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記リターンチャネルが、前記耐荷重チャネルに接線方向に、かつ、前記スピンドルナットの前記ボール溝のリード角で接続されている、請求項1に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記リターンチャネルは、前記外部デフレクターにおける前記2つのボール用開口部の間に異なる曲率の領域を有しており、前記領域は不連続にならずに互いに一体化している、請求項5に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記偏向部品は、ポジティブエンゲージメント、フォースエンゲージメント、又は材料の融着のいずれかで互いに接続されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記外部デフレクターは、プラスチックから、通常は射出成形法によって製造される、請求項1に記載のボールねじ駆動装置。
- ベルト歯車が前記スピンドルナット上に配置されており、前記外部デフレクターは、前記ベルト歯車の軸方向長さの範囲内に収められている、請求項1に記載のボールねじ駆動装置。
- 前記偏向部材における前記偏向部品の1つが前記ベルト歯車と一体に製造されている、請求項9に記載のボールねじ駆動装置。
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