JP2000117790A - 射出成形機の駆動装置 - Google Patents
射出成形機の駆動装置Info
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出力や型締力等の操作力に適合した複数の
電動機で複数のねじ機構を同期作動させ、プッシャプレ
ートや可動盤等の可動部材を移動させる。 【解決手段】 各電動機８が作動すると、プーリ１３，
１５とタイミングベルト１６からなる減速伝動装置１０
を介してボールねじ軸１４が回転し、ボールナット１８
を固定したプッシャプレート７が射出スクリュ６と一緒
に電動機８の回転方向に従ってロッド４に沿って移動す
る。この際、プーリ２０，２０とタイミングベルト２１
からなる同期装置２２が、両ボールねじ軸１４の回転を
相互に同期させる。各減速伝動装置１０は、電動機８の
回転を減速してボールねじ軸１４に伝えるため、各電動
機８をそれぞれ定格回転数で回転させてプッシャプレー
ト７を所定の速度で射出移動させることができるように
なり、過大出力の電動機が不要となる。
電動機で複数のねじ機構を同期作動させ、プッシャプレ
ートや可動盤等の可動部材を移動させる。 【解決手段】 各電動機８が作動すると、プーリ１３，
１５とタイミングベルト１６からなる減速伝動装置１０
を介してボールねじ軸１４が回転し、ボールナット１８
を固定したプッシャプレート７が射出スクリュ６と一緒
に電動機８の回転方向に従ってロッド４に沿って移動す
る。この際、プーリ２０，２０とタイミングベルト２１
からなる同期装置２２が、両ボールねじ軸１４の回転を
相互に同期させる。各減速伝動装置１０は、電動機８の
回転を減速してボールねじ軸１４に伝えるため、各電動
機８をそれぞれ定格回転数で回転させてプッシャプレー
ト７を所定の速度で射出移動させることができるように
なり、過大出力の電動機が不要となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融樹脂を金型の
成形キャビティに射出する射出成形機の駆動装置に関す
る。
成形キャビティに射出する射出成形機の駆動装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】射出成形機の駆動装置として、射出装置
の射出スクリュが取り付けられたプッシャプレートを移
動させる一対のねじ機構に、１台のサーボモータを、タ
イミングプーリとタイミングベルトを介して連絡したも
の（実公平７−２１２９５号公報）、及び、上記一対の
ねじ機構に、各１台のサーボモータを直結し、一対のね
じ機構どうしを歯車を使用した同期装置で互いに連絡し
たもの（特開昭６２−１２８７２４号公報）が知られて
いる。
の射出スクリュが取り付けられたプッシャプレートを移
動させる一対のねじ機構に、１台のサーボモータを、タ
イミングプーリとタイミングベルトを介して連絡したも
の（実公平７−２１２９５号公報）、及び、上記一対の
ねじ機構に、各１台のサーボモータを直結し、一対のね
じ機構どうしを歯車を使用した同期装置で互いに連絡し
たもの（特開昭６２−１２８７２４号公報）が知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の駆動装置
は、１台のサーボモータで一対のねじ機構を作動させる
構造となっているため、大型の駆動装置には出力不足と
なり、タイミングプーリに巻き掛けるタイミングベルト
も長尺で、大きな張力のものが必要となるため、それに
対応したもの得がたく、実用上適用できないという問題
点がある。また、後者の直結方式の駆動装置において
は、射出に適合した速度でプッシャプレートを前進させ
るためには、定格回転数よりも小さい回転数でサーボモ
ータを作動させなければならないため、必要以上に出力
の大きいサーボモータが必要になるという問題点があ
る。
は、１台のサーボモータで一対のねじ機構を作動させる
構造となっているため、大型の駆動装置には出力不足と
なり、タイミングプーリに巻き掛けるタイミングベルト
も長尺で、大きな張力のものが必要となるため、それに
対応したもの得がたく、実用上適用できないという問題
点がある。また、後者の直結方式の駆動装置において
は、射出に適合した速度でプッシャプレートを前進させ
るためには、定格回転数よりも小さい回転数でサーボモ
ータを作動させなければならないため、必要以上に出力
の大きいサーボモータが必要になるという問題点があ
る。
【０００４】本発明は、射出力に適合した出力の複数の
電動機で、プッシャプレートを移動させる複数のねじ機
構を互いに同期して作動させることができる射出成形機
の駆動装置を提供することを目的とする。
電動機で、プッシャプレートを移動させる複数のねじ機
構を互いに同期して作動させることができる射出成形機
の駆動装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、電動機で作動させられて
回転運動を直線運動に変換する複数のねじ機構により可
動部材を駆動する射出成形機において、上記各ねじ機構
に、各１台の電動機を、２個の伝動タイミングプーリに
伝動タイミングベルトを巻き掛けた減速伝動装置を介し
てそれぞれ連絡し、上記各ねじ機構を、同期装置を介し
て互いに連絡した構成とした。
めに、請求項１記載の発明は、電動機で作動させられて
回転運動を直線運動に変換する複数のねじ機構により可
動部材を駆動する射出成形機において、上記各ねじ機構
に、各１台の電動機を、２個の伝動タイミングプーリに
伝動タイミングベルトを巻き掛けた減速伝動装置を介し
てそれぞれ連絡し、上記各ねじ機構を、同期装置を介し
て互いに連絡した構成とした。
【０００６】この手段では、各減速伝動装置は、回転運
動を直線運動に変換する各ねじ機構に各電動機の回転を
それぞれ伝達し、また同期装置は、複数のねじ機構の作
動を相互に同期させる。これにより、可動部材は所定の
速度で円滑に前進する。
動を直線運動に変換する各ねじ機構に各電動機の回転を
それぞれ伝達し、また同期装置は、複数のねじ機構の作
動を相互に同期させる。これにより、可動部材は所定の
速度で円滑に前進する。
【０００７】上記射出成形機の射出装置において、同期
装置を、各ねじ機構にそれぞれ付設された同期タイミン
グプーリに同期タイミングベルトを巻き掛けた構成とす
ることができる（請求項２）。また、同期装置を、複数
の同期歯車によって構成することもできる（請求項
３）。また、可動部材を、射出装置の射出スクリューを
前後進移動させるプッシャプレートとすることができる
（請求項４）、型締装置の可動盤とすることもできる
（請求項５）。
装置を、各ねじ機構にそれぞれ付設された同期タイミン
グプーリに同期タイミングベルトを巻き掛けた構成とす
ることができる（請求項２）。また、同期装置を、複数
の同期歯車によって構成することもできる（請求項
３）。また、可動部材を、射出装置の射出スクリューを
前後進移動させるプッシャプレートとすることができる
（請求項４）、型締装置の可動盤とすることもできる
（請求項５）。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に係る射出成形機の駆動装
置の実施の形態を、射出装置の射出スクリューを前後進
させる駆動装置に適用した例につき、添付図面を参照し
て説明する。図１と図２は本発明の第１の実施の形態を
示すもので、この射出成形機の射出装置Ａは、加熱筒１
を固定したフロントプレート２とリヤプレート３とを一
体に結合している一対のガイドロッド４に、射出スクリ
ュ６を回転自在に取り付けたプッシャプレート７を射出
スクリュ６の軸方向に移動自在に支持し、そのプッシャ
プレート７を、リヤプレート３に固定されたサーボモー
タ等の電動機８，８により減速伝動装置１０，１０を介
してそれぞれ作動させられる一対のねじ機構１１で射出
スクリュ６と一緒に前進移動させることにより、加熱筒
１のノズル（図示せず）から溶融樹脂を金型の成形キャ
ビティに射出するようになっている。
置の実施の形態を、射出装置の射出スクリューを前後進
させる駆動装置に適用した例につき、添付図面を参照し
て説明する。図１と図２は本発明の第１の実施の形態を
示すもので、この射出成形機の射出装置Ａは、加熱筒１
を固定したフロントプレート２とリヤプレート３とを一
体に結合している一対のガイドロッド４に、射出スクリ
ュ６を回転自在に取り付けたプッシャプレート７を射出
スクリュ６の軸方向に移動自在に支持し、そのプッシャ
プレート７を、リヤプレート３に固定されたサーボモー
タ等の電動機８，８により減速伝動装置１０，１０を介
してそれぞれ作動させられる一対のねじ機構１１で射出
スクリュ６と一緒に前進移動させることにより、加熱筒
１のノズル（図示せず）から溶融樹脂を金型の成形キャ
ビティに射出するようになっている。
【０００９】各減速伝動装置１０は、電動機８の出力軸
８ａに取り付けられた小径の伝動タイミングプーリ１３
と、ねじ機構１１のボールねじ軸１４に取り付けられた
大径の伝動タイミングプーリ１５とに伝動タイミングベ
ルト１６を巻き掛けて成る。また各ねじ機構１１は、フ
ロントプレート２とリヤプレート３とに回転自在に両端
を軸受けされたボールねじ軸１４と、プッシャプレート
７に固定されてボールねじ軸１４に螺着されたボールナ
ット１８とから成る。
８ａに取り付けられた小径の伝動タイミングプーリ１３
と、ねじ機構１１のボールねじ軸１４に取り付けられた
大径の伝動タイミングプーリ１５とに伝動タイミングベ
ルト１６を巻き掛けて成る。また各ねじ機構１１は、フ
ロントプレート２とリヤプレート３とに回転自在に両端
を軸受けされたボールねじ軸１４と、プッシャプレート
７に固定されてボールねじ軸１４に螺着されたボールナ
ット１８とから成る。
【００１０】また、各ねじ機構１１のボールねじ軸１
４，１４の先端には、同期タイミングプーリ２０，２０
が取り付けられ、それらの同期タイミングプーリ２０，
２０に同期タイミングベルト２１が巻き掛けられてい
る。同期タイミングプーリ２０，２０と同期タイミング
ベルト２１とは、一対のねじ機構１１の作動を互いに同
期させる同期装置２２を構成している。符号２４は、同
期タイミングベルト２１の張力を調節するテンションプ
ーリであり、調節部材２５で径方向に移動させられるよ
うになっている。
４，１４の先端には、同期タイミングプーリ２０，２０
が取り付けられ、それらの同期タイミングプーリ２０，
２０に同期タイミングベルト２１が巻き掛けられてい
る。同期タイミングプーリ２０，２０と同期タイミング
ベルト２１とは、一対のねじ機構１１の作動を互いに同
期させる同期装置２２を構成している。符号２４は、同
期タイミングベルト２１の張力を調節するテンションプ
ーリであり、調節部材２５で径方向に移動させられるよ
うになっている。
【００１１】次に、上記の構成とされた射出成形機の射
出装置の作用を説明する。各電動機８，８を作動させる
と、その回転が減速伝動装置１０，１０を介して各ねじ
機構１１，１１にそれぞれ伝達されるので、プッシャプ
レート７は射出スクリュ６と一緒に電動機８，８の回転
方向に従い、ガイドロッド４，４に沿って前又は後に移
動する。この際、同期装置２２は、両ねじ機構１１，１
１のボールねじ軸１４，１４の回転を相互に同期させ
る。このため、両ねじ機構１１，１１のボールナット１
８，１８は、互いに偏差なく正確に同期して動き、プッ
シャプレート７を円滑に移動させる。
出装置の作用を説明する。各電動機８，８を作動させる
と、その回転が減速伝動装置１０，１０を介して各ねじ
機構１１，１１にそれぞれ伝達されるので、プッシャプ
レート７は射出スクリュ６と一緒に電動機８，８の回転
方向に従い、ガイドロッド４，４に沿って前又は後に移
動する。この際、同期装置２２は、両ねじ機構１１，１
１のボールねじ軸１４，１４の回転を相互に同期させ
る。このため、両ねじ機構１１，１１のボールナット１
８，１８は、互いに偏差なく正確に同期して動き、プッ
シャプレート７を円滑に移動させる。
【００１２】また、各減速伝動装置１０，１０は、電動
機８，８の回転をそれぞれ減速して各ねじ機構１１，１
１に伝えるため、各電動機８，８をそれぞれ定格回転数
で回転させてプッシャプレート７を所定の速度で射出移
動させることができるようになり、その結果、過大出力
の電動機が不要となる。また、２台の電動機８，８でね
じ機構１１，１１を作動させるため、大出力を得ること
ができ、射出装置の大型化を可能にする。
機８，８の回転をそれぞれ減速して各ねじ機構１１，１
１に伝えるため、各電動機８，８をそれぞれ定格回転数
で回転させてプッシャプレート７を所定の速度で射出移
動させることができるようになり、その結果、過大出力
の電動機が不要となる。また、２台の電動機８，８でね
じ機構１１，１１を作動させるため、大出力を得ること
ができ、射出装置の大型化を可能にする。
【００１３】図３は本発明の第２の実施の形態を示す。
この射出装置Ｂにおいては、同期歯車３１，３１と、そ
れらの同期歯車３１，３１に噛み合わされた同期歯車３
３とから成る同期装置３２が用いられている。各同期歯
車３１，３１は、各ねじ機構のボールねじ軸１４，１４
にそれぞれ取り付けられ、また他の同期歯車３３は、リ
ヤプレート３に軸３４で回転自在に取り付けられてい
る。なお、射出装置Ｂの、リヤプレート３、電動機８、
減速伝動装置１０、ボールねじ軸１４の構成と、図に示
されていない他の構成は、図１及び図２の射出装置Ａと
同一である。
この射出装置Ｂにおいては、同期歯車３１，３１と、そ
れらの同期歯車３１，３１に噛み合わされた同期歯車３
３とから成る同期装置３２が用いられている。各同期歯
車３１，３１は、各ねじ機構のボールねじ軸１４，１４
にそれぞれ取り付けられ、また他の同期歯車３３は、リ
ヤプレート３に軸３４で回転自在に取り付けられてい
る。なお、射出装置Ｂの、リヤプレート３、電動機８、
減速伝動装置１０、ボールねじ軸１４の構成と、図に示
されていない他の構成は、図１及び図２の射出装置Ａと
同一である。
【００１４】この射出装置Ｂの場合は、同期装置３２
が、両ねじ機構１１，１１（図２参照）のボールねじ軸
１４，１４の回転を互いに同期させる。したがって、こ
の射出装置Ｂにおいても、射出装置Ａと同一の作用効果
が生じる。
が、両ねじ機構１１，１１（図２参照）のボールねじ軸
１４，１４の回転を互いに同期させる。したがって、こ
の射出装置Ｂにおいても、射出装置Ａと同一の作用効果
が生じる。
【００１５】図４は本発明の第３の実施の形態を示す。
この射出装置Ｃにおいては、同期タイミングプーリ４
０，４０に同期タイミングベルト４１を巻き掛けて成る
同期装置４２が用いられている。各同期タイミングプー
リ４０は、各電動機８の出力軸８ａにそれぞれ取り付け
られている。なお、図４で各伝動タイミングプーリ１３
は、同期タイミングプーリ４０にそれぞれ重なってい
る。なお、射出装置Ｃの、リヤプレート３、電動機８、
減速伝動装置１０、ボールねじ軸１４の構成と、図に示
されていない他の構成は、射出装置Ｂと同様に、図１及
び図２の射出装置Ａと同一である。
この射出装置Ｃにおいては、同期タイミングプーリ４
０，４０に同期タイミングベルト４１を巻き掛けて成る
同期装置４２が用いられている。各同期タイミングプー
リ４０は、各電動機８の出力軸８ａにそれぞれ取り付け
られている。なお、図４で各伝動タイミングプーリ１３
は、同期タイミングプーリ４０にそれぞれ重なってい
る。なお、射出装置Ｃの、リヤプレート３、電動機８、
減速伝動装置１０、ボールねじ軸１４の構成と、図に示
されていない他の構成は、射出装置Ｂと同様に、図１及
び図２の射出装置Ａと同一である。
【００１６】この射出装置Ｃの場合においても、同期装
置４２が、両ねじ機構１１，１１のボールねじ軸１４，
１４の回転を互いに同期させるので、射出装置Ａ，Ｂと
同一の作用効果を期待することができる。
置４２が、両ねじ機構１１，１１のボールねじ軸１４，
１４の回転を互いに同期させるので、射出装置Ａ，Ｂと
同一の作用効果を期待することができる。
【００１７】図の射出装置Ａ、Ｂ、Ｃの各ねじ機構１１
は、いずれもボールねじ軸１４の回転でボールナット１
８が移動するようになっているが、ボールナットの回転
でボールねじ軸がプッシャプレート７と一緒に移動する
構造とすることができる。また、図３の各同期歯車３１
を各電動機８の出力軸８ａにそれぞれ取り付けて同期歯
車３３にそれぞれ噛み合わせ、両ねじ機構の作動を相互
に同期させることもできる。また、両同期歯車３１，３
１を互いに直接噛み合わせて同期をとることも可能であ
る。この場合は、両ねじ機構１１，１１のねじ方向を互
いに逆にする。上記実施の形態においては、駆動装置の
ねじ機構１１，１１により、射出装置の射出スクリュ６
を前後進させる可動部材としてのプッシャプレート７を
駆動するように構成されているが、これに代え、上記ね
じ機構１１，１１により型締装置の可動盤を（可動部
材）を直接にまたはトグル機構を介して型締め駆動する
ものとして構成してもよく、また、エジェクター装置の
エジェクタ板（可動部材）を直接または間接に駆動する
ものてして構成してもよい。この場合も、前記射出装置
の駆動装置におけると同様に、各ねじ機構１１，１１の
正確な同期回転により、各可動部材が円滑に移動し、装
置の大型化（負荷の増大）に対応し得る。
は、いずれもボールねじ軸１４の回転でボールナット１
８が移動するようになっているが、ボールナットの回転
でボールねじ軸がプッシャプレート７と一緒に移動する
構造とすることができる。また、図３の各同期歯車３１
を各電動機８の出力軸８ａにそれぞれ取り付けて同期歯
車３３にそれぞれ噛み合わせ、両ねじ機構の作動を相互
に同期させることもできる。また、両同期歯車３１，３
１を互いに直接噛み合わせて同期をとることも可能であ
る。この場合は、両ねじ機構１１，１１のねじ方向を互
いに逆にする。上記実施の形態においては、駆動装置の
ねじ機構１１，１１により、射出装置の射出スクリュ６
を前後進させる可動部材としてのプッシャプレート７を
駆動するように構成されているが、これに代え、上記ね
じ機構１１，１１により型締装置の可動盤を（可動部
材）を直接にまたはトグル機構を介して型締め駆動する
ものとして構成してもよく、また、エジェクター装置の
エジェクタ板（可動部材）を直接または間接に駆動する
ものてして構成してもよい。この場合も、前記射出装置
の駆動装置におけると同様に、各ねじ機構１１，１１の
正確な同期回転により、各可動部材が円滑に移動し、装
置の大型化（負荷の増大）に対応し得る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
射出力、型締力等の所要操作力に適合した、過不足のな
い出力の複数の電動機で複数のねじ機構を互いに同期し
て作動させることができる。したがって、可動部材を所
定の速度で円滑に移動させて、所要の動作を確実に行わ
せることができる。しかも、各ねじ機構とそれらを作動
させる各電動機とは個別の伝動装置によって連絡されて
いるので、各伝動装置のタイミングベルトは比較的短尺
で、張力負担の小さいものでよく、その選択に制限を受
けることなく、実用上適切なものを選択して使用でき、
大型の射出装置の設計，製作が容易にできる利点があ
る。
射出力、型締力等の所要操作力に適合した、過不足のな
い出力の複数の電動機で複数のねじ機構を互いに同期し
て作動させることができる。したがって、可動部材を所
定の速度で円滑に移動させて、所要の動作を確実に行わ
せることができる。しかも、各ねじ機構とそれらを作動
させる各電動機とは個別の伝動装置によって連絡されて
いるので、各伝動装置のタイミングベルトは比較的短尺
で、張力負担の小さいものでよく、その選択に制限を受
けることなく、実用上適切なものを選択して使用でき、
大型の射出装置の設計，製作が容易にできる利点があ
る。
【図１】 本発明に係る射出成形機の射出装置の第１の
実施の形態を示す正面図である。
実施の形態を示す正面図である。
【図２】 図１の射出装置の展開断面図である。
【図３】 本発明に係る射出成形機の射出装置の第２の
実施の形態を示す正面図である。
実施の形態を示す正面図である。
【図４】 本発明に係る射出成形機の射出装置の第３の
実施の形態を示す正面図である。
実施の形態を示す正面図である。
１ 加熱筒 ６ 射出スク
リュ ７ プッシャプレート ８ 電動機 １０ 減速伝動装置 １１ ねじ機
構 １３，１５ 伝動タイミングプーリ １４ ボール
ねじ軸 １６ 伝動タイミングベルト １８ ボール
ナット ２０，４０ 同期タイミングプーリ ２１，４１
同期タイミングベルト ２２，３２，４２ 同期装置 ３１，３３
同期歯車 Ａ，Ｂ，Ｃ 射出装置
リュ ７ プッシャプレート ８ 電動機 １０ 減速伝動装置 １１ ねじ機
構 １３，１５ 伝動タイミングプーリ １４ ボール
ねじ軸 １６ 伝動タイミングベルト １８ ボール
ナット ２０，４０ 同期タイミングプーリ ２１，４１
同期タイミングベルト ２２，３２，４２ 同期装置 ３１，３３
同期歯車 Ａ，Ｂ，Ｃ 射出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4F202 CA11 CL11 CL22 CL38 CL42 CL50 4F206 JA07 JD01 JL02 JT02 JT32 JT33 JT37 JT40
Claims (5)
- 【請求項１】 電動機で作動させられて回転運動を直線
運動に変換する複数のねじ機構により可動部材を駆動す
る射出成形機において、 上記各ねじ機構に、各１台の電動機が、２個の伝動タイ
ミングプーリに伝動タイミングベルトを巻き掛けた減速
伝動装置を介してそれぞれ連絡され、 上記各ねじ機構は、同期装置を介して互いに連絡された
ことを特徴とする射出成形機の駆動装置。 - 【請求項２】 同期装置は、各ねじ機構にそれぞれ付設
された同期タイミングプーリに同期タイミングベルトを
巻き掛けた構成とされたことを特徴とする請求項１記載
の射出成形機の駆動装置。 - 【請求項３】 同期装置は、複数の同期歯車によって構
成されたことを特徴とする請求項１記載の射出成形機の
駆動装置。 - 【請求項４】 可動部材が、射出装置の射出スクリュを
前後進移動させるプッシャプレートであることを特徴と
する請求項１ないし３記載の射出成形機の駆動装置。 - 【請求項５】 可動部材が、型締装置の可動盤であるこ
とを特徴とする請求項１ないし３記載の射出成形機の駆
動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29591298A JP3496089B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 射出成形機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29591298A JP3496089B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 射出成形機の駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000117790A true JP2000117790A (ja) | 2000-04-25 |
| JP3496089B2 JP3496089B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=17826759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29591298A Expired - Lifetime JP3496089B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 射出成形機の駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3496089B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006315343A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Niigata Machine Techno Co Ltd | 射出成形機の駆動装置 |
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1998
- 1998-10-16 JP JP29591298A patent/JP3496089B2/ja not_active Expired - Lifetime
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