JP2003230299A - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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JP2003230299A
JP2003230299A JP2003036385A JP2003036385A JP2003230299A JP 2003230299 A JP2003230299 A JP 2003230299A JP 2003036385 A JP2003036385 A JP 2003036385A JP 2003036385 A JP2003036385 A JP 2003036385A JP 2003230299 A JP2003230299 A JP 2003230299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁石発電機を電源としてバッテリ等に電流を供
給する発電装置において、発電コイルに作用する磁界を
変化させて発電機の特性を種々制御することができるよ
うにすること。 【解決手段】磁石発電機1と負荷3との間に、ブリッジ
接続されたダイオードDu〜Dw及びDx〜Dzとこれ
らのダイオードに逆並列接続されたスイッチ素子Fu〜
Fw及びFx〜Fzとからなる整流・スイッチ回路2を
設ける。負荷3に含まれるバッテリB1 から整流・スイ
ッチ回路2を通して発電コイルLu〜Lwに所定の位相
を有する交流制御電圧を印加するように整流・スイッチ
回路を制御するスイッチ制御装置4を設け、スイッチ素
子のオンデューティを制御して交流制御電圧の平均値を
変化させることにより磁石発電機の特性を種々変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石発電機を電源
として負荷に電力を供給する発電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関により駆動される発電機として
磁石発電機が多く用いられている。周知のように、磁石
発電機は、回転子ヨークに永久磁石を取り付けることに
より磁石界磁を構成した回転子と、電機子鉄心と該鉄心
に巻装された発電コイルとからなる固定子とを備えてい
る。回転子は原動機の回転軸に取り付けられ、固定子
は、原動機のケースやカバー等に設けられた取り付け部
に固定されて、その電機子鉄心に設けられた磁極部が回
転子の磁極部に所定のギャップを介して対向させられ
る。
【0003】この種の磁石発電機からバッテリ等の電圧
蓄積手段を有する負荷に電力を供給する場合(例えばバ
ッテリを充電する場合)には、多くの場合発電コイルが
3相以上の多相に構成されて、該多相の発電コイルの出
力がダイオードブリッジ全波整流回路を通して負荷に供
給される。
【0004】図15は車両を駆動する内燃機関に取り付
けた磁石発電機の出力で整流回路を通してバッテリを含
む負荷に電力を供給する場合のトルク対回転数特性と充
電電流対回転数特性との一例を示したものである。同図
においてτp は発電機の入力トルク、τE はスロットル
バルブを全開したときの機関の出力トルク、τE ´はス
ロットルバルブを少し絞ったときの機関の出力トルク、
Rは車両の走行抵抗、τp は発電機の入力トルク、Ic
はバッテリの充電電流(発電機の出力電流)、Nは機関
の回転数[rpm]である。
【0005】車両を駆動する内燃機関に図15に示した
ような特性を有する磁石発電機が取り付けられている場
合に、車両を発進させるためにスロットルバルブを全開
にしたとすると、走行に必要なトルクはR+τp +τo
(τo は機関及び車両の機械的損失に打ち勝って車両を
走行させるために必要なトルク)であるので、慣性を
J、角速度をωとすると、加速に使われるトルクτは、
下記の式により与えられる。
【0006】 τ=J・(dω/dt)=τE −(R+τp +τo ) …(1) スロットルバルブを全開にして発進操作を行なうと、車
両は(1)式で与えられるトルクにより角加速度が与え
られて加速していく。回転数が目標値に近付くと、運転
者がスロットルバルブを絞るため、機関のトルクは図1
5のτE ´のように低下し、このトルクτE ´が必要ト
ルクと均衡して車両の速度がある回転速度に落ち着く。
【0007】(1)式より、車両の加速性能は、スロッ
トル全開時の機関の出力トルクτEと走行に必要なトル
ク(R+τp +τo )との差により決まることが分か
る。また(1)式から、車両を駆動する内燃機関に磁石
発電機が取り付けられている場合には、磁石発電機の入
力トルクτp が加速性能に影響を与えるため、該入力ト
ルクτp を車両の走行状態に応じて適宜に変化させるこ
とができれば、必要なときに発電機の入力トルクを小さ
くして、機関の加速性能を向上させるといった制御が可
能になることが分かる。
【0008】ところが、永久磁石により界磁を構成する
磁石発電機においては、負荷が決まるとその出力VB ×
Ic (VB は出力電圧)が一義的に決まってしまい、同
時に必要な入力K×τp ×N(Kは定数)も決まってし
まうため、従来は、磁石発電機の入力トルクを適宜に変
化させることはできないとされており、加速性能を向上
させるために磁石発電機の入力トルクを制御するような
ことは全く行なわれていなかった。
【0009】また永久磁石により界磁を構成する磁石発
電機の整流出力でバッテリを充電する場合、各回転数に
おいて流れるバッテリの充電電流を自由に変えることは
できなかったため、機関の高速回転時にバッテリに過大
な充電電流が流れるおそれがある場合には、磁石発電機
の出力を短絡する短絡用スイッチ素子と発電機の出力に
応じて該スイッチ素子をオンオフ制御する制御回路とを
備えた出力短絡式のレギュレータを設けて、発電機の出
力が過大になったときに該レギュレータの短絡用スイッ
チ素子をオン状態にして発電機の出力を短絡するように
していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、磁石発
電機を電源としてバッテリやコンデンサ等の電圧蓄積手
段を含む負荷に電力を供給する従来の発電装置において
は、磁石発電機自体の特性を制御することができなかっ
たため、加速性能を向上させるために発電機の入力トル
クを制御するといった制御を行なおうとしても、それを
行なうことはできなかった。
【0011】従来は、機関の各回転速度において磁石発
電機を動作させるために必要とされる入力トルクを不変
のものとして、所定の加速性能を得るために、機関の出
力をできるだけ大きくするように機関の設計がなされて
いたが、既に機関の出力を向上させる技術は限界に近付
いているため、機関の設計を工夫することにより加速性
能の向上を図ることは困難になりつつある。
【0012】また、磁石発電機の出力を制御することが
できなかった従来の発電装置では、バッテリに過大な充
電電流が流れるのを防ぐために、出力短絡式のレギュレ
ータを設けて、発電機から負荷に供給される電力を制限
するようにしていたが、出力短絡式のレギュレータを用
いると、短絡用スイッチ素子を通して大きな短絡電流が
流れるため、該スイッチ素子として電流容量が大きい高
価なものを用いる必要があり、コストが高くなるという
問題があった。
【0013】更に出力短絡式のレギュレータでは、短絡
用スイッチ素子からの発熱が多くなるため、スイッチ素
子の冷却のために大形のヒートシンクを必要とし、発電
装置が大形になるという問題もあった。
【0014】本発明の目的は、磁石発電機を電源として
電圧蓄積手段を含む負荷に電力を供給する発電装置にお
いて、磁石発電機の入力や出力の制御を行うために、磁
石発電機自体の特性を制御することができるようにする
ことにある。
【0015】本発明の他の目的は、磁石発電機を電源と
して電圧蓄積手段を含む負荷に電力を供給する発電装置
において、磁石発電機の出力を短絡することなく、該発
電機の出力を制御することができるようにすることにあ
る。
【0016】本発明の更に他の目的は、磁石発電機を電
源として電圧蓄積手段を含む負荷に電力を供給する発電
装置において、機関の加速性能を制御するために磁石発
電機の入力トルクを変化させることができるようにする
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁石界磁を有
する回転子と発電コイルを有する固定子とを備えた磁石
発電機を電源として、電圧蓄積手段を有する負荷に直流
電流を供給する発電装置に係わるものである。
【0018】本発明においては、発電コイルと負荷との
間にインバータ形のスイッチ回路を設けて、負荷側から
スイッチ回路を通して発電コイル側に所定の位相を有す
る交流制御電圧を印加することにより、負荷に出力電流
を流す状態にある相の発電コイルと鎖交する磁束を増減
させることを基本とする。
【0019】本発明においては、ブリッジ接続された2
n個(nは2以上の整数)のダイオードからなっていて
磁石発電機の出力を整流して負荷に供給するダイオード
ブリッジ全波整流回路と、2n個のダイオードに対して
それぞれ逆並列接続されてブリッジ接続された2n個の
スイッチ素子からなるスイッチ回路とを備えた整流・ス
イッチ回路と、上記発電コイルの誘起電圧に対して所定
の位相角を有する交流制御電圧を電圧蓄積手段からスイ
ッチ回路を通して発電コイルに印加するように、スイッ
チ回路を構成する各スイッチ素子の駆動期間(スイッチ
素子をオン状態にするための駆動信号を各スイッチ素子
に与える期間)と非駆動期間(スイッチ素子をオフ状態
に保つ期間)とを定めて、定められた駆動期間の間スイ
ッチ素子をオン状態にするための駆動信号を各スイッチ
素子に与えるスイッチ制御装置とを設ける。
【0020】また本発明においては、磁石発電機の特定
の特性を被制御特性として該被制御特性を所期の特性と
するように、スイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ
素子または下辺のスイッチ素子のうち駆動期間にあるス
イッチ素子を所定のデューティ比でオンオフ制御して交
流制御電圧の平均値を制御するデューティ制御手段を上
記スイッチ制御装置に設けておく。
【0021】スイッチ素子としては、FET(電界効果
トランジスタ)、バイポーラトランジスタ、IGBT
(絶縁ゲート形トランジスタ)などの、オンオフ制御が
可能な半導体スイッチ素子を用いる。
【0022】上記のように、磁石発電機から負荷に供給
される電流を整流するダイオードブリッジ全波整流回路
を構成する2n個のダイオードにそれぞれ逆並列接続し
てブリッジ接続した2n個のスイッチ素子によりスイッ
チ回路を構成して、該スイッチ回路を構成するスイッチ
素子のオンオフのタイミングを制御することにより、発
電コイルの誘起電圧に対して所定の位相角を有する交流
制御電圧を、電圧蓄積手段側からスイッチ回路を通して
発電コイルに印加するようにしておくと、発電コイルに
作用する磁界は、磁石界磁の回転に伴って生じる回転磁
界と、交流制御電圧によって流れる制御電流により発電
コイルから生じる制御用磁界とを合成したものとなる。
この場合、発電コイルの誘起電圧に対する交流制御電圧
の位相を遅れ位相とすると、(交流制御電圧の位相を誘
起電圧に対して遅らせると)、発電コイルと鎖交する磁
束が増加して発電機の出力が増大し、発電機の入力トル
クが大きくなる。逆に発電コイルの誘起電圧に対する交
流制御電圧の位相を進み位相とすると(交流制御電圧の
位相を発電コイルの誘起電圧の位相に対して進ませる
と)、発電コイルと鎖交する磁束が減少して、発電機の
出力が減少し、入力トルクが小さくなる。
【0023】上記のように、負荷に電圧蓄積手段が含ま
れている場合に、該電圧蓄積手段側から発電コイル側に
交流制御電圧を印加する手段を設けて、発電コイルの誘
起電圧に対する制御電圧の位相を適当な位相に設定した
状態で、スイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ素子
または下辺のスイッチ素子のうち駆動期間にあるスイッ
チ素子を所定のデューティ比でオンオフ制御して交流制
御電圧の平均値を制御するようにすると、発電コイルと
鎖交する磁束を変化させて、発電機の出力や入力トルク
を制御することができる。
【0024】被制御特性として制御の対象とすることが
できる磁石発電機の特性は、例えば、出力(電圧または
電流)対回転数特性や、入力トルク対回転数特性であ
る。
【0025】上記のように、本発明によれば、発電コイ
ルに作用する磁界を制御して磁石発電機の特性を制御す
ることができるため、磁石発電機の出力を短絡すること
なく、その出力を制御することができる。また磁石発電
機の入力トルクを変化させることができるため、機関の
低速時等に機関の負担を少くするように発電機の入力ト
ルクを制御して、機関の加速性能を向上させることがで
きる。
【0026】各スイッチ素子の駆動期間及び被駆動期間
の決定を容易にするため、磁石界磁の回転角度位置を各
発電コイルに対して検出する位置検出器を設けて、該位
置検出器により検出された磁石界磁の回転角度位置を基
準にして各スイッチ素子の駆動期間と被駆動期間とを定
めるように、スイッチパターン決定手段を構成すること
が好ましい。
【0027】この場合、磁石発電機がn相(nは3以上
の整数)の発電コイルを有しているものとすると、上記
スイッチ制御装置は、磁石発電機の特定の特性を被制御
特性として、該被制御特性を所期の特性とするのに適し
た位相で交流制御電圧を発生させるように、位置検出器
により検出された磁石界磁の回転角度位置を基準にして
スイッチ回路の各スイッチ素子の駆動期間及び非駆動期
間を定めるスイッチパターン決定手段と、スイッチ回路
の各スイッチ素子にスイッチパターン決定手段により定
められた駆動期間の間スイッチ素子をオン状態にするた
めの駆動信号を与えるスイッチ駆動回路と、被制御特性
を所期の特性とするようにスイッチ回路のブリッジの上
辺のスイッチ素子または下辺のスイッチ素子のうち駆動
期間にあるスイッチ素子を所定のデューティ比でオンオ
フ制御するデューティ制御手段とを備えた構成とするこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる発電装置の
要部の構成例を示したもので、同図において1は磁石回
転子1Aと固定子1Bとからなる磁石発電機、2は全波
整流回路とインバータ形のスイッチ回路とからなる整流
・スイッチ回路、3は負荷、4はスイッチ制御装置であ
る。
【0029】磁石回転子1Aは、カップ状に形成された
鉄製のフライホイール(回転子ヨーク)101と、フラ
イホイール101の周壁部の内周に固定された永久磁石
102及び103とを備えた周知のものである。図示し
てないが、フライホイール101はその底壁部の中央に
ボス部を有していて、該ボス部が図示しない内燃機関の
回転軸に結合されている。永久磁石102及び103は
それぞれの内周部にN極及びS極の磁極が現れるよう
に、かつ該N極及びS極の中心が互いに180度の角度
間隔をもって配置されるように、互いに極性を異にして
フライホイールの径方向に着磁され、これらの磁石によ
り、2極の磁石界磁が構成されている。磁石102及び
103は、180度に近い極弧角を有するように形成さ
れている。図示の例では、この磁石回転子1Aが内燃機
関により図面上時計方向に回転駆動される。
【0030】固定子1Bは、120度間隔で放射状に配
置された3つの突極部Pu,Pv,Pwを有する電機子
鉄心104と、該電機子鉄心の突極部Pu〜Pwにそれ
ぞれ巻回された3相の発電コイルLu〜Lwとを備えた
もので、発電コイルLu〜Lwは星形結線されている。
【0031】固定子1Bは内燃機関のケースなどに設け
られた固定子取付け部に取り付けられていて、突極部P
u〜Pwのそれぞれの先端に形成された磁極面が磁石回
転子1Aの磁極に所定の空隙を介して対向させられてい
る。図示の例では、突極部Pu〜Pwのそれぞれの先端
に形成された磁極面の極弧角が60度に設定されてい
る。
【0032】なお図1においては、発電コイルの結線を
示す都合上電機子鉄心104の中央部が中実であるかの
ように図示されているが、実際には、電機子鉄心104
の中央部に機関の回転軸(磁石回転子の回転軸)を貫通
させるための孔が設けられている。
【0033】固定子1Bの鉄心104の突極部Pu,P
v及びPwの先端部付近にはそれぞれホールICなどの
磁気検出素子からなる位置検出器hv,hw及びhuが
配置されていて、これらの位置検出器hu〜hwによ
り、発電コイルLu〜Lwのそれぞれに対する磁石界磁
の回転角度位置が検出されるようになっている。図示の
例では、位置検出器hu,hv及びhwがそれぞれ突極
部Pu,Pv及びPwの磁極面の中心位置よりも電気角
で90度位相が進んだ位置に配置されている。
【0034】整流・スイッチ回路2は、ダイオードDu
〜DwとDx〜Dzとを3相ブリッジ接続して構成した
周知の3相ダイオードブリッジ整流回路と、この整流回
路のダイオードDu〜Dw及びDx〜Dzにそれぞれ逆
並列接続されてブリッジ接続されたスイッチ素子Fu〜
Fw及びFx〜Fzとからなっていて、ブリッジ接続さ
れたスイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzによりスイ
ッチ回路が構成されている。
【0035】なおスイッチ素子とダイオードとを逆並列
接続するとは、スイッチ素子及びダイオードをそれぞれ
の順方向を互いに異なる方向に向けて並列接続すること
を意味する。図示の例では、スイッチ素子Fu〜Fw及
びFx〜FzとしてMOSFETが用いられていて、ス
イッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzをそれぞれ構成す
るMOSFETのドレイン及びソースがダイオードDu
〜Dw及びDx〜Dzのカソード及びアノードに接続さ
れている。
【0036】整流・スイッチ回路2においては、ダイオ
ードDuとDxとの接続点、ダイオードDvとDyとの
接続点、及びダイオードDwとDzとの接続点がそれぞ
れ整流回路のU相、V相及びW相の入力端子となってい
て、これらの入力端子にU相、V相及びW相の発電コイ
ルの中性点と反対側の端子が接続されている。
【0037】またダイオードDu〜Dwのカソードの共
通接続点及びダイオードDx〜Dzのアノードの共通接
続点がそれぞれ整流回路の正極側出力端子及び負極側出
力端子となっていて、これら正極側出力端子及び負極側
出力端子の間に負荷2が接続されている。
【0038】図1に示した整流・スイッチ回路2におい
て、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzのブリッジ
回路からなるスイッチ回路は、直流電圧(または電流)
を交流電圧(または電流)に変換するために広く用いら
れているものと同様のインバータ形のスイッチ回路であ
り、n相のブラシレス直流電動機において駆動電流をn
相の電機子コイルに転流させるために用いられるドライ
バ回路と同じものである。
【0039】整流・スイッチ回路2において、図示のよ
うに、スイッチ素子としてMOSFETを用いる場合に
は、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzをブリッジ
接続すると、MOSFETの構造上そのドレインソース
間に存在する寄生ダイオードがブリッジ接続されて全波
整流回路が構成される。この場合、スイッチ素子Fu〜
Fw及びFx〜Fzをそれぞれ構成するMOSFETの
寄生ダイオードをそれぞれダイオードDu〜Dw及びD
x〜Dzとして用いてダイオードブリッジ全波整流回路
を構成するようにしてもよく、スイッチ素子Fu〜Fw
及びFx〜Fzをそれぞれ構成するMOSFEのドレイ
ンソース間にそれぞれ別個にダイオードDu〜Dw及び
Dx〜Dzを逆並列接続することによりダイオードブリ
ッジ全波整流回路を構成してもよい。
【0040】本明細書においては、スイッチ素子Fu〜
Fw及びFx〜Fzをそれぞれスイッチ回路のブリッジ
の上辺のスイッチ素子及び下辺のスイッチ素子と呼び、
ダイオードDu〜Dw及びDx〜Dzをそれぞれ全波整
流回路のブリッジの上辺のダイオード及び下辺のダイオ
ードと呼ぶ。
【0041】負荷3はバッテリB1 と該バッテリの両端
に並列に接続されたコンデンサC1とからなり、バッテ
リB1 とコンデンサC1 との並列回路が整流回路の出力
端子間に接続されている。この例では、バッテリB1 及
びコンデンサC1 が電圧蓄積手段を構成している。
【0042】なお図示してないが、バッテリB1 にはラ
ンプや、内燃機関用点火装置、あるいは、本発明に係わ
る発電装置の制御部に電源を与える直流定電圧電源回路
などの負荷が接続されている。
【0043】スイッチ制御装置4は、発電コイルLu〜
Lwの誘起電圧に対して所定の位相角を有する3相の交
流制御電圧を、負荷に含まれる電圧蓄積手段から整流・
スイッチ回路2のスイッチ回路を通して発電コイルLu
〜Lwに印加するように、スイッチ回路を構成するスイ
ッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzをオンオフ制御す
る。
【0044】このように、本発明においては、負荷に含
まれる電圧蓄積手段側からスイッチ回路を通して発電コ
イルに交流制御電圧を印加するため、磁石発電機の発電
コイルの誘起電圧と交流制御電圧との差の電圧により負
荷に電流が供給される。
【0045】なお本明細書において、「誘起電圧」は磁
石発電機の発電コイルLu〜Lwの誘起電圧を意味す
る。
【0046】スイッチ制御装置4は、磁石発電機1の特
定の特性を被制御特性として、該被制御特性を所期の特
性とするように、位置検出器Hu〜Hwにより検出され
た磁石界磁の回転角度位置を基準にしてスイッチ回路を
構成するスイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzのそれ
ぞれの駆動期間及び非駆動期間を定めるスイッチパター
ン決定手段と、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fz
を、スイッチパターン決定手段により決定された駆動期
間及び非駆動期間の間それぞれオン状態及びオフ状態に
するように、各スイッチ素子に駆動信号を与えるスイッ
チ駆動回路とを備えていて、磁石発電機の被制御特性を
所期の特性とするようにスイッチ素子Fu〜Fw及びF
x〜Fzにそれぞれ駆動信号Su〜Sw及びSx〜Sz
を与える。
【0047】ここで、「駆動信号」は、スイッチ素子を
オン状態にするために該スイッチ素子の制御端子に与え
る信号を意味する。
【0048】また「駆動期間」とは、スイッチ素子に駆
動信号を与える期間を意味し、「非駆動期間」とは、ス
イッチ素子に駆動信号を与えずに該スイッチ素子をオフ
状態に保持する期間を意味する。
【0049】なお本発明においては、「駆動期間」の全
期間に亘ってスイッチ素子をオン状態に保つとは限らな
い。駆動期間において、必要に応じて駆動信号を所定の
デューティ比で断続させることにより、スイッチ素子が
オフ状態になる期間を生じさせることもある。
【0050】本明細書において、磁石発電機の被制御特
性とは、磁石発電機の出力電圧対回転数特性、出力電流
対回転数特性、入力トルク対回転数特性などの各種の特
性のうち、制御の対象とする特定の特性を意味する。
【0051】磁石発電機1の出力電流対回転数特性を被
制御特性として制御の対象とする場合のスイッチ制御装
置4の構成例を図2に示した。図2において401はマ
イクロコンピュータのCPUで、CPU401には、位
置検出器hu〜hwがそれぞれ出力する位置検出信号H
u〜Hwと、負荷に供給される出力電流(バッテリB1
の充電電流)の指示値を与える出力電流指示信号を発生
するコントローラ402の出力とが入力されている。
【0052】図示のコントローラ402は図示しない直
流定電圧電源回路から一定の電圧が印加された可変抵抗
器VR1 からなっていて、直流定電圧を可変抵抗器VR
1 によって分圧することにより得た電圧信号を出力電流
指示信号としてCPU401のアナログ入力ポートに与
える。
【0053】CPU401はスイッチ回路のスイッチ素
子Fu〜Fw及びFx〜Fzにそれぞれ対応する出力端
子を有していて、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜F
zにそれぞれ対応する出力端子からバッファ回路403
を通してスイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzをそれ
ぞれ導通させることを指令する駆動指令信号su〜sw
及びsx〜szを出力する。これらの駆動指令信号su
〜sw及びsx〜szは駆動信号出力回路404に与え
られる。駆動信号出力回路404は、駆動指令信号su
〜sw及びsx〜szがそれぞれ入力される入力端子
と、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzのそれぞれ
の制御端子(図示の例ではFETのゲート)に接続され
た出力端子とを有していて、駆動指令信号su〜sw及
びsx〜szがそれぞれ発生したときにスイッチ素子F
u〜Fw及びFx〜Fzの制御端子に駆動信号Su〜S
w及びSx〜Szを与える。
【0054】本発明においては、これらの駆動信号をス
イッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzに与えることによ
り、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzを所定のタ
イミングでオンオフさせて、負荷に含まれる電圧蓄積手
段(図示の例ではバッテリB1 及びコンデンサC1 )か
ら磁石発電機1の発電コイルLu〜Lwに印加される交
流制御電圧の位相と大きさ(平均値)とを制御する。
【0055】負荷3側からスイッチ回路を構成するFE
Tに流れる電流を検出するため、ダイオードブリッジ全
波整流回路のブリッジの下辺を構成するダイオードDx
〜Dzのアノードの共通接続点と接地間に電流検出用抵
抗R1 が接続され、該抵抗R1 の両端に現れる電流検出
信号Vi が比較器CP1 の非反転入力端子に与えられて
いる。
【0056】また図示しない直流定電圧電源回路の出力
電圧を抵抗R2 及びR3 の直列回路からなる分圧回路に
より分圧して、抵抗R3 の両端に基準電圧Vrを発生す
る基準電圧発生回路405が設けられ、基準電圧Vrが
比較器CP1 の反転入力端子に入力されている。
【0057】バッファ回路403の出力端子(駆動信号
出力回路404の入力端子)のうち、スイッチ回路のブ
リッジの下辺のスイッチ素子Fx〜Fzをオン状態にす
ることを指令する駆動指令信号sx,sy,szをそれ
ぞれ出力する端子にカソードが共通接続されたダイオー
ドD1 ,D2 及びD3 のアノードが接続されている。ダ
イオードD1 ,D2 及びD3 のカソードの共通接続点は
エミッタが接地されたNPNトランジスタTR1 のコレ
クタに接続され、トランジスタTR1 がオン状態になっ
ている間、駆動指令信号sx,sy及びszが該トラン
ジスタTR1 を通して駆動信号出力回路404から側路
されてスイッチ回路のブリッジの下辺のスイッチ素子F
x〜Fzに駆動信号Sx〜Szが与えられるのが阻止さ
れるようになっている。
【0058】トランジスタTR1 のベースには、CPU
401から与えられるPWM信号Spwm と、比較器CP
1 の出力とがオア回路406を通して与えられている。
PWM信号は、スイッチ素子Fx〜Fzをオン状態にす
る期間低レベルの状態(「0」の状態)を保持し、スイ
ッチ素子Fx〜Fzをオフ状態にする期間高レベルの状
態(「1」の状態)を保持するパルス波形の信号であ
る。
【0059】スイッチ回路を構成するスイッチ素子Fu
〜Fw及びFx〜Fzを通して流れる電流が設定値より
も小さく、比較器CP1 の出力が低レベルの状態
(「0」の状態)にあるときには、PWM信号Spwm が
高レベルの状態にある期間トランジスタTR1 がオン状
態になって駆動指令信号sx〜szが駆動信号出力回路
404に与えられるのを阻止し、PWM信号が低レベル
の状態にある期間トランジスタTR1 がオフ状態になっ
て、駆動信号出力回路404に駆動指令信号sx〜sz
が与えられるのを許容する。これにより、負荷3のバッ
テリB1 から発電コイルLu〜Lwに制御電圧を与える
スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzが所定のデュー
ティ比でオンオフ制御される。
【0060】バッテリB1 からスイッチ素子Fu〜Fw
及びFx〜Fzを通して流れる電流が制限値を超える
と、電流検出信号Viが基準電圧信号Vrを超えて比較
器CP1 の出力が高レベルの状態に反転し、トランジス
タTR1 がオン状態に保持される。これによりスイッチ
素子Fx〜Fzに駆動信号Sx〜Szが与えられなくな
り、これらのスイッチ素子Fx〜Fzがオフ状態に保持
される。この状態では、スイッチ素子Fu〜Fw及びF
x〜Fzからなるスイッチ回路に電流が流れなくなるた
め、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzが過電流に
より破損するのが防止される。
【0061】図2に示した例では、バッファ回路403
と駆動信号出力回路404とによりスイッチ駆動回路
が、ダイオードD1 〜D3 とトランジスタTR1 とオア
回路406とによりデューティ制御回路がそれぞれ構成
されている。また電流検出用抵抗R1 と比較器CP1 と
抵抗R2 及びR3 とによりスイッチ素子を過電流から保
護する過電流保護回路が構成され、これらスイッチ駆動
回路、デューティ制御回路及び過電流保護回路と、CP
U401及びコントローラ402とにより、スイッチ制
御装置4が構成されている。
【0062】CPU401は位置検出器hu〜hwが出
力する位置検出信号Hu〜Hwを入力として、スイッチ
素子Fu〜Fw及びFx〜Fzをそれぞれ所定のタイミ
ングでオン状態にするための駆動信号Su〜Sw及びS
x〜Szを発生する。
【0063】図1のように位置検出器hu〜hwが取り
付けられている場合、永久磁石102及び103の極弧
角を180度とみなし、位置検出器がN極を検出したと
きに高レベルの信号を出力するものとすると、位置検出
器hu〜hwがそれぞれ発生する位置検出信号Hu〜H
wの波形は、図9の(A)〜(C)のようになる。図9
の横軸に示したθは回転子の回転角を示している。位置
検出信号Hu〜Hwは電気角で120度の位相差をもっ
て順次発生する。図示の例では、回転子が2極に構成さ
れているため、発電コイルに鎖交する磁束及び発電コイ
ルの誘起電圧の電気角(磁束波形及び誘起電圧波形上の
位相角)は機械角(回転子の回転角度で表した位相角)
に一致している。また図示の例では、位置検出器hu〜
hwがそれぞれ固定子のU相ないしW相の磁極の中心に
対して90度位相が進んだ位置に配置されているため、
位置検出器Hu〜Hwが低レベルになっている期間及び
高レベルになっている期間がそれぞれU相ないしW相の
発電コイルLu〜Lwに誘起する誘起電圧の一方の半サ
イクルの期間及び他方の半サイクルの期間に一致してい
る。例えば位置検出信号Huが低レベルになっている期
間がU相の発電コイルLuの誘起電圧の正の半サイクル
の期間に一致し、Huが高レベルになっている期間がU
相の発電コイルLuの誘起電圧の負の半サイクルの期間
に一致している。
【0064】ここで、スイッチ回路を構成する各スイッ
チ素子を電気角で180度の期間オン状態にし、残りの
180度の期間をオフ状態にするように各スイッチ素子
のオンオフ制御(180度スイッチング制御)を行わせ
るものとする。この場合、例えば図9(D)ないし
(I)のように、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜F
zの基準のスイッチングパターンを定める。
【0065】図9(D)ないし(I)はスイッチ素子F
u〜Fw及びFx〜Fzの基準スイッチパターンをそれ
ぞれのスイッチ素子に与えられる駆動信号Su〜Sw及
びSx〜Szの波形で示したもので、図9(D)ないし
(I)にそれぞれ示された高レベルの矩形波信号が駆動
信号Su〜Sw及びSx〜Szである。これらの駆動信
号Su〜Sw及びSx〜Szが発生している期間がスイ
ッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzの駆動期間であり、
駆動信号Su〜Sw及びSx〜Szが発生していない期
間がスイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzの非駆動期
間である。
【0066】図9に示した180度スイッチング制御の
基準スイッチパターンにおいては、U相ないしW相の発
電コイルLuないしLwに対してそれぞれ磁石界磁の回
転角度位置を検出する位置検出器huないしhwから得
られる位置検出信号HuないしHwがそれぞれ高レベル
になっている期間(それぞれの位置検出器が磁石界磁の
一方の磁極を検出している期間)をブリッジの上辺の対
応するスイッチ素子FuないしFwの非駆動期間とし、
位置検出信号HuないしHwがそれぞれ低レベルになっ
ている期間をブリッジの上辺の対応するスイッチ素子F
uないしFwの駆動期間とする。またスイッチ回路のブ
リッジの上辺のスイッチ素子FuないしFwのそれぞれ
の非駆動期間(位置検出器huないしhwがそれぞれ磁
石界磁の他方の磁極を検出している期間)をブリッジの
下辺の対応するスイッチ素子FxないしFzの駆動期間
とし、ブリッジの上辺のスイッチ素子FuないしFwの
駆動期間をそれぞれブリッジの下辺の対応するスイッチ
素子FxないしFzの非駆動期間とする。
【0067】図9(D)ないし(I)に示したような基
準スイッチパターンでスイッチ素子Fu〜Fw及びFx
〜Fzをオンオフさせると、負荷3に含まれる電圧蓄積
手段(図示の例では主としてバッテリB1 )からスイッ
チ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzにより構成されたスイ
ッチ回路を通して磁石発電機の発電コイルLu〜Lw
に、該発電コイルの誘起電圧と同位相の交流制御電圧が
印加される。
【0068】本発明においては、図9(D)ないし
(I)に示した基準スイッチパターンを基準にして、ス
イッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzのスイッチパター
ンの位相を変化させることにより、負荷側からスイッチ
回路を通して発電コイルに印加される交流制御電圧の誘
起電圧に対する位相を進み位相から遅れ位相まで変化さ
せる。これにより発電コイルに鎖交する磁束の量を増加
または減少させて、磁石発電機の特性を変化させる。
【0069】なお以下の説明において、単に交流制御電
圧の位相または位相角という場合、その位相または位相
角は、交流制御電圧の誘起電圧に対する位相または位相
角を意味する。
【0070】磁石発電機1から負荷3に供給される電流
を整流するダイオードブリッジ全波整流回路を構成する
ダイオードDu〜Dw及びDx〜Dzにそれぞれスイッ
チ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzを逆並列接続すること
により、スイッチ素子Fu〜Fw及びFx〜Fzのブリ
ッジ回路からなるスイッチ回路を構成して、スイッチ素
子Fu〜Fw及びFx〜Fzのオンオフのタイミングを
制御することにより、負荷側から発電コイル側に印加す
る交流制御電圧の位相を制御するようにすると、磁石発
電機の発電コイルに作用する磁界は、磁石界磁の回転に
伴って生じる回転磁界と、交流制御電圧によって流れる
制御電流により発電コイルから生じる制御用磁界とを合
成したものとなるため、磁石発電機の各種の特性を変化
させることができる。
【0071】ここで、発電コイルの誘起電圧に対して交
流制御電圧の位相を遅らせると、発電コイルが巻かれた
鉄心中を流れる磁束を増加させようとする磁束の量が増
加するため、発電機の出力が増大すると同時に、発電機
の入力トルクが大きくなる。逆に発電コイルの誘起電圧
に対して交流制御電圧の位相を進ませると、発電コイル
が巻かれた鉄心中の磁束を増加させようとする磁束の量
が減少するため、発電機の出力が低下すると同時に、入
力トルクが小さくなる。
【0072】図1に示した発電装置において、実際に発
電コイルLu,Lv及びLwをそれぞれ通して流れる相
電流Iu,Iv及びIwの波形と、全波整流回路により
反転させられた相電流の負の半サイクルIu´,Iv´
及びIw´の波形とを示すと図10(A)のようにな
る。
【0073】図1及び図2に示した発電装置において、
図9に示したようなスイッチパターンで180度スイッ
チング制御を行なわせる場合には、スイッチ回路を構成
するスイッチ素子を、ブリッジの上辺のスイッチ素子F
u〜Fwと下辺のスイッチ素子Fx〜Fzとに分けた場
合、必ず、上辺及び下辺のうちの一方で1つのスイッチ
素子がオン状態になっており、他方では2つのスイッチ
素子がオン状態になっている。
【0074】上記のように、整流・スイッチ回路のスイ
ッチ素子をオンオフ制御した場合の電流の流れを説明す
ると下記の通りである。
【0075】一例として図10(B)の期間T1 につい
て見ると、この期間T1 においては、図9より、上辺の
スイッチ素子Fvがオン状態にあり、下辺のスイッチ素
子Fx及びFzがオン状態にある。このような状態で、
U相の相電圧が正の半サイクルにあるとき、U相の相電
流Iuは、図3に破線で示したように、発電コイルLu
からスイッチ素子Fx及びダイオードDzと発電コイル
Lwとを通して還流し、出力側には流れない。そのた
め、整流・スイッチ回路2から負荷3に流れる電流はV
相の電流Ivのみとなる。また上辺のスイッチ素子Fv
がオン状態にあり、下辺のスイッチ素子Fx及びFzが
オン状態にあるT1 の期間において、U相の相電圧が負
の半サイクルにあるときには、図4に破線で示したよう
に、V相の発電コイルLvから流れ出した相電流Iv
が、ダイオードDv−負荷3−ダイオードDx−発電コ
イルLu−発電コイルLvの経路、及びダイオードDv
−負荷3−ダイオードDz−発電コイルLw−発電コイ
ルLvの経路で流れる。従って、図10(B)の期間T
1 においては、常にV相の相電流のみが負荷側に流れて
いる。
【0076】同様に、2つの上辺のスイッチ素子Fv及
びFwと1つの下辺のスイッチ素子Fxとがオン状態に
なる図10の期間T2 においては、U相の負方向の相電
流Iu´が負荷側に流れる。また1つの上辺のスイッチ
素子Fwと2つの下辺のスイッチ素子Fx及びFyとが
オン状態になる図10の期間T3 においては、W相の相
電流Iwが負荷3側に流れ、2つの上辺のスイッチ素子
Fu及びFwと1つの下辺のスイッチ素子Fyとがオン
状態になる図10の期間T4 においては、V相の負方向
の相電流Iv´が負荷側に流れる。
【0077】このようにして、負荷3側に流れ相電流
は、オン状態になるスイッチ素子の組み合わせが切り替
わるごとに、Iv→Iu´→Iw→Iv´→Iu→Iw
´→Ivのように切り替わっていき、これらの電流がバ
ッテリB1 に充電電流Icとして流れる。この充電電流
Icの波形を図示すると、図10(A)に太線で示した
波形のようになる。
【0078】本発明のように、スイッチ回路のスイッチ
素子をオンオフするタイミングを制御することにより、
負荷側から発電コイルに印加する交流制御電圧の位相
(発電コイルの誘起電圧に対する位相)を進み位相から
遅れ位相まで変化させると、各相の相電流の半波におい
て、負荷に充電電流として流れる期間が交流制御電圧の
位相の変化に伴って変化し、この変化に伴って充電電流
が増大したり減少したりする。
【0079】図11は交流制御電圧の位相を種々変化さ
せた場合に、充電電流Icが流れる期間が変化する様子
を、実測データに基づいて示したものである。交流制御
電圧の位相角を零とした場合には、図11のa点からb
点まで、to の期間に亘って充電電流Icが流れるが、
交流制御電圧の位相を進み位相としてその進み角を12
度とすると、充電電流が流れる期間は図11のt12のよ
うに進み角が零の場合よりも左側にシフトする。また交
流制御電圧の位相を遅れ位相として、その遅れ角を12
度とした場合には、図11のt-12 のように充電電流が
流れる期間が右側にシフトする。さらに、交流制御電圧
の位相を遅れ位相としてその遅れ角を24度及び36度
とすると、充電電流が流れる期間はそれぞれt-24 及び
t-36 のように更に右側にシフトする。
【0080】また図11には図示してないが、交流制御
電圧の位相を進ませると相電流の位相自体が右側にシフ
トし、交流制御電圧の位相を遅らせると、相電流の位相
自体が左側にシフトする。
【0081】これらのことから、交流制御電圧の位相角
を進角側に変化させると充電電流が小さくなり、該位相
角を遅角側に変化させると、充電電流が増加することが
分かる。
【0082】また図1の発電装置において、スイッチ素
子Fu〜Fw及びFx〜Fzの全てをオフ状態にして、
整流・スイッチ回路2をダイオードブリッジ全波整流回
路としてのみ機能させた場合と、スイッチ回路のスイッ
チ素子をオンオフ制御して、交流制御電圧の誘起電圧に
対する位相を種々変化させた場合とについて、回転数に
対する相電圧の位相の変化を示すと、図12のようにな
る。
【0083】図12において、「整流器」と表示されて
いる直線は、整流・スイッチ回路2の全てのスイッチ素
子をオフ状態に保持して、該整流・スイッチ回路を整流
回路としてのみ機能させた場合の相電圧の位相の回転数
に対する変化を示している。また図12において「進角
0°」、「進角12°」と表示されている直線はそれぞ
れ交流制御電圧の位相を進み位相として、その進み角を
0度及び12度とした場合の相電圧の位相の回転数に対
する変化を示している。また「遅角12」、「遅角24
°」及び「遅角36°」と表示されている直線はそれぞ
れ交流制御電圧の位相を遅れ位相として、その遅れ角を
12度、24度及び36度とした場合の、相電圧の位相
の回転数に対する変化を示している。
【0084】図12から明らかなように、回転数が10
00[rpm ]のとき、交流制御電圧の誘起電圧に対する
遅れ位相角を36度とした場合の方が、整流・スイッチ
回路2を整流回路としてのみ機能させた場合よりも、相
電圧の位相が遅れている。ここで、発電コイルの誘起電
圧の位相が整流・スイッチ回路2を整流回路としてのみ
機能させた場合の相電圧の位相と同一であるとすると、
交流制御電圧の位相を遅れ位相としてその遅れ角を36
度とした場合の方が、制御交流電圧を印加しない場合よ
りも相電圧が遅れ側にあるため、誘起電圧と制御交流電
圧との差の電圧により負荷に流れる電流は、遅れ角を3
6度した交流制御電圧を印加した場合の方が、制御電圧
を印加しない場合よりも進むことになる。そのため、遅
れ位相の制御電圧を印加すると、制御電圧を印加しない
場合よりも、磁石発電機の鉄心を通る磁束を増加させよ
うとする磁束の量が多くなり、充電電流が増大する。
【0085】これに対し、回転数が上昇していくと、交
流制御電圧を印加しない場合の相電圧の位相が直線的に
遅れていくのに対し、誘起電圧に対して36度遅れた交
流制御電圧を印加した場合の相電圧の位相は殆ど変化し
ない。そのため、回転数が上昇していくと、交流制御電
圧を印加しない場合に比べて、該制御電圧を印加した場
合の方が相電圧の位相が相対的に進むことになり、鉄心
に流れる磁束を増加させようとす磁束の量が減少する。
そのため、回転数が上昇していくと、整流・スイッチ回
路2からバッテリB1 に供給される充電電流Icが減少
する。
【0086】交流制御電圧の誘起電圧に対する位相角を
種々変化させた場合について、負荷のバッテリB1 に流
れる充電電流Icの回転数Nに対する特性を測定した結
果の一例を示すと、図13(B)のようになる。同図か
ら明らかなように、交流制御電圧の位相を進ませていく
と充電電流が減少していき、交流制御電圧の位相を遅ら
せていくと、充電電流が増加していく。
【0087】また交流制御電圧の位相角を変化させる
と、以下に示す理由で磁石発電機の入力トルクが変化す
る。
【0088】いずれの回転数においても、交流制御電圧
を誘起電圧に対して遅角させると、誘起電圧が高くなる
ため、相電流も大きくなり、その分発電機の入力トルク
が増大する。
【0089】また低回転域においては、交流制御電圧の
位相を進み位相とした場合よりも、交流制御電圧の位相
を遅れ位相とした場合の方が相電流の位相が進み側にあ
るため、より早い時期から磁石回転子に逆転方向の力が
かかるようになり、交流制御電圧の位相を遅れ位相とし
た場合の方が、大きい入力トルクが必要になる。
【0090】これに対し、回転数が上昇していくと、交
流制御電圧の位相が進み位相の場合も、遅れ位相の場合
も、相電流の位相に差がなくなり、高回転域では、主と
して発電コイルの誘起電圧の大きさの差に基づく相電流
の大小により入力トルクの差が決まるようになる。高回
転域では、回転数の上昇に伴って相電流が遅れていき、
磁石回転子に逆転方向の力が加わる期間が短くなってい
くため、交流制御電圧の位相を遅れ位相とした場合(例
えば遅れ角を36度した場合)でも、入力トルクは整流
・スイッチ回路2を整流回路としてのみ機能させた場合
よりも小さくなっていく。入力トルクの回転数Nに対す
る変化の一例を、図13(A)に示した。
【0091】上記の説明では、スイッチ回路の各スイッ
チ素子のオンオフのタイミングを制御して交流制御電圧
の位相角制御を行わせることにより、磁石発電機の出力
及び入力トルクを変化させ得ることを示したが、交流制
御電圧の位相を一定として、スイッチ回路のブリッジの
上辺のスイッチ素子Fu〜Fwまたは下辺のスイッチ素
子Fx〜Fzを所定のデューティ比Dfでオンオフさせ
るデューティ制御を行わせることによっても、磁石発電
機の出力及び入力トルクを変化させることができる。
【0092】なおデューティ比Dfは、スイッチパター
ンにより決まるスイッチ素子の駆動期間をT、該駆動期
間Tにおけるスイッチ素子のオン期間及びオフ期間をそ
れぞれTon及びToff とすると、Df={Ton/(Ton
+Toff )}×100=(Ton/T)×100[%]で
与えられる。
【0093】ここで図9に示したスイッチパターンの
内、上辺のスイッチ素子Fvと、下辺のスイッチ素子F
x及びFzとがオン状態にされる図10のT1 の期間を
例にとって、スイッチ回路の下辺のスイッチ素子Fx〜
Fzを所定のデューティ比でオンオフさせた場合の充電
電流の経路の変化について考える。
【0094】この場合、T1 の期間は、更にスイッチ素
子Fx,Fzのオンオフの状態と、U相の電圧とV相の
電圧との大小と、U相の電圧の正負の極性とにより、以
下に示す4つの期間に分けることができる。
【0095】期間(1):スイッチ素子Fx及びFzが
オフ状態で、U相の相電圧がV相の相電圧よりも大きい
とき。
【0096】期間(2):スイッチ素子Fx及びFzが
オフ状態で、U相の電圧がV相の相電圧よりも小さいと
き。
【0097】期間(3):スイッチ素子Fx及びFzが
オン状態で、U相の相電圧が正のとき。
【0098】期間(4):スイッチ素子Fx及びFzが
オン状態で、U相の相電圧が負のとき。
【0099】上記の期間(1)ないし(4)におけるス
イッチ回路の状態をそれぞれ図5ないし図8に示した。
期間(1)においては、U相の相電圧がV相の相電圧よ
りも大きいため、図5に示すように、U相からブリッジ
の上辺のダイオードDuを通った電流がスイッチ素子F
vを通してV相に流れ込む。従って、U相から流れ出し
た電流からV相に流れ込んだ電流を差し引いた電流が負
荷に充電電流として流れる。
【0100】期間(2)においては、V相の相電圧がU
相の相電圧よりも大きいため、図6に示すように、普通
の全波整流回路を通して流れる充電電流と同じ大きな充
電電流が流れる。
【0101】期間(3)においては、U相の下辺のスイ
ッチ素子Fxがオン状態になっているため、図7に示す
ように、U相の誘起電圧はスイッチ素子Fxとダイオー
ドDzとを通して短絡され、U相の相電流はバッテリB
1 には流れない。このときV相の相電流のみがバッテリ
B1 に充電電流として流れる。
【0102】また期間(4)においては、U相の相電圧
が負になるため、図8に示すように、スイッチ素子F
v,Fx及びFzがオン状態にあっても、回路は整流回
路と同様な状態になっており、全波整流回路を通して流
れる電流と同じ大きな充電電流が流れる。
【0103】ブリッジの下辺のスイッチ素子Fx〜Fz
を所定のデューティ比でオンオフさせると、これらのス
イッチ素子がオフ状態になっている期間が生じ、スイッ
チ素子Fx〜Fzがオフ状態になっている期間は、発電
コイルからダイオードブリッジ全波整流回路を通して負
荷に電流が流れる状態と同じ状態になるため、スイッチ
素子のデューティ比Dfを100%とした場合に比べ
て、充電電流が大きくなる。充電電流は、スイッチ素子
のオンデューティ比を小さくしていけばいくほど大きく
なっていく。また充電電流の増加にともなっ入力トルク
が大きくなっていく。
【0104】交流制御電圧の誘起電圧に対する位相を進
み位相としてその進角度を12度とした場合について、
ブリッジの下辺のスイッチ素子のデューティ比をdo 〜
d4(do <d1 <d2 <d3 <d4 )とした場合の発
電機の入力トルクと回転数Nとの関係、及び充電電流
(発電機の出力電流)と回転数との関係をそれぞれ図1
4(A)及び(B)に示した。
【0105】上記の例では、スイッチ回路のブリッジの
下辺のスイッチ素子を所定のデューティでオンオフさせ
てデューティ制御を行わせるようにしたが、ブリッジの
上辺のスイッチ素子を所定のデューティでオンオフさせ
るようにしても同じ結果が得られる。
【0106】上記のように、交流制御電圧の位相角制御
を行うことにより、磁石発電機の出力特性及び入力トル
ク特性を変化させることができ、またスイッチ回路のブ
リッジの下辺のスイッチ素子または上辺のスイッチ素子
のデューティ制御を行わせることによっても、磁石発電
機の出力特性及び入力トルク特性を変化させることがで
きる。
【0107】従って、交流制御電圧の位相角制御を行わ
せるか、またはスイッチ回路のブリッジの上辺または下
辺のスイッチ素子のデューティ制御を行わせることによ
り、発電機の出力を制御したり、発電機の入力トルクを
制御したりすることができる。
【0108】例えば、図2において、コントローラ40
2が発生する出力電流指示信号に応じて、スイッチ回路
のスイッチ素子のスイッチングのタイミングを変化させ
て交流制御電圧の位相角制御を行わせるか、またはブリ
ッジの上辺または下辺のスイッチ素子のデューティ制御
を行わせることにより、整流・スイッチ回路2から負荷
3に与えられる出力電流を出力電流指示信号に相応した
大きさにするように制御することができる。
【0109】この場合、出力電流の検出信号をCPU4
01に与えて、出力電流の指示値と検出値との偏差を零
にするように位相角制御またはデューティ制御を行わせ
ることもできる。
【0110】また必要なときにCPU401に磁石発電
機の入力トルクを低減させることを指示する入力トルク
低減指示信号を与えるようにしておいて、該入力トルク
低減指示信号が与えられたときに、磁石発電機の入力ト
ルクを小さくするように交流制御電圧の位相角制御を行
わせたり、スイッチ素子のデューティ制御を行わせたり
することにより、磁石発電機の入力トルクを低減させ
て、機関にかかる負担を少なくする制御を行わせること
ができる。
【0111】例えば、車両等の乗物を駆動する内燃機関
に磁石発電機1が取り付けられている場合には、乗物を
発進させる際などのように、加速性能を向上させる必要
がある状況が検出されたときに、CPU401に入力ト
ルク低減指示信号を与えて、該指示信号に応じて制御電
圧の位相角制御を行わせたり、スイッチ素子のデューテ
ィ制御を行わせたりすることにより、磁石発電機の入力
トルクを低減させて、加速性能を向上させるようにする
ことができる。
【0112】また内燃機関の回転速度が低いときには磁
石発電機の入力トルクを小さくし、回転速度が上昇した
ときには該入力トルクを大きくするように制御電圧の位
相角制御またはスイッチ素子のデューティ制御を行わせ
ることにより、機関の回転速度の変動を抑制するように
することもでき、機関の高速回転時に磁石発電機の入力
トルクを大きくするように制御を行わせることにより、
機関の過回転を防止するようにすることもできる。
【0113】整流・スイッチ回路2のスイッチ素子のス
イッチングのタイミングを変化させる方法としては、位
置検出器hu〜hwを磁石発電機の回転方向に回動し得
る台板に取り付けておいて、該位置検出器の取付け位置
を変化させる方法と、CPU401に所定の演算処理を
行わせることによりスイッチ素子の駆動信号の発生位置
を変化させる方法とが考えられるが、制御の応答性を高
め、また磁石発電機の機械的構成を簡単にするために
は、CPU401によりスイッチ素子の駆動信号の発生
位置を変化させる方法をとることが好ましい。
【0114】以下、CPU401によりスイッチ素子の
スイッチングのタイミングを制御して交流制御電圧の位
相を制御する方法の一例を説明する。
【0115】図1に示したように、位置検出器hu〜h
wが設けられている場合には、先ず位置検出信号Hu〜
Hwに基いて各スイッチ素子の基準の駆動期間(各スイ
ッチ素子に駆動信号を与える期間)と基準の非駆動期間
(各スイッチ素子をオフ状態に保つ期間)とを与える基
準スイッチパターンを定める。図16(A)は位置検出
信号Huを示し、同図(B)は該位置検出信号Huによ
り定められたスイッチ素子Fuのスイッチパターンを示
している。図16(B)において「ON」と表示されて
いる期間は駆動期間を示し、「OFF」と表示されてい
る期間は非駆動期間を示している。
【0116】また各スイッチ素子の非駆動期間と駆動期
間との境界点t1 及びt2 を各スイッチ素子のスイッチ
ングポイントとし、基準スイッチパターンにおけるスイ
ッチングポイントを計測開始点として、磁石発電機の被
制御特性を所期の特性とするために必要とされる各スイ
ッチ素子の実際のスイッチングポイントを、計測開始点
の検出時刻から実際のスイッチングポイントの検出時刻
までの間にタイマが計数する計数値(スイッチングポイ
ント計数値)の形で演算する。
【0117】例えば図16に示した例では、交流制御電
圧を誘起電圧に対して遅角させる場合に、基準スイッチ
パターンにおいて、スイッチ素子をオフ状態からオン状
態に切換えるスイッチングポイントt1 及びスイッチ素
子をオン状態からオフ状態に切換えるスイッチポイント
t2 をそれぞれ駆動期間の開始点を計測するための計測
開始点及び非駆動期間の開始点を計測するための計測開
始点として、これらの計測開始点から実際のスイッチン
グポイントton及びtoff までの間にタイマに計数させ
る計数値をスイッチングポイント計数値Td(図16C
参照)として演算させる。
【0118】また、交流制御電圧を誘起電圧に対して進
角させる場合には、スイッチ素子をオン状態からオフ状
態に切換えるスイッチングポイントt2 及びスイッチ素
子をオフ状態からオン状態に切換えるスイッチングポイ
ントt1 をそれぞれ駆動期間の開始点を計測するための
計測開始点及び非駆動期間の開始点を計測するための計
測開始点として、これらの計測開始点から実際のスイッ
チングポイントton´及びtoff ´までの間にタイマに
計数させる計数値をスイッチングポイント計数値Td´
(図16D参照)として演算させる。
【0119】そして、基準スイッチパターンにより与え
られる各スイッチ素子のスイッチングポイントt1 (制
御電圧を遅角させる場合)またはt2 (制御電圧を進角
させる場合)が検出されたときに、演算された各スイッ
チ素子のスイッチングポイント計数値をタイマにセット
して該タイマに計数動作を行わせ、該タイマが計数動作
を完了したときに各スイッチ素子をオン状態にするため
の駆動信号を発生させる。また基準スイッチパターンに
より与えられる各スイッチ素子のスイッチングポイント
t2 (制御電圧を遅角させる場合)またはt1 (制御電
圧を進角させる場合)が検出されたときに、演算された
各スイッチ素子のスイッチングポイント計数値をタイマ
にセットして該タイマに計数動作を行わせ、該タイマが
計数動作を完了したときに各スイッチ素子をオン状態に
するための駆動信号を消滅させる。
【0120】上記の処理をCPU401により行わせる
場合のプログラムの一例を示すフローチャートを図17
ないし図21に示した。
【0121】図17はメインルーチンを示したもので、
このメインルーチンにおいては、まず各部の初期化を行
うとともに、スイッチングポイント計数値TdまたはT
d´の初期値を読み込む。次いで、コントローラ402
から与えられている電流指示値を読み込み、位置検出信
号Hu〜Hwの立上がりのエッジ及び立下がりのエッジ
を検出して、位置検出信号Hu,Hv,Hwの信号幅ま
たは発生間隔から磁石発電機の回転数を演算する。次い
で、被制御特性を所期の特性とするために交流制御電圧
の位相を遅れ位相とすべきか、進み位相とすべきかを判
定し、遅れ位相とする場合には、図16に示したスイッ
チングポイント計数値Tdを、進み位相とする場合に
は、図16に示したスイッチングポイント計数値Td´
をそれぞれ予め作成してROMに記憶されたマップを用
いて演算する。
【0122】また位置検出信号Hu〜Hwのそれぞれの
立上がりエッジまたは立下がりエッジが検出されるごと
に、図18(A)〜(C)の割込みルーチンを実行さ
せ、タイマUないしタイマWに演算されたスイッチング
ポイント計数値TdまたはTd´をセットしてメインル
ーチンに復帰する。タイマUないしWは計数値がセット
されると同時にその計数値の計数を開始する。
【0123】そして、タイマUないしWがそれぞれセッ
トされた計数値の計数を完了したときに、図19ないし
図21の割込みルーチンを実行させて、駆動信号Su〜
Sw及びSx〜Szを発生させる。
【0124】駆動信号を発生させるための割込みルーチ
ンにおける処理を、タイマUが計数動作を完了したとき
に実行される図19の割込みルーチンを例にとって説明
する。この割込みルーチンにおいては、まず交流制御電
圧を進角させるのか遅角させるのかを判定し、遅角させ
る場合には、位置検出信号Huのレベルが高レベル
(「1」の状態)であるか否かを判定する。その結果、
位置検出信号Huのレベルが高レベルである場合には、
駆動信号Suを消滅させ、駆動信号Sxを発生させる。
また位置検出信号Huのレベルが低レベルであると判定
された場合には、駆動信号Suを発生させ、駆動信号S
xを消滅させる。同様に、交流制御電圧を進角させる場
合にも、位置検出信号Huのレベルを判定し、位置検出
信号Huのレベルが高レベルである場合には、駆動信号
Suを発生させ、駆動信号Sxを消滅させる。また位置
検出信号Huのレベルが低レベルであると判定された場
合には、駆動信号Suを消滅させ、駆動信号Sxを発生
させる。
【0125】同様にして、図20の割込みルーチンによ
り、駆動信号SvとSyとを発生させ、図21の割込み
ルーチンにより、駆動信号SwとSzとを発生させる。
【0126】上記の説明では、整流・スイッチ回路のス
イッチ素子の駆動期間を180度とする180度スイッ
チング制御を行わせるとしたが、本発明の目的を達成す
るためには、負荷側からスイッチ回路を通して発電コイ
ル側に印加する交流制御電圧の位相を制御するか、また
スイッチ回路のスイッチ素子のデューティ制御を行わせ
ることにより、負荷に出力電流を流す状態にある相の発
電コイルと鎖交する磁束を増減させることができればよ
く、スイッチ回路のスイッチングパターンは、必ずしも
180度スイッチング制御におけるスイッチングパター
ンでなくてもよい。
【0127】図1に示した例では、負荷3にバッテリが
含まれているが、バッテリの代りに、電圧蓄積手段とし
て機能し得る十分に容量が大きいコンデンサが負荷に含
まれている場合にも本発明を適用することができる。
【0128】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、負荷側
に電圧蓄積手段がある場合に、該電圧蓄積手段側から発
電コイル側に交流制御電圧を印加する手段を設けて、発
電コイルの誘起電圧に対する制御電圧の位相を適当な位
相に設定した状態で、スイッチ回路のブリッジの上辺の
スイッチ素子または下辺のスイッチ素子のうち駆動期間
にあるスイッチ素子を所定のデューティ比でオンオフ制
御して交流制御電圧の平均値を制御することにより、発
電コイルに作用する磁界を変化させて、磁石発電機自体
の特性を変化させることができるようにしたため、磁石
発電機の出力の制御を行わせることができる利点があ
る。
【0129】特に、本発明によれば、出力短絡式のレギ
ュレータを用いることなく、発電機の出力を制御するこ
とができるため、出力短絡式のレギュレータを用いる場
合に生じていた種々の問題点を解消することができる。
【0130】また本発明によれば、磁石発電機の入力ト
ルクを制御することができるため、磁石発電機を駆動す
る内燃機関の負担を軽減するように入力トルクを制御す
ることにより、機関の加速性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる発電装置の全体的な構成の一例
を示した回路図である。
【図2】図1のスイッチ制御装置の更に具体的な構成例
を示した構成図である。
【図3】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図4】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図5】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図6】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図7】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図8】本発明の動作を説明するための回路図である。
【図9】本発明の発電装置で用いる位置検出器の出力信
号の波形と該位置検出信号を基にして発生させられる駆
動信号の波形とを示した波形図である。
【図10】図1の発電装置において流れる相電流とバッ
テリの充電電流とU相の位置検出信号の波形とを示した
波形図である。
【図11】本発明の動作を説明する説明図である。
【図12】図1の発電装置において、交流制御電圧の位
相を種々変化させた場合について、回転数に対する相電
圧の位相の変化を示した線図である。
【図13】(A)は図1の発電装置の入力トルクと回転
数との関係の一例を交流制御電圧の位相角をパラメータ
にとって示した線図である。(B)は図1の発電装置の
負荷電流(充電電流)と回転数との関係の一例を交流制
御電圧の位相角をパラメータにとって示した線図であ
る。
【図14】(A)は図1の発電装置の入力トルクと回転
数との関係の一例を、デューティ制御におけるデューテ
ィ比をパラメータにとって示した線図である。(B)は
図1の発電装置の負荷電流(充電電流)と回転数との関
係の一例を、デューティ制御におけるデューティ比をパ
ラメータにとって示した線図である。
【図15】界磁の制御が行われない従来の磁石発電機の
特性を示した線図である。
【図16】本発明で用いるスイッチ制御装置からスイッ
チ素子の駆動信号を発生させる方法の一例を説明するた
めの線図である。
【図17】図16に示した方法により駆動信号を発生さ
せる際にマイクロコンピュータにより実行させるプログ
ラムのメインルーチンのアルゴリズムの一例を示したフ
ローチャートである。
【図18】(A)〜(C)は同プログラムの割込みルー
チンのアルゴリズムの一例を示したフローチャートであ
る。
【図19】同プログラムの他の割込みルーチンのアルゴ
リズムの一例を示したフローチャートである。
【図20】同プログラムの更に他の割込みルーチンのア
ルゴリズムの一例を示したフローチャートである。
【図21】同プログラムの更に他の割込みルーチンのア
ルゴリズムの一例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 磁石発電機 2 整流・スイッチ回路 3 負荷 4 スイッチ制御装置 B1 バッテリ(電圧蓄積手段) C1 コンデンサ(電圧蓄積手段) Fu〜Fw ブリッジの上辺のスイッチ素子 Fx〜Fz ブリッジの下辺のスイッチ素子 Su〜Sw,Sx〜Sz 駆動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G060 AA20 CA13 DA01 DB07 5H590 AA19 CA23 CC02 CD01 CD03 CE05 DD64 EB02 FB03 FC12 FC14 FC22 HA02 HA10 JA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石界磁を有する回転子と発電コイルを
    有する固定子とを備えた磁石発電機を電源として、電圧
    蓄積手段を有する負荷に直流電流を供給する発電装置に
    おいて、 ブリッジ接続された2n個(nは2以上の整数)のダイ
    オードからなっていて前記磁石発電機の出力を整流して
    前記負荷に供給するダイオードブリッジ全波整流回路
    と、前記2n個のダイオードに対してそれぞれ逆並列接
    続されてブリッジ接続された2n個のスイッチ素子から
    なるスイッチ回路とを備えた整流・スイッチ回路と、 前記発電コイルの誘起電圧に対して所定の位相角を有す
    る交流制御電圧を前記電圧蓄積手段から前記スイッチ回
    路を通して前記発電コイルに印加するように、前記スイ
    ッチ回路を構成する各スイッチ素子の駆動期間と非駆動
    期間とを定めて、定められた駆動期間の間スイッチ素子
    をオン状態にするための駆動信号を各スイッチ素子に与
    えるスイッチ制御装置とを具備し、 前記スイッチ制御装置は、前記磁石発電機の特定の特性
    を被制御特性として該被制御特性を所期の特性とするよ
    うに、前記スイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ素
    子または下辺のスイッチ素子のうち駆動期間にあるスイ
    ッチ素子を所定のデューティ比でオンオフ制御して前記
    交流制御電圧の平均値を制御するデューティ制御手段を
    備えていることを特徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 磁石界磁を有する回転子とn相(nは3
    以上の整数)の発電コイルを有する固定子とを備えた磁
    石発電機を電源として、電圧蓄積手段を有する負荷に直
    流電流を供給する発電装置において、 前記磁石界磁の回転角度位置を各発電コイルに対して検
    出する位置検出器と、 ブリッジ接続された2n個(nは2以上の整数)のダイ
    オードからなっていて前記磁石発電機の出力を整流して
    前記負荷に供給するダイオードブリッジ全波整流回路
    と、前記2n個のダイオードに対してそれぞれ逆並列接
    続されてブリッジ接続された2n個のスイッチ素子から
    なるスイッチ回路とを備えた整流・スイッチ回路と、 前記発電コイルの誘起電圧に対して所定の位相角を有す
    るn相の交流制御電圧を前記電圧蓄積手段から前記スイ
    ッチ回路を通して前記発電コイルに印加するように、前
    記スイッチ回路を構成する各スイッチ素子をオンオフ制
    御するスイッチ制御装置とを具備し、 前記スイッチ制御装置は、前記磁石発電機の特定の特性
    を被制御特性として、該被制御特性を所期の特性とする
    のに適した位相で前記交流制御電圧を発生させるよう
    に、前記位置検出器により検出された磁石界磁の回転角
    度位置を基準にして前記スイッチ回路の各スイッチ素子
    の駆動期間及び非駆動期間を定めるスイッチパターン決
    定手段と、前記スイッチ回路の各スイッチ素子に前記ス
    イッチパターン決定手段により定められた駆動期間の間
    スイッチ素子をオン状態にするための駆動信号を与える
    スイッチ駆動回路と、前記被制御特性を所期の特性とす
    るように前記スイッチ回路のブリッジの上辺のスイッチ
    素子または下辺のスイッチ素子のうち駆動期間にあるス
    イッチ素子を所定のデューティ比でオンオフ制御するデ
    ューティ制御手段とを備えていることを特徴とする発電
    装置。
  3. 【請求項3】 前記被制御特性は、前記磁石発電機の出
    力電流対回転数特性である請求項1または2に記載の発
    電装置。
  4. 【請求項4】 前記被制御特性は、前記磁石発電機の入
    力トルク対回転数特性である請求項1または2に記載の
    発電装置。
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