JP2003227183A - 床用目地装置 - Google Patents
床用目地装置Info
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Abstract
後端部を該目地プレートが傾斜状態になると自動的に上
方へ押し上げ、目地プレートの先端部が一方の床躯体上
へ大きく突出するのを阻止し、目地プレートの後端部に
荷重が加わっても下方へ移動することなく安全に使用で
きる床用目地装置を得るにある。 【解決手段】 一方の目地部側の床躯体に形成された反
目地部側が傾斜面の目地プレート支持ガイド凹部と、他
方の目地部側の床躯体に固定された目地プレート支持部
材と、この目地プレート支持部材に固定された上面が目
地部の中央部側が順次上方に位置する傾斜面の枕木と、
この枕木に支持される丸パイプ材が後端部の底面に固定
され先端部が目地プレート支持ガイド凹部を覆い目地部
が狭くなると一方の床躯体上へ乗り上がる目地プレート
と、目地プレート支持部材に取付けられた目地プレート
の後端部を上方へ所定量移動可能となるように丸パイプ
材内に挿入された支持ピンを有する保持具とで床用目地
装置を構成している。
Description
部が狭くなると、床目地部を覆っている目地プレートの
先端部が一方の床躯体上へ突出して、その揺れ動きを吸
収する床用目地装置に関する。
介して設けられた左右の建物の床躯体の一方の目地部側
の床躯体に形成された反目地部側が傾斜面の目地プレー
ト支持ガイド凹部と、前記左右の床躯体の他方の目地部
側床躯体に上面が該他方の床躯体の上面とほぼ同一面
で、上方へ移動可能に後端部が取付けられ、先端部が前
記目地プレート支持ガイド凹部を覆い、目地部が狭くな
ると先端部が一方の床躯体上へ乗り上がることができる
目地プレートとで構成されている。
目地プレートの重心部位が一方の床躯体の支持部を通過
しなければ目地プレートの後端部が上方へ移動すること
がなく、目地プレートの先端部が一方の床躯体上へ大き
く突出して大きな隙間が生じ、危険性が生じるという欠
点があるとともに、上方へ移動した目地プレートの後端
部上に荷重がかかると下方へ移動してしまい、危険であ
るという欠点があった。
目地部が狭くなると目地プレートの後端部を該目地プレ
ートが傾斜状態になることにより自動的に上方へ押し上
げ、目地プレートの先端部が一方の床躯体上へ大きく突
出するのを阻止するとともに、押し上げられた目地プレ
ートの後端部に荷重が加わっても、下方へ移動すること
なく、安全に使用することができる床用目地装置を提供
することを目的としている。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
に、本発明は目地部を介して設けられた左右の床躯体の
一方の目地部側の床躯体に形成された反目地部側が傾斜
面の目地プレート支持ガイド凹部と、前記左右の床躯体
の他方の目地部側床躯体に固定された目地プレート支持
部材と、この目地プレート支持部材に固定された上面が
目地部の中央部側が順次上方に位置する傾斜面の枕木
と、この枕木に支持される丸パイプ材が後端部の底面に
固定され、上面が他方の床躯体の上面とほぼ同一面とな
り、先端部が前記目地プレート支持ガイド凹部を覆い、
目地部が狭くなると前記一方の床躯体上へ乗り上がる目
地プレートと、前記目地プレート支持部材に取付けられ
た前記目地プレートの後端部を上方へ所定量移動可能と
なるように前記丸パイプ材内に挿入された支持ピンを有
する保持具とで床用目地装置を構成している。
り、本発明を詳細に説明する。
の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右
の建物3、3や建物とよう壁等の床躯体3a、3a間の
目地部を覆う本発明の床用目地装置で、この床用目地装
置1は前記左右の床躯体3a、3aの一方の目地部側の
床躯体3aに形成された反目地部側が傾斜面4の目地プ
レート支持ガイド凹部5と、前記左右の床躯体3a、3
aの他方の目地部側床躯体3aに複数本のビス6等によ
って固定されたアングル状の目地プレート支持部材7
と、この目地プレート支持部材7に固定された上面が目
地部の中央部側が順次上方に位置する傾斜面8の枕木9
と、この枕木9に支持される丸パイプ材10が後端部の
底面に溶接等によって固定され、上面が他方の床躯体3
aの上面とほぼ同一面となり、先端部が前記目地プレー
ト支持ガイド凹部5を覆い目地部2が狭くなると前記一
方の床躯体3a上へ乗り上がる目地プレート11と、前
記目地プレート支持部材7に取付けられた前記目地プレ
ート11の後端部を上方へ所定量移動可能となるよう
に、前記丸パイプ材10内に挿入された支持ピン12を
有する保持具13と、前記目地プレート11の後端およ
び先端部の上部に枢支ピン14、14で枢支された端部
ガイドプレート15、15とで構成されている。
示すように、薄い四角皿状に金属板等で形成され目地プ
レート本体16と、この目地プレート本体16内にモル
タルやコンクリート17等を介して取付けられた、タイ
ルや床化粧板等の床材18とで構成されている。
目地プレート支持部材7の両端部寄りの部位に複数本の
ビス6等によって固定される一対のL字状の保持具本体
19、19と、こ保持具本体19、19の上部寄りの部
位に形成された軸孔20、20に挿入されるとともに、
前記丸パイプ材10内に挿入される支持ピン12と、こ
の支持ピン12の両端部に取付けられたピン、ナット等
の抜け止め具21、21とで構成されている。
て目地部2が広くなるように揺れ動いた場合には、図6
に示すように目地プレート11の先端部が目地プレート
支持ガイド凹部5上をスライド移動して、その揺れ動き
を吸収する。
合には、図7に示すように目地プレート11の先端部が
目地プレート支持ガイド凹部5の反目地部側の傾斜面4
に沿って上方へスライド移動するとともに、後端部は他
方の床躯体3aの角部が支点となり、丸パイプ材10が
傾斜面8の枕木9上を移動して、目地プレート11の後
端部を上方へ移動させる。このため、目地プレート11
の先端部が一方の床躯体3a上に大きく突出するのが阻
止され、安全に使用することができる。
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は、目地プレート支持ガイド凹部5を覆うよ
うに複数本のビス6等によって固定された目地プレート
支持ガイド部材22と、他方の床躯体3aの上部角部を
覆うように複数本のビス6等によって固定された支持プ
レート23と、目地プレート11の両側寄りの部位の底
面に固定された2個の丸パイプ材10A、10Aと、こ
の2個の丸パイプ材10A、10Aが位置する部位の目
地プレート支持部材7に固定された枕木9A、9Aとを
用いた点で、このように構成した床用目地装置1Aにし
ても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果
が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、枕木の傾斜面8を一体形成した目地プ
レート支持部材7Aを用いるとともに、丸パイプ材10
の両端部内に挿入される支持ピン12A、12Aを用い
た保持具13Aを使用した点で、このように構成した床
用目地装置1Bにしても、前記本発明の第1の実施の形
態と同様な作用効果が得られる。なお、本発明の実施の
形態において、目地プレート支持部材7Aの傾斜面8部
位の強度を十分にするには、該傾斜面8部位の下部に補
強材を配置してもよい。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、他方の床躯体3aの目地部側部位にV
字状の支持凹部24を形成し、該支持凹部24を覆うよ
うに複数個のビス6等によって固定された枕木の傾斜面
8を有する目地プレート支持部材7Bを用いた点で、こ
のように構成した床用目地装置1Cにしても、前記本発
明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
躯体の一方の目地部側の床躯体に形成された反目地部側
が傾斜面の目地プレート支持ガイド凹部と、前記左右の
床躯体の他方の目地部側床躯体に固定された目地プレー
ト支持部材と、この目地プレート支持部材に固定された
上面が目地部の中央部側が順次上方に位置する傾斜面の
枕木と、この枕木に支持される丸パイプ材が後端部の底
面に固定され、上面が他方の床躯体の上面とほぼ同一面
となり、先端部が前記目地プレート支持ガイド凹部を覆
い、目地部が狭くなると前記一方の床躯体上へ乗り上が
る目地プレートと、前記目地プレート支持部材に取付け
られた前記目地プレートの後端部を上方へ所定量移動可
能となるように前記丸パイプ材内に挿入された支持ピン
を有する保持具とで構成されているので、目地部が地震
等によって狭くなった場合、目地プレートの後端部を枕
木の傾斜面によって上方へ押し上げることができる。し
たがって、目地部の先端部が一方の床躯体上へ大きく突
出するのを阻止でき、安全に使用することができる。
の後端部を枕木の傾斜面によって上方へ押し上げるの
で、押し上げられた目地プレートの後端部上に乗って
も、目地プレートが下方へ移動するのを確実に防止でき
る。
で、容易に取付けることができる。
様な効果が得られる。
部破断斜視図。
面を示す斜視図。
た動作説明図。
た動作説明図。
外した状態の平面図。
図。
図。
図。
3:建物、4:傾斜面、5:目地プレート支
持ガイド凹部、6:ビス、7、7A、7B:目地プレー
ト支持部材、8:傾斜面、 9、9A:枕
木、10、10A:丸パイプ材、11:目地プレート、
12、12A:支持ピン、13、13A:保持具、
14:枢支ピン、15:端部ガイドプレート、16:
目地プレート本体、17:モルタルやコンクリート、1
8:床材、 19:保持具本体、20:軸
孔、 21:抜け止め具、22:目地プレー
ト支持ガイド部材、23:支持プレート、24:V字状
の支持凹部。
Claims (2)
- 【請求項1】 目地部を介して設けられた左右の床躯体
の一方の目地部側の床躯体に形成された反目地部側が傾
斜面の目地プレート支持ガイド凹部と、前記左右の床躯
体の他方の目地部側床躯体に固定された目地プレート支
持部材と、この目地プレート支持部材に固定された上面
が目地部の中央部側が順次上方に位置する傾斜面の枕木
と、この枕木に支持される丸パイプ材が後端部の底面に
固定され、上面が他方の床躯体の上面とほぼ同一面とな
り、先端部が前記目地プレート支持ガイド凹部を覆い、
目地部が狭くなると前記一方の床躯体上へ乗り上がる目
地プレートと、前記目地プレート支持部材に取付けられ
た前記目地プレートの後端部を上方へ所定量移動可能と
なるように前記丸パイプ材内に挿入された支持ピンを有
する保持具とからなることを特徴とする床用目地装置。 - 【請求項2】 丸パイプ材と保持具の支持ピンは目地プ
レートの後端部の底面が他方の床躯体の上面とほぼ同一
面まで移動可能となるように設定されていることを特徴
とする請求項1記載の床用目地装置。
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JP2008088721A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Dooei Gaiso Kk | 床用目地装置 |
JP2010229787A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 建築物用床エキスパンションジョイント |
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JP2014092016A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Wada Soubi Co Ltd | 免震エキスパンションジョイント床の定位置維持機構 |
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- 2002-02-01 JP JP2002025115A patent/JP3813880B2/ja not_active Expired - Fee Related
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