JP2003226136A - ピラーレスドアの側突変形抑制装置 - Google Patents

ピラーレスドアの側突変形抑制装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側突時の衝突荷重を効果的に車体側に分散す
ることにより、ドアの変形を効果的に抑制できるピラー
レスドアの側突変形抑制装置を提供する。 【解決手段】 車体側面の前後方向に隣接した前方ドア
11および後方ドア12の略全幅に亘って前方ドアガー
ド部材14,15および後方ドアガード部材16,17
を配置し、前方ドアガード部材と後方ドアガード部材と
の間に、非作動状態で分離し、作動状態で両ドアガード
部材を連結するラッチ装置20を設ける。側突検出手段
31,32で車両10のドア部分への側面衝突を検知あ
るいは事前検知した時に、制御手段によってラッチ装置
20を非作動状態から作動状態に切り換えることによ
り、前方ドアガード部材14,15と後方ドアガード部
材16,17とを連結して、ドアに入力された側突荷重
を前方ドアガード部材および後方ドアガード部材を介し
てドアロック装置41を介して車体側に分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドア、とり
わけ、車体側面の前後方向に隣接して配置される前方ド
アおよび後方ドアを備えたピラーレスドアの側突時の側
突変形抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側突(側面衝突)時にドア
が車室内方に変形するのを抑制する装置としては、例え
ば特開2001−191879号公報に開示されるもの
があり、側突する物体の距離をプリクラッシュセンサで
検出して側突を予測し、この側突を予測した場合はラッ
チ装置を作動してピンを突出し、このピンによってドア
とロッカとをロックするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、側突の
予測によってラッチ装置によってドアをロッカにロック
した場合にも、ドアの前後両側にピラーが存在する場
合、例えばフロントドアではフロントピラーとセンター
ピラー、リヤドアではセンターピラーとリヤピラーが存
在する場合は、ドアはその前後両側がドアロック装置や
ヒンジによってピラーに拘束されるため、前記ラッチ装
置によるロッカへの拘束と相俟って側突時の車室内方へ
の変形量を効果的に抑制できるのであるが、ピラーレス
ドアのようにフロントドアとリヤドアの間にピラー(セ
ンターピラー)が存在しない場合は、ドアの支持が片持
ち状となっているため、前記ラッチ装置によるドアの拘
束効果は十分に得られず、側突時のドアの変形量が大き
くなってしまう。
【0004】そこで、本発明は、側突時の衝突荷重を効
果的に車体側に分散することにより、ドアの変形を効果
的に抑制できるようにしたピラーレスドアの側突変形抑
制装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車体側面の前後方向に隣接して前方ドアおよび後方
ドアが配置されたピラーレスドアにおいて、前記前方ド
アおよび前記後方ドアに、各ドアの車体前後方向の略全
幅に亘って配置される前方ドアガード部材および後方ド
アガード部材と、前方ドアガード部材と後方ドアガード
部材との間に設けられ、非作動状態で分離し、作動状態
で両ドアガード部材を連結するラッチ装置と、車両のド
ア部分への側面衝突を検知あるいは事前検知する側突検
出手段と、この側突検出手段によって側面衝突を検知あ
るいは事前検知した時に、前記ラッチ装置を非作動状態
から作動状態に切り換える制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のピラーレスドアの側突変形抑制装置において、ラッ
チ装置を、前方ドアガード部材または後方ドアガード部
材の一方に設けられ、制御手段の作動状態への切り換え
信号により側突荷重の入力方向に移動するロックピン
と、前方ドアガード部材または後方ドアガード部材の他
方に設けられ、前記ロックピンの係合端部を受容する係
合凹部と、を備えて構成したことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項1また
は2に記載のピラーレスドアの側突変形抑制装置におい
て、前方ドアガード部材および後方ドアガード部材と、
これら両ドアガード部材間のラッチ装置とを1組のガー
ド機構として、このガード機構を前方ドアおよび後方ド
アの上下方向に複数組設けたことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載のピラーレスドアの側突変形抑制装置において、
前方ドアと後方ドアとの対向部分を段継状の重ね合わせ
構造とし、前方ドアガード部材および後方ドアガード部
材の対向側端部を前記段継状の重ね合わせ部分またはそ
の近傍に配置したことを特徴としている。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、側突検
出手段によってドア部分への側面衝突を検知あるいは事
前検知すると、制御手段によりラッチ装置を作動状態に
切り換えて、前方ドアの前方ドアガード部材と後方ドア
の後方ドアガード部材とが連結される。
【0010】このため、前方ドアと後方ドアとの間にピ
ラーが存在しない場合にも、前方ドアガード部材および
後方ドアガード部材が各ドアの車体前後方向の略全幅に
亘って配置されていることにより、前方ドアと後方ドア
は前記ラッチ装置を介して一体化されることになる。
【0011】従って、前方ドアまたは後方ドアに入力さ
れた側突荷重は、前方ドアガード部材および後方ドアガ
ード部材を介して各ドアを車体側に拘束するドアロック
装置などを介して車体側に分散することができるため、
ピラーレスドアにあっても側突時におけるドアの車室内
方への変形量を効果的に抑制することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、ラッチ装置はロックピンの係合
端部が係合凹部に受容されることにより、ロックピンを
係合凹部に係合して前方ドアガード部材と後方ドアガー
ド部材とを連結でき、このとき、ロックピンが係合凹部
に受容される際の移動方向は側突荷重の入力方向である
ため、側突荷重で前方ドアが変形した場合にもロックピ
ンと係合凹部との係合状態を確実に保持することができ
る。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、前方ドアガード部材およ
び後方ドアガード部材と、これら両ドアガード部材間の
ラッチ装置とを1組としたガード機構を、前方ドアおよ
び後方ドアの上下方向に複数組設けたので、ドアの補強
性を大きくして変形の抑制効果を高めることができると
ともに、側突荷重の伝達効率を高めて分散効率を向上す
ることができる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、前方ドアと後方ドアとの対
向部分に形成した段継状の重ね合わせ部分またはその近
傍に、前方ドアガード部材および後方ドアガード部材の
対向側端部を配置したので、これら両ドアガード部材の
連結部分をより近接配置できて、ドアの強度をより高め
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0016】図1から図5は本発明にかかるピラーレス
ドアの側突変形抑制装置の一実施形態を示し、図1は車
両のフロントドアよりも後方部分を示す概略構成図、図
2はラッチ装置を設けたフロントドアとリヤドアの連結
部分の断面図、図3はラッチ装置が作動状態にあるフロ
ントドアとリヤドアの連結部分の断面図、図4は非作動
状態にあるラッチ装置の断面図、図5は作動状態にある
ラッチ装置の断面図である。
【0017】本実施形態の車両10は図1に示すよう
に、車体側面の前後方向に隣接して配置した前方ドアと
してのフロントドア11と後方ドアとしてのリヤドア1
2を備え、これらフロントドア11とリヤドア12は、
両ドア11,12が開戸式である場合、またはフロント
ドア11が開戸式でリヤドア12が引戸式である場合の
いずれでも本発明を適用することができる。
【0018】前記フロントドア11と前記リヤドア12
は、図2に示すようにアウタパネル11a,12aとイ
ンナパネル11b,12bを接合して構成され、これら
アウタパネル11a,12aとインナパネル11b,1
2b間には、ドアに所定の厚みを持つように空間部S
1,S2が設けられる。
【0019】フロントドア11の後方端部には、車室内
側(図2中上方)が段差状に凹設される前方凹部11c
が形成されるとともに、リヤドア12の前方端部には、
車外側(図2中下方)が段差状に凹設される後方凹部1
2cが形成され、フロントドア11とリヤドア12の対
向部分13は、前方凹部11cと後方凹部12cとを段
継状に互いに重ねて付き合わせ、両ドア11,12間に
はピラーを設けないピラーレス構造となっている。
【0020】前記フロントドア11の空間部S1内に
は、このフロントドア11の車体前後方向の略全幅に亘
って配置される前方ドアガード部材としてのフロントガ
ードバー14,15を、上下2段に適宜間隔をもって平
行に設けてある。
【0021】また、同様に前記リヤドア12の空間部S
2内には、前記フロントガードバー14,15のそれぞ
れに連続性を持つように上下位置を対応させて、後方ド
アガード部材としてのリヤガードバー16,17をリヤ
ドア12の車体前後方向の略全幅に亘って平行に設けて
ある。尚、本実施形態では下段のリヤガードバー17は
後端部がタイヤハウス10aにかかっている。
【0022】そして、前記フロントガードバー14,1
5と、これらフロントガードバー14,15に対向する
前記リヤガードバー16,17との間には、非作動状態
で分離し、作動状態でそれぞれ対応するガードバー同
士、つまりフロントガードバー14とリヤガードバー1
6およびフロントガードバー15とリヤがイードバー1
7を連結するラッチ装置20を設けてある。
【0023】ここで、フロントガードバー14,リヤガ
ードバー16,ラッチ装置20で1組のガード機構18
が構成されるとともに、フロントガードバー15,リヤ
ガードバー17,ラッチ装置20でもう1組のガード機
構19が構成され、本実施形態では上下方向に2組のガ
ード機構18,19が構成されている。
【0024】図2に示すように前記フロントガードバー
14,15および前記リヤガードバー16,17の対向
側端部を前記段継状の重ね合わせ部分、つまりフロント
ガードバー14,15の後端部を前方凹部11cの形成
部分近傍に配置するとともに、リヤガードバー16,1
7の前端部を後方凹部12cの形成部分にに配置してあ
る。
【0025】前記ラッチ装置20は、図2に示すように
フロントガードバー14,15に設けられ、ロックピン
22を出没するラッチ本体部分20Aと、リヤガードバ
ー16,17に設けられ、前記ロックピン22の係合端
部22aを受容する係合凹部20Bと、を備えて構成さ
れる。
【0026】前記ラッチ本体部分20Aは、図4に示す
ようにハウジング21内に摺動自在に嵌挿されるロック
ピン22と、このロックピン22の係合端部22aをハ
ウジング21の開口部21aから突出する方向に付勢す
る圧縮スプリング23と、この圧縮スプリング23の付
勢力に抗してロックピン22をハウジング21内に吸引
する励磁力を発生するメインソレノイド24と、ロック
ピン22の出没位置を確定するストッパー機構25と、
を備えて概略構成される。
【0027】前記ハウジング21のロックピン22を収
納した内側は、開口部21a側が小径部分21b、底部
材21c側が大径部分21dとなり、ロックピン22の
一般部分22bが小径部分21bに摺動自在に嵌合され
るとともに、ロックピン22の係合端部22aと反対側
の端部に形成した鍔部22cが大径部分21dに嵌合さ
れて抜止めされる。
【0028】前記ロックピン22の一般部分22bに
は、前記ストッパー機構25によって位置決めされる第
1,第2溝22d,22eが所定間隔Lをおいて形成さ
れている。
【0029】前記ストッパー機構25は、ハウジング2
1の小径部分21b外周に形成された径方向孔22fに
摺動自在に嵌挿されるストッパーピン25aと、この径
方向孔22fの外側に装着したキャップ25b内に収納
されて、ストッパーピン25aを係合方向(ロックピン
22の中心方向)に付勢するスプリング25cと、を備
えて構成され、ストッパーピン25aは図4に示すロッ
クピン22の収納状態で第1溝22dに係合されるとと
もに、図5に示すロックピン22の突出状態で第2溝2
2eに係合される。
【0030】また、前記キャップ25bがハウジング2
1から突出する端部に図外のサブソレノイドが設けら
れ、このサブソレノイドが励磁されることにより、係合
状態にある前記ストッパーピン25aはスプリング25
cの付勢力に抗して吸引され、前記第1溝22dまたは
前記第2溝22eから抜け出されて係合解除するように
なっている。
【0031】前記ロックピン22を出没するメインソレ
ノイド24および前記ストッパーピン25aを出没する
サブソレノイドは、図4に示すように制御手段としての
電子制御装置(マイクロコンピュータ)30から出力さ
れる切り換え信号によって励磁および非励磁されるよう
になっており、同図に示すようにメインソレノイド24
を励磁してハウジング21内にロックピン22を収納し
た状態がラッチ装置20の非作動状態となり、また、図
5に示すようにメインソレノイド24を非励磁してロッ
クピン22を突出させた状態がラッチ装置20の作動状
態となる。
【0032】前記電子制御装置30から出力される切り
換え信号は、車両10の左右側面に設けた側突検出手段
としてのプリクラッシュセンサ31,32から入力され
る側突検出信号に基づいて制御される。
【0033】前記プリクラッシュセンサ31,32は、
超音波や電波によって側突される物体、例えば相手車両
までの距離を検出して前記電子制御装置30に出力し、
この電子制御装置30によってドア部分への側面衝突を
検知あるいは事前検知するようになっている。
【0034】前記ラッチ本体部分20Aは、図2に示す
ようにフロントドア11の前方凹部11c部分の空間部
S1内に配置され、フロントガードバー14,15の後
端部に取り付けたブラケット14a,15aに底部材2
1cが固定されるとともに、ハウジング21の開口部2
1a側端部がインナパネル11bに固定されることによ
り、ロックピン22の突出方向を車室内方、つまり側突
荷重の入力方向となるように設定してある。
【0035】一方、前記係合凹部20Bは、リヤドア1
2の後方凹部12c部分に配置され、リヤガードバー1
6,17の前端部に取り付けたブラケット16a,17
aを、前記ラッチ本体部分20Aから出没されるロック
ピン22に対向する部分を凹設することにより形成され
る。
【0036】ところで、前記フロントドア11は、図1
に示すように後端部の上下2箇所にドアロック装置40
が設けられ、これらドアロック装置40によってフロン
トドア11はその閉状態で車体B側にロックされるとと
もに、前記リヤドア12は上段のリヤガードバー16の
後端部に位置してドアロック装置41が設けられ、この
ドアロック装置41を介してリヤドア12はその閉状態
で車体Bにロックされる。
【0037】以上の構成により本実施形態のピラーレス
ドアの側突変形抑制装置にあっては、プリクラッシュセ
ンサ31,32によって側面衝突が検知されない通常運
転状態では、ラッチ装置20は図2,図4に示すように
ロックピン22がラッチ本体部分20Aのハウジング2
1内に収納された状態にある。
【0038】次に、プリクラッシュセンサ31,32の
検出信号によってドア部分、特にこの実施形態ではフロ
ントドア11への側面衝突を検知あるいは事前検知する
と、電子制御装置30から切り換え信号(非励磁信号)
をラッチ本体部分20Aのメインソレノイド24に出力
してラッチ装置20を作動状態に切り換える。
【0039】すると、図3,図5に示すようにロックピ
ン22が突出されて、その係合端部22aが係合凹部2
0Bに係合することにより、フロントドア11のフロン
トガードバー14,15とリヤドア12のリヤガードバ
ー16,17とが連結される。
【0040】このため、フロントドア11とリヤドア1
2との間にピラーが存在しないピラーレスドアでも、互
いに連結されたフロントガードバー14,15およびリ
ヤガードバー16,17が各ドア11,12の車体前後
方向の略全幅に亘って配置されていることにより、フロ
ントドア11とリヤドア12は前記ラッチ装置20を介
して一体化されることになる。
【0041】従って、フロントドア11に入力された側
突荷重はリヤドア12のリヤガードバー16,17に伝
達され、更にこのリヤガードバー16,17からリヤド
ア12後側のドアロック装置41を介して車体B側に伝
達されることになり、結果的に前記側突荷重を効果的に
車体側に分散することができるため、ピラーレスドアで
あっても側突時におけるフロントドア11の車室内方へ
の変形量を効果的に抑制することができる。
【0042】また、本実施形態では前記ロックピン22
の突出方向を側突荷重の入力方向となるように設定した
ので、側突荷重でフロントドア11が変形した場合にも
ロックピン22と係合凹部20Bとの係合状態を保持し
て、フロントガードバー14,15とリヤガードバー1
6,17との連結状態を維持することができる。
【0043】更に、フロントガードバー14,15とリ
ヤガードバー16,17および車体前後方向で対応する
ガードバー同士の間に設けたラッチ装置20で構成され
るガード機構18,19を、フロントドア11およびリ
ヤドア12の上下方向に複数組設けたので、ドアの補強
性を大きくして変形の抑制効果を高めることができると
ともに、側突荷重の伝達効率を高めて分散効率を向上す
ることができる。
【0044】更にまた、前記フロントドア11とリヤド
ア12との対向部分13に形成した段継状の重ね合わせ
部分またはその近傍に、フロントガードバー14,15
およびリヤガードバー16,17の対向側端部を配置し
たので、これら両ガードバー14,15および16,1
7の連結部分をより近接配置できるようになるため、ド
アの強度をより高めることができる。
【0045】ところで、本発明のピラーレスドアの側突
変形抑制装置を前記実施形態を例に取って説明したが、
これに限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各
種実施形態を採ることができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両のフロントド
アよりも後方部分を示す概略構成図。
【図2】本発明の一実施形態におけるラッチ装置を設け
たフロントドアとリヤドアの連結部分の断面図。
【図3】本発明の一実施形態におけるラッチ装置が作動
状態にあるフロントドアとリヤドアの連結部分の断面
図。
【図4】本発明の一実施形態における非作動状態にある
ラッチ装置の断面図。
【図5】本発明の一実施形態における作動状態にあるラ
ッチ装置の断面図。
【符号の説明】
10 車両 11 フロントドア(前方ドア) 12 リヤドア(後方ドア) 13 ドアの対向部分 14,15 フロントガードバー(前方ドアガード部
材) 16,17 リヤガードバー(後方ドアガード部材) 18,19 ガード機構 20 ラッチ装置 20A ラッチ本体部分 20B 係合凹部 22 ロックピン 22a 係合端部 30 電子制御装置(制御手段) 31,32 プリクラッシュセンサ(側突検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側面の前後方向に隣接して前方ドア
    および後方ドアが配置されたピラーレスドアにおいて、 前記前方ドアおよび前記後方ドアに、各ドアの車体前後
    方向の略全幅に亘って配置される前方ドアガード部材お
    よび後方ドアガード部材と、 前方ドアガード部材と後方ドアガード部材との間に設け
    られ、非作動状態で分離し、作動状態で両ドアガード部
    材を連結するラッチ装置と、 車両のドア部分への側面衝突を検知あるいは事前検知す
    る側突検出手段と、 この側突検出手段によって側面衝突を検知あるいは事前
    検知した時に、前記ラッチ装置を非作動状態から作動状
    態に切り換える制御手段と、を備えたことを特徴とする
    ピラーレスドアの側突変形抑制装置。
  2. 【請求項2】 ラッチ装置は、前方ドアガード部材また
    は後方ドアガード部材の一方に設けられ、制御手段の作
    動状態への切り換え信号により側突荷重の入力方向にロ
    ックピンを移動するラッチ本体部分と、 前方ドアガード部材または後方ドアガード部材の他方に
    設けられ、前記ロックピンの係合端部を受容する係合凹
    部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のピラ
    ーレスドアの側突変形抑制装置。
  3. 【請求項3】 前方ドアガード部材および後方ドアガー
    ド部材と、これら両ドアガード部材間のラッチ装置とを
    1組のガード機構として、このガード機構を前方ドアお
    よび後方ドアの上下方向に複数組設けたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のピラーレスドアの側突変形
    抑制装置。
  4. 【請求項4】 前方ドアと後方ドアとの対向部分を段継
    状の重ね合わせ構造とし、前方ドアガード部材および後
    方ドアガード部材の対向側端部を前記段継状の重ね合わ
    せ部分またはその近傍に配置したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のピラーレスドアの側突変形
    抑制装置。
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