JP2003223804A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP2003223804A JP2002022952A JP2002022952A JP2003223804A JP 2003223804 A JP2003223804 A JP 2003223804A JP 2002022952 A JP2002022952 A JP 2002022952A JP 2002022952 A JP2002022952 A JP 2002022952A JP 2003223804 A JP2003223804 A JP 2003223804A
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Toru Nakayama
徹 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電バルブを光源とする車輌用前照灯におい
て、放電バルブが発生する電磁ノイズを確実に遮蔽する
ことを課題とする。 【解決手段】 リフレクタ5に固定された放電バルブ6
と、該放電バルブに結合されて放電バルブに電力を供給
するためのソケット19とを有し、上記リフレクタは放
電バルブを取り付けるための取付孔8の周辺に導電材料
から成るシールド部(反射膜)12を有し、上記ソケッ
トはその周囲を覆う導電材料から成るシールド部(金属
カバー)21を有し、リフレクタのシールド部とソケッ
トのシールド部との間に弾性を有する導電材料によって
形成された接続部材(導電パッキン)22を弾性変形さ
せた状態で介在させ、これによって、リフレクタ側シー
ルド部とソケット側シールド部とを電気的に接続させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用前照灯
に関する。詳しくは、放電バルブを光源として使用した
車輌用前照灯にあって、放電バルブの点灯時に発生する
ノイズを効果的に遮蔽する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】放電バルブは従来のバルブに比較して比
較的低い電力消費量で高い光度を得ることが出来るとい
う大きな利点があるため、車輌、特に自動車用の前照灯
の光源として使用されてきている。
【0003】ところが、放電バルブは電磁ノイズを発生
するという問題がある。近年の自動車は安全性の確保や
操作性の向上のため種々の電子回路が備えられており、
放電バルブが発生する電磁ノイズがこれら電子回路の動
作に影響を与えるという問題がある。
【0004】放電バルブが発生する電磁ノイズから電子
回路を保護する目的で提案された電磁ノイズ遮蔽手段
に、次のようなものがある。
【0005】すなわち、放電バルブの取付孔を有するリ
フレクタの内面に導電膜を形成して、該導電膜を上記取
付孔の内面又は外面まで延在させ、放電バルブの口金部
に取り付けられて放電バルブと点灯回路との間を接続す
るためのソケットに導電性の金属カバーを被着し、ソケ
ットと点灯回路との間を接続しているコードを導電性金
属メッシュで被覆して、該被覆の一端を上記金属カバー
と接続すると共に他端を接地し、上記取付孔の開口縁に
導電性の金属から成り上記導電膜と接続されると共に受
け凹部を有する接続金具を配設し、上記金属カバーに接
続用突起を設け、ソケットが回転されて放電バルブの口
金部に結合されたときにソケットに被着されている金属
カバーの接続用突起が上記接続金具の受け凹部に係合し
て、これによって、上記導電膜が金属カバー及びコード
被覆を介して接地され、上記導電膜、金属カバーによっ
て放電バルブが発生する電磁ノイズを車体の内部に対し
て遮蔽するようにしたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁ノ
イズ遮蔽手段にあっては、ソケットが回転して行って一
点においてソケットに被着された金属カバーの接続用突
起とリフレクタの内面に設けられた導電膜と接続された
接続金属の受け凹部とが接続されるので、ソケットの回
転が僅かでも足らなかったり、回転しすぎたりすると、
上記接続突起と受け凹部との結合がうまく行われず、リ
フレクタに形成した導電膜を接地させることが出来ず、
その結果、放電バルブが発生する電磁ノイズを遮蔽する
ことが出来なくなってしまう。また、上記接続箇所は一
点のみであるので、接続箇所以外の放電バルブとソケッ
トとの隙間から電磁ノイズが漏れてしまう。すなわち、
放電バルブが発生する電磁ノイズの遮蔽の確実性に乏し
いという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、放電バルブを光源とす
る車輌用前照灯において、放電バルブが発生する電磁ノ
イズの量を低減することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、
上記した課題を解決するために、リフレクタに固定され
た放電バルブと、該放電バルブに結合されて放電バルブ
に電力を供給するためのソケットとを有する車輌用前照
灯であって、上記リフレクタは放電バルブを取り付ける
ための取付孔の周辺に導電材料から成るシールド部を有
し、上記ソケットはその周囲を覆う導電材料から成るシ
ールド部を有し、リフレクタのシールド部とソケットの
シールド部との間に弾性を有する導電材料によって形成
された接続部材を弾性変形させた状態で介在させ、これ
によって、リフレクタ側シールド部とソケット側シール
ド部とを電気的に接続させるようにしたものである。
【0009】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
リフレクタ側シールド部とソケット側シールド部とが両
者の間に弾性変形した状態で介在される接続部材を介し
て接続されるので、リフレクタ側シールド部をソケット
側シールド部を介して確実に接地させることが出来、依
って、放電バルブから発生する電磁ノイズの量を確実に
低減することが出来る。
【0010】また、弾性を有する接続部材が弾性変形し
た状態でリフレクタの取付孔とソケットとの間に介在さ
れるため、ソケットがリフレクタに強固に固定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用前照灯の実
施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0012】図1乃至図4は本発明車輌用前照灯の第1
の実施の形態を、また、図5及び図6は第1の実施の形
態の各別の変形例を示すものである。
【0013】図1を参照して車輌用前照灯の全体構成の
概略を説明する。
【0014】車輌用前照灯1は前方に向かって開口した
ランプボディ2を備え、該ランプボディ2にその前面開
口部を覆うようにレンズ3が取り付けられて灯室4が形
成される。上記灯室4内にリフレクタ5が傾動可能に配
設され該リフレクタ5の後部中央に放電バルブ6が着脱
可能に取り付けられる。
【0015】リフレクタ5は前方に向かって凹の形状を
した主部7の後部中心部に取付孔8を有し、該取付孔8
の後側開口縁からやや離間した位置から後方へ向かって
環状をした取付壁9が突設され、この結果取付壁9の前
端に内側へ突出した内フランジ10が形成されて成る基
体11と該基体11の内面、すなわち、主部7の前面か
ら取付壁9の内周面まで延在された反射膜12とによっ
て形成されている。反射膜12は導電性を有する金属を
蒸着することによって形成されている。該反射膜12は
導電性を有するので、これを電気的に接地することによ
って電磁的なシールド部とすることができる。
【0016】なお、上記反射膜12は、金属の蒸着によ
って形成されることは必須ではなく、基体11に金属板
を張り合わせて形成することもできるし、また、基体1
1そのもを導電性を有する金属で形成し、その内面を研
磨することによっても形成することができる。また、リ
フレクタ側のシールド部は必ずしも反射膜12と同一の
ものである必要はなく、基体11の背面から取付壁9の
内周面に亘って導電性の金属を蒸着したり、あるいは、
導電性の金属板を張り合わせる等により、反射膜12と
は別個に形成しても良い。ただ、反射膜12がシールド
部を兼ねる構成とする方が、構造が簡単で製造コストも
低く抑えることができる。
【0017】放電バルブ6の口金部13の前端には外方
へ張り出したフランジ14が形成されており、放電バル
ブ6はリフレクタ5の取付孔8に後方から挿通され、フ
ランジ14が取付壁9の前端に形成された内フランジ1
0に当接した状態で、取付壁9に設けられた押さえバネ
15でフランジ14の後面を押さえられ、これによって
放電バルブ6がリフレクタ5に取り付けられる。
【0018】ランプボディ2の後部中央のリフレクタ5
の取付壁9に対向した位置には開口部16が形成され、
該開口部16を介して放電バルブ6のリフレクタ5への
着脱や放電バルブ6への後述する給電ソケットの着脱を
行うようになっている。そして、該開口部16は着脱可
能なカバー17によって閉塞される。
【0019】上記灯室4の下部には点灯回路ユニット1
8が配設されており、該点灯回路ユニット18の点灯回
路(図示しない)と給電ソケット19とがコード20に
よって接続されている。そして、給電ソケット19は放
電バルブ6の口金部13に着脱可能に取り付けられ、給
電ソケット10が放電バルブ6の口金部13に取り付け
られることによって、上記点灯回路ユニット18から放
電バルブ6への電力供給が可能になる。
【0020】図4に示すように、給電ソケット19は外
側が導電性の金属カバー21で覆われており、該金属カ
バー21がソケット側のシールド部となる。また、上記
コード20は外側が導電性を有する金属網等の導電材料
で被覆された被覆コードであり、該コードの被覆20a
と給電ソケット19の金属カバー21とが電気的に接続
されると共に、コード20の被覆20aは上記点灯回路
ユニット18の導電性の金属ケース18a又は点灯回路
ユニット18内のアース端子(図示しない)と接続され
ている。すなわち、ソケット側シールド部である金属カ
バー21は電気的に接地されている。
【0021】上記したような給電ソケット19はその前
部に放電バルブ6の口金部13を嵌合させた状態で図2
中矢印Aの方向に所定の角度回転されることによって放
電バルブ6の口金部13に結合され、これによって、上
記点灯回路ユニット18から放電バルブへの電力供給が
可能になるようになっている。
【0022】放電バルブ6の口金部13に結合された状
態で反射膜12のうち取付壁9の内周面に位置する部分
12aと給電ソケット19の金属カバー21との間に接
続部材として導電パッキン22が弾性変形した状態で介
在される。導電パッキン22は導電性を有する弾性材
料、例えば、導電ゴムでリング状に形成されている。上
記導電パッキン22を給電ソケット19の金属カバー2
1とランプボディ2の取付壁9の内周面との間に位置さ
せた状態で給電ソケット19を放電バルブ6の口金部1
3に結合すると、導電パッキン22が弾性変形した状態
で金属カバー21と反射膜12の取付壁9内周面に位置
する部分12aとの間に介在され、金属カバー21と反
射膜12との間を電気的に導通させる。従って、反射膜
12、金属カバー21、導電パッキン22が全て電気的
に結合されると共にコード20の被覆20aを介して接
地される。
【0023】従って、反射膜12及び金属カバー21に
よって放電バルブ6が発生する電磁ノイズが遮蔽され、
放電バルブ6が発生する電磁ノイズが車輌内の電子回路
に悪い影響を与えることが防止される。
【0024】また、反射膜12と金属カバー21との間
を電気的に接続する導電パッキン22は弾性変形した状
態で反射膜12の部分12aと金属カバー21との間に
介在されるので、反射膜12と金属カバー21との間が
確実に導通される。従って、反射膜12と金属カバー2
1との間の導通不良により電磁ノイズの遮蔽が不十分に
なってしまうことがない。
【0025】さらに、上記導電パッキング22はリング
状をしていて、反射膜12の部分12aと金属カバー2
1との間の全周に亘って位置するため、反射膜12の部
分12aと金属カバー21との間の隙間を通って漏れる
電磁ノイズを遮蔽することが出来る。
【0026】さらにまた、導電パッキング22が弾性変
形した状態でリフレクタ5の取付壁9と給電ソケット1
9との間に介在されるので、給電ソケット19がリフレ
クタ5に強固に固定される。
【0027】図5及び図6はそれぞれ第1の実施の形態
の各別の変形例を示すものである。
【0028】これら変形例にあっては、リフレクタ5の
取付壁9の内面(図5の場合)又は金属カバー21の取
付壁9内に嵌合される部分の外面(図6の場合)にそれ
ぞれ全周に亘って支持溝23又は24を形成し、これら
支持溝23又は24に導電パッキン22が嵌合して支持
されるようにしたものである。
【0029】従って、図5及び図6に示す変形例にあっ
ては、導電パッキン22の位置が安定していて、給電ソ
ケット19の着脱操作によって、導電パッキン22が所
定の位置からずれたり外れてしまうことが無く、常に安
定した電磁ノイズの遮蔽効果が期待できる。
【0030】図7乃至図9は本発明車輌用前照灯の第2
の実施の形態を示すものであり、また、図10はその変
形例を示すものである。
【0031】この第2の実施の形態にあっては、反射膜
12と給電ソケット19の金属カバー21との間を電気
的に接続する接続部材が第1の実施の形態におけるもの
と異なり、その他の部分は第1の実施の形態におけると
同様であるので、上記異なる部分についてのみ詳細に説
明する。
【0032】この第2の実施の形態において接続部材は
金属製の導電リングとして表れる。導電リング25はバ
ネ弾性を有する導電性の金属板で形成され、リング状を
為す主部25aと該主部25aの外側縁から前方へ突出
した外壁部25bと主部25aの内側縁の周方向に適当
に間隔を置いた部分からほぼ前方へ向けて突出した複数
の弾接片25c、25c、・・・とが一体に形成されて
成る。上記弾接片25cはほぼく字状に折り曲げられ
て、中央部25dが中心方向へ突出した形状をしてい
る。
【0033】上記導電リング25はその外壁部25bと
弾接片25c、25c、・・・とによって取付壁9の後
端部の内外両面を挟み込むようにして取付壁9の後端部
に取り付けられる。
【0034】そこで、放電バルブの口金部13に給電ソ
ケット19が結合されると、給電ソケット19の金属カ
バー21の外周面によって導電リング25の弾接片25
c、25c、・・・の中央部25d、25d、・・・が
押圧されて、該弾接片25c、25c、・・・のく字の
屈曲角度が浅くなるように変形され、これによって、弾
接片25c、25c、・・・の中央部25d、25d、
・・・が金属カバー21の外周面に弾接し、また、弾接
片25c、25c、・・・の先端部25e、25e、・
・・及び主部25aが取付壁9の内周面及び後端面に位
置している反射膜12aに弾接する。
【0035】なお、導電リング25は取付壁9に固定し
ておくようにしても良い。かかる場合、導電リング25
の主部25a又は外壁部25bを溶接等の手段によって
取付壁9に固定しても良い。そして、導電リング25を
取付壁9に固定しておくと、給電ソケット19を放電バ
ルブに結合していないときでも、導電リング25は取付
壁9に固定されており、導電リング25の紛失が防止さ
れる。
【0036】従って、この第2の実施の形態にあって
は、リフレクタ5の反射膜12と給電ソケット19の金
属カバー21とが導電リング25を介して確実に電気的
に接続されると共に、反射膜12及び金属カバー21が
接地され、これらによって、放電バルブが発生する電磁
ノイズが遮蔽される。
【0037】また、導電リング25の弾接片25c、2
5c、・・・が弾性変形した状態でリフレクタ5の取付
壁9と給電ソケット19との間に介在されるので、給電
ソケット19はリフレクタ5に強固に固定される。
【0038】図10に示す第2の実施の形態の変形例に
おいては、金属製の導電リングは給電ソケット19の金
属カバー21に固定される。
【0039】導電リング26はバネ弾性を有する導電性
の金属板で形成され、面方向が前後方向に沿うリング状
を為す主部26aと該主部26aの前端縁の周方向に適
宜に間隔を置いた位置から前方へ向けて突出された複数
の弾接片26b、26b、・・・とが一体に形成されて
成る。そして、上記弾接片26bは中央部26cが中心
から遠い側に位置するく字状に形成されている。そし
て、導電リング26の主部26aが給電ソケット19の
金属カバー21のうちリフレクタ5の取付壁9内に嵌合
される部分の外周面に溶接等の適宜手段により固定され
る。
【0040】そして、放電バルブの口金部13に給電ソ
ケット19が結合されると、取付壁9の内周面によって
導電リング26の弾接片26b、26b、・・・の中央
部26c、26c、・・・が押圧されて、該弾接片26
b、26b、・・・のく字の屈曲角度が浅くなるように
変形され、これによって、弾接片26b、26b、・・
・の中央部26c、26c、・・・が取付壁9の内周面
に位置している反射膜12aに弾接し、また、弾接片2
6b、26b、・・・の先端部26d、26d、・・・
が金属カバー21の外周面に弾接する。
【0041】従って、この第2の実施の形態の変形例に
あっても、リフレクタ5の反射膜12と給電ソケット1
9の金属カバー21とが導電リング26を介して確実に
電気的に接続されると共に、反射膜12及び金属カバー
21が接地され、これらによって、放電バルブが発生す
る電磁ノイズが遮蔽される。
【0042】また、導電リング26は金属カバー21に
固定されているので、給電ソケット19を放電バルブに
結合していないときでも、導電リング26は給電ソケッ
ト19と共にあり、導電リング26の紛失が防止され
る。
【0043】さらに、給電ソケット19に固定された導
電リング26の弾接片26b、26b、・・・がリフレ
クタ5の取付壁9の内面に弾接するので、給電ソケット
19がリフレクタ5に強固に固定される。
【0044】なお、上記した各実施の形態及び変形例に
示した各部の具体的な形状乃至構造は、いずれも本発明
を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したも
のに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されるようなことがあってはならないものであ
る。
【0045】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用前照灯は、リフレクタに固定された放
電バルブと、該放電バルブに結合されて放電バルブに電
力を供給するためのソケットとを有する車輌用前照灯で
あって、上記リフレクタは放電バルブを取り付けるため
の取付孔の周辺に導電材料から成るシールド部を有し、
上記ソケットはその周囲を覆う導電材料から成るシール
ド部を有し、リフレクタのシールド部とソケットのシー
ルド部との間に弾性を有する導電材料によって形成され
た接続部材を弾性変形させた状態で介在させ、これによ
って、リフレクタ側シールド部とソケット側シールド部
とを電気的に接続させることを特徴とする。
【0046】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
リフレクタ側シールド部とソケット側シールド部とが両
者の間に弾性変形した状態で介在される接続部材を介し
て接続されるので、リフレクタ側シールド部をソケット
側シールド部を介して確実に接地させることが出来、依
って、放電バルブから発生する電磁ノイズの量を確実に
低減することが出来る。
【0047】また、弾性を有する接続部材が弾性変形し
た状態でリフレクタの取付孔とソケットとの間に介在さ
れるため、ソケットがリフレクタに強固に固定される。
【0048】請求項2に記載した発明にあっては、上記
接続部材は環状を為しており、該接続部材が上記放電バ
ルブに対して外嵌状に位置した状態でリフレクタの上記
取付孔に位置するリフレクタ側シールド部と上記ソケッ
トのシールド部との間に弾性変形させた状態で介在され
るので、ソケットの弛みを防止すると共にリフレクタ側
シールド部とソケット側シールド部との間を隙間無く遮
蔽して電磁ノイズの漏れをより確実に防止することが出
来る。
【0049】請求項3に記載した発明にあっては、上記
接続部材は弾性を有する導電性金属から成り、リフレク
タ又はソケットの一方に固定されているので、ソケット
が放電バルブに結合されていないときでも、接続部材は
リフレクタ又はソケットのいずれかと共にあり、接続部
材の紛失が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明車輌用前照灯の第1
の実施の形態を示すものであり、本図は車輌用前照灯の
全体構成を示す縦断面図である。
【図2】要部の背面図である。
【図3】要部の縦断面図である。
【図4】金属カバーを分離して示すソケットの斜視図で
ある。
【図5】第1の変形例を示す要部の縦断面図である。
【図6】第2の変形例を示す要部の縦断面図である。
【図7】図8乃至図10と共に本発明車輌用前照灯の第
2の実施の形態を示すものであり、本図は要部の背面図
である。
【図8】要部の縦断面図である。
【図9】接続部材の斜視図である。
【図10】変形例を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…車輌用前照灯、5…リフレクタ、6…放電バルブ、
8…取付孔、12…反射膜(リフレクタ側シールド
部)、19…給電ソケット(ソケット)、21…金属カ
バー(ソケット側シールド部)、22…導電パッキン
(接続部材)、25…導電リング(接続部材)、26…
導電リング(接続部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 101:10 F21M 7/00 Z F21Y 101:00 (72)発明者 中村 則之 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K042 AA08 AB01 AB02 AC06 CC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクタに固定された放電バルブと、
    該放電バルブに結合されて放電バルブに電力を供給する
    ためのソケットとを有する車輌用前照灯であって、 上記リフレクタは放電バルブを取り付けるための取付孔
    の周辺に導電材料から成るシールド部を有し、 上記ソケットはその周囲を覆う導電材料から成るシール
    ド部を有し、 リフレクタのシールド部とソケットのシールド部との間
    に弾性を有する導電材料によって形成された接続部材を
    弾性変形させた状態で介在させ、 これによって、リフレクタ側シールド部とソケット側シ
    ールド部とを電気的に接続させることを特徴とする車輌
    用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記接続部材は環状を為しており、 該接続部材が上記放電バルブに対して外嵌状に位置した
    状態でリフレクタの上記取付孔に位置するリフレクタ側
    シールド部と上記ソケットのシールド部との間に弾性変
    形させた状態で介在されることを特徴とする請求項1に
    記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記接続部材は弾性を有する導電性金属
    から成り、リフレクタ又はソケットの一方に固定されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車
    輌用前照灯。
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