JP2003221513A - 樹脂構造体及びこの樹脂構造体を用いた筆記具 - Google Patents

樹脂構造体及びこの樹脂構造体を用いた筆記具

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JP2003221513A
JP2003221513A JP2002024553A JP2002024553A JP2003221513A JP 2003221513 A JP2003221513 A JP 2003221513A JP 2002024553 A JP2002024553 A JP 2002024553A JP 2002024553 A JP2002024553 A JP 2002024553A JP 2003221513 A JP2003221513 A JP 2003221513A
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resin structure
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average particle
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Naoto Yoshihara
直人 吉原
Tsuruo Nakayama
鶴雄 中山
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂構造体において、人体に良性の効果があ
るマイナスイオンを効率よく発生させること課題とす
る。 【解決手段】 マイナスイオンを発生する、トルマリ
ン、珪藻土又は放射性物質などの物質を含有し、薄いリ
ブを形成するなどの形状やシリコーンゴムなどの材質を
採用することによって外力によって変形することを特徴
とする樹脂構造体及びこの樹脂構造体をグリップやノッ
ク部分のカバーといった外力が付与される部分に用いた
筆記具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変形することによ
ってマイナスイオンを発生する樹脂構造体及びこの構造
体を部品として組み込んだ筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年マイナスイオン(Air Ion、
Nagative Ion)がリラックス等の人体に良
性の効果があるとして注目されている。マイナスイオン
を発生させる方法としては、1.レナード効果の利用、
2.水(空気中の水分)の電気分解(コロナ放電等)、
3.放射性物質の利用、4.圧電・焦電性物質(天然鉱
物)の利用が挙げられる。エアコン、空気清浄器といっ
た家電においては、水の電気分解によってマイナスイオ
ンを発生する方法が採用されている。電気を使用しない
方法としては、電気石と呼ばれるトルマリン(特開平8
−71409号公報、特開平9−121996号公報)
や古代海洋ミネラル層の成分(特開2001−2886
79号公報)といった物質を利用するものがある。
【0003】
【発明を解消しようとする課題】しかし、トルマリンや
古代海洋ミネラル層の成分から多くのマイナスイオンを
発生させるためには摩擦、圧力、熱といった外部からの
エネルギーが必要であり、使用方法によっては僅かな量
のマイナスイオンしか発生しないものや、マイナスイオ
ンが全く発生しないものもある。トルマリンのマイナス
イオン発生を励起させる為に微量の放射線を発するモズ
ナ石、バストネス石といった鉱石をトルマリンと混合し
て利用する方法(特許3035279号公報、特開20
01−19420号公報)もあるが、大量の放射性物質
は製造、保管時の管理が必要であり、人体に対する安全
性にも問題がある。本発明は、外力によって変形可能な
樹脂構造体にマイナスイオンを発生する物質を含有させ
ることにより、変形時の圧力及び解放時の復元力、変形
時及び解放時の衝撃力などによってマイナスイオンを効
率よく、確実に発生する機能を付与した樹脂構造体及び
この樹脂構造体を組み込んだ筆記具を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであって、マイナスイオンを発生す
る物質を含有し、外力によって変形可能であることを特
徴とする樹脂構造体を第1の要旨とし、この樹脂構造体
を組み込んだ筆記具を第2の要旨とするものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。マイナス
イオンを発生する物質として天然鉱物および微量の放射
線を発する放射性物質が挙げられる。天然鉱物としてト
ルマリン(電気石)や珪藻土、古代海洋ミネラル層の成
分および、それらの焼結体が挙げられる。微量の放射線
を発する放射性物質としてジルコン、モズナ石、バスト
ネス石および、それらの焼結体が挙げられる。天然鉱物
や放射性物質は粒子径が小さく、表面積が増えるほど、
マイナスイオンの発生量が増加するとされている。そこ
で、本発明の樹脂構造体に含有させる天然鉱物や放射性
物質の粒子径は、樹脂構造体の成形性や耐久性を考慮す
ると、0.01〜100μmが好ましく、より好ましく
は0.1〜10μmである。また、天然鉱物や放射性物
質の含有量の増加に伴い、マイナスイオンの発生量も増
加するとされている。そこで、本発明の樹脂構造体に含
有させる天然鉱物や放射性物質の含有量は、樹脂構造体
の成形性や耐久性を考慮すると、樹脂100重量部に対
し0.01〜100重量部が好ましく、より好ましくは
1〜50重量部である。また、天然鉱物や放射性物質の
形状は、無定型、球状、板状、針状などが用いられ、特
に限定するものではない。
【0006】樹脂は、樹脂構造物を形成するためのもの
であり、弾性を有さない熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
や、弾性を有する弾性樹脂(含むゴム)が採用できる。
熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート等のポリエステル系樹脂、アクリルニトリル−ス
チレン共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセ
タール、ポリカーボネート、アクリル樹脂、エチレン酢
酸ビニル樹脂、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リオキシメチレン等が挙げられ、熱硬化性樹脂として
は、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂などが
挙げられる。これらの樹脂は1種または2種以上の樹脂
を組み合わせて適宜選択できる。
【0007】弾性樹脂は、張力をうけるとエネルギーの
散逸に伴う発熱などがなく迅速に数倍におよぶ伸長を示
し、十分に伸長した状態では高い弾性率と引張り強さを
示し、張力を除くとすぐに元の長さにもどる物質を指
す。弾性樹脂はクッション効果や滑り止め効果を必要と
される箇所に数多く利用されている。その具体例として
は、シリコン樹脂、弗素樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、ジメチル系シリコーンゴ
ム、メチルビニル系シリコーンゴム、メチルフェニルビ
ニル系シリコーンゴム、メチルフルオロアルキル系シリ
コーンゴム(フロロシリコーン)、フロロ−ジメチル共
重合シリコーン、ウレタンゴム、エチレンアクリルゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレン
プロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロプレンアク
リロゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、塩素化ポリエチ
レン、クロロスルホン化ポリエチレンゴムニトリルゴ
ム、多硫化ゴム、塩素化ポリエチレンゴム、ブチルゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレン系エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタ
ン系エラストマーなどが挙げられるが、樹脂構造物の形
状が維持できるものであれば、特に限定されない。さら
に機能性を付与したものとして導電性弾性樹脂、透明性
を向上させた弾性樹脂、耐油性、耐汗性を向上させた弾
性樹脂などが挙げられる。これら弾性樹脂は1種または
2種以上の混合物であってもよい。また、そのゴム硬度
は10〜80度、好ましくは20〜50度が変形しやす
く、マイナスイオン発生に適している。
【0008】これら樹脂の多くは表面に静電気を帯びて
いることから、マイナスイオンを吸着してしまい、圧力
や変形といった外力によって発生したマイナスイオンが
有効に外部に放出されないといった現象が生じる場合が
ある。そのためマイナスイオンの吸着を防止する処理を
行うことが望ましい。マイナスイオンの吸着防止として
は樹脂構造体にカーボン粒子を混合し、導電性を付与す
る方法が一例として挙げられるが、マイナスイオンの吸
着が防止できればよく、その方法は特に限定されない。
【0009】樹脂構造体には圧力、熱を有効に伝達し、
マイナスイオンの発生を高める効果のある粉体、微粒
子、発泡剤などが含まれてもよい。また、触り心地、フ
ィット感の向上、着色、文様といった意匠性のために粉
体、微粒子、発泡剤などが含まれてもよい。粉体の具体
例としては、スチレン、ナイロン、ポリオレフィン、シ
リコン、エポキシ、ポリメタクリル酸メチルなどの樹脂
粉体や、シリカ、アルミナ、ジルコニアなどの無機粉体
などが挙げられる。また、それらの粉体に、アクリル
系、ウレタン系、エポキシ系などの粉体塗膜を被覆した
複合粉体、さらには、自動乳鉢、ボールミル、ジェット
ミル、アトマイザー、ハイブリダイザーなどを用いて樹
脂粉体にこの樹脂粉体より小さい無機粉体を吸着させた
り、打ち込んだりしたものなども挙げられ、特に限定さ
れない。また、粉体の形状は、無定型、球状、板状、針
状などが用いられ、特に限定するものではない。これら
粉体は1種または2種以上添加してもよい。
【0010】微粒子の具体例としては、カーボンブラッ
ク、グラファイトや、酸化錫、酸化インジウムなどの酸
化物、窒化チタン、窒化クロム、窒化ジルコニウム、窒
化タンタルなどの窒化物、炭化チタン、炭化ジルコニウ
ム、炭化タンタルなどの炭化物、ホウ化チタン、ホウ化
ジルコニウム、ホウ化タンタルなどのホウ化物が挙げら
れ、特に限定されない。また、遠赤外線を発するアルミ
ナ等の無機セラミック微粒子も熱伝達性の向上に有効で
ある。これら微粒子の形状は無定型、鱗片状、球状、繊
維状などを用いることができる。これら微粒子は、1種
または2種以上添加してもよい。
【0011】発泡剤は、化学発泡剤、物理発泡剤、熱膨
張性マイクロカプセルなどが用いられる。化学発泡剤の
具体例は、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン誘
導体、セミカルバジド化合物、アジド化合物、トリアゾ
ール化合物などの有機系熱分解型発泡剤、イソシアネー
ト化合物などの有機系反応型発泡剤、重炭酸塩、炭酸
塩、亜硫酸塩、水素化物などの無機系熱分解型発泡剤、
重炭酸ナトリウム+酸、過酸化水素+イースト菌、亜鉛
粉末+酸などの無機系反応型発泡剤などが挙げられる。
物理発泡剤の具体例は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ジクロルエタン、ジクロルメタン、フロン、空気、炭酸
ガス、窒素ガスなどが挙げられる。熱膨張性マイクロカ
プセルの具体例は、イソブタン、ペンタン、石油エーテ
ル、ヘキサンなどの低沸点炭化水素を芯物質とし、塩化
ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステルなどの共重合体からなる熱可塑性
樹脂を壁物質としたマイクロカプセルなどが挙げられ、
特に限定されない。これら発泡剤は、1種または2種以
上添加してもよい。
【0012】マイナスイオンを発生する物質は、空気中
の水や気体分子と直接反応してマイナスイオンを発生す
る場合もあるため、樹脂構造体の表面に露出しているこ
とが望ましい。マイナスイオンを発生する物質の表面露
出量を増やすために、樹脂構造体に放射線照射、コロナ
放電、酸処理、表面粗化、カップリング剤などの物理
的、及び化学的処理を施してもよい。
【0013】樹脂構造体の成形方法は圧縮成形、トラン
スファー成形、射出成形、押出成形、真空注形、インサ
ート成形、ブロー成形といった方法が挙げられるが、外
力によって変形可能な樹脂構造体が形成できればよく、
特に限定されない。2色成形によって表面側に変形に適
した柔らかい樹脂を配置する成形も、マイナスイオン発
生に適している。
【0014】樹脂構造体は、変形可能であることが必要
である。樹脂として、弾性を有しているものを用いた場
合は、形状について特に限定はないが、弾性を有してい
ないものを使用した場合、変形しやすい形状に成形する
ことが必要である。変形しやすい構造に成型する方法と
しては、バネ性を有する形状に成形する方法、薄膜やフ
ィルム状に成形する方法、表面に変形しやすい形状を成
形する方法、中空構造に成形する方法、それらを組み合
わせて成形する方法などが挙げられるが、変形によって
マイナスイオンを発生する物質が外部からの力を受けて
励起し、マイナスイオンを発生する形状であればよい。
【0015】バネ性を有する形状としては、コイル状、
ジャバラ状、アコーディオン状などの形状が挙げられ
る。
【0016】変形しやすい表面形状として凹凸の形成が
挙げられる。その凹凸のパターンは規則性を持たせても
よく、不規則であってもよい。具体的にはボッチ、帯状
凹凸、針状凹凸、櫛状凹凸、鱗状凹凸、リブ凹凸などの
形状が挙げられる。
【0017】中空構造は、樹脂構造物の肉厚部に貫通孔
などの空間部を設た構造で、外力による変形量が大きく
なる。
【0018】樹脂構造体の具体的な利用箇所としては筆
記具、釣り竿、ドライバー等の工具、自転車・自動車な
どのハンドルといった把持する部分があるもの、バネ、
ジャバラといった繰り返し伸縮する部品、床、マットと
いった荷重のかかる箇所が挙げられる。樹脂構造体は外
力によって変形が生じる箇所に設置すればよく、その設
置場所は特に限定されない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により、より具体的に
説明する。 <実施例1>図1に実施例1を示す。参照符号1は樹脂
構造物であり、貫通孔2を形成した円柱状物である。こ
の樹脂構造物1は、ジメチル系シリコーンゴム(GE東
芝シリコーン(株)製、TSE2570−6U、ゴム硬
度40°)100重量部にトルマリン微粒子(平均粒子
径:3μm)を30重量部混練し、射出成型法により形
成した。
【0020】<実施例2>図2に実施例2を示す。参照
符号11は樹脂構造物であり、貫通孔12を形成すると
共に、外壁に円周状の突起13を複数形成した円柱状物
である。この樹脂構造物11は、ジメチル系シリコーン
ゴム(GE東芝シリコーン(株)製、TSE2570−
6U、ゴム硬度40°)100重量部にトルマリン微粒
子(平均粒子径:3μm)を30重量部混練し、射出成
型法により形成した。
【0021】<実施例3>図3に実施例3を示す。参照
符号21は樹脂構造物であり、大径の中央貫通孔22
と、この中央貫通孔22の外側に小径の側部貫通孔24
を複数個形成した円柱状物である。この樹脂構造物21
は、ジメチル系シリコーンゴム(GE東芝シリコーン
(株)製、TSE2570−6U、ゴム硬度40°)1
00重量部にトルマリン微粒子(平均粒子径:3μm)
を30重量部混練し、押出成型法により形成した。
【0022】<実施例4>図4に実施例4を示す。参照
符号31は樹脂構造物であり、大径の中央貫通孔32
と、この中央貫通孔32の外側に小径の側部貫通孔34
を複数個形成すると共に、外壁に長手方向の突起33を
複数形成した円柱状物である。この樹脂構造物31は、
ジメチル系シリコーンゴム(GE東芝シリコーン(株)
製、TSE2570−6U、ゴム硬度40°)100重
量部にトルマリン微粒子(平均粒子径:3μm)を30
重量部混練し、押出成型法により形成した。
【0023】<実施例5>実施例1において、トルマリ
ン微粒子を珪藻土微粒子(平均粒子径:5μm)に変え
た以外は実施例1と同様になして、実施例5に係る樹脂
成形物を得た。
【0024】<実施例6>実施例2において、トルマリ
ン微粒子を珪藻土微粒子(平均粒子径:5μm)に変え
た以外は実施例2と同様になして、実施例6に係る樹脂
成形物を得た。
【0025】<実施例7>実施例3において、トルマリ
ン微粒子を珪藻土微粒子(平均粒子径:5μm)に変え
た以外は実施例3と同様になして、実施例7に係る樹脂
成形物を得た。
【0026】<実施例8>実施例4において、トルマリ
ン微粒子を珪藻土微粒子(平均粒子径:5μm)に変え
た以外は実施例4と同様になして、実施例8に係る樹脂
成形物を得た。
【0027】<実施例9>実施例1において、トルマリ
ン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマリ
ン微粒子(平均粒子径:1μm)10重量部、モズナ石
微粒子(平均粒子径:10μm)10重量部に変えた以
外は実施例1と同様になして、実施例9に係る樹脂成形
物を得た。
【0028】<実施例10>実施例2において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:1μm)10重量部、モズナ
石微粒子(平均粒子径:10μm)10重量部に変えた
以外は実施例2と同様になして、実施例10に係る樹脂
成形物を得た。
【0029】<実施例11>実施例3において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:1μm)10重量部、モズナ
石微粒子(平均粒子径:10μm)10重量部に変えた
以外は実施例3と同様になして、実施例11に係る樹脂
成形物を得た。
【0030】<実施例12>実施例4において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:1μm)10重量部、モズナ
石微粒子(平均粒子径:10μm)10重量部に変えた
以外は実施例4と同様になして、実施例12に係る樹脂
成形物を得た。
【0031】<実施例13>実施例1において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)10重量部、珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)10重量に変えた以外は
実施例1と同様になして、実施例13に係る樹脂成形物
を得た。
【0032】<実施例14>実施例2において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)10重量部、珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)10重量に変えた以外は
実施例2と同様になして、実施例14に係る樹脂成形物
を得た。
【0033】<実施例15>実施例3において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)10重量部、珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)10重量に変えた以外は
実施例3と同様になして、実施例15に係る樹脂成形物
を得た。
【0034】<実施例16>実施例4において、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)10重量部、珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)10重量に変えた以外は
実施例4と同様になして、実施例16に係る樹脂成形物
を得た。
【0035】<実施例17>図5に実施例17を示す。
参照符号41は樹脂構造物であり、中間部壁面に伸縮可
能な蛇腹部45を形成すると共に、有底孔46を形成し
た円柱状物である。この樹脂構造物17は、ポリエチレ
ン100重量部にトルマリン微粒子(平均粒子径:3μ
m)を30重量部混練し、ブロー成型法により形成し
た。
【0036】<実施例18>実施例17おいて、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部を珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)30重量部に変えた以外
は実施例17と同様になして、実施例18に係る樹脂成
形物を得た。
【0037】<実施例19>実施例17おいて、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:1μm)10重量部、モズナ
石微粒子(平均粒子径:10μm)10重量部に変えた
以外は実施例17と同様になして、実施例19に係る樹
脂成形物を得た。
【0038】<実施例20>実施例17おいて、トルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)30重量部をトルマ
リン微粒子(平均粒子径:3μm)10重量部、珪藻土
微粒子(平均粒子径:5μm)10重量部に変えた以外
は実施例17と同様になして、実施例20に係る樹脂成
形物を得た。
【0039】<実施例21>筆記具の軸筒把持部分に実
施例5で得た樹脂構造体1をグリップとして取り付け筆
記具を得た(図6参照)。
【0040】<実施例22>筆記具の軸筒把持部分に実
施例6で得た樹脂構造体11をグリップとして取り付け
筆記具を得た(図6参照)。
【0041】<実施例23>筆記具の軸筒把持部分に実
施例7で得た樹脂構造体21をグリップとして取り付け
筆記具を得た(図6参照)。
【0042】<実施例24>筆記具の軸筒把持部分に実
施例8で得た樹脂構造体31をグリップとして取り付け
筆記具を得た(図6参照)。
【0043】<実施例25>軸筒の後端からノック部が
突出している型の筆記具のノック部分に実施例17で得
た樹脂構造体41を取り付け筆記具を得た(図7参
照)。
【0044】<比較例1>実施例1においてシリコーン
ゴムをポリエチレンに変えた以外は実施例1と同様にな
して比較例1に係る樹脂組成物を得た。
【0045】<比較例2〜4>実施例2〜4において、
ジメチル系シリコーンゴム(GE東芝シリコーン(株)
製、TSE2570−6U、ゴム硬度40°)のみを用
いて比較例2〜4に係る樹脂構造物を得た。
【0046】<比較例5>実施例17において、ポリエ
チレンのみを用いて比較例5に係る樹脂構造物を得た。
【0047】マイナスイオンの測定:上記実施例1〜2
5及び比較例1〜5について、マイナスイオンの測定を
行った。測定機器は、イオンカウンター(シグマテック
(株)製:SC−50)を用い、静置状態と樹脂構造物
の表面を金属板で引っ掻いて変形を加えた状態の2通り
の状態で測定した。結果を以下の表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】実施例1〜25は、摩擦、圧力といった外
力によって変形した時にマイナスイオンを発生すること
が確認された。また、実施例9〜12及び19は、静置
状態であってもマイナスイオンの発生が僅かに確認され
た。比較例1〜5は静置状態及び摩擦、圧力といった外
力によって変形した場合でもマイナスイオンの発生は確
認されなかった。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明は樹脂構造体において、マ
イナスイオンを発生する物質を含有し、外力によって変
形することを特徴とするものであり、樹脂構造体から人
体に良性の効果があるマイナスイオンを効率よく発生す
るようになしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1、5、9、13及び比較例1の樹脂
構造体の斜視図である。
【図2】 実施例2、6、10、14及び比較例2の樹
脂構造体の斜視図である。
【図3】 実施例3、7、11、15及び比較例3の樹
脂構造体の斜視図である。
【図4】 実施例4、8、12、16及び比較例4の樹
脂構造体の斜視図である。
【図5】 実施例17〜20及び比較例5の樹脂構造体
の斜視図である。
【図6】 実施例21〜24の筆記具の正面図(一部断
面図)である。
【図7】 実施例25の筆記具の正面図(一部断面図)
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 51/00 A61N 1/00 4J002 A61M 21/02 A61P 25/00 101 A61N 1/00 B43K 3/00 F A61P 25/00 101 C08J 5/00 CEZ B43K 3/00 C08K 3/00 23/008 A61K 43/00 C08J 5/00 CEZ B43K 23/00 B C08K 3/00 A61M 21/00 320 Fターム(参考) 4C053 AA10 4C076 AA51 BB31 CC01 EE01A EE27A FF02 FF31 4C084 AA12 AA17 MA34 MA63 ZA012 4C087 AA01 AA02 BA02 CA50 MA05 MA34 MA63 NA10 NA12 ZA01 4F071 AA01 AA67 AB30 AE22 AF52 AH19 BB05 BC07 4J002 AA001 CP031 DJ006 FD206 GB00 GC00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオンを発生する物質を含有
    し、外力によって変形可能であることを特徴とする樹脂
    構造体。
  2. 【請求項2】 マイナスイオンを発生する物質がトルマ
    リン、珪藻土又は放射性物質から選ばれる1種又は2、
    3種の混合物であることを特徴とする請求項1記載の樹
    脂構造体。
  3. 【請求項3】 樹脂構造体が弾性を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の樹脂構造体。
  4. 【請求項4】 樹脂はシリコーン樹脂であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の樹脂
    構造体を部品として組み込んだことを特徴とする筆記
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180017628A (ko) * 2016-08-10 2018-02-21 김승학 필기구
JP2022119873A (ja) * 2016-09-30 2022-08-17 積水化学工業株式会社 空調ドレン用管及び空調ドレン用管の製造方法

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