JP2003218395A - 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置 - Google Patents

半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置

Info

Publication number
JP2003218395A
JP2003218395A JP2002010217A JP2002010217A JP2003218395A JP 2003218395 A JP2003218395 A JP 2003218395A JP 2002010217 A JP2002010217 A JP 2002010217A JP 2002010217 A JP2002010217 A JP 2002010217A JP 2003218395 A JP2003218395 A JP 2003218395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light emitting
emitting device
semiconductor light
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002010217A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Okuyama
浩之 奥山
Tsuyoshi Biwa
剛志 琵琶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002010217A priority Critical patent/JP2003218395A/ja
Priority to US10/341,659 priority patent/US20030168666A1/en
Publication of JP2003218395A publication Critical patent/JP2003218395A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/20Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a particular shape, e.g. curved or truncated substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/20Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a particular shape, e.g. curved or truncated substrate
    • H01L33/24Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a particular shape, e.g. curved or truncated substrate of the light emitting region, e.g. non-planar junction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/26Materials of the light emitting region
    • H01L33/30Materials of the light emitting region containing only elements of group III and group V of the periodic system
    • H01L33/32Materials of the light emitting region containing only elements of group III and group V of the periodic system containing nitrogen

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光励起可能な半導体発光素子、発光効率に優
れた半導体発光素子を実現する。 【解決手段】 傾斜結晶上に活性層が形成され、光励起
により誘導放出光を発する半導体発光素子である。活性
層は、例えばInGaN層を量子井戸とする多重量子井
戸とする。InGaN層のIn組成は、In/(In+
Ga)≧0.9とする。この半導体発光素子は、スーパ
ールミネッセントダイオードに相当し、共振構造を有す
る場合には、レーザダイオードとなる。特に、ピラミッ
ド型のレーザダイオードも実現可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光励起等により発
光する新規な半導体発光素子に関するものであり、さら
には、これを用いた発光装置に関するものである。ま
た、本発明は、いわゆるピラミッド型を有する新規な半
導体レーザ素子及びそれを用いた発光装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】GaN系化合物半導体は、半導体発光素
子用の半導体材料として注目を集めており、様々な観点
からデバイス設計、試作が進められている。GaN系半
導体発光素子の発光波長は、青、緑などの短波長領域で
あり、例えば赤色に発光するGaAs系半導体発光素子
と組み合わせることにより、カラー画像表示が可能な画
像表示装置の形成が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記GaN系半導体発
光素子は、例えば、開口部を有するマスクをサファイア
基板上に配し、前記開口部に選択的に窒化物を成長させ
て、その傾斜成長面上にクラッド層やガイド層、活性層
を順次選択成長させることにより作製することができ、
これにより緑色や青色に発光する発光素子を得ることが
できる。
【0004】本発明は、上記半導体発光素子のさらなる
改良を目的に案出されたものである。すなわち、本発明
は、発光波長ピークの半値幅が狭く、発光効率に優れた
新規な半導体発光素子を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、指向性に優れた発光を実現することが可
能な半導体発光素子を提供することを目的とする。さら
に、本発明は、面状に発光させることが可能な新規な発
光装置を提供することを目的とする。さらにまた、本発
明は、いわゆるピラミッド形状を有する新規な半導体レ
ーザ素子及びこれを用いた発光装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体発光素子は、化合物半導体からな
り周囲の少なくとも1面が傾斜面とされた傾斜結晶に活
性層が形成され、該活性層に吸収された励起光により誘
導放出光を発することを特徴とするものである。本発明
の半導体発光素子は、光励起によって発光する新規な発
光素子であり、特に、活性層をInGaN層を量子井戸
とする多重量子井戸とし、InGaN層のIn組成をI
n/(In+Ga)≧0.9とすることにより、効率的
に誘導放出光が発せられる。
【0006】InGaN層のIn組成をIn/(In+
Ga)≧0.9とすることは、光励起に限らず、半導体
発光素子の発光効率を高める上で有効である。この点を
規定したのが本願の2番目の発明の半導体発光素子であ
り、傾斜結晶上にInGaN層を含む活性層が形成さ
れ、上記InGaN層においてIn/(In+Ga)≧
0.9であることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の半導体レーザ素子は、多角
錐形状を有することを特徴とするものである。いわゆる
ピラミッド型を有する半導体レーザ素子は、これまで実
現されたことはなく、本発明によってはじめて実現され
たものである。
【0008】さらに、本発明の発光装置は、上記半導体
発光素子あるいは半導体レーザ素子を複数配列してなる
ものであり、いわゆる面発光が可能で、特にレーザ素子
とした場合には、面状に大きく発光する面発光レーザが
実現される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した半導体発
光素子、半導体レーザ素子及び発光装置について、図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0010】本発明を適用した半導体発光素子の構成例
としては、例えば図1に示すような構造の半導体発光素
子を挙げることができる。図1は半導体発光素子の代表
的な構造例を示すものであり、図1の(a)が素子断面
図であり、図1の(b)が平面図である。この発光素子
はGaN系の発光ダイオードであり、たとえばサファイ
ア基板上に結晶成長される素子である。このようなGa
N系の発光ダイオードでは、基板を透過するレーザ照射
によってレーザアブレーションが生じ、GaNの窒素が
気化する現象にともなってサファイア基板とGaN系の
成長層の間の界面で膜剥がれが生じ、素子分離を容易な
ものにできる特徴を有している。
【0011】先ず、その構造については、GaN系半導
体層からなる下地成長層1上に選択成長された六角錐形
状のGaN層2が形成されている。なお、下地成長層1
上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐形状のGaN
層2は当該絶縁膜をマスクとしてその開口した部分に例
えばMOCVD法等によって形成される。このGaN層
2は、成長時に使用されるサファイア基板の主面をC面
とした場合にS面(1−101面)で覆われたピラミッ
ド型の成長層であり、シリコンをドープさせた領域であ
る。このGaN層2の傾斜したS面の部分はn型とさ
れ、ダブルへテロ構造のクラッドとして機能する。Ga
N層2の傾斜したS面を覆うようにInGaNからなる
活性層3が形成されている。この活性層3は、単層であ
ってもよいし、多重量子井戸(MQW)構造とすること
も可能であるが、後者である場合に効率的な発光が可能
である。
【0012】多重量子井戸構造とする場合には、活性層
3は、例えばInGaN層を量子井戸とし、Inを含ま
ない(あるいはIn組成の異なる)GaN層をバリアと
し、これらを繰り返し積層することにより構成すること
ができる。このときの各量子井戸、バリアの厚さは任意
(通常は数nm程度)であり、繰り返し数も任意であ
る。
【0013】上記InGaN層においては、In組成が
重要であり、これまでのものに比べてIn組成を大きく
することで光励起による発光、効率的な発光が実現され
る。具体的には、In/(In+Ga)≧0.9であ
る。
【0014】さらに、その外側に例えばp型のGaN層
4が形成される。このp型のGaN層4もクラッドとし
て機能する。
【0015】このような発光ダイオードには、p電極5
とn電極6が形成されている。p電極5はp型のGaN
層4上にNi/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/
Au等の金属材料を蒸着して形成される。n電極6は前
述の図示しない絶縁膜を開口した部分でTi/Al/P
t/Au等の金属材料を蒸着して形成される。なお、下
地成長層1の裏面側からn電極取り出しを行う場合は、
n電極6の形成は下地成長層1の表面側には不要とな
る。
【0016】以上が本発明の半導体発光素子の基本的な
構造であるが、本発明の半導体発光素子10において
は、光を照射することにより、誘導放出光を発すること
が大きな特徴である。通常の半導体発光素子は、電荷の
注入のみにより発光するが、本発明の半導体発光素子1
0は、図2に示すように、励起光を照射すると、光励起
により誘導放出光を発する。実際、本発明者らは、35
5nmの光を照射することで、400nm付近の誘導放
出光が発せられることを実験的に確認している。
【0017】上記光励起による発光は、いわゆるスーパ
ールミネッセントに相当するものと考えられ、したがっ
て、本発明の半導体発光素子は、スーパールミネッセン
トダイオードと言うことができる。また、特に、共振構
造を有しレーザ発振する場合には、本発明の半導体発光
素子は、レーザダイオードとして機能する。
【0018】本発明の半導体発光素子は、上記光励起の
みでなく、電荷注入によって、あるいは光励起と電荷注
入を組み合わせることによっても発光する。このとき、
上記構成の採用により、発光効率が格段に改善される。
【0019】次に、上記半導体発光素子のより詳細な構
成について説明する。上記の通り、本発明が適用された
半導体発光素子の代表例としては、基板上に該基板の主
面に対して傾斜した傾斜結晶面(例えばS面)を有する
結晶層を形成し、前記傾斜結晶面に平行な面内に延在す
る第1導電型層、活性層、及び第2導電型層を前記結晶
層に形成してなる半導体発光素子を挙げることができ
る。
【0020】ここで、用いられる基板は、基板の主面に
対して傾斜した傾斜結晶面を有する結晶層を形成し得る
ものであれば特に限定されず、種々のものを使用でき
る。例示すると、基板として用いることができるのは、
サファイア(Al、A面、R面、C面を含む。)
SiC(6H、4H、3Cを含む。)GaN、Si、Z
nS、ZnO、AlN、LiMgO、GaAs、MgA
、InAlGaNなどからなる基板であり、好
ましくはこれらの材料からなる六方晶系基板または立方
晶系基板であり、より好ましくは六方晶系基板である。
例えば、サファイヤ基板を用いる場合では、窒化ガリウ
ム(GaN)系化合物半導体の材料を成長させる場合に
多く利用されているC面を主面としたサファイヤ基板を
用いることができる。この場合の基板主面としてのC面
は、5乃至6度の範囲で傾いた面方位を含むものであ
る。基板自体は製品としての発光素子には含まれない構
造も可能であり、製造の途中で素子部分を保持させるた
めに使用され、完成前に取り外しされる構造であっても
良い。
【0021】この基板上に形成される結晶層は基板の主
面に対して傾斜した傾斜結晶面を有している。この結晶
層は後述の基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面に平
行な面に第1導電型層、活性層、及び第2導電型層から
なる発光領域を形成可能な材料層であれば良く、特に限
定されるものではないが、その中でもウルツ鉱型の結晶
構造を有することが好ましい。このような結晶層として
は、例えばIII族系化合物半導体やBeMgZnCd
S系化合物半導体、BeMgZnCdO系化合物半導体
を用いることができ、更には窒化ガリウム(GaN)系
化合物半導体、窒化アルミニウム(AlN)系化合物半
導体、窒化インジウム(InN)系化合物半導体、窒化
インジウムガリウム(InGaN)系化合物半導体、窒
化アルミニウムガリウム(AlGaN)系化合物半導体
を好ましくは形成することができ、特に窒化ガリウム系
化合物半導体などの窒化物半導体が好ましい。なお、本
発明において、InGaN、AlGaN、GaNなど
は、必ずしも、3元混晶のみ、2元混晶のみの窒化物半
導体を指すのではなく、例えばInGaNでは、InG
aNの作用を変化させない範囲での微量のAl、その他
の不純物を含んでいても本発明の範囲であることはいう
までもない。また、S面や(11−22)面に実質的に
等価な面とは、S面や(11−22)面に対してそれぞ
れ5乃至6度の範囲で傾いた面方位を含むものである。
【0022】この結晶層の成長方法としては、種々の気
相成長法を挙げることができ、例えば有機金属化合物気
相成長法(MOCVD(MOVPE)法)や分子線エピ
タキシー法(MBE法)などの気相成長法や、ハイドラ
イド気相成長法(HVPE法)などを用いることができ
る。その中でもMOCVD法によると、迅速に結晶性の
良いものが得られる。MOCVD法では、Gaソースと
してTMG(トリメチルガリウム)、TEG(トリエチ
ルガリウム)、AlソースとしてはTMA(トリメチル
アルミニウム)、TEA(トリエチルアルミニウム)、
Inソースとしては、TMI(トリメチルインジウ
ム)、TEI(トリエチルインジウム)などのアルキル
金属化合物が多く使用され、窒素源としてはアンモニ
ア、ヒドラジンなどのガスが使用される。また、不純物
ソースとしてはSiであればシランガス、Geであれば
ゲルマンガス、MgであればCp2Mg(シクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、ZnであればDEZ(ジエチ
ルジンク)などのガスが使用される。一般的なMOVP
E法では、これらのガスを例えば600°C以上に加熱
された基板の表面に供給して、ガスを分解することによ
り、InAlGaN系化合物半導体をエピタキシャル成
長させることができる。
【0023】結晶層を形成する前に、下地成長層を基板
上に形成することが好ましい。この下地成長層は例えば
窒化ガリウム層や窒化アルミニウム層からなり、下地成
長層は低温バッファ層と高温バッファ層との組合せ或い
はバッファ層と結晶種として機能する結晶種層との組合
せからなる構造であっても良い。この下地成長層も結晶
層と同様に、種々の気相成長法で形成することができ、
例えば有機金属化合物気相成長法(MOVPE法)や分
子線エピタキシー法(MBE法)、ハイドライド気相成
長法(HVPE法)などの気相成長法を用いることがで
きる。結晶層の成長を低温バッファ層から始めるとマス
ク上にポリ結晶が析出しやすくなって、それが問題とな
る。そこで、結晶種層を含んでからその上に基板と異な
る面を成長することで、さらに結晶性のよい結晶が成長
できる。また、選択成長を用いて結晶成長を行うには結
晶種層がないとバッファ層から形成する必要があるが、
もしバッファ層から選択成長を行うと成長の阻害された
成長しなくても良い部分に成長が起こりやすくなる。従
って、結晶種層を用いることで、成長が必要な領域に選
択性良く結晶を成長させることができることになる。バ
ッファ層は基板と窒化物半導体の格子不整合を緩和する
という目的もある。したがって、窒化物半導体と格子定
数の近い基板、格子定数が一致した基板を用いる場合に
はバッファ層が形成されない場合もある。たとえば、S
iC上にはAlNを低温にしないでバッファ層をつける
こともあり、Si基板上にはAlN、GaNをやはり低
温にしないでバッファ層として成長することもあり、そ
れでも良質のGaNを形成できる。また、バッファ層を
特に設けない構造であっても良く、GaN基板を使用し
ても良い。
【0024】そして、本例の半導体発光素子において
は、基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面を形成する
ために、選択成長法を用いることができる。基板の主面
に対して傾斜した傾斜結晶面は、その基板主面の選択に
も依存するが、ウルツ鉱型の(0001)面[C面]を基
板主面とした場合では、(1−100)面[M面]、(1
−101)面[S面]、(11−20)面[A面]、(1−
102)面[R面]、(1−123)面[N面]、(11−
22)面およびこれらに等価な結晶面のうちから選ばれ
た傾斜結晶面を挙げることができ、特にS面や(11−
22)面およびでこれらに等価な結晶面で用いることが
好ましい。これらに等価な結晶面とは前述のように、5
乃至6度の範囲で傾いた面方位を含むものである。特に
S面はC+面の上に選択成長した際に見られる安定面で
あり、比較的得やすい面であって六方晶系の面指数では
(1−101)である。C面にC+面とC−面が存在す
るのと同様に、S面についてはS+面とS−面が存在す
るが、本明細書においては、特に断らない場合は、C+
面GaN上にS+面を成長しており、これをS面として
説明している。なお、S面についてはS+面が安定面で
ある。またC+面の面指数は(0001)である。この
S面については、前述のように窒化ガリウム系化合物半
導体で結晶層を構成した場合には、S面上、GaからN
へのボンド数が2または3とC面の次に多くなる。ここ
でC−面はC+面の上には事実上得ることができないの
で、S面でのボンド数は最も多いものとなる。例えば、
C面を主面に有するサファイア基板に窒化物を成長した
場合、一般にウルツ鉱型の窒化物の表面はC+面になる
が、選択成長を利用することでS面を形成することがで
き、C面に平行な面では脱離しやすい傾向をもつNのボ
ンドがGaから一本のボンドで結合しているのに対し、
傾いたS面では少なくとも一本以上のポンドで結合する
ことになる。従って、実効的にV/III 比が上昇するこ
とになり、積層構造の結晶性の向上に有利である。ま
た、基板と異なる方位に成長すると基板から上に伸びた
転位が曲がることもあり、欠陥の低減にも有利となる。
【0025】上記半導体発光素子においては、結晶層は
基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面を有する構造を
有しているが、特に、結晶層はS面または該S面に実質
的に等価な面が略六角錐形状の斜面をそれぞれ構成する
構造であっても良く、或いは、S面または該S面に実質
的に等価な面が略六角錐台形状の斜面をそれぞれ構成す
る共にC面または該C面に実質的に等価な面が前記略六
角錐台形状の上平面部を構成する構造、所謂略六角錐台
形状であっても良い。これら略六角錐形状や略六角錐台
形状は、正確に六角錐であることを必要とせず、その中
の幾つかの面が消失したようなものも含む。好適な一例
においては傾斜結晶面は六面でほぼ対称となるように配
設される。ほぼ対称とは、完全に対称形状になっている
場合の他、多少対称形状よりずれている場合も含む。ま
た、結晶層の結晶面間の稜線は必ずしも直線でなくとも
良い。また、略六角錐形状や略六角錐台形状は直線状に
延在された形状であっても良い。
【0026】具体的な選択成長法としては、そのような
選択成長は下地成長層の一部を選択的に除去することを
利用して行われたり、あるいは、選択的に前記下地成長
層上にまたは前記下地成長層形成前に形成されたマスク
層の開口された部分を利用して行われる。例えば、前記
下地成長層がバッファ層と結晶種層とからなる場合、バ
ッファ層上の結晶種層を点在する10μm径程度の小領
域に細分化し、それぞれの部分からの結晶成長によって
S面等を有する結晶層を形成することが可能である。例
えば、細分化された結晶種層は、発光素子として分離す
るためのマージンを見込んで離間するように配列するこ
とができ、個々の小領域としては、帯状、格子状、円形
状、正方形状、六角形状、三角形状、矩形状、菱形およ
びこれらの変形形状などの形状にすることができる。下
地成長層の上にマスク層を形成し、そのマスク層を選択
的に開口して窓領域を形成することでも、選択成長が可
能である。マスク層は例えば酸化シリコン層或いは窒化
シリコン層によって構成することができる。前述のよう
な略六角錐台形状や略六角錐形状が直線状に延在された
形状である場合、一方向を長手方向とするような角錐台
や角錐形状はマスク層の窓領域を帯状にしたり、結晶種
層を帯状にすることで可能である。
【0027】選択成長を用いマスク層の窓領域を10μ
m程度の円形(或いは辺が1−100方向の六角形、ま
たは辺が11−20方向の六角形など)にすることでそ
の約2倍程度の選択成長領域まで簡単に作製できる。ま
たS面が基板と異なる方向であれば転位を曲げる効果、
および転位を遮蔽する効果があるために、転位密度の低
減にも役立つ。
【0028】本発明者らの行った実験において、カソー
ドルミネッセンスを用いて成長した六角錐台形状を観測
してみると、S面の結晶は良質でありC+面に比較して
発光効率が高くなっていることが示されている。特にI
nGaN活性層の成長温度は700〜800°Cである
ため、アンモニアの分解効率が低く、よりN種が必要と
される。またAFMで表面を見たところステップが揃っ
てInGaN取り込みに適した面が観測された。さらに
その上、Mgドープ層の成長表面は一般にAFMレベル
での表面状態が悪いが、S面の成長によりこのMgドー
プ層も良い表面状態で成長し、しかもドーピング条件が
かなり異なることがわかっている。また、顕微フォトル
ミネッセンスマッピングを行うと、0. 5〜1μm程度
の分解能で測定することができるが、C+面の上に成長
した通常の方法では、1μmピッチ程度のむらが存在
し、選択成長でS面を得た試料については均一な結果が
得られた。また、SEMで見た斜面の平坦性もC+面よ
り滑らかに成っている。
【0029】また、選択成長マスクを用いて選択成長す
る場合であって、選択マスク開口部の上だけに成長する
際には横方向成長が存在しないため、マイクロチャネル
エピタキシーを用いて横方向成長させ窓領域より拡大し
た形状にすることが可能である。このようなマイクロチ
ャネルエピタキシーを用いて横方向成長をした方が貫通
転位を避けやすくなり、転位が減ることがわかってい
る。またこのような横方向成長により発光領域も増大
し、さらに電流の均一化、電流集中の回避、および電流
密度の低減を図ることができる。
【0030】本例の半導体発光素子においては、基板の
主面に対して傾斜した傾斜結晶面に平行な面内に延在す
る第1導電型層、活性層、及び第2導電型層を結晶層に
形成する。第1導電型はp型又はn型のクラッド層であ
り、第2導電型はその反対の導電型である。例えばS面
を構成する結晶層をシリコンドープの窒化ガリウム系化
合物半導体層によって構成した場合では、n型クラッド
層をシリコンドープの窒化ガリウム系化合物半導体層に
よって構成し、その上にInGaN層を活性層として形
成し、さらにその上にp型クラッド層としてマグネシウ
ムドープの窒化ガリウム系化合物半導体層を形成してダ
ブルヘテロ構造をとることができる。活性層であるIn
GaN層をAlGaN層で挟む構造とすることも可能で
ある。また、活性層は単一のバルク活性層で構成するこ
とも可能であるが、単一量子井戸(SQW)構造、二重
量子井戸(DQW)構造、多重量子井戸(MQW)構造
などの量子井戸構造を形成したものであっても良い。量
子井戸構造には必要に応じて量子井戸の分離のために障
壁層が併用される。活性層をInGaN層とした場合に
は、特に製造工程上も製造し易い構造となり、素子の発
光特性を良くすることができる。さらにこのInGaN
層は、窒素原子の脱離しにくい構造であるS面の上での
成長では特に結晶化しやすくしかも結晶性も良くなり、
発光効率を上げることが出来る。また、先にも述べた通
り、InGaN層のIn組成を、In/(In+Ga)
≧0.9とすることが重要である。
【0031】なお、窒化物半導体はノンドープでも結晶
中にできる窒素空孔のためにn型となる性質があるが、
通常Si、Ge、Seなどのドナー不純物を結晶成長中
にドープすることで、キャリア濃度の好ましいn型とす
ることができる。また、窒化物半導体をp型とするに
は、結晶中にMg、Zn、C、Be、Ca、Baなどの
アクセプター不純物をドープすることによって得られる
が、高キャリア濃度のp層を得るためには、アクセプタ
ー不純物のドープ後、窒素、アルゴンなどの不活性ガス
雰囲気で400℃以上でアニーリングを行うことが好ま
しく、電子線照射などにより活性化する方法もあり、マ
イクロ波照射、光照射などで活性化する方法もある。
【0032】これら第1導電型層、活性層、及び第2導
電型層は基板の主面に対して傾斜した傾斜結晶面に平行
な面内に延在されるが、このような面内への延在は傾斜
結晶面が形成されているところで続けて結晶成長させれ
ば容易に行うことができる。結晶層が略六角錐形状や略
六角錐台形状となり、各傾斜結晶面がS面等とされる場
合では、第1導電型層、活性層、及び第2導電型層から
なる発光領域を全部又は一部のS面上に形成することが
できる。略六角錐台形状の場合には、基板主面に平行な
上面上にも第1導電型層、活性層、及び第2導電型層を
形成できる。傾斜したS面を利用して発光させること
で、平行平板では多重反射により光が減衰していくが、
傾いた面があると光は多重反射の影響を免れて半導体の
外にでることができるという利点がある。第1導電型層
すなわちクラッド層はS面を構成する結晶層と同じ材料
で同じ導電型とすることができ、S面を構成する結晶層
を形成した後、連続的に濃度を調整しながら形成するこ
ともでき、また他の例として、S面の構成する結晶層の
一部が第1導電型層として機能する構造であっても良
い。また、基板に対して面が垂直でない方が光取出しが
改善されることになる。
【0033】本例の半導体発光素子では、傾斜した傾斜
結晶面の結晶性の良さを利用して、発光効率を高めるこ
とができる。特に、結晶性が良いS面にのみ電流を注入
すると、S面はInの取り込みもよく結晶性も良いので
発光効率を高くすることができる。また、活性層の実質
的なS面に平行な面内に延在する面積は該活性層を基板
又は前記下地成長層の主面に投影した場合の面積より大
きいものとすることができる。このように活性層の面積
を大きなものとすることで、素子の発光する面積が大き
くなり、それだけで電流密度を低減することが出来る。
また、活性層の面積を大きくとることで、輝度飽和の低
減に役立ち、これにより発光効率を上げることが出来
る。
【0034】六角錐形状の結晶層を考えた場合、S面の
特に頂点近く部分がステップの状態が悪くなり、頂点部
は発光効率が低くなっている。これは六角錐形状の素子
では、それぞれの面のほぼ中心部分を中心に頂点側、側
辺左側、側辺右側、底面側に4 箇所に区分され、特に頂
点側部分は最もステップの状態が波打っていて、頂上付
近になると異常成長が起こりやすくなっているためであ
る。これに対して、側辺側の二箇所はどちらもステップ
がほぼ直線状でしかもステップが密集しており極めて良
好な成長状態になっており、また、底面に近い部分はや
や波打つステップであるが、頂点側ほどの異常成長は起
こっていない。そこで本発明の半導体発光素子では、活
性層への電流注入は頂点近傍側で周囲側よりも低密度と
なるように制御することが可能である。このような頂点
近傍側で低密度の電流を流すためには、電極を斜面の側
部には形成するが、頂点部分では電極を形成しないよう
な構造としたり、或いは頂点部分に電極形成前に電流ブ
ロック領域を形成する構造とすることができる。
【0035】結晶層と第2導電型層には、それぞれ電極
が形成される。接触抵抗を下げるために、コンタクト層
を形成し、その後で電極をコンタクト層上に形成しても
良い。これらの電極を蒸着法により形成する場合、p電
極、n電極が結晶層とマスクの下に形成された結晶種層
との双方に付着してしまうと短絡してしまうことがあ
り、それぞれ精度よく蒸着することが必要となる。
【0036】上記半導体発光素子は、複数個を並べて画
像表示装置や照明装置を構成することが可能である。例
えば、各素子を3原色分揃え、走査可能に配列すること
で、S面を利用して電極面積を抑えることができるた
め、少ない面積でディスプレイとして利用できる。
【0037】以上の半導体発光素子の代表的な形状例に
ついて説明する。先ず、第1番目の例は、ストライプ状
の結晶成長層24を成長基板20上に形成する例であ
り、図3に示すように、成長基板20上形成された下地
成長層21上のマスク層22の窓領域からストライプ状
の結晶成長層24が形成されている。ストライプ状の結
晶成長層24はその側面26がS面とされ、傾斜した側
面26にも活性層25が延在されていることから、活性
層25の面積は結晶成長層24の写像面積よりも大きな
サイズとなる。従って、有効に輝度飽和を緩和すること
ができ、素子の信頼性を改善できる。
【0038】2番目の例は、長方台形状の結晶成長層3
4を成長基板30上に形成する例であり、図4に示すよ
うに、成長基板30上形成された下地成長層31上のマ
スク層32の窓領域からストライプ状で且つ長方台形状
の結晶成長層34が形成されている。長方台形状の結晶
成長層34はその側面33SがS面とされ、長手方向の
端部の面は(11−22)面とされる。結晶成長層34
の上面33Cは基板主面と同じC面とされる。活性層は
図示を省略しているが、傾斜した側面33S、面34、
上面33Cにも延在され、活性層の面積は結晶成長層3
4の写像面積よりも大きなサイズとなる。従って、有効
に輝度飽和を緩和することができ、素子の信頼性を改善
できる。
【0039】3番目の例は、図5に示すように、四角台
形状の結晶成長層44を成長基板40上に形成する例で
あり、成長基板40上形成された下地成長層41上のマ
スク層42の窓領域からマトリクス状に配列されたパタ
ーンで四角錐台形状の結晶成長層43が形成されてい
る。四角錐台形状の結晶成長層43はその傾斜した一側
面43SがS面とされ、他の傾斜した一側面44は(1
1−22)面とされる。結晶成長層43の上面43Cは
基板主面と同じC面とされる。活性層は図示を省略して
いるが、傾斜した側面43S、面44、上面43Cにも
延在され、活性層の面積は結晶成長層43の写像面積よ
りも大きなサイズとなる。従って、有効に輝度飽和を緩
和することができ、素子の信頼性を改善できる。
【0040】4番目の例は、図6に示すように、六角錐
形状の結晶成長層53を成長基板50上に形成する例で
あり、成長基板50上形成された下地成長層51上のマ
スク層52の窓領域からマトリクス状に配列されたパタ
ーンで六角錐形状の結晶成長層53が形成されている。
六角錐形状の結晶成長層53はその傾斜した各側面がS
面とされ、活性層は図示を省略しているが、傾斜した各
S面に沿って延在され、活性層の面積は結晶成長層53
の写像面積よりも大きなサイズとなる。従って、有効に
輝度飽和を緩和することができ、素子の信頼性を改善で
きる。
【0041】5番目の例は、図7に示すように、六角錐
台形状の結晶成長層63を成長基板60上に形成する例
であり、成長基板60上形成された下地成長層61上の
マスク層62の窓領域からマトリクス状に配列されたパ
ターンで六角錐台形状の結晶成長層63が形成されてい
る。六角錐形状の結晶成長層63はその傾斜した各側面
63SがS面とされ、上面63Cが基板主面と同じC面
とされている。また、六角錐形状の結晶成長層63の底
面側にはM面(1−100)面も低い高さで形成され
る。活性層は図示を省略しているが、傾斜した各S面お
よびC面に沿って延在され、活性層の面積は結晶成長層
63の写像面積よりも大きなサイズとなる。従って、有
効に輝度飽和を緩和することができ、素子の信頼性を改
善できる。
【0042】本発明の半導体発光素子は、先にも述べた
通りレーザダイオードとすることも可能である。そこで
次に、本発明を適用したレーザダイオードについて説明
する。なお、ここで説明する例は、(1−101)面
(いわゆるS面)上に各層を成長したS面半導体レーザ
素子であり、選択成長した窒化物半導体の傾斜面(S
面)上にクラッド層、ガイド層、活性層を積層形成した
ものである。
【0043】S面半導体レーザ素子は、図8に示すよう
に、基板71上に下地層72を形成し、この下地層72
上にマスク層73を介して窒化物半導体、例えばGa
N:Siを選択成長させて傾斜面(S面)を有する3角
柱状の選択成長層74を形成し、この上にn型クラッド
層75、n型ガイド層76、活性層77、p型ガイド層
78、p型クラッド層79、コンタクト層80及びp電
極81を積層形成することにより構成される。また、下
地層72のうち、上記選択成長層74が形成されていな
い領域には、n電極82が形成されている。このn電極
82形成領域においては、上記マスク層73は除去され
て下地層72が露呈しており、n電極82は下地層72
と直接接続されている。
【0044】なお、ここで用いられる基板71や選択成
長層74、選択成長層74の成長方法、下地層72等に
ついては、先に説明した半導体発光素子と同様であ
る。、
【0045】選択成長は、選択的に前記下地層72上
に、または前記下地層72形成前に形成されたマスク層
73の開口された部分を利用して行われるが、マスク層
73は例えば酸化シリコン層或いは窒化シリコン層によ
って構成することができる。本例では、マスク層73に
形成された開口部はスリット状であり、このスリットに
沿って3角柱状の選択成長層74が成長され、両側傾斜
面がS面とされている。
【0046】上記選択成長層74は、上部が屋根のよう
な構造に成長されており、断面三角形の三角柱状を呈し
ている。この選択成長層74のS面上に、成長条件を変
えてn型クラッド層75を成長する。上記n型クラッド
層75上には、さらにn型ガイド層76が形成される。
【0047】さらに、上記n型ガイド層76上には活性
層77が形成される。この活性層77は、上記n型ガイ
ド層76や後述のp型ガイド層78よりもIn組成が高
く、20原子%を越えていることが好ましい。
【0048】上記活性層77上には、p型ガイド層7
8、p型クラッド層79が順次積層形成されている。窒
化物半導体をp型とするには、結晶中にMg、Zn、
C、Be、Ca、Baなどのアクセプター不純物をドー
プすることによって得られるが、高キャリア濃度のp層
を得るためには、アクセプター不純物をドープした後、
窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気で400℃以上
でアニーリングを行うことが好ましい。また、電子線照
射などにより活性化する方法もあり、マイクロ波照射、
光照射などで活性化する方法もある。
【0049】さらに、コンタクト層80として、例えば
InGaN:Mgをp型クラッド層79上に成長する。
このコンタクト層80のIn組成は例えば10原子%で
ある。このコンタクト層80上に、さらにp電極81を
蒸着形成する。p電極81は、Al、Ag、Au、T
i、Pt、Pdなどの金属薄膜、またはこれらの金属薄
膜を組み合わせた積層構造とすることができる。本例で
は、Pd/Pt/Auの組み合わせとした。
【0050】また、n電極を接続するために、上記マス
ク層73をフッ酸系エッチャントによりエッチングし、
下地層72を一部露呈させ、その上にn電極82を形成
する。n電極82は、Ti/Pt/Auの組み合わせと
し、これを蒸着形成した。最後に、これを劈開し、共振
器形成のための端面を形成し、半導体レーザ素子を完成
する。
【0051】上記の半導体レーザ素子は、少なくともク
ラッド層、ガイド層及び活性層を有し、クラッド層がG
aNにより構成されるとともに、ガイド層及び活性層が
InGaNにより構成され、活性層のIn組成がガイド
層のIn組成よりも高く、且つ活性層のIn組成が20
原子%以上であることを特徴とするものであり、クラッ
ド層にAlGaNを用いておらず、Alフリーである。
したがって、Alの導入に起因するカタストロフィック
オプティカルダメージ(COD)が回避され、異常成長
などの問題が解消される。
【0052】また、上記半導体レーザ素子の構造を採用
した場合、In組成のみでバンドギャップを変えること
ができ、活性層のIn組成と厚さを調節することにより
発光波長が調節される。例えば、クラッド層のバンドギ
ャップと活性層のバンドギャップのエネルギー差を0.
5eV以上とし、活性層のIn組成を20〜30原子
%、活性層厚を1〜10nmとすることにより、発光波
長が460nm〜490nmの青色半導体レーザ素子と
なる。また、クラッド層のバンドギャップと活性層のバ
ンドギャップのエネルギー差を0.5eV以上とし、活
性層のIn組成を30〜50原子%、活性層厚を1〜1
0nmとすることにより、発光波長が500nm〜55
0nmの緑色半導体レーザ素子となる。
【0053】上記半導体レーザ素子において、例えば活
性層をInGaN層を含む多重量子井戸とし、そのIn
組成をIn/(In+Ga)≧0.9とすることによ
り、光励起発振によるレーザ発振が可能になり、効率的
なレーザ発振が可能となる。
【0054】なお、上記の例においては、その形状を断
面三角形状の、いわゆるルーフトップ形状としたが、条
件を整えることで多角錐形(いわゆるピラミッド形状)
の半導体レーザ素子とすることも可能である。この場合
にも、光励起発振、電荷の注入による発振、あるいは、
これらの組み合わせとすることが可能である。いわゆる
ピラミッド型のレーザダイオードは、これまで全く提案
されたことがなく、本発明によってはじめて実現された
ものである。
【0055】上述の半導体発光素子、半導体レーザ素子
は、これを同一平面に複数配列することで、面発光型の
発光装置とすることができる。図9は、ピラミッド型の
半導体発光素子90を透明基板上に複数配列した例を示
すものである。この面発光型の発光装置は、面状に大き
く発光するものであり、特に、半導体発光素子がレーザ
ダイオードである場合には、面発光型のレーザ発光装置
を実現することができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて実験結果を基に説明する。
【0057】実施例1 本例は、いわゆるルーフトップ型のストライプ状半導体
発光素子の例である。本例では、図10に示すように、
GaN101をマスク102を介してルーフトップ型
(断面三角形状)に選択成長させ、その上に活性層10
3及びGaN層104を選択成長させた。
【0058】上記活性層103は、多重量子井戸(MQ
W)構造からなり、ここでは10層の量子井戸を有する
10MQWとした。また、各量子井戸は厚さ3nmのI
nGaN、バリアは厚さ7nmのGaNである。量子井
戸の成長条件は、温度780℃、成長速度0.025n
m/秒とした。一方、GaN層104の膜厚は50nm
とした。
【0059】上記半導体発光素子の寸法であるが、マス
ク102の開口幅を5μm、ストライプの幅を8μm、
ストライプの長手方向における素子長さを1mmとした。
【0060】作製した発光素子は、光励起により発光し
た。図11に、その発光スペクトルを示す。発光は、ス
トライプ状の発光素子の底面側から観測した。閾値は、
約0.8〜1MW/cmであった。
【0061】その結果、波長405nm付近に、活性層
(10MQW)からの誘導放出光のピークが観測され
た。また、波長370nm付近にマスク下GaNからの
誘導放出光のピークが観測された。なお、このピークが
マスク下GaNからの誘導放出であることは、部分的励
起によって確認した。
【0062】実施例2 本例は、いわゆるピラミッド型の半導体発光素子の例で
ある。本例では、図12に示すように、GaN111を
マスク112を介してピラミッド型(六角錐形状)に選
択成長させ、その上に活性層113及びGaN層114
を選択成長させた。
【0063】上記活性層113は、多重量子井戸(MQ
W)構造からなり、ここでは10層の量子井戸を有する
10MQWとした。また、各量子井戸は厚さ3nmのI
nGaN、バリアは厚さ7nmのGaNである。量子井
戸の成長条件は、温度780℃、成長速度0.025n
m/秒とした。一方、GaN層104の膜厚は50nm
とした。また、上記半導体発光素子の寸法であるが、マ
スク112の開口径を10μmとした。
【0064】作製した発光素子は、光励起により発光し
た。図13に、その発光スペクトルを示す。発光は、ス
トライプ状の発光素子の底面側から観測した。閾値は、
約2MW/cmであった。
【0065】上記半導体発光素子を3個励起させたとこ
ろ、先ず図中のピークAが観測され、その後、励起強度
の増加とともに、図中のピークBに移行した。
【0066】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、光励起により効率的に発光する半導体発光
素子を実現することが可能である。この半導体発光素子
は、スーパールミネッセントダイオード、あるいはレー
ザダイオードとして、様々な分野に適用可能である。ま
た、本発明によれば、光励起に限らず、効率的に発光す
ることが可能な半導体発光素子を実現することができ、
さらには、これまで実現されたことのないピラミッド型
の半導体レーザ素子を提供することも可能である。さら
に、本発明によれば、面状に大きく発光する発光装置、
例えば面発光レーザを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体発光素子の一例を示す図面であり、
(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。
【図2】本発明の半導体発光素子のおける発光の様子を
示す模式図である。
【図3】半導体発光素子の一形状例を示す概略斜視図で
ある。
【図4】半導体発光素子の他の形状例を示す概略斜視図
である。
【図5】半導体発光素子のさらに他の形状例を示す概略
斜視図である。
【図6】半導体発光素子のさらに他の形状例を示す概略
斜視図である。
【図7】半導体発光素子のさらに他の形状例を示す概略
斜視図である。
【図8】S面半導体レーザ素子の一例を示す概略斜視図
である。
【図9】面発光する発光装置の一例を示す概略斜視図で
ある。
【図10】作製したストライプ状半導体発光素子の概略
構成を示す斜視図である。
【図11】作製したストライプ状半導体発光素子の発光
スペクトルを示す特性図である。
【図12】作製したピラミッド型半導体発光素子の概略
構成を示す斜視図である。
【図13】作製したピラミッド型半導体発光素子の発光
スペクトルを示す特性図である。
【符号の説明】
1 下地成長層、2 GaN層、3 活性層、4 Ga
N層、101,111GaN、102,112 マス
ク、103,113 活性層、104,114GaN層
フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA03 AA14 AA40 CA05 CA10 CA13 CA23 CA34 CA40 CA64 CB25 CB36 FF01 5F073 AA02 AA11 AA45 AA55 AB05 AB16 BA09 CA07 DA04 DA16 EA29

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体からなり周囲の少なくとも
    1面が傾斜面とされた傾斜結晶に活性層が形成され、該
    活性層に吸収された励起光により誘導放出光を発するこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記化合物半導体は窒化物半導体からな
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記活性層は、InGaN層を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記InGaN層において、Inの組成
    がIn/(In+Ga)≧0.9を満たすものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記活性層は、前記InGaN層を量子
    井戸とする多重量子井戸とされていることを特徴とする
    請求項3記載の半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記傾斜結晶は多角錐形状とされている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記傾斜結晶は断面三角形のライン状と
    されていることを特徴とする請求項1記載の半導体発光
    素子。
  8. 【請求項8】 当該素子はスーパールミネッセントダイ
    オードとして機能することを特徴とする請求項1記載の
    半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 当該素子はレーザダイオードとして機能
    することを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 基板上に該基板の主面に対して傾斜し
    た傾斜結晶面を有する結晶層を形成し、前記傾斜結晶面
    に平行な面内に延在する第1導電型層、活性層、及び第
    2導電型層を前記結晶層に形成してなることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体発光素子。
  11. 【請求項11】 前記結晶層はウルツ鉱型の結晶構造を
    有することを特徴とする請求項10記載の半導体発光素
    子。
  12. 【請求項12】 前記結晶層は下地成長層を介して前記
    基板上に選択成長により設けられることを特徴とする請
    求項10記載の半導体発光素子。
  13. 【請求項13】 前記選択成長は前記下地成長層を選択
    的に除去することを利用して行われることを特徴とする
    請求項12記載の半導体発光素子。
  14. 【請求項14】 前記選択成長は選択的に形成されたマ
    スク層の開口部を利用して行われることを特徴とする請
    求項12記載の半導体発光素子。
  15. 【請求項15】 前記結晶層は前記マスク層の開口部よ
    りも横方向に広がって選択成長したものであることを特
    徴とする請求項14記載の半導体発光素子。
  16. 【請求項16】 前記基板の主面はC面であることを特
    徴とする請求項10記載の半導体発光素子。
  17. 【請求項17】 前記傾斜結晶面はS面及び(11−2
    2)面の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項
    1記載の半導体発光素子。
  18. 【請求項18】 前記傾斜結晶面に主に電流注入される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  19. 【請求項19】 傾斜面上に活性層が形成され光励起発
    振により誘導放出光を発する半導体発光素子が複数配列
    され、光励起により面状に発光することを特徴とする発
    光装置。
  20. 【請求項20】 当該発光装置は面発光レーザとして機
    能することを特徴とする請求項19記載の発光装置。
  21. 【請求項21】 傾斜結晶上にInGaN層を含む活性
    層が形成され、前記InGaN層におけるInの組成が
    In/(In+Ga)≧0.9を満たすものであること
    を特徴とする半導体発光素子。
  22. 【請求項22】 前記活性層は、前記InGaN層を量
    子井戸とする多重量子井戸とされていることを特徴とす
    る請求項21記載の半導体発光素子。
  23. 【請求項23】 当該素子はスーパールミネッセントダ
    イオードとして機能することを特徴とする請求項21記
    載の半導体発光素子。
  24. 【請求項24】 当該素子はレーザダイオードとして機
    能することを特徴とする請求項21記載の半導体発光素
    子。
  25. 【請求項25】 傾斜結晶上にInGaN層を含む活性
    層が形成され、前記InGaN層におけるInの組成が
    In/(In+Ga)≧0.9を満たすものである半導
    体発光素子が複数配列され、面状に発光することを特徴
    とする発光装置。
  26. 【請求項26】 当該発光装置は面発光レーザとして機
    能することを特徴とする請求項25記載の発光装置。
  27. 【請求項27】 多角錐形状を有することを特徴とする
    半導体レーザ素子。
  28. 【請求項28】 活性層としてInGaN層を有するこ
    とを特徴とする請求項27記載の半導体レーザ素子。
  29. 【請求項29】 前記InGaN層におけるInの組成
    がIn/(In+Ga)≧0.9を満たすものであるこ
    とを特徴とする請求項28記載の半導体レーザ素子。
  30. 【請求項30】 前記活性層は、前記InGaN層を量
    子井戸とする多重量子井戸とされていることを特徴とす
    る請求項28記載の半導体レーザ素子。
  31. 【請求項31】 多角錐形状を有する半導体レーザ素子
    が複数配列され、光励起により面状に発光することを特
    徴とする発光装置。
  32. 【請求項32】 当該装置は面発光レーザとして機能す
    ることを特徴とする請求項31記載の発光装置。
JP2002010217A 2002-01-18 2002-01-18 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置 Abandoned JP2003218395A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010217A JP2003218395A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置
US10/341,659 US20030168666A1 (en) 2002-01-18 2003-01-14 Semiconductor light emitting device, semiconductor laser device, and light emitting apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010217A JP2003218395A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003218395A true JP2003218395A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27648018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010217A Abandoned JP2003218395A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030168666A1 (ja)
JP (1) JP2003218395A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189135A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sony Corp GaN系半導体発光素子及びその製造方法
KR100755598B1 (ko) 2006-06-30 2007-09-06 삼성전기주식회사 질화물 반도체 발광소자 어레이
JP2008145429A (ja) * 2006-11-17 2008-06-26 Fujifilm Corp 光断層画像化装置
JP2008159635A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体発光素子及びその製造方法
JP2008311640A (ja) * 2007-05-16 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体レーザダイオード
JP2009543372A (ja) * 2006-07-10 2009-12-03 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 発光結晶構造体
WO2011077541A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 創光科学株式会社 エピタキシャル成長用テンプレート及びその作製方法
US8399876B2 (en) 2010-05-31 2013-03-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor dies, light-emitting devices, methods of manufacturing and methods of generating multi-wavelength light
JP2013093601A (ja) * 2012-12-26 2013-05-16 Sanyo Electric Co Ltd 窒化物系半導体発光ダイオード
JP5406985B2 (ja) * 2010-06-07 2014-02-05 創光科学株式会社 エピタキシャル成長用テンプレートの作製方法及び窒化物半導体装置
US8674339B2 (en) 2010-06-01 2014-03-18 Samsung Electronics Co., Ltd Light-emitting devices and methods of manufacturing the same
JP2016076578A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 日本放送協会 発光素子
KR101921825B1 (ko) * 2017-07-19 2018-11-23 한국과학기술원 질화물 기반 반도체 양자점의 하위밴드 전이를 이용한 광통신파장에서 상온 동작 가능한 결정적 양자광원과 그 제작 방법 및 동작 방법
CN109698464A (zh) * 2018-12-26 2019-04-30 中南大学 一种垂直结构电注入金字塔微腔激光器及其制备方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3912117B2 (ja) * 2002-01-17 2007-05-09 ソニー株式会社 結晶成長方法、半導体発光素子及びその製造方法
US6986693B2 (en) * 2003-03-26 2006-01-17 Lucent Technologies Inc. Group III-nitride layers with patterned surfaces
WO2006099211A2 (en) * 2005-03-11 2006-09-21 Ponce Fernando A Solid state light emitting device
KR100738079B1 (ko) * 2005-10-19 2007-07-12 삼성전자주식회사 질화물계 반도체 레이저 다이오드의 제조방법
US7982205B2 (en) * 2006-01-12 2011-07-19 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology III-V group compound semiconductor light-emitting diode
JP5354622B2 (ja) * 2009-02-18 2013-11-27 独立行政法人産業技術総合研究所 半導体発光ダイオード
JP5519355B2 (ja) * 2010-03-19 2014-06-11 スタンレー電気株式会社 半導体発光素子及びその製造方法
KR101964890B1 (ko) * 2011-07-12 2019-04-03 삼성전자주식회사 나노구조의 발광소자
DE102011112706B4 (de) * 2011-09-07 2021-09-02 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Optoelektronisches Bauelement
WO2014047113A1 (en) * 2012-09-18 2014-03-27 Glo Ab Nanopyramid sized opto-electronic structure and method for manufacturing of same
KR101898680B1 (ko) * 2012-11-05 2018-09-13 삼성전자주식회사 나노구조 발광 소자
EP3235008A4 (en) * 2014-12-17 2018-07-25 Intel Corporation Integrated circuit die having reduced defect group iii-nitride structures and methods associated therewith
JP6229707B2 (ja) 2015-11-26 2017-11-15 日亜化学工業株式会社 発光素子及びその製造方法
DE102016101442A1 (de) * 2016-01-27 2017-07-27 Osram Opto Semiconductors Gmbh Konversionselement und strahlungsemittierendes Halbleiterbauelement mit einem solchen Konversionselement
CN108899399B (zh) * 2018-05-29 2019-11-29 华灿光电(浙江)有限公司 一种发光二极管外延片及其制作方法
GB2579622B (en) 2018-12-06 2021-04-28 Exalos Ag Superluminescent diodes and diode modules

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4526624A (en) * 1982-07-02 1985-07-02 California Institute Of Technology Enhanced adhesion of films to semiconductors or metals by high energy bombardment
CN1131548C (zh) * 1997-04-04 2003-12-17 松下电器产业株式会社 半导体装置
TW427039B (en) * 1997-06-16 2001-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturing method for semiconductor, manufacturing method for semiconductor device, manufacturing method for semiconductor substrate
US6316357B1 (en) * 1997-10-08 2001-11-13 Industrial Technology Research Institute Method for forming metal silicide by laser irradiation
JP3925753B2 (ja) * 1997-10-24 2007-06-06 ソニー株式会社 半導体素子およびその製造方法ならびに半導体発光素子
JP4083866B2 (ja) * 1998-04-28 2008-04-30 シャープ株式会社 半導体レーザ素子
US6252261B1 (en) * 1998-09-30 2001-06-26 Nec Corporation GaN crystal film, a group III element nitride semiconductor wafer and a manufacturing process therefor
US6380108B1 (en) * 1999-12-21 2002-04-30 North Carolina State University Pendeoepitaxial methods of fabricating gallium nitride semiconductor layers on weak posts, and gallium nitride semiconductor structures fabricated thereby
US6403451B1 (en) * 2000-02-09 2002-06-11 Noerh Carolina State University Methods of fabricating gallium nitride semiconductor layers on substrates including non-gallium nitride posts
US6583445B1 (en) * 2000-06-16 2003-06-24 Peregrine Semiconductor Corporation Integrated electronic-optoelectronic devices and method of making the same
JP3882539B2 (ja) * 2000-07-18 2007-02-21 ソニー株式会社 半導体発光素子およびその製造方法、並びに画像表示装置
US6610144B2 (en) * 2000-07-21 2003-08-26 The Regents Of The University Of California Method to reduce the dislocation density in group III-nitride films
JP4356208B2 (ja) * 2000-08-01 2009-11-04 ソニー株式会社 窒化物半導体の気相成長方法
JP4876319B2 (ja) * 2001-03-09 2012-02-15 ソニー株式会社 表示装置およびその製造方法
WO2003019678A1 (fr) * 2001-08-22 2003-03-06 Sony Corporation Element semiconducteur au nitrure et procede de production de cet element

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189135A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sony Corp GaN系半導体発光素子及びその製造方法
US7550775B2 (en) 2006-01-16 2009-06-23 Sony Corporation GaN semiconductor light-emitting element and method for manufacturing the same
KR100755598B1 (ko) 2006-06-30 2007-09-06 삼성전기주식회사 질화물 반도체 발광소자 어레이
JP2009543372A (ja) * 2006-07-10 2009-12-03 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 発光結晶構造体
JP2008145429A (ja) * 2006-11-17 2008-06-26 Fujifilm Corp 光断層画像化装置
JP2008159635A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体発光素子及びその製造方法
JP2008311640A (ja) * 2007-05-16 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体レーザダイオード
US9412586B2 (en) 2009-12-25 2016-08-09 Soko Kagaku Co., Ltd. Method for producing a template for epitaxial growth having a sapphire (0001) substrate, an initial-stage A1N layer and laterally overgrown A1XGAYN (0001) layer
JP5635013B2 (ja) * 2009-12-25 2014-12-03 創光科学株式会社 エピタキシャル成長用テンプレート及びその作製方法
KR101570625B1 (ko) 2009-12-25 2015-11-19 소코 가가쿠 가부시키가이샤 애피택셜성장용 탬플릿 및 제작방법
WO2011077541A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 創光科学株式会社 エピタキシャル成長用テンプレート及びその作製方法
US8399876B2 (en) 2010-05-31 2013-03-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor dies, light-emitting devices, methods of manufacturing and methods of generating multi-wavelength light
US8674339B2 (en) 2010-06-01 2014-03-18 Samsung Electronics Co., Ltd Light-emitting devices and methods of manufacturing the same
JP5406985B2 (ja) * 2010-06-07 2014-02-05 創光科学株式会社 エピタキシャル成長用テンプレートの作製方法及び窒化物半導体装置
JP2013093601A (ja) * 2012-12-26 2013-05-16 Sanyo Electric Co Ltd 窒化物系半導体発光ダイオード
JP2016076578A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 日本放送協会 発光素子
KR101921825B1 (ko) * 2017-07-19 2018-11-23 한국과학기술원 질화물 기반 반도체 양자점의 하위밴드 전이를 이용한 광통신파장에서 상온 동작 가능한 결정적 양자광원과 그 제작 방법 및 동작 방법
US10586887B2 (en) 2017-07-19 2020-03-10 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Deterministic quantum emitter operating at room temperature in optical communication wavelength using intersubband transition of nitride-based semiconductor quantum dot, method of fabricating same, and operating method thereof
CN109698464A (zh) * 2018-12-26 2019-04-30 中南大学 一种垂直结构电注入金字塔微腔激光器及其制备方法
CN109698464B (zh) * 2018-12-26 2020-07-28 中南大学 一种垂直结构电注入金字塔微腔激光器及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030168666A1 (en) 2003-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003218395A (ja) 半導体発光素子、半導体レーザ素子及びこれを用いた発光装置
JP3815335B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP3912117B2 (ja) 結晶成長方法、半導体発光素子及びその製造方法
JP2003218034A (ja) 選択成長方法、半導体発光素子及びその製造方法
JP3882539B2 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法、並びに画像表示装置
JP3899936B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP4595198B2 (ja) 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
JP3906654B2 (ja) 半導体発光素子及び半導体発光装置
US7002182B2 (en) Semiconductor light emitting device integral type semiconductor light emitting unit image display unit and illuminating unit
JP2005340765A (ja) 半導体発光素子
JP2002261327A (ja) 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
JP2003282942A (ja) 窒化物半導体素子及び窒化物半導体素子の製造方法
JP4345776B2 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法、並びに画像表示装置
JP2002270893A (ja) 半導体発光素子、表示装置、半導体発光素子の製造方法及び半導体レーザーの製造方法
JP2003031844A (ja) 半導体発光素子の製造方法
JP4106906B2 (ja) 半導体レーザー素子及び半導体レーザー素子の製造方法
JP4229625B2 (ja) 窒化物半導体層とそれを含む窒化物半導体素子
JP2005252086A (ja) 半導体発光素子の製造方法、半導体発光素子、集積型半導体発光装置の製造方法、集積型半導体発光装置、画像表示装置の製造方法、画像表示装置、照明装置の製造方法および照明装置
JP2010098338A (ja) 半導体発光素子、半導体基板および窒化物基板
JP3985488B2 (ja) 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
JP2003218468A (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法
JP3948236B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050225

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050603