JP2003218319A - マルチチップ半導体装置 - Google Patents

マルチチップ半導体装置

Info

Publication number
JP2003218319A
JP2003218319A JP2002010815A JP2002010815A JP2003218319A JP 2003218319 A JP2003218319 A JP 2003218319A JP 2002010815 A JP2002010815 A JP 2002010815A JP 2002010815 A JP2002010815 A JP 2002010815A JP 2003218319 A JP2003218319 A JP 2003218319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
resin
base material
via hole
insulating base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002010815A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Enomoto
亮 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2002010815A priority Critical patent/JP2003218319A/ja
Publication of JP2003218319A publication Critical patent/JP2003218319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/18High density interconnect [HDI] connectors; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/18High density interconnect [HDI] connectors; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/14Integrated circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度・薄型化を図り、IC等の半導体素子
との電気的接続を確実に行うことができるとともに、ロ
ジックIC搭載に伴う熱の拡散を効果的に行うことができ
る放熱性に優れたマルチチップ半導体装置を提供するこ
と。 【解決手段】 絶縁性基板に設けた凹部または開口内に
メモリICを収容・固定してなる半導体モジュールの複数
個を積層・一体化し、最も外側の基板にロジックICを実
装してなるマルチチップ半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリICを内蔵し
た回路基板からなる半導体モジュールの複数個を積層一
体化してなる多層回路基板の最も外側に位置する基板
に、ロジックICを実装してなるマルチチップ半導体装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子装置における回路構成の
複雑化および電子部品の高密度実装化の要請に応じた、
各種の高密度実装構造が提案されている。たとえば、特
開平8−88471においては、絶縁性基板に設けた凹
状のキャビティー内に電子部品を内蔵し、絶縁基板の表
裏面の少なくとも一方の面に、電子部品に電気的に接続
される回路パターンおよび電極部を形成した印刷配線基
板を単位として、これらの基板の複数層を絶縁性樹脂を
介して積層し、加熱処理により絶縁性樹脂層を硬化させ
ることによって多層化した多層印刷配線基板が開示され
ている。
【0003】上記凹状のキャビティー内に内装固定され
た半導体素子は、キャビティーを含めた領域に形成され
た回路パターンに、金属ワイヤによって電気接続された
状態で、樹脂によってキャビティー内に封止され、ま
た、上記回路パターンの複数箇所が電極部として構成さ
れるとともに、この電極部上には導電性樹脂層が形成さ
れている。
【0004】このように形成された各印刷配線基板は、
絶縁性樹脂を介して互いに絶縁状態を保って一体的に接
着され多層化されるが、この際には、各印刷配線基板の
電極部は、隣接する印刷配線基板の電極部に導電性樹脂
を介して電気接続され、これによって、各配線パターン
相互が電気接続されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の多層印刷配線基板は、凹状のキャビティー内に予
め半導体素子等の電子部品を内蔵した印刷配線基板を多
層化することができ、平面面積に対する電子部品の実装
密度の向上が可能となるが、各印刷配線基板のキャビテ
ィー内に形成された回路パターンに半導体素子がワイヤ
ボンディング法によって電気接続されるので、このよう
な接続作業による生産性の低下を招いたり、隣接する各
印刷配線基板の配線パターン間の電気接続が導電性樹脂
を介して行われるので、半導体素子間の距離が長くなる
とともに配線抵抗が大きくなってしまうという問題点が
ある。
【0006】このような問題点を解消するために、本発
明者は、「絶縁性基材に設けられた凹部または開口内に
収容された半導体素子と、絶縁性基材に設けたバイアホ
ールと、絶縁性基材の第1の表面と半導体素子の表面と
を被覆し、かつバイアホールと半導体素子の電極パッド
のそれぞれの位置に対応した位置に開口部を設けてなる
絶縁層と、絶縁層の表面に沿って形成され、バイアホー
ルと半導体素子の電極パッドとを電気的に接続する接続
配線パターンと、絶縁性基材の第2の表面側に設けら
れ、バイアホールに電気的に接続される導電性バンプと
を有する半導体素子内蔵基板」を提案し、本願と同時に
特許出願した。
【0007】ところで、このような半導体素子内蔵基板
を半導体モジュールとして用い、これらの複数枚を多層
化する場合においては、半導体素子としてメモリーICや
ロジックIC等が絶縁性基材に設けた凹部や開口内に収容
されるが、メモリーICとロジックICとを混在させたマル
チチップ半導体装置とする場合には、ロジックICで発生
する熱による影響を最小限にすることが要請される。
【0008】本発明は、高密度・薄型化を図り、IC等
の半導体素子との電気的接続を確実に行うことができる
とともに、ロジックIC搭載に伴う熱の拡散を効果的に行
うことができる放熱性に優れたマルチチップ半導体装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上掲の目的
を実現するために鋭意研究した結果、以下の内容を要旨
構成とする本発明に想到した。すなわち、
【0010】本発明は、メモリーICに電気的に接続され
てなる半導体モジュールの複数個が、積層・一体化され
てなる半導体素子内蔵多層基板の最も外側に位置する基
板に、ロジックICが実装されてなるマルチチップ半導体
装置であることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、基板に設けた凹部また
は開口内にメモリICを収容してなるモジュールの複数個
を積層・一体化し、最も外側の基板にロジックICを実装
しているので、配線基板の高密度化やICチップ間の距離
の短縮化を図り、配線の抵抗やインダクタンスに起因す
る不具合を低減し、電気信号を遅延なく高速で伝達する
ことができるとともに、放熱性に優れたマルチチップ半
導体装置の製造に有利となる。
【0012】上記半導体モジュールは、絶縁性基材と、
その絶縁性基材に設けられた凹部または開口内に収容さ
れたメモリーICと、前記絶縁性基材に設けたバイアホー
ルと、前記絶縁性基材の第1の表面と前記メモリーICの
表面とを被覆し、かつ前記バイアホールと前記メモリー
ICの電極パッドのそれぞれの位置に対応した位置に開口
を設けてなる絶縁層と、前記絶縁層の表面に沿って形成
され、前記バイアホールと電極パッドとを電気的に接続
する接続配線パターンと、前記絶縁性基材の第2の表面
側に設けられ、前記バイアホールに電気的に接続される
導電性バンプとを有する回路基板からなり、そのような
半導体モジュールの複数個が、積層・一体化されて半導
体素子内蔵多層基板が形成されることが望ましい。
【0013】また、上記半導体素子内蔵多層基板の最も
外側に位置する回路基板は、その接続配線パターンの所
定位置に実装用パッドが形成され、その実装用パッド上
に半田バンプが形成されると共に、その半田バンプを介
してロジックICが実装されていることが望ましい。
【0014】上記接続配線パターンは、メモリーICの電
極パッドの位置に対応する開口にめっき充填されてなる
実装用パッドと、バイアホール位置に対応する開口にめ
っき充填されてなる接続用パッドと、前記実装用パッド
と接続用パッドとを電気的に接続する配線パターンとか
ら構成されることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明にかかるマルチチップ半導
体装置の特徴は、基板に設けた凹部または開口内にメモ
リICが収容・固定されてなる半導体モジュールの複数個
が、積層・一体化されてなる半導体素子内蔵多層基板の
最も外側の基板に、ロジックICが実装されている点にあ
る。
【0016】すなわち、本発明にかかるマルチチップ半
導体装置の各半導体モジュールは、絶縁性基材に設けら
れた凹部または開口内にメモリICを収容し、絶縁性基材
を貫通する孔内に導電性物質を充填させてバイアホール
を形成し、絶縁性基材の第1の表面とメモリICの表面と
を被覆し、かつバイアホールおよびメモリICの電極パッ
ドのそれぞれの位置に対応した位置に開口部を有する絶
縁層を設け、その絶縁層の表面に沿って、バイアホール
と電極パッドとを電気的に接続する接続配線パターンを
形成し、絶縁性基材の第2の表面側にはバイアホールに
電気的に接続される導電性バンプを形成してなり、半導
体モジュールの複数個が積層・一体化されてなる半導体
素子内蔵多層基板の最も外側の基板に、ロジックICがフ
リップチップ実装されていることに特徴がある。
【0017】上記各半導体モジュールを形成する絶縁性
基材は、そのほぼ中央部にメモリICを収容・固定する領
域、すなわち、メモリICのサイズに応じた凹部または開
口を有し、そのようなメモリIC収容領域から外側に向か
った周辺部には、多数の微細な貫通孔が形成されるとと
もに、その微細孔には導電性物質が充填されてなるバイ
アホールが形成され、メモリICの電極パッドとバイアホ
ールとの電気的接続は、絶縁性基材の第1の表面および
メモリICの電極パッドを覆って形成された樹脂絶縁層の
表面に沿って形成された接続配線パターンによって行わ
れる。
【0018】また、絶縁性基材の周辺部に設けたバイア
ホールには隣接する他の基板との電気的接続のための導
電性バンプが、絶縁性基材の第2の表面から突出して形
成される。
【0019】このようなメモリICが内蔵された基板は、
他のメモリICを内蔵するほぼ同じ構造を有する他の基板
と共に積層され、必要に応じて接着剤を介して、加熱プ
レスされて一体化された後、最も外側の基板の接続配線
パターン上の所定位置、すなわち、実装されるべきロジ
ックICの電極パッド位置に対応する位置に半田バンプを
形成し、その半田バンプを介してロジックICがフリップ
チップ実装され得るので、放熱性に優れ、高密度配線お
よび高機能付与を図ることができるマルチチップ半導体
装置が形成される。
【0020】上記絶縁性基材に設けた凹部または開口内
に収容されたメモリICは、接続配線パターンおよびそれ
に対応するバイアホールを介して絶縁性基材の反対側に
設けた導電性バンプに接続され、その導電性バンプは、
隣接する回路基板の接続配線パターンまたはバイアホー
ルパッドに接続される。一方、最外層の回路基板にフリ
ップチップ実装されるロジックICは、内層側の回路基板
に収容されたメモリICに接続配線パターンを介して直接
的に接続される。
【0021】したがって、メモリIC間およびメモリICと
ロジックICとの間の距離を短縮化し、配線抵抗やインダ
クタンスに起因する不具合が低減されて、電気信号の伝
達を高速で遅延なく、行なうことができるとともに、ロ
ジックICで発生する熱を効果的に放出することができ
る。
【0022】本発明のマルチチップ半導体装置における
各半導体モジュールを構成する絶縁性樹脂基材は、有機
系絶縁性基材であれば使用でき、具体的には、アラミド
不織布−エポキシ樹脂基材、ガラス布エポキシ樹脂基
材、アラミド不織布−ポリイミド基材、ビスマレイミド
トリアジン樹脂基材、FR−4、FR−5から選ばれる
リジッド(硬質)の積層基材、あるいは、ポリフェニレ
ンエーテル(PPE)フィルム、ポリイミド(PI)な
どのフィルムからなるフレキシブル基材から選ばれる1
種であることが望ましい。
【0023】特に、硬質の絶縁性樹脂基材は、従来のよ
うな半硬化状態のプリプレグではなく、完全に硬化した
樹脂材料から形成されるので、このような材料を用いる
ことによって、たとえば、絶縁性基材上に銅箔を加熱プ
レスによって圧着させる際に、プレス圧による絶縁性基
材の最終的な厚みの変動がなくなるので、バイアホール
の位置ずれを最小限度に抑えて、そのバイアホールのパ
ッド径を小さくできる。したがって、配線ピッチを小さ
くして配線密度を向上させることができる。また、基材
の厚みを実質的に一定に保つことができるので、後述す
る充填バイアホール形成用開口をレーザ加工によって形
成する場合には、そのレーザ照射条件の設定が容易とな
る。
【0024】上記絶縁性基材の第1の表面に設けるバイ
アホールパッドは、銅箔等の金属箔を適切な樹脂接着剤
を介して絶縁性基材に貼り付け、後述するように、所定
の工程を経た後、適切なエッチング処理を施すことによ
って行われる。
【0025】このような絶縁性基材上への銅箔の貼付に
代えて、絶縁性基材上に予め銅箔が貼付された片面銅張
積層板を用いることもでき、その銅箔は密着性改善のた
めにマット処理されていてもよい。片面銅張積層板を使
用することが最も好ましい実施の形態である。
【0026】上記絶縁性樹脂基材の厚さは、10〜20
0μm、好ましくは15〜100μmであり、20〜8
0μmが最適である。これらの範囲より薄くなると強度
が低下して取扱が難しくなり、逆に厚すぎると微細なバ
イアホールの形成および導電性材料による充填が難しく
なるからである。
【0027】一方、上記銅箔の厚さは、5〜36μm、
好ましくは8〜30μmであり、12〜25μmがより
好適である。その理由は、後述するようにバイアホール
形成用開口孔をレーザ加工によって設ける際に、薄すぎ
ると貫通してしまうからであり、逆に厚すぎるとエッチ
ングにより、ファインパターンを形成し難いからであ
る。
【0028】バイアホール開口径は、50〜200μm
の範囲であることが望ましい。50μm未満では開口内
に導電性物質を充填し難くなると共に、接続信頼性が低
くなるからであり、200μmを超えると、高密度化が
困難になるからである。
【0029】上記開口内に導電性物質を充填してバイア
ホールを形成する前に、開口の内壁面に残留する樹脂残
滓等を取り除くためのデスミア処理、例えば、酸や過マ
ンガン酸、クロム酸などの酸化剤などに浸漬する化学的
除去方法、あるいは、プラズマ放電やコロナ放電などを
用いた物理的除去方法によって処理することが接続信頼
性確保の点から望ましい。
【0030】特に、絶縁性基材上に保護フィルムが貼付
けられた状態で行う場合には、たとえば、プラズマ放電
やコロナ放電等を用いたドライデスミア処理によること
が望ましい。ドライデスミア処理のうち、プラズマクリ
ーニング装置を使用したプラズマクリーニングがとくに
好ましい。上記バイアホール形成用開口はレーザ加工で
形成したが、ドリル加工、パンチング加工等の機械的方
法で穴開けすることも可能である。
【0031】上記デスミア処理を行った開口内に、導電
性物質を充填してバイアホールを形成する方法には、め
っき処理によるめっき充填方法や導電性ペーストの充填
による方法がある。
【0032】上記めっき充填は、電解めっき処理または
無電解めっき処理のいずれによっても行うことができる
が、電解めっき処理が望ましい。
【0033】電解めっきとしては、例えば、Sn、P
b、Ag、Au、Cu、Zn、In、Bi、半田または
スズ合金等を使用できるが、特に、電解銅めっきが最適
である。
【0034】また、めっき処理による導電性物質充填の
代わりに、導電性ペーストを充填する方法、あるいは電
解めっき処理又は無電解めっき処理によって開口の一部
を充填し、残存部分に導電ペーストを充填して行うこと
もできる。
【0035】上記導電性ペーストとしては、銀、銅、
金、ニッケル、各種はんだから選ばれる1種または2種
以上の金属粒子からなる導電性ペーストを使用できる。
【0036】また、上記金属粒子としては、金属粒子の
表面に異種金属をコーティングしたものも使用できる。
具体的には、銅粒子の表面に金または銀のような貴金属
を被覆した金属粒子を使用することができる。なお、導
電性ペーストとしては、金属粒子に、エポキシ樹脂など
の熱硬化性樹脂や、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)樹脂を加えた有機系導電性ペーストが望ましい。
【0037】上記バイアホールパッドは、バイアホール
形成用開口に導電性物質を充填した後、絶縁性基材に貼
付された銅箔を適切なエッチング処理することによっ
て、各バイアホール開口位置に対応して設けることが望
ましい。
【0038】すなわち、銅箔面に感光性ドライフィルム
を貼付するか、液状感光性レジストを塗布した後、バイ
アホール開口よりも若干口径の大きいパッドパターンを
有するマスクを載置し、露光・現像処理することによっ
てめっきレジスト層を形成した後、エッチングレジスト
非形成部分の銅箔をエッチング処理することによって形
成される。
【0039】このようなエッチング処理に際して、絶縁
性基材の第2の表面はポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(PETフィルム)等のエッチング保護フィルムで被
覆し、バイアホール形成用開口に充填した導電性金属が
腐食されないようにすることが望ましい。
【0040】本発明にかかるマルチチップ半導体装置に
おいて、上記バイアホールは絶縁性基材の中央部から外
側に向った周辺部に設けられ、一方、絶縁性基材のほぼ
中央部にはメモリICを収納・固定するための実装領域と
して凹部または貫通孔が形成されている。このような実
装領域は、メモリICのサイズおよび厚さに応じて設けら
れ、そのメモリICは、凹部または貫通孔内に収容され
かつ適切な接着剤によって固定される。
【0041】絶縁性基材の凹部または貫通孔内に収容さ
れたメモリICは、その電極パッドを絶縁性樹脂の第1の
表面に形成したバイアホールパッドの表面とほぼ同一な
平面上にあるような位置で固定されることが望ましく、
そのような位置関係を保持することによって、後述する
ような、絶縁性基材の第1の表面およびメモリ表面を覆
って設ける樹脂絶縁層に対して、バイアホールパッドお
よび電極パッドにそれぞれ対応した位置に設ける開口の
深さを一定にすることができる。その結果、樹脂絶縁層
の表面からバイアホールパッドおよび電極パッドに達す
る開口を形成する際の、露光条件またはレーザ加工条件
の設定が容易となる。
【0042】上記絶縁性基材の第1の表面およびIC表面
を覆って設ける樹脂絶縁層は、熱硬化性樹脂、熱可塑性
樹脂、あるいは熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の複合体を
用いることができる。
【0043】熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂、フェノール樹脂、熱硬化性ポリフェニレ
ンエーテル(PPE)などが使用できる。
【0044】熱可塑性樹脂としては、フェノキシ樹脂、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスルフォン
(PSF)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、熱可塑型
ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリエーテルスルフ
ォン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニ
レンスルフォン(PPES)、4フッ化エチレン6フッ化プ
ロピレン共重合体(FEP)、4フッ化エチレンパーフロ
ロアルコキシ共重合体(PFA)、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、
ポリオレフィン系樹脂などが使用できる。
【0045】熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の複合体とし
ては、エポキシ樹脂−PES、エポキシ樹脂−PSF、エポキ
シ樹脂−PPS、エポキシ樹脂−PPESなどが使用できる。
【0046】本発明において、半導体素子を収容した絶
縁性基材を覆う樹脂絶縁層としては、所定の加熱条件下
において軟化するような樹脂フィルム、たとえば、熱硬
化性のポリオレフィン系樹脂またはエポキシ系樹脂を主
成分とした樹脂フィルムから形成されることが望まし
い。ポリオレフィン系樹脂は、その一つとしてのシクロ
オレフィン系樹脂を用いることができる。このシクロオ
レフィン系樹脂は、誘電率および誘電正接が低いので、
GHz帯域の高周波信号を用いた場合でも信号の伝播遅延
やエラーが起きにくく、さらには、剛性等の機械的特性
にも優れるからである。
【0047】シクロオレフィン系樹脂としては、2−ノ
ルボルネン、5−エチリデン−2−ノボルネンまたはこ
れらの誘導体からなる単量体の単独重合または共重合体
であることが望ましい。
【0048】前記誘導体としては、2−ノルボルネンな
どのシクロオレフィンに、架橋を形成するためのアミノ
酸残基あるいはマレイン酸変性したもの等が結合したも
のが挙げられる。前記共重合体を合成する場合の単量体
としては、例えば、エチレン、プロピレンなどがある。
その中でも熱硬化性シクロオレフィン系樹脂であること
が望ましい。加熱を行って架橋を形成させることによ
り、より剛性が高くなり機械的特性が向上するからであ
る。
【0049】このようなポリオレフィン系樹脂を主成分
とする樹脂フィルムは、温度50〜250℃、圧力9.8×
10〜4.9×10Pa、プレス時間1〜120分間の
条件で加熱プレスして形成することが好ましい実施の形
態である。
【0050】上記樹脂絶縁層には、メモリーICの電極パ
ッドとバイアホールパッドとを電気的接続するために、
樹脂絶縁層表面からバイアホールパッドおよび電極パッ
ドに達する開口がそれぞれ形成されると共に、それらの
開口内壁を含んだ樹脂絶縁層表面に沿って配線パターン
が形成されている。
【0051】上記開口は、メモリーICの電極パッドとバ
イアホールパッドの大きさに応じた開口径に形成される
ことが望ましい。上記樹脂絶縁層を感光性樹脂で形成す
る場合は、露光、現像処理によって開口を形成し、樹脂
絶縁層を熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂で形成する場合
は、レーザ照射によって開口を形成する。このとき、使
用されるレーザ光としては、炭酸ガスレーザ、紫外線レ
ーザ、エキシマレーザなどが望ましい。
【0052】上記開口を形成した後、必要に応じて樹脂
絶縁層の表面を粗化して、その樹脂絶縁層上に形成され
る接続配線パターンとの密着性を向上させることもでき
る。
【0053】上記配線パターンを無電解めっき処理によ
って形成する場合には、その樹脂絶縁層の表面に、無電
解めっき用の触媒核が付与されるが、一般的な触媒核
は、パラジウム−スズコロイドであり、この溶液に基板
を浸漬、乾燥、加熱処理して樹脂絶縁層表面に触媒核が
固定される。
【0054】また、金属核をCVD、スパッタ、プラズ
マにより樹脂表面に打ち込んで触媒核とすることができ
る。この場合、樹脂表面に金属核が埋め込まれることに
なり、この金属核を中心にめっきが析出して導体層が形
成されるため、粗化しにくい樹脂やフッ素樹脂(ポリテ
トラフルオロエチレン等)のように樹脂と導体層との密
着が悪い樹脂でも、密着性を確保できる。
【0055】このような金属核としては、パラジウム、
銀、金、白金、チタン、銅およびニッケルから選ばれる
少なくとも1種以上がよい。なお、金属核の量は、20μ
g/cm以下がよい。この量を超えると金属核を除
去しなければならないからである。
【0056】上記バイアホールパッドの表面、メモリIC
の電極パッド表面および樹脂絶縁層の表面には、薄付け
導体層が形成される。この薄付け導体層は、スパッタリ
ングまたは無電解めっきによって形成され、それぞれ銅
スパッタリングまたは無電解銅めっきが好ましい。
【0057】上記薄付け導体層上に、感光性ドライフィ
ルムをラミネートした後、露光、現像処理によってめっ
きレジストを形成し、さらに、電解めっき処理を施し
て、導体層部分を厚付けすると共に、上記バイアホール
パッドに対応する開口およびメモリーICの電極パッドに
対応する開口にそれぞれ電解めっきを充填する。電解め
っきとしては、電解銅めっきが好ましく、その厚みは5
〜30μmがよい。
【0058】そしてさらに、めっきレジストを剥離した
後、そのめっきレジスト下の薄付け導体層を、硫酸−過
酸化水素の水溶液、過硫酸アンモニウムや過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸塩水溶液、塩化第二
鉄や塩化第二銅の水溶液のいずれかをエッチング液とし
て用いたエッチング処理によって溶解除去して、メモリ
ICの電極パッドとバイアホールパッドとを電気的接続す
る接続配線パターンを、樹脂絶縁層表面に沿って形成す
る。
【0059】上記接続配線パターンは、基板のほぼ中央
部に固定されるICの電極パッドから外周部に向って延設
された微細な線幅のパターンを含んで構成され、その厚
みが5〜30μmであることが望ましく、12μmであ
ることが最も好ましい。また、線幅と線間距離との比
(L/D)は、50μm/50μm〜100μm/10
0μmであることが望ましい。さらに、配線パターン上
に形成されるパッドは、その口径が150〜500μm
であることが望ましく、特に、350μmであることが
好ましい。
【0060】上記絶縁性樹脂基材の第2の表面に露出す
るバイアホールに直接的に接続される導電性バンプは、
めっき処理または導電性ペーストを印刷することによっ
て形成されることが望ましい。
【0061】上記めっき処理による充填は、電解めっき
処理または無電解めっき処理のいずれによっても行うこ
とができるが、電解めっき処理がより望ましい。電解め
っき処理としては、例えば、Sn、Pb、Ag、Au、
Cu、Zn、In、Bi、半田またはスズ合金等を使用
できるが、この実施形態においては、電解スズめっき処
理が最適である。
【0062】上記導電性バンプの高さとしては、3〜3
0μmの範囲が望ましい。その理由は、3μm未満で
は、バンプの変形により、バンプの高さのばらつきを許
容することができず、また、30μmを越えるとマイグ
レーションやウイスカーの発生が増加するからである。
特に、5μmの高さとすることが最も好ましい。
【0063】また、導電性バンプは、めっき処理の代わ
りに、メタルマスクを用いたスクリーン印刷によって、
導電性ペーストをバイアホール上に印刷することによっ
て形成することもできる。
【0064】この導電性ペーストからなるバンプは、半
硬化状態であることが望ましい。導電性ペーストは、半
硬化状態でも硬く、熱プレス時に軟化した有機接着剤層
を貫通させることができるからである。また、熱プレス
時に変形して接触面積が増大し、導通抵抗を低くするこ
とができるだけでなく、バンプの高さのばらつきを是正
することができるからである。
【0065】この他に、例えば、低融点金属であるはん
だペーストを印刷する方法や、はんだめっきを行う方
法、あるいははんだ溶融液に浸漬する方法によって導電
性バンプを形成することができる。
【0066】上記低融点金属としては、Pb−Sn系は
んだ、Ag−Sn系はんだ、インジウムはんだ等を使用
することができる。
【0067】上記絶縁性基材の第2の表面には接着剤層
が形成されることが望ましく、この接着剤層は、絶縁性
基材の第2の表面全体に樹脂を塗布し、乾燥させて、未
硬化状態としたものであることが望ましい。
【0068】上記接着剤層は、有機系接着剤から形成す
ることが望ましく、その有機系接着剤としては、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂、熱硬化型ポリフェニレンエー
テル(PPE:Polyphenylen ethe
r)、エポキシ樹脂と熱可塑性樹脂との複合樹脂、エポ
キシ樹脂とシリコーン樹脂との複合樹脂、BTレジンか
ら選ばれる少なくとも1種の樹脂であることが望まし
い。ここで、有機系接着剤の溶剤としては、NMP、D
MF、アセトン、エタノールを用いることができる。
【0069】上記有機系接着剤である未硬化樹脂の塗布
方法は、カーテンコータ、スピンコータ、ロールコー
タ、スプレーコータ、スクリーン印刷などを使用でき
る。上記接着剤層の厚さは、5〜50μmが望ましい。
接着剤層は、取扱が容易になるため、予備硬化(プレキ
ュア)しておくことが好ましい。
【0070】本発明のマルチチップ半導体装置は、メモ
リーICを絶縁性基材内に収容してなるモジュールの複数
枚を、所定方向に積層・一体化して半導体素子内蔵多層
基板を形成した後、その多層基板の最上層に位置するモ
ジュールの接続配線パターン上に導電性パッドを設ける
とともに、その導電性パッド上に半田バンプを設け、そ
の半田バンプを介してロジックICをフリップチップ実装
することによって形成することが望ましい。
【0071】また、メモリICを絶縁性基材内に収容して
なるモジュールの複数枚を、所定方向に積層し、その最
上層に位置するモジュールの更に外側に、ロジックICを
絶縁性基材内に収容してなるモジュールを積層し、それ
ら4枚のモジュールを一体化することによって、マルチ
チップ半導体装置を形成することもできる。
【0072】上記最上層に位置するモジュールの接続配
線パターン上に形成された導電性バンプと、ロジックIC
の電極パッドとの接続方法としては、ロジックICの電極
パッドと回路基板との位置合わせをした状態でリフロー
する方法や、予めバンプを加熱、溶解させておいた状態
でロジックICと回路基板とを接合させる方法などがあ
る。
【0073】上記各半導体モジュールの積層・一体化
は、各モジュールの絶縁性基材に予め設けた位置決め用
孔をCCDカメラ等で光学的に検出し、その位置合わせ
を行いながら進め、そのような積層体を、50〜250
℃の温度で加熱しながら、0.5〜5MPaの圧力でプ
レスして、すべてのモジュールが、1度のプレス成形に
より一体化される。特に、好ましい加熱温度は、160
〜200℃の範囲である。
【0074】上記積層・一体化されたモジュールの最下
層に位置する基板に接着剤を塗布し、その接着剤を介し
て銅箔を圧着した後、適切なエッチング処理によって、
パッドを含んだI/O配線パターンを形成させ、その配線
パターンのパッド上に、たとえば、ニッケル−金層を形
成し、その金−ニッケル層上にはんだボールまたはTピ
ンを接合して、マザーボードへの接続端子とすることが
できる。
【0075】以下、本発明にかかるマルチチップ半導体
装置の製造方法の一例について、添付図面を参照にして
具体的に説明する。 (1) 本発明にかかるマルチチップ半導体装置を製造す
るに当たって、積層されるべき半導体モジュールを構成
する絶縁性基材として、ガラス布エポキシ樹脂基材から
なる絶縁性樹脂基材10の片面(以下、絶縁性基材の
「第1の表面」と言う)に銅箔が12が貼付けられたも
のを出発材料として用いる(図1(a)参照)。上記絶縁
性基材10および銅箔12としては、ガラス布エポキシ
樹脂基材に銅箔が圧着されてなる片面銅張積層板を用い
ることが好ましい。
【0076】(2) このような絶縁性基材10の第1の
表面と反対側の表面(以下、「第2の表面」と言う)
に、表面に粘着層を設けたポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムからなる保護フィルム13を貼付す
る。
【0077】(3) ついで、絶縁性基材10の第2の表
面に貼付けられたPETフィルム13の上方から、レー
ザ照射を行って、PETフィルム13を貫通して、絶縁
性基材10の表面から銅箔12に達する開口16を形成
する(図1(b)参照)。上記開口16は、絶縁性基材1
0のほぼ中央部を占めるメモリIC実装領域の外側に位置
する周辺領域に形成される。
【0078】(4) 前記(3)の工程で形成された開口16
の内壁面に残留する樹脂残滓を取り除くために、デスミ
ア処理を行う。このデスミア処理としては、プラズマ放
電、コロナ放電等を用いたドライデスミア処理が、接続
信頼性の確保の点から望ましい。
【0079】(5) 次に、絶縁性樹脂基材10の第1の
表面にPETフィルム14を貼付し、前記(3)でのデスミア
処理を終えた基板に対して電解銅めっき処理を施して、
開口16内に電解銅めっき処理を施してバイアホール2
0を形成する(図1(c)参照)。
【0080】(6) その後、絶縁性樹脂基材10の第1
の表面に貼付したPETフィルム14を剥離させるととも
に、第2の表面にエッチング保護フィルムとしてのPE
Tフィルム15を貼付した後、銅箔12の不要な部分を
エッチング処理によって除去して、バイアホールパッド
40を形成する。
【0081】この処理工程においては、先ず、銅箔12
を覆って感光性ドライフィルムレジストを貼付した後、
露光、現像処理してエッチングレジスト層24を形成し
(図1(d)参照)、エッチングレジスト非形成部分の銅
箔をエッチングして、所定パターンのバイアホールパッ
ド40を形成する(図1(e)参照)。このバイアホール
パッド40は、その内径がバイアホール口径とほぼ同様
であるが、その外径は、50〜250μmの範囲に形成
されることが好ましい。
【0082】(7) 次いで、絶縁性樹脂基材10の第2
の表面に貼付けられたPETフィルム15を剥離させた
後、絶縁性基材のほぼ中央部に、メモリーIC26よりも
僅かにサイズの大きい開口(貫通孔)25を、レーザ照
射またはパンチングによって形成し、その開口25内壁
に接着剤を塗布した状態でメモリーIC26を嵌合させ
て、メモリーIC26を開口25の内壁に接着・固定す
る。その際、メモリIC26の電極パッド27の表面が絶
縁性樹脂の第1の表面に形成したバイアホールパッド4
0の表面とほぼ同一な平面上にあるように固定される
(図1(f)参照)。
【0083】(8) 前記メモリIC26が収容・固定され
た絶縁性基材の第1の表面上に、所定の加熱条件下にお
いて軟化するような樹脂フィルム、たとえば、熱硬化性
のポリオレフィン系樹脂またはエポキシ系樹脂を主成分
とした樹脂フィルムから樹脂絶縁層30を形成する(図
2(a)参照)。
【0084】ポリオレフィン系樹脂は、その一つとして
のシクロオレフィン系樹脂を用いることができる。この
シクロオレフィン系樹脂は、誘電率および誘電正接が低
いので、GHz帯域の高周波信号を用いた場合でも信号の
伝播遅延やエラーが起きにくく、さらには、剛性等の機
械的特性にも優れるからである。このようなポリオレフ
ィン系樹脂を主成分とする樹脂フィルムを、温度50〜
250℃、圧力9.8×10〜4.9×10Pa、
プレス時間1〜120分間の条件で加熱プレスして、樹
脂絶縁層30を形成する。
【0085】(9) 上記(8)において形成された樹脂絶縁
層30の表面に、レーザ照射によって、樹脂絶縁層表面
からバイアホールパッド40および電極パッド27に達
する開口32、34をそれぞれ形成する(図2(b)参
照)。
【0086】(10) 次いで、前記樹脂絶縁層30を形成
した絶縁性樹脂基材10の表面に、金属核をCVD、ス
パッタあるいいはプラズマにより打ち込んで触媒核とし
た後、バイアホールパッド40の表面、メモリIC26の
電極パッド27表面および樹脂絶縁層30の表面に、無
電解銅めっき処理による薄付け導体層(図示せず)を形
成する。
【0087】(11) 上記薄付け導体層上に、感光性ドラ
イフィルムをラミネートした後、露光、現像処理によっ
てめっきレジストを形成し、さらに、電解銅めっき処理
を施して、導体層部分を厚付けすると共に、上記バイア
ホールパッド40位置に対応する開口32およびメモリ
IC26の電極パッド27位置に対応する開口34をそれ
ぞれ電解銅めっきで充填する。
【0088】(12) そしてさらに、めっきレジストを剥
離した後、そのめっきレジスト下の薄付け導体層をエッ
チング処理により溶解除去して、メモリIC26の電極パ
ッド27とバイアホールパッド40とを電気的接続する
配線パターン42を、樹脂絶縁層30表面に沿って形成
する(図2(c)参照)。
【0089】(13) 前記(12)にて接続配線パターン42
を形成した絶縁性基材10の第1の表面にPETフィル
ム17を貼付させた後、電解すずめっき処理を施して、
バイアホール20の真上に位置して、導電性バンプ44
を形成する(図2(e)参照)。
【0090】(14) 必要に応じて、前記(13)にて導電性
バンプ44を形成した絶縁性基材10の第2の表面に、
必要に応じて、エポキシ樹脂からなる接着剤を塗布し、
乾燥させて、未硬化状態とする(図2(f)参照)。
【0091】(15) 本発明にかかるマルチチップ半導
体装置を構成する各半導体モジュールは、上記(1)〜(1
3)の工程にしたがって作製したメモリーIC内蔵基板50
から構成され、これらの複数枚を積層する際には、上記
(14)の工程によって導電性バンプ側に未硬化の接着剤層
46を形成した後、例えば、図3に示すように、4枚の
メモリーIC内蔵基板50A〜50Dを所定方向に積層さ
せ、それら4枚を加熱プレスによって一体化して半導体
素子内蔵多層基板を作製する。なお、最下層のメモリIC
内蔵基板50Aには、導電性バンプ44および接着剤層
46を形成しないで、積層・加熱プレスの後に、上記(1
3)にしたがって処理を行って導電性バンプ44を形成す
る(図4参照)。
【0092】なお、絶縁性樹脂基材10の第2の表面に
予め形成された接着剤層46に代えて、各回路基板が製
造されて後、多層化する段階において、適切な個所に接
着剤を塗布し、乾燥した状態の未硬化樹脂からなる接着
剤層として形成することもできる。
【0093】上述した実施形態では、3枚のメモリーIC
内蔵基板50A〜50Cを順次積層し、その最上層のメモ
リーIC内蔵基板50Cの外側にロジックIC50Dを積層し
て多層化したが、そのような例に限定されるものではな
く、実装する各半導体素子の特性、容量、厚み等または
絶縁性樹脂基材の種類、厚み等に応じて、5層以上の半
導体モジュールからなるマルチチップ半導体装置とする
ことができることは勿論のことである。
【0094】(実施例) (実施例1) (1)エポキシ樹脂をガラスクロスに含潰させてBステ
ージとしたプリプレグと、銅箔とを積層して加熱プレス
することにより得られる片面銅張積層板を基板として用
いる。絶縁性樹脂基材10の厚さは50μm、銅箔12
の厚さは、18μmとした(図1(a)参照)。
【0095】(2)このような絶縁性基材10の銅箔1
2が貼付けられた第1の表面に、厚さ22μmのPET
フィルム13を貼付ける。上記PETフィルムは、厚み
が10μmの粘着剤層と、厚みが12μmのPETフィ
ルムベースとからなる。
【0096】(3)次いで、PETフィルム13の上方
から、パルス発振型炭酸ガスレーザを照射して、ビアホ
ール形成用開口16を形成した後、その開口16の開口
内壁に残留する樹脂を取り除くために、プラズマクリー
ニング処理を施した(図1(b)参照)。
【0097】(4)次いで、絶縁性樹脂基材10の第2
の表面から、PETフィルム13を剥離させ、第1の表
面にPETフィルム14を貼付した後、市販の電解めっき
水溶液で電解銅めっき処理を施して、開口16の内部に
電解銅めっきを充填して、口径150μm、バイアホー
ル間距離500μmのバイアホール20を形成した(図
1(c)参照)。
【0098】(5)次に、絶縁性基材10の第1の表面
に貼付されたPETフィルム14を剥離した後、その銅
箔面にエッチングレジスト層24を形成し(図1(d)参
照)、エッチングレジスト非形成部分の銅箔を、塩化第
二銅のエッチング溶液で処理することにより、バイアホ
ール20に対応した位置に直径250μmのバイアホー
ルパッド40を形成した。
【0099】(6) 絶縁性基材10のほぼ中央部に、
上記(3)と同様なレーザ加工装置を用いて、メモリー
IC26よりも僅かにサイズの大きい開口25(貫通孔)
を形成し(図1(e)参照)、その開口25の内壁にエポ
キシ樹脂からなる接着剤を塗布した状態で、メモリIC2
6を嵌合させて、メモリIC26を接着・固定した(図1
(f)参照)。その際、メモリIC26の電極パッド27の
表面が、絶縁性基材10の第1の表面に形成したバイア
ホールパッド40の表面とほぼ同一な平面上にあるよう
に固定した。
【0100】(7) 次に、絶縁性基材10のバイアホ
ールパッド40形成面に、厚さ50μmの熱硬化型のポ
リオレフィン樹脂シートを温度50〜180℃まで昇温
しながら、9.8×10Paの圧力で加熱プレスして
積層し、ポリオレフィン系樹脂からなる樹脂絶縁層30
を設けた(図2(a)参照)。
【0101】(8)ポリオレフィン系樹脂からなる樹脂
絶縁層30の表面側から、レーザ照射を行って、バイア
ホールパッド40に達する開口32およびメモリIC26
の電極パッド27に達する開口34を設けた(図2(b)
参照)。
【0102】さらに、CF4および酸素混合気体のプラズ
マ処理により、デスミアおよびポリオレフィン系樹脂絶
縁層表面の改質を行った。この改質により、表面にはO
H基やカルボニル基、COOH基などの親水性基が確認
された。
【0103】(9)さらに、銅をターゲットにしたスパ
ッタリングを行って、前記(8)にて形成されたポリオ
レフィン系樹脂からなる樹脂絶縁層30の表面と、開口
32および34の内壁面に、導体下地層として厚さが
0.1μmの銅スパッタ層(図示せず)を形成した。
【0104】(10)前記(9)で形成した銅スパッタ
層上に、感光性ドライフィルムを使用して、厚さ15μ
mのめっきレジスト(図示せず)を設けた。
【0105】(11)さらに、前記(4)の処理にした
がって電解銅めっきを施して、厚さ15μmの電解銅め
っき膜を形成し、接続配線パターン42となるべき導体
層を厚付けするとともに、開口32および34をめっき
充填した。
【0106】(12)次いで、上記(10)で形成した
めっきレジストを剥離除去した後、そのめっきレジスト
下の銅スパッタ層および電解銅めっき膜を溶解除去し、
電解銅めっき膜と銅スパッタ層とからなる接続配線パタ
ーン42を形成する。これによって、メモリIC26の電
極パッド27とバイアホール20とが電気的に接続され
る(図2(c)参照)。
【0107】(13) さらに、市販の電解めっき水溶
液で電解すずめっき処理を施して、バイアホール20上
に、電解すずめっきして、直径150μm、高さ5μ
m、ピッチ500μmの導電性バンプ44を形成した
(図2(e)参照)。この際、絶縁性基材10の第1の表
面にはPETフィルム17を貼付しておく(図2(d)参
照)。
【0108】(14)前記(13)にて導電性バンプ4
4を形成した絶縁性基材10の第2の表面に、エポキシ
樹脂からなる接着剤を塗布し、乾燥させて、接着剤層4
6を形成した(図2(f)参照)。
【0109】(15)次いで、上記(1)〜(14)の
工程にしたがって3枚のメモリIC内蔵基板50B〜50
Dを作製するとともに、上記(1)〜(12)の工程に
したがって1枚のメモリIC内蔵基板50Aを作製した
後、これらの4枚のメモリーIC内蔵基板50A〜50D
を、メモリIC内蔵基板50Dが最上層に位置し、メモリI
C内蔵基板50Aが最下層に位置するように積層した状
態で接合して、4枚のメモリーIC内蔵基板50A〜50
Dを一体化した(図3参照)。
【0110】(16)さらに、上記一体化した回路基板
のうち、最上層のメモリーIC内蔵基板50Dの表面に保
護膜としてPETフィルム19を貼付した状態で、前記
(13)に従った処理を施して、最下層のメモリIC内蔵
基板50Aのバイアホール20上に、導電性バンプ44
を形成した(図4参照)。
【0111】(17)上記(16)で形成した導電性バ
ンプ44側の表面に、上記(14)の工程にしたがって
接着剤層46を形成し、その接着剤層46に対向して、
銅箔60を配置させた状態で、4枚の基板と銅箔60と
を積層し、それらを接合して、4枚のメモリーIC内蔵基
板50A〜50Dと、銅箔60とを一体化した(図5参
照)。
【0112】(18) 上記一体化した多層基板のメモ
リーIC内蔵基板50Dの表面にPETフィルム19を貼付し
た状態で、最下層にある基板50Aに貼付した銅箔60
表面に、前記導電性バンプ44に対応する位置にエッチ
ングレジスト層を形成した後、エッチング処理を施し
て、導電性バンプ44に電気的接続された接続用パッド
62を形成する(図6参照)。
【0113】(19) 上記最上層のメモリーIC内蔵基
板50Dの表面からPETフィルム19を剥離させた後、そ
のメモリーIC内蔵基板50Dの接続配線パターン42お
よび最下層のメモリーIC内蔵基板50Aに形成した接続
用パッド62を覆って、ソルダーレジスト層64および
66をそれぞれ形成し、常法によって、最上層のメモリ
ーIC内蔵基板50Dに収容されたメモリーIC26の電極
パッド27に対応する位置および前記接続用パッド62
に対応する位置に、開口66および68をそれぞれ設け
る(図7参照)。
【0114】(20) さらに、上記開口66および6
8内に露出するパッド部分に、それぞれニッケル−金層
(図示せず)を形成し、それらのニッケル−金層上に
は、ロジックIC76を実装するための半田バンプ72お
よびマザーボードの端子に接続する半田ボール74をそ
れぞれ配設し(図8参照)、最後に、半田バンプ72を
介してロジックIC76をフリップ実装してマルチチップ
半導体装置を作製した(図9参照)。
【0115】(実施例2) (1) 上記実施例1の(1)〜(14)の工程にした
がって3枚のメモリIC内蔵基板50A〜Cを作製するとと
もに、上記(1)〜(14)の工程と同様な処理によっ
て1枚のロジックIC内蔵基板50Dを作製した。
【0116】(2) 次いで、最上層にロジックIC内蔵
基板50Dを配置させ、その下方に3枚のメモリーIC内
蔵基板50A〜50Cを同一方向に配置し、これら4枚の
IC内蔵基板のうち、最下層に配置したメモリーIC内蔵基
板50Aの接着剤層に対向して銅箔60を配置させ、4
枚の基板と銅箔60とを接合して、1枚のロジックIC内
蔵基板50Dと、3枚のメモリIC内蔵基板50A〜50
Cと、銅箔60とを一体化した(図5参照)。
【0117】(3) 上記最下層のメモリIC内蔵基板5
0Aに貼付した銅箔60表面に、導電性バンプ44に対
応する位置にエッチングレジスト層を形成した後、エッ
チング処理を施して、導電性バンプ44に電気的接続さ
れた接続用パッド62を形成する(図6参照)。
【0118】(4) 上記(3)で形成した接続用パッ
ド62を覆って、ソルダーレジスト層64を形成した
後、前記接続用パッド62に対応する位置に開口を設
け、その開口内に露出するパッド部分に、ニッケル−金
層(図示せず)を形成し、さらに、そのニッケル−金層
上にはマザーボードの端子に接続する半田ボールを配設
して、BGA構造を有するマルチチップ半導体装置を作
製した。
【0119】(実施例3)低融点金属であるスズ−銀系
はんだからなる導電性ペーストを用いて、印刷によっ
て、直径80μm、高さ30μm、バンプ間距離600
μmの導電性バンプ44を形成した以外は、実施例1と
同様に処理してマルチチップ半導体装置を製造した。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各基板に収容・固定されたメモリIC間の距離や、最上層
の基板に実装されたロジックICとメモリICとの間の距離
の短縮化を図り、配線抵抗やインダクタンスに起因する
不具合を低減することができるので、高速で遅延なく電
気信号を伝達することができるとともに、ロジックICの
熱拡散を効果的に行うことができ、高密度化および高機
能化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は、本発明の実施例1にかかるマルチ
チップ半導体装置の半導体モジュールの製造工程の一部
を示す図である。
【図2】(a)〜(f)は、本発明の実施例1にかかるマル
チチップ半導体装置の半導体モジュールの製造工程の一
部を示す図である。
【図3】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板の製造工程の一部
を示す図である。
【図4】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板の製造工程の一部
を示す図である。
【図5】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板の製造工程の一部
を示す図である。
【図6】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板の製造工程の一部
を示す図である。
【図7】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板の製造工程の一部
を示す図である。
【図8】本発明の実施例1にかかる半導体モジュールを
積層・一体化してなるIC内蔵多層基板製造工程の一部を
示す図である。
【図9】本発明の実施例1にかかるマルチチップ半導体
装置を示す図である。
【符号の説明】
10 絶縁性基材 12 銅箔 13 PETフィルム 14 PETフィルム 16 バイアホール形成用開口 20 充填バイアホール 24 エッチングレジスト層 25 メモリIC収容開口 26 メモリIC 27 電極パッド 30 樹脂絶縁層 32、34 開口 42 接続配線パターン 44 導電性バンプ 46 接着剤層 50A〜50D 半導体素子内蔵基板 60 銅箔 62 接続パッド 64、66 ソルダーレジスト層 68、70 開口 72 半田バンプ 74 半田ボール 76 ロジックIC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリICに電気的接続されてなる半導体
    モジュールの複数個が、積層・一体化されてなる半導体
    素子内蔵多層基板の最も外側に位置する基板に、ロジッ
    クICが実装されてなるマルチチップ半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記各半導体モジュールは、絶縁性基材
    と、その絶縁性基材に設けられた凹部または開口内に収
    容されたメモリICと、前記絶縁性基材に設けたバイアホ
    ールと、前記絶縁性基材の第1の表面とメモリICの表面
    とを被覆し、かつ前記バイアホールと前記メモリICの電
    極パッドのそれぞれの位置に対応した位置に開口部を設
    けてなる絶縁層と、前記絶縁層の表面に沿って形成さ
    れ、前記バイアホールとメモリICの電極パッドとを電気
    的に接続する接続配線パターンと、前記絶縁性基材の第
    2の表面側に設けられ、前記バイアホールに電気的に接
    続される導電性バンプとを有する回路基板から構成さ
    れ、 前記半導体素子内蔵多層基板は、前記半導体モジュール
    の複数個が、積層され、かつ一体化されてなることを特
    徴とする請求項1に記載のマルチチップ半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子内蔵多層基板の最も外側
    に位置する回路基板は、その接続配線パターンの所定位
    置に実装用パッドが形成され、その実装用パッド上に半
    田バンプが形成されると共に、その半田バンプを介して
    ロジックICが実装されていることを特徴とする請求項2
    に記載のマルチチップ半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記接続配線パターンは、前記メモリIC
    の電極パッドの位置に対応する開口にめっき充填されて
    なる実装用パッドと、前記バイアホール位置に対応する
    開口にめっき充填されてなる接続用パッドと、前記実装
    用パッドと接続用パッドとを電気的に接続する配線パタ
    ーンとから構成されることを特徴とする請求項3に記載
    のマルチチップ半導体装置。
JP2002010815A 2002-01-18 2002-01-18 マルチチップ半導体装置 Pending JP2003218319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010815A JP2003218319A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 マルチチップ半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010815A JP2003218319A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 マルチチップ半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003218319A true JP2003218319A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27648448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010815A Pending JP2003218319A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 マルチチップ半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003218319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027981A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 立体的電子回路装置とそれを用いた電子機器およびその製造方法
US8269290B2 (en) 2008-09-15 2012-09-18 Denso Corporation Semiconductor device including a plurality of semiconductor substrates and method of manufacturing the same

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07307434A (ja) * 1994-03-18 1995-11-21 Hitachi Ltd 実装基板
JPH09232503A (ja) * 1996-02-21 1997-09-05 Hitachi Ltd 三次元積層モジュール
JP2000261152A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Fuji Xerox Co Ltd プリント配線組立体
JP2000323645A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001332866A (ja) * 2000-05-24 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板及びその製造方法
JP2001332437A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Ibiden Co Ltd コンデンサおよび多層プリント配線板

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07307434A (ja) * 1994-03-18 1995-11-21 Hitachi Ltd 実装基板
JPH09232503A (ja) * 1996-02-21 1997-09-05 Hitachi Ltd 三次元積層モジュール
JP2000261152A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Fuji Xerox Co Ltd プリント配線組立体
JP2000323645A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001332437A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Ibiden Co Ltd コンデンサおよび多層プリント配線板
JP2001332866A (ja) * 2000-05-24 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027981A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 立体的電子回路装置とそれを用いた電子機器およびその製造方法
US7768795B2 (en) 2004-09-08 2010-08-03 Panasonic Corporation Electronic circuit device, electronic device using the same, and method for manufacturing the same
US8269290B2 (en) 2008-09-15 2012-09-18 Denso Corporation Semiconductor device including a plurality of semiconductor substrates and method of manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3853219B2 (ja) 半導体素子内蔵基板および多層回路基板
US7656032B2 (en) Semiconductor chip mounting wiring board, manufacturing method for same, and semiconductor module
JP4444435B2 (ja) プリント配線基板及びプリント配線基板の製造方法
KR100232414B1 (ko) 다층회로기판 및 그 제조방법
JP4876272B2 (ja) 印刷回路基板及びその製造方法
US8389867B2 (en) Multilayered circuit substrate with semiconductor device incorporated therein
US7547577B2 (en) Method of making circuitized substrate with solder paste connections
JPH1174651A (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP4592891B2 (ja) 多層回路基板および半導体装置
JP4022405B2 (ja) 半導体チップ実装用回路基板
JP2004152904A (ja) 電解銅箔、電解銅箔付きフィルム及び多層配線基板と、その製造方法
JP2003234432A (ja) 半導体チップ実装回路基板および多層化回路基板
JP4376891B2 (ja) 半導体モジュール
US20120243155A1 (en) Conductive metal nub for enhanced electrical interconnection, and information handling system utilizing same
JP4230680B2 (ja) 多層化回路基板
JP2001144212A (ja) 半導体チップ
JPH1154926A (ja) 片面回路基板およびその製造方法
JP2003218319A (ja) マルチチップ半導体装置
JP2003234431A (ja) 半導体チップ実装回路基板とその製造方法および多層化回路基板
JP4376890B2 (ja) 半導体チップ実装用回路基板
JP2001077536A (ja) 電子回路内蔵プリント配線板およびその製造方法
JP2002009440A (ja) 複合配線基板
JP2001144211A (ja) 半導体チップ及びその製造方法
JP4181149B2 (ja) 半導体パッケージ
JP2004031828A (ja) 多層プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522