JP2003218187A - ガラス基板移載装置 - Google Patents

ガラス基板移載装置

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JP2003218187A
JP2003218187A JP2002014110A JP2002014110A JP2003218187A JP 2003218187 A JP2003218187 A JP 2003218187A JP 2002014110 A JP2002014110 A JP 2002014110A JP 2002014110 A JP2002014110 A JP 2002014110A JP 2003218187 A JP2003218187 A JP 2003218187A
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glass substrate
transfer device
furnace
absence
firing furnace
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JP2002014110A
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Masuo Matsumoto
増男 松元
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス基板を焼成炉に搬入及び搬出する際、ガ
ラス基板の割れや位置ずれを検知することによって、炉
詰まり現象を回避するとともに、割れや位置ずれが発生
したガラス基板をリジェクトし、設備の安定稼動を図
る。 【解決手段】ガラス基板2を焼成炉に搬入及び搬出する
際、炉内専用搬送プレート3上にガラス基板2を受け渡
しする移載ハンド1aと、ガラス基板2の受け渡しの
際、ガラス基板2を炉内専用搬送プレート3上から浮か
せるための突上げピン10を有する突上げユニット4と
を備えたガラス基板移載装置5aにおいて、突上げピン
10によってガラス基板2を昇降させる際に、ガラス基
板2の割れの有無及び炉内専用搬送プレート3に対する
ガラス基板2の位置ずれの有無を検知する透過型光学セ
ンサA〜Jを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの製造工程において、ペースト等が塗布され
たプラズマディスプレイパネル用ガラス基板を焼成炉に
搬入または搬出する際に使用するガラス基板移載装置に
関し、特に、焼成炉に搬入する前のガラス基板の割れや
位置ずれ又は焼成炉から搬出されたガラス基板の割れや
位置ずれを検知する機能を備えたガラス基板移載装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペースト等が塗布されたプラズマ
ディスプレイパネル用ガラス基板を焼成炉に搬入又は搬
出する際に使用するガラス基板移載装置5は、図8の構
成図に示すように、焼成炉6の一方の側に設置されてお
り、ガラス基板移載装置5から焼成炉6に搬入されたガ
ラス基板2は、焼成後にガラス基板移載装置5に戻るよ
うになっている。このガラス基板移載装置5の構成は、
図9に示すように、ガラス基板2を炉内専用搬送プレー
ト3(以下、単に搬送プレート3と称する)に載せて焼
成炉6に搬入する際に、搬送プレート3上にガラス基板
2を載置するための移載ハンド1と、焼成後に焼成炉6
から搬出されて元の搬入位置に戻った搬送プレート3上
のガラス基板2を、移載ハンド1でチャッキングするた
めに突上げピン10によって搬送プレート3上から浮か
せるための突上げユニット4とから構成されている。
【0003】また、図8に示すように、焼成炉6は上下
2段構造を有し(例えば特開2001−316186号
公報)、上段には搬送ローラ7が設けられ、下段には搬
出ローラ8が設けられ、さらに、焼成炉6の終点側に
は、ガラス基板2を載せた搬送プレート3を上段から下
段へ移動させるための昇降装置9aが設けられている。
また、焼成炉6の搬入搬出側とガラス基板移載装置5と
の間には、ガラス基板2を載置した搬送プレート3を下
段から上段へ移動させるための昇降装置9bが設けられ
ている。また、ガラス基板移載装置5及び昇降装置9
a、9bには、搬送プレート3を移動させるための搬送
ローラ7aがそれぞれ設けられている。
【0004】このように構成された従来のガラス基板移
載装置を用いてガラス基板の焼成を行なう方法につい
て、図8及び図9を用いて説明する。まず、ガラス基板
移載装置5にセットされた搬送プレート3上に、移載ハ
ンド1によってガラス基板2を載置する。この際、ガラ
ス基板2は一旦突上げピン10上に置かれ、次いで、突
上げピン10を下げて搬送プレート3上に置かれる。搬
送プレート3上に置かれたガラス基板2は、昇降装置9
bを経て搬送プレート3に載せられたまま搬送ローラ7
の回転により焼成炉6内を搬送され、焼成処理が行われ
る。焼成の終了したガラス基板2は搬送プレート3ごと
昇降装置9aによって降下され、焼成炉6内の下段に設
けられた搬出ローラ8によって焼成炉6の搬入側に戻
る。搬入側に戻ったガラス基板2は、搬送プレート3と
ともに昇降装置9bによって上昇されて元のガラス基板
移載装置5に戻り、次いで、突上げユニット4を上昇さ
せて突上げピン10でガラス基板2のみを突き上げ、移
載ハンド1の開閉爪11でガラス基板2をチャックし、
焼成済みのガラス基板2を次工程へと移載する。ここ
で、搬送プレート3には突き上げの際に突上げピン10
が貫通する穴が開けられており、また、移載ハンド1に
はガラス基板2の4辺をチャックする開閉爪11が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のガラ
ス基板移載装置においては、ガラス基板を搬送プレート
上に載置する際に、まず最初に突上げピン上に載せるよ
うになっているためその衝撃でガラス基板が割れること
があり、割れたままのガラス基板をそのまま焼成炉に搬
入してしまうと言う問題が発生していた。
【0006】また、ガラス基板を搬送プレート上に載置
する際には、搬送プレートはあらかじめ所定の位置で位
置決めされ、移載ハンドもそれに合わせて位置決めされ
ているため、移載ハンドで移載されたガラス基板は搬送
プレート上の正しい位置に載置されるようになってい
る。しかし、移載ハンドによるガラス基板のチャックミ
スや振動などで位置ずれが発生し、搬送プレート上で位
置ずれしたまま焼成炉に搬入されてしまうと言う問題も
発生していた。
【0007】さらに、ガラス基板を焼成する際には、ガ
ラス基板が焼成炉内を搬送されている間に加熱によって
ガラス基板に熱歪みが発生し、ガラス基板は焼成炉に搬
入する前に搬送プレート上の正しい位置に位置合わせし
て載置されているにもかかわらず、焼成の間に搬送プレ
ート上で位置ずれが発生したり、また、ガラス基板が割
れると言う問題が発生していた。
【0008】そして、位置ずれや割れが発生した状態の
ガラス基板を載せたまま、搬送プレートは焼成炉から搬
出されてガラス基板移載装置に戻ってしまうため、次に
移載ハンドでガラス基板をチャックする際に、位置ずれ
があると突上げユニットでガラス基板を突き上げた時に
移載ハンドに衝突して破損したり、破損しないまでもチ
ャッキングミスによるトラブルが発生する原因となって
いる。また、ガラス割れがあると、割れたガラス基板が
残されたままの搬送プレート上に、さらに新たなガラス
基板が移載されることになり、品質的なトラブル発生の
原因となっている。また、割れたガラス基板は、移載し
たり搬送したりする際、搬送経路等に落下して設備駆動
部と干渉し、設備稼動状況を悪化させていた。また、ガ
ラスの破片が落下することによって、設備内に微細なガ
ラス片が飛散し、製造品質が悪化する一因ともなってい
た。
【0009】特に、プラズマディスプレイパネルなどの
製造に使用する大型のガラス基板においては、製造工程
中の移載の際、あるいは焼成の際に、わずかな機械的な
衝撃や熱衝撃によってもガラス基板が損傷を受ける割合
が高く、高価なガラス基板がむだになるという問題を抱
えていた。
【0010】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、焼成炉内から搬出されてきた搬送プレ
ート上のガラス基板の割れや位置ずれの有無を検知し、
また、搬入前に搬送プレート上にガラス基板を載置する
際のガラス基板の割れや位置ずれの有無を検知すること
によって、異常の早期発見による炉詰まり現象を回避す
るとともに、割れや位置ずれが発生したガラス基板を載
置した搬送プレートを搬送前にリジェクトし、設備の安
定稼動を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペースト等が
塗布されたガラス基板を焼成炉に搬入及び搬出する際、
炉内専用搬送プレート上にガラス基板を受け渡しする移
載ハンドと、ガラス基板受け渡しの際、ガラス基板を炉
内専用搬送プレート上から浮かせるための突上げピンを
有する突上げユニットとを備えたガラス基板移載装置に
おいて、前記突上げピンによってガラス基板を昇降させ
る際に、ガラス基板の割れの有無及び炉内専用搬送プレ
ートに対するガラス基板の位置ずれの有無を検知する透
過型光学センサとを備えたものである。
【0012】また、本発明に用いる前記透過型光学セン
サは、ガラス基板を焼成炉に搬入する前に発生した割れ
及び位置ずれの有無を検知するとともに、焼成炉中で発
生した割れ及び位置ずれの有無を焼成炉から搬出した後
に検知するようにしている。そして、前記ガラス基板の
割れの有無を検知する透過型光学センサは、その出射光
をガラス基板面に対しわずかに傾斜させるとともにガラ
ス基板面の対角線方向に向けて配置され、また、前記焼
成炉中で発生したガラス基板の位置ずれの有無を検知す
る透過型光学センサは、その出射光をガラス基板面に対
しわずかに傾斜させるとともにガラス基板面の4辺に平
行するように配置され、このガラス基板面に対しわずか
に傾斜させた透過型光学センサの出射光は、突上げピン
によって昇降するガラス基板の昇降範囲内にあるように
している。
【0013】また、本発明において、前記焼成炉に投入
する前に発生したガラス基板の位置ずれの有無を検知す
る透過型光学センサは、その出射光がガラス基板面に対
し垂直で、かつガラス基板面の4辺周囲に配置され、そ
の発光部が前記移載ハンドに設置されている。
【0014】また、本発明において、前記ガラス基板の
割れ又は位置ずれの有無が検知された場合は、そのガラ
ス基板を載置したまま炉内専用搬送プレートを装置から
除外するようにしている。また、前記ガラス基板は、プ
ラズマディスプレイパネル用ガラス基板である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明のガラス基板移載装
置における実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるガラス基板移載装
置を焼成炉に設置した状態を示す構成図である。また、
図2は本発明のガラス基板移載装置の一実施の形態を示
す構成図である。なお、従来技術と同じ部品は、同じ符
号を用いて説明する。
【0016】図1及び図2に示すように、本発明のガラ
ス基板移載装置5aは、焼成炉6の一方の側に設置さ
れ、ガラス基板2の搬入及び搬出は焼成炉6の同じ一方
の側で行うようになっている。そして、このガラス基板
移載装置5aは、ガラス基板2を焼成炉6に搬入する際
に搬送プレート3上にガラス基板2を移載するための移
載ハンド1aと、焼成後に焼成炉6から搬出されてガラ
ス基板移載装置5aに戻ったガラス基板2を、移載ハン
ド1aでチャッキングする際に突上げピン10で搬送プ
レート3上から浮かせるための突上げユニット4とから
構成される。ここで、搬送プレート3には、ガラス基板
2を突き上げる際に突上げピン10が貫通する穴が開け
られており、また、移載ハンド1aにはガラス基板2の
4辺をチャックするための開閉爪11が設けられてい
る。
【0017】一方、焼成炉6は上下2段構造を有し、上
段には搬送ローラ7及び図示していないがヒータが設け
られ、下段には搬出ローラ8が設けられ、さらに、焼成
炉6の搬送終点側には、ガラス基板2を上段から下段へ
移動させるための昇降装置9aが設けられている。ま
た、焼成炉6の搬入側でガラス基板移載装置5aとの間
には、ガラス基板2を下段から上段へ移動させるための
昇降装置9bが設けられている。また、ガラス基板移載
装置5aおよび昇降装置9a、9bには、搬送プレート
3を移送させるための搬送ローラ7aがそれぞれ設けら
れている。
【0018】さらに、本発明のガラス基板移載装置に
は、搬入前のガラス基板に位置ずれや割れが有るかどう
か、または、焼成炉から搬出されたガラス基板に位置ず
れや割れが有るかどうかを検知するために、発光部及び
受光部を一組とした複数組の透過型光学センサ(以下、
単にセンサと称する)が設けられている。その取り付け
位置は、図1及び図2に示すように、出射光が水平方向
(実際にはわずかに傾斜させている)にあるもの(A〜
F)と、垂直方向にあるもの(G〜J)との二つに分け
られる。
【0019】センサA〜Fの取り付け個所としては、移
載ハンド1aで搬送されてきたガラス基板2を一旦突上
げピン10上に置き、この突上げピン10を降下させて
ガラス基板2を搬送プレート3上に載せる際、又は、焼
成処理が行なわれたガラス基板2を載置して焼成炉6か
ら搬出された搬送プレート3上からガラス基板2を突上
げピン10で突き上げる際に、突上げピン10の先端が
上下方向に移動する範囲、すなわちガラス基板2が上下
する範囲内にセンサからの出射光が存在するような位置
に取り付ける。具体的な取り付け個所としては、突上げ
ユニット4の筐体などである。また、センサG〜Jは、
ガラス基板2の4辺位置を検出できる位置に取り付けら
れ、具体的には移載ハンド1aに取り付ける。
【0020】これらのセンサの作用について、以下に説
明する。まず、センサの配置について、図3の配置図を
用いて説明する。図3(a)の平面図に示すように、焼
成炉から搬出された搬送プレート3に対しガラス基板2
がほぼその中央に位置していることを検知するために、
ガラス基板2の4辺方向に4組のセンサA、B、D、E
を配置し、各センサの出射光の方向がガラス基板2の4
辺に平行となるようにし、センサA、Bは平行2辺、セ
ンサD、Eはそれと直行する平行2辺を形成するように
配置している。さらに、ガラス基板2の対角線方向には
センサC、Fを配置しており、これは主として割れを検
知するためのものである。また、ガラス基板2の垂直方
向に4組のセンサG、H、I、Jを配置し、それらの出
射光がガラス基板2の4辺周囲に配置されている。
【0021】これら各センサからの出射光は、図3
(b)の断面図に示すように、センサA、B、C、D、
E、Fはガラス基板面に対しわずかに傾斜させるように
し、センサG、H、I、Jはガラス基板面に垂直であ
る。ここで、センサセンサA、B、C、D、E、Fから
の出射光に傾斜を持たせた理由は、ガラス基板の有無を
検知するに祭し、ガラス基板面に塗布されているペース
ト等によって出射光を遮断し易くするためである。図で
は、出射光の傾斜の方向を下から上に向けているが、上
から下に向けても差し支えない。
【0022】このようにセンサを配置した結果、例えば
図4の平面図に示すように、焼成炉から搬出されたガラ
ス基板2が搬送プレート3に対し矢印P方向にずれてい
る場合には、センサDが遮光されて位置ずれの有無の検
知が可能であり、また、図5の平面図に示すように、ガ
ラス基板2が搬送プレート3に対し矢印Q方向にずれて
いる場合には、センサBが遮光されて位置ずれの有無の
検知が可能である。さらに、図6の平面図(a)、断面
図(b)に示すように、ガラス基板2を搬送プレート3
に載置するときのR方向の位置ずれの有無は、センサG
が遮光されて検知することができる。図で示したこれら
の位置ずれは、いずれも一例であって、斜め方向にずれ
ていてもいずれかのセンサで検知が可能である。
【0023】さらに、焼成炉から搬出されたガラス基板
2の割れを検知するために、図3(a)に示したよう
に、ガラス基板2の対角線方向に2組のセンサC、Fを
配置している。この時の出射光の方向は、図3(b)に
示すように、センサA、B、D、Eと同じで、ガラス基
板面に対し上下方向に傾斜を持たせている。ガラス基板
2に割れがあると、図7の平面図(a)、断面図(b)
に示すように、突上げピン10でガラス基板2を突き上
げた時にガラス基板2の一部が突上げピン10から外れ
て落下した状態となって傾くため、センサC、Fによっ
て割れの有無の検知が可能となる。また、ガラス基板2
を焼成炉に搬入する際、移載ハンドで移載したガラス基
板2が突上げピン10に接触して割れた場合でも、同様
にセンサC、Fで検知することができる。
【0024】上記した複数組のセンサの設置個所は、セ
ンサA〜Fは発光部及び受光部とも突上げユニット4の
筐体に取り付けた部材(図示せず)に設置され、センサ
G、H、I、Jは発光部が移載ハンド1aに設置され、
受光部が前記突上げユニット4の筐体部材に設置され、
センサG、H、I、Jの出射光は、図6(b)に示すよ
うに搬送プレート3に開けられた貫通孔を通り抜けて受
光部に達するようになっている。
【0025】次に、このように構成された本発明のガラ
ス基板移載装置を用いてガラス基板の焼成を行なう方法
ならびにガラス基板移載装置の動作について、図を用い
て説明する。
【0026】まず、図1及び図2に示すように、ガラス
基板2は移載ハンド1aの開閉爪11によってチャッキ
ングされ、前工程からガラス基板移載装置5aに移送さ
れてくる。そして、搬送プレート3上から突出している
突上げピン10上に載せられる。この際、搬送プレート
3は図示していない位置決め機構によってあらかじめ位
置決めされ、ガラス基板移載装置5aにセットされてい
る。また、移載ハンド1aも搬送プレート3に合わせて
位置決めされている。
【0027】次いで、突上げピン10を降下させ、ガラ
ス基板2を搬送プレート3上に載置する。この時、セン
サG、H、I、Jによってガラス基板2が搬送プレート
3上の正しい位置に置かれたかどうかが判断される。ま
た、割れが発生した場合には、センサC、Fで検知され
る。このように、搬入前に異常が検知された場合には、
直ちにガラス基板移載装置を停止させ、焼成炉に異常な
ガラス基板が搬入されないようにリジェクトする。
【0028】次いで、異常が検出されなかったガラス基
板2を載置した搬送プレート3は、ガラス基板移載装置
5a及び昇降装置9bに設けられている搬送ローラ7a
によってガラス基板2を載置したまま焼成炉6内に送り
込まれ、搬送ローラ7の回転により焼成炉6内を搬送さ
れ、焼成処理が行われる。焼成の終了したガラス基板2
は搬送プレート3ごと昇降装置9aに達し、さらに昇降
装置9aによって降下され、焼成炉6内の下段に設けら
れた搬出ローラ8によって焼成炉6の搬入側に戻る。搬
入側に戻ったガラス基板2は、搬送プレート3とともに
昇降装置9bによって上昇され元のガラス基板移載装置
5aに戻る。次いで、突上げユニット4を上昇させて突
上げピン10でガラス基板2のみを突き上げる。この
時、ガラス基板2に位置ずれが発生していると、センサ
A、B、D、Eのいずれかによって検知され、また、割
れがあった場合にはセンサC、Fのいずれかで検知され
る。
【0029】搬入前及び搬出後のいずれの場合において
も、センサが作動すると、突上げユニット4は上昇動作
中でも直ちに停止して下降動作に移り、異常のあったガ
ラス基板2を再び搬送プレート3上に戻すと同時にガラ
ス基板移載装置5aを停止させ、アラームを発する。ア
ラームがあった場合は、異常のガラス基板2を載せた搬
送プレート3をガラス基板移載装置5aから除外し、ガ
ラス基板移載装置5aにダメージを与えないようにす
る。除外する方法は、人手で行なってもよいし、あるい
はセンサからの信号に基づいて動作するリジェクト機構
を設けることによって、自動化することも可能である。
一方、位置ずれや割れのない状態で搬出された焼成済み
のガラス基板2は、移載ハンド1aでチャッキングさ
れ、次工程へと移載される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス基板移載装置に
複数組の透過型光学センサを設置したことによって、焼
成炉内から搬出されてきた搬送プレート上のガラス基板
の割れや位置ずれの有無を検知し、また、搬送プレート
にガラス基板を載置する際のガラス基板の割れや位置ず
れの有無を検知し、その信号に基づいてガラス基板移載
装置を直ちに停止させるようにしている。その結果、割
れや位置ずれが発生した異常なガラス基板が載置された
搬送プレートを焼成炉に搬入する前にリジェクトでき、
また、焼成炉内で発生した異常なガラス基板を次工程に
移送する前にリジェクトできるため、異常の早期発見に
よる炉詰まり現象を回避できるとともに設備の安定稼動
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるガラス基板移載
装置を焼成炉に設置した状態を示す構成図である。
【図2】本発明のガラス基板移載装置の一実施の形態を
示す構成図である。
【図3】本発明に用いるセンサの配置を示す図で、図
(a)は平面図、図(b)は断面図である。
【図4】本発明に用いるセンサによって焼成後のガラス
基板の位置ずれを検知する一例を示す平面図である。
【図5】本発明に用いるセンサによって焼成後のガラス
基板の位置ずれを検知する他の例を示す平面図である。
【図6】本発明に用いるセンサによって焼成前のガラス
基板の位置ずれを検知する一例を示す図で、図(a)は
平面図、図(b)は断面図である。
【図7】本発明に用いるセンサによって焼成後のガラス
基板の割れを検知する一例を示す図で、図(a)は平面
図、図(b)は断面図である。
【図8】従来のガラス基板移載装置を焼成炉に設置した
状態を示す構成図である。
【図9】従来のガラス基板移載装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1、1a 移載ハンド 2 ガラス基板 3 炉内専用搬送プレート 4 突上げユニット 5、5a ガラス基板移載装置 6 焼成炉 7、7a 搬送ローラ 8 搬出ローラ 9a、9b 昇降装置 10 突上げピン 11 開閉爪 A〜J 透過型光学センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペースト等が塗布されたガラス基板を焼
    成炉に搬入及び搬出する際、炉内専用搬送プレート上に
    ガラス基板を受け渡しする移載ハンドと、ガラス基板受
    け渡しの際、ガラス基板を炉内専用搬送プレート上から
    浮かせるための突上げピンを有する突上げユニットとを
    備えたガラス基板移載装置において、前記突上げピンに
    よってガラス基板を昇降させる際に、ガラス基板の割れ
    の有無及び炉内専用搬送プレートに対するガラス基板の
    位置ずれの有無を検知する透過型光学センサを備えたこ
    とを特徴とするガラス基板移載装置。
  2. 【請求項2】 前記透過型光学センサは、ガラス基板を
    焼成炉に搬入する前に発生した割れ及び位置ずれの有無
    を検知するとともに、焼成炉中で発生した割れ及び位置
    ずれの有無を焼成炉から搬出した後に検知することを特
    徴とする請求項1記載のガラス基板移載装置。
  3. 【請求項3】 前記ガラス基板の割れの有無を検知する
    透過型光学センサは、その出射光をガラス基板面に対し
    わずかに傾斜させるとともに、ガラス基板面の対角線方
    向に向けて配置されていることを特徴とする請求項1記
    載のガラス基板移載装置。
  4. 【請求項4】 前記焼成炉中で発生したガラス基板の位
    置ずれの有無を検知する透過型光学センサは、その出射
    光をガラス基板面に対しわずかに傾斜させるとともに、
    ガラス基板面の4辺に平行するように配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のガラス基板移載装置。
  5. 【請求項5】 前記ガラス基板面に対しわずかに傾斜さ
    せた透過型光学センサの出射光は、前記突上げピンによ
    って昇降するガラス基板の昇降範囲内にあることを特徴
    とする請求項4又は5記載のガラス基板移載装置。
  6. 【請求項6】 前記焼成炉に投入する前に発生したガラ
    ス基板の位置ずれの有無を検知する透過型光学センサ
    は、その出射光がガラス基板面に対し垂直で、かつガラ
    ス基板面の4辺周囲に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載のガラス基板移載装置。
  7. 【請求項7】 前記焼成炉に投入する前に発生したガラ
    ス基板の位置ずれの有無を検知する透過型光学センサ
    は、その発光部が前記移載ハンドに設置されていること
    を特徴とする請求項6記載のガラス基板移載装置。
  8. 【請求項8】 前記ガラス基板の割れ又は位置ずれの有
    無が検知された場合は、そのガラス基板を載置したまま
    炉内専用搬送プレートを移載装置から除外することを特
    徴とする請求項1記載のガラス基板移載装置。
  9. 【請求項9】 前記ガラス基板は、プラズマディスプレ
    イパネル用ガラス基板であることを特徴とする請求項1
    記載のガラス基板移載装置。
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