JP2003215735A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003215735A
JP2003215735A JP2002011269A JP2002011269A JP2003215735A JP 2003215735 A JP2003215735 A JP 2003215735A JP 2002011269 A JP2002011269 A JP 2002011269A JP 2002011269 A JP2002011269 A JP 2002011269A JP 2003215735 A JP2003215735 A JP 2003215735A
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JP
Japan
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image forming
original
forming apparatus
image
substrate
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JP2002011269A
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English (en)
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Nobutada Fukuzawa
延正 福澤
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような環境においても、良好に原稿面上
の画像情報を読み取ることができる原稿台ガラス及びそ
れを有する画像形成装置を得ること。 【解決手段】 原稿台上に載置した原稿を移動させなが
ら該原稿を複写する画像形成装置において、該原稿台
は、基板の下面または上下面に防曇処理を行った防曇膜
が施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿台ガラス上に
原稿が載置され前記原稿台ガラスが移動しながら前記原
稿の画像を複写(コピー)する複写機、等の画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の原稿の画像情報を複写(コ
ピー)する画像形成装置の要部概略図である図3の画像
形成装置10では原稿台ガラス12上に原稿11が載置
され前記原稿台ガラス12が矢印13の方向に往復移動
しながら前記原稿11の画像情報を複写している。
【0003】図3の画像形成装置においては、原稿11
が原稿台ガラス12上に載置され、その原稿11を原稿
照明用の光源3で照射し、原稿11からの反射光束を、
SLA(セルホックレンズアレイ、日本板株式会社の登
録商標)4等の等倍結像素子により感光体5上に結像す
る構成になっている。
【0004】そして原稿11が、図3の往復矢印13の
ように原稿台ガラス12の副走査方向の移動に従い移動
し、それに同期して感光体5が回転移動することにより
原稿11の像が感光体5上にできそれを複写プロセスに
より用紙に複写する。ここでいう複写プロセスの概略
は、感光体上の原稿の像で出来た潜像を現像し、その現
像したトナー像を用紙に転写し、その用紙に転写された
トナー像を定着器6で定着して複写(コピー)すること
であり、通常の電子写真プロセスのことである。
【0005】上記のように画像形成装置を構成すること
により原稿を移動させるだけで簡単な構成で、かつ安価
に画像形成装置を構成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成装置に
おいて、通常は原稿を複写する画像形成について問題な
く実行できるが、画像形成装置の置かれた環境やコピー
画像が形成される用紙(コピー用紙)の状態によって、
複写画像に画像ボケが生じ読取れなくなってしまう場合
があった。
【0007】その画像ボケの原因を解析や検討した結
果、図4のように画像形成装置本体10がある程度冷え
た状態、例えば冬場で画像形成装置が置かれた環境が低
温状態の時に、吸湿したコピー用紙を使用すると定着器
6を通紙したときにコピー用紙中の水分が蒸発し、図4
のように排紙部側のルーバー(排気部)14から蒸発し
た水蒸気20が排出される。
【0008】そしてこの排出された水蒸気20が、前記
のような複写(コピー)動作中に移動してきた原稿台ガ
ラス12(冷えたガラス)の下面12aに付着して曇り
を生じてしまうことがあるのが解かった。そして、その
状態で原稿11を露光するとその原稿台ガラス12(冷
えたガラス)12aの下面の曇りのために、原稿11か
らの反射光束が拡散してしまい、感光体5上の結像がピ
ンボケのようになり、そのため最終的にコピー用紙上に
できる複写画像が画像ボケとなることが判明した。
【0009】本発明はどのような環境においても、良好
に原稿面上の原稿を複写する画像形成装置の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像形
成装置は原稿台上に載置した原稿を移動させながら該原
稿を複写する画像形成装置において、該原稿台は、基板
の下面または上下面に防曇処理を行った防曇膜が施され
ていることを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記原稿台の移動時に画像形成装置本体と摺動する
原稿台の部分は、マスキングして防曇処理を除外してい
ることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記原稿台および原稿台上に載置された原稿は
画像形成装置本体の外部まで移動することを特徴として
いる。
【0013】請求項4の発明は請求項1、2又は3の発
明において、前記防曇膜は前記基板の上面又は上下面の
一部に施されていることを特徴としている。
【0014】以上のように本発明では、原稿台ガラスの
基板に防曇処理を行うことで画像形成装置本体が置かれ
た環境が低温状態の場合であって、吸湿したコピー用紙
が使用され定着器を通紙したときにコピー用紙中の水分
が蒸発し、排紙部側のルーバー(排気部)から蒸発した
水蒸気が排出したときでも防曇膜により基板面上に曇り
が発生することを防止し、コピー画像の画像ボケが起こ
らないようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の実
施形態1に係る原稿台の要部概略図である。図1におい
て1は原稿台であり、ガラス材やプラスチック材より成
っている。以下原稿台ガラスという。原稿台ガラス1は基
板1aの下面(原稿11の載置面と反対側の面)に防曇
膜2を施して防曇処理を行っていることが示されてい
る。
【0016】尚、防曇膜2を基板1aの上面(原稿11
の載置面)に施しても良い。
【0017】原稿台ガラス1の基板1aに防曇処理を形
成するためのコーティング材料としては、水滴が付着し
ない材料であればどのような材料であっても良い。例え
ばこのコーティング材料を用いた防曇性塗膜(防曇膜)
については特開平11−61029号公報に開示されて
いる。この防曇剤は、無機アルコキシド、無機アルコキ
シドの加水分解物および無機アルコキシドの加水分解重
合から選ばれる少なくとも1種、ポリアクリル酸類およ
びポリビニルアルコールを配合してなることを特徴とす
る防曇性コーティング材料が適用可能である。
【0018】そして上記の防曇性コーティング材料の塗
工液中に原稿台ガラス1の基板1aを入れ、それをディ
ップコート装置にて一定の速度で引き上げ塗工し、その
後、加熱乾燥を行うことにより均一で無色透明な塗工膜
2が基板1a面上に形成される。そしてこの塗工膜が防
曇機能を有する。
【0019】図2は本発明の画像形成装置の実施形態1
の要部概略図である。
【0020】図2において、原稿11が原稿台ガラス1
上に載置され、その原稿11を原稿照明用の光源3で照
射し、原稿11からの反射光束をSLA(セルホックレ
ンズアレイ、日本板株式会社の登録商標)4等の等倍結
像素子により感光体5上に結像している。
【0021】そして原稿11が、図2の往復矢印13の
ように原稿台ガラス1の副走査方向の移動に従い移動
し、それに同期して感光体5が回転移動することにより
原稿11の像が感光体5上にできそれを公知の複写プロ
セスにより用紙に複写する。即ち感光体5上の原稿の像
で出来た潜像を現像し、その現像したトナー像を用紙に
転写し、その用紙15に転写されたトナー像を定着器6
で定着して複写(コピー)している。
【0022】本実施形態では基板1aの下面に防曇膜2
が形成された原稿台ガラス1を用いることにより、画像
形成装置本体が置かれた環境が低温状態の場合であって
吸湿したコピー用紙15が使用され定着器を通紙したと
きにコピー用紙15中の水分が蒸発し、排紙部側のルー
バー(排気部)14から蒸発した水蒸気20が排出した
ときでも、防曇膜2により水滴が基板1aに付着するの
を防止し、基板1aに曇りが発生することを防止してい
る。
【0023】このように本実施形態によれば用紙15か
ら水蒸気が発生し前記のような複写(コピー)動作中に
移動してきた原稿台ガラス1の基板1aに付着して曇り
を生じることがなくなる。それにより露光時の原稿11
からの反射光束の曇りによる拡散もなくなり感光体5上
には原稿の像が正常に結像され、そのため最終的にコピ
ー用紙15上にできる複写画像も鮮明に形成される。
【0024】(実施形態2)前記実施形態1では、防曇
性コーティング材料の塗工液中に基板1aを入れ、それ
をディップコート装置にて一定の速度で引き上げ塗工
し、その後、加熱乾燥を行うことにより均一で無色透明
な塗工膜を基板1a上に形成している。
【0025】そしてこの塗工膜が防曇機能を有すように
なっているが、上記のような工程を採った場合、本来防
曇処理を必要としている基板1aの下面だけではなく上
面にあたる面にまで防曇膜が形成されることになる。上
記のような防曇膜はある程度以上の強度を持っている
が、基板1aの上面についてはユーザーが触る面でもあ
り、また金属等の硬い物が落ちて傷を付けられる可能性
がある。また、原稿は通常紙であるが紙自体によって傷
を付けられることもある。そしてその原稿台ガラス上の
傷が複写画像に表れてしまい複写画像の品質を劣化する
ことがある。
【0026】そのため、実施形態2では、基板1aの下
面のみに防曇膜2を形成している。その防曇膜の形成方
法としては、例えば防曇性コーティング材料の塗工液中
に基板1aを入れる時に基板1aを2枚にして周辺をテ
ープ等で貼り付けることにより密封して一体化し、塗工
液中に入れることにより、両方の基板1aの外側面だけ
が塗工液に触れ、内側の面は塗工液に触れずつまり防曇
膜の形成をなくすことができる。
【0027】上記のように塗工液中に基板1aを入れる
ことで、本来、防曇処理を必要としている基板1aの下
面のみに防曇膜が形成され、上面には防曇膜を形成しな
いことができる。
【0028】このように基板1aの防曇処理を実施する
ことにより、前述のように金属のような硬い物による傷
や原稿自身による傷が原稿台ガラス上面に付くことを防
止できる。そのため、原稿台ガラス上の傷が複写画像に
表れてしまい複写画像の品質を劣化することを防止でき
る。
【0029】(実施形態3)また、本発明が実施される
画像形成装置は、前述のように複写(コピー)動作中に
原稿台ガラスは画像形成装置本体の幅より外側に出てし
まう構成になっていた。
【0030】そして、その画像形成装置本体の外側に出
てしまった原稿台ガラスの下面に定着器を通紙したとき
にコピー用紙中の水分が蒸発し、排紙部側のルーバー
(排気部)から蒸発した水蒸気が付着して曇りを生じて
しまうことがあった。
【0031】上記のように原稿台ガラスは画像形成装置
本体に対して移動するため画像形成装置本体の一部例え
ば、原稿台ガラスの高さを規定する突起部と原稿台ガラ
スの下面の画像有効部外の一部が摺動していた。
【0032】その摺動する原稿台ガラスの下面に付いた
防曇膜は複写動作ごとに擦られるため剥がれ易くなりま
た、その剥がれかたによっては走査動作を乱し振動発生
の原因になることも考えられる。
【0033】そのため、原稿台ガラスの下面が画像形成
装置本体と摺動する部分については防曇膜が形成されて
いない方が望ましい。
【0034】そこで、実施形態2において防曇膜2を基
板1aの片面(下面)に付ける時のテープによる貼り付
け時に基板1aの摺動部をマスキングして貼り付けてや
ることにより防曇膜が必要な部分だけに作成することが
できる。
【0035】前述のように摺動する部分は、原稿有効部
の外側のためそこに防曇膜が無く曇りを発生してもコピ
ー画像がピンボケになることはない。
【0036】以上述べたように各実施形態によれば、原
稿が載置され移動する原稿台ガラスの基板に防曇処理を
行うことで画像形成装置本体が置かれた環境が低温状態
の時に、吸湿したコピー用紙が使用され定着器を通紙し
たときにコピー用紙中の水分が蒸発し、排紙部側のルー
バー(排気部)から蒸発した水蒸気が排出した時でも防
曇膜により原稿台ガラスに曇りが発生することが防止さ
れコピー画像の画像ボケが起こらないようにすることが
できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によればどのような環境において
も、良好に原稿を複写(コピー)する画像形成装置を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る原稿台の要部概略
【図2】 本発明の画像形成装置の実施形態1の要部概
略図
【図3】 従来の画像形成装置の要部概略図
【図4】 従来の画像形成装置の要部概略図
【符号の説明】
1 原稿台ガラス 1a 基板 2 防曇膜 3 原稿照明光源 4 等倍結像素子 5 感光体 6 定着器 10 本体 11 原稿 14 排気部 15 紙 20 水蒸気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置した原稿を移動させなが
    ら該原稿を複写する画像形成装置において、 該原稿台は、基板の下面または上下面に防曇処理を行っ
    た防曇膜が施されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記原稿台の移動時に画像形成装置本体
    と摺動する原稿台の部分は、マスキングして防曇処理を
    除外していることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記原稿台および原稿台上に載置された
    原稿は画像形成装置本体の外部まで移動することを特徴
    とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記防曇膜は前記基板の上面又は上下面
    の一部に施されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3の画像形成装置。
JP2002011269A 2002-01-21 2002-01-21 画像形成装置 Pending JP2003215735A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018207147A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 キヤノン株式会社 透光部材及び画像読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018207147A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 キヤノン株式会社 透光部材及び画像読取装置

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