JPH1010904A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH1010904A JPH1010904A JP15988696A JP15988696A JPH1010904A JP H1010904 A JPH1010904 A JP H1010904A JP 15988696 A JP15988696 A JP 15988696A JP 15988696 A JP15988696 A JP 15988696A JP H1010904 A JPH1010904 A JP H1010904A
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- JP
- Japan
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- oil
- absorber
- fixing device
- roller
- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メンテナンスが容易で装置自体を傾けた場合
でもオイル漏れを生じない定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ16と、加圧ローラ14と、
オイル塗布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング
手段9とを有する定着装置において、定着装置の底板に
オイル吸収部材1が配設される。更に当該オイル吸収部
材1に別のオイル吸収部材2が接触配置される。
でもオイル漏れを生じない定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ16と、加圧ローラ14と、
オイル塗布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング
手段9とを有する定着装置において、定着装置の底板に
オイル吸収部材1が配設される。更に当該オイル吸収部
材1に別のオイル吸収部材2が接触配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタ等の画像形成装置における、記録材上に転写され
たトナー像を定着するための定着装置に関するものであ
る。
リンタ等の画像形成装置における、記録材上に転写され
たトナー像を定着するための定着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置における公知の画像形成プ
ロセスでは、帯電器を用いて一様帯電された感光体表面
に、原稿照射による反射光や半導体レーザーからのレー
ザー光を照射することによって画像情報に関する露光が
行われ、感光体表面に静電潜像を形成し、この静電潜像
にトナーを付着させて現像して、そのトナー像を静電力
を用いて記録材に転写して、転写された当該トナー像に
熱や圧力を加えて定着を行う。定着段階においては、内
蔵ヒータ等の加熱手段で所定温度に制御された定着ロー
ラとこれに圧接された加圧ローラの間に、トナー像を担
持した記録材を挟持して、温度と圧の作用でトナーを溶
融・加圧している。
ロセスでは、帯電器を用いて一様帯電された感光体表面
に、原稿照射による反射光や半導体レーザーからのレー
ザー光を照射することによって画像情報に関する露光が
行われ、感光体表面に静電潜像を形成し、この静電潜像
にトナーを付着させて現像して、そのトナー像を静電力
を用いて記録材に転写して、転写された当該トナー像に
熱や圧力を加えて定着を行う。定着段階においては、内
蔵ヒータ等の加熱手段で所定温度に制御された定着ロー
ラとこれに圧接された加圧ローラの間に、トナー像を担
持した記録材を挟持して、温度と圧の作用でトナーを溶
融・加圧している。
【0003】このような定着処理を行う定着装置におい
ては、溶融したトナーが定着ローラの表面に付着する所
謂「オフセット」が発生することが知られている。この
ようなオフセットを防止するために、特にカラー画像形
成装置においては、定着ローラの表面にシリコーンオイ
ル等の離型剤を塗布することが一般的である。
ては、溶融したトナーが定着ローラの表面に付着する所
謂「オフセット」が発生することが知られている。この
ようなオフセットを防止するために、特にカラー画像形
成装置においては、定着ローラの表面にシリコーンオイ
ル等の離型剤を塗布することが一般的である。
【0004】また上記のような熱ローラ定着装置にあっ
ては、定着ローラと加圧ローラの間を通紙する紙種によ
っては、紙粉や、炭酸カルシウム等の紙添加物が加圧ロ
ーラの表面に付着する。この状態で、例えばオーバーヘ
ッドプロジェクター(OHP)用シートでコピーをとる
と、OHP用シートの裏面に紙粉等が付着し、シートに
曇りが生じる。これをOHPで投影すると、曇り部分が
黒い影となり、シートの内容を判りづらくする。そこで
例えば実開昭61−193470号公報に開示されるよ
うに、加圧ローラの表面をクリーニングする部材を配設
する構成が提案されている。加圧ローラにクリーニング
ブレードを当接する構成では、機械的に紙粉や紙添加物
を掻き取ることができ、透明シートの裏面や両面複写の
際の片面を汚すことを防ぐことができる。
ては、定着ローラと加圧ローラの間を通紙する紙種によ
っては、紙粉や、炭酸カルシウム等の紙添加物が加圧ロ
ーラの表面に付着する。この状態で、例えばオーバーヘ
ッドプロジェクター(OHP)用シートでコピーをとる
と、OHP用シートの裏面に紙粉等が付着し、シートに
曇りが生じる。これをOHPで投影すると、曇り部分が
黒い影となり、シートの内容を判りづらくする。そこで
例えば実開昭61−193470号公報に開示されるよ
うに、加圧ローラの表面をクリーニングする部材を配設
する構成が提案されている。加圧ローラにクリーニング
ブレードを当接する構成では、機械的に紙粉や紙添加物
を掻き取ることができ、透明シートの裏面や両面複写の
際の片面を汚すことを防ぐことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングブレード等を加圧ローラの表面に当接する構成に
よれば、上記したように定着ローラに塗布され加圧ロー
ラ側に移動したオイルも同時に掻き落とすことになり、
定着装置の底板上にオイルが溜ってしまう問題を引き起
こす。そこでオイルが定着装置からあふれる前に清掃を
行う必要がある。定着装置の底板(以下「オイルパン」
という)に溜めることができるオイル量は限られてお
り、この清掃をかなりの頻度で行わなければならない。
清掃にあたっては、定着装置をある程度分解する必要が
あり、メンテナンスとして煩わしい。また清掃時に誤っ
てオイルパンのオイルをこぼし、床等を汚すおそれがあ
る。
ニングブレード等を加圧ローラの表面に当接する構成に
よれば、上記したように定着ローラに塗布され加圧ロー
ラ側に移動したオイルも同時に掻き落とすことになり、
定着装置の底板上にオイルが溜ってしまう問題を引き起
こす。そこでオイルが定着装置からあふれる前に清掃を
行う必要がある。定着装置の底板(以下「オイルパン」
という)に溜めることができるオイル量は限られてお
り、この清掃をかなりの頻度で行わなければならない。
清掃にあたっては、定着装置をある程度分解する必要が
あり、メンテナンスとして煩わしい。また清掃時に誤っ
てオイルパンのオイルをこぼし、床等を汚すおそれがあ
る。
【0006】あるいは、定着装置部で紙詰まりが発生し
た場合、定着装置を画像形成装置本体から引き出し、ジ
ャム処理しなければならないが、その際、定着装置が傾
くと、やはりオイルパンのオイルがこぼれ、床等を汚す
おそれがある。
た場合、定着装置を画像形成装置本体から引き出し、ジ
ャム処理しなければならないが、その際、定着装置が傾
くと、やはりオイルパンのオイルがこぼれ、床等を汚す
おそれがある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、メンテナンスが容易で装置自体を傾けた場合でも
オイル漏れを生じない定着装置を提供することを課題に
するものである。
ので、メンテナンスが容易で装置自体を傾けた場合でも
オイル漏れを生じない定着装置を提供することを課題に
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にしたがい、定着ローラと、加圧ローラと、
オイル塗布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング
手段とを有する定着装置において、定着装置の底板にオ
イル吸収部材が配設される。当該オイル吸収部材に別の
オイル吸収部材が接触配置されていれば、より好適であ
る。
に、本発明にしたがい、定着ローラと、加圧ローラと、
オイル塗布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング
手段とを有する定着装置において、定着装置の底板にオ
イル吸収部材が配設される。当該オイル吸収部材に別の
オイル吸収部材が接触配置されていれば、より好適であ
る。
【0009】定着ローラと、加圧ローラと、オイル塗布
機構と、加圧ローラに当接するクリーニング手段とを有
する定着装置において、クリーニング手段の下方にオイ
ル溜り部が形成され、当該オイル溜り部に繋がるように
オイル吸収部材が配置されるようになっていても、上記
課題を解決できる。
機構と、加圧ローラに当接するクリーニング手段とを有
する定着装置において、クリーニング手段の下方にオイ
ル溜り部が形成され、当該オイル溜り部に繋がるように
オイル吸収部材が配置されるようになっていても、上記
課題を解決できる。
【0010】
【実施例】本発明の詳細を、実施例に基づいて具体的に
説明する。図1に本発明の一例に係る定着装置の概略構
造を示す。この定着装置は、不図示の転写部より入口ガ
イド板を介して搬送され未定着トナー像を載置した記録
紙を挟持する定着ローラ16と加圧ローラ14をユニッ
ト中央に配設する。定着ローラ16はヒータ21を内蔵
し、塗布ローラ19、サーミスタ15、クリーニングロ
ーラ22をローラ表面に接して周囲に配置している。塗
布フェルト17、供給ローラ18を介して塗布ローラ1
9によって定着ローラ表面にオイルが塗布される。塗布
されたオイルや定着の際に定着ローラ16に付着したオ
フセットトナー等をクリーニングローラ22で取り、こ
れらをクリーニングブレード1で掻き取ってクリーニン
グローラオイルパン2に集める。サーミスタ15は定着
ローラ16の温度制御に供され、温度ヒューズ20と共
にローラの過熱を防止する。
説明する。図1に本発明の一例に係る定着装置の概略構
造を示す。この定着装置は、不図示の転写部より入口ガ
イド板を介して搬送され未定着トナー像を載置した記録
紙を挟持する定着ローラ16と加圧ローラ14をユニッ
ト中央に配設する。定着ローラ16はヒータ21を内蔵
し、塗布ローラ19、サーミスタ15、クリーニングロ
ーラ22をローラ表面に接して周囲に配置している。塗
布フェルト17、供給ローラ18を介して塗布ローラ1
9によって定着ローラ表面にオイルが塗布される。塗布
されたオイルや定着の際に定着ローラ16に付着したオ
フセットトナー等をクリーニングローラ22で取り、こ
れらをクリーニングブレード1で掻き取ってクリーニン
グローラオイルパン2に集める。サーミスタ15は定着
ローラ16の温度制御に供され、温度ヒューズ20と共
にローラの過熱を防止する。
【0011】加圧ローラ14にも加熱ヒータ13が内蔵
されており、また当該ローラに接するようにクリーニン
グブレード9が配設され、紙粉や紙添加物を掻き取ると
ともに、定着ローラ16から移ったオイルも掻き落とす
ようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを受ける
オイルパン10にはオイル吸収体1が敷き詰められてい
る。オイル吸収体1は、フェルト、グラスウール、綿、
スポンジなどの材料からなり、ブレード9で掻き落とさ
れたオイルを吸いこむ。
されており、また当該ローラに接するようにクリーニン
グブレード9が配設され、紙粉や紙添加物を掻き取ると
ともに、定着ローラ16から移ったオイルも掻き落とす
ようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを受ける
オイルパン10にはオイル吸収体1が敷き詰められてい
る。オイル吸収体1は、フェルト、グラスウール、綿、
スポンジなどの材料からなり、ブレード9で掻き落とさ
れたオイルを吸いこむ。
【0012】オイル吸収体としてフェルトを用いて実験
した結果、フェルトにはそれ自身と同体積程度のオイル
を吸収することができ、しかもオイル吸収に伴う膨張が
殆ど認められなかった。即ち、図1に示されるように、
オイルパン10の縁と同じ高さにフェルトからなるオイ
ル吸収体1を敷き詰めることで、オイル吸収体を備えな
い場合のオイルパンに保有することが可能な量とほぼ同
量のオイルを吸収でき、且つフェルトがオイルで膨張
し、加圧ローラ等に接触して周囲を汚すおそれがないこ
とが判明した。図2に示されるように、オイルパン10
の縁よりも高い厚みのフェルトを敷くことで、オイルパ
ン収容量よりも多量のオイルを溜めることが可能であ
る。
した結果、フェルトにはそれ自身と同体積程度のオイル
を吸収することができ、しかもオイル吸収に伴う膨張が
殆ど認められなかった。即ち、図1に示されるように、
オイルパン10の縁と同じ高さにフェルトからなるオイ
ル吸収体1を敷き詰めることで、オイル吸収体を備えな
い場合のオイルパンに保有することが可能な量とほぼ同
量のオイルを吸収でき、且つフェルトがオイルで膨張
し、加圧ローラ等に接触して周囲を汚すおそれがないこ
とが判明した。図2に示されるように、オイルパン10
の縁よりも高い厚みのフェルトを敷くことで、オイルパ
ン収容量よりも多量のオイルを溜めることが可能であ
る。
【0013】このようにオイルパン10にオイル吸収体
1を敷き詰めることで、オイルをオイル吸収体に染み込
ませ、定着装置が傾く場合にも、オイル漏れを生じるこ
とを防止できる。
1を敷き詰めることで、オイルをオイル吸収体に染み込
ませ、定着装置が傾く場合にも、オイル漏れを生じるこ
とを防止できる。
【0014】図3に構成の異なる本発明に係る定着装置
の概略構造を示す。定着のための基本的構成は図1に係
る装置と相違がないので、対応する各部材に同じ参照番
号を付すことによって、それぞれの説明は省略し、相違
する点についてのみ触れることとする。加圧ローラ14
に接するように、しかも図1の例とは逆側、用紙排出側
にクリーニングブレード9が配設され、紙粉や紙添加
物、更には定着ローラ16から移ったオイルも掻き落と
すようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを受け
るオイルパン10には第1オイル吸収体1が敷き詰めら
れている。またこれとは別のオイル吸収体2(第2オイ
ル吸収体)が、第1オイル吸収体1に接触しながらオイ
ルパン10の外部に配設されている。クリーニングブレ
ード9で掻き落とされたオイルは、第1オイル吸収体1
にいったん吸いこまれるが、毛管現象で第1オイル吸収
体1に吸いこまれたオイルは第2オイル吸収体2に吸い
上げられる。オイルパン10上の第1オイル吸収体1か
ら第2オイル吸収体2へオイルを吸収することができ、
オイルパン10外部のオイル吸収体の設置位置をクリー
ニングブレードの設置位置に制約されずに選択すること
が可能となる。オイル吸収体の設置位置の自由度が上が
るので、同じ大きさの定着装置にもかかわらず、より大
きな体積のオイル吸収体を備えることが可能となり、し
かもメンテナンスの容易な位置に当該吸収体を配置する
ことも可能となる。
の概略構造を示す。定着のための基本的構成は図1に係
る装置と相違がないので、対応する各部材に同じ参照番
号を付すことによって、それぞれの説明は省略し、相違
する点についてのみ触れることとする。加圧ローラ14
に接するように、しかも図1の例とは逆側、用紙排出側
にクリーニングブレード9が配設され、紙粉や紙添加
物、更には定着ローラ16から移ったオイルも掻き落と
すようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを受け
るオイルパン10には第1オイル吸収体1が敷き詰めら
れている。またこれとは別のオイル吸収体2(第2オイ
ル吸収体)が、第1オイル吸収体1に接触しながらオイ
ルパン10の外部に配設されている。クリーニングブレ
ード9で掻き落とされたオイルは、第1オイル吸収体1
にいったん吸いこまれるが、毛管現象で第1オイル吸収
体1に吸いこまれたオイルは第2オイル吸収体2に吸い
上げられる。オイルパン10上の第1オイル吸収体1か
ら第2オイル吸収体2へオイルを吸収することができ、
オイルパン10外部のオイル吸収体の設置位置をクリー
ニングブレードの設置位置に制約されずに選択すること
が可能となる。オイル吸収体の設置位置の自由度が上が
るので、同じ大きさの定着装置にもかかわらず、より大
きな体積のオイル吸収体を備えることが可能となり、し
かもメンテナンスの容易な位置に当該吸収体を配置する
ことも可能となる。
【0015】オイルパン内に第1のオイル吸収体を敷き
詰めた上で、当該オイル吸収体に接触するように別の吸
収体を配置するようにすれば、オイル吸収量を大幅に増
やすことができる。しかも第1のオイル吸収体の他は、
その設置場所の制限も低い。例えば図4に示されるよう
に、クリーニングブレード9の下方に第2オイル吸収体
2を配置するとともに、定着装置内部の隙間を利用して
第3のオイル吸収体6を配置して、更に多量のオイルを
吸収保持することも可能である。オイル吸収量を増加さ
せることでメンテナンス回数を減らすことができる。
詰めた上で、当該オイル吸収体に接触するように別の吸
収体を配置するようにすれば、オイル吸収量を大幅に増
やすことができる。しかも第1のオイル吸収体の他は、
その設置場所の制限も低い。例えば図4に示されるよう
に、クリーニングブレード9の下方に第2オイル吸収体
2を配置するとともに、定着装置内部の隙間を利用して
第3のオイル吸収体6を配置して、更に多量のオイルを
吸収保持することも可能である。オイル吸収量を増加さ
せることでメンテナンス回数を減らすことができる。
【0016】図5に構成の更に異なる本発明に係る定着
装置の概略構造を示す。図3に図示された例と同様に、
定着のための基本的構成は図1に係る装置と相違がない
ので、対応する各部材に同じ参照番号を付すことによっ
て、それぞれの説明は省略し、相違する点についてのみ
触れることとする。加圧ローラ14に接するようにクリ
ーニングブレード9が配設され、紙粉や紙添加物を掻き
取るとともに、定着ローラ16から移ったオイルも掻き
落とすようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを
受けるオイルパン10のクリーニングブレード9の真下
に位置する部分はオイル溜り3として凹状に形成されて
いる。ここに掻き取った紙粉やオイルを溜める。このオ
イル溜り3に、オイル吸収体1がその一部がかかるよう
に、しかもオイルパン10の範囲内に収まるように配置
されている。オイル吸収体1は、フェルト、グラスウー
ル、綿、スポンジなどの材料からなり、毛管現象でオイ
ル溜り3に溜ったオイルを吸い上げることができる。こ
のようなオイル吸収体の配置により、オイルパン収容量
よりも多量のオイルを定着装置内に保持することができ
る。
装置の概略構造を示す。図3に図示された例と同様に、
定着のための基本的構成は図1に係る装置と相違がない
ので、対応する各部材に同じ参照番号を付すことによっ
て、それぞれの説明は省略し、相違する点についてのみ
触れることとする。加圧ローラ14に接するようにクリ
ーニングブレード9が配設され、紙粉や紙添加物を掻き
取るとともに、定着ローラ16から移ったオイルも掻き
落とすようになっている。掻き取られた紙粉やオイルを
受けるオイルパン10のクリーニングブレード9の真下
に位置する部分はオイル溜り3として凹状に形成されて
いる。ここに掻き取った紙粉やオイルを溜める。このオ
イル溜り3に、オイル吸収体1がその一部がかかるよう
に、しかもオイルパン10の範囲内に収まるように配置
されている。オイル吸収体1は、フェルト、グラスウー
ル、綿、スポンジなどの材料からなり、毛管現象でオイ
ル溜り3に溜ったオイルを吸い上げることができる。こ
のようなオイル吸収体の配置により、オイルパン収容量
よりも多量のオイルを定着装置内に保持することができ
る。
【0017】オイル吸収体1の上記のような設置にあた
っては、図6に示されるように、オイル吸収体自体を板
金やモールド部材からなるホルダー4に圧入する。この
ホルダー4は入口ガイド板などの定着装置の部品にネジ
5を用いて取り付けられている。オイル吸収体1にオイ
ルが十分に染み込んだ状態で定着装置からホルダーを外
し、ホルダー毎或いはオイル吸収体のみを交換すること
で、オイルパン上のオイル清掃を行う。メンテナンスの
時間を短縮できるだけでなく、オイルを誤ってこぼすこ
とも防ぐことができる。
っては、図6に示されるように、オイル吸収体自体を板
金やモールド部材からなるホルダー4に圧入する。この
ホルダー4は入口ガイド板などの定着装置の部品にネジ
5を用いて取り付けられている。オイル吸収体1にオイ
ルが十分に染み込んだ状態で定着装置からホルダーを外
し、ホルダー毎或いはオイル吸収体のみを交換すること
で、オイルパン上のオイル清掃を行う。メンテナンスの
時間を短縮できるだけでなく、オイルを誤ってこぼすこ
とも防ぐことができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の定着装置によれば、定
着装置の下部オイルパン上にオイル吸収部材を敷き詰
め、クリーニング手段で掻き落とされたオイルを吸い込
むようにしたので、ジャム処理等の際に定着装置が傾く
ようなことがあっても、オイルがこぼれることがなくな
った。また請求項2に記載の定着装置によれば、オイル
パン上に敷き詰められたオイル吸収部材に、更に別のオ
イル吸収部材が接触配置されているので、オイル吸収体
の設置位置の自由度を上がり、しかもより多量のオイル
を吸収することができるようになった。請求項3に記載
の定着装置によれば、定着装置の傾きに対してオイルこ
ぼれが生じる危険が減り、また毛管現象によってオイル
をオイル吸収部材に吸い上げるようにしたので、オイル
吸収量を比較的自由に調整することが可能となった。
着装置の下部オイルパン上にオイル吸収部材を敷き詰
め、クリーニング手段で掻き落とされたオイルを吸い込
むようにしたので、ジャム処理等の際に定着装置が傾く
ようなことがあっても、オイルがこぼれることがなくな
った。また請求項2に記載の定着装置によれば、オイル
パン上に敷き詰められたオイル吸収部材に、更に別のオ
イル吸収部材が接触配置されているので、オイル吸収体
の設置位置の自由度を上がり、しかもより多量のオイル
を吸収することができるようになった。請求項3に記載
の定着装置によれば、定着装置の傾きに対してオイルこ
ぼれが生じる危険が減り、また毛管現象によってオイル
をオイル吸収部材に吸い上げるようにしたので、オイル
吸収量を比較的自由に調整することが可能となった。
【図1】本発明の第1実施例に係る定着装置の概略図で
ある。
ある。
【図2】オイルパンの高さよりも厚いオイル吸収体をオ
イルパンに敷き詰めた状態を示す概略図である。
イルパンに敷き詰めた状態を示す概略図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る定着装置の概略図で
ある。
ある。
【図4】第2実施例の変形例を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る定着装置の概略図で
ある。
ある。
【図6】オイル吸収体をホルダーに取り付ける様子を示
す概略図である。
す概略図である。
1 オイル吸収体 9 クリーニングブレード 10 オイルパン 14 加圧ローラ 16 定着ローラ 19 塗布ローラ 21 定着ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 知司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川渕 秀徳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 定着ローラと、加圧ローラと、オイル塗
布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング手段とを
有する定着装置において、 定着装置の底板にオイル吸収部材が配設されていること
を特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記オイル吸収部材に別のオイル吸収部
材が接触配置されていることを特徴とする請求項1に記
載の定着装置。 - 【請求項3】 定着ローラと、加圧ローラと、オイル塗
布機構と、加圧ローラに当接するクリーニング手段とを
有する定着装置において、 前記クリーニング手段の下方にオイル溜り部が形成さ
れ、当該オイル溜り部に繋がるようにオイル吸収部材が
配置されていることを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15988696A JPH1010904A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15988696A JPH1010904A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010904A true JPH1010904A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15703337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15988696A Pending JPH1010904A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1010904A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079778A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 三和シヤッター工業株式会社 | 防火ドア |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15988696A patent/JPH1010904A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079778A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 三和シヤッター工業株式会社 | 防火ドア |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |