JP2759578B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2759578B2
JP2759578B2 JP12855992A JP12855992A JP2759578B2 JP 2759578 B2 JP2759578 B2 JP 2759578B2 JP 12855992 A JP12855992 A JP 12855992A JP 12855992 A JP12855992 A JP 12855992A JP 2759578 B2 JP2759578 B2 JP 2759578B2
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甚一 長田
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置における定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の定着装置では、図8の如
く、転写装置での転写後、用紙に転写されたトナーを定
着させるため、一対の定着ローラ1a,1b間に用紙を
通して、トナーを用紙に熱溶着していた。
【0003】このとき、定着ローラ1a,1bのうち、
特にヒータが装備された上側の定着ローラ1aには、用
紙の紙粉や、用紙から脱落した溶融トナーが付着する。
また、用紙の定着ローラ1a,1bからの剥離性をよく
するため、定着ローラ1aにはシリコンオイル等を常時
塗布している。したがって、これらの付着した紙粉、溶
融トナー、オイルは次回の定着時までに取り除く必要が
ある。
【0004】そこで、従来では、上側の定着ローラ1a
にクリーニングブラシ2を接触させ、かつクリーニング
ブラシ2に付着した紙粉、トナー等をスクレーパ3で掻
き取っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、スクレーパ3で掻き取るのみである
ため、スクレーパ3にたまった汚れやオイル、紙粉等
が、再びクリーニングブラシ2から定着ローラ1a,1
bやコピー用紙に移ってしまう欠点があった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、定着ローラから取
り除かれた紙粉等が、再び定着ローラに付着するのを防
止する定着装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、定着ローラ23に接触するクリーニング
ブラシ26を備え、前記クリーニングブラシ23に付着
した紙粉等を取り除くためのスクレーパ28が前記クリ
ーニングブラシ26に接触して配され、前記スクレーパ
28で掻き取った紙粉等を付着させる付着材29が前記
スクレーパ28に設けられたものである。
【0008】請求項2による課題解決手段は、クリーニ
ングブラシ26、スクレーパ28、および付着材29が
ユニツト本体38に一体的に組み込まれたものである。
【0009】
【作用】上記請求項1,2による課題解決手段におい
て、スクレーパ28にトナー、紙粉、オイル等が付着可
能な付着材29を取り付けることで、スクレーパ28で
掻き取った汚れ等を付着材29に付着させて、汚れがク
リーニングブラシ26から定着ローラ23やコピー用紙
に移ることを防止する。
【0010】これらのクリーニングブラシ26等は、そ
の交換の際、ユニツト本体38ごと交換する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す定着装置の定
着ローラ部分の正面図、図2は同じくその斜視図、図3
は定着ローラとクリーニングブラシとの駆動系を示す側
面図、図4はクリーニングブラシの断面図、図5は複写
機の全体構成図である。
【0012】まず、本実施例の複写機の概略構造を図5
に基づいて説明する。図中11は複写機本体の上部に配
置され透明な露光走査にかかる原稿台、12は原稿台上
の原稿を光学的に露光走査する光学手段、13は帯電器
14にて均一に帯電された表面に上記光学手段による像
が投影される感光体、15は感光体表面に形成された静
電潜像を現像する現像装置、16は用紙給紙部17より
選択的に給紙されレジストローラ18を介して送られて
くる用紙に感光体上の現像像を転写する転写用帯電器、
19は感光体に残留する現像像の現像剤を除去するクリ
ーニング装置、20は感光体表面の電位を均一に除電す
る除電手段である。
【0013】用紙は転写後、感光体13より剥離され、
定着装置21へと搬送され、転写された像が定着され
る。定着された用紙は、排紙トレイ22に排紙される。
前記定着装置21は、図1,2,3の如く、上側のヒー
トローラ23aと、下側の圧接ローラ23bとからなる
定着ローラ23と、該定着ローラ23を回転自在に支持
する定着ユニットフレーム24と、該定着ローラ23を
回転駆動するギア機構25と、上側の定着ローラ23a
に接触するクリーニングブラシ26と、該クリーニング
ブラシ26を回転駆動する駆動部27と、前記クリーニ
ングブラシ26に配され前記クリーニングブラシ26に
付着した紙粉等を取り除くスクレーパ28と、前記スク
レーパ28で掻き取った紙粉等を付着させる付着材29
とを備えている。
【0014】前記定着ローラ23のギア機構25は、駆
動ギア30とヒートローラギア31とを備えている。
【0015】前記クリーニングブラシ26の駆動部27
は、ヒートローラギア31にアイドルギア32を介して
咬合するクリーニングローラギア33を備えている。
【0016】前記クリーニングブラシ26は、図4の如
く、アルミニウム製のパイプ34の両端にフランジ35
が合体され、該パイプ34の表面に耐熱性に優れたポリ
フェニレンサルファイド(PPS)製のブラシ36がま
かれている。
【0017】前記スクレーパ28は、その両端が定着ユ
ニットフレーム24にビス37により固定されている。
このスクレーパ28の先端はクリーニングブラシ26に
くい込む様になっていて、スクレーパ28の側面には、
トナー、紙粉、オイルが付着可能な付着材としてフェル
ト29が貼着されている。
【0018】上記構成において、トナー像が転写された
用紙は、定着ユニットフレーム24内のヒートローラ2
3aと圧接ローラ23bの間に搬送される。ここで、定
着ローラ23は高温になっているため、用紙上のトナー
が溶融して定着する。このとき、特に上側の定着ローラ
23aに、用紙の紙粉、用紙から剥離したトナーやオイ
ル等が付着する。この付着した紙粉、溶融トナーやオイ
ル等は、クリーニングブラシ26により掻き取られる。
掻き取った紙粉等は、スクレーパ28によりさらに掻き
取られる。そして、スクレーパ28により掻き取られた
紙粉等は、スクレーパ28の側面に位置する付着材であ
るフェルト29に付着することになる。そうすると、定
着ローラ23から取り除かれた紙粉等が確実にフェルト
29に付着して、再び定着ローラ23や用紙に落下して
付着することがなくなる。
【0019】なお、フェルト29に付着した紙粉等の量
が多くなれば、スクレーパ28を定着フレーム24から
取り外し、新たなものと交換する。
【0020】<第二実施例>図6は第二実施例の定着装
置のクリーニングユニットの断面図、図7は同じくその
正面断面図である。
【0021】本実施例では、図6,7の如く、前記クリ
ーニングブラシ26、スクレーパ28、および付着材2
9がユニツト本体38に一体的に組み込んだものであ
る。
【0022】特に、前記スクレーパ28は、合成樹脂製
のものであるので、図7のようにユニット本体38と一
体的に形成できる。他の構成は第一実施例と同様であ
る。
【0023】上記構成においては、上記第一実施例では
必要であったスクレーパ28とクリーニングブラシ26
の接触位置の調整が不要となり、ユニットごと交換でき
る。そのため、メンテナンス作業時の交換作業も容易に
行える。
【0024】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、スクレーパに付着材を設けたから、定
着ローラから取り除かれた紙粉等が確実に付着材に付着
して、再び定着ローラや用紙に落下するのを防止でき、
汚れのないコピーが可能となる。
【0026】請求項2の発明によると、クリーニングブ
ラシ、スクレーパおよび付着材をユニツト化したから、
従来必要であったスクレーパとクリーニングブラシの接
触位置の調整が不要となり、ユニットごと交換できるた
め、メンテナンス作業時の交換作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す定着装置の定着ローラ
部の正面図
【図2】同じく定着ローラ部の斜視図
【図3】定着ローラとクリーニングブラシとの駆動系を
示す側面図
【図4】クリーニングブラシの断面図
【図5】複写機の全体構成図
【図6】本発明の第二実施例を示す定着装置のクリーニ
ングユニツトの断面図
【図7】同じくそのクリーニングユニツトの正面断面図
【図8】従来の定着装置の定着ローラの正面図
【符号の説明】
23 定着ローラ 26 クリーニングブラシ 28 スクレーパ 29 付着材 38 ユニット本体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラに接触するクリーニングブラ
    シを備え、前記クリーニングブラシに付着した紙粉等を
    取り除くためのスクレーパが前記クリーニングブラシに
    接触して配された定着装置において、 前記スクレーパで掻き取った紙粉等を付着させる付着材
    が前記スクレーパに設けられたことを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定着装置において、前記
    クリーニングブラシ、スクレーパ、および付着材が、ユ
    ニツト本体に一体的に組み込まれたことを特徴とする定
    着装置。
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JP3945547B2 (ja) * 1996-12-20 2007-07-18 コニカミノルタホールディングス株式会社 定着オイル塗布装置
JP4514996B2 (ja) * 2000-06-30 2010-07-28 株式会社リコー 定着装置

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JPH05323822A (ja) 1993-12-07

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