JPS6029101B2 - 電子複写機における露光方法 - Google Patents

電子複写機における露光方法

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JPS6029101B2
JPS6029101B2 JP1650577A JP1650577A JPS6029101B2 JP S6029101 B2 JPS6029101 B2 JP S6029101B2 JP 1650577 A JP1650577 A JP 1650577A JP 1650577 A JP1650577 A JP 1650577A JP S6029101 B2 JPS6029101 B2 JP S6029101B2
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lens system
area
plane
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電子複写機における露光方法、詳しくは、
結像レンズ系の像界側に、2枚の、一体的に並進移動し
うる平面鏡を有する、露光光学系を用いて、移動する感
光体表面をスリット露光する方法に関する。
移動する感光体表面をスリット露光するに、結像レンズ
系の像界側に、2枚の平面鏡を有する露光光学系を以て
する方法が、特開昭50−87654号公報や、特関昭
51−89751号公報、侍公昭46−13474号公
報によって知られている。
しかしながら、これらの方法には、それぞれ、以下のご
とき問題がある。
すなわち、特開昭50一879私号公報に記載された方
法は、結像レンズ系の嫁界側に、2枚の平面鏡を屋根型
に配置し、結像レンズ系を、光藤に垂直な方向へ移動さ
せて、スリット露光を行なう方法であるが、この方法に
より原稿に対する複写像の倍率を変えようとすると、等
倍時と変倍時とで結像レンズ系の位置と、移動速さとを
変えねばならず、結像レンズ系を移動させる機構が複雑
になるのである。
特関昭51一89751号公報に記載された方法では、
結像レンズ系の嫁界側に設けられた2枚の平面鏡のうち
の一方を移動させて、感光体のスリット露光を行なうの
であるが、平面鏡のうごきは、並進運動と回転運動とを
紙合せた複雑なものとなり、平面鏡を移動させる機構と
して複雑なものが要求される。
また、特公昭46−13474号公報に記載された方法
によれば、感光体のスリット露光を行なうのに、結像レ
ンズ系の像界側の2枚の平面鏡を同時に移動させるので
あるが、2枚の平面鏡の運動は、ともに、並進運動と回
転運動を絹合せたものとなり、平面鏡駆動機構が複雑と
なる。
さらに、特関昭51−89751の方法も、特公昭46
−13474の方法も、これを、変倍複写方式に適用す
る場合、非常な困難が予想される。
本発明は、このような点に鑑みて、結像レンズ系の飯界
側に、2枚の平面鏡を有する露光光学系を用いて、容易
に感光体をスリット露光でき、また、変倍複写方式にも
極めて容易に適用しうる、電子複写機における露光方法
の提供を目的とするものである。
以下、図面を参照しながら、本発明を説明する。
第1図および第2図を参照して、本発明の原理を説明す
る。
第1図において、符号0は原稿を、符号1は原稿戦置ガ
ラスを、符号2および3は照明装置を、符号4は結像レ
ンズ系を、符号5は感光体を、符号AおよびBは平面鏡
を、それぞれ示している。原稿教置ガラスーは、透明な
平板であって、該例においては、装置空間に、略水平に
固定されている。
原稿戦層ガラス1に固定して、有効複写領域すなわち、
有効な複写の得られる面積領域が定められている。原稿
0は、複写すべき面を、原稿載層ガラスーの上面に密着
させて、上記有効複写領域内に平面的に戦遣される。
原稿のサイズが有効複写領域より大なる場合には、原稿
の、有効複写領域内にある情報のみが有効に複写される
のである。原稿戦暦ガラスーの両側下位に固設された照
明装置2,3は、同一構造を有し、これを照明装置2を
例にとって説明すれば、照明装置2は、管灯光源21お
よび、これを長さ方向にわたって、半ば囲線するりフレ
クター22とにより構成されている。
管灯光源21は、図面に垂直な方向を長手方向とするシ
リンダー状のランプであって、上記長手方向において、
所定の発光光量分布を有している。
リフレクター22は、管灯光源21に沿って設けられ、
管灯光源21からの光を、有効複写領域に向けて反射す
る。
照明装置3は、照明装置2にならって配設される。
これら照明装置は、装置の不動部材に固装される。照明
装置2および3を発光させると、光源管灯の発光光量分
布により、有効複写領域は、ある照度分布をもって照明
される。
この、有効複写領域における照度分布は、結像レンズ系
4の周辺光量減衰特性に応じて、上記しンズ系の結像面
上における像の明るさが、略一定となるように定められ
る。
そして、このように定められた照度分布を実現するよう
に、管灯光源の発光光量分布や、照明装置2,3の配設
態位が定められているのである。スリット状に照明した
照明城を感光体表面と同期的に移動させるスリット照明
を採用することもできる。結像レンズ系4は、有効複写
領域全域に対応して、所定の位置に、固談される。
ただし該例においては、原稿と複写とのサイズ比が1:
1の場合、すなわち等倍複写方式の場合が例に引かれて
いることを付記しておく。結像レンズ系4が、有効複写
領域全域に対応するというのは、上記しンズ系により、
その結像面上に、有効複写領域全域の、有効な実像が結
像することを意味する。
結像レンズ系4の光藤は、有効複写領域に、すなわち原
稿戦層ガラス1‘こ垂直である。有効複写領域からの反
射光のうちで、結像レンズ系4を透過し、上記しンズ系
による結像に寄与するものを結像光東と称する。
平面鏡Aは、図面に垂直な方向を長手方向とする長方形
形状であって、結像レンズ系4の像界側に、以下の要領
で配設される。
すなわち、平面鏡Aは、その長手方向が、原稿戦層ガラ
ス1の原稿載檀面に平行であって、その鏡面AMが、原
稿教直面に対し所定の角度傾けられて上記結像光東の一
部を反射しうるようになっており、矢印方向則ち、それ
自身の長手方向に華直で且つ原稿教層面に平行な方向へ
並進的に可動であるように配設されるのである。
該例において上記所定の角度は、450である。平面鏡
Bは、図面に垂直な方向を長手方向とする長方形形状で
あって、結像レンズ系4の像界側に、以下の要領で配設
される。
すなわち、平面鏡Bは、その長手方向が、平面鏡Aの長
手方向と平行であり、その鏡面BMが所定の角度を以つ
て、鏡面AMと対向するように煩けられており、平面鏡
Aの移動方向へ、平面鏡Aと一体的に並進的に移動しう
るよに配設される。
ここに、鏡面AMとBMとが、所定の角度を以て対向す
るとは、これら両鏡面が決定する2つの平面が1800
より小さい角度を以て交わり、且つ、鏡面AMにより反
射される、結像光東部分が、鏡面BMによって、多少な
りとも、結像レンズ系4の物界側へ向かう方向へ反射さ
れるようになっているということを意味する。該例にお
いて鏡面AM,BMのなす角は90o である。実際上
にも、上記角は900前後であることが最も実用的であ
るつ。平面鏡A,Bは、これを一体的に成形しても良い
が、その場合、本発明においては、2銭面の交わる稜の
部分を反射面として使用しないことを付記しておく、換
言すれば、結像光束部分は、先ず、平面鏡Aにより反射
されたのち、平面鏡Bにより反射されるのであり、平面
鏡A,Bを一体化した場合、これを、周知のダハミラー
的に使用するのではないのである。
さて、平面鏡AおよびBにより反射された結像光東部分
は、結像レンズ系4の結像作用により、装置空間の定位
置に、原稿○の部分像を結像するのであるが、この結像
部は、装置に固装された遮光性のアパーチュア51によ
り、さらにスリット状に制限されて、露光部となる。
もちろん、スリット状の露光部の長さ方向は、図面に垂
直である。感光体5は、該例においては、ドラム状に形
成され、軸5aのまわりに、矢印方向へ回動可能に設け
られている。
該複写装置は所謂可視像転写方式のものであり、帯電工
程と露光工程とにより、感光体周面に形成された静蚕潜
像は、現像により可視像化され、可視像は、記録シート
上へ転写されるのである。さて、感光体5の表面は、感
光体5の矢印方向への回動により、スリット状の露光部
を通って、この露光部の幅方向へ一定の速さで移動する
そして露光部を通過する際に、光像が施され、スリット
露光が行なわれるのである。露光時には、照明装置2,
3により、有効複写領域全域を照明しつつ、感光体5を
矢印方向へ所定の角速度で回動させ、平面鏡AおよびB
を一体的に矢印F,の方向即ち、原稿面に平行な方向へ
、感光体周面の移動速さの1′2の速さで移動させれば
良い。
すると、この平面鏡移動により、原稿0は、破線の矢印
F2で示す方向へ、感光体周面の移動速さと同速で走査
され、感光体5はスリット露光されて、原稿0に従う静
電槽像が形成される。なお、露光に先立つ、管灯光源の
発光開始時の迷光の影響をさげるべく、有効複写領域機
部Aoは露光部では、端部Ao,に対応させられており
、平面鏡A,Bの移動距離は、有効複写領域の、走査方
向長さSoと、露光部の幅Sとの和So+Sの1/2で
ある。さて、以下に、該装置例による感光体5のスリッ
ト露光の様子を、今少し〈詳しく説明しよう。
第2図において、右端の定直線11は、有効複写領域を
、走査方向において示し、符号4は結像レンズ系を略示
している。結像光東中、その光路長の最短のもの、即ち
、結像レンズ系4の光軸に平行なものを主光東と呼ぶ。
今、結像レンズ4の中心を原点とし、その光軸方向にx
軸を、上記原点を通り、走査方向に平行にy軸を取る。
また、平面鏡A,Bの反射面は、90o を以て互いに
対向し、平面鏡Aの反射面は、x軸に対して45o懐い
ているものとしよう。このとき、平面鏡Aの鏡面が決定
する平面の、x−y平面への射影は、一般にy=又十k
で表される。
以下では簡単のため、これを、平面鏡Aの鏡面は、y=
−x+kで表される、ということにする。すなわち、実
際の3次元的問題を、x−y平面上で2次元的にとりあ
つかうのである。平面鏡A,Bの鏡面が平面であるから
、問題のとりあつかし、は、これで十分である。すると
平面鏡Bの鏡面は、x−y平面上で、直線y=又十k,
で表される。
さらに鏡面AMとBMとの交点の又座標を−hとする。
先ず、露光位置の設定から説明する。この目的のために
は、主光東を用いるのが理解しやすい。露光位置には、
露光光学系の光学的条件の範囲内で任意の位置に設定で
きる。今、図においてP点を露光位置に設定したとする
露光位置Pは、第1図で、一点Ao,に対応する。する
とこのとき、主光東による像がP点に結像するための、
平面鏡A,Bの位置は、上記座標−hに応じて一義的に
定まる。
平面鏡A,Bの移動が並進的であって、移動方向がy軸
に平行であることを考えれば、これは、このときの、平
面鏡A,Bの交点のy座標が、直線x=−h上で定まる
ことである。このL父点のy座標をy。とする。すると
このとき、平面鏡Aの鏡面AMは、図中の直線12上に
あり、平面鏡Bの鏡面BMは、直線13上にある。直線
12は方程式 y=−x十y。
−h {11で表され、直線13は方
程式y=+x十y。
十h {2}で表される。平面鏡
Aに対する主光束の入射点Qの座標は、連立方程式y=
−x十y。
−hy=0 の根として、 Q=(y。
−h、0)で与えられる。
このとき、反射光が直線x=−h+y。で与えられるこ
とはいうまでもない。同機にして、主光東の、平面鏡B
に対する入射点Rの座標は、連立方程式y=x+y。十
h×=y。
−hの根として R=(y。
−h、沙。)で与えられる。
もちろん、この場合における平面鏡Bからの反射光は直
線y=を。で与えられる。次に、露光位置Pの位置であ
るが、これは次のように求めることができる。即ち、y
軸と、定直線1 1との距離を1とすれば、今問題にし
ているのは、等倍複写方式であるから、OQ+QR+R
P=1が成立ねばならない。
しかるにOQ=h−y。、QR=沙。であるからして、
RP=1一h−y。
で与えられる。
これから、P点の座標は P=(1一刻、公。
) {3}で与えられる。次に、平面
鏡A,Bをy軸に平行な方向へ並進移動させるたとによ
り感光体6(第1図参照)のスリット露光がなされてい
ることを説明する。
この目的にために、光東2aを考える。図中に示す符号
に従って、光東2aの方程式は、直線y=QX、Q=芋
、−y;≦。≦y;で与えられる。
この、光東2aが、結像レンズ系4により、P点に結像
するようにし、平面鏡A,Bを配置したときの、鏡面A
M,BMの交点の座標を、図に示すごとく(一h、J)
とする。
すると、光東2aの、平面鏡Aへの入射点Q,の座標は
、鏡面AMを表す直線121すなわちy=−x+J−h
と直線y=Qxとの交点として、Q.=(X.、y.)
:(キ^、Qき三f)) ‘4’で与えられる。
平面鏡Aによる光東2aの反射光2bは、反射の法則を
適用すれば、直線y=」X+(Q−IXJ−h)
【5,で与えられる。
従って、反射光2bの、平面鏡Bへの入射点R,は、式
‘5}と、鏡西伯Mを表す直線131すなわちy=x+
J+hとを連立方程式として解いて、R.ニ(均、y2
)=(h・J・2Qh Q。
云当);幻) {6}Q−1・で与えられる。
ふたたび、反射の法則を適用すれば、平面鏡Bによる反
射光2cは、直線y=Qx+2(J+Qh) の で与えられる。
直線7は、′点P=(1一如、沙。
)を通らねばならなから、沙。=Q(1一如)十2(J
+Qh)すなわち、y。=季叶Jがなり立たねばならな
い。
Q=生であることを考慮すれ‘ま・最後の式はJ=y。
−圭yL ■と書くことができる。
さらに、反射光2cがP点で結像するためには、瓜,十
Q,R,十R,P=ハ内市7 =が(ノFT)=ノ門内 =ノー2(1十Q2) が成り立たねばならないが、この関係が成立することは
、実際に計算してみればすぐ分る。
すなわち、 肉=剛情向(9‐l〉 Q,R,:ノ(均一×,)2十(y2一y,)2(,き
主長章竺ら)ゾ了了7ず (9−2)R,P=ノ{(1
一刻)−×2}2 十(沙。
一y2)21(1−。)‐h−Jゾ丁±7「 (9−
3)1−Qであり(9−1)と(9一2)と(9一3)
とを加えるとまさしくOQ,十Q,R,十R,P=1
ノ1十。
2となるのである。
‘8}式は、図に示すとyLとJとについて任意に成立
ち、y。
を決めることにより、すなわち露光位置Pを定めること
により一義的に定まる。そこで、{8}式を考えるに、
変数Jは、並進的にy方向へ移動する平面鏡A,Bの位
置を表し、変数yLは、有効複写領域上の位置を表して
いるから、■式の存在は、有効複写領域上の任意の点y
Lに対し、この点の像を、結像レンズ系4によって、露
光位置Pに結像させるような、平面鏡A,Bの配置が唯
ひとつ存在することを意味するのである。次に、■式の
両辺を時間tで微分すれば、弟=−!dyL
Q0 2 dt を得る。
この(10式における左辺は、平面鏡A,Bが一体的に
y方向へ並進移動するときの速さであり、右辺の新ま、
露光位置靴結像する原細部分のy方向における移動の速
さすなわち、走査速さである。
従って、平面鏡A,Bをy方向へ、一体的に、例えばV
なる速さで等速的に並進移動させるとき、原稿は、上記
並進移動と逆向きに、2Vなる速さで等速的に走査され
ることになる。
‘8}式が成立つとき、原稿上のyL点の像が、常に露
光部Pに結像しているのであるから、P点における像の
変位の速さは、原稿の走査速さと同一であり、従って、
感光体5を、その周面が、平面鏡A,Bの移動速さの2
倍の速さで移動するようにして露光部を通過させれば、
感光体5はスリット露光されて、その表面に、原稿0に
従う静電港像が形成される。
以上は、特別の場合についての説明であるが、一般的な
場合、即ち、鏡面AMの、原稿面に対する懐きや、鏡面
BMに対する懐きが一般的な値の場合、さらに、平面鏡
A,Bの移動方向がy軸に対して倭いている場合や、変
倍複写方式の場合についても、上記の露光方法が可能で
あることを、上述した考え方を適用することにより証明
することができる。
本発明の特徴とすることろは、平面鏡A,Bを一体的に
、その長手方向に直交し、原稿面に対して8/2(a≠
0)だけ頭し、た方向に変位させてスリット露光を行う
点にある。第3図は、本発明の1実施例、すなわち、複
写倍率が等倍であって、平面鏡A,Bを一体的に、原稿
面に対し、1/28だけ傾いた方向即ち矢印F3の方向
へ並進的に移動させる場合の、光学的配置を示している
この場合、平面鏡A,Bの移動距離L、移動速度Vは、
それぞれ以下のように与えられる。
So+S V。L=次OS a/2、 V
=本OS 8/2ここに、V。
は、感光体5の周面の移動速さである。このように、本
発明の露光方法においては、平面鏡A,Bの移動は並進
的であるので、平面鏡A,Bの移動は、極く簡単な駆動
機構により、これを行なうことができる。
上記のL,Vに対する式は、以下の如く導出される。平
面鏡A,Bが一体的に移動するのは並進的に行なわれて
いる。すると、平面鏡A,8の移動の際、これらの鏡面
の運動に何ら回転は伴なわなし、ので、平面鏡A,Bの
鏡面を含む平面の実質的な移動は、前述した第1図、第
2図の原理的な場合に等しくなければならない。このこ
とは、平面鏡A,Bの並進的な移動において、その移動
量の、原稿面に平行な方向への変位成分が8の値に拘ら
ず常に同一となることを意味する。平面鏡A,Bが、原
稿面に対し1/28だけ懐いた方向へLだけ移動すれば
、その移動量の、原稿面に平向な方向への構成はU瓜享
6である。
この値が8=0のときの、前述の第1図の場合の移動量
SPに等しくなるのであるから・上記Lは、L=愛妻 と与えられる。
また、原稿を走査する時間Tも、8の値によらず一定で
ある。そしてV。を感光体の速さとすれば、平面鏡A,
Bの移動速度は、8=oのときS浩S掛って、S亭S=
v。である(式皿参照)。また、平面鏡A,Bが原稿面
に対し享aだけ傾く方向へ移動する場合には、V=毒で
あるから、結局、V。
V=泰平 力材得られる。
平面鏡A,Bが、原稿面に対し1/28だけ傾いた方向
へ移動する場合、8‘ま、第3図に示すように、平面鏡
Aへの入射光軸と平面鏡Bからの射出光軸とのなす角で
ある。
このことから明かなように、ひ:0の場合には感光体5
への露光位置が、感光体5の最下部に限定されてしまう
が、本発明のように平面鏡A,Bを原稿面に対し1/2
0(8≠0)だけ傾いて移動させることにより、0の自
由度に応じて、露光位置設定に対する自由度をひろげる
ことができる。次に、本発明の、変情複写方式への適用
について説明する。
本発明の露光方法を、変倍複写方式に適用する場合、変
倍時には、倍率に応じた、配置態位へと、結像レンズ系
および平面鏡A,Bを変位させ、ついで平面鏡A,Bの
並進運動による走査を行なうのであるが、上記並進運動
の方向は、等倍時と変倍時とで不変である。
さらに注目すべきことは、本発明の露光方法にあっては
、等情時と変倍時とで、平面鏡A,Bの並進移動の速さ
を変える必要がないということである。
すなわち、倍率に関係なく、平面鏡A,Bは、常に同方
向へ同速で移動させるのみで、適正なスリット露光を行
なうことができるのである。このことは、先の、■式お
よび00式が、光路長に関連した量1を含まず、レンズ
系と原稿との距離、レンズ系と像との距離に無関係に成
立つことから容易に理解される。このように、等倍時と
変倍時とで、平面鏡A,Bの移動方向、移動速さが同じ
であって、且つ、その移動が並進的であることは、本発
明を変倍複写方式の複写機に適用した場合、極めて簡素
な駆動機構を、平面鏡頚駆動機構として採用しうろこと
を意味する。
換言すれば、本発明は、変借方式の複写機の、露光方法
として、極めて適している。
比較のため、第1図に示す光学系配置における平面鏡A
,Bの移動距離と移動速さと、特開昭50一87954
号公報に記載された露光方法における、レンズ系の移動
距離および移動速さとを倍率8の場合について表1に示
す。
表1 この表1からして、本発明における平面鏡の移動が、特
関昭50−87654号公報に記載された方法における
レンズ系の移動に比して、著しく簡単であることが分る
平面鏡A,Bを原稿面に対して享8だけ煩いた方向へ移
動させるときの移動距離Lについては、この場合仏聡さ
=昼(S芸十S)がなりたつから、結局、一般的にV。
L=△菱蔓葦室S)、V=次瓜多 力鰭得られる。
以下に、第1図に示す光学系配置の場合について、等倍
モードから、倍率Bの変倍モードへ移るさし、の、レン
ズ系4、平面鏡A,Bの変位について記する。
この場合、等倍モードと変倍モードとを問わず、有効複
写領域端部Aoが露光部の端部Ao,に対応するという
条件を満すような、光学系の変位を考える。
このようにすれば、変倍時と等倍時とで、原稿○を原稿
教層ガラスー上へ、同一の基準に合せて戦置できるので
ある。等倍モードから変倍モードへ移る際の、光学系の
変位距離および変位の方向は、光学系の配置および直上
の条件により一義的に定まり、レンズの公式の適用によ
り容易に求められることから、ここでは結果を記するに
とどめる。
第4図は、第1図に示す、光学系配置の場合における、
倍率8=0.7の場合の、平面鏡A,Bの配設位置を、
等情モードにおける配置(破線で示す。
)の場合との関連において、示している。先ず、レンズ
系4が、ズームレンズでない場合の、光学系の変位を記
する。図の如く、結像レンズ系4の光軸万向をf方向と
し、図面上でぎ方向に垂直な方向をり方向とする、さら
に、図面に垂直に、図面を表から裏へつきぬける向きに
き方向をとる。
そして、有効複写領域の基準点Ao点と、B=1則ち等
倍モードのときの、結像レンズ系4の光軸との距離の、
り方向の成分をりk、き方向の成分をきkとする。
このとき、倍変8の、変倍モードーこ、等倍モードから
移る際の、結像レンズ系4のぎ方向の変位fL、り方向
の変位りい き方向の変位きLは、以下のように与えら
れる。
ん=を−f (1−8)りk りL=一一一一一一一 1十B ム=(1三鞍k また、平面鏡A,Bの変位はぎ方向のみでよく、その変
位量ぎMは次のように与えられる。
fM=宏(8−1)2ここにfは、結像レンズ系4の焦
点距離を示す。
結像レンズ系4がズームレンズである場合には、平面鏡
A,Bは変位させる必要はない。
この場合の結像レンズ系4の、f、り、き方向への変位
量fL2Mm、りL2Mm、きL2。。mは、それぞれ
以下のように与えられる。処…(生ぞが。
−。
−B)QkりL沙om一 1十P −(1−3)きk きL幻om一 1十8 ここに、f。
は、8=1のときの、ズームレンズの焦点距離を示す。
第3図に示す光学系配置の場合における、等倍モードか
ら変倍モードへ移る際の、光学系の変位量を求めること
は、もはや当業者には極めて容易であると思われるので
、ここでは省略する。
以上、本発明によれば、結像レンズ系の俊界側に、2枚
の平面鏡を有する露光光学系を用いて、感光体を容易に
スリット露光でき、変倍複写方式にも極めて容易に適用
しうる、電子複写機における露光方法を提供できる。ま
た、本発明の実施には、以下の如き効果が、付随する。
すなわち、本発明によれば、平面鏡A,Bの移動距離が
小さいため、装置の小型化が可能であり、上記移動距離
が小さいため、短時間で感光体を露光しうるため、複写
の能率を向上させうるのである。
また、感光体への露光位置ものこ値に応じて自由に選べ
るので装置設計の自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の原理を説明するための
図、第3図は、本発明を実施するための装置の他の例を
、その要部のみ略図的に説明図的正面図、第4図は、第
1図に示す光学系配置に対し、変借方式を適用した場合
の、光学系の変位量を説明するための図である。 ○・…・・原稿、1・・・・・・原稿戦暦ガラス、4・
・・・・・結像レンズ系、A,B・・・・・・平面鏡「
5・・・・・・感光体、51……アパーチユア。 鯖イ図 治3図 兼2図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子複写機において、複写すべき原稿の光像を、感
    光体上に投射する方法であつて、原稿を定位置に平面的
    に載置し、原稿載置面の有効複写領域全域に対応して固
    設された結像レンズ系の像界側に、長方形形状の平面鏡
    Aを、長手方向が上記原稿載置面に平行な所定の方向を
    向き、その鏡面AMが上記原稿載置面に対し所定の角度
    傾くように配設して上記結像レンズ系による結像光束の
    一部を反射するようにし、長方形形状の平面鏡Bを、上
    記像界側に長手方向が平面鏡Aの長手方向と平行で、そ
    の鏡面BMが鏡面AMと所定の角度を以て対向するよう
    に配設して、鏡面AMにより反射される結像光束部分を
    、鏡面BMによりさらに反射させて、装置空間の定位置
    に定められたスリツト状の露光部に結像させるようにし
    、感光体表面が上記露光部を、露光部の幅方向へ等速で
    移動しうるようにし、上記有効複写領域全域を所定の照
    度分布に照明しつつ、上記感光体表面をして、上記露光
    部を通過せしめ、感光体表面の移動に同期して、上記平
    面鏡AおよびBを一体的に、その長手方向に直交し原稿
    面に対してθ/2(θ≠0)傾いた方向へ、移動速度V
    _D/〔2cos(θ/2)〕で(So+S)β/〔2
    cos(θ/2)〕の距離だけ変位させて、〔θ;平面
    鏡Aへの入射光軸と平面鏡Bからの射出光軸とのなす角
    、So;有効複写領域の走査方向長さ、S;露光部の幅
    、V_D;感光体表面の移動速さ、β;複写倍率〕 上
    記感光体をスリツト露光することを特徴とする電子複写
    機における露光方法。
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