JPS5868058A - カラ−複写機 - Google Patents

カラ−複写機

Info

Publication number
JPS5868058A
JPS5868058A JP56166557A JP16655781A JPS5868058A JP S5868058 A JPS5868058 A JP S5868058A JP 56166557 A JP56166557 A JP 56166557A JP 16655781 A JP16655781 A JP 16655781A JP S5868058 A JPS5868058 A JP S5868058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rotation
return
data
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP56166557A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Hosaka
昌雄 保坂
Masayoshi Watanuki
綿貫 昌義
Tsutomu Shoji
荘司 力
Yoshihiro Sakai
良博 堺
Nobuo Kasahara
伸夫 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP56166557A priority Critical patent/JPS5868058A/ja
Publication of JPS5868058A publication Critical patent/JPS5868058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/28Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which projection is obtained by line scanning
    • G03G15/30Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which projection is obtained by line scanning in which projection is formed on a drum
    • G03G15/305Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which projection is obtained by line scanning in which projection is formed on a drum with special means to synchronize the scanning optic to the operation of other parts of the machine, e.g. photoreceptor, copy paper

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の分野 本発明は3回転写方式のカラー複写機に関し、特に両像
走査系の往復駆動システムに関する。
(2)発明の背景 一般の複写機においては、原稿載置台を往復駆動して原
稿画像を感光体ドラムに投射する光学系は静止とする画
像走査系、又は原稿載置台は固定し光学系の一部を往復
駆動する画像走査系が備わつている。そして画像ずれを
防止するため、また駆動源である電気モータの数を少な
くするため、画像走査系はタラツプを介して感光体ドラ
ム駆動系と結合される。すべりを生じないクラツチを用
いることにより画像走査が感光体ドラムの回転に同期し
、ドラム上の現像画像には実質上画像ずれ(部分的な伸
びや縮み)を実質上生じない。特に3回転写タイプのカ
ラー複写磯では、感光体ドラムの3回転のそれぞれでイ
エロー(Y),マゼンダ(M)およびシアン(C)の露
光・現像を各別におこなつて転写ドラムに転写して転写
ドラム上に3色重合像を形成するので、光学走査を完全
に感光体ドラムの回転に同期させなければ色ずれを生ず
る。したがつて従来のカラー複写機では、正逆転切換お
よび係合,非係合を制御しうる同期クラツチを画像走査
系と感光体ドラム駆動系の間に介挿している。
これによれば画像走査は感光体ドラムの回転に同期する
。しかしながら3回転写方式のカラー複写機では、転写
ドラムに画像一枚分のトナー像を形成するため、転写ド
ラムを歯車で感光体ドラムに結合して両者の回転を同期
させ、感光体ドラム整数回転(通常は1回転)のうちに
一色の露光・現像を終了しなければならない。つまり1
回転の間に画像走査系は往走査およびリターンを完了し
なければならない。それ故に、画像走査系のリターンは
ドラム1回転360°の数分の1の回転の間にリターン
を終了しなけれはならず、リターン速度はきわめて高く
設定する。それ故、画像走査系が感光体ドラム駆動系に
及ばず負荷がリタ一ン時にきわめて大きくなり、負荷変
動により、またクラツチオン・オフの衝撃により感光体
ドラムに速度変動を生じたり複写機にかなりの振動をも
たらして、転写ドラムの転写像に色ずれや画像ずれを生
ずる可能性が高い。のみならず、高速リタ一ン負荷(ク
ラツチ部の歯車負荷等も大きい)に耐えうるように感光
体ドラム駆動系の容量を大きくしなければならず、パワ
ーロスが大きい。
(3)発明の目的 本発明は画像走査系のリターン時の色ずれや画像ずれを
防止することを第1の目的とし、リターン時の感光体ド
ラム駆動系の負荷変動を防止することおよび感光体ドラ
ム駆動系のパワーロスを低減することを第2の目的とし
、リターン開始時およびリターン停止時の画像走査系が
もたらす衝撃を低減することを第3の目的とする。
(4)発明の要約および効果 上記目的を達成するために本発明においては、画像走査
系はクラツチを介して感光体ドラム駆動系の動力で感光
体ドラムの回転と同期させて往駆動(画像走査駆動)し
、リターン駆動は画像走査系に直結又は別途のクラツチ
を介して間接に結合された、感光体ドラム駆動系とは別
個の電気モータでおこなう往復駆動機構を構成し、電子
制御装置で画像走査系の往駆動およびリターン駆動を制
御する。1CやLSIを用いるアナログ又はデジタル電
子制御装置は電気モータの円滑な起動および停電を高精
度で制御しうる。特にマイクロプロセツサ等の高度デジ
タル処理能力を有する半導体チツプを用いる電子制御装
置は、A4,B4,B5等の記録サイズに応じて往走査
距離すなわちリターンタイミングを正確に設定しえて、
しかも往走査距離より、円滑にリターンを開始しかつド
ラムの1回転終了までにリターンをホームポジシヨンで
円滑に停止するリターン速度制御および停止制御をおこ
なう。それ故本発明によれば、第1にはリターン、駆動
を独立の電気モータでおこなうので感光体ドラム、駆動
系において大きな負荷変動がないということ、第2には
リターン駆動電気モータが電子制御装置で、所定のタイ
ミングて付勢停止制御され、モータコントローラの単一
負荷モータ制御が高精度になつているのでリターンスタ
ートおよびストツプにおいて衝撃が少ないということ、
により感光体ドラムおよび転写ドラム系においてトナー
像転写に色ずれや画像づれを生じない。感光体ドラム駆
動系の負荷変動が小さいので、ドラム駆動系は比較的に
低容量としうるし、パワーロスが少ない。
(5)好ましい実施例の説明 第1a図に本発明を実施するカラー複写機の機構概要を
示す。カラー複写機は、通常の単色(黒)複写機の複写
工程の略3倍の3色複写工程を経て1枚のコピーが完成
するので、現像部が略3倍の要素で構成されている。給
紙,定着等の搬送工程は1回で済むが、帯電,露光,現
像,除電および転写の各工程は1枚のコピーに付き、イ
エロー,マゼンダおよびシアンの3色の各色に1複写工
程を要するので、3倍の工程となる。
第1a図において、原稿は押え板10の下方のコンタク
トガラス板12上に置かれ、押え板10でコンタクトガ
ラス板12に押し付けられる。原稿は露光ランプ14で
照明され、原稿の反射光が第1ミラー16,第2ミラー
18,レンズ20,第3ミラー22および第4ミラー2
4で、フイルタユニツト26のフイルタ板(2GB)を
通して感光体ドラム28の感光面に投射される。フイル
タユニツト26は、ブルーフイルタ板26B,グリーン
フイルタ板26G,レツドフイルタ板26R,それらの
フイルタ板を支持する端板および軸,駆動ソレノイドお
よびフイルタ位置センサ等で構成されており、フイルタ
板26B,26G、26Rの1つが選択的に露光路に位
置決めされる。
感光体ドラム28の感光面は、除電コロナ発生器(除去
チヤージヤ)30で除電され、帯電コロナ発生器(メイ
ンチヤージヤ)32で一様に荷電され、イレースランプ
34で記録紙幅を外れる部位の電荷が露光除電され、更
にフイルタ板(26B)を通つた光(画像光)で露光さ
れる。画像光で露光された部分の感光体面の静電潜像に
は、イエロートナー現像器36Y,マゼンダトナー現像
器36Mおよびシアントナー現像器36Cのいずれか1
つ(36Y)でトナー(イエロートナ)が附与される。
このトナー像は転写ドラム38に巻回された記録紙に、
転写コロナ発生器(転写チヤージヤ)40の直下におい
て、転写される。
転写ドラム38は、静電気を表面に帯電して記録紙を吸
収しておく必要があるのでマイクで筒状壁が構成されて
いる。転写ドラム38には、記録紙の両端を押えるクラ
ンパが備わつており、ドラム38の周囲にクランパを機
械的に動かず機構(図示せず)が備わつており、この機
構とドラム38の回転およびクランパの動作により、給
紙コロ42でカセツト44より繰り出されてレジストへ
ローラ46に送られ、レジストローラ46で転写ドラム
38に送られた記録紙は、マイラー胴にぴつたりと巻き
付けられる。すなわち、所定のタイミングでカセツト1
4より記録紙が繰り出され、一定の速度でレジストロー
ラ46に送られるが、レジストローラ46部のベーパセ
ンサ(図示せず)て紙の到来が検出されると、レジスト
ローラ46が駆動されて記録紙は2倍に加速されて転写
ドラム38のクランパに衝突しクランプされる。この加
速によりクランプの信頼性か高くなつている。
レジストローラ46はパルスモータ48で駆動すれる。
記録紙の、転写ドラム38に至る搬送路に重送(2枚以
上の紙の重なり)検知用のセンサ(図示せず)が配置さ
れており、これが重送を検出したときには、給紙が停止
される。仮に2枚以上重なつた紙が転写ドラム38に供
給されると、マイラ胴に傷を生じたり、感光体ドラム2
8一転写ドラム38間に2対以上の紙が侵入することに
よる機械的なひずみ、損傷を生じたり、記録紙の破れに
よるペーパジヤムを生じたりする。重送検出はこれらを
防止するためにおこなわれる。
単色複写のときには、イエロー、マゼンダおよびシアン
色のいずれか1つをキー操作で指定するようにされてお
り、たとえばマゼンダが指定されたときには、ブルーフ
イルタ板26Bが露光光路に設定され、マゼンダトナー
現像器36Mを付勢する現像がおこなわれる。すなわち
、ブルーフイルタ板26Bを通した画像光で感光体ドラ
ム28の感光面に潜像が形成され、それがマゼンダトナ
ーで現像されて転写ドラム38に巻き付けられた記録紙
に転写される。記録紙は転写後ドラム38より剥離され
て定着器50に送られ、トレイ52に排出される。この
とき感光体ドラム28は露光−現像−転写の一工程をお
こなう一回転と、その後のクリーニング用の一回転で計
2回転する。
カラー複写が指定されているときには、まず第1回の露
光−現像−転写工程でブルーフイルタ板26Bを通した
原稿像がマゼンダ現像器36Mでマゼンダトナーで顕像
化されて転写ドラム38の記録紙に転写され、次いで第
2回の露光−現像−転写工程でグリーン−フイルタ板2
6Gを通した原稿像がイエロー現像器36Yでイエロー
トナーで顕像化されて転写ドラム38の記録紙に転写さ
れ、更に、第3回の露光−現像−転写工程でレツドフイ
ルタ板26Rを通した原稿像がシアン現像器36Cで顕
像化されて転写ドラム38の記録紙に転写される。
以上の3工程の後に転写ドラム38の記録紙はドラム3
8から剥離されて定着器50に送られ、トレイ52に排
出される。最後に除電をおこなうためドラムが1回転さ
れるので、1枚のフルカラー複写でドラム28は計4回
転する。
なお、第1a図において54はメインモータ、56は現
像モータ、58は光学系リターンモータ、60は定着モ
ータ、62は定着ローラ、64はプリチヤージコロナ発
生器(転写ドラムブリチヤージヤ)、66は除電コロナ
発生器(転写ドラム除電チヤージヤ)、68はファンモ
ータである。
次に機構各部を更に詳細に説明する。
駆動系 作像工程に必要な負荷系(感光体ドラム28,転写ドラ
ム38,光学系スキヤナー(行き)と他の負荷系は分離
してある。従つて作像以外の現像,給紙定着,スキヤナ
リターン,レジストローラ46駆動はそれぞれ別駆動の
モータを使用する。
メインモータ54は作像工程に必要な負荷系を駆動する
。これは同じ原稿を3回スキヤニングして、潜像をドラ
ム28の感光体上に作り、そして3回転写して顕像化す
る関係から、他の負荷の変動を極力小さくしないと振動
,ジツターとなつて解像力を著しく悪化させる。即ち通
常の白,黒複写機より極めてわずかな振動も、許容出来
ないからである。このように分散駆動している関係から
、各負荷の速度同期をとるため、メインモータ54,定
着給紙モータ60はシンクロナスモータを使用して、作
像系および搬送系と同期をとつている。
駆動源と被駆動体の関係を次の第1表に示す。
先きにも述べた様に本件の駆動方式は作像系とそれ以外
の所を分散して、負荷変動の影響を作像系に与えない様
に配慮している。特に作像系をまかなうメインモータ5
4と搬送、定着用モータ60はヒステリシスンンクロナ
スモータを使用して、同期をとつている。ヒステリシス
シンクロナスモークは、ローターがリングの形状の磁性
材料からなり、その材料の磁気ヒステリシス特性を利用
して、トルクを発生し、同期運転するモータである。
電源電圧および周波数が一定の場合、速度とトルクの関
係は第1b図の様になり、同期速度では負荷に応じて発
生トルクを増減させながら運転を続ける。従つて周波数
および電圧が一定ならば定速度で回転を持続し、機械全
体として同期運転が続けられる。
露光光学系 スリツト幅12mmのスリツト露光走査を行なう。
光量の調整はレンズ内絞り羽根の調節でおこなう。
スキヤン長は330mmである。露光ランプコントロー
ラ138によつて130V,150V,170Vとカラ
ーバランス調整のため各色光量調整を露光ランプ印加電
圧を変化して行なう。
フイルタユニツト26の駆動メカニズムの概要を第1c
図に示す。フイルタユニツト26は1/3回転爪クラツ
チを介してメインモータ54パワー系に結合される。ホ
ームポジシヨンセンサ118がフイルタユニツト26の
ホームポジシヨン状態(ブルーフイルタ26Bが露光光
路にある)のときホームポジシヨン検出信号を発する。
フイルタユニツト2Gは次のように制御される。
機械状態イニシヤライズ時及び1コピー終了時には必ず
フイルタをホームポジシヨン(H.P)にもどす。
弔電モードコピー(Y.M.C時のフイルタの選択は爪
クラツチによる歩進数によつて行う。
1歩進動作を行なうためのソレノイドへの通電時間は1
0パルス(エンコーダーパルス数:83ms)2歩進動
作時にはソレノイド132へ10パルス分通電後0.3
5scc(40パルス)してから再びソレノイド132
へ10パルス分通電することによつて行なう。3歩進も
同様に行なう。フイルターをH.Pへ戻す時にはソレノ
イド132へ連続通電を行ない、H.Pセンスで連成を
停止することによつて行なう。
スキヤナ駆動 往路(行き)スキヤナの駆動は、ドラム28との位置合
せのため機械的な同期爪クラツチによつて行なう。復路
(帰り)の駆動は作像工程へのシヨツク低減のため別駆
動波(DCサーボ)モータ126によつて行なう。ジヤ
ム時等の異常停止時にスキヤナフリー状態にするために
同期爪の結合をリセツトする機構が設けられており、こ
の機構をスキヤナ同期ソレノイド136が制御する。第
1d図に光学系駆動系の概要を示す。機械状態イニシヤ
ライズ時には必ずスキヤナはH.Pにもどす。ドラム空
回転時には同期ソレノイド136をOFFし、スキヤナ
の駆動は停止させる。リターンの開始はスキヤナーR.
P(リターンポジシヨン)検知時点より行なう。
ホームポジシヨンセンサ,リターンポジシヨンセンサ同
時ONの場合センサ異常と判断し、コールサービスマン
とする。
コピースタート時、及スキヤン開始後所定タイミング(
エンコータパルス125パルス)でH.Pセンスしない
時にはスキヤナ異常と判定する。
スキヤン開始後所定タイミング(85パルス)でR.P
センスしない時にもスキヤナ異常と判定する。
第1e図にスキヤナの往、複駆動特性を示す。往走査の
間感光体ドラム28は323°回転し、リターンの間残
りの37°回転する。スキヤナのリターン時間1rは次
のようになつている。
ドラム28周速VP=125.6mm/secスキヤナ
移動距離 =(A3横+スリツト幅)=297+12=
309          309+20.5=329
.5Jmm=Lf但し、20.5は助走距離mmである
1r=(πD−Lf−0.05VP)/VP=0.32
8sec但し、0.05は休止時間secである。
従つて第1c図のリターン時における最高速度は2.0
67mm/secという値になる。
ホームポジシヨンに来た時、加速度を0に近い値にして
停止させ、次のスキヤンに備える。サーボ制御にした理
由はここにあり、通常のクラツチによるリターン方式で
は加速度がつき停止した時衝撃による振動で画像のブレ
を生じ、画質を著しく悪くさせる。カラーの場合同じ原
稿を3回走査するからその影響ははかり知れない。本例
の様にドラム径が小さく(120mm)リターンに要す
る時間が0.328secしかなく、かつ振動は50m
secのわずかな体止時間に吸収してしまわねばならな
い。従つてサーボ制御が要求される理由がここにもある
第1f図は光学駆動系およびドラム駆動系の詳細を示す
。この駆動系について詳細かつ具体的に説明する。第1
f図において、感光体ドラム28と一体もしくは実質的
に一体のギア28aは、駆動側のピニオンギア198と
噛み合つており、さらに、転写ドラム38と一体もしく
は実質的に一体のギア38aとも噛み合つている。
クラツチ輪199とギア200とは一体となつていて、
これらは、一方の軸端201aを不動の支持部材202
に固定された軸201に対し回転自在に支持されている
。クラツチ輪199の周面の1箇所には、同軸199の
軸方向に沿う凹状溝状の被係止凹部199bが形成され
ており、この形状は、第1h図に示すように、クラツチ
輪199の外周に向つて直線的に開くような所定角θの
テーパ状のものとなつている。また、上記被係止凹部1
99bに隣接し、かつクラツチ輪199の同転方向に位
置する、同軸199の周面の一部分には、その周面より
低い平坦状の切り欠き平坦部199aが形成されている
クラツチ輪199に相隣接するワイヤドラム204には
ギア203が一体的に形成されており、これらは、第1
m図に示す如く、軸201に回転自在に支持されている
。ワイヤドラム204を貫通した軸204aの一軸端部
にはクラツチレバー205が固着されており、このレバ
ーの一端には、クラツチ輪199の被係止凹部199b
に係脱自在の係止爪205aと、突起205bとが形成
されている。
クラツチレバー205と、ギア203とには、第1g図
に示すようにピン205d,204bがそれぞれ固植さ
れており、両ピン205d,204b間には緊縮性のば
ね206が取付けられていて、このばね206の弾力に
よつてクラツチレバー205には第1i図において軸2
04aの軸心を中心にして反時計方向に回動する習性が
与えられている。なお、係止爪205aは、平生、クラ
ツチ輪199の周面から離間した状態にある。なお、こ
れについては後述する。
一軸端部にクラツチレバー205を固着する軸204a
の他軸端部には、レリーズレバー207の基端が固着さ
れていて、同レバー207の自由端には、軸201の軸
方向と直交する方向に配置されたコロ207aが回転自
在に軸装されている。第1m図に示すように、ワイヤド
ラム204のボス部204cには、レリーズ輪208が
嵌合しており、ボス部204cに対して、この軸方向に
摺動自在となつている。
ワイヤードラム204と、レリーズ輪208との間には
、伸張性のばね209が取付けられていて、このばね2
09の伸張弾力により、レリーズ輪208には、第1m
図において、右方へ摺動する習性が与えられており、こ
の習性による移動は、係止板228によつて阻止されて
いる。この状態で、コロ207aは、レリーズ輪208
の円周部208bに乗つており、かつ、クラツチレバー
205の係止爪205aはクラツチ輪195の円周部か
ら第1i図に示す如く離間している。
第1f図において、基端を軸223に枢着された作動杆
224には、ソレノイド136(SOL2)が連結され
ている。作動杆224には、緊縮性のばね226が取付
けられており、このばね226の弾力によつて、自由端
のストツパ片224aが、突起208cから離れる方向
の回動習性が与えられていて、この習性による回動はス
トツパピン227によつて阻止されている。
軸201と平行して配設された軸212上には、エンコ
ーダ128,サーボモータ126およびギア215がそ
れぞれ取付けられており、ギア215はギア203に噛
み合つている。
ワイヤドラム204には、ワイヤ217が巻き付けられ
ており、このワイヤの一端は定滑車218,動滑車21
9を介して装置枠板221のピン221aに係止せしめ
られ、他端は定滑車222,動滑車219を介して装置
枠板221のピン221bに係止せしめられている。動
滑車219は軸170aを介して保持部材170に取付
けられている。
ここで、第1f図において、プリント釦を押すと、コピ
ー開始指令信号が出力し、メインモータ54が回転を開
始する。これに伴つて、駆動側のピニオンギア198が
矢印方向に回転し、従つて、ギア168aとギア185
aとによつて、感光体ドラム28および転写ドラム38
がそれぞれ実線矢印方向に回転する。また、ギア200
と一体のクラツチ輪199が矢印方向に回転する。さら
に、ギア55が実線矢印方向に回転しサーボモータ12
6およびエンコーダ128が回転するが、モータ126
は付勢されていない。なお、前記ピニオンギア198の
回転により、両ギア28a、38aが互に噛み合つてい
るため、感光体ドラム28と、転写ドラム38とは、完
全に同期してそれぞれ実線矢印方向に回転する。
クラツチ輪199と、ワイヤドラム204とは、初期状
態にあつては第11図に示すような位置にあつて、また
、係止爪205aはクラツチ輪199から離隔している
。ここで、先にも述べたように、前記コピー開始指令信
号が出力すると、クラツチ輸199が太線矢印方向に回
転を開始することになるが、これと同時か若しくはこの
直後、別途の動作信号により、第1f図のソレノイド1
36(SOL2)が励磁されるようになつており、この
結果、作動杆224は、軸223の周りに、ばね226
の弾力に抗して矢印A方向に回動する。この回動時、第
1m図のストツパ片224aは、左方に移動し、第1n
図に示す如く、突起208cを押し動かして、レリーズ
輪208を、ばね209の弾力に抗して、同図に示す位
置まで移動させる。
レリーズ輪208が第1m図から第1n図の位置に移動
すると、コロ207aは、レリーズ輪208の円周部2
08bに対して相対的に滑つて、第1n図において実線
で示す如く、若干、下降する。コロ207aが下降する
ということは、第1f図のレリーズレバ−207と、軸
204aと、クラツチレバ−205とが、ばね206(
第1g図参照)の弾力により、一体に第1i図において
反時計方向に回動することであつて、これらは、第1j
図に示す如く、係止爪205aがクラツチ輪199に当
接するまで回動する。
この状態から、クラツチ輪199が第1に図に示す位置
まで回転すると、係止爪205aは、切欠き平坦部19
9aを経て、クラツチ輪199の被係止凹部199bに
図の如く係合する。この状態で、第1n図のレリーズレ
バ−207のコロ207aは、実線位置から、板想線位
置に下降する。
ところで、上記したクラツチ輪199に切欠き平坦部1
99aを設けた理由は次の通りである。即ち、本駆動機
構においては、比較的高速で運転されるため、この高速
運転時における振動によつて、係止爪205aの係合時
におけるシヨツクで同型205aが被係止凹部199b
を乗り越えてしまうおそれがある。このような点を防止
するために、切欠き平坦部199aを設けたものである
また、被係止凹部199bを第1h図に示すようにテー
パ状lにしたのは次の理由による。即ち、係止爪205
aが被係止凹部199bに係合すると同時に、次の段落
において述べるように、被動体である走査光学系が往動
を開始することになるが、この場合、係合時のシヨツク
により走査光学系が先行してしまい、複写画像にブレを
生じるおそれがある。
また、係合するときの負荷変動が原因で被動体である走
査丸字系自体にブレを生じ機構系に不具合を生じるおそ
れがある。被係止凹部199bをテーパ状にすることに
より上記した不具合を防止することができ、係合時のガ
タをなくすことができる。
いわばバツクラツシユがなくなり、かつ係脱動作が容易
になるのである。
ここで、説明を元に戻して、第1k図に示すように、係
止爪205aが被係止凹部199bに係合すると同時に
、クラツチ輪199は、クラツチレバー205を介して
ワイヤドラム204を連行してこれを一体的に実線矢印
方向に回転させる。即ち、第1f図においてワイヤドラ
ム204は実線矢印の向きに回転し、従つてギア215
は点線矢印の向きと反対の向きに回転する。しかし乍ら
、サーボモータ126はオフとなつており、ギア213
の回転に対し格別に大きな負荷をおよぼさない。
上記したように、ワイヤドラム204が実線矢印の向き
に回転すると、ワイヤ217,定滑車218,定滑車2
22,動滑車219等を介して、保持部材170は矢印
方向に往動を始める。また、同時にワイヤ217を係止
した吹付は板即ちランプ&第1ミラー保持部材も上記方
向と同方向に往動を始める。この場合、ランプ&第1ミ
ラー保持部材と170との速度比は2:1となる。この
ように、クラツチレバー205の係止爪205aが、ク
ラツチ輪199の被係止凹部199bに係合することに
より、第1a図における照明光源14,第1ミラー16
,第2ミラー18等から構成される走査光学系は、この
往動動作を開始することになるが、これは、感光体ドラ
ム28上の色分解スリツト露光走査の開始時機に対応す
ることになる。
ここで、第1k図に示す位置から、クラツチ輪199と
ワイヤドラム204とは一体となつて矢印方向に回転し
、両者が、第1l図に示す位置まで回転すると、クラツ
チレバー205は、同レバー解除用のピン211(第1
f図参照)によつて、軸204aの軸心を中心としてば
ね206の弾力に抗して時計方向に回動させられ、この
結果、レバー205の係止爪205aはクラツチ輪19
9の被係止凹部199bから図のように離脱する。従つ
てワイヤドラム204のみは回転を一旦停止し、よつて
走査光学系の往動動作は停止し、この段階で第1回目の
原稿照明走査は終了する。即ち、ドラム28上の、第1
回目の静電潜像の形成が終了する。なお、クラツチ輪1
99は、ワイヤドラム204が停止するにも拘らず矢印
方向に回転を続ける。
第1l図において、クラツチレバ−205が軸204a
の軸心を中心にして、同図に示ず位置まで旋回すると、
この突起205bはマイクロスイツチMSのアクチユエ
ータを押してスイツチング信号を発生させる。そして、
この信号により第1f図におけるサーボモータ126が
リターン駆動付勢されるようになつており、この結果、
サーボモータ126の回転駆動力がギア215に伝達さ
れて、これは点線矢印の向きに回転する。従つて、ギア
203を一体に具備するワイヤドラム204は今までと
は逆向きの点線矢印の向きに回転する。よつて、走査光
学系は往動を終了した位置から復動動作を開始する。
一方、第1を図に示す位置において一旦、停止したワイ
ヤドラム204は、ギア205の回転駆動力により点線
矢印の向きに逆転を始める。この場合、正転時の速度よ
りも速い速度で逆転し、この逆転時において、クラツチ
レバー205の側縁部は、ピン211に摺接しつつ移動
し、そのピン211から次第に離れてゆく。従つて、ク
ラツチレバー205の係止爪205aは、矢印方向に回
転しつつあるクラツチ輪199の局面に圧接するように
なる。なお、この状態で、第1n図のレリーズレバー2
07のコロ207aは、実線で示す態位に保持される。
そして、クラツチレバ−205は第1j図に示す位置に
至り、一方、回転を続けていたクラツチ輪199は、第
1j図に示す位置に至つて1回転目を終了する。この状
態で、感光体ドラム28も1回転目を終了するようにな
つている。なお、クラツチレバー205が第1j図の位
置に至つた状態で、サーボモータ126がオフするよう
になつていて、ワイヤドラム204の逆転動作が終了し
、同ドラム204は一時、停止する。
ここで、説明を元に戻して、クラツチ輪199が第1l
図に示す位置から引き続いて回転すると、第1j図に示
す位置において既に待機態勢にあつたクラツチレバー2
05の係止爪205aは第1k図に示すようにクラツチ
輪199の被係止凹部199bに再び係合する。この状
態で、走査光学系は2回目の往動動作を開始し、感光体
ドラム28上には、2番目の静電潜像が形成され、以后
、前述した動作を繰り返えす。さらに、3番目の静電潜
像形成時においても上記した一連の動作が同様にして繰
越えし行われる。なお、感光体ドラムが3回転目を終了
し、4回転目において、クリーニング、除電等が行われ
、かつこの間において転写記録紙は定着装置50(第1
a図参照)側に搬送されるようになつているが、この間
においては、原稿照明走査が不要のため、クラツチレバ
ー205はクラツチ輪199に係合しないようになつて
いる。
第1p図に、サーボモータ126の速度制御をおこなう
スキヤナリターン制御系のシステム構成を示す。スキヤ
ナがリターン位置に到達した時点に、メインコントロー
ル回路74のマイクロプロセツサ(MPU)u1は、同
期往走査用の爪クラツチをOFFとしてスキヤナリター
ン制御回路124に、リターン速度指示信号を与える。
同期往走査時にMPUu1はドラム回転同期パルスをカ
ウントしてスキヤナの往移動距離をカウントしており、
この距離より、エンコーダ128のパルスカウント数(
リターン距離)を減算しつつ残り距離に対応付けたリタ
ーン速度指示信号を与える(第1e図参照)。スキヤナ
がホームポジシヨンに到達した時点に、スキヤナホーム
ポジシヨンセンサ120(第2a図)の検出信号に応答
してMPUはモータ126をOFFとする。
現像部 現像色の選択を現像剤汲上げローラの回転の制御によつ
て行なう(電磁スプリングクラツチにより制御)。他色
の現像域に現像部が当つた場合色再現が狂うため、現像
部切換えのタイミングを正確に行う必要がある。
トナー濃度制御は二成分現像剤用として多く用いられて
いるFセンサーを用いている。トナー濃度の検知は剤が
Fセンサポビン部を安定に流れている状態で行なう必要
があるから汲上ローラON後所定時間(約0.8sec
)経過してからセンスイネーブル信号を発信して検知期
間を限定している。
トナー補給量及びモータによりスクリユーを回転させて
行なう。スクリユーの回転数の変化が大きいとトナー補
給量及トナー落下位置がバラツキ濃度低下、濃度ムラを
発生させる。このためトナー補給18号が1回でも発信
されたら汲上ローラ回転中は補給モータへの通電を停止
させない。
トナー残量検知はトナーイネーブル期間中トナー補給信
号が継続発信された回数を連続的に数え、その回数が所
定数(本例では4回)に到達した時トナーエンドと判定
する。
現像バイアスのバイアス電圧はタイミングに応じてY、
M、Cと電圧が切換えられる。カラーバランス調整のた
め各色独立に微調整出来る。各現像色に応じたバイアス
電圧はMPUより制御され、切換えられる。電圧の切換
えは設定電圧の切換えで行ない、全現像ローラに電圧が
同時に印加される。
バイアス・電圧はY,M,C200〜400Vがそれぞ
れ印加される。
感光体ドラムクリーナ制御 感光体ドラム28のクリーニングのためブレードによつ
てドラム面上のトナーをかき落している。
クリーニングブレードがドラム28に圧接していると感
光層の結晶化、凹み等静電特性が変化する可能比が出て
くる。このためドラム停止時には不必要にブレードがド
ラムに圧接しないようにソレノイド96により、ブレー
ドの接触と退避を制御する。ソレノイド96の応答時間
は立下り50msec、立上り300msecであり、
ブレードの接触と退避はトナー飛散防止のためドラム停
止時に行なう。
ブレードON時…クリ−ナソレノイド96通電開始後3
00msec経過してからメインモータ54に通電し、
ドラム28が回転する。
ブレードOFF時…メインモータ54への通電停止後ド
ラムクロツクの発生が停止したことを検知してクリーナ
ソレノイド96への通電を停止する。
感光体除電チヤージ 感光層の表面電位を一様にするためにメインコロナの前
にAC定電圧シングルコロナ(約5.0KVRMS)を
印加する。
メインコロナ(帯電コロナ) カラーバランス調整のため各色(Y,M、,)での帯心
電位を変化させて印加する(+DC定電流シングルコロ
ナ5.5〜6.5KV)。各色のチヤージ電流を独立に
設定して、MPUの指令によつて切換える。
イレースランプ トナー消費量の低減、転写ドラムクリーナへの負担軽減
、現像穂切換時の混色防止などのため、転写紙領域以外
の表面電位をタングステンランプによつてイレースする
。イレース範囲が転写紙領域内へ喰込まれないタイミン
グで制御する。イレースランプに異常が生じた場合穂切
れ制御の応答時間及びデツドエリアの関係が厳しいため
(異色の現像穂が同一エリアに接触する可能性がある)
混色の危険がある。本例のイレーサーは280V,40
mAのタングステン球が15ケ直列に並べてある。
サイズに応してタングステン球を選択的にON,OFF
して感光面の余分の所の電位をパージしてトナーが乗ら
ない様にする。MPUからの指令に応じてON,OFF
する。感光体の感度が向上し、最近ではタングステン球
のかわりに(発光ダイオード)やEL(エレクトリツク
・ルミネセンス)が使用されることもある。
本件では転写用ドラム38としてマイラーのドラムを使
用している。以下は転写ドラム系に関する。
転写コロナ(+DC定電圧シングルコロナ)同一電圧で
重ね転写を行なうと2色目および3色目の転写率が悪く
なる。重ね転写時の効率を上げるため、2色目および3
色目の転写電圧を順次変化させて行く(5.5〜6.5
KV)。このためY,M,C各色における転写電圧を独
立に設定して、MPUの指令に応じて変化させる。
マイラー除電コロナ(AC定電圧タプルコロナ)プリチ
ヤージ前に転写ドラムマイク一部の電位を均一にするた
めACコロナをマイラードラム38に印加する。同時に
ペーパーピツクオフ前に転写紙を除電する。
プリチヤージコロナ(AC+DC定電圧タプルコロナ)
転写効率維持のため転写電圧を順次変化して行く必要が
ある。このため効率維持を単に転写コロナのみに頼ると
最終転写電圧が高くなつた場合に、落雷,リーク等の危
険が大きくなる(特にドラム内部)。これを防止するた
め予めマイラーを転写コロナ電界方向と同等向きに帯電
させることによつて(転写マイラードラム表面側に約■
1KV帯電させる)、初期転写電圧を下げることが出来
る。
このためにプリチヤージコロナを与える。ダブルコロナ
にしたのはマイラー除電と同様に、対向電極をアースロ
ーラとした場合、ローラと転写ドラム内部との解離の度
に衝撃音、振動の発生する可能性があり、これを避ける
ことを目的とする。
転写紙クランプ 3回転写式カラー機においては転写ドラムに紙を巻き付
けて紙がズレない様にしてある。このために本例では紙
の先端をクランパにより押えて、マイラードラムに紙を
静電的に吸引して紙のズレ、ハガレを防止する。クラン
パへの紙の進入時及びクランパからのピツクオフ時にク
ランパの開閉を行なうため爪クラツチおよびカムにより
タイミングをとつている。爪クラツチは1回転1位置の
ためソレノイドOFF時に駆動が行なわれればカムは必
ず定位置に停止する(クランパ閉状態)。
転写ドラムクリーナ 転写紙領域外のマイク一部に転写・付着したトナーを清
掃するために(裏汚れ防止)マイラ一部に紙のない時に
ブレードを接触させている。クリーニングは転写紙進入
直前に行つている。この時のタイミングはいかなる時に
も転写紙進入前にマイラー面がクリーニングされている
事から行つている。しかし転写ドラム周りの構成上(ヂ
ヤージコロナの上にクリーニング部を配置したくない。
コロナワイヤ汚染防止)、プリチヤージ後にクリーナー
が配置されているため、プリチヤージされたマイラー表
面にクリーニングブレードが接触することになり、帯電
電位の低下(実際には、クリーニングブレードの固有抵
抗が低いため、ブレードをフロートさせて電位低下を防
いでいる)等の悪影響が出る。従つてクリーニングを行
なうのは、機械のイニシヤライズ時と転写紙ピツクオフ
直後に行なつている。又爪クラツチは1回転2位置のた
め(ブレード接・離の2位置)機械イニシヤライズ時に
はホームへ戻している。
定着 定着ローラの構成…カラートナーの温度特性(雰囲気ト
ナーに近い)のため、定着ローラとして離形性の良いS
iゴムローラを用いる必要がある(画像の感じも良くな
る)。このため定着ローラボへ表面温度を定着領域に維
持するため上下ローラともヒータを内蔵させる。定着ロ
ーラの横断面概略を第1q図に示す。154,155は
ヒータ、156,157はサーミスタである。
温度制御 i)定着ローラ 芯金−ゴム接着層の耐熱温度が200℃Maxとすると
、ゴム表面温度検知では長時間待機後連続コピー時の定
着性を満足させることは不可能であると考える。このた
め通紙基準近傍の芯金温度を検知して温度制御を行なう
。設定温度は195−0〜195+5℃とする。
ii)加圧ローラ 加圧ローラ中央部の温度を検知して温度制御を行なう。
設定温度は定着ローラゴム表面温度維持を補助するため
205−0〜205+5℃とする。
ヒータ容量 ・定着性を満足するために必要な熱量 定着ローラ 280W 加圧ローラ 250W ・立上り時間8分を満足するために必要な熱量定着ロー
ラ 750W 加圧ローラ 550W ・加圧ローラ側からの熱供給を期待し上下ヒータとも5
50Wとする。
・コピ一時にはランプ点灯時上下ヒ−タどちらか一方を
点灯 ランプ消灯時には両ヒータを点灯することにより入力電
流の低減化をはかる。
異常検知 i)サーミスタ断線検知 温度検知用のサーミスタ156,157が上下どちらか
一方でも断線した場合サービスマンコールを表示しパワ
ーリレーをOFFする。
ii)制御回路異常検知 SSR駆動信号とSSR出力とを比較し異常時にはサー
ビスマンコールを表示しパワーリレーをOFFする。
iii)−上下ローラ近傍にそれぞれ温度ヒユーズを設
け(169℃)異常温度上昇時溶断し、パワーリレーが
直接OFFされる。この時溶断を検知しサービスマンコ
ールを点灯する。
Siゴムロ一ラ表面温度維持 本件については、加圧ローラ温度を高温に維持している
こと又通紙Dutyが低いことから加圧ローラ側からの
熱供給が期待できることに依存して定着温度範囲を確保
している。
駆動 ・定着ローラの駆動源はメインモータと別モータである
・速度同期はシンクロナスモータの採用により、その同
期性に依存している。
給紙 ′電磁クラツチ140により給紙コロ42の回転を制御
し送り量を決める。重送センサの出力を利用した送り量
制御(ミスフイード防止)も可能である。
重送検知 給紙分離方法は重送確率が少ないとされているフリクシ
ヨンパンド方式である。従つて重送はかなり少ないと予
想されるが、転写ドラムクランパの性能から電送紙のク
ランプミス確率は1/2であり転写部でのジヤムはサー
ビスマンコールとなるため重送検知を行ない重送ジヤム
をユーザ処理可能ジヤムとし、コールジヤム確率を減ら
す。(転写シヤムは、転写トラムマイラー部への損傷を
発生させる可能性もある。)重送検知方法は、前搬送紙
の光透過率を参照して重送かとうかを判定する。
従つてパワーON直後或いはジヤム処理後、ペーパ変換
後の1枚目は判定できない。
紙がない時祇ナシ時の光出力をA/D変換器を通してし
きい値レベルを検知する。
紙が来た時その値を(通過光の光出力)検知し、MPU
によつて記憶しておく。
紙なしの光出力が一定になる様に(温度変化によつて発
光ダイオードの発送出力は変化しやすい)、D/A変換
器を介してLEDドライバを付勢して、常に一定の光出
力になる様に制御する。MPUは、絶えず給紙インター
バル時に紙なし出力レベルを検知し、それが所定値にな
るように発光ダイオードの通電レベルをコントロールす
る。
次に紙が来た時、前の値と比較し、重送を検知する。±
Sに、所定の時間内に紙が到来しない時は、ジヤム又は
給紙ミスの判定を下して、処理を行なう。
※重送検知手段 i)ペーパがない状態でフオトトランジスタの出力が所
定の筐となるようにLEDの光量を調整する。(所定タ
イミングでLED駆動駆動合流Holdo) ii)1枚目の透過率をメモリーし、その値と2枚目の
紙の透過率を比較する。比較のレベルは1枚目の紙の透
過率から算定式により導出する。
iii)2枚目の紙の透過率が算定レベルに到達しない
時に重送と判断しジヤムとする。
iv)所定タイミングで重送センサ出力が変化しない時
にはミスフイードと判断しジヤムとする。
レジストローラ46コントロール 転写ドラムクランパの開き角の関係で(開き角が小さい
) レジストローラ速度は2段速になつている。レジストロ
ーラ46をステンピングモーク48により駆動し、この
2速を得る。
第1r図にレジストローラ制御システム構成を示す。レ
ジストローラ46はパルスモータ48で駆動される。モ
ータ48駆動用のパルスは、メインコントロール回路7
4のMPUが発信する。レジストロークペーパセンサ1
48に紙が到達するとモータ48の付勢パルスの周波数
を2倍として速度を高く61紙のクランパへの噛み込み
を確実にする。
第2a図〜第2d図に、第1a図に示すカラー複写機の
電気システムを示す。なお、それらの図面の各図の線I
IAB、IIAC、IICDおよびIIBDを互に重ね
合わせることにより、1つの電気システム全体図となる
これらの図面を参照して電気システム構成を説明する。
まず主に第2c図を参照する。単相200Vがノイズフ
イルタ70を介して電源装置72に印加される。電源装
置72ではAC200Vを、AC100V,DC24V
,DC±15Vおよび+5Vに変換して、AC100V
はACモータ,露光ランプ,ヒータおよびACソレノイ
ド等のACドライバ回路に印加し、DC24Vはスキヤ
ナリターン用サーボモータ,レジストローラ駆動用パル
スモータ,トナー補給用DCモータ,DCクラツチ,D
Cソレノイド,トータルカウンタ,キーカウンタ,イレ
ースランプ,高圧電源およびパワーリレー等のDCドラ
イバ回路に印加する。DC+15Vはセンサ電源,イン
ターフエイス電源および表示用電源として検出回路,イ
ンターフエイスおよび表示回路に印加される。検出信号
は検出回路構成により5Vレベルとなつてメインコント
ロール回路74に印加される。更に+15Vおよび−1
5Vは、サーボ回路のオペアンブ(オペレーシヨナルア
ンブリフアイア),FV変換器,および,メインコント
ロール回路74内の重送検知回路のDA変換器に印加さ
れる。+5Vはメインコントロール回路74内のマイク
ロプロセツサ等のLSIに印加される。
第2c図に示すパワーリレーPRは、メインスイツチ7
6が閉とされてメインコントロール回路74においてイ
ニシヤルリセツトパルス(B)が発つせられると回路7
4内のマイクロプロセツサの初期化動作の後に付勢され
て閉となる。すなわち、メインコントロール回路74の
、後述するマイクロプロセツサ(以下マイコンと略称す
る)u1(第3a図)は、それ自身に電源が投入される
と、記録紙搬送ラインにおける紙の残留、ペーパジヤム
等の初期異常をテストして、異常が無いとパワーリレー
PRのコイルを付勢する。パワーリレーPRが付勢され
ると、AC100V,+24Vおよび+15Vの給電ラ
インに介挿されたその接片が閉じられ、前述のACおよ
びDCドライバ回路に電源が投入される。パワーリレー
PRのコイルには、露光ランプタイマリレー接点76、
定着ヒータ部サーモスイツチ78,80およびドアスイ
ツチ81,82が直列に接続されており、これらの1つ
が開になるとパワーリレーPRのコイルの通電が遮断さ
れ、+5V以外の電源が遮断される。それらの接点76
およびスイツチ78,81,81,82の端子はメイン
コントロール回路74の入力端子CN4−21〜24に
接続されており、仮にそれらの1つでパワーリレーPR
の通電が遮断したときには、どのスイツチが開いたかを
メインコントロール回路74が判別する。
メインコントロール回路74は、出力端子CN2−17
〜20でサイリスタ制御形のモータドライバ84を付勢
し、モータドライバ84が、出力端子CN2−17〜2
0の信号に応じてメインモータ54,現像部モータ56
,定着部モータ60および冷却フアンモータ68の付勢
をおこなう。
メインモータ54には、ギアを介してロータリーエンコ
ーダ86のスリツト板86aが結合されており、該エン
コーダ86のフオトセンサ86bが、モータ54(つま
りは感光体ドラム28)の所定角度の回転につき1パル
スの割合でタイミングクロツクパルスを発生し、メイン
コントロール回路74の端子CN3−27に与える。こ
の実施例では、タイミングクロツクパルスは感光体ドラ
ム28の1回転に360パルスの割合で発生され、ドラ
ム28の設定された回転速度でそのパルス幅は8.33
msecである。このタイミングクロツクパルスは、メ
インコントロール回路74においてマイコンu1(第3
a図)のベクター割込端RST7.5に印加され、マイ
コンu1がこのパルスを割込フローでカウントする。メ
インコントロール回路74の端子CN3−26には、ド
ラム28のホームポジシヨン到達検出用のフオトセンサ
88が接続されており、このフオトセンサ88は感光体
ドラム28の端板縁部に固着されたホームポジシヨン指
標を検出したときに1パルス(ホームポジシヨン検出パ
ルス)を端子CN3−26に与える。このパルスは回路
74のマイコンu1の絶対割込み端TRAPに印加され
る。マイコンu1は、このホームポジシヨン検出パルス
の到来を基点に、タイミングクロツクパルスをカウント
し、カウント値に基づいて複写シーケンス制御をおこな
う。
メインコントロール回路74の端子CN2−10はトー
タルカウンタ90およびキーカウンタ92をカウントア
ツプ付勢する。回路74は、端子CN3−10を介して
、トークルカウンタ90の動作検知スイツチ90aの閉
を監視し、スイツチ90aの閉で1カウントアツプがあ
つたことを知る。キーカウンタ92部には、それの複写
機への装着により閉となるカウンタ検知スイツチ92a
が配置されており、回路74の端子CN3−11にスイ
ツチ92aの開閉を示す信号が現われる。回路74はス
イツチ92aが閉(カウンタ92挿着)のときのみコピ
ースタートイネーブルとする。カウンタ90および92
は、給紙直前に1インクレメント付勢される。
次に主に第2d図を参照する。メインコントロール回路
74の端子CN2−4〜6はイレースランプ34を付勢
する。これらの3個の端子はそれぞれA3サイズイレー
ス用,B4サイズイレース用およびA4サイズイレース
用であり、イレースランプ34のサイズ区分端子のそれ
ぞれに接続されている。端子CN2−15のサイリスク
制御形のソレノイドドライバ94を付勢する。ドライバ
94は、感光体ドラム28クリーニング用のクリーニン
グプレードをクリーニング位置と退避位置に位置決めす
るクリーナソレノイド96を通電付勢する。クリーニン
グブレードはソレノイド96の付勢によりクリーニング
位置(ドラム圧接位置)に位置する。転写ドラム38の
マイラー表面をクリーニングするクリーニングブレード
には転写クリーナソレノイド(DCソレノイド)98が
連結されており、このソレノイド98は回路74の端子
CN2−13より通電を受け、通電中にクリーニングブ
レードを転写ドラム38に押し付ける。転写クリーニン
グブレードの退避位置存在はフオトセンサ100で検出
され、回路74の端子CN3−4に与えられる。転写ク
リーニングブレードは、トグル機構すなわち死点を境に
ブレードをドラム38に押し付ける位置とブレードをド
ラム38より離した位置に位置決めする反転機構に結合
され、ソレノイド98の付勢毎にブレードの位置が反転
するので、回路74は、ブレードの位置を端子CN3−
4で読んでソレノイド98の付勢を制御する。
メインコントロール回路74の端子CN2−25〜37
には、各種用途のコロナ発生器30,32,40,64
,66および現像バイアス電極に所要の比較的に高い電
圧を与える高圧電源ユニツト102が接続されている。
それらの端子CN2−25〜37のうち、3端子CN2
−25〜CN2−27(イエロー,マゼンダ,シアンラ
イン)は、それぞれ現像器36Y,36Mおよび36C
への現像バイアス電圧印加を指示する。なお、現像バイ
アス電圧はカラーバランスを調整するために、現像器の
それぞれに対して各個別に定められており、端子CN2
−25〜27に現われる現像器指示信号に対応した現像
バイアス電圧が、ユニツト102より該指示信号が示す
現像器のバイアス電極に印加される。現像バイアス電圧
は、たとえばDC200〜400Vである。高圧電源ユ
ニツト102の現像バイアス電圧発生回路は各色別に3
組とされており、更に各組がフルカラーモードにおける
電圧用と単色モードにおける電圧用の2グループで構成
されており、各グループそれぞれに出カ電圧調整用の、
摘子付き可変抵抗が組み込まれている。端子CN2−2
8およびCN2−29は、それぞれプリチヤージコロナ
発生器64および除電コロナ発生器66へのコロナ発生
電圧印加を指示する。端子CN2−30〜32は転写チ
ヤージコロナ発生器40へのコロナ発生電圧印加を指示
するが、イエロートナー現像,マゼンダトナー現像およ
びシアントナー現像のそれぞれにおいて各個別の転写チ
ヤージをおこなうため、トナー色(つまりは付勢現像器
)に対応付けた電圧の印加(組指定)を指示する。端子
CN2−33(PC除電コロナ)は除電コロナ発生器3
0へのコロナ発生電圧印加を指示する。端子CN2−3
1〜36は帯電コロナ発生器32へのチヤージコロナ発
生電圧印加を指示するが、各色の露光−現像でそれぞれ
個別の潜像電位を形成するために、現像色(つまりはフ
イルタ色)に対応付けた電圧の印加を指示する。そして
端子CN2−37がフルカラーか単色かを示す信号で各
組2グループ(フルカラー時電圧発生用と単色時電圧発
生用)の1つ(1グループ)を指定する。
メインコントロール回路74の端子CN3−13には、
トナー濃度制御回路104よりトナー切れ信号が与えら
れる。トナー濃度制御回路104は、センサボビン10
6の各色のトナー存否を検出し、不足を来たしたトナー
に対応してトナー補給モータ108Y,108M,10
8Cの1つを付勢する。また現像器36Y,36M,3
6Cの1つにトナー切れ表示付勢信号を送り、しかもC
N3−13にトナー切れ信号を印加する。端子CN3−
13には、イエロー,マゼンダおよびシアンのいずれか
1つのトナーが不足となつたときにトナー切れ信号が印
加され、トナー不足となつた現像器において発光ダイオ
ードが点灯される。トナー濃度制御回路104には、端
子CN−20〜22を通して各色区分でトナー検出指示
信号(濃度検知イネーブル信号)が印加され、回路10
4はそれに応じて各色トナー毎にトナー残量検出をおこ
ない、前述の如くトナー供給制御および表示付勢をおこ
なう。回路74の出力端CN2−1〜3にはそれぞれト
ナー汲上げクラツチ110Y,110Mおよび110C
が接続されており、各色トナー現像のそれぞれのときに
それぞれ付勢される。つまり個別に付勢される。クラツ
チ110Y,110Mおよび110Cのそれぞれが付勢
されると、それぞれ現像器36Y,36Mおよび36C
の現像電極上(つまり電極とドラム28の間)に、それ
ぞれイエロートナー、マゼンダトナーおよびシアントナ
ーが汲上げられる。この汲上げは、混色を防止するため
個別におこなわれる。
次に主に第2a図を参照する。メインコントロール回路
74の端子CN3−14にはクリーニングによつて回収
したトナーが回収ボトルの所定量に達すると開となる回
収トナー量検出スイツチ112が接続されている。この
スイツチ112はリードスイツチであり、トナー回収ボ
トルのトナー量が所定レベルになつたときにレベル検出
レバーに連結された鉄片が永久磁石とスイツチ112の
間に割り込むことにより、開となる。
端子CN3−12には、カセツト44の紙存否を検出す
る近接スイツチ114が接続されており、CN3−15
,16に紙サイズ検知用のスイツチ115,116が接
続されており、2つのスイツチ115,116の開閉の
3通りの組合せでA3,B4およびA4の3種のサイズ
が表わされる。カセツト44には収納記録紙の一縁を支
える仕切板があり、収納紙のサイズに対応した位置に固
定される。カセツト44にはスイツチ115,116が
、該仕切板が84位置およびA4位置にあるときに閉じ
られる位置と、A4位置にあるときのみ閉じられる位置
に配置されている。
メインコントロール回路74の端子CN3−1〜3には
、それぞれフイルタユニツト26のホームポジシヨン位
置存否を検出するフオトセンサ118,120および1
22が接続されている。
端子CN2−39〜48およびCN3−25にはスキヤ
ナリターン制御回路124が接続されている。制(サー
ボモータ)126を付勢するが、サーボモータ126に
ロータリーエンコーダ128が連結されており、その発
生パルスが制御回路124のフイードバツク制御回路(
のFV変喚器)に、また回路124を通してCN3−2
5に印加される。
メインコントロール回路74は、光学系の走査スタート
時にタイミングデータをセツトし、エンコーダ128が
1パルスを発する毎にセツトデータを1デクレメントし
てデータ残値が所定値になると割込処理で再度別のタイ
ミングデータをセツトし、エンコーダ128発生パルス
をカウントダランして、割込処理で光学系の走査制御お
よびリターン制御をおこなう。回路74は、CN2−4
1〜48に速度指示データを、CN2−39に往,復駆
動指示信号(駆動拘束信号)を、CN2−40に光学系
キヤリツジ解放(手でキヤリツジを駆動しうるフリー状
態)指示信号を与える。
端子CN3−7には排紙検出用のフオトセンサ130が
接続されており、メインコントロール回路74は、フオ
トセンサ130の検出状態を所定のタイミングで参照し
てペーパジヤムを判定し、かつ正常排紙の場合にはコピ
ー済枚数値を1カウントアツプする。
CN2−111にはフイルタユニツト26駆動ソレノイ
ド132が接続されている。ソレノイド132の1回の
付勢でユニツト26が120°回転駆動される。メイン
コントロール回路74は、電源投入直後にユニツト26
をホームポジシヨン(たとえば26Bを露光光路に位置
決めした状態)に駆動し、その後はソレノイド132を
付勢する毎にフイルタ表示フラグを更新してフイルタの
セツト状態を保持する。
CN2−16にはサイリスタ制御タイプのソレノイドド
ライバ134が接続されており、このドライバ134が
スキヤナ同期ソレノイド136を付勢する。光学系のキ
ヤリツジの露光走査(往駆動)は、クラツチでキヤリツ
ジをメインモータ54のパワーラインに結合して、ドラ
ム28の回転に同期しておこなわれ、リターンはサーボ
モータ126の付勢でおこなわれるが、露光走査スター
ト時に、スキヤナ同期ソレノイド136が付勢されてク
ラツチを、キヤリツジ−メインモータ54パワーライン
結合に駆動する。
端子CN2−21〜24およびCN2−17には露光ラ
ンプコントロールユニツト138が接続されており、該
ユニツト138が露光ランプ14の付勢および明るさを
制御する。ユニツト138には、3組の印加電圧設定回
路、実効値制御回路、サイリスクスイツチング回路およ
びランプタイマーリレーコイルが備わつており、端子C
N−21〜23でいずれの組の設定電圧を出力電圧とす
るかが指示され、CN2−24に点灯指示信号が印加さ
れる。
3組の電圧は、それぞれ各色の露光のそれぞれに対応付
けられている。ユニツト138は点灯信号が到来すると
ランプタイマーをセツトし、点灯付勢(通電)が終わる
とランプタイマーをリセツトする。所定時間以上通電が
継続するとランプタイマーのタイトオーバによりリレー
コイルが付勢されてリレー接点76(第2c図)が開か
れる。ユニツト138より端子CN3−17に、ランプ
通電の間それを示す信号が印加される。
CN2−19には給紙クラツチ140が接続されており
、クラツチ140が付勢されると、給紙コロ42がメイ
ンモータ54のパワーラインに結合されて記録紙をカセ
ツト44より繰り出す。
端子CN4−30とCN4−25に重送検知回路142
が接続されている。レジストローク46と給紙コロ42
の間に、透過形のフオトセンサ144が、その発光素子
と受光素子の間を給送紙が通る形で、配置されており、
このフオトセンサ144が重送検知回路に接続されてい
る。重送検知回路142には、周囲温度にかかわらずセ
ンサ144のLED(発光ダイオード)を一定光量で点
灯付勢する電圧が回路74のCN4−25を通して印加
される。
検知回路142の検知信号(透過光量信号)はCN4−
30に印加される。メインコントロール回路74は、所
定のタイミング(レジストローラ46への給紙時)で検
知信号をデジタル変換して、前回のメモリ値と比較して
重送を判別し、今回異常がない(一枚送り)とメモリ値
を今回の検出データに更新する。
次に第2b図を主に参照する。メインコントロール回路
74の端子CN2−12にはクランプソレノイド146
が接続されている。このクランプソレノイド146は付
勢されると固定側衝突子を、転写ドラム38のクランパ
の衝突子にぶつかる位置に押し出す。転写ドラム38の
クランパはその衝突子がドラム38の回転により固定側
衝突子にぶつかつている間開いており、そこにレジスト
ローラ46で記録紙の先端が高速で差し込まれる。
転写ドラム38の回転によりクランパの衝突子が固定側
衝突子から離れるとクランパが閉じて記録紙の先端部を
噛み込む。
端子CN3−5には、レジストローラ66の直前におけ
る記録紙の到来を検知するフオトセンサ148が、CN
2−49にはレジストローラ付勢制御回路(パルスモー
タドライバ)150が接続されており、この回路150
がパルスモータ48を付勢する。回路74は端子CN2
−49を通して制御回路150にクロツクパルスを送り
、このクロツクパルスの送,断および周期でレジストロ
ーラ66の駆動,停止および回転速度を制御する。回路
74は転写ドラム38への給紙において、フオトセンサ
148が記録紙を検出していると、所定のパルス数(紙
送り長;クロツクパルスのカウント値)をカウントレジ
スタにセツトし、クロツクパルスの1パルス送出毎にセ
ツトデータの1デクレメントをおこなつて残値データが
所定値になると割込フローでクロツクパルス周期の変更
と次のデータのセツトをおこない、レジストローラ66
の速度および停止を制御する。クロツクパルスは、回路
74内で発生する定周期パルスを分周して得る。
端子CN4−23,24,CN3−9およびCN3−1
8〜20には定着ヒータ制御回路(サイリスクタイプの
ヒータドライバ)160が接続されており、この回路1
60に、定着器50のヒータ154,155と、ヒータ
温度検出用のサーミスタ156,157が接続されてい
る。端子CN4−23−および24には、それぞれヒー
タ154および155の付勢を指示する信号が印加され
る。制御回路152には、ヒータ通電制御用の2組のS
CRスイツチング回路、サーミスタの検出温度信号を参
照レベルと比較する2組のコンパレータおよびヒータ1
54および155の通電を検出する2組の通電検知回路
が備わつており、ヒータ温度の設定値到達信号がCN3
−9およびCN3−18に印加され、ヒータ154およ
び155の通電信号がCN3−19,21に印加される
。回路74は、これらの端子の信号に基づいて定着温度
上昇およびヒータ通電を判断し、電源投入直後において
はヒータ温度が所定値に到達すると定着イネーブル信号
を立てる。温度が所定値以上で所定時間以上ヒータ通電
が継続するとヒータドライバ異常と判断する。
端子CN4−1〜18番には操作表示部158への表示
指示データライン(10本)および操作表示部158よ
りの、キー操作を示すキーインデータライン(8本)が
接続されており、表示指示データラインのうち、各色ト
ナー切れを示す3本のラインは、現像器36Y〜C部に
配置された表示ドライバ部160にも接続されている。
CN3−8にはリセツトスイツチ162が接続されてい
る。リセツトスイツチ162は、ペーパジヤム,ヒータ
異常,ランプ異常等で複写機が異常停止したときに、異
常を修復したのちにオペレータが閉操作するものである
。回路74は、リセツトスイツチ162が閉とされると
、各部の状態をチエツクして各部が正常に戻つていると
異常停止拘束を解除するが、異常状態のままであると停
止拘束を解除しない。
第3a図および第3b図に操作表示部158の構成を詳
細に示す。なお、それらの図面のIIIAB−IIIA
B線を互に重ね合わせることにより、操作表示部158
の全体を示す1つの図面となる。まずキースイツチ類の
機能は、次の通りである。
※テンキースイツチSW0〜SW9…連続コピー枚数の
設定。複写機が操作ボード読取のときに開閉が読まれる
。ペーパジヤム,コールサービスマンセツト時,トナー
切れ,ペーパナシ,定着温度立上り前およびドア開放時
には読取られない。キー入力を読取る毎に回路74はブ
ザー166を所定時間付勢する。キー入力は2桁まで受
付けられ、7セグメントキヤラクタデイスプレイ163
(10位)および164(1位)に表示される。連続キ
ー入力の3つ目以降は受付けられない。
※クリア・ストツプキースイツチSWC…回路74の、
操作ボード読取時にこのスイツチSWCが閉とされると
、回路74はテンキー入力の読取保持値をクリアして表
示を「00」とする。連続コピーをスタートした後SW
Cが閉とされると回路74は、露光を終了した時点にテ
ンキー入力の読取保持値をクリアし、そこで複写を終了
する。
※テストコピーキースイツチSWT…これが閉とされる
と回路74は、テンキーによる複写枚数設定にかかわり
なく、1枚のコピー動作をおこなう。
これは“ためしどり”や割込1枚複写のときに、閉とさ
れる。
※スタートキースイツチSWS…設定枚数の複写を指示
する。
なお、メインコントロール回路74は、テンキー入力が
あつてから60sec(1分)の時限を開始し、タイム
オーバまでにスタートキースイツチSWS又はテストキ
ースイツチSWTが閉になるとテンキー入力設定枚数又
は1枚のコピーを開始し、時限(タイムカウント)をリ
セツトするが、タイムオーバとなるとテンキー入力設定
枚数をクリアして1をコピー設定数とし、これをデイス
プレイ163,164に更新表示する。なお、時限デー
タはメインモータを停止としたときにカウンタレジスタ
にセツトし、テンキー入力読取直後よりカウンタレジス
タの時限デクレメントを開始するが、ペーパエンド時,
トナーエンド時,ペーパジヤム時,ドア開放時,コール
サービスマンセツト時等の複写不可状態においては、時
限カウントをおこなわない。
次に表示要素は次の第2表の通りである。
前述のスイツチ類のうちテンキースイツチSW0〜SW
7はアンド・オアセレクタIC2の入力ラインに、スイ
ツチSW8,9、およびSWC以下はアンドオアセレク
タIC3の入力ラインに接続されている。アンド・オア
セレクタIC2,3は、共に8本の入力ラインを2グル
ープ区分で4本づつ4本の出力ラインに選択出力するも
のであり、出力接続する入力グループがCN4−9,1
0の信号で特定される。すなわち、回路74がCN4−
9,10に交互にグループ出力信号を印加することによ
り、出力端子CN4−1〜4にはスイツチSW0〜3と
SW4〜7が時分割で交互に接続され、出力端子CN4
−5〜8には、SW8,9,SW5およびSWCのスイ
ツチグループとSWT1個でなるスイツチグループとが
時分割で交互に接続される。回路74はこの時分割切換
接続にタイミングを合せてキースイツチの閉読取をおこ
なう。
CN4−9およびCN4−10には更に、それぞれ発光
素子D1〜D3グループ付勢ラインおよび発光素子D4
〜D6グループ付勢ラインが接続されている。またCN
4−11およびCN4−12には、それぞれ発光素子D
7〜D9グループ付勢ラインおよび発光素子D10〜D
12付勢ラインが接続されている。更にまた、これらの
端子CN4−9〜12にはセグメントデコーダIC1が
接続されており、回路74はこれらの端子CN4−9〜
12にキーイン設定枚数の1位の桁と10位の桁の数値
を示すBCD(バイナリーコーデツドデシマル)コード
を所定の周期で交互に印加し、これに同期して端子CN
4−17,18に桁選択信号を与えて7セグメントキヤ
ラクタデイスプレイの10位桁163および1位桁16
4を交互に表示付勢する。発光素子グループ(D1〜D
3),(D4〜D6),(D7〜D9)および(D10
〜D12)はそれぞれ3個又は3組の発光単位で構成さ
れ、グループを別とする各単位が端子CN4−13〜1
5のそれぞれに共通接続されている。回路74は、大き
くは、キー読取(これは更に2区間に時分割される),
キヤラクタデイスプレイ表示付勢(これは10位桁付勢
と1位桁付勢の2区間に時分割される)およびD1〜D
12の表示付勢(これは更にD1〜D3グループ付勢,
D4〜D6グループ付勢,D7〜D9付勢およびD10
〜D12付勢の4区間に時分割される)の3つを時分割
で制御し、細かくは2+2+4=8でシリアル8時分割
でキーイン読取,キヤラクタデイスプレイ表示付勢およ
び発光ダイオード表示付勢をおこない、発光ダイオード
グループD1〜D3の表示付勢のときにはCN4−13
〜15のそれぞれにダイオードD1〜D3のそれぞれの
点灯制御信号を、グループD4〜D6の表示付勢のとき
にはCN4−13〜15のそれぞれにD4〜D6のそれ
ぞれの点灯制御信号を、グループD7〜D9の表示付勢
のときにはCN4−13〜15のそれぞれにD7〜D9
のそれぞれの点灯制御信号を、またグループD10〜1
2の表示付勢のときにはCN4−13〜15のそれぞれ
にD10〜D12のそれぞれの点灯制御信号を印加する
。以上の通り、端子CN4−9〜12は、キーイン時分
割読取制御用,キヤラクタデイスプレイ163,164
の表示付勢用、および発光ダイオードのグループ付勢(
指定)用の3用途に共用される。このように、操作表示
部158は、極めて少ない信号線で多数のキー入力読取
および表示付勢をおこなう結線となつている。
第4a図〜第4d図にメインコントロール回路74の構
成を示す。なおそれらの図面は、各図の線IVAB,I
VAC,IVCDおよびIVBDを互に重ね合わせるこ
とにより、メインコントロール回路74の全体を示す1
つの図面となる。
メインコントロール回路74は、この実施例では、マイ
クロプロセツサ(以下MPUと称する)u1、8Kバイ
トの半導体読み出しメモリ(以下ROM)u2,u3、
プログラマブル3チヤンネルカウンタu4、アドレスラ
ツチu5、デコーダu6、256バイトのメモリと14
ビツトカウンタを有するRAMu7、2Kバイトの、電
池バツクアツプされたRAMし18〜n11、プログラ
マブル8チヤンネルカウンクu12、D/Aコンバータ
u13、およびA/Dコンバータu14等々で構成され
ている。
RAMu8〜u11は、8ビツト3チヤンネルの入出力
ポートI/Oを持ち、プログラマブルに入出力ポートと
して使用しうる。RAMu11は14ビツトのカウンタ
,8ビツトの入出カポ−トI/O2チヤンネルおよび6
ビツトの入出力ポートI/O1チヤンネルを内蔵してい
る。カウンタu12は、16ビツトのプログラマブルな
カウンタを3チヤンネル内蔵している。MPUu1はそ
の出力端CLKOUTにマスターパルスを出力するが、
クリスタルX′TALで6MHZとしたパルスを基本と
してこれをMPUu1内部で1/2に分周して3MHZ
のマスターパルスとしている。このマスターパルスは、
電源+5V投入後に、タイマu15がRESETにイニ
シヤルセツトパルスを入力すると発生され始める。3M
HZのマスターパルスはJ−Kフリツプフロツプu16
で更に1/2に分周されて1.5MHzのパルスがカウ
ンタu12のカウントパルス入力端CLK1に、パルス
モータの速度制御のマスターパルスとして印加される。
D/Aコンバータu13は、8ビツトのデジタル−アナ
ログ変換器であり、重送検出回路142に接続された透
過形フオトセンサ144の発光ダイオードの電流制御用
に使用される。MPUu1は該発光ダイオードの明るさ
を一定にする付勢データをD/Aコンバータu13に印
加し、それにチツブイネーブル信号を印加する。D/A
コンバータu13はチツプイネーブル信号が到来すると
入力データを読み込み、アナログ変換して演算増幅器u
17に印加し、増幅器u17が端子CN4−25を介し
て発光ダイオードに通電する。演算増幅器u17はFE
Tオペアンプであり、入力インピーダンスが高く、安定
した出力を維持する。透過形フオトセンサ144の光検
出トランジスタ(フオトトランジスタ)の光量信号はA
/Dコンバータu14の入力端A0に印加される。MP
Uu1は、D/Aコンバークu13に発光タイオード付
勢データをロードしたタイミングで、RAMu7の入出
力ポートPA0およびPA1にチヤンネルA0(u14
のA0)のA/D変換を指令し、MPUu1の端子SO
D(u11のCLK)に変換同期パルスをシリアルに出
力する。A/Dコンバータu14は、このパルスに同期
してA/D変換データをシリアルにMPUu1の端子S
IDに送る。MPUu1はこのA/D変換テータをアキ
ユムレータのMSB(7ビツト目)に入力し、ここに立
つビツトを数えてA/D変換データを読み取る。
アドレスラツチu5は8ビツトのD−フリツプフロツプ
で構成されている。MPUu1は、出力端子数に制約が
あるので、アドレスデータの下位8ビツト(AD0−A
D7)を制御データと時分割で同一ラインに出力する。
そこで、ラツチu5の端子ALEに、アドレスデータ送
出時のみにストローブパルスを与えて下位アドレスデー
タをu5にラツチし、メモリのアドレス信号とする。
デコーダu6は上位アドレスデータをデコードして、チ
ツプセレクト(チツプイネーブル)信号を形成する。上
位アドレスデータは、RAM,ROM等のチツプのメモ
リおよびI/Oポートを指し、ラツチu5の下位アドレ
スデータはメモリ番地およびI/O番地を指示する。こ
の実施例では、入出力ポートI/Oのセレクトは、マツ
ブトI/O方式を採用しており、メモリとI/Oは上位
アドレスデータで別個にアドレスされている。
以下第4a図〜第4c図に示すメインコントロール回路
74の制御動作を簡単に説明する。
シーケンスコントロールのタイミング信号は、感光体ド
ラムホームポジシヨン検出パルス(フオトセンサ88の
検出信号)およびメインモータに連結されたロータリー
エンコーダ86が発生する回転同期パルスの2つが基本
であり、これらに基づいて制御シーケンスの進行が定め
られる。感光体ドラムホームポジシヨン検出パルスは、
複写の開始タイミングを定める。このパルスは感光体ド
ラム28の1回転毎にフオトセンサ88で発生され、1
5Vのインタフエイスラインで端子CN3−26(第4
a図)に印加され、C−MOS増幅器u101で15V
から5Vにレベルシフトされ更にシユミツト回路u10
3で波形整形されてMPUu1の絶対割込み端TRAP
に印加される。TRAP端の割込みは、リスタート割込
みで割込がかかると(即ちパルスが入力し、その立上り
とHレベルの論理積ANDでパルスの到来が検知される
と)、自動的にアドレス24Hヘジヤンプする。TRA
P割込は他の割込と比較して最も優先度が高い割込であ
り、他の割込が同時にかかつた時は、自動的にTRAP
割込が選択される。TRAP割込はマスクがかからない
割込であり、他のリスタート割込はプログラム設定によ
つて割込がかかる。従つてTRAP割込は、電源Dow
nの検知を行なつて電源Downのときは第4a図〜第
4d図のシステム電源がDownする前に重要なデータ
を不揮発メモリu8〜u11に退避させるとか、致命的
なエラーや異常のときの対処に用いられる。単色複写、
および、フルカラー複写の場合の各色複写(各モードと
いう)の開始タイミングは感光体ドラムホームポジシヨ
ン検出パルスを基点として定められ、各モード中の細か
い処理タイミングは、ホームポジシヨン検出パルスを基
点としたエンコーダパルスのカウント値に基づいて定め
られる。
エンコーダパルス(エンコーダ86のフオトセンサ86
bのスリツト検出パルス)は端子CN3−27(第4a
図)に印加される。このパルスは15Vレンジであるが
、増幅u102で5Vレンジに変換されシユミツト回路
u104で波形整形されてMPUu1の割込端RST7
.5に印加される。
RST7.5の割込は、TRAP割込の次に優先度が与
えられた割込である。RST7.5にパルスが到来すル
ト、MPUu1はパルスの立上りエツジで自動的にプロ
グラム実行アドレスを3CH(16進数でいう3C番地
)にジヤンプする。このアドレス3CHには、エンコー
ダパルス(すなわちタイミングクロツクパルス)処理サ
ブルーチンへのジヤンプ先アドレスがあり、ここよりク
ロツクパルスカウントルーチンへジヤンプして、クロツ
クパルスカウンタを1インクレメントする。複写シーケ
ンス制御では、このクロツクパルスカウンタのカウント
値を読んでプログラム中の参照データと比較して各処理
タイミングを定める。
読み出し専用メモリ(ROMu2,u3)は16K(バ
イト、読み書きメモリは揮発メモリ(RAMu7)25
6バイト、不揮発(RAMu8〜u11)2Kバイトで
、メモリ全体は合計18.256バイトである。
入出力ポートI/OはRAMu8〜u11の4チツプで
計96ビツト、RAMu7の入出力ポートI/Oはメイ
ンコントロール回路(コントロールシステム)の内部制
御用に用いている。RAMu7には内部カウンタが備わ
つており、タイムアツプ(カウントオーバ)でTout
にパルスが出る。これをポートPC0に印加してポーリ
ングによりタイムアツプを認識しうる。
第5図に、前述のRAMu8〜u11の電池パツクアツ
プ回路を示す。ZD1は降服電圧3.9Vのゼナーダイ
オードである。システム(第4a図〜第4d図)にVc
c==+5Vの電源電圧が加わつている場合には、降服
電圧3.9VよりトランジスタTr1の電圧降下を引い
た約3.7Vの電圧が、C−MOSRAMu8〜u11
に印加されている。+5Vがパワーダウンすると、電池
CEの3VよりダイオードDR1の順方向電圧降下を引
いた約2.4VがRAMu8〜u11に印加される。コ
ンデンサC0は、+5V系統の電圧印加と3v系統の電
圧印加の切換わりにおける電圧変化を平滑化する。RA
Mu8〜u11は最低2Vの電圧でデータを保持しうる
第6a図〜第6d図に、第2a図〜第2d図に示す電気
システム各部の動作タイミングを示す。
なお、これらのタイムチヤートは、第6a図と第6b図
の2点鎖線VIAB−VICD1を互に重ね合せ、第6
c図と第6d図の2点鎖線VICD1−VICD2を互
に重ね合せ、更に、第6a図と第6c図のスタート基準
線A1〜A2とCL−C2とを連続する形で重ね合わせ
ることにより、1つの、時間軸が合致したタイムチヤー
トとなる。先きにも述べた様に、フルカラーの場合ドラ
ム4回転(Y,M,Cとクリーニング1回)で1枚のコ
ピーが完成する。
単色モードの場合ドラム2回転(Y,M,又はCとクリ
ーニング1回)で単色カラー1枚が完成する。
図中、最上部にドラムホームポジシヨンはドラムの回転
を示す。ドラム1回転で360パルスのエンコーダクロ
ツクを発生する。又最終コピ一時には、Y,M,Cクリ
ーニングの後、ストツプコントロールが働くまでさらに
もう1回転、計5回転して停止する。単色コピーも同様
でストツプ時には3回転する。
第7a図〜第7e図にMPUu1の制御動作概要(動作
フロー)を示す。これらの図面を参照してカラー複写動
作の各ステツプを説明する。
ステツプ−G1はシステムに電源投入されて、MPUu
1を始め、周辺のメモリ,I/O素子にシステムリセツ
トが入力し、イニシヤライズする。MPUu1はO番地
よりスタートする。機械の初期チエツクが行なわれる。
診断プログラムが走り、異常をチエツクする。異常があ
れば、異常が取り除かれるまでHALT(停止)状態に
なり、ヒーターその他のパワー系の通電は行なわない。
異常がなければヒーターはONされる。
同時にポジシヨニングが行なわれて、全ての機構部の動
作位置は、ホームポジシヨンにセツトされる。ボジシヨ
ニングが不可能な場合は異常発生となり、サービスマン
コールとなる。サービスマンコールとなつた時、機械は
信号系(5V,15V)のみ残して全てのパワー系は遮
断して、サービスマンコールが点灯する。ユーザーによ
つてサービスマンを呼んで修理が行なわれる。
異常診断およびポジシヨニングが行なわれると、機械の
イニシヤライズが行なわれる。これは感光体の初回のク
リーニングであり、電源がONされた時必ずこのルーチ
ンを通過する。しかし不揮発メモリを利用して、電源O
FF時間をカウントして、OFF直後(例えば30分以
内とか)であれば、このルーチンをスキツプしても良い
。このクリーニングでは、クリーナーが完全に感光体表
面についた状態でメインモータ54をドライブする。
そしてOFFする時には感光体が停止してからクリーナ
ーを離す制御を行なう。クリーナーのON,OFFは、
ソレノイド96によつて行なわれるからソレノイドのタ
イムラブを計算に入れて制御する。
感光体の回転している状態でクリーナーのON,OFF
を行なうと、感光体に傷をつけることになり、この防止
のためにこの様な制御を行なう。
ステツプG3aヒーターの立上りをテストする。
立上るまで表示、操作部はコピー不可およびコピ一枚数
セツト0を表示する。
ステツプ−G3bヒーターが立上ると基本モードがセツ
トされる。カラーモードはフルカラーに、コピー枚数は
1にセツトされる。
ステツプ−G4 リロード信号およびコピー可表示がさ
れる。
ステツプ−G5 コピースタートまでの待期ルーチン。
ここでユーザーは枚数をセツトする。オートリセツトの
カウンタがスタートし、3分間以内にコピースタートス
イツチが押されないと基本モードにリセツトされる。例
えば、カラーモードをYモード(イエロー)して、コピ
ー枚数を5枚にセツトして、3分間以上コピースタート
も、テストスタートもしない時は、フルカラーモードお
よびコピー枚数1に自動的にリセツトされる。
ステツプ−G6 コピースタートスイツチがテストされ
る。カラー複写機の場合、コピースタートスイツチが2
種類ある。1つは通常のコピースタートで枚数セツト分
だけコピーをとるもので、もう1つのコピースタートス
イツチは、テストスタートと称して、1枚だけのコピー
がとれる。カラーの場合、ユーザーによつて好みの色調
があり、微妙なカラーバランスは露光量と、B.G.R
時のランプ光量に関係する本件ではこれらを調整するダ
イヤルが用意されている。これらのスタート条件は第7
a図中に書込んだ。
ステツプ−G7 P.C(感光体)クリーナーが完全に
ONしてからメインモータ54にドライブがかかるのは
イニシヤライズと同様である。
ステツプ−G8 ドラムH.Pを検知する。停止位置は
クロツク260パルス目(ドラム1回転360パルス)
であるから、コピースタート後100パルス目でドラム
H.Pがセンス出来るはずである。
ステツプ−G9 ドラムパルスをセンシングして1回転
目のタイミングスタートになる。RAM領域にあるドラ
ムクロツクカウンタがリセツトされて、初期化される。
この時キーカウンタ92をテスト(92a)して、キー
が抜かれていれば、コピー動作は停電状態になる。
ステツプ−G10 マイラー除電,給紙,スキヤナー同
期SOL,カウンタ等が動作する。フイルタ変換ソレノ
イドがカラーモードに応じて動作する。
ステツプ−G10−1〜G10〜5フイルタのチエンジ
を示す。カラーモードが単色モードかによつてフイルタ
が変換される。
ステツプ−G11 トータルカウンタ90を進める。
この時トータルカウンタ90の作動をテスト(90a)
して、カウンタに異常があればステツプ−16Gで複写
動作を停止する。
ステツプ−G12 クロツク30P(パルス30ケ)で
カウンタをOFFする。即ちクロツク10パルス分カウ
ンタをONする。
ステツプ−G13 PCドラム28の除電電圧をクロツ
ク40パルスでONする。
ステツプ−G14 イレースランプ34を全部点灯して
感光体の除電を行なう。
ステツプ−G15 クロツク60パルスで転写マイラー
ドラム38のプリチヤージをONする。
ステツプ−G17 60パルス目でトータルカウンタ9
0のOFFをテスト(90a)する。OFFされてなけ
れば異常であるからG22ヘジヤンプしてコピー動作を
停止する。
ステツプ−G18 70パルスでメインコロナおよび露
光ランプの印加電圧を、カラーモードに応じて選定する
。G19,G23〜26は各色モードの印加電圧の選定
ルーチンである。
ステツプ−G20 115パルス目で紙サイズに応じて
感光体のイレーシングを行なう。G14でイレースラン
プ3ビツト調光において、L1,L2,L3全てONさ
れた状態にある。G21,G27〜29で紙サイズに応
じて調光される(L1〜L3)G30 117パルス目
で給紙クラツチがOFFし、紙送り量の制御が行なわれ
る。
G31 G10でスキヤナー同期ソレノイド136がO
Nし、このタイミングでメカクラツチによつて同期がと
られてスキヤナーの走査が始まる。帯電用メインコロナ
および露光ランプの電圧は色モードY,M,Cによつて
それぞれ設定される。
G32,33ステツプG32,G33で給紙部の重送が
テストされ、重送がチエツクされるとG34でジヤム処
理される。この場合、機械が停止されジヤムが表示され
る。重送表示と区別して表示しても良いが、本件ではジ
ヤムと同一の表示にしてある。オペレーターによつて転
写紙が取り除かれ、リセツトスイツチ162が押される
とコピースタート可能となる。重送とジヤムを同一の表
示にしたのは両者が給紙パス上で発生するものであるこ
とによる。
G35パルス140ケでレジストローラの付勢コントロ
ールが開始される。
G36給送された転写紙をくわえ込むため、クランパソ
レノイド146が10パルス分ONする。
G37〜42カラーモードに応じて現像バイアス電圧の
設定および各色モードの現像部汲上クラツチの付勢をす
る。
G43 180パルスでレジストセンサ148をテスト
しジヤムの検知を行なう。ジヤムの時G48ヘジヤンブ
してジヤム処理する。
G44 排紙センサ130をテストし、この時排紙部に
紙があつた時、パワーを切断する。定着部に紙がジヤム
している事になる。
G45〜46トナ−濃度のセンサーイネーブル信号を出
す。
G47 イレース制御を行なう。
049 重送センサ144の光量の保持を解除する。
G50 ドラムHPパルスをテストする。これより2回
転モードに入いる。単色モードの時には除電およびクリ
ーニングに入いる。
G51 ドラムパルスカウンタを+1インクリメントし
てクロツクパルスカウンタをリセツトする。
これよりフルカラーY→Mモードになる。
G52 カラーモードのテストを行ない、単色モードの
時G92ヘジヤンプする。そしてクリーニング動作に入
いる。
G53 転写ドラムマイラー除電をOFFする。
G54 イレースコントロールを行なう。
G55 2回転目,40パルスで転写ドラムプリチヤー
ジをOFFする。
G56 イレースコントロールを行なう。
G57 2回転70パルスでメインコロナ電圧の切換え
を行なう。
G58 スキヤナーのR.P(リターンポジシヨン)の
テストを行なう。
G59 この時にスキヤナーリターンのサーボコントロ
ールを行なう速度データのセツトを行なう。
G60 2回転、80パルスで露光ランプの印加電圧の
切換を行なう(Y→M)。同様にフイルターのチエンジ
も行なう(B→G)。
G61 現像部,トナー濃度センサー,及び汲上クラツ
チの切換えを行なう。
G62 フイルタソレノイド132をOFFする。
G63 2回転目110パルスでレジストセンサーのテ
ストを行なう。
G64 2回転目115パルスでイレースランプのコン
トロールを行なう。
G65 スキヤナーH.Pのテストを行なう。H.Pに
もどつてくればG66でスキヤナーモータ48をOFF
する。
G67 2回転目122パルスでスキヤナーH.Pにも
どつてなければ異常と判定してG70で処理する。
G68 2回転200パルスで現像バイアス電圧切換Y
→M。汲上げクラツチMをONする。
G69 2回転290パルスで転写チヤージコロナの電
圧切換。トナー濃度センサーMイネーブル。
G71 イレースコントロールを行なう(2回転終了)
G72 3回転目のドラムHPのセンシングを行なう。
これよりM→Cモードになる。
G73〜89 3回転目Mモードのコントロールを行な
う。
G90 フルカラー4回転目。クリーニング動作に入る
G91 ドラム4回転目。カウンタをインクリメントす
る。タイミングクロツクパルスをリセツトし、新たにカ
ウントを開始する。
G92〜G102 単色モートの時、1回転単色プロセ
ス終了後クリーニングモートに入いる。
G103連続コピーか否かテストする。1枚コピーか又
は所定の枚数のコピーが完了しておれば、新たにコピー
ボタンがON可能となり、ここでG110でリロード信
号を出す。
G104フルカラー4回転目(単色では2回転目)。
作像完了。カウンタが歩進する。
G106〜111各機構部の動作がOFFし、クリーニ
ングが開始される。
G112 4回転280パルス(単色では2回転目)。
ジヤム検知がテストされる。排紙センサ130がテスト
され、このタイミングでここに紙があれば定着部ジヤム
と同じであるから発火の危険があり即断される。
G113 コピー枚数のカウンタが歩進する。
G115 5回転目(単色モードでは3回転目)のドラ
ムH.Pがテストされる。連続コピー中(コピーリテノ
シヨンフラツグのある時)においてはこれより1回転目
に入いる。
G117 5回転目のカウンタをスタートする。
G118 連続コピーリテンシヨンフラツグをテストし
、連続コピーの時G10ヘジヤンプする。
G119〜121 停止サイクルに入いる。
G122 6回転目のドラムをテストする。
G125 6回転目(単色モードでは4回転目)260
パルスで全て停止する。
G126 クロツクパルスが完全に停止した状態を確認
してから、P.Cクリーナーを感光体よりOFFする。
そしてG5ヘジヤンプして次の再スタートに備えておく
第8図に前述の制御動作の要約フロー(システムフロー
)を示す。これはドラムの回転精度に応じて、フルカラ
ーおよび単色カラーモードのコントロールが行なわれる
様子を示したものである。
状態チエツクでは診断プログラムを走らせて機械の状態
をチエツクし異常を検出する。ステツプS2の状態チエ
ツク(1)はパワーON以前のチエツクを行なう。紙の
残存,ドアの開放,パワーONして危険がないかどうか
等のテストを行なつて安全を確かめてからパワーリレP
RをONする。ステツプS6の状態チエツク(2)は、
ヒーターが立上るまでの機械チエツクであり、ポジシヨ
ニングを含めた異常のテストが行なわれ、異常が発生し
た場合はステツプS9で異常処理が行なわれる。異常は
そのダメージの大きさによつて、単にユーザーによつて
処置出来るものと、サービスマンコールするものとして
分けられる。
ステツプ12Sはコピースタートまでに至る待機中のテ
ストルーチンにおかれる。S25の状態チエツク(4)
はコピー中の異常チエツクを行なう。
以上このシステムフローからも分る様に、各モードに応
じた状態チエツクをおいて異常と故障診断を行ない、プ
ロセスコントロールはフルカラー、単色カラーモードを
ドラムの回転制御によつて行なうのが本件のシーケンス
制御の特徴である。プログラム構成は後で述べるが機構
部のユニツト、モーターコントロール、サーボコントロ
ール等をモジユール化して第8図のシステムフローを骨
格にして構成されている。
次にプログラム構成を説明しよう。第9a図にメインフ
ローを、第9b図に、異常発生時の異常処理フローを、
第9c図,第9d図,第9c図および第9f図に割込処
理フローを示す。
複写制御プログラムは、第2a図〜第2d図に示す各ユ
ニツトのそれぞれの制御単位にモジユール化してまとめ
てあり、以後の機能付加および仕様変換に容易に対応し
うるようになつている。各ユニツトの制御プログラムは
、全体のプログラムステイタスを管理するメインプログ
ラムに従属させられている。
電源が第4a図〜第4d図に示すメインコントロール回
路74に投入されるとメインプログラムの実行がスター
トする。以下、第9a図のフローの各ステツプを説明す
る。
ステツプ−1 メインスイツチがONされ、Vcc(制
御系電圧+5V)が回路74に印加され、各ユニツトの
インターフエイスにVss(インターフエース用電源+
15V)が印加され、回路74のイニシヤライズ(初期
化)が行なわれる。
ステツプ−2 MPUu1のリスタート割込、ベクター
アドレスを示しているTRAPが最優先切込で、復順に
低く設定される。
ステツプ−3 スタツクポインターのイニシヤライズを
行なう。RAM領域の最後尾にスタツクポインタをおく
。この2バイト(16ビツト)はサブルーチンおよび割
り込み処理後の復帰先番地を記憶している。
ステツプ−4 リスタート割込5.5,6.5,7.5
の割込みのマスクをセツトする。MPUu1はTRAP
を除くこれら3つのリスタート割込みをプログラムでセ
ツト,リセツト出来る。ここでは、まだシーケンスの開
始前であるから、この割込が入らない様にセツトしてお
く。A←OFHとはアキユムレーターの下位4ビツトに
1をたてることである。
ステツプ−5 SIMとはMPUu1の命令語の1つで
ある。ステツプ−4でアキユムレーターに入力したビツ
トパターンによりRST5.5,RST6.5,RST
7.5の状態を変更する命令である。SIM命令のビツ
トパターンは第10図の様になる。第10図の様にSI
M命令によつてアキユムレーターに立つたビツトによつ
て、割込みが制御される。
ステツプ−6 EIとは(ENABLE INTERR
UPT)の略であり、MPUu1の内部ステツプ4〜5
でプログラム上で割込み受付をコントロールし、ここで
はハード上、割込み受付けをセツトする。
ステツプ−7 RAM207バイト(4000H〜40
CFH)分クリアする。Bレジスタに先頭番地00を入
れてEレジスタに最終番地CFを入れる。ステツプ−9
のSUB290で207バイト分のクリアが行なわれる
ステツプ−10 SUB510(サブルーチン51O)
は、I/O素子のイニシヤライズを行なう。I/O素子
としてRAMu8−u11,u7,A/Dコンバータu
14,D/Aコンバータu13,およびカウンタu12
がある。RAMu7〜u11のポートの設定を行なう。
これらのI/O素子は、PPI(PROGRAMABL
E PERIFERAL INTERFACE)と称し
て、A,B,Cの3ポートあり、それぞれを必要に応じ
て入出力ポートに設定する。カウンタu12にはカウン
トのモードを設定する。
ステツプ11 AMODEとはプログラムのステイタス
で以下の様に機械の状態フラグを定義している。
これらの各ビツトは機械の状態を示すフラツグであり、
8ビツトを上の様に割当てている。MPUu1はプログ
ラムの実行中RAMに格納されているAMODEを呼び
出して、これらのフラツグをテストして機械がどんな状
態にあるかを知る。ここではAMODEに20Hをセツ
トしたから5ビツト目に1がたつ。従つてここでは、コ
ピー不可(ヒーター立上り前)にある事をセツトしたこ
とになる。
ステツプ−12 サブルーチンSUB520を実行する
SUB520は、入出力コントロールおよびI/Oポー
トの診断をまず行なう。RAMuI8〜u11を通して
外部のコントロールを行なつているが、RAM領域にポ
ートに対応するバツフアを設けである。
即ちバツフアを通してu8〜u11のポートをセツト,
リセツトするから、バツフアの内容がu8〜u11のポ
ートに対応している。I/Oの診断を行なうには、u8
〜u11のポートの内容を読み取つて、対応するu8〜
u11のバツフアメモリにあるデータと比較すればよい
。一致していない場合、ノイズ等をひろつてI/O素子
の内容が変わつてしまつたものと判断して、ただちにR
AMメモリにある内容を再びI/Oにセツトすれば、瞬
時のうちに復帰する。その時はわずか数msecである
から負荷の出力ポートが2〜3msecの間状態がかわ
つても何ら問題のない場合が多い。モーターの回転中お
よびソレノイドのON中に2〜3msecの中断は何ら
影響を与えないで元に復帰出来る。
さらにアブノーマル(異常)チエツクを行なう。
アブノーマルとは、ドアの開放,ヒーターの異常および
ランプの異常であり、機械および入体に危険をおよぼす
、重大な異常である。さらに紙の残存のチエツクを行な
う。これは機械内に前にコピーした紙が残つてないか否
かのチエツクであり、パワーを入れても危険のない事を
たしかめる。
以上、本ステツプでは安全、異常の診断を行つて、それ
ぞれの状態をステイタスb7〜b0に書きこむ。
ステツプ−13 ステツプ−12の異常チエツク内容を
テストする。異常があればb7にフラツグが立つている
。MALFN=異常ステイタス。b7=1:異常。b7
=0:異常なし。b7に1が立つていれば、ステツプ−
14をへてステツプ−15でテストされて、異常処理ル
ーチンへジヤンプする。
これまでのステツプはパワー系(AC200V)を、機
械内に、パワーリレーをONさせて通電させるか否かの
テストを行い、安全を確かめて次のステツプに進む。
ステツプ−16 IOP01(RAMにあるポートのバ
ツフア)の7ビツト目に1をたてる。するとCN2−8
よりパワーリレーPRが付勢される。
ステツプ−17〜19 タイミングパルス受入れのため
RST7.5のマスクを解除して、モーターの始動に備
える。
ステツプ−20 サブルーチンSUB020を実行する
SUB020はポジシヨニングルーチンであり、スキヤ
ナー,フイルターおよび転写クリーナーのホームポジシ
ヨン(HP)の検知を行なつて、HPにない時には、ソ
レノイドおよびモーターを付勢してポジシヨニングを行
なう。
ステツプ−21 マシーンコンデイシヨンSUB530
の実行を行なう。SUB530はヒーターの立上り前の
機械のコントロールを行なうプログラムルーチンであり
、次のプログラムモジユールで成り立つ。
21−1入出力コントロール:入出力バツフア(RAM
領域)にある内容を入出力ポートに転送するルーチン。
各処理モジユールプログラムを実行し、そり)結果を出
力する時には、ポートに対応するバツフア領域のヒツト
を操作する。入力の場合は、このルーチンで入力ポート
をそのままバツフア領域にとり込む。各処理モジユール
では、入力バツフアを読みながら処理を進める。各モジ
ユールでは特別な処理を除いては、直接I/Oポートと
やりとりはしないでバツフアを介して行なう。
21−2I/Oポート診断:先きに述べた様に、入出力
ポートとバツフアの対比を行なう。
21−3定着コントロール:定着ヒーターの温度コント
ロールを行なう。
21−4RST5.5,6.5マスクリセツト:リスタ
ート割り込みRST5.5,6.5はレベル検知で割り
込みが入いる。即ちHになつた時に割り込みが認知され
るが、パルスをこの端子に入力した時、割り込み処理の
実行が終了しても、Hだつた時割り込みの割り込みが入
いり、2重,3重にループ状に処理がなされてしまう。
このプログラムはRST5.5,6.5の処理ルーチン
で1担割り込みが入いると再度の割り込みが入いらない
様マスクをかけておき、ここで、1担RST5.5,6
.5のレベルがLにおちたことをフアンOUTしてある
ポートで確認してから割込イネーブルにする。
21−5表示テータセツト:各プログラムのステイタス
から、機械の状態を表示するデータをセツトする。
21−6表示コントロール:第3a図および第3b図の
ハードフエア回路をコントロールするプログラムでスキ
ヤニングパルスを発生させてダイネミツクに表示する。
21−5のプログラムで表示内容のデータは特定ステイ
タスにセツトされている。
21−7紙サイズ検知:A4.B4.A3の紙サイズ検
知を行なう。給紙台にある2ケの検知スイツチで判別さ
れる。
21−8アブノーマル(異常)チエツク:異常状態のチ
エツクを行なう。チエツクで異常があれば次のように、
ステイタスピツトb7〜b0にフラグを立てる。
ステイタスHAZD−A重度異常パワー即断ステイタス
HAZD−B軽度異常−即停止シテイタスHAZD−C
軽微異常−複写サイクル停止異常モードのステイタスは
、HAZD−A,B,Cと3つの段階に分け、HAZD
−AはパワーOFF&即停止を、HAZD−Bはパワー
はそのままで機械は即停止を行ない、HAZD−Cはサ
イクル停止即ち現在進行中のプロセス実行後に停止する
21−9アブノーマルステイクスチエツク:21−8で
示した様に、HAZD−AおよびBの7ビツト目b7を
テストして1が立つておれば次のステイタスの7ビツト
目に1をたてる。
MALFN=異常ステイタス。7ビツトb7の1がこれ
を示す。メインルーチン中でステイタスMACFNをテ
ストしてフラツグ1が立つていれば、重異常であるから
ただちに異常処理ルーチン(第6b図)にジヤンプする
以上SUB530は9つのサブルーチンプログラム21
−1〜21−9を含めたモジユールである。
ステツプ−22 機械のイニシヤライズ制御サブルーチ
ンSUB210の実行を行なう。ドラムのクリーニング
と除電を行なう。
ステツプ−23 クランパソレノイド制御サブルーチン
SUB211の実行を行なう。
ステツプ−24 紙残存チエツクサブルーチンSUB0
74の実行を行なう。
ステツプ−25〜27 ステイタスMALFNのテスト
(ビツトb7)を行なう。
ステツプ−28〜30 ステツプ−22の実行が終了し
たか否かをテストする。ステイタスMACINのb0(
ビツト0)に完了した場合1がたつのでこれをテストす
る。1が立つていない時はステツプ−20にジヤンプし
てこのルーチンの実行(ステツプ−20〜ステツプ30
)をくり返す。
ステツプ−31〜33ヒーターの立上りをテストする。
ヒータが立上ると定着コントロールルーチンでAMOD
Eのb0に1を立てる。全ての状態が完了(イニシヤラ
イズ,ポジシヨニング,異常テスト)しておればステツ
プ−34〜36でAMODEb6に1が立ちコピー可と
なる。ヒーターが立上つてなければ、ステツプ−20〜
ステツプ−33をくり返す。
ステツプ−37 マシーンコンデイシヨンサブルーチン
SUB530を実行する。
ステツプ−38 第3a図および第3b図のハードウエ
ア回路において、キー入力スキヤンコントロールを行な
うプログラムである。ここでスキヤンされて読取られた
デ−タは特定のバツフアに格納される。本プログラム構
成から分る様に、ヒーター立上り前にはSUB430は
ないからキー入力は出来ない。それまでは枚数表示は0
を示している。
この時点より枚数入力がなくとも1が表示されカラーモ
ードはフルカラーとなる。
ステツプ−39 オートクリアサブルーチンSUB00
1の実行を行なう。キー入力されたデータが3分間たつ
てもコピースタートされない時、このループカウントで
カウントしておき、表示は1にカラーモードはフリカラ
ーにリセツトされる。ただしコピースタート又はキー入
力の変更があつた時点でこのループカウントはリセツト
される。
ステツプ−40 キーインされた時に鳴らすブザーのル
ープカウントである。約30msec。
ステツプ−41 ストツプコントロールサブルーチンS
UB250の実行を行なう。このルーチンはコピースタ
ート前待機ルーチンにあたり、コピープロセス終了後の
プログラムがこのルーチンにジヤンプしてストツプ動作
がまだ完了してない。そこでこのプログラムモジユール
を実行してストツプ動作を行なう。現像,定着,メイン
モーターのストツプコントロール、イレースランプ、マ
イラー除電(転写ドラム除電),PCドラム除電のOF
F、フアンモーター,PCクリーナーのOFFのコント
ロールを行なう。もち論すでに停止コントロールが完了
していたり、POWERON後の始めての動作時には、
このモジユールはスキツプする。モジユールの始めにス
テイタスをテストしてどんな状態にあるかテスト出来る
ステツプ−42残存紙のチエツクサブルーチンSUB0
74を実行する。
ステツプ−43 ポジシヨニング020のテストと実行
を行なう。ステツプ−41と同様に、完了しておれはこ
のモジユールはスキツプする。
ステツプ−44 コピーモード認知サブルーチンSUB
005を実行する。入力されたコピーモードをテストす
る。操作部のキースイツチとメインコントロールボード
のRAMu7のポートPBIにあるデイツプスイツチよ
り入力される。デイツプスイツチより入力される情報は
主に機械のテスト用のモードである。操作部からはコピ
ースタート,クリヤ/停止およびテストスタートの3種
類が入力される。
メインコントロールボードのRAMu7のポートPBに
8ビツトのデイツプスイツチがあり、このスイツチでモ
ードの入力を行なう。このデイツプスイツチは、6ビツ
ト使用しており、この入力情報をコピーモードとする。
この入力情報は主にテスト用として使用するもので、ユ
ーザーが使用するものではない。
デイツプスイツチの入力情報は、I/Oバツフア,IO
P14(RAM領域にある)に入力される。
D−SW0…フリーランモード。D−SW4.D−SW
5の閉と組合せて機械のアイドリンクを指示する。
D−SW1…単色Yモード(イエロートナー記録)指示 D−SW2…単色Mモード(マゼンダトナー記録)指示 D−SW3…単色Cモード(シアントナー記録)指示D
−SW4…フリーラン,静電モード,紙搬送ナシ,光学
系走査帯電,除電工程を行なう。
現像は行なわない。
D−SW5…フリーラン、給紙モード。
紙搬送のみ、作像、定着は行なわない。
コピー条件,モード設定等ではステイタス,BMODE
およびCMODEにフラツグを立てる。
CMODEはテストモードのランニングフラツグである
。MPUu1はCMODEをアクセスしてb7をテスト
し、ここに1が立つていれば、フリーランテストモード
であることを知る。さらにシフトして何のフリーランか
を判定して行く。b6のインチングとは、ここに1が立
つとメインモーターのみの回転を行う。即ちオペレータ
ーはテストスタートをONし、さらにb6に1が立つて
いれば、テストスタートSWを押している時だけメイン
モーターが回転する。これはモーターはほんの少しだけ
(チヨン,チヨンとスイツチをONして)回転させたい
時に有効である。
ステツプ−45コピースタートコントロールSUB00
5の実行。ステイタスAMODE,BMODE,CMO
DEのチエツクを行なつてコピー条件又は機械ラン条件
を設定してステイタスPRINTのb7に1をたてる。
ステツプ−46〜48 異常チエツクを行なう。
ステツプ−49〜51 コピースタートFlagプリン
トのb7をテストしフラツグが立つていればコピースタ
ートする。立つていなければステツプ−37にジヤンプ
して待機している。
ステツプ−52 コピースタートフラツグコントロール
SUBO09の実行。ここではコピースタートに必要な
、RAM領域のクリア,カウンタのクリアおよびステイ
タスAMODEのコピーランフラツグのセツトをする。
ステツプ−53 マシーンコンデイシヨンSUB530
の実行。ヒーター立上り時および待機時実行モジユール
と同様である。ただしこのステツプではコピーランに入
つており、SUB530中には機械の状態におけるルー
チンを判定するプログラムがあり、コピーラン中に必要
なプログラムのみを実行して行く。
ステツプ−54 キイスキヤンSUBO30の実行。こ
のルーチンでは停止スイツチのみ受付ける。停止スイツ
チは、クリヤ/ストツプキーSWCを押すと、単位時間
内(0.5sec以内)に2回押すと緊急停止と判定し
、ただちに停止する。1回のONの時には、現在進行中
のプロセス終了後停止する。
ステツプ−55 キースイツチSW0〜9,SWS,C
,T,CY,CM,CCON時のブザーセツト。
ステツプ−56 プロセスコントロールSUB540の
実行。次のサブルーチンプログラムモジユールより成る
56−1 入出力コントロール…入出力ポートI/Oバ
ツフアとのデータの転送。
56−2 I/Oボ一ト診断…先きに説明したとうり。
56−3 5.5,6.5マスクリセツト…先きに説明
したとうり。
56−4 モータードライブコントロール…モーターの
スタートと感光体ド ラムクリーナーのコントロール。
ドラムクリーナーが感光体ドラ ムに接触した事を確認してモー ターがスタートする。
56−5 給紙コントロール…給紙台からの給紙を行な
う。
56−6 レジストコントロール…レジストレーシヨン
のタイミング制御および速度制御を行なう。給紙 部のジヤム検出を行なう。
56−7 重送コントロール…重送の検知を行なう。
56−8 定着コントロール…ヒーターランプのコント
ロール。
56−9 スキヤナーコントロール…光学系のスキヤナ
ーリターン制御。
56−10 現像コントロール…ドラムの回転に対応し
てY,M,Cの現像コントロールを行なう。
56−11 イレースコントロール…紙サイズに応じて
イレースランプのコントロールを行なう。
56−12 帯電,露光コントロール…ドラムの回転に
対応してY,M,Cの帯電コロナ電圧,露光ラ ンプの光量制御を行なう。
56−13 転写,除電コントロール…感光体ドラムの
除電と転写ドラムのコントロールを行なう。
56−14 排紙コントロール…排紙の制御,排紙部の
ジヤム検出。
56−15 サイクル停止コントロール…コピー中に停
止スイツチが押された時、進行中のプロセスの 制御を行なつてストツプモードに 入いる。この制御を、コピーセラ ト枚数,排紙カウンタ,給紙力ウ ンタの操作によつて行なう。
56−16 表示データセツト…機械の状態を表示する
ためのデータセツト、コピー消化枚数、サプ ライの有無等。
56−17 表示コントロール…第3b図の表示回路の
コントロールを行なう。
56−18 コピーエンドフラツグコントロール。コピ
ーセツト枚数と、給紙カウンタ,排紙カウンタの内容が
一致した時、ステイタスC0PYSTのb7に1が立つ
。これをセンスした時コピーエンド、複写終了コントロ
ールに入いる。終了コントロールにおいて、機械停止ま
での処理,除電,クリーニング,ドラムの回転制御、ス
テイタスのコントロール等を行なう。
ステツプ−57 ステツプ−54で述べた様に、ストツ
プキーSWCを所定時間内に2回押した時は緊急停止を
行なう。この時、再スタートに備えてカウンタデータの
退避,イニシヤライズの条件フラツグの設定等を行なう
ステツプ−58〜60 コピー中の異常検出を行なう。
ステツプ−61〜63 コピーエンドのテストを行なう
先きに述べた様に、セツト枚数と排紙枚数が一致した時
ステイタスSTOPCのb7に1がたつ。この時通常の
サイクル停止となり、後工程(クリーニング、除電)の
実行を待機ルーチンステツプ−34にジヤンプして行な
う。この待機ルーチンヘジヤンプすると後工程の途中で
、ドラムの回転制御において、一定のタイミングになれ
ば再コピー可能となる。ここでコピースタートされれば
、そのまま次のコピーを行なう。
次に第9b図に示す異常処理ルーチンを説明する。
ステツプ−64〜66 異常処理ルーチン。各処理ルー
チンにおいて、ステイタスMALFNのビツトb7をテ
ストし、b7に1が立つていた時このルーチンにジヤン
プしてくる。ここでは、異常モードの処理を行うから割
込RST5.5,RST6.5,RST7.5にマスク
をかけ、タイミングのカウントとシーケンスの処理を停
止する。
ステツプ−67 異常モードコントロールSUB550
の実行。プログラムモジユールSUB550は次のザブ
ルーチンで構成される。
67−1 アブノーマル処理 ステイタスAMODE,
HAZDEおよびHAZDBのテストを行なつて、重異
常および軽異常のチエツクを行ない。パワー系のリセツ
ト又は負荷系のリセツトを行なう。そして再スタートに
備えてセツトデータおよび排紙枚数の退避を行なつて、
表示データをホールドする。
ステイタスRECCPのb7に1をセツトする。これは
異常の処理が完了して、コピースタート時に、ステイタ
スRECCDをテストして再スタートか否かのチエツク
を行ない、プロセスの処理に備えるためである。
67−2 パワーONテスト 入出力コントロールおよ
びI/Oの診断を行ない、さらにアブノーマルのチエツ
クおよび残存紙(機械内)のチエツク等を行ない、パワ
ーONの条件をテストおよび処理する。
異常が取り除かれた時、ステイタスMALFNのb7が
1→0にリセツトされるとプログラムは初期のイニシヤ
ライズルーチンにジヤンプする。この時パワーをONす
る条件をテストしておき、異常処理後に備えるためであ
る。
ステツプ−68〜70 ステイタスMALFNのb7を
テストしてリセツトされておればステツプ−71にスキ
ツプし、ステイタスMACINをリセツトしてステツプ
−16にジヤンプする。異常処理後の処置が行なわれ、
パワーをONしても問題ないと判断されると、感光体ド
ラムのイニシヤライズを行なう。即ち電源ON時と同様
な処理が行なわれる「MALFN」のb7がリセツトさ
れていない時はステツプ−67の実行をくり返す。
次に第9c図,第9d図,第9e図および第9f図の割
込処理を説明する。
ステツプ−72 ドラムホームポジシヨンパルスのカウ
ントを行なう。Y,M,C3回転写カラ一方式において
は、ドラムの回転数によつてプロセス工程を判定する。
従つて最上位の割り込み優先を与えている。
ステツプ−73 タイミングパルスのカウントを行なう
。メインモータと連動してエンコーダ86のスリツト板
86aが回転して、エンコーダより発生するパルスをカ
ウントする。立上りエツヂを検知する。
ステツプ−74 カウンタu12の設定値カウントオー
バによる割込。MPUu1よりマスターパルスをu12
に送り、u12によつてカウントし、デケイドしたパル
スをレジストローラ制御回路152に送り、プログラマ
ブルにパルスの周期を変えてモータ48の速度制御を行
なう。u12によつてカウントされ、設定された値に達
した時、MPUu1のRST6.5に割り込みパルスを
与える。
ステツプ−75 サーボモータ126に連結したエンコ
ーダ128よりカウンタu12にパルスを入力し、所定
の値に達した時、MPUu1のRST5.5に割込パル
スを与える。これによつてu1はスキヤナのリターン時
の位置を知り速度コードを送つてスピードの制御を行な
う。
第4a図〜第4d図のシステムにおいてMPUu1のT
RAPおよびRST7.5の上位2つの割り込みにタイ
ミングパルスが入力する。絶対割り込みTRAPには、
ドラムH.P検出パルス(以下ドラムパルス)が、RS
T7.5にはドラムエンコーダ(以下クロツクパルス)
パルスが入力する。ドラムパルスはドラムが1回転する
毎にH.Pを検知して発生する。クロツクパルスはメイ
ンモータ54にエンコーダ86を取り付けて、ドラム1
回転で360パルス発生する様になつている。クロツク
パルスの周期は8.33msecである。(第6a〜6
d図のタイムチヤート参照)。ドラム1回転360パル
スのクロツクと、ドラムの回転モードによつてシーケン
スを進めて行くのが3回転写方式のカラー機の特徴であ
る。フルカラーの場合、Y,M,C3モードはドラム回
転が進んで行く事によつて、カラープロセスが進んで行
く。
即ち第11a図の様にドラムパルスレジスタに回転順位
を定義づける。第11b図にフルカラーの場合の回転制
御に付き示す。第11b図に示した様に連続コピー中は
ドラム4回転で1枚のフルカラーコピーを形成する。1
枚コピー及び連続コピ一時の最終回は、4回転の他に2
回転のアイドリンクとクリーニング工程が入つて6回転
目で停止する。従つてMPUu1はドラムの回転数をカ
ウント(この場合ステイタスDHPCOの何ビツト目に
フラツグが立つているかテストすれば、機械は何の工程
に入つているかが分かる。これとクロツクパルスを照合
してタイミングのコントロールを行なう。
第11a図の単色モードのステイタスDHPCOにおい
て、b7のフラツグは1回転目で各色モードであること
を、b6は2回転目でクリーニング工程であることを示
す。連続コピー時は、再び3回転目で各色モードになる
。1枚コピー又は連続コピー時の最終回時は、b5,b
4とさらに2回転のクリーニングとアイドリンクが行な
われ、b4に1が立つて、クロツクパルスが260パル
ス目でモータ54は停止する(フルカラーの時はb2に
1が立つてクロツクが260パルス目の時)。260パ
ルス目でモータ54をOFFするのは、再始動時のP.
C(感光体ドラム)ドラムクリーナーの制御の関係上決
定される。
ドラムパルスのカウントはステイタスDHPCOで行な
いフルカラー時はb7〜b2を、単色モードの時にはb
7〜b4を使用する。これらはドラムパルスカウントル
ーチンでコピーモードに合わせてトする鴨合、例えば、
イニシヤライズ、待機ルー制御される。又コピールーチ
ン以外の所でカウントする場合、例えば、イニシヤライ
ズ,待機ルーチンでのポジシヨニング、および他のルー
チンでの回転時にはステイタスDHPCOはカウントし
ないで、ステイタスはDHPICとなりバイナリーカウ
ンタとして動作する。DHPCOでカウントするかDH
PICでカウントするかはステイタスAMODEで機械
の状態を知り判別を行なう。カラーモードはステイタス
BMODEによつてフルカラー、単色モードの変換を行
なう。本件の例ではドラムパルスを絶対割り込みTRA
Pに入力してある。MPUu1のTRAPは、マスクの
かからない最上位の割り込みであり、立上りエツジとH
レベルのANDで検知される。従つて極めて信頼性が高
く、タイミングの入力の他に、電源ダウンの検知とか、
重大な異常の検知に用いられる事が多い。本件のドラム
パルスは約3sec周期で入つてくるから、時間的には
十分すぎる程長いパルス周期であるから、ポートに入力
してポーリング(ポートを1定周期でウオツチすること
)によつてパルスを入力しても良い。処理の内容はポー
ト入力であろうと割り込みであろうと変らない。
次にドラムパルスカウントルーチンの詳細を第12a図
および第12b図に示しこれを説明する。
ステツプT0〜T3 割り込みによつて飛び込んでくる
からMPU内のレジスタ,アキユムレーターの内容が破
壊されない様に退避する。
T4〜T5 ドラムパルスの入力によつてエンコーダー
パルスカウンタの1バイトおよび2バイト目をクリアす
る。
T6〜T8 ステイタスAMODEをテストしてコピー
モードをテストする。b7に1が立つていた場合コピー
中であるからステツプT12にジヤンプする。
G9 コピー前のルーチンである。ヒーター立上り前か
コピースタート前の待機中であるから、ドラムパルスは
バイナリーカウンタとしてカウントを行なう。アキユム
レータ(A)にRAM領域にあるカウンターレジスタD
HPICを移す。
T10 アキユムレータ(A)を+1インクリメントす
る。
T11 アキユムレータ(A)の内容をDHPICに格
納する。そしてステツプT35にジヤンプする。
T12 ステイタスCOPSTをテストする。COPS
Tはセツトしたコピー枚数(置数)と給紙枚数を比較し
、一致した時COPSTのb7にフラツグをたてる。即
ちコピーストツプ信号を発生する。ここではDレジスタ
にCOPSTを移しておく。
T13 ドラムパルスカウンタDHPCOをBレジスタ
に移す。DHPCOは回転順位をステイタスで示すカウ
ンタである。このルーチンではコピールーチンに入つて
いるのでドラムパルスのカウントはDHPCOになる。
T14〜T1G カラーモードをチエツクする。フルカ
ラーか単色モードかの判定を行なう。フルカラーの場合
T41にジヤンプする。
T17 このルーチンに入いるとカラーモードは単色モ
ードである。Bレジスタ(先きにT13でDHPCOを
移してある)の内容をAレジスタを転送してb7の内容
をテストする。
T18〜T19 b7に1が立つていた時、ドラムは2
回転目であるからT32にジヤンプする。
T20 b7に1が立つていないから、ドラムの回転は
少なくとも2回転目ではない。左1回シフトしたアキユ
ムレータAの内容をEレジスタに退避する。
T21〜T23 Dレジスタの内容(ステイタスCOP
ST)をアキユムレータに移して(b7)をテストする
。b7に1が立つていれば(フラツグのこと)コピー停
止に入いつており、T24にジヤンプする。ここで1が
立つていないと単色モードの1回転目であるからT31
ヘジヤンプしてb7に1を立てる(Cレジスタに)。
T24 このルーチンは単色モードコピーストツプに入
いつたことになる。先きにT20で退避したEレジスタ
の内容を(A)に転送する。
T25〜T26 DHPCOのb6をテストする。b6
に1が立つておればすでにこのルーチンではコピースト
ツプモードに入つているから、ストツプ時のクリーニン
グアイドリンクサイクルに入つたことになる。従つて3
回転目であることがわかるからCレジスタのb5に1を
たてる。Cレジスタは後でまとめてT34でDHPCO
に転送する。
T27〜T28 b5をテストする。b5に1が立つて
いるとストツプモードの4回転目に入つたことになる。
従つてT30でb4に1をたてる。MPUは単色モード
4回転目、クロツクパルス260パルスでモータ54の
回転を停止する。ここに1が立つてないとT33にジヤ
ンプしてCレジスタをクリアする。このことは理論的に
はありえないことで、T33にジヤンプした事は何かの
エラーと判定し、リセツトして最初からやり直すことに
なる。
T41 これよりのルーチンはフルカラーモードのカウ
ントに入いる。DHPCOをBレジスタに退避してあつ
たのをアキユムレータ(A)に移してフラツグをテスト
する。
T42〜T43 b7をテストする。1が立つていたら
2回転目であるからT53でCレジスタのb6に1をた
てる。Cレジスタは前にも述べたとうりまとめてT34
でDHPCOに格納する。
T44〜T45b6をテストする。1が立つていると3
回転目に入つたことになりT54にジヤンプしてCレジ
スタb5に1をたてる。
T46〜T47b5をテストする。1が立つていると4
回転目に入つたことになりT55にジヤンプしてCレジ
スタのb4に1をたてる。
T48 DHPCOのb7〜b5をテストした結果どの
ビツトも1が立つていないから、すでにストツプモード
に入つたか、全くのイニシヤルかのどちらかである。こ
のテストを行なう。b7〜b5までテストされたアキユ
ムレータの内容をEレジスタに退避する。
T49〜T51 コピーストツプをテストする。ここに
1が立つてないとイニシヤル、即ちドラム1回転目に入
つたことになり、T52でCレジスタb7に1をたてて
T34にジヤンプする。
T56 以下のルーチンはフルカラーモードコピースト
ツプに入いる。退避したアキユムレータの内容(T48
で退避した)を再びアキユムレータに移す。
T57〜T58 b4をテストする。1が立つていると
T61にジヤンプしてCレジスタのb3に1をたてる。
フルカラーストツプモードに入いり、クリーニング工程
に入つたことになる。5回転目である。
T59〜T60 b3をテストする。ストツプモード6
回転目に入つたことになる。MPUはドラムエンコーダ
パルスカウンタCLKCO,CLKCO2の内容の26
0パルス目でモータ54停止を行なう。
T34 カウントし判定した内容がCレジスタに書かれ
てあるから、これをまとめてDHPCOに転送する。
T35〜T38 退避したレジスタおよびアキユムレー
タを元にもどす。
T39 再び他の(TRAP以外の)割り込みが入いる
様に、MPUの割り込みF/F(フリツプフロツプ)を
セツトする。
T40 メインルーチンに戻る。
以上説明した様にフルカラーモード,単色モード、コピ
ー前ルーチンによつてドラムパルスのカウント方法をモ
ードに応じてコントロールするのが特色である。
次にドラムエンコーダカウントルーチンの詳細を第13
a図に示し、これを説明する。
先きにも説明した様にドラムエンコーダパルスはドラム
1回転で360パルス発生し、その周期は正常回転時で
8.33msecである。バイナリカウンタCLKCO
を1バイト目とし、CKCO2を2バイト目として使用
している。これらのカウンタはドラムパルスが到来する
毎にTRAP.ドラムパルスカウントルーチンの所でリ
セツトされる。即ちドラムパルスが到来するたびにリセ
ツトされて新たなカウントに入いる。
ステツプR0〜R3 アキユムレータAおよびレジスタ
類を退避する。
R4 カウンタCLKCO・1バイト目をアキユムレー
タAに移す。
R5 +1加算する。
R6 アキユムレータAの内容をCLKCOに格納する
R7 アキユレータ入の桁上げフラツグをテストする。
桁上げが発生すればT8にジヤンプする。
R8 上位バイトCKCO2をアキユムレータAに移す
R9 アキユムレータAの内容を+1加算する。
R10 アキユムレータAの内容をCKCO2に格納す
る。
R11〜R16 レジスタ類およびアキユムレータAを
元に復帰してメインルーチンにリターンする。
以上説明した様にこの実施例ではカラー複写機のシーケ
ンス制御をドラムの回転をカウントして、カラーモード
に応じたカウント制御を行つて、又ドラムエンコーダパ
ルスカウンターをドラムの回転毎にリセツト、カウント
を開始して、各ユニツトの処理ルーチンで、ドラムパル
スカウンターのフラツグとエンコーダーパルスのカウン
タの双方を照合しながらカラーコピーを完成する。
第13b図に、スキヤナのリターン制御フローすなわち
サーボモータ12Gのリターン駆動制御フローを示す。
なお、リターン制御におけるクラツチソレノイド136
(SOL2)の付勢タイミングは第6a図および第6b
図に示す。このスキヤナリターンコントロールでマイク
ロプロセツサu1は、スキヤナ駆動実行モード(すなわ
ちリターン実行)でスキヤナがリターン位置になるとサ
ーボモータ126と最高速度VMAXに付勢セツトし、
速度メモリにVMAXをメモリし、モータ126オンフ
ラグをセツトする。そしてスキヤナのフオワード方向の
移動量Dxを先のフオワード時のエンコーダ128パル
スカウント値Dxで読みリターン最大速度区間Dx−D
0を算出し、減算カウンタu12にDx−D0をセツト
してスキヤナ移動方向フラグ(リターン)をセツトして
エンコーダ128の発生パルスをカウンタu12で減算
カウントする。
そして減算カウンタの内容が零(Dx−D0のリターン
完了)になるとカウンタu12がu1の割込端子RST
5.5にパルスを与え、u1が第13c図に示す割込フ
ロー(第9f図の詳細)を実行する。この割込ではu1
はまずモータ126への指示速度を1ステツプV1下げ
、次いでカウンタu12にD1をセツトしてエンコーダ
128の発生パルスのカウントをおこなわせ、第13b
図に示すフローに戻つてそこでホームポジシヨンセンサ
120より信号が到来するのを待つ。この間カウンタu
12がD1のカウントダウンを完了すると、また第13
c図に示す割込制御でモータ126への指示速度を1ス
テツプV1下げてu12にD1をセツトし、また第13
b図に示すフローでセンサ120より信号が到来するの
を待つ。これらを繰り返している間に、センサ120よ
り信号が到来する。すると第13b図のフローで、モー
タ126をオフにセツト(オンリセツト)し、速度指示
Vxを0とし、モータ126制御用のフラグをすべてリ
セツトする。これにより、第13d図に示すように、リ
ターン開始からスキヤナの距離Dx−D0の戻りの間は
スキヤナが最高速度VMAXで駆動されるが、ホームポ
ジシヨンよりD0手前で減速が開始されてスキヤナ速度
が階段状に下げられ、ホームポジシヨンでスキヤナは円
滑に停止する。
第14図に表示・キーイン読取制御フローを示す。この
制御プログラムは、第8図に、チエツクA、チエツクB
、リロード・待期C,コピーDおよび異常処理Eの5つ
のルーチンで構成されている。以下これらを説明する。
チエツクA…パワーON前イニシヤルチエツクルーチン MPUu1が走り出し、回路74の初期化(イニシヤラ
イズ)を行ない、機械の異常チエツクを行なつて、パワ
ー系ONに備える。異常があれば異常処理Eにジヤンプ
する。このルーチンA中では、表示、操作のプログラム
モジユールは入れてない。
このプログラム実行中は何も表示されない事になるが、
実際には数msec以内であるから何ら支障はない。
チエツクB…パルーON、ヒータ立上り前のチエツクル
ーチンこのルーチンは機械のイニシヤライズおよびポジ
シヨニングを行なう。ヒーター立上りおよびコピーイネ
ーブルになるまでのチエツクルーチンであり、このルー
チンでは、表示データセツトおよび表示コントロールを
行なつて、コピー不可およびヒーターの立上つ前である
事を表示して、枚数表示は行なわない。コピーモードも
、何も表示されない。ただし、紙ナシおよびトナーナシ
の表示は行なう。同様に異常状態のチエツクも行なう。
リロード・待機C ヒータが立上りリロード状態になる。ここで始めて基本
モードの表示が行なわれる。即ち、フルカラーセツト,
枚数し表示。そしてキイスキヤンプログラムモジユール
が配置してあり、データのセツトが可能になり、テンキ
ーによる枚数入力,B,G,R調光セツト,カラーモー
ドセツト,コピースタート又はテストスタートセツト等
をしうる。
スイツチをONすると“ブザーセント”のモジユールで
約30msec間ブザーがONする。キースイツチ入力
より3分間コピースタートされない時はリセツトされて
基本モードになる。この時もリセツトされる時ブザー音
がピーと鳴る。
コピーD…コピールーチン コヒースタートされて、コピープロセスルーチンになる
。ここでは機械の状態の表示と、特定のキー入力を受付
ける。即ち、サイクル停止、緊急停止が受入れ可能とな
る。同様に異常状態のチエツクとコピーエンドのチエツ
クを行なう。
異常処理E…異常処理ルーチン 各チエツクルーチンで異常が検出されるとこのルーチン
にジヤンプしてくる。そして異常の処理が行なわれるが
、ここでは機械の状態の表示が行なわれる。キー入力は
、異常処理後のリセツトスイツチのみを受付ける。重異
常の理合は「コールサービスマン」表示するから、サー
ビスマンによる処理が行なわれる。
以上述べた様に各チエツクルーチンに対応した表示のコ
ントロール,キースキヤニングが行なわれ、チエツクル
ーチンに応じて受入れを可能にしたり、受入れを拒否し
たりする。
これらの表示およびキースキヤンはダイナミツクに行な
われており、プログラムは各ルーチンをダイナミツクス
キヤンしており、約数msecのインターバルでスキヤ
ンする。表示の場合、これでチラツキが発生したり、表
示の明るさが暗かつた場合は表示コントロールプログラ
ムモジユールをもつと複数以上配置してスキヤンルーチ
ンを早くすれば良い。コピーDルーチンにある緊急停止
コントロールモジユールプログラムハ、キースイツチ1
個によつて2つの機能を行なうためのプログラムモジユ
ールであり、単に1個ONした時には、サイクル停止と
称して、進行中のプロセスが完了したらその時点でスト
ツプする。緊急停止とは、単位時間内(0.5sec以
内)に2回ONされた時緊急停止と判定して、プロセス
の途中であつてもただちに停止する。
次に入出力ポートの番地リストを示す。
第3表〜第6表の番地はRAMu8〜u11のバツフア
メモリ領域を示す。これらのメモリに制御内容が書込ま
れ、プログラム中の入出力コントロールルーチンで、制
御出力の場合はメモリ内容を出力ポートに出力し、状態
読取のときは入力ポートの内容をメモリに書込む。各プ
ログラムモジユールの中では、特別な場合を除き直接に
バツフアメモリ書込,読出しは使用しないで、バツフア
メモリデータのやり取りを行なう。従つて入出力(I/
O)のコントロールモジユールの中で1度にOUT,I
N命令を行なつて外部とやりとりをする。I/Oポート
のバツフアはRAM領域に絶対番地を割当てて割り付け
てある。プログラムは、実行中にいくつかのステイタス
を見て処理を実行したり、又その処理中にステイタスの
特定ビツトをセツト,リセツトして行く。モジユールプ
ログラムを管理するプログラムの処理では主にステイタ
スのチエツクを行なつて、機械の処理がどこまで進んだ
か、又機械がどんな状態にあるかを知る。
次の第7表〜第11表にステイタスのリストを示す。ス
テイタスの略号例えばAMODEは絶対番地40,24
H(Hは16進数へキサの略)に相当し、プログラムを
作成するときAMODEと書けばアツセンブラによつて
自動的に40,24H番地におとしてくれる。表中、b
itパターン中に特定ビツトに1がたてばその項目が実
行されているか又は実行された結果を示している。
第7表〜第11表のステイタスを参照して以下、第14
図に示すフロー中の表示コントロール、表示データセツ
ト,キースキヤンおよびオートクリアを更に詳細をこ説
明する。
第15a図〜第15e図に表示コントロールの詳細を示
す。これは第3a図および第3b図に示す操作・表示制
御回路の表示制御をおこなうものである。入出カポ−ト
リスト(第7表〜第11表)においてRAMu11のポ
ートBおよびポートCの各ビツトがこの表示制御の制御
信号となる。これらの信号の入出力バツフアはIOP1
1とIOP12である。
ステツプ−1〜2 まず表示コントロールルーチンにエ
ントリーするステイタスAMODEは機械の状態フラツ
グである。AMODEをMPUu1のアキユムレータに
入れて、ステツプ−2で左シフトしてb7をテストする
。b7のフラツグによつてコピー中かコピー前かの判断
が出来る。
ステツプ−3 キヤリをテストする。
ステツプ−4 ここにスキツプする事はまだコピー前で
ある。DDCOHはデイスプレイデータの10位であり
、STDTHはコピー枚数入力データの10位である。
即ちDDCOHはデイスプレイデータのバツフアである
。セツトデータSTDTHを表示するためにDDCOH
のバツフアに転送したデータ、即ちオペレーターが入力
した枚数データの表示を行なう。
ステツプ−5 ステツプ−4と同様に1位データの転送
を行なう。
ステツプ−6〜7 このステツプにジヤンプした事はコ
ピー中であることを示している。従つて表示するデータ
はコピーカウンターである。ステイタスEXCOHは排
紙カウンター10位である。このデータをデイスプレイ
バツフアDDCHへ転送する。
10位桁データである。
ステツプ−8〜10 同様に1位ケタの排紙カウンター
を表示バツフアの1位桁に転送する。この時ステツプ−
9でb7に1を立てておく。これは後で述べるが1位桁
にデータが入つている事をb7をテストして判らせよう
とするものである。メモリRAM中にさるデータの転送
はアキユムレータを介して行なつている。
第15f図はRAMにあるバツフアよりデータを出力す
る態様を示す。10位ケタおよび1位ケタ0〜99まで
の表示を行なう。表示したいデータは必ずDDCOL,
Hを介してI/Oポートより出力する。このバツフアは
8ビツトである第15g図の様にLSB4ビツトにBC
Dデータが格納されている。
ステツプ−11 ステイタスDISCNをテストする。
DISCNは第3a,3b図の表示制御回路にある様に
、5ブロツクのデータを同一の4つのライン上から(C
N 4−9〜12)時分割で送り込む。
このスイツチングのコントロールをステイタスDISC
Nによつて行なう。5つのブロツクとは、DISP1…
発光ダイオードD10,D7,D4,D1DISP2…
   〃   D11,D8,D5,D2DISP3…
   〃   D12,D9,D6,D3DDCOL…
7セグメントデイスプレイ第1位桁164DDCOH…
   〃        第10位桁163である。各
ブロツクは4bitであり、4ビツトラインでブロツク
毎に転送する。
ステツプ−13 b0に1が立つていた時はDISP1
を表示する。ステツプ−21にジヤンプする。
ステツプ−21〜23 DISP1の内容をテストする
。先きにも述べた様に、8ビツト中LSB4ビツトにデ
ータがありMSB側4ビツトにはデータがない。
ただし、最上位ビツトb7に1がある時にはLSB4ビ
ツトにデータが入つている事を意味する。
ステツプ−22,23でb7をテストしてデータが入つ
てない時には当然これ以下のステツプはスキツプしてス
テツプ−29にジヤンプする。
これはプログラムの実行時間を早くするためのもので、
余計な仕事をMPUu1にさせないことにある。
ステツプ−24 JNCでスキツプしたからb7に1が
あり、データが入つている。ステツプ−22でb7をテ
ストするために左にシフトしたため(第15h図参照)
データをもとの位置にもどすために右シフトする。
ステツプ−25 LSB4ビツトのデータをとるために
0FHとロジカルアンドをとる。
ステツプ−26 スキヤンラインにb4に1をたて、ス
キヤン状態を作る。これはCN4−13がHとなりD1
,D4,D7,D10が付勢されることを意味する。
ステツプ−27 サブルーチン042を実行する。これ
はIOP11をセツトする。即ちDISP1のデータを
IOP11に転送するサブルーチンである。
ステツプ−28 サブルーチンSUB044の実行。
IOP12のb0,b1のリセツトを行なう。即ちCN
4−13をステツプ−27で付勢し、CN4−9〜12
のラインにデータをのせてそれを点灯する関係から、デ
イスプレイ163,164にこの時のデータが表示され
ないようにCN4−17〜18をリセツトする。
ステツプ−29 MPUu1のCレジスタのb1に1を
たてる。後でステイタスDISCNにCレジスターの内
容を転送する。即ちステイタスの定義にある様に、ここ
では次の実行はDISP2である事を示している。即ち
プログラムがSUB040を実行する時、ステツプ−1
1〜ステツプ−20でラインのスキヤニングの実行順位
が決定される。
ステツプ−30〜38 同様にDISP2を実行する。
CN4−9〜12にデータに乗せ、CN4−14を付勢
してD2,D5,D8,D11を点灯制御する。
ステツプ−39〜47 DISP3の実行。D3,D6
,D9,D12の点灯制御。
ステツプ−14〜20 ステイタスDISCNの内容を
テストし、実行すべきスキヤンコントロールの順位をテ
ストする。これは各ラインの実行後、次のプログラム実
行で行なうスキヤンの順位を書いておく。Cレジスタに
その順位を書いて、ステツプ−68でステイタスDIS
CNに転送する。その都度ステイタスDISCNに実行
するよりまとめて転送した方がプログラムのステツプ数
を節約出来る。
ステツプ−48 ステツプ−20のキヤリーテストでス
テイタスDISCNのb3に1が立つており、これはセ
グメントデイスプレイ上位ケタ163の表示コントロー
ルに入る事を意味する。ここではステイタスDDCOH
をアキユムレータして転送し、ステツプ49,50でb
7ビツトをテストしてDDCOHにデータが入つている
か否かをテストする。
ステツプ−51,52データがDDCOHに入つている
から、左にシフトされたステイタスの内容をここで右に
シフトしてもとにもどす。そしてデータの入つているb
0−b3に0FHとロジカルアンドをとる。
ステツプ−57 b7テストの結果、データが入つてな
いから0である。ここでは第3a図のIC1にブランク
コード(何も表示しないこと)を送る。
IC1のブランクコードは0FHである。
ステツプ−53 SUB042を実行する。IOP11
のb0−b3にBCDコードA〜Dが入いる。これはス
テツプ−52でA∧0FHという様にロジカルアンドを
かけたのは、BCDコードデータがIOPI11のb0
〜b3にあり、不必要なデータを消すために、アキユム
レータのb4〜b7に0とアンドをとつて入力してある
ステツプ−54,55 ステツプ−53でIOP11に
書き込んだデータを表示するために、Bレジスタに01
Hをセツトする。これはb0に1を立ててステツプ−5
5でIOP12のb0を付勢し、デイスプレイの10位
桁163を付勢する。ブランク表示の場合は、ブランク
データが入つているから、このラインを付勢しても何も
表示されない。
ステツプ−56 Cレジスタに00Hを入れる。Cレジ
スタはステイタスDISCNに相当する。スキヤンライ
ンの順序を決める。10位桁のスキヤンが終つて次に1
位桁のスキヤンに入いることを意味する。
ステツプ−58〜66 ステツプ−48〜57と同様に
今度はデイスプレイの1位桁164を表示スキヤンする
ステツプ−67 10位桁では何もデータが入つてない
時にはステツプ−57ではブランク表示を行なつたが、
1位桁に何もデータが入つてないことは、クリア又はリ
セツトされた事である。従つてここでは1を表示する。
ステツプ−68 Cレジスタの内容をステイタスDIS
CNに移す。各スキヤンラインの実行後、次にスキヤン
する表示ラインの順序をCレジスタに格納してあり、こ
こでCレジスタの内容をステイタスDISNCに転送す
る。DISNCを見れば、次に実行すべきスキヤンのラ
インがわかる。
ステツプ−69 このルーチンを抜け出てメインルーチ
ンに復帰する。
第15c図のステツプ70〜75 ポート11(IOP
11)のセツトルーチン。デイスプレイ163,164
BCDデータライン,表示D1〜D12データラインに
データセツト。BCDコードの4ビツトとD1−D12
のデータラインを兼用して、時分割でデータを乗せる。
IOP11にある前のデータを消去し(ステツプ−72
)、新データを書く(ステツプ−73,74) 第15d図のステツプ−76〜80 SUB043の実
行。デイスプレイ10位桁163および1位桁164の
スキヤンラインをセツトする。
第15e図のステツプ−81〜84 SUB044の実
行。
デイスプレイ163,164のスキヤンラインのリセツ
ト。
次に表示のデータセツトルーチンSUB041を説明し
よう。SUB041は先きに説明したSUB040にお
いて、ステイタスDISP1〜3及びDDCOL,DD
COHのデータをセツトするルーチンである。SUB0
40は出力するためのコントロールプログラムである。
以下第16a図および第16b図に示す表示データセツ
トを説明する。
ステツプ−100〜102 ステイタスDISP1〜3
をMPUu1レジスタに入れる。DISP1〜3はRA
M領域に格納されており、それをu1内のレジスタ(B
,C,D)に取り込んでコントロールしやすい様にする
ステツプ−103〜108 ステイタスAMODEをテ
ストして機械の状態をチエツクする。
ステツプ−112〜114 コピー中であるから、コピ
ー中である事を表示するデータをセツトする。コピー不
可表示をしておく、D7を点灯させる。
ステツプ−115〜117 コピー前、待機中であるか
らコピー可(イネーブル)表示する。D8を点灯する。
ステツプ−109〜111 ここではコピー不可である
が何の原因でコピー不可かまだこのステツプで分からな
い。しかしコピー不可表示するためにD7を点灯させる
。D7の点灯は、機械が正常で、コピー中又はヒーター
の立上り前で、まだコピー出来ない状態でも点灯し、か
つ異常が発生してコピー出来ない状態にも点灯する。ス
テイタスAMODEにはどんな状態にあるのか、これを
テストすれば判る様になつている。
ステツプ−118〜121 ステイタスAMODEをテ
ストし紙なしをチエツクする。
ステツプ−128〜131 紙なしであるから、紙なし
表示のデータをセツトする。
ステツプ−122〜123 AMODE,b2をテスト
し、トナーなしをチエツクする。
ステツプ−132〜134 トナーなし表示のデータセ
ツト。
ステツプ−124〜126 ステイタスPSIZEをテ
ストして紙サイズのチエツクを行なう。A3をテストす
る。
ステツプ−135〜137 A3の表示データをセツト
する。
ステツプ−127,138 紙サイズB4のテスト。
ステツプ−147〜149 B4の表示データのセツト
ステツプ−139,140 A4のテスト。
ステツプ−150〜152 A4の表示データのセツト
ステツプ−141〜144 重異常,ステイタスHAZ
ADAのテスト。b0,コールサービスマンのチエツク
ステツプ−153〜156 コールサービスマン表示デ
ータのセツト。
ステツプ−145,146,157 b3,定着部ジヤ
ムのテスト。
ステツプ−153,159 ドア開放のテスト。
ステツプ−168〜170 ドア開放表示データのセツ
ト。
ステツプ−160〜162 処理されたレジスタの内容
をステイタスDISP1〜3のデータとして転送する。
表示コントロールルーチン(SUB040)にてこの内
容が表示される。
ステツプ−163 このルーチン(SUB041)の実
行を終了してメインルーチンに復帰する。
次にキースキヤン(キー入力読取)について説明を行な
う。操作キーパネルより入力されるデータは正確にMP
Uu1に認知される様にプログラム上工夫しである。第
3a図の回路図を見つけよう。
キー入力はCN4−1〜8の8ピツトより入力されてく
る。そしてCN4−9,10を使用して切換え用のパル
スを発する。IC2,3はC−MOS4019で8ビツ
トのデータを4ビツトづつ2回に分けて送つてくるA,
B2つのラインに分けて入力される。従つて2ケ使えば
本件の様に8ビツトのデータラインで16の情報が入力
出来る。次にSUB030キースキヤンのプログラム構
成を第17a〜17d図を参照して説明しよう。テンキ
ーSW0〜9,コピースタートSWS,クリヤ/ストツ
プSWC,テストスタートSWT等のキースイツチがあ
る。
これらのキーはメカニカルな接点であるから、ON時と
OFF時(キースイツチのコンタクタが接触する時と離
れる時)にチヤツタリング防止のプログラムを入れてあ
る。第3a図の回路図にもある様にスイツチにはそれぞ
れコンデンサが入れてあり、ハード的にチヤツタリング
を防止してあるが、これだけでは吸収することが出来な
い。
ステツプ−200〜206 スキヤンパルスを発するた
めにIOP11の内容をBレジスタ(ステツプ−201
)に退避する。IOP11のb0,b1を使用してスキ
ヤンパルスを発するか、b0はBCDコードの、A,b
1はB及び表示用発光ダイオードの3つの機能と共用し
ている。従つてそれらのデータに影響を与えない様に退
避させる。普通はI/Oの入出力コントロールルーチン
でまとめてI/O命令を行なうが、ここでは同じルーチ
ンの中でキースキヤンパルスを発して、その後すぐ読み
取る関係から、このルーチンの中で特別にI/O命令を
使用する。
第3a図においてAラインのスキヤンパルスを発するた
めOUTポート(C1H番地)のb0に1をたてる。た
てたあと、データのフエツチを確実にする様に、NOP
(NO OPERATION,何もしない命令)を2回
実行する。(インターパル時間を与える6MHzクリス
タル使用時はINOPは約2.5μsec。) ステツプ−207〜208 INポート(C0H番地)
よりAラインのデータを読み取る。内容をCレジスタに
格納する。
ステツプ−209〜210 OUTC1Hのポートを前
のデータにセツトしなおしてもとにもどす。げん密にけ
このポートを使用している表示はこの間1時消灯した事
になるが人間の眼にはわからない。
ステツプ−220〜223 ステイタス5WCNDをテ
ストしてON状態のチエツクを行なう。b0に1が立つ
ていればチヤタリング読取防止用ループカウンタ実行中
を意味する。
ステツプ−224〜226 AMODEをテストして現
在の機械の状態をチエツクする。b7に1が立つている
と(ステツプ−226で)コピーラン中であり、キー入
力はストツプキーを除いて受付けない。
ステツプ−228〜229 データのキー入力受入れ可
能についてテストする。b6に1が立つていない時には
リターンしてデータは入力出来ない。トラプル解除のリ
セツトスイツチはこのキースキヤンコントロールに入ら
ない。他のルーチング処理を行なつている。
ステツプ−230〜243 ステツプ−207で入力し
て、Cレジスタに退避したデータをテストして、どのス
イツチがONされたかテストする。第3a図を見て分る
様に、キー入力は負論理(ONされた時0、OFFされ
た時1)で入力される。
ステツプ−244〜249 SW0−SW9までのデー
タをレジスタDに入れる。Dレジスタb7に1を立てる
のは、さきの表示コントロールで説明した様に、データ
が入力されている事を示すフラツグを立てるためである
ステツプ−250〜253 コピースタートおよびクリ
アスイツチの入力テストを行なう。
ステツプ−263,264 Dレジスタにデータを格納
する。このコピースタートオンチエツクおよびクリアス
イツチオンチエツクはデータの表示は行なわないから、
単にプログラム処理中でフラツグのテストを行なう。デ
ータ入力用のフラツグはb7にはたてない。
ステツプ−253〜262 同様にBラインにスキヤン
パルスを発してBラインのスイツチON情報を入力する
ステツプ−265〜275 BラインのスイツチONを
テストする。ステツプ253〜262において入力しC
レジスタに退避しであるデータを読み出す。
ステツプ−278〜282 Dレジスタへ入力したデー
タを転送する。
ステツプ−276〜277 入力されたデータが所定の
ステイタス,フラツグとして処理され、格納されている
か否かテストする。
ステツプ−283〜287 ここではすでにデータの処
理が行なわれ、複数以上プログラムがキースキヤンルー
チンを通過していることになり、スイツチのコンタクタ
がONされた後、OFFされた事をチエツクするルーチ
ンであり、OFF時のチヤータリング読取を防止する。
ループカウンタによつて30msecの不感帯域を設け
ている。
ステツプ−288,289 ループカウンタの実行も完
了し、SWCND,SVCOPのステイタスを全てリセ
ツトしてメインルーチンに復帰する。このSUB030
キースキヤンの処理は全て終了している。
ステツプ−291〜293 キー入力0〜9の処理を行
なう。チヤタリング読取防止用10msecのループカ
ウンタの完了をテストする。完了してない時には1をb
0に立つてリターンする(ステツプ−302)。
ステツプ−294,295 ステイタスSWCNDのb
2をテストしてデータが格納処理済かをテストする。
処理されていれば、ステツプ−295でジヤンプしてリ
ターンする。
ステツプ−296〜298 上位データの格納済をテス
トする。STDTHにすでにデータが入つているとすで
に下位桁STDTLも格納済であるから、データは入れ
ない。1度クリアスイツチをONしないと入力は出来な
いから、何もしないでステツプ−298でブランチして
同様にリターンする。
ステツプ−299〜301 下位桁(1位桁)をテスト
して格納済であればステツプ−303で現在のデータを
上位桁STDTHへ押し上げる。
ステツプ−304〜306 STDTLに1位桁をセツ
トする。入力されたデータはここでセツトされる。上位
桁(10位)はSTDTL→STDTHへ押し上げる形
で入力される。STDTHにデータが格納されておれば
、クリアスイツチがONされない限りスキツプする。ス
テイタスBZCOTのb7に1を立ててブザーをセツト
する。こうすると別のサブルーチンSUB002でブザ
ーを約30msecONする。即ちキーをONするとデ
ータが入力する毎にブザーが鳴る。
ステツプ−307〜309 3分間のカウンタをクリア
する。即ちオートシヤツトオフがキー入力したことによ
つてクリアされる。Bレジスタに先頭番地を、Eレジス
タに最後の番地を入れれば、その間のRAM領域がクリ
アされる。オードクリアカウントレジスタ3ケタがクリ
アされる。TMACL,TMACHはアツセンブラによ
つて絶対番地におとされる。
ステツプ−310〜316 ON時のチヤタリング読取
防止用禁止域10msecのループカウンタである。
ステツプ−317〜321 SWCNDをテストし、処
理の実行内容をチエツクする。
ステツプ−322〜324 機械の状態をテストする。
ステイタスAMODEb7に1が立つておればコピー中
であるから、ステツプ−328〜330でストツプキー
のテストが行なわれているから、ストツプと判定する。
ステツプ−325〜327 ここに入つてくるプログラ
ムはキー入力としてコピーモードに関するものである。
即ち、クリア/ストツプ,テストスタートおよびコピー
スタートであり、これらはステイタスBM0DEに格納
される。
ステツプ−331〜335 機械のストツプモードのテ
ストが行なわれる即ちサイクル停止か、緊急停止の判定
を行なう。
以上ブテイルチヤートで説明した様に本件のキー入力読
取は、SWのON時に10msecの不感域をおいてか
ら始めてSWONのテストをしてデータを格納する。さ
らに30msecの不感域をおいて、キーインの処理を
終了する様になつている。
概略で示すと第17e図に示すフローの様になり、スイ
ツチ入力の信頼性を高めている。即ち、スイツチのチヤ
タリングやノイズによる入力ミスを防止している。
第18図はオートクリアー処理ルーチンでキースキヤン
(第17a〜I7d図)で入力したデータが3分間たつ
ても再セツトされず、又はスタートキイが押されない時
、セツトされたデータをクリアする。タイマーカウント
を行なう。又リコールコピーの場合(コピー中にトラブ
ルがあつて停止したとか、任意に停止させた時からの再
スタート)にはこの実行は行なわない。
第18図は30msecブザーをONする処理ルーチン
である。このフラツグはキースキヤンルーチンのデータ
格納の際にたてられる。
(6)他の実施例および変形例 上記実施例では、画像走査系を感光体ドラム駆動系に結
合する同期クラツチは第1f図に示す爪クラツチとして
いるが、これをその他の、入力軸と出力軸の間に実質上
すべりがない他の同期クラツチとしてもよい。また、サ
ーボモータ126をギア215および203を介して画
像走査系に直接に結合し、画像走査系の往走査のときに
は、サーボモータ126を消勢として感光体ドラム駆動
系の駆動力で空転させるようにしているが、サーボモー
タ126とギア215をもう1つのクラツチで結合して
もよい。しかしながら、サーボモータ126の空転負荷
はきわめて小さいので、第1f図に示す実施例のように
、サーボモータ126を画像走査系に直結して機構要素
を少なくするのが好ましい。更には、サーボモータ12
6を、ワイヤガイドローラ218又は222に結合する
など、クラツチとは別の所でワイヤを駆動するようにし
てもよい。サーボモータ126はパルスモータにかえて
もよい。この場合電子制御装置は、画像走査系のリター
ン開始距離とパルスモータ付勢パルスのカウント値に基
づいてリターン残距離を演算してリターン残距離に応じ
てパルスモーク付勢パルスの周波数すなわちモータ速度
を制御する。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明を一態様で実施する複写機の機構概要
を示す断面図、第1b図は第1図に示す搬送,定着用モ
ータ60の速度とトルクの関係を示すグラフ、第1c図
はフイルタユニツト26の駆動メカニズムの概要を示す
斜視図、第1d図は画像スキヤナの駆動系概要を示す斜
視図、第1e図は画像スキヤナの往復速度を示すグラフ
である。 第1f図は画像走査系駆動系およびドラム駆動系の詳細
を示す斜視図、第1g図は第1f図に示す駆動系のワイ
ヤドラム204の一部を示す斜視図、第1h図はクラツ
チ輪199の要部を示す拡大平面図、第1i図、第1j
図、第1k図および第1l図はクラツチ輪199とクラ
ツチレバー205とによるクラツチ連断作用をそれぞれ
説明するための作用図、第1m図はレリーズ保持機構の
側断面図、第1n図は上記レリーズ保持機構のレリーズ
保持動作が解除された状態を示す第1m図からの作用図
である。第1p図は第1f図に示すサーボモータ126
の付勢制御回路を示すブロツク図、第1q図は定着器5
0におけるセンサ配置概要を示す断面図、第1r図はレ
ジストローク駆動システム構成を示すブロツク図、第2
a図,第2b図,第2c図および第2d図は電装概要を
示すブロツク図、第3a図および第3b図は第2b図に
示す操作表示部158の構成を示す回路図、第4a図,
第4b図,第4c図および第4d図はメインコントロー
ル回路74の構成を示すブロツク図、第5図はメインコ
ントロール回路74のRAMu8〜u11のバツクアツ
プ電源回路を示す回路図である。 第6a図,第6b図,第6c図および第6d図は機構各
部の動作タイミングを示すタイムチヤートである。 第7a図,第7b図,第7c図,第7d図,第7e図お
よび第7f図は、マイクロプロセツサ等u1〜u11で
構成される電子制御装置の制御動作全体を示すフローチ
ヤート、第8図はその概略を示すフローチヤート、第9
a図,第9b図,第9c図,第9d図および第9f図は
電子制御装置u1〜u11のメインププログラム構成を
示すフローチヤート、第10図は割込を制御するデータ
ビツト配列を示す平面図、第11a図は単色複写機動作
モードにおけるモード指示データブロツクDHPCOの
フラグ書込位置および順位を、第11b図はフルカラー
複写機動作モードにおけるフラグ書込位置および順位を
示す平面図、第12a図および第12b図は第9c図に
示すドラムホームポジシヨン(ドラム回転数指示)パル
スのカウント処理を詳細に示すフローチヤート、第13
a図は第9d図に示すロータリーエンコーダ(ドラム回
転同期)パルスカウント処理を詳細に示すフローチヤー
ト、第13b図はスキヤナリターン制御を示すフローチ
ヤート、第13c図はスキヤナリターン制御の一部をな
す割込制御を示すフローチヤート、第13d図はスキヤ
ナのリターン走行と走行速度の関係を示すタイミングチ
ヤート、第14図は操作表示部のキー読取表示制御の概
要を示すフローチヤートである。 第15a図,第15b図,第15c図,第15d図およ
び第15e図はキー読取表示制御の中の表示制御を詳細
に示すフローチヤート、第15f図はキヤラクタデイス
プレイへのデータ割当てを示す平面図、第15g図およ
び第15h図は表示素子グループの付勢・消勢を指示す
るブロツクデータの構成を示す平面図、第16a図およ
び第16b図はブロツクデータへの表示制御データ格納
制御を示すフローチヤート、第17a図,第17b図,
第17c図および第17d図はキーイン読取制御を詳細
に示すフローチヤート、第17e図はキーイン読取制御
の概要を示すフローチヤートである。 第18図はテンキー入力の第1回より所定時間内に第2
回の入力がないときにキー入力読取をクリアするテンキ
ー入力読取制御を示すフローチヤートである。 第19図はキーインに応答したブザー付勢をおこなうブ
ザー制御を示すフローチヤートである。 10:押え板           12:コンタクト
ガラス板14:露光ランプ         16,1
8,22,24:ミラー20:レンズ        
   26:フイルタユニツト26B:ブルーフイルタ
板     26G:グリーンフイルタ板26R:レツ
ドフイルタ板     28:感光体ドラム30:除電
コロナ発生器      32:帯電コロナ発生器34
:イレースランプ       36Y:イエロートナ
ー現像器36M:マゼンダトナー現像器   36C:
ジアントナー現像器38:転写ドラム        
 40:転写コロナ発生器42:給紙コロ      
    44:カセツト46:レジストローラ    
   48:パルスモータ50:定着器       
    52:トレイ54:メインモータ      
  56:現像モータ58:光学系リターンモータ  
  60:定着モータ62:定着ローラ 64:プリチヤージコロナ発生器 66:除電コロナ発生器      68:フアンモー
タ70:ノイズフイルタ       72:電源装置
74:メインコントロール回路   PR:パワーリレ
ーコイル76:露光ランプタイマー接点 78,80:定着ヒータ部サーモスイツチ81,82:
ドアスイツチ     84:モータドライバ86:ロ
ータリーエンコーダ    86a:スリツト板86b
,88,100:フオトセンサ 90:トータルカウンタ 90a:カウンタ動作検知スイツチ 92:キーカウンタ 92a:カウンタ挿着検知スイツチ 94:ソレノイドドライバ 96:感光体クリーナソレノイド 98:転写クリーナソレノイド   102:高圧電源
ユニツト104:トナー濃度制御回路    106:
センサボビン108Y〜M:トナー補給モータ 110Y〜M:トナー汲上げクラツチ 112:回収トナー量検出スイツチ 114:カセツトペーパ検知用近接スイツチ118,1
20,122:ホームポジシヨン検出用フオトセンサ1
24:スキヤナリターン制御回路 126:光学系駆動
モータ128:ロータリーエンコーダ   130:フ
オトセンサ132:フイルタ駆動ソレノイド  134
:ソレノイドドライバ138:ランプコントロールユニ
ツト 140:給紙クラツチ       142:重送検知
回路144:透過形フオトセンサ    146:クラ
ンプソレノイド148:フオトセンサ 150:レジストローラ制御回路  152:定着ヒー
タ制御回路154,155,定着ヒータ    156
,157:サーミスタ158:操作表示部      
  160:表示ドライバ部162:リセツトセイツチ
     170:保持部材195:クラツチ軸   
     198:ピニオンギア199:クラツチ軸 
       200:ギア201:軸       
     202…支持部材203:ギア      
     204:ワイヤドラム205:クラツチレバ
ー      206:ばね207:レリーズレバー 
     208:レリ一ズ輪209:ばね     
      211:ピン212:軸        
    213:ギア215:ギア         
  217:ワイヤ218:定滑車         
 219:動滑車221:装置枠板         
222:定滑車223:軸            2
24:作動杆226:ばね           22
7:ストツパピン228:係上板 特許出願人 株式会社リコー 代理人 弁理士 杉信 興 第78 特開昭58−68058(5,6) 南lb図 拐i ぺ先 −吐′ 第7d図 −453− 給7e開 特開昭58−68058(61) 一一’−’−1ska 第ε Q=より − 特開昭58−68058(63) ]8図 C■D 招9b図 第9e図 ○区万■つ 第9d図 第9e図 第9f図 第11b図 一1狡コピー (or綬ゴどす 特開昭!′i8〜68058(69) 第17C図 3 −E291 E −5WCND 7回V7ト   2つ2 テス) )レーアカウ/ト95 93 JNC19 し1−1 ヶ、)      5WCND−φ)Hb271″−’
 294  302 JC’ 95 A −5TDTH ツク   296 シ’7           297 298 C >7=D 特開昭58−68058(7・5) 特開昭58−68058 (7,6) 手続補正書(自発) 昭和57年5月26日 特許庁長官 島 1)春樹殿       (1、事件
の表示 昭和56年特許願第166557号2 発明の
名称 カラー複写機 ろ 補正をする者 事件との関係  特許出願入 住 所  東京都大田区中馬込1丁目6番6号名 称 
 (674)株式会社 リ コ −代表者 大 植 武
 士 4、代理人〒104 説明の1・1°(および図面    −一〜−6補正の
内容 (1)明細書の下記唾および行の誤とした部分を正とし
た内容に訂正する。 (2)明細書第169回第16行の1である。」と1第
1p図は」の間に「第10図はレジストローラ駆動シス
テム構成を示すブロツク図、」を挿入する。 (3)明細書第169頁第19行および第20行の「第
1r図はレジストローラ駆動システム構成を示すブロツ
ク図、」を削除する。 (4)第1a図、第10図および第1p図を添付別紙の
通りに訂正する。 7 添付書類の目録 図 面         二葉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体ドラム駆動系より画像走査系への走査駆動
    力の伝達を制御するクラツチ装置;画像走査系に結合さ
    れたリターン駆動電気モータ;および クラツチ装置の係合およびリターン駆動電気モータの付
    勢を制御し、露光開始から感光体ドラムの1回転よりも
    所定角度前までクラツチ装置を係合としリターン駆動電
    気モータは消勢として画像走査系を往走査駆動とし、残
    りの所定角度の回転の間クラツチ装置を非係合としリタ
    ーン駆動電気モータを付勢して感光体ドラムの1回転終
    了時あるいはその前までに画像走査系を走査待機位置に
    戻す電子制御装置; を備えるカラー複写機。
  2. (2)クラツチ装置は係合状態において駆動軸と被駆動
    軸の間にすべりを生じない同期クラツチ装置である、前
    記特許請求の範囲第(1)項記載のカラー複写機。
  3. (3)同期クラツチ装置は爪クラツチである前記特許請
    求の範囲第(2)項記載のカラー複写機。
  4. (4)リターン駆動電気モータはサーボモータであり、
    電子制御装置はそれを付勢するサーボモータコントロー
    ラに、速度指示信号を与える前記特許請求の範囲第(1
    )項記載のカラー複写機。
  5. (5)電子制御装置は感光体ドラムの回転に同期して1
    回転当り複数個発せられるエンコーダパルスをカウント
    し、感光体ドラムの1回転につき1パルス発せられるホ
    ームポジシヨンパルスが現われる毎にカウント値をリセ
    ツトして、カウント値に応じて画像走査系のリターン位
    置到達および走査待機位置到達の監視タイミングを定め
    てリターン位置到達に応じてクラツチ装置を非係合とし
    リターン駆動電気モータを付勢し、走査待機位置到達に
    応じてリターン駆動電気モータを停止とする前記特許請
    求の範囲第(1)項記載のカラー複写機。
  6. (6)電気制御装置は複写設定を読み、フルカラー複写
    、単色複写等の複写機動作モードを示すモードデータ(
    BMODE)を作成し、ドラム回転数を示すチータブロ
    ツク(DHPCO)を特定して、ドラム回転数指示パル
    スが現われる毎にモードデータ(BMODE)とデータ
    ブロツク(DHPCO)の内容を参照してモードデータ
    に対応付けられた態様でデータブロツクのドラム回転指
    示フラグを該データブロツク内で順次にシフトし、モー
    ドデータ(BMODE)とデータブロツク(DHPCO
    )におけるフラグ位置で画像走査系の駆動要否を定める
    前記特許請求の範囲第(1)項記載のカラー複写機。
JP56166557A 1981-10-19 1981-10-19 カラ−複写機 Pending JPS5868058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56166557A JPS5868058A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 カラ−複写機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56166557A JPS5868058A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 カラ−複写機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5868058A true JPS5868058A (ja) 1983-04-22

Family

ID=15833463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56166557A Pending JPS5868058A (ja) 1981-10-19 1981-10-19 カラ−複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5868058A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107048A (ja) * 1983-11-15 1985-06-12 Fuji Xerox Co Ltd カラー記録装置
US4705386A (en) * 1986-05-12 1987-11-10 Shinko Electric Co., Ltd. Color copying machine

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4869523A (ja) * 1971-12-17 1973-09-21
JPS53102041A (en) * 1977-02-17 1978-09-06 Ricoh Co Ltd Making exposure for electrophotographic copier

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4869523A (ja) * 1971-12-17 1973-09-21
JPS53102041A (en) * 1977-02-17 1978-09-06 Ricoh Co Ltd Making exposure for electrophotographic copier

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107048A (ja) * 1983-11-15 1985-06-12 Fuji Xerox Co Ltd カラー記録装置
JPH0442672B2 (ja) * 1983-11-15 1992-07-14 Fuji Xerox Co Ltd
US4705386A (en) * 1986-05-12 1987-11-10 Shinko Electric Co., Ltd. Color copying machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4186299A (en) Reproduction machine with different operating programs
GB1573676A (en) Document reproduction machine
US4398819A (en) Combination scroll and marquee display
US4937621A (en) Malfunction display and operation inhibiting device for an image forming apparatus
US4300829A (en) Cascade illumination and switch control console
US5162853A (en) Multiple color copying apparatus having a copy paper color detecting device
GB1573135A (en) Control system for electrostatographic machines
JPS5868058A (ja) カラ−複写機
US4933720A (en) Paper size selecting device in a recording apparatus
US4579440A (en) Copying machine with a common image exposure and optical discharge device
US4403850A (en) Copying device having plural exposure modes
JPH01206363A (ja) 複写機
US4949124A (en) Image forming apparatus having plural developing units and an arrangement for selecting the developing unit having the highest use count
US4572656A (en) Message que interactive control console
JPS5865446A (ja) 複写機の操作表示装置
JPS61203481A (ja) 現像装置
JPS6088972A (ja) 複写機等の表示制御装置
JPS59129865A (ja) 複写機の制御装置
JPS60247660A (ja) 複数の現像器を備えた画像形成装置
JPH01129270A (ja) 複写機
JPS59129866A (ja) 複写機の制御装置
JPS5982249A (ja) 複写機の給紙制御方式
JP2968312B2 (ja) 複写装置の複写倍率操作表示装置
JPH11272134A (ja) 画像形成装置
JPH01280773A (ja) 複写機のトナー色自動選択装置