JPH10206979A - 画像読取装置の原稿押さえ装置 - Google Patents

画像読取装置の原稿押さえ装置

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JPH10206979A
JPH10206979A JP2454597A JP2454597A JPH10206979A JP H10206979 A JPH10206979 A JP H10206979A JP 2454597 A JP2454597 A JP 2454597A JP 2454597 A JP2454597 A JP 2454597A JP H10206979 A JPH10206979 A JP H10206979A
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JP
Japan
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sheet
original
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liquid crystal
light
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Application number
JP2454597A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakai
良博 堺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH10206979A publication Critical patent/JPH10206979A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの原稿押さえ面の一部を光反射部にして
裏汚れを防止し、他を光吸収部にして裏写りを防止する
ことができる原稿押さえ装置を提供する。 【解決手段】 原稿をコンタクトガラス3上に押圧する
原稿押さえ板11と、該原稿押さえ板の原稿面側に設け
られ、光反射部20と光吸収部21とを任意に設定でき
る熱可逆性のシート12と、該シート12を加熱して光
反射部や光吸収部を形成するサーマルヘッド15及びそ
の駆動手段16と、を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、スキャナ
ー、FAX等の画像読取装置に使用されている原稿押さ
え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の画像読取装置の例として複
写機を示す。この複写機では、複写機1内で原稿載置面
たるコンタクトガラス3上の原稿が、給紙カセット2内
のコピー用紙に複写されるようになっている。押さえ手
段4において、原稿押さえ面5は、反射率が高い色(た
とえば白面)となっているが、これは原稿がコピー用紙
より小さいときに、原稿の周りが黒く縁取りされたり、
薄手の原稿のときに地肌部が黒く汚れたりするのを防止
するためである。
【0003】ところで、この原稿押さえ面5は、コンタ
クトガラス3や、原稿などと擦れるので、汚れ易い。も
し、原稿押さえ面5が汚れていると、原稿がコピー用紙
より小さいとき、原稿に対応する画像の周りに原稿押さ
え面5の汚れが写ったり、薄手の原稿のときには画像部
に対応する地肌部に原稿押さえ面の汚れが写る、いわゆ
る、「裏汚れ」を生じ、コピー品質を著しく劣化させて
しまう。
【0004】この「裏汚れ」の防止対策として、原稿押
さえ面5に、白色シートをかぶせることができるように
したものがある(実開昭63−66837号)。一方、
両面に印字してある原稿をコピーする場合、原稿のコピ
ーしたい面の裏側の文字や絵も同時にコピーされる、い
わゆる「裏写り」を生じることがある。この「裏写り」
の防止対策としては、原稿押さえ面を、光を吸収する
色、たとえば、黒色とするものがある(特開昭62−9
4836号)。
【0005】また、特開平5−289199号では、1
枚の原稿に対し、光反射用の白色シート、光吸収用の黒
色シートのどちらかをオペレータが操作部より入力て選
べるようにしている。すなわち、裏汚れ防止なら白色
部、裏写り防止なら黒色部を、シートを移動することに
より選択できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿がコピ
ー用紙より小さく、しかも、両面に印字されている場合
を考えると、まず、原稿の周辺部の裏汚れを防止するた
めに原稿押さえ面を光反射できる白色部にする必要があ
る。一方、原稿の裏面の文字や絵が写らないように裏写
りを防止する必要もあるので、原稿押さえ面の少なくと
も裏面の文字や絵のある部分は、光を吸収する黒色部に
しなければならない。
【0007】しかし、上述したいずれの従来例も、1枚
の原稿に対して裏汚れ防止対策と裏写り防止対策の双方
を同時に行うということはできない。本発明は上記の事
実から考えられたもので、1つの原稿押さえ面の一部を
光反射部にして裏汚れを防止し、他を光吸収部にして裏
写りを防止することができる原稿押さえ装置を提供する
事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿をコンタクトガラス上に押圧する原
稿押さえ板と、該原稿押さえ板の原稿面側に設けられ、
光反射部と光吸収部とを任意に設定できるシートと、該
シートに光反射部と光吸収部とを形成する駆動手段と、
を有することを特徴としている。
【0009】または、上記シートが熱可逆性シートで、
上記駆動手段が、該熱可逆性シートを部分的に加熱する
サーマルヘッドを備え、上記熱可逆性シートと原稿押さ
え板との間に熱可逆性シートとほぼ同じ大きさの光吸収
板を設けた構成や、上記シートが液晶シートで、上記駆
動手段が液晶シートの任意の部分を透明にし、残りの部
分を白濁状態にする液晶駆動装置で、上記液晶シートと
原稿押さえ板との間に上記液晶シートとほぼ同じ大きさ
の光吸収板を設けた構成とすることができる。
【0010】また、上記画像読取装置がエディタ装置を
備え、該エディタ装置により上記駆動装置が制御される
構成とすることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
り説明する。図1は本発明の原稿押さえ装置の構成を示
す図である。原稿押さえ装置は、押さえ板11と、光反
射部の範囲と光吸収部の範囲を任意に設定できるシート
12と、このシート12を支える2本の軸13,13
と、シート12にテンションを与えるスプリング14と
を有する。
【0012】シート12は、熱可逆性シート(TC=Th
ermo-Chromicフィルム)、又は液晶シートからなる。熱
可逆性シートの基本原理は次のとおりである。溶剤中に
合成樹脂と有機低分子物質を溶解し、その溶液を透明フ
ィルム上に塗布する。これを加熱乾燥することにより、
樹脂中に有機低分子物質が1μm以下の粒子状に分散さ
れる。これは、常温では透明状態であるが、加熱すると
約100℃付近で白濁が始まる。これを常温まで冷却す
ると、白濁が安定して完全な白濁面ができあがる。これ
は単結晶を形成している(一定の向きに結晶が並んでい
る)粒子が多結晶を形成する(結晶が多方向を向く)た
め、光が通過することができず、何度も屈折して散乱さ
れた結果白く見えるためである。
【0013】次に再び加熱すると、約70℃から透過率
が上昇しはじめ、約70℃〜100℃で最大透明状態と
なり、これが常温まで冷却されると元の透明状態に戻
る。これは粒子が再び単結晶化するため、光は散乱する
ことなく通過する。したがって透明に見えることにな
る。
【0014】図1において、本発明の原稿押さえ装置
は、上記の熱可逆性シートからなるシート12を加熱す
るためのサーマルヘッド15を設けている。このサーマ
ルヘッド15は駆動手段16により矢印方向(x方向)
及び紙面と垂直な方向(y方向)の双方に移動すること
が出来る。移動範囲、すなわち、加熱できる範囲は、画
像読取装置が扱う用紙サイズの最大のものより若干大き
めである。最大用紙サイズがA3の場合は、x方向に少
なくともA3横方向(420mm)+αで、y方向には
A3縦方向(297mm)+αとなる。
【0015】シート12の裏面には、押さえ板11との
間に、光吸収板17が設けられている。この光吸収板1
7は、シート12とほぼ同じ大きさで、そのシート12
側は光を吸収するように、たとえば黒色に、塗装されて
いる。
【0016】原稿がコピー用紙より小さい場合、コピー
画像の周辺に黒縁ができないようにオペレータは駆動手
段16によりサーマルヘッド15を駆動し、シート12
のコピー用紙と対向する位置をコピー用紙より若干広め
の範囲で加熱し、光反射部、すなわち、白濁状態にす
る。
【0017】白濁にする範囲は、画像読取装置に設けら
れている図示しない公知のエディタ装置を利用すること
もできる。すなわち、エディタ装置と駆動手段16とを
接続し、エディタ装置で範囲を指定すれば、その範囲を
駆動手段16が白濁させて光反射部とすることができ
る。
【0018】図2は、A5サイズの原稿をA4サイズの
コピー用紙にコピーする場合のシート12の状態を示し
ている。この場合、シート12のA4サイズと重なる部
分が総て光反射部20で白濁状態となっている。このと
き、原稿に対応するA5サイズの範囲(斜線部分)は、
白濁状態にしてもよいが、必ずしも白濁させて光反射部
にする必要はない。
【0019】図3は、原稿とコピー用紙のサイズは、全
て図2の場合と同様であるが、コピーすると原稿の裏側
の文字が写ってしまうような場合の例である。このよう
な場合は、原稿のA5の大きさの部分(網目部分)は、
裏側の文字が写らないように光吸収部21とする。すな
わち、シート12のこの部分を透明にし、ここを透過し
た光を光吸収板17で吸収する。そして、原稿の外側の
コピー用紙A4の部分(白地の部分)は、コピー画像の
周辺に黒縁ができないようにサーマルヘッド15を駆動
してシート12を加熱し、白濁状態の光反射部20にす
る。白濁にする範囲は、エディタ装置を利用して範囲指
定することも可能である。
【0020】上記の実施例において、熱可逆性シートを
液晶シートにしても同様の効果が得られる。液晶シート
の場合は、通電する範囲をエディタ装置で指定すること
により、透明部分と不透明部分とに分けることができ
る。透明部分が光吸収部で、不透明部分が光反射部とな
るわけである。
【0021】なお、通常使用されている液晶表示素子の
多くはガラス基板で作られているので形状の自由度がな
い。そのため、原稿が本等のように凹凸があるものの場
合、液晶シートではしっかりと押さえられない。そこ
で、本発明では、ガラス基板の代わりに、高分子フィル
ムを用いた液晶シートを使用している。このような高分
子フィルムを用いた液晶シートは、公知である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
原稿をコンタクトガラス上に押圧する原稿押さえ板と、
該原稿押さえ板の原稿面側に設けられ、光反射部と光吸
収部とを任意に設定できるシートと、該シートに光反射
部と光吸収部とを形成する駆動手段とを有する構成とし
たので、1枚の原稿上で裏汚れ防止用の光反射部と、裏
写り防止用の光吸収部の各々を選択的に設定することが
できる。また、駆動手段を画像読取装置のエディタ装置
により制御する構成とすれば、範囲指定が容易にできる
ようになり、使い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における原稿押さえ装置の実施例を示す
断面図である。
【図2】原稿がコピー用紙より小さく裏汚れ防止が必要
な場合を説明する図である。
【図3】原稿がコピー用紙より小さく、裏汚れ防止と裏
写りの防止の双方が必要な場合を説明する図である。
【図4】従来の画像読取装置の原稿押さえ装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 3 コンタクトガラス 11 原稿押さえ板 12 シート 15 サーマルヘッド 16 駆動手段 17 光吸収板 20 光反射部 21 光吸収部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をコンタクトガラス上に押圧する原
    稿押さえ板と、該原稿押さえ板の原稿面側に設けられ、
    光反射部と光吸収部とを任意に設定できるシートと、該
    シートに光反射部と光吸収部とを形成する駆動手段と、
    を有することを特徴する画像読取装置の原稿押さえ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記シートが熱可逆性シートで、上記駆
    動手段が該熱可逆性シートを部分的に加熱するサーマル
    ヘッドを備え、上記熱可逆性シートと原稿押さえ板との
    間に熱可逆性シートとほぼ同じ大きさの光吸収板を設け
    たことを特徴する請求項1記載の画像読取装置の原稿押
    さえ装置。
  3. 【請求項3】 上記シートが液晶シートで、上記駆動手
    段が液晶シートの任意の部分を透明にし、残りの部分を
    白濁状態にする液晶駆動装置で、上記液晶シートと原稿
    押さえ板との間に上記液晶シートとほぼ同じ大きさの光
    吸収板を設けたことを特徴する請求項1記載の画像読取
    装置の原稿押さえ装置。
  4. 【請求項4】 上記画像読取装置がエディタ装置を備
    え、該エディタ装置により上記駆動装置が制御されるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像
    読取装置の原稿押さえ装置。
JP2454597A 1997-01-24 1997-01-24 画像読取装置の原稿押さえ装置 Pending JPH10206979A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8259316B2 (en) 2007-09-14 2012-09-04 Oki Data Corporation Image reading apparatus and image forming apparatus having a light adjusting member

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US8259316B2 (en) 2007-09-14 2012-09-04 Oki Data Corporation Image reading apparatus and image forming apparatus having a light adjusting member

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