JP3192477B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿画像をスリットを介
してラインセンサ等の受光素子で読取る原稿読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特開平3−179868号に
おいて、カラー原稿からの光を回折格子を用いて色分解
を行なう装置を提案している。
【0003】この種の装置では、回折格子により色分解
を行なうため画像光を規制するスリットは、その幅及び
平行性等に非常に精度を要するものであり、その為ガラ
ス板等の透明部材に印刷によってスリットが形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の装
置では、上述した様にスリットの間は空洞になっていな
い為、スリットの間のガラス板上に塵やほこり等が付着
してしまい画像の読取に悪影響を及ぼすという問題があ
る。特に回折格子を用いる装置ではスリットの幅は従来
の装置に比べ狭くする必要があり、その為、スリット幅
における塵、ほこり等の占める割合も大きくなることか
ら画像の読取りには大きな問題となるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、原稿を照明する光源と、原稿からの画像光
を受光する受光素子と、原稿面と受光素子の間の光路に
設けられたスリット部材と、を有する原稿読取装置にお
いて、上記スリット部材は、透明部材と、原稿からの画
像光がスリット状に規制されるように透明部材の上面に
平行に設けられた第1遮光部と、第1遮光部により形成
されたスリットに対応する位置にスリットが形成される
ように透明部材の下面に設けられた第2遮光部と、を有
し、上記光源からの出射光は第1および第2遮光部の外
側から原稿面に向い、透明部材に形成されたスリットを
通る上記光源からの出射光は第2遮光部により規制され
ることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。図1は本発明を適用した原稿読取装置の全体
概略図である。図において、原稿台ガラス1に載置され
た原稿2はハロゲンランプ3、反射笠4,5により照射
され、原稿から反射光が得られる。この原稿からの反射
光はスリット6により光束が規制された後、反射ミラー
7,8,9及び結像レンズ10を介して回折格子11に
入射し、ここで色分解された光はラインセンサ12で受
光され画像が読み取られる。尚、ハロゲンランプ3、反
射笠4,5、スリット6及び反射ミラー7等は第1走査
ユニットを、反射ミラー8,9等は第2走査ユニットを
形成しており、第1走査ユニット及び第2走査ユニット
が原稿台ガラス1の下を矢印方向に移動走査(第2走査
ユニットは第1走査ユニットの1/2の速度である。)
することで原稿全体が読み取られる。
【0008】図2(a)は図1の装置の第1走査ユニッ
トの斜視図である。図に示される様に、スリット6は第
1走査ユニットの支持部材12a,12b,12c,1
2d,12eによりユニットの上方に取付けられてい
る。図2(b)はスリット6の端部の拡大図である。こ
のスリット6は透明部材であるガラス板6aの上面にシ
ルクスクリーン印刷による光束の通過を規制する印刷部
6bが設けられたものである。
【0009】印刷部6bの端部には、チャート開口部1
3が設けられており、このチャート開口部13の形状を
読み取ることでスリット6とラインセンサ12との位置
調整ができる構成になっている。
【0010】つまり、ガラス板上に印刷により光束規制
部を設けたスリットでは、スリットの開口部がガラス面
であり空洞になっていない為、このガラス面に塵やほこ
り等が付着するということが起きる。この場合、例えば
図4(a)の様にガラス板の上面のみしか印刷部60a
が設けられていないと、原稿を照明する光束(原稿に向
かう光束)の一部がこの開口部を通過することになる
(E部)が、開口部には塵が付着しているため塵からの
反射光が原稿からの画像光と重なり原稿を正しく読み取
ることができないということになる。この塵からの反射
光は塵がハロゲンランプに近いためかなりの光量となり
悪影響を及ぼすものであり、また塵は原稿台ガラス上に
存在するのと異なり原稿走査中、常に存在するため塵か
らの反射光の影響により再生画像にスジができたりす
る。
【0011】即ち、本実施例のスリットはこの問題点を
解決するもので、ガラス板の下面にも印刷部を設け、ス
リット開口部を通過する原稿に向かう光束を規制(遮
断)することで、ガラス面に付着した塵からの反射光の
影響を軽減するものである。尚、図3(b)及び図4
(b)は、下面に印刷部がある場合とない場合のそれぞ
れのスリットを通過する原稿照明光束の光量分布であ
り、下面に印刷部がある場合の方がスリット開口部を通
過する光束が減少することが明らかである。
【0012】また図3(c)は下面印刷部6cを示す図
である。次にスリットへの塵、ほこり等の付着自体を防
ぐことで、塵、ほこり等による画像読取への悪影響をよ
り防止できる更なる手段について説明する。
【0013】スリット開口部がガラス面であるとこのガ
ラス面に塵やほこり等が付着することが起きるが、これ
は主に静電気によるところが大きい事がわかってきた。
【0014】そこで、ガラス板の表面にECコート等の
帯電防止膜6dを施し、その防止膜をアースに落とすこ
とにより帯電防止処理を行い塵等の付着を防止してい
る。
【0015】図5(a),(b),(c)はそれぞれ帯
電防止膜をガラススリットの上面、下面、上面及び下面
に設けた例であり、これらの帯電防止膜は図2(a)に
示される支持部材12a〜12e及び第1走査ユニット
に取付けられたワイヤ(不図示)を通してアースに落と
す構成になっている。
【0016】このようにスリットに帯電防止処理を行な
うことでスリット開口部に付着する塵等を防止すること
ができ画像読取を正しく行なうことができる。
【0017】尚、図5はガラス板の上面のみに印刷部を
設けたものを例示したが、前の実施例で説明したガラス
板の下面にも印刷部を設けたものにも当然適用可能であ
り、ガラス板の上面及び下面に印刷部を設け且つ静電防
止処理を行なうことで塵やほこり等による画像読取への
悪影響をより防止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明した様に本発明ではスリット
を介して原稿画像を読み取る装置において、塵やほこり
等による悪影響を防止することができ、良好な画像の読
み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した原稿読取装置の全体概略図で
ある。
【図2】図1の装置の第1走査ユニットの斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例であるスリットを説明するため
の図である。
【図4】図3の実施例の背景技術を示す図である。
【図5】本発明のスリット部材に帯電防止処理を施す場
合を説明するための図である。
【符号の説明】
6 スリット 6a ガラス板 6b 印刷部(上面) 6c 印刷部(下面) 6d 帯電防止膜 12 ラインセンサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照明する光源と、原稿からの画像
    光を受光する受光素子と、原稿面と受光素子の間の光路
    に設けられたスリット部材と、を有する原稿読取装置に
    おいて、 上記スリット部材は、透明部材と、原稿からの画像光が
    スリット状に規制されるように透明部材の上面に平行に
    設けられた第1遮光部と、第1遮光部により形成された
    スリットに対応する位置にスリットが形成されるように
    透明部材の下面に設けられた第2遮光部と、を有し、上
    記光源からの出射光は第1および第2遮光部の外側から
    原稿面に向い、透明部材に形成されたスリットを通る上
    記光源からの出射光は第2遮光部により規制されること
    を特徴とする原稿読取装置。
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