JP3149936B2 - 画像の読み取り用ユニット - Google Patents
画像の読み取り用ユニットInfo
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- JP3149936B2 JP3149936B2 JP24647894A JP24647894A JP3149936B2 JP 3149936 B2 JP3149936 B2 JP 3149936B2 JP 24647894 A JP24647894 A JP 24647894A JP 24647894 A JP24647894 A JP 24647894A JP 3149936 B2 JP3149936 B2 JP 3149936B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像の読み取
り用ユニットに係り、特に、レンズの入射光側若しくは
出射光側に、レンズブロッカーを備えた画像の読み取り
用ユニットの構成に関する。
り用ユニットに係り、特に、レンズの入射光側若しくは
出射光側に、レンズブロッカーを備えた画像の読み取り
用ユニットの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像の読み取り用ユニ
ットは、レンズとCCDラインセンサとをレンズブラケ
ットに組付け、レンズカバーで蓋をした構成からなるレ
ンズユニットを有しており、このレンズユニットはケー
シングの内部において光学系の光軸に沿って、前後に可
動に取り付けられている。例えば、固定倍率の複写機
は、レンズとCCDラインセンサの距離は固定であり、
出荷時の仕様に見合う所定倍率が得られるように、該レ
ンズユニット全体を一体として光軸に沿って前後に動か
して、光学系の配置を調整し、その後レンズユニットを
ケーシングに固定している。
ットは、レンズとCCDラインセンサとをレンズブラケ
ットに組付け、レンズカバーで蓋をした構成からなるレ
ンズユニットを有しており、このレンズユニットはケー
シングの内部において光学系の光軸に沿って、前後に可
動に取り付けられている。例えば、固定倍率の複写機
は、レンズとCCDラインセンサの距離は固定であり、
出荷時の仕様に見合う所定倍率が得られるように、該レ
ンズユニット全体を一体として光軸に沿って前後に動か
して、光学系の配置を調整し、その後レンズユニットを
ケーシングに固定している。
【0003】また、上記従来の画像の読み取り用ユニッ
トには、レンズ中心部分に入射する光量を減少させて、
結像面に配したCCDラインセンサに入射する光量を略
均一に調整するためのレンズブロッカーを備えている。
このレンズブロッカーは、断面がL字状に形成されてお
り、レンズユニットとは別体の遮光カバーにネジで固定
されている。
トには、レンズ中心部分に入射する光量を減少させて、
結像面に配したCCDラインセンサに入射する光量を略
均一に調整するためのレンズブロッカーを備えている。
このレンズブロッカーは、断面がL字状に形成されてお
り、レンズユニットとは別体の遮光カバーにネジで固定
されている。
【0004】また、特開平6─82930号公報には、
レンズの中心部分に入射する光量若しくは、中心部から
出射する光量を減少させて、結像面に出射される光量を
略均一にする形状に形成されたレンズブロッカーをカバ
ー若しくはレンズ取り付け部と一体に形成した画像の読
み取り装置が開示されている。
レンズの中心部分に入射する光量若しくは、中心部から
出射する光量を減少させて、結像面に出射される光量を
略均一にする形状に形成されたレンズブロッカーをカバ
ー若しくはレンズ取り付け部と一体に形成した画像の読
み取り装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
画像の読み取り用ユニットは、レンズブロッカーが固着
されている遮光カバーとレンズユニットとは別体であ
り、しかも互いに接触していないので、複写倍率の調整
の際にレンズユニットを動かしても、前記遮光カバーに
取り付けられたレンズブロッカーは動かない。従って、
倍率調整の際レンズユニットを光軸に沿って前後に移動
させると、レンズとレンズブロッカーの間の距離が変化
し、結像面の光量バランスに影響を与えてしまうという
問題がある。
画像の読み取り用ユニットは、レンズブロッカーが固着
されている遮光カバーとレンズユニットとは別体であ
り、しかも互いに接触していないので、複写倍率の調整
の際にレンズユニットを動かしても、前記遮光カバーに
取り付けられたレンズブロッカーは動かない。従って、
倍率調整の際レンズユニットを光軸に沿って前後に移動
させると、レンズとレンズブロッカーの間の距離が変化
し、結像面の光量バランスに影響を与えてしまうという
問題がある。
【0006】また、上記特開平6─82930号公報に
開示されている画像の読み取り用ユニットは、カバー若
しくはレンズ取り付け部本体と一体に形成されたレンズ
ブロッカーの位置はカバーと共に固定であり、他方レン
ズは倍率調整用に光軸に沿って前後に移動が可能である
ため、レンズの移動によってレンズとレンズブロッカー
との距離が変化するという問題がある。レンズとレンズ
ブロッカーの距離が変化すると、レンズに入射する光束
の光量分布が変化するので、当初、結像面に出射される
光量を略均一にするように、レンズブロッカーを配置し
たとしても、レンズを移動させることにより、結像面の
光量バランスが崩れてしまうという問題がある。
開示されている画像の読み取り用ユニットは、カバー若
しくはレンズ取り付け部本体と一体に形成されたレンズ
ブロッカーの位置はカバーと共に固定であり、他方レン
ズは倍率調整用に光軸に沿って前後に移動が可能である
ため、レンズの移動によってレンズとレンズブロッカー
との距離が変化するという問題がある。レンズとレンズ
ブロッカーの距離が変化すると、レンズに入射する光束
の光量分布が変化するので、当初、結像面に出射される
光量を略均一にするように、レンズブロッカーを配置し
たとしても、レンズを移動させることにより、結像面の
光量バランスが崩れてしまうという問題がある。
【0007】本来、レンズブロッカーは形成される形状
と、レンズに対して配置される両者の距離関係との両条
件が整った時に、所定の効果をもたらすものであり、レ
ンズとレンズブロッカー間の距離が変化することは、結
像面に出射される光量のバランスが崩れることを意味
し、CCDラインセンサで結像を受光する際に不都合が
生じるという問題がある。
と、レンズに対して配置される両者の距離関係との両条
件が整った時に、所定の効果をもたらすものであり、レ
ンズとレンズブロッカー間の距離が変化することは、結
像面に出射される光量のバランスが崩れることを意味
し、CCDラインセンサで結像を受光する際に不都合が
生じるという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、倍率調整の際にレンズユニットを動かして
も、レンズとレンズブロッカー間の距離が変わらず、レ
ンズの結像面での光量バランスが略均一に保たれる画像
の読み取り用ユニットを提供することを目的とする。
たもので、倍率調整の際にレンズユニットを動かして
も、レンズとレンズブロッカー間の距離が変わらず、レ
ンズの結像面での光量バランスが略均一に保たれる画像
の読み取り用ユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、レンズと、該レンズを通過した画像光が入
射するイメージセンサと、前記レンズ及び前記イメージ
センサを収納するユニットケーシングとからなるレンズ
ユニットを有し、前記レンズユニットは光学系の光軸に
沿って一体として前後可動に取り付けられる画像の読み
取り用ユニットにおいて、前記レンズ及び前記イメージ
センサは、前記ユニットケーシングに固定され、前記ユ
ニットケーシングには、前記レンズの中心部に入射する
光量、若しくは前記中心部から出射する光量を減少させ
て、前記イメージセンサの結像面に出射される光量を略
均一にする形状に形成されたレンズブロッカーが一体成
形されており、前記レンズブロッカー、前記レンズ及び
前記イメージセンサのそれぞれの距離関係を一定に保っ
たまま、前記レンズユニットが移動する構造を備えてい
ることを特徴としている。
するために、レンズと、該レンズを通過した画像光が入
射するイメージセンサと、前記レンズ及び前記イメージ
センサを収納するユニットケーシングとからなるレンズ
ユニットを有し、前記レンズユニットは光学系の光軸に
沿って一体として前後可動に取り付けられる画像の読み
取り用ユニットにおいて、前記レンズ及び前記イメージ
センサは、前記ユニットケーシングに固定され、前記ユ
ニットケーシングには、前記レンズの中心部に入射する
光量、若しくは前記中心部から出射する光量を減少させ
て、前記イメージセンサの結像面に出射される光量を略
均一にする形状に形成されたレンズブロッカーが一体成
形されており、前記レンズブロッカー、前記レンズ及び
前記イメージセンサのそれぞれの距離関係を一定に保っ
たまま、前記レンズユニットが移動する構造を備えてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、レンズブロッカーはレンズユ
ニットの構成品の一つであるユニットケーシングに直接
設けて一体とし、レンズとイメージセンサとレンズブロ
ッカーのそれぞれの距離を所定距離に固定してレンズブ
ラケットに保持することにより、倍率調整の際に、レン
ズユニットを動かしても、レンズとレンズブロッカーと
の間の距離は変化しない。
ニットの構成品の一つであるユニットケーシングに直接
設けて一体とし、レンズとイメージセンサとレンズブロ
ッカーのそれぞれの距離を所定距離に固定してレンズブ
ラケットに保持することにより、倍率調整の際に、レン
ズユニットを動かしても、レンズとレンズブロッカーと
の間の距離は変化しない。
【0011】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る画像の読
み取りユニットの好ましい実施例について詳説する。図
1は本発明に係る画像の読み取りユニットの構成を示す
断面図であり、図2は図1の平面図である。図1に示す
画像の読み取り用ユニットは、箱型のケーシング10の
内部に光源部20とレンズユニット30と光伝送光学系
40を収めた構成からなり、図1において、ケーシング
10の右側は遮光カバー102で仕切られ、上方には光
源部20、下方には光伝送光学系40が配置される。他
方、ケーシング10の左側にはレンズユニット30が配
置され、その上面はレンズカバー308が設けられてい
る。
み取りユニットの好ましい実施例について詳説する。図
1は本発明に係る画像の読み取りユニットの構成を示す
断面図であり、図2は図1の平面図である。図1に示す
画像の読み取り用ユニットは、箱型のケーシング10の
内部に光源部20とレンズユニット30と光伝送光学系
40を収めた構成からなり、図1において、ケーシング
10の右側は遮光カバー102で仕切られ、上方には光
源部20、下方には光伝送光学系40が配置される。他
方、ケーシング10の左側にはレンズユニット30が配
置され、その上面はレンズカバー308が設けられてい
る。
【0012】前記遮光カバー102にはハロゲンランプ
206と平行に長い長方形のスリット104が形成され
ており、本体内部の光学系に余計な光が進入するのを防
いでいる。光源部20は、前記遮光カバー102上に設
けられたランプブラケット204と、これに保持された
ハロゲンランプ206、206と、これらの上部を覆う
プラテンガラス208とから構成されている。なお、図
2に示すように、ハロゲンランプ206は長尺状をして
おり、同形のものが所定の距離を隔て、2本平行に設け
られている。
206と平行に長い長方形のスリット104が形成され
ており、本体内部の光学系に余計な光が進入するのを防
いでいる。光源部20は、前記遮光カバー102上に設
けられたランプブラケット204と、これに保持された
ハロゲンランプ206、206と、これらの上部を覆う
プラテンガラス208とから構成されている。なお、図
2に示すように、ハロゲンランプ206は長尺状をして
おり、同形のものが所定の距離を隔て、2本平行に設け
られている。
【0013】図1で前記2本のハロゲンランプ206、
206の間隙の下方には、ミラー保持部材42と固定バ
ネ44とで保持された長尺状の第1ミラーM1 がハロゲ
ンランプ206と平行に配置されている。固定バネ44
はネジ48aでケーシング10に取り付けられており、
なお、取り付け時にネジの回転トルクで固定バネ44が
回転しないように、回転止め50aを設けている。ミラ
ーM1 は固定バネ44の付勢力によって、保持部材42
の傾斜部42bにその背面を押し当てられ、所定の角度
に保持されている。
206の間隙の下方には、ミラー保持部材42と固定バ
ネ44とで保持された長尺状の第1ミラーM1 がハロゲ
ンランプ206と平行に配置されている。固定バネ44
はネジ48aでケーシング10に取り付けられており、
なお、取り付け時にネジの回転トルクで固定バネ44が
回転しないように、回転止め50aを設けている。ミラ
ーM1 は固定バネ44の付勢力によって、保持部材42
の傾斜部42bにその背面を押し当てられ、所定の角度
に保持されている。
【0014】第2のミラーM2 は、ケーシング10の中
央付近で、ミラー保持部材52と固定バネ54とで所定
角度に保持され、ネジ48b、回転止め50bによって
ケーシング10に取り付けられている。第3のミラーM
3 は、図1のケーシング10右端の垂直面付近で、ミラ
ーの前面(反射鏡面)が、ミラー保持部材62の傾斜部
62bに付き当てられ、背面から固定バネ64で押さえ
つけられて固定されている。
央付近で、ミラー保持部材52と固定バネ54とで所定
角度に保持され、ネジ48b、回転止め50bによって
ケーシング10に取り付けられている。第3のミラーM
3 は、図1のケーシング10右端の垂直面付近で、ミラ
ーの前面(反射鏡面)が、ミラー保持部材62の傾斜部
62bに付き当てられ、背面から固定バネ64で押さえ
つけられて固定されている。
【0015】固定バネ64はその上部64bをミラー保
持部材62と本体カバー102とで挟まれて固定されて
いるので、ネジ及び回転止めが不要である。レンズユニ
ット30はレンズブラケット302、レンズ304、C
CDラインセンサ306、レンズカバー308とで構成
されており、更に、本発明の特徴であるブロッカー31
8がレンズカバー308の一体物として形成されてい
る。このブロッカー318は図4に示したように凸円弧
状に形成されており、レンズカバー308の先端部にお
いて垂直下方向に折り曲げられるように設けられてお
り、レンズ304に入射する手前で横長帯び状の光束の
上方部分でかつ中心線付近の光の進路を遮る役目を果た
している。
持部材62と本体カバー102とで挟まれて固定されて
いるので、ネジ及び回転止めが不要である。レンズユニ
ット30はレンズブラケット302、レンズ304、C
CDラインセンサ306、レンズカバー308とで構成
されており、更に、本発明の特徴であるブロッカー31
8がレンズカバー308の一体物として形成されてい
る。このブロッカー318は図4に示したように凸円弧
状に形成されており、レンズカバー308の先端部にお
いて垂直下方向に折り曲げられるように設けられてお
り、レンズ304に入射する手前で横長帯び状の光束の
上方部分でかつ中心線付近の光の進路を遮る役目を果た
している。
【0016】具体的には、ブロッカー318とレンズカ
バー308とはプラスチックで一体成形され、特にブロ
ッカー318部分について光の透過を阻止する処理が施
されている。レンズブラケット302は該レンズユニッ
ト30の底面部分に配され、レンズ304がレンズブラ
ケット302の上に保持されていると共に、CCDライ
ンセンサ306がレンズ304の後方のブラケット垂直
面302bに固定されている。尚、CCDラインセンサ
306は図示しないレーザプリンタと接続されており、
読み取った画像の内容がプリントされる。
バー308とはプラスチックで一体成形され、特にブロ
ッカー318部分について光の透過を阻止する処理が施
されている。レンズブラケット302は該レンズユニッ
ト30の底面部分に配され、レンズ304がレンズブラ
ケット302の上に保持されていると共に、CCDライ
ンセンサ306がレンズ304の後方のブラケット垂直
面302bに固定されている。尚、CCDラインセンサ
306は図示しないレーザプリンタと接続されており、
読み取った画像の内容がプリントされる。
【0017】レンズカバー308はレンズ304の上側
を覆ってブラケット302の上面に取り付けられると共
に、図1においてレンズカバー308の右側部分(レン
ズブロッカー318を形成した先端部分からレンズ30
4の入射側の手前付近を覆う部分)は遮光カバー102
の下に重なって組み込まれている。更に、上記レンズユ
ニット30は一体として、光軸に沿って前後に移動調整
可能にケーシング10に取り付けられる。
を覆ってブラケット302の上面に取り付けられると共
に、図1においてレンズカバー308の右側部分(レン
ズブロッカー318を形成した先端部分からレンズ30
4の入射側の手前付近を覆う部分)は遮光カバー102
の下に重なって組み込まれている。更に、上記レンズユ
ニット30は一体として、光軸に沿って前後に移動調整
可能にケーシング10に取り付けられる。
【0018】次に、上記構成の画像の読み取り用ユニッ
トの作用について説明する。先ず、読み取るべき原稿7
0を読み取り面を下にして原稿台72にセットする。原
稿70はローラ74の回転によって矢印Aの方向に送ら
れ、プラテンガラス208上に載せられる。プラテンガ
ラス208上の原稿70は、ハロゲンランプ206から
の光を照射されつつ、図示しない原稿送り手段によっ
て、更に矢印A方向に送られることにより、原稿面全体
にわたって走査されるようになっている。
トの作用について説明する。先ず、読み取るべき原稿7
0を読み取り面を下にして原稿台72にセットする。原
稿70はローラ74の回転によって矢印Aの方向に送ら
れ、プラテンガラス208上に載せられる。プラテンガ
ラス208上の原稿70は、ハロゲンランプ206から
の光を照射されつつ、図示しない原稿送り手段によっ
て、更に矢印A方向に送られることにより、原稿面全体
にわたって走査されるようになっている。
【0019】原稿70に照射された光は、原稿面で反射
され、光源部20の下方の遮光カバー102に形成され
た、スリット104を通過し、スリットの鉛直下方に備
えた長尺状の前記第1ミラーM1 に到る。前記スリット
104は前記反射光の一部を通過させ、残りの光を遮る
ものであり、スリットを通過した光はハロゲンランプ2
06の長尺方向と同方向に長い帯び状の光束となる。
され、光源部20の下方の遮光カバー102に形成され
た、スリット104を通過し、スリットの鉛直下方に備
えた長尺状の前記第1ミラーM1 に到る。前記スリット
104は前記反射光の一部を通過させ、残りの光を遮る
ものであり、スリットを通過した光はハロゲンランプ2
06の長尺方向と同方向に長い帯び状の光束となる。
【0020】第1ミラーM1 は45度の角度をもってケ
ーシング10の底面に取り付けられており、光束はミラ
ーM1 で反射され水平方向に光路が折り曲げられる。更
に該光束は、90度から僅かに傾斜して配置された第2
ミラーM2 で反射され、図1右側の第3ミラーM3 に照
射され、更にミラーM3 で水平方向に光路を折り曲げら
れる。図3(A)及び(B)は反射光の光束400、レ
ンズブロッカー318、レンズ304、CCDラインセ
ンサ306の関係の概略を示しており、(A)は平面
図、(B)は側面図である。また、図4は図3の光軸上
で光束の進行方向からレンズブロッカー318を見た時
の概要図である。
ーシング10の底面に取り付けられており、光束はミラ
ーM1 で反射され水平方向に光路が折り曲げられる。更
に該光束は、90度から僅かに傾斜して配置された第2
ミラーM2 で反射され、図1右側の第3ミラーM3 に照
射され、更にミラーM3 で水平方向に光路を折り曲げら
れる。図3(A)及び(B)は反射光の光束400、レ
ンズブロッカー318、レンズ304、CCDラインセ
ンサ306の関係の概略を示しており、(A)は平面
図、(B)は側面図である。また、図4は図3の光軸上
で光束の進行方向からレンズブロッカー318を見た時
の概要図である。
【0021】説明の便宜上、図4でレンズ304の中心
を通り光束の長手方向(水平横方向)をX軸、レンズ3
04の中心を通る垂直線をY軸と呼ぶことにする。な
お、CCDラインセンサはレンズ304の背後でX軸に
平行にその長手方向を一致させて配置されている。原稿
からの反射光束400は、図3(B)に示すように、レ
ンズ304の手前に配置されたレンズブロッカー318
(斜線部)によって光束の一部が遮られる。即ち、図4
で長方形状の断面を有する光束400はブロッカー31
8によって図の交錯線部分の光が遮られる。従って、レ
ンズ304の中心部に入射する光量は減少されるが、レ
ンズの周辺部に入射する光量は減少されない。
を通り光束の長手方向(水平横方向)をX軸、レンズ3
04の中心を通る垂直線をY軸と呼ぶことにする。な
お、CCDラインセンサはレンズ304の背後でX軸に
平行にその長手方向を一致させて配置されている。原稿
からの反射光束400は、図3(B)に示すように、レ
ンズ304の手前に配置されたレンズブロッカー318
(斜線部)によって光束の一部が遮られる。即ち、図4
で長方形状の断面を有する光束400はブロッカー31
8によって図の交錯線部分の光が遮られる。従って、レ
ンズ304の中心部に入射する光量は減少されるが、レ
ンズの周辺部に入射する光量は減少されない。
【0022】もともとレンズブロッカー318手前の光
束400は、光軸の中心付近には光量が多く、周辺部は
光量が少ないという光量分布を有しているため、上記の
ように、中心付近の光量を減少させることにより、レン
ズ304に入射する光束の光量分布の均一化を図ること
ができる。これにより、CCDラインセンサ306の結
像面に出射される光量分布を略均一にしている。
束400は、光軸の中心付近には光量が多く、周辺部は
光量が少ないという光量分布を有しているため、上記の
ように、中心付近の光量を減少させることにより、レン
ズ304に入射する光束の光量分布の均一化を図ること
ができる。これにより、CCDラインセンサ306の結
像面に出射される光量分布を略均一にしている。
【0023】複写倍率は、原稿70とレンズ304の距
離および、レンズ304とCCDラインセンサ306の
距離とに依存するが、図1の実施例ではレンズ304と
CCDラインセンサ306とはレンズブラケット302
上の決められた位置に不動に固定されており、両者の距
離は一定であるので、所定の倍率を得るための調整は、
これらを包含するレンズユニット30を一体として、光
軸に沿って前後に移動させることにより行われる。この
時、レンズカバー308とレンズブロッカー318は一
体に形成されているため、レンズブロッカー318とレ
ンズ304の距離も一定に保たれる。従って、CCDラ
インセンサ306の結像面に出射される光量のバランス
も崩れることはない。
離および、レンズ304とCCDラインセンサ306の
距離とに依存するが、図1の実施例ではレンズ304と
CCDラインセンサ306とはレンズブラケット302
上の決められた位置に不動に固定されており、両者の距
離は一定であるので、所定の倍率を得るための調整は、
これらを包含するレンズユニット30を一体として、光
軸に沿って前後に移動させることにより行われる。この
時、レンズカバー308とレンズブロッカー318は一
体に形成されているため、レンズブロッカー318とレ
ンズ304の距離も一定に保たれる。従って、CCDラ
インセンサ306の結像面に出射される光量のバランス
も崩れることはない。
【0024】本実施例では、レンズブロッカー318を
レンズ304の入射光側に形成するようにしたが、これ
に限らず、レンズ304の出射側に形成することも考え
られる。また、本実施例では、複写機の原稿読み取り用
ユニットに適用した場合について説明したが、FAXの
読み取り用ユニットにも適用できる。
レンズ304の入射光側に形成するようにしたが、これ
に限らず、レンズ304の出射側に形成することも考え
られる。また、本実施例では、複写機の原稿読み取り用
ユニットに適用した場合について説明したが、FAXの
読み取り用ユニットにも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
の読み取り用ユニットによれば、レンズブロッカーをユ
ニットケーシングと一体に成形して、レンズユニットを
構成したので、光軸に沿ってレンズユニットを前後に動
かしても、レンズとレンズブロッカーとの間の距離を不
変に保つことができ、結像面に出射される光量のバラン
スを略均一に保つことができる。これにより倍率調整を
容易に行うことができる。また、従来のブロッカーを本
体カバーに取り付けていたものに比べて、低コスト化が
可能となる。
の読み取り用ユニットによれば、レンズブロッカーをユ
ニットケーシングと一体に成形して、レンズユニットを
構成したので、光軸に沿ってレンズユニットを前後に動
かしても、レンズとレンズブロッカーとの間の距離を不
変に保つことができ、結像面に出射される光量のバラン
スを略均一に保つことができる。これにより倍率調整を
容易に行うことができる。また、従来のブロッカーを本
体カバーに取り付けていたものに比べて、低コスト化が
可能となる。
【図1】図1は本発明に係る画像の読み取り用ユニット
の実施例の内部構造を示す概略断面図
の実施例の内部構造を示す概略断面図
【図2】図2は図1の平面図
【図3】図3(A)及び(B)は、図1と図2に示した
光学系の概略を説明するための図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図
光学系の概略を説明するための図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図
【図4】図4は図3で光束の進行方向からレンズブロッ
カーを見た時の拡大図
カーを見た時の拡大図
10…ケーシング 20…光源部 30…レンズユニット 102…遮光カバー 206…ハロゲンランプ 302…レンズブラケット 304…レンズ 306…CCDラインセンサ 308…レンズカバー 318…レンズブロッカー M1 、M2 、M3 …ミラー
Claims (1)
- 【請求項1】 レンズと、該レンズを通過した画像光が
入射するイメージセンサと、前記レンズ及び前記イメー
ジセンサを収納するユニットケーシングとからなるレン
ズユニットを有し、前記レンズユニットは光学系の光軸
に沿って一体として前後可動に取り付けられる画像の読
み取り用ユニットにおいて、前記レンズ及び前記イメージセンサは、前記ユニットケ
ーシングに固定され、前記ユニットケーシングには、 前
記レンズの中心部に入射する光量、若しくは前記中心部
から出射する光量を減少させて、前記イメージセンサの
結像面に出射される光量を略均一にする形状に形成され
たレンズブロッカーが一体成形されており、 前記レンズブロッカー、前記レンズ及び前記イメージセ
ンサのそれぞれの距離関係を一定に保ったまま、前記レ
ンズユニットが移動する構造を備えていること を特徴と
する画像の読み取り用ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24647894A JP3149936B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 画像の読み取り用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24647894A JP3149936B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 画像の読み取り用ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110592A JPH08110592A (ja) | 1996-04-30 |
JP3149936B2 true JP3149936B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=17149000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24647894A Expired - Lifetime JP3149936B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 画像の読み取り用ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149936B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4152826B2 (ja) * | 2003-07-17 | 2008-09-17 | 株式会社リコー | 画像読み取りユニット及びこれを用いた画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24647894A patent/JP3149936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08110592A (ja) | 1996-04-30 |
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