JP2003213600A - 壁 紙 - Google Patents

壁 紙

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JP2003213600A
JP2003213600A JP2002007508A JP2002007508A JP2003213600A JP 2003213600 A JP2003213600 A JP 2003213600A JP 2002007508 A JP2002007508 A JP 2002007508A JP 2002007508 A JP2002007508 A JP 2002007508A JP 2003213600 A JP2003213600 A JP 2003213600A
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Katsuhiko Kitora
且彦 木寅
Tomoyuki Fukui
智之 福井
Daisuke Kadokami
大祐 門上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内有害物質を吸着する壁紙の提供を目的とす
る。 【解決手段】叩解されたパルプと、珪藻土と、該珪藻土
とパルプの間の結合強度を高める添加剤とを含み、抄紙
された壁紙原紙裏面に基材が積層され、該原紙表面に
(印刷模様)およびエンボスが付与され、表面に耐汚染
表面層が被覆され、該表面層上から微細な孔が多数さん
孔されたことを特徴とする壁紙、を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は室内有害物質を吸
着する壁紙に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の壁紙は、室内有
害物質は吸着するが、表面状態や意匠性が悪く、それが
顧客の不満であった。壁紙には防汚性が求められてお
り、対策として表面に撥水樹脂のコーティング、フィル
ムのラミネート等が行われている。そのため通気性はほ
とんどないに等しい。一方、通気性を持たせている製品
は、表面に撥水機能等の加工処理がほとんど行うことが
できず、軽微な汚れも一旦付いてしまうと落としにくい
といった欠点がある。
【0003】
【従来の技術】近年、住宅の天井や壁などには様々な種
類の建材が使用されており、またそれらの建材の表面に
は、意匠性を高めるために室内装飾用の化粧シート(例
えば、合成樹脂製、布製、紙製など)を貼り合わせて使
用する場合も多い。
【0004】これらの建材や化粧シートとして用いられ
る合成樹脂製シート中には、例えば、ホルムアルデヒド
など、いわゆる「シックハウス症候群」を引き起こす有
害ガスを発生する化学物質を含む場合があり、施工当初
に特有の不快な臭気を発することがある。そのため、室
内装飾用の化粧シートとして、耐久性の良い合成樹脂製
シートの代わりに、布製や紙製の壁紙などを使用する場
合も多くなっている。
【0005】一方、夏場に高温多湿となる我が国の気候
風土において、密閉性が高くなっている最近の住宅で
は、気象条件によっては、室内に結露を生じ、結露した
周辺にカビを発生する場合がある。また、結露に至らな
くても室内が常に湿度の高い状態となりやすい最近の住
宅では、住人の健康に影響を及ぼすことが懸念される。
本願発明は室内有害物質を吸着する壁紙に関する。
【0006】しかしながら、化粧シートとして紙製の壁
紙を使用する場合には、壁紙はある程度の有害ガスや湿
気を吸収するもののその吸収性能はそれほど大きくない
ため、建材から発生する「シックハウス症候群」を引き
起こす有害ガスや結露を生じる湿気をより多く吸収し、
消臭性や調湿性に優れる壁紙が望まれている。
【0007】ただし、紙製の壁紙に調湿剤を添加する場
合、壁紙の紙厚は薄いことから、「シックハウス症候
群」を引き起こす有害ガスを吸収し、結露の生じにくい
調湿性能に優れる壁紙を製造するためには、壁紙中に可
能な限りの調湿剤を添加する必要がある。
【0008】この紙製の壁紙の消臭性能、調湿性能を改
善する試みとしては、例えば、特開平10−21269
4号公報に、調湿剤として炭素粉や珪藻土を含有する建
物内装用シートが開示されている。
【0009】しかしながら、特開平10−212694
号公報には、壁紙として使用可能な所定強度を有する建
物内装用シートを形成するために建物内装用シート中に
含有可能な調湿剤の添加量およびその製造方法について
は開示されていない。そのため、どの程度の調湿剤をど
のような方法で添加すると所定強度を有する壁紙を形成
することができるかについては不明である。
【0010】一方、昭59−100798号公報には、
珪藻土をパルプをブレンドして形成される珪藻土を含有
する裏打紙およびその製造方法が開示されているが、開
示された製造方法では、パルプ100重量部に対して珪
藻土を20重量部より多く含浸すると、裏打紙としての
強度が低下し、裏打紙として使用できないことが開示さ
れている。
【0011】すなわち、特開平10−212694号公
報および昭59−100798号公報によれば、壁紙中
に珪藻土を含有する製造技術は開示されているものの壁
紙を形成するためには、最大20重量部の珪藻土をパル
プ100重量部に添加するのが限界である。
【0012】しかしながら、上記説明したように紙厚の
薄い壁紙に消臭性能や調湿性能を有する珪藻土などを添
加する場合には、壁紙中に可能な限りの珪藻土を添加し
て、建材から発生する有害ガスや室内の湿気を吸収し
て、壁紙の消臭性能や調湿性能を向上することが望まれ
る。
【0013】本発明は上記説明した従来技術の問題点を
解決することを出発点としてなされたものであり、その
目的は、建材などから発生する有害ガスを吸収し、さら
に室内の湿度を調整可能な、消臭性能や調湿性能に優れ
る珪藻土を多く含む壁紙およびその製造方法を提供する
ことである。
【0014】また本発明の別の目的は、建材などから発
生する有害ガスを吸収し、さらに室内の湿度を調整可能
な、消臭性能や調湿性能に優れる珪藻土や無機質材料を
多く含み、さらに配合により不燃性を示す高填料紙およ
びその製造方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は壁紙を針ロール
を通して、表面に穴を開けることにより通気性を持た
せ、また壁紙表面には撥水加工が施してあるので、撥水
機能も同時に併せ持つことによりこの問題を解決した壁
紙である。本発明は上記問題点を解決した発明で、 叩
解されたパルプと珪藻土と、該珪藻土とパルプ間の結合
強度を高める添加剤とを含み、抄紙された壁紙原紙裏面
に基材が積層され、該原紙表面に印刷模様およびエンボ
スが付与され、表面に耐汚染表面層が被覆され、該表面
層上から微細な孔が多数さん孔されたことを特徴とする
壁紙、をその要旨とする。以下図面に基づいて本発明を
説明する。ここで、例えば、前記パルプは、前記フリー
ネスが80〜300mlとなるように調製されているこ
とが好ましい。
【0016】「図1は」本発明壁紙の断面図で、1は壁
紙原紙である。本発明に使用する壁紙原紙の製造方法
は、パルプを所定のフリーネスとなるように叩解し、前
記叩解したパルプを、珪藻土と、さらに前記パルプと前
記珪藻土との間の結合強度等を高める添加剤と混合して
珪藻土入りパルプスラリーを調製し、前記珪藻土入りパ
ルプスラリーを抄造して前記珪藻土が全量の30重量%
以上となるように調整する。
【0017】[パルプ] 本発明の「壁紙原紙」で使用
するパルプとしては、種々のパルプを使用することがで
きる。例えば、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUK
P)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未
晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒クラフトパル
プ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBS
P)等の木材パルプと、サーモメカニカルパルプ(TM
P)や砕木パルプ(GP)等の高収率パルプのいずれか
を単独又は複合して使用することができる。また木材パ
ルプに限らず、麻、こうぞ等のじん皮繊維、竹、わら、
バガス、ケナフ等の非木材パルプも利用および配合する
こともできる。さらに用途に応じて、有機合成繊維、無
機質繊維を混合しても良い。
【0018】[珪藻土]珪藻土は、藻類が珪藻殻となっ
て長い間地層に堆積し化石化したものであり、主成分
は、SiO2(シリカ)である。本実施形態の「壁紙原
紙」あるいは「高填料紙」で使用する珪藻土の粒子径
は、5〜100ミクロン、好ましくは10〜50ミクロ
ンに整粒され、粒子表面には0.1〜0.2ミクロン程
度の無数の微細孔を有するものが望ましい。
【0019】そのために天然に存在する珪藻土は使用前
に十分焼成されて有機物質や水分などの吸着物質を除去
し、さらに粒子径が上記の範囲となるように分級され
る。なお本実施形態では、「壁紙原紙」中に珪藻土単独
または珪藻土と無機質填剤を合わせて好ましくは全重量
の30重量%以上、より好ましくは、30〜85重量%
添加することができる。本願発明においては、壁紙原紙
を得る工程において、叩解されたパルプと、珪藻土とと
もに無機質填剤を添加しても良い。
【0020】[無機質填剤]本実施形態で使用する無機
質填剤としては、消臭性能、調湿性能を示し、難燃性の
材料であれば天然のものであれ人工のものであれどのよ
うなものであっても良い。例えば、水酸化アルミニウ
ム、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カ
ルシウムあるいは二酸化チタン、水酸化チタン等のチタ
ン酸化物又は水酸化物、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫酸
カルシウム、ホワイトカーボン、酸化アルミニウム、炭
酸マグネシウム、酸性白土、ケイ酸塩鉱物等を単独ある
いは数種類組み合わせて使用することができる。
【0021】無機質填剤の粒子径は、10〜100ミク
ロン、好ましくは20〜80ミクロンに整粒され、粒子
表面に無数の微細孔を有するものが望ましい。そのため
に、必要に応じて使用前に十分焼成し、有機物質や水分
などの吸着物質を除去し、さらに粒子径が上記の範囲と
なるように分級するのがよい。
【0022】このように調整された無機質填剤は、水蒸
気の吸湿・放湿性能および有害ガスの消臭性能に優れ、
建材などから放出される有害ガスを吸着しやすく、また
室内の湿度に合わせて水蒸気を吸収したり、放湿しやす
いくなる。また不燃性の特性を持たせることもできる。
【0023】[添加剤:内添用]本実施形態の「壁紙原
紙」あるいは使用する内添する添加剤は、珪藻土とパル
プとの間の結合強度等あるいは、珪藻土とパルプあるい
は無機質填剤との間の結合強度等を高めるために用いら
れる。添加剤としては、下記に示するサイズ剤、紙力増
強剤および歩留向上剤を用いることが好ましい。
【0024】ここで、例えば、前記サイズ剤は、オレフ
ィン系樹脂、アルキルケテンダイマー、スチレンアクリ
ル樹脂およびロジンなどが含まれ、前記紙力増強剤は、
ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒド
リン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂およびポリアミド樹
脂などが含まれ、前記歩留向上剤は、ポリアクリルアミ
ド系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミン縮合物および多
価フェノール系樹脂などが含まれることが好ましい。
【0025】ここで、例えば、前記サイズ剤を0.1〜
1.0重量%、前記紙力増強剤を0.1〜0.5重量
%、前記歩留向上剤を全重量の0.05〜0.2重量%
含むことが好ましい。
【0026】上記目的を達成するための本発明に係る壁
紙原紙は、以下の構成を有する。すなわち、所定のフリ
ーネスとなるように叩解されたパルプと、珪藻土と、無
機質材料と、前記パルプ、前記珪藻土および前記無機質
材料の間の結合強度等を高める添加剤とを含み、前記珪
藻土と前記無機質填料とを合わせた量が全重量の30重
量%以上となるように調整されていることが望ましい。
【0027】このように調整された珪藻土は、水蒸気の
吸湿・放湿性能および有害ガスの消臭性能に優れている
ことから建材などから放出される有害ガスを吸着しやす
く、また室内の湿度に合わせて水蒸気を吸収したり、放
湿しやすいくなる。
【0028】[サイズ剤]サイズ剤としては、オレフィ
ン系樹脂、アルキルケテンダイマー、スチレンアクリル
樹脂、ロジンなどを用いるのが好ましい。
【0029】[紙力増強剤]紙力増強剤としては、ポリ
アクリルアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂などを
用いるのが好ましい。
【0030】[歩留向上剤]歩留向上剤としては、ポリ
アクリルアミド樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミン縮合
物および多価フェノール系樹脂などを用いるのが好まし
い。
【0031】[フリーネス(ろ水度)]とは、パルプの
水切れの程度を表す指標(数値)で、繊維の叩解の度合
いを示すものである。パルプのフリーネスの測定方法
は、日本工業規格JIS P8121で、「カナダ標準
ろ水度試験方法」および「ショッパーろ水度試験方法」
に規定されている。
【0032】フリーネス(ろ水度)が110mlと低い
パルプは、繊維の叩解が進み、繊維一本一本の枝分かれ
の度合いが増えて、繊維同士の絡みが多くなっている。
この繊維同士の絡みが多くあるパルプを珪藻土や無機質
材料と混合すると、枝分かれした繊維の交点部分に珪藻
土や無機質材料が付着し、パルプと珪藻土あるいは無機
質材料との接触面積が増加する。その結果、それらの間
で発生する摩擦抵抗が増加し、「壁紙原紙」を作製する
ときに得られる紙の強度を高くすることができる。
【0033】壁紙原紙を製造するに際し、パルプを所定
のフリーネスとなるように叩解し、叩解したパルプを、
珪藻土と、さらにパルプと珪藻土と、パルプの間の結合
強度を高める添加剤とを高める添加剤を混合した状態で
抄造し、壁紙原紙を製造する。上記目的を達成するため
に、パルプを所定のフリーネスとなるように叩解し、前
記叩解したパルプを、珪藻土と、さらに前記パルプと前
記珪藻土との間の結合強度を高める添加剤と混合して珪
藻土入りパルプスラリーを調製し、前記珪藻土入りパル
プスラリーを抄造して前記珪藻土が全量の30〜85重
量%となるように調整されている壁紙原紙を製造する。
【0034】フリーネスが80ml乃至300mlのパ
ルプ(針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP))に珪藻土
を全重量の30重量%または85重量%、添加剤として
は、サイズ剤を添加し、抄造、紙力増強して80〜17
0g/m2 の壁紙原紙を得た。
【0035】本発明においては、得られた上記壁紙原紙
1に印刷模様2を付与し、ペーパーエンボス用エンボス
ロールでエンボス3を付与する。エンボス付与した上記
壁紙原紙下面に、 20〜40g/m2の不織布ま
たは紙の基材4を積層する。このエンボス壁紙にアクリ
ル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂そ
の他UV樹脂等の撥水性樹脂、防汚性樹脂の耐汚染表面
層5を15〜50g/m2コーティングして防汚層を被
覆する。この防汚層に微細スパイクローラーで径20〜
140μmの孔6を巾1〜5mm密度間隔で壁紙表面に
さん孔してほぼ基材まで孔が通じるようにする。
【0036】壁紙原紙と基材との積層に際し、接着剤で
両者を積層するのが望ましい。接着剤の使用に際して
は、発泡体7がエンボスと粒の陥没が防止できて望まし
い。発泡体としては、ケミカル発泡、メカニカル発泡、
シラスバルーンのような中空充填剤の配合から選択でき
る。発泡体は40g/m2 厚み0.15〜0.25m
mで、 このようにして本発明壁紙8が得られる。
【0037】(実施例)表1に開示されたパルプフリー
ネスが150mlの状態の叩解されたパルプを含む実施
例1,2配合組成の材料を均一混合したスラリーを、長
網多筒式抄紙機で紙層を形成後、乾燥して厚さ 、坪量
の壁紙原紙を得た。得られた壁紙原紙にドライインキ
量5g/m2でグラビア印刷を施し、エンボスを付与し
た。
【0038】
【表1】
【0039】次に処理された壁紙原紙と38g/m2
さ0.4mmの裏打紙とをドライで接着剤量60g/m
2のシラスバルーン配合のEVA系発泡接着剤で貼り合せ
た。得られた壁紙に、ドライで樹脂量30g/m2のア
クリル系撥水樹脂をエアーナイフでコーティングし、次
いで得られた壁紙表面に、先端が20μmの微細なスパイ
クロールに2mm隔で通して、裏打紙と針ロールが接す
るように流し、微細な穴を開けた。得られた壁紙は、従
来の壁紙と遜色無い性能が得られ、本発明壁紙はホルム
アルデヒド等人体に有害なガスを吸着し、好ましい性能
が得られた。
【0040】[試験法]10cm平方の壁紙面積5.0μ
Lの37%ホルムアルデヒド溶液を染み込ました5Lテ
ドラーバッグに入れ、3Lの窒素ガスを封入する。常温
で放置して24時間後に検知管で測定した。
【0041】得られた壁紙のホルムアルデヒドの吸着量
はほぼ100%であった。また施工180分後孔なし壁
紙は膨れが1乃至2級で悪かったが、孔あき壁紙は5級
で優れていた。
【0042】
【メカニズム】本願発明においては、珪藻土をすきこん
でいるので、人体に有害なガスを吸着するだけでなく壁
材料が脆く崩れる事はなく、施工性も良く、印刷も可能
で、さらに微細スパイクロールでさん孔されているの
で、汚れ防止とともに、膨れも防止される。
【0043】
【発明の効果】従来の珪藻土壁装材は脆く、出隅入り隅
施工時に崩れたり、服と接触したときに服を引っかけた
が、本発明はこのような問題点を解決した。本発明は表
面が樹脂で被覆されており、雑巾拭きが可能である。壁
紙に微細な穴が多数開いているので、通気性が向上し、
施工時接着剤による膨れが防止された。表面には撥水樹
脂が施してあるので、日常生活における水性の汚れを素
早く拭き取ることにより除去すことができ、満足できる
耐汚染性が得られた。相ハギ性、うまし等の壁紙の施工
性は従来の壁紙と遜色なかった。壁紙に微細な穴が多数
開いているので、通気性が向上する。表面には撥水樹脂
が施してあるので、日常生活における軽微な水性の汚れ
を素早く拭き取ることにより、落とすことができる。施
工性、風合い、撥水性、通気性を併せ有する壁紙更に基
材と壁紙原紙とを積層する接着剤を発泡体とすることに
より、エンボス凸部が陥没することもなく、好適な外観
が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明壁紙の断面図である。
【符号の説明】
1 壁紙原紙 5 耐汚染表面層 6 微細孔 8 本発明壁紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F055 AA17 BA11 CA14 CA18 DA02 EA02 EA26 HA10 4L055 AA02 AC06 AG18 AG25 AG40 AG50 AG72 AG80 AG99 AH01 AH11 AH16 AH18 AH50 AJ01 BE14 EA19 FA30 GA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 叩解されたパルプと珪藻土と、該珪藻土
    とパルプ間の結合強度を高める添加剤とを含み、抄紙さ
    れた壁紙原紙裏面に基材が積層され、該原紙表面に印刷
    模様およびエンボスが付与され、表面に耐汚染表面層が
    被覆され、該表面層上から微細な孔が多数さん孔された
    ことを特徴とする壁紙。
  2. 【請求項2】 珪藻土とパルプ間の結合強度を強める添
    加剤として、サイズ剤、紙力強化剤、歩留向上剤が含ま
    れる請求項1の壁紙。
  3. 【請求項3】 さん孔径が20〜140mμである請求
    項1の壁紙。
  4. 【請求項4】 壁紙原紙裏面に基材が積層され、該原紙
    表面に印刷模様およびエンボスが付与され、表面に耐汚
    染表面層が被覆され、該表面層上から微細な孔が多数さ
    ん孔されたことを特徴とする壁紙。
  5. 【請求項5】壁紙原紙と基材が発泡接着剤で積層された
    請求項1または4の壁紙。
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