JP5290687B2 - 壁紙用裏打ち紙 - Google Patents
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Description
本発明の第2の目的は、塩化ビニルペースト等の塗工時、或いはその後の乾燥工程において毛羽立ちの発生が少ない、適度な紙力を有する壁紙用裏打ち紙を提供することにある。
即ち本発明は、少なくともパルプを含有する紙基材からなる壁紙用裏打ち紙において、前記紙基材が、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2―ブタンジオール、1,4―ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3―ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、グリセリン、エリトリトール、及びキシリトールの中から選択された少なくとも1種の多価アルコールを0.1質量%〜25質量%含有すると共に、填料を1〜30質量%含有することを特徴とする壁紙用裏打ち紙である。
水中伸度(%)=[{(水に1時間浸漬後の長さ)−(水浸漬前の長さ)}/(水浸漬前の長さ)]×100
尚、実施例及び比較例で作製したビニル壁紙用裏打ち紙について、下記に示した方法にて、毛羽立ち、寸法安定性及び紙力を評価した。
JAPAN TAPPI No.27:2000の紙及び板紙−水中伸度試験方法A法に従い、壁紙用裏打ち紙の短冊状の試験片を23℃、50%R/H雰囲気下で調湿した後の試験片の抄紙横方向の長さ、及び、同試験片を水に1時間浸漬した後に取り出した直後に測定した抄紙横方向の長さを測定し、以下の式にて水中伸度を算出した。
水中伸度(%)=[{(水に1時間浸漬後の長さ)−(水浸漬前の長さ)}/(水浸漬前の長さ)]×100
このようにして算出された水中伸度が1.7%以下であれば寸法安定性が良好(○)とし、水中伸度が1.7%を超えた場合には寸法安定性が不良(×)とした。
壁紙用裏打ち紙を23℃、50RH%の環境下で24時間調湿した後、32cm(MD方向)×15cm(CD方向)となるように断裁した。なお、サンプリングに際しては、紙面を擦らないように十分注意した。ガラス板上に、坪量150g/m2の上質紙を2枚敷き、クリップで固定した。次に、幅250mm×長さ130mm×厚さ15mmの金属直方体(重さ約400g)にガーゼを4重に巻きつけ、上質紙の表面を2回擦ってガーゼの面をならした。
別の上質紙表面に、塩化ビニル塗工面となるF面が上になるように、壁紙用裏打ち紙のサンプルをのせ、ガーゼを巻きつけた金属直方体にて、自重により、MD方向の上から下に向かって1回擦った。壁紙用裏打ち紙の上下方向の向きを変え、同様に上から下に向かって1回擦った。
このようにして壁紙用裏打ち紙の擦った場所に、塗工厚が200μmとなるアプリケータを用い、塩化ビニルペーストを塗工した後、145℃の乾燥機中に1分間入れ、塩化ビニルペーストをゲル化させた。ゲル化した塩化ビニル層表面の中央部に、CD方向に5cm×MD方向に10cmの大きさとなるように切り抜いた型紙をのせ、その中に発生した突起物(欠陥)の数を計測した。同様にして作製したサンプル4枚の計測値を合計して、1サンプル当りの突起物の数(200cm2当りの個数)とした。計測した突起物の数が20個以下である場合を○、21〜30個である場合を△、31個以上である場合を×と評価した。
JIS P 8113に従い、紙の縦方向(抄紙方向)の裂断長を測定し、裂断長が3.5km以上であれば良好(○)、3.5km未満であれば不可(×)とした。
サイズプレスコーターにてポリビニルアルコールのみを原紙に含浸させたこと以外は、実施例1と同様に壁紙用裏打ち紙を作製し、寸法安定性及び紙力を評価した。
グリセリンを、対原紙当たり0.1質量%となるようにサイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様に壁紙用裏打ち紙を作製し、寸法安定性及び紙力を評価した。
グリセリンを、対原紙当たり30質量%となるようにサイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様に壁紙用裏打ち紙を作製し、寸法安定性及び紙力を評価した。
グリセリンの代わりに、分子量10000のポリエチレングリコールを、対原紙当たり0.5質量%となるようにサイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様に壁紙用裏打ち紙を作製し、寸法安定性及び紙力を評価した。
グリセリンの代わりにソルビトールを、対原紙当たり0.5質量%となるように、サイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様に壁紙用裏打ち紙を作製し、寸法安定性及び紙力を評価した。
Claims (6)
- 少なくともパルプを含有する紙基材からなる壁紙用裏打ち紙において、前記紙基材が、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2―ブタンジオール、1,4―ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,3―ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、グリセリン、エリトリトール、及びキシリトールの中から選択された少なくとも1種の多価アルコールを0.1質量%〜25質量%含有すると共に、填料を1〜30質量%含有することを特徴とする壁紙用裏打ち紙。
- 前記多価アルコールの含有量が0.3質量%〜25質量%である、請求項1に記載された壁紙用裏打ち紙。
- 前記多価アルコールが、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エリトリトール、キシリトールから選択された少なくとも1種である、請求項1又は2に記載された壁紙用裏打ち紙。
- 前記多価アルコールがグリセリンである請求項3に記載された壁紙用裏打ち紙。
- 前記填料として、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、及びイライトから選択された少なくとも1種を含有する、請求項1〜4の何れかに記載された壁紙用裏打ち紙。
- 前記填料として、焼成クレー、カオリン、イライトから選択された少なくとも1種を含有する、請求項5に記載された壁紙用裏打ち紙。
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