JP2003211960A - 車両用内装材の取付構造 - Google Patents

車両用内装材の取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可飾パネル等の内装材をドアトリム等の被取
付体に簡単にかつ安定して取り付ける。 【解決手段】 可飾パネル4A裏面の中程に第1粘着剤
層26を形成する。第1粘着剤層26の外方に第1粘着
剤層26よりも粘着力の弱い第2粘着剤層27を形成す
る。第2粘着剤層27上に接着剤層28を形成する。可
飾パネル4Aを第1,2粘着剤層26,27及び接着剤
層28によりドアトリム1Aに取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用内装材を
被取付体に簡単にかつ安定して取り付ける取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の内装品は車種グレードによって様
々なものがあり、可飾パネル等の別部材を取り付けてい
るものもある。また、購入時は低グレートであったが、
高級感を持たせるために可飾パネルを後付けすることも
ある。
【0003】以下に、従来の取付構造を3例挙げる。い
ずれも車両のドアを構成するドアトリムを例に挙げてい
る。
【0004】(従来例1)図9において、101はドア
トリムであり、該ドアトリム101の上下中程には、車
両前後方向に水平に延びるアームレスト102が形成さ
れている。103はスピーカグリルである。上記ドアト
リム101の上半部分には、可飾パネル104が取り付
けられている。
【0005】図8に示すように、上記可飾パネル104
は心材105に表皮材106が一体に接合されて構成さ
れ、可飾パネル104外周には裏面側に延びるフランジ
107が形成されている。また、可飾パネル104裏面
の外周及び中程には、ベース108に多数のパイル10
9が植設されてなる被掛止材110が複数個貼着されて
いる。
【0006】一方、上記ドアトリム101には、クリッ
プ111を取り付けるための取付孔112が上記被掛止
材110に対応するように複数穿設されている。上記ク
リップ111は、頭部113と軸部114とからなり、
上記頭部113には、上記パイル109に掛止して該パ
イル109とでいわゆるマジックテープ(R)機能を発
揮する多数のフック115が植設され、上記軸部114
には複数の矢尻状の係止爪116が形成されている。ま
た、上記ドアトリム101には、環状突起117が上記
複数の取付孔112を取り囲むようにドアトリム101
裏面側に向かって突設され、これにより、ドアトリム1
01表面に上記可飾パネル104のフランジ107を嵌
入させる嵌入溝118が形成されている。
【0007】そして、可飾パネル104をドアトリム1
01に取り付けるには、まず、クリップ111の軸部1
14をドアトリム101の取付孔112に挿入して係止
爪116を取付孔112周縁に係止させ、このようにし
て複数のクリップ111をドアトリム101に取り付け
る。次いで、可飾パネル104のフランジ107をドア
トリム101の嵌入溝118に嵌入させ、この状態から
可飾パネル104をドアトリム101に押し付ける。こ
れにより、クリップ111のフック115が被掛止材1
10のパイル109に掛止し、可飾パネル104がドア
トリム101に取り付けられる。
【0008】(従来例2)図11に示すように、可飾パ
ネル104中程は、従来例1と同様に被掛止材110と
クリップ111とによりドアトリム101に取り付けら
れているが、可飾パネル104の四隅は、頭部123と
軸部124とからなる別のクリップ120で可飾パネル
104の表側からドアトリム101に止められている。
そのために、図10に示すように、可飾パネル104の
四隅に上記クリップ120の頭部123が突出しないよ
うに凹所119を形成し、該凹所119の中央に貫通孔
121を穿設するとともに、上記ドアトリム101に上
記貫通孔121に対応して取付孔122を穿設し、上記
クリップ120を上記貫通孔121及び取付孔122に
挿入して軸部124先端側の係止爪125を取付孔12
2周縁に係止させることにより、可飾パネル104の四
隅をドアトリム101に止めるようにしている。その他
の構成は従来例1と同様に構成されているので、同一の
構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0009】(従来例3)ここでは、従来例1や従来例
2のクリップ止めを廃止し、その代わりに粘着剤による
貼着力により可飾パネル104をドアトリム101に取
り付けるようにしている。すなわち、図12及び図13
に示すように、可飾パネル104裏面の中程の2箇所に
粘着剤層126を形成するとともに、可飾パネル104
裏面の外周全体に複数の同一の粘着剤層126を形成
し、これら粘着剤層126の粘着力により可飾パネル1
04をドアトリム101に取り付けるようにしている。
本例では、グレードアップのために可飾パネル104を
後付けする場合であり、可飾パネル104を取り付ける
箇所には、装飾布130が端末をドアトリム101の裏
面側に突設された環状突起131の木目込み溝132に
木目込ませて取り付けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例1では、クリップ111を取り付けるための取付孔1
12をドリル等の孔開け工具で穿設すると、ドアトリム
裏面側に配置されているスイッチ配線やウインドガラス
等の内機をキズ付けるおそれがある。そのため、取付孔
112の穿設位置に制約があり、クリップ111で止め
ていないところに隙間が発生することがある。また、上
記取付孔112の穿設位置がずれた場合にその位置ずれ
を修正すると、孔径が大きくなってクリップ111との
間に隙間ができ、クリップ111のがたつき音が発生す
ることになる。さらに、可飾パネル104側の被掛止材
110とクリップ111との位置合わせを正確にしてお
かないと、可飾パネル104を安定してドアトリム10
1に取り付けることができなくなる。
【0011】従来例2では、上記の従来例1の課題に加
え、可飾パネル104の四隅を止めるために別のクリッ
プ120が必要であるため、このクリップ120を取り
付けるための貫通孔121と取付孔122との位置合わ
せという新たな課題が発生する。また、クリップ120
の頭部123が車室内から見えるため、見栄えが低下す
る。
【0012】従来例3では、上記の従来例1や従来例2
のようなクリップ止めをしないことから、取付孔の位置
ずれ等といった課題はないが、粘着剤層126の粘着力
で可飾パネル104をドアトリム101に取り付けてい
るため、クリップ止めに比べて取付強度が低下する。特
に、取付箇所に装飾布130が設けられていて可飾パネ
ル104を後付けする場合には、粘着剤が布になじみ難
いことから、装飾布130への取付強度が不十分にな
る。また、粘着剤は耐久性(耐熱性、耐寒性)が接着剤
に比べて劣るため、このことも取付強度低下の要因とな
る。さらに、粘着剤層126は一般に、その両側に剥離
紙133が設けられたいわゆる両面テープ134(図1
4参照)の形で用いられているため、取付作業時に剥離
紙133を剥がして使用することになるが、図14
(a)の状態から(b),(c)の状態へと剥離紙13
3を剥がすと、粘着剤層126が剥離紙133に引っ張
られて立ち上がり、この立ち上がり部126aが固化す
ると、可飾パネル104をドアトリム101に取り付け
る際に障害となって取付強度が低下するとともに、可飾
パネル104とドアトリム101との間に隙間ができて
見栄えが悪くなる。
【0013】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、可飾パネル等の内装
材をドアトリム等の被取付体に簡単にかつ安定して取り
付けることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、内装材を従来例3で採用した粘着剤に
加えて接着剤をも用い、かつ上記粘着剤層の適用箇所に
応じて粘着力に差を設けたことを特徴とする。
【0015】具体的には、請求項1に記載の発明が講じ
た解決手段は、車両用内装材裏面の中程に第1粘着剤層
が形成され、該第1粘着剤層の外方に第1粘着剤層より
も粘着力の弱い第2粘着剤層が形成されているととも
に、該第2粘着剤層上に接着剤層が形成され、上記内装
材は上記第1,2粘着剤層及び接着剤層により被取付体
に取り付けられるようになっていることを特徴とする。
【0016】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、内装材の中程が第1粘着剤層の粘着力で被取付体
に位置決めされるため、内装材は動かずに安定してい
る。また、内装材の第1粘着剤層外方が第1粘着剤層の
粘着力よりも粘着力の弱い第2粘着剤層により被取付体
に仮止めされ、この仮止め状態で第2粘着剤層上の接着
剤で被取付体に固定される。これにより、内装材が位置
ずれすることなく被取付体に安定して取り付けられる。
また、粘着剤がなじみ難い布が被取付体に貼着されてい
る場合であっても、接着剤の接着力により内装材が安定
して被取付体に取り付けられる。さらに、取付けに際し
ては、内装材を被取付体に押し付けるだけであるため、
取付作業が簡単である。加えて、内装材をクリップ止め
しないので、取付孔をドリル等の孔開け工具で穿設する
際に生ずる被取付体裏面側のスイッチ配線やウインドガ
ラス等の内機の傷付きがなく、さらには、内装材と被取
付体との隙間やクリップのがたつき音もない。また、取
付孔の位置ずれによる取付状態の不安定さが解消され
る。
【0017】請求項2に記載の発明が講じた解決手段
は、請求項1に記載の発明において、第1粘着剤層は第
2粘着剤層よりも厚肉に形成されていることを特徴とす
る。
【0018】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、内装材取付時に内装材を被取付体に押し付ける
と、厚肉の第1粘着剤層が被取付体の表面形状に沿って
十分に拡がっていくため、内装材の取付状態がさらに安
定する。
【0019】請求項3に記載の発明が講じた解決手段
は、請求項1に記載の発明において、接着剤層は第2粘
着剤層よりも狭幅に形成されていることを特徴とする。
【0020】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、第2粘着層層がその上の接着剤層よりも側方には
み出しているため、接着剤の接着力が働くまでの間、内
装材の仮止め状態が第2粘着剤層で達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0022】図4はこの発明の一実施形態の取付構造を
示し、1Aは被取付体としてのドアトリムであり、該ド
アトリム1Aの上下中程には、車両前後方向に水平に延
びるアームレスト2が形成されている。3はスピーカグ
リルである。上記ドアトリム1Aの上半部分には、車両
用内装材としての可飾パネル4Aが取り付けられてい
る。
【0023】図1に示すように、上記可飾パネル4Aは
心材5に表皮材6が一体に接合されて構成され、上記表
皮材6端末は心材5裏面に折り返されている。また、図
3に示すように、上記可飾パネル4A裏面の中程2箇所
には、第1粘着剤層26が形成されている。さらに、該
第1粘着剤層26の外方である可飾パネル4A外周全体
には、上記第1粘着剤層26よりも粘着力の弱い第2粘
着剤層27が複数形成されているとともに、該第2粘着
剤層27上には接着剤層28が形成されている。
【0024】このように、第1,2粘着剤層26,27
及び接着剤層28が形成された可飾パネル4Aをドアト
リム1Aに押し付けることにより、可飾パネル4Aが上
記第1,2粘着剤層26,27及び接着剤層28により
ドアトリム1Aに取り付けられるようになっている。
【0025】上記接着剤層28の形成の仕方は、取付作
業開始時に第2粘着剤層27上の剥離紙(図示せず)を
剥がし、図5に示すように、接着剤チューブ29から接
着剤28aを絞り出す。
【0026】上記第1粘着剤層26の厚みT1は第2粘
着剤層27の厚みT2よりも厚肉に形成され、上記接着
剤層28の幅W1は第2粘着剤層27の幅W2よりも狭
幅に形成されている。これらの条件を満たすものを以下
に挙げるが、これに限定されない。
【0027】<第1粘着剤層>住友スリーエム(株)の
No.#5604の両面テープの粘着剤層、厚み:2.0m
m、幅:20mmである。この粘着剤層は、粘着力が比
較的強くてベタベタ感が多い。初期接着力(常温剥離強
度):47.1N <第2粘着剤層>住友スリーエム(株)のNo.#5521の
両面テープの粘着剤層、厚み:0.8mm、幅:18m
mである。この粘着剤層は、粘着力が比較的弱くてベタ
ベタ感が少ない。初期接着力(常温剥離強度):28.
5N <接着剤>ノガワケミカル(株)のダイアボンドNo.888
である。
【0028】これら粘着力の異なる2種類の第1及び第
2粘着剤層26,27と接着剤層28とを裏面に形成し
た可飾パネル4Aをドアトリム1Aに押し付けて取り付
けるようにしている。なお、取付けに際しては、上記第
1及び第2粘着剤層26,27をドライヤ等で暖めて軟
らかくしておく。その取付状態を図2に示す。この取付
状態では、第1及び第2粘着剤層26,27は共に可飾
パネル4Aの押付力で薄くなっている。接着剤層28も
同様に薄くなっているが、その厚みは非常に薄くなって
いるので、図面上は省略して符号のみ括弧書で付してい
る。
【0029】この実施形態の取付構造では、可飾パネル
4Aの中程を第1粘着剤層26の粘着力でドアトリム1
Aに位置決めしていることから、可飾パネル4Aを動く
ことなく安定させることができる。また、可飾パネル4
Aの外方全体を第1粘着剤層26の粘着力よりも粘着力
の弱い第2粘着剤層27によりドアトリム1Aに仮止め
し、この仮止め状態で第2粘着剤層27上の接着剤層2
8でドアトリム1Aに固定している。これにより、可飾
パネル4Aを位置ずれすることなくドアトリム1Aに安
定して取り付けることができる。また、可飾パネル4A
をドアトリム1Aに押し付けるだけでよいので、可飾パ
ネル4Aを簡単にドアトリム1Aに取り付けることがで
きる。さらに、可飾パネル4Aのクリップ止めを廃止し
たので、取付孔をドリル等の孔開け工具で穿設する際に
生ずる可飾パネル4A裏面側のスイッチ配線やウインド
ガラス等の内機の損傷を防止することができるととも
に、可飾パネル4Aとドアトリム1Aとの隙間やクリッ
プのがたつき音の心配もない。また、取付孔の位置ずれ
による取付状態の不安定さを解消することができる。
【0030】さらに、この実施形態の取付構造では、第
1粘着剤層26を第2粘着剤層27よりも厚肉に形成し
ていることから、可飾パネル4A取付時に可飾パネル4
Aをドアトリム1Aに押し付けると、厚肉の第1粘着剤
層26がドアトリム1Aの表面形状に沿って十分に拡が
っていくため、可飾パネル4Aの取付状態を安定させる
ことができる。
【0031】また、この実施形態の取付構造では、接着
剤層28を第2粘着剤層27よりも狭幅に形成している
ことから、第2粘着層層27がその上の接着剤層28よ
りも側方にはみ出していて、接着剤層28の接着力が働
くまでの間、可飾パネル4Aの仮止め状態を第2粘着剤
層27で達成することができる。
【0032】図6は別の取付構造を示す。本例では可飾
パネル4Aを後付けする場合であり、ドアトリム1Aに
は装飾布30が接合されている。また、ドアトリム1A
裏面のには環状突起31が突設され、その表側に木目込
み溝32が形成されていて、該木目込み溝32に上記装
飾布30の端末が木目込まれている。その他は上記の実
施形態と同じである。これによれば、可飾パネル4Aは
ドアトリム1Aに直接取り付けられるのではなく、粘着
剤がなじみ難い装飾布30を介してドアトリム1Aに取
り付けられるが、上述の如く可飾パネル4A裏面の外周
の接着剤層28の接着力によって安定した取付状態を確
保することができる。その他の作用効果は上記の実施形
態と同じである。
【0033】図7はさらに別の取付構造を示す。本例で
は内装材がシートカバー4Bであり、被取付体がシート
1Bである。上記シートカバー4B裏面の中程に厚肉の
第1粘着剤層26が形成され、その外方に上記第1粘着
剤層26よりも薄肉の第2粘着剤層27が形成されてい
るとともに、該第2粘着剤層27上に接着剤層28が第
2粘着剤層27よりも狭幅に形成されている。したがっ
て、これによっても上記の実施形態と同様にシートカバ
ー4Bを簡単にかつ安定してシート1Bに取り付けるこ
とができる。また、第2粘着剤層27及び接着剤層28
をシート1Bのくびれ部分に対応させているので、シー
トカバー4Bの浮き上がり確実に防止することかでき
る。
【0034】なお、上記の実施形態に限らず、インスト
ルメントパネル等の内装品にも適用することができるも
のである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、内装材の中程を第1粘着剤層の粘着力で被
取付体に位置決めするともに、内装材の外方を粘着力の
弱い第2粘着剤層で被取付体に仮止めし、この仮止め状
態で第2粘着剤層上の接着剤で被取付体に固定するの
で、内装材を位置ずれすることなく、しかも、粘着剤が
なじみ難い布に対しても安定して取り付けることができ
る。また、内装材をクリップ止めしないので、取付孔を
ドリル等の孔開け工具で穿設する際に生ずる装飾材裏面
側の内機の損傷を防止することができる。さらに、取付
孔の位置ずれによる取付状態の不安定さが解消すること
ができる。
【0036】請求項2に係る発明によれば、厚肉の第1
粘着剤層を内装材の押付力で被取付体の表面形状に沿っ
て十分に拡がらせて、内装材を被取付体にさらに安定し
て取り付けることができる。
【0037】請求項3に係る発明によれば、接着剤層の
幅を第2粘着層層の幅よりも狭くしているので、接着剤
の接着力が働くまでの間、内装材の仮止め状態を第2粘
着剤層で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態において可飾パネルをド
アトリムに取り付ける前の縦断面図である。
【図2】この発明の一実施形態において可飾パネルをド
アトリムに取り付けた状態の縦断面図である。
【図3】この発明の一実施形態における可飾パネルの裏
面図である。
【図4】この発明の一実施形態において可飾パネルを取
り付けたドアトリムの正面図である。
【図5】この発明の一実施形態において可飾パネル裏面
の第2粘着剤層上に接着剤を塗布している状態の説明図
である。
【図6】この発明の別の実施形態において可飾パネルを
ドアトリムに取り付けた状態の縦断面図である。
【図7】この発明のさらなる別の実施形態においてシー
トカバーをシートに取り付ける前の縦断面図である。
【図8】従来例1の図1相当図である。
【図9】従来例1の図4相当図である。
【図10】従来例2の図1相当図である。
【図11】従来例2の図4相当図である。
【図12】従来例3の図1相当図である。
【図13】従来例3の図4相当図である。
【図14】従来例3において粘着剤層から剥離紙を剥離
する際の粘着剤層の挙動説明図である。
【符号の説明】
1A ドアトリム(被取付体) 1B シート(被取付体) 4A 可飾パネル(内装材) 4B シートカバー(内装材) 26 第1粘着剤層 27 第2粘着剤層 28 接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用内装材裏面の中程に第1粘着剤層
    が形成され、 該第1粘着剤層の外方に第1粘着剤層よりも粘着力の弱
    い第2粘着剤層が形成されているとともに、該第2粘着
    剤層上に接着剤層が形成され、 上記内装材は上記第1,2粘着剤層及び接着剤層により
    被取付体に取り付けられるようになっていることを特徴
    とする車両用内装材の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用内装材の取付構造
    において、 第1粘着剤層は第2粘着剤層よりも厚肉に形成されてい
    ることを特徴とする車両用内装材の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用内装材の取付構造
    において、 接着剤層は第2粘着剤層よりも狭幅に形成されているこ
    とを特徴とする車両用内装材の取付構造。
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JP2008265747A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Honda Motor Co Ltd 内装用トリム部品のためのカバー及び該カバーの組立方法
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