JP2003210790A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2003210790A
JP2003210790A JP2002267314A JP2002267314A JP2003210790A JP 2003210790 A JP2003210790 A JP 2003210790A JP 2002267314 A JP2002267314 A JP 2002267314A JP 2002267314 A JP2002267314 A JP 2002267314A JP 2003210790 A JP2003210790 A JP 2003210790A
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JP2002267314A
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Toshiyuki Yamada
俊幸 山田
Tetsuya Nakai
哲也 中井
Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が溢出球を供給皿に戻すことなく遊技
できるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機の前面に高低差をもって上皿12
と下皿11を設け、球払出装置42から払い出されたパ
チンコ球を該下皿11内に流入させる払出通路51を設
け、前記下皿11には該下皿11内のパチンコ球を整列
状態で打球発射装置30に導く発射球導出部97を設
け、前記払出通路51の途中に溢出口62を設けて該払
出通路51を該溢出口62を介して前記上皿12に連通
させ、該払出通路51に充満したパチンコ球が該溢出口
62から溢れ出し上皿12内に一時的に貯留されるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打球を供給する供
給皿およびパチンコ球を貯留する貯留皿を備えたパチン
コ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機は、設置島に固着
される機枠の前面に本体枠が開閉自在に装着され、前記
本体枠の後面に位置して遊技盤が設けられている。そし
て、前記本体枠の前面に前記遊技盤にパチンコ球を発射
する打球発射装置にパチンコ球を供給する供給皿と、該
供給皿の下方に位置して余剰球を貯留する貯留皿とを備
え、該貯留皿の側方に操作ハンドルを設けている。
【0003】このように構成されるパチンコ遊技機は、
打球を供給する供給皿の下方に位置してパチンコ球を貯
留する貯留皿を配設して、球払出装置から払出されたパ
チンコ球により供給皿が満杯になると余剰球通路を介し
て前記貯留皿に導くようにしている。
【0004】また、前記供給皿は打球を1個ずつ打球発
射装置に送り込むために皿部側壁をガイド壁として徐々
に絞り込んで整列させている。このため、どうしても皿
部の貯留量が少なくなり、すぐに貯留皿に溢出してしま
うことから、少しでも貯留量を増やすために補助貯留部
を設けた供給皿が開示されている(例えば、特許文献1
参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開平11−76554号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補助貯
留部に貯留されるパチンコ球は僅かであり、すぐに貯留
皿に溢れるものの貯留皿も側方に操作ハンドルおよび灰
皿が設けられており、貯留皿の貯留量が僅かであるため
すぐに満タンとなり球箱等に球抜きをしなければならな
かった。
【0007】そして、入賞球が少なくなると供給皿のパ
チンコ球がすぐに無くなって遊技者が貯留皿または球箱
のパチンコ球を供給皿に戻さなければならず煩わしいも
のとなっていた。特に女性遊技者にとって汚れたパチン
コ球に触れたり爪が傷ついたりするため客離れの一因と
もなっていた。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、その目的とするところは、遊技者が貯留
皿の溢出球を供給皿に戻すことなく遊技できるパチンコ
遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、遊技機の前面に高低差をも
って上皿と下皿を設け、前記下皿には該下皿内のパチン
コ球を整列状態で打球発射装置に導く発射球導出部を設
け、球払出装置から払い出されたパチンコ球を該下皿内
に流入させる払出通路を設け、前記払出通路の途中に溢
出口を設けて該払出通路を該溢出口を介して前記上皿に
連通させ、前記払出通路に充満したパチンコ球が前記溢
出口から溢れ出し上皿内に一時的に貯留されるようにし
たことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記上皿は溢出口に向けて下傾状に
形成したものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記上皿内のパチンコ球を下皿内に流落さ
せる連通路を設けた。
【0012】請求項4記載の発明は、遊技機の前面に高
低差をもって上皿と下皿を設け、球払出装置から払い出
されたパチンコ球を前記上皿内に流入させる払出通路を
設け、該上皿内のパチンコ球を下皿内に流落させる連通
路を設け、前記下皿には該下皿内のパチンコ球を整列状
態で打球発射装置に導く発射球導出部を設けたことを特
徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、遊技機の前面に高
低差をもって上皿と下皿を設け、球払出装置から払い出
されたパチンコ球を前記上皿内に流入させる払出通路を
設け、該上皿内のパチンコ球を下皿内に流落させる連通
路を設け、前記下皿には該下皿内のパチンコ球を整列状
態で打球発射装置に導く発射球導出部を設け、前記払出
通路の途中に溢出口を設けて該払出通路を該溢出口を介
して前記下皿に連通させ、前記上皿に充満したパチンコ
球が前記溢出口から溢れ出し下皿内に流入するようにし
たことを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれかに記載の発明において、前記下皿に球抜
開口を開設すると共に、前記球抜開口を閉塞する球抜装
置を設け、前記球抜装置の操作により前記上皿および前
記下皿のパチンコ球を球抜きするようにしたことを特徴
とする。前記下皿に複数の球抜開口を設け、少なくとも
1つはパチンコ球を一列に整列する整流通路に設けるの
が好ましい。また、前記複数の球抜開口を閉塞する閉塞
板を夫々設け、該閉塞板を連繋して1つの操作部材で操
作できるようにするのがよい。
【0015】前記上皿および前記下皿を一体的に開放す
る開閉板に設けるのが好ましい。
【0016】前記上皿内のパチンコ球を下皿内に流落さ
せる連通路を遊技機の前面側に設けて上皿および下皿を
遊技機の前面側で連通するようにするのが好ましい。ま
た、複数の連通路で上皿および下皿を連通するようにし
てもよい。
【0017】また、ファール球を前記下皿に直接回収す
るようにするのが好ましい。
【0018】前記上皿に整流部を設け、該整流部で上皿
のパチンコ球を整流した状態で下皿に導くのが好まし
い。
【0019】また、前記払出通路に球詰り解消用の振動
手段を設けるのが好ましく、振動手段は例えばモータに
偏心カムを設けた振動モータである。また、打球発射装
置を振動手段として該打球発射装置により発生する振動
を直接的またはリンク等を使用して間接的に払出通路に
振動を付与するようにしてもよい。
【0020】また、前記下皿にパチンコ球を流入する開
口部に球圧を減少する抑制手段を設けるのが好ましく、
抑制手段は例えば軟質樹脂片であり揺動部材である。
【0021】前記下皿は開閉板を介して設けられ、前記
下皿から打球供給装置を介して1個ずつ供給されたパチ
ンコ球を一時待機させる発射位置を備えた発射レールを
前記開閉板の後側に配設し、さらに前記発射位置のパチ
ンコ球を遊技盤面に打ち込む打球発射装置を前記開閉板
の後側に配設するのが好ましい。
【0022】前記下皿のパチンコ球を1個ずつ供給する
打球供給装置と、前記打球供給装置から供給されたパチ
ンコ球を発射位置に一時停止させる発射レールと、前記
発射位置のパチンコ球を遊技盤面に打ち込む打球発射装
置とを組付けて発射ユニットを構成し、前記発射ユニッ
トを前記下皿に着脱自在に装着するのが好ましい。
【0023】前記下皿が着脱自在に装着され、可変表示
装置に所定図柄が組合せられることにより球払出装置か
らパチンコ球が前記下皿に払出されるパチンコ遊技機を
改造したものであって、前記下皿と互換性を有する改造
用供給皿を前記下皿に替えて装着し、前記改造用供給皿
には、所定数のパチンコ球を単位賭数として回収する球
回収機構と、球回収されたことを条件として前記可変表
示装置の図柄を変動させる始動操作部と、前記可変表示
装置の変動図柄を停止させる停止操作部とが備えられ、
前記始動操作部の操作によって変動した可変表示装置の
図柄が前記停止操作部の任意の停止操作により所定図柄
の組合せに停止されることで、前記球払出装置からパチ
ンコ球が前記改造用供給皿に払出されるようにするのが
好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るパチンコ機の球
受皿の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発
明に係るパチンコ遊技機の正面図、図2はガラス扉枠お
よび前板を開放して示すパチンコ遊技機の正面図であ
る。図において、1はパチンコ遊技機の機枠、2は機枠
1の前面に開閉自在に装着される額縁状に開口した前面
枠、3は該前面枠2の後側に支持枠4を介して着脱自在
に装着される遊技盤である。そして、前記前面枠2の開
口前面に遊技盤3の上方部を覆うガラス扉枠5および開
閉板としての前板6が軸支機構67により開閉自在に装
着されており、ガラス扉枠5は開放端に設けた錠装置1
0により閉止状態で施錠される。また、前記前板6の前
面には高低差をもって上皿と下皿を設け、前記下皿は打
球を供給する供給皿11であり、前記上皿は前記供給皿
11の余剰球を貯留すると共に供給皿11のパチンコ球
の減少に伴い該余剰球を供給する貯留皿12である。1
4は前記供給皿11の側方に位置して設けられる打球の
弾発力を調節する操作ハンドルである。なお、前記支持
枠4は前面枠2と一体に形成した実施の形態として説明
するが、別体に形成してもよいのはいうまでもない。
【0025】前記遊技盤3は、誘導手段としてのガイド
レール15(内外レール15a,15b)によってほぼ
円形の遊技領域3aを形成し、該遊技領域3aには一般
入賞口16や可変表示装置17の図柄を変動させる始動
入賞口18、また前記可変表示装置17の予め設定され
た図柄の組合せにより開放する大入賞口19等が設けら
れている。前記大入賞口19は、取付板に形成した横長
の開口に開閉扉22を前後方向に開閉自在に設け、電気
的駆動源(図示せず)により前記開閉扉22を開閉する
周知のものである。また、前記大入賞口19の下方であ
り遊技領域3aの最下部に、上記入賞口16,18,1
9に入賞しなかったアウト球を流出するアウト口23が
形成されている。24は遊技領域3aに設けられるサイ
ドランプ、25は遊技領域3a外上方に設けられるコー
ナーレンズである。
【0026】前記支持枠4は遊技盤3の周縁を囲う周壁
部26と遊技盤3の下面が当接支持される支持部27と
を中空枠状に形成している。そして、図5に示すように
支持部27の左下方前面に発射レール28が装着されて
おり、その先端に前記外レール15aに連通する誘導壁
29が連設されている。30は発射レール28の発射位
置31に打球杆32の先端が臨む打球発射装置であり、
前記操作ハンドル14と電気的に接続されている。該打
球発射装置30はソレノイド33に打球杆32としての
プランジャが挿通されており、ソレノイド33の通電・
断電により打球杆32を進退してパチンコ球を発射す
る。34はファール球誘導片であり、打球発射装置30
により打ち出されたパチンコ球が遊技領域3aに至らず
ファール球として発射レール28に戻らないようにファ
ール球回収通路35に誘導する。なお、前記打球発射装
置はモータの回転により打球杆を往復動するものであっ
てもよい。
【0027】また、前記遊技盤3の裏面には図3に示す
ように合成樹脂によりほぼ方形状に形成される機構板3
7が配設されており、ほぼ中央に前記可変表示装置17
の後部が臨む窓部38が開設されており、該窓部38の
上方にパチンコ球を貯留する球タンク39が取付けられ
る。また、球タンク39の下方にはパチンコ球を整列し
て導き出す球誘導樋40が設けられ、その下流端は、屈
曲誘導樋41を介して所定数のパチンコ球を払出す球払
出装置42が接続されている。
【0028】前記球払出装置42は、図4に示すよう
に、本体ベース43と駆動モータ44とリードスクリュ
ー45によって大略構成されている。本体ベース43に
は屈曲誘導樋41に接続する供給通路46が形成され、
前記駆動モータ44の出力軸47に前記リードスクリュ
ー45が固着されている。該リードスクリュー45に螺
旋状に設けられた突条48により、リードスクリュー4
5が1回転するごとに球供給通路46の最先端のパチン
コ球を払出すようになっている。49は、リードスクリ
ュー45の回転によって払出されるパチンコ球を検出す
る球計数用センサである。
【0029】前記球払出装置42の下方には、該球払出
装置42から払出されたパチンコ球を連絡樋50を介し
て球導出口50aから供給皿11に導く球経路としての
払出通路51と、供給皿11および払出通路51にパチ
ンコ球が充満して払出通路51の一側に設けた溢出口6
2から溢出する余剰球を貯留皿12に導く球通路部52
が設けられ、その終端は連絡樋53を介して貯留皿12
と連通し球出口53aからパチンコ球が流入するように
している。また、図4に示すように前記球通路部52の
上方に位置して貯留皿12の満タンを検知する検知手段
54が設けられ、該検知手段は球通路部52に充満する
パチンコ球により押動する検知板55と該検知板55に
より押圧される検知スイッチ56とで構成される。そし
て、貯留皿12が満タンとなり前記検知板55により検
知スイッチ56が押圧されると遊技盤3に設けられたコ
ーナーレンズ25を点灯させて遊技者に満タンを報知す
ると共に、前記球払出装置42の払出しを停止する。
【0030】また、払出通路51には振動手段57が設
けられ、該振動手段57はモータ58と該モータ58の
回転軸に固着された偏心ウェイト59とを有しており、
モータ58の起動により偏心ウェイト59が回転し振動
を発生させる。該振動手段57は払出通路51での球詰
りを防止するためのものであり、例えば払出通路51の
上下位置に球検知スイッチを設け、上部の球検知スイッ
チがオン状態で下部の球検知スイッチがオフ状態のよう
な不自然な状態時に振動させて球詰りを解消させたり、
定期的に振動させるようにしてもよい。また、前記打球
発射装置30を振動手段として該打球発射装置30によ
り発生する振動を直接的またはリンク等を使用して間接
的に払出通路51に振動を付与するようにしてもよい。
60は屈曲誘導樋41に設けられた球抜き装置61によ
って球抜きされたパチンコ球を機外に排出する球抜き通
路である。なお、前記払出通路51の屈曲下端底部には
球払出装置42から払出されたパチンコ球が跳ねること
のないように衝撃を吸収するウレタンゴム等の緩衝部材
を設けるのが好ましい。
【0031】また、前記窓部38の下方には入賞球が集
合する球集合部63が設けられており、球集合部63の
底部傾斜終端の開口64に連通して球排出通路65が設
けられ、該球排出通路65から入賞球が機外に排出され
るようになっている。66はアウト球を機外に排出する
アウト球排出通路であり、終端は前記球排出通路65と
連通している。
【0032】ところで前記前板6は裏面には図2に示す
ように前記連絡樋50,53が設けられ、供給皿11の
裏面に位置して前記供給皿のパチンコ球を発射レール2
8の発射位置31に1個ずつ送り出す打球供給装置69
が設けられている。また、裏面一側には前面枠2に開閉
自在に軸支する軸支機構67が設けられ、他側には開放
端を閉止する係止機構68が設けられている。
【0033】前記軸支機構67は、上下ヒンジ具により
構成され上ヒンジ具は前面枠2に設けられる軸ピン73
に嵌合する軸孔74を有し、下ヒンジ具は支持板75に
スプリング76により常に下方に付勢された軸杆77が
上下スライド自在に設けられ、前面枠2に設けられる軸
孔79に挿通され、前板6が前面枠2に開閉かつ着脱自
在に装着される。
【0034】前記係止機構68は、前板6に固着される
L型の支持板80に鉤状片81を有する作動板82がス
ライド自在に設けられ、スプリング83により作動板8
2が施錠方向に付勢されており、前面枠2に設けられる
係止部84,84に係止するようにしている。71は作
動板82の上方に形成された操作部であり、該操作部7
1をスプリング83の付勢に抗して押圧することで係止
部84と鉤状片81との係止を解除することができる。
【0035】前記貯留皿12は、図6および図8に示す
ように前板6のほぼ幅方向の大きさを有し、前記球出口
53aから流入するパチンコ球が貯留する皿部材83と
その前面を覆うカバー部材84とで構成される。前記皿
部材83の底壁83aの最下部には該皿部材83に貯留
されるパチンコ球を前記供給皿11に流落する流出口8
5を開設しており、該流出口85はパチンコ球が同時に
複数個流出可能な大きさとしている。また、該流出口8
5に貯留皿12の球圧が下方に位置する供給皿11に一
気に掛からないように球圧調整用の開閉弁を設けるよう
にしてもよい。そして、前記流出口85と連通して前記
供給皿11と前板6の前面側で連通し、貯留皿12内の
パチンコ球を供給皿11に流落させる球経路としての連
通路86を設けている。該連通路86は貯留皿12また
は供給皿11と一体に設けるようにしてもよいが、単体
で開閉または着脱自在に設けるのが好ましく、球詰りや
悪戯による詰め物の解消に効果的である。なお、前記球
経路としての連通路86は前記貯留皿12の底部を漏斗
状に形成して前記供給皿11と連通させるようにしても
よい。前記カバー部材84は、皿部材83の上面一部を
覆うように延設84aして前記流出口85の上部を隠蔽
しており、流出口85にごみが入り込んだり悪戯された
りしないようにしている。そして、該延設部84aに球
払出操作部87が設けられており、該球払出操作部87
は球払出スイッチ88,カード返却スイッチ89および
残数表示部90を備えている。
【0036】一方前記供給皿11は、図7および図8に
示すようにパチンコ球が貯留する皿部材91とその前面
を覆うカバー部材92とで構成されている。前記皿部材
91の側方に位置してカバー部材92の上面を開口し皿
部材91の側壁に連通する供給路93が形成されてお
り、前記連通路86に合致して供給路93および連通路
86を介して前記貯留皿12と供給皿11が前板6の前
面側で連通して貯留皿12のパチンコ球を供給皿11に
供給するようにしている。このように、供給皿11には
前記パチンコ球導出口50aおよび供給路93の二つの
球経路からパチンコ球が流入する。また、供給路93の
流出口85にはパチンコ球が流入する際の流圧を抑制す
る抑制手段としての軟質樹脂抑制片94が垂下されてい
る。該抑制手段は重錘部を備えパチンコ球の流下によっ
て揺動する揺動部材であってもよい。前記皿部材91
は、底壁91aが一方(本実施の形態において左側)に
緩やかに下り傾斜しており、その下流端はパチンコ球を
整列状態で前記打球発射装置30に導く発射球導出部9
7が設けられている。該発射球導出部97は誘導壁95
により前板6側にパチンコ球が一列に整列される整流通
路96が形成され、この整流通路96の下流端の前記前
板6に通孔72が開設されている。そして、前記通孔7
2を介して前記打球供給装置69が接続され、整列状態
で導かれたパチンコ球を前記打球発射装置30に導くよ
うにしている。また、前記ファール球回収通路35はフ
ァール球口35aを介して該供給皿11に連通してお
り、ファール球はカバー部材92内のファール球通路7
0を通過して皿部材91の側壁に開設した開口98から
皿部91内に戻され、再度打球として供給される。
【0037】また、供給皿11には複数の球抜開口9
9,100が開設されており、1つは前記整流通路96
の下流端の底面に開設された球抜孔99であり、他方は
前記供給路93の底部に開設される球抜口100であ
る。前記球抜孔99および球抜口100は常には後述す
る球抜装置101により閉塞されると共に、それぞれそ
の下方に設けられる球抜通路103に連通しており、該
球抜通路103の下流端はカバー部材92の底部に開設
される通口104に臨んで球抜される。
【0038】前記供給皿11の球抜き装置101は、図
9に示すように前記皿部材91とカバー部材92との間
に位置して前記球抜孔99を閉塞する球抜弁105と前
記球抜口100を閉塞する球抜部材106と常に前記球
抜弁105および球抜部材106を球抜孔99および球
抜口100を閉塞する位置に付勢するスプリング107
とを備えている。前記球抜部材106の一端には前記前
記球抜口100を閉塞すると共に皿部にパチンコ球を誘
導するように傾斜状の閉鎖板部106aが形成され、ほ
ぼ中間にカバー部材92の開口92aから外側に臨む操
作部材108が一体に設けられ、その腕部108aに前
記スプリング107の一端が固着される。また、球抜部
材106の他端には長孔110が形成され、前記球抜弁
105の端部に前記長孔110に遊嵌する係止突起10
9が設けられる。そして、球抜弁105の係止突起10
9を球抜部材106の長孔110に嵌挿して連繋する
と、前記操作部材108の一端に止着された前記スプリ
ング107により前記球抜弁105および球抜部材10
6で球抜孔99および球抜口100を閉塞した状態とな
る。このとき前記係止突起109は図7に示すように長
孔110の端部(図上右端)に位置している。なお、操
作部材108を球抜部材106と一体に設けるようにし
たが別体に形成してもよいのはいうまでもない。111
は操作部材108およびカバー部材92に描かれた目印
であり、図10に示すように操作部材108の目印11
1がカバー部材92に描かれた目印111a,111b
に合致することにより、球抜部材106が球抜口100
を開放する第一位置および球抜孔99を開放する第二位
置を示している。
【0039】上記構成のパチンコ遊技機は、プリペイド
カードまたは貯球カード等の記憶媒体を情報判読制御処
理部を備えたカードユニット(図示せず)のカード挿入
口に前記記憶媒体を挿入し、貯留皿12の球払出操作部
87の球払出スイッチ88を操作すると球払出装置42
に払出信号が送信され駆動モータ44が駆動してリード
スクリュー45が回転し残数表示部90の表示範囲内で
所定個数のパチンコ球が払出され球計数用センサ49で
検知されると駆動モータ44が停止する。
【0040】球払出装置42で払出されたパチンコ球
は、前記払出通路51を流下してパチンコ球導出口50
aから供給皿11に流入し、整流通路96に整列し流出
口97を介して前記打球供給装置69に導かれる。そし
て、操作ハンドル14の操作により打球供給装置69か
ら発射レール28の発射位置31に送り込まれたパチン
コ球を前記打球発射装置30により遊技領域3aに発射
する。このときの発射レール28の発射位置31に送り
込まれたパチンコ球はパチンコ遊技機に滞留するパチン
コ球の中で最下位置にある。そして発射されたパチンコ
球は、前記ファール球誘導片34に接触しながら遊技領
域3aに打ち込まれ入賞口16,18,19に入賞し、
入賞球として検出され球排出通路65を経由して機外に
排出されるか、アウト口23に導かれアウト球としてア
ウト球排出通路66を経由して機外に排出される。
【0041】前記入賞口16,18,19に入賞すると
入賞球検知スイッチ16a,18a,19aにより検知
され球払出装置42に払出信号が送信されリードスクリ
ュー45が回転し供給通路46に待機していたパチンコ
球は賞球として払出通路51に払出され前記貸球と同様
にパチンコ球導出口50aから供給皿11に流入する。
また、「大当り」状態となり大入賞口19が開放して多
量の入賞球が発生し多量の賞球が払出通路51に払出さ
れ、供給皿11および払出通路51に所定量の賞球が貯
留すると、払出通路51の溢出口62から球通路部52
に溢出し該溢れたパチンコ球は球出口53aから貯留皿
12に流入して一時的に貯留される。そして、流入した
パチンコ球は流出口85から連通路86および供給路9
3を介して供給皿11に供給される。このことから、遊
技中に供給皿11に供給される球経路はパチンコ球導出
口50aまたは供給路93の二経路となり、貯留量も相
当なものとなる。ところで、連通路86および供給路9
3にパチンコ球が連なり貯留皿12が満タンとなり、さ
らに球通路部52にもパチンコ球が充満すると、図4鎖
線に示すように前記検知板55により検知スイッチ56
が押圧され、コーナーレンズ25を点灯させて遊技者に
満タンを報知すると共に、前記球払出装置42の払出し
を停止する。
【0042】遊技者は、この満タン報知により球抜き操
作を行う。この球抜操作は、スプリング107の付勢に
抗して操作部材108を図7矢印方向に操作して、図1
0一点鎖線および図11(イ)に示すように操作部材1
08の目印111が目印111aに合致するように球抜
部材106を可動して球抜口100を半開放する第一位
置に移動する。そして、前記球抜口100から球抜され
たパチンコ球は球抜通路103を介して通口104から
球箱等に回収される。このとき図7鎖線に示すように球
抜部材106が可動しても長孔110の端部が係止突起
109に干渉しない位置にあり、球抜弁105は可動せ
ず球抜孔99は閉止状態にある。このため、供給皿11
のパチンコ球を発射位置31に送り込むことが可能とな
り、遊技者は遊技をしながら余剰球を回収することがで
きる。なお、図10に示すように前記操作部材108の
第一位置を視認することなく体感で判断できるように、
操作部材108が一旦衝止し通過可能な小突起112を
設けるのが好ましく、遊技中に遊技盤3から視線を逸ら
すことなくしかも球抜孔99が開放して遊技を中断させ
ることなく球抜することができるため遊技に集中するこ
とができる。そして、貯留皿12のパチンコ球が球抜き
されて検知スイッチ56が検知板55の押圧から解除さ
れると再度球払出装置42が作動し止められていた賞球
が払出される。
【0043】次に遊技終了時の球抜を説明する。まず前
記余剰球回収と同様にスプリング107の付勢に抗して
操作部材108を図7矢印方向に操作して球抜部材10
6を可動して球抜口100を半開放する第一位置に移動
すると共に、さらに操作部材108を球抜方向に操作し
て、図10二点鎖線および図11(ロ)に示すように操
作部材108の目印111が目印111bに合致するよ
うに球抜口100を全開放する第二位置に移動する。す
ると、前記長孔110の端部(図上左端)が係止突起1
09に係合して球抜弁105を可動して球抜孔99を開
放する。このため、球抜口100より上流に位置する連
通路86,供給路93および貯留皿12さらに球通路部
52のパチンコ球は該球抜口100から球抜通路103
に球抜され、一方球抜孔99より上流に位置する供給皿
11内および払出通路51に貯留されたパチンコ球は該
球抜孔99から球抜通路103に球抜されすべてのパチ
ンコ球が通口104から球箱等に回収される。
【0044】このとき、球抜口100を全開した位置で
流下するパチンコ球の荷重により係合する係止手段を設
けるのが好ましい。前記係止手段は例えば図10に示す
ようにカバー部材92から前方に突出する操作部材10
8を利用し、カバー部材92の開口92aであり球抜部
材106の第二位置で係合する傾斜状の段部113を形
成し、球抜孔99および球抜口100を全開する第二位
置に可動すると球抜口100に臨む球抜部材106にか
かる球荷重により操作部材108が下動して腕部108
aが段部113に係合し、スプリング107の復帰力よ
り球荷重が勝っている間は操作部材108から手を離し
ても球抜部材106を球抜孔99および球抜口100を
全開する第二位置を保持する。そして、球抜きが終了す
ると球抜部材106が球荷重から解放されてスプリング
107の復帰力および段部113の傾斜面により腕部1
08aの係合が解除され球抜孔99および球抜口100
を閉塞する位置に復帰する。このように、貯留皿12に
パチンコ球がある状態で操作部材108を操作すると球
抜口100を全開した状態を保持することができ、すべ
てのパチンコ球を抜き取り球抜部材106が球荷重から
解放されるとスプリング107の付勢により球抜口10
0および球抜孔99を閉塞する。このため貯留皿12に
パチンコ球がない状態で悪戯に操作部材108を操作し
ても球抜部材106に球荷重がかからないことから、球
抜孔99および球抜口100が全開状態のままロックさ
れることはない。
【0045】なお、上記実施の形態において貯留皿12
の満タン時に球払出装置42を停止させるようにした
が、球払出装置42の停止時以降の入賞球に対する賞球
を記憶する記憶手段を設けると共に、記憶された賞球数
の表示部を設けるようにしてもよい。前記表示部は前記
球払出操作部87の残数表示部90を利用してもよく、
貯留皿12および供給皿11のパチンコ球が減少した際
に球払出スイッチ88を押圧することにより所定数のパ
チンコ球を払出すようにすればよい。なお、遊技終了時
または端数の払出しはカード返却スイッチ89を押圧す
ることにより残数表示部の表示個数を払出すようにすれ
ばよい。当然のことながら普通機にも適応でき、普通機
に記憶手段および記憶球の払出操作部を設けるようにす
ればよい。
【0046】また、溢出口62を払出通路51の幅方向
の側壁に開設して側方に溢れるようにしたが、前後方向
に溢れるように構成して払出通路51の幅方向を狭くし
て、窓部38を広くすることができ可変表示装置17の
大型化にも対応することができる。さらに、球払出装置
42を溢出口62の近傍まで下げることにより、窓部3
8を広くすることができる。また、払出通路51の貯留
量を増やすために、図3においてパチンコ球導出口50
aを左方に形成して貯留量を増やしたり、球出口53a
左方に形成すると共にパチンコ球導出口50aを右方に
形成して払出通路51をく字状に形成したりして補助貯
留部として貯留量を増やすことができる。
【0047】また、前記延設部84aはカバー部材84
と別体に形成してもよく、別体に形成して球払出操作部
87が取着されたCR機用と単なる板状の普通機用とに
簡単に交換することができる。さらに、前記延設部84
aは連絡樋53側に設けるようにしてもよく、球出口5
3aからパチンコ球が流入する際に、勢いで貯留皿12
の外に飛び出さないようにしたり、球出口53aから不
正具を挿入し難くしたりして不正防止の役割をすること
ができる。なお、延設部84aは前記連絡樋53と一体
に形成するようにしてもよい。また、図12に示すよう
に流出口85を球出口53a側に開設すると共に、延設
部84a下面にガイド壁84bを設け、該ガイド壁84
bにより球払出操作部87の操作時の下方への撓みを防
止するようにしている。このとき、貯留皿12の底壁8
3aは同図矢印に示す傾斜により段差を形成してパチン
コ球を流出口85に導き、貯留皿12全域にパチンコ球
を貯留させるようにしている。なお、前記流出口85の
上方に位置する延設部84a下面に流出口85に向って
傾斜する球均しを設けて、一気に球圧が流出口85にか
からないようにしてもよい。
【0048】上記したように貯留皿12を供給皿11の
上方に位置して設けると共に貯留皿12および供給皿1
1をパチンコ球が自然流下するように連通することによ
り、従来のように貯留皿が操作ハンドル14および灰皿
により大きさを規制されることがなくパチンコ遊技機の
幅方向に大きくでき、しかも払出通路51および連通路
86が補助貯留部となり供給皿に供給される貯球量が顕
著に多くなり、従来のように遊技者が貯留皿の溢出球を
供給皿に戻さなければならないという煩わしさを解消
し、特に女性遊技者にとって汚れたパチンコ球に触れる
こともなく爪を傷つけることもない。さらに下方に位置
する供給皿11の1回の球抜操作ですべての球抜きが可
能となり、従来のように上下それぞれの球抜きを行う必
要もなく、球抜きを迅速に行うことができる。
【0049】また、上記実施の形態において貸球および
賞球を1つの球払出装置42により払出すようにした
が、貸球および賞球をそれぞれ別々の球払出装置により
払出すようにしてもよい。さらに、払出通路51を分岐
して供給皿11および貯留皿12に導くことなく一方の
球払出装置により払出された貸球を供給皿11に直接導
き、他方の球払出装置で払出された賞球を貯留皿に導く
ようにして賞球は貯留皿12を介して供給皿11に導く
ようにしてもよく、貸球と賞球の供給経路を別々にでき
貸球および賞球が確実に払出されているかが確認でき
る。好ましくは貸球を供給皿11に直接導く払出通路5
1と賞球を貯留皿に導く払出通路51との区画壁に溢出
口62を開設して溢れ球を隣接する払出通路51に導く
ようにするのがよい。また、貸球および賞球用の球払出
装置をそれぞれ別々に設けることなく球払出装置42の
下方に振分け手段を設け、貸球および賞球を振分けるよ
うにしてもよい。
【0050】図13および図14は貯留皿12に簡易整
流部を形成し、下方の供給皿11に整流した状態で供給
するようにした実施の形態を示している。図13に示す
ように貯留皿12は隔壁115によってパチンコ球が2
個並行して並ばない流路幅(本実施の形態において18
mm)でパチンコ球がランダムに流下する整流部116
を形成している。そして、貯留皿12の貯留量を減らさ
ないために隔壁115を介した底壁83aは図13矢印
に示すように整流部116の流下方向と逆方向に緩やか
に傾斜している。一方、供給皿11は図14に示すよう
に前記整流通路96が幅方向のほぼ全長に亙って溝状に
形成され、その上流部に前記整流部116で簡易的に整
流したパチンコ球を供給するようにして、そのまま溝状
の整流通路96で整流して通孔72に導くようにしてい
る。
【0051】このように貯留皿12のパチンコ球を上皿
の整流部116で簡易的に整流して供給皿11に導くこ
とにより、貯留皿12および供給皿11を連通する供給
路93および連通路86での球詰りの恐れがなく確実に
貯留皿12のパチンコ球を安定した状態で供給皿11に
供給することができる。
【0052】また、上記実施の形態において払出通路5
1の溢出口62から溢出して貯留皿12に一時的に貯留
されたパチンコ球を連通路86により供給皿11に導く
ようにしたが、図15および図16矢印に示すように貯
留皿12の皿部材83の底壁83aおよび球通路部52
を前記溢出口62に向けて緩やかな下形状に形成し、貯
留皿12に貯留されたパチンコ球を貯留皿12の底壁8
3aの下傾により再度前記溢出口62から供給皿11に
流落させるようにしてもよい。詳細すると払出通路51
にパチンコ球が溜まり前記溢出口62からパチンコ球が
溢出すると、溢出口62近傍の球通路部52から徐々に
貯留され順次貯留皿12に導かれる。そして、供給皿1
1内のパチンコ球が減少して払出通路51の球量が減少
すると貯留皿12に貯留されたパチンコ球は貯留皿12
の底壁83aの下傾により再度前記溢出口62から払出
通路51に流落し供給皿11に導かれる。当然のことな
がら球出口53aの最下端は貯留皿12の底壁83a位
置にある。
【0053】図17は全てのパチンコ球を貯留皿12を
介して供給皿11に導く実施の形態のパチンコ遊技機の
裏面図を示し、前記実施の形態と異なる点は球払出装置
42から払出されたパチンコ球は払出通路51を介して
全て貯留皿12に導かれる点であるため、同じ構成要素
には同一符号を付して説明する。この実施の形態におい
て、球払出装置42から払出されたパチンコ球は払出通
路51,球通路部52,球出口53aを介して貯留皿1
2に導かれ、貯留皿12に導かれたパチンコ球は底壁8
3aの傾斜により流出口85から連通路86,供給路9
3を経て供給皿に導かれ整流通路96に整列する。そし
て、入賞口16,18,19に打球が入賞して球払出装
置42から多くのパチンコ球が賞球として払出される
と、供給皿11から供給路93,連通路86とパチンコ
球が充満して貯留皿12に余剰球が貯留する。さらに払
出通路51まで余剰球が充満すると満タン検知スイッチ
56により満タンを検知し、球払出装置42の払出しを
停止する。以後は前記実施の形態と同様に供給皿11の
パチンコ球の減少にともなって順次貯留皿12のパチン
コ球を連通路86,および供給路93を介して供給皿1
1にパチンコ球を供給することができる。
【0054】また、図18および図19は前記球出口5
3aから流出するパチンコ球を導出樋を介して直接的に
供給するようにした実施の形態を示している。この実施
の形態において前記球出口53aから貯留皿12に導く
導出樋118を設けており、その下方に位置して供給皿
11と連通する流出口85が設けられている。前記導出
樋118は図19に示すように球出口53a端まで所定
間隔(パチンコ球2個程度)残した仕切壁120により
供給路部118aと球通路部118bを構成し、前記球
出口53aから流入するパチンコ球が供給路部118a
を経由して流出口85から直接的に供給皿11に導かれ
る。また、貯留皿12の皿部には区画壁119が形成さ
れ、底壁83aは図18矢印に示すように供給路部11
8aから溢れた余剰球が前記区画壁119により端部で
迂回して流出口85から流出するように下傾して形成さ
れている。そして、供給皿11にパチンコ球が充満して
導出樋118の供給路部118aを満たすと、前記仕切
壁120の上端からパチンコ球が溢れ隣接する球通路部
118bに流れ込み前記区画壁119により迂回して再
度流出口85に導くように貯留皿12の皿部83全域に
パチンコ球が貯留される。このように前板6の前面側で
供給皿11および貯留皿12を連通すると共にオーバー
フローさせることも可能である。
【0055】なお、本実施の形態においてはCR機とし
て説明したため貸球を球払出装置42で払出すようにし
たが、所謂台間球貸機から貯留皿12に導く普通機の際
には、図19鎖線に示すように前記導出樋118に台間
球貸し機の誘導樋Yと連通する透孔Tを設けるようにし
て、台間球貸機からの貸球を前記透孔Tから導出樋11
8に導き直接的に流出口85から供給皿11に導くよう
にすればよい。好ましくは前記導出樋118を普通機ま
たはCR機にも使用できるように前記透孔Tに着脱自在
の蓋部材を設けて、該蓋部材の着脱により普通機または
CR機用に使い分けるのがよい。この実施の形態におい
ては、前記球出口53aの位置を変更することなく遊技
領域3aを下方に拡大すると共に、貯留皿12を前記実
施の形態より下方に位置して設けることも可能である。
【0056】図20は連通路86を複数設けた実施の形
態を示し、貯留皿12の底壁83aを緩やかな山形形状
とすると共に、その傾斜下部にそれぞれ流出口85,8
5aを開設し、供給皿11と連通路86,86aを介し
て連通している。そして、一方の連通路86は供給路9
3に連通しており、他方の連通路86aは前記ファール
球通路70に連通している。また、図上球出口53aを
底壁83aの頂部に位置して設けるようにして、左右の
流出口85,85aにほぼ均等に向うようにしている
が、球出口53aを左右のいずれかにずらして球出口5
3aを設けた側の連通路86,86aに優先的に導くよ
うにしてもよい。このように連通路86を複数設けるこ
とにより貯留皿12の球圧を分散することができ、僅か
ながらも貯留量を増やすことができる。
【0057】上記したように、球払出装置42で払出さ
れたパチンコ球を直接的に供給皿11に導く球排出樋5
1を必要としないため、図17に示すように機構板37
の球出口53より下方をすっきりとさせて広域な平坦面
とすることができ、近年大きくしかも多くなっている制
御基板等を設けるスペースとして有効に利用することが
できる。また、後者の実施の形態のように球払出装置4
2から払出されたパチンコ球を直接供給皿11に球排出
樋51を介して導くことがなくても、導出樋118を介
して直接的に供給皿11に導くため発射装置30にも素
早く供給することができる。また、直接的に供給皿11
に導く球排出樋51を必要としないため、球払出装置4
2を球出口53の近傍に設けることが可能となり、窓部
38を広くして可変表示装置17の大型化にも対応する
ことができる。さらに球払出装置42を直接連絡樋52
に設けることも可能となる。
【0058】なお、図21に示すように上記実施の形態
における前記払出通路51の途中側壁に溢出口62を設
けて、前記払出通路51を該溢出口62を介して前記供
給皿12に連通させ、先ずは供給皿11に導いたパチン
コ球を連通路86を介して供給皿12に導き、該貯留皿
12に充満したパチンコ球が該溢出口62から溢れ出し
前記供給皿12に流入するよう溢球通路を設けて、貯留
量を増やすようにしてもよい。また、連絡樋52の側壁
に溢出口62を開設し前板6の裏面側に溢球通路を設け
て供給皿12に流入するようにしてもよい。
【0059】また、本発明は供給皿11が貯留皿12の
下方に位置してしかも打球発射装置30が供給皿11の
裏面側に位置して下方に設けられることから遊技領域3
aを下方に大きくすることが可能となる。その分貯留皿
12は薄くなり貯留量は少なくなるものの貯留皿12は
前板6のほぼ幅方向に設けられるため貯留量は十分に確
保することができる。
【0060】そこで、図22はさらに遊技領域3aを拡
大有効利用するために、前記アウト口23を遊技領域3
aの側方でありガイドレール15を流下するアウト球と
相対する位置に設けるようにした実施の形態を示す。具
体的には前記支持枠4の少なくとも左右側壁部26a,
26bのいずれか一方は遊技盤3面より前面側にパチン
コ球が通過可能なほぼ20mm程度突出している。そし
て、遊技領域3aの外側端部より側方に位置する前記側
壁部(本実施の形態において右側壁部26b)の側面に
アウト球が流出するアウト口23を開設している。ま
た、前記内レール15bを左右に分割形成し、前記左内
レール15b1は円弧状の下部にアウト球をアウト口2
3に導くように接線方向に延設して緩やかな下傾状に形
成し、終端部はアウト球を遊技領域3aの側方に誘導
し、前記アウト球の流下方向に相対するように設けられ
たアウト口23に臨むようにしている。一方、前記右内
レール15b2の下辺部を遊技盤3の角部に向かってほ
ぼ直線的に張設し、本来デッドスペースとして利用して
いない隅角範囲を遊技領域3aとして広く形成してい
る。なお、前記アウト口23に連通して支持部27内に
アウト球排出通路66aが形成され、アウト球をパチン
コ遊技機のほぼ中央で機外に排出するようにしている。
【0061】このように、誘導手段としてのガイドレー
ル15によりアウト球を遊技領域3aの側方へ誘導する
と共にアウト口23をアウト球の流下方向と相対するよ
うに側壁26bに開設するようにしたので、アウト球が
流れに逆らうことなくスムーズに流出させることがで
き、アウト口23で球詰りすることがない。しかも遊技
盤3毎にアウト口を穿設したりアウト球を受ける受口を
設けたりすることがなく、アウト口23の下端まで遊技
領域3aとすることができ遊技盤3の遊技領域3aを広
くすることが可能となる。
【0062】さらに、図23は支持枠4の周壁26a〜
26c内側を遊技領域3aを構成する誘導手段として遊
技盤3のほぼ全域を遊技領域3aとしている。この実施
の形態において、支持枠4は支持部27を除く左右およ
び上周壁部26a〜26cを遊技盤3面より前面側にほ
ぼ20mm程度突出して形成して該上周壁部26a〜2
6c内面を遊技領域3aを形成するガイド面としてい
る。そして、遊技領域3aの下方には誘導手段としてほ
ぼ直線上のガイドレール120が右周壁部26bの側面
に設けられたアウト口23に相対するように緩やかに下
傾して設けられる。また、左周壁部26aに発射レ―ル
28から発射されたパチンコ球を誘導するガイド溝12
1をほぼ垂直状の緩やかな湾曲状に形成し、終端を遊技
盤3に向って湾曲させている。このときガイド溝121
内に金属板片を張設するのが好ましく、該金属板片をガ
ラス扉枠5の金属部と一体に形成するようにしてもよ
い。また、遊技盤3の左右上部には円弧状のガイド部1
22を設けるのが好ましく、打球がスムーズに遊技領域
3aに流入させるのがよい。なお、ソレノイド式の打球
発射装置30により垂直状に発射してもよいが、傾斜状
の発射レール28を介して打球を発射することにより、
打球に助走ができ垂直状のガイド溝121でも十分に上
昇させることができ、遊技領域3aにパチンコ球を送り
込むことができる。このように、遊技盤3のほぼ全域を
遊技領域3aとする方形状にすることで、アウト球はす
べて下方のガイドレール120に落下して該ガイドレー
ル120によりアウト口23に誘導される。そのため、
該ガイドレール120でアウト球が跳ねることがあるた
め、ガイドレール120上面にアウト球の衝撃を吸収す
るウレタンゴム等の緩衝材を配設するのが好ましい。な
お、アウト球の流勢を減衰する制御手段として風車をア
ウト口23近傍に設けるようにしてもよい。このとき右
周壁部26b側を流下するパチンコ球が風車を反回転し
ないように、該風車の上方に障壁を設けるのが好まし
い。また、前記ガイドレール120は支持部27に設け
るかガラス扉枠5または前板6側に設けるようにして遊
技機3に誘導手段を設けないようにしてもよい。
【0063】また、本発明は上記構成とすることにより
貯留皿11のパチンコ球を触る必要がないため、前記延
設部84aと一体または別体で貯留皿11の皿部材83
の上面を隠蔽する閉塞板を設けることが可能となり、球
出口53aおよび流出口85からの不正および悪戯を確
実に防ぐことができる。好ましくは前記閉塞板はパチン
コ球の貯留状態が視認できる透光性樹脂により形成する
のがよい。さらに、閉塞板は皿部材83の掃除のために
着脱または開閉自在に設けるのがよく、遊技者に悪戯で
開放されないように前板6の裏面側で施錠または係止す
るようにするのがよい。また、閉塞板上面にカップホル
ダーまたはコインホルダーを設けることも可能である。
また、前記図20に示したように上下皿を左右で連通し
た際には、連通路86,86a間の空間部を透光性樹脂
により閉塞するようにしてもよく、好ましくは上部を軸
支して後方へ揺動自在とするのがよい。また、前記閉塞
板と一体に形成してもよい。
【0064】なお、これまで記した実施の形態におい
て、打球発射装置30を供給皿11の左方に位置して設
けている関係で発射球導出部97を図上左方に設けて、
打球供給装置69に送り込むようにしたが、打球発射装
置30を支持枠4の右方に設けて整流通路96を操作ハ
ンドル14側に流下するように右方に形成するようにし
てもよいのはいうまでもない。
【0065】また、上記実施の形態では貯留皿12およ
び供給皿11を連通路86および供給路93を介してそ
れぞれ右側方または左側方で連通するように接続するよ
うにしたが、交差状に接続連通するようにしてもよい。
さらに、貯留皿12と供給皿11とを前板6の前面側で
連通することなく、貯留皿12のパチンコ球を一旦前板
6の裏面側に導き供給皿11に供給するように前板6の
裏面側で連通させるようにしてもよい。
【0066】また、本発明が適用されるパチンコ遊技機
として上記実施の形態に限定されるものではなく、ガラ
ス扉枠5と供給皿11および貯留皿12までも一体に開
放されるパチンコ遊技機であっても、供給皿11および
貯留皿12が個々に開閉自在に装着されたパチンコ遊技
機であっても、ガラス扉枠5と供給皿11が一体に開放
されるパチンコ遊技機であってもよい。また、供給皿1
1および貯留皿12が別途開放する場合には、貯留皿の
開放時に連通路86で球零れのないように開閉板を設け
やすいように連通路86側を軸支するのが好ましい。さ
らに、前面枠2が存在せず機枠1にガラス扉枠5および
前板6が直接開閉自在に装着されたパチンコ遊技機であ
ってもよいのはいうまでもない。
【0067】また、図24に示すように前記前板6の裏
面に、供給皿11のパチンコ球を1個ずつ供給する打球
供給装置69と、前記打球供給装置69から供給された
パチンコ球を発射位置31に一時停止させる発射レール
28と、前記発射位置31のパチンコ球を遊技盤3面に
打ち込む打球発射装置30等の一連の発射関連機構をケ
ース体124に一体に組付けて発射ユニット125を構
成して、着脱自在に取着するようにしてもよい。
【0068】このように、打球供給装置69,発射レー
ル28,打球発射装置30等の供給皿11のパチンコ球
を遊技盤3面に打ち込むまでの発射関連機構を打球供給
皿11に設けることで、一連の発射関連機構の組付けが
容易となり、打球供給装置69と発射レール28,発射
レール28の発射位置31と打球発射装置30の打球杆
32の微妙で煩わしい位置調整を簡単に行うことができ
る。
【0069】さらに、前記打球発射装置30を球詰り防
止の振動手段とした際に、該打球発射装置30を前板6
側に設けて該打球発射装置30の振動を供給皿11およ
び貯留皿12および連通路86の球詰り防止手段として
もよい。
【0070】なお、本発明でいう「パチンコ遊技機」と
はパチンコ球を遊技媒体として遊技する遊技機であり、
実施の形態においてパチンコ球を直接遊技盤3に打ち込
んで遊技するパチンコ遊技機として説明したが、パチン
コ球を遊技媒体として所定個数(例えば5個)を単位賭
数として回収し、前記可変表示装置17の表示を任意で
停止する遊技機であってもよい。
【0071】このとき、供給皿11Aには、図25及び
図26に示すように所定数のパチンコ球を単位賭数とし
て回収する球回収機構126と、賭数を設定するベット
スイッチ127と、球回収されたことを条件として前記
可変表示装置17の図柄を変動させる始動操作部128
と、前記可変表示装置17の変動図柄を停止させる停止
操作部129a〜129cとが備えられ、前記始動操作
部128の操作によって変動した可変表示装置17の図
柄が前記停止操作部129a〜129cの任意の停止操
作により所定図柄の組合せに停止されることで前記球払
出装置42からパチンコ球が前記改造用供給皿11Aに
払出される。前記ベットスイッチ127は、1単位毎に
賭数を設定するベットスイッチ127a及び最大賭数を
設定するマックスベットスイッチ127bとが設けられ
ている。
【0072】前記球回収機構126は、通孔72から流
出する最先のパチンコ球を支持し、該パチンコ球の荷重
により回転する球切回転体130と、該球切回転体13
0の回転を制御する制御手段としてのソレノイド131
とにより構成されている。前記球切回転体130は周面
にパチンコ球を1個ずつ受入れる複数(実施の形態にお
いて5個所)の球受部130aを形成し、側面に停止突
起132を突設している。一方制御手段としてのソレノ
イド131は、プランジャの先端に前記停止突起132
に係脱する鉤部133を有する作動部材134が設けら
れ、常にはプランジャに巻装されたスプリングの付勢に
より作動部材134が下動して、鉤部133が停止突起
132に係合して球切回転体130が停止した状態にあ
る。
【0073】前記球回収機構126の作用は、前記ベッ
トスイッチ127aまたはマックスベットスイッチ12
7bの押圧によりソレノイド131が瞬時に励磁して、
前記球受部130aに受入れられたパチンコ球の荷重に
より1回転し、停止突起132が鉤部133に係止す
る。そして、1回転で単位賭数として球切回転体130
に形成された球受部130aの数(5個)毎に回収さ
れ、センサ135で検知される。このとき、ソレノイド
131をパチンコ球5個単位で励磁することなく、例え
ば最大賭数の15個をまとめて回収するようにしてもよ
い。さらに、遊技者の持ち球を全てまたは所定個数を記
憶するメモリスイッチを設けて、その押圧によりソレノ
イド131を励磁して一気に回収して記憶させるように
してもよい。
【0074】なお、球回収機構は、上記構成に限定され
ることはなく、図27に示すように回転体130を制御
手段としてのモータ140で回転させるようにして1個
ずつの払出しを可能とし、センサ135で検出するよう
にしてもよい。このとき球回収機構139の回転体13
0は、各球受部130a間を回転体130の回転方向に
向って漸次高くなる巴形状として、1分間に1,500
〜3,000球程度を払出す高速回転に対応できるよう
にするのが好ましい。この高速の払出しにより、コイン
の代替として使用されるパチンコ球が、コインの払出し
と同等またはそれ以上の速さで払出すことができ、遊技
者の興趣を飽きさせることがない。また、供給皿11の
整流通路96からのパチンコ球を受入れる通路部141
を図27に示すようにパチンコ球が複列または半複列で
流下し得る通路幅とすると共に、通路幅を漸次パチンコ
球1個分に絞り込んで前記回転体130で払出してセン
サ135で検知するようにしてもよい。このように通路
部141を幅広とすることによって、通路部141に連
続するパチンコ球の球心距離がパチンコ球の径より小と
なり、高速で払出しが行われても球間に隙間が生じるこ
とがなく連続して供給され、回転体130が球噛みした
り空切りしたりすることがない。さらに、供給皿11の
整流通路96aを通路部141と同様の幅広とすること
ができ、従来のパチンコ球1個分の整流通路96と異な
り幅広とすることにより整流通路96aの掃除がしやす
くなる。なお、前記センサ135は複数のセンサを上下
に位置して設けるようにして、検出する波形により規定
の払出しか不正によるものかを判別し得るようにするの
がよい。また、前記センサ135は複数のセンサを有す
る光電式のクロスセンサとしてもよい。
【0075】なお、前記球回収機構139のようにパチ
ンコ球を1個単位で回収し得る場合には、単位賭数を例
えば5個から3個に任意に変更し得るようにしてもよ
く、それに伴い当り時の賞球の払出しを少なくするよう
にすればよい。また、遊技を面白くするためにメインの
遊技基板とは別にサブ基板を設け、サブ基板からの信号
により遊技者に視認可能なランプ等の報知手段を設け、
該ランプの点滅時の操作および動作(ベットスイッチ2
7の押圧,賞球の払出,表示部の変動等)により、変則
的な動作をするようにしてもよい。例えばランプの点滅
時にベットスイッチ27を押圧した際にはその賭数分の
パチンコ球が払い戻されたり、賞球の払出時にランプが
点滅した際にはボーナスとして余分に賞球が払出された
り、表示部の変動中にランプが点滅した際には強制的に
図柄を揃えて「大当り」としたりして、遊技者に有利な
ものとするのがよい。
【0076】また、前記球回収機構に球払出装置42の
機能を備えさせるようにしてもよく、前記回収機構を正
逆モータと回転体とで構成し、回転体を正逆回転して正
転により球回収し、逆転により賞球および貸球を払出す
ようにすればよい。なお、回転体を正逆する際に、該回
転体にパチンコ球を供給する整流通路と供給通路とを交
互に閉塞する開閉手段を設けるのが好ましい。
【0077】なお、供給皿11および貯留皿12を別途
開放するようにして、供給皿11と改造用供給皿11A
とを交換するだけで、パチンコ球を直接遊技盤3に打ち
込むパチンコ遊技機と、パチンコ球を単位賭数として回
収し、前記可変表示装置17の表示を任意で停止する遊
技機に変更することができる。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパチンコ
遊技機は、遊技機の前面に高低差をもって上皿と下皿を
設け、該下皿を打球発射装置に連通させ該下皿内のパチ
ンコ球が整列状態で該打球発射装置に導かれるようにす
るとともに、上皿と下皿を球経路を介して連通させ、該
球経路に充満したパチンコ球が上皿内に一時的に貯留さ
れるようにしたので、貯留量を大幅に増やすことができ
従来のように溢れ球を手で戻す煩わしさがなく遊技に集
中することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】ガラス扉枠と前板とを開放した状態を示すパチ
ンコ遊技機の正面図である。
【図3】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図4】払出通路部の要部断面図である。
【図5】打球発射装置部分の要部正面図である。
【図6】貯留皿の平面図である。
【図7】供給皿の平面図である。
【図8】貯留皿および供給皿の関係を示す正面断面図で
ある。
【図9】球抜装置の分解斜視図である。
【図10】供給皿の要部正面図である。
【図11】(イ),(ロ)は球抜きの作用を示す説明図
である。
【図12】他の実施の形態の貯留皿の平面図である。
【図13】さらに他の実施の形態の貯留皿の平面図であ
る。
【図14】他の実施の形態の供給皿の平面図である。
【図15】他の実施の形態のパチンコ遊技機の要部側断
面図である。
【図16】図15の貯留皿の平面図である。
【図17】他の実施の形態のパチンコ遊技機の裏面図で
ある。
【図18】導出樋を用いた実施の形態の貯留皿の平面図
である。
【図19】図18の要部正面断面図である。
【図20】他の実施の形態の貯留皿および供給皿の関係
を示す正面断面図である。
【図21】他の実施の形態の払出通路部の要部断面図で
ある。
【図22】遊技領域を広くした実施の形態を示すパチン
コ遊技機の正面図である。
【図23】図22の他の実施の形態の正面図である。
【図24】発射ユニットの斜視図である。
【図25】改造用供給皿の斜視図である。
【図26】図25の裏面斜視図である。
【図27】球回収機構の他の実施の形態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
6 前板 11 供給皿(下皿) 12 貯留皿(上皿) 30 打球発射装置 32 打球杆(打球発射装置) 33 ソレノイド(打球発射装置) 42 球払出装置 51 払出通路 62 溢出口 72 通孔(発射球導出部) 86,86a 連通路 96 整流通路(発射球導出部) 97 発射球導出部 99 球抜孔(球抜開口) 100 球抜口(球抜開口) 101 球抜装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面に高低差をもって上皿と下
    皿を設け、前記下皿には該下皿内のパチンコ球を整列状
    態で打球発射装置に導く発射球導出部を設け、球払出装
    置から払い出されたパチンコ球を該下皿内に流入させる
    払出通路を設け、前記払出通路の途中に溢出口を設けて
    該払出通路を該溢出口を介して前記上皿に連通させ、前
    記払出通路に充満したパチンコ球が前記溢出口から溢れ
    出し上皿内に一時的に貯留されるようにしたことを特徴
    とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記上皿は溢出口に向けて下傾状に形成
    したものである請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記上皿内のパチンコ球を下皿内に流落
    させる連通路を設けた請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技機の前面に高低差をもって上皿と下
    皿を設け、球払出装置から払い出されたパチンコ球を前
    記上皿内に流入させる払出通路を設け、該上皿内のパチ
    ンコ球を下皿内に流落させる連通路を設け、前記下皿に
    は該下皿内のパチンコ球を整列状態で打球発射装置に導
    く発射球導出部を設けたことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  5. 【請求項5】 遊技機の前面に高低差をもって上皿と下
    皿を設け、球払出装置から払い出されたパチンコ球を前
    記上皿内に流入させる払出通路を設け、該上皿内のパチ
    ンコ球を下皿内に流落させる連通路を設け、前記下皿に
    は該下皿内のパチンコ球を整列状態で打球発射装置に導
    く発射球導出部を設け、前記払出通路の途中に溢出口を
    設けて該払出通路を該溢出口を介して前記下皿に連通さ
    せ、前記上皿に充満したパチンコ球が前記溢出口から溢
    れ出し下皿内に流入するようにしたことを特徴とするパ
    チンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記下皿に球抜開口を開設すると共に、
    前記球抜開口を閉塞する球抜装置を設け、前記球抜装置
    の操作により前記上皿および前記下皿のパチンコ球を球
    抜きするようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のパチンコ遊技機。
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