JP2006230922A - 遊技機 - Google Patents

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Kazuki Emori
和樹 江森
Shinsuke Yamaguchi
慎介 山口
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Abstract

【課題】パチンコ遊技機において、除電部材の組み付け作業の簡略化を図る。
【解決手段】遊技球を一時的に貯留するとともに貯留された遊技球を発射位置に案内する上皿4aと、上皿4aに向けて形成され、上皿4aに遊技球を払い出す上部払出口18aと、上皿4aに向けて形成された開口孔18bと、開口孔18bを閉塞して取り付けられ、接地電位とされた除電部材30とを有する。開口孔18bは上皿4aの前方を向いた内壁面に形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技媒体として遊技球が用いられた遊技機における遊技球の除電に関するものである。
パチンコ遊技機(遊技機)では、遊技者のハンドル操作によって遊技盤の遊技領域に送り込まれた遊技球は、障害釘に弾かれながら盤面を流下する。そして、盤面を流下する最中に入賞口に入賞すると、各入賞口の種類に応じて設定された個数の遊技球が払出口から貯留皿へ払い出される。また、最終的に何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は、アウト口から回収される。
このようにして進行される遊技において、遊技球が貯留皿に払い出されると、金属製の遊技球と樹脂製の貯留皿との摩擦により、あるいは遊技球同士の摩擦により、静電気が発生し蓄積される。
蓄積された静電気は、これが制御基板に侵入した場合には、制御基板に形成された電子回路にノイズが乗って誤動作の原因になったり、遊技者が貯留皿の遊技球に手を触れたときに放電が起こって遊技者に不快感を与える原因になっていた。
このような遊技球と貯留皿との摩擦による静電気の発生を防止するため、たとえば特開2003−220256号公報では、電気的に接地された金属製の摩耗防止部材であるボールガイドを貯留皿に設ける技術が開示されている。これによれば、ボールガイドにより貯留皿と遊技球との摩擦による貯留皿の摩耗が防止されるとともに、貯留皿に帯電した静電気が除去されるので、遊技者が遊技球に手を触れたときに放電が起こって遊技者に不快感を与えることがなくなり、また貯留皿に蓄積された静電気に起因するノイズによって電子回路が誤動作することはない。
特開2003−220256号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、ボールガイドは、コの字状の取付部で貯留皿の底面に位置する細い通路の部分を挟み込みようにして取り付けられるので(特開2003−220256号公報の図3、図4参照)、組み付け作業に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、除電部材の組み付け作業の簡略化を図ることのできる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技球を一時的に貯留するとともに貯留された遊技球を発射位置に案内する貯留皿と、貯留皿に向けて形成され、貯留皿に遊技球を払い出す払出口と、貯留皿に向けて形成された開口孔と、開口孔を閉塞して取り付けられ、接地電位とされた除電部材と、を有することを特徴とする。
これにより、貯留皿に向けて形成された開口孔を閉塞するようにして除電部材を配置したので、除電部材の組み付け作業を容易に行うことが可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、開口孔は貯留皿における前方を向いた内壁面に形成されていることを特徴とする。
これにより、開口孔を貯留皿の前方を向いた内壁面に設けたので、貯留皿から浮き上がった遊技球の静電気も除去されるので、静電気の除去をより効果的に行うことが可能になる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、貯留皿の前記内壁面と同一面を形成するように開口孔を閉塞していることを特徴とする。
これにより、除電部材を貯留皿の前方を向いた内壁面と同一面となるようにしたので、発射位置に案内される遊技球の流れを阻害することがない。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、開口孔は、貯留皿に形成された球通路の幅が遊技球2個の直径以上となる位置に設けられていることを特徴とする。
これにより、封入式遊技機とした場合、球通路の幅が遊技球2個の直径よりも大きな位置に遊技球が払い出されるので、球通路における球詰まりの発生を防止することが可能になる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、貯留皿に向けて形成された開口孔を閉塞するようにして除電部材を配置したので、除電部材の組み付け作業を容易に行うことが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の正面図、図3は図1の遊技機において遊技盤を取り除いた状態で示す斜視図、図4は払出式パチンコ遊技機としての図1の遊技機の内部構造を前面側から示す正面図、図5は図4の遊技機に取り付けられたファール球払出通路部を示す斜視図、図6は封入式パチンコ遊技機としての図1の遊技機の内部構造を前面側から示す正面図、図7は図6の遊技機に取り付けられたアウト球払出通路部を示す斜視図、図8は開口孔である第2の払出口に除電部材が取り付けられた遊技機を遊技盤を取り除いた状態で示す斜視図、図9は第2の上部払出口に取り付けられた除電部材を示す斜視図、図10は図1の遊技機におけるガラス扉、上皿部および下皿部の内部構造を示す図、図11は第2の上部払出口から上皿への遊技球の払出位置を示す説明図、図12は上皿で遊技中が球詰まりした状態を示す図である。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤10が装着される本体部2と、本体部2内で遊技盤10の背後に設けられる表示装置としての液晶表示装置(LCD)20(図3)と、この本体部2に取り付けられるガラス扉3、上皿部4、下皿部5、カバー6およびハンドル7とを備えている。
ガラス扉3および上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)は、その一端が本体部2に回動可能に軸支され、他端が本体部2に係合するようになっている。ガラス扉3は、遊技盤10を視認可能に被うものである。
上皿部4はガラス扉3の下側に位置し、払い出された遊技球および遊技領域に打ち込まれる遊技球が貯留される上皿(貯留皿)4aを有している。上皿部4の所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を後述する下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー8が設けられている。
上皿部4の下側に位置する下皿部5は、本体部2に固定されており、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aを有している。
下皿部5の右側に設けられたハンドル7は、レール11を介して遊技盤10の遊技領域10aへ遊技球を打ち込む際に回動操作されるものである。すなわち、ハンドル7を回動することにより発射装置21(図4、図6)が動作し、これにより上皿4aから発射装置21に送り込まれた遊技球が遊技領域10aに向けて弾発的に発射される。発射された遊技球は緩やかに湾曲したレール11に案内されて弧を描くように打込通路10bを上昇し、遊技領域10aに送り込まれる。
なお、発射装置21は、払出・発射制御回路の制御により槌を所定速度で揺動させ、発射位置(上皿4aから発射装置21へ通じる球通路の終端)にある遊技球を槌の先端で打って遊技領域10aへ打ち出している。ハンドル7の近傍には、遊技球の発射を停止させるストップボタン(図示せず)が設けられている。
ガラス扉3の上側に位置するカバー6は本体部2に固定されており、カバー6の左方部6aおよび右方部6bは、本体部2に設けられる左右のスピーカ9a,9b(図4、図6)にそれぞれ対応しており、スピーカ9a,9bからの音声が聞こえるような構造になっている。
液晶表示装置(LCD)20は、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など。)等を表示可能な表示領域を備えている。
遊技盤10は、図2に示すように、レール11に包囲され、遊技球の流下が可能な遊技領域10aを有している。そして、その遊技領域10aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、可変入賞装置である大入賞口15、アウト口16、始動入賞口14,17などの遊技部材が配置されている。なお、一般入賞口12、始動入賞口14,17および大入賞口15では、遊技球が入賞すると、各入賞口12,14,15,17の種類に応じて設定された個数の遊技球が払い出される。また、アウト口16は、遊技領域10aの流下して最終的に何れの入賞口12,14,15,17にも入賞しなかった遊技球が流入し、回収される。
遊技盤10が透明である本実施の形態では、液晶表示装置20の表示領域が遊技盤10を通して視認可能に配置されている。また、液晶表示装置20にかえて、例えばプラズマディスプレイ等の表示手段を用いることもできる。
遊技盤10を除去した状態で示す図3において、上皿部4には、当該パチンコ遊技機1が払出式パチンコ遊技機として使用された場合に遊技球が払い出される第1の上部払出口(払出口)18aが向かって左端に、封入式パチンコ遊技機として使用された場合に遊技球が払い出される開口孔としての第2の上部払出口(払出口)18bが略中央に、それぞれ上皿4aの内壁面(すなわち上皿4aを構成する部分であって、当該上皿4aの底面から立ち上がった部分)における前方を向いた部分(換言すれば、遊技盤10を向いて遊技中の遊技者から見える部分)において上皿4aに向けて形成されている。
そして、払出式パチンコ遊技機として使用される場合には中央の第2の上部払出口18bが閉鎖され、封入式パチンコ遊技機として使用される場合には左側の第1の上部払出口18aが閉鎖される。下皿5aには、この下皿5aに払い出される遊技球の払出口である下部払出口(払出口)19が開口して形成されている。なお、第2の上部払出口(払出口)18bの閉鎖構造については後述する。
このように本願のパチンコ遊技機においては第1の上部払出口18aと第2の上部払出口18bとを使い分けることから、図4および図5に示すように、遊技球が第1の上部払出口18aから払い出される払出式パチンコ遊技機として使用される場合には、ファール球払出通路部30が取り付けられる。また、図6および図7に示すように、遊技球が第2の上部払出口18bから払い出される封入式パチンコ遊技機として使用される場合には、アウト球払出通路部40が取り付けられる。
そして、これらファール球払出通路部30とアウト球払出通路部40とは何れも着脱可能になっており、相互に交換が可能となっている。
ここで、ファール球払出通路部30が取り付けられた払出式パチンコ遊技機としての構造について説明する。
図4および図5において、ファール球払出通路部30は発射装置21から遊技領域10aに至る打込通路10bと下皿5aとを下部払出口19を介して連通しており、発射装置21により発射されたが遊技領域10aに進入できなかった遊技球を下皿5aに払い出す。さらに、ファール球払出通路部30は、上皿4aと下皿5aとを第1の上部払出口18aと下部払出口19とを介して連通しており、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球を下皿5aへと導く。
すなわち、図5に示すように、ファール球払出通路部30は本体部2にねじ止めで固定されており、その上部には左右に広がる2カ所の球受け部30a,30bが形成されている。一方の球受け部30aは上皿4aからオーバーフローした遊技球を受け取るように、他方の球受け部30bは切り欠き30b−1が打込通路10bと重なっており、遊技領域10aに向かって打ち出されたが当該領域に進入できなかった遊技球を受け取るようになっている。これら球受け部30a,30bの底面は相互に段差を持って形成されて中央に向かって緩やかに下方に傾斜しており、遊技球は自重で転動する。
球受け部30a,30bに連続するようにして、球受け部30a,30bに落下した遊技球が合流して流下する流下路30cが形成されている。流下路30cは斜め下方向に屈曲した形状を有しており、その下端は下皿5aに開放している。したがって、上皿4aからオーバーフローした遊技球は第1の上部払出口18aから球受け部30aに落下し、流下路30cを通って下部払出口19から下皿5aに導かれる。
また、遊技領域10aに進入できなかった遊技球は打込通路10bから球受け部30bに落下し、同様に流下路30cを通って下皿5aに導かれる。そして、このように球受け部30bを打込通路10bと重なった位置に配置しているので、遊技領域10aに進入できなかった遊技球を、確実にファール球払出通路部30に受け入れることができる。
なお、球受け部30bの背後には、アウト口16から第2の上部払出口18bへ至る経路を閉鎖してアウト口16に回収された遊技球の払い出しを阻止する閉鎖壁30dが形成されている。
次に、アウト球払出通路部40が取り付けられた封入式パチンコ遊技機としての構造について説明する。
図6および図7において、アウト球払出通路部40はアウト口16と上皿4aとを第2の上部払出口18bを介して連通するとともに、打込通路10bと上皿4aとを同じく第2の上部払出口18bを介して連通しており、アウト口16に回収された遊技球および発射装置21により発射されたが遊技領域10aに進入できなかった遊技球を上皿4aに払い出す。
図3に示すように、本実施の形態では、本体部2内にはアウト口16から回収された遊技球が流入するアウト球開口部22が、アウト口16の下方に位置するようにして形成されている。そして、アウト球払出通路部40は、このアウト球開口部22を介してアウト口16と上皿4aとを連通している。なお、アウト球開口部22を形成することなく、直接アウト口16と上皿4aとを連通してもよい。
また、図7に示すように、アウト球払出通路部40は本体部2に設けられた図示しない2つのボス(嵌合突起)に対応した2つの陥没穴40cが形成されており、陥没穴40cをボスに嵌合することで本体部2に固定される。このように、陥没穴40cをボスに嵌合してアウト球払出通路部40を本体部2に固定するようにすれば、嵌め込みによりアウト球払出通路部40を簡単に本体部2に組み付けることができるとともに、遊技球が落下してもアウト球払出通路部40が壊れることがない。なお、陥没穴40cおよびボスは複数形成されていればよく、2つに限定されるものではない。
アウト球払出通路部40には打込通路10bからの遊技球を受け取る球受け部40aが形成されている。球受け部40aの底面は緩やかに傾斜しており、傾斜下端に連続するようにして、前述したアウト口16から回収されてアウト球開口部22に到達した遊技球を受け入れる球受け部40bが形成されている。この球受け部40bはアウト球開口部22側から上皿4a側に向かって緩やかに下方に傾斜している。
したがって、アウト球開口部22から流入した遊技球は球受け部40bを通って第2の上部払出口18bから上皿4aに導かれるとともに、打込通路10bから流入した遊技球は球受け部40aを転動して球受け部40bに至り、同じようにこの球受け部40bを通って第2の上部払出口18bから上皿4aに導かれる。よって、アウト球払出通路部40が使用される
本実施の形態では、アウト球払出通路部40が取り付けられた封入式パチンコ遊技機として使用される場合には、遊技球はすべて第2の上部払出口18bから上皿4aに払い出されて機内を循環し、下皿5aには遊技球の払出は行われないことから、下皿5aはなくてもよい。また、封入式パチンコ遊技機として使用される場合には、払い出された遊技球を遊技者が取り出すことができないよう、払い出しの行われる上皿4aには図示しないカバーが固定される。
以上に説明したパチンコ遊技機1によれば、遊技領域10aに進入できなかった遊技球を下皿5aに払い出すファール球払出通路部30と、アウト口16に回収された遊技球および遊技領域10aに進入できなかった遊技球を上皿4aに払い出すアウト球払出通路部40とが選択的に装着できるようになっているので、ファール球払出通路部30に換えてアウト球払出通路部40を装着するだけで、球揚送機を用いることなく遊技球を機内で循環させることが可能になる。これにより、通常の払出式のパチンコ遊技機を安価に封入式のパチンコ遊技機に転用することができ、封入式パチンコ遊技機を安価に得ることができる。
特に、アウト球開口部22を形成し、アウト球払出通路部40を装着したときにアウト球開口部22を介してアウト口16と上皿4aとを連通するようにすれば、封入式パチンコ遊技機と通常の払出式パチンコ遊技機とを兼用する遊技機をより簡便に作製することが可能になる。
次に、第2の上部払出口(払出口)18bの閉鎖構造について説明する。
封入式パチンコ遊技機として使用する場合には、図8に示すように、開口孔である第2の上部払出口18bには、この第2の上部払出口18bを閉塞して金属製の除電部材50を取り付けることができる。なお、除電部材50は導電性を有していればよく、金属製である必要はない。
図9に示すように、除電部材50は、第2の上部払出口18bに嵌り込んで上皿4aの前方を向いた内壁面と同一面を形成する箱形の突出部50aと、この突出部50aの両側に形成された2カ所の基部50bとからなる。基部50bは、突出部50aの先端から略90°山形に折れ曲がり、さらに略90°谷形に折れ曲がって連続するように形成されており、雄ねじやビスなどの固定部材が貫通する貫通孔50cを有している。
図10に示すように、除電部材50は上皿部4の裏面側から開口孔である第2の上部払出口18bに嵌め込まれてこの第2の上部払出口18bを閉塞しており、貫通孔50cを貫通した固定部材により上皿部4に固定されている。
また、同図に示すように、上皿部4の裏面側には、第1の上部払出口18aおよび第2の上部払出口18bに対応した部分が打ち抜かれた形状の金属板51が固定されている。この金属板51は電気的に接地されており、前述した除電部材50はこの金属板51と接した状態で固定されている。したがって、除電部材50もまた、接地電位となっている。
このように、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、ホールに広く設置された遊技球を払い出す方式のパチンコ遊技機(払出式パチンコ遊技機)と、機内に封入された遊技球が循環して使用される方式のパチンコ遊技機(封入式パチンコ遊技機)との兼用型となっている。
そして、封入式パチンコ遊技機として使用される場合には、第1の上部払出口18aは閉鎖されて第2の上部払出口18bから遊技球が払い出される。また、払出式パチンコ遊技機として使用される場合には、第1の上部払出口18aから遊技球が払い出されて第2の上部払出口18bは不要になることから、前述のように、開口孔としての第2の上部払出口18bに除電部材50を取り付けるようにしたものである。
但し、本発明の遊技機は、このような兼用型の遊技機に限定されるものではなく、専用の払出式パチンコ遊技機に第2の上部払出口18bを形成し、ここに除電部材50を取り付けるようにしてもよいことは勿論である。
このようなパチンコ遊技機1によれば、上皿4aに向けて形成された開口孔である第2の上部払出口18bを閉塞するようにして除電部材50を配置したので、極めて簡単な取付構造となり、除電部材50の組み付け作業を容易に行うことが可能になる。
なお、第2の上部払出口18bは上皿4aに向けて形成されていれば足り、必ずしも本実施の形態のように上皿4aの前方を向いた内壁面に形成されていなくてもよい。但し、上皿4aの前方を向いた内壁面に形成されていれば、上皿4aに大量の遊技球が貯留されて上皿4aから浮き上がった遊技球の静電気も除去されるので、静電気の除去をより効果的に行うことができる。
また、除電部材50は、必ずしも上皿4aの前方を向いた内壁面と同一面を形成するようなっていなくてもよいが、同一面となるようにすれば、上皿4aから順次発射位置に案内されていく遊技球の流れを阻害することがなく、球詰まり発生の要因を未然に除去することができる。
ここで、図11に示すように、上皿4aには球通路4a−1が形成されており、払い出された遊技球は球通路4a−1に一時的に貯留される。
球通路4a−1は遊技球の発射位置に連通しており、遊技球を転動させながら発射位置に送り込むために、発射位置に向かって下方に傾斜して形成されている。さらに、球通路4a−1は、発射位置の反対側(図示する場合には向かって左側)が手前に膨らむ形状で幅広になっており、そこから発射位置に向かって徐々に狭くなり、最終的には遊技球1個分の幅になるように形成されている。これにより、発射位置の方向に転動する遊技球は、徐々に狭くなってゆく球通路4a−1の幅に規制されて一列に整列され、1個ずつ発射位置に案内される。すなわち、球通路4a−1は、幅広の部分から徐々に狭くなり、最終的には遊技球1個分の幅になるように形成されることで、その全長を使って遊技球を整列している。
そして、前述した第2の上部払出口18bは球通路4a−1において幅が徐々に細くなっている位置に形成されている。
パチンコ遊技機1を封入式として使用した場合には、第2の上部払出口18bから遊技球が払い出されることになる。そして、第2の上部払出口18bは上皿4aの中央に形成されていることから、第2の上部払出口18bから上皿4aの球通路4a−1に遊技球が払い出されると、最終的に一列に整列される間での距離(換言すれば、遊技球1個分の幅に至るまでの距離)が短くなるために、整列に失敗して図12に示すような球詰まり(ブリッジ)が発生し、遊技球が発射位置に送られなくなるおそれがある。
そこで、本実施の形態では、第2の上部払出口18bを、球通路4a−1の幅が遊技球2個の直径となる位置、あるいはこれより広い幅となる位置に設けるようにして、球通路4a−1における球詰まりの発生を防止している。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機を適用した場合が説明されているが、本発明はパチンコ遊技機に限定されるものではなく、たとえばスマートボールや雀球など遊技媒体として遊技球が用いられる様々な遊技機に適用することが可能である。
本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図である。 図1に示した遊技機の正面図である。 図1の遊技機において遊技盤を取り除いた状態で示す斜視図である。 払出式パチンコ遊技機としての図1の遊技機の内部構造を前面側から示す正面図である。 図4の遊技機に取り付けられたファール球払出通路部を示す斜視図である。 封入式パチンコ遊技機としての図1の遊技機の内部構造を前面側から示す正面図である。 図6の遊技機に取り付けられたアウト球払出通路部を示す斜視図である。 開口孔である第2の払出口に除電部材が取り付けられた遊技機を遊技盤を取り除いた状態で示す斜視図である。 第2の上部払出口に取り付けられた除電部材を示す斜視図である。 図1の遊技機におけるガラス扉、上皿部および下皿部の内部構造を示す図である。 第2の上部払出口から上皿への遊技球の払出位置を示す説明図である。 上皿で遊技中が球詰まりした状態を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 本体部
3 ガラス扉
4 上皿部
4a 上皿
4a−1 球通路
5 下皿部
5a 下皿
6 カバー
6a 左方部
6b 右方部
7 ハンドル
8 シャッタレバー
9a,9b スピーカ
10 遊技盤
10a 遊技領域
10b 打込通路
11 レール
12 一般入賞口
13 通過ゲート
14 始動入賞口
15 大入賞口
16 アウト口
17 始動入賞口
18a 第1の上部払出口
18b 第2の上部払出口(開口孔)
19 下部払出口
20 液晶表示装置
21 発射装置
22 アウト球開口部
30 ファール球払出通路部
30a,30b 球受け部
30b−1 切り欠き
30c 流下路
30d 閉鎖壁
40 アウト球払出通路部
40a,40b 球受け部
40c 陥没穴
50 除電部材
50a 突出部
50b 基部
50c 貫通孔
51 金属板

Claims (4)

  1. 遊技球を一時的に貯留するとともに貯留された遊技球を発射位置に案内する貯留皿と、
    前記貯留皿に向けて形成され、前記貯留皿に遊技球を払い出す払出口と、
    前記貯留皿に向けて形成された開口孔と、
    前記開口孔を閉塞して取り付けられ、接地電位とされた除電部材と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記開口孔は、前記貯留皿における前方を向いた内壁面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記除電部材は、前記貯留皿の前記内壁面と同一面を形成するように前記開口孔を閉塞していることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記開口孔は、前記貯留皿に形成された球通路の幅が遊技球2個の直径以上となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
JP2005053558A 2005-02-28 2005-02-28 遊技機 Pending JP2006230922A (ja)

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