JP4559103B2 - 遊技球供給構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球の払出装置から遊技球を発射する発射装置までの遊技球を供給する部分の構造に関する。
最近、遊技盤面の有効利用を図る目的で、遊技球発射装置を従来の右側から左側に移して、遊技球を直上に発射する遊技球供給構造が採用されている(特許文献1参照)。
この様な遊技球発射装置が左側に位置する遊技球供給構造では、左側に遊技球発射装置を移動させたことに応じて、遊技球の払出装置を右側に移動させると、両装置間の干渉を考慮する必要が無くなるが、反面、内枠を、外枠から開閉する場合に、遊技球の払出装置が外枠と干渉するようになるため、払出装置を右側に設置することが難しかった。
そこで、遊技球の発射装置と、遊技球の払出装置の双方共、遊技機の左側に配設する構造の適用を考慮する必要が生じる。
この様に遊技球の発射装置と、遊技球の払出装置とを双方とも左側に配置すると、上皿の遊技球の流れをスムースにし、かつ貯留量を確保するために、左側に遊技球を1個ずつ発射装置に送る球送り装置を配設し、右側に払出装置からの遊技球を供給する構造を採用することになる。従って、上皿の中央付近から左側に、球送り装置に吸い込まれる遊技球の列が形成されることになる。
又、遊技島の台間球貸機のノズルから上皿に直接遊技球を供給する場合には、上皿の左側に遊技球が直接供給されることになるため、このノズルから供給された遊技球が球送り装置に吸い込まれる遊技球の列を乱さないように案内する構造を設ける。
ところで、従来は、払出装置から払い出した遊技球は、そのまま上皿への排出口に連結された縦筒部材内に落下する構造を有していた。この為、縦筒部材内に遊技球が満杯になっても、遊技球の自重で、排出口に遊技球が送られる機能を有していた。しかも、上皿が満杯になって縦筒部材内も遊技球で満杯になった場合には、満杯になった遊技球の山の上部から溢流口に、崩れ落ちることで、球詰まりを防止する構造を備えていた。この為、従来の構造では、払出口から払い出された遊技球は、まず上皿に供給され、この上皿及び縦筒部材内が満杯になると、下皿に溢流されるものであった。
しかしながら、左側に払出装置と、発射装置とを両方とも設ける構造を採用すると、台間球貸機用に、ノズルからの遊技球を案内する構造を上皿に設けるため、上皿の貯留量が不足して頻繁に下皿の遊技球を上皿に上げなければならなかったり、払出装置から払い出された遊技球を上皿にまで流す流下通路上に球詰まりが頻繁に発生する問題が考えられる。
例えば、左側の払出装置の払出口から払い出された遊技球を、既述したように上皿の右側へ供給するには、傾斜の緩い流下通路によって送出口まで送る必要がある。このため、流下通路が満杯になって、溢流口に達するまで遊技球が貯留されると、溢流口から溢流通路を経由して、下皿に溢流させることは可能であったが、流下通路の入口部分が遊技球で満杯になることは避けることが出来なかった。この為、この入口部分から下流側に遊技球の圧力が伝わり難くなり、この入口部分で、ブリッジ現象などが発生して、球詰まりが発生してしまうことが考えられる。
この為、従来の縦筒部材状の部分に遊技球を満杯にすることによる溢流手法では、球詰まりの発生を避けられなかった。
以上の理由から、左側に払出装置と、発射装置とを両方とも設置する構成では、払出装置から払い出された遊技球を転がしながら流下させる流下通路によって上皿の右側に遊技球を供給すると共に、溢れた遊技球を下皿に溢流させる構造の採用が考慮された。
ところでこの場合には、流下通路を上皿に遊技球を流下させる供給路と、下皿に遊技球を溢流させる溢流路とに分けて、双方共、流下通路の終点に達する構造の採用が可能になる。この様にすると、流下通路の終点を、上皿に遊技球を供給すると共に、下皿に遊技球を溢流させる境界にすることが可能になる。
これにより、この境界を挟んで、遊技球の通路を流下通路側と、上皿と下皿側とに区分けすることが可能になり、上皿と下皿とを一体として扱える構造にした方が部品点数の削減効果や、組み付け精度の緩和効果上有利である。
以上の理由から、流下通路の終点に、供給路の送出口と、溢流路の溢流出口を備える構造と、上皿と、下皿とが一体的にされ、上皿の右側に送出口に接続される受入口と、溢流出口に接続される溢流入口とを備える構造とを備えた遊技機の採用が考慮された。
特開2003−325786号 (図1)
しかしながら、この様な送出口と、溢流出口とが内枠側(本体側枠体)に設けられ、受入口と、溢流入口とが内枠から開閉可能に設置される上皿、下皿側(遊技球扱い側枠体側)に設けられ、送出口、溢流出口と、受入口、溢流入口とが、接続されたり、離れたりする構造を採用すると、送出口から出た遊技球や上皿上の遊技球が誤って、溢流入口に入って、下皿に排出されてしまい、上皿に上げ直さなければならない問題が発生したり、或いは遊技球扱い側枠体を本体側枠体から開けた場合に、送出口、溢流出口、受入口、或いは溢流入口から遊技球がこぼれ落ちてしまい、遊技者に迷惑をかける問題の発生が考えられる。
この為、遊技者は、下皿に排出された遊技球を上皿に上げることに煩わしさを感じて、遊技の興趣の低下を招いたり、顧客満足度の低下を招く虞があった。
又、上皿の設けられている遊技球扱い側枠体を開ける毎に、遊技球が遊技機外にこぼれ落ちて、遊技者の不信感を招く虞があった。
そこで、本発明では、上皿から下皿に誤って遊技球が排出されることを防止して、上皿の貯留量の低下を招かないようにしたり、遊技機外にこぼれ落ちることを防止して、遊技者に迷惑をかけないようにしたりすることが出来る構造を提供することで、遊技客の顧客満足度を向上することを目的とする。
又、溢流出口と、送出口とに遊技球を適切に振り分け、供給すると共に、貸し球などを一時貯留する機能を有し、かつ設置スペースが小さくて済んで遊技盤の拡大を図れ、部品点数の低減と組み立て工数の低減とを図れ、しかも保守点検が容易になる構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技球供給構造は、遊技球による遊技を提供する遊技領域に該遊技球を発射する発射手段と、上記遊技球を払い出す払出手段と、上記払出手段から払い出した遊技球を転がしながら流下させる供給路と、供給路から溢れた遊技球を流下させて上記供給路の終点のに達する溢流路と、上記供給路の送出口から排出された遊技球を受入口で受け入れて蓄える遊技球貯留手段と、上記遊技球貯留手段に貯留されている遊技球を上記発射手段に供給する発射球供給手段と、上記遊技球貯留手段に貯留されている遊技球を排出する貯留遊技球排出手段と、上記貯留遊技球排出手段によって排出された遊技球を蓄える排出遊技球貯留手段と、上記遊技球貯留手段を備える部材である皿ユニット盤に設けられ、上記溢流路の溢流出口から排出された遊技球を受け入れる溢流入口と、上記溢流入口と上記排出遊技球貯留手段との間を連絡する溢流球通路と、上記受入口と、上記溢流入口との間を仕切る仕切手段とを備えることを要旨とする。
これにより、払出手段から払い出した遊技球は、給路を転がりながら流下して、送出口から排出される。送出口から排出された遊技球は、遊技球貯留手段の受入口から入って、遊技球貯留手段に蓄えられる。
遊技球貯留手段に蓄えられた遊技球は、発射球供給手段によって発射手段に供給され、遊技領域に発射されて、遊技球による遊技を提供するか、或いは貯留遊技球排出手段によって、排出遊技球貯留手段に排出されて、貯留される。排出遊技球貯留手段に貯留された遊技球は、遊技者によって、遊技球貯留手段に戻されれば、再び、遊技球貯留手段に貯留されることになり、遊技に供することが可能になる。
又、給路から溢れた遊技球は、溢流路を流下して、供給路の終点のに達し、溢流出口から排出される。溢流出口から排出された遊技球は、溢流入口から溢流球通路に入って、排出遊技球貯留手段に蓄えられる。
以上のように遊技球を供給して、遊技を提供する経路を構成するが、この経路の中で、送出口から受入口に遊技球が移動される境界と、溢流出口から溢流入口に遊技球が移動される境界とが近傍に構成され、溢流入口と受入口とが隣り合って形成されていたとしても、仕切手段が受入口から溢流入口に遊技球が流れることを阻止して、誤って排出遊技球貯留手段に排出されることを防止する。又、遊技球貯留手段に貯留されている遊技球が、受入口まで達したとしても仕切手段によって溢流入口に入ることが阻止される。
請求項2の発明の遊技球供給構造は、上記皿ユニット盤は、上記遊技球貯留手段と、上記発射球供給手段と、上記貯留遊技球排出手段と、上記排出遊技球貯留手段と、上記溢流球通路とをし、上記皿ユニット盤を開閉自在、或いは開閉及び着脱自在に保持すると共に、上記発射手段と、上記払出手段と、上記供給路とを保持する本体側枠体と、上記本体側枠体に開閉自在に保持され、上記遊技領域を覆うと共に、該遊技領域の見通しを確保する前面枠とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項1の作用に加え、遊技球貯留手段と、発射球供給手段と、貯留遊技球排出手段と、排出遊技球貯留手段と、溢流球通路とを皿ユニット盤によって保持し、かつ本体側枠体に対して、開閉自在、又は開閉及び着脱自在に保持することが可能になる。また、本体側枠体には、遊技領域を覆うと共に、遊技領域の見通しを確保する前面枠が開閉自在に保持されている。
請求項3の発明の遊技球供給構造は、上記送出口、又は/及び溢流出口を開閉する出口開閉部材と、上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開く動作によって、上記出口開閉部材を閉状態にする出口閉手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項2の作用に加え、皿ユニット盤を本体側枠体から開く動作を行うだけで、出口閉手段を閉状態にすることが出来る。従って、皿ユニット盤を本体側枠体から開いた場合には、出口閉手段が閉状態になる。従って、出口開閉部材が送出口を開閉する場合には、皿ユニット盤を本体側枠体から開けた場合に、供給路上の遊技球は、送出口から排出されなくなる。又、出口開閉部材が溢流出口を開閉する場合には、皿ユニット盤を本体側枠体から開けた場合に、溢流路上の遊技球は、溢流出口から排出されなくなる。
従って、皿ユニット盤を開けるときには、送出口、又は/及び溢流出口が必ず閉まり、遊技球がこぼれ落ち無くなる。
請求項4の発明の遊技球供給構造は、上記送出口、又は/及び溢流出口を開閉する出口開閉部材と、上記前面枠又は/及び上記皿ユニット盤を上記本体側枠体に閉じる動作によって、上記出口開閉部材を開状態にする出口開手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項2の作用に加え、前面枠又は/及び皿ユニット盤を本体側枠体に閉じる動作を行うだけで、出口開閉部材を開状態にすることが出来る。従って、皿ユニット盤を閉めると、供給路上の遊技球は、送出口から受入口に入ることが可能になる。又、皿ユニット盤を閉めると、溢流路上の遊技球は、溢流出口から溢流入口に入ることが可能になる。
或いは、皿ユニット盤を本体側枠体に閉じた状態で、前面枠を閉めると、供給路上の遊技球は、送出口から受入口に入ることが可能になる。又、皿ユニット盤を本体側枠体に閉じた状態で、前面枠を閉めると、溢流路上の遊技球は、溢流出口から溢流入口に入ることが可能になる。
また、皿ユニット盤と、前面枠との双方を閉めることで、供給路上の遊技球は、送出口から受入口に入ることが可能になる。又、皿ユニット盤と、前面枠との双方を閉めることで、溢流路上の遊技球は、溢流出口から溢流入口に入ることが可能になる。従って、皿ユニット盤と、前面枠との双方を閉めたときには、遊技球のこぼれ落ちが無くなる。
請求項5の発明の遊技球供給構造は、上記受入口、又は/及び溢流入口を開閉する入口開閉部材と、上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開く動作によって、上記入口開閉部材を閉状態にする入口閉手段とを備えることを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れかに記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項2ないし請求項4の作用に加え、皿ユニット盤を本体側枠体から開けた場合、又は外した場合には、入口閉手段が閉状態にされ、入口開閉部材が受入口を開閉する場合には、遊技球貯留手段上の遊技球は、受入口からこぼれ落ちることはなくなる。又、入口開閉部材が溢流入口を開閉する場合には、溢流入口に位置する遊技球は、溢流入口からこぼれ落ちることはなくなる。
請求項6の発明の遊技球供給構造は、上記受入口、又は/及び溢流入口を開閉する入口開閉部材と、上皿ユニット盤を上記本体側枠体に閉じる動作によって、上記入口開閉部材を開状態にする入口開手段と、を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れかに記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、皿ユニット盤を本体側枠体に閉じた場合、又は取り付けた場合には、入口開手段が開状態にされ、入口開閉部材が受入口を開閉する場合には、供給路上の遊技球は、送出口から受入口に入ることが可能になる。又、入口開閉部材が溢流入口を開閉する場合には、溢流路上の遊技球は、溢流出口から溢流入口に入ることが可能になる。
請求項7の発明の遊技球供給構造は、上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開いた状態で、該皿ユニット盤に保持されている上記溢流球通路の点検を可能にする点検構造を有することを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れかに記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、皿ユニット盤を本体側枠体から開くことで、皿ユニット盤に保持されている溢流球通路の点検を行うことが出来る。又、皿ユニット盤を本体側枠体に閉めた状態では、溢流球通路の点検が出来なくなる。
請求項8の発明の遊技球供給構造は、上記点検構造は、上記溢流球通路を覆う壁部材と、
上記壁部材と、上記皿ユニット盤との間に設けられた脱着部とを有することを特徴とする請求項7に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、壁部材は、脱着部によって、皿ユニット盤に取り付けられている。又、脱着部により、壁部材を皿ユニット盤から取り外すことが出来る。
請求項9の発明の遊技球供給構造は、上記壁部材は、透明部分、又は開口を有することを特徴とする請求項8に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、壁部材の透明部分、又は開口によって、溢流球通路の中を見ることが出来る。
請求項10の発明の遊技球供給構造は、上記供給路が形成された部材である流下通路部材は、上記払出手段から払い出した遊技球を受ける遊技球受け部を備える上ユニットと、上記上ユニットの下部に位置して、上記上ユニットからの遊技球を受け、該遊技球を上記送出口、又は上記溢流出口に流下させる下ユニットとを備え、上記上ユニットは、上記遊技球受け部の近傍に形成された供給開口部と、上記下ユニットの送出口の近傍に形成された送出開口部と、該送出開口部の近傍に形成された溢流開口部とを備え、上記遊技球受け部は、上記供給開口部方向に下降する受け傾斜路を備え、上記供給開口部は、上記送出開口部方向に下降する流下傾斜路に隣接し、上記送出開口部は、上記溢流開口部方向に下降する溢流傾斜路に隣接し、上記下ユニットは、上記供給開口部から供給された遊技球を受け、上記送出口に流下させる供給受け部と、上記送出開口部から供給された遊技球を受け、上記送出口に流下させる送出受け部と、上記溢流開口部から供給された遊技球を受け、上記溢流出口に流下させる溢流受け部とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項1ないし請求項9とほぼ同様の作用が得られることに加え、供給路を流下する遊技球は、まず上ユニットの遊技球受け部に受けられ、受け傾斜部によって供給開口部方向に流下される。次いで、遊技球は、供給開口部に入って、下ユニットの供給受け部に入り、送出口に流下させられる。送出口に達した遊技球は、受入口を経由して、遊技球貯留手段に蓄えられる。ここで、例えば、遊技球貯留手段が満杯になっても、払出手段からの遊技球の払出が継続されると、その後受入口、送出口、及び下ユニットが遊技球で満杯になって、遊技球受け部、および供給開口部をも遊技球で満杯になる。このように供給開口部が遊技球で満杯になると、遊技球受け部から流下してきた遊技球は、供給開口後部に入ることが出来ず、近接する流下傾斜路に入ることになり、送出開口部方向に流下されて、送出開口部に入ることになる。
ここで、送出開口部に入った遊技球は、近傍の送出口に流下することになるが、上述したように送出口が遊技球で満杯になっていれば、送出口に入ることが出来ず、送出開口部を遊技球で満杯にする。この様に、送出開口部が遊技球で満杯になると、払出手段から払い出された遊技球は、隣接する溢流傾斜路に入ることになり、溢流傾斜路を流下して、溢流開口部に入ることになる。溢流開口部に入った遊技球は、下ユニットの溢流受け部によって受けられ、溢流出口から溢流入口を経由して、溢流球通路に入り、排出遊技球貯留手段に蓄えられる。
又、供給開口部が遊技球で満杯になっているにも拘わらず、送出口が遊技球で満杯になっていなければ、送出口と、受入口とを経由して、遊技貯留手段に蓄えることになる。
従って、下ユニットが遊技球で満杯になっているか否かに拘わらず、供給開口部が遊技球で満杯になっていることで、上ユニットの流下傾斜路を流下する遊技球は、送出口が遊技球で満杯になっているか否かで、送出受け口を経由して、遊技球貯留手段に蓄えられるか、溢流受け部を経由して、排出遊技球貯留手段に蓄えられるかが決定される。これにより、遊技球貯留手段と、下ユニットとが遊技球で満杯になった場合には、払出手段から払い出された遊技球は、溢流開口部を経由して、排出遊技球貯留手段に送られることになり、遊技球貯留手段や下ユニットが遊技球で満杯になって否いにも拘わらず、供給開口部や供給開口部の付近に遊技球が詰まっている場合には、遊技球は、下ユニットを経由せずに、上ユニット経由で遊技球貯留手段に送られることになる。
請求項11の発明の遊技球供給構造は、上記送出口に遊技球を流下させた上記受け傾斜路と、上記流下傾斜路と、上記下ユニットとは、上記供給路を構成し、上記溢流出口に遊技球を流下させた上記受け傾斜路と、上記流下傾斜路と、上記溢流傾斜路とは、上記溢流路を構成することを特徴とする請求項10に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項10とほぼ同様の作用が得られることに加え、送出口に遊技球が達した場合には、この遊技球は、受け傾斜路と、流下傾斜路と、下ユニットとからなる供給路を経由したことになり、溢流出口に遊技球が達した場合には、その遊技球は、受け傾斜路と、流下傾斜路と、溢流傾斜路とからなる溢流路を経由したことになる。
請求項12の発明の遊技球供給構造は、上記上ユニットと、上記下ユニットとは、上記送出口が位置する前面側に設けられた連結部によって連結され、該連結部を回転軸にして、上記上ユニットを前面側に開閉可能に構成したことを特徴とする請求項10、又は請求項11に記載の遊技球供給構造を要旨とする。
これにより、請求項10、又は請求項11とほぼ同様の作用が得られることに加え、上ユニットと、下ユニットとの連結部を回転軸にして、上ユニットを前面側に開けることが可能になる。
請求項1の発明の遊技球供給構造は、遊技球を提供する経路の中で、送出口から受入口に遊技球が移動される境界と、溢流出口から溢流入口に遊技球が移動される境界とが近傍に構成され、溢流入口と受入口とが隣り合って形成されていたとしても、仕切手段が受入口から溢流入口に遊技球が流れることを阻止して、誤って排出遊技球貯留手段に排出されることを防止したり、或いは遊技球貯留手段に貯留されている遊技球が、受入口まで達したとしても仕切手段によって溢流入口に入ることが阻止されることから、例えば、上皿から下皿に誤って遊技球が排出されることが防止されて、上皿の貯留量が実質的に低下すると言うことが防止される。又、誤って、下皿に遊技球が入らなくなり、誤って、下皿に入った遊技球を上皿に戻すといった手間がなくなる。
この結果、遊技者に迷惑をかけることがなくなり、遊技客の顧客満足度が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
請求項2の発明の遊技球供給構造は、遊技球貯留手段と、発射球供給手段と、貯留遊技球排出手段と、排出遊技球貯留手段と、溢流球通路とを皿ユニット盤によって保持し、かつ本体側枠体に対して、開閉自在、又は開閉及び着脱自在に保持した上で、皿ユニット盤を本体側枠体に取り付け、閉状態にした場合には、払出手段から払い出された遊技球を遊技球貯留手段に供給したり、溢流球通路を経由して排出遊技球貯留手段に溢流させたり出来、又発射手段に遊技球を供給することが出来る。
一方、皿ユニット盤を本体側枠体から取り外したり、或いは開状態にした場合には、遊技球を貯留する遊技球貯留手段と、溢流球通路と、排出遊技球貯留手段とが一緒に取り外されたり、開状態にされるため、点検保守のために同時に開くことが可能になる部材の点数の増加や範囲の増加を図ることが可能になり、保守がし易くなると共に、工数の低減を図ることが可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
また、本体側枠体に前面枠と、皿ユニット盤とが共に開閉自在に保持されていることから、前面枠と、皿ユニット盤との開閉順を設定することが可能になり、例えば、前面枠を本体側枠体から開けるまでは、皿ユニット盤を本体側枠体から開けることが出来ない構造を採ることが可能になる。
これにより、遠くからでも開けたことが目立つ前面枠を開けるまでは、皿ユニット盤を開けることが出来なくなり、不正に皿ユニット盤を開けて、遊技球を搾取したり、遊技領域にゴト行為を仕掛けるといった行為がし難くなるという優れた効果を奏する。
請求項3の発明の遊技球供給構造は、請求項2の効果に加え、皿ユニット盤を開ける動作を行うだけで、出口開閉部材が閉ざされ、皿ユニット盤と本体側枠体が離間した場合に、供給路や溢流路上から遊技球のこぼれ落ちを防止することが可能になって、遊技者に損害や不信感を与えることがなくなり遊技者の顧客満足度が向上されると共に、送出口や溢流出口を手動で閉める必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技球供給構造は、請求項2の効果に加え、前面枠又は/及び皿ユニット盤の開閉に応じて、出口開閉部材が開けられて供給路や溢流路上の遊技球が適切に送出口や溢流出口から排出されることから、皿ユニット盤を本体側枠体に閉める動作、或いは皿ユニット盤が本体側枠体に閉じられた状態で、前面枠を閉める動作を行うだけで、送出口や溢流出口を手動で開ける必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。また、例えば、皿ユニット盤を閉めた後でないと、前面枠を閉めることが出来ない構造としておくことで、前面枠を閉めるときには、送出口が受入口に接続され、又は/及び溢流出口が溢流入口に接続されており、遊技球のこぼれ落ちを確実に防止することが出来るという効果を奏する。
請求項5の発明の遊技球供給構造は、請求項2ないし請求項4の効果に加え、皿ユニット盤を本体側枠体から開く動作を行った場合、又は外した場合には、入口閉手段が入口開閉部材を閉状態にする。従って、入口開閉部材が受入口を開閉する場合には、遊技球貯留手段上の遊技球は、受入口からこぼれ落ちることはなくなる。又、入口開閉部材が溢流入口を開閉する場合には、溢流入口に位置する遊技球は、溢流入口からこぼれ落ちることはなくなる。
従って、皿ユニット盤を本体側枠体から開けたり、閉めたりする場合に、遊技球貯留手段に貯留されている遊技球や溢流入口に位置する遊技球が遊技機の外にこぼれ落ちることを防止することが可能になって、遊技者に損害や不信感を与えることがなくなり遊技者の顧客満足度が向上されると共に、受入口や溢流入口を手動で開けたり閉めたりする必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。
請求項6の発明の遊技球供給構造は、請求項2ないし請求項4の効果に加え、皿ユニット盤の開閉に応じて、入口開閉部材が開閉されて供給路や溢流路上の遊技球が適切に受入口や溢流入口に入ってくることから、受入口や溢流入口を手動で開けたり閉めたりする必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。
請求項7の発明の遊技球供給構造は、請求項2ないし請求項6の効果に加え、皿ユニット盤を本体側枠体から開くことで、皿ユニット盤に保持されている溢流球通路の点検を行うことが出来ることにより、保守が容易になる。又、皿ユニット盤を本体側枠体に閉めた状態では、溢流球通路の点検が出来なくなることにより、不正行為や悪戯が出来なくなる。
従って、保守の工数の低減と、高い信頼性を備えるという極めて優れた効果を奏する。
請求項8の発明の遊技球供給構造は、請求項7の効果に加え、脱着部によって、取り外しや取付が可能な壁部材を備えることにより、壁部材を皿ユニット盤から取り外すことにより、溢流球通路の点検が可能になる。
従って、整備がし易くなり、保守の工数の低減を図ることが出来るという極めて優れた効果を奏する。
請求項9の発明の遊技球供給構造は、請求項8の効果に加え、透明部分、又は開口によって、壁部材の中の溢流球通路を目視によって点検可能になり、整備がし易くなって、保守の工数が低減されるという極めて優れた効果を奏する。
請求項10の発明の遊技球供給構造は、請求項1ないし請求項9とほぼ同様の効果が得られることに加え、払出手段から払い出された遊技球は、上ユニットの供給開口部から下ユニットを流下し、遊技球貯留手段に送られるか、或いは遊技球貯留手段と、下ユニットとが遊技球で満杯になった場合には、払出手段から払い出された遊技球は、溢流開口部を経由して、排出遊技球貯留手段に送られることになるか、又は遊技球貯留手段や下ユニットが遊技球で満杯になって否いにも拘わらず、供給開口部や供給開口部の付近に遊技球が詰まっている場合には、遊技球は、下ユニットを経由せずに、上ユニット経由で遊技球貯留手段に送られることになることで、溢流出口と、送出口とに遊技球が適切に振り分け、供給されるという優れた遊技球の分配構造を得ることが出来るという効果を奏する。又、この優れた機能が、遊技球を積み重ねることなく、一層にして流下することが可能な扁平な上ユニットと、下ユニットとを2段にするだけで得られ、上下方向に占めるスペースを小さくすることが出来、部品点数の低減や組み立て工数の低減を図ることが出来ることに加え、この小型化によって余ったスペースを遊技盤の大型化に振り向けることが可能になって、遊技機の遊技性を向上することが可能になると言う優れた効果を奏する。
その上、遊技球貯留手段が遊技球で満杯になってから排出遊技球貯留手段に遊技球が排出される様になるまでに、下ユニットが遊技球で満杯になる必要が有るため、下ユニットを払出手段から払い出された遊技球の一時保管庫とすることが出来、遊技球貯留手段による遊技球の貯留量を補完することが可能になる。従って、遊技球貯留手段の貯留量が制限され、少ない場合でも、この貯留量を大きく超える量の遊技球を、排出遊技球貯留手段に貯留された遊技球を遊技球貯留手段に移動することなく、かつ払出手段から新たな払い出しを行うことなく、遊技貯留手段から発射球供給手段に供給することができる。従って、例えば、1回の貸し球操作で貸し出される量を超えて、遊技球を遊技球貯留手段と、下ユニットとに貯留することが出来る。これにより、遊技球貯留手段による貯留量が1回の貸し球量に満たないとしても、貸し球時に遊技球が排出遊技球貯留手段に排出されてしまうということを防止することが可能になる。従って、貸し球操作後は、遊技球の発射を続けるだけで良くなり、遊技機の操作性が向上されるという優れた効果を奏する。
請求項11の発明の遊技球供給構造は、請求項10とほぼ同様の効果が得られることに加え、上ユニットの流下傾斜路が供給路と、溢流路とで共用され、上ユニットの有効な活用が図れ、遊技球の振り分け機能を保持したままで、小型化を図ることが可能になる。
請求項12の発明の遊技球供給構造は、請求項10、又は請求項11とほぼ同様の効果が得られることに加え、上ユニットを前面側に開けて、上ユニットの底面側や下ユニットを保守点検することが可能になる。又、保守点検後は、上ユニットを下ユニット上に戻すだけで、上ユニットと、下ユニットとが組み合わされた状態になる。しかも、前面側に上ユニットが開けられることで、上ユニットの背面側や上側に上ユニットを脱着するスペースを大きく用意する必要が無くなり、小型化を図ることが可能になる。
従って、小型化を図ることが出来ると共に、保守点検作業が容易になると言う極めて優れた効果を奏する。
次に発明の遊技球供給構造の実施の形態を説明する。
図1は、遊技機1の正面図、図2は、皿ユニット盤13の主要部の説明図である。
遊技機1は、図1に示すように、図示しない遊技島に取り付けられる外枠3と、この外枠3にヒンジ5によって開閉可能に取り付けられる内枠7と、内枠7の遊技盤枠10に取り付けられる遊技盤9と、ガラス枠11と、同様に内枠7に取り付けられ、かつガラス枠11の下方に位置する皿ユニット盤13とを備えている。これらの外枠3、内枠7、遊技盤9、ガラス枠11は、慣用されているパチンコ遊技機の構造と外観上はほぼ同様である。
これらの慣用されている構成に組み合わされる皿ユニット盤13は、本発明独特の構成を有し、図2に示すように、ヒンジ15によって、内枠7に脱着可能に取り付けられている。
この皿ユニット盤13は、図1、図2に示すように、1枚構成の板状枠部材17と、この板状枠部材17のほぼ中央部に位置し、発射用の遊技球23を貯留する上皿19と、上皿19の下方に位置する下皿21と、遊技球23の発射強度を調整する発射ハンドル25と、遊技盤枠10の内部を見通すことを可能にする点検窓20とを備えている。
遊技球23を貯留する上皿19には、図2に示すように、上遊技球溜27が設けられており、下皿21には、下遊技球溜29が設けられ、上遊技球溜27と下遊技球溜29との間に、遊技球通路31が形成されている。又、遊技球通路31と、上遊技球溜27との境界には、通路開口部材33が取り付けられている。
通路開口部材33は、詳細な図示を省略するが、通常状態では、上遊技球溜27内に蓄えられている遊技球23の通過を阻止する閉状態になっており、遊技者などによって開操作が行われると、上遊技球溜27内に蓄えられている遊技球23が遊技球通路31内に入る開状態になる構造を有している。これにより、上皿19の上遊技球溜27に貯留されている遊技球23は、通路開口部材33が操作されていない状態では、そのまま上遊技球溜27内に留まり、通路開口部材33が開操作されると、通路開口部材33が形成した開口と遊技球通路31とを経由して、下遊技球溜29に移動することになる。
又、これら上皿19と、下皿21と、通路開口部材33と、遊技球通路31とは、全て板状枠部材17上に構成されている。従って、この構成により、皿ユニット盤13は、内枠7の遊技盤枠10に対して開閉状態に関わりなく通路開口部材33を操作することで、外部に漏らすことなく上皿19の遊技球23を下皿21に移動させることが可能である。
又、皿ユニット盤13は、図2に示すように、遊技盤9を保持する遊技盤枠10の後述する溢流出口37から排出され溢流入口79に溢流された遊技球23を下遊技球溜29に通す溢流遊技球通路39を備え、詳細を後述するが遊技盤枠10の溢流出口37に送られてきた遊技球23を下皿21に案内する。この溢流遊技球通路39は、皿ユニット盤13を遊技盤枠10から開いた場合に、点検窓40を通して、内部のつまり状態の点検が可能にされ、点検窓40自体も取り外しや開閉可能に構成されている。
しかも、皿ユニット盤13は、図1に示すように、上皿19の上遊技球溜27の最深部に設けられた遊技球取入口41と遊技盤9の左下部に設けられている発射装置43に臨んで設けられている遊技球供給口46との間を連絡する発射球通路45を備えている。この発射球通路45は、上皿19に貯留されている遊技球23を、遊技球供給口46から吐出して、発射装置43に供給する機能を有する。
上記皿ユニット盤13の構造により、上皿19から遊技球23の供給を受ける発射装置43は、発射ハンドル25によって動作状態が制御され、詳細の説明は省略するが、遊技球23を遊技盤9の左下部から直上方向に構成されている発射球通路47に発射する。
これにより、発射装置43によって発射球通路47に発射される遊技球23は、発射装置43からほぼ直上方向に発射され、遊技盤9の左側に沿って上昇し、その後、右側に曲げられて、遊技盤9のほぼ中央に位置する遊技面49に到達する。これにより、遊技面49による遊技球遊技が提供される。尚、遊技面49に発射された遊技球23は、図示しないアウト口から遊技機1外に排出される。
図3は、上皿19の動作状態の説明図である。
上皿19は、この上皿19の右側に上遊技球溜27と、受入口56とを備え、この上遊技球溜27に、遊技機1の左側に位置する払出装置51から払い出され、球払出通路52を経由して落下してきた遊技球23を、遊技機1の遊技面49(図1参照。)の下方で、かつ遊技機1の左側から右側にかけて配設されている流下通路部材53を経由し、この流下通路部材53の詳細を後述する供給通路57の終点に位置する送出口55から受入口56に供給を受け、貯留する構造を有している。
この上遊技球溜27には、図1に示した遊技球取入口41にかけて、遊技球23を1列に整列させて転動流下(斜面を利用して遊技球23を自然に転がしながら移動させること)させる遊技球整列溝59が連結されている。これにより、上遊技球溜27に貯留されている遊技球23は、遊技球整列溝59を通って、遊技球取入口41に入り、発射装置43に供給されることになる。又、この遊技球取入口41の近傍に設置されている通路開口部材33から図2に示す下皿21に排出される。
又、上皿19の左側には、遊技島の台間球貸機のノズル61から貸し出された遊技球23を受け止める凹状の貸球受台63が設けられており、この貸球受台63から上遊技球溜27にかけて、遊技球23が転動流下可能な遊技球通路65が形成されている。これにより、台間球貸機のノズル61から貸し出された遊技球23は、まず、貸球受台63によって受け止められ、矢印YAに示す様に、貸球受台63から遊技球通路65に向かって転動流下し、その後、矢印YB、YCの様に移動して、上皿19の中央から右側にかけて設けられている上遊技球溜27に貯留されることになる。従って、台間球貸機のノズル61から貸し出された遊技球23は、遊技球整列溝59に、直接流れ込んだり飛び込んだりすることはなく、遊技球整列溝59に1列に整列された遊技球23の並びを乱すことはない。この結果、台間球貸機のノズル61から貸し出された遊技球23が原因で、上皿19から発射装置43に供給される遊技球23に球詰まりが発生することは防止される。
しかも、上皿19は、下遊技球溜29に遊技球23を排出する溢流出口37に面する部分67には、溢流出口37を覆う庇部材69と、溢流出口37に面する領域71と、送出口55に面する領域73とを隔てる壁部材75と、溢流出口37に面する領域71と、上遊技球溜27とを隔てる壁部材77と、溢流出口37から排出された遊技球23が落下する溢流入口79とを備えている。
この様な構成により、上皿19は、次の様に機能する。
流下通路部材53の供給通路57を流下してきた遊技球23は、送出口55から上皿19上に矢印YD方向に転がり出てくる。又、流下通路部材53の溢流出口37に出てきた遊技球23は、溢流入口79から図2に示す溢流遊技球通路39に入り、矢印YE方向に落下していって、下皿21に転がり出る。この場合に、壁部材75、77の作用により、送出口55に出た遊技球23は、溢流入口79に入ることはなく、溢流出口37に出てきた遊技球23は、上皿19に入ることはない。
次に、流下通路部材53の構造と作用とを説明する。
図4は、上ユニット301と、下ユニット303とが連結されて構成される流下通路部材53を前面側から見た外観図、図5は、流下通路部材53の下ユニット303を前面側から見た外観図、図6は、流下通路部材53の上ユニット301の底面、及びA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す説明図、図7は、下ユニット303の正面図(前面側から見た図)、図8、図9、及び図10は、上ユニット301の平面、及び動作状態を説明する説明図である。
流下通路部材53は、図4に示すように、払出装置51及び球払出通路52の下方に位置する上ユニット301と、図4、図6に示す上ユニット301の底面305に位置する図4、図5に示す下ユニット303とが、上ユニット301の右側に位置する連結孔307に下ユニット303の連結突起309が填め込まれ、上ユニット301の左側に位置する連結孔311に下ユニット303の連結突起313が填め込まれることで、前面側を軸に回転可能に連結されている。これにより、遊技機1の遊技盤枠10に取り付けられた流下通路部材53は、下ユニット303が遊技盤枠10に直接取り付けられ、上ユニット301が下ユニット303の連結突起309、313を回転中心にして、開閉可能になる。この様に回転可能になることで、上ユニット301を下ユニット303から取り外すことなく前面側に開けて、下ユニット303の上面315や上ユニット301の底面305を簡単に点検保守することが可能になる。
この様に連結突起309、313を中心にして開閉可能な流下通路部材53は、上ユニット301を下ユニット303に閉めた場合に、上ユニット301の前面側の辺321が下ユニット303の辺323の上部に位置し、上ユニット301の背面側の辺325が下ユニット303の辺327の上部に位置し、上ユニット301の辺329が下ユニット303の辺331の上部に位置し、上ユニット301の左側の辺333が下ユニット303の辺335の上部に位置し、上ユニット301の辺337が下ユニット303の辺339の上部に位置し、上ユニット301の右側の辺341が下ユニット303の辺343の上部に位置し、上ユニット301の辺345が下ユニット303の辺347の上部に位置する。
この様に連結される流下通路部材53の下ユニット303は、図5に示す様に、辺335と、辺339との近傍に、発射球通路47から図示しないファール球通路に落ちてきた遊技球23を、受け止めるファール球受け部349を有し、このファール球受け部349に隣接して、ファール球返還口93を備えている。又、下ユニット303の上面315には、ファール球返還口93から溢流出口37と送出口55とに掛けて矢印曲線QAで示すように、徐々に高度を低下する斜面状に形成された供給通路57が設けられ、ファール球返還口93に戻ってきた遊技球23を送出口55まで、転がしながら移動させる構成が形成されている。尚、溢流出口37と送出口55とは、ほぼ同じ高度にされている。
この様に矢印曲線QAに示す経路で高度が低下する供給通路57の上面315には、図6に示す上ユニット301の底面305が介装される。この底面305は、供給通路57上に位置することで、供給通路57上を転がり落ちる遊技球23の進路を次に示すように、決定する。
ファール球返還口93と、辺333との境界には、壁351が辺329の中程の、溢流出口37の近傍に達する位置353まで形成され、ファール球返還口93に出てきた遊技球23を、位置353と、辺329の間まで、誘導する。ここまで、誘導されてきた遊技球23は、そのまま転がり続けて、辺345の近傍の壁355に斜め方向から当たって、辺345及び送出口55方向に誘導される。尚、送出口55は、斜面の一番低い位置とされており、遊技球23が壁355の近傍に止まっていたとしても、障害物がなくなれば、自然に、遊技球23は送出口55に転がり落ちてくる。
又、壁351と、辺321との間には、壁357と、壁359とがほぼ並行に、辺333に近い位置361から壁351が終わる位置353まで、遊技球23が1列になって転がる状態で、形成されている。これにより、壁357と、壁359との間に位置する遊技球23は、位置353まで転がり落ちてきて以後、壁355に当り、送出口55に誘導される。尚、壁357の辺333に近い部分357Aと、壁359の辺333に近い部分359Aとの間の部分363は、図6の(D)のC−C断面を示す図6の(C)に示すように、底面305側から表面365側まで空間にされている。この部分363の空間の詳細は、後述する。
遊技球23を案内する壁359の終了位置367と、送出口55との間には、壁369、壁371が設けられている。この壁369、壁371は、遊技球23が溢流出口37に入ることを阻止する。つまり、下ユニット303の供給通路57を転がり落ちてきた遊技球23は、全て送出口55に誘導、案内される。仮に、送出口55から先に遊技球23が流れなくなったら、まず、送出口55の近傍が遊技球23で満杯になり、次いでファール球返還口93から戻ってきた遊技球23が壁351と辺329との間を満杯にして、ファール球返還口93から遊技球23が入らなくし、又、空間の部分363から入ってくる遊技球23が壁357と、壁359との間を遊技球23で満杯にし、空間の部分363も表面365側まで遊技球23で満杯にする。
このように空間の部分363の表面365側まで遊技球23で満杯になった状態が図9に示す状態である。
このように空間の部分363の表面365側まで遊技球23で満杯になる上ユニット301は、図9に示すように、払出装置51から払い出された遊技球23を受け止める板部材373、375、377を備えている。
板部材373は、図6、図9に示すように、空間の部分363方向の矢印線QB方向に下る傾斜面を有し、板部材375は、溢流通路85方向の矢印線QC方向に下る斜面を有し、板部材377は、送出口55方向の矢印線QD、QE方向に下る斜面を有している。
これにより、払出装置51から払い出され、図9に示したように板部材373、375、377に示したエリアAAに落下する遊技球23は、まず、エリアAAからほぼ放射状に放射され、次いで、板部材373に隣接する壁379と、壁381と、板部材375に隣接する壁383と、板部材377に隣接する壁385とに跳ね返され、或いは、板部材373を矢印線QB方向に下り、板部材375を矢印線QC方向に下り、又は板部材377を矢印線QD方向に下る動きをする。
従って、エリアAAから放出される遊技球23は、空間の部分363方向に移動する傾向が出て、例えば、遊技球23は、空間の部分363に向かって、矢印線QG、QH、QI、QJ方向に移動することになる。
この場合に、下ユニット303から遊技球23が送出口55に詰まることなく流れている場合、つまり空間の部分363に遊技球23が満杯になっていない図8に示す状態の場合には、矢印線QG、QH、QI、QJ方向に移動した遊技球23は、殆ど全て空間の部分363に入り、下ユニット303の供給通路57上に落ちることになり、その後、供給通路57上を矢印線QK、QL方向に転がり落ち、壁355、辺345に当たって、送出口55から矢印線QM、QN方向に上皿19上に送り出される。
従って、払出装置51から払い出された賞球や貸し球の遊技球23が上ユニット301から空間の部分363に落ち、下ユニット303上を転がり落ちて、送出口55から上皿19に供給される。
又、図7に示すように、ファール球返還口93から戻された遊技球23も、下ユニット303の供給通路57上を転がり落ちて、矢印線QO、QP、QR方向に移動して、送出口55から上皿19に供給される。
一方、図9に示すように下ユニット303上が遊技球23で満杯になって空間の部分363も遊技球23で満杯になった場合には、この空間の部分363に詰まっている遊技球23によって、これ以上に空間の部分363に遊技球23が入ることが出来なくなり、払出装置51から払い出された遊技球23は、この詰まっている遊技球23に跳ね返されて、板部材377上の壁397と、案内部材399との間をこれらに誘導されながら、矢印線QSに示す方向に転がりながら移動する。
ところで、板部材377は、溢流出口37の近傍の終端387まで位置し、この終端387から送出口55に隣接する箇所まで形成された斜路部材389に連結されている。この斜路部材389は、矢印線QT方向に緩やかに下る傾斜面389Aと、この傾斜面389Aの終端からより急激に下る傾斜面389Bとから構成されている。急激な傾斜を有する傾斜面389Bの終端は、空間391に繋がっている。
又、板部材377が斜路部材389に接続されている終端387とは、反対側の端部393は、空間395に繋がっている。
つまり、斜路部材389の傾斜面389Bは、空間391に隣接し、端部393は、空間395に隣接する。
ここで、一方の空間391は、下ユニット303の溢流出口37に連通し、空間391に遊技球23が入って落下すると、遊技球23は、溢流出口37に送り込まれ、他方の空間395は、下ユニット303の送出口55に連通し、この空間395に遊技球23が入って落下すると、遊技球23は、送出口55に送り込まれる。
このように板部材377上を、遊技球23の振り分けを行う斜路部材389方向の矢印線QS方向に遊技球23が移動した場合には、図9に示すように、遊技球23は、その移動の勢い(慣性)で、斜路部材389の溢流出口37方向への下り傾斜に拘わらず、空間395に達する。
このように下ユニット303の供給通路57が満杯になったことが原因で、板部材377上を転がり落ちてきた遊技球23が空間395に次々に入ると、図9に示すように、空間395内が遊技球23で満杯になり、空間395内に遊技球23が入り切らなくなる。
この状態になると、板部材377上を転がり落ちてきた遊技球23は、矢印線QU、QV方向に跳ね返され、あるいは斜路部材389上で止められて、傾斜面389A、389Bを矢印線QW方向に転がり落ちて、空間391に落下し、溢流出口37に達し、矢印線QX、QY方向に移動して、下皿21に排出される。
つまり、下ユニット303が満杯になると、払出装置51から払い出された賞球や貸し球の遊技球23は、板部材377と、斜路部材389とからなる溢流通路85上を転がり落ちて、溢流出口37に送り込まれ、この溢流出口37を経由して、下皿21に溢流される。
図10に示す流下通路部材53の状態は、ゴミや異物等が原因で、下ユニット303の供給通路57が遊技球23で満杯になっていないにも拘わらず空間の部分363が遊技球23で満杯になった状態である。このように上皿19が満杯になっていないにも拘わらず送出口55に遊技球23を供給する経路が詰まった場合には、図9に基づいて説明した場合と同様に、遊技球23は、板部材377上を矢印線QS方向に移動して、更に斜路部材389上を矢印線QZ、Qz方向に移動し、その後、空間395に遊技球23が入り、送出口55を経由して、矢印線Qy、Qx方向に移動し、上皿19に供給される。
つまり、上皿19上が遊技球23で満杯になっていないのにも拘わらず、下ユニット303上を経由する供給通路57が詰まった場合には、払出装置51から払い出された遊技球23は、溢流通路85として利用される上ユニット301上を経由して、送出口55に送り込まれ、上皿19に供給される。
尚、この場合に、上皿19および下皿21ともが満杯になると、上ユニット301上も遊技球23で満杯になり、球払出通路52の下部に設置されている図4に示すような慣用されている満タンスイッチ95に達した時点で、払出装置51の作動が中断され、払出装置51の異常動作の発生を防止する。通常は、発射装置43の作動も停止される。
尚、満タンスイッチ95の位置は、図4の位置に限定されるものではなく、上ユニット301上にほぼ1層の遊技球23が満たされた状態で作動する様に配置しても良い。
この様にすることで、満タンスイッチ95が作動した場合でも遊技球23が積み重なる状態にならず、球詰まりの可能性が極めて少なくなる。
次に、送出口55と、溢流出口37に設置されているシャッタ部材97と、受入口56と、溢流入口79に設置されるシャッタ部材98とを説明する。
図11は、遊技機1から皿ユニット盤13を開いた状態の正面図、図12は、皿ユニット盤13を遊技機1から取り外した状態の正面図、図13は、皿ユニット盤13を裏側から見た背面図、図14、図15は、シャッタ機構101の動作を説明するための説明図、図16は、シャッタ部材98の動作を説明するための説明図である。
図11に示すように、皿ユニット盤13を開けると、遊技機1の左下部位置に既述した発射装置43、発射球通路47が遊技盤枠10上に現れ、点検可能になる。又、遊技機1の右側の溢流出口37や送出口55に臨んで、或いは近傍には、シャッタ部材97が設置されている。このシャッタ部材97は、以下に説明するシャッタ機構101によって、開閉される。
シャッタ機構101は、図11、図14、図15に示すように、送出口55と、溢流出口37とを覆うシャッタ部103が形成された中華包丁型板状のシャッタ部材97と、図14に示すように、このシャッタ部材97の下部97Aの連結長穴形成部97Bに、端部に突設されている丸棒状の係合突起96Aが介挿された長板状のリンク部材96と、このリンク部材96とシャッタ部材97とを図11及び図14の(B)、図15の(B)に示す閉位置に保持する保持部材105と、リンク部材96と、シャッタ部材97とを図14の(A)、図15の(A)に示す開状態から閉状態に移動させる操作片107と、保持部材105を図14の(B)、図15の(B)に示す保持状態から図14の(A)、図15の(A)に示す解除状態に移動させる解除部材109(図1のガラス枠11に点線で示す様に設置。)とを備えている。
シャッタ部材97は、図示しないレール部材によって、上下方向に摺動移動が可能に設置されている。
操作片107は、図11に一部分を点線で示す長棒状の皿ユニット開部材111のほぼ中央部分に形成されている凸状部である。この皿ユニット開部材111は、詳細な図示を省略するが、内枠7の右側部分のほぼ中央から下に、上下方向に摺動自在に取り付けられている操作桿113と、操作桿113に取り付けられ、(遊技機1を管理や操作する者が)操作桿113を下方向の矢印YZ方向に移動させる操作を行うためのハンドル部115と、操作桿113に形成され、ハンドル部115の下方で、既述した送出口55の位置とほぼ同じ高さに形成された操作片107と、操作桿113に取り付けられ、操作片107の下方に取り付けられた鉤状の係止部材117と、操作桿113を矢印YZ方向とは反対方向に常時力を加える図示しないバネ部材とを備えている。
これにより、皿ユニット開部材111は、常時、図11に示す位置にあり、ガラス枠11を遊技盤枠10から開けた状態で、ハンドル部115を矢印YZ方向に移動させると、操作桿113が矢印YZ方向に移動し、これに伴って、操作片107と、係止部材117とが矢印YZ方向に移動する。
皿ユニット開部材111は、皿ユニット盤13を図1に示す状態、つまり内枠7に閉めた状態で保持する機能と、その状態を解除して、図11に示す状態にする機能とを有するが、この場合に皿ユニット盤13を閉めた状態で保持する部品として、図11に示す係止部材119が板状枠部材17に取り付けられている。この係止部材119は、詳細な図示は省略するが皿ユニット盤13を内枠7に閉じた場合に、皿ユニット開部材111の係止部材117に係止(鉤状の部分が引っかかって離れない状態に)される慣用されている構造を有する。又、係止部材119は、係止部材117が矢印YZ方向に移動すると相互の係止が外れる構造を有している。これにより、皿ユニット盤13は、内枠7に閉めると、図1に示す状態に保持され、ハンドル部115を矢印YZ方向に移動させると、図11に示す状態になることが可能である。
又、皿ユニット開部材111の操作片107が矢印YZ方向に移動した場合に当接して、矢印YZ方向に移動させられる位置に、リンク部材96の操作片107側端部に垂直に突出した状態で取り付けられた丸棒部材121が配設されている。この丸棒部材121は、図14の(A)に示すように、この丸棒部材121が操作片107によって、矢印YZ方向に押されると、回転軸部123を回転の中心にして、リンク部材96を矢印Ya方向に回転される様構成されている。
この様にリンク部材96が矢印Ya方向に回転すると、これに連結されているシャッタ部材97は、矢印Ya1の方向に直線移動して、図14の(A)の状態から図14の(B)の状態になると、回転軸部123と、丸棒部材121とのほぼ中間に形成された凸状部125が、図15の(A)に示すように、保持部材105の奥端129を滑りながら図14の(B)、図15の(B)に示す保持部材105の下端127側に移動し、凸状部125が奥端129に触れることがなくなる位置まで移動する。
この様になると、保持部材105は、図15の(B)に示すように、保持軸135に填められた圧縮バネ133に押されて、回転軸131を中心にして、矢印Yb方向に回転され、図15の(B)に示す状態になる。この状態までシャッタ部材97の回転が進行すると、ハンドル部115を矢印YZ方向に移動させることを止めて、ハンドル部115を自由移動が可能な状態にすることで、操作片107が丸棒部材121から離れ、かつ図14の(B)に示すように、リンク部材96が引っ張りバネ137で引かれて、矢印Yc方向に回転しようとしても、凸状部125が下端127に接触して、これ以上に回転することが阻止される。つまり、図14の(B)や図15の(B)に示す状態が保持され、溢流出口37と、送出口55とをシャッタ部103で塞いだ状態になる。
又、この状態になった場合には、既述したように、皿ユニット盤13が内枠7から開いた状態になる。
これらの結果、ハンドル部115を操作すると、皿ユニット盤13が開くと共に、溢流出口37と、送出口55とからの遊技球23のこぼれ落ち止めが行われる。従って、遊技場のスタッフが皿ユニット盤13を内枠7から開いて、溢流遊技球通路39の点検、整備や、遊技球通路31や発射球通路45の点検、整備を行ったり、或いはシャッタ機構101の点検、整備を行う場合に、ハンドル部115を操作するだけで、皿ユニット盤13の開放と、溢流通路85上の遊技球23が溢流出口37からこぼれ落ちることを防止する処理と、供給通路57上の遊技球23が送出口55からこぼれ落ちることを防止する処理とが自動的に実行され、遊技場のスタッフの点検、整備に要する工数の低減が図れると共に、遊技者がこぼれ球を気にすることがなくなって、遊技場への不信感を招くと言うことが防止され、顧客満足度が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
上述した皿ユニット盤13を開放した状態から、閉めた後に、ガラス枠11を閉めると、このガラス枠11に設けられた図11に点線で示す解除部材109が遊技盤枠10側に近づいてきて、図15の(B)に示すように、矢印Yd方向に移動し、保持部材105の下端127とは反対側にハンマー状に形成された頭部139に当接し、保持部材105を矢印Ye方向に回転させて、更に図15の(A)に示す状態まで、押し込む動作が行われる。この様に頭部139が押し込まれる課程で、下端127に対して矢印Yf方向に押しつけられている凸状部125から、下端127が図15の(A)に示すように外れ、リンク部材96が矢印Yf方向に移動して、図15の(A)、図14の(A)に示す状態になる。
又、溢流出口37と、送出口55とを塞いでいたシャッタ部103を退けて、溢流通路85上の遊技球23が溢流出口37から溢流されてくることを可能にする処理と、供給通路57上の遊技球23が送出口55から送り出されてくることを可能にする処理とが自動的に実行され、遊技場のスタッフの点検、整備に要する工数の低減が図れるという極めて優れた効果を奏する。
次に、皿ユニット盤13を開けた面35に臨んで設けられ、受入口56と、溢流入口79に設置されるシャッタ部材98を説明する。
シャッタ部材98は、図13に示すように板状枠部材17に形成され、既述した受入口56と、溢流入口79とを覆う板状のシャッタ部141と、シャッタ部141を受入口56と、溢流入口79から離れる矢印Yh方向に移動させる斜路部143と、シャッタ部141を矢印Yhとは反対方向の矢印Yi方向に常時押しつける圧縮バネ145が当接するバネ受部147とを備えている。又、シャッタ部材98は、詳細な図示は省略するが板状枠部材17に矢印Yh、Yi方向に摺動自在に取り付けられている。これらにより、シャッタ部材98は、図16に示すように、皿ユニット盤13を内枠7側に閉める方向である矢印Yk方向とは、反対方向の矢印Yj方向から斜路部143を真っ直ぐに押すと、斜路部143が矢印Yh方向に押されて、圧縮バネ145の反発力に抗して、シャッタ部141を矢印Yh方向に移動させる機能を有する。又、斜路部143への押さえを解除すると、圧縮バネ145の反発力によってバネ受部147が押されて、矢印Yi方向に移動され、シャッタ部141が受入口56と、溢流入口79とを塞ぐ位置(図13に示す位置)になる。
このようにシャッタ部141が受入口56と、溢流入口79とを塞ぐ位置になると、上皿19上の遊技球23が受入口56を通ることが遮断され、上皿19上から遊技球23がこぼれ落ちることが防止される。又、下皿21内の遊技球23が満杯になって、溢流入口79まで遊技球23が詰まっている場合でも、この溢流入口79内に位置する遊技球23が溢流入口79外に出ることが阻止され、こぼれ落ちることが防止される。
この様に皿ユニット盤13が内枠7から開かれている状態で、シャッタ部材98が受入口56と、溢流入口79とを塞いでいる状態で、皿ユニット盤13を内枠7に閉じる動作を行うと、シャッタ部材98が矢印Yk方向に移動して、図11に示すような遊技盤枠10に設置され、図16に示すような3角の断面構造を有する押さえ部材149の頂点151が斜路部143の頂点に近い斜路上部153にまず当接し、更に矢印Yj方向に移動する動作が行われる。この場合に、押さえ部材149は、遊技盤枠10に固定されており、皿ユニット盤13が遊技盤枠10に閉じられる動作が完了した状態で、シャッタ部材98が受入口56と、溢流入口79とを開放した図4や図5に示す状態になる様、押さえ部材149の寸法や取り付け位置が構成されている。これにより、皿ユニット盤13を遊技盤枠10に閉じ、続いてガラス枠11を閉じた状態で、溢流通路85上の遊技球23が溢流出口37から溢流入口79に溢流されてくることを可能にする処理と、供給通路57上の遊技球23が送出口55から受入口56に送り出されてくることを可能にする処理とが自動的に実行され、遊技場のスタッフの点検、整備に要する工数の低減が図れるという極めて優れた効果を奏する。
又、皿ユニット盤13の点検窓20を通して、流下通路部材53の上ユニット301上に溜まった遊技球23の状態、及び下ユニット303上に溜まった遊技球23の状態を監視することが出来、遊技者に便利であり、かつホールスタッフの保守点検に便利である。この場合に、点検窓20から見える部分である上ユニット301と、下ユニット303との前面側ZM(図4参照)の壁の部分は、透明部材で構成されている。これにより、上ユニット301上と、下ユニット303上の状態が容易に確認可能になる。
次に、流下通路部材53の変形例の流下通路部材253の構造を図17に基づいて説明する。
流下通路部材253は、供給通路257と、溢流通路285と、送出口255と、溢流出口237と、斜面291を備えた流下方向規定部材289と、速度低減部293とを備えている。
この流下通路部材253は、通常状態では、始点81から流下してきた遊技球23が流下方向規定部材289の斜面291によって上方向に曲げられて矢印YW方向に飛翔して、供給通路257の入口258に飛び込み、その後、供給通路257上を転動流下して、送出口255を経由し、上皿19に供給される。
一方、供給通路257上が遊技球23で満杯になると、矢印YW方向に飛翔した遊技球23が入口258の遊技球23にぶつかって矢印YX方向に落下し、溢流通路285を矢印YY方向に転動流下し、溢流出口237を経由して、下皿21に供給されることになる。
この様に、供給通路257上の遊技球23が満杯になった場合でも、入口258が遊技球23で隙間がないような状態にならず、この入口258でブリッジ現象などの遊技球23を詰まらせる状態の発生がない。しかも、この状態で供給通路257から溢流通路285への溢流が支障なく行われる。この結果、流下通路部材253上で溢流が出来なくなることを原因の球詰まりが防止されるという極めて優れた効果を奏する。
以上に説明した遊技機1は、供給通路57、257上の球詰まりの発生の防止機能と、供給通路57、257上から下皿21への溢流を支障なく行う機能と、上皿19による遊技球23の貯留量を実質的に増大させる機能とを揃って得ることが出来、遊技客の顧客満足度の向上効果と、遊技機1のイメージの悪化の防止効果と、遊技場のスタッフのサービス工数の低減効果とを揃って達成することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
又、供給通路57、257による遊技球23の貯留量の画一化によって、遊技機1毎の貯留量のバラツキを小さくすることが出来、貯留量が多すぎたり少なすぎたりすることによる遊技機不良の発生を防止することが可能になる。従って、遊技機1の歩留まりが向上されるという極めて優れた効果を奏する。
しかも、流下通路部材53が2枚の板状部材を重ねた横長で構成可能になり、縦方向に占める範囲が低減され、小型化が図られることから、部品点数や部品量の低減を図ることが出来ると共に、遊技盤9などの遊技の演出に用いられる部材をより多く取り付けたり、より演出効果の大きな大型の部材を取り付けたりすることが可能になる。
従って、省資源と、遊技性の向上とを図ることが出来るという極めて優れた効果を奏する。
或いは、供給通路257に遊技球23が満杯になることで、この供給通路257に入ることが出来なかった遊技球23は、重力の作用で溢流通路285に入り、下皿21に溢流されることから、供給通路257が満杯になった場合の溢流がスムースに行われ、球詰まりの発生を防止することが出来、サービス工数の低減を図ることが出来るという極めて優れた効果を奏する。
しかも、流下方向規定部材289による流下方向の変更状態を斜面291の角度や曲率、或いは長さ、又は材質などを変更することで、所望の状態にすることが可能になり、設計の自由度が高くなり、供給通路257上の球詰まりの発生を防止する機能と、排出遊技球貯留手段に誤って溢流されてしまうことを防止する機能とを揃って高くすることが出来る。
又、遊技球23を提供する経路の中で、送出口55から受入口56に遊技球23が移動される境界と、溢流出口37から溢流入口79に遊技球23が移動される境界とが近傍に構成され、溢流入口79と受入口56とが隣り合って形成されていたとしても、壁部材75、77が受入口56から溢流入口79に遊技球23が流れることを阻止して、誤って下皿21に排出されることを防止したり、或いは上皿19に貯留されている遊技球23が、受入口56に戻ったとしても壁部材75、77によって溢流入口79に入ることが阻止されることから、上皿19の貯留量が実質的に低下すると言うことが防止される。又、誤って下皿21に入る遊技球23が無くなるため、誤って下皿21に入った遊技球23を上皿19に戻す手間がなくなる。
この結果、遊技者に迷惑をかけることがなくなり、遊技客の顧客満足度が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
その上、上皿19と、下皿21とを一体として板状枠部材17で支持して、皿ユニット盤13にし、かつ内枠7の遊技盤枠10に対して、開閉自在、又は開閉及び着脱自在に保持した上で、皿ユニット盤13を内枠7の遊技盤枠10に取り付け、閉状態にした場合には、払出装置51から払い出された遊技球23を上皿19に供給したり、下皿21に溢流させたり出来、又発射装置43に遊技球23を供給することが出来る。
一方、皿ユニット盤13を内枠7の遊技盤枠10から取り外したり、或いは開状態にした場合には、遊技球23を貯留する上皿19と、下皿21とが一緒に取り外されたり、開状態にされるため、点検保守のために同時に開くことが可能になる部材の点数の増加や範囲の増加を図ることが可能になり、保守がし易くなると共に、工数の低減を図ることが可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
しかも、皿ユニット盤13の開閉に応じて、シャッタ部材97が開閉されて供給通路57や溢流通路85上の遊技球23が適切に送出口55や溢流出口37から排出されたり、遮断されたりされることから、皿ユニット盤13を内枠7から開けたり、閉めたりする場合に、供給通路57や溢流通路85上の遊技球23が遊技機1の外にこぼれ落ちることを防止することが可能になって、遊技者に損害や不信感を与えることがなくなり遊技者の顧客満足度が向上されると共に、送出口55や溢流出口37を手動で開けたり閉めたりする必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。
又、皿ユニット盤13の開閉に応じて、シャッタ部材98が開閉されて供給通路57や溢流通路85上の遊技球23が適切に送出口55から受入口56に送り出されたり、溢流出口37から溢流入口79に排出されたり、遮断されたりされることから、皿ユニット盤13を内枠7から開けたり、閉めたりする場合に、上皿19や溢流入口79の遊技球23が遊技機1の外にこぼれ落ちることを防止することが可能になって、遊技者に損害や不信感を与えることがなくなり遊技者の顧客満足度が向上されると共に、受入口56や溢流入口79を手動で開けたり閉めたりする必要が無くなって、保守の工数の低減を図ることが可能になるという極めて優れた効果を奏する。
又、上ユニット301を前面側に開けて、上ユニット301の底面305側や下ユニット303を保守点検することが可能になる。又、保守点検後は、上ユニット301を下ユニット303上に戻すだけで、上ユニット301と、下ユニット303とが組み合わされた状態になる。しかも、前面側に上ユニット301が開けられることで、上ユニット301の背面側や上側に上ユニット301を脱着するスペースを大きく用意する必要が無くなり、占有スペースの低減を図ることが可能になる。
従って、占有スペースが低減されることで、部品点数の低減や組み立て工数の低減を図ることが出来ると共に、遊技盤9に振り向けるスペースを大きくでき、遊技機1の遊技性を向上することが出来、かつ保守点検作業が上ユニット301を開閉するだけで可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な態様の実施が可能である。
例えば、溢流遊技球通路39は、皿ユニット盤13側に設けられることに限定されず、遊技盤枠10側に設けられても良い。
また、解除部材109は、ガラス枠11に設けられることに限定されず、板状枠部材17に設けられても良い。
或いは、シャッタ機構101は、送出口55と溢流出口37とを一緒に開閉させる構造に限定されず、どちらか一方の出口を開閉させる構造にしても良い。
又、シャッタ部材98は、受入口56と溢流入口79とを一緒に開閉させる構造に限定されず、どちらか一方の入口を開閉させる構造にしても良い。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
請求項1の発射手段は、発射装置43、払出手段は、払出装置51、給路は、下ユニット303の供給通路57および上ユニット301の板部材377と斜路部材389、送出口は、送出口55、255、受入口は、受入口56、溢流路は、溢流通路85、遊技球貯留手段は、上皿19、発射球供給手段は、遊技球取入口41と、発射球通路45、貯留遊技球排出手段は、通路開口部材33と、遊技球通路31、排出遊技球貯留手段は、下皿21、溢流出口は、溢流出口37、237、溢流入口は、溢流入口79、溢流球通路は、溢流遊技球通路39、仕切手段は、壁部材75、77が対応する。
尚、以下の請求項の説明では、共通する部分の説明は省略する。
請求項2の皿ユニット盤は、板状枠部材17、又は皿ユニット盤13、本体側枠体は、内枠7の遊技盤枠10が対応する。溢流球通路は、溢流遊技球通路39が対応する。前面枠は、ガラス枠11が対応する。
請求項3の出口開閉部材は、シャッタ部材97、出口開手段は、シャッタ機構101が対応する。皿ユニット盤を本体側枠体から開く動作は、ハンドル部115を矢印YZ方向に操作する動作が対応する。
請求項4の出口閉手段は、シャッタ機構101が対応する。皿ユニット盤を本体側枠体に閉める動作で、出口開閉部材を開状態にする構成は、頭部139の位置を少し下げ、この頭部139を押す解除部材109の取付位置を、ガラス枠11に替えて板状枠部材17に取り付けることにより実現できる。前面枠及び皿ユニット盤を本体側枠体に閉じる動作で、出口開閉部材を開状態にする構成は、皿ユニット盤13を閉じた後でないと、ガラス枠11を閉じることが出来ない構造にしておくことで、実現できる。尚、解除部材109に替えて、ガラス枠11、或いは板状枠部材17を用いる構造にしても良い。
請求項5の入口開閉部材は、シャッタ部材98、入口閉手段は、シャッタ部材98と、押さえ部材149が対応する。
請求項6の入口開手段は、シャッタ部材98と、押さえ部材149が対応する。
請求項7の点検構造は、溢流遊技球通路39の構造の説明が対応する。
請求項8の壁構造は、溢流遊技球通路39が板状で出来ていることが対応する。脱着部は、溢流遊技球通路39が係止部材や押さえ部材等で、脱着可能に構成されていることが対応する。
請求項9の透明部分や開口は、溢流遊技球通路39の点検窓40が透明部材であること、又は開口で形成されていることが対応する。
請求項10の流下通路部材は、流下通路部材53、払出手段は、払出装置51、遊技球受け部は、エリアAA、上ユニットは、上ユニット301、送出口は、送出口55、溢流出口は、溢流出口37、下ユニットは、下ユニット303、供給開口部は、部分363、送出開口部は、空間395、溢流開口部は、空間391、受け傾斜路は、板部材373、375、流下傾斜路は、板部材377、溢流傾斜路は、斜路部材389、供給受け部は、下ユニット303の部分363に臨む箇所、送出受け部は、下ユニット303の空間395に臨む部分、溢流受け部は、下ユニット303の空間391に臨む部分が対応する。
請求項11は、請求項10と同様である。
請求項12の連結部は、連結孔307と、連結突起309、及び連結孔311と、連結突起313、前面側は、皿ユニット盤13側が対応する。
遊技機1の正面図である。 遊技機1の皿ユニット盤13の主要部の説明図である。 上皿19の動作状態の説明図である。 流下通路部材53の外観図である。 下ユニット303の外観図である。 上ユニット301の構成図である。 下ユニット303の正面図である。 流下通路部材53の動作状態の説明図である。 流下通路部材53の動作状態の説明図である。 流下通路部材53の動作状態の説明図である。 遊技機1から皿ユニット盤13を開いた状態の正面図である。 皿ユニット盤13を遊技機1から取り外した状態の正面図である。 皿ユニット盤13を裏側から見た背面図である。 シャッタ機構101の動作を説明するための説明図である。 シャッタ機構101の動作を説明するための説明図である。 シャッタ部材98の動作を説明するための説明図である。 流下通路部材253の構造の説明図である。
符号の説明
1…遊技機、3…外枠、5、15…ヒンジ、7…内枠、9…遊技盤、10…遊技盤枠、
11…ガラス枠、13…皿ユニット盤、15…ヒンジ、17…板状枠部材、
19…上皿、20、40…点検窓、21…下皿、23…遊技球、25…発射ハンドル、
27…上遊技球溜、29…下遊技球溜、31…遊技球通路、
33…通路開口部材、35…面、37、237…溢流出口、39…溢流遊技球通路、
41…遊技球取入口、43…発射装置、45…発射球通路、46…遊技球供給口、
47…発射球通路、49…遊技面、51…払出装置、52…球払出通路、
53、253…流下通路部材、55、255…送出口、56…受入口、
57、257…供給通路、258…入口、59…遊技球整列溝、
61…ノズル、63…貸球受台、65…遊技球通路、67…部分、
69…庇部材、71…領域、73…領域、75、77…壁部材、
79…溢流入口、81…始点、85、285…溢流通路、
289…流下方向規定部材、291…斜面、
93…ファール球返還口、293…速度低減部、95…満タンスイッチ、
96…リンク部材、97、98…シャッタ部材、101…シャッタ機構、
103…シャッタ部、105…保持部材、107…操作片、109…解除部材、
111…皿ユニット開部材、113…操作桿、115…ハンドル部、
117、119…係止部材、121…丸棒部材、123…回転軸部、125…凸状部、
127…下端、129…奥端、131…回転軸、133…圧縮バネ、135…保持軸、
137…引っ張りバネ、139…頭部、141…シャッタ部、143…斜路部、
145…圧縮バネ、147…バネ受部、149…押さえ部材、151…頂点、
153…斜路上部、301…上ユニット、303…下ユニット、305…底面、
307、311…連結孔、309、313…連結突起、315…上面、
321、323、325、327、329、331、333、335、337、339、341、343、345、347…辺、
349…ファール球受け部、351、355、357、359、369、371、379、381、383、385、397…壁、363…部分、
373、375、377…板部材、389…斜路部材、391、395…空間、
399…案内部材、ZM…前面側

Claims (12)

  1. 遊技球による遊技を提供する遊技領域に該遊技球を発射する発射手段と、
    上記遊技球を払い出す払出手段と、
    上記払出手段から払い出した遊技球を転がしながら流下させる供給路と、
    供給路から溢れた遊技球を流下させて上記供給路の終点のに達する溢流路と、
    上記供給路の送出口から排出された遊技球を受入口で受け入れて蓄える遊技球貯留手段と、
    上記遊技球貯留手段に貯留されている遊技球を上記発射手段に供給する発射球供給手段と、
    上記遊技球貯留手段に貯留されている遊技球を排出する貯留遊技球排出手段と、
    上記貯留遊技球排出手段によって排出された遊技球を蓄える排出遊技球貯留手段と、
    上記遊技球貯留手段を備える部材である皿ユニット盤に設けられ、上記溢流路の溢流出口から排出された遊技球を受け入れる溢流入口と、
    上記溢流入口と上記排出遊技球貯留手段との間を連絡する溢流球通路と、
    上記受入口と、上記溢流入口との間を仕切る仕切手段と
    を備えることを特徴とする遊技球供給構造。
  2. 上記皿ユニット盤は、上記遊技球貯留手段と、上記発射球供給手段と、上記貯留遊技球排出手段と、上記排出遊技球貯留手段と、上記溢流球通路とをし、
    上記皿ユニット盤を開閉自在、或いは開閉及び着脱自在に保持すると共に、上記発射手段と、上記払出手段と、上記供給路とを保持する本体側枠体と、
    上記本体側枠体に開閉自在に保持され、上記遊技領域を覆うと共に、該遊技領域の見通しを確保する前面枠と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技球供給構造。
  3. 上記送出口、又は/及び溢流出口を開閉する出口開閉部材と、
    上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開く動作によって、上記出口開閉部材を閉状態にする出口閉手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技球供給構造。
  4. 上記送出口、又は/及び溢流出口を開閉する出口開閉部材と、
    記前面枠又は/及び上記皿ユニット盤を上記本体側枠体に閉じる動作によって、上記出口開閉部材を開状態にする出口開手段と
    を備えることを特徴とする請求項に記載の遊技球供給構造。
  5. 上記受入口、又は/及び溢流入口を開閉する入口開閉部材と、
    上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開く動作によって、上記入口開閉部材を閉状態にする入口閉手段と
    を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れかに記載の遊技球供給構造。
  6. 上記受入口、又は/及び溢流入口を開閉する入口開閉部材と、
    皿ユニット盤を上記本体側枠体に閉じる動作によって、上記入口開閉部材を開状態にする入口開手段と
    を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れかに記載の遊技球供給構造。
  7. 上記皿ユニット盤を上記本体側枠体から開いた状態で、該皿ユニット盤に保持されている上記溢流球通路の点検を可能にする点検構造を有することを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れかに記載の遊技球供給構造。
  8. 上記点検構造は、上記溢流球通路を覆う壁部材と、
    上記壁部材と、上記皿ユニット盤との間に設けられた脱着部と
    を有することを特徴とする請求項7に記載の遊技球供給構造。
  9. 上記壁部材は、透明部分、又は開口を有することを特徴とする請求項8に記載の遊技球供給構造。
  10. 上記供給路が形成された部材である流下通路部材は、
    上記払出手段から払い出した遊技球を受ける遊技球受け部を備える上ユニットと、
    上記上ユニットの下部に位置して、上記上ユニットからの遊技球を受け、該遊技球を上記送出口、又は上記溢流出口に流下させる下ユニットとを備え、
    上記上ユニットは、
    上記遊技球受け部の近傍に形成された供給開口部と、
    上記下ユニットの送出口の近傍に形成された送出開口部と、
    該送出開口部の近傍に形成された溢流開口部とを備え、
    上記遊技球受け部は、上記供給開口部方向に下降する受け傾斜路を備え、
    上記供給開口部は、上記送出開口部方向に下降する流下傾斜路に隣接し、
    上記送出開口部は、上記溢流開口部方向に下降する溢流傾斜路に隣接し、
    上記下ユニットは、
    上記供給開口部から供給された遊技球を受け、上記送出口に流下させる供給受け部と、
    上記送出開口部から供給された遊技球を受け、上記送出口に流下させる送出受け部と、
    上記溢流開口部から供給された遊技球を受け、上記溢流出口に流下させる溢流受け部とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載の遊技球供給構造。
  11. 上記送出口に遊技球を流下させた上記受け傾斜路と、上記流下傾斜路と、上記下ユニットとは、上記供給路を構成し、
    上記溢流出口に遊技球を流下させた上記受け傾斜路と、上記流下傾斜路と、上記溢流傾斜路とは、上記溢流路を構成することを特徴とする請求項10に記載の遊技球供給構造。
  12. 上記上ユニットと、上記下ユニットとは、上記送出口が位置する前面側に設けられた連結部によって連結され、該連結部を回転軸にして、上記上ユニットを前面側に開閉可能に構成したことを特徴とする請求項10、又は請求項11に記載の遊技球供給構造。
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