JP2003206380A - ポリビニルアルコール系フィルム - Google Patents

ポリビニルアルコール系フィルム

Info

Publication number
JP2003206380A
JP2003206380A JP2002004176A JP2002004176A JP2003206380A JP 2003206380 A JP2003206380 A JP 2003206380A JP 2002004176 A JP2002004176 A JP 2002004176A JP 2002004176 A JP2002004176 A JP 2002004176A JP 2003206380 A JP2003206380 A JP 2003206380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl alcohol
film
pva
mol
carboxyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002004176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4338117B2 (ja
Inventor
Tomoyoshi Mizutani
知由 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2002004176A priority Critical patent/JP4338117B2/ja
Priority to PCT/JP2002/013656 priority patent/WO2003060007A1/ja
Priority to AU2002366981A priority patent/AU2002366981A1/en
Publication of JP2003206380A publication Critical patent/JP2003206380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4338117B2 publication Critical patent/JP4338117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L29/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2329/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal, or ketal radical; Hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Derivatives of such polymer
    • C08J2329/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08J2329/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシール性及びヒートシール部分の水溶
性に優れたポリビニルアルコール系フィルムを提供する
こと。 【解決手段】 カルボキシル基を1〜10モル%含有す
るポリビニルアルコール系樹脂(A)と20℃における
4重量%水溶液粘度が1〜10mPa・sでカルボキシル基
を含有しないポリビニルアルコール系樹脂(B)を含有
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルボキシル基含
有ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とするポリビニ
ルアルコール系フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリビニルアルコール系樹脂
(以下、PVAと略記することがある)の水溶性を生か
して、農薬や洗剤等の薬剤をPVAのフィルムからなる
袋に入れた薬剤の分包(ユニット包装)が提案されてい
る。かかる用途に用いる水溶性ユニット包装袋として、
本出願人も実開昭49−38680号公報でカルボキシ
ル基含有変性ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とす
るフィルムから構成されたアルカリ性物質用水溶性ユニ
ット包装袋を提案し、また、特開平04−170405
号公報にもカルボキシル基を1〜10モル%含有して、
ケン化度が80モル%以上で、かつ20℃における4重
量%水溶液粘度が46cps以上の変性ポリビニルアルコ
ールの水溶性フィルムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カルボ
キシル基含有PVAのフィルムは、水溶性には優れるも
のの、薬剤等を実包するときのヒートシール処理等によ
り、該処理部分の水溶性が低下する場合がある。すなわ
ち、PVAフィルムの袋に薬剤等を充填して、開口部を
ヒートシールにより密封したときに、PVAの結晶化が
促進されるためか、ヒートシール部分の水溶性が低下し
て、PVA本来の水溶性が充分発揮されなくなることが
ある。これは、ヒートシール接着力を充分に確保するた
めに、ヒートシール部分を加熱すればするほど水溶性の
低下を招く恐れがある。したがって、ヒートシール性
(ヒートシール部分の接着力)とヒートシール部分の水
溶性の両方に優れるPVAフィルムが望まれるところで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
の如き現況に鑑み鋭意研究した結果、カルボキシル基を
1〜10モル%含有するPVA(A)と20℃における
4重量%水溶液粘度が1〜10mPa・sでカルボキシル基
を含有しないPVA(B)を含有してなるポリビニルア
ルコール系フィルムが上記の目的に合致することを見い
だし本発明を完成するに至った。
【0005】また、本発明においては、該フィルム中に
含有されるPVA(A)及びPVA(B)の平均ケン化
度が90〜97モル%であるとき、アルカリ性物質を長
期間包装しても水溶性が低下せず、アルカリ性物質の包
装用フィルムとして特に有用である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明で用いるカルボキシル基を含有するPV
A(A)は任意の方法で製造することができ、例えば、
カルボキシル基を有する不飽和単量体とビニルエステ
ル系化合物を重合した後にケン化する方法、カルボキ
シル基を有するアルコールやカルボキシル基を有し、か
つアルデヒドあるいはチオール等の官能基を有する化合
物を連鎖移動剤として共存させてビニルエステル系化合
物を重合した後にケン化する方法等を挙げることがで
き、これらについてより具体的に説明するが、これらに
限定されるものではない。
【0007】カルボキシル基を有する不飽和単量体と
ビニルエステル系化合物を重合した後にケン化する方
法。このときのカルボキシル基を有する単量体としてエ
チレン性不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸等)、又はエチレン性不飽和ジカルボン酸モ
ノエステル(マレイン酸モノアルキルエステル、フマル
酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエス
テル等)又はエチレン性不飽和ジカルボン酸ジエステル
(マレイン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキル
エステル、イタコン酸ジアルキルエステル等)〔但し、
これらのジエステルは共重合体のケン化時に加水分解に
よりカルボキシル基に変化することが必要である〕又は
エチレン性不飽和カルボン酸無水物(無水マレイン酸、
無水イタコン酸等)、あるいは(メタ)アクリル酸等の単
量体およびその塩が挙げられ、その中でもエチレン性不
飽和カルボン酸モノエステル又はその塩が好適に使用さ
れる。
【0008】また、カルボキシル基を導入した場合、ケ
ン化反応時あるいは乾燥時にラクトン環が生成されるこ
とによる不溶化が懸念されるがその対策として水溶解性
が良いポリビニルアルコールの製法で既に公知であるマ
レイン酸又は無水マレイン酸に対して0.5〜2.0モ
ル当量のアルカリ存在下でビニルエステルを有機溶媒中
で共重合させケン化する方法やカルボキシル基含有ビニ
ルエステル共重合体を水酸化ナトリウム等のアルカリで
ケン化して得られるカルボキシル基含有PVA中のカル
ボキシル基のNa塩のNaを2価金属(Ca、Mg、C
u等)で置換する方法も使用される。
【0009】カルボキシル基を有するアルコールやカ
ルボキシル基を有し、かつアルデヒドあるいはチオール
等の官能基を有する化合物を連鎖移動剤として共存させ
てビニルエステル系化合物を重合した後にケン化する方
法。このときは、特に連鎖移動効果の大きいチオールに
由来する化合物が有効で以下の化合物が挙げられる。
【化1】
【化2】
【0010】[但し、上記一般式(1)、(2)におい
て、nは0〜5の整数で、R ,R ,Rはそれぞれ
水素原子又は低級アルキル基(置換基を含んでもよい)
を示す。]
【化3】
【0011】[但し、上記一般式(3)において、nは
0〜20の整数である。]
【0012】及び上記一般式(1)〜(3)で表される
化合物の塩。具体的にはメルカプト酢酸、2−メルカプ
トプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸、2−メ
ルカプトステアリン酸等が挙げられる。
【0013】上記の及びの製造時におけるビニルエ
ステル系化合物としては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、ト
リフルオロ酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニ
ル、カプリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、バーサティ
ック酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル等が単独又は併用で用いられるが、実用上は酢酸ビニ
ルが好適である。
【0014】また、本発明においては、かかる重合の際
に前述した如きカルボキシル基を有する不飽和単量体、
ビニルエステル系化合物以外の他の一般の単量体を水溶
性を損なわない範囲で少量存在せしめて重合を行なって
も良く、これらの単量体を次に例示する。
【0015】[エチレン性不飽和カルボン酸のアルキル
エステル等]クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、イ
タコン酸メチル、イタコン酸エチル、ソルビン酸メチ
ル、ソルビン酸エチル、マレイン酸モノアルキルエステ
ル、マレイン酸ジアルキルエステル、オレイン酸アルキ
ルエステル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メ
タ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ヘ
キサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等が挙げ
られる。
【0016】[飽和カルボン酸のアリルエステル]ステ
アリン酸アリル、ラウリン酸アリル、ヤシ油脂肪酸アリ
ル、オクチル酸アリル、酪酸アリル等。 [α−オレフィン]エチレン、プロピレン、α−ヘキセ
ン、α−オクテン、α−デセン、α−ドデセン、α−ヘ
キサデセン、α−オクタデセン等。
【0017】[アルキルビニルエーテル]プロピルビニ
ルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエ
ーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテ
ル、ドデシルビニルエーテル、テトラデシルビニルエー
テル、ヘキサデシルビニルエーテル、オクタデシルビニ
ルエーテル等。
【0018】[アルキルアリルエーテル]プロピルアリ
ルエーテル、ブチルアリルエーテル、ヘキシルアリルエ
ーテル、オクチルアリルエーテル、デシルアリルエーテ
ル、ドデシルアリルエーテル、テトラデシルアリルエー
テル、ヘキサデシルアリルエーテル、オクタデシルアリ
ルエーテル等。その他、(メタ)アクリルアミド、(メ
タ)アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニル等の使用
も可能である。
【0019】共重合するにあたっては、特に制限はなく
公知の重合方法が任意に用いられるが、普通メタノー
ル、エタノールあるいはイソプロピルアルコール等のア
ルコールを溶媒とする溶液重合が実施される。勿論、乳
化重合、懸濁重合も可能である。かかる溶液重合におい
て単量体の仕込み方法としては、まずビニルエステル系
化合物の全量と前記のカルボキシル基を有する不飽和単
量体の一部を仕込み、重合を開始し、残りの不飽和単量
体を重合期間中に連続的に又は分割的に添加する方法、
前者を一括仕込みする方法等任意の手段を用いて良い。
共重合反応は、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ア
セチル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどの公
知のラジカル重合触媒を用いて行われる。又反応温度は
50℃〜沸点程度の範囲から選択される。
【0020】ケン化にあたっては、得られた共重合体を
アルコールに溶解してアルカリ触媒の存在下に行なわれ
る。アルコールとしてはメタノール、エタノール、ブタ
ノール等が挙げられる。アルコール中の共重合体の濃度
は、20〜50重量%の範囲から選ばれる。ケン化触媒
としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラ
ート等のアルカリ金属の水酸化物やアルコラートの如き
アルカリ触媒を用いることができ、場合によっては酸触
媒を用いることも可能である。ケン化触媒の使用量はビ
ニルエステル系化合物に対して1〜100ミリモル当量
にすることが必要である。
【0021】なお、上記方法に限らず、例えばポリビニ
ルアルコール(部分ケン化物又は完全ケン化物)に酸化
アルキレン類を付加反応させる方法等も実施可能であ
る。
【0022】かくして本発明に用いるカルボキシル基含
有PVA(A)が得られるわけであるが、本発明におい
ては、カルボキシル基の含有量(カルボン酸での変性
量)を1〜10モル%(さらには1〜8モル%、特には
1〜6モル%、殊に1〜5モル%)とすることが必要
で、かかる含有量が1モル%未満では水溶性が低下し、
逆に10重量%を越えるとフィルム強度が充分に得るこ
とができず本発明の目的を達成することが困難となる。
【0023】また、カルボキシル基含有PVA(A)の
ケン化度は特に限定されないが、88〜99モル%(さ
らには89〜98モル%、特には90〜97モル%、殊
に90〜96モル%)が好ましく、かかるケン化度が8
8モル%未満では、アルカリ性薬剤を長期間保存したと
きの水溶性が低下し、逆に99モル%を越えると水溶性
が低下する傾向にあり好ましくない。
【0024】さらに、カルボキシル基含有PVA(A)
の20℃における4重量%水溶液粘度は15〜60mPa・
s(さらには17〜55mPa・s、特には18〜50mPa・
s、殊に20〜45mPa・s)であることが好ましく、かか
る粘度が15mPa・s未満では、フィルムの機械的強度が
低下する傾向にあり、逆に60mPa・sを越えると水溶液
の粘度が高くなりすぎて好ましくない。
【0025】上記のカルボキシル基含有PVA(A)と
共に用いられるカルボキシル基を含有しないPVA
(B)とは、かかるPVA(A)以外のもので、例え
ば、未変性PVAや上記に記載のカルボキシル基含有単
量体以外の単量体により変性されたPVAを挙げること
ができるが、ヒートシール性の点で未変性PVAを用い
ることが好ましい。
【0026】カルボキシル基を含有しないPVA(B)
は、上記のカルボキシル基含有PVA(A)に準じて製
造することができ、かかるPVA(B)の20℃におけ
る4重量%水溶液粘度は1〜10mPa・s(さらには2〜
9mPa・s、特には3〜8mPa・s、殊に3〜7mPa・s)であ
ることが必要で、かかる粘度が1mPa・s未満では、ヒー
トシール性を充分に発揮することができず、逆に10mP
a・sを越えてもヒートシール性の改善効果が充分に得ら
れず発明の目的を達成することは困難となる。
【0027】また、かかるPVA(B)のケン化度は特
に限定されないが、65〜95モル%(さらには70〜
94モル%、特には75〜92モル%、殊に80〜90
モル%)が好ましく、かかるケン化度が65モル%未満
では水溶性が低下する傾向にあり、逆に95モル%を越
えると水溶性が低下する傾向にあり好ましくない。
【0028】上記のPVA(A)及びPVA(B)の含
有割合(A/B)は特に限定されないが、80/20〜
95/5(さらには81/19〜94/6、特には82
/18〜93/7、殊に83/17〜92/8)(重量
比)であることが好ましく、かかる含有割合が80/2
0未満ではアルカリ性薬剤を長期間保存したときの水溶
性が低下し、逆に95/5を越えるとヒートシール性の
向上効果が充分に得られないことがあり好ましくない。
【0029】また、本発明においては、上記の含有割合
(A/B)やそれぞれのケン化度を考慮しながら、PV
A(A)及び(B)の含有割合を調整して、ポリビニル
アルコール系フィルム中に含有されるPVAの平均ケン
化度を90〜97モル%(さらには91〜97モル%、
特には92〜96モル%、殊に93〜96モル%)とす
ることが大変好ましく、かかるケン化度にすることによ
り、アルカリ性物質を長期間包装しても水溶性が低下せ
ず、アルカリ性物質の包装用として有用なポリビニルア
ルコール系フィルムを得ることが可能となる。なお、こ
こで言う平均ケン化度とは、PVA(A)及び(B)を
含有するポリビニルアルコール系フィルムを試料とし
て、JIS K6726に準拠して測定されるケン化度
である。
【0030】本発明のポリビニルアルコール系フィルム
は、上記の如きPVA(A)及び(B)を含有してなる
もので、該フィルムは、PVA(A)及び(B)のブレ
ンド物を製膜(フィルム化)することによって得られる
もので、かかる製膜に当たっては、特に限定されること
なく公知の方法を採用することができる。
【0031】例えば、流延法を採用することができ、よ
り具体的に説明すれば、該ブレンド物(粉末)に水を加
えて10〜50重量%(さらには15〜35重量%)の
ブレンド物の水溶液を得て、必要に応じて、界面活性剤
(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンオクチルノニルエーテル、ポリエキシエチ
レンドデシルフィニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパ
ルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステア
レート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エス
テルモノエタノールアミン塩、ポリオキシエチレンラウ
リルアミノエーテル、ポリオキシエチレンステアリルア
ミノエーテル)、可塑剤(グリセリン、ジグリセリン、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)を、ブレンド物100重量部に対して、それぞれ
0.1〜10重量部(さらには0.3〜5重量部)、1
〜40重量部(さらには3〜35重量部)配合した後、
表面温度が90〜100℃程度の金属ロールの表面に流
延乾燥させることにより、PVA(A)及び(B)を含
有するフィルムを得ることができる。
【0032】かくして本発明のポリビニルアルコール系
フィルムが得られるのであるが、かかるフィルムの厚み
は、用途により一概に言えないが、薬剤包装等の用途に
おいては、10〜80μm(さらには15〜60μm、
特には20〜40μm)が好ましく、かかる厚みが10
μm未満ではフィルムの機械的強度が低下し、逆に80
μmを越えるとフィルムの水溶性が低下すると共に製膜
時の効率が低下して好ましくない。
【0033】また、該フィルムの表面はプレーンであっ
てもよいが、該フィルムの片面或いは両面にエンボス模
様や梨地模様等を施しておいても良い。
【0034】なお、本発明のポリビニルアルコール系フ
ィルムには、本発明の目的を阻害しない範囲で、他の水
溶性高分子(ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンオキ
サイド、ポリビニルピロリドン、デキストリン、キトサ
ン、キチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、澱粉等)、防錆剤、着色剤、フィラーなどを添
加することも可能で、さらには酸化チタン、タルク等を
添加することも可能である。
【0035】かくして得られた本発明のポリビニルアル
コール系フィルムは、各種の包装用途等に有用である
が、特に薬剤等のユニット包装用途に有用であり、かか
る用途についてさらに説明する。
【0036】かかる薬剤としては、特に制限はないが、
水に溶解又は分散させて用いる薬剤が良く、また、アル
カリ性、中性、酸性のいずれで有っても良いが、特に、
(水に溶解又は分散させた時のpH値が9以上の)アル
カリ性薬剤の時にも本発明の効果を十分に発揮でき、薬
剤の形状も顆粒、錠剤、粉体、粉末等いずれの形状でも
良く、場合によっては、液状でも差し支えない。具体的
には、粉末石鹸、合成洗剤、農薬、殺菌剤、消臭剤、殺
虫剤等を挙げることができ、好適には洗剤や農薬が用い
られる。
【0037】本発明のポリビニルアルコール系フィルム
を用いて薬剤を包装するに当たっては、イ)予め該フィ
ルムを袋状にしておいてから、薬剤を包装する方法、
ロ)該フィルムで直接薬剤を包装する方法等が挙げられ
る。
【0038】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。尚、例中「%」、「部」とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
【0039】実施例1 マレイン酸モノメチルで2モル%変性されケン化度が9
6.0モル%で20℃における4重量%水溶液粘度が2
8mPa・sのカルボキシル基含有PVA(A)85部とケ
ン化度が88.0モル%で20℃における4重量%水溶
液粘度が5mPa・sの未変性PVA(B)15部のブレン
ド物を水に溶解させて25%の水溶液とし、さらに該ブ
レンド物100部に対して、グリセリン20部、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル1.0部を配合し
た後、表面温度が約94℃の金属ロールの表面に流延・
乾燥させて、厚さ30μmの本発明のポリビニルアルコ
ール系フィルムを得た。なお、該フィルムの平均ケン化
度を本文中の方法で測定したところ、95モル%であっ
た。得られたポリビニルアルコール系フィルムについ
て、以下の評価を行った。
【0040】(ヒートシール強度)23℃、50%RH
雰囲気下で、ヒートシーラー(安田精機製作所社製『Y
SS式ヒートシーラー』)を用いて、上部圧着部200
℃、下部圧着部100℃、圧着力約2MPa、0.5秒
の条件で、得られたポリビニルアルコール系フィルム2
枚をヒートシールして、そのヒートシール強度(N/1
5mm)を測定した。なお、ヒートシール強度測定時の
引張速度は、200mm/minとした。
【0041】(溶解性)上記と同様にしてヒートシール
を行って、得られたヒートシール部分の一部を試料(3
cm×1cm)として、1000mlの水(20℃)が
入った1000ml容のビーカー内に投入し、スターラ
ーで攪拌(500rpm)しながら、該試料が溶解する
までの時間を目視観察にて調べて、以下の基準で評価し
た。 ○・・・3分未満で溶解 △・・・3〜6分未満で溶解 ×・・・6分経っても溶解しない
【0042】実施例2 実施例1において、PVA(A)として、マレイン酸モ
ノメチルで5モル%変性されケン化度が96モル%で2
0℃における4重量%水溶液粘度が23mPa・sのPVA
を用いた以外は同様にポリビニルアルコール系フィルム
を得て、同様に評価を行った。なお、該フィルムの平均
ケン化度を本文中の方法で測定したところ、95モル%
であった。
【0043】実施例3 実施例1において、PVA(A)として、イタコン酸で
2モル%変性されケン化度が94モル%で20℃におけ
る4重量%水溶液粘度が28mPa・sのPVAを用いた以
外は同様にポリビニルアルコール系フィルムを得て、同
様に評価を行った。なお、該フィルムの平均ケン化度を
本文中の方法で測定したところ、93モル%であった。
【0044】実施例4 実施例1において、PVA(B)として、ケン化度が8
0モル%で20℃における4重量%水溶液粘度が5mPa・
sの未変性PVAを用いた以外は同様にポリビニルアル
コール系フィルムを得て、同様に評価を行った。なお、
該フィルムの平均ケン化度を本文中の方法で測定したと
ころ、94モル%であった。
【0045】実施例5 実施例1において、PVA(B)として、ケン化度が9
0モル%で20℃における4重量%水溶液粘度が7mPa・
sの未変性PVAを用いた以外は同様にポリビニルアル
コール系フィルムを得て、同様に評価を行った。なお、
該フィルムの平均ケン化度を本文中の方法で測定したと
ころ、95モル%であった。
【0046】実施例6 実施例1において、PVA(A)及びPVA(B)の含
有割合(A/B)を83/17とした以外は同様にポリ
ビニルアルコール系フィルムを得て、同様に評価を行っ
た。なお、該フィルムの平均ケン化度を本文中の方法で
測定したところ、95モル%であった。
【0047】実施例7 実施例1において、PVA(A)及びPVA(B)の含
有割合(A/B)を92/8とした以外は同様にポリビ
ニルアルコール系フィルムを得て、同様に評価を行っ
た。なお、該フィルムの平均ケン化度を本文中の方法で
測定したところ、95モル%であった。
【0048】実施例8 実施例1において、PVA(A)として、マレイン酸で
2モル%変性されケン化度が88モル%で20℃におけ
る4重量%水溶液粘度が28mPa・sのPVAを用い、P
VA(B)として、ケン化度が73モル%で20℃にお
ける4重量%水溶液粘度が5mPa・sの未変性PVAを用
い、かつPVA(A)及びPVA(B)の含有割合(A
/B)を80/20とした以外は同様にポリビニルアル
コール系フィルムを得て、同様に評価を行った。なお、
該フィルムの平均ケン化度を本文中の方法で測定したと
ころ、85モル%であった。
【0049】なお、上記の実施例1〜7においては、下
記の耐アルカリ時の水溶性についての評価も行った。 (アルカリ包装時の水溶性)得られたポリビニルアルコ
ール系フィルムを用いて、三方シールされた袋(10c
m×5cm)を得て、かかる袋にアルカリ性物質として
1%の炭酸ナトリウム水溶液(pH=11)を20g入
れて、開口部をヒートシールした後、40℃、70%R
Hの状態に2週間放置し、その後アルカリ性物質が入っ
た袋から3cm×3cmのフィルム片を採取して、それ
を1000ccの水(20℃)の入った1000mlの
ビーカーに入れて、20℃、65%RHの雰囲気下でマ
グネチックスターラー(約500rpm)で攪拌して、
該フィルム片が完全に溶解するまでの時間(秒)を調べ
た。なお、アルカリ性物質を入れる前の袋(放置前)に
ついても、同じ要領で別途溶解性調べた。
【0050】比較例1 実施例1において、PVA(B)として、20℃におけ
る4重量%水溶液粘度が0.5mPa・sの未変性PVAを
用いた以外は同様にポリビニルアルコール系フィルムを
得て、同様に評価を行った。
【0051】比較例2 実施例1において、PVA(B)として、20℃におけ
る4重量%水溶液粘度が15mPa・sの未変性PVAを用
いた以外は同様にポリビニルアルコール系フィルムを得
て、同様に評価を行った。
【0052】実施例及び比較例の評価結果を表1に示
す。
【0053】 〔表1〕 ヒートシール強度 水溶性 アルカリ包装時の水溶性 (N/15mm) 放置前 放置後 実施例1 9.3 ○ 30秒 40秒 〃 2 9.1 ○ 25秒 30秒 〃 3 9.5 ○ 30秒 50秒 〃 4 9.4 ○ 30秒 45秒 〃 5 9.3 ○ 35秒 45秒 〃 6 9.5 ○ 30秒 40秒 〃 7 9.1 ○ 30秒 40秒 〃 8 9.8 ○ ― ― 比較例1 6.5 × ― ― 〃 2 8.5 × ― ―
【0054】
【発明の効果】本発明のポリビニルアルコール系フィル
ムは、特定のPVAをブレンドしているため、ヒートシ
ール性とヒートシール部の水溶性の両方を満足すること
ができ、各種の包装用途に有用で、特に、粉末石鹸、合
成洗剤、農薬、殺菌剤、消臭剤、殺虫剤等の薬剤を包装
して、水中に投入して用いるユニット包装用途に最適で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を1〜10モル%含有す
    るポリビニルアルコール系樹脂(A)と20℃における
    4重量%水溶液粘度が1〜10mPa・sでカルボキシル基
    を含有しないポリビニルアルコール系樹脂(B)を含有
    してなることを特徴とするポリビニルアルコール系フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアルコール系フィルム中に含
    有されるポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリビ
    ニルアルコール系樹脂(B)の平均ケン化度が90〜9
    7モル%であることを特徴とする請求項1記載のポリビ
    ニルアルコール系フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコール系樹脂(A)及び
    ポリビニルアルコール系樹脂(B)の含有割合(A/
    B)が80/20〜95/5(重量比)であることを特
    徴とする請求項1または2記載のポリビニルアルコール
    系フィルム。
JP2002004176A 2002-01-11 2002-01-11 アルカリ性物質包装用ポリビニルアルコール系フィルム Expired - Lifetime JP4338117B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004176A JP4338117B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 アルカリ性物質包装用ポリビニルアルコール系フィルム
PCT/JP2002/013656 WO2003060007A1 (fr) 2002-01-11 2002-12-26 Film de polyalcool de vinyle
AU2002366981A AU2002366981A1 (en) 2002-01-11 2002-12-26 Polyvinyl alcohol film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004176A JP4338117B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 アルカリ性物質包装用ポリビニルアルコール系フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003206380A true JP2003206380A (ja) 2003-07-22
JP4338117B2 JP4338117B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=19190967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004176A Expired - Lifetime JP4338117B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 アルカリ性物質包装用ポリビニルアルコール系フィルム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4338117B2 (ja)
AU (1) AU2002366981A1 (ja)
WO (1) WO2003060007A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110189413A1 (en) * 2010-01-29 2011-08-04 Monosol, Llc Water-soluble film having blend of pvoh polymers, and packets made therefrom
JP2016108426A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
WO2017043511A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017078166A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017106008A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017110210A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017115128A (ja) * 2015-12-17 2017-06-29 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017119851A (ja) * 2015-12-24 2017-07-06 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017533992A (ja) * 2014-10-13 2017-11-16 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水溶性ポリビニルアルコールブレンドフィルム、関連方法及び関連物品
WO2020022396A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 積水化学工業株式会社 ポリビニルアルコール系フィルム
JP2021014584A (ja) * 2014-10-13 2021-02-12 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水溶性ポリビニルアルコールブレンドフィルム、関連方法及び関連物品
US11168289B2 (en) 2014-10-13 2021-11-09 Monosol, Llc Water-soluble polyvinyl alcohol film with plasticizer blend, related methods, and related articles
WO2022004343A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 株式会社クラレ 水溶性フィルムおよび包装体

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR112013000101A2 (pt) 2010-07-02 2016-05-17 Procter & Gamble filamentos compreendendo mantas de não tecido com agente ativo e métodos de fabricação dos mesmos
JP5540107B2 (ja) 2010-07-02 2014-07-02 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 不織布ウェブからフィルムを作製する方法
CA2803636C (en) 2010-07-02 2017-05-16 The Procter & Gamble Company Detergent product and method for making same
BR112012033600A2 (pt) 2010-07-02 2016-11-29 Procter & Gamble Comapny filamentos compreendendo mantas de não-tecido com agente ingerível e métodos de fabricação dos mesmos.
MX2012015187A (es) 2010-07-02 2013-05-09 Procter & Gamble Metodo para suministrar un agente activo.
CN111542590A (zh) 2018-01-26 2020-08-14 宝洁公司 包含香料的水溶性单位剂量制品
EP3743501A1 (en) 2018-01-26 2020-12-02 The Procter & Gamble Company Water-soluble unit dose articles comprising enzyme
WO2019147532A1 (en) 2018-01-26 2019-08-01 The Procter & Gamble Company Water-soluble unit dose articles comprising perfume
EP3743503A1 (en) 2018-01-26 2020-12-02 The Procter & Gamble Company Water-soluble articles and related processes
WO2019168829A1 (en) 2018-02-27 2019-09-06 The Procter & Gamble Company A consumer product comprising a flat package containing unit dose articles
US10982176B2 (en) 2018-07-27 2021-04-20 The Procter & Gamble Company Process of laundering fabrics using a water-soluble unit dose article
EP3918045A1 (en) 2019-01-28 2021-12-08 The Procter & Gamble Company Recycleable, renewable, or biodegradable package
EP3712237A1 (en) 2019-03-19 2020-09-23 The Procter & Gamble Company Fibrous water-soluble unit dose articles comprising water-soluble fibrous structures
EP3942008A1 (en) 2019-03-19 2022-01-26 The Procter & Gamble Company Process of reducing malodors on fabrics
EP3989913A1 (en) 2019-06-28 2022-05-04 The Procter & Gamble Company Dissolvable solid fibrous articles containing anionic surfactants
JP7506249B2 (ja) 2020-07-31 2024-06-25 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ヘアケア用プリル含有水溶性繊維パウチ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02163149A (ja) * 1988-12-16 1990-06-22 Kao Corp ポリビニルアルコール系フィルム
JPH0665463A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 Kao Corp ポリビニルアルコール組成物及びそれを用いてなるフィルム
JPH09324096A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水溶性フィルム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02163149A (ja) * 1988-12-16 1990-06-22 Kao Corp ポリビニルアルコール系フィルム
JPH0665463A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 Kao Corp ポリビニルアルコール組成物及びそれを用いてなるフィルム
JPH09324096A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水溶性フィルム

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110189413A1 (en) * 2010-01-29 2011-08-04 Monosol, Llc Water-soluble film having blend of pvoh polymers, and packets made therefrom
AU2011210549A1 (en) * 2010-01-29 2012-08-16 The Procter & Gamble Company Improved water-soluble film having blend of PVOH polymers, and packets made therefrom
CN102858639A (zh) * 2010-01-29 2013-01-02 宝洁公司 具有pvoh聚合物的共混物的改善的水溶性薄膜以及由其制成的小包
US8697624B2 (en) 2010-01-29 2014-04-15 The Procter & Gamble Company Water-soluble film having blend of PVOH polymers, and packets made therefrom
US8905236B2 (en) 2010-01-29 2014-12-09 Monosol, Llc Water-soluble film having improved dissolution and stress properties, and packets made therefrom
US9133329B2 (en) * 2010-01-29 2015-09-15 Monosol Llc Water-soluble film having blend of PVOH polymers, and packets made therefrom
JP2021014584A (ja) * 2014-10-13 2021-02-12 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水溶性ポリビニルアルコールブレンドフィルム、関連方法及び関連物品
JP7372222B2 (ja) 2014-10-13 2023-10-31 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水溶性ポリビニルアルコールブレンドフィルム、関連方法及び関連物品
US11168289B2 (en) 2014-10-13 2021-11-09 Monosol, Llc Water-soluble polyvinyl alcohol film with plasticizer blend, related methods, and related articles
JP2017533992A (ja) * 2014-10-13 2017-11-16 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水溶性ポリビニルアルコールブレンドフィルム、関連方法及び関連物品
US10913832B2 (en) 2014-10-13 2021-02-09 Monosol, Llc Water-soluble polyvinyl alcohol blend film, related methods, and related articles
US10844183B2 (en) 2014-10-13 2020-11-24 Monosol, Llc Water-soluble polyvinyl alcohol blend film, related methods, and related articles
JP2016108426A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
CN107922649A (zh) * 2015-09-11 2018-04-17 日本合成化学工业株式会社 水溶性薄膜及药剂包装体
JPWO2017043511A1 (ja) * 2015-09-11 2018-06-28 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
US20180251615A1 (en) * 2015-09-11 2018-09-06 The Nippon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd. Water-soluble film and chemical agent package
WO2017043511A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017078166A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017106008A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP7005894B2 (ja) 2015-12-07 2022-01-24 三菱ケミカル株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP6996081B2 (ja) 2015-12-16 2022-01-17 三菱ケミカル株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017110210A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017115128A (ja) * 2015-12-17 2017-06-29 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2017119851A (ja) * 2015-12-24 2017-07-06 日本合成化学工業株式会社 水溶性フィルム及び薬剤包装体
WO2020022396A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 積水化学工業株式会社 ポリビニルアルコール系フィルム
JP7352469B2 (ja) 2018-07-25 2023-09-28 積水化学工業株式会社 ポリビニルアルコール系フィルム
JPWO2020022396A1 (ja) * 2018-07-25 2021-06-10 積水化学工業株式会社 ポリビニルアルコール系フィルム
US11840590B2 (en) 2018-07-25 2023-12-12 Sekisui Chemical Co., Ltd. Polyvinyl alcohol film
WO2022004343A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 株式会社クラレ 水溶性フィルムおよび包装体

Also Published As

Publication number Publication date
AU2002366981A1 (en) 2003-07-30
WO2003060007A1 (fr) 2003-07-24
JP4338117B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003206380A (ja) ポリビニルアルコール系フィルム
JP4056859B2 (ja) 水溶性フィルム
JP2001322668A (ja) 薬剤包装用フィルム
JP4630396B2 (ja) 水溶性フィルム
WO2006134657A1 (ja) 水溶性フィルム
US12116465B2 (en) Water-soluble film and chemical agent package
WO2003055938A1 (fr) Film a base de poly(alcool de vinyle)
JP6324322B2 (ja) フィルム
US20240002616A1 (en) Water-soluble film, chemical agent package using the water-soluble film, and production methods for the water-soluble film and the chemical agent package
JPS63168437A (ja) アルカリ性物質包装用のポリビニルアルコ−ルフイルム
JP6456132B2 (ja) 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP3609898B2 (ja) 薬剤包装用水溶性フィルム
JP2005194295A (ja) 水溶性フィルム及びその製造方法
JP2006282951A (ja) ポリビニルアルコール系フィルム及びその用途
JP2006257225A (ja) ポリビニルアルコール系フィルム及びその用途
JP3609894B2 (ja) ホウ酸系物質包装用フィルム
JP4565803B2 (ja) ポリビニルアルコール系フィルム及びその製造方法
JPH11222546A (ja) 水溶性フィルム
JP2003261694A (ja) ポリビニルアルコール系フィルム
JP4368595B2 (ja) ホットメルト接着剤
JP2002146053A (ja) ポリビニルアルコール系フィルム
JP2016108426A (ja) 水溶性フィルム及び薬剤包装体
JP2004307598A (ja) 水溶性樹脂組成物およびフィルム
CN110121466A (zh) 液体药剂包装体及其制造方法
WO2024204121A1 (ja) 水溶性フィルム及びそれを用いた薬剤包装体、並びにそれらの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070314

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070501

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4338117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term