JP2003205846A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JP2003205846A
JP2003205846A JP2001356598A JP2001356598A JP2003205846A JP 2003205846 A JP2003205846 A JP 2003205846A JP 2001356598 A JP2001356598 A JP 2001356598A JP 2001356598 A JP2001356598 A JP 2001356598A JP 2003205846 A JP2003205846 A JP 2003205846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニバーサルジョイントによるトルクの変動
を低減でき、操舵フィーリングを改善することができる
ようにする。 【解決手段】 操舵角度に応じて補正係数を定め、この
補正係数と操舵トルクに応じて定められたモータ電流指
令値とに基づいて補正モータ電流指令値を演算し、この
演算された補正モータ電流指令値に基づいて駆動信号を
操舵補助用のモータ5の駆動回路12へ出力することに
より、ユニバーサルジョイント7,9によるトルクの変
動を低減でき、操舵フィーリングを改善することができ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操舵手段の操舵によ
る舵取機構の動作を補助するモータを備えた電動式パワ
ーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両には、舵取操作のために操舵
輪に加えられる操舵トルクの検出結果に基づいて操舵補
助用のモータを駆動制御し、該モータの回転力を舵取機
構に加えて操舵を補助する構成とした電動式パワーステ
アリング装置を備えるものがある。この装置は、操舵補
助力の発生源として油圧アクチュエータを用いる油圧パ
ワーステアリング装置と比較して、車速の高低および操
舵の頻度等、走行状態に応じた補助力特性の制御が容易
であるという利点を有しており、近年、その適用範囲が
拡大する傾向にある。
【0003】図7は従来の電動式パワーステアリング装
置のレイアウト構成を示す模式図である。電動式パワー
ステアリング装置は、操舵輪100に結合される操舵軸
101と、該操舵軸101に第1のユニバーサルジョイ
ント102を介して連結された中間軸103と、該中間
軸103に第2のユニバーサルジョイント104を介し
て連結されラックピニオン式の舵取機構105に繋がる
伝動軸(ピニオン軸)106と、前記操舵軸101の操
舵に応じて駆動される操舵補助用のモータ107とを備
えている。
【0004】操舵軸101は操舵輪100に結合される
入力軸101aと、該入力軸101aにトーションバー
(不図示)を介して連結される出力軸101bとを備
え、操舵輪100の操舵によって入力軸101aに加わ
る操舵トルクを前記トーションバーに生じる捩れによっ
てトルクセンサ108が検出し、該トルクセンサ108
が検出したトルクに基づいて前記モータ107が駆動さ
れ、該モータ107の回転が減速歯車機構(不図示)を
介して前記出力軸101bに伝達されるように構成され
ている。
【0005】ユニバーサルジョイント102,104は
コ字形の第1のヨーク109と、該ヨーク109に十字
軸110を介して継合されたコ字形の第2のヨーク11
1とを有している。また、前記操舵軸101は車室に配
置されるのに対して前記伝動軸106は舵取用の車輪1
12,112の操向のために車室の外部に配された舵取
機構105の近傍に配置される関係で前記ユニバーサル
ジョイント102,104の夫々は前記一対のヨーク1
09,111が前記十字軸110を中心として曲がって
おり、この曲がり状態で前記モータ107の回転が出力
軸101bから中間軸103に伝達され、さらに中間軸
103から伝動軸106に伝達される。
【0006】以上のように電動式パワーステアリング装
置は動力伝達系の途中に設けられている2つのユニバー
サルジョイント102,104が曲がっている状態でモ
ータ107の回転が伝達されるため、ユニバーサルジョ
イント102,104の夫々が曲がっていない状態、即
ち、操舵軸101と中間軸103、中間軸103と伝動
軸106が夫々直線状態である場合に比べて前記伝動軸
106に加わるトルクの変化が大となることが知られて
いる。
【0007】このような事情に鑑みて特開昭59−63
265号で開示されている電動式パワーステアリング装
置では、第1のユニバーサルジョイント102の曲がり
角度と、第2のユニバーサルジョイント104の曲がり
角度とが同一である事を前提として、前記中間軸103
に加わるトルクをトルクセンサによって検出し、このト
ルクセンサが検出したトルクに基づいて駆動されるモー
タの回転を前記中間軸103に伝達することにより、第
1及び第2のユニバーサルジョイント102,104に
よるトルクの変動をなくすることができるようにしてい
る。つまり、操舵補助の基準となる操舵トルクは、第1
のユニバーサルジョイント102を介した後のトルク変
動済みのトルクであるため、第2のユニバーサルジョイ
ント104を介することにより第1のユニバーサルジョ
イント102によって変動しているトルク変動分は相殺
され、トルク変動の無い操舵補助力を得られるとしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8は操舵軸の操舵角
度とトルクの変動との関係を示す図である。しかしなが
ら、動力伝達系の途中に設けられている2つのユニバー
サルジョイント102,104が夫々曲がっている状態
で使用される電動式パワーステアリング装置において、
本発明者がユニバーサルジョイント102,104によ
るトルクの変動を考察した結果、トルクの変動を来す原
因は、第1及び第2のユニバーサルジョイント102,
104の曲がり角度が影響するのではなく、ユニバーサ
ルジョイント102,104のヨーク109,111が
回転した位置、換言すればヨーク109,111の回転
角度が大きく影響することになり、第1のユニバーサル
ジョイント102によってトルクが大きく変動し、この
第1のユニバーサルジョイント102によるトルクの変
動が第2のユニバーサルジョイント104によって修正
されることになるが、ユニバーサルジョイント102,
104による影響がない場合の目標トルクT4に比べた
ら大きく変動していることが分かった。この考察結果に
よれば、特開昭59−63265号で開示されている電
動式パワーステアリング装置にあっては、伝動軸106
に加わるトルクが、第2のユニバーサルジョイント10
4によって例えば図8のT2と同様に大きく変動するこ
とになり、トルク変動の無い操舵補助力は得られない。
尚、図8において、T1は入力軸101aに加わるトル
ク、T2は中間軸103に加わるトルクである。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、主たる目的はユニバーサルジョイントによるト
ルクの変動を低減することができる電動式パワーステア
リング装置を提供することにある。また、他の目的はユ
ニバーサルジョイント、及びチルト調節にトルク変動を
夫々低減することができる電動式パワーステアリング装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動式パ
ワーステアリング装置は、操舵軸と、該操舵軸の操舵に
応じて駆動される操舵補助用のモータと、前記操舵軸及
び舵取機構の間に操舵軸側から順次介在される第1のユ
ニバーサルジョイント、中間軸、第2のユニバーサルジ
ョイント及び伝動軸と、前記モータの駆動回路を制御す
る制御部とを備えた電動式パワーステアリング装置にお
いて、前記操舵軸の操舵角度を検出する検出手段を備え
ており、前記制御部は前記検出手段が検出した操舵角度
に基づいて前記伝動軸に加わるトルクを補正すべき駆動
信号を前記駆動回路へ出力する駆動制御手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0011】第1発明にあっては、操舵軸が操舵された
とき、操舵角度が検出手段によって検出され、この検出
された操舵角度に基づいて駆動制御手段から駆動回路
へ、伝動軸に加わるトルクを補正すべき駆動信号が出力
され、ユニバーサルジョイントによるトルクの変動をな
くすべくモータが駆動されるため、前記ユニバーサルジ
ョイントによるトルクの変動を低減することができ、良
好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0012】第2発明に係る電動式パワーステアリング
装置は、操舵軸と、該操舵軸の操舵に応じて駆動される
操舵補助用のモータと、前記操舵軸及び舵取機構の間に
操舵軸側から順次介在される第1のユニバーサルジョイ
ント、中間軸、第2のユニバーサルジョイント及び伝動
軸と、前記モータの駆動回路を制御する制御部とを備え
た電動式パワーステアリング装置において、前記操舵軸
の操舵角度を検出する検出手段と、前記操舵軸に加わる
操舵トルクを検出するトルク検出手段とを備えており、
前記制御部は前記操舵トルクに応じてモータ電流指令値
を定める手段と、前記操舵角度に応じて第1補正係数を
定める手段と、前記第1補正係数と前記モータ電流指令
値とに基づいて第1補正モータ電流指令値を演算する手
段と、該手段により演算された第1補正モータ電流指令
値に基づいて駆動信号を前記駆動回路へ出力する駆動制
御手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】第2発明にあっては、操舵軸が操舵された
とき、操舵トルクがトルク検出手段によって検出され、
さらに、操舵角度が検出手段によって検出され、この検
出された操舵トルクに応じてモータ電流指令値が定めら
れ、検出された操舵角度に応じて第1補正係数が定めら
れ、この第1補正係数とモータ電流指令値とに基づいて
第1補正モータ電流指令値が演算され、この演算された
第1補正モータ電流指令値に基づいて駆動回路へ駆動信
号を出力することができるため、前記ユニバーサルジョ
イントによるトルクの変動を低減することができ、良好
な操舵フィーリングを得ることができる。
【0014】第3発明に係る電動式パワーステアリング
装置は、チルト調節が可能な操舵軸と、該操舵軸の操舵
に応じて駆動される操舵補助用のモータと、前記操舵軸
及び舵取機構の間に操舵軸側から順次介在される第1の
ユニバーサルジョイント、中間軸、第2のユニバーサル
ジョイント及び伝動軸と、前記モータの駆動回路を制御
する制御部とを備えた電動式パワーステアリング装置に
おいて、前記操舵軸のチルト調節量を検出する検出手段
と、前記操舵軸の操舵角度を検出する検出手段と、前記
操舵軸に加わる操舵トルクを検出するトルク検出手段と
を備えており、前記制御部は前記操舵トルクに応じてモ
ータ電流指令値を定める手段と、前記操舵角度に応じて
第1補正係数を定める手段と、前記第1補正係数と前記
モータ電流指令値とに基づいて第1補正モータ電流指令
値を演算する手段と、前記検出手段が検出したチルト調
節量に基づいて第2補正係数を定める手段と、前記第2
補正係数と前記第1補正モータ電流指令値とに基づいて
第2補正モータ電流指令値を演算する手段と、該手段に
より演算された第2補正モータ電流指令値に基づいて駆
動信号を前記駆動回路へ出力する駆動制御手段とを備え
ていることを特徴とする。
【0015】第3発明にあっては、操舵軸が操舵された
とき、操舵角度と、操舵トルクと、チルト調節量とが検
出手段によって夫々検出され、さらに、チルト調節量に
基づいて第1補正モータ電流指令値を補正することがで
きるため、ユニバーサルジョイント、及びチルト調節に
よるトルクの変動を低減することができ、良好な操舵フ
ィーリングを得ることができる。尚、テレスコピック調
節が可能な操舵軸を備え、そのテレスコピック調節によ
ってユニバーサルジョイントにおける連結角度が変化す
る操舵機構の場合、テレスコピック調節量に基づいて第
2補正係数を定めるようにしても良い。この場合も、第
3発明と同様の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る電動式パワーステアリング装置のレ
イアウト構成を示す模式図、図2は電動式パワーステア
リング装置の一部の縦断面図である。
【0017】電動式パワーステアリング装置は、図1、
図2に示すように、舵取りのための操舵輪1に結合され
る操舵軸2と、前記操舵輪1の操舵に応じて駆動される
操舵補助用のモータ5と、該モータ5の回転を中間軸8
に伝達する減速歯車機構(伝動手段)6と、前記操舵軸
2を中間軸8に連結する第1のユニバーサルジョイント
7と、前記中間軸8に第2のユニバーサルジョイント9
を介して連結されラックピニオン式の舵取機構10に繋
がる伝動軸(ピニオン軸)11と、前記モータ5の駆動
回路12を制御する制御部13とを備えている。
【0018】操舵軸2の周りには、前記操舵輪1を操舵
することによって回転する操舵軸2の回転角度を検出す
る舵角検出手段14を備える。中間軸8はトーションバ
ー3を有しており、また、中間軸8の周りには前記操舵
輪1を操舵することによって中間軸8に加わる操舵トル
クを前記トーションバー3に生じる捩れによって検出す
るトルク検出手段15が配置されており、該トルク検出
手段15が検出した操舵トルクに基づいて前記制御部1
3が前記駆動回路12を制御するようにしてある。
【0019】第1のユニバーサルジョイント7は前記操
舵軸2の下端に結合されたコ字形の第1のヨーク71
と、該ヨーク71に十字軸72を介して継合され、前記
中間軸8の上端に結合されたコ字形の第2のヨーク73
とを有している。また、第2のユニバーサルジョイント
9は前記中間軸8の下端に結合されたコ字形の第1のヨ
ーク91と、該ヨーク91に十字軸92を介して継合さ
れ、前記伝動軸11の上端に結合されたコ字形の第2の
ヨーク93とを有している。
【0020】このようにユニバーサルジョイント7,9
に連結された操舵軸2は車室に配置されるのに対して舵
取機構10に繋がる伝動軸11は車室の外部に配置され
るため、ユニバーサルジョイント7,9の夫々は前記一
対のヨーク71,73、91,93が前記十字軸72,
92を中心として曲がっており、この曲がり状態で前記
モータ5の回転が中間軸8に伝達され、さらに中間軸8
から伝動軸11に伝達される。
【0021】減速歯車機構6は、前記モータ5の駆動軸
に繋がるウォーム61と、前記中間軸8の途中に嵌合さ
れるウォームホイール62とを備えており、前記モータ
5の回転をウォーム61及びウォームホイール62から
中間軸8に伝達するようにしてある。
【0022】舵取機構10は前記伝動軸11の下端に設
けられたピニオン10aと、該ピニオン10aに噛合す
るラック歯10bを有し、左右の操向輪A,Aにナック
ルアーム10c,10cを介して連結されるラック軸1
0dとを備え、ラック軸10dの車体左右方向への移動
によりナックルアーム10c,10cを押し引きし、該
ナックルアーム10c,10cに支持された操向輪A,
Aを左右に操向させるものである。
【0023】図3は制御部のブロック図である。マイク
ロプロセッサを用いてなる前記制御部13の入力部に
は、前記操舵輪1の操舵角度及び操舵方向を検出するロ
ータリエンコーダ等の前記舵角検出手段14と、中間軸
8に加わる操舵トルクを検出するセンサを用いてなるト
ルク検出手段15と、車両の車速を検出するセンサを用
いてなる車速検出手段16とが接続されており、出力部
には前記駆動回路12が接続されている。
【0024】また、制御部13には、前記操舵トルクに
応じてモータ電流指令値を定める手段17と、前記操舵
角度に応じて第1補正係数を定める手段18と、前記第
1補正係数と前記モータ電流指令値とに基づいて第1補
正モータ電流指令値を演算する手段19と、該手段19
により演算された第1補正モータ電流指令値に基づいて
駆動信号を前記駆動回路12へ出力する駆動制御手段3
0とを設けてある。
【0025】モータ電流指令値を定める手段17は、前
記トルク検出手段15が検出した操舵トルクに応じて予
め作成されたマップを用いてモータ電流指令値を設定す
るようにしてある。このマップは前記操舵トルクの増加
に比例してモータ電流指令値を大きくするように作成さ
れた特性の一つを前記車速検出手段16が検出した車速
に応じて選択し、この選択された特性とトルク検出手段
15が検出した操舵トルクとに基づいて目標とするモー
タ電流指令値を出力し、図8のT4で示す目標トルクが
得られるように構成されている。
【0026】第1補正係数を定める手段18は、前記舵
角検出手段14が検出した操舵角度に応じて予め作成さ
れた操舵角度−補正係数マップを用いて補正係数を設定
するようにしてある。このマップの補正係数は、ユニバ
ーサルジョイント7,9によって発生するトルクの変動
(例えば図8のT2,T3参照)を修正し、図8のT4
で示す目標トルクが得られる値としてある。即ち、モー
タ電流指令値を補正しない場合、中間軸8に加わるトル
クは図8のT2となり、また、伝動軸11に加わるトル
クは図8のT3となり、目標トルクT4に対して大きく
変動することになるため、伝動軸11に加わるトルクT
3が目標トルクT4と等しくなる補正係数としてある。
【0027】図4はモータを駆動制御する制御部の動作
内容を示すフローチャートである。制御部13はエンジ
ンの始動に応じてその制御動作を開始し、操舵輪1が操
舵中立位置から左又は右へ操舵されることにより、舵角
検出手段14が検出した操舵輪1の操舵角度及び操舵方
向を読込む(S1)。次に車速検出手段16が検出した
車速を読込み(S2)、さらに、トルク検出手段15が
検出した操舵トルクを読込む(S3)。この読込んだ操
舵トルクが予め設定された所定値に到達したか否かを判
定する(S4)。この判定の結果、操舵トルクが所定値
を超えている場合、操舵トルク−補正係数マップから第
1補正係数を決定する(S5)。一方、前記操舵トルク
が所定値に到達していない場合、操舵補助が不必要であ
ると判定し、S1に戻る。
【0028】S5で決定された第1補正係数と、操舵ト
ルクに応じて設定されたモータ電流指令値との積が演算
され、モータ電流指令値が第1補正モータ電流指令値に
補正される(S6)。この補正された第1補正モータ電
流指令値に基づいて駆動信号が駆動制御手段30から駆
動回路12へ出力され(S7)、モータ5が駆動される
(S8)。
【0029】モータ5の駆動により減速歯車機構6、中
間軸8、第2のユニバーサルジョイント9及び伝動軸1
1を介して舵取機構10が駆動され、操舵補助を行う。
この操舵補助を行いつつ制御部13は舵角検出手段14
が検出した操舵角度を読込み(S9)、操舵輪1が継続
して操舵されているか、又は、操舵輪1が操舵されてい
ないかを判定し(S10)、この判定の結果、操舵輪1
が継続して操舵されている場合はS7へ戻り、また、直
進走行時等で前記操舵角度が所定値に到達していない場
合、S1に戻る。
【0030】以上の制御部13の動作により、本発明に
係る電動式パワーステアリング装置においては、操舵ト
ルクに応じて定められたモータ電流指令値を、舵角検出
手段14が検出した操舵角度に基づいて補正するため、
操舵輪1の操舵によって舵取りを行うとき、ユニバーサ
ルジョイント7,9によるトルクの変動を低減すること
ができ、良好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0031】実施の形態2 実施の形態2は実施の形態1に加えて前記操舵軸2が第
1のユニバーサルジョイント7を中心として車両の前後
方向へ揺動可能、換言すればチルト調節を可能としてあ
り、該操舵軸2のチルト調節量を検出する検出手段31
を備えており、さらに、前記制御部13は、前記検出手
段31が検出したチルト調節量に基づいて第2補正係数
を定める手段32と、前記第2補正係数と前記第1補正
モータ電流指令値とに基づいて第2補正モータ電流指令
値を演算する手段33と、前記手段19により演算され
た第1補正モータ電流指令値又は前記手段33により演
算された第2補正モータ電流指令値に基づいて駆動信号
を前記駆動回路12へ出力する駆動制御手段34とを有
しており、前記操舵軸2のチルト調節によるトルクの変
動を低減するようにしたものである。尚、操舵軸2のチ
ルト調節により操舵輪1の高さが変更される。
【0032】チルト調節量を検出する検出手段31は前
記操舵軸2のチルト調節域を臨む位置に配置されるセン
サを用いてなり、該検出手段31が前記制御部13の入
力部に接続されている。
【0033】第2補正係数を定める手段32は、前記検
出手段31が検出したチルト調節量に応じて予め作成さ
れたチルト調節量−補正係数マップを用いて補正係数を
設定するようにしてある。
【0034】図5、図6はモータを駆動制御する制御部
の動作内容を示す実施の形態2のフローチャートであ
る。制御部13はエンジンの始動に応じてその制御動作
を開始し、操舵輪1が操舵中立位置から左又は右へ操舵
されることにより、舵角検出手段14が検出した操舵輪
1の操舵角度及び操舵方向を読込む(S11)。次に車
速検出手段16が検出した車速を読込み(S12)、さ
らに、トルク検出手段15が検出した操舵トルクを読込
む(S13)。この読込んだ操舵トルクが予め設定され
た所定値に到達したか否かを判定する(S14)。この
判定の結果、操舵トルクが所定値を超えている場合、操
舵角度−補正係数マップから第1補正係数を決定する
(S15)。一方、前記操舵トルクが所定値に到達して
いない場合(S14でNO)、操舵補助が不必要である
と判定し、S11に戻る。
【0035】S15で決定された第1補正係数と、操舵
トルクに応じて設定されたモータ電流指令値との積が演
算され、モータ電流指令値が第1補正モータ電流指令値
に補正される(S16)。さらに、チルト調節量を検出
する検出手段31が検出したチルト調節量を読込み(S
17)、チルト調節量に基づいて第2補正係数を決定す
る(S18)。
【0036】S18で決定された第2補正係数と、第1
補正モータ電流指令値との積が演算され、第1補正モー
タ電流指令値が第2補正モータ電流指令値に補正される
(S19)。この補正された第2補正モータ電流指令値
に基づいて駆動信号が駆動制御手段34から駆動回路1
2へ出力され(S20)、モータ5が駆動される(S2
1)。
【0037】モータ5の駆動により減速歯車機構6、中
間軸8、第2のユニバーサルジョイント9及び伝動軸1
1を介して舵取機構10が駆動され、操舵補助を行う。
この操舵補助を行いつつ制御部13は舵角検出手段14
が検出した操舵角度及び操舵方向を読込み(S22)、
操舵輪1が継続して操舵されているか、又は、操舵輪1
が操舵されていないかを判定し(S23)、この判定の
結果、操舵輪1が継続して操舵されている場合はS18
へ戻り、また、直進走行時等で前記操舵角度が所定値に
到達していない場合(S23でNO)、S11に戻る。
【0038】以上の制御部13の動作により、本発明に
係る電動式パワーステアリング装置の実施の形態2にお
いては、操舵軸2に加えられる操舵トルクに応じて定め
られたモータ電流指令値を、操舵角度に基づいて補正
し、さらに、このモータ電流指令値を、操舵軸2のチル
ト調節量に基づいて補正するため、操舵輪1の操舵によ
って舵取りを行うとき、ユニバーサルジョイント7,9
に影響されることなく目標トルクを得ることができ、良
好な操舵フィーリングを得ることができる。
【0039】その他の構成及び作用効果は実施の形態1
と同様であるため、同様の構成については同じ符号を付
し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
【0040】尚、以上説明した実施の形態では、操舵軸
2自体の回転角度を検出したが、その他、前記中間軸8
の回転角度、又は、前記伝動軸11の回転角度を検出
し、この検出した回転角度を操舵軸2の回転角度として
もよい。
【0041】
【発明の効果】第1発明、第2発明によれば、ユニバー
サルジョイントによるトルクの変動を低減でき、操舵フ
ィーリングを改善することができる。
【0042】第3発明によれば、ユニバーサルジョイン
ト、及びチルト調節によるトルク変動を夫々低減でき、
操舵フィーリングを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
レイアウト構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
縦断面図である。
【図3】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
制御部のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電動式パワーステ
アリング装置のモータを駆動制御する制御部の動作内容
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る電動式パワーステ
アリング装置のモータを駆動制御する制御部の動作内容
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る電動式パワーステ
アリング装置のモータを駆動制御する制御部の動作内容
を示すフローチャートである。
【図7】従来の電動式パワーステアリング装置のレイア
ウト構成を示す模式図である。
【図8】操舵軸の操舵角度とトルクの変動との関係を示
す図である。
【符号の説明】
2 操舵軸 5 モータ 7 第1のユニバーサルジョイント 8 中間軸 9 第2のユニバーサルジョイント 10 舵取機構 11 伝動軸 13 制御部 14 舵角検出手段 15 トルク検出手段 17 モータ電流指令値を定める手段 18 第1補正係数を定める手段 19 第1補正モータ電流指令値を演算する手段 30 駆動制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵軸と、該操舵軸の操舵に応じて駆動
    される操舵補助用のモータと、前記操舵軸及び舵取機構
    の間に操舵軸側から順次介在される第1のユニバーサル
    ジョイント、中間軸、第2のユニバーサルジョイント及
    び伝動軸と、前記モータの駆動回路を制御する制御部と
    を備えた電動式パワーステアリング装置において、前記
    操舵軸の操舵角度を検出する検出手段を備えており、前
    記制御部は前記検出手段が検出した操舵角度に基づいて
    前記伝動軸に加わるトルクを補正すべき駆動信号を前記
    駆動回路へ出力する駆動制御手段を備えていることを特
    徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 操舵軸と、該操舵軸の操舵に応じて駆動
    される操舵補助用のモータと、前記操舵軸及び舵取機構
    の間に操舵軸側から順次介在される第1のユニバーサル
    ジョイント、中間軸、第2のユニバーサルジョイント及
    び伝動軸と、前記モータの駆動回路を制御する制御部と
    を備えた電動式パワーステアリング装置において、前記
    操舵軸の操舵角度を検出する検出手段と、前記操舵軸に
    加わる操舵トルクを検出するトルク検出手段とを備えて
    おり、前記制御部は前記操舵トルクに応じてモータ電流
    指令値を定める手段と、前記操舵角度に応じて第1補正
    係数を定める手段と、前記第1補正係数と前記モータ電
    流指令値とに基づいて第1補正モータ電流指令値を演算
    する手段と、該手段により演算された第1補正モータ電
    流指令値に基づいて駆動信号を前記駆動回路へ出力する
    駆動制御手段とを備えていることを特徴とする電動式パ
    ワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 チルト調節が可能な操舵軸と、該操舵軸
    の操舵に応じて駆動される操舵補助用のモータと、前記
    操舵軸及び舵取機構の間に操舵軸側から順次介在される
    第1のユニバーサルジョイント、中間軸、第2のユニバ
    ーサルジョイント及び伝動軸と、前記モータの駆動回路
    を制御する制御部とを備えた電動式パワーステアリング
    装置において、前記操舵軸のチルト調節量を検出する検
    出手段と、前記操舵軸の操舵角度を検出する検出手段
    と、前記操舵軸に加わる操舵トルクを検出するトルク検
    出手段とを備えており、前記制御部は前記操舵トルクに
    応じてモータ電流指令値を定める手段と、前記操舵角度
    に応じて第1補正係数を定める手段と、前記第1補正係
    数と前記モータ電流指令値とに基づいて第1補正モータ
    電流指令値を演算する手段と、前記検出手段が検出した
    チルト調節量に基づいて第2補正係数を定める手段と、
    前記第2補正係数と前記第1補正モータ電流指令値とに
    基づいて第2補正モータ電流指令値を演算する手段と、
    該手段により演算された第2補正モータ電流指令値に基
    づいて駆動信号を前記駆動回路へ出力する駆動制御手段
    とを備えていることを特徴とする電動式パワーステアリ
    ング装置。
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