JP2003205483A - ロボットシステム及びロボット装置の制御方法 - Google Patents

ロボットシステム及びロボット装置の制御方法

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JP2003205483A
JP2003205483A JP2002136327A JP2002136327A JP2003205483A JP 2003205483 A JP2003205483 A JP 2003205483A JP 2002136327 A JP2002136327 A JP 2002136327A JP 2002136327 A JP2002136327 A JP 2002136327A JP 2003205483 A JP2003205483 A JP 2003205483A
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JP2002136327A
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Kazuo Ishii
和夫 石井
Satoshi Kamoto
聡 嘉本
Susumu Oikawa
晋 及川
Kazuyuki Iijima
和幸 飯島
Yuko Iijima
祐子 飯島
Noriyuki Fukushima
紀行 福島
Seiichi Takamura
成一 高村
Jun Hiroi
順 広井
Nozomi Ikeda
望 池田
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Sony Corp
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    • B25J13/00Controls for manipulators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/004Artificial life, i.e. computing arrangements simulating life
    • G06N3/008Artificial life, i.e. computing arrangements simulating life based on physical entities controlled by simulated intelligence so as to replicate intelligent life forms, e.g. based on robots replicating pets or humans in their appearance or behaviour
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    • A63H11/00Self-movable toy figures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、より一層エンターテインメント性を
向上させることを目的とする。 【解決手段】複数のロボット装置が自律的に行動するロ
ボットシステムにおいて、各ロボット装置は無線通信手
段を有し、ロボット装置同士で会話する際、当該会話の
内容をコマンド及び又はセマンティクスとして双方の無
線通信手段を介してロボット装置に送受信するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットシステム、
ロボット装置及びその制御方法に関し、例えばロボット
を無線遠隔操作できるようになされたロボットシステ
ム、ロボット装置及びその制御方法に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、本願特許出願人により4足歩行型
のロボットが開発され、商品化されている。かかるロボ
ットは、一般家庭でペットとして飼育される犬や猫に似
せた外観形状を有し、ユーザからの指令や周囲の状況な
どに応じて自律的に行動し得るようになされたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
移動型のロボットを無線等により遠隔操作できるように
されたロボットシステムが多く見受けられるようになっ
てきた。そしてこのようなロボットシステムの中には、
遠隔操作用のソフトウェアをインストールした遠隔操作
用端末を用いて、単にロボットを遠隔操作するのみなら
ず、ロボット1同士で会話を成立させたり、ロボット1
同士で動作及び行動パターンを同期させたりできれば非
常に好ましい。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、より一層エンターテインメント性を向上することが
できるロボットシステム、ロボット装置及びその制御方
法を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数のロボット装置が自律的に行
動するロボットシステムにおいて、各ロボット装置は無
線通信手段を有し、ロボット装置同士で会話する際、当
該会話の内容をコマンド及び又はセマンティクスとして
双方の無線通信手段を介してロボット装置に送受信する
ようにした。
【0006】この結果このロボットシステムでは、ロボ
ット装置同士で会話内容をコマンド及び又はセマンディ
クスとして送り合うことにより、ロボット装置同士であ
たかも人間関係のようなコミュニケーションを行うこと
ができる。
【0007】また本発明においては、複数のロボット装
置のうち選択されたロボット装置を無線通信により遠隔
操作する遠隔操作装置を有し、遠隔操作装置は、操作対
象である各ロボット装置から送信される会話内容を画面
表示するようにした。
【0008】この結果このロボットシステムでは、ロボ
ット装置同士の会話内容をユーザが目視確認することが
でき、ロボット装置同士でユーザを交えた有意義なコミ
ュニケーションを実現することができる。
【0009】さらに本発明においては、自律的に行動す
るロボット装置の制御方法において、ロボット装置同士
で会話する際、当該会話の内容をコマンド及び又はセマ
ンティクスとして無線通信を介して双方のロボット装置
に送受信するようにした。
【0010】この結果このロボット装置の制御方法で
は、ロボット装置同士で会話内容をコマンド及び又はセ
マンディクスとして送り合うことにより、ロボット装置
同士であたかも人間関係のようなコミュニケーションを
行うことができる。
【0011】さらに本発明においては、ロボット装置か
ら送信される会話内容を、当該ロボット装置を無線通信
により遠隔操作する遠隔操作装置に画面表示させるよう
にした。
【0012】この結果このロボットの制御方法では、ロ
ボット装置同士の会話内容をユーザが目視確認すること
ができ、ロボット装置同士でユーザを交えた有意義なコ
ミュニケーションを実現することができる。
【0013】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に
基づく無線通信を行うロボットシステムにおいて、各ロ
ボット装置は、無線通信規格に基づく無線通信を行うた
めの端末手段を設け、いずれか一のロボット装置の端末
手段が、所定の時間タイミングで接続要求を発信し、当
該接続要求を受信した他のロボット装置の端末手段が応
答を返信したとき、双方のロボット装置の端末手段は、
無線通信の接続を確立した後、相互にロボット装置に固
有の名刺情報を送受信するようにした。さらに無線通信
規格に基づく無線通信を行うための端末手段を有する無
線端末装置を設けた場合も、無線通信の接続を確立した
後、無線端末装置の端末手段は当該無線端末装置に固有
の名刺情報をロボット装置の端末手段に送信する一方、
ロボット装置の端末手段は当該ロボット装置に固有の名
刺情報を無線端末装置の端末手段に送信するようにし
た。
【0014】この結果このロボットシステムでは、通信
可能範囲に存在するロボット装置同士やロボット装置及
び無線端末装置について、ユーザの操作を全く必要とす
ることなく容易かつ自然に名刺情報をやり取りすること
ができる。
【0015】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無
線通信規格に基づく無線通信を行うロボットシステムに
おいて、ロボット装置は、無線通信規格に基づく無線通
信を行うための端末手段と、発話内容を表す文字データ
を端末手段を介して外部出力する発話出力手段とを設
け、無線端末装置は、無線通信規格に基づく無線通信を
行うための端末手段と、当該端末手段を介して得られた
文字データに基づくロボット装置の発話内容を表示する
表示手段とを設けるようにした。
【0016】この結果このロボットシステムでは、無線
端末装置を使用するユーザは、ロボット装置と容易にコ
ミュニケーションをとって親近感を向上させることがで
きる。
【0017】さらに本発明においては、ロボット装置
は、外部状況におけるユーザの存在を検知するセンサ手
段を設け、無線端末装置の端末手段とロボット装置の端
末手段との間で無線通信の接続を確立している間に、セ
ンサ手段がユーザを検知した場合には、発話出力手段
は、発話内容を表す文字データを端末手段を介して外部
出力するようにした。
【0018】この結果このロボットシステムでは、ユー
ザはあたかも人間が自分に問い掛けているかのような驚
きと楽しみを得ることができたり、ユーザとロボット装
置とのインタラクションをより向上させたりすることが
できる。
【0019】さらに本発明においては、ロボット装置
は、センサ手段の検知結果に基づいて、端末手段による
無線通信の接続の切断又は再開を制御する制御手段を設
け、無線端末装置の端末手段とロボット装置の端末手段
との間で無線通信の接続を確立している間に、所定時間
内にセンサ手段がユーザを検知しない場合には、制御手
段は、所定の時間間隔で無線通信の接続の切断又は再開
を繰り返すようにした。
【0020】この結果このロボットシステムでは、ユー
ザの意思を尊重しながら無線端末装置のバッテリの消費
量を極力低減させることができる。
【0021】さらに本発明においては、ロボット装置
は、物理的、光学的及び又は音響的な動作を発現するた
めの動作発現手段を設け、動作発現手段は、発話出力手
段が出力する文字データに基づく発話内容に合わせた動
作を発現するようにした。
【0022】この結果このロボットシステムでは、無線
端末装置を使用するユーザによって表示された発話内容
を目視するのみならず、ロボット装置の動作を体感する
ことができ、より一層ロボット装置に対して満足感及び
親近感を与えることができる。
【0023】さらに本発明においては、ロボット装置の
発話出力手段は、外部及び又は内部の状況に応じて生成
したロボット装置の行動の状態に応じて次の出力行動を
決定するための規定でなる行動決定情報に従って、文字
データに基づく発話内容を設定するようにした。
【0024】この結果このロボットシステムでは、発話
内容をロボット装置の行動に合わせたことにより、より
リアルな生物のようにロボット装置を表現させることが
でき、ユーザに満足感を与えることができる。
【0025】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に
基づく無線通信を行うロボットシステムにおいて、各ロ
ボット装置は、無線通信規格に基づく無線通信を行うた
めの端末手段と、発話内容を表す文字データを端末手段
を介して外部出力する発話出力手段とを設け、無線端末
装置は、無線通信規格に基づく無線通信を行うための端
末手段と、当該端末手段を介して得られた文字データに
基づくロボット装置の発話内容を表示する表示手段とを
設け、ロボット装置の端末手段間で無線通信の接続を確
立している間、無線端末装置の表示手段は、双方のロボ
ット装置の発話出力手段から出力される文字データに基
づく発話内容を表示するようにした。
【0026】この結果このロボットシステムでは、無線
端末装置を使用するユーザは、ロボット装置同士の世界
をのぞき見するといった楽しみを得ることができる。
【0027】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無
線通信規格に基づく無線通信を行うロボットシステムに
おいて、ロボット装置に物理的な働きかけを行いながら
無線端末装置を登録するようにした。
【0028】この結果このロボットシステムでは、無線
端末装置についての操作上のセキュリティや無線通信の
接続の容易さを確保することができる。
【0029】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現し、無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基
づく無線通信を行うロボット装置において、無線通信規
格に基づく無線通信を行うための端末手段と、発話内容
を表す文字データを端末手段を介して外部出力する発話
出力手段とを設けるようにした。
【0030】この結果このロボット装置では、無線端末
装置を使用するユーザは、当該ロボット装置と容易にコ
ミュニケーションをとって親近感を向上させることがで
きる。
【0031】さらに本発明においては、外部状況におけ
るユーザの存在を検知するセンサ手段を設け、無線端末
装置の端末手段とロボット装置の端末手段との間で無線
通信の接続を確立している間に、センサ手段がユーザを
検知した場合には、発話出力手段は、発話内容を表す文
字データを端末手段を介して外部出力するようにした。
【0032】この結果このロボット装置では、ユーザは
あたかも人間が自分に問い掛けているかのような驚きと
楽しみを得ることができたり、ユーザとロボット装置と
のインタラクションをより向上させたりすることができ
る。
【0033】さらに本発明においては、センサ手段の検
知結果に基づいて、端末手段による無線通信の接続の切
断又は再開を制御する制御手段を設け、無線端末装置の
端末手段とロボット装置の端末手段との間で無線通信の
接続を確立している間に、所定時間内にセンサ手段がユ
ーザを検知しない場合には、制御手段は、所定の時間間
隔で無線通信の接続の切断又は再開を繰り返すようにし
た。
【0034】この結果このロボット装置では、ユーザの
意思を尊重しながら無線端末装置のバッテリの消費量を
極力低減させることができる。
【0035】さらに本発明においては、物理的、光学的
及び又は音響的な動作を発現するための動作発現手段を
設け、動作発現手段は、発話出力手段が出力する文字デ
ータに基づく発話内容に合わせた動作を発現するように
した。
【0036】この結果このロボット装置では、無線端末
装置を使用するユーザによって表示された発話内容を目
視するのみならず、ロボット装置の動作を体感すること
ができ、より一層ロボット装置に対して満足感及び親近
感を与えることができる。
【0037】さらに本発明においては、発話出力手段
は、外部及び又は内部の状況に応じて生成したロボット
装置の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するため
の規定でなる行動決定情報に従って、文字データに基づ
く発話内容を設定するようにした。
【0038】この結果このロボット装置では、発話内容
をロボット装置の行動に合わせたことにより、よりリア
ルな生物のようにロボット装置を表現させることがで
き、ユーザに満足感を与えることができる。
【0039】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現し、無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基
づく無線通信を行うロボット装置において、外部状況を
検知するセンサ手段と、センサ手段の検知要求を表す文
字データを無線端末装置に送信する発話出力手段とを設
け、センサ手段の検知結果に基づいて無線端末装置を登
録するようにした。
【0040】この結果このロボット装置では、無線端末
装置についての操作上のセキュリティや無線通信の接続
の容易さを確保することができる。
【0041】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に
基づく無線通信を行うロボット装置の制御方法におい
て、いずれか一のロボット装置が、所定の時間タイミン
グで接続要求を発信し、当該接続要求を受信した他のロ
ボット装置が応答を返信したとき、双方のロボット装置
は、無線通信の接続を確立した後、相互にロボット装置
に固有の名刺情報を送受信するようにした。さらに無線
端末装置は、無線通信の接続を確立した後、当該無線端
末装置に固有の名刺情報をロボット装置に送信する一
方、ロボット装置は当該ロボット装置に固有の名刺情報
を無線端末装置に送信するようにした。
【0042】この結果このロボットの制御方法では、通
信可能範囲に存在するロボット装置同士やロボット装置
及び無線端末装置について、ユーザの操作を全く必要と
することなく容易かつ自然に名刺情報をやり取りするこ
とができる。
【0043】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無
線通信規格に基づく無線通信を行うロボット装置の制御
方法において、ロボット装置は、発話内容を表す文字デ
ータを無線端末装置に送信する第1のステップと、無線
端末装置は、ロボット装置から得られた文字データに基
づく当該ロボット装置の発話内容を表示する第2のステ
ップとを設けるようにした。
【0044】この結果このロボットの制御方法では、無
線端末装置を使用するユーザは、ロボット装置と容易に
コミュニケーションをとって親近感を向上させることが
できる。
【0045】さらに本発明においては、無線端末装置と
ロボット装置との間で無線通信の接続を確立している間
に、ロボット装置が外部状況におけるユーザの存在を検
知した場合には、当該ロボット装置は、発話内容を表す
文字データを無線端末装置に送信するようにした。
【0046】この結果このロボットの制御方法では、ユ
ーザはあたかも人間が自分に問い掛けているかのような
驚きと楽しみを得ることができたり、ユーザとロボット
装置とのインタラクションをより向上させたりすること
ができる。
【0047】さらに本発明においては、無線端末装置と
ロボット装置との間で無線通信の接続を確立している間
に、ロボット装置が所定時間内にユーザを検知しない場
合には、ロボット装置は無線端末装置に対して所定の時
間間隔で無線通信の接続の切断又は再開を繰り返すよう
にした。
【0048】この結果このロボットの制御方法では、ユ
ーザの意思を尊重しながら無線端末装置のバッテリの消
費量を極力低減させることができる。
【0049】さらに本発明においては、ロボット装置
は、文字データに基づく発話内容にあわせた物理的、光
学的及び又は音響的な動作を発現するようにした。
【0050】この結果このロボットの制御方法では、無
線端末装置を使用するユーザによって表示された発話内
容を目視するのみならず、ロボット装置の動作を体感す
ることができ、より一層ロボット装置に対して満足感及
び親近感を与えることができる。
【0051】さらに本発明においては、ロボット装置
は、外部及び又は内部の状況に応じて生成したロボット
装置の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するため
の規定でなる行動決定情報に従って、文字データに基づ
く発話内容を設定するようにした。
【0052】この結果このロボットの制御方法では、発
話内容をロボット装置の行動に合わせたことにより、よ
りリアルな生物のようにロボット装置を表現させること
ができ、ユーザに満足感を与えることができる。
【0053】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に
基づく無線通信を行うロボット装置の制御方法におい
て、ロボット装置間で無線通信の接続を確立している
間、無線端末装置は、双方のロボット装置から出力され
る文字データに基づく発話内容を表示するようにした。
【0054】この結果このロボットの制御方法では、無
線端末装置を使用するユーザは、ロボット装置同士の世
界をのぞき見するといった楽しみを得ることができる。
【0055】さらに本発明においては、自律的に行動を
発現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無
線通信規格に基づく無線通信を行うロボット装置の制御
方法において、ロボット装置に物理的な働きかけを行い
ながら無線端末装置を登録するようにした。
【0056】この結果このロボットの制御方法では、無
線端末装置についての操作上のセキュリティや無線通信
の接続の容易さを確保することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0058】(1)ロボット1の構成 図1において、1は全体として本実施の形態によるロボ
ットを示し、胴体部ユニット2の前後左右にそれぞれ脚
部ユニット3A〜3Dが連結されると共に、胴体部ユニ
ット2の前端部に頭部ユニット4が連結されることによ
り構成されている。
【0059】この場合胴体部ユニット2には、図2に示
すように、このロボット1全体の動作を制御するコント
ローラ10と、このロボット1の動力源としてのバッテ
リ11と、バッテリセンサ12及び加速度センサ13な
どの各種センサなどが収納されると共に、幾つかのタッ
チセンサ14(14A〜14D)及びLED(LightEmi
tting Diode)15(15A〜15D)と、専用のメモ
リカード及びPC(Personal Computer)カード用の各
スロット(図示せず)となどがそれぞれ胴体部ユニット
2の所定位置にそれぞれ配設されている。
【0060】また頭部ユニット4には、このロボット1
の「耳」に相当するマイクロホン16、「目」に相当す
るCCD(Charge Coupled Device )カメラ17、距離
センサ18、フェイスタッチセンサ19及びヘッドタッ
チセンサ20などの各種センサと、「口」に相当するス
ピーカ21となどがそれぞれ所定位置に配置されると共
に、頂上部にリトラクタブルヘッドライト22が飛出し
及び収納自在に配置され、かつ中段部の周囲に沿って一
定間隔で複数のLED23が配設されている。
【0061】さらに各脚部ユニット3A〜3Dの膝関節
や、各脚部ユニット3A〜3D及び胴体部ユニット2を
それぞれ連結する各肩関節、頭部ユニット4及び胴体部
ユニット2を連結する首関節、並びにリトラクタブルヘ
ッドライト22の開閉駆動部(図示せず)などには、そ
れぞれ自由度数分や必要数のアクチュエータ24〜2
及びこれらアクチュエータ24〜24とそれぞ
れ対をなすポテンショメータ25〜25が配設され
ている。
【0062】そして頭部ユニット4のマイクロホン16
は、ユーザから与えられる「歩け」、「伏せ」又は「ボ
ールを追いかけろ」などの音声入力や、その他の音声及
びその他種々の音を集音し、得られた音声信号S1をコ
ントローラ10に送出する。またCCDカメラ17は、
周囲を撮像し、得られた画像信号S2をコントローラ1
0に送出し、距離センサ18は、前方の障害物までの距
離を測定し、測定結果を距離測定信号S3としてコント
ローラ10に送出する。
【0063】さらにフェイスタッチセンサ19は、ユー
ザの押圧操作を検出して、検出結果を操作検出信号S4
としてコントローラ10に送出する。またヘッドタッチ
センサ20は、図1において明らかなように、頭部ユニ
ット4の右側に揺動自在に配設されたレバーが前後方向
(矢印x方向又はこれと逆方向)に倒されたときにこれ
を検出して、検出結果を操作検出信号S4としてコント
ローラ10に送出する。
【0064】一方、胴体部ユニット2のバッテリセンサ
12は、バッテリ11のエネルギ残量を検出し、検出結
果をバッテリ残量検出信号S5としてコントローラ10
に送出する。また加速度センサ13は、図1におけるロ
ボット1の矢印x方向、y方向及びz方向の加速度を検
出し、検出結果を加速度検出信号S6としてコントロー
ラ10に送出する。
【0065】さらに胴体部ユニット2に配設された各タ
ッチセンサ14(14A〜14D)は、それぞれユーザ
の押圧操作を検出し、検出結果を操作検出信号S7とし
てコントローラ10に送出する。
【0066】さらに各ポテンショメータ25〜25
は、それぞれ対応するアクチュエータ24〜24
出力軸の回転角度を検出し、それぞれ検出結果を角度検
出信号S8〜S8としてコントローラ10に送出す
る。
【0067】コントローラ10は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びR
AM(Random Access Memory)を含むマイクロコンピュ
ータ構成でなり、予め装填された外部メモリに格納され
ている制御プログラムや、後述の各種モーションファイ
ル、音声ファイル及びLEDファイル等の制御データに
従ってこのロボット1の動作を制御する。
【0068】実際上、コントローラ10は、例えば自律
モード用の制御データが格納された外部メモリ26(以
下、これを自律モード用メモリ26Aと呼ぶ)が装填さ
れている場合、マイクロホン16からの音声信号S1、
CCDカメラ17からの画像信号S2及び距離センサ1
8からの距離測定信号S3、並びにフェイスタッチセン
サ19及びヘッドタッチセンサ20からの操作検出信号
S4(以下、適宜これらをまとめて外部情報信号と呼
ぶ)と、バッテリセンサ12からのバッテリ残量信号S
5、加速度センサ13からの加速度検出信号S6及び各
ポテンショメータ25〜25からの角度検出信号S
〜S8(以下、適宜これらをまとめて内部情報信
号と呼ぶ)とに基づいて、外部及び内部の状態や、ユー
ザからの指令及び働きかけの有無などを判断する。
【0069】そしてコントローラ10は、この判断結果
と、自律モード用メモリカード26Aに格納されている
制御プログラムとに基づいて続く行動を決定し、当該決
定結果に基づき必要に応じて、自律モード用メモリカー
ド26Aに格納された各種動作パターンごとの制御デー
タでなるモーションファイルの中から対応するモーショ
ンファイルを再生し、かくして得られた制御データに基
づいて対応するアクチュエータ24〜24に駆動信
号S9〜S9を送出してこれを駆動させることによ
り、頭部ユニット4を上下左右に振らせたり、リトラク
タブルヘッドライト22を飛び出させてこれを点灯させ
たり、各脚部ユニット3A〜3Dを駆動して歩行させる
などの各種動作や、一連の動作からなる各種行動を行わ
せる。
【0070】またこの際コントローラ10は、必要に応
じて自律モード用メモリカード26Aに格納されている
各種音声ファイルの中から対応する音声ファイルを再生
し、かくして得られた音声信号S10をスピーカ21に
与えることにより当該音声信号S10に基づく音声を外
部に出力させる。同様に、この際コントローラ10は、
必要に応じて自律モード用メモリカード26Aに格納さ
れている胴体部ユニット2の各LED15や頭部ユニッ
ト4の各LED23の各種点滅パターンごとのLEDフ
ァイルの中から対応するLEDファイルを再生し、かく
して得られた制御データに基づいてLED15、23を
対応するパターンで点滅駆動する。
【0071】このようにしてこのロボット1において
は、コントローラ10の制御のもとに、装填された外部
メモリカード26に格納された制御プログラムや各種デ
ータファイルに応じた動作や行動を行い得るようになさ
れている。
【0072】なおこのロボット1の場合、各脚部ユニッ
ト3A〜3D及び頭部ユニット4においては、それぞれ
規格化された図示しない所定形態のコネクタを介して胴
体部ユニット2に物理的及び電気的に接続されており、
かくしてこれら各脚部ユニット3A〜3D及び頭部ユニ
ット4をそれぞれかかるコネクトを有する他の形態のも
のとユニット単位で自在に交換し得るようになされてい
る。
【0073】この場合、このように脚部ユニット3A〜
3D及び頭部ユニット4を交換自在とするときには、脚
部ユニット3A〜3Dや頭部ユニット4の形態ごとにモ
ーメントや関節角のデフォルト値等が異なってくるた
め、ロボット1に同じ動作を発現させる場合において
も、胴体部ユニット2に取り付けられた脚部ユニット3
A〜3Dや頭部ユニット4の形態に応じて、その形態に
適した制御が必要となる。
【0074】そこでこの実施の形態の場合、脚部ユニッ
ト3A〜3D及び頭部ユニット4の内部には、それぞれ
その脚部ユニット3A〜3D又は頭部ユニット4がどの
形態のものであるかを示す識別データが記憶されたメモ
リ(図示せず)が収納されると共に、自律モード用メモ
リ26Aには、各種脚部ユニット3A〜3D及び頭部ユ
ニット4について、コントローラ10がその形態に応じ
た制御を行うための形態ごとの補正データがその形態の
識別データと対応付けて格納されている。
【0075】これによりこのロボット1においては、胴
体部ユニット2に取り付けられた頭部ユニット4や脚部
ユニット3A〜3Dの種別に関わりなく、その頭部ユニ
ット4や脚部ユニット3A〜3D内のメモリに格納され
た識別データと、自律モード用メモリカード26Aに格
納された各種補正データとに基づいて、コントローラ1
0がそのときのロボット1の形態に応じた適切な制御を
行い得るようになされている。
【0076】(2)本実施の形態によるロボットシステ
ムの構成ここで図3は、上述のロボット1と、当該ロボ
ット1のユーザが所有するパーソナルコンピュータ31
とから構成される本実施の形態によるロボットシステム
30を示すものであり、パーソナルコンピュータ31を
用いてかかるロボット1を無線遠隔操作することができ
るようになされている。
【0077】この場合パーソナルコンピュータ31とし
ては、図4に示すように、CPU32、ROM33、R
AM34、PCカードスロット35、ハードディスク装
置36、画像表示処理部37及びモニタ38等を有する
汎用のものが用いられる。
【0078】そしてこのパーソナルコンピュータ31に
は、例えばCD(Compact Disc)−ROM39(図3)
に記録されて提供される、このロボットシステム30全
体としてかかる機能を発揮させるためのアプリケーショ
ンソフトウェア(以下、これをPC用遠隔操作ソフトと
呼ぶ)がインストールされると共に、例えばブルートゥ
ース(Bluetooth)等の所定の無線通信規格に対応した
無線LANカード40が装着される。
【0079】またロボット1には、当該ロボット1を無
線遠隔操作できるようにするための遠隔操作モード用の
ソフトウェア(以下、これをロボット用遠隔操ソフトと
呼ぶ)や、必要な動作や行動をロボット1に発現させる
ための制御プログラム並びに各種モーションファイル、
音声ファイル及びLEDファイル等が格納された外部メ
モリ26(以下、これを遠隔操作モード用メモリ26B
と呼ぶ)と、パーソナルコンピュータ31の無線LAN
カード40と対をなす無線LANカード41とが装着さ
れる。
【0080】そしてロボット1は、遠隔操作モード用メ
モリ26Bが装填された後電源が投入されると、当該遠
隔操作モード用メモリ26Bからロボット用遠隔操ソフ
トを読み出し、これを内部メモリ10A(図2)に展開
することにより遠隔操作モードで起動する。
【0081】またロボット1は、この遠隔操作モード
時、マイクロホン16(図2)からの音声信号S1に基
づく音声情報、CCDカメラ17(図2)からの画像信
号S2に基づく画像情報、距離センサ18(図2)から
の距離測定信号S3に基づく距離測定情報、及び各タッ
チセンサ14(14A〜14D)、19、20(図2)
からの操作検出信号S7、S4に基づく操作検出情報な
どの外部センサ情報と、バッテリセンサ12(図2)か
らのバッテリ残量信号S5に基づくバッテリ残量情報、
加速度センサ13(図2)からの加速度検出信号S6に
基づく加速度検出情報及び各ポテンショメータ25
25(図2)からの角度検出信号S8〜S8に基
づく角度検出情報などの内部センサ情報と、これら外部
センサ情報及び内部センサ情報(以下、適宜これらをま
とめてセンサ情報と呼ぶ)に基づきそのときロボット1
が認識している各種認識情報等のうち、パーソナルコン
ピュータ31から要求のあったものを無線LANカード
41を介して順次パーソナルコンピュータ31に送信す
る。
【0082】一方、パーソナルコンピュータ31は、P
C用遠隔操作ソフトの起動時、当該PC用遠隔操作ソフ
トと、ロボット1から順次送信される各種情報とに基づ
く所定のGUI(Graphical User Interface)でなるコ
ントロールパネルをモニタ38上に表示する。
【0083】かくしてユーザは、このコントロールパネ
ルを用い、マウス、キーボード又はジョイステック等を
操作することによりロボット1に行わせるべき各種動作
を指定することができる。
【0084】そしてパーソナルコンピュータ31は、コ
ントロールパネル上の所定動作や所定行動と対応付けら
れたボタン等が操作されると、これに応じたコマンドを
無線LANカード40を介してロボット1に送信する。
【0085】このときロボット1は、パーソナルコンピ
ュータ31からのコマンド等を無線LANカード41を
介して受信すると、ロボット用遠隔操作ソフトに基づい
て、必要に応じて対応するモーションファイル、音声フ
ァイル及び又はLEDファイルを再生することによりそ
のコマンドに対応する動作を発現する。
【0086】このようにしてこのロボットシステム30
においては、ユーザがパーソナルコンピュータ31を用
いてロボット1を遠隔操作し得、これによりロボット1
のエンターテイメント性をより向上し得るようになされ
ている。
【0087】(3)コミュニケータ50の構成 かかる構成に加えて、図3に示すロボットシステムで
は、ロボット1をパーソナルコンピュータ31を用いて
無線遠隔操作するのみならず、図5に示すような携帯型
のコミュニケータ(又は「ビューア」とも呼ぶ)50を
用いてロボット1を無線遠隔操作するようになされてい
る。
【0088】このコミュニケータ50は、全体として平
板状の直方体でなる本体部50Aを有し、表面には、上
側に画像や文字等を表示する表示部51が設けられ、当
該表示部51の下側には各種の機能が割り当てられた押
圧式のボタン群でなる操作部52が設けられている。
【0089】この操作部52では、ボタン群として、中
央部分に各種の設定状態を決定するための決定キー52
Aが配置され、当該決定キー52Aを上下左右に取り囲
むようにカーソルキー52Bが独立して配置されてい
る。当該カーソルキー52Bの左右上段には、所定機能
が割り当てられたリザーブキー52C、52Dがそれぞ
れ配置され、当該カーソルキー52Bの中央上段には、
メインメニュー又は直前の表示画面に切り換えるための
切換えキー52Eが配置され、当該カーソルキー52B
の右下段には、電源をオン又はオフ状態にするための電
源キー52Fが配置されている。
【0090】また本体部50Aの下端面には、いわゆる
USB(Universal Serial Bus)用のコネクタ53が設
けられ、USBケーブル(図示せず)を介してパーソナ
ルコンピュータ31(図3)と接続できるようになされ
ている。
【0091】さらに本体部50Aの裏面には、スピーカ
の放音用の開口50AHが形成されると共に、バッテリ
を装填又は抜脱するためのバッテリカバー50ACが着
脱自在に取り付けられている。
【0092】図9にコミュニケータ50の内部構成を示
す。コミュニケータ50は、液晶画面を有する表示部5
1と、当該表示部51とバス55を介して接続されたフ
ラッシュメモリ56と、プログラム用ROM及びRAM
57と、CPU58と、スピーカ59と、送受信部60
と、USBドライバ61とからなり、例えばボタン電池
等でなるバッテリ62が駆動源として内蔵されている。
【0093】CPU58は、ロボット1やパーソナルコ
ンピュータ31からのデータ入力又は操作部52の入力
操作に応じて、フラッシュメモリ56内に格納されてい
る各種プログラムの中から対応するプログラムを読み出
してこれをプログラム用ROM及びRAM57に展開
し、このプログラムに従って各種制御処理を実行する。
【0094】また送受信部60は、例えばブルートゥー
ス(Bluetooth)等の無線LAN方式で各種データをや
り取りするLAN制御部60Aと、CPU58の制御の
もとバスを介してLAN制御部60Aに送られるデータ
を送受信するアンテナ端子60Bとからなる。
【0095】(4)コントローラ10の処理 次にこのロボット1におけるコントローラ10(図2)
の具体的な処理について説明する。
【0096】コントローラ10は、メモリ10Aに格納
された制御プログラムに従って上述のような各種処理を
実行する。そしてかかるコントローラ10の処理内容を
機能的に分類すると、図7に示すように、外部及び内部
の状態を認識する状態認識部70と、状態認識部70の
認識結果に基づいて感情及び本能の状態を決定する本能
感情部71と、状態認識部70の認識結果及び本能感情
部71の出力に基づいて続く行動を決定する行動選択部
72と、行動選択部72の決定結果に基づいて次回から
の各種行動の発現確率を上昇又は低下させる学習成長部
73と、行動選択部72の決定結果に応じた行動を選択
してロボット1及び又はコミュニケータ50に反映させ
るコマンド変換部74と、コマンド変換部74及び状態
認識部70の出力に基づいて会話コンテンツの出力を行
う会話管理部75とに分けることができる。
【0097】以下、これら状態認識部70、本能感情部
71、行動選択部72、学習成長部73、コマンド変換
部74及び会話管理部75について詳細に説明する。
(4−1)状態認識部70の構成
【0098】状態認識部70は、図2において上述した
外部情報信号S1〜S4と内部情報信号S5、S6、S
〜S8とに基づいて特定の状態を認識し、認識結
果を状態認識情報S20として本能感情部71及び行動
選択部72に通知する。
【0099】実際上、状態認識部70は、CCDカメラ
17(図2)から与えられる画像信号S2を常時監視
し、当該画像信号S2に基づく画像内に例えば「赤い丸
いもの」や、「垂直な平面」を検出したときには、「ボ
ールがある」、「壁がある」と認識し、認識結果を本能
感情部71及び行動選択部72に通知する。
【0100】また状態認識部70は、マイクロホン16
(図2)から与えられる音声信号S1を常時監視し、当
該音声信号S1に基づいて「歩け」、「伏せ」、「ボー
ルを追いかけろ」などの指令音が入力されたことを認識
すると、かかる認識結果を本能感情部71及び行動選択
部72さらには会話管理部75に通知する。
【0101】さらに状態認識部70は、フェイスタッチ
センサ19、ヘッドタッチセンサ20及び各タッチセン
サ14(14A〜14D)(図2)から与えられる操作
検出信号S4、S7を常時監視し、当該操作検出信号S
4、S7に基づいて所定の閾値以上のかつ短時間(例え
ば2秒未満)の圧力を検出したときには「叩かれた(叱
られた)」と認識し、所定の閾値未満のかつ長時間(例
えば2秒以上)の圧力を検出したときには「撫でられた
(誉められた)」と認識し、認識結果を本能感情部71
及び行動選択部72に通知する。
【0102】(4−2)本能感情部71の構成 本能感情部71は、「喜び」、「悲しみ」、「驚き」、
「恐怖」、「嫌悪」及び「怒り」の合計6つの情動につ
いて、各情動ごとにその情動の強さを表すパラメータを
保持している。そして本能感情部71は、これら各情動
のパラメータ値を、それぞれ状態認識部70から状態認
識情報S20として与えられる「叩かれた」及び「撫で
られた」などの特定の認識結果と、後述のように行動選
択部72から与えられる決定された出力行動を表す行動
決定情報S21と、経過時間となどに基づいて順次更新
する。
【0103】具体的に本能感情部71は、状態認識情報
S20に基づき得られる認識結果及び行動決定情報S2
1に基づく出力行動がその情動に対して作用する度合い
(予め設定されている)と、他の情動から受ける抑制及
び刺激の度合いと、経過時間となどに基づいて所定の演
算式により算出されるその情動の変化量をΔE〔t〕、
現在のその情動のパラメータ値をE〔t〕、認識結果等
に応じてその情動を変化させる割合を表す係数をkeと
して、所定周期で次式
【0104】
【数1】
【0105】を用いて次の周期におけるその情動のパラ
メータ値E〔t+1〕を算出する。
【0106】そして本能感情部71は、この演算結果を
現在のその情動のパラメータ値E〔t〕と置き換えるよ
うにしてその情動のパラメータ値を更新する。なお各認
識結果や各出力行動に対してどの情動のパラメータ値を
更新するかは予め決められており、例えば「叩かれた」
といった認識結果が与えられた場合には「怒り」の情動
のパラメータ値が上がると共に「喜び」の情動のパラメ
ータが下がり、「撫でられた」といった認識結果が与え
られた場合には「喜び」の情動のパラメータ値が上がる
と共に「悲しみ」の情動のパラメータ値が下がる。
【0107】これと同様にして、本能感情部71は、
「運動欲」、「愛情欲」、「食欲」及び「好奇心」の互
いに独立した4つの欲求について、これら欲求ごとにそ
の欲求の強さを表すパラメータを保持している。そして
本能感情部71は、これら欲求のパラメータ値を、それ
ぞれ状態認識部70からの認識結果や、経過時間及び行
動選択部72からの通知などに基づいて順次更新する。
【0108】具体的に本能感情部71は、「運動欲」、
「愛情欲」及び「好奇心」については、ロボット1の出
力行動、経過時間及び認識結果などに基づいて所定の演
算式により算出されるその欲求の変動量をΔI〔k〕、
減算のその欲求のパラメータ値をI〔k〕、その欲求の
感度を表す係数をki として、所定周期で次式
【0109】
【数2】
【0110】を用いて次の周期におけるその欲求のパラ
メータ値I〔k+1〕を算出し、この演算結果を現在の
その欲求のパラメータ値I〔k〕と置き換えるようにし
てその欲求のパラメータ値を更新する。なお出力行動や
認識結果等に対してどの欲求のパラメータ値を変化させ
るかは予め定められており、例えば行動選択部72から
何らかの行動を行ったとの通知があったときには「運動
欲」のパラメータ値が下がる。
【0111】また本能感情部71は、「食欲」について
は、状態認識部70を介して与えられるバッテリ残量検
出信号S5(図2)に基づいて、バッテリ残量をBL
して所定周期で次式
【0112】
【数3】
【0113】により「食欲」のパラメータ値I〔k+
1〕を算出し、この演算結果を現在の食欲のパラメータ
値I〔k〕と置き換えるようにして当該「食欲」のパラ
メータ値を更新する。
【0114】なお本実施の形態においては、各情動及び
各欲求のパラメータ値がそれぞれ0から100 までの範囲
で変動するように規制されており、また係数ke 、ki
の値も各情動及び各欲求ごとに個別に設定されている。
【0115】(4−3)行動選択部72の構成 行動選択部72は、状態認識部70から与えられる状態
認識情報S20と、本能感情部71における各情動及び
各欲求のパラメータ値と、予めメモリ10Aに格納され
た行動モデルと、時間経過となどに基づいて次の行動を
決定し、決定結果を本能感情部71、学習成長部73及
びコマンド変換部74に出力する。
【0116】この場合、行動選択部72は、次の行動を
決定する手法として、図8に示すような1つのノード
(状態)NODE0 から同じ又は他のどのノードNOD
0 〜NODEn に遷移するかを各ノードNODE0
NODEn 間を接続するアークARC0 〜ARCn に対
してそれぞれ設定された遷移確率P0 〜Pn に基づいて
確率的に決定する確率オートマトンと呼ばれるアルゴリ
ズムを用いる。
【0117】より具体的には、メモリ10Aには、行動
モデルとして、各ノードNODE0〜NODEn ごとの
図9に示すような状態遷移表76が格納されており、行
動選択部72がこの状態遷移表76に基づいて次の行動
を決定するようになされている。
【0118】ここで状態遷移表76においては、そのノ
ードNODE0 〜NODEn において遷移条件とする入
力イベント(状態認識部70の認識結果)が「入力イベ
ント」の行に優先順に列記され、その条件についてのさ
らなる条件が「データ名」及び「データ範囲」の行にお
ける対応する列に記述されている。
【0119】従って図7の状態遷移表76で定義された
ノードNODE100 では、「ボールを検出した(BAL
L)」という認識結果が与えられた場合に、当該認識結
果と共に与えられるそのボールの「大きさ(SIZ
E)」が「0から1000の範囲(0,1000)」であること
や、「障害物を検出(OBSTACLE)」という認識
結果が与えられた場合に、当該認識結果と共に与えられ
るその障害物までの「距離(DISTANCE)」が
「0から1000の範囲(0,1000)」であることが自己又
は他のノードに遷移するための条件となっている。
【0120】またこのノードNODE100 では、認識結
果の入力がない場合においても、行動選択部72が周期
的に参照する本能感情部71の各情動及び各欲求のパラ
メータ値のうち「喜び(JOY)」、「驚き(SUPR
ISE)」又は「悲しみ(SUDNESS)」のいずれ
かの情動のパラメータ値が「50から100 の範囲(50,10
0 )」であるときには自己又は他のノードに遷移するこ
とができる。
【0121】さらに状態遷移表76では、「他のノード
への遷移確率」の欄における「遷移先ノード」の列にそ
のノードNODE0 〜NODEn から遷移できるノード
名が列記されると共に、「入力イベント名」、「データ
値」及び「データの範囲」の各行に記述された全ての条
件が揃った場合におけるそのノードNODE0 〜NOD
n への遷移確率が「他のノードへの遷移確率」の欄に
おけるそのノードNODE0 〜NODEn の行に記述さ
れ、このとき出力される行動又は動作が「出力行動」の
行に記述される。なお「他のノードへの遷移確率」の欄
における各行の遷移確率の和は100 〔%〕となってい
る。
【0122】従ってこの例のノードNODE100 では、
例えば「ボールを検出(BALL)」し、そのボールの
「大きさ(SIZE)」が「0から1000の範囲(0,10
00)」であるという認識結果が与えられた場合には、
「30〔%〕」の確率で「ノードNODE120 (node 12
0)」に遷移でき、そのとき「ACTION 1」の行
動又は動作が出力されることとなる。
【0123】そして行動モデルは、このような状態遷移
表76として記述されたノードNODE0 〜NODEn
がいくつも繋がるようにして構成されている。
【0124】かくして行動選択部72は、状態認識部7
0から状態認識情報S20が与えられたときや、最後に
行動を発現してから一定時間が経過したときなどに、メ
モリ10Aに格納されている行動モデルのうちの対応す
るノードNODE0 〜NODEn の状態遷移表76を利
用して次の行動や動作(「出力行動」の行に記述された
行動又は動作)を確率的に決定する。
【0125】その際、行動選択部72は、決定した行動
又は動作を、大中小の3つの階層に分類され各階層ごと
に意味付けされた抽象的なコマンド(以下、これをLM
Sコマンドと呼ぶ)として、本能感情部71及びコマン
ド変換部74に出力する。
【0126】このLMSコマンドでは、行動選択部72
で決定した行動が例えば「お手をする」の場合、上位層
が「ユーザへの接触」を、中位層が「左前脚の動作」
を、下位層が「所定位置での保持」をそれぞれ表し、当
該行動に対応して少なくとも1種類以上の発話内容を表
す発話テキストが付加的に記述されている。
【0127】実際上、LMSコマンドは、上述の状態遷
移表76に基づいて、行動選択部72において選択可能
な複数の行動又は動作についてその種類ごとに複数のパ
ターン(以下、これを行動パターンと呼ぶ)が設定さ
れ、当該各行動パターンがファイル化されてコントロー
ラ10のメモリ10Aに格納されている。例えば上述の
「お手をする」行動の場合には、左右どちらの前脚をど
の位置でユーザに対して差し出すのかが、複数の行動パ
ターンとして設定されている。
【0128】また上述の状態遷移表76では、各ノード
NODE0 〜NODEnごとにシチュエーション(situa
tion)IDが割り当てられている。行動選択部72は、
現在のノードを表すシチュエーションIDと、当該シチ
ュエーションIDに対応する少なくとも1種類以上の発
話内容を表す発話テキストと、当該発話内容に応じて適
宜設定された音色を表す音色パラメータ番号とを有する
コマンド(以下、これをセンテンスコマンドと呼ぶ)
を、必要に応じてLMSコマンドと同時にコマンド変換
部74に送信するようになされている。
【0129】さらに行動選択部72は、上述のセンテン
スコマンドに代えて、会話管理部75から会話要求を表
すシナリオIDが与えら得ると、状態遷移表76のうち
現在のノード及び次に遷移するノードの2つのノード番
号と、次の行動又は動作を表す「出力行動」の記載とを
有するコマンド(以下、これをシナリオコマンドと呼
ぶ)を、必要に応じてLMSコマンドと同時にコマンド
変換部74に送信するようになされている。
【0130】(4−4)学習成長部73の構成 学習成長部73は、行動選択部72から与えられるLM
Sコマンドに基づいて、行動決定結果のうち、「叩かれ
た」や「撫でられた」などのユーザからの働きかけとし
て受けた教示の認識結果を入力する。
【0131】そして学習成長部73は、この認識結果
と、コミュニケータ50とのやり取りなどの履歴と、自
己の行動及び動作履歴と、初期起動時から現時点までの
稼働経過日数及び累積稼働時間とに応じて、あたかも本
物の動物が「成長」するかのごとく行動や動作を変化さ
せるようになされている。
【0132】具体的には、成長過程として例えば「誕生
期」、「幼年期」、「少年期」、「青年期」及び「成人
期」の5つの「成長段階」が設けられており、コントロ
ーラ10のメモリ10Aには、これら各「成長段階」ご
とに、「歩行状態」、「モーション(動き)」、「行
動」及び「サウンド(発話、鳴き声)」の4つの項目に
関する行動及び動作の基礎となる各制御パラメータ及び
制御プログラム等からなる行動及び動作モデルが予め格
納されている。
【0133】そして学習成長部73は、「成長段階」を
上げる際、「成長」に関与する複数の要素の累積度数に
基づいて次の「成長段階」内の各行動及び動作モデルの
中から1つの行動及び動作モデルを選択して、使用する
行動及び動作モデルを当該選択した行動及び動作モデル
に変更した後、当該変更結果を変更指令情報S22とし
て行動選択部72に送出する。
【0134】かくして学習成長部73は、必要に応じて
「成長段階」を変化させながら、当該「成長段階」内で
選択した行動及び動作モデルを、行動選択部72におけ
る行動決定に反映させることができる。
【0135】(4−4)コマンド変換部74の処理 上述の行動選択部72において選択可能な複数の行動又
は動作の種類ごとに設定された複数の行動パターンに
は、ロボット1のハードウェア(アクチュエータ24
〜24、スピーカ21及びLED15、23等)ごと
にID(Identity)が割り当てられ、コントローラ10
のメモリ10Aにおいてマッピングされている。
【0136】例えば、本実施の形態の場合、ロボット1
は4足歩行型であり、ハードウェアとしてのアクチュエ
ータ24〜24は各脚部ユニット3A〜3Dに依存
した駆動を行うが、車型のロボットの場合には、アクチ
ュエータは複数の車輪に依存した回転駆動を行うため、
コマンド変換部74は、行動選択部72において選択さ
れた行動パターンが同一でもロボット1のハードウェア
に応じたIDを指定して、これをMW(middleware)コ
マンドIDとして出力コンテンツ管理部57に送出す
る。
【0137】出力コンテンツ管理部77は、コマンド変
換部74から与えられたMWコマンドIDに基づいて、
コマンドデータベース78に格納されたロボット1のハ
ードウェアに対応する各種制御データを読み出した後、
モーション再生部81、サウンド再生部80及びLED
再生部79にそれぞれ供給する。
【0138】かくしてモーション再生部81は、駆動信
号S9〜S9に基づいて必要なアクチュエータ24
〜24を所定状態に駆動させたり、サウンド再生部
80は、音声信号S10に基づく音声をスピーカ21か
ら出力させたり、LED再生部79は、制御データに基
づく点滅パターンで各LED15、23を点滅させる。
【0139】一方、コマンド変換部74は、行動選択部
72から受けたLMSコマンドをそのまま会話管理部7
5に送出する。なおコマンド変換部74は、LMSコマ
ンドと共にセンテンスコマンド又はシナリオコマンドを
受けた場合には、当該センテンスコマンドのみ又はシナ
リオコマンドのみを会話管理部75に送出するようにな
されている。
【0140】(4−5)会話管理部75の処理 会話管理部75は、行動選択部72からコマンド変換部
74を介してLMSコマンドが与えられると、当該LM
Sコマンドに付加されている発話テキストを抽出し、当
該発話テキストに基づく発話内容に対応するテキストデ
ータを会話データ部82から読み出す。
【0141】その際、会話管理部75は、発話テキスト
に基づく発話内容が複数種類ある場合には、ランダムに
選択した発話内容に対応するテキストデータを会話デー
タ部82から読み出す。
【0142】この後、会話管理部75は、発話テキスト
に対応するテキストデータを、セッションサービス部8
3及び続く無線通信制御部84を通じて無線データに変
換してコミュニケータ50に送信する。この結果、コミ
ュニケータ50の表示画面には、ロボット1の行動に合
わせて、テキストデータに基づく発話内容が例えばXM
L(eXtensible Markup Language)等の文書データフォ
ーマットで表示される。
【0143】その際、会話管理部75は、時間的なフィ
ルタ機能を有し、LMSコマンドが例えば5秒以内に複
数供給された場合には、カウント開始時(又はカウント
終了時)の発話テキストのみLMSコマンドから抽出す
ることにより、5秒以内に複数の発話内容がコミュニケ
ータ50の表示画面に表示されるのを未然に防止するこ
とができるようになされている。
【0144】一方、会話管理部75は、行動選択部72
からコマンド変換部74を介してセンテンスコマンドを
受けた場合には、当該センテンスコマンドから抽出した
発話テキストの発話内容に基づくテキストデータを会話
データ部82から読み出すと共に、当該センテンスコマ
ンドから抽出した音色パラメータ番号とテキストデータ
のデータ量とに基づいてMIDI(Musical Instrument
s Digital Interface)データファイルを生成する。
【0145】そして会話管理部75は、テキストデータ
に基づく無線データをコミュニケータ50に送信すると
同時に、MIDIデータファイルをサウンド再生部79
に送出することにより、コミュニケータ50の表示画面
にテキストデータに基づく発話内容をロボット1の行動
遷移状況に応じて表示させながら、当該ロボット1から
MIDIデータファイルに基づく発声音を出力させるこ
とができ、この結果、自然にコミュニケータ50を使用
するユーザに注意を向けることができる。
【0146】他方、会話管理部75は、行動選択部72
にシナリオIDを送出して、当該行動選択部72からコ
マンド変換部74を介してシナリオコマンドを受けた場
合、又は状態認識部70から認識結果を受けた場合に
は、知識情報部85を用いて当該シナリオコマンド又は
認識結果に基づいて特定の発話内容を含むシナリオデー
タを生成し、当該シナリオデータに基づくシナリオをコ
ミュニケータ50の表示画面に表示させるようになされ
ている。
【0147】なお会話管理部75は、コミュニケータ5
0の表示部51に表示させるメニュー用の発話データ
を、シナリオデータと同一の文書データフォーマット
(例えばXML)でコミュニケータ50に送信すること
により、当該コミュニケータ50の表示部51にメニュ
ー用の発話データに基づくメニューを表示させることが
できる。このようにインタラクションのできるシナリオ
発話とメニューとの選択を、同一の文書データフォーマ
ット形式にしたことにより、シナリオデータの管理を容
易にすることができる。
【0148】(5)コミュニケータ50を用いたロボッ
ト1との対話 実際にコミュニケータ50では、ロボット1の上述した
コントローラ10の処理において、図7に示す会話管理
部75が行動選択部72からLMSコマンド、センテン
スコマンド又はシナリオコマンドのいずれかを受け取る
ことにより、「独り言発話」、「センテンス発話」及び
「シナリオ発話」の3通りの発話内容を表示部51に画
面表示するようになされている。
【0149】(5−1)独り言発話 まず独り言発話は、ロボット1が自律動作している状況
を説明するような発話であり、ロボット1の行動に合わ
せて、当該行動に対応して設定されている発話内容をコ
ミュニケータ50の表示部に表示させるものである。
【0150】具体的には、上述のLMSコマンドは、図
10に示すように、コマンドと発話テキストとから構成
されたフォーマットでなり、ロボット1の行動が例えば
「お手をする」の場合、コマンドは開始文字「L」から
「CONTACT(ユーザへの接触)」、「FLEFT
(左前脚の動作)」及び「HOLD(所定位置での保
持)」で終了文字「B」のように表され、発話テキスト
は当該コマンドに続いて「“お手してっ”」のように表
される。
【0151】このとき同一のコマンドに対して複数の発
話テキスト(「“お手しようヨ”」及び「“握手しよ
う”」)が付加されている場合には、一の発話テキスト
をランダムに選択するようにしたことにより、ロボット
1の行動が繰り返し行われることがあっても、その都度
異なる発話内容をコミュニケータ50に提供することが
でき、この結果、ユーザに飽きや退屈感を感じさせなく
て済むという利点がある。
【0152】この他にも、例えばロボット1の行動が
「横たわる」の場合、コマンドは開始文字「L」から
「CHGPOS(姿勢を変える)」、「LIE(ねそべ
る)」及び「NORMAL(通常の姿勢)」で終了文字
「B」のように表され、発話テキストは当該コマンドに
続いて「“よいしょ”」のように表される。
【0153】なお上述したように、独り言発言は、例え
ば5秒以内に複数の発話テキストが供給された場合に
は、カウント開始時(又はカウント終了時)の発話テキ
ストのみをコミュニケータ50の表示部51に表示させ
ることにより、5秒以内に複数の発話内容が連続してコ
ミュニケータ50に提供されることによってユーザが目
視困難な状態になるのを未然に防ぐことができる。
【0154】(5−2)センテンス発話 次にセンテンス発話は、図9に示す状態遷移表76にコ
マンドとして発話を埋め込んでおき、当該状態遷移表7
6の状況に応じた発話を生成してコミュニケータ50の
表示部51に表示させるものである。
【0155】具体的には、上述のセンテンスコマンド
は、図11に示すように、シチュエーションID、サブ
(sub)ID、テキスト及び音色パラメータ番号(ttmin
dex)から構成されたフォーマットでなる。
【0156】図11(A)に示すようにロボット1の行
動が例えば「転倒復帰」の場合、シチュエーションID
が「0×00410001」、サブIDが「1」であ
り、テキストが「“ころんだ”」のように表される。
【0157】このとき同一のシチュエーションID「0
×00410001」に対して複数のサブID「2」〜
「10」が付加されている場合には、それぞれテキスト
が「“たすけて〜”」、「“うわっ!”」、「“足がも
つれた”」、「“よそみした”」、「“あぶなかった
!”」、「“歩けないよ”」、「“つまずいた”」、
「“足がすべった”」及び「“足がつった”」のように
表されるが、サブIDが直接指定されたときには、対応
するテキストがそのまま選択されるが、シチュエーショ
ンIDのみが指定されたときには、一のサブIDに対応
するテキストをランダムに選択するようにしたことによ
り、ロボット1の行動が繰り返し行われることがあって
も、その都度異なる発話内容をコミュニケータ50に提
供することができ、この結果、ユーザに飽きや退屈感を
感じさせなくて済むという利点がある。
【0158】また図11(B)に示すようにロボット1
の行動が例えば「反応」の場合、シチュエーションID
が「0×00700010」、サブIDが「1」であ
り、テキストが「“元気だよ”」のように表され、これ
に続いて音色パラメータ番号が「10」のように表され
ているとき、予め設定されている複数の音色のうち10
番目の音色が選択され、当該音色に応じた発声音をロボ
ット1から発声させるようになされている。
【0159】かかる音色パラメータ番号は、発話に合わ
せて話しているような音を再生するときの音色番号であ
り、成長の世代や感情レベルに応じて番号が設定される
ようになされており、無指定のときには「0」である。
【0160】(5−3)シナリオ発話 次にシナリオ発話は、シナリオとして複数のつながった
発話をさせるとき、ロボット1間の決まったシナリオを
実行させるときに用い、当該シナリオに応じた発話を順
次コミュニケータ50の表示部に表示させるものであ
る。
【0161】具体的には、上述のシナリオコマンド又は
状態認識結果に基づいて知識情報部85(図7)で生成
されるシナリオデータは、図12に示すように、ノード
番号、条件式、コミュニケータ50の動作モード、テキ
スト、動作コマンド及び次遷移ノード番号から構成され
たフォーマットでなる。
【0162】具体的には、テキストデータは、例えばノ
ード番号が「0」、条件式が「コミュニケータ名“”に
対して現在の時間が5時より前のとき」、コミュニケー
タ50の動作モードが「ターミナルモード」、テキスト
が「“こんばんは−!”」、動作コマンドが「“ごあい
さつ”」、次遷移ノード番号が「100」のように表さ
れる。このうち条件式の%でかこまれたものは変数(知
識情報)を表しており、例えば「%HOUR%」は現在
の時間を表している。
【0163】すなわちこのシナリオデータに基づくシナ
リオは、コミュニケータ名“(未定義)”の人と現在の
時間が5時前に会ったとき、「こんばんは−!」の発話
内容をコミュニケータ50に提供すると共にロボット自
身は「あいさつ」に応じた動作を実行することを表して
いる。
【0164】(5−4)メニュー用の発話 上述の3通りの発話内容に加えて、コミュニケータ50
の表示部に表示させるメニュー用の発話データを、シナ
リオデータと同一の文書データフォーマット(例えばX
ML)でコミュニケータ50に送信することにより、シ
ナリオデータの管理を容易にし得るという利点がある。
【0165】例えば図13(A)に示す記述内容の文書
データフォーマットでなる発話データは、コミュニケー
タ50の表示部では図13(B)のように表示される。
【0166】(6)コミュニケータ登録によるセキュリ
ティ対策 複数のロボット1と複数のコミュニケータ50との間の
無線通信では、このうち一のロボット1をマスター
(主)として、当該ロボット1以外のロボット1及び全
てのコミュニケータ50をスレーブ(従)としたとき、
スレーブ同士では通信が不可であり、各スレーブは全て
マスターを通じて通信を行うようになされている。
【0167】その際、特定のコミュニケータ50を特定
のロボット1に登録しておかなければ、コミュニケータ
50についての操作上のセキュリティや無線通信の接続
の容易さを確保できなくなるおそれがあった。
【0168】このため1台のロボット1と1台のコミュ
ニケータ50とが対の関係をなすように、予めロボット
1に対してコミュニケータ50を登録しておくことによ
り、コミュニケータ50の操作上のセキュリティーや無
線通信の接続の容易さを確保することができる。
【0169】例えばロボット1を操作する場合、登録し
たコミュニケータ50以外のコミュニケータ50ではメ
ニュー系の操作を行っても当該ロボット1は全く反応し
ないため、操作上のセキュリティーを確保することがで
きる。
【0170】またロボット1が独り言を表すテキストデ
ータを発信しても、登録したコミュニケータ50以外の
コミュニケータ50では当該テキストデータに基づく独
り言を表示させることができないため、無線通信の接続
の容易さを確保することができる。
【0171】(7)コミュニケータ50の表示画面の遷
移状態 実際にコミュニケータ50では、ロボット1同士又はロ
ボット1及びコミュニケータ50間のやり取りに必要な
種々の設定機能ごとに、それぞれ対応する表示内容をプ
ログラム用ROM及びRAM57から読み出して又はそ
の都度該当するロボット1から取得して、当該各表示内
容に応じた画面を表示画面として順次遷移させながら表
示部51に表示するようになされている。
【0172】その際、コミュニケータ50は、ロボット
1との間で通信状態にあるか否かによって、表示部51
において遷移する表示画面の種類及び内容が異なる。す
なわち、コミュニケータ50は、図14に示すように、
ロボット1との通信状態がオフライン状態(待ち受け状
態)にあるとき、コミュニケータ50は、表示画面をメ
インメニュー画面F1から、通信可能なロボット1から
名刺情報を取得するための名刺画面F2と、当該名刺情
報が未取得な場合にロボット1から名刺情報を取得する
ための名刺取得待機画面F3と、コミュニケータ50自
体の各種内容を設定するためのコミュニケータ設定画面
F4と、通信可能なロボット1と接続中であることを表
すための接続待機画面F5と、必要に応じて通信可能な
ロボット1を探索するための探索画面F6とにそれぞれ
遷移させるようになされている。
【0173】これに対してコミュニケータ50は、ロボ
ット1との通信状態がオンライン状態(接続状態)にあ
るとき、表示画面を上述のメインメニュー画面F1か
ら、接続待機画面F5を介して通信可能なロボット1と
接続してリアルタイムでチャットを行うためのターミナ
ルモード画面F7に遷移した後、当該メインメニュー画
面F1に類似した接続時のメインメニュー画面(以下、
これを接続メインメニュー画面と呼ぶ)F8に遷移す
る。
【0174】そしてコミュニケータ50は、表示画面を
この接続メインメニュー画面F8から名刺情報を既に取
得したロボット1を対象とする名刺画面F9と、当該名
刺情報が取得不可である旨を表示するための名刺取得不
可画面F10とにそれぞれ遷移させると共に、オフライ
ン状態の場合と同様に名刺取得待機画面F3、コミュニ
ケータ設定画面F4及び接続待機画面F5にそれぞれ遷
移させる。
【0175】さらにコミュニケータ50は、チャット実
行時に表示されるターミナルモード画面F7において、
ロボット1側のアプリケーションに応じてロボットメニ
ュー画面F11に遷移させる場合があり、またターミナ
ルモード画面F7の表示内容をログ(システムの動作記
録)としてオフライン状態でも表示させ得るようになさ
れている。
【0176】(7−1)メインメニュー画面F1 まずコミュニケータ50は、操作部52の電源キー52
F(図5)が押圧操作されて電源がオン状態に設定され
ると、図15に示すように、所定の初期画面F0を経て
後述する探索画面F6を表示部51に表示し、当該探索
画面F6を表示した状態で自己のロボット1の周囲で通
信可能なロボット1を探索する。やがてコミュニケータ
50は、所定時間経過後に当該探索結果を得ると、表示
画面を探索画面F6からメインメニュー画面F1に遷移
させる。
【0177】このメインメニュー画面F1には、図16
(A)に示すように、タイトルバーとして「メインメニ
ュー」が表示され、メニュー項目として「ロボットリス
ト」、「コミュニケータリスト」及び「メニュー」が順
次リスト表示されている。
【0178】このメインメニュー画面F1の最下段に
は、左右に上述したリザーブキー53C、53D(図
5)が割り当てられた「探す」及び「名刺」を表すマー
クが表示され、その間には通信の接続又は切断を表すマ
ーク、バッテリ残量を表すインジケータ及びスクロール
ボタンがそれぞれGUI表示されている。
【0179】そしてかかるメニュー項目のうち「ロボッ
トリスト」は、ロボット1の探索結果に応じて表示内容
が異なり、通信可能なロボット1が探索された場合であ
って、名刺情報が取得済みのロボット1であればロボッ
ト1の名前としてその名前がリスト表示される一方、名
刺情報が未取得のロボット1であればロボット1の名前
として「未登録ロボット」が表示される。一方、通信可
能なロボット1が全く探索されなかった場合には、図1
6(B)のように例えば「ロボットが見つかりませ
ん。」のようなメッセージが表示される。
【0180】また「コミュニケータリスト」には、ロボ
ット1と対の関係をなすコミュニケータ50に付けられ
た名前が表示され、通信可能なロボット1が探索された
場合であって、名刺情報が取得済みのロボット1であれ
ばコミュニケータ50の名前としてその名前がリスト表
示される一方、名刺情報が未取得のロボット1であれば
コミュニケータ50の名前として「未登録コミュニケー
タ」が表示される。
【0181】さらに「メニュー」には、コミュニケータ
50について各種内容を設定変更するための「コミュニ
ケータ設定」と、最下段の左側の「探す」に対応するリ
ザーブキー52Cと同一機能を実行するための「(A)
ロボット1を探す」とがリスト表示されている。
【0182】このメインメニュー画面F1内で所望のリ
スト項目を指定して当該リスト項目に応じた画面に表示
画面を遷移させるには、ユーザが操作部52のカーソル
キー52Bを上下方向に押圧操作して、当該所望のリス
ト項目にカーソルを位置合わせした後、続いて決定キー
52Aを押圧操作することで行い得るようになされてい
る。
【0183】(7−1−1)名刺画面 またコミュニケータ50では、メインメニュー画面F1
が表示された状態で、「ロボットリスト」のうち所望の
ロボット名がカーソルで指定され、続いて「名刺」に応
じたリザーブキー52Dが押圧操作されると、当該ロボ
ット名に応じた名刺情報を取得している場合には、表示
画面をメインメニュー画面F1から名刺画面F2に遷移
させる。
【0184】この名刺画面F2には、図16(C)に示
すように、タイトルバーとして「ロボットの名刺」が表
示され、メニュー項目として、「ロボットの名前」、
「オーナーの名前」、「ロボットアドレス」、「ロボッ
トの種類」、「付属ソフトウェア名」及び「情報」が順
次リスト表示されている。
【0185】かかる名刺画面F2の最下段の左側には、
「探す」を表すマークに代えて前画面に遷移させるため
の「戻る」を表すマークが表示される一方、右側の「名
刺」を表すマークが消去されており、当該「戻る」を表
すマークに対応するリザーブキー52Cには表示画面を
当該名刺画面F2からメインメニュー画面F1に遷移さ
せるための機能が割り当てられている。
【0186】これに対して指定されたロボット名に応じ
た名刺情報を取得していない場合には、表示画面をメイ
ンメニュー画面F1から「ロボットから名刺をもらって
います。」の旨のメッセージが表示された名刺取得待機
画面F3に遷移させる。この名刺取得待機画面F3を表
示した状態で、コミュニケータ50は、該当するロボッ
ト1から名刺情報を取得し終わった時点で、表示画面を
元の名刺画面F2に遷移させる。
【0187】なお名刺取得待機画面F3のメッセージ表
示の下段には、上述した決定キー52Aが割り当てられ
た「中断」を表すマークが表示され、当該決定キー52
Aが押圧操作されたとき、名刺情報の取得動作を中断す
るようになされている。
【0188】(7−1−2)探索画面F6 またコミュニケータ50では、電源オン状態の際に初期
画面F0からメインメニュー画面F1に移行する際のみ
ならず、当該メインメニュー画面F1が表示された状態
で、ユーザによって最下段の左側の「探す」に対応する
リザーブキー52Cが押圧操作された場合も、図15に
示すように、表示画面を「ロボットを探しています。」
の旨がメッセージ表示された探索画面F6に遷移させる
ようになされている。
【0189】この探索画面F6を表示した状態で、コミ
ュニケータ50は、自己のロボット1の周囲で通信可能
なロボット1を探索し、所定時間経過後に当該探索結果
を得ると、元のメインメニュー画面F1に遷移させる。
【0190】なお探索画面F6の中央には、決定キー5
2Aに応じた「中断」を表すマークが表示され、当該決
定キー52Aが押圧操作されたとき、ロボット1の探索
動作を中断するようになされている。
【0191】(7−1−3)ターミナルモード画面F7 さらにコミュニケータ50では、メインメニュー画面F
1が表示された状態で、「ロボットリスト」のうち所望
のロボット名がカーソルで指定され、続いて決定キー5
2Aが押圧操作されると、表示画面をメインメニュー画
面F1から「ロボットを接続しています。」の旨のメッ
セージが表示された接続待機画面F5に遷移させる。
【0192】この接続待機画面F5を表示した状態で、
コミュニケータ50は、指定されたロボット名に応じた
ロボット1との間で通信接続し、接続状態になった時点
で表示画面をターミナルモード画面F7に遷移させる。
【0193】なお接続待機画面F5のメッセージ表示の
下段には、上述した決定キー52Aが割り当てられた
「中断」を表すマークが表示され、当該決定キー52A
が押圧操作されたとき、ロボット1との接続動作を中断
するようになされている。
【0194】図17において、このターミナルモード画
面F7は、自己のロボット1を含む各ロボット1ごと
に、リアルタイムで順次メッセージを送り合うことによ
って各ロボット1間での会話を成立させるための画面で
あり、接続状態にある各ロボット1側のアプリケーショ
ンに依存した表示内容が表示されるようになされてい
る。
【0195】このターミナルモード画面F7では、タイ
トルバーとして「ロボットチャット」が表示され、各ロ
ボット1ごとに順次得られたチャット文が先頭に識別用
の絵文字(アイコン)を付して表示される。
【0196】かかるターミナルモード画面F7の最下段
の左右には、メインメニュー画面F1における「探す」
及び「名刺」を表すマークに代えて、それぞれ「○」及
び「×」を表すマークが表示され、このとき対応するリ
ザーブキー52C、52Dには自己のロボット1に対し
て「誉める」及び「叱る」に応じた認識結果を与えるた
めの機能が割り当てられている。
【0197】一方、コミュニケータ50では、上述のよ
うに決定キー52Aーが押圧操作された場合以外にも、
通信接続されたロボット1からの指示内容が与えられた
とき、表示画面をメインメニュー画面F1からターミナ
ルモード画面F7に遷移させるようになされている。
【0198】このターミナルモード画面F7が表示され
た状態で、切換えキー52Eーが押圧操作されると、表
示画面を上述したオフライン状態でのメインメニュー画
面F1からオンライン状態での接続メインメニュー画面
F8に遷移させる。
【0199】この接続メインメニュー画面F8は、オフ
ライン時のメインメニュー画面F1と異なり、最下段の
左側の「探す」を表すマークが消去されると共に、メニ
ュー項目のうち「ロボットリスト」にリスト表示された
ロボット名の先頭には、ターミナルモード画面F7で表
示された識別用の絵文字と同じ絵文字が表示されるよう
になされている。
【0200】すなわち接続メインメニュー画面F8にお
いて、「ロボットリスト」にリスト表示されているロボ
ット名のうちチャットに参加しているロボット1のみ当
該ロボット名の先頭に識別用の絵文字が表示される。
【0201】コミュニケータ50は、この接続メインメ
ニュー画面F8が表示された状態で、「ロボットリス
ト」のうち所望のロボット名がカーソルで指定され、続
いて「名刺」に応じたリザーブキー52Dが押圧操作さ
れると、当該ロボット名に応じた名刺情報を取得してい
る場合には、表示画面を接続メインメニュー画面F8か
ら名刺画面F2に遷移させる。
【0202】これに対して指定されたロボット名に応じ
た名刺情報を取得していない場合には、表示画面を接続
メインメニュー画面F8から「たまの名刺はもらってい
ないので見れません。」の旨のメッセージが表示された
名刺取得不可画面F10に遷移させる。
【0203】なお名刺取得不可画面F10のメッセージ
表示の下段には、上述した決定キー52Aが割り当てら
れた「OK」を表すマークが表示され、当該決定キー5
2Aが押圧操作されたとき、ユーザによる名刺情報が取
得不可であったことの確認が終了したとして元の接続メ
インメニュー画面F8に遷移されるようになされてい
る。
【0204】さらにコミュニケータ50は、ターミナル
モード画面F7が表示された状態において、自己のロボ
ット1からの指示内容が与えられたとき、表示画面をタ
ーミナルモード画面F7から後述するロボットメニュー
画面F11に遷移させるようになされている。
【0205】またコミュニケータ50は、通信可能なロ
ボット1との接続を自発的又はロボット1からの指示に
より終了したとき、かかるチャット文の履歴結果を表示
画面に表示するようになされ、オフライン状態でも必要
に応じて該当するロボット1との対話内容を目視確認し
得るようになされている。
【0206】(7−1−4)コミュニケータ設定画面F
4 さらにコミュニケータ50では、オフライン時のメイン
メニュー画面F1又はオンライン時の接続メインメニュ
ー画面F8が表示された状態で、メニュー項目のうち
「メニュー」内の「コミュニケータ設定」が指定される
と、図18に示すように、表示画面を当該メインメニュ
ー画面F1又は接続メインメニュー画面F8からコミュ
ニケータ設定画面F4に遷移させる。
【0207】このコミュニケータ設定画面F4には、図
19(A)に示すように、タイトルバーとして「コミュ
ニケータ設定」が表示され、メニュー項目として、「ブ
ザー」、「コミュニケータ名変更」、「液晶コントラス
ト」、「フォント」、「言語」、「ブルートゥース情
報」、「バージョン情報」及び「設定リセット」が順次
リスト表示されている。
【0208】このコミュニケータ設定画面F4の最下段
の左側には、「探す」を表すマークに代えて又は新たに
「戻る」を表すマークが表示される一方、右側の「名
刺」を表すマークが消去されており、当該「戻る」を表
すマークに対応するリザーブキー52Cには表示画面を
当該コミュニケータ設定画面F4からメインメニュー画
面F1又は接続メインメニュー画面F8に遷移させるた
めの機能が割り当てられている。
【0209】以下において、コミュニケータ設定画面F
4のメニュー項目の各内容を順に説明する。まずコミュ
ニケータ設定画面F4のメニュー項目のうち「ブザー」
が指定されると、表示画面が当該コミュニケータ設定画
面F4からブザー設定画面F4Aに遷移される。
【0210】このブザー設定画面F4Aでは、タイトル
バーとして「ブザー」が表示され、メニュー項目として
ビープ音を発生するか否かを表す「ブザーON」及び
「ブザーOFF」の2通りの選択肢が表示されている。
このブザー設定画面F4Aにおける最下段の表示内容
は、コミュニケータ設定画面F4と同様である。
【0211】このブザー設定画面F4Aにおいて、例え
ば「ブザーON」が選択されると、中段のメニュー項目
に代えて、「ブザーをONにしました。」の旨のメッセ
ージが表示されると共に、その下に決定キー52Aが割
り当てられた「OK」を表すマークが表示される一方、
下段の「戻る」を表すマークの表示が消去される(ブザ
ー設定画面F4B)。これと共にコミュニケータ50に
おいてビープ音がオン状態に設定変更される。
【0212】かくしてブザー設定画面F4Bにおいて、
ユーザの選択によりビープ音のオン状態又はオフ状態が
設定された後、「OK」に対応する決定キー52Aが押
圧操作されると、表示画面が当該ブザー設定画面F4B
から元のコミュニケータ設定画面F4に遷移される。
【0213】実際にコミュニケータ50においてビープ
音がオン状態に設定されると、当該コミュニケータ50
自体では、タイミング不定の通信イベント、ユーザへの
注意喚起及び入力確認などの際に、またロボット1から
の要求があったときに、それぞれ各種のビープ音をスピ
ーカ21(図2)を介して出力するようになされている。
【0214】なおコミュニケータ50のスピーカ21か
ら出力されるビープ音の種類としては、例えば汎用ビー
プ音(ピー)を表す「Info」と、入力リミットに達
したときなどの警告音(ピピ)を表す「Warnin
g」と、エラー音(ピーピーピー)を表す「Erro
r」と、アラーム音(ピッピッピッピッ)を表す「Al
arm」と、決定などの音(ピ)を表す「Click」
と、ロボット1の指定したタイミングで鳴らす音を表す
「Melody」とがある。
【0215】またコミュニケータ設定画面F4のメニュ
ー項目のうち「コミュニケータ名変更」が指定される
と、表示画面が当該コミュニケータ設定画面F4からコ
ミュニケータ名変更画面F4Cに遷移される。
【0216】このコミュニケータ名変更画面F4Cで
は、タイトルバーとして「コミュニケータ名変更」が表
示され、その下には「コミュニケータ50の名前」を文
字入力するための入力フィールドと、決定キーが割り当
てられた「決定」を表すマークとが表示されている。こ
のコミュニケータ名変更画面F4Cにおける最下段の表
示内容は、コミュニケータ設定画面F4と同様である。
【0217】この入力フィールドには、ユーザの操作に
応じて選択された言語で所望の文字が入力され得るよう
になされ、先頭位置にカーソルが合わせられると、表示
画面がコミュニケータ名変更画面F4Cから図20に示
すような文字入力画面F4CAに遷移されるようになさ
れている。
【0218】この文字入力画面F4CAは、日本語入力
の場合、上段に入力フィールドが表され、中段に「ひら
がな」、「カタカナ」、「英数記号」及び「記号」の4
種類の入力モードに応じた文字群(以下、これを入力文
字群と呼ぶ)がスクロール可能な状態で選択的に表示さ
れ、下段には左の「戻る」を表すマークに代えて「一字
消」を表すマークが表示され、右には新たに「゛゜」を
表すマークが表示されている。
【0219】この入力文字群は、入力モードとして例え
ば「ひらがな」が選択された場合、五十音等の文字群が
所定の配列パターンで表示され、当該配列パターンを間
に挟む上側及び下側には「決定」がリスト表示され、下
側の「決定」の下には、「空白」、「カタカナ」、「英
数記号」、「記号」及び「やめる」が順にリスト表示さ
れている。
【0220】またコミュニケータ50におけるカーソル
キー52Bには、かかる文字群の配列パターン上でカー
ソルを所望方向に移動させると共に各リスト項目を上下
に移動させるための機能が割り当てられており、決定キ
ー52Aには、カーソルが合わせられた文字を指定して
入力フィールド内に入力するための機能が割り当てられ
ている。さらに文字入力画面で「一字消」及び「゛゜」
を表すマークに対応するリザーブキー52C、52Dに
は、それぞれ入力された文字を一字消すための機能と、
入力された文字を清音、濁音及び半濁音の順に繰り返し
切り換えるための機能が割り当てられている。
【0221】上述の文字入力画面F4CAにおいて表示
された各リスト項目は、ユーザによってカーソルが合わ
せられた後、続いて決定キー52Aが押圧操作されるこ
とにより、当該キーに割り当てられた機能が実行される
ようになされている。
【0222】このうち上側及び下側の「決定」は、双方
とも文字群の中から決定キー52Aを用いて指定された
文字を入力フィールド内で決定するためのリスト項目で
あり、また「空白」は、文字以外に空白を入れるための
リスト項目である。
【0223】また「カタカナ」、「英数記号」及び「記
号」は、現在の「ひらがな」を表す入力モードから他の
入力モードへ遷移させるためのリスト項目、すなわち表
示画面を当該選択された入力モードに応じた文字入力画
面F4CAに遷移させるためのリスト項目である。
【0224】さらに「やめる」は、表示画面を文字入力
画面F4CAから元のコミュニケータ名変更画面F4C
に遷移させるためのリスト項目である。
【0225】なお、入力モードとして「カタカナ」、
「英数記号」及び「記号」が選択された場合、入力文字
群は、図20に示すそれぞれ文字及び又は記号等が所定
の配列パターンで表示され、それ以外は「ひらがな」の
場合とほぼ同様の表示内容である。
【0226】やがて文字入力画面F4CAにおいてコミ
ュニケータ50の名前が決定された後、元のコミュニケ
ータ名変更画面F4Cが表示された状態で、決定キー5
2Aが押圧操作されると、中段の入力フィールド及び
「決定」を表すマークに代えて、「コミュニケータ名を
変更しました。」の旨のメッセージと「OK」を表すマ
ークとが表示されると共に、下段の「戻る」を表すマー
クの表示が消去される。
【0227】かくしてコミュニケータ名変更画面F4C
において、ユーザの操作によりコミュニケータ50の名
前が変更された後、「OK」に対応する決定キーが押圧
操作されると、表示画面が当該コミュニケータ名変更画
面F4Cから元のコミュニケータ設定画面F4に遷移さ
れる。
【0228】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「液晶コントラスト」が指定されると、
図21に示すように、表示画面が当該コミュニケータ設
定画面F4から液晶コントラスト調整画面F4Eに遷移
される。
【0229】この液晶コントラスト調整画面F4Eで
は、図19(B)に示すように、タイトルバーとして
「液晶コントラスト」が表示され、中段には液晶コント
ラストの濃度が「濃く」、「やや濃く」、「普通」及び
「やや薄く」のように4段階の設定レベルとしてリスト
表示されている。この液晶コントラスト調整画面F4E
における最下段の表示内容は、コミュニケータ設定画面
F4と同様である。
【0230】この液晶コントラスト調整画面F4Eにお
いて、例えば「やや濃く」が選択されると、中段のリス
ト項目に代えて、「コントラストをやや濃くしまし
た。」の旨のメッセージが表示されると共に、その下に
決定キーが割り当てられた「OK」を表すマークが表示
される一方、下段の「戻る」を表すマークの表示が消去
される(液晶コントラスト調整画面F4F)。これと共
にコミュニケータ50の表示部51において「やや濃
く」に応じた設定レベルにコントラストが設定変更され
る。
【0231】かくして液晶コントラスト調整画面F4E
において、ユーザの選択により液晶コントラストが所望
の設定レベルに調整された後、「OK」に対応する決定
キー52Aが押圧操作されると、表示画面が当該液晶コ
ントラスト調整画面F4Eから元のコミュニケータ設定
画面F4に遷移される。
【0232】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「フォント」が指定されると、表示画面
が当該コミュニケータ設定画面F4からフォント設定画
面F4Gに遷移される。
【0233】このフォント設定画面F4Gでは、タイト
ルバーとして「フォント」が表示され、中段にはフォン
トの表示サイズを表す「大きい」及び「小さい」の2通
りの選択枝が表示されている。このフォント設定画面F
4Gにおける最下段の表示内容は、コミュニケータ設定
画面F4と同様である。
【0234】このフォント設定画面F4Gにおいて、例
えば「大きい」が選択されると、中段の選択枝に代え
て、「フォントを大きくしました。」の旨のメッセージ
が表示されると共に、その下に決定キー52Aが割り当
てられた「OK」を表すマークが表示される一方、下段
の「戻る」を表すマークの表示が消去される(フォント
設定画面F4H)。これと共にコミュニケータ50の表
示部51においてフォントが「大きい」に応じた表示サ
イズに設定変更される。
【0235】かくしてフォント設定画面F4Fにおい
て、ユーザの選択によりフォントが所望の表示サイズに
設定された後、「OK」に対応する決定キーが押圧操作
されると、表示画面が当該フォント設定画面から元のコ
ミュニケータ設定画面に遷移される。
【0236】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「言語」が指定されると、図22に示す
ように、表示画面が当該コミュニケータ設定画面F4か
ら言語変更画面F4Iに遷移される。
【0237】この言語変更画面F4Iでは、タイトルバ
ーとして「言語」が表示され、中段には言語の種類を表
す「日本語」及び「英語」の2通りの選択枝が表示され
ている。この言語変更画面F4Iにおける最下段の表示
内容は、コミュニケータ設定画面F4と同様である。
【0238】この言語変更画面F4Iにおいて、例えば
「日本語」が選択されると、中段の選択枝に代えて、
「日本語に変更しました。」の旨のメッセージが表示さ
れると共に、その下に決定キー52Aが割り当てられた
「OK」を表すマークが表示される一方、下段の「戻
る」を表すマークの表示が消去される(言語変更画面F
4J)。これと共にコミュニケータ50の表示部51に
おいて「日本語」に応じた表示内容に設定変更される。
【0239】かくして言語変更画面F4Jにおいて、ユ
ーザの選択により表示内容が所望の言語に変更された
後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操作され
ると、表示画面が当該言語変更画面F4Jから元のコミ
ュニケータ設定画面に遷移される。
【0240】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「ブルートゥース情報」が指定される
と、表示画面が当該コミュニケータ設定画面F4Eから
ブルートゥース情報表示画面F4Kに遷移される。
【0241】このブルートゥース情報表示画面F4Kで
は、タイトルバーとして「ブルートゥース情報」が表示
され、中段には「BTアドレス」を示すブルートゥース
のアドレス番号が例えば「1234567890AB」のように表示
されると共に、その下に決定キー52Aが割り当てられ
た「OK」を表すマークが表示されている。このブルー
トゥース情報表示画面F4Kにおける最下段の表示内容
は、コミュニケータ設定画面F4と同様である。
【0242】かくしてブルートゥース情報表示画面F4
Kにおいて、ユーザの操作によりブルートゥース情報が
表示された後、「OK」に対応する決定キー52Aが押
圧操作されると、表示画面が当該ブルートゥース情報表
示画面F4Kから元のコミュニケータ設定画面F4に遷
移される。
【0243】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「バージョン情報」が指定されると、図
23に示すように、表示画面が当該コミュニケータ設定
画面F4からバージョン情報表示画面F4Lに遷移され
る。
【0244】このバージョン情報表示画面F4Lでは、
図19(C)に示すように、タイトルバーとして「バー
ジョン情報」が表示され、中段には「コミュニケータ」
を示す機種番号(例えばERA−300N1)と、「B
Tファーム」を示すバージョン番号(例えばVer1.
0)と、「アプリファーム」を示すバージョン番号(例
えばVer1.0)とが表示されると共に、その下に決
定キー52Aが割り当てられた「OK」を表すマークが
表示されている。このバージョン情報表示画面F4Lに
おける最下段の表示内容は、コミュニケータ設定画面F
4と同様である。
【0245】かくしてバージョン情報表示画面F4Lに
おいて、ユーザの操作により種々のバージョン情報が表
示された後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧
操作されると、表示画面が当該バージョン情報表示画面
F4Lから元のコミュニケータ設定画面F4に遷移され
る。
【0246】さらにコミュニケータ設定画面F4のメニ
ュー項目のうち「設定リセット」が指定されると、表示
画面が当該コミュニケータ設定画面F4から設定リセッ
ト画面F4Mに遷移される。
【0247】この設定リセット画面F4Mでは、タイト
ルバーとして「設定リセット」が表示され、中段には
「コミュニケータ50の設定値を出荷時の状態に戻しま
す。」の旨のメッセージが表示されると共に、その下に
決定キーが割り当てられた「OK」を表すマークが表示
されている。この設定リセット画面における最下段の表
示内容は、コミュニケータ設定画面と同様である。
【0248】やがて設定リセット画面F4Mにおいて、
決定キー52Aが押圧操作されると、中段のメッセージ
表示に代えて「設定をリセットしました。」の旨のメッ
セージが表示されると共に、下段の「戻る」を表すマー
クの表示が消去される(設定リセット画面F4N)。こ
れと共にコミュニケータ50のCPU58において各種
の設定内容が出荷時の状態にリセットされる。
【0249】続いて設定リセット画面F4Nにおいて、
ユーザの操作により「OK」に対応する決定キー52A
が押圧操作されると、表示画面が当該設定リセット画面
F4Lから元のコミュニケータ設定画面F4に遷移され
る。
【0250】(8)ロボットメニュー画面 (8−1)コミュニケータ登録又は削除 またコミュニケータ50は、表示部51にメインメニュ
ー画面F1を表示した状態で、メニュー項目のうち「ロ
ボットリスト」内で所望のロボット名が指定されて当該
ロボット1との間で通信状態(オンライン状態)になる
と、接続待機画面F5に遷移して、当該ロボット名に応
じたロボット1にコミュニケータ50が登録されている
か否かを判断する。
【0251】この結果図24に示すように、当該ロボッ
ト1にコミュニケータ50が登録されていない場合、コ
ミュニケータ50は、表示画面を接続待機画面F5を介
してコミュニケータ登録画面F12に遷移させる。この
コミュニケータ登録画面F12は、タイトルバーとして
「メニュー」が表示され、メニュー項目として「コミュ
ニケータ登録」のみがリスト表示されている。
【0252】このコミュニケータ登録画面F12の最下
段の左側には、メインメニュー画面F1と異なり、「探
す」を表すマークに代えて「終了」を表すマークが表示
される一方、右側の「名刺」のマークは消去されてお
り、当該「終了」を表すマークに対応するリザーブキー
52Cには表示画面を当該ロボットメニュー画面F11
から元のメインメニュー画面F1に遷移させるための機
能が割り当てられている。
【0253】このコミュニケータ登録画面F12におい
て、「コミュニケータ登録」が指定されると、当該メニ
ュー項目に代えて、「確認します。ロボット1の右前足
の肉球を押して下さい。」の旨を表すメッセージが表示
され、最下段の左側には「終了」を表すマークに代え
て、対応するリザーブキー52Cに割り当てられた機能
が同一でなる「中止」を表すマークが表示される(コミ
ュニケータ登録画面F12A)。
【0254】やがてコミュニケータ50は、このコミュ
ニケータ登録画面F12Aが表示された状態で、ユーザ
によってロボット1の右前足の肉球に応じたタッチセン
サ14の有効な検知結果が当該ロボット1から得られる
と、続いて当該コミュニケータ登録画面の中段の表示内
容を「ロボット1の左前足の肉球を押して下さい。」の
旨のメッセージに代えた画面F12Bに遷移させる。
【0255】かかるコミュニケータ登録画面F12Bが
表示された状態で、ユーザによってロボット1の左前足
の肉球に応じたタッチセンサ14の有効な検知結果が当
該ロボット1から得られると、続いて当該コミュニケー
タ登録画面F12Bの中段の表示内容を「コミュニケー
タ登録できました。」の旨のメッセージと決定キーが割
り当てられた「OK」を表すマークとに代えた画面F1
2Cに遷移させる。
【0256】このようにしてユーザは自己のコミュニケ
ータ50を用いて、通信状態にあるロボット1から与え
られる指示に応じた操作を実行することにより、当該ロ
ボット1に自己のコミュニケータ50を登録することが
できる。
【0257】かくしてコミュニケータ登録画面F12C
において、通信状態にあるロボット1に自己のコミュニ
ケータ50が登録された後、「OK」に対応する決定キ
ー52Aが押圧操作されると、表示画面が当該コミュニ
ケータ登録画面F12Cから後述するロボットメニュー
画面F11に遷移される。
【0258】これに対して通信状態にあるロボット1に
既にコミュニケータ50が登録されている場合、コミュ
ニケータ50は、図25に示すように、表示画面を接続
待機画面F5を介してロボットメニュー画面F11に遷
移させる。
【0259】このロボットメニュー画面F11には、タ
イトルバーとして「メニュー」が表示され、メニュー項
目として「コミュニケータ削除」、「名刺作成」、「基
本設定」、「制御」、「モード選択」及び「成長設定」
が順次リスト表示されている。
【0260】このロボットメニュー画面F11の最下段
の左側には、メインメニュー画面F1と異なり、「探
す」を表すマークに代えて「終了」を表すマークが表示
される一方、右側の「名刺」のマークは消去されてお
り、当該「終了」を表すマークに対応するリザーブキー
52Cには表示画面を当該ロボットメニュー画面F11
から元のメインメニュー画面F1に遷移させるための機
能が割り当てられている。
【0261】このロボットメニュー画面F11におい
て、メニュー項目のうち「コミュニケータ削除」が指定
されると、表示画面を当該ロボットメニュー画面F11
からコミュニケータ削除画面F11A1に遷移させる。
【0262】このコミュニケータ削除画面F11A1に
は、タイトルバーとして「コミュニケータ削除」が表示
され、中段に例えば「ひろし」、「アルファ」及び「ピ
ニンファリー」のように、通信状態にあるロボット1に
現在登録されている全てのコミュニケータ50の名前が
リスト表示されている。
【0263】さらにコミュニケータ削除画面F11A1
のリスト項目のうち例えば「ひろし」を表すコミュニケ
ータ50が指定されると、当該コミュニケータ削除画面
F11A1の中段の表示内容を、「ひろしを削除しまし
た。」の旨のメッセージと決定キーが割り当てられた
「OK」を表すマークとに代えた画面F11A2に遷移
させる。
【0264】このようにしてユーザは自己のコミュニケ
ータ50を用いて、通信状態にあるロボット1に現在登
録されているコミュニケータ50のうち所望のコミュニ
ケータ50の登録を必要に応じて削除することができ
る。
【0265】かくしてコミュニケータ削除画面F11A
2において、通信状態にあるロボット1に現在登録され
ているコミュニケータ50のうち指定されたコミュニケ
ータ50の登録が削除された後、「OK」に対応する決
定キー52Aが押圧操作されると、表示画面が当該コミ
ュニケータ削除画面F11A2から元のロボットメニュ
ー画面F11に遷移される。
【0266】(8−2)名刺作成 さらにコミュニケータ50は、既に登録が行われたロボ
ット1と通信状態にあるとき、表示部51にロボットメ
ニュー画面F11を表示した状態で、メニュー項目のう
ち「名刺作成」が指定されると、図26に示すように、
表示画面を当該ロボットメニュー画面F11から名刺作
成画面F11B1に遷移させる。
【0267】この名刺作成画面F11B1では、タイト
ルバーとして「名刺作成」が表示され、中段には「登録
・変更」及び「削除」の2通りの選択肢が表示され、最
下段の左側には「終了」を表すマークに代えて、対応す
るリザーブキー52Cに割り当てられた機能が同一でな
る「戻る」を表すマークが表示される。
【0268】この名刺作成画面F11B1において、
「登録・変更」が選択されると、表示画面が登録・変更
画面F11B2に遷移される。この登録・変更画面F1
1B2では、タイトルバーとして「登録・変更」が表示
され、中段に「コールネーム」、「アイコン」及び「コ
メント」が順にリスト表示されている。この登録・変更
画面F11B2における最下段の表示内容は、名刺作成
画面F11B1と同様である。
【0269】以下において、登録・変更画面F11B2
のメニュー項目の各内容を順に説明する。まず登録・変
更画面F11B2のメニュー項目のうちロボット名を表
す「コールネーム」が指定されると、中段のリスト項目
に代えて、「コールネーム」を文字入力するための入力
フィールドと、決定キー52Aが割り当てられた「O
K」を表すマークとが表示される(登録・変更画面F1
1B3)。この入力フィールド内の先頭位置にカーソル
が合わせられると、表示画面が上述した文字入力画面F
4CA(図20)に遷移される。
【0270】やがて文字入力画面F4CAにおいて、例
えば「アルファ」のようにロボット名であるコールネー
ムが決定された後、元の登録・変更画面F11B3が表
示された状態で、決定キー52Aが押圧操作されると、
中段の入力フィールドに代えて、「コールネームを登録
・変更しました。」の旨のメッセージが表示される一
方、下段の「戻る」を表すマークの表示が消去される
(登録・変更画面F11B4)。
【0271】かくして登録・変更画面F11B4におい
て、ユーザの選択によりロボット名としてコールネーム
が登録又は変更された後、「OK」に対応する決定キー
52Aが押圧操作されると、表示画面が最初に表示され
た登録・変更画面F11B2に遷移される。
【0272】一方、上述の名刺作成画面F11B1にお
いて、「削除」が選択されると、表示画面が削除画面F
11B5に遷移される。この削除画面F11B5では、
タイトルバーとして「削除」が表示され、中段には「削
除します。」の旨のメッセージが表示され、その下には
カーソルキー52B及び決定キー52Aが割り当てられ
た「No」及び「Yes」を表すマークが表示される一
方、下段の「戻る」を表すマークの表示が消去される。
【0273】やがて削除画面F11B5において、カー
ソルキー52Bを左方向に傾けながら決定キー52Aが
押圧操作されると、コールネーム、アイコン及びコメン
トを削除することなく、元のロボットメニュー画面F1
1に遷移される一方、カーソルキー52Bを右方向に傾
けながら決定キー52Aが押圧操作されると、コールネ
ーム、アイコン及びコメントを削除した後、元のロボッ
トメニュー画面F11に遷移される。
【0274】なお上述した名刺作成画面F11B1及び
登録・変更画面F11B2において、「戻る」に対応す
るリザーブキー52Cが押圧操作されると、表示画面が
元のロボットメニュー画面F11に遷移される。
【0275】続いて図27に示すように、最初に表示さ
れた登録・変更画面F11B2において、「アイコン」
が指定されると、中段のリスト項目に代えて、「アイコ
ン」を選択するための選択フィールドと、決定キー52
Aが割り当てられた「OK」を表すマークとが表示され
る。この選択フィールド内の先頭位置にカーソルが合わ
せられると、表示画面がアイコン選択画面F11B7に
遷移される(登録・変更画面F11B6)。
【0276】このアイコン選択画面F11B7では、タ
イトルバーとして「アイコンの選択」が表示され、中段
に選択可能な複数種類の絵文字がその名称(例えばロボ
ット1マーク1〜4)と共にリスト表示されている。
【0277】やがてアイコン選択画面F11B7におい
て、アイコンとして所望の絵文字とその名称が選択され
た後、元の登録・変更画面F11B6が表示された状態
で、決定キー52Aが押圧操作されると、中段の選択フ
ィールドに代えて、「アイコンを登録・変更しまし
た。」の旨のメッセージが表示される一方、下段の「戻
る」を表すマークの表示が消去される(登録・変更画面
F11B8)。
【0278】かくして登録・変更画面F11B8におい
て、ユーザの選択によりロボット1に固有の絵文字及び
その名称としてアイコンが登録又は変更された後、「O
K」に対応する決定キー52Aが押圧操作されると、表
示画面が最初に表示された登録・変更画面F11B2に
遷移される。
【0279】さらに図28に示すように、最初に表示さ
れた登録・変更画面F11B2において、「コメント」
が指定されると、中段のリスト項目に代えて、「コメン
ト」を文字入力するための入力フィールドと、決定キー
52Aが割り当てられた「OK」を表すマークとが表示
される(登録・変更画面F11B9)。この入力フィー
ルド内の先頭位置にカーソルが合わせられると、表示画
面が上述した文字入力画面F4CAに遷移される。この
とき文字入力画面では「ひらがな」を表す入力モードに
設定されている。
【0280】やがて文字入力画面F4CAにおいて、例
えば「もえるしゅうだん」のようにコメントが決定され
た後、元の登録・変更画面F11B9が表示された状態
で、決定キー52Aが押圧操作されると、中段の入力フ
ィールドに代えて、「コメントを登録・変更しまし
た。」の旨のメッセージが表示される一方、下段の「戻
る」を表すマークの表示が消去される(登録・変更画面
F11B10)。
【0281】かくして登録・変更画面F11B10にお
いて、ユーザの選択によりコメントが登録又は変更され
た後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操作さ
れると、表示画面が最初に表示された登録・変更画面F
11B2に遷移される。
【0282】(8−3)基本設定 さらにコミュニケータ50は、既に登録が行われたロボ
ット1と通信状態にあるとき、図29に示すように、表
示部51にロボットメニュー画面F11を表示した状態
で、メニュー項目のうち「基本設定」が指定されると、
表示画面を当該ロボットメニュー画面から基本設定画面
F11C1に遷移させる。
【0283】この基本設定画面F11C1では、タイト
ルバーとして「基本設定」が表示され、中段には「音量
設定」及び「時計設定」がリスト表示され、最下段の左
側には「終了」を表すマークに代えて、対応するリザー
ブキー52Cに割り当てられた機能が同一でなる「戻
る」を表すマークが表示される。
【0284】この基本設定画面F11C1において、
「音量設定」が選択されると、表示画面が音量設定画面
F11C2に遷移される。この音量設定画面F11C2
では、タイトルバーとして「音量設定」が表示され、中
段に「消音」、「小音」、「中音」及び「大音」のよう
に4段階の設定レベルがリスト表示されている。この音
量設定画面F11C2における最下段の表示内容は、基
本設定画面F11C1と同様である。
【0285】この音量設定画面F11C2において、例
えば「中音」が選択されると、中段のリスト項目に代え
て、「音量を中音に設定しました。」の旨のメッセージ
が表示されると共に、その下に決定キー52Aが割り当
てられた「OK」を表すマークが表示される一方、下段
の「戻る」を表すマークの表示が消去される(音量設定
画面F11C3)。これと共にロボット1において当該
ロボット1が発声する音声の音量を「中音」に応じた設
定レベルに設定変更される。
【0286】かくして音量設定画面F11C3におい
て、ユーザの選択によりロボット1の発声音量が所望レ
ベルに設定された後、「OK」に対応する決定キー52
Aが押圧操作されると、表示画面が当該音量設定画面F
11C3から元の基本設定画面F11C1に遷移され
る。
【0287】一方、図30に示すように、基本設定画面
F11C1において、「時計設定」が選択されると、表
示画面が時計設定画面F11C4に遷移される。この時
計設定画面F11C4では、タイトルバーとして「時計
設定」が表示され、中段に「年・月・日」、「時分」及
び「UTC(Univarsal Time Count)」のように3種類
の時計設定内容がリスト表示されている。この時計設定
画面F11C4における最下段の表示内容は、基本設定
画面F11C1と同様である。
【0288】この時計設定画面F11C4において、例
えば「年・月・日」が選択されると、中段のリスト項目
に代えて、年、月及び日の3種類の時計設定内容を入力
するための入力フィールドと、決定キー52Aが割り当
てられた「OK」を表すマークとが表示される(時計設
定画面F11C5)。これら各入力フィールド内の先頭
位置にカーソルが合わせられると、表示画面が上述した
文字入力画面F4CAに遷移される。このとき文字入力
画面F4CAでは「英数記号」を表す入力モードに設定
されている。
【0289】やがて文字入力画面F4CAにおいて、
年、月及び日について現在の日付が入力された後、元の
時計設定画面F11C5が表示された状態で、決定キー
52Aが押圧操作されると、中段の3種類の入力フィー
ルドに代えて、「年・月・日を設定しました。」の旨の
メッセージが表示される一方、下段の「戻る」を表すマ
ークの表示が消去される(時計設定画面F11C6)。
【0290】かくして時計設定画面F11C6におい
て、ユーザの選択により年、月及び日の日付が設定され
た後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操作さ
れると、表示画面が最初に表示された時計設定画面F1
1C4に遷移される。
【0291】続いて図31に示すように、最初に表示さ
れた時計設定画面F11C4において、「時・分」が指
定されると、中段のリスト項目に代えて、時及び分の2
種類の時計設定内容を入力するための入力フィールド
と、決定キー52Aが割り当てられた「OK」を表すマ
ークとが表示される(時計設定画面F11C7)。これ
ら各入力フィールド内の先頭位置にカーソルが合わせら
れると、表示画面が上述した文字入力画面F4CAに遷
移される。このとき文字入力画面F4CAでは「英数記
号」を表す入力モードに設定されている。
【0292】やがて文字入力画面F4CAにおいて、時
及び分について現在の時刻が入力された後、元の時計設
定画面F11C7が表示された状態で、決定キー52A
が押圧操作されると、中段の3種類の入力フィールドに
代えて、「時・分を設定しました。」の旨のメッセージ
が表示される一方、下段の「戻る」を表すマークの表示
が消去される(時計設定画面F11C8)。
【0293】かくして時計設定画面F11C8におい
て、ユーザの選択により年、時及び分の時刻が設定され
た後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操作さ
れると、表示画面が最初に表示された時計設定画面F1
1C4に遷移される。
【0294】さらに図32に示すように、最初に表示さ
れた時計設定画面F11C4において、「UTC」が指
定されると、中段のリスト項目に代えて、UTCすなわ
ち万国標準時(グリニッジ標準時)に対する時差を入力
するための入力フィールドと、決定キー52Aが割り当
てられた「OK」を表すマークとが表示される(時計設
定画面F11C9)。この入力フィールド内の先頭位置
にカーソルが合わせられると、表示画面が上述した文字
入力画面F4CAに遷移される。このとき文字入力画面
F4CAでは「英数記号」を表す入力モードに設定され
ている。
【0295】やがて文字入力画面F4CAにおいて、万
国標準時に対する時差(例えば日本であれば「+9」)
が入力された後、元の時計設定画面F11C9が表示さ
れた状態で、決定キー52Aが押圧操作されると、中段
のUTCの入力フィールドに代えて、「UTCを設定し
ました。」の旨のメッセージが表示される一方、下段の
「戻る」を表すマークの表示が消去される(時計設定画
面F11C10)。
【0296】かくして時計設定画面F11C10におい
て、ユーザの選択により万国標準時に対する時差が設定
された後、「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操
作されると、表示画面が最初に表示された時計設定画面
F11C4に遷移される。
【0297】(8−4)ロボットの制御 さらにコミュニケータ50は、既に登録が行われたロボ
ット1と通信状態にあるとき、表示部51にロボットメ
ニュー画面F11を表示した状態で、メニュー項目のう
ち「制御」が指定されると、表示画面を当該ロボットメ
ニュー画面F11から制御画面F11D1に遷移させ
る。
【0298】この制御画面F11D1では、図33に示
すように、タイトルバーとして「制御」が表示され、中
段には「動いて」、「教えて」、「遊ぼう」及び「写
真」の4種類の制御内容がリスト表示され、最下段の左
側には「終了」を表すマークに代えて、対応するリザー
ブキー52Cに割り当てられた機能が同一でなる「戻
る」を表すマークが表示される。
【0299】この制御画面F11D1において、「動い
て」が選択されると、表示画面が動き選択画面F11D
2に遷移される。この動き選択画面F11D2では、タ
イトルバーとして「動いて」が表示され、中段に「ぜん
しん」、「こうたい」、「みぎ」、「ひだり」、「おす
わり」、「たちあがって」及び「ふせて」のように7種
類の動き内容がリスト表示されている。この動き選択画
面F11D2における最下段の表示内容は、制御画面F
11D1と同様である。
【0300】この動き選択画面F11D2において、例
えば「ぜんしん」が選択されると、表示画面は遷移する
ことなくそのままで、コミュニケータ50は、ロボット
1を前進動作を実行させるための制御信号を当該ロボッ
ト1に送信する。
【0301】かくして動き選択画面F11D2におい
て、ユーザの選択によりロボット1に対して種々の動き
を実行させた後、「戻る」に対応するリザーブキー52
Cが押圧操作されると、表示画面が当該動き選択画面F
11D2から前画面の制御画面F11に遷移される。
【0302】続いて図34に示すように、制御画面F1
1D1において、「教えて」が指定されると、表示画面
が質問選択画面F11D3に遷移される。この質問選択
画面F11D3では、タイトルバーとして「教えて」が
表示され、中段に「おいくつ?」、「たいくつ?」、
「げんき?」、「ねむい?」及び「おなかすいた?」の
ように5種類の質問内容がリスト表示されている。この
動き選択画面F11D3における最下段の表示内容は、
制御画面F11D1と同様である。
【0303】この質問選択画面F11D3において、例
えば「おいくつ?」が選択されると、コミュニケータ5
0は当該質問に応じた制御信号をロボット1に送信し、
当該ロボット1から返答(例えば青年期)が得られたと
き、中段のリスト項目に代えて、先頭のロボット1に応
じたアイコンに続いて例えば青年期を表す「今ファンキ
ーステージだファン。」の旨のメッセージが表示される
一方、下段の「戻る」を表すマークの表示が消去される
(質問選択画面F11D4)。
【0304】かくして質問選択画面F11D3におい
て、ユーザの選択によりロボット1に対して種々の質問
を投げかけてその返答を受けた後、「OK」に対応する
決定キー52Aが押圧操作されると、表示画面が当該質
問選択画面F11D3から元のロボットメニュー画面F
11に遷移される。
【0305】さらに図35に示すように、制御画面F1
1D1において、「遊ぼう」が指定されると、表示画面
が遊び選択画面F11D5に遷移される。この遊び選択
画面F11D5では、タイトルバーとして「遊ぼう」が
表示され、中段に「ダンスして」、「メディアリンク」
及び「おしまい」のように3種類の質問内容がリスト表
示されている。この遊び選択画面F11D5における最
下段の表示内容は、制御画面F11D1と同様である。
【0306】この遊び選択画面F11D5において、例
えば「ダンスして」が選択されると、コミュニケータ5
0は当該要求に応じた制御信号をロボット1に送信した
後、表示画面が当該遊び選択画面F11D5から元のロ
ボットメニュー画面F11に遷移される。
【0307】さらに図36に示すように、制御画面F1
1D1において、「写真」が指定されると、表示画面が
写真画面F11D6に遷移される。この写真画面F11
D6では、タイトルバーとして「写真」が表示され、中
段に「しゃしんとって」の旨のメッセージが表示されて
いる。この写真画面F11D6における最下段の表示内
容は、制御画面F11D1と同様である。
【0308】この写真画面F11D6において、「写真
とって」が指定されると、コミュニケータ50は当該要
求に応じた制御信号をロボット1に送信した後、中段の
メッセージに代えて、先頭のロボット1に応じたアイコ
ンに続いて例えば「ハイ チーズ」の旨のメッセージを
表示させる一方、下段の「戻る」を表すマークの表示を
消去させる(写真画面F11D7)。
【0309】このときロボット1は、コミュニケータ5
0を所有するユーザの顔に焦点を合わせて撮影した後、
当該撮影結果をコミュニケータ50に返信する。この結
果、コミュニケータ50は、写真画面F11D7の中段
のメッセージに代えて、ロボット1から得られた撮影画
像を表示させる(写真画面F11D8)。
【0310】かくして写真画面F11D8において、ユ
ーザにより「OK」に対応する決定キー52Aが押圧操
作されると、表示画面が元のロボットメニュー画面F1
1に遷移される。
【0311】(8−5)動作モードの変更 さらにコミュニケータ50は、既に登録が行われたロボ
ット1と通信状態にあるとき、表示部51にロボットメ
ニュー画面F11を表示した状態で、メニュー項目のう
ち「モード選択」が指定されると、表示画面を当該ロボ
ットメニュー画面F11からモード選択画面F11E1
に遷移させる。
【0312】このモード選択画面F11E1では、図3
7に示すように、タイトルバーとして「モード選択」が
表示され、中段には「ひとやすみ」、「自律」及び「ス
リープ」の3種類のモードがリスト表示され、最下段の
左側には「終了」を表すマークに代えて、対応するリザ
ーブキー52Cに割り当てられた機能が同一でなる「戻
る」を表すマークが表示される。
【0313】かかるモード選択画面F11E1におい
て、リスト表示された「ひとやすみ」、「自律」及び
「スリープ」の3種類のモードのうち、現在の状態に該
当するモードには先頭に「※」を表すマークが付加さ
れ、ユーザが現在のモードを容易に目視確認し得るよう
になされている(モード選択画面F11E2)。
【0314】このモード選択画面F11E1において、
「ひとやすみ」が選択されると、コミュニケータ50は
当該要求に応じた制御信号をロボット1に送信した後、
表示画面がひとやすみモード確認画面F11E2に遷移
される。
【0315】このひとやすみモード確認画面F11E2
では、タイトルバーとして「ひとやすみ」が表示され、
中段に「ひとやすみモードに設定しました。」の旨のメ
ッセージが表示され、その下に決定キー52Aが割り当
てられた「OK」を表すマークが表示される一方、下段
の「戻る」を表すマークの表示が消去される。
【0316】かくしてひとやすみモード確認画面F11
E2において、ユーザにより「OK」に対応する決定キ
ー52Aが押圧操作されると、表示画面が元のロボット
メニュー画面F11に遷移される。
【0317】また図38に示すように、モード選択画面
F11E1において、「スリープ」が選択されると、コ
ミュニケータ50は当該要求に応じた制御信号をロボッ
ト1に送信した後、表示画面がスリープモード確認画面
F11E3に遷移される。
【0318】このスリープモード確認画面F11E3で
は、タイトルバーとして「スリープ」が表示され、中段
に「スリープモードに設定しました。お休みなさい。」
の旨のメッセージが表示され、下段の「戻る」を表すマ
ークの表示が消去される。
【0319】かくしてスリープモード確認画面F11E
3において、所定時間表示した後、自動的に表示画面が
元のロボットメニュー画面F11に遷移される。
【0320】なおロボット1は、当該ロボット1に専用
のバッテリ充電装置(以下、これをステーションと呼
ぶ)に搭載されている場合には、所定の姿勢に保持され
ているため、上述の動作モードのうちスリープモードの
み選択できるようになされている。
【0321】またロボット1は、ユーザに抱き上げられ
ている間は、4本の脚部ユニット3A〜3Dが接地して
いないため、自律モード及びスリープモードのみ選択で
きるようになされている。
【0322】(8−6)成長設定 さらにコミュニケータ50は、既に登録が行われたロボ
ット1と通信状態にあるとき、表示部51にロボットメ
ニュー画面F11を表示した状態で、メニュー項目のう
ち「成長設定」が指定されると、表示画面を当該ロボッ
トメニュー画面F11から成長設定画面F11F1に遷
移させる。
【0323】この成長設定画面F11F1では、図39
に示すように、タイトルバーとして「成長設定」が表示
され、中段には「成長スピード」及び「成長リセット」
の2通りの選択肢が表示され、最下段の左側には「終
了」を表すマークに代えて、対応するリザーブキー52
Cに割り当てられた機能が同一でなる「戻る」を表すマ
ークが表示される。
【0324】この成長設定画面F11F1において、
「成長スピード」が選択されると、表示画面が成長スピ
ード画面F11F2に遷移される。この成長スピード画
面F11F2では、タイトルバーとして「成長スピー
ド」が表示され、中段には「普通」、「速い」、「遅
い」及び「ストップ」の4段階の速度レベルがリスト表
示されている。この成長スピード画面F11F2におけ
る最下段の表示内容は、成長設定画面F11F1と同様
である。
【0325】これら速度レベルは、「普通」を通常の成
長速度とした場合、「速い」は「普通」の3倍の速さに
設定され、「遅い」は「普通」の3倍の遅さに設定され
ている。また「ストップ」は、成長しないことを表し、
この場合、横方向成長(タイプ変化)もしないように設
定されている。
【0326】この成長スピード画面F11F2におい
て、例えば「速い」が選択されると、コミュニケータ5
0は当該速度レベルに応じた制御信号をロボット1に送
信した後、表示画面を中段のリスト表示に代えて、「変
更してもよろしいですね。」の旨のメッセージを表示
し、その下にはカーソルキー52B及び決定キー52A
が割り当てられた「No」及び「Yes」を表すマーク
を表示する一方、下段の「戻る」を表すマークの表示を
消去する(成長スピード画面F11F3)。
【0327】やがて成長スピード画面F11F3におい
て、カーソルキー52Bを左方向に傾けながら決定キー
52Aが押圧操作されると、中段のメッセージに代え
て、「お休みなさい。次に起きたときから変更されてい
ます。」の旨のメッセージが表示される一方、「No」
及び「Yes」を表すマークが消去される(成長スピー
ド画面F11F4)。
【0328】この場合、ロボット1は成長速度をコミュ
ニケータ50から選択された速度に変更した後、一旦当
該コミュニケータ50と通信をシャットダウンし、その
後再起動後から当該変更した成長速度を反映させるよう
になされている。
【0329】これに対してカーソルキー52Bを右方向
に傾けながら決定キー52Aが押圧操作されると、成長
スピードの変更をしないと判断され、そのまま元のロボ
ットメニュー画面F11に遷移される。
【0330】この成長設定画面F11F1において、図
40に示すように、「成長リセット」が選択されると、
表示画面が成長リセット画面F11F5に遷移される。
この成長リセット画面F11F5では、タイトルバーと
して「成長リセット」が表示され、中段には「リセット
前にコミュニケータ50を確認します。」の旨のメッセ
ージが表示され、その下に決定キー52Aが割り当てら
れた「OK」を表すマークが表示される一方、最下段の
左側には「戻る」を表すマークに代えて、対応するリザ
ーブキー52Cに割り当てられた機能が同一でなる「中
止」を表すマークが表示される。
【0331】この成長リセット画面F11F5におい
て、決定キー52Aが押圧操作されると、中段のメッセ
ージに代えて、「ロボット1の右前足の肉球を押して下
さい。」の旨を表すメッセージが表示される(成長リセ
ット画面F11F6)。
【0332】やがてコミュニケータ50は、この成長リ
セット画面F11F6が表示された状態で、ユーザによ
ってロボット1の右前足の肉球に応じたタッチセンサの
有効な検知結果が当該ロボット1から得られると、続い
て当該成長リセット画面の中段の表示内容を「ロボット
1の左前足の肉球を押して下さい。」の旨のメッセージ
に代えた画面F11F7に遷移させる。
【0333】かかる成長リセット画面F11F7が表示
された状態で、ユーザによってロボット1の左前足の肉
球に応じたタッチセンサ14の有効な検知結果が当該ロ
ボット1から得られると、続いて当該成長リセット画面
F11F7の中段の表示内容を、先頭のロボット1に応
じたアイコンに続いて「いままで育ててくれてありがと
う。これで本当におわかれだね。いろんな事があった
ね。お別れに好きだったダンスを踊るね。」の旨のメッ
セージと、決定キー52Aが割り当てられた「OK」を
表すマークとに代えた画面F11F8に遷移させる。
【0334】そしてロボット1が特定のダンスを踊り始
めると共に、この成長リセット画面F11F8において
決定キー52Aが押圧操作されると、中段のメッセージ
に代えて、「リセットしてもよろしいですね。」の旨を
表すメッセージが表示され、その下にはカーソルキー及
び決定キー52Aが割り当てられた「No」及び「Ye
s」を表すマークが表示される一方、下段の「戻る」を
表すマークの表示が消去される(成長リセット画面F1
1F9)。
【0335】やがて成長スピード画面F11F9におい
て、カーソルキー52Bを左方向に傾けながら決定キー
52Aが押圧操作されると、中段のメッセージに代え
て、「さようなら。次に起きたときには、リセットされ
ています。」の旨のメッセージが表示される一方、「N
o」及び「Yes」を表すマークが消去される(成長ス
ピード画面F11F10)。
【0336】この場合、ロボット1は踊りを停止した
後、当該コミュニケータ50と通信をシャットダウンす
ると共に、各種のデータ内容をリセットし、その後ユー
ザによって再起動されたとき、新たな成長過程(成長段
階の「誕生期」)から成長を開始するようになされてい
る。
【0337】その際、ロボット1がリセットするデータ
内容には、成長結果、学習結果、感情・本能値、名刺情
報等があり、リセットしないデータ内容には、写真によ
る撮影結果、コミュニケータ登録等がある。
【0338】これに対してカーソルキー52Bを右方向
に傾けながら決定キー52Aが押圧操作されると、成長
リセットを行わないと判断され、ロボット1が踊りを停
止すると共に、そのまま元のロボットメニュー画面F1
1に遷移される。
【0339】(9)感情及び本能とコミュニケータ50
の表示内容との関係 次にこのロボット1における感情及び本能表現と、コミ
ュニケータ50の表示部51に表示される絵文字P1
(図41(B))の内容との関係について説明する。
【0340】このコミュニケータ50では、百種類程度
の独自の絵文字を表す絵文字データがプログラム用RO
M及びRAM57に予め格納されており、ロボット1か
ら送信される行動決定情報S21(図7)に基づいて、
対応する最適な絵文字P1に対応する絵文字データを選
択的に読み取り、当該絵文字データに基づく絵文字を表
示部51の表示画面に表示するようになされている。
【0341】すなわちこのロボット1では、上述のよう
にコントローラ10の機能の1つである行動選択部72
において、対応する状態遷移表76(図9)に基づいて
続く行動や動作を決定する。
【0342】この行動選択部72は、状態認識部70か
ら「撫でられた(PAT)」という認識結果が与えられ
た場合には、上述のように対応する状態遷移表76を用
いて確率的に次の行動や動作を決定し、決定した行動や
動作を行動決定情報S21としてコマンド変換部74に
出力する一方、これと共に本能感情部71における「喜
び」のパラメータの値を読み出し、これをコマンド変換
部74に通知するようなされている。
【0343】かくしてこのときコマンド変換部74は、
行動選択部72から与えられる行動決定情報S21に基
づいて、必要なアクチュエータ24〜24(図2)
を間接的に駆動することにより指定された「喜び」を表
現する行動を行わせる一方、コミュニケータ50に当該
行動決定情報S21を送信することにより、当該コミュ
ニケータ50において表示部に「喜び」に応じた笑顔を
表す絵文字P1を表示させる。これによりコミュニケー
タ50は、ロボット1があたかも笑っているかのごと
く、「喜び」の感情を表情として表現することに伴い、
当該「喜び」の感情を表示部に表示させることができ
る。
【0344】また行動選択部72は、状態認識部70か
ら「叩かれた(HIT)」という認識結果が与えられた
場合には、対応する状態遷移表55を用いて確率的に次
の行動や動作を決定し、決定した行動や動作を行動決定
情報S21としてコマンド変換部74に出力する一方、
これと共に本能感情部71における「怒り」のパラメー
タの値を読み出し、これをコマンド変換部74に通知す
るようなされている。
【0345】かくしてこのときコマンド変換部74は、
行動選択部72から与えられる行動決定情報S21に基
づいて、必要なアクチュエータ241 〜24n を間接的
に駆動することにより、指定された「怒り」を表す行動
を行わせる一方、コミュニケータ50に当該行動決定情
報S21を送信することにより、当該コミュニケータ5
0において表示部51に「怒り」に応じた怖い顔を表す
絵文字P1を表示させる。これによりコミュニケータ5
0は、ロボット1があたかも怒っているかのごとく、
「怒り」の感情を表情として表現することに伴い、当該
「怒り」の感情を表示部51に表示させることができ
る。
【0346】このようにしてこのコミュニケータ50に
おいては、ロボット1が「撫でられた」ことに対する
「喜び」の感情や、「叩かれた」ことに対する「怒り」
の感情を行動や動作で行うことに伴い、当該「喜び」や
「怒り」の感情を対応する最適な絵文字で表示部51の
表示画面に表示させ得るようになされている。
【0347】なお上述の実施の形態においては、コミュ
ニケータ50の表示部に、「喜び」及び「怒り」の2つ
の感情(情動)に応じた絵文字P1を画面表示させるよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、これらの感情に加えて又はこれらの感情に代えて
「悲しみ」、「驚き」、「恐怖」及び「嫌悪」等の他の
感情(情動)を、対応する最適な絵文字で画面表示させ
るようにしても良く、さらには「運動欲」、「愛情
欲」、「食欲」及び「好奇心」等の本能を、対応する最
適な絵文字P1で画面表示させるようにしても良い。
【0348】(10)名刺情報のやり取り ロボット1間又はロボット1及びコミュニケータ50間
の無線通信において、例えばブルートゥース(Bluetoot
h)等の近距離無線通信を用いる場合、ロボット1同士
又はロボット1及びコミュニケータ50間で名刺情報を
やり取りする手法について説明する。
【0349】例えばロボット1及びコミュニケータ50
間の無線通信では、マスター(主)となるロボット1が
スレーブ(従)となるコミュニケータ50との間で、ブ
ルートゥースの接続手順に従う同期確立フェーズ及び通
信接続フェーズの各段階を経て、コネクトシーケンスと
して名刺情報をやり取りし得るようになされている。
【0350】まず同期確立フェーズでは、図42に示す
ように、マスターとなるロボット1は、相手を特定する
ことなくIQ(inqury)パケットを発信する。そしてス
レーブとなるコミュニケータ50がこのIQパケットを
受信したとき、当該スレーブの属性通知としてFHS
(frequency hopping sequence)パケットをマスターと
なるロボット1に送信する。
【0351】マスターとなるロボット1は、FHSパケ
ットを受信したとき、当該スレーブとなるコミュニケー
タ50を特定すべく確認用のIDパケットを送信する。
【0352】この結果、スレーブとなるコミュニケータ
50からその応答としてIDパケットが送信されると、
マスターとなるロボット1は、当該マスターの属性通知
としてFHSパケットをスレーブとなるコミュニケータ
50に送信する。
【0353】そしてマスターとなるロボット1は、スレ
ーブとなるコミュニケータ50からその応答としてされ
たIDパケットを受信すると、当該スレーブとなるコミ
ュニケータ50との間で、ブルートゥースで採用されて
いるスペクトラム拡散方式について周波数ホッピングの
変化タイミングを同期させる、いわゆる同期確立を実現
することができる。
【0354】続いて通信接続フェーズでは、図43に示
すように、マスターとなるロボット1は、スレーブとな
るコミュニケータ50との間で、所定の認証手順に従っ
て相互に接続認証を行い、認証可能な場合には所定の暗
号化手順に従って相互に暗号化を行う一方、認証不可の
場合には待ち受けフェーズに移行する。
【0355】そして暗号化を行った後、マスターとなる
ロボット1は、スレーブとなるコミュニケータ50との
間でデータ転送可能な状態となり、図44に示すような
コネクトシーケンスを名刺情報のやり取りを中心に実行
する。
【0356】かかるコネクトシーケンスでは、まずマス
ターとなるロボット1は、スレーブとなるコミュニケー
タ50にサービスリスト(すなわち提供可能な機能のリ
スト)の検索又は要求を行い、当該スレーブとなるコミ
ュニケータ50から提供可能なサービスのリストがその
応答として通知されるのを待つ。
【0357】続いてマスターとなるロボット1は、スレ
ーブとなるコミュニケータ50から得られたサービスリ
ストのうち所望のサービスを選択して、当該サービスの
提供の要求をスレーブとなるコミュニケータ50に送信
する。スレーブとなるコミュニケータ50は、マスター
となるロボット1からの要求に応じて、当該サービスの
提供が可能であるか否かの応答を返す。
【0358】この後、マスターとなるロボット1は、ス
レーブとなるコミュニケータ50との間でロボットの名
刺情報のやり取りを行う。
【0359】この名刺情報は、システム層での接続や管
理のための情報がバイナリ(Binary)で記述されたSC
ARDと、アプリケーションごとに定義されたロボット
1の名刺内容がテキスト形式(XML)で記述されたA
CARDとからなる。
【0360】具体的にSCARDには、「BtDeviceCate
gory」で表されるブルートゥースのデバイスカテゴリ
と、「BtAddress」で表されるブルートゥースのアドレ
ス番号と、「Btname」で表される名前と、「iconID」で
表されるアイコンの種類と、「BtLang」で表される言語
とがバイナリで記述されている。またACARDには、
ロボット1の種類を表す「ERF-310AW10」と、情報を表
す「うまれたてロボット」と、コメントを表す「かわい
いラッテです。」とがテキスト形式で記述されている。
【0361】実際にマスターとなるロボット1は、自分
のSCARDをスレーブとなるコミュニケータ50に送
信して、当該スレーブとなるコミュニケータ50から受
信した旨の応答が送信されるのを待つ。
【0362】続いてマスターとなるロボット1は、スレ
ーブとなるコミュニケータ50に対して当該コミュニケ
ータ50がもつSCARDの要求を行い、当該コミュニ
ケータ50からSCARDが送信されるのを待つ。
【0363】さらにマスターとなるロボット1は、自分
のACARDをスレーブとなるコミュニケータ50に送
信して、当該スレーブとなるコミュニケータ50から受
信した旨の応答が送信されるのを待つ。
【0364】続いてマスターとなるロボット1は、スレ
ーブとなるコミュニケータ50に対して当該コミュニケ
ータ50がもつACARDの要求を行い、当該コミュニ
ケータ50からACARDが送信されるのを待つ。
【0365】このように名刺情報のやり取りをした後、
マスターとなるロボット1は、スレーブとなるコミュニ
ケータ50との間で、各種アプリケーションに応じたデ
ータ通信を行い、やがて図43に戻って、通信を終了し
たいときには当該スレーブとなるコミュニケータ50と
の間で通信を切断する。
【0366】(11)ロボット1間会話のシーケンス 図45において、ロボット1は、一定周期(例えば30秒
ごと)に他のロボット1やコミュニケータ50が周囲に
いるか否かをIQパケットを発信することによって確認
している。IQパケットに応答したロボット1やコミュ
ニケータ50が存在したとき、マスターとなるロボット
は、当該ロボット1やコミュニケータ50をスレーブと
して同期確立を行う。
【0367】続いてマスターとなるロボット1は、スレ
ーブとなるロボット1やコミュニケータ50と接続認証
及び続く暗号化を行った後、名刺情報のやり取りを含む
コネクトシーケンスを実行する。
【0368】そしてマスターとなるロボット1は、会話
要求を表すシナリオIDをスレーブとなるロボット1の
み(コミュニケータ50は除く)に問い合わせる。かか
るスレーブとなるロボット1は、マスターとなるロボッ
ト1から得られるシナリオIDに対して、受け答えが可
能であるか否かを自己のシナリオデータベース(上述し
た図7に示す知識情報部85)から検索し、可能であれ
ばOKの応答をする。
【0369】やがてマスターとなるロボット1は、例え
ば「発話1」のシナリオをテキストデータとしてスレー
ブとなるロボット1に送信すると同時に、スレーブとな
るコミュニケータ50が通信接続されていれば当該コミ
ュニケータ50にも送信する。
【0370】スレーブとなるロボット1やコミュニケー
タ50は、マスターとなるロボット1から与えられたテ
キストデータに基づく「発話1」に対してシナリオに沿
って「発話2」を選択し、当該「発話2」をテキストデ
ータとしてマスターとなるロボット1に送信する。
【0371】マスターとなるロボット1は、受けたテキ
ストデータに基づく「発話2」を、スレーブとなるコミ
ュニケータ50が通信接続されていれば当該コミュニケ
ータ50に送信する。この後、マスターとなるロボット
1は、スレーブとなるロボット1に対してシナリオによ
る会話の終了要求を送信することにより、当該スレーブ
となるロボット1から応答が得られたとき、現在のコネ
クトシーケンスを終了する。
【0372】このようにロボット1同士が通信接続され
かつシナリオによる会話シーケンスが可能な状態となっ
たとき、当該ロボット1同士に接続されているコミュニ
ケータ50が存在する場合には、このコミュニケータ5
0は、マスターとなるロボットからシナリオによる会話
内容を受信して表示部に表示させることができる。
【0373】(12)音声認識によるシナリオ発動 マスターとなるロボット1が自律的に他のスレーブとな
るロボット1やコミュニケータ50と接続して通信する
際には、当該マスターとなるロボット1が、ユーザによ
るコミュニケータ50の操作結果や、ユーザが発した音
声の認識結果又はユーザの顔の認識結果などに基づい
て、スレーブとなるロボット1やコミュニケータ50に
対してシナリオの発動や通信接続を行うことにより、コ
ミュニケータ50を使用するユーザとロボット1とのイ
ンタラクション(相互作用)性をより向上し得るように
なされている。
【0374】(12−1)ロボット1間のシナリオの発
動 まず2台のロボット1が通信接続した場合には、マスタ
ーとなるロボット1がスレーブとなるロボット1に対し
て挨拶などのシナリオを発動した後、自律的に外部の状
況に応じて適宜シナリオを発動する。
【0375】その際、ユーザがロボット1同士の会話シ
ナリオをコミュニケータ50を用いて目視することを所
望して「おともだち」という言葉を発声すると、マスタ
ーとなるロボット1は、マイクロホン16を介して集音
した当該音声に基づいて、スレーブとなるロボット1に
対して自発的にシナリオの発動を開始することにより、
ユーザのコミュニケータ50の表示部51にシナリオを
表示させることができる。
【0376】これに対して、ロボット1間の通信が非接
続状態のときにユーザから「おともだち」という言葉が
発せられると、マスターとなるロボット1は、IQパケ
ットを発信して他のスレーブとなるロボット1を周囲で
探索し、一定期間(例えば30秒)内に探索できなった場
合には、その結果を知らせるための動作を行ってユーザ
に知らせる。
【0377】このようにしてユーザは、ロボット1間の
シナリオ会話を見たい場合には、特定の言葉を発するだ
けで、マスターとなるロボット1に自発的にシナリオを
発動させてそのシナリオを自己のコミュニケータ50の
表示部で目視することができる。さらにユーザはロボッ
ト1間の通信が非接続の場合でもマスターとなるロボッ
ト1がその旨を表す動作をすることにより、未通信状態
であることを容易に認識することができる。
【0378】実際上、マスターとなるロボット1では、
上述した図7において、他のロボットとの通信接続時
に、コントローラ10内の状態認識部70が「おともだ
ち」という指令音を認識して当該認識結果を会話管理部
75に与えると、当該会話管理部75が知識情報部85
を用いて当該認識結果に基づくシナリオデータを生成す
ることにより、シナリオの発動を開始させる。
【0379】そして会話管理部75は、当該シナリオデ
ータをセッションサービス管理部83及び無線通信制御
部84を介してコミュニケータ50に送信することによ
り、当該コミュニケータ50においてシナリオデータに
基づくシナリオを表示画面に表示させることができる。
【0380】これに対してマスターとなるロボット1で
は、他のロボット1と非通信接続時には、コントローラ
10内の状態認識部70が「おともだち」という指令音
を認識して当該認識結果を会話管理部75に与え、当該
会話管理部75がIQパケットをセッションサービス管
理部83及び続く無線通信制御部84を介して外部に発
信させる。
【0381】そして所定時間経過しても通信接続結果が
状態認識部70から得られないときには、会話管理部7
5は、行動選択部72にその旨を通知することにより、
当該行動選択部72は非通信接続である旨を表す所定の
行動又は動作を決定して、ロボット自身に当該行動又は
動作を発現させることができる。
【0382】(12−2)インタラクションシナリオの
発動 コミュニケータ50を使用しているユーザに対してロボ
ット1から「元気?〈YES〉〈NO〉」などと問い掛
けるシナリオをインタラクションシナリオと呼ぶ。かか
るインタラクションシナリオをロボット1から発動させ
るトリガとしては、ユーザが存在する可能性が高い場合
が好ましいため、ユーザが発した音声を認識をした場
合、ユーザの顔画像を認識した場合、又はユーザの手を
センサ検知した場合、さらにはコミュニケータ50から
の入力があった場合などが考えられる。
【0383】特に音声認識によりインタラクションシナ
リオを発動させる場合には、ユーザが発する音声を「お
はなししよう」等の特定の言語に決めておけば、より一
層ユーザが意識的に利用し易くなり便利である。
【0384】実際上、ロボット1では、上述した図7に
おいて、コントローラ10内の状態認識部が「おはなし
しよう」という指令音を認識して当該認識結果を会話管
理部75に与えると、当該会話管理部75が知識情報部
85を用いて当該認識結果に基づきインタラクションシ
ナリオを表すシナリオデータを生成することにより、イ
ンタラクションシナリオの発動を開始させる。
【0385】そして会話管理部75は、当該シナリオデ
ータをセッションサービス管理部83及び無線通信制御
部84を介してコミュニケータ50に送信することによ
り、当該コミュニケータ50においてシナリオデータに
基づくインタラクションシナリオを表示画面に表示させ
ることができる。
【0386】(12−3)コミュニケータへの接続 ロボット1が自律的に動作しているとき、ユーザがロボ
ット1に対して自分のコミュニケータ50に接続して、
ロボット1が発する独り言を表示して欲しいと思うとき
がある。このためユーザが「ロボットチャット」と音声
を発したときに、ロボット1が当該音声を認識したと
き、コミュニケータ50と通信接続を確立すると共に当
該コミュニケータ50の表示部にロボット1が発する独
り言を表示させることにより、ユーザがロボット1と容
易にコミュニケーションをとって親近感を向上させるこ
とができる。
【0387】実際上、ロボット1では、上述した図7に
おいて、コントローラ10内の状態認識部が「ロボット
チャット」という指令音を認識して当該認識結果を会話
管理部75に与えると、当該会話管理部75がLMSコ
マンドに付加された発話テキストに対応するテキストデ
ータをセッションサービス管理部83及び無線通信制御
部84を介してコミュニケータ50に送信することによ
り、当該コミュニケータ50においてテキストデータに
基づく発話テキストの発話内容を表示画面に表示させる
ことができる。
【0388】(13)バッテリセーブ コミュニケータ50は携帯機器であり、常に接続してい
るとバッテリの充電量がすぐに消費するため、ユーザが
ほったらかしにしている場合、例えば5分間ユーザから
の操作が全くなかったときに自動的にロボット1との通
信接続を切断することが考えられる。
【0389】しかしユーザはその間ロボット1を目視し
ていただけの場合あり、単にユーザが所定時間全くコミ
ュニケータ50を操作しないからといってロボット1と
の通信接続を一方的に切断するのは、ユーザの意思に反
した使用となり好ましくない。
【0390】このためロボット1のコントローラ10
は、図46に示すバッテリセーブ処理手順RT1を実行
することにより、通信接続状態にあるコミュニケータ5
0のバッテリの消費量を極力低減させながらユーザの意
思に反しないように対処することができる。
【0391】具体的にバッテリセーブ処理手順RT1に
おいて、ロボット1のコントローラ10は、コミュニケ
ータ50との通信接続時でかつユーザによるコミュニケ
ータ50の操作が終了した時点からステップSP0に入
り、続くステップSP1において最初の10分間の接続
が継続するのを待つ。
【0392】続いてコントローラは、ステップSP2に
進んで、上述したインタラクションシナリオを発動させ
て「たいくつ?〈YES〉〈NO〉」のような発話内容
をコミュニケータ50の表示部51に表示させた後、ス
テップSP3に進む。
【0393】このステップSP3において、コントロー
ラ10は、コミュニケータ50から何らかの応答がある
か否かを判断し、当該判断結果が否定的であればステッ
プSP4に進んで、コミュニケータ50との通信接続を
2分間切断した後、再び接続させる。
【0394】これに対してステップSP3において肯定
結果を得ると、コントローラ10は、ユーザからの応答
があったと判断して、そのまま5分間接続を延長させつ
つ、再度ステップSP2に戻って同様の処理を繰り返さ
せる。
【0395】続いてステップSP6において、コントロ
ーラ10は、再接続した直後にコミュニケータ50の表
示部に上述のインタラクションシナリオに基づく発話内
容を表示させた後、ステップSP7に進む。
【0396】このステップSP7において、コントロー
ラ10は、コミュニケータ50から何らかの応答がある
か否かを判断し、当該判断結果が否定的であればステッ
プSP8に進んで、コミュニケータ50との通信接続を
4分間切断した後、再び接続させる。
【0397】これに対してステップSP7において肯定
結果を得ると、コントローラ10は、ユーザからの応答
があったと判断して、そのまま5分間接続を延長させつ
つ、再度ステップSP2に戻って同様の処理を繰り返さ
せる。
【0398】続いてステップSP10において、コント
ローラ10は、再接続した直後にコミュニケータ50か
ら何らかの応答があるか否かを判断し、当該判断結果が
否定的であればステップSP11に進んで、コミュニケ
ータ50との通信接続を6分間切断した後、再び接続さ
せる。
【0399】これに対してステップSP10において肯
定結果を得ると、コントローラ10は、ユーザからの応
答があったと判断して、そのまま5分間接続を延長させ
つつ、再度ステップSP2に戻って同様の処理を繰り返
させる。
【0400】続いてステップSP12において、コント
ローラ10は、再接続した直後にコミュニケータ50の
表示部に上述のインタラクションシナリオに基づく発話
内容を表示させた後、ステップSP13に進む。
【0401】このステップSP13において、コントロ
ーラ10は、コミュニケータ50から何らかの応答があ
るか否かを判断し、当該判断結果が否定的であれば再度
ステップSP11に戻って、当該ステップSP11−S
P12−SP13のループをステップSP13で肯定結
果を得るまで繰り返す。
【0402】実際上、コミュニケータ50は5分間全く
操作されなかった場合には、自動的に電源が切断される
ように予め設定されており、上述のステップSP11に
おいてロボット1がコミュニケータ50との通信接続を
6分間切断すればその時点で処理は終了することとな
る。
【0403】但し、ロボット1がコミュニケータ50と
通信接続を切断している間に、ユーザがコミュニケータ
50の表示画面を所望した場合には、上述したようなユ
ーザが「ロボットチャット」と音声を発したときには、
ロボット1とコミュニケータ50との通信接続が確立さ
れる。
【0404】このようにすれば、コミュニケータ50が
ロボット1と通信接続状態にあっても、当該ロボット1
からの問い掛けに基づいて、ユーザの意思を尊重しなが
らバッテリの消費量を極力低減させることができる。
【0405】(14)ロボット間無線通信 (14−1)無線通信時の通信相手方向特定方法 ロボット1同士で無線通信を行う際、一方又は双方のロ
ボット1が指向性をもたないアンテナ端子を使用してい
る場合などは、通信相手がどの方向にいるかを特定する
ことが困難となる。また、無線通信を行っていても、第
三者が見た場合、交信中であるか否かを判別することが
困難である。
【0406】そこで、通信を確立した後に、交信状況下
で周囲から得られる音や赤外線などを受けるようにする
と、通信相手のいる方向を特定でき、その方向に頭を向
けることができる。例えば、通信相手がある音を発して
いる状態で、自己の首を回すようにしてマイクロホン1
6(図2)の集音状態に変化を持たせるようにする。
【0407】(14−2)無線通信時の通信相手までの
距離特定方法 また、ロボット1同士で無線通信を行う際、交信状況下
で、一方のロボット1が所定の音を実用上十分な強度で
発生させることにより、相手方のロボット1が当該音の
到達時間の遅れや音の減衰量などを計測し、所定の演算
処理を実行することにより、当該ロボット1間の距離を
特定することができる。
【0408】(14−3)多言語間コミュニケーション さらに、ロボット1間の通信において、通信内容として
予め意味付けされたコマンド及び又はセマンティクス
(semantics)を表す共通のデータを通信相手に送信す
るようにして、当該データを受信したロボット1は、デ
ータに基づいて相手方の送信内容を認識する。
【0409】このようにロボット1間では、単なる音声
のやり取りとは異なり、言語に依存しないコマンドやセ
マンンティクスを表す共通のデータを送り合うことによ
り、異なる言語間(すなわち多国言語の)コミュニケー
ションを成立させるようにみせることができる。
【0410】(14−4)ロボット間会話の認識方法 さらにロボット1同士で会話を行う場合、その会話内容
を双方のロボット1のユーザに知らせるように、無線通
信のみならず、日常言語による音声の発声も同時に行う
ようにする。
【0411】すなわち実際のロボット1間における会話
は、当該会話内容を表すテキストデータや、上述のコマ
ンド及び又はセマンティクスを表す共通のデータ、さら
には感情及び又は本能を表す行動決定情報S21(図
5)を、双方のロボット1がもつ無線通信手段(無線L
ANカード41)を用いて送り合うことによって行う
が、当該各データを送受信するタイミングに同期して、
各ロボット1では、頭部ユニット4のスピーカ21(図
2)から任意の音を発声させたり、頭部ユニット4や胴
体部ユニット2の各LED15、23(図2)を所望パ
ターンで発光させたり、頭部ユニット4や各脚部ユニッ
ト3A〜3Dを所望パターンで可動させるようにする。
【0412】このときロボット1間では会話の認識に音
声情報は利用せず、無線通信によるデータに基づいて会
話内容を理解するようにし、音声その他の情報はユーザ
への通知に利用する。
【0413】(14−5)無線通信によるモーションデ
ータ受信 ロボット1間で無線通信を行う際、自己のロボット1が
もっていない動作パターンや行動パターンを表すモーシ
ョンファイルを、通信相手のロボット1がもっている場
合には、当該モーションファイルを当該通信相手のロボ
ット1から送信してもらうことにより、当該モーション
ファイルを自律モード用メモリカード26A(図2)に
格納すれば、かかるモーションファイルに基づく動作パ
ターンや行動パターナを自分のモーションとしてその後
恒常的に使用することができる。
【0414】すなわち複数ロボット1間で、特定のシナ
リオに従った会話を行うとき、会話相手のロボット1が
該当するシナリオ、モーションをもっていない場合、無
線通信で会話開始前にシナリオとモーションを相手方に
渡すようにする。この結果、ロボット1間でシナリオ及
びモーションを受け渡すことによって、複数のロボット
1で構成するグループ内において、流行言葉、教師と生
徒の関係、コミュニケーション結果による成長等をシミ
ュレートすることができる。
【0415】ここで、上述のシナリオとは、複数のロボ
ット1が交信状況下で、場面の順序、台詞及び動作など
を記した台本や脚本であり、会話人数に応じて会話内容
が予め設定されているものである。
【0416】(14‐6)ロボット間での名刺交換 なお、ロボット1同士で会話を行う場合、各ロボット1
が個体別に識別する仕組みが必要となることから、会話
の前段階として、ロボット1間で無線通信を介した交信
可能状態となったとき、ロボット1間で、自己のロボッ
ト1の名前や特徴及びオーナーの名前等が記述された名
刺情報を交換し合うことにより、初対面か良く会ってい
る(仲良し)かがわかると共に、ロボット1間のコミュ
ニケーションに変化を与えることができる。
【0417】(15)ロボットと無線端末装置の通信 (15−1)オーナー認識 ロボット1間の無線通信において、例えばブルートゥー
ス(Bluetooth)等の近距離無線通信を用いる場合、ロ
ボット1同士で通信が確立すれば、当該ロボット1に対
応するコミュニケータ50が近くに存在することがわか
ると共に、当該コミュニケータ50を所有するユーザ
(以下、これをオーナーと呼ぶ)を特定することができ
る。
【0418】従って各ロボット1では、一定期間内で最
も頻繁かつ長時間アクセスするコミュニケータ50を、
そのオーナーの名前と共に記憶しておき、次回から交信
するごとにオーナーを自動的に認識するといった学習効
果を持たせるようにすれば、より一層人間関係に近いコ
ミュニケーションを図ることが可能となる。
【0419】具体的には、ロボット1は、オーナーが近
づいたら喜ぶ動作を行う一方、見知らぬ第三者が近づい
たら少し恥らう動作を行ったり興味深々の動作を行った
りすることで、本物の動物のようにロボット1がオーナ
ーを特別の存在として意識してくれることが可能となる
と共に、オーナーとの絆を強化することが可能となる。
【0420】(15−2)オーナー登録 予め登録したコミュニケータ50のみ対応するロボット
1を制御できるという環境下において、コミュニケータ
50からパスワードを入力してオーナーを登録する方式
では、パスワードが漏洩した場合、使用権原のない第三
者による違法な登録を防止することが非常に困難とな
る。
【0421】このため、ロボット1において、登録者が
ロボット1に働きかける任意の動作を指示内容としてコ
ミュニケータ50に送信し、当該コミュニケータ50の
表示部51に画面表示する。登録者はコミュニケータ5
0に表示された指示内容に従い、対応するリアクション
をロボット1に働きかけるようにし、正しいリアクショ
ンが実行された旨がロボット1からコミュニケータ50
に送信された場合のみ、当該コミュニケータ50の登録
者をオーナーとして正式に登録する。
【0422】例えばロボット1からタッチセンサ14、
19、20(図2)へのタッチの指示、又は音声コマン
ドの指示を指示内容としてコミュニケータ50に送信す
れば、登録者はロボット1に直に近づいて当該ロボット
1にタッチするか又は音声コマンドに基づく音声を読み
上げることにより、ロボット1から正しいリアクション
が実行された旨がコミュニケータ50に送信され、オー
ナーとして正式に登録される。
【0423】この結果、オーナー登録を行うユーザは、
常にロボット1に接触可能な距離まで近づかなければ登
録することができず、違法な第三者による登録を未然に
防止することができる。さらにロボット1からコミュニ
ケータ50に送信される指示内容を定期的に変化させる
ことにより、一旦オーナーとして正規に登録された場合
でも、必要に応じて更新登録しなければならず、より一
層防犯性を向上することができる。
【0424】(15−3)ロボット間会話表示装置 ロボット1間で無線通信により会話(情報交換)を行っ
た場合、その会話内容を外部から伺い知ることは非常に
困難である。このため、会話の内容をユーザが携帯する
コミュニケータ50に可読性のあるテキストデータとし
てロボット1間の情報交換のタイミングに同期して画面
表示させることにより、ロボット1間の会話内容をユー
ザがコミュニケータ50を用いて認識することができ
る。
【0425】(16)パーソナルコンピュータを用いた
ロボット1との通信 (16−1)複数体のロボットの動作を同期させる方法 まずユーザが所有するパーソナルコンピュータ31(図
3)を用いて、無線通信を介して複数のロボット1にそ
れぞれ動作シーケンスを転送しておく。かかる動作シー
ケンスには、所定の同期信号を受信した後の動作及び当
該動作を行うタイミングが記述されている。
【0426】続いてパーソナルコンピュータ31は、任
意の音楽を鳴らすタイミングに合わせて、当該同期信号
を各ロボット1に無線通信を介して送信すると、この同
期信号を受信した各ロボット1は、動作シーケンスに基
づく動作を所定タイミングで実行することにより、複数
のロボット1を互いに同期させて動作させることができ
る。
【0427】なお、別方法として、複数のロボット1が
無線通信が可能な状況下で、一のロボット1が周囲のロ
ボット1に、任意の音楽を鳴らすタイミングに合わせ
て、当該同期信号を当該周囲にいるロボット1に無線通
信を介して送信すると、この同期信号を受信した各ロボ
ット1は、送信元のロボット1と同様に動作シーケンス
に基づく動作を所定タイミングで実行することにより、
複数のロボット1を互いに同期させて動作させることが
できる。
【0428】(16−2)ロボットとパーソナルコンピ
ュータとを同期させてナレーションを行う方法 まずユーザが所有するパーソナルコンピュータ31(図
3)を用いて、無線通信を介して複数のロボット1にそ
れぞれナレーションを表す音声データを転送しておく。
かかる音声データに基づくナレーションは、一般的な会
話内容や鳴き声等の音声情報でなる。
【0429】続いてパーソナルコンピュータ31は、ロ
ボット1が出力するのと同じ音声を出力すると同時に、
ロボット1に同期信号を送出して、当該ロボット1から
も音声を出力させる。この結果、パーソナルコンピュー
タ31は、ロボット1が出力する音声を直接マイクロホ
ンを介して集音する場合と比較して、ロボット1の動作
ノイズが混入しない分、ロボット1が出力する音声と同
じ音声を非常に高い音質で出力することができる。
【0430】(16−3)ロボットにおけるモード通知 ロボット1が複数の動作モードを有する場合、ユーザが
パーソナルコンピュータ31を介して任意の動作モード
を選択することができる。その際、ロボット1は、パー
ソナルコンピュータ31から無線通信を介してロボット
1に送信された動作モードのデータを、音声データに変
化して当該音声データに基づく音声を出力することによ
り、パーソナルコンピュータ31を所有するユーザに当
該動作モードを受信した旨を通知することができる。
【0431】この結果、パーソナルコンピュータ31を
所有するユーザは、当該パーソナルコンピュータ31に
動作モード表示機能が存在しない場合や表示能力が低い
場合でも、ロボット1から発せられる音声により、自分
が選択した動作モードがロボット1に伝わった旨を確認
することができる。
【0432】(16−4)複数ロボットによる画像付き
チャット方法 複数のロボット1がそれぞれCCDカメラ17(図2)
を有しており、これら複数のロボット1とパーソナルコ
ンピュータ31(図3)とがネットワークを介して相互
に接続されている場合、パーソナルコンピュータ31に
は、表示画面上に各ロボット1が見ている撮像画像を画
面表示することができる。またパーソナルコンピュータ
31からキーボードやマウス等を介して所望の会話文を
入力することができ、上述したロボット1同士でのチャ
ットを撮像画像と共に実行することができる。
【0433】(17)本実施の形態による動作及び効果 以上の構成において、ロボット1に対応して上述のよう
な遠隔操作用のコミュニケータ50を設け、当該コミュ
ニケータ50及びロボット1間を例えばブルートゥース
等の近距離無線通信で接続可能にしておく。
【0434】複数のロボット1が交信可能状況下で互い
に会話を行う場合、あるロボット1が他のロボット1に
会話内容としてコマンド及び又はセマンティクスを表す
共通のデータを送信することにより、当該データを受信
したロボット1は、データに基づいて相手方の送信内容
を認識することができ、日常言語による音声を集音して
言語解析を行う場合と比較して、容易に会話内容をやり
取りすることができると共に、異なる言語間であっても
コミュニケーションを確立させることができる。
【0435】実際に複数のロボット1がコミュニケーシ
ョンを実行する場合、図47(A)〜図49に示すよう
に、中心となる(例えば議長となる)ロボット1が、ま
わりにいる交信可能なロボット1及びコミュニケータ5
0を探す(図47(A))。そして議長となるロボット
1は、交信可能なロボット1及びコミュニケータ50の
名刺(オーナーの名前及びロボット1自身の名前や特徴
等)を集める(図47(B))。その後、議長となるロ
ボット1が名刺をリストにまとめて、会話に参加してい
るメンバーとなるロボット1及びコミュニケータ50に
当該リストを配布する(図48(A))。その後、議長
となるロボット1は、メンバーとなるロボット1及びコ
ミュニケータ50と会話を開始する(図48(B))。
なお、議長となるロボット1は、必要に応じて会話の順
番を決めることが可能である(図49)。例えば、順番
に所定の時間間隔で自分と会話したいか否かを聞くこと
ができる。
【0436】このようにすれば、ロボット1同士におい
て、おしゃべりを楽しんだり、オーナーがコミュニケー
タ50を用いてロボット1の考えや仕草を理解すること
ができるといった、自然なコミュニケーションを図るこ
とができる。
【0437】また複数のロボット1で、オーナーの友達
同士で自己のロボット1を持ち寄ったり、多くのオーナ
ーと友達になったりと、コミュニティ作りを楽しむこと
ができる。
【0438】さらにロボット1による表現を、オーナー
が所有するコミュニケータ50に画面表示させるように
したことにより、音声による表現の場合と比較して格段
と多くのバリエーションを持たせることができる。この
場合、ロボット1自体が独り言やおねだりを発したり、
オーナーへの愚痴を発したり、オーナーの行動に対して
の返答をしたり、クイズやなぞなぞ、占い、今日の一言
などを発したりすることが可能となる。
【0439】またロボット1同士で会話を行う場合、会
話内容を上述のコマンド及び又はセマンティクスのみな
らずテキストデータとして無線通信を介して送受信する
と共に、それに同期した感情及び又は本能を表す行動決
定情報をも送受信することにより、対応するコミュニケ
ータ50では、会話内容をテキスト文で画面表示するこ
とができると共に、感情及び又は本能に応じた度合いを
絵文字として画面表示することができる。
【0440】さらにロボット1同士で交信可能状況下で
は、一方のロボット1がもつ動作パターンや行動パター
ンを表すモーションファイルを他方のロボット1に同期
して無線通信を介して送信することにより、当該ロボッ
ト1は恒常的にモーションファイルに基づく動作パター
ンや行動パターンを自分のモーションとして使用するこ
とができる。この結果、複数のロボット1でダンスやも
のまね等の協調動作を実行することが可能となる。
【0441】さらにロボット1間又はロボット1及びコ
ミュニケータ50間の無線通信において、例えばブルー
トゥース等の近距離無線通信を用いる場合、マスターと
なるロボット1がスレーブとなるロボット1又はコミュ
ニケータ50との間で、ブルートゥースの接続手順に従
う同期確立フェーズ及び通信接続フェーズの各段階を経
て、コネクトシーケンスとして名刺情報をやり取りする
ようにしたことにより、通信可能範囲に存在するロボッ
ト1同士やロボット1及びコミュニケータ50につい
て、ユーザの操作を全く必要とすることなく容易かつ自
然に名刺情報をやり取りすることができる。
【0442】さらにロボット1同士が通信接続されかつ
シナリオによる会話シーケンスが可能な状態となったと
き、当該ロボット1同士に接続されているコミュニケー
タ50が存在する場合には、このコミュニケータ50
は、マスターとなるロボットからシナリオによる会話内
容を受信して表示部に表示させるようにしたことによ
り、ロボット1同士の世界をのぞき見するといった楽し
みを得ることができる。
【0443】さらにマスターとなるロボット1が自律的
に他のスレーブとなるロボット1やコミュニケータ50
と接続して通信する際には、当該マスターとなるロボッ
ト1が、ユーザによるコミュニケータ50の操作結果
や、ユーザが発した音声の認識結果又はユーザの顔の認
識結果などに基づいて、スレーブとなるロボット1やコ
ミュニケータ50に対してシナリオの発動や通信接続を
行うようにしたことにより、コミュニケータ50を使用
するユーザとロボット1とのインタラクション(相互作
用)性をより向上することができる。
【0444】例えばユーザは、ロボット1間のシナリオ
会話を見たい場合には、特定の言葉を発するだけで、マ
スターとなるロボット1に自発的にシナリオを発動させ
てそのシナリオを自己のコミュニケータ50の表示部に
表示させるようにしたことにより、ユーザは自己の意思
で好きなときに容易にロボット1同士の世界をのぞき見
する楽しみを得ることができる。
【0445】さらにロボット1がユーザの顔画像や音
声、手の接触、コミュニケータからの入力等の認識結果
に基づいて、ユーザの存在を認識した場合に、当該ユー
ザが使用しているコミュニケータ50に対して、ロボッ
ト1からインタラクションシナリオを表示させるように
したことにより、ユーザはあたかも人間が自分に問い掛
けているかのような驚きと楽しみを得ることができる。
【0446】さらにロボット1が自律的に動作している
際に、ユーザが所定音の発声やコミュニケータ50の操
作などの働きかけによって当該ロボット1に対して自分
のコミュニケータ50を接続させ、ロボット1が発する
独り言をコミュニケータ50に表示させるようにしたこ
とにより、ユーザがロボット1と容易にコミュニケーシ
ョンをとって親近感を向上させることができる。
【0447】ロボット1がコミュニケータ50に発話内
容のテキストデータを送信する際に、当該テキストデー
タに関連する音声データに基づいて、自らスピーカ21
を介して発話内容に合わせた音声を発すれば、コミュニ
ケータ50をもつユーザによって表示部51に表示され
た発話内容を目視するのみならず、ロボット1が発する
音声を聴くことができ、より一層ロボット1に対して満
足感及び親近感を与えることができる。
【0448】さらにコミュニケータ50と通信接続状態
にあるロボット1が、当該コミュニケータ50の操作状
況を所定の時間間隔で接続の切断又は再開を繰り返し
て、逐次その旨をコミュニケータ50に表示させるよう
にしたことにより、ユーザの意思を尊重しながらコミュ
ニケータ50のバッテリの消費量を極力低減させること
ができる。
【0449】さらに単一のロボット1に単一のコミュニ
ケータ50を登録するようにしたことにより、コミュニ
ケータ50についての操作上のセキュリティや無線通信
の接続の容易さを確保することができる。
【0450】さらにロボット1が発話テキストを通信状
態にあるコミュニケータ50に表示させるにあたって、
ロボット1が自律動作している状況を説明する発話であ
る「独り言発話」と、ロボット1の状態遷移の状況に応
じた発話である「センテンス発話」と、予め設定された
シナリオに基づく複数のつながった発話である「シナリ
オ発話」との3通りの発話をロボット1の行動に会わせ
て行うようにしたことにより、発話内容をロボット1の
行動に合わせるようにすれば、よりリアルな生物のよう
にロボット1を表現させることができ、ユーザに満足感
を与えることができる。
【0451】その際、ロボット1内のコミュニケータ1
0において、ロボット1の行動を選択するために用いら
れる状態遷移表76に従って発話内容を設定してコマン
ドを生成するようにしたことにより、複雑なハードウェ
アを新たに設けることなく、容易にロボット1の行動に
応じた発話内容をコミュニケータ50に提供させること
ができる。
【0452】さらにロボット1の行動に応じた発話内容
を複数用意しておき、当該発話内容をランダムに選択す
るようにしたことにより、ロボット1の同一行動が繰り
返し行われることがあっても、その都度異なる発話内容
をコミュニケータ50に提供することができ、この結
果、ユーザに飽きや退屈感を感じさせなくて済む。
【0453】以上の構成によれば、ロボット1システム
において、ロボット1に対応して遠隔操作用のコミュニ
ケータ50を設け、複数のロボット1同士が無線通信を
介した交信可能状況下で、コマンド及び又はセマンティ
クスによる会話内容を送受し合うと共に、双方で動作及
び又は行動のモーションをやり取りして自分で実行可能
にできるようにし、さらに交信内容を必要に応じてコミ
ュニケータ50で表現するようにしたことにより、ロボ
ット1同士であたかも人間関係のようなコミュニケーシ
ョンを行うことができ、より一層エンターテインメント
性を向上することができる。
【0454】(18)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を図1のよう
に構成されたロボット1及びこれを含む図3のようなロ
ボットシステム30に適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の形態の
ロボット装置及びそのロボット装置を含むロボットシス
テムに広く適用することができる。
【0455】また上述の実施の形態においては、ロボッ
ト1を遠隔操作するための遠隔操作装置、さらにはロボ
ット1との間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を
行う無線端末装置として図5及び図6に示すコミュニケ
ータ50を適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、この他種々の形態の遠隔操作装
置又は無線端末装置を広く適用することができる。この
場合において、遠隔操作装置又は無線端末装置は、専用
品であっても良い。
【0456】この場合、遠隔操作装置又は無線端末装置
はロボット装置と一対一で対応させるようにしたが、こ
れに限らず、単一の遠隔操作装置又は無線端末装置に対
して遠隔操作対象又は無線通信対象となるロボット装置
を複数に設定するようにしても良い。また複数の遠隔操
作装置又は無線端末装置を用いて、単一のロボット装置
を同時又は優先順位をつけて遠隔操作又は無線通信させ
るようにしても良い。
【0457】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット(ロボット装置)1とコミュニケータ(無線端末装
置)50との間で無線通信を行う際の無線通信規格とし
て、ブルゥートゥース(Bluetooth)規格に基づく無線
LAN方式による無線通信規格を適用するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ロボット
1とコミュニケータ50とを実用上十分な距離を保って
無線通信させることができれば、この他種々の無線通信
規格を広く適用するようにしても良い。
【0458】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット1では、無線通信規格に基づく無線通信を行うため
の端末手段として、遠隔操作用モード用メモリ26B
(図3)を適用し、発話内容を表す文字データを当該端
末手段を介して外部出力する発話出力手段として、コン
トローラ10(会話管理部75、セッションサービス管
理部83及び無線通信制御部84)(図7)を適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、この他種々の構成のものに広く適用するようにして
も良い。
【0459】さらに上述の実施の形態においては、コミ
ュニケータ(無線端末装置)50では、無線通信規格に
基づく無線通信を行うための端末手段として、送受信部
60(図6)を適用し、当該端末手段を介して得られた
文字データに基づくロボット1の発話内容を表示する表
示手段として表示部51を適用するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構
成のものに広く適用するようにしても良い。
【0460】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット1は、外部状況におけるユーザの存在を検知するセ
ンサ手段として、ロボット1に搭載された各種センサ群
13、14、19、20やCCDカメラ17及びマイク
ロホン16等を適用した場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、要はロボット1がユーザの存在を検知
することができれば、この他種々のセンサ手段を広く適
用するようにしても良い。
【0461】さらに上述の実施の形態においては、コミ
ュニケータ50とロボット1との間で無線通信の接続を
確立している間に、ロボット1の各種センサ群(センサ
手段)がユーザを検知した場合には、ロボット1内のコ
ントローラ10は、発話内容を表すテキストデータ(文
字データ)を送信するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、この他ユーザを検知した場
合に発話内容を送信することができれば、この他種々の
構成のものを広く適用するようにしても良い。
【0462】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット1は、ロボット1の各種センサ群(センサ手段)の
検知結果に基づいて、制御手段としてのコントローラ1
0が無線通信の接続の切断又は再開を制御するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は
コミュニケータ50とロボット1との間で無線通信の接
続を確立している間に、所定時間内にコミュニケータ5
0のユーザの存在を検知しない場合に、所定の時間間隔
で無線通信の接続の切断又は再開を繰り返すことができ
れば、この他種々の構成のものを適用するようにしても
良い。
【0463】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット1では、物理的、光学的及び又は音響的な動作を発
現するための動作発現手段(コントローラ10のうち行
動制御部72、コマンド変換部74、出力コンテンツ管
理部77、サウンド再生部79、LED再生部80及び
モーション再生部81)が、発話出力手段(コントロー
ラ10のうち会話管理部75、セッションサービス管理
部83及び無線通信制御部84)が出力するテキストデ
ータ(文字データ)に基づく発話内容に合わせた動作を
発現するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、ロボット1が発話内容に合った動作を発現
できれば、この他種々の構成のものに広く適用するよう
にしても良い。
【0464】さらに上述の実施の形態においては、ロボ
ット1のコントローラ(発話出力手段)10は、外部及
び又は内部の状況に応じて生成したロボット1の行動の
状態に応じて次の出力行動を決定するための規定でなる
行動決定情報に従って、テキストデータ(文字データ)
に基づく発話内容を設定するようにし、当該行動決定情
報としてメモリ10Aに格納されている状態遷移表76
(図9)を適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、行動決定と発話内容とを簡易に
結びつけることができれば、この他種々の方法で発話内
容を設定するようにしても良い。
【0465】この場合、テキストデータ(文字データ)
に基づく発話内容は、ロボット1が自律動作している状
況を説明する発話内容である「独り言発話」と、ロボッ
ト1の行動の状態遷移に応じた発話内容である「センテ
ンス発話」と、予め設定されたシナリオに基づく複数の
つながった発話内容である「シナリオ発話」との3通り
あり、これら3通りの発話内容をコントローラ10(図
7)において全て実行できるようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、これら3通りの発話内
容をユーザの選択や場面状況等に応じて、選択的に1通
りの発話内容に逐次切り換えるようにしても良い。
【0466】さらに上述の実施の形態においては、自律
的に行動を発現するロボット1(ロボット装置)とコミ
ュニケータ(無線端末装置)50との間で所定の無線通
信規格に基づく無線通信を行う際に、ロボット1に物理
的な働きかけを行いながらコミュニケータ50を1対1
の対応で登録するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、無線通信の際にユーザの操作上の
セキュリティが確保されるのであれば、1台のロボット
1に無線通信規格の範囲内(ブルートゥースであれば最
大8台まで)で複数台のコミュニケータ50を登録する
ようにしても良い。
【0467】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数のロ
ボット装置が自律的に行動するロボットシステムにおい
て、各ロボット装置は無線通信手段を有し、ロボット装
置同士で会話する際、当該会話の内容をコマンド及び又
はセマンティクスとして双方の無線通信手段を介してロ
ボット装置に送受信するようにしたことにより、ロボッ
ト装置同士であたかも人間関係のようなコミュニケーシ
ョンを行うことができ、かくしてより一層エンターテイ
ンメント性を向上することができるロボットシステムを
実現できる。
【0468】また本発明によれば、自律的に行動するロ
ボット装置の制御方法において、ロボット装置同士で会
話する際、当該会話の内容をコマンド及び又はセマンテ
ィクスとして無線通信を介して双方のロボット装置に送
受信するようにしたことにより、ロボット装置同士であ
たかも人間関係のようなコミュニケーションを行うこと
ができ、かくしてより一層エンターテインメント性を向
上することができるロボット装置の制御方法を実現でき
る。
【0469】さらに本発明によれば、自律的に行動を発
現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に基
づく無線通信を行うロボットシステム及びロボット装置
の制御方法において、いずれか一のロボット装置が、所
定の時間タイミングで接続要求を発信し、当該接続要求
を受信した他のロボット装置が応答を返信したとき、双
方のロボット装置は、無線通信の接続を確立した後、相
互にロボット装置に固有の名刺情報を送受信するように
し、さらに無線端末装置は、無線通信の接続を確立した
後、当該無線端末装置に固有の名刺情報をロボット装置
に送信する一方、ロボット装置は当該ロボット装置に固
有の名刺情報を無線端末装置に送信するようにしたこと
により、通信可能範囲に存在するロボット装置同士やロ
ボット装置及び無線端末装置について、ユーザの操作を
全く必要とすることなく容易かつ自然に名刺情報をやり
取りすることができ、かくしてより一層エンターテイン
メント性を向上することができるロボットシステム及び
ロボット装置の制御方法を実現できる。
【0470】さらに本発明によれば、自律的に行動を発
現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無線
通信規格に基づく無線通信を行うロボットシステム及び
ロボット装置の制御方法において、ロボット装置は、発
話内容を表す文字データを無線端末装置に送信した後、
無線端末装置は、ロボット装置から得られた文字データ
に基づく当該ロボット装置の発話内容を表示するように
したことにより、無線端末装置を使用するユーザは、ロ
ボット装置と容易にコミュニケーションをとって親近感
を向上させることができ、かくしてより一層エンターテ
インメント性を向上することができるロボットシステム
及びロボット装置の制御方法を実現できる。
【0471】さらに本発明によれば、無線端末装置とロ
ボット装置との間で無線通信の接続を確立している間
に、ロボット装置が外部状況におけるユーザの存在を検
知した場合には、当該ロボット装置は、発話内容を表す
文字データを無線端末装置に送信するようにしたことに
より、ユーザはあたかも人間が自分に問い掛けているか
のような驚きと楽しみを得ることができたり、ユーザと
ロボット装置とのインタラクションをより向上させたり
することができ、かくしてより一層エンターテインメン
ト性を向上することができるロボットシステム及びロボ
ット装置の制御方法を実現できる。
【0472】さらに本発明によれば、無線端末装置とロ
ボット装置との間で無線通信の接続を確立している間
に、ロボット装置が所定時間内にユーザを検知しない場
合には、ロボット装置は無線端末装置に対して所定の時
間間隔で無線通信の接続の切断又は再開を繰り返すよう
にしたことにより、ユーザの意思を尊重しながら無線端
末装置のバッテリの消費量を極力低減させることがで
き、かくしてより一層エンターテインメント性を向上す
ることができるロボットシステム及びロボット装置の制
御方法を実現できる。
【0473】さらに本発明によれば、ロボット装置は、
文字データに基づく発話内容にあわせた物理的、光学的
及び又は音響的な動作を発現するようにしたことによ
り、無線端末装置を使用するユーザによって表示された
発話内容を目視するのみならず、ロボット装置の動作を
体感することができ、より一層ロボット装置に対して満
足感及び親近感を与えることができ、かくしてより一層
エンターテインメント性を向上することができるロボッ
トシステム及びロボット装置の制御方法を実現できる。
【0474】さらに本発明によれば、ロボット装置は、
外部及び又は内部の状況に応じて生成したロボット装置
の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するための規
定でなる行動決定情報に従って、文字データに基づく発
話内容を設定するようにしたことにより、発話内容をロ
ボット装置の行動に合わせたことにより、よりリアルな
生物のようにロボット装置を表現させることができ、ユ
ーザに満足感を与えることができ、かくしてより一層エ
ンターテインメント性を向上することができるロボット
システム及びロボット装置の制御方法を実現できる。
【0475】さらに本発明によれば、自律的に行動を発
現する複数のロボット装置間で所定の無線通信規格に基
づく無線通信を行うロボットシステム及びロボット装置
の制御方法において、ロボット装置間で無線通信の接続
を確立している間、無線端末装置は、双方のロボット装
置から出力される文字データに基づく発話内容を表示す
るようにしたことにより、無線端末装置を使用するユー
ザは、ロボット装置同士の世界をのぞき見するといった
楽しみを得ることができ、かくしてより一層エンターテ
インメント性を向上することができるロボットシステム
及びロボット装置の制御方法を実現できる。
【0476】さらに本発明によれば、自律的に行動を発
現するロボット装置と無線端末装置との間で所定の無線
通信規格に基づく無線通信を行うロボットシステム及び
ロボット装置の制御方法において、ロボット装置に物理
的な働きかけを行いながら無線端末装置を登録するよう
にしたことにより、無線端末装置についての操作上のセ
キュリティや無線通信の接続の容易さを確保することが
でき、かくしてより一層エンターテインメント性を向上
することができるロボットシステム及びロボット装置の
制御方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるロボットの構成を示す斜視
図である。
【図2】ロボットの内部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態によるロボットシステムの構成を
示す略線図である。
【図4】パーソナルコンピュータの構成を簡略的に示す
ブロック図である。
【図5】コミュニケータの外観構成を示す略線的な平面
図である。
【図6】コミュニケータの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図7】コントローラの処理の説明に供するブロック図
である。
【図8】確立オートマンの説明に供する概念図である。
【図9】状態遷移表を示す概念図である。
【図10】独り言発話のコマンドフォーマットの説明に
供する略線図である。
【図11】センテンス発話のコマンドフォーマットの説
明に供する略線図である。
【図12】シナリオ発話のコマンドフォーマットの説明
に供する略線図である。
【図13】メニュー用の発話のコマンドフォーマットの
説明に供する略線図である。
【図14】コミュニケータの表示画面の遷移状態の説明
に供するブロック図である。
【図15】名刺画面への遷移状態の説明に供する平面図
である。
【図16】各表示画面のスクロール可能範囲を示す略線
的な平面図である。
【図17】ターミナルモード画面への遷移状態の説明に
供する平面図である。
【図18】コミュニケータ設定画面への遷移状態の説明
に供する平面図である。
【図19】各表示画面のスクロール可能範囲を示す略線
的な平面図である。
【図20】文字入力画面の説明に供する略線的な平面図
である。
【図21】コミュニケータ設定画面への遷移状態の説明
に供する平面図である。
【図22】コミュニケータ設定画面への遷移状態の説明
に供する平面図である。
【図23】コミュニケータ設定画面への遷移状態の説明
に供する平面図である。
【図24】コミュニケータ登録に際して画面の遷移状態
の説明に供する平面図である。
【図25】コミュニケータ削除に際して画面の遷移状態
の説明に供する平面図である。
【図26】名刺作成に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図27】名刺作成に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図28】名刺作成に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図29】基本設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図30】基本設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図31】基本設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図32】基本設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図33】ロボットの制御に際して画面の遷移状態の説
明に供する平面図である。
【図34】ロボットの制御に際して画面の遷移状態の説
明に供する平面図である。
【図35】ロボットの制御に際して画面の遷移状態の説
明に供する平面図である。
【図36】ロボットの制御に際して画面の遷移状態の説
明に供する平面図である。
【図37】モード設定に際して画面の遷移状態の説明に
供する平面図である。
【図38】モード設定に際して画面の遷移状態の説明に
供する平面図である。
【図39】成長設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図40】成長設定に際して画面の遷移状態の説明に供
する平面図である。
【図41】感情及び本能と表示内容の関係の説明に供す
る略線的な平面図である。
【図42】同期確立フェーズの説明に供するタイミング
チャートである。
【図43】通信接続フェーズの説明に供するタイミング
チャートである。
【図44】コネクトシーケンスの説明に供するタイミン
グチャートである。
【図45】ロボット間の会話シーケンスの説明に供する
タイミングチャートである。
【図46】バッテリセーブ処理手順の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図47】コミュニケーションの実行の説明に供する略
線図である。
【図48】コミュニケーションの実行の説明に供する略
線図である。
【図49】コミュニケーションの実行の説明に供する略
線図である。
【符号の説明】
1……ロボット、2……胴体部ユニット、3A〜3D…
…脚部ユニット、4……頭部ユニット、10……コント
ローラ、10A……内部メモリ、12……バッテリセン
サ、13……加速度センサ、14(14A〜14D)、
19、20……タッチセンサ、16……マイクロホン、
17……CCDカメラ、18……距離センサ、24
24……アクチュエータ、25〜25……ポテン
ショメータ、26……外部メモリ、26A……自律モー
ド用メモリ、26B……遠隔操作モード用メモリ、30
……ロボットシステム、31……パーソナルコンピュー
タ、40、41……無線LANカード、50……コミュ
ニケータ、72……行動選択部、74……コマンド変換
部、75……会話管理部、RT1……バッテリセーブ処
理手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 晋 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 飯島 和幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 飯島 祐子 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 福島 紀行 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 高村 成一 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 広井 順 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 池田 望 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 2C150 AA14 CA02 CA04 DA05 DA24 DA25 DA26 DA27 DA28 DF03 DF04 DF06 DF33 ED10 ED11 ED39 ED42 ED47 ED52 EF07 EF09 EF16 EF17 EF22 EF23 EF29 EF33 EF36 3C007 AS36 CS08 JS02 JS07 KS13 KS36 KS39 KT01 MT14 WA04 WA14 WB15 WB19 WB20 WB25 WC03 WC07 5D015 AA06 KK01 KK02

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のロボット装置が自律的に行動するロ
    ボットシステムにおいて、 各上記ロボット装置は無線通信手段を有し、上記ロボッ
    ト装置同士で会話する際、当該会話の内容をコマンド及
    び又はセマンティクスとして双方の上記無線通信手段を
    介して上記ロボット装置に送受信することを特徴とする
    ロボットシステム。
  2. 【請求項2】上記複数のロボット装置のうち選択された
    ロボット装置を無線通信により遠隔操作する遠隔操作装
    置を有し、 上記遠隔操作装置は、操作対象である各上記ロボット装
    置から送信される上記会話内容を画面表示することを特
    徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 【請求項3】各上記ロボット装置は、 外部の状況及び又は外部からの入力を検出するセンサ手
    段と、当該検出結果に基づいて、予め保持している感情
    及び又は本能をモデル化した感情及び又は本能モデルを
    更新する更新手段と、当該更新した感情及び又は本能モ
    デルに基づいて感情及び又は本能を決定する決定手段と
    を有し、当該決定手段による決定結果を上記無線通信手
    段を介して上記遠隔操作装置に送信し、 上記遠隔操作装置は、 対応する上記ロボット装置から送信される上記決定結果
    が表す感情及び又は本能に基づいて、予め保持している
    複数の絵文字データの中から該当する絵文字データを選
    択し、当該選択した絵文字データに基づく絵文字を上記
    表示手段に画面表示させることを特徴とする請求項2に
    記載のロボットシステム。
  4. 【請求項4】上記遠隔操作装置は、 対応する上記ロボット装置から送信される上記決定結果
    が表す感情及び又は本能に基づいて選択した絵文字デー
    タに基づく絵文字を、上記会話内容に同期させて、上記
    表示手段に画面表示することを特徴とする請求項3に記
    載のロボットシステム。
  5. 【請求項5】各上記ロボット装置は、任意の音を出力す
    るスピーカ及び当該音を集音するマイクロホンを有し、 上記ロボット装置間で双方の上記無線通信手段を介して
    交信状態となったとき、一方の上記ロボット装置は、他
    方の上記ロボット装置が上記スピーカを介して出力する
    所定音を上記マイクロホンを介して集音し、当該集音結
    果に基づいて、上記所定音を出力したロボット装置が存
    在する方向を特定することを特徴とする請求項1に記載
    のロボットシステム。
  6. 【請求項6】各上記ロボット装置は、所定の動作及び行
    動パターンを表すモーションデータを記憶するメモリ手
    段を有し、 上記ロボット装置間で双方の上記無線通信手段を介して
    交信状態となったとき、一方の上記ロボット装置は、上
    記メモリ手段から上記モーションデータを読み出して他
    方の上記ロボット装置に送信することを特徴とする請求
    項1に記載のロボットシステム。
  7. 【請求項7】複数のロボット装置が自律的に行動するロ
    ボットシステムにおいて、 各上記ロボット装置は無線通信手段を有し、 上記ロボット装置同士で会話する際、中心となる上記ロ
    ボット装置は、上記無線通信手段を介して周囲の上記ロ
    ボット装置のうち交信可能なロボット装置を探した後、
    当該各ロボット装置から固有情報を収集し、当該収集結
    果を各上記ロボット装置に送信した後、所望の順番で各
    上記ロボット装置と会話を行うことを特徴とするロボッ
    トシステム。
  8. 【請求項8】各上記ロボット装置を無線通信により遠隔
    操作する遠隔操作装置をも、上記中心となるロボット装
    置の交信対象とすることを特徴とする請求項7に記載の
    ロボットシステム。
  9. 【請求項9】自律的に行動するロボット装置の制御方法
    において、 上記ロボット装置同士で会話する際、当該会話の内容を
    コマンド及び又はセマンティクスとして無線通信を介し
    て双方の上記ロボット装置に送受信することを特徴とす
    るロボット装置の制御方法。
  10. 【請求項10】上記ロボット装置から送信される上記会
    話内容を、当該ロボット装置を無線通信により遠隔操作
    する遠隔操作装置に画面表示させることを特徴とする請
    求項9に記載のロボット装置の制御方法。
  11. 【請求項11】上記ロボット装置は、外部の状況及び又
    は外部からの入力の検出結果に基づいて、予め保持して
    いる感情及び又は本能をモデル化した感情及び又は本能
    モデルを更新し、当該更新した感情及び又は本能モデル
    に基づいて感情及び又は本能を決定し、当該決定結果を
    無線通信を介して上記遠隔操作装置に送信する第1のス
    テップと、 上記遠隔操作装置は、対応する上記ロボット装置から送
    信される上記決定結果が表す感情及び又は本能に基づい
    て、予め保持している複数の絵文字データの中から該当
    する絵文字データを選択し、当該選択した絵文字データ
    に基づく絵文字を上記表示手段に画面表示させる第2の
    ステップとを具えることを特徴とする請求項10に記載
    のロボット装置の制御方法。
  12. 【請求項12】上記第2のステップでは、 上記遠隔操作装置は、対応する上記ロボット装置から送
    信される上記決定結果が表す感情及び又は本能に基づい
    て選択した絵文字データに基づく絵文字を、上記会話内
    容に同期させて、上記表示手段に画面表示することを特
    徴とする請求項11に記載のロボット装置の制御方法。
  13. 【請求項13】上記ロボット装置間で双方の上記無線通
    信手段を介して交信状態となったとき、一方の上記ロボ
    ット装置は、他方の上記ロボット装置が上記スピーカを
    介して出力する所定音を上記マイクロホンを介して集音
    し、当該集音結果に基づいて、上記所定音を出力したロ
    ボット装置が存在する方向を特定することを特徴とする
    請求項9に記載のロボット装置の制御方法。
  14. 【請求項14】上記ロボット装置間で双方の上記無線通
    手段を介して交信状態となったとき、一方の上記ロボッ
    ト装置は、上記メモリ手段から所定の動作及び行動パタ
    ーンを表すモーションデータを読み出して他方の上記ロ
    ボット装置に送信することを特徴とする請求項9に記載
    のロボット装置の制御方法。
  15. 【請求項15】自律的に行動するロボット装置の制御方
    法において、 上記ロボット装置同士で会話する際、中心となる上記ロ
    ボット装置は、上記無線通信手段を介して周囲の上記ロ
    ボット装置のうち交信可能なロボット装置を探した後、
    当該各ロボット装置から固有情報を収集し、当該収集結
    果を各上記ロボット装置に送信した後、所望の順番で各
    上記ロボット装置と会話を行うことを特徴とするロボッ
    ト装置の制御方法。
  16. 【請求項16】各上記ロボット装置を無線通信により遠
    隔操作する遠隔操作装置をも、上記中心となるロボット
    装置の交信対象とすることを特徴とする請求項15に記
    載のロボット装置の制御方法。
  17. 【請求項17】自律的に行動を発現する複数のロボット
    装置間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロ
    ボットシステムにおいて、 各上記ロボット装置は、上記無線通信規格に基づく無線
    通信を行うための端末手段を具え、 いずれか一の上記ロボット装置の端末手段が、所定の時
    間タイミングで接続要求を発信し、当該接続要求を受信
    した他の上記ロボット装置の端末手段が応答を返信した
    とき、双方の上記ロボット装置の端末手段は、上記無線
    通信の接続を確立した後、相互に上記ロボット装置に固
    有の名刺情報を送受信することを特徴とするロボットシ
    ステム。
  18. 【請求項18】上記無線通信規格に基づく無線通信を行
    うための端末手段を有する無線端末装置を具え、 上記無線端末装置は、上記ロボット装置の端末手段から
    発信される上記接続要求を受信して応答を返信した場合
    には、上記無線通信の接続を確立した後、上記端末手段
    は上記無線端末装置に固有の名刺情報を上記ロボット装
    置の端末手段に送信する一方、上記ロボット装置の端末
    手段は当該ロボット装置に固有の名刺情報を上記無線端
    末装置の端末手段に送信することを特徴とする請求項1
    7に記載のロボットシステム。
  19. 【請求項19】自律的に行動を発現するロボット装置と
    無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基づく無線
    通信を行うロボットシステムにおいて、 上記ロボット装置は、上記無線通信規格に基づく無線通
    信を行うための端末手段と、発話内容を表す文字データ
    を上記端末手段を介して外部出力する発話出力手段とを
    具え、 上記無線端末装置は、上記無線通信規格に基づく無線通
    信を行うための端末手段と、当該端末手段を介して得ら
    れた上記文字データに基づく上記ロボット装置の上記発
    話内容を表示する表示手段とを具えることを特徴とする
    ロボットシステム。
  20. 【請求項20】上記ロボット装置は、外部状況における
    ユーザの存在を検知するセンサ手段を具え、 上記無線端末装置の端末手段と上記ロボット装置の端末
    手段との間で上記無線通信の接続を確立している間に、
    上記センサ手段がユーザを検知した場合には、上記発話
    出力手段は、上記発話内容を表す文字データを上記端末
    手段を介して外部出力することを特徴とする請求項19
    に記載のロボットシステム。
  21. 【請求項21】上記ロボット装置は、上記センサ手段の
    検知結果に基づいて、上記端末手段による上記無線通信
    の接続の切断又は再開を制御する制御手段を具え、 上記無線端末装置の端末手段と上記ロボット装置の端末
    手段との間で上記無線通信の接続を確立している間に、
    所定時間内に上記センサ手段がユーザを検知しない場合
    には、上記制御手段は、所定の時間間隔で上記無線通信
    の接続の切断又は再開を繰り返すことを特徴とする請求
    項20に記載のロボットシステム。
  22. 【請求項22】上記ロボット装置は、物理的、光学的及
    び又は音響的な動作を発現するための動作発現手段を具
    え、 上記動作発現手段は、上記発話出力手段が出力する上記
    文字データに基づく発話内容に合わせた上記動作を発現
    することを特徴とする請求項11に記載のロボットシス
    テム。
  23. 【請求項23】上記ロボット装置の上記発話出力手段
    は、 外部及び又は内部の状況に応じて生成した上記ロボット
    装置の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するため
    の規定でなる行動決定情報に従って、上記文字データに
    基づく発話内容を設定することを特徴とする請求項19
    に記載のロボットシステム。
  24. 【請求項24】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容であることを特徴とする請求項23に記載のロボッ
    トシステム。
  25. 【請求項25】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容であ
    ることを特徴とする請求項23に記載のロボットシステ
    ム。
  26. 【請求項26】上記文字データに基づく発話内容は、予
    め設定されたシナリオに基づく複数のつながった発話内
    容であることを特徴とする請求項23に記載のロボット
    システム。
  27. 【請求項27】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容と、上記文字データに基づく発話内容は、上記ロボ
    ット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容と、上記文
    字データに基づく発話内容は、予め設定されたシナリオ
    に基づく複数のつながった発話内容とのいずれか一を選
    択したものであることを特徴とする請求項23に記載の
    ロボットシステム。
  28. 【請求項28】上記ロボット装置では、 上記発話出力手段は、上記行動決定情報で決定される次
    に出力行動に対して、上記文字データに基づく発話内容
    を複数設定しておき、当該発話内容の一をランダムに選
    択するようにしたことを特徴とする請求項23に記載の
    ロボットシステム。
  29. 【請求項29】自律的に行動を発現する複数のロボット
    装置間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロ
    ボットシステムにおいて、 各上記ロボット装置は、上記無線通信規格に基づく無線
    通信を行うための端末手段と、発話内容を表す文字デー
    タを上記端末手段を介して外部出力する発話出力手段と
    を具え、 上記無線端末装置は、上記無線通信規格に基づく無線通
    信を行うための端末手段と、当該端末手段を介して得ら
    れた上記文字データに基づく上記ロボット装置の上記発
    話内容を表示する表示手段とを具え、 上記ロボット装置の上記端末手段間で上記無線通信の接
    続を確立している間、上記無線端末装置の上記表示手段
    は、双方の上記ロボット装置の上記発話出力手段から出
    力される上記文字データに基づく上記発話内容を表示す
    ることを特徴とするロボットシステム。
  30. 【請求項30】上記ロボット装置は、物理的、光学的及
    び又は音響的な動作を発現するための動作発現手段を具
    え、 上記動作発現手段は、上記発話出力手段が出力する上記
    文字データに基づく発話内容に合わせた上記動作を発現
    することを特徴とする請求項29に記載のロボットシス
    テム。
  31. 【請求項31】上記ロボット装置の上記発話出力手段
    は、 外部及び又は内部の状況に応じて生成した上記ロボット
    装置の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するため
    の規定でなる行動決定情報に従って、上記文字データに
    基づく発話内容を設定することを特徴とする請求項29
    に記載のロボットシステム。
  32. 【請求項32】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容であることを特徴とする請求項31に記載のロボッ
    トシステム。
  33. 【請求項33】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容であ
    ることを特徴とする請求項31に記載のロボットシステ
    ム。
  34. 【請求項34】上記文字データに基づく発話内容は、予
    め設定されたシナリオに基づく複数のつながった発話内
    容であることを特徴とする請求項31に記載のロボット
    システム。
  35. 【請求項35】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容と、上記文字データに基づく発話内容は、上記ロボ
    ット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容と、上記文
    字データに基づく発話内容は、予め設定されたシナリオ
    に基づく複数のつながった発話内容とのいずれか一を選
    択したものであることを特徴とする請求項31に記載の
    ロボットシステム。
  36. 【請求項36】上記ロボット装置では、 上記発話出力手段は、上記行動決定情報で決定される次
    に出力行動に対して、上記文字データに基づく発話内容
    を複数設定しておき、当該発話内容の一をランダムに選
    択するようにしたことを特徴とする請求項31に記載の
    ロボットシステム。
  37. 【請求項37】自律的に行動を発現するロボット装置と
    無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基づく無線
    通信を行うロボットシステムにおいて、 上記ロボット装置に物理的な働きかけを行いながら上記
    無線端末装置を登録することを特徴とするロボットシス
    テム。
  38. 【請求項38】自律的に行動を発現し、無線端末装置と
    の間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロボ
    ット装置において、 上記無線通信規格に基づく無線通信を行うための端末手
    段と、 発話内容を表す文字データを上記端末手段を介して外部
    出力する発話出力手段とを具えることを特徴とするロボ
    ット装置。
  39. 【請求項39】外部状況におけるユーザの存在を検知す
    るセンサ手段を具え、 上記無線端末装置の端末手段と上記ロボット装置の端末
    手段との間で上記無線通信の接続を確立している間に、
    上記センサ手段がユーザを検知した場合には、上記発話
    出力手段は、上記発話内容を表す文字データを上記端末
    手段を介して外部出力することを特徴とする請求項38
    に記載のロボット装置。
  40. 【請求項40】上記センサ手段の検知結果に基づいて、
    上記端末手段による上記無線通信の接続の切断又は再開
    を制御する制御手段を具え、 上記無線端末装置の端末手段と上記ロボット装置の端末
    手段との間で上記無線通信の接続を確立している間に、
    所定時間内に上記センサ手段がユーザを検知しない場合
    には、上記制御手段は、所定の時間間隔で上記無線通信
    の接続の切断又は再開を繰り返すことを特徴とする請求
    項38に記載のロボット装置。
  41. 【請求項41】物理的、光学的及び又は音響的な動作を
    発現するための動作発現手段を具え、上記動作発現手段
    は、上記発話出力手段が出力する上記文字データに基づ
    く発話内容に合わせた上記動作を発現することを特徴と
    する請求項38に記載のロボット装置。
  42. 【請求項42】上記発話出力手段は、 外部及び又は内部の状況に応じて生成した上記ロボット
    装置の行動の状態に応じて次の出力行動を決定するため
    の規定でなる行動決定情報に従って、上記文字データに
    基づく発話内容を設定することを特徴とする請求項38
    に記載のロボット装置。
  43. 【請求項43】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容であることを特徴とする請求項42に記載のロボッ
    ト装置。
  44. 【請求項44】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容であ
    ることを特徴とする請求項42に記載のロボット装置。
  45. 【請求項45】上記文字データに基づく発話内容は、予
    め設定されたシナリオに基づく複数のつながった発話内
    容であることを特徴とする請求項42に記載のロボット
    装置。
  46. 【請求項46】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容と、上記文字データに基づく発話内容は、上記ロボ
    ット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容と、上記文
    字データに基づく発話内容は、予め設定されたシナリオ
    に基づく複数のつながった発話内容とのいずれか一を選
    択したものであることを特徴とする請求項42に記載の
    ロボット装置。
  47. 【請求項47】上記発話出力手段は、上記行動決定情報
    で決定される次に出力行動に対して、上記文字データに
    基づく発話内容を複数設定しておき、当該発話内容の一
    をランダムに選択するようにしたことを特徴とする請求
    項42に記載のロボット装置。
  48. 【請求項48】自律的に行動を発現し、無線端末装置と
    の間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロボ
    ット装置において、 外部状況を検知するセンサ手段と、上記センサ手段の検
    知要求を表す文字データを上記無線端末装置に送信する
    発話出力手段とを具え、 上記センサ手段の検知結果に基づいて上記無線端末装置
    を登録することを特徴とするロボット装置。
  49. 【請求項49】自律的に行動を発現する複数のロボット
    装置間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロ
    ボット装置の制御方法において、 いずれか一の上記ロボット装置が、所定の時間タイミン
    グで接続要求を発信し、当該接続要求を受信した他の上
    記ロボット装置が応答を返信したとき、双方の上記ロボ
    ット装置は、上記無線通信の接続を確立した後、相互に
    上記ロボット装置に固有の名刺情報を送受信することを
    特徴とするロボット装置の制御方法。
  50. 【請求項50】上記ロボット装置から発信される上記接
    続要求を受信して応答を返信した無線端末装置は、当該
    ロボット装置と共に、上記無線通信の接続を確立した
    後、上記無線端末装置は当該無線端末装置に固有の名刺
    情報を上記ロボット装置に送信する一方、上記ロボット
    装置は当該ロボット装置に固有の名刺情報を上記無線端
    末装置に送信することを特徴とする請求項49に記載の
    ロボット装置の制御方法。
  51. 【請求項51】自律的に行動を発現するロボット装置と
    無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基づく無線
    通信を行うロボット装置の制御方法において、 上記ロボット装置は、発話内容を表す文字データを上記
    無線端末装置に送信する第1のステップと、 上記無線端末装置は、上記ロボット装置から得られた上
    記文字データに基づく当該ロボット装置の上記発話内容
    を表示する第2のステップとを具えることを特徴とする
    ロボット装置の制御方法。
  52. 【請求項52】上記第1のステップでは、 上記無線端末装置と上記ロボット装置との間で上記無線
    通信の接続を確立している間に、外部状況におけるユー
    ザの存在を検知した場合には、上記発話出力手段は、上
    記発話内容を表す文字データを上記無線端末装置に送信
    することを特徴とする請求項51に記載のロボット装置
    の制御方法。
  53. 【請求項53】上記第1のステップでは、 上記無線端末装置と上記ロボット装置との間で上記無線
    通信の接続を確立している間に、所定時間内にユーザを
    検知しない場合には、所定の時間間隔で上記無線通信の
    接続の切断又は再開を繰り返すことを特徴とする請求項
    52に記載のロボット装置の制御方法。
  54. 【請求項54】上記第1のステップでは、上記文字デー
    タに基づく発話内容にあわせた物理的、光学的及び又は
    音響的な動作を発現することを特徴とする請求項51に
    記載のロボット装置の制御方法。
  55. 【請求項55】上記ロボット装置は、外部及び又は内部
    の状況に応じて生成した上記ロボット装置の行動の状態
    に応じて次の出力行動を決定するための規定でなる行動
    決定情報に従って、上記文字データに基づく発話内容を
    設定することを特徴とする請求項51に記載のロボット
    装置の制御方法。
  56. 【請求項56】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容であることを特徴とする請求項55に記載のロボッ
    ト装置の制御方法。
  57. 【請求項57】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容であ
    ることを特徴とする請求項55に記載のロボット装置の
    制御方法。
  58. 【請求項58】上記文字データに基づく発話内容は、予
    め設定されたシナリオに基づく複数のつながった発話内
    容であることを特徴とする請求項55に記載のロボット
    装置の制御方法。
  59. 【請求項59】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容と、上記文字データに基づく発話内容は、上記ロボ
    ット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容と、上記文
    字データに基づく発話内容は、予め設定されたシナリオ
    に基づく複数のつながった発話内容とのいずれか一を選
    択したものであることを特徴とする請求項55に記載の
    ロボット装置の制御方法。
  60. 【請求項60】上記ロボット装置では、 上記発話出力手段は、上記行動決定情報で決定される次
    に出力行動に対して、上記文字データに基づく発話内容
    を複数設定しておき、当該発話内容の一をランダムに選
    択するようにしたことを特徴とする請求項55に記載の
    ロボット装置の制御方法。
  61. 【請求項61】自律的に行動を発現する複数のロボット
    装置間で所定の無線通信規格に基づく無線通信を行うロ
    ボット装置の制御方法において、 上記ロボット装置間で上記無線通信の接続を確立してい
    る間、上記無線端末装置は、双方の上記ロボット装置か
    ら出力される上記文字データに基づく上記発話内容を表
    示することを特徴とするロボット装置の制御方法。
  62. 【請求項62】上記文字データに基づく発話内容にあわ
    せた物理的、光学的及び又は音響的な動作を発現するこ
    とを特徴とする請求項61に記載のロボット装置の制御
    方法。
  63. 【請求項63】上記ロボット装置は、外部及び又は内部
    の状況に応じて生成した上記ロボット装置の行動の状態
    に応じて次の出力行動を決定するための規定でなる行動
    決定情報に従って、上記文字データに基づく発話内容を
    設定することを特徴とする請求項61に記載のロボット
    装置の制御方法。
  64. 【請求項64】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容であることを特徴とする請求項63に記載のロボッ
    ト装置の制御方法。
  65. 【請求項65】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容であ
    ることを特徴とする請求項63に記載のロボット装置の
    制御方法。
  66. 【請求項66】上記文字データに基づく発話内容は、予
    め設定されたシナリオに基づく複数のつながった発話内
    容であることを特徴とする請求項63に記載のロボット
    装置の制御方法。
  67. 【請求項67】上記文字データに基づく発話内容は、上
    記ロボット装置が自律動作している状況を説明する発話
    内容と、上記文字データに基づく発話内容は、上記ロボ
    ット装置の行動の状態遷移に応じた発話内容と、上記文
    字データに基づく発話内容は、予め設定されたシナリオ
    に基づく複数のつながった発話内容とのいずれか一を選
    択したものであることを特徴とする請求項63に記載の
    ロボット装置の制御方法。
  68. 【請求項68】上記ロボット装置では、 上記発話出力手段は、上記行動決定情報で決定される次
    に出力行動に対して、上記文字データに基づく発話内容
    を複数設定しておき、当該発話内容の一をランダムに選
    択するようにしたことを特徴とする請求項63に記載の
    ロボット装置の制御方法。
  69. 【請求項69】自律的に行動を発現するロボット装置と
    無線端末装置との間で所定の無線通信規格に基づく無線
    通信を行うロボット装置の制御方法において、上記ロボ
    ット装置に物理的な働きかけを行いながら上記無線端末
    装置を登録することを特徴とするロボット装置の制御方
    法。
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