JP2003202936A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003202936A
JP2003202936A JP2002001271A JP2002001271A JP2003202936A JP 2003202936 A JP2003202936 A JP 2003202936A JP 2002001271 A JP2002001271 A JP 2002001271A JP 2002001271 A JP2002001271 A JP 2002001271A JP 2003202936 A JP2003202936 A JP 2003202936A
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semiconductor integrated
integrated circuit
signal
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Tsutomu Takabayashi
勉 高林
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信するクロック信号の位相を時間的に任意
に変えることによって、受信用半導体集積回路に到達す
るデータ信号とクロック信号の相対的なタイミングを調
整する機能を備えた半導体集積回路を得ること。 【解決手段】 内部で発生される基本クロック信号(i
nCLK0)を多段に遅延し位相が異なる複数の遅延ク
ロック信号(inCLK1〜inCLK3)を生成する
遅延素子21〜26と、基本クロック信号(inCLK
0)および複数の遅延クロック信号(inCLK1〜i
nCLK3)の中の一つを順々に選択し、出力するマル
チプレクサ27とが内蔵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
に係り、特にデータ信号とクロック信号を出力する機能
を備える半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器では、1つの半導体集積回路か
ら複数の半導体集積回路に共通のクロック信号線および
データ信号線を介してデータ信号とクロック信号とを供
給するデータ伝送システムが採用されている(図9、図
12、図14)。以下に、概要を説明する。
【0003】図9は、複数の半導体集積回路を動作させ
る電子機器において採用されるデータ伝送システムの構
成例である(その1)。図9において、このデータ伝送
システム100は、出力用の半導体集積回路(OUTI
C)101と、このOUTIC101にデータ線102
とクロック線103を介して並列に接続される複数の受
信用半導体集積回路(IC)104,105,106,
107とで構成されている。IC104,105,10
6,107は、OUTIC101と同一の基板上または
異なる基板上に配置される。
【0004】図10は、図9に示すデータ伝送システム
でのデータ送受方法を説明する図である。図10では、
OUTIC101が、IC104,105,106,1
07の順に100個ずつのデータ信号(DATA)をそ
れぞれのデータ領域に送出する場合が示されている。こ
のデータ伝送システム100では、OUTIC101
が、例えば図10に示すように、クロック信号(CL
K)をクロック線103に出力するとともに、各ICに
対するデータ信号(DATA)をデータ線102に出力
する。各ICは、クロック線103上のクロック信号
(CLK)に従ってデータ線102上から対応するデー
タ領域のデータ信号(DATA)を取り込むようになっ
ている。
【0005】ところで、データ線102とクロック線1
03には、基板負荷や各ICの入力負荷が掛かってい
る。また、データ線102とクロック線103は、同一
基板上を配線される場合でもインピーダンスは一様では
なく場所によって相違し、またコネクタを介して基板間
で接続される。そのため、伝送経路で反射が起こる。ま
た、データビット数が増えるとクロストーク(干渉)が
起こる。しかも、データ信号とクロック信号では、周波
数が異なるので、遅延量が異なる。したがって、例えば
図11に示すように、各ICの入力端におけるデータ信
号とクロック信号の相対的なタイミングは、OUTIC
101からの距離に応じて異なったものになる。
【0006】図11は、図9に示す受信用半導体集積回
路(IC)に入力されるデータ信号とクロック信号の関
係を説明するタイミングチャートである。図11におい
て、 (1)IC104の入力端:IC104は、OUTIC
101に一番近い位置にあるので、伝送遅延は僅かであ
る。したがって、IC104の入力端でのデータ信号
(a)とクロック信号(b)のタイミングは、IC10
4の制約内にある。
【0007】(2)IC106の入力端:OUTIC1
01から2番目に遠い位置にあるIC106の入力端で
は、伝送遅延131が目立つようになり、データ信号
(a)のセットアップ時間132およびその後のホール
ド時間133とクロック信号(b)との関係にずれが見
られ、IC106の制約限界に近くなっている。
【0008】(3)IC107の入力端:OUTIC1
01から最も遠い位置にあるIC107の入力端では、
相当に大きな伝送遅延134が生じ、データ信号(a)
のセットアップ時間135およびその後のホールド時間
136とクロック信号(b)との関係がIC107の制
約限界を超える場合が起こる。
【0009】図12は、複数の半導体集積回路を動作さ
せる電子機器において採用されるデータ伝送システムの
構成例である(その2)。図12において、このデータ
伝送システム140は、図9に示した構成において、ク
ロック線103を第1クロック線141と第2クロック
線142とに分割し、IC104,105には第1クロ
ック線141から第1クロック信号(CLK1)を供給
し、IC106,107には第2クロック線142から
第2クロック信号(CLK2)を供給するようにしたも
のである。これによって、クロック線に掛かる負荷の軽
減が図れる。また、第1クロック信号(CLK1)と第
2クロック信号(CLK2)の位相を異ならせることが
できるので、上記したセットアップ時間およびホールド
時間とクロック信号の関係が、例えば図13に示すよう
に、各ICの制約内に確保できるようになる。
【0010】図13は、図12に示す受信用半導体集積
回路(IC)に入力されるデータ信号とクロック信号の
関係を説明するタイミングチャートである。図13にお
いて、(3)OUTIC101の出力端:OUTIC1
01では、第1クロック信号(CLK1)の送出後、予
め定めた遅延時間151を置いて第2クロック信号(C
LK2)を送出する。
【0011】(1)IC104の入力端:IC104の
入力端では、第1クロック信号(CLK1)がある遅延
時間152をもって入力される。データ信号(a)と第
1クロック信号(CLK1)とのタイミングのずれは生
じない。
【0012】(2)IC107の入力端:IC107の
入力端では、第2クロック信号(CLK2)がある遅延
時間153をもって入力される。セットアップ時間15
4およびホールド時間155と第2クロック信号(CL
K2)の関係は、IC107の制約内に入っている。
【0013】図14は、複数の半導体集積回路を動作さ
せる電子機器において採用されるデータ伝送システムの
構成例を示すブロック図である(その3)。図14にお
いて、このデータ伝送システム160は、図9に示した
構成において、IC105とIC106との間のクロッ
ク線103に、遅延回路161が設けるようにしたもの
である。なお、図14では、遅延されないクロック信号
が第1クロック信号(CLK1)、遅延されたクロック
信号が第2クロック信号(CLK2)と示されている。
【0014】反射の影響や、データビット数が多い場合
におけるデータ信号の干渉(クロストーク)の影響で、
場合によっては配線経路の短いIC104の入力端で波
形の遷移時間が長くなることが起こる。そこで、このデ
ータ伝送システム160では、IC104の入力端での
クロック信号の遅延量をIC107の入力端でのクロッ
ク信号の遅延量よりも大きくする必要がある場合に、遅
延回路161によってIC104の入力端で必要とされ
る遅延時間を確保し、その後に後段のIC107にクロ
ック信号を供給するようにしている。その結果、図15
に示すように、IC107の入力端でのタイミング関係
が確保される。
【0015】図15は、図14に示す受信用半導体集積
回路(IC107)に入力されるデータ信号とクロック
信号の関係を説明するタイミングチャートである。図1
5において、遅延回路161がない場合には、IC10
7の入力端には、(3)に示す第1クロック信号(CL
K1)が入力されるので、セットアップ時間162およ
びホールド時間163と第1クロック信号(CLK1)
との関係は、IC107の制約限界内に入らない。しか
し、遅延回路161がある場合には、IC107の入力
端には、(2)に示す遅延時間164経過後の第2クロ
ック信号(CLK2)が入力されるので、セットアップ
時間162およびホールド時間165と第2クロック信
号(CLK2)との関係は、IC107の制約内に入る
ようになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電子
機器において、1つの半導体集積回路から複数の半導体
集積回路にデータ信号とクロック信号とを共通のデータ
線およびクロック線を介して並列に供給するデータ伝送
システムを構成する場合、図9に示した構成では、受信
用半導体集積回路の数が増加すると負荷が大きくなり、
また基板等での反射によってデータ信号やクロック信号
の受信用半導体集積回路の入力端での波形に乱れが生
じ、データ信号とクロック信号の相対的なタイミングが
受信用半導体集積回路の制約を満たさない場合が起こる
という問題がある。
【0017】そこで、従来では、図12に示すようにク
ロック線を複数本に分割して負荷を減らしたり、図14
に示すように遅延回路を設けて位相調整が行えるように
したりして、問題解決を図っている。しかし、クロック
線を複数本設ける方法では、基板面積の制約がある場合
には、実現が困難である。また、遅延回路を設ける方法
では、クロック信号を遅らせることはできるが、クロッ
ク信号を早めたい要求には応えることができない。さら
に遅延回路を設ける方法では、部品数が増加するので、
コストアップの要因となる。昨今の電子機器では、大勢
が小型化の方向にあるので、配線数の増加や素子の増加
は、避けるべきである。
【0018】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
送信するクロック信号の位相を時間的に任意に変えるこ
とによって、受信用半導体集積回路に到達するデータ信
号とクロック信号の相対的なタイミングを調整する機構
を備えた半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にかかる半導体集積回路は、共通のクロッ
ク信号線およびデータ信号線を介して複数の受信用半導
体集積回路にクロック信号およびデータ信号を供給する
半導体集積回路であって、前記複数の受信用半導体集積
回路毎に供給するクロック信号の位相を変化させる位相
変化手段を内蔵することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、共通のクロック信号線
およびデータ信号線を介して複数の受信用半導体集積回
路にクロック信号およびデータ信号を供給する半導体集
積回路には、前記複数の受信用半導体集積回路毎に供給
するクロック信号の位相を変化させる位相変化手段が内
蔵される。
【0021】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、上
記の発明において、前記位相変化手段は、内部で発生さ
れる基本クロック信号を多段に遅延し位相が異なる複数
の遅延クロック信号を生成する遅延手段と、前記基本ク
ロック信号および前記複数の遅延クロック信号の中の一
つを順々に選択し、出力する選択出力手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0022】この発明によれば、上記の発明において、
位相変化手段では、遅延手段にて、内部で発生される基
本クロック信号を多段に遅延し位相が異なる複数の遅延
クロック信号を生成することが行われ、選択出力手段に
て、前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロッ
ク信号の中の一つを順々に選択し、出力することが行わ
れる。
【0023】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、上
記の発明において、前記選択出力手段は、前記基本クロ
ック信号および前記複数の遅延クロック信号を遅延量の
少ないものから多いものに向かって順に、または、多い
ものから少ないものに向かって順に選択して出力するこ
とを特徴とする。
【0024】この発明によれば、上記の発明において、
選択出力手段は、基本クロック信号および複数の遅延ク
ロック信号を遅延量の少ないものから多いものに向かっ
て順に、または、多いものから少ないものに向かって順
に選択して出力することが行われる。
【0025】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、共
通のクロック信号線およびデータ信号線を介して複数の
受信用半導体集積回路にクロック信号およびデータ信号
を供給する半導体集積回路であって、前記複数の受信用
半導体集積回路のうち所定数の受信用半導体集積回路の
組毎に供給するクロック信号の位相を変化させる位相変
化数選択手段を内蔵することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、共通のクロック信号線
およびデータ信号線を介して複数の受信用半導体集積回
路にクロック信号およびデータ信号を供給する半導体集
積回路には、前記複数の受信用半導体集積回路のうち所
定数の受信用半導体集積回路の組毎に供給するクロック
信号の位相を変化させる位相変化数選択手段が内蔵され
る。
【0027】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、上
記の発明において、前記位相変化数選択手段は、内部で
発生される基本クロック信号を多段に遅延し位相が異な
る複数の遅延クロック信号を生成する遅延手段と、前記
基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信号の
中の1つを所定送信回数連続して選択し、出力する選択
出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、上記の発明において、
前記位相変化数選択手段では、遅延手段にて、内部で発
生される基本クロック信号を多段に遅延し位相が異なる
複数の遅延クロック信号を生成することが行われ、位相
変化数選択手段にて、前記基本クロック信号および前記
複数の遅延クロック信号の中の1つを所定送信回数連続
して選択することが行われる。
【0029】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、共
通のクロック信号線およびデータ信号線を介して複数の
受信用半導体集積回路にクロック信号およびデータ信号
を供給する半導体集積回路であって、前記複数の受信用
半導体集積回路毎に供給するクロック信号の位相を変化
させる位相変化手段と、前記複数の受信用半導体集積回
路のうち所定数の受信用半導体集積回路の組毎に供給す
るクロック信号の位相を変化させる位相変化数選択手段
とを内蔵することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、共通のクロック信号線
およびデータ信号線を介して複数の受信用半導体集積回
路にクロック信号およびデータ信号を供給する半導体集
積回路には、前記複数の受信用半導体集積回路毎に供給
するクロック信号の位相を変化させる位相変化手段と、
前記複数の受信用半導体集積回路のうち所定数の受信用
半導体集積回路の組毎に供給するクロック信号の位相を
変化させる位相変化数選択手段とが内蔵される。
【0031】つぎの発明にかかる半導体集積回路は、上
記の発明において、前記位相変化手段および位相変化数
選択手段は、内部で発生される基本クロック信号を多段
に遅延し位相が異なる複数の遅延クロック信号を生成す
る遅延手段と、前記基本クロック信号および前記複数の
遅延クロック信号の中の一つを順々に選択し、出力する
第1選択出力手段と、前記基本クロック信号および前記
複数の遅延クロック信号の中の1つを所定送信回数連続
して選択し、出力する第2選択出力手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、上記の発明において、
前記位相変化手段および位相変化数選択手段では、遅延
手段にて、内部で発生される基本クロック信号を多段に
遅延し位相が異なる複数の遅延クロック信号が生成さ
れ、第1選択出力手段にて、前記基本クロック信号およ
び前記複数の遅延クロック信号の中の一つが順々に選択
され、第2選択出力手段にて、前記基本クロック信号お
よび前記複数の遅延クロック信号の中の1つが所定送信
回数連続して選択され、それぞれの選択されたクロック
信号が出力される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる半導体集積回路の好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0034】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である半導体集積回路を備えるデータ伝送システ
ムの構成例を示すブロック図である。図1に示すよう
に、このデータ伝送システム10は、出力用の半導体集
積回路(OUTIC)11と、このOUTIC11にデ
ータ線12とクロック線13を介して並列に接続される
複数の受信用半導体集積回路(IC)14,15,1
6,17とで構成されている。IC14,15,16,
17は、OUTIC11と同一の基板上または異なる基
板上に配置される。
【0035】このデータ伝送システム10では、OUT
IC11が、クロック信号(CLK)をクロック線13
に出力するとともに、各ICに対するデータ信号(DA
TA)をそれぞれのデータ領域でデータ線12に出力す
る。各ICは、クロック線13上のクロック信号(CL
K)に従ってデータ線12上から対応するデータ信号
(DATA)を取り込むようになっている。
【0036】ここに、実施の形態1であるOUTIC1
1は、クロック線13に出力するクロック信号(CL
K)の位相をIC毎に異ならせる機構(図2)を内蔵
し、IC14,15,16,17に到達するデータ信号
とクロック信号の相対的なタイミングが調整できるよう
になっている。
【0037】図2は、図1に示すOUTIC11の構成
を示すブロック図である。図2示すように、OUTIC
11には、複数の遅延素子21〜26と、マルチプレク
サ27とが内蔵され、マルチプレクサ27には外部から
選択信号S[0:1]が入力されている。
【0038】遅延素子21〜26は、それぞれ同一構成
のものであり、入力されるクロック信号を単位時間だけ
遅延して出力する。遅延素子21〜26は、内部で発生
される基本クロック信号(inCLK0)を多段に遅延
し複数の位相が異なるクロック信号を生成するように配
置される。図2では、3種類の位相が異なるクロック信
号を生成するように配置されている。
【0039】すなわち、図2では、遅延素子21が基本
クロック信号(inCLK0)を単位時間だけ遅延した
第1クロック信号(inCLK1)をマルチプレクサ2
7に出力する。遅延素子22,23が基本クロック信号
(inCLK0)を単位時間ずつ2段階に遅延した第2
クロック信号(inCLK2)をマルチプレクサ27に
出力する。遅延素子24,25,26が基本クロック信
号(inCLK0)を単位時間ずつ3段階に遅延した第
3クロック信号(inCLK3)をマルチプレクサ27
に出力する場合が示されている。
【0040】マルチプレクサ27は、基本クロック信号
(inCLK0)が入力される端子A0と、第1クロッ
ク信号(inCLK1)が入力される端子A1と、第2
クロック信号(inCLK2)が入力される端子A2
と、第3クロック信号(inCLK3)が入力される端
子A3と、外部から選択信号S[0:1]が入力される
セレクタ端子Sと、外部に出力クロック信号(CLKO
UT)を出力する端子Yとを備えている。
【0041】マルチプレクサ27は、選択信号S[0:
1]の内容に応じて入力端子A0,A1,A2,A3の
いずれかに入力されるクロック信号を選択し、その選択
したクロック信号を出力端子Yから4個のICの対応す
るものに対して定められたデータ領域のタイミングで出
力するようになっている。このように、出力端子Yから
位相が異なる4種類のクロック信号が出力される。
【0042】選択信号S[0:1]は、ここでは2ビッ
トで構成されている。すなわち、マルチプレクサ27
は、選択信号S[0:1]=0のときは、入力端子A0
に入力される基本クロック信号(inCLK0)を選択
し、選択信号S[0:1]=1のときは、入力端子A1
に入力される第1クロック信号(inCLK1)を選択
し、選択信号S[0:1]=2のときは、入力端子A2
に入力される第2クロック信号(inCLK2)を選択
し、選択信号S[0:1]=3のときは、入力端子A3
に入力される第3クロック信号(inCLK3)を選択
することとしている。
【0043】なお、選択信号[0:1]を発生する回路
は、図示されてないが、例えば、各ICに取り込まれる
データ数が決まっている場合には、カウンタによって構
成することができる。また、各ICが、送信許可信号
(データイネーブル信号)をOUTIC11に出力する
場合には、その送信許可信号を利用して選択信号[0:
1]を発生する構成とすることができる。さらに各IC
が、受信開始信号や受信許可信号を必要とする場合も同
様に、受信開始信号や受信許可信号を利用して選択信号
を発生する構成とすることもできる。
【0044】次に、図1〜図5を参照して、動作につい
て説明する。なお、図3は、図2に示すOUTIC11
で生成されるクロック信号および出力クロック信号と選
択信号との関係を説明するタイミングチャートである
(その1)。図4は、図1に示すICに入力されるデー
タ信号とクロック信号の関係を説明するタイミングチャ
ートである。図5は、図2に示すOUTIC11で生成
されるクロック信号および出力クロック信号と選択信号
との関係を説明するタイミングチャートである(その
2)。
【0045】図3において、(1)inCLK0は、内
部で発生される基本クロック信号である。(2)inC
LK1は、遅延素子21にて基本クロック信号(inC
LK0)を1単位時間だけ遅延させた第1クロック信号
である。(3)inCLK2は、遅延素子22,23に
て基本クロック信号(inCLK0)を2単位時間だけ
遅延させた第2クロック信号である。(4)inCLK
3は、遅延素子24,25,26にて基本クロック信号
(inCLK0)を3単位時間だけ遅延させた第3クロ
ック信号である。マルチプレクサ27には、これら4種
類の位相をもったクロック信号がそれぞれ入力される。
【0046】ここで、基本クロック信号(inCLK
0)は、IC14に供給され、第1クロック信号(in
CLK1)は、IC15に供給され、第2クロック信号
(inCLK2)は、IC16に供給され、第3クロッ
ク信号(inCLK3)は、IC17に供給されるとす
る。
【0047】(6)選択信号S[0:1]は、IC14
のデータ領域にて値0、IC15のデータ領域にて値
1、IC16のデータ領域にて値2、IC17のデータ
領域にて値3と変化してマルチプレクサ27のセレクタ
端子Sに入力される。その結果、マルチプレクサ27で
は、入力端子A0,A1,A2,A3の順に選択され、
対応するクロック信号が出力端子Yから出力クロック信
号(CLKOUT)として出力される。
【0048】したがって、(5)出力クロック信号(C
LKOUT)は、IC14のデータ領域では基本クロッ
ク信号(inCLK0)となり、IC15のデータ領域
では第1クロック信号(inCLK1)となり、IC1
6のデータ領域では第2クロック信号(inCLK2)
となり、IC17のデータ領域では第3クロック信号
(inCLK3)となるように変化する。
【0049】図4は、図3に示した出力クロック信号
(CLKOUT)が各ICに供給される場合のデータ信
号とクロック信号とのタイミング関係を示している。な
お、図4において、(b)処理前CLK信号とは、図9
に示したシステムにおけるOUTIC101が出力する
クロック信号である。(c)処理後CLK信号とは、図
2に示したこの実施の形態1によるOUTIC11が出
力するクロック信号である。
【0050】(1)IC14の入力端:基本クロック信
号(inCLK0)は、この実施の形態でも遅延処理が
行われないので、(b)処理前CLK信号と(c)処理
後CLK信号とは、同内容である。IC14は、OUT
IC11から近い位置にあるので、入力端におけるデー
タ信号とクロック信号とのタイミング関係は良好であ
る。
【0051】(2)IC16の入力端:(b)処理前C
LK信号が供給される場合には、当該クロック信号は、
伝送経路で定まる任意の遅延時間41をもってIC16
の入力端に到達する。したがって、OUTIC11から
遠い位置にあるIC16では、(a)データ信号のセッ
トアップ時間42およびその後のホールド時間43と
(b)処理前CLK信号とのタイミングにずれが目立つ
ようになる。
【0052】ところが、この実施の形態による(c)処
理後CLK信号は、2単位時間だけ遅延させた第2クロ
ック信号(inCLK2)であるので、遅延時間41よ
りも大きい遅延時間44をもってIC16の入力端に到
達するようになる。したがって、(a)データ信号のセ
ットアップ時間42およびその後のホールド時間45と
(c)処理後CLK信号とのタイミングのずれが目立た
ないようになる。
【0053】(3)IC17の入力端:(b)処理前C
LK信号が供給される場合には、当該クロック信号は、
伝送経路で定まる任意の遅延時間46をもってIC17
の入力端に到達する。したがって、OUTIC11から
一番遠い位置にあるIC17では、(a)データ信号の
セットアップ時間46およびその後のホールド時間47
と(b)処理前CLK信号とのタイミングのずれが相当
に大きくなり、IC17の制約から外れる場合が起こ
る。
【0054】ところが、この実施の形態による(c)処
理後CLK信号は、3単位時間だけ遅延させた第3クロ
ック信号(inCLK3)であるので、遅延時間46よ
りも大きい遅延時間48をもってIC17の入力端に到
達するようになる。したがって、(a)データ信号のセ
ットアップ時間47およびその後のホールド時間50と
(c)処理後CLK信号とのタイミングはIC17の制
約内に収まるようになる。
【0055】次に、反射の影響や、データビット数が多
い場合におけるデータ信号の干渉(クロストーク)の影
響で、場合によっては配線経路の短いIC14の入力端
で波形の遷移時間が長くなることが起こる。この場合に
は、IC14の入力端でのデータ信号遅延がIC17の
入力端でのデータ信号遅延よりも大きくなることがあ
る。つまり、IC17の入力端では、IC14の入力端
で必要とされるクロック信号よりも少ない遅延量のクロ
ック信号が要求される場合が起こる。この実施の形態で
は、このような要求にも簡単に対応することができる
(図5)。
【0056】図5において、(6)選択信号S[0:
1]は、IC14のデータ領域にて値3、IC15のデ
ータ領域にて値2、IC16のデータ領域にて値1、I
C17のデータ領域にて値1と変化してマルチプレクサ
27のセレクタ端子Sに入力される。その結果、マルチ
プレクサ27では、入力端子A3,A2,A1,A0の
順に選択され、対応するクロック信号が出力端子Yから
出力クロック信号(CLKOUT)として出力される。
【0057】したがって、(5)出力クロック信号(C
LKOUT)は、IC14のデータ領域では一番遅延量
が大きい第3クロック信号(inCLK3)となり、I
C15のデータ領域では第2クロック信号(inCLK
2)となり、IC16のデータ領域では第1クロック信
号(inCLK1)となり、IC17のデータ領域では
基本クロック信号(inCLK0)となるように変化す
る。
【0058】このように、実施の形態1によれば、OU
TICは、位相が異なる複数のクロック信号を、送信タ
イミングを選択して出力できるようになっているので、
各ICの配置位置に応じて位相を時間的に変化させてク
ロック信号を供給することができ、また配置位置とは関
係なくデータ伝送の状況に応じて各ICに供給するクロ
ック信号の位相に適切な位相差を持たせることが可能と
なる。
【0059】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2である半導体集積回路の構成を示すブロック図で
ある。なお、図6では、図2に示した構成と同一である
部分には、同一の符号が付されている。実施の形態1で
は、受信用半導体集積回路(IC)毎に遅延値を設定す
る場合の例を示したが、この実施の形態2では、各IC
へのクロック信号毎に位相変化を与える必要が必ずしも
ない場合のクロック信号供給方式の構成例が示されてい
る。
【0060】図6に示すように、実施の形態2では、図
2に示した構成において、マルチプレクサ31が追加さ
れ、それに伴いマルチプレクサ27に代えたマルチプレ
クサ32が設けられている。
【0061】マルチプレクサ31は、各種の切替パター
ン信号S0[0:1],S1[0:1],S2[0:
1]が入力され、外部からの選択信号33によって、一
つの切替パターン信号を選択し、その選択した切替パタ
ーン信号34をマルチプレクサ32に出力するようにな
っている。
【0062】マルチプレクサ32は、マルチプレクサ3
1からセレクタ端子Sに入力される切替パターン信号3
4に従って、入力端子A0,A1,A2,A3を例えば
次のように選択する。切替パターン信号34が切替パタ
ーン信号S0[0:1]であるときは、例えばIC14
とIC15のデータ領域において入力端子A1を選択
し、IC16とIC17のデータ領域において入力端子
A3を選択する。このように、マルチプレクサ32は、
切替パターン信号34に従って、入力端子A0,A1,
A2,A3の任意の組み合わせを選択するようになって
いる。
【0063】次に、図7,図8を参照して、動作につい
て説明する。なお、図7は、図6に示す半導体集積回路
で生成されるクロック信号および出力クロック信号と選
択信号との関係を説明するタイミングチャートである
(その1)。図8は、図6に示す半導体集積回路で生成
されるクロック信号および出力クロック信号と選択信号
との関係を説明するタイミングチャートである(その
2)。
【0064】図7,図8において、(1)inCLK0
は、内部で発生される基本クロック信号である。(2)
inCLK1は、遅延素子21にて基本クロック信号
(inCLK0)を1単位時間だけ遅延させた第1クロ
ック信号である。(3)inCLK2は、遅延素子2
2,23にて基本クロック信号(inCLK0)を2単
位時間だけ遅延させた第2クロック信号である。(4)
inCLK3は、遅延素子24,25,26にて基本ク
ロック信号(inCLK0)を3単位時間だけ遅延させ
た第3クロック信号である。マルチプレクサ32には、
これら4種類の位相をもったクロック信号がそれぞれ入
力される。
【0065】図7において、(6)マルチプレクサ31
が出力する切替パターン信号34が切替パターン信号S
1[0:1]であるときは、IC14とIC15のデー
タ領域において入力端子A0を選択し,IC16とIC
17のデータ領域において入力端子A1を選択する。し
たがって、出力クロック信号(CLKOUT)は、IC
14とIC15のデータ領域において基本クロック信号
(inCLK0)となり、IC16とIC17のデータ
領域において第1クロック信号(inCLK1)とな
る。その結果、IC14とIC15は、基本クロック信
号(inCLK0)に従って対応するデータ領域からデ
ータを取り込み、IC16とIC17は、第1クロック
信号(inCLK1)に従って対応するデータ領域から
データを取り込むことになる。この場合の位相変化の変
化数は、2である。このように、位相変化の変化数を選
択することができる。
【0066】図8において、(6)マルチプレクサ31
が出力する切替パターン信号34が切替パターン信号S
2[0:1]であるときは、IC14とIC15のデー
タ領域において入力端子A3を選択し,IC16のデー
タ領域において入力端子A1を選択し、IC17のデー
タ領域において入力端子A0を選択する。したがって、
出力クロック信号(CLKOUT)は、IC14とIC
15のデータ領域において第3クロック信号(inCL
K3)となり、IC16のデータ領域において第1クロ
ック信号(inCLK1)となり、IC17のデータ領
域において基本クロック信号(inCLK0)となる。
【0067】その結果、IC14とIC15は、第3ク
ロック信号(inCLK3)に従って対応するデータ領
域からデータを取り込み、IC16は、第1クロック信
号(inCLK1)に従って対応するデータ領域からデ
ータを取り込み、IC17は、基本クロック信号(in
CLK0)に従って対応するデータ領域からデータを取
り込むことになる。この場合には、IC14とIC15
は同位相で、IC16とIC17は位相が異なる。この
ように、位相変化の変化数と位相差の組み合わせを選択
することができる。
【0068】ここで、実際の信号遅延は、製品ができて
こないと判断できないので、電子機器内でのデータ伝送
システムを設計する基板設計者は、でき上がった製品で
の波形を確認しながら抵抗やコンデンサ、インダクタ、
ノイズフィルタなどを伝送経路に挿入し、遅延を調整す
るというカットアンドトライ的な作業を行っている。
【0069】この実施の形態によれば、出力用の半導体
集積回路(OUTIC11)内に出力クロック信号に各
種の遅延を与える機構を設け、供給するクロック信号の
遅延量を任意に制御できるようにしたので、タイミング
合わせの作業を単純化することができるようになる。そ
して、実施の形態1と実施の形態2とを併用すれば、タ
イミング合わせの作業が一層簡単になる。なお、図2や
図6では、出力クロック信号に3種類の遅延を与える構
成を示したが、遅延を与える経路の選択肢をさらに多く
し、多彩な遅延量が選択できるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、共通のクロック信号線およびデータ信号線を介して
複数の受信用半導体集積回路にクロック信号およびデー
タ信号を供給する半導体集積回路には、前記複数の受信
用半導体集積回路毎に供給するクロック信号の位相を変
化させる位相変化手段が内蔵される。したがって、共通
のクロック信号線およびデータ信号線に並列に接続され
る複数の受信用半導体集積回路それぞれの入力端でのク
ロック信号およびデータ信号の相対的なタイミング合わ
せ作業の容易化が図れる。また、クロック線を分割する
必要がないので、基板面積を考慮することなく実現する
ことができる。さらに、伝送経路に遅延回路を設ける必
要がないので、部品数を減らすことができ、コストの低
減と小型化が図れる。
【0071】つぎの発明によれば、上記の発明におい
て、位相変化手段では、遅延手段にて、内部で発生され
る基本クロック信号を多段に遅延し位相が異なる複数の
遅延クロック信号を生成することが行われ、選択出力手
段にて、前記基本クロック信号および前記複数の遅延ク
ロック信号の中の一つを順々に選択し、出力することが
行われる。したがって、複数の受信用半導体集積回路そ
れぞれの入力端で必要とされる遅延量をもつクロック信
号の供給が簡単に行えるようになる。
【0072】つぎの発明によれば、上記の発明におい
て、選択出力手段は、基本クロック信号および複数の遅
延クロック信号を遅延量の少ないものから多いものに向
かって順に、または、多いものから少ないものに向かっ
て順に選択して出力することが行われる。したがって、
複数の受信用半導体集積回路の接続順に従って段々に遅
延量を増加させることも、逆に段々に減少させることも
簡単に行うことができるので、伝送経路の状況に柔軟に
対応することができる。
【0073】つぎの発明によれば、共通のクロック信号
線およびデータ信号線を介して複数の受信用半導体集積
回路にクロック信号およびデータ信号を供給する半導体
集積回路には、前記複数の受信用半導体集積回路のうち
所定数の受信用半導体集積回路の組毎に供給するクロッ
ク信号の位相を変化させる位相変化数選択手段が内蔵さ
れる。したがって、ある組の受信用半導体集積回路には
所定位相の同一クロック信号を供給し、他のある組の受
信用半導体集積回路には他の所定位相の同一クロック信
号を供給するというように、位相変化の変化数を選択す
ることができるので、各受信用半導体集積回路毎にクロ
ック位相を異ならせる必要がない場合に対応することが
可能となる。
【0074】つぎの発明によれば、上記の発明におい
て、前記位相変化数選択手段では、遅延手段にて、内部
で発生される基本クロック信号を多段に遅延し位相が異
なる複数の遅延クロック信号を生成することが行われ、
位相変化数選択手段にて、前記基本クロック信号および
前記複数の遅延クロック信号の中の1つを所定送信回数
連続して選択することが行われる。したがって、受信用
半導体集積回路の接続順に近い方から遠い方に向かって
順々にクロック信号を送信するのが本来であるとすれ
ば、例えば1回目から5回目までは、ある遅延量の同一
クロック信号を送信し、6回目から8回目までは他のあ
る遅延量の同一クロック信号を送信するということがで
きるようになる。
【0075】つぎの発明によれば、共通のクロック信号
線およびデータ信号線を介して複数の受信用半導体集積
回路にクロック信号およびデータ信号を供給する半導体
集積回路には、前記複数の受信用半導体集積回路毎に供
給するクロック信号の位相を変化させる位相変化手段
と、前記複数の受信用半導体集積回路のうち所定数の受
信用半導体集積回路の組毎に供給するクロック信号の位
相を変化させる位相変化数選択手段とが内蔵される。し
たがって、受信用半導体集積回路毎に供給するクロック
信号の位相を変化させる場合と、所定数の受信用半導体
集積回路の組毎に供給するクロック信号の位相を変化さ
せる場合とを併用することができ、一層、受信用半導体
集積回路の入力端でのクロック信号およびデータ信号の
相対的なタイミング合わせ作業の容易化が図れる。
【0076】つぎの発明によれば、上記の発明におい
て、前記位相変化手段および位相変化数選択手段では、
遅延手段にて、内部で発生される基本クロック信号を多
段に遅延し位相が異なる複数の遅延クロック信号が生成
され、第1選択出力手段にて、前記基本クロック信号お
よび前記複数の遅延クロック信号の中の一つが順々に選
択され、第2選択出力手段にて、前記基本クロック信号
および前記複数の遅延クロック信号の中の1つが所定送
信回数連続して選択され、それぞれの選択されたクロッ
ク信号が出力される。したがって、受信用半導体集積回
路の入力端でのタイミング制約や伝送経路の状況に応じ
たタイミング合わせ作業が一層簡単に行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である半導体集積回
路を備えるデータ伝送システムの構成例を示すブロック
図である。
【図2】 図1に示すこの発明の実施の形態1である半
導体集積回路(OUTIC)の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図2に示す半導体集積回路で生成されるクロ
ック信号および出力クロック信号と選択信号との関係を
説明するタイミングチャートである(その1)。
【図4】 図1に示す受信用半導体集積回路(IC)に
入力されるデータ信号とクロック信号の関係を説明する
タイミングチャートである。
【図5】 図2に示す半導体集積回路で生成されるクロ
ック信号および出力クロック信号と選択信号との関係を
説明するタイミングチャートである(その2)。
【図6】 この発明の実施の形態2である半導体集積回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示す半導体集積回路で生成されるクロ
ック信号および出力クロック信号と選択信号との関係を
説明するタイミングチャートである(その1)。
【図8】 図6に示す半導体集積回路で生成されるクロ
ック信号および出力クロック信号と選択信号との関係を
説明するタイミングチャートである(その2)。
【図9】 複数の半導体集積回路を動作させる電子機器
において採用されるデータ伝送システムの構成例を示す
ブロック図である(その1)。
【図10】 図9に示すデータ伝送システムでのデータ
送受方法を説明する図である。
【図11】 図9に示す受信用半導体集積回路に入力さ
れるデータ信号とクロック信号の関係を説明するタイミ
ングチャートである。
【図12】 複数の半導体集積回路を動作させる電子機
器において採用されるデータ伝送システムの構成例を示
すブロック図である(その2)。
【図13】 図12に示す受信用半導体集積回路に入力
されるデータ信号とクロック信号の関係を説明するタイ
ミングチャートである。
【図14】 複数の半導体集積回路を動作させる電子機
器において採用されるデータ伝送システムの構成例を示
すブロック図である(その3)。
【図15】 図14に示す受信用半導体集積回路に入力
されるデータ信号とクロック信号の関係を説明するタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10 データ伝送システム、11 出力用の半導体集積
回路(OUTIC)、12 データ線、13 クロック
線、14,15,16,17 受信用半導体集積回路
(IC)、21〜26 遅延素子、27,31,32
マルチプレクサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のクロック信号線およびデータ信号
    線を介して複数の受信用半導体集積回路にクロック信号
    およびデータ信号を供給する半導体集積回路であって、 前記複数の受信用半導体集積回路毎に供給するクロック
    信号の位相を変化させる位相変化手段、 を内蔵することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記位相変化手段は、 内部で発生される基本クロック信号を多段に遅延し位相
    が異なる複数の遅延クロック信号を生成する遅延手段
    と、 前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信
    号の中の一つを順々に選択し、出力する選択出力手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 前記選択出力手段は、 前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信
    号を遅延量の少ないものから多いものに向かって順に、
    または、多いものから少ないものに向かって順に選択し
    て出力する、 ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 共通のクロック信号線およびデータ信号
    線を介して複数の受信用半導体集積回路にクロック信号
    およびデータ信号を供給する半導体集積回路であって、 前記複数の受信用半導体集積回路のうち所定数の受信用
    半導体集積回路の組毎に供給するクロック信号の位相を
    変化させる位相変化数選択手段、 を内蔵することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記位相変化数選択手段は、 内部で発生される基本クロック信号を多段に遅延し位相
    が異なる複数の遅延クロック信号を生成する遅延手段
    と、 前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信
    号の中の1つを所定送信回数連続して選択し、出力する
    選択出力手段と、 を備えたことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積
    回路。
  6. 【請求項6】 共通のクロック信号線およびデータ信号
    線を介して複数の受信用半導体集積回路にクロック信号
    およびデータ信号を供給する半導体集積回路であって、 前記複数の受信用半導体集積回路毎に供給するクロック
    信号の位相を変化させる位相変化手段と、 前記複数の受信用半導体集積回路のうち所定数の受信用
    半導体集積回路の組毎に供給するクロック信号の位相を
    変化させる位相変化数選択手段と、 を内蔵することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記位相変化手段および位相変化数選択
    手段は、 内部で発生される基本クロック信号を多段に遅延し位相
    が異なる複数の遅延クロック信号を生成する遅延手段
    と、 前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信
    号の中の一つを順々に選択し、出力する第1選択出力手
    段と、 前記基本クロック信号および前記複数の遅延クロック信
    号の中の1つを所定送信回数連続して選択し、出力する
    第2選択出力手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7に記載の半導体集積
    回路。
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