JP2003273852A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2003273852A
JP2003273852A JP2002220434A JP2002220434A JP2003273852A JP 2003273852 A JP2003273852 A JP 2003273852A JP 2002220434 A JP2002220434 A JP 2002220434A JP 2002220434 A JP2002220434 A JP 2002220434A JP 2003273852 A JP2003273852 A JP 2003273852A
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signal
circuit
clock
ring oscillator
clock signal
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Shinji Kimura
晋二 木村
Tomokazu Hayakawa
朋一 早川
Takashi Horiyama
貴史 堀山
Masaki Nakanishi
正樹 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線遅延の増加によるスキュー、配線間隔の狭
隘化による隣接配線間のクロストーク、通信ビット幅増
大によって配線の本数が増加することによる、配線困
難、配線面積増加の問題を解決したLSIのチップ内の
モジュール間通信を実現する。 【解決手段】回路モジュール間に、多ビットのパラレル
信号112をシリアル信号に変換して、配線数を減らし
て送信し、受信側でパラレル信号132に戻す通信回路
モジュール111,131を設ける。この通信回路モジ
ュール111,131を、他の回路モジュール101,
102よりも高速なクロックで駆動する。高速なクロッ
ク源としては、チップ上のリング発振器116,136
を利用し、送信側では外部クロックに同期させるための
制御回路を付加した構成114とし、さらに送受信間で
同期させるための制御線152を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回路モジュ
ールが搭載されている半導体集積回路装置において、回
路モジュール間の通信手段を備えた半導体集積回路装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のシリコンプロセスの超微細化によ
り、LSI上に実現できる回路の規模は飛躍的に増大し
ている。従来は複数のLSIを用いて一つのボード上で
実現されていたシステムが、一つのLSI上に実現でき
るようになっており、システム・オン・チップ(So
C)と呼ばれるLSIが登場している。図12に示され
るように、SoCと呼ばれるLSI800では、モジュ
ール化(機能ブロック化:IP化)された回路801〜
805が一つのLSI上に複数搭載されている。
【0003】従来、半導体集積回路装置内のモジュール
間の信号の通信を行う際は、図12に示されるように、
送信側回路モジュール801の出力ピン811と受信側
回路モジュール802の入力ピン812をパラレル接続
する配線813を用いて信号の通信を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示したパラレ
ル接続による回路モジュール間通信には、以下に示すよ
うな課題がある。
【0005】第一にスキューの問題がある。スキューと
は、信号の到達タイミングのずれのことである。多ビッ
ト信号をパラレル接続すると、各信号線の配線長や配線
容量が異なることにより、ビット間にスキューが発生す
る。通常、受信側の読み取りタイミングは一定であるの
で、ビット間のスキューが大きくなると、すべてのビッ
トを正しく受信することができなくなる。素子の微細化
に伴い、トランジスタでの遅延は小さくなっているが、
配線の線幅が細くなることで配線抵抗は増加し、配線間
隔が狭くなることで配線容量も増加するので、配線遅延
は大きくなっている。近年の製造プロセスの超微細化に
より、トランジスタ遅延の影響よりも、配線遅延による
影響が支配的になってきている。モジュール内の配線
(ローカル配線)は、素子の微細化により短くなるが、
モジュール間の配線(グローバル配線)は相対的に長く
なるので、特に回路モジュール間通信においてスキュー
の問題が顕著になっている。
【0006】第二にクロストークの問題がある。クロス
トークとは、ある信号線の値変化が、近接する信号線に
ノイズとして現れることである。製造プロセスの微細化
によって配線間隔は狭隘化しているので、クロストーク
の影響を受けやすくなっている。
【0007】第三に配線面積増加・配線困難の問題があ
る。モジュールの入出力ピンの数は急激に増加してお
り、ビット幅増大によって配線の本数が増え、配線が占
める面積が増加している。特にLSI内の離れた回路モ
ジュール同士を接続する際には、配線抵抗による配線遅
延を削減するために配線を太く形成することが行われて
おり、その影響がより深刻である。また、回路モジュー
ル間の隙間の配線領域には、様々な回路モジュール間の
配線が錯綜している。特にコーナー部のように配線とス
ルーホールが集中する領域では、配線接続すること自体
が困難になり、配線領域を広く確保する必要が生じた
り、配置配線の時間が多くかかってしまうという問題が
生じている。
【0008】一方で、従来からのパラレル接続による通
信に対して、送信側のモジュールから出力されるパラレ
ル信号をシリアル信号に変換して伝送し、受信側でパラ
レル信号を再現する、シリアル接続による通信が知られ
ている。ただし、シリアル接続による通信は、パラレル
接続による通信と比べて、単位時間当たりの通信ビット
数が低下するという欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、第1の周波数のクロック信号で動作し、少なく
とも2ビットのパラレル信号を出力する第1の回路モジ
ュールと、前記第1の周波数のクロック信号で動作し、
パラレル信号を入力する第2の回路モジュールと、前記
第1の回路モジュールから出力された前記パラレル信号
を前記第2の回路モジュールに伝送する手段を有する通
信回路とを備えた半導体集積回路装置において、前記通
信回路には、前記第1の周波数よりも高速な第2の周波
数のクロック信号で動作し、前記第1の回路モジュール
から出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換する
パラレル−シリアル変換回路と、前記第1の周波数より
も高速な前記第2の周波数のクロック信号で動作し、前
記シリアル信号を前記第2の回路モジュールに入力する
パラレル信号に変換するシリアル−パラレル変換回路と
を含むことを特徴としている。
【0010】さらに半導体集積回路装置に、第1のリン
グ発振器、及び第2のリング発振器を備え、前記パラレ
ル−シリアル変換回路が、第1のリング発振器により生
成されるクロック信号で動作し、前記シリアル−パラレ
ル変換回路が、第2のリング発振器により生成されるク
ロック信号で動作することを特徴としている。
【0011】本発明の第1の形態としては、さらに半導
体集積回路装置に、前記第1のリング発振器により生成
されるクロック信号で動作し、該クロック信号の発振回
数に応じて出力が変化するカウンタ回路と、前記第1の
クロック信号と前記カウンタ回路の出力信号を用いて前
記第1のリング発振器の発振のON/OFFを制御する
手段により前記第1のリング発振器により生成されるク
ロック信号を前記第1のクロック信号に同期させる手段
と、前記カウンタ回路の出力信号を用いて、前記第2の
リング発振器の発振のON/OFFを制御する手段によ
り前記第2のリング発振器により生成されるクロック信
号を前記第1のクロック信号に同期させる手段とを備え
ることを特徴としている。
【0012】本発明の第2の形態としては、半導体集積
回路装置に、前記第1のリング発振器により生成される
クロック信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応
じて出力が変化する第1のカウンタ回路と、前記第1の
クロック信号と前記第1のカウンタ回路の出力信号を用
いて前記第1のリング発振器の発振のON/OFFを制
御する手段により前記第1のリング発振器により生成さ
れるクロック信号を前記第1のクロック信号に同期させ
る手段と、前記第2のリング発振器により生成されるク
ロック信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応じ
て出力が変化する第2のカウンタ回路と、前記第1のク
ロック信号と前記第2のカウンタ回路の出力信号を用い
て前記第2のリング発振器の発振のON/OFFを制御
する手段により前記第2のリング発振器により生成され
るクロック信号を前記第1のクロック信号に同期させる
手段とを備えることを特徴としている。
【0013】本発明の第3の形態としては、半導体集積
回路装置に、前記第1のリング発振器により生成される
クロック信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応
じて出力が変化するカウンタ回路と、第1の回路モジュ
ールからの送信要求信号と前記カウンタ回路の出力信号
を切り換えて前記第1のリング発振器の発振のON/O
FFを制御する手段により前記第1のリング発振器によ
り生成されるクロック信号を前記送信要求信号に同期さ
せる手段と、前記カウンタ回路の出力信号を用いて、前
記第2のリング発振器の発振のON/OFFを制御する
手段により前記第2のリング発振器により生成されるク
ロック信号を前記送信要求信号に同期させる手段とを備
えることを特徴としている。
【0014】本発明の第1,第3の形態としては、さら
に半導体集積回路装置に、前記パラレル−シリアル変換
回路と前記シリアル−パラレル変換回路とを接続する信
号線と、前記カウンタ回路と前記第2のリング発振器を
接続する制御線とを備え、前記信号線と前記制御線の長
さは実質的に等しいことを特徴としている。
【0015】上記発明では、多ビットのパラレル信号を
シリアル信号に変換して、配線数を減らして送信し、受
信側でパラレル信号に戻す通信回路モジュールを設け、
シリアル接続による通信を行っている。このシリアル接
続による通信には、多くの有利な点がある。まず、ビッ
ト間のスキューの問題は、パラレル伝送特有の問題であ
るので、パラレル信号をシリアル信号に変換して伝送す
ることで、根本的に解決する。また、シリアル信号に変
換して伝送することで、多ビットの配線を削減すること
ができ、配線面積が削減され配線も容易になる。さら
に、配線数削減により、隣接配線間隔を広げることがで
き、また、並行する配線が減少するので、クロストーク
の影響を低減できる。削減した配線スペースにシールド
配線を設けることで、いっそうクロストークを低減する
ことも可能である。
【0016】この通信回路モジュールを、他の回路モジ
ュールと同じクロック速度で動作させると、多ビットの
信号を送信するのに多くのクロック数を必要とし、単位
時間当たりの伝送ビット数が低下するので、通信回路モ
ジュールを他の回路モジュールよりも高速なクロックで
動作させる。高速なクロックをLSI外部から与えるこ
とは困難であるので、その通信回路モジュールにリング
発振器を組み込み、リング発振器による高速なクロック
を利用している。リング発振器単体によるクロックは、
外部クロック等と同期していないので、外部クロック等
に同期させる制御回路を付加している。なお、異なる周
波数のクロック信号に対して「同期」という用語を用い
るが、低い周波数のクロックから見て、どのクロックに
おいても高い周波数のクロックが同じ波形(位相)で現
れるという意味であり、低い周波数のクロックの立ち上
がりや立ち下がりを基準に高い周波数のクロックが動作
するということである。また、あるクロックがクロック
以外の信号に対して「同期する」と表現する場合は、そ
の信号の立ち上がりや立ち下がりを基準にクロックが動
作するという意味である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の具体
的な実施例を説明する。
【0018】<第1の実施例> 図1は、本発明におけ
る半導体集積回路装置の第1の実施例を示すブロック図
である。また、図2は、本発明の第1の実施例を示す半
導体集積回路装置全体のブロック図である。送信側回路
モジュール101、及び受信側回路モジュール102
は、外部から与えられたクロック、又はLSI内部でP
LL等により生成されたクロック(以降、「外部クロッ
ク」と呼ぶ。)で動作する通常の回路モジュールであ
る。送信側回路モジュール101の少なくとも2ビット
のパラレル出力信号112を、受信側回路モジュール1
02へ伝送する。
【0019】図1及び図2に示されるように、本実施例
における半導体集積回路装置は、送信側回路モジュール
101からのパラレル出力信号112を入力として、シ
リアル信号に変換して送信する送信側通信回路111
と、送信側通信回路からのシリアル信号を受信して、パ
ラレル信号132に変換して受信側回路モジュール10
2へ出力する受信側通信回路131とで構成される。送
信側通信回路211と受信側通信回路231は、信号線
151と制御線152で接続される。
【0020】送信側通信回路111は、送信側回路モジ
ュール101からのパラレル出力信号112を入力とし
シリアル信号に変換するパラレル−シリアル変換回路1
13と、そのパラレル−シリアル変換回路113を駆動
するクロック源となるクロック生成回路114とで構成
される。
【0021】パラレル−シリアル変換回路113は、パ
ラレル出力信号112のビット数と等しい数のレジスタ
と選択器(マルチプレクサ)とで構成される。各レジス
タの入力側に図示しないマルチプレクサを設け、送信側
回路モジュールの出力信号112と、前段のレジスタの
信号とを切り換えて、次段のレジスタに入力できるよう
に構成する。マルチプレクサの選択信号は、後述するカ
ウンタ回路117の出力117Yとする。パラレル−シ
リアル変換回路113の末端のレジスタの出力をシリア
ル信号出力端153に出力する。以上の構成により、パ
ラレル−シリアル変換回路113は、その制御信号11
7Yによってパラレル信号112の取り込みとシフト動
作を切換できるので、始めにパラレル信号112をレジ
スタに取り込み、以降でシフト動作を行うことで、パラ
レル信号112をシリアル信号に変換し、シリアル信号
出力端153に出力できる。パラレル−シリアル変換回
路には、シフト動作するレジスタとマルチプレクサが含
まれるが、以降、パラレル−シリアル変換回路を単にシ
フトレジスタと呼ぶことがある。
【0022】クロック生成回路114は、NAND素子
を奇数段リング状に接続して形成されるリング発振器1
16と、リング発振器の発振を制御するカウンタ回路1
17、及び論理和(OR)素子118とで構成される。
リング発振器は、外部クロックよりも高速なオンチップ
のクロック源となる。本実施例においてクロック生成回
路114は、後述する回路構成により、外部クロック1
クロックに対してビット数+1の発振回数となるように
する。
【0023】受信側通信回路131は、送信側通信回路
111から信号線131を通して伝送されるシリアル信
号をパラレル信号に変換するパラレル−シリアル変換回
路133と、そのパラレル−シリアル変換回路を駆動す
るクロック源となるリング発振器136とで構成され
る。パラレル−シリアル変換回路133は、送信側のシ
リアル−パラレル変換回路113のレジスタ数と等しい
数のレジスタを直列に接続したシフトレジスタで構成さ
れる。各レジスタの出力を次段のレジスタの入力とする
と共に、受信側回路モジュール102側へも出力するこ
とで、シリアル信号をパラレル信号132に変換でき
る。
【0024】受信側のリング発振器136は、送信側の
リング発振器116と同じ段数として周波数を等しくす
る。リング発振器136には、送信側のような制御回路
を設けない。リング発振器136を送信側から制御する
ために、カウンタ回路の出力117Yと受信側のリング
発振器136とを、信号線131とほぼ同じ長さの制御
線132で接続する。受信側のリング発振器136は、
送信側通信回路111から制御線132を通して送られ
てくる制御信号117Yにより、起動と停止の動作が制
御される。
【0025】ここで、本実施例の動作を説明するにあた
り、まずクロック生成回路114について説明する。リ
ング発振器単独では、外部クロックに依存せず無関係に
動作するので、外部クロックで動作する回路と、リング
発振器で生成されたクロックで動作する回路との間で、
同期的に信号をやり取りする際に問題が生じる。リング
発振器によるクロックと外部クロックとは位相が合って
いないので、例えば、外部クロックの立ち上がり時に値
を取り込もうとする時、リング発振器によるクロックで
動作する回路の出力が変化するおそれがある。このた
め、レジスタのセットアップ時間、ホールド時間の制約
を満たさない可能性がある。したがって、リング発振器
による高速クロックで動作するシフトレジスタ113、
133と、外部クロックで動作する送信側・受信側回路
モジュール101、102との間で、同期的に信号をや
り取りするためには、リング発振器によるクロックを外
部クロックに同期させることが必要である。そこで、ク
ロック生成回路114では、外部クロックとリング発振
器によるクロックから生成される信号を用いて、リング
発振器の発振動作のON/OFFを制御することで、外
部クロックの1クロックの間にリング発振器によるクロ
ックを一定回数得るように構成している。
【0026】図3は、第1の実施例におけるクロック生
成回路の動作を示す図である。図1、及び図3を参照し
て、例として外部クロック1クロックに対して9回の発
振回数を得るクロック生成回路114の構成を説明す
る。リング発振器116からクロック出力線119を引
き出し、カウンタ回路117のクロック入力端に接続
し、カウンタ回路をリング発振器で生成されるクロック
で駆動する。カウンタ回路117は、初期状態では
‘0’を出力し、クロックのカウントを開始すると
‘1’を出力し、ある一定回数カウントすると再び
‘0’を出力するように構成する。例えば、図3に示す
ように、初期状態では”0000”で、次に”100
0”,”1001”,・・・,”1111”,”000
0”となるような、10進数で表すと0,8,9,・・
・,15,16(0)となるような、9クロックをカウ
ントするカウンタ回路を構成する。このカウンタ回路の
最上位ビットを出力すると、先に示した仕様のカウンタ
回路117を構成することができる。カウンタ回路11
7の出力Yと、外部クロック入力端120から入力され
る外部クロック信号をOR素子118を用いて論理和を
とり、それをリング発振器の発振動作のON/OFFを
制御する初段のNAND素子の一方の入力端子121に
接続する。
【0027】図3を用いてクロック生成回路114の動
作を説明する。初期状態では、外部クロックの出力は
‘0’であり、リング発振は停止している。まず、外部
クロックの立ち上がりにより、リング発振器のスタート
信号入力端121に‘1’が入力され、発振動作を開始
する。発振が始まると、カウンタ回路117は‘1’を
出力する。外部クロックの1/2周期後、外部クロック
は‘0’に落ちるが、制御信号117Yは‘1’を保持
しているので、スタート信号121が入力されたままに
なり、リング発振を保持する。ある一定回数(この例で
は9回)発振すると、制御信号117Yは‘0’に変化
する。この結果、スタート信号121が‘0’になり、
リング発振が停止する。再び外部クロックが立ち上がる
と、以上を繰り返して動作する。以上により、外部クロ
ックの立ち上がりを基準として、外部クロックの1クロ
ックの間に、ある一定回数発振するようにリング発振器
を制御することができる。なお、制御信号117Yが
‘0’に変化するときに外部クロックが‘0’である必
要があるので、リング発振器のクロックの周期のある一
定回数倍が外部クロックの周期の1/2倍以上1倍未満
である必要がある。
【0028】図4は、本発明の第1の実施例における通
信回路の動作を示す図である。図1、及び図4を用い
て、本実施例の動作を説明する。例として、送信側回路
モジュールの8ビットの出力信号‘10100101’
(16進数でA5)を受信側回路モジュールに伝送する
場合で説明する。
【0029】(a)外部クロックの立ち上がり直後に、
送信側回路モジュールの出力112が決定するように、
送信側回路モジュール101を構成しておく。外部クロ
ックの立ち上がりにより、スタート信号121が‘1’
となり、送信側のリング発振器116が動作を始める。
【0030】(b)リング発振器による最初のクロック
では、制御信号117Yが‘0’であるので、送信側回
路モジュールからの出力信号112がシフトレジスタ1
13に書き込まれる。同時に、パラレル信号112の最
下位ビットである‘1’がシリアル信号として出力され
る。送信側のリング発振器116が動作を始めると、制
御信号117Yが‘1’になり、制御線132を通して
制御信号が伝送され、受信側のリング発振器136が動
作を開始する。受信側のリング発振器の1クロック目
で、まず、シリアル信号として出力されたパラレル信号
112の最下位ビットが受信側のシフトレジスタ133
の初段に取り込まれる。
【0031】(c)送信側の2クロック目以降は、制御
信号117Yが‘1’となるので、送信側のシフトレジ
スタ113はシフト動作する。以降、送信側のシフトレ
ジスタ113と受信側のシフトレジスタ133が交互に
シフト動作し、送信側のシフトレジスタ113がパラレ
ル信号112の下位ビットから順にシリアル信号として
出力し、一方、受信側のシフトレジスタ133がシリア
ル信号を受信しながらシフト動作する。その結果、送信
側回路モジュールのパラレル出力信号112が、送信側
のシフトレジスタ113と信号線151を通して、受信
側のシフトレジスタ133に伝送される。
【0032】(d)送信側リング発振器116の最後の
クロックで制御信号が‘0’になるので、送信側のリン
グ発振器116と受信側のリング発振器136が停止
し、受信側のシフトレジスタ133の値が保持される。
送信側のリング発振器116による最初のクロックの立
ち上がり直後から、最後のクロックの立ち上がり直後ま
で、制御信号117Yが‘1’になるので、受信側のリ
ング発振器136は、送信側の発生クロックに対して1
クロック少ない回数のクロックを発生する。
【0033】(e)受信側回路モジュール102を、外
部クロックの立ち上がり毎に受信側のシフトレジスタ1
33の値を読み込むように構成することで、次の外部ク
ロックの立ち上がりで、受信側のシフトレジスタ133
に伝送された値が受信側回路モジュール102に取り込
まれる。
【0034】以上により、送信側回路モジュールの8ビ
ットのパラレル出力信号112が、外部クロックの1ク
ロックの間に、受信側回路モジュール102に伝送され
る。本実施例では、外部クロックの立ち上がり毎に、送
信側のパラレル信号112が受信側に伝送される。
【0035】制御線132を用いる理由は以下のとおり
である。まず、前記したように正しく伝送動作するため
には、シリアル信号が受信側に届いてから、次のシリア
ル信号に変化する前に、受信側のシフトレジスタ133
が動作して信号を受信するというタイミング制約があ
る。しかし、送信側通信回路111からシリアル信号が
出力されてから、受信側通信回路131に届くまでに、
信号線131の長さに依存した配線遅延により、ある遅
延時間が生じる。したがって、受信側のシフトレジスタ
133が配線での遅延時間に関係なく固定されたタイミ
ングで動作すると、遅延時間の大きさによっては、前記
したタイミング制約を満たさなくなるおそれがある。そ
こで、制御線132を用い、信号線131とほぼ同じ長
さで形成することで、制御信号117Yが送信側通信回
路111から制御線132を通って受信側通信回路13
1に届くまでの遅延時間と、シリアル信号が送信側通信
回路111から信号線を通って受信側通信回路131に
届くまでの遅延時間はほぼ等しくなる。つまり、シリア
ル信号が遅延して受信側通信回路131に届く分、受信
側通信回路131のリング発振器136の動作タイミン
グも同じだけ遅延することになり、シリアル信号の到達
タイミングとリング発振器136の動作タイミングの差
は、配線距離に依存せず一定となる。したがって、ある
配線距離において、タイミング制約を満たすように受信
側のシフトレジスタ133の動作タイミングを設定すれ
ば、配線距離に依存せず常にタイミング制約を満たすこ
とになる。以上により、制御線132を用いることで、
配線距離に依存しない通信ができる。なお、信号線と制
御線の長さが「実質的に等しい」、あるいは「ほぼ等し
い」と表現しているが、これは必ずしも完全に長さを等
しくする必要はなく、前記したタイミング制約を満たす
程度に長さをそろえればよいという意味である。
【0036】前記したタイミング制約を満たすために、
タイミングを調整する方法としては、例えばクロック出
力線119,139に遅延ゲート(バッファ等)を挿入
する方法や、リング発振器116,136からクロック
を引き出す位置をNAND素子の前段の方、あるいは後
段の方にずらす方法がある。
【0037】<第2の実施例> 図5は、本発明におけ
る半導体集積回路装置の第2の実施例を示すブロック図
である。
【0038】第1の実施例では、制御線を用いて、受信
側通信回路のリング発振器によるクロックの動作タイミ
ングを送信側通信回路側から制御することで、配線距離
に依存せずに通信を可能としている。それに対して第2
の実施例では、制御線を用いずに、送信側、受信側共に
外部クロックのタイミングを基準として動作させるもの
である。外部クロックの立ち上がり毎に信号を伝送する
場合であって、モジュール間配線の遅延を正確に見積も
れる場合、制御線を用いずに、信号線のみで通信するこ
とが可能である。
【0039】図5を用いて詳細に説明する。送信側通信
回路211と受信側通信回路231とを、制御線を用い
ずに信号線251だけで接続する。
【0040】送信側通信回路211は、第1の実施例と
同様の構成とする。ただし、クロック生成回路214で
生成されるクロックを、外部クロック1クロック当たり
伝送ビット数と等しい発振回数となるように、カウンタ
回路217を構成する。例えば、伝送ビット数が8ビッ
トの場合は、発振回数が8クロックとなるように、カウ
ンタ回路217を、初期状態では‘0’を出力し、クロ
ックのカウントを開始すると‘1’を出力し、8回カウ
ントすると再び‘0’を出力するように構成する。
【0041】受信側通信回路231は、第1の実施例の
受信側のシフトレジスタ133と、第2の実施例の送信
側のクロック生成回路214とで構成される。したがっ
て、本実施例では外部クロック1クロック当たりの発振
回数が、送受信側共に伝送ビット数と等しい。
【0042】送受信側双方のリング発振器216,23
6を外部クロックを基準にして動作させるため、信号線
251での遅延時間を見積もった上で、遅延時間に応じ
て受信側のシフトレジスタ233の動作を遅らせる必要
がある。受信側のシフトレジスタ233の動作を遅らせ
る手段としては、例えば、図5に示すように受信側の外
部クロック入力端220に遅延ゲート(バッファ等)2
40を挿入する方法や、リング発振器からクロックを引
き出す位置をNAND素子の後段の方にずらす方法があ
る。
【0043】本実施例では、LSI上での各回路モジュ
ールのレイアウトによって、モジュール間の配線長が変
化し、信号線での配線遅延が異なってしまうので、レイ
アウトが変わるたびに配線遅延を見積もってタイミング
を調整する必要がある。ただし、配線遅延に対してリン
グ発振器の周期が比較的長い場合、シリアル信号が届い
てから次のシリアル信号が届くまでに受信側のシフトレ
ジスタ233が動作して信号を受信するというタイミン
グ制約には余裕があるので、それほど厳密にタイミング
を調整する必要はない。
【0044】<第3の実施例> 図6は、本発明におけ
る半導体集積回路装置の第3の実施例を示すブロック図
である。
【0045】第1の実施例では、外部クロックの立ち上
がり毎に信号を伝送するように構成しているが、本実施
例では、送信側回路モジュール301からの送信要求信
号(req信号)322を用いることで、信号を伝送す
る必要がある場合だけクロック生成回路314を動作さ
せて信号を伝送するように構成している。送信側回路モ
ジュール301からの送信要求が、外部クロックの数ク
ロックに一度しかない場合で、伝送ビット数が多く、外
部クロックの1クロックの間に伝送動作が終了できない
場合に特に有効である。また、送信時のみ通信回路が動
作するので、消費電力の低減を図ることができる。
【0046】図6を用いて、第3の実施例について説明
する。本実施例では、送信側通信回路311に第1の実
施例とは異なるクロック生成回路314を用いる。第1
の実施例や第2の実施例で用いるクロック生成回路31
4は、外部クロックに同期して発振を繰り返すのに対
し、本実施例で用いるクロック生成回路314は、外部
からの要求信号(req信号)322によって一定回数
発振し、発振終了後、応答信号(ack信号)323を
返す。
【0047】要求信号、応答信号と状態遷移との関係は
以下のようになる。初期状態では、要求信号、応答信号
は共に‘0’である。送信側回路モジュール301から
通信回路に対して伝送動作を要求する場合、要求信号と
して‘1’を出力する。通信回路が伝送動作を完了する
と、応答信号として‘1’を返す。送信側回路モジュー
ル301が通信回路からの完了応答信号を確認すると、
要求信号を‘0’に戻す。通信回路が要求信号の変化を
確認すると応答信号を‘0’に戻す。つまり、要求信号
と応答信号は、(要求信号,応答信号)=(0,0)→
(1,0)→(1,1)→(0,1)→(0,0)と変
化する。
【0048】図7は、第3の実施例におけるクロック生
成回路の動作を示す図である。図6、及び図7を参照し
て、送信側通信回路311のクロック生成回路314に
ついて詳しく説明する。第1の実施例のクロック生成回
路114の構成ではリング発振器116の動作開始の信
号として外部クロックを用いていたが、この構成では要
求信号322を用いる。しかし外部クロックと異なり、
要求信号は一定回数発振後も‘1’のままであるので、
カウンタ回路317からの制御信号317Yと要求信号
322の論理和(OR)321をリング発振器のスター
ト信号としていると、リング発振器316は停止しな
い。したがって、発振開始時は要求信号322をリング
発振器316のスタート信号とし、リング発振開始後は
カウンタ回路317からの制御信号317Yをスタート
信号とする切り換え機構が必要である。
【0049】そこで、リング発振器のスタート信号32
1の入力部にマルチプレクサ324を設ける。このマル
チプレクサ324の制御信号を形成するために、リング
発振器316のクロックで動作するリセット付きDフリ
ップフロップ326を設ける。例えば、要求信号322
に対してリング発振器316を9クロック発振させる場
合、このDフリップフロップ326にはカウンタ回路3
17の上位から2ビット目の値317Tを入力とする。
このDフリップフロップ326は、要求信号が‘0’の
時にリセットされて‘0’となる。このDフリップフロ
ップの出力326Qは初期状態から4クロック目まで
‘0’であり、マルチプレクサ324は要求信号322
側を選択する。リング発振器316の5クロック目でこ
のDフリップフロップの出力326Qが‘1’となり、
マルチプレクサ324は制御信号317Y側を選択す
る。よって、要求信号322が‘1’のままであっても
リング発振が9クロックで停止する。リング発振の9ク
ロック目でこのDフリップフロップの入力326Dは
‘0’になるが、10クロック目が存在しないので、出
力326Qは‘1’を維持したままになる。そして、要
求信号322が‘0’に落ちることで、Dフリップフロ
ップ326がリセットされ、マルチプレクサ324は再
び要求信号322側を選択するように切り換わる。この
機構により、リング発振開始時と終了時で、リング発振
のスタート信号の入力を切り換えることができる。応答
信号323は、図6に示すように、論理積(AND)素
子327を用いて、要求信号322とマルチプレクサの
制御信号326Qと制御信号317Yの否定の論理積で
作ることができる。
【0050】受信側通信回路331は、第1の実施例と
同様の構成とする。必要に応じて、図6に示すように論
理否定素子358を用いて受信完了信号343となる制
御信号の否定を出力する。
【0051】本実施例の伝送動作自体は第1の実施例と
同様である。第1の実施例では外部クロックの立ち上が
りを基準に毎クロック伝送動作するのに対して、送信要
求信号322の立ち上がりを基準に伝送動作を開始する
点が異なる。また、伝送終了後、応答信号323を出力
する点も異なる。外部クロックとは関係なく動作するの
で、第1の実施例や第2の実施例のように外部クロック
の1クロックの間に伝送動作を終了する必要はなく、2
クロック以上の時間をかけて伝送することが可能であ
る。
【0052】送信側回路モジュール301は、パラレル
出力信号312が決定すると送信要求信号322を
‘1’とし、送信側通信回路311からの応答信号32
3が‘0’の間は送信要求信号322をそのまま保持
し、応答信号323が‘1’になり伝送動作が終了した
ことを確認して、送信要求信号322を‘0’に戻すよ
うに構成する必要がある。しかしながら、このような仕
様を満たさず、応答信号323を無視して要求信号32
2が‘0’になってしまう場合が考えられる。例えば、
要求信号322として外部クロックを用いて、外部クロ
ックの立ち上がり毎に動作させたいという要求があり得
る。図6の構成では、マルチプレクサ324が制御信号
317Y側に切り換わる前に、要求信号322が‘0’
になってしまうとリング発振が停止してしまうため、そ
のような要求信号にも対応する場合、マルチプレクサの
要求信号側の入力を要求信号322と制御信号317Y
の論理和(OR)とする。この場合の要求信号322の
制約として、リング発振器の発振を維持するための制御
信号317Yが入るまでの極めて短い時間は‘1’を保
持する必要がある。また、マルチプレクサ324の制御
信号を形成するためのDフリップフロップ326のリセ
ット信号についても、要求信号322と制御信号317
Yの論理和(OR)とする必要がある。
【0053】本実施例では、第1の実施例や第2の実施
例での外部クロックとリング発振器の発振周波数の間の
制約がない。したがって、伝送ビット数が多く、外部ク
ロックの1クロックの間に伝送動作が終了できない場合
に特に有効であり、外部クロックで動作するモジュール
の動作周波数に合わせて通信回路を設計しなおす必要が
ないという利点もある。さらに、送信時のみ通信回路が
動作するので、消費電力の低減を図ることができる。ま
た、本実施例においても、第1の実施例と同様に制御線
を用いているので、配線距離に依存しない通信ができ
る。
【0054】<第4の実施例> 図8は、本発明におけ
る半導体集積回路装置の第4の実施例を示すブロック図
である。第1の実施例では、受信側通信回路にクロック
源となるリング発振器を設けているが、本実施例では、
受信側通信回路にはクロック源を設けず、送信側通信回
路で生成したクロックを受信側通信回路に供給するもの
である。
【0055】図8を用いて詳細に説明する。送信側通信
回路411と受信側通信回路431とを、ほぼ同じ長さ
の信号線451とクロック伝送線452で接続する。
【0056】送信側通信回路411は、第1の実施例と
同様の構成とする。ただし、第2実施例と同様に、クロ
ック生成回路414で生成されるクロックを、外部クロ
ック1クロック当たり伝送ビット数と等しい発振回数と
なるように、カウンタ回路417を構成する。また、受
信側通信回路431のシフトレジスタ433を駆動する
クロックをリング発振器416から引き出して出力す
る。
【0057】受信側通信回路231は、第1の実施例の
受信側のシフトレジスタ433で構成され、送信側通信
回路側から供給されるクロックで駆動される。
【0058】本実施例においても、受信側にシリアル信
号が届いてから次のシリアル信号が届くまでに受信側の
シフトレジスタ433が動作して信号を受信するという
タイミング制約を満たす必要がある。タイミングを調整
する方法としては、クロック出力線419,439に遅
延ゲート(バッファ等)を挿入する方法がある。また、
図8では、1本のクロック出力線を分岐して、送信側の
シフトレジスタ413と受信側のシフトレジスタ433
にクロックを供給しているが、リング発振器416から
クロックを引き出す位置を変えることで互いに位相の異
なるクロック線を2本得ることができ、それぞれを送信
側のシフトレジスタ413と受信側のシフトレジスタ4
33に供給して、タイミングを調整することもできる。
【0059】本実施例においては、信号線451とほぼ
同じ長さのクロック伝送線452を用いることで、クロ
ック信号が送信側通信回路411からクロック伝送線4
52を通って受信側通信回路431に届くまでの遅延時
間と、シリアル信号が送信側通信回路411から信号線
451を通って受信側通信回路431に届くまでの遅延
時間はほぼ等しくなる。つまり、シリアル信号が遅延し
て受信側通信回路431に届く分、受信側通信回路43
1のシフトレジスタ433の動作タイミングも同じだけ
遅延することになり、シリアル信号の到達タイミングと
シフトレジスタ433の動作タイミングの差は、配線距
離に依存せず一定となる。したがって、ある配線距離に
おいて、タイミング制約を満たすように受信側のシフト
レジスタ433の動作タイミングを設定すれば、配線距
離に依存せず常にタイミング制約を満たすことになる。
以上により、クロック伝送線452を用いることで、本
実施例においても配線距離に依存しない通信ができる。
【0060】ここでは、外部クロックの立ち上がり毎に
伝送動作を行う構成について送信側通信回路で生成した
クロックを受信側通信回路に供給する例を示したが、第
3の実施例のように要求信号に基づき伝送動作を行う構
成についても、同様に送信側通信回路で生成したクロッ
クを受信側通信回路に供給するように構成することが可
能である。
【0061】<第5の実施例> 図9は、本発明におけ
る半導体集積回路装置の第5の実施例を示すブロック図
である。第5の実施例では、通信回路内にはクロック源
を設けず、LSI内あるいはLSI外部から供給される
高速クロックを利用するものである。高速クロックは、
送信側回路モジュールや受信側回路モジュールを駆動す
る外部クロックよりも高速なクロックであり、外部クロ
ックに同期したものとする。例えば、LSI上に設けた
PLLによって生成することができる。高速クロックを
送信側通信回路511に入力し、そのクロックでシフト
レジスタ513を駆動し、さらにクロック伝送線552
を経由して受信側通信回路531のシフトレジスタ53
3も駆動する。第4の実施例と同様に、信号線551と
クロック伝送線552をほぼ等しい長さとすることで、
配線距離に依存しないタイミング制約とすることができ
る。
【0062】図9を用いて詳細に説明する。送信側通信
回路511と受信側通信回路531とを、ほぼ同じ長さ
の信号線551とクロック伝送線552で接続する。送
信側通信回路411は、パラレル−シリアル変換回路5
13と、高速クロック入力端529から入力される高速
クロックで動作し、外部クロック入力端520から入力
されるクロック信号を入力とし、パラレル−シリアル変
換回路の動作を制御する制御信号(図示しない)を出力
し、かつ高速クロック入力端529から入力される高速
クロックを受信側に伝送するか遮断するかを制御する制
御回路517とで構成される。受信側通信回路531
は、第4の実施例と同様であり、シリアル−パラレル変
換回路であるシフトレジスタ533で構成され、送信側
通信回路側から供給されるクロックで駆動される。
【0063】本実施例の動作を説明する。高速クロック
としては、外部クロックの周波数の伝送ビット数倍より
大きい周波数のクロックを供給する。外部クロックの立
ち上がり直後に、送信側回路モジュールの出力512が
決定するように、送信側回路モジュール501を構成し
ておく。初期状態では、制御回路517で高速クロック
を遮断し、受信側通信回路にはクロックが供給されな
い。外部クロックの立ち上がりを制御回路517が検出
し、パラレル−シリアル変換回路513のレジスタにパ
ラレル信号512を取り込むように制御する。さらに、
高速クロックを受信側通信回路に供給する。信号線55
1にはパラレル信号512の最下位ビットの信号が出力
されているので、受信側のシフトレジスタ533がその
信号を受信する。
【0064】以降の高速クロックの入力で、送信側のパ
ラレル−シリアル変換回路513と受信側のシフトレジ
スタ133が交互にシフト動作し、パラレル出力信号5
12が、受信側のシフトレジスタ533に伝送される。
制御回路517は、パラレル信号のビット数だけ受信側
に高速クロックを供給すると、以降の高速クロックを遮
断する。したがって、受信側のシフトレジスタ533の
値が保持される。受信側回路モジュール502を、外部
クロックの立ち上がり毎に受信側のシフトレジスタ53
3の値を読み込むように構成することで、次の外部クロ
ックの立ち上がりで、受信側のシフトレジスタ533に
伝送された値が受信側回路モジュール502に取り込ま
れる。
【0065】ここでは、外部クロックの立ち上がり毎に
伝送動作を行う構成の例を示したが、外部クロック入力
端520に送信要求信号を入力すれば、送信要求信号に
基づき伝送動作を行う構成とすることが可能である。
【0066】<第6の実施例> 図10は、第1の実施
例に対して、送受信を切り換えられるように構成した第
6の実施例を示すブロック図である。第1〜第5の実施
例では、送信専用の通信回路と受信専用の通信回路とで
構成され、単方向の通信しかできない。それに対して、
本実施例では、一組の通信回路で送受信を切り換えて利
用することができる。
【0067】第1の実施例の構成との相違点は以下のと
おりである。(1)信号線651を2本とし、シフトレ
ジスタ613,633をリング状に接続する。(2)双
方のシフトレジスタ613,633を、パラレル信号の
入出力を切り換えられるように構成し、切り換え信号に
よって、送信側のパラレル−シリアル変換回路として
も、受信側のシリアル−パラレル変換回路としても利用
可能となるようにする。(3)制御線652も2本と
し、クロック生成回路614,634を送信用、受信用
に切り換えられるようにマルチプレクサ624,644
を付加した構成とする。(4)シフトレジスタ613,
633とマルチプレクサ624,644の動作を送信
側、受信側に切り換えるための信号線657を設け、論
理否定(NOT)素子658を用いて二つの通信回路6
11,631に反対の信号が入力されるように構成す
る。
【0068】以上のように、本実施例は第1の実施例の
構成にマルチプレクサ等の小規模の回路と配線を付加す
るだけで構成が可能である。切り換え信号657に応じ
て、一方の通信回路が送信用となり、他方の通信回路が
受信用となる。伝送動作は、第1の実施例と同じであ
る。
【0069】ここでは、第1の実施例に対して送受信を
切り換えられるように構成した例を示したが、第2〜第
5の実施例についても同様に構成することができる。
【0070】<第7の実施例> 図11は、本発明にお
ける半導体集積回路装置の第7の実施例を示すブロック
図である。第1〜第6の実施例において、伝送する信号
のビット数が大きいときは、送受信側双方の通信回路の
シフトレジスタをその分だけ直列に大きく構成すること
で対応できるが、一定の時間内に多くのビット数を伝送
するには、リング発振器のクロックをより高速にする必
要がある。通信回路は他の回路モジュールと比較して極
めて簡単な回路で構成されるため、高速で動作するが、
動作速度には限界がある。その場合は、図11に示すよ
うに、送信側通信回路711と受信側通信回路731に
シフトレジスタ713,733を並列に複数設け、その
分だけ信号線751を増やすことで伝送する信号のビッ
ト数を格段に大きくすることが可能となる。クロック生
成回路714、リング発振器736や制御線752を増
やす必要はない。図11の例では、4本の信号線751
と1本の制御線752で、32ビットの信号を伝送でき
る。
【0071】ここでは、第1の実施例に対して伝送ビッ
ト数を増加させる構成を示したが、第2〜第6の実施例
についても同様に構成することが可能である。
【0072】以上の実施例では、8ビットの信号を伝送
する場合を例として説明したが、当然ビット数は適宜変
更可能である。シフトレジスタのビット数と、外部クロ
ックの1クロック当たりのリング発振器のクロック数を
変えることで、異なる伝送ビット数の回路構成とするこ
とが可能である。
【0073】また、以上の実施例において、リング発振
器の段数は必要とするリング発振器の周波数に応じて変
更が可能であり、二段目以降のNAND素子は単に反転
動作をしているだけなので、NOT素子やNOR素子を
用いてもよい。
【0074】また、以上の実施例では、各回路がクロッ
クの立ち上がりで動作するように構成しているが、立ち
下がりで動作するように構成してもよい。
【0075】また、以上の実施例において、駆動能力増
強や回路間の干渉を防止するために、クロック線や信号
線にバッファ等を挿入してもよい。特に、リング発振器
のクロック引き出し部にバッファを設けることで、負荷
の違いによるリング発振器周期の変動の影響を防止する
ことができる。また、モジュール間の長距離配線の出力
端や配線途中にバッファを入れることも駆動能力増強の
観点から有効である。
【0076】また、以上の実施例では、パラレル−シリ
アル変換回路として、シフトレジスタを中心とした回路
構成を用いているが、他の回路構成によるパラレル−シ
リアル変換回路を用いてもよい。
【0077】また、以上の実施例では、通信回路を回路
モジュールに外付けするように記載しているが、送信側
回路モジュール内に送信側通信回路を取り込み、また、
受信側回路モジュール内に受信側通信回路を取り込んで
もよい。また、回路モジュール内の多ビット配線に本発
明を適用してもよい。
【0078】また、以上の実施例において、信号線、又
は制御線の少なくともいずれか一方に、シールド効果を
有する配線を隣接して設けてもよい。シールド配線を設
けることで、クロストークを削減することができ、配線
間容量が一定になるので配線遅延のばらつきが少なくな
る効果がある。
【0079】また、以上の実施例において、通信回路部
分にはディジタル回路のみを用いているため、FPGA
に通信回路を構成して動作させることも可能である。
【0080】また、以上の実施例において、送信側通信
回路、又は受信側通信回路を設計し、その論理合成結果
であるネットリストのデータ、あるいは配置配線結果で
あるハードマクロのデータをコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に記録して、再利用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビット間のスキューが発生しなくなり、クロストークが
低減し、配線面積を削減でき、さらに配線も容易になる
という効果を有する。また、通信回路は、他の回路モジ
ュールと比較して極めて簡単な回路で構成されるため、
高速動作が可能となっており、他の回路モジュールで用
いるクロックよりも高速なクロックを用いて通信回路を
動作させることで、高速なクロックを用いないシリアル
通信と比較して、単位時間当たりの通信ビット数を増加
させることができる。リング発振器を用いた発明につい
ては、高速なクロックをLSI外部から供給する必要が
なく、PLLのような大面積かつ消費電力の大きい回路
を用いる必要がないので、省面積、省消費電力化でき
る。信号線と並行して制御線、あるいはクロック伝送線
を用いた発明では、モジュール間の距離に依存せず正し
く通信ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例を示す半導体集積回路装
置全体のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるクロック生成回
路の動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における通信回路の動作
を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例におけるクロック生成回
路の動作を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第6の実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第7の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】従来例を示す半導体集積回路装置全体のブロ
ック図である。
【符号の説明】
112,212,312,412,512,612,7
12 パラレル信号 113,213,313,413,513,713 パ
ラレル−シリアル変換回路(マルチプレクサを含むシフ
トレジスタ) 116,216,316,416 リング発振器 119,219,319,419 クロック出力線 120,220,420,620,720 外部クロッ
ク入力端 121,321 スタート信号線 322 要求信号 323 応答信号 324,624,644 マルチプレクサ 529 高速クロック入力端 132,232,332,432,532,632,7
32 パラレル信号 133,233,333,433,533,733 シ
リアル−パラレル変換回路(シフトレジスタ) 136,236,336,736 リング発振器 139,239,339,439 クロック出力線 240 遅延ゲート(バッファ) 343 受信完了信号 153,653 シリアル信号出力端 154,654 シリアル信号入力端 155,655 制御信号出力端 156,656 制御信号入力端 611,631 送受信兼用通信回路 613,633 パラレル−シリアル変換回路兼シリア
ル−パラレル変換回路 614,714 クロック生成回路 657 切り換え信号入力端
フロントページの続き (72)発明者 中西 正樹 奈良県生駒市高山町8916−5大学宿舎D 207 Fターム(参考) 5K047 AA16 GG03 LL04 LL05 MM49 MM56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の周波数のクロック信号で動作し、少
    なくとも2ビットのパラレル信号を出力する第1の回路
    モジュールと、前記第1の周波数のクロック信号で動作
    し、パラレル信号を入力する第2の回路モジュールとを
    備えた半導体集積回路装置において、前記第1の回路モ
    ジュールから出力された前記パラレル信号を伝送し前記
    第2の回路モジュールに出力する通信回路を備え、前記
    通信回路には、前記第1の周波数よりも高速な第2の周
    波数のクロック信号で動作し、前記第1の回路モジュー
    ルから出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換す
    るパラレル−シリアル変換回路と、前記第1の周波数よ
    りも高速な前記第2の周波数のクロック信号で動作し、
    前記シリアル信号を前記第2の回路モジュールに入力す
    るパラレル信号に変換するシリアル−パラレル変換回路
    とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記半導体集積回路装置に第1のリング発振器、
    及び第2のリング発振器を備え、前記パラレル−シリア
    ル変換回路が、第1のリング発振器により生成されるク
    ロック信号で動作し、前記シリアル−パラレル変換回路
    が、第2のリング発振器により生成されるクロック信号
    で動作することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1のリング発振器により生成されるクロッ
    ク信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応じて出
    力が変化するカウンタ回路と、前記第1のクロック信号
    と前記カウンタ回路の出力信号を用いて前記第1のリン
    グ発振器の発振のON/OFFを制御する手段により前
    記第1のリング発振器により生成されるクロック信号を
    前記第1のクロック信号に同期させる手段と、前記カウ
    ンタ回路の出力信号を用いて、前記第2のリング発振器
    の発振のON/OFFを制御する手段により前記第2の
    リング発振器により生成されるクロック信号を前記第1
    のクロック信号に同期させる手段とを備えることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1のリング発振器により生成されるクロッ
    ク信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応じて出
    力が変化する第1のカウンタ回路と、前記第1のクロッ
    ク信号と前記第1のカウンタ回路の出力信号を用いて前
    記第1のリング発振器の発振のON/OFFを制御する
    手段により前記第1のリング発振器により生成されるク
    ロック信号を前記第1のクロック信号に同期させる手段
    と、前記第2のリング発振器により生成されるクロック
    信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応じて出力
    が変化する第2のカウンタ回路と、前記第1のクロック
    信号と前記第2のカウンタ回路の出力信号を用いて前記
    第2のリング発振器の発振のON/OFFを制御する手
    段により前記第2のリング発振器により生成されるクロ
    ック信号を前記第1のクロック信号に同期させる手段と
    を備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1のリング発振器により生成されるクロッ
    ク信号で動作し、該クロック信号の発振回数に応じて出
    力が変化するカウンタ回路と、第1の回路モジュールか
    らの送信要求信号と前記カウンタ回路の出力信号を切り
    換えて前記第1のリング発振器の発振のON/OFFを
    制御する手段により前記第1のリング発振器により生成
    されるクロック信号を前記送信要求信号に同期させる手
    段と、前記カウンタ回路の出力信号を用いて、前記第2
    のリング発振器の発振のON/OFFを制御する手段に
    より前記第2のリング発振器により生成されるクロック
    信号を前記送信要求信号に同期させる手段とを備えるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】請求項3又は請求項5に記載の半導体集積
    回路装置において、前記パラレル−シリアル変換回路と
    前記シリアル−パラレル変換回路とを接続する信号線
    と、前記カウンタ回路と前記第2のリング発振器を接続
    する制御線とを備え、前記信号線と前記制御線の長さ
    は、実質的に等しいことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
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US10623676B2 (en) 2017-07-03 2020-04-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device and camera system

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