JP2003200998A - 飲料注出装置における飲料注出方法 - Google Patents

飲料注出装置における飲料注出方法

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JP2003200998A
JP2003200998A JP2003032911A JP2003032911A JP2003200998A JP 2003200998 A JP2003200998 A JP 2003200998A JP 2003032911 A JP2003032911 A JP 2003032911A JP 2003032911 A JP2003032911 A JP 2003032911A JP 2003200998 A JP2003200998 A JP 2003200998A
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Yuuta Amano
猶太 天野
Hideji Ota
秀治 太田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル内部を衛生に保ち得る飲料注出装置に
おける飲料注出方法を提供する。 【解決手段】 濃縮原料容器に貯留した濃縮原料を原料
注出口を介して注出ノズルに供給すると共に、稀釈用の
冷水を水注出口を介して該注出ノズルに供給するに際し
て、該原料注出口から濃縮原料を注出ノズルに供給する
前後に亘り、水注出口から冷水を注出ノズルに供給す
る。そして、前記注出ノズルの部分で前記濃縮原料を冷
水により稀釈して、稀釈した飲料を該注出ノズルの開口
部から注出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飲料注出装置におけ
る飲料注出方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】濃縮原液を冷水または温水により稀釈し、
冷却飲料または加熱飲料を適宜選択して供給し得る飲料
注出装置が知られている。この飲料注出装置の基本構造
を一例として述べれば、該装置は、濃縮原液を貯留した
容器を収納する冷蔵庫と、外部供給源から供給される水
を冷却する冷却装置および所要量の温水を保温貯留する
貯湯タンク等を備えており、冷却装置および貯湯タンク
は濃縮原液容器に連通接続された注出ノズルに供給管を
介して接続されている。すなわち、前記冷却装置で冷却
された冷水と、濃縮原液容器から注出機構を介して注出
された濃縮原液とを注出ノズルに供給することにより、
該ノズル内で濃縮原液が冷水により稀釈されて冷却飲料
が注出される。また前記濃縮原液容器から濃縮原液が供
給された注出ノズルに、前記貯湯タンクで保温されてい
る温水を供給することにより、ノズル内で濃縮原液が温
水により稀釈されて加熱飲料が注出される。
【0003】
【発明の目的】この発明は、前述した飲料注出装置にお
ける飲料注出方法に内在している欠点に鑑み、これを好
適に解決するべく提案されたものであって、ノズル内部
を衛生に保ち得る飲料注出装置における飲料注出方法を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、濃縮原料容器に貯留し
た濃縮原料が注出口を介して注出ノズルに供給されると
共に、稀釈用の飲料が注出口を介して前記注出ノズルに
供給され、該ノズルの部分で前記濃縮原料を飲料により
稀釈して注出ノズルに設けた開口部から注出する飲料注
出装置における飲料注出方法であって、前記注出口から
濃縮原料を前記注出ノズルに供給する前後に亘り、前記
注出口から該注出ノズルに飲料を供給するようにしたこ
とを特徴とする。
【0005】また前記目的を達成するため本願の別の発
明は、注出ノズルの内部における稀釈用飲料の注出口よ
り下方に、該ノズルの内部空間を上下に遮断する整流部
材が配設されて、この整流部材に前記注出口から供給さ
れる飲料を、当該整流部材の複数の流通部を介して整流
して下方に流下させると共に、濃縮原料容器に貯留した
濃縮原料が、前記整流部材より下方に開放端が臨む注出
口を介して前記注出ノズルに供給され、該ノズルの部分
で前記濃縮原料を飲料により稀釈し、この混合飲料を注
出ノズルの下端に設けた開口部から注出する飲料注出装
置における飲料注出方法であって、前記注出口から濃縮
原料を前記注出ノズルに供給する前後に亘り、前記注出
口から該注出ノズルに飲料を供給するようにしたことを
特徴とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明に係る飲料注出装置における飲
料注出方法につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参
照しながら、以下詳細に説明する。なお、全体の理解に
資するために、図3〜図5に示す飲料注出装置の概略構
成につき先ず説明することとする。
【0007】前記飲料注出装置10は、図に示す如く、
装置本体11の上部前側に、前面側に大きく開放する外
箱12と、この外箱12内に所要の間隙を保持して組込
まれ、同じく前面側に大きく開放する内箱14と、両箱
体12,14間に充填した発泡ウレタン等の断熱材16
とからなる断熱構造の冷蔵庫18を備えている。この冷
蔵庫18における前記内箱14に内部画成した冷却空間
20には、被冷却物である複数(実施例では3つ)の濃縮
原液容器22が収納されている。各濃縮原液容器22の
下部には、ポンプ62を備えた注出機構24および注出
ノズル26が接続されており、濃縮原液容器22から注
出機構24を介して注出された所要量の濃縮原液が注出
ノズル26に供給されるようになっている。また冷蔵庫
18の前面には、当該冷蔵庫18に開設した開口部18
aと対応して、該開口部18aを開閉自在に閉塞する断
熱扉28が配設されている。なお、この断熱扉28の前
面には各注出機構24と対応する注出ボタン30が配設
され、該ボタン30を押すことにより、対応する注出機
構24を作動させるギヤードモータ32および後述する
冷却機構34に接続するウォータバルブ35が作動する
よう設定されている。
【0008】前記冷蔵庫18の後面側には、冷却飲料に
使用される水の冷却機構34が配設されている。この冷
却機構34は、冷蔵庫18よりも若干小さい容積に設定
された液槽36と、該液槽36の内側面に沿って配置さ
れた蒸発器40と、この蒸発器40に接続された圧縮機
37および凝縮器38とから基本的に構成されている。
また液槽36には、前記水の冷却に供される液体(例え
ば水道水等)42が、蒸発器40を浸漬し得るよう略満
水状態で貯留されている。そしてこの液体42は、蒸発
器40に冷媒を循環供給することにより該蒸発器40の
周囲に氷結した氷層で冷却されるようになっている。更
に液槽36の内部には、コイル状に成形された熱交換管
41が、蒸発器40から所要距離だけ離間した位置に設
置されている。この熱交換管41の入口側は外部水道系
に連通接続されると共に、出口側には第1供給管44が
連通接続され、該第1供給管44は、前記濃縮原液を貯
留した第1濃縮原液容器22(図5において左側の容器)
に接続する注出ノズル26に連通している。また、第1
供給管44にウォータバルブ35が介挿され、前述した
対応の注出ボタン30を押すことにより該バルブ35が
開放し、熱交換管41で熱交換されて所要温度にまで冷
却された冷水が注出ノズル26に供給される。すなわ
ち、前記第1濃縮原液容器22から注出ノズル26に供
給された濃縮原液が冷水により稀釈され、この冷却飲料
は、装置本体11における前面側の略中央部に設けたグ
ラステーブル上のコップ27に放出供給される。
【0009】前記装置本体11の内部下方には、ヒータ
ー47が配設された加熱容器23が設置されており、こ
の加熱容器23には、前記外部水道系から所要量の水が
供給されて貯留されるようになっている。また加熱容器
23には、ポンプ48を介して第2供給管45が連通接
続され、該第2供給管45は前記濃縮原液を貯留した第
2濃縮原液容器22(図5において右側の容器)に接続す
る注出ノズル26に連通している。なお、第2供給管4
5にウォータバルブ35が介挿され、前述した対応する
注出ボタン30を押すことにより該バルブ35が開放
し、加熱容器23内で所要温度に保温されている温水が
注出ノズル26に供給される。すなわち、前記第2濃縮
原液容器22から注出ノズル26に供給された濃縮原液
が温水により稀釈され、この加熱飲料が前記コップ27
に放出供給される。
【0010】前記第1供給管44から分岐した第3供給
管44aおよび第2供給管45から分岐した第4供給管
45aが、切換弁49に接続されている。また切換弁4
9に第5供給管46が接続され、該第5供給管46は、
濃縮原液を貯留した第3濃縮原液容器22(図5におい
て中央の容器)に接続する注出ノズル26に連通してい
る。なお、第5供給管46にウォータバルブ35が介挿
され、前述した対応する注出ボタン30を押すことによ
り該バルブ35が開放し、前記切換弁49で選択された
冷水または温水が注出ノズル26に供給されるようにな
っている。
【0011】前記各濃縮原液容器22に接続される注出
機構24の構成は同一であるので、第1濃縮原液容器2
2に接続される注出機構24の構成についてのみ説明す
ることとする。図4に示す如く、前記冷蔵庫18の開口
部18aから奥側に所定間隔離間した位置において底部
が所定長さで下方に折曲された垂直部58が形成され、
該垂直部58の前面側に当該注出機構24の収納部60
が画成されている。この垂直部58には、収納部側に突
出するポンプ62が配設されると共に、該ポンプ62は
垂直部58を挟んで反対側に配設した前記ギヤードモー
タ32により駆動されるよう構成される。またポンプ6
2の上側に設けられた吸込口62aには、図1に示す如
く、前記第1濃縮原液容器22のジョイント66が着脱
自在に配設され、該ジョイント66の上部は、第1濃縮
原液容器22の接続手段68に取付けられている。
【0012】前記冷却空間20に着脱自在に収納される
第1濃縮原液容器22には、その底部に放出口22aが
突設され、該放出口22aを前記ジョイント66に嵌合
した状態で、前記接続手段68を介して該容器22が位
置決め固定されるようになっている。そしてこの状態で
前記ギヤードモータ32によりポンプ62を駆動すれ
ば、第1濃縮原液容器22に貯留されている濃縮原液が
ジョイント66を介してポンプ62に吸引される。次い
で、該原液はポンプ62から後述するジョイント54を
介して注出ノズル26に供給される。
【0013】前記注出機構24が配設される収納部60
は下方に開放し、その下端に支持ケース70が配設固定
されている。そして前記ポンプ62と注出ノズル26と
を連通接続するジョイント54が、支持ケース70を介
して冷蔵庫18に着脱自在に配設されるよう構成され
る。この支持ケース70は、図2に示す如く、下方に開
放する円筒状に形成され、その上面部には所要直径の通
孔70aが穿設されている。またこの通孔70aには、
その内周面から半径方向外方に凹設される一対の扇形溝
部70b,70bが周方向に180度の間隔で対向的に
形成されている。これに対してジョイント54は、円筒
状本体72の上端に、前記支持ケース70の内径より小
さく、かつ通孔70aの内径より大きな直径に寸法設定
したフランジ72aが形成されている。またフランジ7
2aの配設位置より上側に通孔70aの内径より小径に
設定された小径筒部74が形成され、該小径筒部74の
外周に前記支持ケース70における上面部の厚み寸法だ
けフランジ72aと離間する位置に、半径方向外方に突
出する一対の扇形延出部74a,74aが、周方向に1
80度の間隔で対向的に配設される。なおこの扇形延出
部74a,74aは、前記支持ケース70の通孔70a
より大径でかつ前記扇形溝部70bを通過可能な寸法に
設定されている。
【0014】すなわち支持ケース70の下方において、
ジョイント54に形成した前記小径筒部74の各扇形延
出部74a,74aをこれと対応する扇形溝部70b,7
0bの下方に臨ませた状態で、該ジョイント54を上方
に持上げてフランジ72aを支持ケース70の上面部内
側に当接させる。次いでジョイント54を周方向に90
度回転させれば、フランジ72aと各扇形延出部74
a,74aとの間で支持ケース70の上面部が挟持さ
れ、これによりジョイント54は冷蔵庫18に装着され
る。
【0015】前記ジョイント54における小径筒部74
の上部中央には、図2に示す如く、濃縮原液の供給口7
6が垂直に突設され、該供給口76が前記ポンプ62の
吐出口62bに着脱自在に嵌合されるようになってい
る。また供給口76に隣接して冷水の給水口78が斜め
に突設され、前記ウォータバルブ35の吐出口に連通管
79を介して一端が連通接続されるホース80の他端
が、給水口78に着脱自在に連通接続される。なお供給
口76の内部にOリング82が内装され、該Oリング8
2を介してポンプ62の吐出口62bと供給口76とが
密封的に嵌合されている。
【0016】またジョイント54の内部中央に、前記供
給口76と連通する原液注出口84が所要長さで垂設さ
れると共に、前記給水口78に連通する水注出口86
が、原液注出口84に近接した位置にこれと平行(垂直)
に穿設されている。すなわち、供給口76および給水口
78を介してジョイント54に供給された濃縮原液およ
び冷水は、各注出口84,86を介して垂直に放出され
る。なお、前記円筒状本体72の下端内周縁に段差部7
2bが形成され、この段差部72bで後述する整流部材
56が位置決めされるようになっている。
【0017】前記ジョイント54に装着される注出ノズ
ル26は、図1に示す如く、内径がジョイント54の円
筒状本体72の外径と略同径に設定された円筒部29
と、この円筒部29の下部に連なる漏斗状の本体部31
とから構成され、該円筒部29の大径開口部29aが円
筒状本体72に着脱自在に外嵌される。なお、円筒状本
体72の外周に周溝72cが周設され、この周溝72c
に嵌合したOリング88が円筒部29の内壁面に密封的
に当接するよう構成されている。また本体部31の中央
下端で開口する小径開口部31aは、前記原液注出口8
4の真下に臨むよう設定されている。
【0018】前記ジョイント54と前記注出ノズル26
との間には、前記水注出口86から供給される冷水を整
流するための整流部材56が挟持されている。この整流
部材56は、図2に示す如く、全体が円盤状に成形され
た部材であって、その直径寸法は、前記注出ノズル26
における大径開口部29aの内径寸法よりも若干小さく
て、ジョイント54の円筒状本体72に形成した段差部
72bの外径と略同一に設定されている。また整流部材
56の外周部には、径方向に所要の幅寸法を有する4つ
の切欠56bが、周方向に所要間隔で形成される。そし
て、整流部材56の各切欠56b,56bの間に臨む残
留部分56cが、注出ノズル26の円筒部29の内底部
に形成された段差部29bと、ジョイント54の円筒状
本体72に設けられた段差部72bとによって挟持され
るようになっている。これにより、ジョイント54の円
筒状本体72と注出ノズル26の本体部31とは、整流
部材56により上下に遮断されると共に、流通部として
機能する4つの切欠56bを介してのみ連通する。また
整流部材56の中央部には、ジョイント54に一体成形
された前記原液注出口84の通過を許容する開口部56
aが設けられており、この開口部56aに該原液注出口
84が挿通されてその開放端が整流部材56より所要長
さだけ下方に臨むようになっている。すなわち、水注出
口86から供給される冷水は、整流部材56の4つの切
欠56bを介して注出ノズル26の本体内壁面に整流さ
れた状態で流下し、ここで原液注出口84から供給され
る濃縮原液と混合される。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係る飲料注出装置にお
ける飲料注出方法の作用につき、第1濃縮原液容器22
から供給される濃縮原液を冷水により稀釈する場合を、
以下説明する。前記注出ボタン30を押すと前記冷却機
構34で所要温度に冷却された冷水が、ウォータバルブ
35の開放によって給水口78および水注出口86を介
して前記ジョイント54の内部に供給される。ジョイン
ト54に供給された冷水は、前記整流部材56の上面全
体に行き渡り、各切欠56bを介して注出ノズル26の
本体内壁面に沿って流下する。すなわち、冷水は整流部
材56により勢が弱められた後、各切欠56bから整流
された状態で注出ノズル26の内部を流下する。
【0020】また、前記ギヤードモータ32によりポン
プ62を駆動すると、前記第1濃縮原液容器22に貯留
されている濃縮原液が、ジョイント54および吸込口6
2aを介してポンプ内に吸込まれた後、図7に示すよう
に、吐出口62bを介してジョイント54に供給され
る。そしてジョイント54に供給された濃縮原液は、そ
の原液注出口84を介して注出ノズル26の中央部に供
給される。この濃縮原液は、前記ノズル本体部31の内
壁面を流下する冷水と混合稀釈されて、小径間口部31
aから外部に放出される。前述した如く、冷水は整流さ
れているので、該冷水により濃縮原液を稀釈した冷却飲
料が、ノズル26から放出された直後に飛散したり、広
がったり、斜めに注出されることなく、真下に安定的に
注出される。従って、コップ27に確実に飲料を供給
し、受け台やパネルが飲料により汚れるのを防止するこ
とができる。また注出ノズル26の内部上方に整流部材
56を配設するので、該整流部材56を大きく設定する
ことができ、前記冷水の流通部となる切欠56bも大き
くすることが可能となる。これにより必要以上に冷水の
流速を低下させることなく注出ノズル26から冷却飲料
を注出させることができ、注出に要する時間が長くなる
のを抑制し得る利点がある。
【0021】なお、冷水と濃縮原液との供給タイミング
は、図8に示すように、例えば冷水の供給時間を3秒、
濃縮原液の供給時間を1秒と設定した場合、冷水の供給
を開始してから0.5秒後に濃縮原液の供給を開始する
よう設定される。これにより、濃縮原液の供給が停止し
た後、1.5秒間に亘って冷水が供給されて停止され
る。すなわち、濃縮原液を供給する前後に冷水が供給さ
れるので、濃縮原液が注出ノズル26の内部に残留する
ことなく完全に流出し、ノズル内部を衛生的に保つこと
ができる。しかも、前記原液注出口84の開放端は整流
部材56より下方に臨んでいるので、該整流部材56に
原液が付着することもない。
【0022】前記注出装置10を長期に亘って使用して
いると、注出ノズル26の内部に水アカ等の汚れ等を経
時的に生じ、これを放置しておくことによって雑菌の繁
殖を助長するので定期的に清掃を行なう必要がある。実
施例の場合は、前記注出ノズル26を下方に引くだけ
で、これをジョイント54から取外して簡単に清掃する
ことができる。また整流部材56は、注出ノズル26と
ジョイント54とにより挟持されているだけなので、該
整流部材56も簡単に取外して清掃することができ、常
に衛生的に保ち得る。
【0023】なお、実施例の整流部材では外周部に複数
の切欠を形成したが、本願はこれに限定されるものでな
く、例えば図9に示す構成の整流部材を採用することも
できる。すなわち、整流部材56の通孔56aの穿設部
位を除く部位に、該通孔56aよりも充分小さい直径に
設定した通孔56dを複数穿設したものである。この別
実施例の整流部材56によれば、ジョイント54の内部
に供給された冷水等は、注出ノズル26の内部全体に亘
って流下供給される。また、図2に示す実施例におい
て、切欠の代りに通孔または長孔を穿設することもでき
る。更に、実施例では液状の原料を冷水や温水により稀
釈する場合につき説明したが、粉末状の原料を冷水や温
水により稀釈するものにも採用し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る飲料注
出装置における飲料注出方法によれば、注出ノズルに濃
縮原料を供給する前後に亘り、飲料が供給される。すな
わち、濃縮原料が注出ノズルの内部に残留することなく
完全に流出されて、ノズル内部を衛生的に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る飲料注出装置の
注出ノズル構造を示す断面側面図である。
【図2】 実施例に係る注出ノズル構造を示す分解斜視
図である。
【図3】 実施例に係る飲料注出装置を示す一部切欠正
面図である。
【図4】 実施例に係る飲料注出装置を示す縦断側面図
である。
【図5】 実施例に係る飲料注出装置の配管状態を示す
概略図である。
【図6】 実施例に係る注出ノズルによって冷水が供給
される状態を示す縦断側面図である。
【図7】 実施例に係る注出ノズルによって濃縮原液が
冷水により稀釈される状態を示す縦断側面図である。
【図8】 実施例に係る注出機構の冷水と濃縮原液との
供給タイミングを示すタイムチャート図である。
【図9】 本発明に係る注出ノズル構造に配設される整
流部材の別実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
22 濃縮原液容器,26 注出ノズル,31a 開口
部,56 整流部材 56b 流通部,56d 流通部,84 原液注出口, 8
6 水注出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃縮原料容器(22)に貯留した濃縮原料が
    注出口(84)を介して注出ノズル(26)に供給されると共
    に、稀釈用の飲料が注出口(86)を介して前記注出ノズル
    (26)に供給され、該ノズル(26)の部分で前記濃縮原料を
    飲料により稀釈して注出ノズル(26)に設けた開口部(31
    a)から注出する飲料注出装置における飲料注出方法であ
    って、 前記注出口(84)から濃縮原料を前記注出ノズル(26)に供
    給する前後に亘り、前記注出口(86)から該注出ノズル(2
    6)に飲料を供給するようにしたことを特徴とする飲料注
    出装置における飲料注出方法。
  2. 【請求項2】 注出ノズル(26)の内部における稀釈用飲
    料の注出口(86)より下方に、該ノズル(26)の内部空間を
    上下に遮断する整流部材(56)が配設されて、この整流部
    材(56)に前記注出口(86)から供給される飲料を、当該整
    流部材(56)の複数の流通部(56b,56d)を介して整流して
    下方に流下させると共に、濃縮原料容器(22)に貯留した
    濃縮原料が、前記整流部材(56)より下方に開放端が臨む
    注出口(84)を介して前記注出ノズル(26)に供給され、該
    ノズル(26)の部分で前記濃縮原料を飲料により稀釈し、
    この混合飲料を注出ノズル(26)の下端に設けた開口部(3
    1a)から注出する飲料注出装置における飲料注出方法で
    あって、 前記注出口(84)から濃縮原料を前記注出ノズル(26)に供
    給する前後に亘り、前記注出口(86)から該注出ノズル(2
    6)に飲料を供給するようにしたことを特徴とする飲料注
    出装置における飲料注出方法。
JP2003032911A 2003-02-10 2003-02-10 飲料注出装置における飲料注出方法 Pending JP2003200998A (ja)

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