JP2002068389A - 飲料注出サーバ及びその洗浄方法 - Google Patents

飲料注出サーバ及びその洗浄方法

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JP2002068389A
JP2002068389A JP2000256752A JP2000256752A JP2002068389A JP 2002068389 A JP2002068389 A JP 2002068389A JP 2000256752 A JP2000256752 A JP 2000256752A JP 2000256752 A JP2000256752 A JP 2000256752A JP 2002068389 A JP2002068389 A JP 2002068389A
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beer
beverage
thin tube
container
inlet
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Kazuo Furuichi
一雄 古市
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Fuji Techno Co Ltd
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Fuji Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の洗浄が簡単で、短時間で飲料を冷却す
ることができ、しかも簡単に持ち運びできる、家庭用に
好適な飲料注出サーバ及びその洗浄方法を提供する。 【解決手段】冷却材を収容する保冷容器20、30と、
保冷容器の側面に取り付けられた注出コック80と、飲
料容器10からの飲料を取り込む取込口100と、取込
口に接続される入口及び注出コックに接続される出口を
有する細管70、とを備え、細管70は、その長さ方向
のほぼ中央部でU字状に折り曲げることにより2本にさ
れ、更に、前記折り曲げられた部分を前記保冷容器の下
側にして該保冷容器の内側面に沿って上側に螺旋状に巻
き上げられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小容量の缶
又は樽に収容されたビールをコップに注ぐための飲料注
出サーバ及びその洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭においても生樽ビールを購入
して飲めるようにするために、3リットル缶や5リット
ル樽が販売され始めた。このような生樽ビールは、冷蔵
庫で冷やして飲むこともできるが、ビアホールで飲むの
と同様の感覚で飲みたいという要望がある。
【0003】この要望に応えるためには、ビアホールに
備えられているものと同じ原理及び機構を有するビール
注出サーバが必要であるが、このようなビール注出サー
バは大規模且つ高価である。従って、小容量の缶又は樽
に収容された生ビールを家庭で味わうためには不向きで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】家庭用のサーバとして
は、アウトドア用として使用できるように持ち運びが簡
単で、しかも瞬時にビールを冷却できるような機能が要
求される。また、保冷容器の中に、ステンレス製の細管
を螺旋状に巻いて構成した飲料冷却サーバは、例えば特
開平11−189299号公報に示されるように、広く
知られている。
【0005】しかし、この飲料冷却サーバは、細管の排
水、乾燥等が簡単にできないために、使用後の洗浄に特
別の器具が必要である。そのため、業務用として用いる
場合は特別の器具を用いて洗浄することに問題ないが、
家庭用のビール注出サーバに特別の器具を用いて洗浄す
ることが要求されると取り扱いが不便になり、洗浄が怠
られると不衛生になるという問題がある。
【0006】本発明は、この問題を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、使用後の洗浄が簡単で、
短時間で飲料を冷却することができ、しかも簡単に持ち
運びできる、家庭用に好適な飲料注出サーバ及びその洗
浄方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る飲料注出サーバは、上記目的を達成するために、冷却
材を収容する保冷容器と、前記保冷容器の側面に取り付
けられた注出コックと、飲料容器からの飲料を取り込む
取込口と、前記取込口に接続される入口及び前記注出コ
ックに接続される出口を有する細管、とを備え、前記細
管は、その長さ方向のほぼ中央部でU字状に折り曲げる
ことにより2本にされ、更に、前記折り曲げられた部分
を前記保冷容器の下側にして該保冷容器の内側面に沿っ
て上側に螺旋状に巻き上げられていることを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の第2の態様に係る飲料注出
サーバは、上記と同様の目的で、冷却材を収容する保冷
容器と、前記保冷容器の側面に取り付けられた注出コッ
クと、飲料容器からの飲料を取り込む取込口と、前記取
込口に接続される入口及び前記注出コックに接続される
出口を有する細管、とを備え、前記細管は、前記保冷容
器の上側から該保冷容器の内側面に沿って下側に螺旋状
に巻き下げ、更に、巻き下げが前記保冷容器の底面に至
った位置から、前記螺旋状に巻き下げることにより形成
された筒の内側面に沿って、上側に螺旋状に巻き上げら
れていることを特徴とする。
【0009】更に、本発明の第3の態様に係る飲料注出
サーバの洗浄方法は、上記と同様の目的で、上記第1及
び第2の態様に係る飲料注出サーバを洗浄する洗浄方法
であって、前記保冷容器の底面を上側にして載置し、前
記細管の前記入口又は前記出口に洗浄水を供給して該細
管の内面を洗浄し、その後、前記細管の前記入口及び前
記出口を開放して放置することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、飲
料注出サーバとして、樽からビールを注出するビール注
出サーバについて説明するが、本発明はビールの注出に
限らず、発泡酒、炭酸飲料、その他の飲料の注出に適用
できることは勿論である。また、以下で説明する各実施
の形態において、同一又は相当部分には同一の符号を付
して説明する。
【0011】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
係るビール注出サーバは、外部に置かれた樽から供給さ
れるビールを冷却して注出する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態1に係るビー
ル注出サーバの構造を示す。このビール注出サーバは、
大きく分けると、保冷容器の本体20、保冷容器の蓋3
0、細管70、注出コック80及び取っ手90から構成
されている。
【0013】本体20は、例えば断熱材によって円筒形
の深いコップ状に形成されている。この本体20の下側
面には排水口21が設けられている。この排水口21
は、保冷容器内の水を適宜排水するために使用される。
蓋30は、断熱材によって本体20の開口部に適合する
ように円筒形の薄いコップ状に形成されている。
【0014】本体20の側面の上部には、注出コック取
り付け部81及び取込口100が設けられている。注出
コック取り付け部81は、本体20に、その側面を貫通
するように固着されており、本体20の内側には細管7
0を接続するための筒状の突起部が形成され、外側には
注出コック80を取り付けるための取り付けナット82
が設けられている。注出コック80は、この取り付けナ
ット82により本体20に着脱可能になっている。
【0015】また、取込口100は、本体20の側面を
貫通するように設けられており、本体20の内側には細
管70を接続するための筒状の突起部が形成され、外側
には図示しない樽からのビールを導く管を接続するため
の筒状の突起部が形成されている。
【0016】細管70は、内径が5mm程度、長さ10
m程度のステンレス製の直管を、その略中央からU字状
に折り曲げて2本の細管とし、この2本の細管を本体2
0の径よりやや小さい径で螺旋状に巻くことにより構成
されている。そして、U字状の折り曲げ部が底になるよ
うにして本体20の内部に挿入され、その一端(入口)
は、チューブ71を介して取込口100の筒状の突起部
に接続され、他端(出口)は、チューブ72を介して注
出コック取り付け部81の筒状の突起部に接続されてい
る。この場合、2本の細管が螺旋状に巻かれているの
で、1本の細管が螺旋状に巻かれている従来のビール注
出サーバに比べて水平面に対する細管70の傾きが大き
い。
【0017】また、本体20の側面には、回動自在に取
り付けられた運搬用の取っ手90が設けられている。こ
れにより、ビール注出サーバをホームパーティやアウト
ドア用に用いる際の持ち運びが容易になっている。
【0018】以上のように構成されるビール注出サーバ
は、以下のように使用される。先ず、注出コック取り付
け部81に注出コック80を取り付ける。また、外部に
置かれた樽からのビール供給用管を取込口100に接続
する。この場合、このビール注出サーバへのビールの供
給は、後述する実施の形態2で説明するような、炭酸ガ
スによる加圧注出により行うことができる。
【0019】次いで、保冷容器の本体20に、冷却材と
して氷と水とを同時に入れて蓋30を被せる。これによ
り、細管70は周囲から冷却される。次に、外部からビ
ールが取込口100に供給されている状態で注出コック
80が開にされると、該ビールは、チューブ71を通っ
て細管70に導かれる。そして、細管70内部を1段置
きに流れ下り、底部の折り曲げ部に到達したら1段置き
に流れ上る。従って、螺旋状の複数のリング内を、下り
のビールと上りのビールとが交互に流れることになる。
【0020】以上のようにして細管70内を通って注出
コック取り付け部81に到達したビールは、細管70内
で十分に冷却されている。この注出コック取り付け部8
1に到達したビールは、注出コック80を介してコップ
に注がれる。
【0021】なお、上述した細管70は、約200ミリ
リットルのビールを収納可能である。従って、注出コッ
ク80から注出されるビールの温度が十分冷えていない
場合は、細管70内にビールが充満されている状態でし
ばらく放置し、その後、注出コック80からコップに注
ぐようにすればよい。この場合、細管70内に収容でき
るビールの量は細管70の径及び長さによって決定され
るので、必要に応じてこれらを調整すれば、所望の量の
十分に冷えたビールの注出が可能になる。
【0022】また、保冷容器に入れられた氷は時間の経
過に連れて溶けて水になり、その水の温度も時間の経過
に連れて上昇する。この場合、排出口21から水を適宜
排出し、氷を追加することにより、保冷容器内を常に低
温に保つことができる。
【0023】ビール注出サーバの使用が終了したら、図
2に示すように、本体20から注出コック80及びビー
ル供給用管を取り外し、逆さまに載置する。この状態
で、水道蛇口にホースを介して接続されたノズルを、注
出コック取り付け部81の、注出コック80が取り付け
られていた部分に押し当てて水を流す。これにより、細
管70の内部が洗浄される。なお、ノズルを、取込口1
00に押し当てて水を流すようにしてもよい。
【0024】その後、ノズルを除去する。これにより、
細管70内の水は、注出コック取り付け部81及び取込
口100の双方から自然に流れ出す。この場合、上述し
たように、1本の細管が螺旋状に巻かれている従来のビ
ール注出サーバに比べて水平面に対する細管70の傾き
が大きいので、細管70内の水の流出はスムーズに行わ
れる。その後、放置しておくことにより細管70は乾燥
するので、細管70は清潔に保たれる。
【0025】以上説明したように、この実施の形態1に
係るビール注出サーバによれば、細管70内にビールを
通過させることによりビールを短時間で冷却することが
できる。また、使用後の洗浄に特別な器具を必要としな
いので、洗浄が簡単で家庭用として好適である。また、
樽はビール注出サーバの外部に置かれるので、樽のサイ
ズに無関係にビールを冷却して注出できる。
【0026】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係るビール注出サーバは、その内部に樽を収納し、この
樽からのビールを冷却して注出する。このビール注出サ
ーバは、図3に示すようなキャップ式の口金を有する例
えば3リットルの一般家庭用の樽10に適用される。こ
の樽10は、フィッティングを有しない。
【0027】図3は、本発明の実施の形態2に係るビー
ル注出サーバの構造を示す。このビール注出サーバは、
大きく分けると、保冷容器の本体20、保冷容器の蓋3
0、注出機構40、ガス供給機構50、ガス供給パイプ
60、細管70、注出コック80及び取っ手90から構
成されている。
【0028】本体20、蓋30、細管70、注出コック
80及び取っ手90の構造は、実施の形態1で説明した
ものと同じである。
【0029】注出機構40は、ガス通路41及びビール
通路42が形成されたヘッド43及びこのヘッド43を
樽10の口金部分に固定するための袋ナット44から構
成されている。ガス通路41の一方の端部はガス供給パ
イプ60に接続され、他方の端部は樽10内に開口され
ている。また、ビール通路42の一方の端部はチューブ
71を介して細管70の一端(入口)に接続され、他方
の端部は、樽10内に延伸されるダウンチューブ45に
接続されている。
【0030】ガス供給機構50は、ガス圧調整ダイヤル
51を備えると共に、小型のガスボンベ52を装着する
ための装着口及び上記ガス供給パイプ60を接続するた
めの接続口を備えている。このガス供給パイプ60の接
続口は、上述したように、ガス供給パイプ60によって
注出機構40のガス通路41に接続されている。このガ
ス供給機構50は、本体20の外側面に着脱可能になっ
ている。
【0031】細管70は、実施の形態1と同様の構造を
有する。そして、U字状の折り曲げ部が底になるように
して本体20の内部に挿入され、その一端(入口)は、
チューブ71を介してビール通路42に接続され、他端
(出口)は、チューブ72を介して注出コック取り付け
部81の筒状の突起部に接続されている。
【0032】以上のように構成されるビール注出サーバ
は、以下のように使用される。先ず、樽10の口金部に
形成されたネジに袋ナット44を螺合させることによ
り、樽10に注出機構40を取り付ける。この際、樽1
0は、開栓に伴ってビールが溢れることがないように、
或る程度冷却しておくのが好ましい。
【0033】次いで、注出機構40が取り付けられた樽
10を保冷容器の中に載置し、ガス供給パイプ60を注
出機構40のガス通路41に接続し、細管70を注出機
構40のビール通路42に接続する。次いで、ガスボン
ベ52をガス供給機構50に装着する。更に、注出コッ
ク取り付け部81に、取り付けナット82によって注出
コック80を取り付ける。以上の作業により、樽10、
注出機構40、ガス供給機構50、ガス供給パイプ6
0、細管70及び注出コック80が一体に組立られ、図
3に示す状態にセットされる。
【0034】この状態で、樽10の外側及び上側に形成
された空間に氷と水とを同時に入れて蓋30を被せる。
これにより、細管70及び樽10は周囲から冷却され
る。次に、注出コック80を閉止状態に設定し、ガス供
給機構50のガス圧調整ダイヤル51を操作して所定の
ガス圧をかける。以上の操作により、注出コック80の
操作に応じて樽10内のビールが注出される状態に設定
される。
【0035】次に、注出コック80を開にすると、ガス
供給機構50からの炭酸ガスによって押圧された樽10
内のビールは、ダウンチューブ45から注出機構40の
ビール通路42及びチューブ71を通って細管70に導
かれる。そして、細管70内部を1段置きに流れ下り、
底部の折り曲げ部に到達したら1段置きに流れ上る。従
って、螺旋状の複数のリング内を、下りのビールと上り
のビールとが交互に流れることになる。
【0036】以上のようにして、樽10内の冷却された
ビールは、細管70内を通って注出コック取り付け部8
1に到達することにより、細管70内で更に冷却され
る。この注出コック取り付け部81に到達したビール
は、注出コック80を介してコップに注がれる。
【0037】ビール注出サーバの使用が終了したら、本
体20から蓋30及び注出コック80を取り外す。ま
た、注出機構40からガス供給パイプ60及びチューブ
71をを取り外して注出機構40が装着された樽10を
取り出す。そして、ビール注出サーバを逆さまに載置す
る。この状態で、実施の形態1の場合と同様に、水道蛇
口にホースを介して接続されたノズルを、注出コック取
り付け部81の、注出コック80が取り付けられていた
部分に押し当てて水を流す。これにより、細管70の内
部が洗浄される。
【0038】その後、ノズルを除去する。これにより、
細管70内の水は、注出コック取り付け部81及び取込
口100の双方から自然に流れ出す。その後、放置して
おくことにより細管70は乾燥するので、細管70は清
潔に保たれる。
【0039】以上説明したように、この実施の形態2に
係るビール注出サーバによれば、樽10内のビールを保
冷容器内で冷却し、この冷却されたビールを、細管70
を通過させることにより更に冷却するので、ビールの冷
却効率が向上し、連続してビールを注出することができ
る。また、上記実施の形態1の場合と同様に、使用後の
洗浄に特別な器具を必要としないので、洗浄が簡単で家
庭用として好適である。
【0040】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係るビール注出サーバは、その内部に樽を収納し、この
樽から供給されるビールを冷却して注出する。このビー
ル注出サーバは、図4に示すようなフィッティングを有
する例えば5リットルの一般家庭用の樽10に適用され
る。
【0041】図4は、本発明の実施の形態3に係るビー
ル注出サーバの構造を示す。このビール注出サーバは、
大きく分けると、保冷容器の本体20、保冷容器の蓋3
0、注出機構としてのディスペンスヘッド46、ガス供
給機構50、ガス供給パイプ60、細管70、注出コッ
ク80及び取っ手90から構成されている。
【0042】保冷容器の本体20、保冷容器の蓋30、
ガス供給機構50、ガス供給パイプ60、細管70、注
出コック80及び取っ手90の構造は、実施の形態1で
説明したものと同じである。
【0043】このビール注出サーバに適用される樽10
は、その口金部11から内部方向に延設されたフィッテ
ィング12を備えている。フィッティング12は、炭酸
ガスを樽10内部に導入するためのガス通路と樽10の
内部のビールを汲み出すビール通路とを備えた周知の構
造を有する。フィッティング12のガス通路及びビール
通路は、通常の常態では遮蔽されており、ディスペンス
ヘッド46が上からセットされることにより、上記ガス
通路及びビール通路が開放されるようになっている。こ
のフィッティング12を備えることにより、樽10内の
ビールの温度が高くても樽10にディスペンスヘッド4
6を取り付けることができる。なお、業務用の樽は全て
フィッティングを備えている。
【0044】ディスペンスヘッド46は、ビール導入
口、炭酸ガス導入口、ビール排出口(何れも図示しな
い)及びレバー48を備えている。このディスペンスヘ
ッド46のビール導入口が樽10に設けられたフィッテ
ィング12に押圧されることにより、ディスペンスヘッ
ド46とフィッティング12とが堅固に結合される。
【0045】このディスペンスヘッド46の炭酸ガス導
入口は、ガス供給パイプ60を介してガス供給機構50
に接続されている。この炭酸ガス導入口には、炭酸ガス
の逆流を防止するための図示しない逆止弁が備えられて
いる。また、ビール排出口はチューブ71及び細管70
を介して注出コック取り付け部81の筒状の突起部に接
続されている。更に、レバー48は、ディスペンスヘッ
ド46とフィッティング12とが結合された状態でフィ
ッティング12のガス通路及びビール通路を開通させる
ために使用される。
【0046】以上のように構成されるビール注出サーバ
は、以下のように使用される。即ち、先ず、樽10にデ
ィスペンスヘッド46を取り付ける。ディスペンスヘッ
ド46が取り付けられた樽10を保冷容器の中に載置
し、ガス供給パイプ60をディスペンスヘッド46の炭
酸ガス導入口に接続し、細管70を、チューブ71を用
いてディスペンスヘッド46のビール排出口に接続す
る。次いで、ガスボンベ52をガス供給機構50に装着
する。更に、注出コック取り付け部81に、取り付けナ
ット82によって注出コック80を取り付ける。以上の
作業により、樽10、ディスペンスヘッド46、ガス供
給機構50、ガス供給パイプ60、細管70及び注出コ
ック80が一体に組立られ、図4に示す状態にセットさ
れる。
【0047】この状態で、樽10の外側及び上側に形成
された空間に氷と水とを同時に入れて蓋30を被せる。
これにより、細管70及び樽10は周囲から冷却され
る。次に、注出コック80を閉止状態に設定し、ガス供
給機構50のガス圧調整ダイヤル51を操作して所定の
ガス圧をかける。
【0048】その後、ディスペンスヘッド46のレバー
48を押し下げて、フィッティング12のガス通路及び
ビール通路を開放する。以上の操作により、注出コック
80の操作に応じて樽10内のビールが注出される状態
に設定される。以後の動作は、実施の形態2のそれと同
じである。
【0049】この実施の形態3に係るビール注出サーバ
によれば、上述した実施の形態2と同様の効果を奏する
ことは勿論であるが、更にフィッティングを備えた樽1
0が使用されることにより開栓に伴ってビールが溢れる
ことはない。
【0050】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係るビール注出サーバは、細管の構造が、上述した実施
の形態1〜3のそれと異なる。このビール注出サーバ
は、実施の形態1のように樽をビール注出サーバの外部
に置く場合、実施の形態2及び3用に樽をビール注出サ
ーバの内部に場合の何れにも適用できるが、以下では、
代表として実施の形態2と同様のビール注出サーバ、即
ち、その内部にキャップ式の口金を有する例えば3リッ
トルの一般家庭用の樽を収納し、この樽からのビールを
冷却して注出するビール注出サーバについて説明する。
【0051】図5は、本発明の実施の形態4に係るビー
ル注出サーバの構造を示す。このビール注出サーバは、
大きく分けると、保冷容器の本体20、保冷容器の蓋3
0、注出機構40、ガス供給機構50、ガス供給パイプ
60、細管70、注出コック80及び取っ手90から構
成されている。
【0052】保冷容器の本体20、保冷容器の蓋30、
注出機構40、ガス供給機構50、ガス供給パイプ6
0、注出コック80及び取っ手90の構造は、実施の形
態2で説明したものと同じである。
【0053】細管70は、内径が5mm程度、長さ10
m程度のステンレス製の直管を螺旋状に巻くことにより
外側の円筒及び内側の円筒といった二重の円筒を形成す
ることにより構成されている。
【0054】即ち、その詳細な構成を、図6(A)の側
面図及び図6(B)の平面図に示すように、細管70
は、本体20の上側から該本体20の内側面に沿って下
側に螺旋状に巻き下げ、更に、巻き下げが本体20の底
面に至った位置から、上記螺旋状に巻き下げにより形成
された筒の内側面に沿って、上側に螺旋状に巻き上げる
ことにより構成されている。
【0055】そして、外側の円筒から内側の円筒に移行
する部分が本体20の底になるようにして本体20の内
部に挿入され、その一端(入口)は、チューブ71を介
して取込口100の筒状の突起部に接続され、他端(出
口)は、チューブ72を介して注出コック取り付け部8
1の筒状の突起部に接続されている。
【0056】この細管70は、二重の円筒状に巻かれて
いるので、細管70の長さを同じとした場合、1重の円
筒状に螺旋状に巻かれている従来のビール注出サーバに
比べて水平面に対する細管70の傾きが大きい。従っ
て、洗浄時の細管70内の水の流出はスムーズに行われ
る。
【0057】以上のように構成されるビール注出サーバ
は、実施の形態2で説明したビール注出サーバと同様に
して使用される。
【0058】以上説明したように、この実施の形態4に
係るビール注出サーバによれば、上述した実施の形態2
に係るビール注出サーバと同様に、樽10内のビールを
保冷容器内で冷却し、この冷却されたビールを、細管7
0を通過させることにより更に冷却するので、ビールの
冷却効率が向上し、連続してビールを注出することがで
きる。また、上記実施の形態1の場合と同様に、使用後
の洗浄に特別な器具を必要としないので、洗浄が簡単で
家庭用として好適である。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
使用後の洗浄が簡単で、短時間で飲料を冷却することが
でき、しかも簡単に持ち運びできる、家庭用に好適な飲
料注出サーバ及びその洗浄方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るビール注出サーバ
の構造を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るビール注出サーバ
の洗浄方法を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るビール注出サーバ
の構造を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係るビール注出サーバ
の構造を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係るビール注出サーバ
の構造を示す側面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るビール注出サーバ
で使用される細管の構造を示す側面図及び平面図であ
る。
【符号の説明】
10 樽 11 口金部 12 フィッティング 20 本体 21 排出口 30 蓋 40 注出機構 41 ガス通路 42 ビール通路 43 ヘッド 44 袋ナット 45 ダウンチューブ 46 ディスペンスヘッド 48 レバー 50 ガス供給機構 51 ガス圧調整ダイヤル 52 ガスボンベ 60 ガス供給パイプ 70 細管 71、72 チューブ 80 注出コック 81 注出コック取り付け部 82 取り付けナット 90 取っ手 100 取込口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却材を収容する保冷容器と、 前記保冷容器の側面に取り付けられた注出コックと、 飲料容器からの飲料を取り込む取込口と、 前記取込口に接続される入口及び前記注出コックに接続
    される出口を有する細管、とを備え、 前記細管は、その長さ方向のほぼ中央部でU字状に折り
    曲げることにより2本にされ、更に、前記折り曲げられ
    た部分を前記保冷容器の下側にして該保冷容器の内側面
    に沿って上側に螺旋状に巻き上げられている、ことを特
    徴とする飲料注出サーバ。
  2. 【請求項2】 冷却材を収容する保冷容器と、 前記保冷容器の側面に取り付けられた注出コックと、 飲料容器からの飲料を取り込む取込口と、 前記取込口に接続される入口及び前記注出コックに接続
    される出口を有する細管、とを備え、 前記細管は、前記保冷容器の上側から該保冷容器の内側
    面に沿って下側に螺旋状に巻き下げ、更に、巻き下げが
    前記保冷容器の底面に至った位置から、前記螺旋状に巻
    き下げることにより形成された筒の内側面に沿って、上
    側に螺旋状に巻き上げられている、ことを特徴とする飲
    料注出サーバ。
  3. 【請求項3】 前記飲料容器は前記保冷容器に収容され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料注出サ
    ーバ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1項に記載の飲
    料注出サーバを洗浄する洗浄方法であって、 前記保冷容器の底面を上側にして載置し、 前記細管の前記入口又は前記出口に洗浄水を供給して該
    細管の内面を洗浄し、 その後、前記細管の前記入口及び前記出口を開放して放
    置する、ことを特徴とする飲料注出サーバの洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006321548A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Hokuei:Kk 飲料水供給機
JP2019006449A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 アサヒビール株式会社 飲料サーバ

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