JP2003200634A - ドア等の状態検出機構及びドア等の開閉機構 - Google Patents

ドア等の状態検出機構及びドア等の開閉機構

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JP2003200634A
JP2003200634A JP2002000596A JP2002000596A JP2003200634A JP 2003200634 A JP2003200634 A JP 2003200634A JP 2002000596 A JP2002000596 A JP 2002000596A JP 2002000596 A JP2002000596 A JP 2002000596A JP 2003200634 A JP2003200634 A JP 2003200634A
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door
opening
switch
closing
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Hiroshi Ishii
洋 石井
俊明 ▲高▼橋
Toshiaki Takahashi
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのドアの開閉支点軸近傍のドア部分に一
つのドアスイッチを設けることで二つのドアの開閉を検
知可能なドア等の状態検出機構を提供する。 【解決手段】 前ドア106が閉じ、右ドア107が開
いた時、押圧部材111が退避してドアスイッチ110
がOFFとなる。右ドア107が閉じ、前ドア106が
開くとリブ109とともに押圧部材111から退避する
のでドアスイッチ110はOFFとなる。二つのドア1
06、107の開閉順序に関係なく、リンク機構を用い
ずに、一つのドアスイッチ110で二つのドア106、
107の開閉を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置のド
ア開閉やユニット装置やオプション体の脱着スイッチ機
構等のような二つの可動体を備える装置に用いるドア等
の状態検出機構及び、開閉自在な蓋、カバー、扉等の開
閉機構を持つ機器におけるドア等の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
画像形成装置では 開閉する複数のドアそれぞれに対応
させてスイッチを設けたり、ドアに開閉順序を付けた
り、複数のアームによるリンク機構を用いることで開閉
スイッチの数を減らしたりしていた。またスライドによ
って脱着するユニットやオプション品を有する場合、各
動作毎にスイッチを設けたり、動作順序を付けたりして
いた。
【0003】例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置では、トナー交換や紙づまり処理のた
め、装置本体に複数のドアが設けられていることがあ
る。装置を画像形成動作可能な状態にするためには、す
べてのドアが閉じていなければならない上に、一つでも
ドアが開いた状態では 画像形成動作不可とするため
に、ドアの開閉検知手段が必要となる。単純な手段とし
ては、 (a)各ドアにそれぞれドア開閉検知のスイッチを設け
る (b)ドアの開閉に順番を付け、機構的にあるドアを閉
じ、または開く状態にしないと次のドアが閉じない、ま
たは開かないようにしてスイッチを減らす (c)各ドアに連動するリンク機構を設け、一つでもド
アが開くとスイッチがオフとなる(すべてのドアが閉じ
ないとオンとならない) とする技術が知られている。
【0004】しかしながら、上記(a)の手段を採用す
ると、ドアの数だけスイッチが必要となり、コストアッ
プになってしまうという問題がある。また上記(b)の
手段では、ドアの開閉順序を間違えた時は、開閉動作が
二度手間になったり、順序を間違えて強くドアを閉じる
と、ドアが破損してしまうことがあり得るという問題が
ある。さらに上記(c)の手段では、概してリンク機構
が複雑になりがちで、製造コストを考えてスイッチの数
を減らした効果が出なかったり、ドアの開閉が重くなっ
たりしがちであるという問題がある。
【0005】また、ある種の画像形成装置では、消耗部
品の補給や紙づまり処理のため、ドアの他にユニットや
オプションが一方向にスライドする機構を有するものが
ある。前述した複数のドアを有する装置の場合と同様、
ユニットやオプションは画像形成動作に必要な位置(ド
アで言う閉じた状態)にあり、他のドアも閉じていなけ
れば画像形成動作可能な状態とはならない。これについ
てもドアの場合と同様の問題がある。
【0006】そこで本発明は、一つのドアの開閉支点軸
近傍のドア部分に一つのドアスイッチを設けることで二
つのドアの開閉を検知し、コストダウンを図ることを可
能とするものである。また本発明は、スライドするユニ
ットやオプションとドアに連動する一つのアームと一つ
のスイッチでユニットやオプションの位置とドアの開閉
を検知することで、操作の順番を付けることなく容易な
方法でコストダウンを図り得るようにすることを目的と
する。
【0007】また従来、開閉機構を有する機器、装置に
おける操作力に関して、例えば特開2001−0021
03号公報に開示の技術のように開閉機構の開閉過程に
おける操作力の調整をダンパー等の反操作方向の力を調
整する機構を設けたものがある。
【0008】ところが、回転支点によって回転方向に対
して開閉動作を行うカバーが設けられた機器等における
開閉機構において、閉状態におけるロック状態から開状
態へ動作させる場合、開閉機構は回動支点とロック機構
との距離とロック機構のもつ拘束力がカバーの保持力と
なり、保持力が変化することで操作部位置に発生する操
作力も変化するため、カバーの保持力を強くすると開放
動作時に必要となる操作力も大きくなってしまう。ま
た、梱包状態や機器を移動させる場合等の振動や衝撃に
対してカバーのロックが容易に解除されないようにする
ためには、必要とするロック機構の保持力は大きくする
が、単純にロック機構の保持力を大きくしただけでは、
機器使用時のロック解除時の操作力も大きくなり、操作
性の悪い不適切な装置構成となってしまう。
【0009】そのため従来では、カバーのロック機構は
機器使用時に適切となるような保持力に設定し、梱包状
態や機器を移動させる場合におけるカバーの保持力を大
きくする必要があるときは、機器に設けたロック機構と
は別に粘着テープ等で開放を強制的に拘束させること
や、ロック機構を複雑化し、レバー等のロック解除機構
を追加することで保持力の強化をしてきた。
【0010】そこで本発明は、一つのロック機構で使用
状況により必要な異なるカバー等の開閉体の保持力を得
られるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ドア等の状態検出機構は、前記目的を達成するために、
開閉可能なドア、スライドして着脱可能なユニットやオ
プション体等の二つの可動体を備える装置に用いる状態
検出機構において、前記二つの可動体のうちの一に前記
二つの可動体のうちの他の開閉、移動等の状態変化を検
出可能なスイッチを設け、前記他の可動体と該スイッチ
との当接または近接により前記スイッチをオン、オフ可
能とし、該スイッチを、前記二つの可動体がともに所定
状態でオン、いずれか一方の可動体が非所定状態でオフ
としてなることを特徴とする。
【0012】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1のドア等の状態検出機構におい
て、前記二つの可動体の開閉や移動方向が直交する方向
であり、前記スイッチを、前記一の可動体の前記装置内
面側に突出させて配し、前記他の可動体の前記装置内面
側に前記スイッチを押圧可能な駆動部材を突設し、前記
二つの可動体がともに前記所定状態の時前記駆動部材が
前記スイッチに当接または近接して前記スイッチをオン
とすることを特徴とする。
【0013】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、開閉可能なドア、スライドして着脱可能な
ユニットやオプション体等の二つの可動体を備える装置
に用いるドア等の状態検出機構において、前記装置内
に、前記可動体の開閉、移動等の状態変化を検出可能な
スイッチと、前記可動体のうちの一の開閉動作に対応し
て往復動するとともに前記可動体のうちの他の一の開閉
動作に対応して回動する移動体とを配し、該移動体に、
前記スイッチとの当接または近接により前記スイッチを
オンとさせるスイッチング部材を設け、該スイッチング
部材の位置と前記二つの可動体の開閉、移動等の所定状
態との間を関係付け、前記スイッチを、前記二つの移動
体がともに前記所定状態にあるときにオン、いずれか一
方の可動体が前記所定状態にないときにオフとしてなる
ことを特徴とする。
【0014】同請求項4に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項3のドア等の状態検出機構におい
て、前記移動体が、その軸線方向に沿って往復動可能で
かつその軸線周りで回動可能な棒状体であり、該棒状体
に、その外径方向に突出させて前記スイッチング部材を
設けるとともに、前記スイッチング部材を前記棒状体の
軸線方向及び軸線周り両方向で前記スイッチから離間付
勢する付勢部材を設け、さらに、前記二つの移動体の一
を前記所定状態とすることに応じて前記付勢部材の付勢
に抗して前記スイッチをオンとする方向へ前記棒状体を
その軸線方向に移動させる第1の駆動部材と、前記二つ
の移動体の他を前記所定状態とすることに応じて前記付
勢部材の付勢に抗して前記スイッチをオンとする方向へ
前記棒状体をその軸線周りで回動させる第2の駆動部材
とを備えてなることを特徴とする。
【0015】同請求項5に係るドア等の開閉機構は、前
記目的を達成するために、一端を装置筐体に対し回動支
点により開閉自在に取り付けたドア等の開閉体と、該開
閉体を閉状態において前記装置筐体に対して係止するロ
ック手段を備えるドア等の開閉機構において、前記ロッ
ク手段を前記回動支点に対して接離方向で係止位置を可
変に設けてなることを特徴とする。
【0016】同請求項6に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1のドア等の開閉機構において、前
記ロック手段は、前記開閉体側、前記装置筐体側それぞ
れが、レール状のガイド部材と、該ガイド部材に可動に
取り付ける磁性部材とからなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明に係るドア等の状態
検出機構の実施対象となる画像形成装置の一例の概略正
面図、図2は同斜視図である。図中100は装置本体、
101は感光体ドラム、102は転写ベルト、103は
定着器、104は給紙トレイ、105は給紙カセットで
ある。感光体ドラム101から定着器103に至る経路
の途中で発生した紙づまりやトナー交換は、前ドア10
6を開くことで処理する。前ドア106は、その図中右
辺を支点軸として回動可能に装置本体100に支持させ
てある。また給紙トレイ104や給紙カセット105か
ら感光体ドラム101に至る経路の途中で発生した紙づ
まりは、右ドア107を開くことで処理する。右ドア1
07は、その図中後辺を支点軸として回動可能に装置本
体100に支持させてある。
【0018】図3(A)は、前ドア106の支点軸付近
の上面図を示す。前ドア106は支点軸108を中心に
回動する。支点軸108の近傍の前ドア106に設けた
リブ109には、ドアスイッチ110が取り付けてあ
る。一方、右ドア107には閉じた状態でドアスイッチ
110を押圧できる位置に押圧部材111が設けてあ
る。そのため、前ドア106が閉じて右ドア107が開
いた時、押圧部材111が退避することでドアスイッチ
110はOFFとなる(図3(B))。また、右ドア1
07が閉じて前ドア106が開いた時、リブ109とと
もに押圧部材111から退避するのでドアスイッチ11
0はOFFとなる(図3(C))。すなわち、二つのド
ア106、107の開閉順序に関係なく、またリンク機
構を用いることなく一つのドアスイッチ110で二つの
ドア106、107の開閉を検知することができる。換
言すれば、前ドア106か右ドア107のいずれかが開
いている状態ではドアスイッチ110がOFFとなり、
画像形成動作を不可とすることができる。なおドアスイ
ッチ110には図示のような当接タイプのものだけでは
なく、近接スイッチ等々種々のタイプのものを用い得
る。この点については以下の実施形態においても同様で
ある。
【0019】図4は、本発明に係るドア等の状態検出機
構の実施対象となる画像形成装置の他の例の概略正面断
面図、図5は同正面図、図6は同斜視図である。この画
像形成装置システム200で、画像形成装置本体201
から排出された紙は、両面反転ユニット202を通過
後、フィニッシャー203へ搬送される。図中204は
トナーボトル、205は定着器である。両面反転ユニッ
ト202からフィニッシャー203までに発生した紙づ
まりは、フィニッシャー203をレール206に沿って
左へ退避させることで処理する。フィニッシャー203
内の紙づまりや針の補給は、フィニッシャー203のド
ア207を開くことで行うことができる(図5)。また
画像形成装置本体201内の紙づまりは、前ドア208
を開くことで処理する。さらに、定着器205前後の紙
づまりは定着器205をカバーごと図中左へ退避させる
ことで処理する。さらにトナーボトル204の交換は、
右ドア209を開くことで行う(図6)。
【0020】図7は、図4ないし図6に示す画像形成装
置システム200のドアやカバー等に用いるドアスイッ
チ部分の3面図を示す。このドアスイッチは、棒状のア
ーム231をそのスラスト方向と軸線周りの回転方向に
スプリング233によって付勢している。アーム231
には、アーム231の軸がスラスト方向及び回転方向で
移動するとその位置を変える形状を持ったカム234が
設けられている。
【0021】すなわち、アーム231は右端を押圧部材
232によって押されることでスプリング233のスラ
スト方向付勢力に反して移動し、カム234は破線位置
から実線位置へ移動する(矢印C)。移動したアーム2
31のカム234は、ドアスイッチ235のレバーを押
すことでドアスイッチ235がONとなる。逆に、押圧
部材232が無い状態ではアーム231に設けたカム2
34は、スプリング233のスラスト方向での付勢力に
よって実線位置から破線位置に移動し、ドアスイッチ2
35から離れることでドアスイッチ235がOFFとな
る(図7(A))。
【0022】また、アーム231にはリブ236が設け
てある。このリブ236は、別の押圧部材221に対応
する位置にあり、押圧部材221が押された時、スプリ
ング233の回転方向の付勢力に反してアーム231の
軸中心で回転し、カム234は破線位置から実線位置へ
移動する(矢印D)。回転移動したアーム231のカム
234は、ドアスイッチ235のレバーを押すことでド
アスイッチ235がONとなる。逆に、押圧部材221
が無い状態ではアーム231に設けたカム234はスプ
リング233の回転付勢力によって、実線位置から破線
位置に移動し、ドアスイッチ235から離れることでド
アスイッチ235がOFFとなる(図7(C))。
【0023】押圧部材221、232は、同一のアーム
231を押したり回転させたりするが、図示の構造はど
ちらかの押圧部材の有無にかかわらず、他方の押圧部材
を動作させることが可能である。すなわち、押圧部材2
32はアーム231をスラスト方向へ駆動し、押圧部材
221はアーム231を回転方向へ駆動するため、各押
圧部材の動作は他の押圧部材に状態に関係なく同じ動作
力で動作させることが可能となる。
【0024】この押圧部材を232を例えば右ドア20
9へ、押圧部材221を前ドア208へ設けることで、
二つのドアの開閉を検知することが可能となる。すなわ
ち、どちらかのドアが開いている時は、ドアスイッチ2
35がOFFとなり、画像形成動作不可とすることが可
能となる。回転支点を有するドアだけでなく、押圧部材
232をスライドするユニットやオプションに設けるこ
ともできる。すなわち、定着器205に押圧部材232
を、前ドア208に押圧部材221を設けることもでき
る。また、フィニッシャー203に押圧部材232を、
前ドア208に押圧部材221を設けることもできる。
【0025】図8は、本発明に係るドア等の開閉機構の
実施対象となる画像形成装置の一例の斜視図(A)、同
側面図(B)、同要部拡大斜視図(C)、同断面図
(D)である。図中300は画像形成装置の装置筐体
で、回転支軸301を中心としてカバー302を回転方
向に開閉動作可能に備えるとともに、このカバー302
を装置筐体300に対して閉位置で保持するためのロッ
ク機構303と、カバー302を開閉するときに操作す
るための取っ手304が設けてある。
【0026】ロック機構303は、装置筐体300側と
カバー301側とから構成され、それぞれレール30
5、306及びロック部材307、308からなる。ロ
ック部材307、308はそれぞれレール305、30
6に摺動可能に取り付けられ、回転支軸301を中心と
して半径方向で位置が可変とされている。すなわち、ロ
ック機構303をレール305、306上での任意の位
置に移動させ、ロック機構303と回転支軸301との
距離を任意に変化させると、カバー302が開く方向へ
回動しようとすることによってロック機構303に掛か
るトルクも変化するため、ロック機構303の位置を変
化させるだけでカバー302の保持力が変化する(図
2)。
【0027】カバー302の開放操作力は、ロック機構
303の持つ保持力の反力となるため、カバー302を
開けるのに必要な力も変化することになる。そのため、
使用状況に応じてカバー302の動作支点である回転支
軸301とロック機構303の作用点の距離を変更する
だけで、ロック機構303の保持力と開放操作力を変更
できる。すなわち、回転支軸301とロック機構303
の作用点の距離距離を短くするとロック機構303の保
持力は小さくなるが開閉動作に必要な操作点に生じる力
を小さくでき、そのため機器使用時等に適した状態にす
ることができる。また梱包状態や機器を移動させる場合
等のように振動や衝撃に対して容易にロックが解除され
ないようにしたい状況では、ロック機構303の作用点
の位置を回転支軸301から遠ざければよい。
【0028】図9は開放操作力とロック位置との関係を
示す側面図である。図中Lは回転支軸301と取っ手3
04の距離、Wはロック機構303の拘束力、wnは取
っ手304の操作力(カバー302の保持力)、ln
回転支軸301と吸着しあったロック部材307、30
8の距離(l1≦ln≦l2の範囲で可変)である。これ
らの関係は、 wn=(ln/L)W となるため、回転支軸301と取っ手304の距離Lと
ロック機構303の拘束力Wが固定の場合は、取っ手3
04の操作力は回転支軸301と吸着しあったロック部
材307、308の距離lnと比例する。このため、距
離lnを変化させれば取っ手304の操作力(カバー3
02の保持力)wnも変化する。
【0029】なお図示の実施形態では、図から明らかな
ように装置筐体300側のロック部材307にマグネッ
トキャッチを用い、他のロック部材308にはマグネッ
トキャッチにより吸着されるものを用い、装置筐体30
0、カバー302のそれぞれの側でロック機構303の
構成部材を移動させるようにしているが、もちろんその
他のロック機構を用いてもよい。
【0030】図10は本発明に係るドア等の開閉機構の
実施対象となる画像形成装置の一例の斜視図(A)とカ
バーの内面図(B)である。本実施形態は、装置筐体3
00側には先の実施形態と同様にレール305とロック
部材(マグネットキャッチ)307からなる可動のタイ
プを用い、カバー302側にはロック部材(マグネット
キャッチ)307がレール305に沿って摺動可能な範
囲全域に板金部材308を設けで構成してある。これに
より、ロック機構303における一対のロック部材を互
いに連動させて動作させる必要はなくなり、ロック機構
の構成が簡素化させている。
【0031】なお、図示は省略するが、上述した本発明
に係るドア等の開閉機構を本発明に係るドア等の状態検
出機構に組み合わせて構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るドア等の状態検出機構は、
以上説明してきたように、二つのドアやユニット、オプ
ション体等の開閉順序や操作順序を付けることなく一つ
のスイッチで開閉検知でき、複雑なリンク機構等が不要
で、各ドアの開閉状態、ユニットの位置にかかわらず一
定の操作力で動作させることができ、コストダウンを図
ることができるという効果がある。
【0033】本発明に係るドア等の開閉機構は、以上説
明してきたように、ロック機構の位置を動かすだけでロ
ック機構に掛かるトルクを変化させることができるた
め、使用状況に応じて必要な異なるカバー保持力が得ら
れ、操作者の持つ力、好みに対して柔軟に対応すること
ができるという効果がある。
【0034】本発明に係るドア等の開閉機構のうち請求
項6に係るものは、以上説明してきたように、レール状
のガイド部材に可動に磁性部材を取り付けてロック機構
を構成することで、上記共通の効果に加え、ロック機構
を可動にした場合でも互いに連動させる必要がなく、ロ
ック機構の簡素化ができ、コストダウンが図れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア等の状態検出機構の実施対象
となる画像形成装置の一例の概略正面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】図1、図2の例の前ドアの支点軸付近の上面図
である。
【図4】本発明に係るドア等の状態検出機構の実施対象
となる画像形成装置の他の例の概略正面断面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】同斜視図である。
【図7】図4ないし図6に示す画像形成装置システムの
ドアやカバー等に用いるドアスイッチ部分の3面図であ
る。
【図8】本発明に係るドア等の開閉機構の実施対象とな
る画像形成装置の一例の斜視図(A)、同側面図
(B)、同要部拡大斜視図(C)、同断面図(D)であ
る。
【図9】開放操作力とロック位置との関係を示す側面図
である。
【図10】本発明に係るドア等の開閉機構の実施対象と
なる画像形成装置の一例の斜視図(A)とカバーの内面
図(B)である。
【符号の説明】
100 装置本体 101 感光体ドラム 102 転写ベルト 103 定着器 104 給紙トレイ 105 給紙カセット 106 前ドア 107 右ドア 108 支点軸 109 リブ 110 ドアスイッチ 111 押圧部材 200 画像形成装置システム 201 画像形成装置本体 202 両面反転ユニット 203 フィニッシャー 204 トナーボトル 205 定着器 206 レール 207 ドア 208 前ドア 209 右ドア 221 押圧部材 231 アーム 232 押圧部材 233 スプリング 234 カム 235 ドアスイッチ 236 リブ 300 装置筐体 301 回転支軸 302 カバー 303 ロック機構 304 取っ手 305、306 レール 307、308 ロック部材 309 板金部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 BB33 CD01 CD07 CD14 CD15 2H071 AA17 AA42 4E360 BA04 BA06 BB02 BB04 BB16 BB22 BC13 EC13 EC14 GA46 GB48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能なドア、スライドして着脱可能
    なユニットやオプション体等の二つの可動体を備える装
    置に用いる状態検出機構において、前記二つの可動体の
    うちの一に前記二つの可動体のうちの他の開閉、移動等
    の状態変化を検出可能なスイッチを設け、前記他の可動
    体と該スイッチとの当接または近接により前記スイッチ
    をオン、オフ可能とし、該スイッチを、前記二つの可動
    体がともに所定状態でオン、いずれか一方の可動体が非
    所定状態でオフとしてなることを特徴とするドア等の状
    態検出機構。
  2. 【請求項2】 請求項1のドア等の状態検出機構におい
    て、前記二つの可動体の開閉や移動方向が直交する方向
    であり、前記スイッチを、前記一の可動体の前記装置内
    面側に突出させて配し、前記他の可動体の前記装置内面
    側に前記スイッチを押圧可能な駆動部材を突設し、前記
    二つの可動体がともに前記所定状態の時前記駆動部材が
    前記スイッチに当接または近接して前記スイッチをオン
    とすることを特徴とするドア等の状態検出機構。
  3. 【請求項3】 開閉可能なドア、スライドして着脱可能
    なユニットやオプション体等の二つの可動体を備える装
    置に用いるドア等の状態検出機構において、前記装置内
    に、前記可動体の開閉、移動等の状態変化を検出可能な
    スイッチと、前記可動体のうちの一の開閉動作に対応し
    て往復動するとともに前記可動体のうちの他の一の開閉
    動作に対応して回動する移動体とを配し、該移動体に、
    前記スイッチとの当接または近接により前記スイッチを
    オンとさせるスイッチング部材を設け、該スイッチング
    部材の位置と前記二つの可動体の開閉、移動等の所定状
    態との間を関係付け、前記スイッチを、前記二つの移動
    体がともに前記所定状態にあるときにオン、いずれか一
    方の可動体が前記所定状態にないときにオフとしてなる
    ことを特徴とするドア等の状態検出機構。
  4. 【請求項4】 請求項3のドア等の状態検出機構におい
    て、前記移動体が、その軸線方向に沿って往復動可能で
    かつその軸線周りで回動可能な棒状体であり、該棒状体
    に、その外径方向に突出させて前記スイッチング部材を
    設けるとともに、前記スイッチング部材を前記棒状体の
    軸線方向及び軸線周り両方向で前記スイッチから離間付
    勢する付勢部材を設け、さらに、前記二つの移動体の一
    を前記所定状態とすることに応じて前記付勢部材の付勢
    に抗して前記スイッチをオンとする方向へ前記棒状体を
    その軸線方向に移動させる第1の駆動部材と、前記二つ
    の移動体の他を前記所定状態とすることに応じて前記付
    勢部材の付勢に抗して前記スイッチをオンとする方向へ
    前記棒状体をその軸線周りで回動させる第2の駆動部材
    とを備えてなることを特徴とするドア等の状態検出機
    構。
  5. 【請求項5】 一端を装置筐体に対し回動支点により開
    閉自在に取り付けたドア等の開閉体と、該開閉体を閉状
    態において前記装置筐体に対して係止するロック手段を
    備えるドア等の開閉機構において、前記ロック手段を前
    記回動支点に対して接離方向で係止位置を可変に設けて
    なることを特徴とするドア等の開閉機構。
  6. 【請求項6】 請求項1のドア等の開閉機構において、
    前記ロック手段は、前記開閉体側、前記装置筐体側それ
    ぞれが、レール状のガイド部材と、該ガイド部材に可動
    に取り付ける磁性部材とからなることを特徴とするドア
    等の開閉機構。
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