JP2011011828A - 画像形成装置 - Google Patents

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Koji Soda
耕司 曽田
Takeshi Hashimoto
武志 橋本
Taiichi Ominami
泰一 大南
Michiya Takeda
美智也 武田
Teru Matsue
輝 松江
Shinya Naoi
慎哉 直井
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Abstract

【課題】搬送経路上に配されたアクチュエータがジャム処理時に破損するのを防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】支軸211にて揺動可能に軸支され、アクチュエータ107のクランク軸221を支持する搬送ガイド112に長穴210を設ける。支軸211とは異なる位置に配された支軸201にて揺動可能に軸支された当接部材200の係合ピン202を長穴210に係合させる。これによって、搬送ガイド112の開扉時に当接部材200がクランクピン223を押して、アーム220が搬送ガイド112内に収納されるので、ジャム処理時の破損を免れる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、搬送経路上で記録シートの通過を検出するアクチュエータのジャム処理時における破損を防止する技術に関する。
画像形成装置は、機内を搬送する記録シートの通過を検出するためにアクチュエータを用いる。アクチュエータには、例えば記録シートが検出位置に存在しないときには搬送路上に突出した突出姿勢になり、記録シートの先端が検出位置に到達するとそのシート先端に押されて搬送方向に倒れる傾倒姿勢に変わり、そのシート後端が検出位置を通過すると元の突出姿勢に戻るように姿勢変化自在に支持されるアームを備えるものがある。
このアームの姿勢変更による動きを、例えばフォトインタラプタなどの光学センサで検出することにより、記録シートの通過の有無が検出され、通紙センサとして機能する。
アクチュエータによる記録シートの検出は、例えば搬送路上で紙詰まり(ジャム)が発生したか否かを判断するために用いられる。搬送路でジャムが発生したことを判断することにより、ユーザにジャムの発生を知らせることができる。
ユーザは、発生したジャムを解消するために、詰まっている記録シートを取り除く操作を行うが、その操作を行い易いように、通常では、搬送路を覆っているカバー部材を開閉可能に構成して、カバー部材を開状態にしてから、搬送路に詰まっている記録シートを手で掴んで装置内部から引き出すことができるようになっている。
特開平6−127740号公報 特開平7−133038号公報
しかしながら、通紙センサとして、上記のようなアームを有するアクチュエータを用いる構成では、ジャム解消の操作の際にアームが破損するおそれが生じるという問題がある。すなわち、アームは、突出姿勢から搬送方向に倒れて傾倒姿勢に変移することができるが、検出センサとの位置関係上、搬送方向の逆方向には倒れることができない構成になっており、そのためユーザが詰まっている記録シートを搬送方向の逆方向に向けて引っ張って取り除こうとしたとき、突出姿勢に戻っているアームにその記録シートが当たって引っ掛かり搬送方向の逆方向への無理な力がかかり、その力の大きさによってアームが破損するというものである。これ以外にも、例えばジャム解消の操作中にユーザの手が、突出姿勢に戻っているアームに直接触れることにより、アームの破損に至る場合もある。
特許文献1には、アームの一部を弾性部材とする技術が提案され、特許文献2には、アクチュエータ全体を搬送方向に平行な軸を中心に揺動自在に支持する技術が開示されているが、いずれの技術を採用しても、アームに記録シートが当たって引っ掛かること自体に変わりはなく、破損を完全に防止することはできない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、記録シートの搬送経路上に配され、記録シートの通過を検出するアクチュエータがユーザによるジャム操作の際に破損するのを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、記録シートの搬送経路を形成する一の搬送ガイド板が、第1の支軸により装置本体に軸支され、当該第1の支軸回りに回動させることにより装置本体外側に開放可能に形成された画像形成装置であって、前記搬送ガイド板に揺動可能に軸支されたアームが、搬送経路を通過する記録シートに当接して揺動することにより、当該記録シートの通過を検出する通紙センサと、前記搬送ガイド板の開放動作に伴い、前記アームが、前記搬送ガイド板側に傾いて退避するように作用するアーム退避機構と、を備え、前記アーム退避機構は、前記アームの揺動軸に付設されたレバー部材と、前記第1の支軸と異なる位置に配された第2の支軸により装置本体に対し揺動可能に軸支された当接部材と、前記当接部材が、前記搬送ガイド板の開放動作に追随して揺動するように連動させる連動機構とを備えてなり、前記当接部材が、前記搬送ガイド板の開放動作に追随して揺動する際に、その揺動先端部が前記レバー部材に当接して、前記アームが退避する方向に揺動軸を回転させるように前記第1と第2の支軸の位置が決定されていることを特徴とする。
このようにすれば、搬送ガイド板を開放する際に当接部材によってアームが搬送ガイド板側に退避するので、ジャム処理時にアクチュエータが破損するのを防ぐことができる。また、搬送ガイド板に沿うように当接部材が揺動するので、当接部材が装置本体外側に突出するのを最小限に留めて、画像形成装置の小型化、省スペース化を図ることができる。
この場合において、前記連動機構は、搬送ガイド板の一部に長穴を設けると共に、前記当接部材にその揺動面とほぼ直交する方向に伸びる係合ピンを立設し、前記係合ピンを前記長穴に摺動可能に係合させてなり、前記長穴はその長手方向が、前記搬送ガイド板の回転動作の半径方向成分を含んでいるとすれば好適である。
また、前記通紙センサは、記録シートにトナー像を融着する定着器から、記録シートを機外に排出する排出ローラに至る搬送経路上で、記録シートの通過を検出しても良い。
本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図であって、(a)は画像形成時の状態を示し、(b)はジャム処理時の状態を示す。 定着器106よりも記録シートの搬送経路上、下流側の構成を示す斜視図である。 図2の主要な部分を抜き出した図である。 図3において矢印D方向からアクチュエータ107、当接部材200及び搬送ガイド112の一部を見た矢視断面図であって、(a)は画像形成時の姿勢を示し、(b)は画像形成時からジャム処理時へ移行する途中の姿勢を示す。 図3において矢印D方向からアクチュエータ107、当接部材200及び搬送ガイド112の一部を見た矢視断面図であって、(a)は画像形成時からジャム処理時へ移行する途中の姿勢を示し、(b)はジャム処理時の姿勢を示す。 図4、5を簡略化した模式図であって、画像形成時からジャム処理時へ移行する過程を(a)から(c)に示す。 比較例に係る画像形成装置のアクチュエータ周辺の主要な構成を示す図であって、(a)は画像形成時の姿勢を示し、(b)はジャム処理時の姿勢を示す。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 画像形成装置の構成
先ず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図であって、(a)は画像形成時の状態を示し、(b)はジャム処理時の状態を示す。
図1に示されるように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、給紙カセット100、ピックアップローラ101、タイミングローラ102、イメージングユニット103Y〜103K、中間転写ユニット104、2次転写ローラ105、定着器106、アクチュエータ107、ガイド108、排紙ローラ109、反転ローラ110、排紙カバー111、搬送ガイド112及び横扉113を備えている。
イメージングユニット103Y〜103Kはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の単色トナー像を形成する。中間転写ユニット104はイメージングユニット103Y〜103Kが形成したYMCK各色のトナー像を重ね合わせたカラートナー像を2次転写ローラ105まで搬送する。
一方、給紙カセット100には記録シートが格納されており、ピックアップローラ101にて1枚ずつ取り出され、タイミングローラ102まで搬送される。タイミングローラ102は、中間転写ユニット104が担持しているカラートナー像を転写すべきタイミングに合わせて、記録シートを2次転写位置(2次転写ローラ105)まで搬送する。
2次転写ローラ105は、中間転写ユニット104が担持するカラートナー像を記録シート上へ静電転写する。定着器106はカラートナー像を加熱して記録シートに融着する。カラートナー像を定着された記録シートは、ガイド108にて排紙ローラ109へ導かれ、機外へ排出される。この場合において、アクチュエータ107は定着器106から排紙ローラ109へ向かう記録シートを検出する。
両面印刷を行う際には、カラートナー像を片面に定着された記録シートは、ガイド108にて反転ローラ110へ導かれる。この場合には、アクチュエータ107は定着器106から反転ローラ110へ向かう記録シートを検出する。
さて、排紙カバー111と搬送ガイド112との間は両面経路120となっており、反転ローラ110にて搬送方向を反転された記録シートが搬送される。両面経路120を通過した記録シートは、不図示の両面搬送路上を2次転写ローラ105まで導かれる。
そして、裏面にカラートナー像を転写された後、定着器106にて当該カラートナー像が記録シートに融着される。両面にカラートナー像を定着された記録シートはガイド108にて、今度は排紙ローラ109へ導かれ、機外へ排出される。この場合にも、アクチュエータ107は定着器106から排紙ローラ109へ向かう記録シートを検出する。
定着器106から排紙ローラ109へ至る搬送経路上で紙詰まりが発生した場合には、図1(b)に示されるように、アクチュエータ107が搬送経路上から退避すると共に、ジャム紙を取り除くために、排紙カバー111と搬送ガイド112が上方向へ開かれる。また、横扉113は横方向へ開かれてジャム紙が取り除かれる。
[2] 記録シートの排紙経路
次に、記録シートの排紙経路周辺の構成について更に説明する。
図2は、排紙カバー111を取り外し、搬送ガイド112の一部を切り欠いて、定着器106から排紙ローラ109に至る排紙経路周辺の構成を示した斜視図である。
図2に示されるように、アクチュエータ107は定着器106から排紙ローラ109に至る搬送経路上にアーム220を突出させている。
図3は、図2のアクチュエータ107とその周辺部分を抜き出して示した図である。
図3に示されるように、アクチュエータ107はクランク軸221、クランク腕222及びクランクピン223からなるクランク構造を備えている。クランク軸221にはアーム220が立設され、クランク軸221に平行なクランクピン223には遮光板224が取着されている。また、クランク軸221はその両端を搬送ガイド112に支持されている。なお、クランク腕222とクランクピン223とは、後述するように、クランク軸221を回転させるためのレバー部材となっている。
アーム220が記録シートに押されて矢印A方向へ揺動(傾倒)すると、クランク軸221が矢印B方向に回転し、クランク腕222、クランクピン223及び遮光板224が揺動する。これによって、遮光板224が透過型のフォトインタラプタ(図示省略)の検出先を遮ると、記録シートの通過が電気信号の変化として検出される。
搬送ガイド112は、支軸211にて画像形成装置1の本体に軸支されている。ジャム処理時などに、搬送ガイド112が矢印C方向へ揺動されると、定着器106から排紙ローラ109に至る搬送経路が露出され(図1(b))、記録シートを除去できるようになる。また、搬送ガイド112には長穴210が設けられている。長穴210には当接部材200の係合ピン202が係合している。
当接部材200は、支軸201にて画像形成装置1本体に軸支されている。支軸201は、搬送ガイド112の支軸211よりも上方かつ搬送方向下流側に位置している。すなわち、搬送ガイド112の揺動軸と当接部材200の揺動軸は相異なっている。搬送ガイド112が矢印C方向へ揺動すると、長穴210に係合する係合ピン202が、その搬送ガイド112に押されて、当接部材200もまた矢印C方向へ揺動する。この揺動に合わせて、係合ピン202は長穴210に係合しつつその長手方向に沿って摺動案内される。
上記のように搬送ガイド112と当接部材200とは揺動軸が異なっている。すなわち、当接部材200の支軸201が搬送ガイド112の支軸211よりも上方かつ搬送方向下流側に位置にずれている。従って、例えば搬送ガイド112が角度αだけ支軸211を中心に上方に揺動されたとき、当接部材200も係合ピン202を介して搬送ガイド112から力を受けて搬送ガイド112と同時に支軸201を中心に上方に揺動されるが、当接部材200の回転角度は角度αよりも小さい角度になる。これにより、当接部材200の先端(揺動端)とクランクピン223との距離が、角度αだけ回転する前よりも縮まる。
このため、搬送ガイド112を上方に向けて開く(仰角が大きくなる)に連れて、当接部材200の揺動端がレバー部材(クランクピン223)に近づいていき、やがて当接し、レバー部材(クランクピン223)を押圧することになる。
なお、支軸201は支軸211と平行になっており、当接部材200とレバー部材(クランクピン223)は何れの揺同軸に関しても同エレベーションに設けられている。このため、搬送ガイド112を揺動させると、当接部材200がレバー部材(クランクピン223)に当接する。
[3] ジャム処理時の動作
次に、画像形成装置1の定着器106から排紙ローラ109に至る搬送経路上で紙詰まりが発生した場合におけるジャム処理時の動作について説明する。
図4、5は、図3において矢印D方向からアクチュエータ107、当接部材200及び搬送ガイド112の一部を見た矢視断面図である。図4(a)は画像形成時の姿勢を示し、図5(b)はジャム処理時の姿勢を示す。また、図4(b)、図5(a)は画像形成時の姿勢からジャム処理時の姿勢へ移行する途中の姿勢を示している。
画像形成時には、図4(a)に示されるように、アクチュエータ107のアーム220は記録シートの搬送経路401上に突出している。この姿勢で搬送経路401上を記録シートが矢印方向へ搬送されると、記録シートがアーム220に当たり、アーム220は矢印A方向に揺動(傾倒)し、記録シートの通過が検出される。
当接部材200は、アーム220が矢印A方向に回転すると、レバー部材(クランクピン223)が離間してゆく位置にある。したがって、当接部材200は、記録シートの通過を検出する際のアクチュエータ107の揺動を妨げない。画像形成時においては、アーム220が搬送経路401上に突出してさえいれば、当接部材200とレバー部材(クランクピン223)とは接触していても、離間していても良い。
次に、図4(b)に示されるように、搬送ガイド112を少し開くと、係合ピン202が搬送ガイド112の長穴210の部分に押されて矢印F方向へ摺動し、当接部材200も少し揺動する。また、搬送ガイド112と当接部材200とは揺動軸が相異なっているので、当接部材200の揺動端とアクチュエータ107のレバー部材(クランクピン223)との間の距離が縮まって、当接部材200がレバー部材(クランクピン223)に当接する。
更に、搬送ガイド112が開かれると、図5(a)に示すように係合ピン202は更に矢印F方向へ摺動する。また、当接部材200がレバー部材(クランクピン223)を押圧するので、アクチュエータ107が矢印A方向に揺動する。なお、この揺動によって、アクチュエータ107のアーム220がガイド108に当たらないように、当接部材200等の寸法や、当接部材200と搬送ガイド112の各支軸の位置関係が決定されている。
このように、搬送ガイド112が開かれるにつれて、当接部材200がアクチュエータ107を矢印A方向に揺動させる。その結果、ジャム処理時には、アクチュエータ107のアーム220が搬送ガイド112内に収納される(図5(b))。したがって、ジャム処理時に、記録シートや作業者によってアクチュエータ107が破損するのが防止される。
図6は、図4、5を簡略化することによってアクチュエータ107を搬送ガイド112に収納するための機構を説明する模式図であり、(a)から(c)へと進むに従って搬送ガイド112が開かれる。なお、搬送ガイド112は説明に必要な箇所のみ残して切り欠かれている。
図6(a)に示されるように、画像形成時には、アクチュエータ107は、定着器106から排紙ローラ109や反転ローラ110に至る搬送経路(矢印E)上にアーム220を突出させている。このため、矢印Eに沿って記録シートが搬送されるとアーム220が押されて、アクチュエータ107が矢印A方向に揺動する。
図6(a)の姿勢から、支軸211を中心として矢印C方向へ搬送ガイド112を揺動させると、係合ピン202が長穴210に押されるので、係合ピン202は矢印F方向へ摺動し、当接部材200は矢印C方向へ揺動する。
このため、レバー部材(クランクピン223)が当接部材200に押されて、クランク軸221が回転するので、アーム220が矢印A方向へ揺動して、搬送ガイド112に近づいてゆく。
図6(b)に示されるように、画像形成時の姿勢(図6(a))からジャム処理時の姿勢(図6(c))に至る途中においては、係合ピン202が更に矢印F方向へ進んで、当接部材200がレバー部材(クランクピン223)を押す。これによって、アーム220は更に矢印A方向へ揺動して、搬送ガイド112に近づく。ジャム処理時には、アーム220が搬送ガイド122にぴたりと沿うように収納される(図6(c))。
この状態で、不図示のレバーが操作されると、定着器106における定着ローラと加圧ローラとによる挟持からジャム紙が解放される。その後、ジャム紙は矢印G方向へ引き抜かれる。
このような構成によれば、ジャム処理時にはアーム220が搬送ガイド112内に収納され、ジャム紙や作業者がアーム220に触れることがないので、アクチュエータ107の破損を確実に防止することができる。
[3] 比較例との比較
本発明の効果を明瞭にするために本実施の形態に係る構成と比較例の構成を比較する。
図7は、比較例に係る画像形成装置のアクチュエータ周辺の主要な構成を示す図であって、(a)は画像形成時の姿勢を示し、(b)はジャム処理時の姿勢を示す。
図7(a)に示されるように、比較例に係る画像形成装置7は、実施の形態に係る画像形成装置1の当接部材200を備えておらず、アクチュエータ701、搬送ガイド702、定着器703及び排紙ローラ704を備える構成であり、アクチュエータ701は定着器703から排紙ローラ704に至る搬送経路705上で記録シートの通過を検出する。
また、ジャム処理時に、搬送ガイド702が上側へ引き上げられると、アクチュエータ701は搬送ガイド702から垂下する(図7(b))。このため、矢印H方向へ記録シートを引き抜こうとすると、アクチュエータ701が記録シートに引っかかり用紙検出時とは逆方向に回転させられることとなり、最悪の場合にはアクチュエータ701が破損するに至る。
これに対して、本実施の形態のように当接部材200を備え、搬送ガイド112を開けたときにアクチュエータ107のアーム22が搬送ガイド112の裏面に沿うようにアクチュエータ107を揺動させるアーム退避機構を構成すれば、ジャム処理時のアクチュエータの破損を免れることができる。
[4] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、当接部材200を搬送ガイド112に追随して遥動させるための連動機構として、係合ピン202を長穴210に係合させる構成を採ったが、これに限定されないのは言うまでもない。相互に回転半径が異なる搬送ガイド112と当接部材200が同時に揺動することにより生じる両者の係合部における相対的な位置変化を許容する許容手段であれば良く、例えば長穴210に代えて搬送ガイド112に案内溝を設け、この案内溝に係合ピン202を係合させても同様の効果を得ることができる。
また、搬送ガイド112と当接部材200とをバネ等の弾性部材にて係合(弾性部材を介して接続)し、搬送ガイド112の揺動に追随して当接部材200が揺動するようにしても良い。このようにしても、搬送ガイド112の揺動に従って、当接部材200がレバー部材(クランクピン223)を押圧し、アーム220を搬送ガイド112に退避させることができる。
(2) 上記実施の形態においては、当接部材200がレバー部材のクランクピン223に当接して、アクチュエータ107の姿勢を変更する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、レバー部材としてクランク腕222とクランクピン223以外の部材を用いても構わない。
例えば、クランク腕222とクランクピン223とを2辺とする長方形の板状部材をクランク軸221に取着して、レバー部材としても良い。また、クランクピン223を無くし、クランク腕222のみをレバー部材として、クランク腕222を直接、当接部材200に当接させても良い。このように、レバー部材の形状によらず本発明の効果を得ることができる。
(3) 上記実施の形態においては、記録シートの両面に画像を形成する画像形成装置を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、例えば記録シートの片面だけに画像を形成する画像形成装置に本発明を適用しても同じ効果を得ることができる。
(4) 上記実施の形態においては、特に言及しなかったが、係合ピン202を係合させる長穴210は、搬送ガイド112の揺動に従って、係合ピン202が搬送ガイド112の揺動の半径方向へ摺動することができさえすれば、上記実施の形態の形状に限定されない。すなわち、長穴の長手方向が、搬送ガイドの揺動の半径方向成分を含んでいされすれば、本発明の効果を得ることができる。
また、長穴は当接部材に設け、係合ピンを搬送ガイド側に設けることも可能である。
本発明に係る画像形成装置は、搬送経路上で記録シートの通過を検出するアクチュエータのジャム処理時における破損を防止する技術として有用である。
1……………………………画像形成装置
106………………………定着器
107………………………アクチュエータ
108………………………ガイド
109………………………排紙ローラ
110………………………反転ローラ
112………………………搬送ガイド
120………………………両面経路
200………………………当接部材
201、211……………支軸
202………………………係合ピン
210………………………長穴
220………………………アーム
221………………………クランク軸(遥動軸)
222………………………クランク腕
223………………………クランクピン
224………………………遮光板
301………………………支持部
401………………………搬送経路

Claims (3)

  1. 記録シートの搬送経路を形成する一の搬送ガイド板が、第1の支軸により装置本体に軸支され、当該第1の支軸回りに回動させることにより装置本体外側に開放可能に形成された画像形成装置であって、
    前記搬送ガイド板に揺動可能に軸支されたアームが、搬送経路を通過する記録シートに当接して揺動することにより、当該記録シートの通過を検出する通紙センサと、
    前記搬送ガイド板の開放動作に伴い、前記アームが、前記搬送ガイド板側に傾いて退避するように作用するアーム退避機構と、を備え、
    前記アーム退避機構は、前記アームの揺動軸に付設されたレバー部材と、前記第1の支軸と異なる位置に配された第2の支軸により装置本体に対し揺動可能に軸支された当接部材と、前記当接部材が、前記搬送ガイド板の開放動作に追随して揺動するように連動させる連動機構とを備えてなり、前記当接部材が、前記搬送ガイド板の開放動作に追随して揺動する際に、その揺動先端部が前記レバー部材に当接して、前記アームが退避する方向に揺動軸を回転させるように前記第1と第2の支軸の位置が決定されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連動機構は、搬送ガイド板の一部に長穴を設けると共に、前記当接部材にその揺動面とほぼ直交する方向に伸びる係合ピンを立設し、前記係合ピンを前記長穴に摺動可能に係合させてなり、
    前記長穴はその長手方向が、前記搬送ガイド板の回転動作の半径方向成分を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通紙センサは、記録シートにトナー像を融着する定着器から、記録シートを機外に排出する排出ローラに至る搬送経路上で、記録シートの通過を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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