JP2003198218A - 非放射性誘電体線路と金属導波管との接続構造およびミリ波送受信器 - Google Patents

非放射性誘電体線路と金属導波管との接続構造およびミリ波送受信器

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JP2003198218A
JP2003198218A JP2001394115A JP2001394115A JP2003198218A JP 2003198218 A JP2003198218 A JP 2003198218A JP 2001394115 A JP2001394115 A JP 2001394115A JP 2001394115 A JP2001394115 A JP 2001394115A JP 2003198218 A JP2003198218 A JP 2003198218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非放射性誘電体線路と金属導波管の接続構造
において、接続損失、信号の漏洩、反射および伝送損失
を小さくすること。 【解決手段】 高周波信号の波長の2分の1以下の間隔
で配置された平行平板導体1,2間に高周波信号を伝搬
させる誘電体線路3が設置されて成るNRDガイドに対
して、少なくとも一方の平行平板導体1に誘電体線路3
中を伝搬するLSMモードの定在波の電界が最大になる
箇所に対応して開口5が形成されるとともにその開口5
に金属導波管4の開放終端部が接続されているNRDガ
イドと金属導波管4との接続構造において、開口5が形
成された平行平板導体1の内面に金属箔が接着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波集積回路等
に組み込まれて高周波信号の伝送用として用いられ、か
つ外部に高周波信号を電波として送受信可能とされた非
放射性誘電体線路と金属導波管との接続構造およびミリ
波送受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、誘電体線路を1対の平行平板
導体によって挟持した構造からなる非放射性誘電体線路
(NonRadiative Dielectric Waveguideで、以下、NR
Dガイドという)が、高周波信号の伝送線路の1種とし
て用いられている。そして、このNRDガイドを配線基
板などに組入れる場合、回路設計上、NRDガイドを他
の高周波用伝送線路,アンテナ等と接続することが必要
であり、その場合伝送特性の劣化を小さくして接続する
ことが重要である。
【0003】そこで、他の高周波伝送線路との接続構造
として、NRDガイドとマイクロストリップ線路とを接
続するための構造が提案されている。その一般的な構造
を図4に示す。同図に示すように、一対の平行平板導体
11,12の間に誘電体線路3が配設されたNRDガイ
ドにおいて、平行平板導体11にスロット孔13を形成
し、平行平板導体11のスロット孔13を含む表面に、
中心導体15が表面に形成された誘電体基板14をスロ
ット孔13と中心導体15の終端部とが所定の位置関係
になるように載置することにより、NRDガイドとマイ
クロストリップ線路とをスロット孔13を介して電磁的
に接続するものである。
【0004】このほか、NRDガイドの誘電体線路と金
属導波管とを接続する構成として、誘電体線路の入力端
部または出力端部をテーパー状とし、そのテーパー部に
近接させて矩形ホーン状とされた金属導波管の一端を配
置するものがある。
【0005】さらに、NRDガイドと金属導波管との接
続構造として、平行平板導体の誘電体線路に相当する部
分の一部に開孔を設け、その開孔と金属導波管の開放端
部とを接続したものが提案されている(特開平12−2
2407号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、NRD
ガイドの誘電体線路と金属導波管とを接続する場合、上
記の如く誘電体線路の端部をテーパー状としたタイプで
は、そのテーパー部の長さは高周波信号の2波長以上の
長さを要するため、ミリ波集積回路の小型化という点で
不利である。
【0007】一方、小型化の点では図4の構成がよい
が、高周波信号の周波数が30GHz以上のミリ波帯で
は、マイクロストリップ線路を用いたものでは伝送損失
が大きくなるため、図4の接続構造は信号周波数が30
GHz以上である回路基板には不向きであった。
【0008】マイクロストリップ線路に代わり、30G
Hz以上のミリ波帯に対してもNRDガイドと同様に伝
送損失の小さい伝搬路構造として金属導波管が知られて
おり、回路設計においても金属導波管を用いることが重
要となる。その一例として、平行平板導体の誘電体線路
に相当する部分の一部に開孔を設け、その開孔と誘電体
導波管の開放端部とを接続したもの(特開平12−22
407号)があるが、この構成では、平行平板導体の誘
電体線路相当部と誘電体導波管との接続部で高周波信号
の反射や漏れが生じ易く、高周波信号の損失を小さく抑
える点で不十分なものであった。
【0009】従って、本発明は上記問題点に鑑み完成さ
れたものであり、その目的は、30GHz以上のミリ波
帯でも損失の小さい伝送が可能であり、外部に高周波信
号を電波として送受信可能な小型化されたものとするこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の非放射性誘電体
線路と金属導波管との接続構造は、高周波信号の波長の
2分の1以下の間隔で配置された平行平板導体間に前記
高周波信号を伝搬させる誘電体線路が設置されて成る非
放射性誘電体線路に対して、少なくとも一方の前記平行
平板導体に前記誘電体線路中を伝搬するLSMモードの
定在波の電界が最大になる箇所に対応して開口が形成さ
れるとともに該開口に金属導波管の開放終端部が接続さ
れている非放射性誘電体線路と金属導波管との接続構造
において、前記開口が形成された平行平板導体の内面に
金属箔が接着されていることを特徴とする。
【0011】本発明は、上記の構成により、NRDガイ
ドと金属導波管とを、高周波信号(電磁波)の反射およ
び伝送損失を小さくして接続できる。即ち、平行平板導
体および誘電体線路の平坦度の悪さにより、平行平板導
体と誘電体線路との間に空隙ができた場合、高周波信号
の反射および伝送損失が著しく大きくなるが、本発明で
は、金属箔を設けることにより平行平板導体と誘電体線
路との間の空隙を殆どなくして、高周波信号の反射およ
び伝送損失をきわめて小さくすることができる。
【0012】本発明において、好ましくは、前記金属箔
を接着する接着層は厚みが100μm以下であることを
特徴する。
【0013】本発明は、上記の構成により、高周波信号
の伝送損失の劣化をより抑えることができる。接着層の
厚みが100μmを超えると、インピーダンスの不連続
のため高周波信号の反射が起き伝送損失が劣化する。
【0014】また本発明において、好ましくは、前記誘
電体線路は前記金属箔に押圧されて接しており、前記金
属箔の前記誘電体線路に接している部位がその残部の表
面から80μm以下の深さで凹んでいることを特徴とす
る。
【0015】本発明は、上記の構成により、誘電体線路
と金属箔との間の隙間がなくなり高周波信号の伝送損失
の劣化をさらに抑えることができる。
【0016】本発明のミリ波送受信器は、ミリ波信号の
波長の2分の1以下の間隔で配置された平行平板導体間
に、高周波発生素子が一端部に付設され、前記高周波発
生素子から出力されたミリ波信号を伝搬させる第1の誘
電体線路と、バイアス電圧印加方向が前記ミリ波信号の
電界方向に合致するように配置され、前記バイアス電圧
を周期的に制御することによって前記ミリ波信号を周波
数変調した送信用のミリ波信号として出力する可変容量
ダイオードと、前記第1の誘電体線路に一端側が電磁結
合するように近接配置されるかまたは一端が接合され
て、前記ミリ波信号の一部をミキサー側へ伝搬させる第
2の誘電体線路と、前記平行平板導体に平行に配設され
たフェライト板の周縁部に所定間隔で配置されかつそれ
ぞれ前記ミリ波信号の入出力端とされた第1の接続部,
第2の接続部および第3の接続部を有し、一つの前記接続
部から入力された前記ミリ波信号をフェライト板の面内
で時計回りまたは反時計回りに隣接する他の接続部より
出力させるサーキュレータであって、前記第1の誘電体
線路の前記ミリ波信号の出力端に前記第1の接続部が接
続されるサーキュレータと、該サーキュレータの前記第
2の接続部に接合され、先端部に送受信アンテナを有す
る第3の誘電体線路と、前記送受信アンテナで受信され
前記第3の誘電体線路を伝搬して前記サーキュレータの
第3の接続部より出力した受信波をミキサー側へ伝搬さ
せる第4の誘電体線路と、前記第2の誘電体線路の中途
と前記第4の誘電体線路の中途とを近接させて電磁結合
させるかまたは接合させて成り、前記ミリ波信号の一部
と受信波とを混合させて中間周波信号を発生させるミキ
サーと、を設けたミリ波送受信器において、少なくとも
一方の前記平行平板導体に前記第3の誘電体線路中を伝
搬するLSMモードの定在波の電界が最大になる箇所に
対応して開口が形成されているとともに、一方の開放終
端部が前記開口に接続され他方に送受信アンテナが設け
られた金属導波管が設けられており、前記開口が形成さ
れた平行平板導体の内面に金属箔が接着されていること
を特徴とする。
【0017】本発明は、上記の構成により、ミリ波信号
の伝送損失が小さくなるため、ミリ波レーダー等に適用
した場合にその探知距離が増大するものとなる。
【0018】また本発明のミリ波送受信器は、ミリ波信
号の波長の2分の1以下の間隔で配置された平行平板導
体間に、高周波発生素子が一端部に付設され、前記高周
波発生素子から出力されたミリ波信号を伝搬させる第1
の誘電体線路と、バイアス電圧印加方向が前記ミリ波信
号の電界方向に合致するように配置され、前記バイアス
電圧を周期的に制御することによって前記ミリ波信号を
周波数変調した送信用のミリ波信号として出力する可変
容量ダイオードと、前記第1の誘電体線路に一端側が電
磁結合するように近接配置されるかまたは一端が接合さ
れて、前記ミリ波信号の一部をミキサー側へ伝搬させる
第2の誘電体線路と、前記平行平板導体に平行に配設さ
れたフェライト板の周縁部に所定間隔で配置されかつそ
れぞれ前記ミリ波信号の入出力端とされた第1の接続
部,第2の接続部および第3の接続部を有し、一つの前
記接続部から入力された前記ミリ波信号をフェライト板
の面内で時計回りまたは反時計回りに隣接する他の接続
部より出力させるサーキュレータであって、前記第1の
誘電体線路の前記ミリ波信号の出力端に前記第1の接続
部が接続されるサーキュレータと、該サーキュレータの
前記第2の接続部に接続され、先端部に送信アンテナを
有する第3の誘電体線路と、先端部に受信アンテナ、他
端部にミキサーが各々設けられた第4の誘電体線路と、
前記サーキュレータの前記第3の接続部に接続され、前
記送信アンテナで受信混入した受信波を伝搬させるとと
もに先端部に設けられた無反射終端部で前記受信波を減
衰させる第5の誘電体線路と、前記第2の誘電体線路の
中途と前記第4の誘電体線路の中途とを近接させて電磁
結合させるかまたは接合させて成り、前記ミリ波信号の
一部と受信波とを混合させて中間周波信号を発生させる
ミキサー部と、を設けたミリ波送受信器において、少な
くとも一方の前記平行平板導体に前記第3の誘電体線路
中および前記第4の誘電体線路中を伝搬するLSMモー
ドの定在波の電界が最大になる箇所に対応して開口がそ
れぞれ形成されているとともに、一方の開放終端部が前
記各開口に接続され他方に送信アンテナまたは受信アン
テナが設けられた金属導波管がそれぞれ設けられてお
り、前記開口が形成された平行平板導体の内面に金属箔
が接着されていることを特徴とする。
【0019】本発明は、上記の構成により、送信用のミ
リ波信号がサーキュレータを介してミキサーへ混入する
ことがなく、その結果受信信号のノイズが低減し、ミリ
波信号の伝送特性に優れ、ミリ波レーダー等に適用した
場合にその探知距離がさらに増大したものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のNRDガイドについて以
下に詳細に説明する。図1,図5,図6,図7は本発明
のNRDガイドを示す斜視図であり、これらの図に示す
ように、本発明のNRDガイドは、一対の平行平板導体
1,2間に、断面形状が矩形(a×b)の誘電体線路3
が配設されており、その終端部は閉じた終端部3aとな
っており、高周波信号に対して短絡状態ではなく開放状
態とされた終端部3aとなっている。このような構成の
NRDガイドでは、図2に示したようなLSMモードに
よる電界の定在波が終端部3の端面からの反射波によっ
て生じる。
【0021】本発明では、この定在波の電界の強い部
分、即ち図2におけるE1,E2,E3,E4のいずれ
かの箇所に対応する平行平板導体1の部位に、E1〜E
4の各箇所のいずれかを中心とする開口5を設ける。な
お、E1(下記mについてm=0)は誘電体線路3の終端
部3a付近であり、E2(m=1),E3(m=2),
E4(m=3)は終端部3aから管内波長のm/2(m
は0以上の整数)倍の長さに相当する位置に存在する。
そして、誘電体線路3と金属導波管4との接続位置につ
いては、低損失の点から、E2,E3またはE4の箇所
に開口5を設けることが良い。さらに、低損失および小
型化の点からE2の個所がより好ましい。
【0022】図1(b)に示すように、開口5が形成さ
れた平行平板導体1の内面に金属箔100bが接着され
ている。金属箔100bを接着する接着層100aの厚
さは100μm以下が好ましく、100μmを超える
と、高周波信号の反射が著しく増大して伝送損失が大き
くなる。また、金属箔100bの開口5に相当する部位
には開口が形成されているが、この開口は開口5と略同
じ形状であることが好ましい。金属箔の開口が開口5よ
りも小さいと、高周波信号の伝搬が妨げられて反射およ
び伝送損失が増大する。金属箔の開口が開口5よりも大
きいと、インピーダンスの不連続のため高周波信号の反
射が起きて伝送損失が増大する。
【0023】また本発明において、誘電体線路3は金属
箔100bに押圧されて接しており、金属箔100bの
誘電体線路3に接している部位がその残部の表面から8
0μm以下の深さで凹んでいることが好ましい。これに
より、誘電体線路3と金属箔100bとの間の隙間がな
くなり高周波信号の伝送特性が向上する。金属箔100
bの誘電体線路3に接している部位が80μmを超えて
凹んでいると、平行平板導体1,2の内面の形状が上下
で非対称になることによる高周波信号の漏れが大きくな
り、伝送損失が増大することになる。
【0024】上記NRDガイドの誘電体線路3と金属導
波管4とは、平行平板導体1の開口5を介して、これら
の電界方向が合致するようにして接続される。即ち、図
6に示すように、開口5に金属導波管4の一方の開放終
端部41が接続される。これに加え、高周波信号(以
下、信号ともいう)の漏洩等による接続損失を低減し信
号の反射を小さくするために、図1に示すように、開口
5の周辺で誘電体線路3の終端部3aの両側面に沿って
電磁遮蔽部材B1,B2を配設するのがよく、高周波信
号の漏洩を防ぐことができる。より好ましくは、終端部
3aの端面に離隔して電磁遮蔽部材B3を設けることも
でき、終端部3aの端面側への高周波信号の漏洩を防ぐ
ことができる。
【0025】本発明の電磁遮蔽部材B1,B2,B3
は、電気的導体材料からなっていればよく、具体的には
Cu,Al,Fe,Ni,Cr,Ti,Au,Ag,P
t,SUS(ステンレススチール),真鍮(Cu−Zn
合金),Fe−Ni合金,Fe−Ni−Co合金等の金
属、合金、または上記金属元素の1種以上を主成分とし
て含む合金が好ましい。これらは高い導電性を有し形状
の加工性も比較的良好である。また、プラスチック、セ
ラミックス等の絶縁性の基体表面に上記金属をメッキ法
等により被着させたもの、あるいはプラスチック、セラ
ミックス等の絶縁性の基体表面に上記金属の微粒子を含
む導電性樹脂等をコートしたものでもよい。
【0026】また、電磁遮蔽部材B1,B2,B3は、
板状のもので壁を成すもの、梯子状のものを梯子段が立
設するように配置したもの、格子状のもの、網目状のも
の、複数のポール状(柱状)のものを立設して配列した
もの等種々の形状とし得る。梯子状のものの場合の梯子
段と梯子段との間隔、格子状のものの場合の格子間隔、
網目状のもの場合の網目間隔、ポール状のものの場合の
ポール間隔は、電磁遮蔽を行ううえでそれぞれλ/4以
下(λは高周波信号の波長)とするのがよい。
【0027】電磁遮蔽部材B1〜B3の高さは、平行平
板導体1,2の間隔bと同じであるのが、電磁遮蔽の点
で好ましいが、電磁遮蔽部材B1〜B3の高さは間隔b
よりも若干低くてもよい。電磁遮蔽部材B1,B2の長
さcは、誘電体線路3の終端部3aの端面から開口5を
超える長さとするのがよく、その場合信号の漏洩等を有
効に抑えることができる。誘電体線路3の側面と電磁遮
蔽部材B1,B2との間隔d1,d2は、それぞれλ/
16以上が好ましく、λ/16未満では、電磁遮蔽部材
B1,B2に対向する誘電体線路3のインピーダンスが
変化し、誘電体線路3中を伝搬してきた信号の反射が大
きくなる。また、誘電体線路3の幅とd1,d2との和
に等しくなる電磁遮蔽部材B3の長さdは、動作周波数
で不要モードが遮断される幅dx以下が好ましく、幅d
xを超えると、信号の漏洩等を有効に抑えることが困難
になる。例えばdxは、信号の周波数が77GHz,誘
電体線路3の比誘電率が4.9(コーディエライトセラ
ミックス)の場合、約3.2mmである。
【0028】また、誘電体線路3の端面と電磁遮蔽部材
B3との間に間隔d3が有る場合、d3は特に限定する
ものではない。
【0029】平行平板導体1の開口5の形状および寸法
は、図1(a)に示すように、誘電体線路3の管内波長
の半分以下の長さLと、誘電体線路3の幅aと同じ程度
の幅Wを持つ長方形等の矩形がよく、このような矩形状
の開口5は接続損失が小さいうえ加工性も良好である。
また、矩形状に限らず、円形、長円形等であってもよ
い。
【0030】さらに本発明において、図6に示すよう
に、金属導波管4の他方の開放終端部42を漸次大口径
化されたホーンアンテナ6と成すことが好ましい。これ
により、金属導波管4の他方の開放終端部42をアンテ
ナとして共用することができ、他のアンテナ部材を設け
る場合と比較して、アンテナ部材との接続部による接続
損失が小さくなる。また高周波信号を電波として外部に
送受信可能とすることで、高効率の伝送特性を有する自
動車用のミリ波レーダーシステム等に適用できる。また
図7に示すように、金属導波管4の他方の開放終端部4
2に、平面アンテナ7等のアンテナ部材を設けることが
好適である。この場合、図6の場合よりもアンテナ部材
の接続損失が若干大きくなるが、開放終端部42にアン
テナ部材を設けることで高周波信号を電波として外部に
送受信可能となり、高効率の伝送特性を有する自動車用
のミリ波レーダーシステム等に適用できる。
【0031】本発明において、金属導波管4に設けられ
る開口面アンテナとしてはホーンアンテナ,積層型開口
面アンテナ等があり、平面アンテナとしてはパッチアン
テナ,スロットアンテナ,プリントダイポールアンテナ
等があり、特にミリ波帯域ではミリ波集積回路の小型化
の点で平面アンテナが好ましい。このアンテナについて
は、上記範疇のものであればその他種々のものが使用で
きる。
【0032】本発明の金属導波管4はCu,Al,F
e,Ag,Au,Pt,SUS,真鍮等の導体材料、あ
るいはセラミックス,樹脂等から成る絶縁材料の表面に
これらの導体層を形成したものでもよい。これらの導体
材料は、高い電気伝導度および加工性等の点で好適であ
る。
【0033】本発明の金属箔100bはCu,Al,F
e,Ag,Au,Pt,SUS,真鍮等の導体材料、あ
るいはセラミックス,樹脂等から成る絶縁材料の表面に
これらの導体層を形成したものでもよい。金属箔100
bの厚さは1〜600μmがよく、1μm未満では、電流
の流れる断面積が小さくなり、電気抵抗が大きくなるた
め伝送損失が増大する。600μmを超えると、金属箔
100bの剛性が高くなり金属箔100bによって誘電
体線路3の高さバラツキを吸収するのが困難になり、金
属箔100bと誘電体線路3との間に隙間が発生して高
周波信号の伝送損失が発生し易くなる。
【0034】接着層100aは、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂等から成り、その厚さは50〜100μmがよ
い。50μm未満では接着強度が低下し易くなり、10
0μmを超えると、金属導波管4と開口5との電磁的接
続が不連続になってしまい伝送損失が増加し易くなる。
【0035】本発明の誘電体線路3の材料は、テフロン
(登録商標),ポリスチレン等の樹脂、またはコーディ
エライト(2MgO・2Al23・5SiO2)セラミ
ックス,アルミナ(Al23)セラミックス,ガラスセ
ラミックス等のセラミックスが好ましく、これらは高周
波帯域において低損失である。
【0036】本発明でいう高周波帯域は、数10〜数1
00GHz帯域のマイクロ波帯域およびミリ波帯域に相
当し、例えば30GHz以上、特に50GHz以上、さ
らには70GHz以上の高周波帯域が好適である。
【0037】本発明の平行平板導体1は、高い電気伝導
度および加工性等の点で、Cu,Al,Fe,Ag,A
u,Pt,SUS,真鍮等の導体板、またはセラミック
ス,樹脂等から成る絶縁板の表面にこれらの導体層を形
成したものでもよい。
【0038】本発明のNRDガイドは、高周波発生素子
としてガンダイオード等の高周波ダイオードを組み込む
ことによって、無線LAN,自動車のミリ波レーダー等
に使用されるものであり、例えば自動車の周囲の障害物
および他の自動車に対しミリ波を照射し、反射波を元の
ミリ波と合成して中間周波信号を得、この中間周波信号
を分析することにより障害物および他の自動車までの距
離、それらの移動速度等が測定できる。
【0039】本発明のミリ波送受信器について以下に説
明する。図8〜図11は本発明のミリ波送受信器を示
し、図8は送信アンテナと受信アンテナが一体化された
ものの平面図、図9は送信アンテナと受信アンテナが独
立したものの平面図、図10はミリ波信号発振部の斜視
図、図11はミリ波信号発振部用の可変容量ダイオード
(バラクタダイオード)を設けた配線基板の斜視図であ
る。
【0040】図8において、51は本発明の一方の平行
平板導体(他方は省略する)、52は第1の誘電体線路
53の一端に設けられた電圧制御型のミリ波信号発振部
である。ミリ波信号発振部は、ガンダイオード等の高周
波ダイオードと可変容量ダイオードを具備し、バイアス
電圧印加方向がミリ波信号の電界方向に合致するよう
に、第1の誘電体線路53の高周波ダイオード(高周波
発生素子)近傍に可変容量ダイオードが配置されてお
り、その可変容量ダイオードの入出力電極間に印加する
バイアス電圧を制御して、高周波ダイオードからのミリ
波信号を三角波,正弦波等で周波数変調した送信用のミ
リ波信号として出力する。
【0041】53は、高周波ダイオードから出力された
高周波信号が変調されたミリ波信号を伝搬させる第1の
誘電体線路、54は、第1,第3,第4の誘電体線路に
それぞれ接続される第1,第2,第3の接続部54a,
54b,54cを有するフェライト円板等から成るサー
キュレータ、55は、サーキュレータ54の第2の接続
部54bに接続され、ミリ波信号を伝搬させるとともに
先端部に送受信アンテナ56を有する第3の誘電体線
路、56は、第3の誘電体線路55に金属導波管を介し
て接続される送受信アンテナである。このサーキュレー
タ54は、平行平板導体51に平行に配設されたフェラ
イト円板の周縁部に所定間隔で配置されかつそれぞれミ
リ波信号の入出力端とされた第1の接続部54a,第2
の接続部54bおよび第3の接続部54cを有し、一つ
の接続部から入力されたミリ波信号をフェライト円板の
面内で時計回りまたは反時計回りに隣接する他の接続部
より出力させるものである。
【0042】また57は、送受信アンテナ56で受信さ
れ第3の誘電体線路55を伝搬してサーキュレータ54
の第3の接続部54cより出力した受信波をミキサー5
9側へ伝搬させる第4の誘電体線路、58は、第1の誘
電体線路53に一端側が電磁結合するように近接配置さ
れるかまたは第1の誘電体線路53に一端が接合され
て、ミリ波信号の一部をミキサー59側へ伝搬させる第
2の誘電体線路、58aは、第2の誘電体線路58のミ
キサー59と反対側の一端部に設けられた無反射終端部
(ターミネータ)である。また、図中M1は、第2の誘
電体線路58の中途と第4の誘電体線路57の中途とを
近接させて電磁結合させるかまたは接合させて成り、ミ
リ波信号の一部と受信波を混合させて中間周波信号を発
生させるミキサー部である。
【0043】本発明では、第1の誘電体線路53と第2
の誘電体線路58とを接合する場合、誘電体線路53,
58のうちいずれか一方の接合部を円弧状となし、その
円弧状部の曲率半径rを高周波信号の波長λ以上とする
のがよい。これにより、高周波信号を低損失に、かつ出
力電力を均等に分岐させることができる。また、第2の
誘電体線路58と第4の誘電体線路57とを接合する場
合、上記と同様に誘電体線路58,57のうちいずれか
一方の接合部を円弧状となし、その円弧状部の曲率半径
rを高周波信号の波長λ以上とするのがよい。
【0044】そして、上記の各種部品はミリ波信号の波
長の2分の1以下の間隔で配置した平行平板導体間に設
けられており、第3の誘電体線路55の開放状態とされ
た終端部から生じる定在波の電界が最大になる箇所に対
応して、少なくとも一方の平行平板導体に開口が形成さ
れ、その開口から金属導波管を介して送受信アンテナ5
6が設けられている。この金属導波管、送受信アンテナ
の構成、金属導波管と第3の誘電体線路55との接続構
造、および各誘電体線路の詳細な構成、材料、電磁遮蔽
部材等については、上述した本発明のものと同様であ
る。
【0045】図8のものにおいて、第1の誘電体線路5
3の中途に、図11に示した構成の変調器としてのスイ
ッチを設け、ミリ波信号をパルス変調等することもでき
る。例えば、図11のように、配線基板38の一主面に
チョーク型バイアス供給線路40を形成し、その中途に
実装されたPINダイオードやショットキーバリアダイ
オードを設けたスイッチである。この配線基板38を、
第1の誘電体線路53の第2の誘電体線路58との信号
分岐部とサーキュレータ54との間に、PINダイオー
ドやショットキーバリアダイオードなどの振幅変調用ダ
イオードの入出力電極に印加されるバイアス電圧印加方
向が高周波信号の電界方向に合致するようにして、図1
0に示すように第1の誘電体線路53に介在させるもの
である。
【0046】また、第1の誘電体線路53にもう一つの
サーキュレータを介在させ、その第1,第3の接続部に
第1の誘電体線路53を接続し、第2の接続部に他の誘
電体線路を接続し、その誘電体線路の先端部の端面に、
図11のようなショットキーバリアダイオードを設けた
スイッチを設置してもよい。
【0047】本発明のミリ波送受信器の実施の形態の他
の例として送信アンテナと受信アンテナを独立させた図
9のタイプがある。同図において、61は一方の平行平
板導体(他方は省略する)、62は第1の誘電体線路6
3の一端に設けられた電圧制御型のミリ波信号発振部で
ある。このミリ波信号発振部は、ガンダイオード等の高
周波ダイオードと可変容量ダイオードを具備しており、
バイアス電圧印加方向がミリ波信号の電界方向に合致す
るように、第1の誘電体線路63の高周波ダイオード近
傍に可変容量ダイオードが配置されており、その可変容
量ダイオードの入出力電極間に印加するバイアス電圧を
制御して、高周波ダイオードからのミリ波信号を三角
波,正弦波等で周波数変調した送信用のミリ波信号とし
て出力する。
【0048】63は、高周波ダイオードから出力された
高周波信号が変調されたミリ波信号を伝搬させる第1の
誘電体線路、64は、第1,第3,第5の誘電体線路6
3,65,67にそれぞれ接続される第1,第2,第3
の接続部64a,64b,64cを有するフェライト円
板等から成るサーキュレータ、65は、サーキュレータ
64の第2の接続部64bに接続され、ミリ波信号を伝
搬させるとともに先端部に送信アンテナ66を有する第
3の誘電体線路、66は、第3の誘電体線路65に金属
導波管を介して接続される送信アンテナ、67は、サー
キュレータ64の第3の接続部64cに接続され、送信
用のミリ波信号を減衰させる無反射終端部67aが先端
に設けられた第5の誘電体線路である。
【0049】また68は、第1の誘電体線路63に一端
側が電磁結合するように近接配置されるかまたは第1の
誘電体線路63に一端が接合されて、ミリ波信号の一部
をミキサー71側へ伝搬させる第2の誘電体線路、68
aは、第2の誘電体線路68のミキサー71と反対側の
一端部に設けられた無反射終端部、69は、受信アンテ
ナ70で受信された受信波をミキサー71側へ伝搬させ
る第4の誘電体線路である。また、図中M2は、第2の
誘電体線路68の中途と第4の誘電体線路69の中途と
を近接させて電磁結合させるかまたは接合させることに
より、ミリ波信号の一部と受信波とを混合させて中間周
波信号を発生させるミキサー部である。
【0050】本発明では、第1の誘電体線路63と第2
の誘電体線路68とを接合する場合、誘電体線路63,
68のうちいずれか一方の接合部を円弧状となし、その
円弧状部の曲率半径rを高周波信号の波長λ以上とする
のがよい。これにより、高周波信号を低損失で、かつ出
力電力を均等に分岐させることができる。また、第2の
誘電体線路68と第4の誘電体線路69とを接合する場
合、上記と同様に誘電体線路68,69のうちいずれか
一方の接合部を円弧状となし、その円弧状部の曲率半径
rを高周波信号の波長λ以上とするのがよい。
【0051】そして、これらの各種部品は、ミリ波信号
の波長の2分の1以下の間隔で配置した平行平板導体間
に設けられており、第3の誘電体線路65と第4の誘電
体線路69のそれぞれについて、それぞれの開放状態の
終端部からの反射波によって生じるLSM01モードの定
在波の電界が最大になる箇所に対応して少なくとも一方
の平行平板導体に開口が形成され、その開口に、一端に
送信アンテナ66または受信アンテナ70が設けられた
金属導波管の他端の開放終端部が接続されている。この
金属導波管,送受信アンテナの構成、金属導波管と第3
の誘電体線路65,第4の誘電体線路69との接続構
造、および各誘電体線路の詳細な構成、材料、電磁遮蔽
部材等については、上述した本発明のものと同様であ
る。
【0052】図9において、サーキュレータ64をなく
し、第1の誘電体線路63の先端部に送信アンテナ66
を接続した構成とすることもできる。この場合、小型化
されたものとなるが、受信波の一部がミリ波信号発振部
62に混入しノイズ等の原因となり易いため、図9のタ
イプが好ましい。
【0053】また図9において、第1の誘電体線路63
の中途に、図11に示した構成のスイッチを設け、それ
を振幅変調信号で制御することでミリ波信号を振幅変調
することもできる。例えば、図11のように、配線基板
38の一主面にチョーク型バイアス供給線路40を形成
し、その中途に実装されたビームリードタイプのPIN
ダイオードやショットキーバリアダイオードを設けたス
イッチである。この配線基板38を、第1の誘電体線路
63の第2の誘電体線路68との信号分岐部と、サーキ
ュレータ64との間に、PINダイオードやショットキ
ーバリアダイオードなどの振幅変調用ダイオードの入出
力電極に印加されるバイアス電圧印加方向が高周波信号
の電界方向に合致するようにして、図10に示すように
第1の誘電体線路53に介在させるものである。
【0054】また、第1の誘電体線路63にもう一つの
サーキュレータを介在させ、その第1,第3の接続部に
第1の誘電体線路63を接続し、第2の接続部に他の誘
電体線路を接続し、その誘電体線路の先端部の端面に、
図11のようなショットキーバリアダイオードを設けた
スイッチを設置してもよい。
【0055】図9のタイプにおいて、第2の誘電体線路
68が、第3の誘電体線路65に一端側が電磁結合する
ように近接配置されるかまたは第3の誘電体線路65に
一端が接合されて、ミリ波信号の一部をミキサー71側
へ伝搬させるように配置されていてもよい。
【0056】図8,図9のミリ波送受信器で、平行平板
導体間の間隔は、ミリ波信号の空気中での波長であっ
て、使用周波数での波長の2分の1以下となる。また、
送受信アンテナ56,送信アンテナ66,受信アンテナ
70を接続するための開口が形成された平行平板導体5
1,61の内面には金属箔が接着されている。
【0057】図8,図9のミリ波送受信器用のミリ波信
号発振部52,62を図10,図11に示す。これらの
図において、32は、ガンダイオード33を設置するた
めの金属ブロック等の金属部材、33は、ミリ波を発振
する高周波ダイオードの1種であるガンダイオード、3
4は、金属部材32の一側面に設置され、ガンダイオー
ド33にバイアス電圧を供給するとともに高周波信号の
漏れを防ぐローパスフィルタとして機能するチョーク型
バイアス供給線路34aを形成した配線基板、35は、
チョーク型バイアス供給線路34aとガンダイオード3
3の上部導体とを接続する金属箔リボン等の帯状導体、
36は、誘電体基体に共振用の金属ストリップ線路36
aを設けた金属ストリップ共振器、37は、金属ストリ
ップ共振器36により共振した高周波信号をミリ波信号
発振部外へ導く誘電体線路である。
【0058】さらに、誘電体線路37の中途には、周波
数変調用ダイオードであって可変容量ダイオードの1種
であるバラクタダイオード30を装荷した配線基板38
を設置している。このバラクタダイオード30の入出力
電極は、誘電体線路37での高周波信号の伝搬方向に垂
直かつ平行平板導体の主面に平行な方向(電界方向)に
並んでいる。また、バラクタダイオード30の入出力電
極に印可されるバイアス電圧の印加方向は、誘電体線路
37中を伝搬するLSM01モードの高周波信号の電界方
向と合致しており、これにより高周波信号とバラクタダ
イオード30とを電磁結合させ、バイアス電圧を制御す
ることによりバラクタダイオード30の静電容量を変化
させることで、高周波信号の周波数を制御できる。ま
た、39は、バラクタダイオード30と誘電体線路37
とのインピーダンス整合をとるための高比誘電率の誘電
体板である。
【0059】また図11に示すように、配線基板38の
一主面にはチョーク型バイアス供給線路40が形成さ
れ、チョーク型バイアス供給線路40の中途にビームリ
ードタイプのバラクタダイオード30が配置される。チ
ョーク型バイアス供給線路40のバラクタダイオード3
0との接続部には、接続用の電極31が形成されてい
る。
【0060】そして、ガンダイオード33から発振され
た高周波信号は、金属ストリップ共振器36を通して誘
電体線路37に導出される。次に、高周波信号の一部は
バラクタダイオード30部で反射されてガンダイオード
33側へ戻る。この反射信号がバラクタダイオード30
の静電容量の変化に伴って変化し、発振周波数が変化す
る。
【0061】図8,図9のミリ波送受信器はFMCW
(Frequency Modulation ContinuousWaves)方式であ
り、その動作原理は以下のようなものである。ミリ波信
号発振部の変調信号入力用のMODIN端子に電圧振幅
の時間変化が三角波等となる入力信号を入力し、その出
力信号を周波数変調し、ミリ波信号発振部の出力周波数
偏移を三角波等になるように偏移させる。そして、送受
信アンテナ56,送信アンテナ66より出力信号(送信
波)を放射した場合、送受信アンテナ56,送信アンテ
ナ66の前方にターゲットが存在すると、電波の伝搬速
度の往復分の時間差をともなって、反射波(受信波)が
戻ってくる。この時、ミキサー59,71の出力側のI
FOUT端子には、送信波と受信波の周波数差が出力さ
れる。このIFOUT端子の出力周波数等の周波数成分
を解析することで、Fif=4R・fm・Δf/c{Fi
f:IF(Intermediate Frequency)出力周波数,R:
距離,fm:変調周波数,Δf:周波数偏移幅,c:光
速}という関係式から距離を求めることができる。
【0062】本発明のミリ波信号発振部において、チョ
ーク型バイアス供給線路34aおよび帯状導体35の材
料は、Cu,Al,Au,Ag,W,Ti,Ni,C
r,Pd,Pt等から成り、特にCu,Agが、電気伝
導度が良好であり、損失が小さく、発振出力が大きくな
るといった点で好ましい。また、帯状導体35は金属部
材32の表面から所定間隔をあけて金属部材32と電磁
結合しており、チョーク型バイアス供給線路34aとガ
ンダイオード33間に架け渡されている。即ち、帯状導
体35の一端はチョーク型バイアス供給線路34aの一
端に半田付け等により接続され、帯状導体35の他端は
ガンダイオード33の上部導体に半田付け等により接続
されており、帯状導体35の中央部は宙に浮いた状態と
なっている。
【0063】そして、金属部材32は、ガンダイオード
33の電気的な接地を兼ねているため金属導体(合金を
含む)であれば良く、例えば真鍮,Al,Cu,SU
S,Ag,Au,Pt等から成る。また金属部材32
は、全体が金属から成る金属ブロック、セラミックスや
プラスチック等の絶縁基体の表面全体または部分的に金
属メッキしたもの、絶縁基体の表面全体または部分的に
導電性樹脂材料等をコートしたものであっても良い。
【0064】かくして、本発明の図8のミリ波送受信器
は、ミリ波信号の伝送特性に優れ、ミリ波レーダーの探
知距離を増大し得るものとなる。また図9のものは、送
信用のミリ波信号がサーキュレータを介してミキサーへ
混入することがなく、その結果受信信号のノイズが低減
し、ミリ波レーダーの探知距離がさらに増大したものと
なる。
【0065】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。
【0066】(実施例)図1,図6に示すNRDガイド
と金属導波管との接続構造を以下のように構成した。ま
ず、図1のNRDガイドを以下のように構成した。一対
の平行平板導体1,2として、縦50mm、横50m
m、厚さ6mmの2枚のAl板を1.8mmの間隔で平
行に配置し、断面形状が幅aが0.8mm、高さbが
1.8mmで長さが60mm、比誘電率4.8のコーデ
ィエライトセラミックスから成る誘電体線路3を平行平
板導体1,2板間に設置することで、NRDガイドの本
体部分を作製した。そして、誘電体線路3の終端部3a
側の上面に、図1に示す接続構造を設けた。即ち、誘電
体線路3の終端部3aの端面から2.52mmの位置に
中心を持つ、幅Wが1.55mm、長さLが3.10m
mの矩形の開口5を平行平板導体1に開けた。
【0067】開口5が形成された平行平板導体1の内面
に、厚さ80μmのAlから成る金属箔100bを、厚
さ50μmで比誘電率3程度のアクリル樹脂から成る接
着層100aを介して接着した。
【0068】また、図1に示すように、Alから成る板
状の電磁遮蔽部材B1,B2を、終端部3a側の誘電体
線路3の両側面に沿うように立設した。このとき、電磁
遮蔽部材B1,B2の高さbは1.8mm、電磁遮蔽部
材B1,B2の長さcは5.8mm、電磁遮蔽部材B
1,B2と誘電体線路3の側面との間隔d1,d2はそ
れぞれ1.55mmであった。
【0069】そして、開口5に対して、開口5と略同じ
断面形状を有する金属導波管4を接続した。この接続構
造について、LSMモードからの伝送損失s21、即ち
誘電体線路3から金属導波管4へ伝搬する際の伝送損失
(接続損失)を、有限要素法によりシミュレーションし
て算出した。この計算結果を図3のグラフ(実線)に示
す。図3より、厚さ130μmの金属箔100bおよび
接着層100aを設けた場合、誘電体線路3側の伝送特
性は76〜77GHzで約−0.35dB、76.5G
Hzで−0.30dBの良好な特性が得られた。
【0070】(比較例)開口5が形成された平行平板導
体1の内面と誘電体線路3との間に130μmの空隙を
設けた場合のシミュレーションを行った。結果を図3
(破線)に示す。その結果、誘電体線路3側の反射特性
は76〜77GHzで約−0.48dB、76.5GH
zで−0.47dBの特性であった。
【0071】図3の結果から明らかなように、開口5が
形成された平行平板導体1の内面と誘電体線路3との間
に130μmの空隙を設けた場合、伝送損失が劣化し
た。これに対し、本実施例のものの場合良好な伝送特性
を示し、低損失な接続が可能なことが判った。
【0072】なお、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変更を行うことは何等差し支えない。
【0073】
【発明の効果】本発明は、高周波信号の波長の2分の1
以下の間隔で配置された平行平板導体間に高周波信号を
伝搬させる誘電体線路が設置されて成るNRDガイドに
対して、少なくとも一方の平行平板導体に誘電体線路中
を伝搬するLSMモードの定在波の電界が最大になる箇
所に対応して開口が形成されるとともにその開口に金属
導波管の開放終端部が接続されているNRDガイドと金
属導波管との接続構造において、開口が形成された平行
平板導体の内面に金属箔が接着されていることにより、
NRDガイドと金属導波管とを、高周波信号の反射およ
び伝送損失を小さくして接続できる。即ち、平行平板導
体および誘電体線路の平坦度の悪さにより、平行平板導
体と誘電体線路との間に空隙ができた場合、高周波信号
の反射および伝送損失が著しく大きくなるが、本発明で
は、金属箔を設けることにより平行平板導体と誘電体線
路との間の空隙を殆どなくして、高周波信号の反射およ
び伝送損失をきわめて小さくすることができる。
【0074】本発明は、好ましくは金属箔を接着する接
着層は厚みが100μm以下であることにより、高周波
信号の伝送損失の劣化をより抑えることができる。
【0075】また本発明は、好ましくは誘電体線路は金
属箔に押圧されて接しており、金属箔の誘電体線路に接
している部位がその残部の表面から80μm以下の深さ
で凹んでいることにより、高周波信号の伝送損失の劣化
をさらに抑えることができる。
【0076】本発明の送受信アンテナを具備したNRD
ガイド型のミリ波送受信器は、少なくとも一方の平行平
板導体に第3の誘電体線路中を伝搬するLSMモードの
定在波の電界が最大になる箇所に対応して開口が形成さ
れているとともに、一方の開放終端部が開口に接続され
他方に送受信アンテナが設けられた金属導波管が設けら
れており、開口が形成された平行平板導体の内面に金属
箔が接着されていることにより、ミリ波信号の伝送特性
に優れ、ミリ波レーダー等に適用した場合にその探知距
離が増大するものとなる。
【0077】また、本発明の送信アンテナと受信アンテ
ナが独立したNRDガイド型のミリ波送受信器は、少な
くとも一方の平行平板導体に第3の誘電体線路中および
第4の誘電体線路中を伝搬するLSMモードの定在波の
電界が最大になる箇所に対応して開口がそれぞれ形成さ
れているとともに、一方の開放終端部が各開口に接続さ
れ他方に送信アンテナまたは受信アンテナが設けられた
金属導波管がそれぞれ設けられており、開口が形成され
た平行平板導体の内面に金属箔が接着されていることに
より、送信用のミリ波信号がサーキュレータを介してミ
キサーへ混入することがなく、その結果受信信号のノイ
ズが低減してミリ波信号の伝送特性に優れ、ミリ波レー
ダー等に適用した場合のその探知距離がさらに増大した
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のNRDガイドと金属導波管と
の接続構造について実施の形態の例を示す部分透過斜視
図、(b)は(a)において誘電体線路と金属導波管と
の接続部の断面斜視図である。
【図2】NRDガイド内の誘電体線路の電界分布を説明
するための平面図である。
【図3】図1の接続構造の高周波信号の伝送特性を示す
グラフである。
【図4】従来例を示し、NRDガイドの誘電体線路にマ
イクロストリップ線路を接続したものの斜視図である。
【図5】本発明の接続構造について実施の形態の他の例
を示し、平行平板導体の主面に平行な方向で誘電体線路
に金属導波管を接続したものの斜視図である。
【図6】本発明の接続構造について実施の形態の他の例
を示し、平行平板導体の主面に垂直な方向において他方
の開放終端部にホーンアンテナを設けた金属導波管を誘
電体線路に接続したものの斜視図である。
【図7】本発明の接続構造について実施の形態の他の例
を示し、平行平板導体の主面に垂直な方向において他方
の開放終端部に平面アンテナを設けた金属導波管を誘電
体線路に接続したものの斜視図である。
【図8】本発明のNRDガイド型のミリ波送受信器につ
いて実施の形態の例を示す平面図である。
【図9】本発明のNRDガイド型のミリ波送受信器につ
いて実施の形態の他の例を示す平面図である。
【図10】本発明のミリ波送受信器用のミリ波信号発振
部の斜視図である。
【図11】図10のミリ波信号発振部用の可変容量ダイ
オードを設けた配線基板の斜視図である。
【符号の説明】
1,2:平行平板導体 3:誘電体線路 3a:誘電体線路の終端部 4:金属導波管 5:開口 100a:接着層 100b:金属箔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/38 H04B 1/38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号の波長の2分の1以下の間隔
    で配置された平行平板導体間に前記高周波信号を伝搬さ
    せる誘電体線路が設置されて成る非放射性誘電体線路に
    対して、少なくとも一方の前記平行平板導体に前記誘電
    体線路中を伝搬するLSMモードの定在波の電界が最大
    になる箇所に対応して開口が形成されるとともに該開口
    に金属導波管の開放終端部が接続されている非放射性誘
    電体線路と金属導波管との接続構造において、前記開口
    が形成された平行平板導体の内面に金属箔が接着されて
    いることを特徴とする非放射性誘電体線路と金属導波管
    との接続構造。
  2. 【請求項2】 前記金属箔を接着する接着層は厚みが1
    00μm以下であることを特徴する請求項1記載の非放
    射性誘電体線路と金属導波管との接続構造。
  3. 【請求項3】 前記誘電体線路は前記金属箔に押圧され
    て接しており、前記金属箔の前記誘電体線路に接してい
    る部位がその残部の表面から80μm以下の深さで凹ん
    でいることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    非放射性誘電体線路と金属導波管との接続構造。
  4. 【請求項4】 ミリ波信号の波長の2分の1以下の間隔
    で配置された平行平板導体間に、 高周波発生素子が一端部に付設され、前記高周波発生素
    子から出力されたミリ波信号を伝搬させる第1の誘電体
    線路と、 バイアス電圧印加方向が前記ミリ波信号の電界方向に合
    致するように配置され、前記バイアス電圧を周期的に制
    御することによって前記ミリ波信号を周波数変調した送
    信用のミリ波信号として出力する可変容量ダイオード
    と、 前記第1の誘電体線路に一端側が電磁結合するように近
    接配置されるかまたは一端が接合されて、前記ミリ波信
    号の一部をミキサー側へ伝搬させる第2の誘電体線路
    と、 前記平行平板導体に平行に配設されたフェライト板の周
    縁部に所定間隔で配置されかつそれぞれ前記ミリ波信号
    の入出力端とされた第1の接続部,第2の接続部および第
    3の接続部を有し、一つの前記接続部から入力された前
    記ミリ波信号をフェライト板の面内で時計回りまたは反
    時計回りに隣接する他の接続部より出力させるサーキュ
    レータであって、前記第1の誘電体線路の前記ミリ波信
    号の出力端に前記第1の接続部が接続されるサーキュレ
    ータと、 該サーキュレータの前記第2の接続部に接合され、先端
    部に送受信アンテナを有する第3の誘電体線路と、 前記送受信アンテナで受信され前記第3の誘電体線路を
    伝搬して前記サーキュレータの第3の接続部より出力し
    た受信波をミキサー側へ伝搬させる第4の誘電体線路
    と、 前記第2の誘電体線路の中途と前記第4の誘電体線路の
    中途とを近接させて電磁結合させるかまたは接合させて
    成り、前記ミリ波信号の一部と受信波とを混合させて中
    間周波信号を発生させるミキサーと、を設けたミリ波送
    受信器において、 少なくとも一方の前記平行平板導体に前記第3の誘電体
    線路中を伝搬するLSMモードの定在波の電界が最大に
    なる箇所に対応して開口が形成されているとともに、一
    方の開放終端部が前記開口に接続され他方に送受信アン
    テナが設けられた金属導波管が設けられており、前記開
    口が形成された平行平板導体の内面に金属箔が接着され
    ていることを特徴とするミリ波送受信器。
  5. 【請求項5】 ミリ波信号の波長の2分の1以下の間隔
    で配置された平行平板導体間に、 高周波発生素子が一端部に付設され、前記高周波発生素
    子から出力されたミリ波信号を伝搬させる第1の誘電体
    線路と、 バイアス電圧印加方向が前記ミリ波信号の電界方向に合
    致するように配置され、前記バイアス電圧を周期的に制
    御することによって前記ミリ波信号を周波数変調した送
    信用のミリ波信号として出力する可変容量ダイオード
    と、 前記第1の誘電体線路に一端側が電磁結合するように近
    接配置されるかまたは一端が接合されて、前記ミリ波信
    号の一部をミキサー側へ伝搬させる第2の誘電体線路
    と、 前記平行平板導体に平行に配設されたフェライト板の周
    縁部に所定間隔で配置されかつそれぞれ前記ミリ波信号
    の入出力端とされた第1の接続部,第2の接続部および
    第3の接続部を有し、一つの前記接続部から入力された
    前記ミリ波信号をフェライト板の面内で時計回りまたは
    反時計回りに隣接する他の接続部より出力させるサーキ
    ュレータであって、前記第1の誘電体線路の前記ミリ波
    信号の出力端に前記第1の接続部が接続されるサーキュ
    レータと、 該サーキュレータの前記第2の接続部に接続され、先端
    部に送信アンテナを有する第3の誘電体線路と、 先端部に受信アンテナ、他端部にミキサーが各々設けら
    れた第4の誘電体線路と、 前記サーキュレータの前記第3の接続部に接続され、前
    記送信アンテナで受信混入した受信波を伝搬させるとと
    もに先端部に設けられた無反射終端部で前記受信波を減
    衰させる第5の誘電体線路と、 前記第2の誘電体線路の中途と前記第4の誘電体線路の
    中途とを近接させて電磁結合させるかまたは接合させて
    成り、前記ミリ波信号の一部と受信波とを混合させて中
    間周波信号を発生させるミキサー部と、を設けたミリ波
    送受信器において、 少なくとも一方の前記平行平板導体に前記第3の誘電体
    線路中および前記第4の誘電体線路中を伝搬するLSM
    モードの定在波の電界が最大になる箇所に対応して開口
    がそれぞれ形成されているとともに、一方の開放終端部
    が前記各開口に接続され他方に送信アンテナまたは受信
    アンテナが設けられた金属導波管がそれぞれ設けられて
    おり、前記開口が形成された平行平板導体の内面に金属
    箔が接着されていることを特徴とするミリ波送受信器。
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