JP2003194385A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003194385A
JP2003194385A JP2001398902A JP2001398902A JP2003194385A JP 2003194385 A JP2003194385 A JP 2003194385A JP 2001398902 A JP2001398902 A JP 2001398902A JP 2001398902 A JP2001398902 A JP 2001398902A JP 2003194385 A JP2003194385 A JP 2003194385A
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air
temperature
infrared sensor
air conditioner
flap
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JP2001398902A
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English (en)
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Katsuya Kasai
勝哉 葛西
Sumio Shioji
純夫 塩地
Tomohiro Yabu
知宏 薮
Kazuhisa Shigemori
和久 重森
Ryuji Akiyama
竜司 秋山
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知手段と気流変更手段と制御手段とを備え
た空気調和機において、該各手段をより具体的且つ現実
的な形で提案してその実用化の促進を図る。 【解決手段】 検知手段51と気流変更手段52と制御
手段52とを備えてなる空気調和機において、検知手段
51を赤外線センサ15で構成し且つこれを室内パネル
2の室内露出部位に配置する。これによって、赤外線セ
ンサ15の視野が十分に確保され躯体温度の検知が高い
精度で行われ、検知情報に基づく気流変更手段52に対
する制御精度が向上し、空調の快適性及び省エネ性が促
進される。また、赤外線センサ15のメンテナンス作業
時においては、その検査あるいは着脱作業が簡単に行
え、高いメンテナンス性が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、下面中央部に吸
込口を、該吸込口の周囲にこれを囲繞するようにして長
矩形形態をもつ複数の吹出口を、それぞれ設け、天井側
に埋込状態あるいは吊下げ状態で設置される空気調和機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば店舗とか飲食店とか事
務所等の比較的広い空調空間をもつ建屋において該空調
空間の空調を行う場合、該空調空間の天井側に天井埋込
型あるいは天井吊下型の室内機を配置するのが一般的で
ある。
【0003】ところで、このような広い空調空間を天井
埋込型あるいは天井吊下型の室内機によって空調を行う
場合、従来は空調空間内の熱負荷分布とか人分布等の空
調要求度を考慮することなく、室内機の各吹出口からそ
れぞれ均等に気流を吹き出すようにしていたことから、
例えば空調空間内の温度ムラが生じ、ドラフト感を伴う
快適性に劣る領域が存在するとか、人の居ない領域を人
の居る領域と同じように空調するとか、空調空間の熱負
荷分布は例えば季節、時間帯、在室人数等の条件によっ
て経時的に変化するにも拘わらず常時所定条件の下で運
転が行われる場合等の不必要且つ無駄な空調の実行によ
って省エネ性が損なわれる、等の問題があった。
【0004】このような従来の問題点を改善するものと
して、例えば空調空間の熱負荷分布とか人分布等を検出
し、この検出情報に基づいて室内機の吹出口からの吹出
気流の特性、例えば吹出風量、吹出温度、吹出速度ある
いは吹出方向等を適宜制御し、常時快適で且つ省エネ性
に優れた空調を行う技術(例えば、特開平5−2032
44号公報、特開平5−306829号公報参照)と
か、熱負荷分布等の検知手段として赤外線センサを用い
る技術(例えば、特公平5−20659号公報参照)等
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上掲公知例
の如き従来の提案技術は、机上では所要の機能を成し当
初予定の作用効果を奏し得るものと考えられるものの、
その技術内容が具体的あるいは現実的ではなく、従って
未だ実用するに至っていないというのが実情であり、か
かる技術の早期の確立とその具体化が強く要請されてい
るところである。
【0006】そこで本願発明は、快適性と省エネ性の両
立を図るべく熱負荷等の検知手段と吹出気流の特性を変
更する気流変更手段とその制御手段とを備えた空気調和
機において、これら各手段をより具体的且つ現実的な形
で提案してその実用化の促進を図ることを目的としてな
されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明では、天井50の下面側
に露出配置される室内パネル2に吸込口3と該吸込口3
の外側を矩形状に囲繞するように長矩形形態をもつ複数
の吹出口4,4,・・とを設けるとともに、室内の躯体
温度を検知する検知手段51と、上記各吹出口4,4,
・・からの吹出気流の特性を変更する気流変更手段52
と、上記検知手段51により検知される検知情報と空気
調和機の運転に関する運転情報とに基づいて吹出気流の
特性を最適化すべく上記気流変更手段52の作動を制御
する制御手段53とを備えてなる空気調和機において、
上記検知手段51を赤外線センサ15で構成するととも
に、該赤外線センサ15を上記室内パネル2の室内露出
部位に配置したことを特徴としている。
【0009】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機において、上記室内パネル2の室内露
出部位が上記吹出口4,4,・・の開口間部位であるこ
とを特徴としている。
【0010】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機において、上記室内パネル2の室内露
出部位が上記吹出口4,4の周縁部であることを特徴と
している。
【0011】本願の第4の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる空気調和機において、上記赤外線
センサ15は走査機構20を備え所定の検知対象範囲内
を走査して検知する構成であることを特徴としている。
【0012】本願の第5の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる空気調和機において、上記赤外線
センサ15は上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに対
応して複数個設けられるとともに、その検知対象範囲が
固定的に設定されていることを特徴としている。
【0013】本願の第6の発明では、上記第1,第2,
第3,第4又は第5の発明にかかる空気調和機におい
て、上記吸込口3側に上記各吹出口4,4,・・のそれ
ぞれに対応するようにして温度センサ又は温湿度センサ
16,16,・・を配置したことを特徴としている。
【0014】本願の第7の発明では、上記第6の発明に
かかる空気調和機において、上記赤外線センサ15が上
記走査機構20を備えるものにあっては、上記各温度セ
ンサ又は温湿度センサ16,16,・・の検出方向のう
ち、所定比率以上の方向において熱負荷が大きいと判断
されるとき上記走査機構20の作動を停止させることを
特徴としている。
【0015】本願の第8の発明では、上記第6の発明に
かかる空気調和機において、上記各温度センサ又は温湿
度センサ16,16,・・の検出情報から該各温度セン
サ又は温湿度センサ16,16,・・の検出方向におけ
る平均輻射温度を予想し、該平均輻射温度に基づいて上
記検知手段51により検出される躯体温度を補正するこ
とを特徴としている。
【0016】本願の第9の発明では、上記第6の発明に
かかる空気調和機において、上記赤外線センサ15は室
内における人体位置を検出し、上記温度センサ又は温湿
度センサ16は室内からの吸込空気温度を検出するよう
に構成したことを特徴としている。
【0017】本願の第10の発明では、上記第1,第
2,第3,第4,第5,第6,第7,第8又は第9の発
明にかかる空気調和機において、上記気流変更手段52
が、上記各吹出口4,4,・・相互間における吹出風量
の分配比率を変更する風量分配機構10と、上記吹出口
4からの吹出気流の横方向における吹出方向を変更する
第1フラップ12と縦方向における吹出方向を変更する
第2フラップ13とを備えるとともに、上記風量分配機
構10と第1フラップ12と第2フラップ13とを上記
各吹出口4,4,・・相互間においてそれぞれ独立して
個別に作動可能に構成したことを特徴としている。
【0018】本願の第11の発明では、上記第1,第
2,第3,第4,第5,第6,第7,第8又は第9の発
明にかかる空気調和機において、上記気流変更手段52
が、上記各吹出口4,4,・・相互間における吹出風量
の分配比率を変更する風量分配機構10と、上記吹出口
4からの吹出気流の横方向における吹出方向を変更する
第1フラップ12と縦方向における吹出方向を変更する
第2フラップ13とを備えるとともに、上記風量分配機
構10と第1フラップ12とを上記各吹出口4,4,・
・相互間においてそれぞれ独立して個別に作動可能に構
成する一方、上記第2フラップ13を上記各吹出口4,
4,・・相互間において連動して作動するように構成し
たことを特徴としている。
【0019】本願の第12の発明では、上記第1,第
2,第3,第4,第5,第6,第7,第8,第9,第1
0又は第11の発明にかかる空気調和機において、上記
吹出口4に連続する吹出流路14の上流部位に上記風量
分配機構10と上記第1フラップ12とをそれぞれ配置
するとともに、上記吹出流路14の長辺方向の両端部に
上記風量分配機構10の駆動機構29と上記第1フラッ
プ12の駆動機構30とをそれぞれ配置したことを特徴
としている。
【0020】本願の第13の発明では、上記第12の発
明にかかる空気調和機において、上記風量分配機構10
が、上記吹出流路14をその短辺方向に挟んでその一対
の長辺側にそれぞれ位置し且つ該吹出流路14の内部側
へ向けて傾倒可能に取り付けられた一対の分配シャッタ
ー11,11を備えるとともに、該各分配シャッター1
1,11は上記吹出流路14の開口面積の拡大動作時に
は該吹出流路14の長辺側にそれぞれ位置し、該開口面
積の縮小動作時には上記吹出流路14の上流側に位置す
るように構成されていることを特徴としている。
【0021】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0022】(ア) 本願の第1の発明にかかる空気調
和機では、天井50の下面側に露出配置される室内パネ
ル2に吸込口3と該吸込口3の外側を矩形状に囲繞する
ように長矩形形態をもつ複数の吹出口4,4,・・とを
設けるとともに、室内の躯体温度を検知する検知手段5
1と、上記各吹出口4,4,・・からの吹出気流の特性
を変更する気流変更手段52と、上記検知手段51によ
り検知される検知情報と空気調和機の運転に関する運転
情報とに基づいて吹出気流の特性を最適化すべく上記気
流変更手段52の作動を制御する制御手段53とを備え
てなる空気調和機において、上記検知手段51を赤外線
センサ15で構成するとともに、該赤外線センサ15を
上記室内パネル2の室内露出部位に配置したことを特徴
としている。
【0023】従って、この発明の空気調和機によれば、
上記赤外線センサ15が上記室内パネル2の室内露出部
位に配置されていることで、該赤外線センサ15の視野
が十分に確保され躯体温度の検知が高い精度で行われ、
その結果、この検知情報に基づく上記制御手段53によ
る上記気流変更手段52に対する制御精度が向上し、延
いては空調の快適性及び省エネ性がより一層促進され
る。また、上記赤外線センサ15のメンテナンス作業時
においては、例えば該赤外線センサ15を吸込グリルの
内側(即ち、室内に露出していない部位)に配置した場
合のような吸込グリルの着脱を必要としないことから、
該赤外線センサ15の検査あるいは着脱作業が簡単に行
え、それだけ高いメンテナンス性が実現されるものであ
る。
【0024】(イ) 本願の第2の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ア)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記
第1の発明にかかる空気調和機において、上記室内パネ
ル2の上記吹出口4,4,・・の開口間部位に上記赤外
線センサ15を配置するようにしているので、該赤外線
センサ15が吸込口3からの吸込気流とか吹出口4から
の吹出気流に直接晒されることがなく、その結果、例え
ば上記赤外線センサ15を吸込口3側に配置した場合の
問題点、即ち、該赤外線センサ15に吸込気流中のチリ
等が付着して該赤外線センサ15の検知性能が阻害され
るという問題とか、該赤外線センサ15を吹出口4部分
に配置した場合の問題点、即ち、冷房運転時に上記赤外
線センサ15が冷たい吹出気流に晒されることでその表
面に結露を生じ検知性能が阻害されるという問題、等の
発生が回避され、長期に亙って高水準の検知性能が維持
され、延いては空調の快適性及び省エネ性の確保がより
確実となるものである。
【0025】(ウ) 本願の第3の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ア)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記
第1の発明にかかる空気調和機において、上記室内パネ
ル2の上記吹出口4,4の周縁部に上記赤外線センサ1
5を配置するようにしているので、例えば該赤外線セン
サ15の配置に際して、該赤外線センサ15の検知対象
方向をこれが設けられる吹出口4の吹出方向に対応させ
るようにして上記各吹出口4,4,・・側にそれぞれ上
記赤外線センサ15を配置することで、上記各赤外線セ
ンサ15,15,・・の検知情報と室内の検知対象領域
との間の対応関係が明確となり、それだけ上記各赤外線
センサ15の検知情報に基づく上記気流変更手段52の
作動制御が容易且つ簡単となり、延いては空調の快適性
及び省エネ性の更なる向上が期待できるものである。
【0026】(エ) 本願の第4の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ア),(イ)又は(ウ)に記載の
効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、
この発明では、上記第1,第2又は第3の発明にかかる
空気調和機において、上記赤外線センサ15が走査機構
20を備え所定の検知対象範囲内を走査して検知する構
成であることから、例えば、上記走査機構20の駆動制
御によって上記赤外線センサ15の走査範囲を大きくし
てその検知対象範囲を拡大することで上記赤外線センサ
15の設置個数を少なくし、究極的にはこれを一個にす
ることも可能であり、その結果、上記赤外線センサ15
の設置個数が少なくなる分だけ空気調和機の低コスト化
が促進されるとともに、上記赤外線センサ15の検知情
報の処理も容易となりその制御の簡略化も図れることに
なる。
【0027】また、上記走査機構20の作動制御によっ
て上記赤外線センサ15による室内の温度分布とか人分
布をより高精度に検知することができ、延いては空調の
快適性及び省エネ性の更なる向上が期待できるものであ
る。
【0028】(オ) 本願の第5の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ア),(イ)又は(ウ)に記載の
効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、
この発明では、上記第1,第2又は第3の発明にかかる
空気調和機において、上記赤外線センサ15を上記各吹
出口4,4,・・のそれぞれに対応して複数個設けると
ともに、その検知対象範囲を固定的に設定しているの
で、複数の上記赤外線センサ15によって室内全域の温
度分布とか人分布を同時に且つ常時検知することがで
き、この結果、この検知情報に基づく上記気流変更手段
52の作動制御がより一層高精度となり、延いては空調
の快適性及び省エネ性の更なる向上が期待できるもので
ある。
【0029】(カ) 本願の第6の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ア),(イ),(ウ),(エ)又
は(オ)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が
得られる。即ち、この発明では、上記第1,第2,第
3,第4又は第5の発明にかかる空気調和機において、
上記吸込口3側に上記各吹出口4,4,・・のそれぞれ
に対応するようにして温度センサ又は温湿度センサ1
6,16,・・を配置しているので、該温度センサ又は
温湿度センサ16による吸込気流温度、即ち、室内の熱
負荷を直接的に検知してこれを上記赤外線センサ15の
検知情報と共に上記気流変更手段52の作動制御に反映
させることができ、例えば上記赤外線センサ15の検知
情報のみに基づいて上記気流変更手段52の作動制御を
行う場合に比して、該気流変更手段52の作動制御をよ
り高精度に行うことができ、この結果、空調の快適性及
び省エネ性の確保がより一層確実成らしめられる。
【0030】(キ) 本願の第7の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(カ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記
第6の発明にかかる空気調和機において、上記赤外線セ
ンサ15が上記走査機構20を備えるものにあっては、
上記各温度センサ又は温湿度センサ16,16,・・の
検出方向のうち、所定比率以上の方向において熱負荷が
大きいと判断されるとき、即ち、室内のほぼ全域に近い
領域において熱負荷が高く、最早、上記赤外線センサ1
5による温度分布等の検知の必要性が乏しいと判断され
るときには上記走査機構20の作動を停止させるように
しているので、例えば空気調和機の運転中、継続的に上
記走査機構20を作動させる構成の場合に比して、該走
査機構20はその作動時間が減少する分だけ駆動部分の
摩耗が抑制されその耐久性が向上することとなり、延い
ては空気調和機の運転経費の低減に寄与することができ
るものである。
【0031】(ク) 本願の第8の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(カ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記
第6の発明にかかる空気調和機において、上記各温度セ
ンサ又は温湿度センサ16,16,・・の検出情報から
該各温度センサ又は温湿度センサ16,16,・・の検
出方向における平均輻射温度を予想し、該平均輻射温度
に基づいて上記検知手段51により検出される躯体温度
を補正するようにしているので、例えば、温度センサ又
は温湿度センサ16の検知情報から予想される平均輻射
温度に対して上記赤外線センサ15で検知される躯体温
度が特異な値を示した場合(例えば、本来予定している
検知対象躯体である室内壁面とか床面とか人体からの輻
射熱ではなく、低輻射部である金属面とか高輻射部であ
るヒータとか窓ガラス面からの輻射熱である場合)に
は、この検知躯体温度を上記平均輻射温度に基づいて補
正することで、該赤外線センサ15の検知対象躯体が異
なることに起因する検知誤差が可及的に解消され、上記
検知躯体温度に基づく上記気流変更手段52の作動制御
の精度を確保することができ、その結果、空調の快適性
及び省エネ性の確保が確実成らしめられる。
【0032】(ケ) 本願の第9の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(カ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記
第6の発明にかかる空気調和機において、上記赤外線セ
ンサ15によって室内における人位置を検出し、上記温
度センサ又は温湿度センサ16によって室内からの温度
分布を検出するように構成しているので、上記赤外線セ
ンサ15は人位置の検出のみ行えば良いことから、例え
ば人位置の検出と室内の温度分布の検出の双方を行う場
合に比して、該赤外線センサ15の検知情報の処理が容
易となりそれだけ制御系の簡略化が図れると同時に、室
内の温度分布の検知については上記赤外線センサ15に
比して安価な上記温度センサ又は温湿度センサ16によ
って所要の精度を確保することができ、これらの相乗効
果として、検知情報の精度確保と低コスト化との両立が
図れるものである。
【0033】(コ) 本願の第10の発明にかかる空気
調和機によれば、上記(ア),(イ),(ウ),
(エ),(オ),(カ),(キ),(ク)又は(ケ)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この発明では、上記第1,第2,第3,第4,第
5,第6,第7又は第8の発明にかかる空気調和機にお
いて、上記気流変更手段52が、上記各吹出口4,4,
・・相互間における吹出風量の分配比率を変更する風量
分配機構10と、上記吹出口4からの吹出気流の横方向
における吹出方向を変更する第1フラップ12と縦方向
における吹出方向を変更する第2フラップ13とを備え
るとともに、上記風量分配機構10と第1フラップ12
と第2フラップ13とを上記各吹出口4,4,・・相互
間においてそれぞれ独立して個別に作動可能に構成して
いるので、上記各吹出口4,4,・・毎に吹出気流の特
性を細かく制御することができ、それだけ空調の快適性
及び省エネ性がさらに向上することになる。
【0034】(サ) 本願の第11の発明にかかる空気
調和機によれば、上記(ア),(イ),(ウ),
(エ),(オ),(カ),(キ),(ク)又は(ケ)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この発明では、上記第1,第2,第3,第4,第
5,第6,第7又は第8の発明にかかる空気調和機にお
いて、上記気流変更手段52が、上記各吹出口4,4,
・・相互間における吹出風量の分配比率を変更する風量
分配機構10と、上記吹出口4からの吹出気流の横方向
における吹出方向を変更する第1フラップ12と縦方向
における吹出方向を変更する第2フラップ13とを備え
るとともに、上記風量分配機構10と第1フラップ12
とを上記各吹出口4,4,・・相互間においてそれぞれ
独立して個別に作動可能に構成する一方、上記第2フラ
ップ13を上記各吹出口4,4,・・相互間において連
動して作動するように構成している。
【0035】従って、この発明の空気調和機によれば、
上記各吹出口4,4,・・毎に上記風量分配機構10と
第1フラップ12とによって吹出気流の特性を細かく制
御することができることから、例えば上記風量分配機構
10と第1フラップ12とを上記各吹出口4,4,・・
相互間において連動して作動させる構成の場合に比し
て、空調の快適性及び省エネ性の向上が図れるととも
に、上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに設けられた
上記各第2フラップ13,13,・・を単一の駆動源に
よって駆動することができることから、例えば該各第2
フラップ13,13,・・をそれぞれ個別の駆動源によ
って駆動する場合に比して、該駆動源の設置数が減少す
る分だけ低コスト化と構造の簡略化が図れるなど、空調
の快適性及び省エネ性の向上と空気調和機の低コスト化
の促進との両立が可能となるものである。
【0036】(シ) 本願の第12の発明にかかる空気
調和機によれば、上記(ア),(イ),(ウ),
(エ),(オ),(カ),(キ),(ク),(ケ),
(コ)又は(サ)に記載の効果に加えて次のような特有
の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第1,第
2,第3,第4,第5,第6,第7,第8,第9又は第
10の発明にかかる空気調和機において、上記吹出口4
に連続する吹出流路14の上流部位に上記風量分配機構
10と上記第1フラップ12とをそれぞれ配置するとと
もに、上記吹出流路14の長辺方向の両端部に上記風量
分配機構10の駆動機構29と上記第1フラップ12の
駆動機構30とをそれぞれ配置しているので、スペース
的に制約される上記吹出流路14部分に上記風量分配機
構10と第1フラップ12、及びこれらの駆動機構2
9,30をコンパクトに配置することができ、その結
果、上記室内パネル2の薄型・小型化を図ることができ
る。
【0037】(ス) 本願の第13の発明にかかる空気
調和機によれば、上記(シ)に記載の効果に加えて次の
ような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上
記第11の発明にかかる空気調和機において、上記風量
分配機構10が、上記吹出流路14をその短辺方向に挟
んでその一対の長辺側にそれぞれ位置し且つ該吹出流路
14の内部側へ向けて傾倒可能に取り付けられた一対の
分配シャッター11,11を備えるとともに、該各分配
シャッター11,11は上記吹出流路14の開口面積の
拡大動作時には該吹出流路14の長辺側にそれぞれ位置
し、該開口面積の縮小動作時には上記吹出流路14の上
流側に位置するように構成しているので、上記吹出流路
14の開口面積の拡大動作時、即ち、吹出風量の増大時
には上記分配シャッター11,11が上記吹出流路14
の流速の遅い部位に位置することで該分配シャッター1
1,11による通風抵抗が低減され、風量の確保が確実
となるとともに送風音の低減が図られる一方、上記吹出
流路14の開口面積の縮小動作時、即ち、吹出風量の減
少時には上記分配シャッター11,11が上記吹出流路
14の上流側に位置することで該吹出流路14の下流端
に位置する上記吹出口4部分における気流の乱れが可及
的に抑制され、それだけ該吹出口4近傍における結露が
防止されるとともに乱れた吹出気流の衝突による天井面
の汚れの発生が防止される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0039】I:第1の実施形態 図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態にかかる
セパレート型空気調和機の室内機Z1を示している。こ
の室内機Z1は、室内の天井50に埋設配置される天井
埋込型室内機であって、その基本構造は従来周知の構造
とされる。即ち、上記室内機Z1は、天井50の上側に
埋設配置される矩形箱状のケーング1と該ケーング1の
下端開口側に室内側から装着される矩形平板状の室内パ
ネル2とを備える。上記室内パネル2には、その中央部
に位置するようにして矩形開口状の吸込口3が設けられ
るとともに、該吸込口3の外側には該吸込口3を矩形状
に囲繞するようにして長矩形開口でなる四つの吹出口
4,4,・・がそれぞれ室内パネル2の周縁に略平行に
延出するようにして設けられている。
【0040】また、上記ケーング1内には、上記吸込口
3と同軸上に位置するようにして遠心式のファン6が配
置されるとともに、該ファン6の外周側にはこれを囲繞
するようにして熱交換器5が配置されている。さらに、
上記ファン6の吸込側にはベルマウス7が配置されると
ともに、上記吸込口3にはフィルタ9と吸込グリル8と
がそれぞれ装着されている。
【0041】一方、上記吹出口4の上流側には、該吹出
口4に連続して上方へ延びる長矩形断面をもつ吹出流路
14が設けられるとともに、該吹出流路14内には次述
の風量分配機構10と第1フラップ12及び第2フラッ
プ13が配置されている。尚、上記風量分配機構10と
第1フラップ12と第2フラップ13とによって特許請
求の範囲中の「気流変更手段52」が構成される。
【0042】さらに、上記室内パネル2の表面側(即
ち、室内露出部)の一つの角部には特許請求の範囲中の
「検知手段51」に該当する赤外線センサ15が配置さ
れるとともに、上記吹出流路14の近傍には上記赤外線
センサ15からの検知情報を受けて上記風量分配機構1
0と第1フラップ12及び第2フラップ13等の作動制
御を行う制御部18(特許請求の範囲中の「制御手段5
3」に該当する)が配置されている。
【0043】以下、これら各構成要素の構成等をそれぞ
れ具体的に説明する。
【0044】(I−a) 風量分配機構10の構成 上記風量分配機構10は、上記吹出口4から吹き出され
る風量を増減調整することで上記吹出口4,4,・・相
互間における風量分配比率を調整するためのものであっ
て、図2〜図4に示すように、上記吹出流路14をその
短辺方向に挟んでその長辺側の両側壁寄りにそれぞれ配
置された左右一対の分配シャッター11,11を備えて
いる。この一対の分配シャッター11,11の具体的構
造は、図3に示す通りである。即ち、上記一対の分配シ
ャッター11,11は、その一端を上記吹出流路14の
側壁に沿って上下方向に形成されたガイド溝25に係入
させることで該ガイド溝25に沿って上下方向へ移動自
在としている。一方、該一対の分配シャッター11,1
1の他端は、図3及び図4に示すように、モータ29
(特許請求の範囲中の「駆動機構29」に該当する)に
より回転駆動されるギヤ28に、その軸心を挟んでその
径方向両側からそれぞれ噛合された一対のラック杆2
7,27の端部に連結されている。
【0045】従って、上記風量分配機構10は、モータ
29によって上記ギヤ28が正逆両方向に選択的に回転
されると、これに噛合した上記一対のラック杆27,2
7が相互に逆方向へ移動し、この一対のラック杆27,
27の移動に伴って上記一対の分配シャッター11,1
1はそれぞれその傾動角度を変化させながら上下方向へ
移動し、上記吹出流路14の中央側への延出量を増減変
化させることで該吹出流路14の開口面積を増減させる
如く作用する。
【0046】即ち、上記風量分配機構10においては、
上記吹出流路14の開口面積を拡大させた状態(大風量
設定時)では、上記一対の分配シャッター11,11が
共に直立に近い姿勢で該吹出流路14の側壁寄りに収納
される状態となり、上記吹出流路14の中央側への延出
量が小さくなる一方、上記吹出流路14の開口面積を縮
小させた状態(小風量設定時)では、上記一対の分配シ
ャッター11,11が共に水平に近い姿勢となり、該吹
出流路14の中央寄りへの延出量が大きくなるととも
に、全体として上記吹出流路14の上流寄りに位置され
るものである。
【0047】尚、上記風量分配機構10は、上記各吹出
口4,4,・・のそれぞれに対応して設けられるもので
あって、これら各風量分配機構10,10,・・はそれ
ぞれ独立して個別に作動制御される。また、この風量分
配機構10の作動制御は、図2に示すように、上記吹出
流路14の近傍に配置された制御部18(特許請求の範
囲中の「制御手段53」に該当するものであって、その
内容については後述する)によって、後述する赤外線セ
ンサ15からの検知情報に基づいて行われる。
【0048】ところで、上記風量分配機構10は、上述
のように、上記吹出流路14の流路方向へ移動しつつ該
吹出流路14の側壁寄りに位置する一端を支点として傾
動する分配シャッター11を備え、且つ上記開口面積の
拡大時には該分配シャッター11が上記吹出流路14の
側壁寄りに位置して流速の早い流路中央寄りを大きく開
口させる(換言すれば、上記分配シャッター11を吹出
流路14の側壁寄りへ退避させる)一方、上記開口面積
の縮小時には上記分配シャッター11が該吹出流路14
の上流側に位置されることに構成上及び機能上の特徴を
もつものであって、これによって後述の如き特有の作用
効果を奏するものである。即ち、上記風量分配機構10
は、上記の如き構成上及び機能上の特徴をもつものであ
れば、上記実施形態の如き構造のものに限定される必要
はなく、従って上記実施形態の外に、例えば図5に示す
構造、あるいは図6に示す構造等を適宜採用し得るもの
である。これを簡単に説明すると以下の通りである。
【0049】図5に示す風量分配機構10は、上記一対
の分配シャッター11,11を上記吹出流路14の上流
部位において、それぞれその短辺方向へ進退自在に構成
したものであり、該分配シャッター11,11をラック
杆27とこれに噛合するギヤ28を介して上記モータ2
9によって駆動する構成は上述の図3に示す風量分配機
構10の場合と同様である。そして、この図5に示す風
量分配機構10においても、上記開口面積の拡大時には
上記分配シャッター11,11が共に上記吹出流路14
の側壁寄りに位置して流速の早い流路中央寄りを大きく
開口させる一方、上記開口面積の縮小時には上記各分配
シャッター11が共に該吹出流路14の上流側に位置さ
れるものである。
【0050】図6に示す風量分配機構10は、一個の分
配シャッター11を備え、この分配シャッター11の一
端を上記吹出流路14の一方の側壁寄りの上流側部位に
傾動自在に枢支するとともに、該分配シャッター11を
相互に噛合するギヤ33とギヤ34を介してモータ35
によって回転駆動するようにしたものであって、同図に
実線図示する開口面積拡大姿勢と鎖線図示する開口面積
縮小姿勢とを選択的に採り得るようにしたものである。
そして、この図6に示す風量分配機構10においても、
上記開口面積の拡大時には上記分配シャッター11が上
記吹出流路14の側壁寄りに位置して流速の早い流路中
央寄りを大きく開口させる一方、上記開口面積の縮小時
には上記分配シャッター11が上記吹出流路14の上流
側に位置されるものである。
【0051】(I−b) 第1フラップ12の構成 上記第1フラップ12は、上記吹出流路14を通り上記
吹出口4から室内側に吹き出される吹出気流の横方向に
おける吹出方向を変更調整するためのものであって、図
2に示すように上記吹出流路14から上記吹出流路14
に至る流路断面形状に沿うような外形形状をもつプレー
ト体で構成され、且つ支軸23によって上記吹出流路1
4の長辺側の側壁に対して揺動自在に支持されている。
そして、この第1フラップ12は、図4に示すように、
上記吹出流路14内にその長辺方向に所定間隔で複数枚
配置されるとともに、これらを相互に連結するリンクバ
ー24を介してモータ30(特許請求の範囲中の「駆動
機構30」に該当する)により揺動方向に駆動されるこ
とでその傾斜角が変更されるものであって、この傾斜角
の変更によって上記吹出口4からの吹出気流の横方向に
おける吹出方向が変更調整される。また、上記各第1フ
ラップ12,12,・・は、上記各吹出口4,4,・・
のそれぞれに配置されるが、その作動制御は、上記制御
部18によって、これら各別に独立して行われる。
【0052】尚、上記各第1フラップ12,12,・・
は上記吹出流路14内に配置されるが、上記モータ30
は上記吹出流路14の短辺側の端部に配置されており、
該モータ30の配置によって上記吹出流路14の通路面
積が狭められることがないようになっている。
【0053】(I−c) 第2フラップ13 上記第2フラップ13は、図2に示すように、湾曲した
断面形状をもつ帯板材で構成されるものであって、上記
吹出流路14の下流側部位で且つ上記吹出口4に近接し
た部位に配置され、これがその上端縁側を中心として傾
動することで吹出気流の縦方向における吹出方向が変更
調整されるものである。
【0054】この第2フラップ13は、上記吹出口4,
4,・・のそれぞれに配置されるが、これら各第2フラ
ップ13,13,・・の駆動方式としては、連動方式と
個別方式とが考えられる。連動方式とは、図7に示すよ
うに、上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに対応して
設けられた上記各第2フラップ13,13,・・相互を
連動部材32,32,・・で連結し、これら各第2フラ
ップ13,13,・・を単一のモータ31によって駆動
する方式である。これに対して、個別方式とは、図8に
示すように、上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに対
応して設けられた上記各第2フラップ13,13,・・
を、それぞれ専用のモータ31,31,・・によって個
別に駆動させる方式である。これら両方式のうち、前者
の連動方式は単一のモータ31で駆動できることから、
駆動部の構造が簡単であり、且つ低コスト化が図れると
いう利点がある。これに対して、後者の個別方式では、
上記各吹出口4,4,・・毎に吹出気流の縦方向におけ
る吹出方向をそれぞれ個別に且つ細かく調整できるとい
う利点がある。
【0055】(I−d) 赤外線センサ15の構成 赤外線センサ15は、特許請求の範囲中の「検知手段5
1」に該当するものであって、上記室内機Z1を天井5
0側へ設置した状態において室内の壁面、床面あるいは
人体等の躯体からの輻射熱を躯体温度として検知し、こ
れを現在の室内温度に関する検知情報として上記制御部
18側に出力するものであって、図1及び図2に示すよ
うに、上記室内パネル2の外周側の四つの角部、即ち、
上記吹出口4,4の四つの開口間部位のうちの一つに配
置されている。そして、この場合、この実施形態におい
ては、上記赤外線センサ15を走査機構20を介して取
付け、この単一の赤外線センサ15によって室内の全領
域の躯体温度を走査検知し得るようにしている。尚、上
記走査機構20は、上記赤外線センサ15を水平軸をも
つ第1モータ21によって往復揺動させつつ、垂直軸を
もつ第2モータ22によって旋回させるように構成した
ものであって、該赤外線センサ15を上記室内パネル2
に設けたセンサ取付穴19に挿入せしめた状態で上記ケ
ーング1側に支持させている。
【0056】ここで、上記赤外線センサ15としては、
例えば検知対象範囲の全域を一体的に検知する単素子型
センサとか、検知対象範囲を一方向に分割して各分割領
域毎に検知を行う一次元アレイ素子型センサとか、検知
対象範囲を直交する二方向に分割して各分割領域毎に検
知を行う二次元アレイ素子型センサ等が好適である。
【0057】尚、上記赤外線センサ15によって検知さ
れる躯体温度に関する検知情報は、上記制御部18に入
力され、該制御部18による上記気流変更手段52の制
御ファクタとして用いられる。
【0058】(I−e) 制御部18 上記制御部18は、上述のように、上記赤外線センサ1
5によって検知される検知情報に基づいて上記気流変更
手段52を構成する上記風量分配機構10と第1フラッ
プ12と第2フラップ13との作動制御を相互に関連さ
せつつ行うとともに、空調能力とか温度制御を同時に行
うことで空調を最適化し、これによって空調の快適性あ
るいは省エネ性の向上を図るものである。例えば、上記
室内機Z1の各吹出口4,4,・・のそれぞれから吹き
出される吹出気流の特性を該各吹出口4,4,・・間に
おいて常時同一に設定するのではなく、室内の温度分布
(熱負荷分布)とか人分布に対応して、例えば冷房時に
おいては、温度が高い部位とか人が多い部位に対しては
吹出風量を増大させる一方、温度が低い部位とか人が居
ない部位に対しては吹出風量を減少させる風量制御と
か、人が居る部位に対しては吹出気流の方向を制御して
吹出気流が直接人に当たるのを回避することいでドラフ
ト感の低減を図る風向制御等を行うものである。
【0059】(I−f) 室内機Z1の作動説明等 ここで、上記室内機Z1の作動及び作用効果等について
説明する。この実施形態の室内機Z1は、上述のように
空調の最適化を実現してその快適性あるいは省エネ性を
高めることを目的とするものであるが、かかる目的を達
成するためには上記制御部18による上記気流変更手段
52等に対する制御精度が十分に確保されること、延い
ては上記制御部18の制御の基礎となる上記赤外線セン
サ15の検知精度を高めてその検知情報の信頼性を確保
することが重要である。かかる観点に基づく技術思想を
室内機の各構成要素について具体化したものがこの実施
形態の室内機Z1である。従って、この実施形態の室内
機Z1では、上記各構成要素がそれぞれその特有の構成
に基づきそれぞれ所期の機能を発揮することで、究極的
課題である空調の最適化による快適性あるいは省エネ性
の向上が実現されるものである。以下、これを具体的に
説明する。
【0060】この実施形態の室内機Z1においては、上
記熱交換器5を貫流して熱交換された後の空調空気は、
上記各吹出口4,4,・・から室内へ吹き出されるが、
その場合、吹出気流が上記吹出流路14部分を流れると
き、上記各吹出口4,4,・・毎に上記風量分配機構1
0による該各吹出口4,4,・・相互間における吹出風
量の分配作用が為されるとともに、上記第1フラップ1
2による横方向における吹出方向調整作用と上記第2フ
ラップ13による縦方向における吹出方向調整作用とが
同時に行われるとともに、空調能力制御とか温度制御等
の他の制御も行われ、これらの相乗効果として空調の最
適化が実現されるものである。
【0061】ここで、かかる空調の最適化は、上記赤外
線センサ15からの高精度の検知情報が上記制御部18
に入力されることによって実現されることは既述の通り
である。そして、この実施形態の室内機Z1において
は、上記赤外線センサ15に関して下記の如き構成を採
用することで高精度の検知情報を得るものである。
【0062】第1に、この実施形態では、上記赤外線セ
ンサ15を上記室内パネル2における上記吹出口4,
4,・・の開口間部位、即ち、室内への露出部位に配置
している。かかる構成とすることで、上記赤外線センサ
15の視野が十分に確保され、その結果、該赤外線セン
サ15による躯体温度の検知が高精度で行われることに
なる。
【0063】第2に、この実施形態では、上記赤外線セ
ンサ15を上記室内パネル2の上記吹出口4,4,・・
の開口間部位に配置している。かかる構成とすること
で、上記赤外線センサ15が上記吸込口3からの吸込気
流とか上記吹出口4からの吹出気流に直接晒されること
がなくなり、その結果、例えば、上記赤外線センサ15
を吸込口3側に配置した場合のように該赤外線センサ1
5に吸込気流中のチリ等が付着してその検知性能が阻害
されるとか、該赤外線センサ15を吹出口4部分に配置
した場合のように該赤外線センサ15が冷たい吹出気流
に晒されることでその表面に結露を生じ検知性能が阻害
される等の問題の発生が確実に防止され、長期に亙って
高水準の検知性能が維持されることになる。
【0064】第3に、上記赤外線センサ15を走査機構
20によって走査検知が可能な構成としている。かかる
構成とすることで、上記走査機構20の作動制御によっ
て上記赤外線センサ15による室内の温度分布とか人分
布をより高精度に検知することができる。また、一個の
赤外線センサ15によって躯体温度の検知を行うもので
あることから、その検知情報の処理が容易でありその信
頼性も向上することになる。
【0065】これらの相乗的効果として、上記赤外線セ
ンサ15によって室内の温度分布とか人分布をより高精
度に検知してその信頼性の高い検知情報を得ることがで
き、この検知情報を上記制御部18に取り込むことで、
上記室内機Z1による空調の快適性及び省エネ性の更な
る向上が図れるものである。
【0066】他方、気流変更手段52側における特徴的
構成によっても空調の快適性及び省エネ性の向上が図ら
れている。
【0067】即ち、第1に、この実施形態においては、
上記風量分配機構10と第1フラップ12と第2フラッ
プ13とを上記各吹出口4,4,・・相互間においてそ
れぞれ独立して個別に作動可能に構成しているので、上
記各吹出口4,4,・・毎に吹出気流の特性を室内の温
度分布とか人分布に対応させてより細かく制御すること
ができる。
【0068】これに対して、上記風量分配機構10と上
記第1フラップ12と上記第2フラップ13とを上記各
吹出口4,4,・・相互間においてそれぞれ独立して個
別に作動可能に構成する一方、上記第2フラップ13を
上記各吹出口4,4,・・相互間において連動して作動
するように構成した場合には、上記各吹出口4,4,・
・毎に上記風量分配機構10と第1フラップ12とによ
って吹出気流の特性を細かく制御することができる。
【0069】第2に、この実施形態では、上記風量分配
機構10を、上記吹出流路14をその短辺方向に挟んで
その一対の長辺側にそれぞれ位置し且つ該吹出流路14
の内部側へ向けて傾倒可能に取り付けられた一対の分配
シャッター11,11で構成し、該各分配シャッター1
1,11を上記吹出流路14の開口面積の拡大動作時に
は該吹出流路14の長辺側にそれぞれ位置し、該開口面
積の縮小動作時には上記吹出流路14の上流側に位置す
るように構成している。かかる構成とすることで、上記
吹出流路14の開口面積の拡大動作時、即ち、吹出風量
の増大時には上記分配シャッター11,11が上記吹出
流路14の流速の遅い部位に位置するため、該分配シャ
ッター11,11による通風抵抗が低減され、それだけ
吹出風量の確保が確実となるとともに、送風音が低減さ
れるものである。
【0070】これらの相乗的効果として、吹出気流特性
が改善され、上記室内機Z1による空調の快適性及び省
エネ性の向上が図れるものである。
【0071】さらに、付随的効果として以下のようなも
のがある。
【0072】第1に、この実施形態のものでは、上記吹
出口4に連続する吹出流路14の上流部位に上記風量分
配機構10と上記第1フラップ12とをそれぞれ配置す
るとともに、上記吹出流路14の長辺方向の両端部に上
記風量分配機構10の駆動機構29と上記第1フラップ
12の駆動機構30とをそれぞれ配置している。かかる
構成とすることで、スペース的に制約される上記吹出流
路14部分に上記風量分配機構10と第1フラップ1
2、及びこれらの駆動機構29,30をコンパクトに配
置することができ、その結果、上記室内パネル2の薄型
・小型化を図ることができるものである。
【0073】第2に、この実施形態のものでは、上記風
量分配機構10の上記一対の分配シャッター11,11
を、上記吹出流路14の開口面積の縮小動作時(即ち、
吹出風量の減少時)には上記吹出流路14の上流側に位
置させるように構成している。かかる構成とすること
で、上記吹出流路14の下流端に位置する上記吹出口4
部分における気流の乱れが可及的に抑制され、それだけ
該吹出口4近傍における結露が防止されるとともに、乱
れた吹出気流の衝突による天井面の汚れの発生が防止さ
れるものである。
【0074】第3に、この実施形態のものでは、上記赤
外線センサ15を上記室内パネル2の室内露出部位に配
置しているので、該赤外線センサ15のメンテナンス作
業時においては、例えば該赤外線センサ15を吸込グリ
ルの内側(即ち、室内に露出していない部位)に配置し
た場合のような吸込グリルの着脱を必要とせず、該赤外
線センサ15の検査あるいは着脱作業を簡単に行うこと
ができ、それだけ高いメンテナンス性が実現されるもの
である。
【0075】第4に、この実施形態のものでは、上記風
量分配機構10の上記第2フラップ13を上記各吹出口
4,4,・・相互間において連動して作動するように構
成しているので、上記各第2フラップ13,13,・・
を単一の駆動源によって駆動することができ、例えば該
各第2フラップ13,13,・・をそれぞれ個別の駆動
源によって駆動する場合に比して、該駆動源の設置数が
減少する分だけ低コスト化と構造の簡略化が図れるもの
である。
【0076】II:第2の実施形態 図9及び図10には、本願発明の第2の実施形態にかか
るセパレート型空気調和機の室内機Z2を示している。
この室内機Z2は、上記第1の実施形態にかかる室内機
1と同一の基本構造を備え、これと異なる点は検知手
段51としての上記赤外線センサ15の構成のみであ
る。従って、以下においては、この実施形態に特有な上
記赤外線センサ15の構成及びこれに伴う作用効果等に
ついてのみ詳述し、それ以外の構成及び作用効果(即
ち、上記風量分配機構10と第1フラップ12及び第2
フラップ13等の構成と作用効果)については上記第1
の実施形態における該当説明を援用することでここでの
説明は省略する。尚、図9及び図10には、図1及び図
2に示す構成部材に対応させてこれと同一の符号を付し
ている。
【0077】この実施形態の室内機Z2においては、上
記室内パネル2側に検知手段51として上記赤外線セン
サ15を設けるに際して、該赤外線センサ15を上記各
吹出口4,4,・・の上記吸込口3寄りの周縁部に、且
つ該吹出口4の長辺方向に所定間隔をもって3個づつ配
置するとともにこれら各赤外線センサ15,15,・・
を上記周縁部に直接固定している。そして、上記各吹出
口4,4,・・のそれぞれに対応して設けられた各赤外
線センサ15,15,・・の検知対象範囲を、それぞれ
対応する吹出口4の吹出方向毎に特定するとともに、さ
らに該各赤外線センサ15,15,・・毎にも特定して
いる。
【0078】即ち、この実施形態のものにおいては、図
9に示すように、室内空間、即ち、検知対象範囲を、平
面視において、上記室内機Z2を中心として上記各吹出
口4,4,・・に対応させて四つの大エリア(1)〜
(4)に仮想区画する。さらに、これら各大エリア
(1)〜(4)のそれぞれにおいて、当該大エリアに属
する3個の各赤外線センサ15,15,・・毎に三つの
小エリア(A)〜(C)を仮想区画する。そして、これ
ら3個の各赤外線センサ15,15,・・のそれぞれを
対応する各大エリア(1)〜(4)における対応する各
小エリア(A)〜(C)のそれぞれに対応させ、その対
応する小エリアのみを検知対象範囲とするように設定し
ている。かかる設定とすることで、上記各赤外線センサ
15,15,・・のそれぞれの検知情報が上記制御部1
8に入力された場合、当該検知情報がどの大エリアの中
のどの小エリアの情報であるのかが容易に特定できるこ
とになる。
【0079】このように上記各吹出口4,4,・・毎に
それぞれ3個の各赤外線センサ15,15,・・を配置
し、且つこれら各赤外線センサ15,15,・・の検知
対象範囲を該各赤外線センサ15,15,・・毎に特定
することで、以下のような特有の効果が得られるもので
ある。
【0080】即ち、この実施形態のものでは、上記各赤
外線センサ15,15,・・を上記室内パネル2の表
面、即ち、室内露出部位に配置しているので、該各赤外
線センサ15,15,・・の視野が十分に確保され躯体
温度の検知が高い精度で行われる。この結果、この検知
情報に基づく上記制御部18による上記気流変更手段5
2に対する制御精度が向上し、延いては空調の快適性及
び省エネ性の向上が図れるものである。また、上記各赤
外線センサ15,15,・・のメンテナンス作業時にお
いては、例えば該各赤外線センサ15,15,・・が吸
込グリルの内側(即ち、室内に露出していない部位)に
配置されている場合のような吸込グリルの着脱を必要と
しないことから、該各赤外線センサ15,15,・・の
検査あるいは着脱作業が簡単に行え、それだけ高いメン
テナンス性が実現されるものである。
【0081】さらに、この実施形態のものでは、上記室
内パネル2の上記吹出口4,4,・・の周縁部に上記各
赤外線センサ15,15,・・を配置するとともに、該
各赤外線センサ15,15,・・の検知対象範囲を該各
赤外線センサ15,15,・・毎に特定しているので、
該各赤外線センサ15,15,・・の検知情報と室内の
検知対象領域との間の対応関係が明確となり、それだけ
該各赤外線センサ15,15,・・の検知情報に基づく
上記風量分配機構10等の気流変更手段52の作動制御
が容易且つ簡単となり、延いては空調の快適性及び省エ
ネ性が向上することになる。
【0082】また、この実施形態のものでは、上記赤外
線センサ15を上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに
対応して複数個設けるとともに、その検知対象範囲を固
定的に設定しているので、該各赤外線センサ15,1
5,・・によって室内全域の温度分布とか人分布を同時
に且つ常時検知することができる。この結果、この検知
情報に基づく上記風量分配機構10等の作動制御がより
一層高精度となり、延いては空調の快適性及び省エネ性
の更なる向上が期待できるものである。
【0083】III:第3の実施形態 図11及び図12には、本願発明の第3の実施形態にか
かるセパレート型空気調和機の室内機Z3を示してい
る。この室内機Z3は、上記第2の実施形態にかかる室
内機Z2の構成を基本とし、さらにこれに次述の温湿度
センサ16を追加的に設けたものである。従って、以下
においては、この実施形態に特有な構成、即ち、上記温
湿度センサ16の構成及び該温湿度センサ16と上記赤
外線センサ15との相関構成についてのみ詳述し、それ
以外の構成及び作用効果については上記第1の実施形態
及び第2の実施形態における該当説明を援用することで
ここでの説明は省略する。尚、図11及び図12には、
第1の実施形態における図1及び図2、第2の実施形態
における図9及び図10に示す構成部材に対応させてこ
れと同一の符号を付している。
【0084】この実施形態の室内機Z3においては、上
記室内パネル2側に、上記各吹出口4,4,・・のそれ
ぞれに対応させて該各吹出口4,4,・・の吸込口3寄
りの周縁部にそれぞれ該吹出口4の長辺方向に所定間隔
で上記赤外線センサ15を配置するとともに、さらにこ
れに加えて、上記吸込口3の外周部の上記各吹出口4,
4,・・のそれぞれに対応する部位に該吹出口4の長辺
方向に所定間隔で(具体的には、上記各赤外線センサ1
5,15,・・にそれぞれ対応するような間隔で)温湿
度センサ16(他の実施形態においては、この温湿度セ
ンサ16に代えて温度センサを設けることも良い)を配
置している。従って、上記各赤外線センサ15,15,
・・とこれらにそれぞれ対応する上記温湿度センサ1
6,16,・・とは、それぞれ同一の検知対象範囲(即
ち、各大エリア(1)〜(4)の中における各小エリア
(A)〜(C))に属することになる。
【0085】上記温湿度センサ16は、これが対応する
エリアから上記吸込口3側に吸い込まれる吸込気流の温
湿度を検知し、これを検知情報として上記制御部18に
出力する。そして、この温湿度センサ16からの検知情
報は上記制御部18において、上記赤外線センサ15の
検知情報(即ち、室内の躯体温度に関する情報)と対比
され、該赤外線センサ15の検知情報の補正基準として
利用される。
【0086】即ち、上記赤外線センサ15は室内の壁
面、床面あるいは人等の躯体の輻射温度を躯体温度とし
て検知するものであって、この赤外線センサ15の検知
情報は上記制御部18において上記気流変更手段52の
風量分配機構10等の作動制御の基準として利用される
ものである。しかし、室内でも、例えば窓ガラス部分と
かヒータ部分は高輻射部であり、金属面等は低輻射部で
あることから、単に上記赤外線センサ15のみによって
躯体温度を検知した場合、その検知対象範囲に高輻射部
とか低輻射部都下が存在すると、実際の実際の室内の熱
負荷分布等と掛け離れた特異な値の温度を検知すること
になる。従って、これをそのまま上記制御部18におい
て制御基準として用いると、例えば室内の特定の部位に
対して必要以上の風量が吹き出されて該部位が「冷え過
ぎる」とか「暑すぎる」状態となり、快適性が極端に阻
害されるという惧れがある。
【0087】一方、通常、室内空気の吸込温度とその部
位の平均輻射温度とは近い値となることが経験的に知ら
れている。例えば、吸込温度が25℃であるときには、
平均輻射温度は23〜27℃程度となる。従って、吸込
温度に基づいて平均輻射温度を予想することができるも
のである。
【0088】そこで、上記赤外線センサ15で検知され
る躯体温度(輻射温度)が特定の検知対象範囲において
他の検知対象範囲の値と大きく異なる特異の値を検知し
た場合には、当該特定の検知対象範囲における予想平均
輻射温度に基づいて上記赤外線センサ15の検知温度を
補正して特異な輻射部の存在による検知温度の誤差を修
正し、これを上記制御部18における気流変更手段52
の制御基準として用いるようにしたものである。
【0089】従って、この実施形態の室内機Z3におい
ては、上記赤外線センサ15の検知情報が特異なもので
ある場合に、上記温湿度センサ16により検知される吸
込温度に基づく予想平均輻射温度によってこれを補正し
て実際値との誤差を修正するようにすることで、上記気
流変更手段52は室内の実際の熱負荷分布等に対応した
適正な作動制御がなされ、その結果、上記室内機Z3
よる空調の快適性あるいは省エネ性が向上することにな
るものである。
【0090】尚、この実施形態の室内機Z3では、上記
赤外線センサ15を走査機能をもたない固定式とし、こ
れを上記各吹出口4,4,・・のそれぞれに対応させて
複数個設けるようにしているが、他の実施形態において
は例えばこの赤外線センサ15を単一配置あるいは複数
配置とし且つこれらを共に走査機構20によって走査機
能を持たせるように構成することもできるものである。
【0091】そして、特にこのような赤外線センサ15
の配置構成をもつものに対して、上記温湿度センサ1
6,16,・・を組み合わせた場合には、該温湿度セン
サ16,16,・・の検知情報に基づいて上記走査機構
20の耐久性の向上、延いては上記室内機Z3の省エネ
性の向上を図ることもきる。即ち、上記各温湿度センサ
16,16,・・は、上述のようにそれぞれ特定のエリ
アを検知対象範囲としているので、たとえば上記温湿度
センサ16,16,・・の全てが、あるいはその大部分
が、共に平均輻射温度が高いことを検知している場合、
即ち、室内の全域あるいは大部分の領域において熱負荷
が大きいことが検知された場合には、最早上記赤外線セ
ンサ15によって室内の躯体温度を検知する必要性が乏
しく、従ってこの場合には上記走査機構20の作動を停
止させるものである。このように走査機構20の作動を
停止させることで、例えば空気調和機の運転中、継続的
に上記走査機構20を作動させる構成の場合に比して、
該走査機構20はその作動時間が減少する分だけ駆動部
分の摩耗が抑制されその耐久性が向上することとなり、
延いては空気調和機の運転経費の低減に寄与することが
できるものである。
【0092】また、この実施形態においては、上記温湿
度センサ16を上記吸込口3の外周部で、且つ上記フィ
ルタ9よりも上流側の上記吸込グリル8に取り付けるよ
うにしているが、他の実施形態においては、例えば図1
2に符号16′で示すように、上記ベルマウス7部分に
取り付けることも可能である。
【0093】IV:第4の実施形態 図13及び図14には、本願発明の第4の実施形態にか
かるセパレート型空気調和機の室内機Z4を示してい
る。この室内機Z4は、上記第1の実施形態にかかる室
内機Z1の構成を基本とし、さらにこれに上記第3の実
施形態における上記温湿度センサ16の配置構造を適用
したものである。従って、以下においては、この実施形
態に特有な構成、即ち、上記温湿度センサ16の構成及
び該温湿度センサ16と上記赤外線センサ15との相関
構成についてのみ詳述し、それ以外の構成及び作用効果
については上記第1の実施形態及び第3の実施形態にお
ける該当説明を援用することでここでの説明は省略す
る。尚、図11及び図12には、第1の実施形態におけ
る図1及び図2、及び第3の実施形態における図11及
び図12に示す構成部材に対応させてこれと同一の符号
を付している。
【0094】この実施形態の室内機Z4においては、上
記室内パネル2の角部で且つ隣合う二つの吹出口4,4
の開口間部位に上記走査機構20を介して上記赤外線セ
ンサ15を配置する一方、上記吸込口3側に上記各吹出
口4,4,・・のそれぞれに対応するようにして且つ該
吹出口4の長辺方向に所定間隔をもって上記温湿度セン
サ16をそれぞれ三個づつ配置している。
【0095】そして、この実施形態の室内機Z4が上記
第1の実施形態及び第3の実施形態と異なる点は、上記
赤外線センサ15と温湿度センサ16の検知対象を完全
に独立させた点である。即ち、上記第1の実施形態にお
いては上記赤外線センサ15によって室内の人位置の検
知と室内の温度分布の検知の双方に利用するようにして
おり、また上記第3の実施形態においては上記温湿度セ
ンサ16はこれを上記赤外線センサ15の検出値の補正
に利用するようにしていたのに対して、この実施形態に
おいては、上記赤外線センサ15はこれを室内における
人位置の検知のみに使用する一方、上記温湿度センサ1
6はこれを室内の温度分布の検知にのみに使用するよう
にし、該赤外線センサ15と温湿度センサ16との制御
的な連関を断ったものである。
【0096】かかる構成によれば、上記赤外線センサ1
5は人位置の検出のみ行えば良いことから、例えば人位
置の検出と室内の温度分布の検出の双方を行う場合に比
して、該赤外線センサ15の検知情報の処理が容易とな
りそれだけ制御系の簡略化が図れると同時に、室内の温
度分布の検知については上記赤外線センサ15に比して
安価な上記温湿度センサ16によって所要の精度を確保
することができ、これらの相乗効果として、検知情報の
精度確保と低コスト化との両立が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる室内機の室
内側からの斜視図である。
【図2】図1に示した室内機の要部拡大断面図である。
【図3】室内機の吹出口に備えられる風量分配機構の第
1の構造例を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】室内機の吹出口に備えられる風量分配機構の第
2の構造例を示す断面図である。
【図6】室内機の吹出口に備えられる風量分配機構の第
3の構造例を示す断面図である。
【図7】室内機の吹出口に備えられる第2フラップの第
1の駆動方式説明図である。
【図8】室内機の吹出口に備えられる第2フラップの第
2の駆動方式説明図である。
【図9】本願発明の第2の実施形態にかかる室内機の室
内側からの斜視図である。
【図10】図9に示した室内機の要部拡大断面図であ
る。
【図11】本願発明の第3の実施形態にかかる室内機の
室内側からの斜視図である。
【図12】図11に示した室内機の要部拡大断面図であ
る。
【図13】本願発明の第4の実施形態にかかる室内機の
室内側からの斜視図である。
【図14】図11に示した室内機の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1はケーング、2は室内パネル、3は吸込口、4は吹出
口、5は熱交換器、6はファン、7はベルマウス、8は
吸込グリル、9はフィルタ、10は風量分配機構、11
は分配シャッター、12は第1フラップ、13は第2フ
ラップ、14は吹出流路、15は赤外線センサ、16は
温湿度センサ、18は制御部、19はセンサ取付穴、2
0は走査機構、21は第1モータ、22は第2モータ、
23は支軸、24はリンクバー、25及び26はガイド
溝、27はラック杆、28はギヤ、29〜31はモー
タ、32は連動部材、33及び34はギヤ、35はモー
タ、50は天井、51は検知手段、52は気流変更手
段、53は制御手段、Z1〜Z3 は室内機である。
フロントページの続き (72)発明者 薮 知宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 重森 和久 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 秋山 竜司 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L060 AA03 AA05 CC02 CC07 CC11 DD01 EE01 3L081 AA03 AB04 EA02 HA01 HB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(50)の下面側に露出配置される
    室内パネル(2)に吸込口(3)と該吸込口(3)の外
    側を矩形状に囲繞するように長矩形形態をもつ複数の吹
    出口(4),(4),・・とを設けるとともに、室内の
    躯体温度を検知する検知手段(51)と、上記各吹出口
    (4),(4),・・からの吹出気流の特性を変更する
    気流変更手段(52)と、上記検知手段(51)により
    検知される検知情報と空気調和機の運転に関する運転情
    報とに基づいて吹出気流の特性を最適化すべく上記気流
    変更手段(52)の作動を制御する制御手段(53)と
    を備えてなる空気調和機において、 上記検知手段(51)を赤外線センサ(15)で構成す
    るとともに、該赤外線センサ(15)を上記室内パネル
    (2)の室内露出部位に配置したことを特徴とする空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記室内パネル(2)の室内露出部位が上記吹出口
    (4),(4),・・の開口間部位であることを特徴と
    する空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記室内パネル(2)の室内露出部位が上記吹出口
    (4),(4)の周縁部であることを特徴とする空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、 上記赤外線センサ(15)は走査機構(20)を備え所
    定の検知対象範囲内を走査して検知する構成であること
    を特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3において、 上記赤外線センサ(15)は上記各吹出口(4),
    (4),・・のそれぞれに対応して複数個設けられると
    ともに、その検知対象範囲が固定的に設定されているこ
    とを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、 上記吸込口(3)側に上記各吹出口(4),(4),・
    ・のそれぞれに対応するようにして温度センサ又は温湿
    度センサ(16),(16),・・を配置したことを特
    徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記赤外線センサ(15)が上記走査機構(20)を備
    えるものにあっては、上記各温度センサ又は温湿度セン
    サ(16),(16),・・の検出方向のうち、所定比
    率以上の方向において熱負荷が大きいと判断されるとき
    上記走査機構(20)の作動を停止させることを特徴と
    する空気調和機。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 上記各温度センサ又は温湿度センサ(16),(1
    6),・・の検出情報から該各温度センサ又は温湿度セ
    ンサ(16),(16),・・の検出方向における平均
    輻射温度を予想し、該平均輻射温度に基づいて上記検知
    手段(51)により検出される躯体温度を補正すること
    を特徴とする空気調和機。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 上記赤外線センサ(15)は室内における人体位置を検
    出し、上記温度センサ又は温湿度センサ(16)は室内
    からの吸込空気温度を検出するように構成されているこ
    とを特徴とする空気調和機。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8又は9において、 上記気流変更手段(52)が、上記各吹出口(4),
    (4),・・相互間における吹出風量の分配比率を変更
    する風量分配機構(10)と、上記吹出口(4)からの
    吹出気流の横方向における吹出方向を変更する第1フラ
    ップ(12)と縦方向における吹出方向を変更する第2
    フラップ(13)とを備えるとともに、上記風量分配機
    構(10)と第1フラップ(12)と第2フラップ(1
    3)とを上記各吹出口(4),(4),・・相互間にお
    いてそれぞれ独立して個別に作動可能に構成したことを
    特徴とする空気調和機。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8又は9において、 上記気流変更手段(52)が、上記各吹出口(4),
    (4),・・相互間における吹出風量の分配比率を変更
    する風量分配機構(10)と、上記吹出口(4)からの
    吹出気流の横方向における吹出方向を変更する第1フラ
    ップ(12)と縦方向における吹出方向を変更する第2
    フラップ(13)とを備えるとともに、上記風量分配機
    構(10)と第1フラップ(12)とを上記各吹出口
    (4),(4),・・相互間においてそれぞれ独立して
    個別に作動可能に構成する一方、上記第2フラップ(1
    3)を上記各吹出口(4),(4),・・相互間におい
    て連動して作動するように構成したことを特徴とする空
    気調和機。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11において、 上記吹出口(4)に連続する吹出流路(14)の上流部
    位に上記風量分配機構(10)と上記第1フラップ(1
    2)とをそれぞれ配置するとともに、上記吹出流路(1
    4)の長辺方向の両端部に上記風量分配機構(10)の
    駆動機構(29)と上記第1フラップ(12)の駆動機
    構(30)とをそれぞれ配置したことを特徴とする空気
    調和機。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 上記風量分配機構(10)が、上記吹出流路(14)を
    その短辺方向に挟んでその一対の長辺側にそれぞれ位置
    し且つ該吹出流路(14)の内部側へ向けて傾倒可能に
    取り付けられた一対の分配シャッター(11),(1
    1)を備えるとともに、該各分配シャッター(11),
    (11)は上記吹出流路(14)の開口面積の拡大動作
    時には該吹出流路(14)の長辺側にそれぞれ位置し、
    該開口面積の縮小動作時には上記吹出流路(14)の上
    流側に位置するように構成されていることを特徴とする
    空気調和機。
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