JP2003194175A - ボールねじ - Google Patents

ボールねじ

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JP2003194175A
JP2003194175A JP2001395199A JP2001395199A JP2003194175A JP 2003194175 A JP2003194175 A JP 2003194175A JP 2001395199 A JP2001395199 A JP 2001395199A JP 2001395199 A JP2001395199 A JP 2001395199A JP 2003194175 A JP2003194175 A JP 2003194175A
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ball
rolling path
screw
nut
ball rolling
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Tatsunobu Momono
達信 桃野
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト且つ低騒音のボールねじを提供す
る。 【解決手段】 ねじ溝1aを外周面に有するねじ軸1
と、ねじ軸1のねじ溝1aに対向するねじ溝2aを内周
面に有し、両ねじ溝1a,2aにより形成される螺旋状
のボール転動路5に転動自在に装填された多数のボール
3を介してねじ軸1に螺合されるナット2と、ナット2
に固定され、ボール3をボール転動路5の一端Pですく
い上げて他端に送るリターンチューブ6と、を備えるボ
ールねじにおいて、ナット2の外面の少なくとも一部を
軸方向に平行な平面10とし、平面10に開口しナット
2のねじ溝2aと連通する一対の貫通孔11,11を設
けて、この両貫通孔11,11にリターンチューブ6の
両端を平面10側から挿入するとともに、ナット2を軸
方向から見た場合に、平面10に対して垂直な直線Vと
貫通孔11とがなす角度βが0°超過90°未満となる
ように、貫通孔11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リターンチューブ
方式によりボールが無限循環されるボールねじに係り、
特に、工作機械や工業用ロボット等に好適に使用される
低騒音のボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、リターンチューブ方式のボールね
じ(図7の平面図及び図8の断面図を参照)は、円筒形
のナットの外面の一部が平らに削られていて、その平面
上に略コ字状のリターンチューブが固定されている(以
降は、該平面をリターンチューブの取付面と記す)。す
なわち、取付面に開口しナットのねじ溝と連通する一対
の貫通孔が、取付面に対して垂直に設けられており、リ
ターンチューブの両端部がこの両貫通孔に挿入されてい
る。そして、リターンチューブとボール転動路との交点
において、ボール転動路内のボールがリターンチューブ
内にすくい上げられ、すくい上げられたボールはリター
ンチューブ内を通ってボール転動路へ戻されるようにな
っている。
【0003】また、リターンチューブのうち一対の貫通
孔の外に位置し取付面上に配されている中央部分は、通
常は直線状となっており、また、ねじ軸(軸方向)に対
して平行とはなっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このとき、取付面を形
成するために削られるナットの外面の削り深さHは、取
付面上に配されているリターンチューブの中央部分の両
端間距離d(軸方向に対して直角をなす方向の距離)の
大きさによって決定される。すると、従来のボールねじ
においては、リターンチューブの中央部分が軸方向に対
して平行とはなっていないために両端間距離dが大きく
なって、削り深さHを大きく取らなければならないの
で、ナットの最小肉厚を大きくすることができない。そ
の結果、ナットの最小肉厚を大きくするためには、ボー
ルねじ全体を大きくしなければならないから、ボールね
じのコンパクト化に支障が出るという問題点を有してい
た。
【0005】また、貫通孔は取付面に対して垂直をなし
ているので、リターンチューブの前記中央部分と貫通孔
に挿入された両端部との間に形成される屈曲部は、ほぼ
直角に屈曲されている。したがって、リターンチューブ
内を移動するボールは、屈曲部において運動方向を急激
に変化させられるから、ボールがリターンチューブの内
壁と衝突して大きな騒音が発生するという問題もあっ
た。そこで、本発明は、上記のような従来のボールねじ
が有する問題点を解決し、コンパクト且つ低騒音のボー
ルねじを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明に係る請求項1のボールねじは、螺旋状のねじ溝を外
周面に有するねじ軸と、前記ねじ軸のねじ溝に対向する
ねじ溝を内周面に有し、前記両ねじ溝により形成される
螺旋状のボール転動路に転動自在に装填された多数のボ
ールを介して前記ねじ軸に螺合されるナットと、前記ナ
ットに固定され、前記ボールを前記ボール転動路の一端
ですくい上げて他端に送るボール循環チューブと、を備
えるボールねじにおいて、前記ナットの外面の少なくと
も一部を軸方向に平行な平面とし、該平面に開口し前記
ナットのねじ溝と連通する一対の貫通孔を設けて、この
両貫通孔に前記ボール循環チューブの両端を前記平面側
から挿入するとともに、前記ナットを軸方向から見た場
合に、前記平面に対して垂直な直線と前記貫通孔とがな
す角度が0°超過90°未満となるように、前記貫通孔
を設けたことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る請求項2のボールねじ
は、請求項1に記載のボールねじにおいて、前記ボール
循環チューブの両端部のうち前記ボールをすくい上げる
側の端部を、前記ナットを軸方向から見た場合の前記ボ
ール転動路の一端における前記ボール転動路の接線方向
に沿って配設したことを特徴とする。さらに、本発明に
係る請求項3のボールねじは、請求項1に記載のボール
ねじにおいて、前記ボール循環チューブの両端部のうち
前記ボールをすくい上げる側の端部を、前記ナットを軸
方向から見た場合の前記ボール転動路の一端における前
記ボール転動路の接線方向に対して、0°超過90°以
下傾けた方向に沿って配設したことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係る請求項4のボールね
じは、請求項1〜3のいずれかに記載のボールねじにお
いて、前記ボール循環チューブの両端部のうち前記ボー
ルをすくい上げる側の端部を、リード角方向に沿って配
設したことを特徴とする。さらに、本発明に係る請求項
5のボールねじは、請求項1〜4のいずれかに記載のボ
ールねじにおいて、前記ボール循環チューブのうち前記
一対の貫通孔の外に位置し前記平面上に配された部分
を、曲線状としたことを特徴とする。
【0009】さらに、本発明に係る請求項6のボールね
じは、請求項1〜5のいずれかに記載のボールねじにお
いて、前記ボール転動路の一端の近傍部分においては、
前記ボール転動路の一端に向かって予圧が徐々に小さく
なるように前記ボール転動路の径が徐々に拡大され、前
記ボール転動路の一端又はその手前の部分において予圧
が解除されていることを特徴とする。さらに、本発明に
係る請求項7のボールねじは、請求項1〜6のいずれか
に記載のボールねじにおいて、前記ボール転動路の一端
の近傍部分においては、前記ボール転動路の一端に向か
って予圧が徐々に小さくなるように前記ボール転動路の
リード角が徐々に変えられ、前記ボール転動路の一端又
はその手前の部分において予圧が解除されていることを
特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る請求項8のボールね
じは、請求項1〜7のいずれかに記載のボールねじにお
いて、前記ボールの球面の一部と摺接する凹面を有する
スペーサ、又は、前記ボールよりも小径なスペーサ用ボ
ールを、各ボールの間に介装したことを特徴とする。な
お、請求項1〜3においては、貫通孔やボール循環チュ
ーブを配設する角度及び方向を規定しているが、これら
は3次元的な角度及び方向ではなく、ナットを軸方向か
ら見た場合に見える正面図における2次元的な角度及び
方向を意味するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るボールねじの実施の
形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示
す各実施形態は本発明の一例を示したものであって、本
発明は本実施形態に限定されるものではない。 〔第一実施形態〕図1は、本発明の第一実施形態のボー
ルねじの構成を示す図であり、(a)はナットの一部を
破断して示した平面図であり、(b)は軸方向に垂直な
面で破断した断面図である。
【0012】図1のボールねじは、断面円弧状の螺旋状
のねじ溝1aを外周面に有するねじ軸1と、ねじ軸1の
ねじ溝1aに対向する断面円弧状の螺旋状のねじ溝2a
を内周面に有しねじ軸1に螺合される円筒状のナット2
と、ねじ軸1のねじ溝1aとナット2のねじ溝2aとで
形成される断面ほぼ円形の螺旋状のボール転動路5に転
動自在に装填された多数のボール3と、を備えている。
このナット2の外面の一部は平らに削られていて、この
軸方向に平行な平面上に略コ字状に屈曲したリターンチ
ューブ6が固定されている(以降は、該平面をリターン
チューブ6の取付面10と記す)。すなわち、ナット2
には、取付面10に開口しナット2のねじ溝2aと連通
する一対の貫通孔11,11が設けられていて、リター
ンチューブ6の両端部がこの両貫通孔11,11に取付
面10側から挿入されている。そして、貫通孔11,1
1の外に位置する中央部分6aが、取付面10上に配さ
れている。なお、1つのナットに2本以上のリターンチ
ューブを取り付けてもよく、その際には、2対以上の貫
通孔を設ける。
【0013】ボール転動路5内を転動するボール3は、
このリターンチューブ6を通って循環されるようになっ
ている。すなわち、ボール3はボール転動路5内を移動
しねじ軸1の回りを複数回回ってから、ボール転動路5
の一端P(リターンチューブ6とボール転動路5との交
点)においてリターンチューブ6の一方の端部(開口
部)からリターンチューブ6内にすくい上げられる。す
くい上げられたボール3は、リターンチューブ6の中を
通って、リターンチューブ6の他方の端部(開口部)か
らボール転動路5の他端に戻される。
【0014】このようなボールねじは、ボール3を介し
てねじ軸1に螺合されているナット2と、ねじ軸1と
が、多数のボール3の転動を介して相対螺旋運動するこ
とにより、ねじ軸1とナット2とが軸方向に相対移動す
るようになっている。このボールねじにおいては、貫通
孔11,11は取付面10に対して垂直とはなっておら
ず、ナット2を軸方向から見た場合に、取付面10に対
して垂直な直線Vと貫通孔11とがなす角度βが0°超
過90°未満となるように設けられている。なお、この
角度βは実際のボールねじにおける3次元的な角度を意
味するものではなく、ボールねじを軸方向から見た場合
に見える正面図(すなわち、図1の(b))における2
次元的な角度を意味している。
【0015】さらに、例をあげて説明すると、貫通孔1
1は図1の(b)の紙面に対して平行に配されていると
は限らず、紙面に対して前後方向斜めに配されている場
合もある。角度βは、そのような貫通孔11を紙面に平
行な面に平行投影した投影図において、取付面10に対
して垂直な直線Vと貫通孔11とがなす角度を意味する
ものである。このような構成であれば、取付面10に対
して垂直な直線Vと貫通孔11とがなす角度が0°では
ないので(すなわち、貫通孔11が取付面10に対して
垂直をなしていないので)、貫通孔11に挿入されたリ
ターンチューブ6の両端部と中央部分6aとの間に形成
される屈曲部6b,6bの屈曲角度を、直角よりも大き
い角度とすることができる。
【0016】したがって、リターンチューブ6内を移動
するボール3の屈曲部6b,6bにおける運動方向の変
化が小さいから、ボール3がリターンチューブ6の内壁
と衝突して生じる騒音が抑制される。また、貫通孔11
が取付面10に対して垂直をなしていないので、貫通孔
11を取付面10上の任意の位置に開口させて設けるこ
とができる。よって、取付面10上に配されているリタ
ーンチューブ6の中央部分6aをねじ軸1(軸方向)に
対して平行に配することもできるし、ねじ軸1に対して
平行ではなく角度α(0°<α<90°)を有するよう
に配することもできる。
【0017】第一実施形態のボールねじは後者の例であ
るが、このような構成とすると、リターンチューブ6の
屈曲部6bの角度変化をより小さくすることができるか
ら、ボール3が屈曲部6bの内壁と衝突して生じる騒音
が抑制される。さらに、図1のボールねじは、図1の
(a)から分かるように、リターンチューブ6の端部
が、ボール転動路5(ボール3の軌道)に沿って、すな
わち、リード角θL に合わせて配設されており、リター
ンチューブ6の端部とねじ軸1に対して直角をなす直線
Aとが角度θL をなしている。このように、リターンチ
ューブ6の端部をリード角θL 方向に合わせて配設すれ
ば、ボール3のすくい上げがスムーズとなり騒音が抑制
される。
【0018】なお、第一実施形態においては、リターン
チューブ6の両端部は、ナット2を軸方向から見た場合
のボール転動路5の一端P又は他端におけるボール転動
路5の接線方向に沿って配設されている。すなわち、図
1の(b)におけるリターンチューブ6の端部と、軸心
及び一端Pを結んだ直線と、がなす角度ψが90°とな
るようにリターンチューブ6の両端部が配設されてい
る。しかし、図2のように、リターンチューブ6の両端
部を前記接線方向に対して0°超過90°以下傾けた方
向に沿って配設してもよい。すなわち、ψ’が0°超過
90°以下となるようにリターンチューブ6の両端部を
配設してもよい。
【0019】〔第二実施形態〕図3は、本発明の第二実
施形態のボールねじの構成を示す図であり、(a)はナ
ットの一部を破断して示した平面図であり、(b)は軸
方向に垂直な面で破断した断面図である。なお、第二実
施形態のボールねじの構成及び作用は第一実施形態とほ
ぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し同様の部分の
説明は省略する。また、図3においては、図1と同一又
は相当する部分には、図1と同一の符号を付してある。
【0020】第二実施形態のボールねじは、取付面1
0上に配されているリターンチューブ6の中央部分6a
をねじ軸1に対して平行(α=0°)に配した点と、
リターンチューブ6の端部をリード角θL 方向に合わせ
ず、ねじ軸1に対して直角をなす直線Aに沿って配した
点と、が第一実施形態とは異なっている。上記のよう
な構成とすれば、取付面10上に配されているリターン
チューブ6の中央部分6aの両端間距離d(軸方向に対
して直角をなす方向の距離)がゼロであるので、ナット
2の外面に取付面10を形成するために削られるナット
2の外面の削り深さHを最小にすることができる。これ
により、ボールねじ全体をコンパクトにすることができ
るし、同じ大きさのボールねじであれば、ナットの最小
肉厚を大きくでき剛性を向上させることができる。
【0021】〔第三実施形態〕図4は、本発明の第三実
施形態のボールねじの構成を示す図であり、(a)はナ
ットの一部を破断して示した平面図であり、(b)は軸
方向に垂直な面で破断した断面図である。なお、第三実
施形態のボールねじの構成及び作用は第一実施形態とほ
ぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し同様の部分の
説明は省略する。また、図4においては、図1と同一又
は相当する部分には、図1と同一の符号を付してある。
【0022】第三実施形態のボールねじは、リターンチ
ューブ6の中央部分6aを曲線状(図4の例では略S字
状)とした点が第一実施形態とは異なっている。このよ
うに、リターンチューブ6が曲線状で屈曲部6bが滑ら
かに屈曲しており、リターンチューブ6内を移動するボ
ール3の屈曲部6b,6bにおける運動方向の変化が緩
やかであるから、ボール3が屈曲部6bの内壁と衝突し
て生じる騒音が抑制される。このような曲線状のリター
ンチューブは、リード角が大きいボールねじにおいて特
に有効である。
【0023】なお、第一〜第三実施形態のボールねじに
おいて、予圧が解除された状態でボール3がリターンチ
ューブ6にすくい上げられるようにすることは、騒音の
抑制に対して効果があるので好ましい。リターンチュー
ブ6にすくい上げられる際にそのボール3に負荷してい
る予圧が解除されていれば、リターンチューブ6の端部
に設けられたボールすくい上げのためのタング部にボー
ル3が衝突して生じる騒音が低減される効果がある。
【0024】よって、ボール転動路5の一端Pの近傍部
分においては、ボール転動路5の一端Pに向かって予圧
が徐々に小さくなり、ボール転動路5の一端P又はその
手前の部分において予圧が解除されていることが好まし
い。予圧を解除する方法は特に限定されるものではない
が、ナット2のねじ溝2aの深さを徐々に深くすること
によりボール転動路5の径を徐々に拡大する方法や、ナ
ット2のねじ溝2aのリード角を徐々に変化させる方法
等があげられる(特許第2832943号参照)。
【0025】〔第四実施形態〕図5(軸に垂直な面で破
断した断面図)に示す第四実施形態のボールねじは、第
一〜第三実施形態のボールねじにおいて、各ボール3の
間にスペーサを介装した変形例であり、その他の構成及
び作用は第一〜第三実施形態とほぼ同様であるので、異
なる部分のみ説明し同様の部分の説明は省略する。この
スペーサ30は、図5の要部拡大図である図6に示すよ
うに、両側のボール3,3の球面の一部とそれぞれ摺接
する凹面としての曲面32,32を備えている。なお、
スペーサ30の形状は、上記のものに限定されるもので
はない。
【0026】各ボール3の間にこのようなスペーサ30
が介装されると、ボール同士の競り合いが解消されるの
で、ボール3の移動がより円滑に行われる。よって、ボ
ールの循環性能やボールねじの送り精度がより優れ、ボ
ール通過振動の発生もより一層抑制される。また、リタ
ーンチューブ6内においてもボール3の移動がより円滑
に行われるので、振動や騒音の発生が抑制される。な
お、ボール3よりも小径な球体(スペーサ用ボール)を
スペーサ30の代わりに用いても、上記と同様の効果を
得ることができる。また、スペーサ30やスペーサ用ボ
ールは、摺動性の優れた材料で構成することが好まし
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のボールね
じはコンパクト且つ低騒音である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールねじの第一実施形態を示す図で
ある。
【図2】第一実施形態のボールねじの変形例を示す図で
ある。
【図3】本発明のボールねじの第二実施形態を示す図で
ある。
【図4】本発明のボールねじの第三実施形態を示す図で
ある。
【図5】本発明のボールねじの第四実施形態を示す断面
図である。
【図6】図5のボールねじの要部拡大図である。
【図7】従来のボールねじの構成を示す平面図である。
【図8】従来のボールねじの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ねじ軸 1a ねじ溝 2 ナット 2a ねじ溝 3 ボール 5 ボール転動路 6 リターンチューブ 6a リターンチューブの中央部分 6b リターンチューブの屈曲部 10 取付面 11 貫通孔 30 スペーサ P ボール転動路の一端 V 取付面に対して垂直な直線 β 取付面に対して垂直な直線と貫通孔とがなす角
度 θL リード角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸
    と、前記ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝を内周面に有
    し、前記両ねじ溝により形成される螺旋状のボール転動
    路に転動自在に装填された多数のボールを介して前記ね
    じ軸に螺合されるナットと、前記ナットに固定され、前
    記ボールを前記ボール転動路の一端ですくい上げて他端
    に送るボール循環チューブと、を備えるボールねじにお
    いて、 前記ナットの外面の少なくとも一部を軸方向に平行な平
    面とし、該平面に開口し前記ナットのねじ溝と連通する
    一対の貫通孔を設けて、この両貫通孔に前記ボール循環
    チューブの両端を前記平面側から挿入するとともに、 前記ナットを軸方向から見た場合に、前記平面に対して
    垂直な直線と前記貫通孔とがなす角度が0°超過90°
    未満となるように、前記貫通孔を設けたことを特徴とす
    るボールねじ。
  2. 【請求項2】 前記ボール循環チューブの両端部のうち
    前記ボールをすくい上げる側の端部を、前記ナットを軸
    方向から見た場合の前記ボール転動路の一端における前
    記ボール転動路の接線方向に沿って配設したことを特徴
    とする請求項1に記載のボールねじ。
  3. 【請求項3】 前記ボール循環チューブの両端部のうち
    前記ボールをすくい上げる側の端部を、前記ナットを軸
    方向から見た場合の前記ボール転動路の一端における前
    記ボール転動路の接線方向に対して、0°超過90°以
    下傾けた方向に沿って配設したことを特徴とする請求項
    1に記載のボールねじ。
  4. 【請求項4】 前記ボール循環チューブの両端部のうち
    前記ボールをすくい上げる側の端部を、リード角方向に
    沿って配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のボールねじ。
  5. 【請求項5】 前記ボール循環チューブのうち前記一対
    の貫通孔の外に位置し前記平面上に配された部分を、曲
    線状としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載のボールねじ。
  6. 【請求項6】 前記ボール転動路の一端の近傍部分にお
    いては、前記ボール転動路の一端に向かって予圧が徐々
    に小さくなるように前記ボール転動路の径が徐々に拡大
    され、前記ボール転動路の一端又はその手前の部分にお
    いて予圧が解除されていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のボールねじ。
  7. 【請求項7】 前記ボール転動路の一端の近傍部分にお
    いては、前記ボール転動路の一端に向かって予圧が徐々
    に小さくなるように前記ボール転動路のリード角が徐々
    に変えられ、前記ボール転動路の一端又はその手前の部
    分において予圧が解除されていることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載のボールねじ。
  8. 【請求項8】 前記ボールの球面の一部と摺接する凹面
    を有するスペーサ、又は、前記ボールよりも小径なスペ
    ーサ用ボールを、各ボールの間に介装したことを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載のボールねじ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7363835B2 (en) 2003-09-10 2008-04-29 Nsk Ltd. Ball screw apparatus
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