JP2003193123A - 転炉内張耐火物の補修方法 - Google Patents
転炉内張耐火物の補修方法Info
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Abstract
を厚く付着させることのできるスラグによる補修方法を
提供する。 【解決手段】出湯後の転炉にスラグを残留させ、上吹き
ランスおよび底吹き羽口から不活性ガスを吹きつけ、上
吹きランスからのガス吹きつけ量Guと底吹き羽口からの
ガス吹きつけ量Gbとの比「Gu/Gb」を20〜80(または10
〜90)として吹きつける内張耐火物の補修方法。スラグ
に媒溶剤を添加することにより耐火物へのスラグの付着
性(付着厚さおよび付着高さ)を一層高めることができ
る。
Description
溶融金属を精錬する容器の内張耐火物の損耗部を炉内に
残留させたスラグにガスを吹きつけ、内張耐火物の表面
にスラグをコーティングすることによって補修する方法
に関する。
容器は、内張耐火物の損耗部をスラグコーティングまた
はスラグスプラッシュコーティングと呼ばれる方法で補
修されることがある。これは、溶融金属を出湯した後の
容器にスラグを残留させ、その内張耐火物の表面にスラ
グを付着させ、スラグの被覆層を形成させる方法であ
る。これによると、吹錬中のスラグと内張耐火物との接
触による損耗を防止するとともに、耐火物中の成分元素
の酸化防止、熱スポーリング破壊の防止などを図ること
ができる。
方法は、実用化されているが、いまだ下記のとおり種々
研究が行われ、提案された発明が数多くある。 底吹き羽口から不活性ガスを吹き上げて残留させたス
ラグを飛散させ、炉壁に付着させる方法(特開昭57-166
111号公報、特開昭59-93816号公報、参照)。 上吹きランスから不活性ガスを吹き付けて残留させた
スラグを飛散させ、炉壁に付着させる方法(特開昭62-1
7112号公報、特開昭63-137117号公報、特開昭63-266015
号公報、特開平1-152214号公報、特開平5-331518号公
報、特開平9-31513号公報、特開平6-291305号公報、特
開2000-178631号公報、参照)。 上吹きランスまたは底吹き羽口から不活性ガスを吹き
付けて残留させたスラグを飛散させ、炉壁に付着させる
方法(特開昭61-56223号公報、特開平8-246018号公報、
参照)。 上吹きランスおよび底吹き羽口から不活性ガスを吹き
付けて残留させたスラグを飛散させ、炉壁に付着させる
方法(特開平11-335716号公報、特開2000-313912号公
報、参照)。 上記からに示した不活性ガスの吹きつけ方法とと
もに、残留させたスラグに媒溶剤を添加して耐火物への
付着性を改善する方法またはスラグに耐火物粉末を添加
して耐久性を改善する方法(特開昭63-266015号公報、
特開平1-152214号公報、特開平5-331518号公報、特開平
9-31513号公報、特開2000-178631号公報、特開昭61-562
23号公報、特開平8-246018号公報、特開2000-313912号
公報、参照)。
グコーティング法は、すでに実用化されているが、種々
提案されている発明からわかるように、まだ確立された
方法とはなっていないのが実状である。
または底吹き羽口のそれぞれから不活性ガスを吹き付け
る方法では、残留スラグの性質を改質したり、耐火物ま
たは冷媒などを添加することによって、付着性や耐久性
を高める手段を採る必要がある。
び底吹き羽口の両方から不活性ガスを吹き付ける方法の
提案がある。特開平11-335716号公報に開示された発明
は、底吹き羽口からのガスの吹き出しによってスラグを
飛散させ、上吹きランスからのガスの吹きつけは炉壁を
冷却する目的に使用する方法である。また、特開2000-3
13912号公報には、残留させるスラグの厚さを200mm以上
とし、融点が1600℃以上で粒度分布を規定した粉末を不
活性ガスに混合して上吹きランスから吹き付け、底吹き
羽口からも吹き出させる方法の発明が開示されている。
その発明には、上吹きランスおよび底吹き羽口からのガ
ス流量が開示されているが、底吹き羽口からのガスの吹
き出しは何のために行うのか不明であり、また、上吹き
ガス量と底吹きガス量との比を調整することは記載され
ていない。
き羽口の両方から不活性ガスを吹き付け、内張耐火物へ
のスラグの付着性を高め、炉壁の高い位置まで均一にし
かも厚く付着させることのできるスラグコーティング方
法を提供することにある。
火物へのスラグの付着性を種々調査した結果、炉壁の高
い位置までのスラグの付着性を高め、耐久性に優れたス
ラグ被覆層を得るためには、上吹きランスからのガスの
吹きつけ量と底吹き羽口からのガスの吹きつけ量との比
を調整することが重要であることを見いだし、本発明を
完成した。
炉内張耐火物の補修方法にある。
たは一部を転炉に残留させ、そのスラグに上吹きランス
および底吹き羽口から不活性ガスを吹きつけ、スプラッ
シュを起こさせて内張耐火物をスラグで被覆する転炉内
張耐火物の補修方法であって、上吹きランスからのガス
吹きつけ流量Gu(Nm3/min)と底吹き羽口からのガス
吹きつけ流量Gb(Nm3/min)との比「Gu/Gb」を20〜8
0とする転炉内張耐火物の補修方法。
たは一部に媒溶剤を投入した後、転炉に残留させ、その
スラグに上吹きランスおよび底吹き羽口から不活性ガス
を吹きつけ、スプラッシュを起こさせて内張耐火物をス
ラグで被覆する転炉内張耐火物の補修方法であって、上
吹きランスからのガス吹きつけ流量Gu(Nm3/min)と
底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb(Nm3/min)と
の比「Gu/Gb」を10〜90とする転炉内張耐火物の補修方
法。
き羽口からの不活性ガスの吹きつけは、上吹きランス若
しくは底吹き羽口、または上吹きランスおよび底吹き羽
口から吹きつける不活性ガスに酸素を添加するのが望ま
しい。また、ガス吹きつけの後半期の吹きつけを底吹き
羽口だけから不活性ガス若しくは酸素の単独または不活
性ガスおよび酸素の混合ガスを吹きつけるのが望まし
い。さらに、転炉に残留させるスラグには、鋼の吹錬中
に底吹き羽口から酸素を吹き込むのが望ましい。媒溶剤
とは、MgOなどを調整する軽焼ドロマイト、還元剤とし
ての炭材などである。
法の大きな特徴は、上吹きランスからのガス吹きつけ量
Gu(Nm3/min)と底吹き羽口からのガス吹きつけ量Gb
(Nm3/min)との比「Gu/Gb」を20〜80または10〜90
とすることである。
でスラグコーティングを行うと、残留させたスラグの表
面温度が低下するだけで、スラグ全体の温度が高いまま
耐火物に付着してしまうため、付着したスラグがすぐに
剥がれることがある。また、スラグ全体の温度が高けれ
ば、付着したスラグが垂れ落ちて耐火物に付着しにくい
ため、ガスを吹きつける時間が長くなり、ガスによる冷
却効果が大きくなり耐火物のスポーリング割れや精錬時
の熱源不足といった問題が発生する。
る場合も、上吹きランスからのガス吹きつけだけでは、
スラグとの混合が十分でないため、その添加効果は著し
く小さくなってしまう。
スラグコーティングを行うと、スラグの温度調整が難し
く、炉体上方までのスラグ付着が困難となる。
ティングを上吹きランスからのガス吹きつけだけ、また
は底吹き羽口からのガス吹きつけだけで行うと、健全な
スラグ被覆層が得られない。そこで、本発明の方法は、
上吹きランスおよび底吹き羽口からガスを吹きつけるこ
ととした。
して上吹きランスから吹き付けるガス流量Guが少なく、
その比「Gu/Gb」が20未満であると、上吹きガスの吹き
つけによるスラグ飛散力が不足し、また、スラグ温度が
急激に低下することによってスラグの飛散性や付着性が
低下する。また、底吹き羽口先端部に強固なマッシュル
ーム(スラグの塊)が生成する。このため、補修後実施
される鋼吹錬において底吹きガス流量の低下につなが
り、スラグ中の総鉄量(T.Fe)が増加して、吹錬コスト
が高くなるとともに、耐火物の損耗を促進する。
して上吹きランスから吹きつけるガス量が多くなり、そ
の比「Gu/Gb」が80を超えると、底吹き羽口の詰まりが
生じる。この場合も、補修後実施される鋼吹錬中の底吹
きガス流量の低下につながり、スラグ中の総鉄量(T.F
e)が増加して、吹錬コストが高くなるとともに、耐火
物の損耗を促進する。
転炉に残留させるスラグが通常のスラグ(たとえば「Mg
O:9%、T.Fe:20%」)の場合、上吹きランスからのガス
吹きつけ流量Guと底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb
との比「Gu/Gb」を20〜80とした。
には、上吹きランスからのガス吹きつけ流量Guと底吹き
羽口からのガス吹きつけ流量Gbとの比「Gu/Gb」を10〜
90とすることができる。
底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gbとの比「Gu/Gb」
を適正な範囲に保つするためには、底吹き羽口からのガ
ス吹きつけ流量を安定させなければならない。これに
は、次の二つの方法がある。
ときに発生する底吹き羽口の詰まりを防止することであ
る。これは、上吹きランス若しくは底吹き羽口または上
吹きランスおよび底吹き羽口から酸素を吹き込むことで
解消することができる。
き羽口先端部へのマッシュルーム形成を防止することで
ある。これは、鋼の吹錬中に底吹き羽口から酸素ガスを
吹込むことで解消することができる。
半において底吹き羽口だけからガスを吹き出し、スラグ
コーティングを行うのが望ましい。鋼を精錬する容器
は、鋼浴に接する部分が特に損耗するのであるが、上記
の処理によってこの損耗部分にスラグを厚く付着させる
ことができる。
を示す断面図である。
〜85質量%、C:15〜20質量%の組成の耐火物2で内張さ
れ、上吹きランス3および底吹き羽口4を有する容量が25
0トンの転炉である。転炉の炉底から炉口までの高さは1
2m、内張耐火物の最大直径は6〜7mである。
ランス3および底吹き羽口4から不活性ガス6(窒素)が
吹きつけられ、スラグがスプラッシュ7となって飛散
し、炉壁の耐火物2に付着して、スラグ被覆層が形成さ
れる。残留させるスラグとしては、通常吹錬スラグ10ト
ンを残留させて、スプラッシュを実施した。
ラグは、MgOが9質量%、総鉄量(T.Fe)が20質量%、塩
基度が3.6〜4.2であり、温度を1300〜1500℃に調整し
た。
き羽口から窒素ガスを吹きつけ、吹きつけ流量Guおよび
Gbを表1に示すように種々変化させ、スラグの付着厚さ
および付着高さを測定した。窒素ガスの圧力は、上吹き
ランスでは0.9MPa、底吹き羽口では0.5〜0.8MPaとし
た。
で内径を測定し、厚さとして求めた。スラグの付着高さ
は、スラグが均一に付着した位置を炉口からの距離で測
定し、炉底からの高さとして計算で求めた。それらの結
果を表1に併記した。
のスラグ付着厚さを18mm以上、およびスラグの付着高さ
を9m以上とした。
〜7の試験では、スラグの組成をMgO:9質量%、T.Fe:2
0質量%としたので「上吹きランスからのガス吹きつけ
流量Gu/底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb」の比
「Gu/Gb」(以下、これを単に「Gu/Gb」と記載する)
が20〜80の範囲で、炉底から高さ7mの位置でのスラグ付
着量は18mm以上、およびスラグの付着高さが9.8m以上が
得られた。
では、「Gu/Gb」が10以下であったので、炉底から高さ
7mの位置でのスラグ付着量は8mmおよび12mm、ならびに
スラグの付着高さが8.0mおよび8.4mであった。これは、
底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gbに対して上吹きラ
ンスからのガス吹きつけ流量Guが少ないため、スラグの
温度が低くなり、スラグが飛散しても炉壁に付着せず、
炉底に堆積したためである。
上であったので、炉底から高さ7mの位置でのスラグ付着
量は14mm以下、およびスラグの付着高さが9.8m以下であ
った。これは、底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gbに
対して上吹きランスからのガス吹きつけ流量Guが多いた
め、温度の高いスラグが飛散するが、固着せずに垂れ落
ちるためである。
スラグの付着高さとの関係をプロットすると、図2およ
び図3のようになる。
け流量Gu/底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb」の比
「Gu/Gb」と炉底から高さ7mの位置でのスラグ付着厚さ
との関係を示す図である。
け流量Gu/底吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb」の比
「Gu/Gb」とスラグの付着高さとの関係を示す図であ
る。
/Gb」を20〜80とすれば、炉底から高さ7mの位置でのス
ラグ付着量は18mm以上、スラグの付着高さは9m以上とな
る。
投入することでスラグの化学組成を調整し、それぞれの
ガス流量比「Gu/Gb」におけるスラグの付着量を測定し
た。
し、スラグのMgO濃度を9質量%から11質量%に変化させ
た(表2のスラグ2の組成は、MgO:11質量%、T.Fe:2
0質量%)。また、還元剤として炭材を500kg投入してス
ラグの総鉄量(T.Fe)を20質量%から17質量%に低下さ
せた(表2のスラグ3の組成は、MgO:11質量%、T.F
e:17質量%)。それらの結果を表2および図4に示
す。なお、表2のスラグ1の組成は、実施例1のスラグ
組成(MgO:9質量%、T.Fe:20質量%)と同じである。
組成の影響を示す図である。この図は、「上吹きランス
からのガス吹きつけ流量Gu/底吹き羽口からのガス吹き
つけ流量Gb」の比「Gu/Gb」と炉底から高さ7mの位置で
のスラグ付着厚さとの関係を示したものである。
〜23の試験では、スラグ2の組成をMgO:11質量%、T.F
e:20質量%、スラグ3の組成をMgO:11質量%、T.Fe:
17質量%としたので「Gu/Gb」が10〜90であっても、炉
底から高さ7mの位置でのスラグ付着量は18mm以上が得ら
れた。
「Gu/Gb」が5以下であったので、炉底から高さ7mの位
置でのスラグ付着量はスラグ2の場合10mm、スラグ3の
場合14mmであった。
以上であったので、炉底から高さ7mの位置でのスラグ付
着量はスラグ2の場合15mm以下、スラグ3の場合16mm以
下であった。
有量を9質量%(●印)から11質量%(▲印)に高める
ことにより、炉底から高さ7mにおけるスラグの付着量が
大きくなる。また、総鉄量(T.Fe)を20質量%(▲印)
から17質量%(○印)に低下させても、炉底から高さ7m
におけるスラグの付着量は大きくなる。
はスラグの総鉄量(T.Fe)を少なくすることにより、耐
火物へのスラグの付着性を高めることができる。また、
補修したスラグ層が内張耐火物に似た組成になっている
ため、内張耐火物の溶損を抑制することができる。実際
に、試験中の耐火物の溶損速度は、図5に示すように従
来の50%程度であった。
る「上吹きガス流量/底吹きガス流量」比の影響を調査
した。その結果を図6に示す。このとき使用した媒溶剤
は、軽焼ドロマイトをスラグ10トン当たり1トン添加
し、投入後からの連続スラグサンプリング(サブランス
によつて1分間隔にサンプリング)でスラグの組成が安
定した時間を混合完了時間とした。
30未満では十分な混合に時間を要するため、スラグ飛散
が先に完了してしまい、媒溶剤投入によるスラグ組成コ
ントロールの効果が小さくなってしまう。すなわち、ス
ラグ飛散高さ、付着厚、耐用時間が向上しないことにな
る。
比が120を超えると、混合よりも先にスラグの固結が始
まってしまうため、この場合も媒溶剤投入によるスラグ
組成コントロールの効果が小さくなってしまうことが確
認できた。 (実施例3)上吹きランスから窒素ガスを900Nm3/mi
n、底吹き羽口から窒素ガスを20Nm3/min(「Gu/Gb」
=45)として3分間吹きつけた後、続く3分間を底吹き羽
口だけから20Nm3/minを吹きつけ、炉の高さ方向のス
ラグ付着量を測定した。また、比較のため、それぞれの
吹きつけガス流量で6分間吹きつけた試験も行った。そ
れらの結果を図7に示す。
後半を底吹き羽口だけから行った場合(符号○)には、
炉底からの高さが1mから3mまでの範囲でスラグ付着厚さ
が大きい。
転炉に残留させたスラグに上吹きランスおよび底吹き羽
口から不活性ガスを吹きつけ、上吹きガス流量Guと底吹
きガス流量Gbとの比「Gu/Gb」を調整することによっ
て、耐火物へのスラグの付着性(付着厚さおよび付着高
さ)を高めることができる。また、スラグに媒溶剤を添
加することにより、耐火物へのスラグの付着性をさらに
高め、耐火物の寿命を延長することができる。
図である。
羽口からのガス吹きつけ量」の比と炉底から7m高さの位
置でのスラグ付着厚さとの関係を示す図である。
羽口からのガス吹きつけ量」の比とスラグ飛散高さとの
関係を示す図である。
示す図である。
羽口からのガス吹きつけ量」の比と、スラグと媒溶剤と
の混合時間との関係をプロットした図である。
付着厚さと炉底からの高さとの関係を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】溶融金属を出湯した後のスラグの全量また
は一部を転炉に残留させ、そのスラグに上吹きランスお
よび底吹き羽口から不活性ガスを吹きつけ、スプラッシ
ュを起こさせて内張耐火物をスラグで被覆する転炉内張
耐火物の補修方法であって、上吹きランスからのガス吹
きつけ流量Gu(Nm3/min)と底吹き羽口からのガス吹
きつけ流量Gb(Nm3/min)との比「Gu/Gb」を20〜80
とすることを特徴とする転炉内張耐火物の補修方法。 - 【請求項2】溶融金属を出湯した後のスラグの全量また
は一部に媒溶剤を投入した後、転炉に残留させ、そのス
ラグに上吹きランスおよび底吹き羽口から不活性ガスを
吹きつけ、スプラッシュを起こさせて内張耐火物をスラ
グで被覆する転炉内張耐火物の補修方法であって、上吹
きランスからのガス吹きつけ流量Gu(Nm3/min)と底
吹き羽口からのガス吹きつけ流量Gb(Nm3/min)との
比「Gu/Gb」を10〜90とすることを特徴とする転炉内張
耐火物の補修方法。 - 【請求項3】上記上吹きランスおよび底吹き羽口からの
不活性ガスの吹きつけは、上吹きランス若しくは底吹き
羽口、または上吹きランスおよび底吹き羽口から吹きつ
ける不活性ガスに酸素を添加することを特徴とする請求
項1または2に記載の転炉内張耐火物の補修方法。 - 【請求項4】ガス吹きつけの後半期において底吹き羽口
だけから不活性ガス若しくは酸素の単独または不活性ガ
スおよび酸素の混合ガスを吹きつけることを特徴とする
請求項1から3までのいずれかに記載の転炉内張耐火物
の補修方法。 - 【請求項5】転炉に残留させるスラグは、鋼の吹錬中に
底吹き羽口から酸素を吹き込んで得られたスラグである
ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか
に記載の転炉内張耐火物の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396301A JP2003193123A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 転炉内張耐火物の補修方法 |
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Cited By (6)
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2001
- 2001-12-27 JP JP2001396301A patent/JP2003193123A/ja active Pending
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